お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2026年5月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2021年1月以降の記事を残し、2020年12月以前の記事は削除しました。2021年1月1日以降の記事は、両方にあります。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

花・植物

2026年6月10日 (水)

野鳥は減ってきたなぁ

 朝からよく晴れて、最高Dsc08530c-2気温は、13時過ぎに30.8℃になっています。梅雨の中休みというよりも、真夏に近い感じです。しかし、北寄りの風が吹いていて、蒸し暑くはありません。今朝も、8時半から住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と2.2㎞。昨日、一昨日と、今の私にはちょっと歩きすぎた感じで、これくらい(2.5㎞くらいまで)がちょうどよさそうです。

Dsc07555c_20260610134101  拙宅マンションのプレイロットにスズメが1羽。ピョンピョンと移動するので、なかなか追い切れず。写真は、ジャンプして着地する寸前。

Dsc07664c  揖斐川の堤防に上がったら、川の上をトビが旋回していました。たくさん撮ったものの、いずれも証拠写真以下(苦笑)。やむを得ず、「記録のため」という屁理屈で載せておきます。住吉神社脇で、知人のMさんに久しぶりにお目にかかりました。学部は違うのですが、大学の先輩。散歩途中で、別の知人Hさんから紹介された方。近況を報告し、「大事にしてください」と。

Dsc07848c_20260610134101 Dsc07880c_20260610134101  Mさんと別れた直後、住吉浦休憩施設の近くで、スズメ。最近、散歩コースや、桑名七里の渡し公園あたりでは、野鳥の種類も、数も減ってきていますので、スズメも貴重な被写体。

Dsc07972c Dsc07995c_20260610134201  桑名七里の渡し公園には8時55分頃入園。今日もっともたくさんいたのは、ムクドリたち。多いときには、10羽以上の群れで賑やかにエサ探しをしていました。

Dsc08085c_20260610134201 Dsc08117c_20260610134101  公園のせせらぎや、修景池にも以前ほど鳥が来なくなりました。私がいる間に水浴びをしていたのは、スズメ1羽だけ。右の写真のムクドリ、エサになる虫でも見つけたようで、伸びをして覗き込んでいます。

 Dsc08147c_20260610134101久しぶりにカラスもやってきました。しばらく見なかったのです。ハシボソガラス。

Dsc08263c_20260610134101 Dsc08280c_20260610134101  修景池に来たのは、ドバト。来たのは、2羽。水を飲みに来ました。

Dsc08480c_20260610134101  Dsc08441c_20260610134101昨日に引き続き、キジバトも登場。今日は、1羽のみ。ハクセキレイのオスは、公園南の電線に来ました。昨日、ヒナの個体識別方法を見つけたのに、今日は、ハクセキレイのヒナはやって来ず、とても残念。ほかに見た鳥は、カワラヒワ、ツバメ。

Dsc08212c_20260610134101 Dsc08323c_20260610134101  昆虫たち。公園でツバメシジミ。大きさが9~19mmと小さいので気づかないかもしれませんが、よく見ます。シロツメクサには、モンシロチョウ。今日は、ほかにもモンシロチョウをよく見ました。

Dsc08356c_20260610134101  公園でもう1羽、ツバメシジミ。これはメス。昆虫は、ほかに、シオカラトンボのオス、コシアキトンボ(メスか、若いオス)、ナミアゲハなどを見ています。しかし、昆虫はなかなか止まってくれないことも多く、写真が撮れません(微苦笑)。

Dsc06468c_20260610141901  途中でも書きましたが、野鳥の種類、数ともに減ってきて、これからの梅雨や、夏の散歩をどう乗り切るか、課題です。九華公園でも、夏場は野鳥が減り、去年は、トンボを見ていました。桑名七里の渡し公園は、今まであまり行っていませんでしたので、1年を通じて、どのような生き物がどれくらい来るかは、まだよく分かっていません。冬までは、その様子を知る期間ということですから、モットー通りに「淡々と飽きもせず……」で、散歩して、観察を続けましょう。写真は、たぶんマツバギク(松葉菊)。昨日の撮影。

Dsc06461c_20260610141901  昼に、整形外科で理学療法士さんの治療を受けてきました。今のところ、週1回のペース。3回目にして初めて、治療後、「あぁ気持ちよかった」と感じました(理学療法士の先生には申し訳ない気がしますが)。右足の先にしびれがあるのですが、それも含め、右足全体がスッキリした感じがしたのです。写真は、アルストロメリア。昨日の散歩で撮影。

Fb6c844f 54b302a7  余談。NHKのBSで放送中の「にっぽん縦断こころ旅」で、今朝、田中美佐子さんが観光船に乗って、中嶋閘門を通る様子が見られ、私も、長良川河口堰クルーズで閘門を通過したことを思い出しました(2016年10月23日:長良川河口堰クルーズへ)。動画で見ているだけよりも、機会がおありならば、ぜひとも経験なさることをお勧めします。とてもおもしろいものです。それこそ、興奮するといっても過言ではありません。船頭平閘門舟巡りでも、船頭平閘門の中に入ったこともあります(2017年4月3日:船頭平閘門舟めぐりへ……長良川河口堰にも立ち寄り【御衣黄について付記あります】)。残念ながら、このときは閘門は通過していません。左の写真は、長良川河口堰クルーズのときのもの、右は、船頭平閘門舟巡りのときのもの。

2026年6月 9日 (火)

ハクセキレイのヒナの個体識別ができました

Dsc07491c_20260609141801  朝方まで小雨でしたが、6時頃には上がっています。日中は、薄曇りで、最高気温も24.5℃。今朝は、8時20分から散歩へ。いつものように、住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と3.0㎞。けっこう歩き回りました。

Dsc06507c_20260609141801  住吉入江あたりでは野鳥は見ません。住吉神社のところにドバトが1羽。枯れ草をくわえて、飛び立とうとしているところ。これから巣をつくって、繁殖するのかという気がします。繁殖期は、2月末から10月末といわれれます。

Dsc06651c_20260609141901  桑名七里の渡し公園には8時45分に入園。野鳥はあまりいません。公園内を歩き回って見つけたのは、ムクドリ。エサを探していますが、嘴に捕まえた虫のようなものをくわえていますから、ヒナに与えるエサ集めをしているようです。

Dsc06724c_20260609141901  Dsc06676c_20260609141901なかなか鳥に出会わなかったのですが、西側のエリアでキジバト。さらに、芝生広場でスズメ。いずれも1羽ずつ。

Dsc06876c_20260609141901  修景池にも今日は、野鳥はあまり来ませんでした。来た数少ない鳥の1羽が、ハクセキレイのオス。

Dsc07070c_20260609142201  ハクセキレイのヒナは、今日も2羽が公園にやって来ています。2羽とも、親は一緒には来ていませんし、ヒナ同士も別行動をしています。ヒナ2羽が一緒のところも、めったに見られません。

Dsc06914c_20260609142101 Dsc06937c_20260609142201  ヒナの個体識別ができないかと思っていたのですが、ヒナを追いかけて見ているうちに、どうも胸の模様が異なることが手がかりになりそうだと思いつきました。まず、こちらはヒナ1号。先日も、勝手に番号を振りましたが(2026年6月7日:九華公園の居残りキンクロハジロと、桑名七里の渡し公園のハクセキレイのヒナたち)、そのときの番号とは別物です。

Dsc07452c_20260609142101 Dsc07465c_20260609142101 こちらがヒナ2号。上左の写真と比べると、胸の模様が異なっています。個体識別を目的として、鳥を追い回すと強いストレスを与えてしまいますので、それは避けなければなりませんが、このハクセキレイきょうだいは、警戒心がまだ薄く、私がじっと立っていると、すぐ近くまでやって来ます(微笑)。双眼鏡で見ても区別できるかもしれません。

Dsc07160c_20260609142301 Dsc07176c_20260609142301  カワラヒワは、今日は初めのうちは、上空を通過するだけでしたが、30分位経ったところで、2羽が芝生広場に降りてきました。左の写真は成鳥ですが、右は若者のように見えます。

Dsc07325c_20260609142301 Dsc07355c_20260609142301  さらに20分後、再びカワラヒワ2が登場。左の写真はやはり成鳥で、右の写真は若者のような印象。上の2枚の写真と同じカワラヒワかも知れません(勝手な想像……笑)。

Dsc06976c_20260609142201 Dsc07409c_20260609142301  今日、よく見た鳥にキジバトがいます。よく見たと行っても、たぶん同じ2羽があちこちを移動していたと思います。修景池そばの松の木(右の写真)と、写真はありませんが、公園の南側のエリアにあるカシノキとを何度も往復していました。カシノキの中に巣があるのかも知れないと想像しましたが、実態は不明。という次第で野鳥の種類、数は少なかったのですが、ハクセキレイのヒナの個体識別ができたこともあり、鳥果あり(微笑)。昨日も、今日もハクセキレイのヒナのお陰で楽しめています。

Dsc06474c Dsc06482c_20260609141801  近所のお宅で、ムクゲ。アオイ科ヒビスクス属(フヨウ属)の落葉低木。これから秋にかけて次々と新しい花を咲かせます。フヨウとの区別に迷うことがあります(苦笑)。葉の形と、めしべの先端で区別できるようです。フヨウの葉は手のひら状に大きく浅く切れ込み、全体的に丸っこくて大ぶりであるのに、ムクゲの葉は小さめで、卵型〜やや3つに切れ込む程度。フヨウのめしべの先端は上向きに曲がることが多いのですが、ムクゲのそれはまっすぐ伸びる傾向があるといいます。同じお宅にアジサイ。

Dsc06500c_20260609141801  別のお宅で、アガパンサスがすでに咲いていました。ヒガンバナ科アガパンサス亜科に含まれます。初夏から8月上旬にさわやかな涼感のある花が見られるのは、ありがたいことです。明日から土曜くらいまでは、梅雨の中休みで晴れの予報。真夏日直前の暑さが予想されていますので、気を付けなくてはなりません。

2026年6月 8日 (月)

いきなりの梅雨の中休みか……ハクセキレイのヒナがケラを捕まえたものの、イソヒヨドリに横取りされる

Dsc04976c_20260608140501 Dsc05402c_20260608140501  梅雨入りが宣言された翌日なのに、もう梅雨の晴れ間です。気温もグングンと上がって、最高は27.7℃になっています。今日は、桑名七里の渡し公園が休園ですので(6月は、毎週月曜が休園)、ちょっと考えた末、蓮見町、諸戸苑、福島ポンプ場、東太一丸から住吉神社を回り、桑名七里の渡し公園に出て、公園の東側から南側を歩いて、住吉入江と3.0㎞。思ったよりたくさん歩きました。

Dsc05314c_20260608140501  福島ポンプ場のところでホオジロのオスが鳴いていました。敷地には入れませんので、外から撮影。諸戸苑などで公園を3つほど回ったのですが、スズメがいるくらいでした。

Dsc05424c_20260608140601 Dsc05465c_20260608140601  桑名七里の渡し公園に来て、東側から中を覗くと、スズメが2羽。

Dsc05757c_20260608140601 Dsc05773c_20260608140601  住吉入江にかかる住吉橋のところで、ドバトが2羽。橋の下に棲んでいるドバトではないかと思いますが、何やら見つめ合っていたあと、イチャイチャしているような行動。本当にいちゃついていたのかどうかは、不明。

Dsc05820c_20260608140601 Dsc05857c_20260608140601  桑名七里の渡し公園の南側に来ました。中を覗いてみましたが、野鳥は見えず。電線にカワラヒワが1羽。

Dsc06111c Dsc06195c_20260608140701  住吉ポンプ場のところにハクセキレイのヒナが見えましたので、探していたら、回転橋のところで何やら虫を捕まえていました。散歩&鳥見友だちのYさんもやって来て、一緒に観察。捕まっていたのは、ケラのようです。子どもの頃は、「オケラ」と呼んでいて、よく見ましたが、この頃はよほどでないと見かけません。

Dsc06326c_20260608140701  この大きさでは(ケラは、体長3㎝ほど)、ハクセキレイは飲み込めません。シジュウカラですと、足で獲物を押さえて食いちぎって食べますが、ハクセキレイがそうするところは見たことがありません。ハクセキレイのヒナは、ケラを何度も地面に叩きつけて、少しずつ食べているようでした。しかし、このあと人が通って、別の場所に移動。そのときに残念なことに、ケラを落としてしまいます。ケラを落としたところにイソヒヨドリのメスが来て、横取りされてしまうのでした。

Dsc06397c_20260608140301  Dsc06373c_20260608140301決定的シーンは見ただけで、写真には撮れず、とても残念。左の写真が、横取り犯のイソヒヨドリのメス。ハクセキレイのヒナは、イソヒヨドリを追いかけたのですが、食べ損ねてしまったという次第。これもまた残念。右の写真は、イソヒヨドリを追いかけたところ。公園は休みでしたが、おもしろいところが見られました。

Dsc06388c_20260608140301 Dsc06387c_20260608140301  こちらは、追いかける途中のハクセキレイのヒナの様子。画面の端っこに写っていましたので、トリミングしたらこんな写真。

Dsc04810c_20260608140401 Dsc04953c_20260608140501  バードウォッチングの余談。2~3日前から近所のお宅から鳥のヒナのような鳴き声が聞こえていました。今朝、散歩に行く前によく見たら、とあるお宅の2階の屋根の隅のスペースにムクドリがエサを運び込んでいました。

Dsc05106c_20260608140501  その他の写真。モンシロチョウは、諸戸苑第2公園にて。

Dsc04985c_20260608140501 Dsc05000c_20260608140501  蓮見町にあるお宅で、アジサイ。このお宅には、ビワの木があって、実がたくさんなっていました。

Dsc05067c_20260608140501  諸戸苑で道ばたに白い花。Googleレンズでは、キョウチクトウと出て来ました。白花もあるようです。

Dsc05126c_20260608140501  諸戸苑第2公園近くの駐車場では、アガパンサスがもうじき咲きそうです。

Dsc05546c_20260608143601  今晩から明日の朝は、また雨という予報ですが、明日は曇りで晴れ間もあるといいます。散歩依存症としては、梅雨に入っても散歩に行きたいと思うので、ありがたい。また、今日の散歩コースは、苦肉の策でしたが、たまには違ったところを歩いた方がよい気がしました。この花は、ヒメジョオン

2026年6月 7日 (日)

九華公園の居残りキンクロハジロと、桑名七里の渡し公園のハクセキレイのヒナたち

Dsc03499c_20260607120101  東海地方に梅雨入りが宣言されました(こちら)。平年が6月6日ですから、1日遅れ。ちなみに、去年は5月27日でした。今日は、午前中から雨が降り始めるということでしたので、7時40分から散歩に出ました。桑名七里の渡し公園の開園は9時ですので、船場町、風呂町、江戸町から九華公園へ。九華公園まで歩いたのは、3ヶ月以上ぶり。さらに、柿安コミュニティパーク、七里の渡し跡、住吉神社を経て、8時50分過ぎに桑名七里の渡し公園に着いた頃から雨が降り始め、公園は通過したのみ。歩いたのは、3.8㎞。気温は、最低19.4℃、最高21.4℃とほぼ変わらず。

Dsc03510c_20260607120101 Dsc03530c_20260607120101  拙宅マンションのプレイロットにムクドリが2羽。エサ探しをしていました。左の写真はオス、右の写真はメスか、若者。

Dsc03667c_20260607120001  Dsc03680c_20260607120001九華公園までは、徒歩で約15分。どのルートでも行ってもほぼ同じ時間がかかります。散歩&鳥見友だちのOさん、Yさんから「最近、九華公園に野鳥はいない」と聞いていたとおり、スズメ、ムクドリ、カワラヒワ、カワウくらいしかいませんでした。

Dsc03905c_20260607120501 Dsc03956c  こちらは、九華公園の吉之丸堀の橋の下にいたキンクロハジロのオス。左の翼を傷めて、たぶん長距離が飛べなくなり、居残りをしています。いわば「越夏隊」。猛暑の日本で、無事に夏を越せるか心配です。右の写真は、神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣。ヒナらしき声がよく聞こえてくるのですが、ヒナもずいぶん育っているようで、どれがヒナなのかよく分かりません。

Dsc03938c_20260607120001 Dsc03946c_20260607120001  余談ですが、九華公園といえば、この季節、花菖蒲なのですが、今年はまことに情けない状況となっています。花菖蒲園は園内に3ヶ所あり、すべて植え替えられたようですが、たぶんその時期が遅くて、花菖蒲が育っていないのです。写真は、本丸跡にある花菖蒲園にて。

Dsc04017c_20260607120001 Dsc04032c_20260607115901  柿安コミュニティパークの駐車場周りには、クチナシが植栽として植えられているのですが、ほとんど花が咲いていませんでした。ざっと見渡しても、片手で数えられるくらい。昨シーズン、剪定の時期を誤り、花芽まで切ってしまったのでしょう。右の写真は、七里の渡し跡。

Dsc04359c_20260607115901 Dsc04415c_20260607115901  桑名七里の渡し公園には8時50分過ぎに到着。しかし、初めに書きましたように、この頃から雨が降り始めてしまいました。北側の入り口から入って、せせらぎの脇、修景池の近くを通って、南西の門までほとんど通過したのみ(苦笑)。せせらぎのところでツバメが降りてきていました。左の写真のツバメは、枯れ草をくわえています。巣を補修して、また卵を産むのかなどと想像が膨らみます。

Dsc04434c_20260607115901 Dsc04494c  修景池には、ハクセキレイのヒナ1号(番号は、勝手につけただけで、個体識別できている訳ではありません)。修景池に嘴を突っ込んで、自力でエサとなる水生昆虫らしきものを捕まえていました。

Dsc04589c_20260607115901 Dsc04611c  ヒナ2号は、芝生広場のところで、母親からエサをもらっていました。

Dsc04686c_20260607115901 Dsc04664c  その後も見ていると、2号も、自分で昆虫のようなものを捕まえていました。ハクセキレイのヒナが登場してから1週間ですが、少しずつ自分たちでもエサが捉えられるようになってきています。

Dsc03623c_20260607122301  江戸町にあるうどん屋さん。毎年、アジサイを作っておられるのですが、最近は、数が減ってきています。今年は、こんな風で、勝手ながらちょっと寂しい。

 Dsc03687c_20260607120001九華公園で見つけたのは、サンゴジュの花。これは、管理事務所近くで撮影しましたが、サンゴジュは、奥平屋敷跡などにもあります。

Dsc04306c_20260607134301  冒頭にも書きましたように、梅雨入りが宣言されました。うっとうしい日々が続くかと思ったのですが、週間予報を見ると、明日、明後日は曇りときどき雨という予報ですが、その後は、晴時々曇の予報が並んでいます。この季節ですから、予報はまた変わるかもしれませんが、いきなり梅雨の中休みでしょうか? 明日は月曜で、桑名七里の渡し公園は休園。

2026年6月 5日 (金)

ハクセキレイのヒナは2羽いました

Dsc00714c_20260605143701  曇りという予報でしたが、折りたたみ傘を持っていった方がよいと朝のテレビの天気予報でいっていました。いつものように8時半頃、散歩に出ようと思ったら、空模様がアヤシい。エイヤッと出かけたら、すぐに雨が降ってきました(苦笑)。幸い、天気予報の助言を受けて折りたたみ傘を持って来ましたが、諸戸氏庭園前の桜の木の下で15分ほど雨宿りを強いられました。今日は、住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と、2.2㎞。気温は最低が18.9℃で、最高が24.9℃。

Dsc00789c_20260605143801 Dsc00844c_20260605143801  住吉浦休憩施設のところで、スズメのヒナ2羽。周りに親スズメはおらず、すでに独り立ちをしたものと思われます。濡れた堤防道路で、懸命にエサを探していました。

Dsc00978c_20260605143801 Dsc01061c_20260605144601  桑名七里の渡し公園には8時55分頃に入園。雨上がりで風もあったためか、野鳥はサッパリ(苦笑)。「こんな日に出てくるんじゃなかったか?」と思ったら、公園の南からハクセキレイらしき鳴き声。ハクセキレイのヒナと、母親が一緒にいて、エサをもらっていました。

Dsc01346c_20260605143701 Dsc01383c  ハクセキレイたちは公園の中へ。後を追います。公園の南側のエリアや、諸戸氏庭園の塀の上をハクセキレイたちが移動しています。そのうち親子は、諸戸氏庭園の中に姿を消しました。

Dsc01442c_20260605143601 Dsc01504c_20260605143601  仕方なくほかを見て回っていたら、カワラヒワが登場。天気が悪いので、こんな色。今日は鳥が少ないので、公園内をウロウロ。諸戸氏庭園に近いところにスズメのヒナ。このヒナも、独り立ちしたようで、エサを探していました。

Dsc01667c_20260605143601  動き回っているうちに、ハクセキレイのヒナが2羽同時に登場しました。2羽のヒナは私から近いところにも来たのですが、そのときには写真は撮れず。やっと撮れたのが、こちら。超証拠写真。赤丸をつけたところに、ハクセキレイのヒナがいます。また明日、チャレンジしましょう。

Dsc01784c_20260605143501 Dsc01797c_20260605143501  ハクセキレイのヒナ、昨日の記事では「独り立ちしたか?」などと書きましたが、まだでした。2羽のヒナの区別はできていませんが、たぶんどちらも親からエサをもらっています。これらの写真も、親から虫らしきものをもらったところ。右の写真は、丸呑み寸前の様子。

Dsc01796c_20260605143501  これは、ヒナがエサを飲み込んだところ。

Dsc01885c_20260605143501 Dsc01900c_20260605143501  今日は、ハクセキレイをよく見ました。これらは、諸戸氏庭園の塀の上でのエサのやりとり。写真は割愛しましたが、うまく渡せず、ヒナがエサを落としてしまうシーンもありました。

Dsc02019c_20260605143401  話があちこちするようですが、スズメ。虫を捕まえて食べようとしています。

Dsc02239c_20260605143401 Dsc02290c_20260605143401  カワラヒワの水浴び。ずぶ濡れで何となく、ヘン(笑)。

 Dsc01216c_20260605143701という次第で、今日は、ハクセキレイに振り回された気がします。ハクセキレイのヒナが2羽、一緒にいるところをぜひとも撮りたいと思います。ネムノキの花は、桑名七里の渡し公園にて。

 Dsc02331c_20260605143401帰宅した10時前くらいからは空も明るくなってきましたが、明日から月曜にかけてもスッキリしない空模様のようです。梅雨入りはまだ宣言されていませんが、日曜くらいかといわれます。

Dsc01248c_20260605143701  余談というか、ちょっと感心した話。読売新聞オンラインに「ADHDをアプリで治療、子供向けにきょう国内初の発売…ゲーム感覚で操作し症状改善」という記事が出ていました。ADHDは、注意欠如多動症。ADHDの子どもたち向けのデジタル治療用アプリ「エンデバーライド」が、医師の処方による公的医療保険の対象として提供開始されたそうです。ゲーム形式で大脳皮質(前頭前野)を刺激し、不注意などの症状改善が期待できる画期的な治療法だといいます。

2026年6月 4日 (木)

イソヒヨドリのオスと若者に、ハクセキレイのヒナも登場

Dsc00690c_20260604162701  台風一過の青空を期待したのですが、終日ほぼ曇り。気温も25.6℃に留まっています。今朝は、8時15分から散歩へ。アジサイを見てきたいところがありましたので、住吉入江から風呂町へ。そこから宮町、船場町を経て住吉神社、桑名七里の渡し公園と回ってきました。3.8㎞を歩いてきましたが、腰痛が出たり、足のしびれがひどくなったりは、幸いありませんでした。風がけっこうありましたので、野鳥はあまり期待しなかったのですが、いろいろとあります(微笑)。

Dsc08741c Dsc06579c_20260604164701  住吉神社ではスズメのヒナ。止まっているのは、有本芳水詩碑。有本芳水がこの地を訪れた時の詩で、ショウガ38(1963)年に建立されました。芳水直筆を刻んだもので、石碑は帆の形をイメージしていると言われています。『揖斐乃ながれのしがらみに/にほひあせたる花うきて/波にうたひて波に去る/かもめよ何を鳴き行くか/大正5年 揖斐川にて 有本芳水』

Dsc08794c_20260604163101 Dsc08846c_20260604163101  桑名七里の渡し公園では、ムクドリ。エサとなる虫をたくさんくわえていましたので、ヒナのエサを集めていると思われます。

Dsc08960c_20260604163101 Dsc08984c_20260604163101  修景池にドバトが水を飲みに来ています。ドバトが水浴びをしているのは見ませんが、水を飲みに来るのはよく見ます。諸戸氏庭園との境にある電線には、ハクセキレイのオス。

Dsc09049c_20260604163101  スズメもやってきます。ここまでムクドリ、ドバト、ハクセキレイ、スズメを見ましたが、風が強くて、野鳥の数はとても少なかったので、ちょっと残念に思っていました。

Dsc09276c_20260604163101  そこへ、いきなりの真打ちが登場。イソヒヨドリのオスがやって来たのです。

 かなりの枚数の写真を撮ったのですが、Dsc09405c_20260604163201 Dsc09407c_20260604165301飛び立ちシーンも撮れました。この前のところから、途中の写真もありますが、今日のところはほかにも写真がたくさんありますので、割愛。また雨が降って写真がないときにでも載せます。

 Dsc09439c_20260604163201イソヒヨドリのオスに夢中になっていたのですが、ふと見たら、修景池にカワラヒワがやって来ました。日の光もよく当たって、絶好のシャッターチャンス。

Dsc09495c_20260604163301 Dsc09483cc  水浴びシーンをかなりの枚数撮れました。最初から最後まで、きれいに撮れていたのですが、これまたかなりの枚数になりますので、今日は2枚だけ。残りは、また、雨の日の記事に回します。

Dsc09577c_20260604163301 Dsc09607c_20260604163301  せせらぎの方の岩には、カワラヒワ・ファミリーが来ていました。左の写真で、向かって左は、巣立ったヒナと思われます(右の写真)。

Dsc09615c_20260604163301 Dsc09664c_20260604163301  そうこうしているうちに、別のイソヒヨドリもやって来ました。

Dsc09689c_20260604163401 Dsc09750c_20260604163401  現地では、メスかと思ったのですが、帰宅してパソコンで写真を見ると、今年生まれの若者かもしれないと思い始めました。頭や顔などがあどけなく見えますし、色、ウロコ模様が成鳥とは違うように思われるのです。水浴びをしてきたあとのようです。右のようなシーンも撮れました。このイソヒヨドリも、たくさん写真がありますので、また後日、機会を見て載せます。

Dsc09987c_20260604163501 Dsc00005c_20260604163501  今日はカワラヒワをよく見ました。こちらもファミリーのようでした。右端にいる個体は、巣立ってきたヒナと思われます。上に載せたヒナとは違うような気がしますが、自信はありません。

Dsc00100c_20260604163501 Dsc00153c_20260604163501  修景池に戻ると、また、ドバトが水飲みに来ていました。公園の南にある電線には、キジバト。

Dsc00276c_20260604163501 Dsc00587c_20260604163501 今日はもうこれだけか、ハクセキレイのヒナは来ないのかと思っていたら、最期に、本当の真打ちが来ました。そのハクセキレイのヒナです。周りに親はおらず、単独行動をしていました。ハクセキレイのヒナが独り立ちするのは、孵化後約1ヶ月かかるといわれますが、もう1ヶ月経った個体なのでしょうか? そのあたりは不明。ハクセキレイは、2回目、3回目の繁殖を行うこともあり、その場合には、ドライに子離れするともいわれます。もう1つ、帰り際、諸戸氏庭園からシジュウカラのファミリーが公園に出て来ましたので、かなり追いかけたのですが、写真は撮れず。鳴き声からして、ヒナもいたはずです。いずれにしても、継続観察です。ということで、期待以上に鳥果がありました。

Dsc08343c_20260604162901 Dsc08365c_20260604163001  さて、アジサイその他。風呂町に回ったのは、ある美容院に毎年、アジサイがきれいにつくってあるからなのです。

 Dsc08468c_20260604163001 Dsc08517c_20260604163001ここのアジサイは、ちょうど見頃という感じでした。ここでも写真をたくさん撮って来てしまいました。白状しますと、今日撮ってきた写真の枚数は、2,300枚あまりです(苦笑)。

Dsc08539c_20260604163001 美容院の近くにこの花。調べてみたら、ランタナだそうです。私が知っているランタナとは違ったので、分からなかったのです。クマツヅラ科ランタナ属の常緑小低木で、和名では「シチヘンゲ(七変化)」とも呼ばれているそうです。

Dsc08599c_20260604163001 Dsc08648c_20260604163101  ネムノキの花。昨日も載せましたが、これは、船津屋さんの裏手の住吉入江沿いにあるネムノキ。昨日は、花が咲いていなかったのですが、今日は一気に開花したのでしょう。

260604082544963c 【追記】 研修などの講師のご依頼をいただくことがあります。大変ありがたいことだと思ってはおりますが、私自身、年齢も71歳となっておりますし、特別支援教育関係の委員なども昨年度ですべて引退させていただきましたので、ご依頼は遠慮させていただいております。ご了承いただければ幸いです。

2026年6月 3日 (水)

台風一過、午後から散歩でネムノキの花

Dsc07563c_20260603145101 0603amedas_20260603145101  台風6号は、朝7時前後に三重県に最接近していました。とはいえ、尾鷲や志摩半島の南の太平洋を通っていきましたので、わが家あたりは、雨風が強かったくらいで、被害は出ませんでした。雨は10時頃には上がり、昼くらいからは晴れてきましたが、午後は、いわゆる吹き返しの風がとても強くなっています。最高気温は29.0℃、最大風速は8.4m/sになっています。昼頃、整形外科へ行って理学療法士さんの治療を受け、散歩は、13時15分から。住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と2.1㎞。

Dsc07638c_20260603145101  近所の駐車場脇の空き地でスズメのヒナ。鳴き声が聞こえていましたので探しました。近くに親スズメはいないようでしたので、このヒナも独り立ちしたのかもしれません。

Dsc07665c_20260603145101 Dsc07712c_20260603145101  午後の暑い時間に散歩に行きましたので、公園には野鳥はいないかと思ったのですが、まずは、スズメとドバト。スズメはあちこちに散らばっていましたが、ドバトは集団で10羽近く。

Dsc07741c_20260603145101  ムクドリはあまり多くはありませんでした。さすがに今日は、ハクセキレイのヒナは出て来ていませんでした。

Dsc07944c_20260603145201  住吉入江では、ドバト。2羽いたうちの1羽。

Dsc08224c_20260603145101 Dsc08247c_20260603145101  帰宅途中、住吉入江ではカワウが1羽。水の上に浮かびながら翼を広げていますが、たぶん翼を太陽に宛てて、乾かしているのでしょう。拙宅マンションのプレイロットには、スズメ。エサを、自分では食べずに加えていましたので、ヒナのエサを集めに来たのでしょう。

Dsc07813c_20260603145201 Dsc08074c_20260603145201  桑名七里の渡し公園では、楽しみにしていたネムノキの花が咲き始めていました。去年より少し早めの開花です(2025年6月13日:春日さんの裏参道と村正の顕彰碑を見てくる……ネムノキの花も咲き始めました)。ネムノキの花は、私のこの実の花の1つです。船津屋さんの裏手の住吉入江沿いにも1本ありますが、そちらはまだ咲いていませんでした。

Dsc07994c_20260603145201 初めの方に書きましたが、今日は理学療法士さんの治療を受けてきました。主に股関節周りの筋肉をほぐしていただいてきました。先週は、ハムストリングスや、下腿三頭筋のストレッチを教えていただき、1日に2回、それを続けてきました。右足のしびれは、軽減してきています。筋肉が固くなっていると、座骨神経痛を刺激して、しびれが増悪することがあるのだそうです。何ごとも専門家に相談し、適切な治療、助言をしていただくことが肝心なようです。しばらくは週に1回、理学療法士さんの治療を受け、また、2回は機械によるリハビリを続けながら、自分ではストレッチをしていきます。

2026年6月 2日 (火)

台風来襲直前の雨読の日

Dsc07549c_20260602141701 0602amedas_20260602141701  台風6号が接近しています。14時過ぎまでのところでは、雨はさほど降っていません。三重県に台風が最も接近するのは、明日の午前という予想。予報によれば、わが家のある北部では、今夜から非常に激しい雨が降りはじめ、3日にかけて警報級の大雨となるところがある見込みです。2日夕方までに予想される24時間降水量は、多いところで60ミリ、2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は、多いところで200ミリの見込みといいます。台風に近い県南部はもっとたくさん雨が降る予報。ということで、今日は、「雨読の日」。

Dsc07556c_20260602141801  朝、まずは、このココログの今年5月の記事をLivedoorブログの方にエクスポートする作業を行いました。その後は、昨日の市民大学郷土史学科の講義の資料をスキャナで読み込んで、pdfと、Wordファイルに変換。Wordファイルにしたものの内容を確認して、読み取りエラーを修正していました。ここまではほぼ単純作業ですから、根気強くやれば終えられます。これから、講義内容を、昨日取ってきたノートを参考にして、文章化していきます。ここからがブレイン・ワーク(笑)。さて、アタマはちゃんと働くでしょうか??

260602135821120c  雨の日恒例のベランダ園芸その他ですが、台風に備えて、皆、室内に避難中。それ故、ほかのものが写り込んだりしています。サギソウは、おおむね順調。「おおむね」というのは、1鉢だけ、ちょっと生育不良の感じあるからです。

 260602135759908c 260602135810753cサギソウのうち2鉢では、早くも茎が伸びてきています。ちょっと早すぎる気がします。このまま行くと、今月中に花が咲きそうな気がします。イメージでは、7月の梅雨明けに花が咲くとなっているのですが……。

Dsc07505c_20260602141801 Dsc07499c_20260602141801  アサガオ。2鉢。左の写真が大きい方の鉢。1本はかなり成長していますが、ほかはちょっとという感じ。右の写真は、小さい鉢。結局こちらは、1本だけで、それがあっという間にこれくらい大きくなってきました。

260602140921347c  Dsc07511c_20260602141801左の写真のヒメサルスベリも、元気です。苔玉は、そろそろ水やりをしないといけません。

Dsc07543c_20260602141701  メダカの水槽の写真ですが、実は、この中に赤ちゃんメダカが数匹います。まだまだ小さくて、写真に撮るのは難しいのです。

 Dsc05917c明日は、お昼頃に整形外科で理学療法士さんの運動療法の予約が取ってあります。ストレッチの成果はややありそうな感じ。明日の予約時刻頃までには、台風6号が通り過ぎてくれるとありがたいところ。余談ですが、昨日から医療費が上がっています。昨日は、機械を使ったリハビリでしたが、「物価対応料」¥20が新しくついていたりして、これまでの月初めの料金から¥10値上げされていました。

2026年5月31日 (日)

20260531諸戸氏庭園の花菖蒲

Dsc06427c_20260531152801  午前中、散歩から帰って、家事を済ませた後に、諸戸氏庭園の花菖蒲を見てきました。薄曇りという天気で、こういう日の方が花がきれいに撮れるだろうというのが、その理由の1つ。見頃は、来週という情報もありましたが、火曜・水曜と台風が接近するという予報ですので、早めに見てきた方がよさそうだというのが、2つめの理由。ちなみに去年は6月7日に見に行っています(2025年6月7日:20250607諸戸氏庭園の花菖蒲)。

260531105818524c Dsc06153c_20260531152901  花菖蒲の全体的な咲き具合は、5~6分咲きくらいという印象でした。

260531105130310c  260531105109352cこちらは推敲亭。覚々斎原叟の作と伝わる草庵で、江戸時代からあります。覚々斎原叟(かくかくさいげんそう:延宝6(1678)~享保15(1730)年)は、表千家6代目の家元。この建物や、ここを通して見る景色が好きなのです。一度くらいは上がってみたいのですが、立ち入り禁止。

Dsc06120c_20260531152901  Dsc06031c_20260531152901庭園内を回りながら、写真を撮ってきました。菖蒲池を中心とした回遊式庭園となっています。菖蒲池は、諸戸氏庭園の中でも歴史的にもっとも古い部分です。菖蒲池を中心に、西に推敲亭、東に藤茶屋、北に蘇鉄山と稲荷祠があります。

260531110030707c 260531110106545c  花菖蒲の名前は、一部を旧知の歴史案内人Kさんに教えていただいたものの、忘却の彼方へ(苦笑)。困ったもの。

Dsc06243c_20260531152901 Dsc06268c_20260531152901  この写真のものは、確か「愛知の輝き」。伊勢系の花菖蒲。三英咲きで、花弁が長く垂れ、優雅な花です。花菖蒲と黄菖蒲の交配品種。

Dsc06232c_20260531152901 36b7182d  これは、咲いていませんが、あの「濡れ燕」のつぼみだと伺いました。今年は咲きそうだということです。濡れ燕の花は、9年前に初めて見ました(右の写真、2019年6月4日:諸戸氏庭園で花菖蒲を楽しむ……濡れ燕という珍しい品種も咲いていました、2017年6月3日:諸戸氏庭園 春の一般公開へ【花菖蒲の名前、訂正あります(6/10)】)。濡れ燕はもう一度見てみたい花菖蒲です。

260531105205552c  花菖蒲のほかにも、いくつかの花が咲いています。まずは、クチナシ。推敲亭の近くで撮りました。

Dsc05810c_20260531152801 Dsc06005c_20260531152901  アジサイ。左の写真のものは、主屋の西、出入り口あたりで咲いていました。右の写真の方は、藤茶屋の南側にあります。

Dsc05986c_20260531152901 こちらもアジサイの仲間と思ったら、GoogleGeminiによれば、ノリウツギ(糊空木)だそうです。アジサイ科アジサイ属)。よく見る、丸く咲くアジサイ(ホンアジサイ)やガクアジサイとは少し雰囲気が違います。この円錐状(ピラミッド型)にツブツブした小さな両性花が集まり、その周りにポツポツと白い装飾花を咲かせる特徴があります。一般的なアジサイよりも少し遅れて咲き始めるといいます。葉は、鋸歯。せいそなふんいきがしています。

Dsc06071c  菖蒲池には、コウホネ(河骨)。スイレン科コウホネ属に属する多年生の水草。長い花枝の先に黄色い、3~5センチの花が咲きます。これを見るのも、ここを訪れるときの楽しみなのです。例年、石橋のあたりにカワラナデシコが咲いているのですが、今年は見当たりませんでした。ちょっと残念。

260531110334988c Dsc06137c_20260531152901  という次第で、諸戸氏庭園で花菖蒲を見てきました。ちょっと早かったのかもしれませんが、まぁそれもよし。

Dsc06412c_20260531152801 Dsc06403c  諸戸氏庭園の春の特別公開は、6月14日(日)まで。大人は一人¥500。月曜は休園。花菖蒲の見頃は、6月2~5日頃の見込みという情報があります(もちろん見込みですから保証の限りではありません)。写真は、諸戸氏庭園の主屋の出入り口にかかっている提灯。カタカナで「モロト」と書いてあり、花菖蒲の絵があしらってあります。

ハクセキレイのヒナが登場!

Dsc05788c_20260531141201  朝からほぼ薄曇りですが、気温は29.4℃まで上がっています。今朝も8時半から、住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と2.2㎞を歩いてきました。いったん帰宅して、家事を済ませてから、今度は諸戸氏庭園へ花菖蒲を見に行ってきました。花菖蒲の話は、後ほど別の記事にするつもり。

Dsc04288c_20260531141001  住吉水門の内側の住吉入江にカワウ。繰り返し潜っていましたが、獲物はなかったようです。

Dsc04422c Dsc04498c_20260531141001  8時50分に桑名七里の渡し公園へ。北側の門のところで、結婚式の前撮り写真を撮っているカップルの方などがいらっしゃいました。ときおり、こういう方を見かけます。せせらぎでカワラヒワが水浴び。逃げられないよう遠くから撮った写真です。スズメのヒナもいたのですが、写真はちょっと不鮮明。

Dsc04588c_20260531141001 Dsc04552c  修景池にはキジバト。水を飲みに来ていました。

Dsc04655c_20260531141001  公園の南の空を何かが飛ぶのが見えました。肉眼ではそれが何か、よく分からなかったのですが、ミサゴでした。

Dsc04694c_20260531141001 Dsc04829c_20260531141001  公園では、今日も鳥は多くありません。公園内を回っていたら、スズメがせせらぎで水浴び。芝生広場には、ムクドリがやってきて、エサを探していました。

Dsc04944c_20260531141101 Dsc05001c_20260531142201  そうこうするうちに、修景池のところに行ったら、ハクセキレイが2羽、一緒にやって来ました。よく見たら、そのうちの1羽は、ヒナでした。一緒にいたのは、あの右の翼を傷めたメス。一昨日くらいから、修景池にエサを集めに来なくなっていましたので、ひょっとしたらヒナが巣立ったかと思っていたのですが、まさにその通り。

Dsc05321c  Dsc05176c_20260531141101しばらく見ていたら、岩の上にいたヒナのところに親ハクセキレイが虫らしいものをくわえて近寄っていきました。ヒナの方は、嘴を大きく開いて、待ち構えています。このあと、親ハクセキレイはまた、エサ探しへ。ヒナは、修景池の周りを歩いていましたが、まだ自分ではエサを捕まえようとはしません。

Dsc05341c-2  さらに、親ハクセキレイは、ヤゴらしきものを捕まえました。

Dsc05356c_20260531142701 Dsc05359c_20260531141201 そのヤゴらしきものをヒナがもらっているところです。

Dsc05072c_20260531141001 Dsc05126c_20260531141101  この間、しばらく時間がありましたので、ほかも見ていました。カワラヒワがせせらぎに水浴びに来たり、スズメが出て来た李などしていました。

Dsc05419c_20260531141201 Dsc05625c_20260531141201  ハクセキレイ親子が南の方に飛び去ったあとは、ドバトもやって来ました。今日はドバトもあまり来ていません。ハシボソガラスも来て、修景池で餌を食べたり、ほかのとことに行ったり。

Dsc05678c_20260531141201  帰宅しようと、公園の南側の門を出たところにスズメ。なぜか足を踏ん張って、青虫を弱らせようと、地面に何度もたたきつけているところ。青虫が苦手な方は、写真をクリックなさらないでください。

Dsc05718c_20260531141201 Dsc05774c_20260531141201  住吉ポンプ場のところで、またハクセキレイ親子に出会いました。ヒナが振り向いた姿、とてもかわいい。親ハクセキレイは、拙宅マンションのプレイロットにもエサ探しに来ていました。

Dsc05520c_20260531141201 Dsc05442c_20260531141201  昆虫は少なかったのですが、公園でツバメシジミ。左の写真がオスですが、翅がかなり傷んでいます。右の写真は、メス。幼虫で越年し、年に4~5回発生するそうですが、オスの方は早くから出てきたのかもしれません。

Dsc04317c_20260531141001 住吉入江で、ヤナギハナガサ(柳花笠)。クマツヅラ科マツバボタン属(旧クマツヅラ属)の多年草で、南アメリカ原産。雑草には、外来種が多いといいますか、外来種ばかりです。学名の Verbena bonariensis から「バーベナ・ボナリエンシス」や、別名の「三尺バーベナ」と呼ばれることもあるそうです。小さな薄紫〜ピンク色の筒状の花が、茎の先端にギュッと集まって(集散花序)咲いています。茎や花を包むガクの部分に細かい毛がびっしりと生えており、触ると少しザラザラした質感があります。道端や空き地、河川敷などでよく見かける非常に強健な外来種で、ちょうど今の時期(5月〜秋頃)にかけて次々と花を咲かせるといいます。

 Dsc05710c_20260531141201ということで、今日はハクセキレイのヒナが登場しました。本文中にも書きましたが、一昨日からハクセキレイがエサを集めに来なくなっていましたので、ひょっとしたらヒナが巣立ったかと思っていたのが、予想通りでした。これからしばらくは、ハクセキレイのヒナが公園にやってくるものと思います。

260531200703258c Dsc06482c_20260531202401  オマケ。ネットを見ていて気づきましたが、今日は満月で、ブルームーンで、マイクロムーンだそうです(こちら)。今月の満月は、5月2日に続いて2回目。ブルームーンにはいろいろ意味があるようですが、今月のブルームーンは月に2回、満月があること。もう1つのマイクロムーンは、満月のタイミングと、月が地球から最も遠くなる「遠地点」が重なったときに起こる現象。左の写真は、スマホで、右の写真は、20時過ぎにベランダからソニーDSCーRX10M4で撮影。f/8、SS1/125秒、ISO感度250、オートホワイトバランス、1,200mmズーム。三脚は使わず、手持ち撮影。

より以前の記事一覧

2026年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

マイブックス

  • 高橋陽介: シン・関ヶ原 (講談社現代新書)

    高橋陽介: シン・関ヶ原 (講談社現代新書)
    関ヶ原で起こった戦闘の経緯について、新しい説を提起しています。私たちが知っている関ヶ原の戦いとは、まったく違う見方で、驚きました。この本では、「徳川家康はすでに天下人であった」という大前提のもとに当時の一次資料を読み(ここがポイント)、そこから「石田三成は西軍決起の『首謀者』ではない」「小早川秀秋は開戦前に東軍であった」「東西両軍の和談は決戦前日に成立していた」など新たな見方が示されています。すべて当時の書状などの一次資料の内容に基づいています。これらがすべて歴史学界で認められた説ではないものの、新鮮で、大変おもしろい内容でした。ちなみに通説は、帝国陸軍参謀総本部が、一次資料のほか、江戸時代の『関ヶ原軍記大成』『徳川実記」などさまざまな編纂史料をもとに再構築したものと、それをもとに司馬遼太郎さんが書いた小説『関ヶ原』に基づいているといいいます。 (★★★★★)

  • 銅冶英雄: 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決 腰部脊柱管狭窄症

    銅冶英雄: 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決 腰部脊柱管狭窄症
    体操で改善を目指すことを謳い文句とした本です。脊柱管狭窄症については、これで4冊の本を読みました。それぞれに一般向けに分かりやすく書かれており、これら4冊の本で決定的な差はありません。むしろ、何冊か読むことで、脊柱管狭窄症についての理解が深まりました。多くの本で脊柱管狭窄症を改善する運動療法が紹介されています。この本では、「痛みナビ体操」が紹介されています。私自身は、近いうちにかかりつけの整形外科医院で理学療法士さんに運動療法を教えていただくことになっていますので、それを優先しますが、そういう機会のない方には、この「痛みナビ体操」を試してもよいように思います。 (★★★★)

  • 菊地 臣一 ほか: 脊柱管狭窄症 腰の名医20人が教える最高の治し方大全 ~聞きたくても聞けなかった150問に専門医が本音で回答! ~ (健康実用)

    菊地 臣一 ほか: 脊柱管狭窄症 腰の名医20人が教える最高の治し方大全 ~聞きたくても聞けなかった150問に専門医が本音で回答! ~ (健康実用)
    脊柱管狭窄症について、病気そのもの、症状、診察・診断、薬物療法、運動療法、そのほかの保存療法、セルフケア、食事、症状別対策、手術などの全貌についてのガイドブックです。タイトルにあるように、専門医が150の質問についてわかりやすく解説しています。図、写真も使われていて、よくわかります。 (★★★★★)

  • 文藝春秋: 文藝春秋 2026年6月号[雑誌]

    文藝春秋: 文藝春秋 2026年6月号[雑誌]
    特集記事の「総理の夫 初告白20時間」という、高市首相の夫である高市拓さんのインタビュー記事が載っていて、それを読んでみたいと思って、20年ぶり以上に文藝春秋を買いました。余談ですが、この6月号は、特別定価¥1,250で、ビックリ。定価がそもそも¥1,200だそうです。それはともかく、高市首相は公邸で夫のワンオペ介護をしているという話がしばらく前に話題になりましたが、実態はどうもかなり違ったようです。最近の高市拓さんは、シャワーも一人で浴びられ、トイレも大丈夫、食事も一人で準備し、食べられるそうです。週末は拓さんが簡単なご飯を作って、平日夜は官邸の食堂からお弁当を運んでいるといいます。そのほか、夫婦関係、再婚と改姓、介護問題などについて語っていますが、結局、「へぇ~、そうなんだ」と思われる内容で、私としてはちょっと期待はずれ。それに、あまりおおっぴらに書くのは憚られますが、私のセンスではちと変わったご夫婦のように思えました。 (★★★★)

  • 林 将之, 株式会社アマナ: 新版 葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑

    林 将之, 株式会社アマナ: 新版 葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑
    樹木の図鑑でわかりやすい、よいものがないか探していて見つけました。図鑑ですから、通読はしていませんが、「葉っぱの写真を手がかりに探せる」ことと、「五感を使った観察の楽しみ方を紹介」というのがポイントで、使いやすそうです。前者については、葉の形、ふち、生え方などを確認し、リアルな質感を再現した葉っぱスキャン画像と実際の葉を見比べることで、樹木の種類を検索できます。葉っぱをスキャンした画像が、実にリアルです。後者については、各樹木の解説ページでは、「見る・聴く・かぐ・触る・味わう」の五感を使った観察の楽しみ方、鳥や動物などの樹木とつながっている生き物も紹介されています。近所の公園の木の種類を調べていますが、今まで見当をつけた種類が間違いないか、これを持っていって照らし合わせてみようと思っています。 (★★★★)

  • 若山滋: 漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)

    若山滋: 漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)
    建築家である著者が、「漢字文化圏の興亡」というタイトルの本を書いたということに気持ちが動きました。サブタイトルには、「中国の限界、日本の前途」とあります。日本は古来、「漢字文化圏」の中心である中国から大きな影響を受け、漢字に「かな」を補うという独自の形でその文化を受容してきました。戦国時代から近現代には、アルファベット文化圏の西洋からの洗礼を受けますが、こちらも柔軟に受け入れます。建築と文字の関係に以前から着目してきた著者は、その受容の仕方を「和能」と呼びます。東西の力学が激変する中、日本の進むべき道はどこなのか。漢字文化圏の影響力には限界があり、中国が永続的に支配的な地位を占めることはない、しかし日本には可能性があるといいます。壮大な文明論が展開されています。今の政治家の人たちも、こういう本を読む必要があると思います。 (★★★★★)

  • 今泉忠明, 高橋秀男, 武田正倫, 小宮輝之, 岡島秀治: 自然観察 (学研の図鑑 新・ポケット版 16)

    今泉忠明, 高橋秀男, 武田正倫, 小宮輝之, 岡島秀治: 自然観察 (学研の図鑑 新・ポケット版 16)
    最近、近所の桑名七里の渡し公園でで野鳥、樹木、雑草、昆虫の観察に勤しんでいます。「自然観察」としているというと格好がつくかもしれません(笑)。自然観察入門によい本はないかとネットで探して、見つけたのがこの本です。学研出版のサイトでは「こどもの本」に分類されていおり、対象は小学生となっていますが、まぁこれくらいがちょうどよいと思います。内容は、かなり高度ですが、テーマごとにまとめられていて、分かりやすいので、しっかり勉強しようと思います。 (★★★★)

  • 松田圭太: 腰痛は医者には治せない ~2人に1人が「筋肉」「関節」が原因!理学療法士の神ワザ治療~

    松田圭太: 腰痛は医者には治せない ~2人に1人が「筋肉」「関節」が原因!理学療法士の神ワザ治療~
    1つ前に紹介した「大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全」と一緒に入手しました。この本の著者は、腰痛治療に特化した施術院を経営する理学療法士。これは、たぶん好みの問題も関わるのでしょうが、私個人としては、1つ前に紹介した本の方が、読みやすく、実際にも役立つと思いました。この本も運動療法を重視しています。ただ、その説明や、説明に至るプロセスで呈示される根拠の説明が弱い気がします。また、具体的な運動療法の仕方については、必ずしも体系的には説明されていません。著者の書いている「痛みは悪いものではなく、体を守るための相棒」「自分の体は自分で治すという気概を持つと、治りが早い」「とにかく食べて とにかく動く」「痛みに負けない根気を持つ」「やりたいことがみつかれば、体が動く」「日常で笑顔になることをたくさん見つける」など、本書のあちこちにちりばめられた著者の言葉は、大切だと思います。 (★★★★)

  • 猪瀬弘之: 大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全

    猪瀬弘之: 大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全
    2月末に脊柱管狭窄症と診断され、服薬とリハビリを続けていますが、ここで一度、きちんとした知識を得て、これら以外の治療法はないか調べた方がよいと思っていたところにこの本を見つけました。著者は脊椎脊髄外科が専門の整形外科医。タイトルのように大学病院で「背骨外来」を開いています。脊柱管狭窄症についての総合的なガイドブックであり、狭窄した脊柱管、椎間孔を広げる、各種の運動療法を体系的に紹介しています。「体系的に」というところが味噌で、症状に応じてどのような運動療法を行うと、脊柱管や、椎間孔を広げられるか、分かりやすく(写真、図示を用いて)説明されています。私は一通り熟読し、まずは脊柱管を広げる運動療法を試し始めました。まだその評価をする段階ではありませんが、もうしばらく続けてみて、また追記したいと思っています。医学用語や、背骨、神経の図など専門的な内容も出て来ますが、めげずに読むと、その運動療法をする意味が分かってきます。意味を分かった上で取り組むことが大切だと、私は思います。ちなみに、運動療法は、いわゆる筋トレではありません。正しい体の動かし方を習得することです。 (★★★★★)

  • 古荘純一: 境界知能の人たち (講談社現代新書)

    古荘純一: 境界知能の人たち (講談社現代新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家以外の人たちにはほとんど馴染みがないものでしょう。専門家であってもその支援については、見落とされてきており、支援が必要であるのに、その谷間に陥ってしまった人たちということもができます。境界知能というのは、IQ(知能指数)でいえば、70以上80未満(誤差を考慮して、85未満とする考え方もあります)の人たちとなります。ただし、知的水準だけでなく、適応行動が取れているかも、考慮する必要があります。たとえば、言語化が苦手、段取りを覚えられない、行動がワンテンポ遅い、対人関係の距離感が極端、金銭管理ができない、ダマされやすいといった特徴があると著者は指摘します(もちろん、これらは境界知能の人たちに限るということではありません。ほかの障害でも見られる可能性があります)。本書は、定義など学問的な内容から、事例、支援についての提案、さらには用語解説、境界知能の所見リストなど、多方面から境界知能の人たちの困難と、その支援について述べています。医療、心理、教育、福祉に関わる方たちには、ぜひ手に取っていただきたい本です。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 真の保守とは何か 近代日本の地下水脈 (文春新書)

    保阪 正康: 真の保守とは何か 近代日本の地下水脈 (文春新書)
    著者は昭和史研究家。約5,000人もの方に取材してきました。この本は、高市政権圧勝、参政党躍進を受けて書かれたもので、「日本人の選択をいま問う」と帯にあります。著者は、高市政権を「国家主義的右派」と位置づけており、「保守」ではないとします。著者のいう「真の保守」である10ヵ条とは、①常に歴史を読め、歴史の中の声を聞け、②師たる政治家を持て、③甘言、巧言は敵とせよ、④誤りから学べ、⑤良きブレーンを持て、⑥精錬の徳を持て、⑦討論、対話を厭うな、⑧典故、先例に通じよ、⑨読書に勝る良薬はない、⑩氷山のごとき人格たれです。これらは、著者の歴史の教訓を政治の現場に伝えなければならないという危機感から来ています。これに照らすと、今の高市政権の中枢をなす政治家は、極めてアヤシいと思われてなりません。私には、とくに、勉強していない(=本を読んで、考えていない)と思えるのです。ほかにこの本で気になったのは、鶴見俊輔さんがいったという「民主主義の後をファシズムが影絵のようについてくる」ということばです。石橋湛山、池田勇人や、後藤田正晴といった政治家たちの足跡をもう一度ふり返り、良識派の保守の姿を取り戻すことが大切と思います。また、石橋湛山が掲げた①小日本主義(帝国主義否定)、②非軍事志向(軍事で物事を解決しようとしない)、③論理的基盤(共同体的な情緒を克服し、個の意志を明確に示す)といったこともとても重要で、意味があると思います。今の時代に違和感を覚える方には是非ともお勧めします。 (★★★★★)

  • 日浦 勇: 自然観察入門: 草木虫魚とのつきあい (中公新書 389)

    日浦 勇: 自然観察入門: 草木虫魚とのつきあい (中公新書 389)
    1975年出版という古い本です。若い頃持っていたのですが、その後は所在不明。最近になって、もう一度読みたいと思って、古本で入手しました。この本に載っているレベルをきちんとおさえれば自然観察の基礎は身につくと思ったからです。著者は大阪市立自然史博物館の学芸員などを務めています。子どもたちを対象として、自然観察教室を開いたり、授業でエコロジー/生態学を教えたりするときの手引きとして書かれたものです。 春の草花を調べる、川の生物を観察する、トンボを捕まえて分類するなど、いくつかのテーマを立て、種の見分け方、水辺の危険への注意、採集法、学習のポイントなどが示されています。著者の経験に基づいて書かれていて、かなり実用的ですが、読んでおもしろいとはいいがたいところが難点。 (★★★★)

  • 伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)

    伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)
    評判の本のようでしたので、読んでみました。本の帯に「『読めたつもり』が危ない!」とありますが、それはまさにその通り。30歳代半ばから教職にありましたので、それは実感しています。とくに60歳を過ぎてから短大の非常勤講師になってから、学生たちの読解力がアヤシいと思うようになっていました。読解力そのものも低下しているとともに、集中力が続かないことも影響しているように思っていました。きちんと読めて、書き手の意図することを正しく理解できないと、議論も思索も成り立ちません。この本は、解釈学、構造主義、ナラトロジーなどさまざまな読む技法を具体例に則して紹介しています。世の中、コスパ、タイパが重視される時代ですが、敢えて深く、論理的にじっくりと読み、考えることも大切と思います。 (★★★★)

  • 滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)

    滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)
    時代小説が好きでよく読みますので、町奉行所の与力や同心がどのように仕事し、いかに暮らしていたかには、とても興味があります。この本の帯には、「時代劇でおなじみ 江戸の町を守る『八丁堀の旦那』、その本当の姿 くらし、仕事、文化活動」とありますので、割と気楽に読めるかと思ったら、学術的に書かれていました。与力・同心の仕事は、治安維持が主なものではなく、もっと幅広い仕事をしていました。さらに、深い教養を身につけ、豊かな人脈に裏打ちされた文化活動を行う人たちもいたということには驚きました。さらに、明治維新以降の新しい時代と格闘しつつ、江戸を語り継いだ彼らの実像が明らかにされています。寝転がって読むのは、ちょっと難しいかなと思います。 (★★★★)

  • 森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る

    森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る
    仏教のものの見方の基本は「あるがまま」を「あるがまま」に見ることにあるとして、仏教の人間観、仏・菩薩観、世界観、人生観、見方、生き方を体系的に説いています。著者は、仏教学者で、東洋大学名誉教授。専門はインド仏教。元浄土真宗本願寺派僧侶です。大学時代の同級生に真宗本願寺派のお寺の住職を務めていた友人がいます。私が体調を崩していたとき、「仏教の勉強をするとよい」といわれ、それがずっと記憶に残っていました。いろいろ本を読んだり、テレビ番組を見たりしましたが、どうも今ひとつピンときませんでした.そういう中でこの本を知り、ようやく入手して、やっと読み終えました。初めに書きましたように、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることは、簡単そうで難しい。 「あるがまま」を「あるがまま」に見ることが知ることだといいます。哲学も見ることだそうです。「小欲知足」が、仏教のもっとも基本的な生活態度であり、これが「戒」を導くといいますし、自己中心的な思いも減り、慈悲につながるそうです。これらが、つまらないことにこだわることもなくなり、行動の根源となる意思も、考えも、言葉も、行為も生活も正しいものとなり、偏見や固定観念、先入観が消え去って、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることができるようになると説かれていました。読みやすい本とはいえませんが、ここに書いたエッセンスを頭に置いて読むと、いくらか分かりやすい気がします。私自身、今は分かったような気がしていますが、たびたび思い出して、振り返る必要があります。 (★★★★)

  • 林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)

    林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)
    リンボウ先生こと林望さんが実践する「令和老人生活要領」を説いた本です。リンボウ先生は、ちょっと変人で、群れない、威張らない、信念は曲げないという人。初めての老い(誰でも、自分にとってはそうですが)に対して、先手先手でいろいろと考え、対策、対応を考え、実行しています。その第一は危機管理。たとえばどこに行くのにも「誤嚥防止ボード」を持って行き、外食の際でもそれを目の前に立てながら食事をするそうです。他人がどう思おうが構わないとか。見ならいたいことはたくさん書かれていますが、ごく普通の老人には「それはちょっとなぁ」と思うことも多いでしょう。「流行には迎合しない」というのが、リンボウ先生のモットーの1つでもあります。老後の趣味の心得などについても触れられていて、参考になることもあるかと思います。 (★★★★)

  • 平凡社: 街道アトラス

    平凡社: 街道アトラス
    旧街道に興味があります。ただし、あまりあちこちの街道を歩いたわけではありません。この本では、東海道と中山道は各宿場も紹介されるなど、詳しく載っていますが、その他の街道はダイジェスト。いわば、旧街道のカタログ本といったところ。現代の道と比べたり、旧街道がどのようにつながっていたかを知るにはよい本です。ただし、この本だけを頼りに旧街道を歩くことは、ほぼ不可能でしょう。 (★★★)

  • 保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

    保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)
    今年は、昭和100年であり、戦後80年でもあるということで、新聞などでも特集記事が掲載されています。太平洋戦争は、日本という国を滅亡の一歩手前まで追い込みました。昭和という時代もそれが終わってから35年以上経ちますから、これからは歴史として語られるようになっていくはずです。この本は、二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄、昭和天皇など、時代を大きく変えた8つの事象を取り上げ、当事者たちの感情や思惑排して見つめ直すことを通して、これまでの通説、定説とは異なるそれらの真相を浮かび上がらせようとしています。読後感としては、私なども、何となくそうなのかと思っていたことがひっくり返されたような感じを抱いています。目的と手段を取り違えている、事実や科学的知見から目をそらしている、希望的観測を事実と思い込む、妙な精神論に陥るなど、今も続く認知、思考は、太平洋戦争のときの軍指導者から始まっているのかも知れません。いろいろな意味で「戦後」という概念については、根本的に再検討が必要ですし、日清戦争から太平洋戦争に至る数十年の戦争の時代は、何に由来し、そこから何を学ぶか、よくよく考えてみる必要があると思いました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)

    保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)
    保阪正康さんは、一貫して近現代史を検証し続け、5,000人もの歴史の証人を取材してきています。この本は、月刊『文藝春秋』に掲載されたものから15編を選んでまとめられています。読み応えがあるのに、分かりやすい内容で、昭和史の証人として瀬島龍三、後藤田正晴などインタビューが、また、昭和の戦争7つの謎として無謀な開戦を決意した理由などが載せられています。その後、あの戦争と昭和史を語ろうということで、半藤一利さんなどとの対談が載っています。最後に、歴史をどう引き継ぐかということで、講演録があります。この講演では、江戸時代まで遡らなければ日本人は理解できない、江戸時代の260年を通じて、戦争をしなかったという事実から教訓、知恵を学ぶ必要があるなど、江戸時代に築かれた財産をもう一度取り戻すことの重要性が語られています。明治維新という、薩長の下級武士の暴力革命を経て、帝国主義国家が作られていく過程で、江戸自在の財産は放棄されたと著者はいいます。知識、技術は学び、取り入れたのに、哲学までには思いが至らなかったため、そうなっています。また、もう一つ、著者が強調するのは、天皇制の捉え方、論じ方です。天皇制は、本質的に戦争を嫌う制度だと著者はとらえています。これは、私には目から鱗の見方でした。さらに、天皇は何らかの形で京都にお住まいになって、政治の中心は東京にあってという江戸時代の知恵をもう一度取り戻すのもよいという提案は、真摯に検討する価値があると思います。 (★★★★★)

  • 芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)

    芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)
    関数電卓は持っていますし、その昔は、プログラム電卓で平均値、標準偏差などの計算をする簡単なプログラムを組んで使っていたこともあります。タイトルに惹かれて買ったのですが、ウ~ン、期待はずれでした。計算例が平方根以外にはほとんどありませんでした。関数電卓を片手に、その使い方や、どのような応用ができるかを知りたいと思ったのですが、そういう内容はあまりなくて残念でした。ただこの本を読んでよかったのは、数学の力と計算力とは別物であることが分かったこと。また、計算については、関数電卓などを駆使すればよいということでした。私自身、数学には自信がないのですが、「エェ!?、そうだったっけ?」と思う内容もありました(つまり、間違っているんじゃないの、と思える内容)。 (★)

  • 今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)

    今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)
    地名の由来については興味がありますから、この本を手に取ったのですが、読み始めたものの、すぐに「放置」していました。テーマごとに、それに関連する地名が列挙され、その由来について多少の説明(蘊蓄?)が書かれているのですが、列挙されている(例示されている)地名が煩雑で、読むのが面倒になってしまったのです。「地名マニア」の方であれば、これくらい何のそので読み進めたのでしょうが、私にはちょっと難行でした。2年くらい経って、気を取り直して、少々無理矢理に読み進めました。が、「不思議な名称には物語がある」という、帯の謳い文句には、いささか無理があるかなという気がします。物語というのであれば、個々の地名についてもうすこし物語って欲しい気がするのです。ただし、以上は、極めて個人的な感想です。 (★★)

  • piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)

    piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)
    本の帯に「あなたが毎日スルーしている鳥たちの素顔」「カラスも本当は人が怖い」とあります。ほとんど知っている内容でしたが、このように改めて、まとめてあると、いっそうよく分かりました。野鳥観察を始めたばかりの方、野鳥に興味を持ち始めた方には、最適な参考書の1つと思います。身近にいる鳥ばかりが取り上げられていますが、それだけに身近な鳥の行動や、特徴がよく分かって、野鳥がもっと好きになること請け合いです。タイトル通り、まさに「意外と知らない」です。自分では知っているつもりでも、意外と知らないことは多々ありそうです。 (★★★★★)

  • 五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)

    五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)
    高容姫という女性を知る人は多くはないかも知れませんが、本のサブタイトルにあるように、金正恩の母となった在日コリアンの女性です。北朝鮮では、日本から帰国した人間の社会的地位は低いため、その存在は公的には明らかにされていませんし、「国母」として崇拝されることもありません。これは、金正恩の弱点でもあり、コンプレックスにもなっているかも知れません。大阪の鶴橋で生まれ育った少女の数奇な運命をたどった、力作です。よくぞここまで取材したものだと思います。高容姫の人生をたどることで、北朝鮮の体制、社会、歴史にまで理解が及びます。ほとんど一気読みをしてしまいました。ちなみに、現在も大阪には、金正恩の伯父を始め、親戚が50名以上も暮らしているといいます。このことは、日朝関係の改善や、拉致問題の解決の手がかりになるのではないかという気がします。 (★★★★★)

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)