お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年3月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年3月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

花・植物

2024年4月17日 (水)

黄砂の中、授業はたぶん無事終了……志登茂川に寄り道も

240417134807690c 240417134938658c  予報通り、夏日になりました。桑名では最高気温が26.6℃。暑いくらいです。授業中は、上着を脱いだくらい。授業を終えて校舎の外に出たら、なんだか霞んでいます。写真は、帰宅してから撮ったものですが、今日は黄砂がひどいということでしたから、そのためなのでしょう。明日はもっとひどくなるようです。

240417093129317c 240417101926296c  さて、朝はいつも通り、8時40分の電車で出勤。10時半から12時まで講義をしてきました。先週はオリエンテーションでしたから、今日からいよいよ本格的な内容に入ります。授業では、スライドに示した内容について、かなり突っ込んでその意味や、関連性、根拠などを説明したつもりです。学生諸君も熱心に聴いてくれいた印象。現役の頃は、居眠り、私語、ケータイを触るなどよくありましたが、それはもう10数年前の話。最近の学生諸君は、授業中は真面目です。

Dscn6204c  ここからは趣味の話。非常勤講師控え室の前に以前コシアカツバメがつくった巣があります。もう何年か前の話で、その後は、スズメが乗っ取っています。今日、私が出勤したときには確認できなかったのですが、助手の先生からの情報では、スズメが出入りしているそうです。スズメがここで営巣するか、楽しみです。野鳥といえば、今日もグラウンドでは、スズメ、ツグミ、カワラヒワが見られました。春には、ヒバリがいることもあります。バードウォッチングができる学校なのです(微笑)。

Dscn6205c Dscn6211c  帰りには、今日は志登茂川に寄り道。おぼろタオルの工場のところから堤防に出られます。潮汐表は見ていかなかったのですが、干潮が8時49分、満潮は13時4分でした(四日市港潮汐表による)。左の写真は上流方向、右が下流方向。

Dscn6207c  冬のように水鳥がたくさんいるわけではありません。しかし、上流の方には、ダイサギやコサギらしき姿と、カモと思われる鳥も見えていました。カメラは、いつものコンデジ(Nikon coolpix S7000)。光学ズームは、20倍ですので、この写真が精一杯。

Dscn6209c Dscn6215c  正面からやや下流あたりには、カモ。左の写真は、スズガモ。肉眼ではキンクロハジロかと思いました。そのキンクロハジロもいました(右の写真)。

Dscn6213c Dscn6218c  ほかにはコガモと、堤防にカワウ。4月中旬であれば、まあこれくらいで上出来でしょう。これからはあまり期待できませんが、たまには見てこようと思っています。

240417132936044c 240417132950936c  江戸橋駅発12時42分の名古屋行き急行で帰宅。桑名駅東口では、工事が行われています。もともとは、再開発が行われるはずですが、それが遅れているため、南側のゾーンに飲食横丁を仮設するのだそうです(こちら)。冬にはイルミネーションが行われていたところです。北側ゾーンは、にぎわい横丁になるといいます。こちらはオープンスペースで、キッチンカーやイベントスペース等を設けられるそうです。ちょっと楽しみです。

240417134039914c  帰宅して受講者と出欠チェックを終えました。去年の秋にも同じようなことを書いていますが、最近の学生たちの出欠行動には、よく分からないところがあります。1回目は欠席して2回目から来るというパターンはよくあります。ほかの授業に出てみたものの、やはり私の授業をとろうと思ったのでしょう。逆のパターンも当然ありえます。Google classroomには登録しているのに、先週も今日も欠席という学生も中にはいます。これはよく分かりません。先週and/or今週出席している学生と、Google classroomには登録しているのに欠席続きという学生を合計しますと、40名近くになります。今日までが履修登録期間ですから、来週になりますと、ほぼ正しい実態が把握できるでしょう。正式な履修登録名簿は、ゴールデンウィーク明けに届きます。DX化を進めて、もっと早く欲しいところですが……。写真は、帰宅途中に見つけたモッコウバラ。

2024年4月16日 (火)

見事に降られました(笑)

Dsc06112c  雨雲レーダーを眺めて、これなら散歩の間には降らないだろうと高をくくって出かけたのですが、こういう場合によくあることで、見事に降られました(笑)。笑うしかありません。7時半に出て、住吉神社から九華公園に到着。散歩友達のYさんと出会い、奥平屋敷跡で話をしながら鳥見をしていたら、かなり降ってきました。スマホで雨雲を見ますと、2時間ほどは雨が続くという予想。やむを得ず、そのまま撤収。歩いたのは、3.4㎞。ちょうど1時間の外出。 10時頃には雨が上がるどころか、晴れ間も出て来たのですが、風も吹いてきましたので、もう1回散歩に行くのは断念。

Dsc05760c_20240416111701  拙宅マンションの庭でもツツジが咲いて来ました。この紫の花ばかりです。

Dsc05766c_20240416111701 Dsc05812c_20240416111701  桑名七里の渡し公園には今日もツグミ。1羽だけ。ハクセキレイも2羽います。ほかにはドバト。この南に住吉ポンプ場があります。そこに以前コシアカツバメが営巣していました(たとえば、2022年7月15日:田町の商店にあるツバメの巣で雛が誕生……住吉ポンプ場にあるコシアカツバメの巣にもヒナがいるようです)。コシアカツバメが巣立った後は、スズメが出入りしているのを見ています(2023年4月20日:ツバメが巣の手直しを始めました)。写真は撮れませんでしたが、今日もスズメが出入りしているのを確認。

Dsc05887c_20240416111701 Dsc05896c  揖斐川には、カルガモ1羽と、コガモ8羽。ほかに川口水門近くにもカモらしき姿が2~3羽見えました。揖斐川では久しぶりにカモを見ましたが、もうそろそろ本当に皆帰って行ってしまうでしょう。

Dsc05929c_20240416111701  船津屋さんの裏手では、ヤマブキが咲いています。

Dsc05990c_20240416111701  九華公園は静かでした。スズメがもっともたくさんいます。ヒヨドリ、ムクドリはほとんど見なくなりました。奥平屋敷跡では、ハクセキレイのほか、シメ、ハシボソガラス、ムクドリくらいしか来ません。ハシボソガラスは、巣材にすると思われる木の枝などを運んでくるのですが、先日、カラスが巣作りをしているかと話題にしたところよりも、さらに木の上の方に入って行きます。どこで、どういう作業をしているかは、不明。枝や葉っぱで見えないのです。

Dsc06014c Dsc06029c_20240416111701  奥平屋敷跡のステージの裏手には、今日もカワウが1羽。近づいても逃げません。元気がないのかも知れません。

Dsc06064c Dsc05980c_20240416111701  カモは、キンクロハジロが5羽。さらに今日は、カルガモも2羽来ていました。というところで、雨が本格的に落ちてきました。冒頭にも書きましたように、スマホで雨雲を見ると、かなり大きな雲が南西の方から来ていますので、撤収を決定。

Dsc06083c  帰る途中、七里の渡し跡でオオバンが2羽。

240416102710889c 240416102713532c  オマケは、サギソウの話。3月23日に株分け、植え替えをしました(2024年3月23日:サギソウは縮小再生産(苦笑))。1ヶ月弱経った状況が、これら。まあ順調のように見えます。

Dsc06105c_20240416111701  ところで明日は、江戸橋での非常勤の授業の2回目。Google classroomに登録しておくようにと学生たちに伝えたのですが、今のところ1/3あまりしか登録していません。「いつでもできる」とか「あとでやろう」と思う学生が多いような気がします。しかし、こう思うと、結局、ほかのことに紛れて忘れてしまうことが多いのは、自らの経験でもよく分かります。明日、また、登録を促さないと(微苦笑)。明日の朝には、雨は上がるという予報ですから、ちょっと安心。

2024年4月15日 (月)

商店の巣でツバメが修復作業を始めました

Dsc04227c_20240415150701  薄曇りですが、最高気温は22.7℃。例によって例のごとく、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、南魚町、田町、三崎通と6.7㎞。鳥があまりいませんので、あちこち、あれこれ見て回ってきたのです。

Dsc04277c_20240415150701  桑名七里の渡し公園ではツグミ。2羽いました。冬の盛りにはあまり見なかったのですが、4月の半ばになってここでよくツグミを見ます。

Dsc04369c  住吉入江から三の丸水門にかけて、今日も水鳥は、オオバンのみ。住吉水門の外側で懸命に藻を食べていました。

Dsc04383c_20240415150601 Dsc04443c_20240415150601  船津屋さんの裏手でもツツジが咲き始めました。右の写真は、柿安コミュニティパークにある藤棚の藤。ここはピンク色の花が咲きます。

Dsc04912c_20240415150601  九華公園は、昨日でさくらまつりも終わり、露店はすべて撤収され、今日はライトアップも撤収作業中でした。散歩する人はいるものの、いつもの顔見知りのメンバー。花見客はほぼゼロ。

Dsc04622c_20240415150601 Dsc04740c  奥平屋敷跡では、まずは、コゲラ。最近、どうも3羽が一緒に行動しています。つがい+α?? よく分かりません。公園内某所にある巣穴工事現場は、放棄したようです。奥平屋敷跡には、メジロがたくさん。8羽くらいは来ていて、賑やかなこと。

Dsc04814c_20240415150601  もういなくなったかと思っていたのですが、シメも1羽。メスのように見えます。ほかには、カワラヒワ、スズメ、ドバト、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリ。ただし、カラスは静かで、ヒヨドリはほとんどいません。

Dsc04772c  カラスが松の木に巣をつくっているかも知れないと書きましたが、変化がありません。今日は、左の写真のようなシーンが見られました。短い木の枝と苔らしきものをくわえています。2~3回、こういうシーンが見られました。巣に使うのでしょうか?? 分からないことがたくさんあります(微苦笑)。

Dsc05024c_20240415150601  鎮国守国神社の境内でも、もういなくなったかと思った鳥に遭遇しました。それは、シロハラ。稲荷社の近くでエサを探していましたが、幸い、全く気づかれませんでしたので、かなり近くから見られました。

Dsc04877c_20240415150601  カモは、お堀めぐりが終わり、船も撤去されたためか、キンクロハジロが復活。合計8羽。まだしばらくはいてくれると思います。ハシビロガモのオスは、今日も見当たりません。

Dsc05156c_20240415150601 Dsc05246c  本丸跡の藤棚は、かなりよく咲いてきました。しかし、奥平屋敷跡周辺に2ヶ所ある藤棚では、花が咲かないのに葉っぱが出て来ています。ヘンな時期に剪定したためと思われます。ツツジは、外周遊歩道の日当たりの良いところを中心にさらに開花が進んできています。これに対して、奥平屋敷跡、二の丸跡、朝日丸跡では、日当たりが良くてもまだ咲いてきません。何が違うのでしょう?? 今日は、分からないことを列挙している気がします。

Dsc05318c  貝塚公園では、ツグミ2羽。ヒヨドリもいないくらい、鳥は少なく残念。

Dsc05487c_20240415150501 Dsc05568c_20240415150501  今日もツバメの巣を見て回りましたが、田町の商店の巣で、親ツバメが来て、巣を修復していました。ツバメは、このあたりには毎年3月中旬から来始め、4月中旬になると巣に来て、修復を始めます。

Dsc05346c_20240415150501  ところで、吉津屋町その他では、藤を見てきました。左の写真は、吉津屋堀の南の端にある藤棚の1つ。白い藤が咲きます。ただ、ほかの公園でも同様なのですが、剪定はされるものの、肥料がやられていないようで、花がだんだんと貧弱になってきています。もったいない。

Dsc05660c_20240415150501 Dsc05669c_20240415150501  宝殿町にある地蔵寺の藤棚。藤棚になっているのですが、たぶんほとんど放置されていて、自然の状態のように見えます。それが何となく気に入っています。

Dsc05332c  自然の状態といえば、内堀南公園にも藤棚の近くに、たぶん種が飛んで勝手に生えてきた藤の木があります。これも気に入っています。

2024年4月14日 (日)

小貝須でケリ2羽

Dsc04225c_20240414144701  よく晴れて、気温も23.3℃。散歩日和です。河口堰などへ行こうかとも思ったのですが、サギは少ないでしょうし、ブロ友のひらいさん情報では、コアジサシもまだのようでしたので、いつも通り、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園と回った後、小貝須へ。再び貝塚公園に戻って小休止をとり、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と、今日は何と8.1㎞も歩きました。ちょっと過大評価かも知れませんが、これはGoogle Fitのデータ。

Dsc03405c_20240414144701 Dsc03388c_20240414144701  桑名七里の渡し公園にツグミとハクセキレイが1羽ずつ。冬鳥はほとんどいなくなりましたが、ツグミだけはまだあちこちにいます。このあたりですと、今月下旬くらいまではいます。

Dsc03446c_20240414144701  その桑名七里の渡し公園の南側には、ドウダンツツジがたくさん植えられています。これも「並木」といっていいのでしょうか。成長が遅い木のようで、公園開園(平成27(2015)年)から9年弱ですが、私の膝を超えるくらいの高さです。

Dsc03430c Dsc03483c  公園の南にある住吉入江にもハクセキレイ。オオバンも2羽がいました。今日見た水鳥は、このオオバン2羽のみ。揖斐川にも、七里の渡し跡にも、柿安コミュニティパークの堀にも何もいません。

Dsc03588c_20240414144701  三の丸水門でもハクセキレイ。水門の近くで揚げヒバリを確認。いったん地上に降りてきたのですが、雑草に紛れてしまい、見つけられませんでした。

Dsc03913c_20240414144701 Dsc03629c_20240414144701  九華公園のさくらまつりは今日まで。すでに堀めぐりは終了。露店もこれまでに撤収したところも多数。残っている店のほとんども片づけ作業中でした。今年の桜は、早く咲くという予想でしたが、実際には寒の戻りが何度かあって、かなり遅れました。その上、雨もあって、個人的にはあまりパッとしなかったという印象です。写真もなかなかこれはというものは撮れませんでした。水鏡や、花筏はとくに不発という感じ。「遠山のカメさん」は、今日も何枚か撮りましたが、今日のベストは右の写真。これはそれなりに気に入っています。

Dsc03698c Dsc03725c_20240414144701  さて、九華公園でも野鳥はあまりいません。今日もここにあるステージの裏手にカワウ。ゆっくり近づくと、すぐそばまで行けます。 ほかにはコゲラ2羽、ハシボソガラス、メジロ、スズメ、ヒヨドリ。上空をツバメも飛んでいきます。

Dsc03664c_20240414144701 Dsc03793c  こちらは、公園内某所のコゲラの営巣現場なのですが、最近、コゲラが来ているのは見なくなりました。木の下にも木くずが落ちているということもありません。ここで営巣するのは諦めたのかも知れません。カワラヒワは本丸跡で。カモは、今日も全く見かけませんでした。あの居残りかと思ったハシビロガモのオスもいません。

Dsc03867c Dsc03777c_20240414144701  九華公園では、とくに外周遊歩道の南側の日当たりの良いところでツツジがかなり咲いてきています。ツツジが咲き始めるのも、だんだんと早くなっている気がします。5月1日からつつじまつりですが、その頃には花はほとんど終わっているでしょう。ここには、約550本のつつじ(ヒラドツツジ、オオムラサキツツジ)があります。右の写真は本丸跡にある藤棚。他に2ヶ所の藤棚がありますが、そちらはまだ。というか、記憶では寒い時期に剪定していましたので、花芽も切られてしまい、咲かないのではないかという気もします。

Dsc03921c_20240414144701  貝塚公園ではツグミ1羽。静かでヒヨドリもいませんでした。

Dsc04004c Dsc04046c  貝塚公園から小貝須まで足を延ばして、ケリ探し。城東小学校や城東保育所の南あたりへ。貝塚公園からは片道900mほど。ケリは、2羽いました。水田の中央におり、あぜ道を行けばもう少し近づけましたが、勝手に入るのもはばかられましたので、公道から撮影。

Dsc03974c_20240414144701  飛ぶシーンも撮れました。たぶん単純な移動。警告や威嚇をしてくる様子はありませんでしたから、営巣はしていないと思われます。営巣してくれるのを期待はしているのですが、どうなるでしょう。それと2年前にはこの水田でムナグロを見ています(2022年4月7日:小貝須方面でケリとムナグロ……桜は散り始めで花筏と「遠山のカメさん」)。それも期待しているのです。

Dsc04192c_20240414144701  京町、田町、三崎通では、去年ツバメが来ていた巣を一通り見てきましたが、まだ巣に来ている様子はありませんでした。左の写真は、桑名市博物館にあるもの。

Dsc03840c_20240414151501  今週は水曜日に、江戸橋での非常勤の授業の2回目。毎週水曜に仕事に行くという生活リズムに早く慣れなくてはといいますか、戻さなくてはなりません。

 

2024年4月13日 (土)

今日も町屋川でキジ探し

Dsc02406c_20240413151401 Dsc02449c_20240413151401  よく晴れて、今日も20℃を超えました。今のところ、21.9℃が最高気温。当初の予定では、ウォーキングに出かけるつもりでしたが、事情ができて延期。その代わりに今日は、町屋川へ。3月31日に続いて(2024年3月31日:声はすれども姿はなかなか見えず……町屋川でキジ探し)、キジを見て来ようという算段。往きは、前回同様に、桑名駅前を8時5分に発車する三交バス日の出橋行きに乗車し、城南口まで(¥220)。8時14分着。国道1号線の町屋橋のところから、町屋川左岸を町屋川緑地公園まで。

Dsc02435c_20240413151401 Dsc02531c_20240413151401  町屋橋のところから堤防道路に入った途端にホオジロ。オスとメスがいたのですが、写真が撮れたのは、メスだけ。川の上空をアオサギが上流方向に向かって飛んでいきました。

Dsc02565c_20240413151401 Dsc02655c_20240413151401  しばらく行くと、河川敷で小さい鳥が動いていました。アオジのメスのようです。オスも近くにいましたが、オスの写真はこれまた撮れずじまい。さらに、枯れ草に何か、ゴミでも付いているかと思ったら、モズでした。

Dsc02611c Dsc02638c_20240413151401  町屋川の上空をやはり上流方向へ、ダイサギが2羽、少し間をおいて飛んでいきます。ダイサギは、このあとも何羽かが飛んでいるのを見ました。このあたりでも町屋川の中州でキジが鳴いているのが見えましたが、かなり遠い。左岸の河川敷から中州に飛ぶキジのオスもいましたが、うまく撮れず。

Dsc02690c_20240413151401  これは、町屋川緑地公園の西にあるソメイヨシノ。3本の木がかたまって植わっています。けっこう見事な木ですので、お気に入り。もう少し早い時期に来れば、満開で見応えがあったでしょう。

Dsc02835c  町屋川緑地公園の近くからは、キジの鳴き声があちこちから聞こえてきます。たまにごく目の前からも聞こえるのですが、前回同様に、「声はすれども姿は見えず」状態。

Dsc02877c_20240413151401 Dsc02916c  鳴き声がする度にあちこちウロウロ(苦笑)。30分位さまよった挙げ句に、ようやく撮れたのが、これら。枯れ草かぶりの写真です。左の写真は、オス。右の写真は、以前にも見た「おばあちゃんのキジ」であろうと思います。メスのキジなのですが、頭部にはオスのような特徴が現れています。これは高齢のメスに見られるといいます(2022年4月3日 :町屋川でキジ再び……今日のおやつは「千なり」)。

Dsc03021c_20240413151401  さらに、ここに着いて1時間15分ほどして、公園の西の端の方にキジの姿が見えました。堤防道路ですから車も通りますし、転んだら河川敷に転げ落ちますから、走らず、早足で接近。これならまあまあ(苦笑)。

Dsc03056c Dsc03067c  母衣打ち(ほろうち)が見たかったのですが、それも見られました。2回ほど。ただし、こちら向きにではなく、やや後ろ向き。母衣打ちとは、キジのオスが翼を激しく羽ばたかせながら、「ケーンケーン」という大きな声で鳴く行動です。繁殖期の縄張り宣言の意味があると考えられています。この羽ばたきがすごい勢いで、かなりの音を響かせ、離れて見ていても迫力満点。

Dsc03080c_20240413151301  もうしばらくキジ探しを続けたかったのですが、買い物に行きたいところがあり、家内にクルマで迎えに来てもらいました。そろそろ河口堰にコアジサシが来ていないかとか、ケリやコチドリの繁殖も気になります。サギ山も行かないといけません。やりたいことは多々ありますねぇ(笑)。まったくの余談ですが、乗車したバスの運転士さんは、3月8日に見習いで乗っておられ(2024年3月8日:町屋川プチ遠征は、モズ・デー)、前回は独り立ちされていた、同じ若い女性の方でした。トラック、バス、タクシーの運転手さん不足が問題となっています。電車の運転士さんにも女性が増えてきていますが、私自身は、女性や若い方がもっともっと活躍なさるとよいと思っています。

Dsc02355c  忘れていましたので、追加。朝、駅前のバスターミナルに向かう途中、三菱UFJ銀行の支店の屋上にイソヒヨドリのオスがいました。前にも書きましたが、以前は、海岸や岩場にいた鳥なのですが、最近は都会にも進出中。ビルが岩場の代わりになるようです。この銀行支店の周囲から寺町、吉津屋町、三之丸水門、七里の渡し跡などのほか、わが家あたりでも見ます。ごくたまに拙宅マンションのベランダに来ることもあります。

2024年4月12日 (金)

八重桜とツツジが開花……今年もあの「遠山のカメさん」(笑)

Dsc02349c_20240412150301  よく晴れて、今日は22.2℃になりました。上着はいりません。朝7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、吉津屋町、新築公園、常盤町、寺町と5.5㎞。

Dsc01400c_20240412150401  七里の渡し公園でツグミ、カワラヒワ、スズメ、住吉入江でハクセキレイがいましたが、水鳥はいません。七里の渡し跡に来て、カルガモが3羽と、オオバンが1羽。どちらも渡り鳥ではありません。

Dsc01394c_20240412150401  蟠龍櫓と桜。桜は散り始めていますが、ここはお気に入りの景色。青空のもとで撮っておきたいシーンなのです。三之丸公園にもスズメ、ドバトくらいしかいませんし、柿安コミュニティパークにもスズメのみ。

Dsc01455c_20240412150401  九華公園でも相変わらず鳥はあまりいません。管理事務所近くでシジュウカラ(左の写真)とカワラヒワ。

Dsc01658c  Dsc01546c 奥平屋敷跡では、コゲラ。コゲラは見るのですが、公園内某所で見つけた巣穴掘りの現場にいるのは、最近見ていません(右の写真)。

Dsc01748c_20240412150401 Dsc01722c_20240412150401  奥平屋敷跡では去年、ハシボソガラスが営巣していました。今年も、枝を運んでいるような様子もあったのですが、はっきりしていませんでした。しかし、今日になって、去年と同じ松の木の高いところに巣を作り始めているのではないかと思われるところを見つけました。カラスが、木の枝を折っているところにも遭遇しています。

Dsc01510c_20240412151301 Dsc01775c_20240412150401  奥平屋敷跡でほかに見たのは、カワウとツグミ。カワラヒワや、ドバト、ヒヨドリも来ています。カワウは、ここにあるステージの裏手に上陸していました。近づいても逃げようというそぶりは見られず。いったい何をしていたのでしょう?

Dsc01838c_20240412150301  Dsc01906c_20240412150401 吉之丸堀の上を通っている電線でツバメが一休み。野球場には、ツグミが3羽。カモは、散歩友達のYさんは、キンクロハジロ3羽をご覧になったそうですが、私は確認できず。あのハシビロガモも姿が見えませんので、とうとうカモはゼロ。

Dsc02093c  今日、九華公園では狙っていた被写体がありました。その1つは、あの「遠山のカメさん」(2018年4月1日:この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!(笑)、2023年4月1日:水鏡、花筏、「遠山のカメさん」に春日さんの金龍桜)。甲羅干しをしているミドリガメの甲羅に散った桜の花びらが乗っているのです。これをあの遠山の金さんが「この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!」と啖呵を切っているシーンに見立てたのです。

Dsc02000c_20240412150401  もう1つは、水鏡と花筏。こちらはイマイチでした。

Dsc02130c_20240412150301 Dsc01617c_20240412150401  九華公園内では、八重桜が咲いてきています。奥平屋敷跡に1本だけあります。以前は、二の丸跡にも八重桜はありましたが、なくなってしまっています。

Dsc01968c Dsc01989c  公園の外周遊歩道の南側の日当たりの良いところでは、ツツジも咲き始めました。去年は4月3日に開花しています(2023年4月3日:桜がまだ咲いているのに、ツツジが咲き始めました……内科でマイナ保険証デビュー)。

Dsc01634c_20240412152201  九華公園でも、ハナミズキが咲いていました。

Dsc02171c_20240412150301  内堀公園では、カワラヒワ。昨日まではツグミを見ましたが、今日はカワラヒワのほかは、スズメとムクドリだけ。

Dsc02329c  ところで昨日の記事を書いた時点では寝かせていました授業の「Q&A」は、その後チェックし、修正を完了。昨日のうちに助手の先生にメールで送って、印刷などをお願いしました。

Dsc01430c_20240412153201  余談。九華公園のさくらまつりにあわせて運行されていた「桑名城お堀めぐり」 は、今日までという掲示が出ていました。露店は、ごく一部が終了していましたが、大部分は今日も営業の準備をしていました。日曜までは営業するのでしょう。散歩&バードウォッチング愛好家としては、静かな、落ち着いたところで散歩をしながらバードウォッチングできるのが、ありがたいところ。

 

2024年4月11日 (木)

シジュウカラが巣の材料を集めていました

Dsc00851c_20240411144501  ときどき薄雲がかかりますが、おおむね晴れ。気温も20℃近くになっています。朝は家事を済ませ、8時15分頃から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.2㎞。いつもより短めでしたが、九華公園であまりあちこち歩き回らなかったから。歩き回らなかったのは、野鳥も散歩友達もいなかったため。

Dsc00903c_20240411144501  住吉神社前で知人と話していたら、カンムリカイツブリがいたのですが、写真は撮れず。三の丸水門のところでスズメ。巣材にするのか、羽毛のようなものをくわえています。柿安コミュニティパークの堀には、メスのキンクロハジロが1羽。あまり鳥がいません。

Dsc01159c_20240411144601  九華公園の桜は、まだ見られるものの、散り始めています。私が歩いた時間帯、さすがに花見客はほとんどありません。露店や堀巡りはまだ営業するようです。

Dsc00973c_20240411144501 Dsc01064c  奥平屋敷跡では、シジュウカラ。たぶんカップル。左の写真はオス、右の写真はメス。メスが巣の材料をたくさんくわえています。Wikipediaの記述によれば、メスが主にコケを組み合わせ、覆うように獣毛やゼンマイの綿、毛糸などを敷いた椀状の巣をつくるといいます。しばらく同じあたりにいましたので、この辺に巣をつくるのでしょうか。ほかに九華公園で見たのは、カラス、スズメ、カワラヒワ、ドバト、ヒヨドリ、ツグミなど。

Dsc01165c_20240411144601 Dsc01263c  カモは、キンクロハジロが3羽のみ。居残りと思われたハシビロガモのオスは、見当たりません。ユリカモメは、このところ来ていません。今までの状況ですと、4月になるとほとんど来なくなります。右の写真は、九華公園の外周遊歩道の東側で見つけました。何かの鳥が巣に使おうと集めたもののように思われます。

Dsc01298c_20240411144601  貝塚公園ではカラス、ムクドリくらい。内堀公園ではツグミと、キジバト、スズメ。京町あたりでツバメが電線で休んでいましたが、このあたりにある、去年使っていた巣には来ていません。という次第で、野鳥はあまりいませんでした。繁殖シーズンですから、忙しいのでしょう。

Dsc00875c Dsc01229c  野鳥がいないこともあって、ほかに何かないかとよく見てきました。まずは、ツツジ。船津屋さんの裏手でも(左の写真)、九華公園でもつぼみが出て来ていました。じきに咲き始めるでしょう。

Dsc01177c_20240411144601  鎮国守国神社にあるドウダンツツジも、かなり咲いてきています。ドウダンツツジは、桑名七里の渡し公園にもたくさんあり、少しずつ咲いています。

Dsc01195c_20240411144601  鎮国守国神社には、梅の木がたくさんあります。先日も実がつき始めていると書きましたが、そのうちの1種、豊後梅の実は、かなり大きくなってきました。

Dsc01218c_20240411144601  九華公園本丸跡の藤棚では、藤が咲き始めました。ただし、最近は剪定するだけで、肥料を与えていないようですから、房は垂れてきません。

Dsc01270c  内堀にあるお宅では、ハナミズキも咲き始めました。といっても、花弁のように見えるのは総苞で、中心の塊が花序です。ハナミズキが咲き始めたということは、近いうちにヤマボウシも咲きそうです。寺町の常信寺にありますから、また見てこないといけません。

Dsc00944c_20240411151601  ところで、昨日の初回授業の補足説明(Q&A)は、今日の午前中に完成。今年度は、単なる感想(○○ということが分かりましたのようなもの)は取り上げないことにしましたので、昨年度よりはスピードアップ。今は寝かせてあります。印刷したものを、時間をおいて見直して、チェックするのです。その方が誤りや、分かりにくいところに気づきやすいのです。

2024年4月 9日 (火)

花散らしの雨でした

Dsc00849c  雨は朝9時過ぎには上がりました。15時までの24時間で48.5mm降っています。雨が上がる前から強風。最大で8.7m/sの北西の風。最高気温は、19.6℃。1日に1回は散歩に行かないとウロウロし始めます。10時から散歩へ。住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、寺町と4.8㎞。

Dsc00323c Dsc00726c_20240409145701  昨日からの雨風で、予想通りに花散らしとなりました。左の写真は、諸戸氏庭園前のマイソメイヨシノのあたり、右の写真は、九華公園の外周遊歩道の東側のところ。いずれもさくらの花びらが絨毯のようになっています。

Dsc00363c_20240409145701  さて、こんな天気ですから、野鳥はあまりいませんでしたが、わが家近くの住吉入江には、ヒドリガモが2ペアと、メスが1羽。近いうちに北の国に帰っていくはずですが、ペアができていないカモはどうするのだろう? と思います。

Dsc00446c_20240409145701 Dsc00543c_20240409145701  七里の渡し跡でも、ヒドリガモが5ペアとオオバンが2羽(左の写真)、コガモも2ペアがいました。柿安コミュニティパークの堀には、コガモが1ペア、上陸して休んでいました。さらに、イソシギの姿も1羽。そっと追いかけたものの、そのたびに逃げられました(苦笑)。遠いところにいたのを撮ったのが右の証拠写真。中央あたりにイソシギがいます。

Dsc00635c_20240409145701 Dsc00586c  九華公園にはあまり人がいないかと思ったのですが、花見の方はチラホラ。堀めぐりの船は、運航中止。奥平屋敷跡では、コゲラが3羽。左の写真はそのうちの1羽。頭に赤い羽毛が見えていますので、オス。しかし、何故この時期に3羽が一緒にいたのでしょう? ほかにここではツグミ。二の丸跡や、朝日丸跡を回っても、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、カワラヒワくらいしかいません。

Dsc00693c_20240409145701 Dsc00552c_20240409145701  カモは、とうとうキンクロハジロが4羽だけになりました。居残り組かと思ったハシビロガモのオス、今日は、姿が見えませんでした。ほかに何もいませんので、カワウも撮ってきました(微苦笑)。

Dsc00806c_20240409145701  内堀公園でもツグミ。このあと京町あたりで、去年ツバメが営巣していたところを見て回ったのですが、巣やその近くに、ツバメはいませんでした。

Dsc00764c_20240409151801  九華公園ではもうさくらの写真はほとんど撮ってきませんでした。花筏にはまだ早く、「遠山のカメさん」もいませんでした(2018年4月1日:この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!(笑))。

Dsc00718c  ところで、明日からの授業に備え、散歩に出る前にレジメを見直していたら、案の定、ミスを見つけました。明日はオリエンテーションで、授業の内容や進め方を説明しますが、レポート提出の日付を、去年のままで訂正し忘れていたのです。先が思いやられますが、事前に忘れずに確認することにします。ただ、寄る年波のせいでワーキングメモリが弱くなっているでしょう。そうすると、視点の切り替えが難しくなり、ミスに気づきにくくなるという特徴があるのです。

2024年4月 8日 (月)

2024散歩コースの桜たち

Dsc00302c_20240408155801  今日の午後から明日の午前中にかけては雨の予報で、しかも明日の朝は、強い雨といいます。そうすると、桜も散り始めるかと思い、散歩コースで桜を見て回ってきました。曇天でしたが、やむを得ません。明日は雨、明後日は非常勤の授業ですので。冒頭の写真は、諸戸氏庭園前にある「マイソメイヨシノ」。

Dsc08700c  復元された鍋屋堤(桜堤防)のソメイヨシノの並木。明治の木曽三川分流工事の頃に桜が植えられ、その後、桜堤防と呼ばれていました。伊勢大橋から上之輪の先まで続いていたそうですが、伊勢湾台風で堤防がやられなくなってしまったそうです。揖斐川右岸の堤防工事の際、復元されています。

Dsc08738c_20240408155701  左の写真は、七里の渡し跡にあるヤマザクラ。ここにある伊勢一の鳥居は、式年遷宮ごとに伊勢神宮宇治橋の鳥居を移して建て替えています。今の鳥居は、平成27(2015)年5月に建て替えられています。このヤマザクラは、何代か前の伊勢一の鳥居から生えてきたものを、鳥居脇に植えたと伺いました。

Dsc08754c Dsc08776c  こちらは、三之丸公園の西側にあるソメイヨシノの並木。わが家が桑名に来て31年になりますが、その頃はもっと小さな木でした。右の写真は、三之丸公園から見た蟠龍櫓。この景色は私の好みで、毎年、写真を撮っています。

Dsc08792c Dsc08871c_20240408155701  三の丸水門のところから西を見た景色。右端の建物が蟠龍櫓。桜並木は、三之丸公園。ここもそれなりの眺めです。右の写真は、柿安コミュニティパークにある本多忠勝の銅像と桜。

Dsc09400c_20240408155701  九華公園では、見事なところは二の丸堀の南側のあたり。一応、水鏡が撮れました。右に見えているのが、二の丸橋。

Dsc09539c_20240408155801 Dsc09585c_20240408155701  上の写真で中央あたりのところ。左の写真は、東側から二の丸橋の方向を撮っています。右の写真は、二の丸橋の上から東側を撮ったもの。ボリューム感がかなりあって、この景色も好みなのです。

Dsc09986c_20240408155801 Dsc00040c  寺町商店街の東、寺町堀沿いにあるソメイヨシノ。ここには、河津桜だけでなく、ソメイヨシノもあるのです。もう1つの今日の記事にも載せましたが、右の写真は、ご坊さん(真宗大谷派桑名別院)の山門前にある桜。これもお気に入りの場所。

Dsc00147c_20240408155801 Dsc00172c_20240408155801  住吉入江の南端のソメイヨシノ。大きくて、立派で、これも好み(好みが多すぎます…苦笑)。右の写真は、すぐ北のあたり。アカメガシとのコラボ。北から南を見ています。

Dsc00194c_20240408155801 Dsc00290c_20240408155801  玉重橋から見た諸戸氏庭園と桜。右は、冒頭の写真とも少し被ってしまいますが、諸戸氏庭園主屋とマイソメイヨシノ。

 以上、天気がよかったらとも思いましたが、散歩コースにある桜。桑名で花見といいますと、九華公園走井山公園となりますが、いわゆる名所でなくても桜がきれいで、楽しめるところはたくさんあると思います。

コゲラ、巣作りに再挑戦か?

Dsc00317c  曇りで15時頃から雨という予報でしたが、散歩をしているときから何度も、傘がいらないくらいの雨に見舞われました。昼前後からは、アメダスに記録が出るくらいの雨も降っています。いつも通り7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.4㎞。

Dsc08805c Dsc08834c_20240408151001  住吉入江から三之丸公園、柿安コミュニティパークあたりでは、今日は水鳥をほとんど見ませんでした。例外は、ユリカモメ数羽と、ウミネコの若い個体でしょうか。

Dsc08765c_20240408151001  三之丸公園では、ツグミ2羽。ただし、証拠写真。ほかにはスズメとムクドリくらい。

Dsc09351c_20240408151001  九華公園には8時前に到着。週末は花見で賑わったでしょう。今日も私が散歩している、9時までの時間にも花見の方はかなり来ていました。堀めぐりは4月14日まで延長するそうです。

Dsc09045c_20240408151101 Dsc09090c_20240408151101  九華公園では、朗報(微笑)。先日、コゲラが巣作りを始めたものの、その木が折れて崩落したと書きました(2024年4月4日:悲報、コゲラが巣作りしていた木が折れて、崩落)。今日、その場所からすぐ近くの、別の木でコゲラがまた巣穴らしき穴を掘っているのを見つけました。

Dsc09267c_20240408152701 Dsc08948c_20240408151001  ペアらしき2羽がこの木の近くで一緒に行動しているシーンも何度も見られました(ただし、枝かぶりの超証拠写真)。この新しい木で、是非再チャレンジして欲しいと願っています。

Dsc09210c_20240408151001 Dsc09241c  野鳥は少なく、奥平屋敷跡では、メジロ(左の写真)、カワラヒワ(右の写真)、ハシボソガラス、ドバト、スズメくらい。散歩&鳥見友だちのYさんは、グラウンドでシメ2羽とツグミ数羽をご覧になったそうですが、私が行ったときには、ツグミがいたのみ。

Dsc09414c Dsc09513c_20240408151101  カモは、ほとんどいなくなりました。キンクロハジロが8羽と、ハシビロガモのオスが1羽。以上でした(苦笑)。ハシビロガモは、去年帰れなかったのと同じかもではないかと思われます。飛べないのだろうと思いますが、元気に泳ぎ回っています。

Dsc09618c Dsc09768c_20240408151101  貝塚公園では、ヒヨドリのほかは、ツグミ1羽を見たのみ。また、内堀公園を出たところでイソヒヨドリのメスに遭遇。毛虫のような虫を食べていました。

Dsc00040c Dsc00031c  ところで、ご坊さん(真宗大谷派桑名別院)では、花まつりの行事が始まっていました。10時から12時までだったようです。毎年書いている気がしますが、『徒然草』の第19段に「『灌仏の比、祭の比、若葉の、梢涼しげに茂りゆくほどこそ、世のあはれも、人の恋しさもまされ』と人の仰せられしこそ(後略)」とあるのを古文で読んだ記憶があります。この「灌仏」は「灌仏会」で、やはりお釈迦様の誕生日を意味します(本来は、陰暦の4月8日ですから、そのまま陽暦に直せば、今年は5月15日)。御坊さんの山門前の桜もなかなかよい景色です。

Dsc09447c_20240408151101 Dsc09463c_20240408151101  これもすでに先日書きましたが(2024年4月4日:悲報、コゲラが巣作りしていた木が折れて、崩落)、鎮国守国神社の境内で、ナンジャモンジャの花がかなり咲きました。この木は、たぶんヒトツバタゴであろうと思います。

より以前の記事一覧

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  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

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    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

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    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

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    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

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    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

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    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

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    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)

  • 逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)

    逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)
    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)

  •  佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)

    佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)
    史跡や、寺社、町並み、城、美術工芸品等の見方がやさしく解説されている本です。「事典」となっていますが、いわゆる辞書とは違って、普通の本のスタイルです。索引が充実していますので、事典としても十分に使えます。最初の版をもっていますが、40年ぶりに改訂され、写真、図版も多く、歴史散歩の最強の味方です。 (★★★★★)

  • 日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)

    日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)
    今年1年、何の因果か(などと書くとお叱りを受けること必至ですが)、住んでいるマンションの管理組合の理事長を仰せつかっています。今年は、エレベーターリニューアル工事が最大のイベントで、それは無事に済んだのですが、前理事長から8年後に迫った第3回大規模修繕に向けて、修繕積立金が不足する見込みと申し送られました。確かにかなりの金額が不足しそうで、頭を悩ませていました。マンションに住みながら、そもそも基本的な知識が不足しており、管理会社のフロントマンの方の協力を得ながらシミュレーションなどをしていました。ネットであれこれ調べてはいたものの、それで得られる知識は体系的なものではありませんでした。この本は、事例を元にマンション管理について必要な知識が得られるように書かれており、まだすべて読み終えてはいないものの、とても役に立っています。任期残り2ヶ月半となって付け焼き刃ではあるものの、次の理事会に具体的に課題を申し送ることができるよう勉強中(笑)。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)

    宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」や「どうしても頑張れない人たち」の著者である宮口幸治さんの新刊です。前2著の内容をよりよく理解できるよう、「ドキュメント小説」として書かれたものです。主人公は、精神科医の六麦克彦。医局から派遣されて要鹿乃原少年院に勤務して5年。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちでした。この内容は、前の2冊のように普通の新書では書き尽くせるものではなく、物語の形を借りざるを得なかったのでしょう。ただし、普通の小説として読むのには少し苦労するかも知れません。特別支援教育が普及して、知的障害や、発達障害のある子どもへの教育や支援は、以前に比べれば改善されてはいますが、最近は、家族の養護能力が十分でなかったり、親など家族自身に支援が必要なケースもたくさんあります。こうした中には、この本で取り上げられたような結末に至ることがあっても不思議ではないという気がします。極端な事例が集められていると思われるかも知れませんが、社会全体として真剣に取り組むべき課題が突きつけられています。 (★★★★)