お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年12月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2021年1月以降の記事を残し、2020年12月以前の記事は削除しました。2021年1月1日以降の記事は、両方にあります。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

花・植物

2026年1月20日 (火)

強風が吹きまくり、だんだん寒くなってきています

0120amedas Dsc07653c_20260120132601  朝7時くらいから強い風が吹きまくっています。13時現在で最大風速は、8.0m/s。最高気温は、未明3時7分に記録した11.0℃で、それ以降少しずつ気温は下がってきています。いいよ最強&最長寒波襲来です。今朝は、8時15分から散歩へ。強風で鳥は少ないと思いましたが、日課でもありますから、歩いてきました。住吉神社、九華公園、内堀南公園、内堀公園、京町、寺町と5.6㎞。冒頭の写真は、散歩から帰った10時頃のもの。多度山から雲が流れてきています。冬空の典型的パターンです。アメダスのデータは、とりあえず13時10分現在。

Dsc06500c_20260120132701  いきなりの証拠写真ではありますが、桑名七里の渡し公園には、今日もシメがいるのが見えました。まだ開いていませんので、門の外から撮影。この写真では、オス・メスの判別は困難。

Dsc06695c_20260120132701  揖斐川は、強風で波立っていて、水鳥はまったくいませんでしたが、七里の渡し跡にはヒドリガモが18羽。ここは、川口水門の奥になっていますから、揖斐川よりは波は穏やかで、そのために来ているのかと思います。

Dsc06718c_20260120132701 Dsc06734c_20260120132701  柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが1羽と、オオバンが2羽。公園の方には、ハクセキレイが1羽。後ろから追いかける方になり、こんな写真。

Dsc06795c_20260120132701 Dsc06805c_20260120132701  九華公園では、まずは、アイガモたち。この寒波を乗りきってもらいたいと思っています。アイガモの側にハクセキレイ。斜め上からのアングルで撮影。鎮国守国神社の社務所裏の木には、ホシゴイが1羽いたものの、カメラを向けた途端に飛び立って、どこかに行ってしまいました。写真は超ピンボケで割愛せざるを得ず。

Dsc06996c_20260120132701 Dsc07037c_20260120132701  奥平屋敷跡には、シメがいました。いつもここにいるメスのようです。ほかには、ハクセキレイが1羽と、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトなど。

Dsc07517c_20260120132601  ムクドリがセンダンの木にやって来たところも見られました。ただし、これは後で、外周遊歩道の南から撮ったもの。

Dsc07209c_20260120132601  本丸跡では、モズのメス。ちょっと先の木に出て来たのです。モズの写真を撮っているとき、シメが、あの大木の下にいるのも見えたのですが、まずはこちらに集中。続いてシメを撮ろうと思ったら、今日もまたシメに近づいていく人があり、逃げられました。写真は撮れず仕舞い。

Dsc07320c_20260120132601  鎮国守国神社にお参りして、相撲場の方を回って、再び本丸跡に来たら、ハクセキレイ。右の翼を傷めている個体。

Dsc06869c_20260120132701  水鳥たちの写真、今日はこちらから。カワウたちにカメラを向けたら、婚姻色を呈したカワウの方が、白い物体を発射しました。「うまく撮れたか?」と心配だったのですが、バッチリでした(笑)。

Dsc07122c_20260120132701 Dsc07149c_20260120132701  カモたち。キンクロハジロは、寝癖が風でかなり乱れていました。キンクロハジロは、合計50羽。ハシビロガモは、17羽。

Dsc07155c_20260120134701 Dsc07162c_20260120134701  ヒドリガモは、2ペア。こちらのペアは、近くにいましたが、どちらもお休み中。

Dsc07370c_20260120132601 Dsc07388c_20260120132601  カイツブリは、今日は、吉之丸堀の東側エリアにいました。このあと、内堀南公園、内堀公園ではとくに何もいませんでした。

Dsc07545c  拙宅マンションのすぐ前の住吉入江に戻ってきたら、オオバンが3羽。1羽は、階段のところにいましたので、弁足を撮ろうと思って回り込んだときには、すでに泳いでいました。

 Dsc07624c_20260120132601 今日は、風が強いため、遠くがよく見えます。こちらは、木曽御嶽山。冠雪して白くなったところに陽が当たって、きれいです。

Dsc07228c_20260120132601  鎮国守国神社には、梅の木がたくさんあります。ここは、松平定綱(鎮国公)と松平定信(守国公)を祀っていますが、この久松松平家の家紋が梅鉢紋ですから、その関係で梅がたくさん植えられています。1本の紅梅の木では、つぼみがかなり膨らんできていました。この寒波では、すぐにというわけには行かないでしょうが、梅の花もまもなく咲くかと期待できます。

 Dsc07660c_20260120135901明日は晴れのち雪、最低気温は-1℃、最高気温は5℃という予報。雪は夜になってからのようです。明後日・木曜は、曇りときどき雪の予報で、最低気温は-1℃、最高気温は3℃とか。明日はまだしも、明後日は蟄居生活でしょうか?

2026年1月18日 (日)

九華公園にいるシメは、オスとメス

 最低気温は4.1℃、最高気温が15.1℃と、今日も暖かくなっています。Dsc03962c今朝は、8時から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、吉津屋町、京町、寺町と4.8㎞。

Dsc03974c_20260118143201  Dsc04109c_20260118143201 拙宅マンションのすぐ前の住吉入江には、オオバンが2羽。入江を覗き込んだら、その下にいて、驚かせてしまいました。写真は、離れたところまで逃げ、ちょっと落ち着いたところ。揖斐川にもオオバンや、カンムリカイツブリがいました。七里の渡し跡には、今日は何もおらず。右の写真は、柿安コミュニティパークの堀にいたキンクロハジロのメス。

Dsc04225c_20260118143201  九華公園では、神戸櫓跡の松の木、カワウに交じってダイサギが1羽止まっていました。珍しいところにいるなと思い、カメラを向けた途端に飛び立ちました。それがこのシーン。ピントは今ひとつですが、カワウの頭上で羽ばたいているところです。

 Dsc04431c_20260118143301 奥平屋敷跡では、Dsc04405c_20260118143301シメ。花菖蒲園のところの木によくいます。このシメ、頭部に赤みがありませんし、目の周りが黒くありませんので、メスであろうと思います。同じく、奥平屋敷跡でイソシギ。残念ながら、日陰や逆光の位置からしか撮れませんでした。

Dsc04538c_20260118143301  さらに、ハクセキレイ。斜め上を見上げたところですが、ハクセキレイを見ていると、よくこの写真のように、斜め上を見上げています。警戒しているのでしょうか? 試しにGoogleGeminiに聞いたら、天敵を警戒していたり、エサとなる虫を探していたりするという回答が得られました。また、仲間を探したり、縄張りを確認していることもあるともいいます。

 Dsc04696c朝日丸跡では、ジョウビタキのオスに出会いました。ここでときどき、ジョウビタキのオスを見ます。

Dsc04952c_20260118143401  本丸跡でも、シメを見つけました。たいてい、本丸跡の中央にある木の下にいて、エサを拾って食べています。こちらのシメは、目先から喉は黒く、頭部に赤みがありますから、オスと思われます。

Dsc05008c_20260118143401 Dsc05021c_20260118143401  一回りして、鎮国守国神社の社務所裏の木を再び確認したら、朝一番にはいなかったホシゴイが2羽、いました。昨日と同じあたりです(2026年1月17日 :九華公園にホシゴイが戻ってきました)。見逃していたか、隠れていたのが出てきたのか、はたまたどこからかやって来たのか?

Dsc04181c_20260118143201 Dsc04165c_20260118143201  水鳥。今日は、ホシハジロのオスが1羽来ていました。お休み中ですが、目は開いていて警戒しています。キンクロハジロは63羽。

Dsc04118c-2 Dsc05080c-2  ハシビロガモは、18羽。ヒドリガモは、1ペア。

 Dsc04763c_20260118143301 Dsc04623c_20260118143301 カイツブリは、今日も、二の丸堀の東側エリアに2羽がそろっていました。ほかに今日は、オオバンが1羽来ていました。昨シーズンも、オオバンが1~2羽来ていたと思います。

Dsc04213c_20260118143201 Dsc04204c_20260118143201  ユリカモメは、数えた限りでは49羽。以前は、野球場のフェンスに集まっていたのですが、最近は、この旧アヒル小屋のところや、管理事務所そばの電柱で待機。ここにいると、アイガモにエサをやる人が来るのがよく分かるのです。カワウさんも旧アヒル小屋のところにいました。

Dsc05166c-2  貝塚公園から内堀南公園へ行く途中のお宅で、シジュウカラ。メス。

Dsc05191c_20260118143401  ここ3日ほど暖かくて、テレビの天気予報では「桜が咲く頃の陽気」といっています。寺町商店街の河津桜を見てきたら、つぼみが膨らんできているように見えました。

Dsc05208c  オマケ。散歩から帰ってきたら、住吉入江にお客さんが乗った船が入っていました。近くで、顔なじみの釣り船・観光船の会社の方にも遭遇。「くわなほんぱく2025」のイベント「【ブラクワナ】境界を越えて──水のまち桑名、五感でめぐる新春の旅」のようでした。住吉浦~ 七里の渡し ~ 外堀 ~ 住吉浦 ~ 大外堀の船旅、歌行燈での昼食その他がセットで¥13,000とか。

2026年1月16日 (金)

桜が咲く頃の陽気……九華公園にカイツブリが2羽

Dsc02589c_20260116141401  桜が咲く頃の陽気だそうです。最高気温は15.8℃にもなっています。朝は、4.0℃。暖かくなるという予報でしたので、バスで町屋川まで行きたいと思ったのですが、朝のうちは曇っていましたので、今日は断念。いつも通りのコースへ散歩に。8時10分から住吉神社、九華公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.1㎞。ちなみに、散歩から帰る頃になってようやく晴れて来ました。

Dsc01274c_20260116141401 Dsc01319c_20260116141401  散歩に出てすぐ、拙宅マンションのすぐ前の住吉入江にヒドリガモと、オオバン。ヒドリガモは、オス1羽にメスが2羽でした。

Dsc01284c_20260116141401 Dsc01286c-2  オオバンは1羽。水面で羽ばたいた瞬間がちょうど撮れました。贅沢をいうようですが、これもよいものの、水面を蹴って走って行くシーンが撮れたら、最高でした(笑)。

Dsc01360c_20260116141401  住吉水門の近くでメジロがやって来ました。2羽です。最近になって、ときどきメジロを見るようになっています。

Dsc01468c-2  七里の渡し跡は、賑やかでした。まずは、ヒドリガモが5羽。オス2羽にメスが3羽でしたが、それぞれいろいろなことをしていました。

Dsc01525c_20260116141401 Dsc01428c_20260116141401  ほかには、コガモのオスが2羽と、オオバンも2羽。コガモは私を避けてか、離れる方に泳いでいきます。オオバンは、食事中。護岸に付いた藻を食べるのは、大変そう。

Dsc01662c_20260116141501  蟠龍櫓のところに来たら、ビックリ。モズが2羽、割と接近して柵に止まっていたのです。こういうとき、両方とも写真を撮りたくなるのですが、下手をすると「虻蜂取らず」になります。近くにいた方に的を絞ったものの、なかなかよい写真が撮れません。結局、近くの三之丸公園まで追いかけて撮れたのが、こちら。もう1羽は、この間にどこかへ行ってしまい、写真はありません。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロ1羽、オオバン1羽、コガモのメス3羽(上陸してお休み)がいましたが、写真は割愛。

Dsc01750c_20260116141501  九華公園では、まずはアイガモ。今日も元気にしています。

Dsc01950c_20260116141501 Dsc01970c_20260116141501  奥平屋敷跡では、ハクセキレイが2羽。いつも来ているハクセキレイでしょう。メスタイプは、足の悪い個体(右の写真)。シメも一瞬見かけたのですが、見失いました。シメについては、散歩&鳥見友だちのYさんから本丸跡にいたという情報がありましたので、そちらにも期待。

Dsc01993c_20260116141501  二の丸跡では、ビンズイ。気づかずに歩いていて、私の足元から飛び立ちました。曇っていて暗かったので、こんな写真。この近くでは、ウグイスも鳴いていましたが、姿は見えず。ウグイスは、藪や植え込みの中にいて、あまり姿を見せません。

Dsc02131c_20260116141501  そして、本丸跡へ。シメはいるでしょうか? ご安心ください、情報通りにいました。本丸跡の中央にある大きな木(名前は知らず)の下。ムシャムシャと何かを食べていました。割と神経質ですので、シメの背後の植え込みに隠れて撮影。

Dsc02563c_20260116141401  外周遊歩道の南、立教小学校の体育館のところでシジュウカラ1羽に遭遇。

Dsc01764c_20260116141501 Dsc01756c  さて、水鳥たち。今日は、ホシハジロはいませんでした。キンクロハジロ(よい写真がありません……苦笑)は、59羽。数え間違えたかも知れません。ハシビロガモは、10羽。これを書いていて気づきましたが、今日は、ヒドリガモもいませんでした。代わりにではありませんが、カルガモが2羽いたのですが、写真を撮る前に飛び立って、揖斐川の方へ行ってしまいました。

Dsc01789c_20260116141501  ユリカモメは、数えた範囲では40羽ほど。

Dsc02400c_20260116141601 Dsc02373c_20260116141601  今日、メインの水鳥は、カイツブリ。「カイツブリなら、毎日いるんじゃないのか?」と思われるでしょうが、今日は、2羽がいたのです。左の写真は、このところ毎日、九華公園にいる個体。今日は、右の写真のカイツブリもいました。左の写真のカイツブリは若者でしょうが、こちらは、成鳥と思います。

 ほかに花がありませんから、こちら。Dsc02464c_20260116141401アツバキミガヨランは、年末からずっと咲いています。

2026年1月14日 (水)

野鳥はいません……ゴイサギ&ホシゴイが飛ぶのを見ただけ

Dsc09048c_20260114133901 Dsc09117c_20260114134001  今日は、寒いです。最低気温は3.8℃でしたが、最高気温が7.4℃(13時49分)。ほぼ曇りで、ソーラーパワーもほとんど得られません。陽が当たってくるのを待って、8時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、中橋、内堀公園、京町、寺町と5.2㎞。今日は、寒かったので、あまりあちこちをウロウロしていません(苦笑)。冒頭の写真は、散歩に出たときのもの。右の写真は、住吉神社の前から見た揖斐川の上流方向。

Dsc09073c_20260114133901 Dsc09080c_20260114134001   拙宅マンションのすぐ前の住吉入江には、キンクロハジロのオスが1羽と、オオバンが1羽。ここは、水深がかなりあるためか、水が緑っぽく見えています。

Dsc09205c_20260114134001 Dsc09162c  揖斐川には、赤須賀漁港の漁船が出ており、水鳥はいません。七里の渡し跡まで来たら、ヒドリガモが11羽と、コガモのメスが2羽。

Dsc09259c Dsc09304c_20260114134001  蟠龍櫓あたりを歩いていたら、上空にゴイサギと、ホシゴイの小さい群れが飛ぶのが見えました。ゴイサギとホシゴイは、鎮国守国神社の社務所裏の木や、中橋のところによく来ていたのですが、去年から今年にかけては、繁殖期が終わっても、現れません。この群れが飛ぶのを見て、中橋にも確認に行ったのですが、まったくいませんでした。

Dsc09487c_20260114134001  さらに、このあと、九華公園を歩いていたら、またもやゴイサギ&ホシゴイの群れが上空を飛んでいました。このときには、9羽いました。この写真の鳥は、ゴイサギの幼鳥で、ホシゴイと呼ばれます。

Dsc09325c_20260114134001  柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが2羽。

 さて、九華公園では、結論から書きますと、Dsc09419c_20260114134001 寒いせいか、野鳥はあまりいませんでした。アイガモさんたちは、寒くても元気にしていました。

Dsc09700c_20260114134001 Dsc09700c_20260114134001  小型野鳥で見たのは、ヒヨドリ、ドバト、ムクドリ、スズメを除けば、ハクセキレイくらい。左の写真は、九華橋のところにいた右の翼を傷めた個体。右の写真は、柿安本社の駐車場にいたもの。

Dsc09771c_20260114134001 Dsc09437c_20260114134001  水鳥たち。ホシハジロのオスは、今日は1羽のみ(左の写真で、手前)。キンクロハジロは、たぶん33羽。「たぶん」というのは、エサをやる人があって、カモがかなり移動して、不確かになったのです。

 Dsc09560c_20260114134001 ハシビロガモは、Dsc09380c_202601141340019羽。ヒドリガモは、今日は、2ペア。

 Dsc09752c_20260114134001ユリカモメは、少なくとも40羽。この倍くらいは優にいたと思いますが、上記のようにエサをやる人があり、とても数えられません。

Dsc09900c  カイツブリは、今日は、二の丸堀の西側エリアにいました。九華公園でのバードウォッチングは、以上。ちょっと寂しい(苦笑)。

Dsc00001c_20260114133901  内堀公園では、ムクドリ、ヒヨドリのほかには、ツグミが2羽。

Dsc09671c_20260114134001  金曜からはかなり暖かくなるようですが、明日はまだ寒そうで、参ります。写真は、鎮国守国神社にあるドウダンツツジ。

 

2026年1月13日 (火)

九華公園にアオサギが戻りました……堀ではカワウが大きな魚と格闘

Dsc07098c_20260113143701  今朝の最低気温は1.0℃(0時50分)。最高気温の予想は、11℃でしたが、9.9℃にとどまっています(17時55分に記録)。南風が吹くという予報でしたが、結局ずっと北風でしたから、気温が上がらなかったのでしょう。今朝は8時から散歩へ。朝、寒いなと思ったのと、昨日、少し遅めに出ましたが、その方が鳥がいそうな気がしてきたからです(あまり根拠はなく、期待に過ぎません)。住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、寺町、スーパーバローと6.2㎞。立ち寄り先が少ないのに距離が伸びたのは、九華公園でいつも以上にウロウロしたから。

Dsc07147c_20260113143701  住吉水門の内側にオオバンが1羽。入江沿いにいたのに気づかずに通ったら、逃げたのです。水門の上から撮影。

Dsc07172c_20260113143701Dsc07206c_20260113143701 住吉水門の外側にも、オオバン。こちらには3羽。

 

Dsc07220c_20260113143801  七里の渡し跡まで来ても、オオバン(笑)。「今日はオオバンデーか!?」と思いました。

Dsc07311c_20260113143801  柿安コミュニティパークの堀では、ハシビロガモが1羽、盛んに逆立ちをして、エサを採っていました。堀の底の泥に嘴を突っ込んでいたのか、真っ黒になっています。

Dsc07337c_20260113143701
 Dsc08112c_20260113144001九華公園に着いたのは、8時20分を過ぎた頃。アイガモは、元気です。パン屑のほかに、菜っ葉を刻んだものを与えてくださる方があります。アイガモを見る人が来ると、ユリカモメが集まってきます。アイガモたちに与えられるパン屑狙いで、このところユリカモメが多数(100羽前後はいるでしょう)来ています。

Dsc07358c_20260113143801  相撲場あたりでは、ハクセキレイが1羽。

Dsc07548c_20260113143901 Dsc07837c_20260113145801 奥平屋敷跡でもハクセキレイが1羽。さらに、今日もシメがいました。散歩&鳥見友だちのYさん情報では、モズがいたということですが、見当たらず。ビンズイがいたのですが、木の中に入ってしまい、写真は撮れず。

Dsc08081c_20260113144001  鎮国守国神社にお参りして、相撲場に再び行ったら、カワラヒワが電線に2羽。

Dsc08228c_20260113144001  本丸跡で、あの右の翼を傷めたハクセキレイに久しぶりに遭遇。

Dsc08276c_20260113144001 Dsc08356c_20260113144001 同じく本丸跡でシジュウカラの鳴き声が聞こえたので、探して見つけました。2羽がいました。足元にも鳥が出てきたのですが、ビンズイが3羽。

Dsc08590c_20260113144001  野球場の南を歩いて、外周遊歩道に行こうとしたら、東の方からアオサギが飛んでくるのを見つけました。「ひょっとしたら、鎮国さんの社務所の裏に来たのかも」と思い、急いでUターン。案の定(微笑)、社務所の裏の木にアオサギが止まっていました。1月6日以来の登場です。

Dsc08730c_20260113144001  九華公園の外周遊歩道では、3回もジョウビタキのオスを見たのですが、写真が撮れたのは、1回だけ。風で頭の羽毛が少し乱れています。

Dsc07453c_20260113143901Dsc07908c_20260113143901  水鳥たち。ホシハジロのオス2羽が、久しぶりに戻ってきました。キンクロハジロは、27羽。

Dsc08650c_20260113144001  ハシビロガモは、12羽。この写真は、野球場の南にて。今日もヒドリガモは、見当たりませんでした。

Dsc07445c_20260113143901 Dsc08012c_20260113144001 ユリカモメは初めの方にも書きましたが、多数(笑)。よく動くのでなかなか数えられません。カイツブリは、今日も二の丸堀の東側エリアにいました。ハジロカイツブリは、その後戻ってきません。

Dsc07592c_20260113143901 Dsc07636c_20260113143901 奥平屋敷跡にいるとき、二の丸堀の西側で、カワウが何やら格闘をしていました。かなり大きな魚を捕まえて、飲み込もうとしていたのです。

Dsc07745c_20260113143901  しばらく見ていたのですが、結局飲み込めなかったようで、魚を放棄して、カワウはどこかに行ってしまいました。カワウは、飲み込めそうもない、大きな魚を捕まえ、結局、諦めるということをけっこうよくしています。

Dsc08810cDsc08896c_20260113144001  内堀公園では、メジロと、ツグミが2羽。ツグミは、最近、ここによく集まっています。この2羽が何をしていたのかは、不明。シジュウカラと、カワラヒワもいたのですが、それらの写真は撮れず。

Dsc08986c  スーパーバローで100均ショップに立ち寄った帰りに、その敷地内でジョウビタキのメス。

260113095726415c  先日見てきたご近所のロウバイ。さらに花が咲いてきていました。

2026年1月11日 (日)

強風で鳥はいない中、カワラヒワの飛び出しシーン

Dsc05196c_20260111143201 Dsc05212c-2  とても強い風が吹きまくっています(苦笑)。14時現在で、最大風速は10.0m/s(14時30分)。11階建てのマンションで、周囲に高い建物はありませんので、とても風当たりが強いのです。今のところ、最低気温は2.2℃(18時)で、最高気温は11.4℃(3時54分)でした。朝7時頃は、10℃ほどあり、風もさほど強くはありませんでしたので、いつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、寺町と5.0㎞。揖斐川の堤防の上などは、風が強かったのですが、公園の中はそれもさえぎられ、陽が当たると暖かいくらいでした。冒頭の2枚の写真は、散歩から帰ったときのもの。

Dsc04118c_20260111143301  こちらは、途中、揖斐川の堤防から撮った北の空。寒そうです(笑)。古希を過ぎて、寒さに弱くなった気がしますので、写真を見るだけで身震いします。

Dsc04013c Dsc04048c_20260111143301  住吉神社の前の揖斐川には、ヒドリガモ集団。左の写真に写ったグループは、40数羽以上いました。右の写真は、船津屋さんの裏手にいた、別グループ。こちらは8羽ほど。

Dsc04105c_20260111143301  七里の渡し跡では、コガモのオスが2羽と(左の写真)、オオバン1羽、ヒドリガモが1ペア。

Dsc04211c_20260111143301  九華公園まで、小型の野鳥はまったく見ませんでした。この強風では、煽られてしまい、とても飛べたものではないのでしょう。九華公園のアイガモさんたちは、元気そうです。だんだんと冬の寒さも何とか乗り切ってくれるのではないかという気がしてきました。

Dsc04320c_20260111143401  いつも以上に小型の野鳥は少なかったのですが、貴重なシーンも見られました。その主役は、こちら、カワラヒワ。管理事務所南のイチョウの木にいたものです。

Dsc04323c_20260111143401 Dsc04324c_20260111143401  前の写真のあと、左の写真のような体勢をとったのです。「これは飛び出すな」と思ったら、期待通りでした(微笑)。以下、連写した連続写真です。

 Dsc04326c_20260111143401 Dsc04325c_20260111143401右上からの続きですから、飛び出して、羽ばたいて、翼は下向きに。載せられる写真は、ここまで。寒くて、野鳥が少ない中、貴重な楽しめる写真が撮れました。

 Dsc04378c_20260111143401ほかに見た小型野鳥は、ハクセキレイ。奥平屋敷跡にて。

Dsc04818c_20260111143201 Dsc04824c_20260111143201  さらに、外周遊歩道の南を歩いているとき、奥平屋敷跡にあるセンダンの木にムクドリが数羽やってきました。センダンの実は、鳥たちにはあまり人気がありません。見ていると、ほかに食べる物がなくなると、これを食べに来るようです。整腸や鎮痛効果もあるそうですが、人やペットには有毒な物質が含まれます。ヒヨドリもこれを食べます。

Dsc04342c Dsc04353c_20260111143401  水鳥たち。今日は、カワウから。旧アヒル小屋のところに4羽ほどがいました。右の写真は、左の写真で向かって左にいたカワウのクローズアップ。何やら考え込んでいるか、物思いにふけっている風。

Dsc04319c  こちらは、繁殖期に張っているカワウのクローズアップかつほぼ正面顔。

 Dsc04244c_20260111143301 Dsc04233c_20260111143301 カモたちは、今日もホシハジロは見当たりませんでした。現在、滞在しているカモは、3種類。キンクロハジロ(左の写真)は、29羽。ハシビロガモ(右の写真)は、11羽。

Dsc04415c_20260111143401  ヒドリガモは、今日も1ペア。カモが少なくて、張り合いなし(苦笑)。

Dsc04517c_20260111143401 Dsc04273c_20260111143401  ユリカモメは、たぶん90羽以上いました。右の写真は、逆光で黒くなりましたが、九華橋の上に立って、カモやユリカモメを数えようとしたときのもの。堀にいたユリカモメが、エサをもらえると思ったのでしょう、一斉に私の方に飛んできたのです。ちょっと怖いくらい。ちょっとだけ、ヒッチコック監督の『鳥』という映画を思い出しました。年がバレますねぇ……。

 Dsc04539c_20260111143401カイツブリは、今日も二の丸堀の東側エリアにいました。このところずっとまったく同じ行動パターンです。ハジロカイツブリは今日もいません。

Dsc04937c_20260111143201 Dsc04985c_20260111143201  内堀公園では、ツグミが2羽。暗かったので、こんな写真。右の写真を見ると、頭でっかちというか、ベレー帽でも被ったかと思うような形になっています。

Dsc05080c_20260111143201 Dsc05114c_20260111143201  さらに、拙宅マンションのすぐ前の住吉入江まで戻ってきたら、オオバンが3羽。キンクロハジロや、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリなどが入ってくることもあります。

Dsc04655c_20260111143201 Dsc04638c_20260111143201  鎮国守国神社の境内で、シロバナスイセン。同じく、梅のつぼみ。どうしても気になるので、見てきてしまいます。

Dsc05055c  オマケというか、自分の記憶のために。桑名市博物館で昨日から『戦国きょうだい-血脈と運命の十字路 (クロスロード) -』という展覧会が始まっています。2月23日(月・祝)まで。今年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にちなんでいます。『豊臣秀吉行状絵伝』(個人蔵)をはじめ、戦国の乱世を駆け抜けた「きょうだい」ゆかりの逸品が紹介されますし、特集陳列「総理の書」も同時に開催されます。明治から昭和初期にかけて国政を担った総理大臣伊藤博文から犬養毅まで七名の総理大臣の書がみられるといいます。さらに、特集陳列「刀剣コレクションⅢ」も同時開催。博物館は京町にあり、9時半開館ですから、散歩のついでに行くとよいのですが、最近、野鳥がいないこともあって、散歩が早く済んでしまうのです。博物館近くには、喫茶店もなく、寒い中待っている気にはなりませんが、忘れずに、早めに見に行きたいと思います。

 

2026年1月 9日 (金)

ロウバイが咲き始めました

Dsc02121c-2 Dsc02129c  朝は0.7℃と冷えましたが、日中はよく晴れて、最高気温は9.4℃まで上がりました。いつもの通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、吉津屋町、京町、寺町と6.0㎞。冒頭の写真は、散歩から帰った9時40分頃のもの。藤原岳には、今日も雪が残っています。

Dsc00660c_20260109142501  揖斐川には、赤須賀漁港の漁船が10隻以上も出ていて、水鳥の姿はほとんどありませんでした。そろそろシラウオ漁が始まる頃ですが、今年はまだ見ていません。これらの漁船は、シジミ、ハマグリなどの貝を採っていると思います。

Dsc00796c Dsc00824c_20260109142501  七里の渡し跡まで来て、ようやく野鳥がいました。コガモのオス1羽と、ヒドリガモのオスが1羽。コガモは、護岸についた藻をそぎ落として食べています。

Dsc00901c_20260109142501  さらには、オオバンが3羽。

Dsc01061c_20260109142501 Dsc01029c_20260109142501  三の丸水門を覗いたら、これはオカヨシガモのペア。オカヨシガモは、昨シーズンも、住吉水門から七里の渡し跡、三の丸水門のあたりで見かけました。左の写真がオス。

Dsc01109c_20260109142501  柿安コミュニティパークの堀では、キンクロハジロのメスが2羽。奥にいるキンクロハジロは、水中から浮上してきたところで、水面の模様がおもしろい。

Dsc01207c_20260109142501  九華公園では、ワンパターンとなっていますが、まずはアイガモさんたち。元気そうです。アイガモを撮影しようと堀端に立つと、ユリカモメや、キンクロハジロ、ハシビロガモが集まってきます。残念ながら、私は、パン屑などは持って行きません。

Dsc01176c_20260109144001 Dsc01148c_20260109142501  近くの相撲場のところでは、ハクセキレイと、ツグミ。ツグミは、若者のような顔つきをしています。どちらももう少し明るいところにいてくれるとよいのですが、この時間は、日がまだ低いところにあります。

Dsc01337c_20260109142401 Dsc01419c_20260109142401  奥平屋敷跡でも、ハクセキレイが2羽。ほかには、少数のヒヨドリと、ドバトくらい。今日はイソシギは見当たりませんし、最近は、ジョウビタキなどは来ません。

Dsc01417c_20260109142401  奥平屋敷跡では、高い木の上にシメを見つけたのですが、証拠写真で終わりました。このあと、ほかへ飛び去り、見失いました。

Dsc01514c_20260109142401  二の丸跡ではドバト、朝日丸跡ではヒヨドリがいたのみ。本丸跡に来て、カワラヒワが2羽、地上に降りていました。

Dsc01236c_20260109142501 Dsc01225c_20260109142501  水鳥、まずは、キンクロハジロ。37羽。ハシビロガモは、10羽でやや少なめ。

Dsc01768c_20260109142401 Dsc01787c_20260109142401  ヒドリガモは、2ペア。一方はお休み中でしたが、もう一方は、二の丸堀でエサ探し(これらの写真)。ホシハジロは、今日も見当たりませんでした。

Dsc01885c_20260109142401  カイツブリは、今日も1羽が二の丸堀の東側エリアにいました。ハジロカイツブリは、一昨日からいなくなっています。戻ってきてほしいところ。

Dsc01915c_20260109142401  貝塚公園では、ヒヨドリのほかにカワラヒワ。あちこちにいて、合計10羽くらい。この写真のカワラヒワは、若いように見えます。

Dsc01972c_20260109142401  内堀南公園から吉津屋町に行く途中、外堀でハクセキレイ。正面顔をいただきました。

Dsc02083c_20260109142401  眺望写真。今日も木曽御嶽山がよく見えていました。肉眼で見た方がハッキリ見える気がします。御嶽山に向かって左手の冠雪しているところは、乗鞍岳あたり。

260109093454786c  散歩帰りに、近所のお宅でロウバイが咲いていないか、見てきました。咲き始めたばかりのようですが、あの甘い香りが漂っています。

2026年1月 8日 (木)

アヤシげな空模様で、鳥はおらず

Dsc09669c_20260108133501 Dsc09715c_20260108133501  寒い1日になっています。最低気温は3.0℃、最高気温は8.7℃。午前中、特に私が散歩に出ている間は、ヘンな空模様でした。曇っていて、かなり暗かったのです。冒頭の2枚の写真のような感じ。昼くらいからは晴れ間も出て来て、陽が当たっていると、室内では暖かく過ごせます。しかし、それと同時に北風が強くなり、今のところ、最大風速は、6.8m/s。散歩は、7時半から住吉神社、九華公園、内堀南公園、内堀公園、京町、寺町と5.1㎞。

Dsc09783c_20260108133501  Dsc09763c_20260108133501住吉水門のところにヒドリガモが3ペア。護岸についた藻を食べていました。キンクロハジロも1羽浮かんでいました。

Dsc09804c_20260108133501  揖斐川には、カンムリカイツブリが3羽。あちこちに離れています。ほかには水鳥は見えません。

Dsc09887c_20260108133501 Dsc09906c_20260108133501  九華公園に着いたら、散歩友達の方がアイガモたちにエサをやっていました。が、ご覧のように、ユリカモメ多数(たぶん数10羽)、キンクロハジロなどが入り乱れて大騒ぎ。以前は、このような状態になると、アイガモさんたちは遠慮してしまっていたのですが、最近では、参戦してきています。

Dsc00139c_20260108133801  九華公園は、ヒヨドリや、カラスが少なく、とても静かでした。しかし、アオサギは来ておらず、小型野鳥も少なく、とても残念。奥平屋敷跡でハクセキレイと、イソシギを1羽見たものの、写真は撮れず仕舞い。その後、二の丸跡ではドバト、朝日丸跡ではヒヨドリがいたのみ。鎮国守国神社を回って、相撲場のところに再び来たら、ハクセキレイが1羽。それがこの写真。今日、写真を撮れた小型野鳥は、これのみ。ほかにツグミの鳴き声を聞き、鎮国さんでは高い木にカワラヒワがいるのが見えたのみ。

Dsc00188c_20260108133801  ただし、相撲場あたりにいるときに、上空にトビが登場。露出補正が間に合わず、かなり黒い写真になってしまいました、ピントもアヤシい(苦笑)。

Dsc09943c_20260108133601 Dsc09996c_20260108133701  水鳥たち。ホシハジロは、今日は見当たりませんでした。キンクロハジロ29羽。ちょっと少なめです。ハシビロガモは、11羽。これも少ない。

Dsc00024c_20260108133801 Dsc00044c_20260108133801  ヒドリガモは、2ペア。いずれも、ペアで行動しています。

Dsc09915c_20260108133701  Dsc09953cユリカモメは、大騒ぎでしたので、キチンとは数えられず。推定では60羽以上は、確実。

Dsc00392c_20260108133801 Dsc00433c_20260108133801  散歩&鳥見友だちのYさんが、カイツブリもいたとおっしゃるのですが、なかなか見つけられませんでした。外周遊歩道の南を歩いていたら、キンクロハジロに混じっているのを発見。ハジロカイツブリは、いませんでした。昨日もいなかったそうです。内堀公園には、ムクドリがいたのみ。鳥が少なかったのは、こんな天気ではやむを得ないかも。

Dsc00278c_20260108133801 Dsc00291c_20260108133801  九華公園の外周遊歩道の東にあるお宅では、パンジーや、スイセンが咲いてきています。花が少ない時期ですので、ありふれた花でも、ちょっとうれしくなります。

Dsc00105c_20260108133801  「お前は気が早い」といわれますが、鎮国守国神社の境内で梅の様子を見てきました。つぼみがつき始めています。まだまだ「つぼみが膨らんだ」とはいえませんが……。

Dsc09730c_20260108141401 Dsc09738c_20260108141401  明日も、寒そうです。朝は0℃の予報で、日中も9℃とか。寒の内ですから、仕方ありません。風は今日ほどは強くは吹かないようです。これら2枚の写真は、2枚目の写真に写っているあたりをさらにクローズアップしたもの。左の写真で、逆V字形の塔のようなものは、名港西、中央、東大橋の主塔(斜張橋になっており、3つ合わせて名港トリトンと呼ばれます)。右の写真には、ガントリークレーンが写っています。名古屋港のものと思いますが、どのあたりかは不明。

2026年1月 7日 (水)

アリバイ散歩でごまかす(苦笑)

Dsc09465c_20260107133401  今朝の最低気温は0.3℃。午前中は曇りがちだったこともあってか、とても寒く、底冷えする感じでした。晴れてくるにつれて、気温も上がり、底冷えする感じはなくなってきました。寒かったのと、午前中に定例の内科受診を予約してありましたので、散歩に行くか迷っていました。8時半を過ぎて薄日が差してきましたので、住吉神社から七里の渡し跡まで往復。1.8㎞。30分足らずで、散歩といえるほどではありません。

Dsc09535c_20260107133401 Dsc09636c_20260107133401  左の写真は住吉神社。江戸時代、このあたり住吉浦は、廻船の舟溜まりで、全国から多数の廻船業者が集まっていました。これらの人達によって航海の安全を祈り、正徳5(1715)年に摂津の国の住吉大社から勧請して、この住吉神社が建立されています。右の写真は、七里の渡し跡にある伊勢一の鳥居。伊勢神宮のある伊勢国への入り口ということで、江戸時代に鳥居が建てられたのが、始まり。最近では、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられています。

Dsc09593c Dsc09621c_20260107133401  と屁理屈はまあさておき、これだけの範囲では、さほど野鳥はいません。気分転換に外の冷たい空気にあたってきたというくらいです。それでも、住吉水門の下流側の堤防にはヒドリガモが集団で上がってきて、お休み中でした。七里の渡し跡では、コガモのオス1羽のみ。これも堤防に上がってお休み中。

Dsc09549c_20260107133401 Dsc09557c_20260107133401  これだけでは芸がありません(元ともそんなものはないのですが)。揖斐川の堤防から見ますと、伊勢大橋の架け替え工事が行われているのが見えます。伊勢大橋は昭和9(1934)年にかけられていますが、平成27(2015)年から架け替え工事が始まっています。水の少ない秋から春先にかけて工事が行われてきました。最近、ようやく橋桁がかけられるようになっています。右の写真は、長良川河口堰ですが、その向こうにも橋桁がかかっているのが見えています。

Dsc09649c_20260107133401 ところで、昨日、カメラのSDカードから写真が読み出せなくなり、「管理ファイルの修復」をしたもののうまく行きませんでした。ファイルの復活は諦め、このSDカードは、フォーマットをやり直して、使い続けてみることにしました。今日の写真も、フォーマットした、同じSDカードを使っていますが、今のところは、大丈夫そうです。ということは、物理的に壊れた訳でもなさそうですし、端子が汚れていたということでもないようです。明日こそ散歩と思うのですが、明日の予報は、晴一時雪か雨、最低気温は2℃、最高気温は8℃という予報です。サザンカは、拙宅マンションにて。

Dsc07797c_20260107135201 Dsc07803c_20260107135201  オマケ。以上では、色気も何もありませんので、在庫写真から、ジョウビタキのオス。1月5日に載せたジョウビタキのオスです(2026年1月5日:クリスマス以来久しぶりに九華公園にアオサギが登場)。

2026年1月 3日 (土)

九華公園でカイツブリが2羽……雪が降りました

Dsc03785c_20260103133501 Dsc03825c_20260103133501  天気予報の通り、雪が降りました。といってもご覧の通りです。左の写真は、散歩に出たときの北の空、右の写真は、桑名七里の渡し公園。雪化粧したくらいで、積雪量は、せいぜい2~3㎝くらいでしょうか。しかし、雪が降ると寒くなってかないません。最低気温は0.4℃、最高気温は8.7℃。午前中は風は弱かったのですが、午後からは少し強くなっています。

Dsc05338c_20260103133401  こちらは、9時過ぎに散歩から帰ったときの多度山の様子。標高は403m。冒頭の写真では、中央やや左の奥に小さく見えていますが、このときにはほぼ雲の中。7時過ぎには、空は明るくなってきましたので、いつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、寺町と5.0㎞。九華公園の後半くらいから雪が降り始めましたので、ショートカットして帰宅したという次第。

Dsc03922c_20260103133501  桑名七里の渡し公園にシメがいたのですが、カメラの露出補正スイッチを回している間にどこかに行ってしまいました(苦笑)。雪が降った後というためか、さすがに野鳥はほとんどいません。揖斐川には、カンムリカイツブリが3羽ほど点在していたのみ。

Dsc04028c_20260103133501 Dsc04058c_20260103133501  あまり期待せずに歩いていたら、七里の渡し跡に来てビックリ。ヒドリガモの集団。数えてみたら、22羽もいました。三之丸公園にはヒヨドリ、蟠龍櫓にはドバト、そして三の丸水門にはスズメ(右の写真)。

Dsc04076c_20260103133501  柿安コミュニティパークも一面、雪化粧していました。ここにいたのは、ハシボソガラスのみ。

Dsc04108c_20260103133501  九華公園についたのは、7時55分。管理人さんは、正月も出勤で、奥平屋敷跡の鳥小屋にいるインコ、文鳥の世話をしておられますし、トイレの掃除をしてくださる方も同様。アイガモたちは、珍しく私が覗き込んだら寄って来ましたし、移動したらついてきました。たぶんエサが欲しかったのでしょうね。

Dsc04149c_20260103133501  予想通り、野鳥、とくに小型野鳥は、あまりいませんでした。相撲場の近くにカワラヒワが数羽。

Dsc04260c_20260103133601 Dsc04321c_20260103133601  奥平屋敷跡には、ハクセキレイが2羽。雪と野鳥のコラボ写真が撮りたかったのですが、そうそううまくは行きません。

Dsc04575c  二の丸跡に移動しようとしたら、イソシギを見つけました。最近、奥平屋敷跡によくいます。よくいるということは、食べるものがあるということなのでしょう。

Dsc04685c_20260103133601  二の丸跡では、モズが出てきました。しかし、撮れたのは、この1枚だけ(苦笑)。モズは少しずつ移動していきましたので、追いかけたのですが、これ以上は撮れず仕舞い。超証拠写真。小型野鳥は、以上。

Dsc04124c_20260103133501 Dsc04659c_20260103133601  水鳥。キンクロハジロ27羽。左の写真は、エサがもらえるかと思って、私に向かって必死に泳いでくるところ。ハシビロガモは、13羽。

Dsc04774c_20260103133601  ヒドリガモは、1ペア。今日は、ホシハジロは、見当たりませんでした。カモもやや少なめでした。

Dsc04126c_20260103133501 Dsc04232c  ユリカモメは、16羽。最近、ユリカモメも少なめですし、野球場のフェンスにたくさん止まっているシーンは見られなくなりました。

Dsc05098c_20260103133601 Dsc05087c_20260103133601  今日、唯一よかったのは、カイツブリが2羽いたことでした。まず、ハジロカイツブリと、カイツブリ1羽ずつが、二の丸堀の東側エリアにいたのを、朝日丸跡から確認していました。

Dsc04928c_20260103133601 Dsc06077c  その後、公園内を回って、野球場のところまで来たら、吉之丸堀の東側エリアにカイツブリが1羽。二の丸堀にいたカイツブリが移動してきたと思ったのですが、その後、二の丸堀の東側エリアには、さきほどのハジロカイツブリと、カイツブリが1羽ずついたのです。ということは、カイツブリは2羽いることが確定。というあたりから、再び雪が降り始めましたので、帰宅の途へ。こういうとき、寺町商店街にはアーケードがありますので、助かります(右の写真、昨年12月28日に撮影。三八市で賑わっていました)。

Dsc05212c_20260103133601 Dsc05304c_20260103133601  ただ、寺町商店街を通り抜けた頃には、雪は止んできて、青空が復活。こんなものです(微苦笑)。住吉入江まで戻ってきたら、オオバンが5羽もいました。住吉水門から続いている入江(水路)ですが、水門からは450mほど奥に入ったあたりです。

Dsc03935c_20260103133501  Dsc04086c_20260103133501わずかとはいえ、せっかく雪が積もっていましたので、それらしい景色でもと思ったのですが、積もった量が知れていますから、これはというものは見つかりません。サザンカの花に雪も、難しいものです。

Kuwanajoukakiriezu  余談。郷土史に興味があって、2017年から市民大学郷土史学科の講座に通い、そのほか、『久波奈名所図会』を個人的に読み下していると書いたことがあります。さらに、昨年末、『くわな史跡めぐり』で訪ねていないところのチェックをしていて、『桑名城下切絵図』のおもしろさに気づきました。桑名市・桑名市博物館が2022年に刊行し太もので、すぐに手に入れ、ときどき眺めてはいたのですが、しっかり見たのは、『くわな史跡めぐり』チェックのときでした。

Marunouchi  この切絵図には、いろいろな情報が書き込まれていて、とても興味深いことに改めて気づいた次第(もっと早く気がつけよ、ということですが)。『文政年間桑名市街之図』がもとになっています。当時はなかった現在の道路や水路が示されていますし、原図に記されていない名称や、現在の呼称が参考情報として加筆されています。左の画像には、勝手ながら、「丸之内」の一部を使用させていただいています(九華公園や、三之丸のあたり)。中央に「九華橋」「扇橋」とあります。これは、現在、堀にかかっている橋の名前。扇橋のところに「鐘の門」「鐘」とありますが、現在の管理事務所あたりでしょう。その上にある「太鼓門」「太鼓」は、今は、「筏橋」がかかっているところと思われます。「服部石見殿」の屋敷は、念仏宗無量寿寺三重別院です。服部石見守(2,000石)は、服部半蔵正成の子孫で、故あって桑名藩に来て(詳細はリンク先にあります)、藩主一族として続きました。右下には「奥平八郎左衛門」とあります。奥平は家老(1,500石)で、この屋敷跡が「奥平屋敷跡」となっています。奥平家は、久松松平家の初代桑名藩主・松平定綱の母・松源院の出である奥平家につながる家系。これまでに郷土史講座で学んだ内容や、『久波奈名所図会』に取り上げられたこととリンクさせたり、この切絵図を参考に散歩したりするとおもしろいかと思っているのです。

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  • 平凡社: 街道アトラス

    平凡社: 街道アトラス
    旧街道に興味があります。ただし、あまりあちこちの街道を歩いたわけではありません。この本では、東海道と中山道は各宿場も紹介されるなど、詳しく載っていますが、その他の街道はダイジェスト。いわば、旧街道のカタログ本といったところ。現代の道と比べたり、旧街道がどのようにつながっていたかを知るにはよい本です。ただし、この本だけを頼りに旧街道を歩くことは、ほぼ不可能でしょう。 (★★★)

  • 保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

    保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)
    今年は、昭和100年であり、戦後80年でもあるということで、新聞などでも特集記事が掲載されています。太平洋戦争は、日本という国を滅亡の一歩手前まで追い込みました。昭和という時代もそれが終わってから35年以上経ちますから、これからは歴史として語られるようになっていくはずです。この本は、二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄、昭和天皇など、時代を大きく変えた8つの事象を取り上げ、当事者たちの感情や思惑排して見つめ直すことを通して、これまでの通説、定説とは異なるそれらの真相を浮かび上がらせようとしています。読後感としては、私なども、何となくそうなのかと思っていたことがひっくり返されたような感じを抱いています。目的と手段を取り違えている、事実や科学的知見から目をそらしている、希望的観測を事実と思い込む、妙な精神論に陥るなど、今も続く認知、思考は、太平洋戦争のときの軍指導者から始まっているのかも知れません。いろいろな意味で「戦後」という概念については、根本的に再検討が必要ですし、日清戦争から太平洋戦争に至る数十年の戦争の時代は、何に由来し、そこから何を学ぶか、よくよく考えてみる必要があると思いました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)

    保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)
    保阪正康さんは、一貫して近現代史を検証し続け、5,000人もの歴史の証人を取材してきています。この本は、月刊『文藝春秋』に掲載されたものから15編を選んでまとめられています。読み応えがあるのに、分かりやすい内容で、昭和史の証人として瀬島龍三、後藤田正晴などインタビューが、また、昭和の戦争7つの謎として無謀な開戦を決意した理由などが載せられています。その後、あの戦争と昭和史を語ろうということで、半藤一利さんなどとの対談が載っています。最後に、歴史をどう引き継ぐかということで、講演録があります。この講演では、江戸時代まで遡らなければ日本人は理解できない、江戸時代の260年を通じて、戦争をしなかったという事実から教訓、知恵を学ぶ必要があるなど、江戸時代に築かれた財産をもう一度取り戻すことの重要性が語られています。明治維新という、薩長の下級武士の暴力革命を経て、帝国主義国家が作られていく過程で、江戸自在の財産は放棄されたと著者はいいます。知識、技術は学び、取り入れたのに、哲学までには思いが至らなかったため、そうなっています。また、もう一つ、著者が強調するのは、天皇制の捉え方、論じ方です。天皇制は、本質的に戦争を嫌う制度だと著者はとらえています。これは、私には目から鱗の見方でした。さらに、天皇は何らかの形で京都にお住まいになって、政治の中心は東京にあってという江戸時代の知恵をもう一度取り戻すのもよいという提案は、真摯に検討する価値があると思います。 (★★★★★)

  • 芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)

    芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)
    関数電卓は持っていますし、その昔は、プログラム電卓で平均値、標準偏差などの計算をする簡単なプログラムを組んで使っていたこともあります。タイトルに惹かれて買ったのですが、ウ~ン、期待はずれでした。計算例が平方根以外にはほとんどありませんでした。関数電卓を片手に、その使い方や、どのような応用ができるかを知りたいと思ったのですが、そういう内容はあまりなくて残念でした。ただこの本を読んでよかったのは、数学の力と計算力とは別物であることが分かったこと。また、計算については、関数電卓などを駆使すればよいということでした。私自身、数学には自信がないのですが、「エェ!?、そうだったっけ?」と思う内容もありました(つまり、間違っているんじゃないの、と思える内容)。 (★)

  • 今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)

    今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)
    地名の由来については興味がありますから、この本を手に取ったのですが、読み始めたものの、すぐに「放置」していました。テーマごとに、それに関連する地名が列挙され、その由来について多少の説明(蘊蓄?)が書かれているのですが、列挙されている(例示されている)地名が煩雑で、読むのが面倒になってしまったのです。「地名マニア」の方であれば、これくらい何のそので読み進めたのでしょうが、私にはちょっと難行でした。2年くらい経って、気を取り直して、少々無理矢理に読み進めました。が、「不思議な名称には物語がある」という、帯の謳い文句には、いささか無理があるかなという気がします。物語というのであれば、個々の地名についてもうすこし物語って欲しい気がするのです。ただし、以上は、極めて個人的な感想です。 (★★)

  • piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)

    piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)
    本の帯に「あなたが毎日スルーしている鳥たちの素顔」「カラスも本当は人が怖い」とあります。ほとんど知っている内容でしたが、このように改めて、まとめてあると、いっそうよく分かりました。野鳥観察を始めたばかりの方、野鳥に興味を持ち始めた方には、最適な参考書の1つと思います。身近にいる鳥ばかりが取り上げられていますが、それだけに身近な鳥の行動や、特徴がよく分かって、野鳥がもっと好きになること請け合いです。タイトル通り、まさに「意外と知らない」です。自分では知っているつもりでも、意外と知らないことは多々ありそうです。 (★★★★★)

  • 五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)

    五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)
    高容姫という女性を知る人は多くはないかも知れませんが、本のサブタイトルにあるように、金正恩の母となった在日コリアンの女性です。北朝鮮では、日本から帰国した人間の社会的地位は低いため、その存在は公的には明らかにされていませんし、「国母」として崇拝されることもありません。これは、金正恩の弱点でもあり、コンプレックスにもなっているかも知れません。大阪の鶴橋で生まれ育った少女の数奇な運命をたどった、力作です。よくぞここまで取材したものだと思います。高容姫の人生をたどることで、北朝鮮の体制、社会、歴史にまで理解が及びます。ほとんど一気読みをしてしまいました。ちなみに、現在も大阪には、金正恩の伯父を始め、親戚が50名以上も暮らしているといいます。このことは、日朝関係の改善や、拉致問題の解決の手がかりになるのではないかという気がします。 (★★★★★)

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)