お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年1月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年1月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

散歩

2024年2月28日 (水)

遅い時間だった割にまあまあの鳥果

Dsc09626c_20240228140801  良い天気で最高気温は14.6℃と高くなりました。風は昨日より弱いものの、冷たく感じます。朝一番にいつものS理容院さんで散髪。9時に終わって散歩へ。中橋、九華公園と回ったところで散歩友達の方に出会い、「うちでコーヒーでもどう?」と誘われ、寄り道30分。その後、貝塚公園、内堀南公園、吉津屋町、京町、寺町と5.3㎞。当初は、新町にある光徳寺まで足を延ばそうと考えていたのですが、時間切れ。光徳寺にヒカンザクラがあると教えてもらったので、一度見てこようと思ったのです。これはまた明日にでも。

Dsc09636c_20240228140801 Dsc09644c_20240228140801  中橋には、ゴイサギやホシゴイが集まる木があります。最近は数が減ったと聞いていますが、その通りでした。今日は、ゴイサギが2羽いただけ。ブロ友のひらいさんによれば、弥富のサギ山にすでにアオサギがかなり集まっているそうですから(2024.02.23~25 お散歩週報)、ゴイサギもサギ山に行ったのかも知れません。九華公園にもアオサギは来なくなっています。

Dsc09677c_20240228140801 Dsc09713c_20240228140801  九華公園では相撲場近くでジョウビタキのメス。ジョウビタキのメスは、久しぶりに見ました。その近くで、カワラヒワ。最近、よく見ます。地上にもよく降りてきています。ペアで行動しているのがほとんど。巣材を運ぶところはまだ見ていません。

Dsc09779c  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス。いつもならここで30分~1時間鳥待ちをするのですが、今日は遅いので、一回りしたのみ。

Dsc09917c_20240228140801 Dsc09952c_20240228140801  本丸跡でツグミとハクセキレイ。ツグミは、グラウンドにも1羽いました。

Dsc09856c Dsc09876c_20240228140801  ユリカモメは、15羽ほど。二の丸橋の欄干と、二の丸堀に散らばっています。その二の丸堀には、今日もカイツブリが来ていました。近くで撮れなかったので、証拠写真。

Dsc09891c Dsc09911c  カモ、今日もキンクロハジロが多数。65羽もいました。ハシビロガモが少し減って10羽(右の写真)。ホシハジロはオスのみ2羽(左の写真)。ヒドリガモは見当たりませんでした。

Dsc00002c_20240228140801  貝塚公園ではモズ。以前にも書きましたが、ここは古くて大きな木々が伐採されて、明るくなりました。それ以来、野鳥が寄ってこなくなった気がします。防犯のためでしょうから、やむを得ませんが、ちょっと寂しい感じ。公園を出るとき、はるか上空をトビが旋回しているのが見えました。

Dsc00170c_20240228140801  拙宅前の住吉入江には、ヒドリガモが3ペア。ということでいつもより1時間半遅い散歩でしたが、成果はまあまあ。

Dsc00150c_20240228140801  寺町の河津桜も見てきたのですが、今日は三八市が開催されていて、人出が多く、桜見物の方も多かったためか、メジロは見当たりませんでした。

Dsc00157c_20240228140801  余談。午後、教育委員会の先生から電話があり、来年度も仕事の依頼をいただきました。ありがたいことです。微力を尽くすとともに、老害でご迷惑をかけないように十分に留意する所存です。

2024年2月27日 (火)

メジロの求愛行動?

Dsc09624c_20240227160001  昨日と同じく、晴れて風が強くなっています。気温はやや下がって11.0℃。今朝も7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.3㎞(昨日と同じところを歩いたのですが、Google Fitのデータでは、0.8㎞も違います)。

Dsc07614c_20240227160001 Dsc07656c_20240227160201  散歩に出てすぐ、拙宅マンション敷地内でメジロに遭遇しましたが、写真は撮れず。諸戸氏庭園のところにジョウビタキのオス。日がよく当たりすぎ(苦笑)。住吉入江には、今日もヒドリガモ。3ペアにオスがもう1羽。昨日と同じメンバー構成です。

Dsc07728c_20240227160101 Dsc07754c_20240227160101  住吉水門のところには、内側にヒドリガモが5ペアとオオバンが1羽。外側にもヒドリガモ2ペアとコガモのオス(左の写真)。揖斐川は、風でけっこう波立っていて、カンムリカイツブリが2羽いたのみ。

Dsc07786c_20240227160101 Dsc07839c_20240227160101  七里の渡し跡では、まず、ハクセキレイ(左の写真)。コガモ(右の写真)が4ペアと、ほかにメスが1羽。オオバン2羽や、キンクロハジロ羽もいました。

Dsc07994c_20240227160101 Dsc07909c  柿安コミュニティパークでは、ジョウビタキのオス。かなり近づけました。コガモのオス1羽とメスが4羽、上陸して休んでいたほか、オオバン3羽とキンクロハジロのメス2羽も。右の写真のオオバンは、別の個体とトラブった直後の様子。

Dsc08076c_20240227160101  Dsc08251c_20240227160101 九華公園に着いて、相撲場近くの堀でコガモのペアが1組。奥平屋敷跡では、ツグミ2羽。シメも一瞬だけ見ました。ほかにはカワラヒワや、ジョウビタキのオス、ドバトが来たくらい。

Dsc08276c  鳥待ちをしていたら、20羽以上いたドバトがいきなり飛び立って驚きました。二の丸堀の方を見ると、目の前にトビ。これに驚いたのでしょう。トビが神戸櫓跡の方に行くと、そこにいたカワウたちも逃げていきます。その後、カラス2羽がトビにちょっかいを出し、揖斐川の方へ飛び去ってしまいました。写真は撮れず。その後、ミサゴがやって来たのですが(左の写真)、二の丸堀の東の端の上空を旋回しており、いかにも遠い。

Dsc08871c_20240227160101 Dsc09011c_20240227160201  辰巳櫓跡でシロハラを見つけました。これほど近くで見たのは、今シーズン初めて(前回は遠くから撮った証拠写真だけでした)。 本丸跡では、ツグミ。他にはカワラヒワがたくさん地上に降りて、エサ探しをしていました。

Dsc08966c  鎮国守国神社では、「豊後梅ジロウ」。梅の花は、盛りを過ぎつつあります。

Dsc08154c Dsc08737c  二の丸堀の西側エリアにカイツブリ。カモ、今日はキンクロハジロが多く、58羽(右の写真、オス)。ヒドリガモは1ペアとオス1羽、ハシビロガモは12羽、ホシハジロはオス2羽にメス1羽。

Dsc09048c_20240227160201 Dsc08609c_20240227160101  ユリカモメは39羽。最近は、二の丸堀にかかる二の丸橋の欄干に集まっています。

Dsc09307c_20240227160301 Dsc09438c_20240227160301  今日も寺町の河津桜を見てきました。といっても桜そのものよりも、河津桜にメジロを期待して、です。昨日も、今日も風が強いので、撮影はなかなか難しい。

Dsc09567c_20240227162301 Dsc09581c_20240227163201  そういう中、メジロの求愛行動と思われるシーンを見られました。左の写真のメジロは、オスと思われ、翼を振るわせながら盛んに鳴いていました。引いて撮った写真が右のもの。この写真で向かって左下にいるのが、このメジロ。少し離れて対面しているメジロはメスと思われます。上にもう1羽いますが、これは不明。「お邪魔虫」なのでしょうか??

Dsc09208c_20240227160301  拙宅前まで戻ってきたら、住吉入江には、散歩に出るときにいたヒドリガモたちがまだいました。明日は、もう少し気温が上がる一方、風は少し弱くなるという予報です。散髪に行ってから、また、「河津桜にメジロ」を見に行くことにしましょう。写真は、河津桜。寺町商店街の南の端のあたりにて。

20240224はだか祭の余韻残る国府宮神社ウォーキング(その2)……国府宮神社から大御霊神社、中高記念館、国府宮神社一の鳥居、長束梅公園から三菱ビルソリューションズのエレベーター試験塔を見て稲沢駅にゴールにて「完」

Img_7292c_20240225190901 Inazawa0  2月24日に行ってきた「はだか祭の余韻残る国府宮神社ウォーキング」の本編その2です。その1では、JR稲沢駅をスタートし、神明社、宮前公園、萬徳寺から舟形神社を経て国府宮神社まで行きました。その2では、国府宮神社から南へ神社の参道を下りながら、大御霊神社、中高記念館、大江橋、国府宮神社一の鳥居から長束梅公園、大光寺、白山神社、三菱ビルソリューションズ稲沢ビルシステム製作所のエレベーター試験塔と回ります。

Img_7299c_20240225191201 Img_7316c_20240224154201  国府宮神社から南に300mほど行ったところに大御霊神社への道標があります。ここを右折して200mあまり行くと、大御霊神社があります。ここも国府宮三社の1つ。国府宮神社の別宮。ご祭神は、大歳神之御子(大年神の御子神の大国御魂神)。ここで、小休止。JRさわやかウォーキングの参加賞品でもらった三角チェアが大活躍。お茶を飲んで水分補給をするとともに、甘い物でエネルギー補給。

Img_7337c_20240224154201  参道に戻ってさらに南へ。はだか祭の時には、この本来の参道は裸男専用で、両側の道が一般参拝者の参道になるようです。今日もまだ露店がたくさん出ていました。

Img_7339c_20240224154301 Img_7347c_20240225192301  こちらは中高記念館。珍しい名前ですが、明治20(1887)年4月に開校した中島郡高等小学校の建物でした。「中島郡高等小学校」を略して「中高」なのでしょう。もともとは、明治13(1880)年に建てられたようですが、何に使われていたかは定かではありません。高等小学校当時は稲葉村禅源寺山にありました。明治45(1912)年1月高御堂に移し、稲沢町役場として活用され、その後、学校などに使っていたものを昭和35(1960)年現在地に移築され、保存されることになりました。明治中期の学校建築以降として貴重な建物です。

Img_7380c_20240225192401 Img_7373c_20240224154301  中高記念館の南、大江橋の手前にある国府宮神社の鳥居。神社からここまで600mほど参道が続いています。この日、参道は、臨時駐車場になっていました。 社号標も大きく、その南には、2月11日の「儺追神事(はだか祭)標柱建式」で建てられた標柱があります。

Img_7403c_20240224154301  この鳥居のすぐ南に大江川にかかる大江橋があります。昭和30(1955)年、稲沢市の前身である稲沢町の誕生の際に町村合併記念として整備された橋だそうです。

Img_7419c Img_7411c_20240225193001  稲沢中学校の西側をまだまだ南へ進んでいきます。道の両側には、石灯籠が並んでいます。これは、大鏡餅を奉納した地区が奉納した石灯籠のようです。

Img_7433c_20240224154301  国府宮神社から1㎞余り南下したところに国府宮神社一の鳥居があります。この一の鳥居は、美濃路という旧街道に面しています。ここから名鉄名古屋本線沿いにさらに南へ。稲沢市民会館(名古屋文理大学文化フォーラム)や、文化の丘公園のあるあたりで東へ。

Img_7454c_20240224154401 Img_7473c_20240224154401  県道136号線を越えたところに長束(なづか)梅公園。このあたり・稲沢市長束町原産の「長束梅」の原木が植えられています。現存する長束梅の木は非常に少なく、全国的にもほとんど残っていないそうです。長束梅は、梅干しなどに多く用いられたといいます。ここの原木もかなりの老木(樹齢90年ほど)でした。

Img_7479c_20240225193401  これは、長束梅の花。実は、この公園内に長束正家邸址があったのですが、それは見忘れました(苦笑)。長束正家は、豊臣五奉行の一人で、ここが生誕地とされています。コースマップには書いておいたのですが、うっかり。注意力が低下しているようです。

Img_7487c_20240224154401 Img_7503c  その東に恵日山大光寺と白山社。大光寺は、臨済宗妙心寺派。白山社は、創建年代など詳細は不明ですが、17世紀後半から19世紀初頭までの間に創建されたものと推測されています。ご祭神は社名からみて菊理媛命(くくりひめのみこと)と考えられます。これで立ち寄り先は、ほぼコンプリート。

Img_7546c_20240224154401 Img_7530c_20240225193601  三菱ビルソリューションズ稲沢ビルシステム製作所の周りを西から北へと歩きます。ここには、稲沢にちなんで高さ173mのエレベーター試験塔があり、遠くからでもよく見えます。高さは、世界最高レベルです。工場内には当然立ち入れませんので、あちこちから眺めてきました。ちなみに拙宅マンションのエレベーターも三菱ビルソリューションズのものです。

Img_7556c_20240224154401  せっかくここまで北からにはと思い、工場の入り口のところまで行ってエレベーター試験塔を見てきました。迫力があります。

Img_7564c_20240224154401 240224122347908c  稲沢駅の周りには、昼食を食べられるところがあまりないということで、途中、駅前4丁目交差点にあった台湾料理盛源美食城でランチ。Bランチで、チャーハン&唐揚げ3個をチョイス。これで¥780はお得。唐揚げはとても大きく、満腹。

Img_7576c_20240224154401  稲沢駅には12時45分に戻ってきました。13時ちょうどに大府行き普通電車がありましたので、それに乗って名古屋駅に13時11分着。関西線に乗り換え。13時16分発の四日市行き普通で桑名には、13時50分着。¥590。

Screenshot_20240224141844c  この日のGoogle Fitのデータ。9.8㎞、16,712歩でした。自宅~桑名駅往復は、2.5㎞ほどですから、現地では7㎞あまりを歩いてきたことになります。

 ちなみに国府宮神社で授与していただいた「儺追大鏡餅(切餅)」は、焼いて醤油をつけ、海苔を巻いていただきました。

 

 

2024年2月26日 (月)

河津桜もよく咲き、今日は「河津桜にメジロ」

Dsc07594c_20240226162001  天気は良く、気温も13.2℃まで上がったのですが、季節風が強くて寒く感じます。最大風速は、7.1m/s。以前と同じように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.5㎞。冒頭の写真は、散歩から帰ったときのものですが、多度山から雲が流れてくるという、典型的な冬の空。

Dsc06400c Dsc07522c  まずは、寺町商店街の河津桜。木によって違いがありますが、ほぼ満開となった木も増えてきました。今日のような風の強い日は避けた方がよいでしょうが、そろそろ花見を楽しめます。

 

Dsc07485c_20240226162301 Dsc06967c_20240226162201  河津桜がよく咲いてくると、私が気になるのは、メジロ。今日も30分くらいかけてじっくり見てきました。「河津桜にメジロ」です。「サクジロー」と呼ぶ方もありますが、私には今ひとつピンときません。何かいい呼び方がないでしょうか。

Dsc07346c_20240226162301  河津桜にメジロで膨大な枚数の写真を撮ってきました。合計で2,300枚以上。今日だけで、です。ペケ写真が多いのですが、それでも一通りチェックしなければならず。大変でした。自業自得とはいえ……。

Dsc05251c_20240226162101Dsc05445c 散歩の初めから。住吉入江には、ヒドリガモが合計7ペア。私が散歩に出た時間対は、まだ休憩中。オオバンも2羽いました。2羽が一緒に行動しているように思えましたから、これもペアなのかも知れません。

Dsc05333c_20240226162101  桑名七里の渡し公園から諸戸氏庭園上空をトビが旋回していました。割と近くにミサゴらしき鳥も見えましたが、こちらはうまく撮れず。

Dsc05567c  七里の渡し跡にもヒドリガモが2ペアと、コガモのオスが2羽にメスが3羽(写真はありません)。三之丸公園でツグミ(左の写真)。

Dsc05598c Dsc05655c_20240226162101 柿安コミュニティパークの堀には、コガモのオス(左の写真)が3羽にメスが5羽。ここにもオオバン(右の写真)が2羽。

Dsc05670c Dsc05918c  九華公園には8時に到着。奥平屋敷跡でツグミ。シメも2度ほど見たのですが、写真には撮れずじまい。ハクセキレイもやって来ました。しかし、風が強いこともあってか、小型の野鳥はあまり来ません。

Dsc06147c Dsc06284c_20240226162201  本丸跡でジョウビタキのオス。見慣れた色模様で、いつも本丸跡や、朝日丸跡で見る個体。ほかにもカワラヒワ、メジロなどがいました。鎮国守国神社の境内では、久しぶりにウメジロウ。今日は、1羽だけ。

Dsc05763c Dsc06317c  ユリカモメは、28羽。左の写真は、珍しく奥平屋敷跡に降りてきたところ。右の写真は、二の丸橋の欄干に並んだシーン。

Dsc06047c Dsc06060c  カモは、キンクロハジロが何と69羽。日によって増減がかなりあります。ハシビロガモは20羽。オス1羽は、今日も吉之丸堀の橋の橋脚で休んでいて気になります。ホシハジロは、オス、メスとも1羽ずつ。ヒドリガモは、オス1羽にメス1羽。

Dsc06685c  このあとの公園ではヒヨドリ、スズメ、ムクドリくらい。非常勤先の授業評価アンケートへのコメントは先週送り、今日、「受け取った」という返事がありました。これで今年度の非常勤の仕事はすべて完了。来月後半になると、来年度の学事日程などが届くはず。今週は、土曜日に近鉄ハイキングの酒蔵みてある記に行きたいと思っています。河津桜が盛りの間に、河津桜とメジロを究めねば(微笑)。

20240224はだか祭の余韻残る国府宮神社ウォーキング(その1)……稲沢駅をスタートし、萬徳寺から舟形神社を経て国府宮神社へ

Img_7242c_20240224154101  2月24日は、久しぶりに天気が回復。よく晴れて、暖かくなりました。桑名では最高気温は、12.7℃。風も弱く、ウォーキング日和。この日は、予定通り、国府宮へウォーキング。2月22日にはだか祭が行われたばかりの国府宮神社などへ行ってきました。「まだ、はだか祭りの余韻が残っているか」と期待しつつ、です。この日も、同級生K氏と二人旅。

Img_7014c_20240224154101 JR桑名駅を8時25分に出る名古屋行き普通に乗車。名古屋駅には8時56分着。東海道線に乗り換え。9時4分発岐阜行きの普通電車で、稲沢駅に9時16分着。¥590。稲沢に来たのは、私はたぶん2回目。息子が小さいときに、愛知機関区(旧稲沢機関区)に機関車や貨車を見に来た記憶があります。

Inazawa0   こちらがこの日歩いたルートマップ。JR東海道線稲沢駅と名鉄名古屋本線国府宮駅に挟まれたエリア。主な立ち寄り先は、稲沢神明社、宮前公園、萬徳寺、舟形神社、国府宮神社(尾張大国霊神社)、大御霊神社、中高記念館、大江橋、国府宮神社一の鳥居、長束梅公園、大光寺、三菱ビルソリューションズ稲沢ビルシステム製作所(エレベーター試験塔)。コースマップ上は、6㎞。9時20分過ぎに稲沢駅西口をスタート。

Img_7029c_20240225161101  稲沢駅から西へ。200mほどのところに神明社があります。稲沢神明社とあります。神明社ですから、ご祭神は天照大神。それ以外のことは調べてもよく分かりません。

Img_7045c_20240225162001 Img_7048c_20240224154101  続いて宮前公園。ライオンズの森という石碑もありました。この公園内にD51機関車が保存されています(D51の823号機)。昭和45(1970)年8月まで走っていたといいますが、残念ながら金網におおわれていて、その姿はよく見えません。

Img_7062c_20240225162401 Img_7224c_20240224154101  宮前公園から北に行くと、長沼山華王院萬徳寺真言宗のお寺。8世紀中頃の創建ですが、その後衰え、建長6(1254)年に常円上人が再興し、亀山天皇の綸旨により勅願寺となりました。常円は、「沙石集」をあらわした無住一円の兄です。萬徳寺は尾張国の真言宗の大本山と称し、53の末寺をもち、寺領53石を有していました。

Img_7115c_20240225162901 Img_7130c_20240225162901  左の写真は、多宝塔(重要文化財)。2層の構造をもつ宝塔で、初層は方形、2層の中心部は円筒形、屋根は方形で、上下の連続部分は饅頭形(亀腹)となっています。上下層とも檜皮葺きで、塔の上に相輪が上がっており、室町時代後期の建造と考えられています。多宝塔の北に鎮守堂(重要文化財)があります。一間社流造、檜皮葺きの神社建築です。棟札によれば、享禄3(1530)年の建立です。

Img_7166c_20240224154101  ここ萬徳寺は「ぼたん寺」と呼ばれるほど、牡丹で有名。境内には約700本の牡丹があるそうです。牡丹の季節には、見事だろうと思います。

Img_7193c_20240224154201 Img_7196c_20240224154201  萬徳寺から南の道路に出て西に向かいます。日本軽金属の工場や、吹上公園の北を通り、国府宮神社に行く前に舟形神社に立ち寄ります。舟形神社。国府宮神社の別宮で、「国府宮三社」の1つ。ご祭神は、田心姫命(たごりひめのみこと:宗像三女神の1つ)。

Img_7224c_20240224154101  国府宮神社(正式には、尾張大国霊神社)に近づくにつれ、クルマの渋滞が見られ、人出も増えてきました。期待した「はだか祭の余韻」はかなりありそうな感じです。2月22日にあの有名な「はだか祭」が行われたばかりなのです。崇神天皇の時代に鎮座と伝わります。式内社。主祭神は、国土(くにつち)の神、尾張大国霊神・大御霊神(尾張人の祖先が当地を開拓する中で、自分達を養う土地の霊力を神と崇めたものとされ)とともに、宗像(むなかた)神(市杵嶋姫命田心姫命湍津姫命の海神です。宗像神が祀られているのは、三宅川を利用して伊勢湾にいたる水路の安全を守る神社でもあったと考えられています。この楼門(重要文化財)は、室町時代初期のもの。

Img_7253c_20240224154101 Img_7263c_20240224154101  実は、拝殿にお参りする前、楼門をくぐったところに「切餅最後尾」という看板を見つけてしまいました。はだか祭に大鏡餅が奉納されるのですが、それが切餅として授与されるのです。これを逃す手はないということで、まずは列に並び、小1個が初穂料¥100ということで、4個をゲット。

240225081750248c  ちなみに、こちらが帰宅して開けて見た切餅。正月にいただく、普通の切餅くらいのサイズでした。このお餅をいただくと、夏病みしない、あるいは、1年を健康に過ごせるといわれるそうです。

Img_7280c_20240224154101  建物配置は「尾張式(尾張造)」で、楼門から拝殿、本殿の配置が「く」の字になっています。こちらの拝殿(重要文化財)は江戸時代初期の建立。平安時代末期には尾張総社と呼ばれ、古くから厄除けの神として信仰を集めています。隣接する松下町一帯が尾張の国府の所在地(尾張国衙)であったと考えられることから、国府宮と呼ばれました。旧暦で正月13日の儺追(なおい)神事は、国府宮のはだか祭として有名です。

Img_7276c_20240225170501 Img_7272c_20240225170501  ところで左の写真が、はだか祭で裸男がもみ合いをするところ。テレビで見ていると、もっと広いところのように思っていましたが、案外狭い。写真を撮った場所の背後には、桟敷席が設けられていました。左の写真で奥の建物が、儺追殿(なおいでん)。建物に向かって右端にはだか祭のとき、神男が儺追殿に納まるところがあります(右の写真)。

Img_7247c_20240225170901  余談。楼門をくぐったところには蕃塀(ばんぺい)がありました。参道上で拝殿の前に存在する短い塀です。「不浄除け」、「透垣」、「籬」などとも呼ばれる。正殿を直視しない(できない)ようにするとか、不浄なものの侵入を防ぐために造られたといわれていますが、正確な目的は不明だそうです。桑名あたりでは見たことがありません。伊勢神宮には内宮、外宮ともにあります。尾張地方の神社でよく見ます。先日訪ねた津島神社にもありました(2024年2月3日 :20240126津島神社初詣ウォーキング(その2)……大イチョウ、総本家角政から津島神社、天王川公園へ)。

Img_7296c_20240225171401  先日の津島神社もそうでしたが、ここ国府宮神社も、ぜひとも一度は訪ねてみたかったところですので、また念願が一つ叶ったということです。その1はここまで。その2では、国府宮神社の参道を下りながら、大御霊神社、中高記念館、大江橋などに向かいます。

2024年2月25日 (日)

20240225「昭和のくらし 昭和の一隅展」へ@四日市市立博物館

 朝から雨になっていますが、さほど強く降ることはなさそうでした。いつもなら「雨読の日」なのですが、急に思い立って、出かけてきました。行き先は、四日市市立博物館。1月2日から3月3日まで「昭和のくらし 昭和の一隅展」が開かれているのです。この「昭和のくらし」展は、毎年、1月から3月の恒例展覧会。このところ必ず見に行っています。今日の天気予報では「弱い雨」でしたので、それなら行ってくるかと思い立ったのです。

240225093020674c 240225100214637c  近鉄桑名駅を8時59分に出る塩浜行き普通に乗車。近鉄四日市駅には9時23分着。¥360。博物館まで歩いていくと、開館時刻の9時半に着けるという見込みで、その見込み通り開館と同時に入館。 初めのうちは、ほぼ独占状態で見られました。¥500。

240225093653298c  今回の目玉は、太田隆司さんのペーパーアートが多数展示されていることです。いわゆる「ペーバークラフト」とはまったく異なり、紙を微妙に重ねて「絵が描いてある」という感じの作品です。二次元の「絵」でもなく、360度から見える完全な立体でもありません。17センチの奥行きの中に独特の世界が展開されています。これは、百聞は一見にしかずの世界。興味をお持ちになったら、ご覧になることをお勧めします(撮影可、SNSで公開可となっています)。こちらは、「春 アクシデント」という作品。

240225093758014c  どの作品もとても興味深いのですが、2つを取り上げます。左の作品、白黒カラーのスポーツカーが見えます。「秋 上小出オート」というタイトル。若い頃、私はトヨタのAE86トレノに乗っていたのですが、これはたぶん86レビン。1,600ccの直列4気筒DOHCエンジンで、130馬力を叩き出し実によく走りました。

240225094134257c  Ddb3e864_20240225130901 もう1つは、四日市にちなんだシーンということで、末広橋梁。市内の千歳運河にかかる跳開式可動橋です。作品のタイトルは、「昭和の文化遺産-四日市末広橋梁-」。何度も現地に行ったことがあります。右の写真は、去年の3月11日に撮ったもの(2023年3月11日:20230311勝手にハイキング「四日市旧港から四日市市立博物館へ……『昭和のくらし 昭和のおもちゃ』展で昔を懐かしむ」(一回完結))。

240225094614521c  「昭和のくらし」の方は、例年と同じようなものが出ています。こちらでは、昭和30年代の家庭の光景が再現されています。私の子どもの頃の自宅の雰囲気もそっくり。

240225094356756c  真空管ラジオ。5球スーパーというもの。わが家にあったものは、ナショナル(現在のPanasonic)製でしたが、外観はこれによく似ていました。

240225094650197c 240225094643619c  かつてはどこのお宅も、電話といえばこれでした。いわゆる「黒電話」。いまでは、博物館に展示され、その使い方も掲示で説明されています。今日は載せませんが、平成の時代に流行った「二つ折り携帯電話」もすでに展示されています。

240225094703296c  英文タイプライターです。大学に入った年に安い、ブラザーか、オリベッティか忘れましたが、英文タイプライターを買って、それに附属していた教則本に沿ってしばらくタッチタイピングの練習を行い、そのスキルを身につけられました。これは、就職してから現在に至るまでパソコンを使うのにとても役に立っています。

240225095725933c  タイプライターといえば、昭和54(1979)年に就職してから、学会発表の資料やグラフをつくるのに、和文タイプライターを使ったこともありました。「キーによる盤面操作で活字箱から任意の活字を取り出す」というメカニズムが採用されていますが、英文であればアルファベットは26文字ですが、日本語では、ひらがな・カタカナ・漢字と膨大な数の活字が必要になります。ごくまれに活字が納められているところをひっくり返してしまい、元に戻すのに膨大な時間と労力を注いだこともありました。

240225095509244c_20240226043601  今回、展示のところどころに「あなたの昭和度は?」という展示というか、掲示というかが出ていました。こちらは初級編。「アベック」という言葉、今でも使ってしまいます。英語の筆記体が書けるのは当然と思っています(今は習わないようです)。「当たり前だ」といえば、あのクラッカーです。風船ガム、練習しましたねぇ。冷凍ミカン、駅の売店で売っていました。「巨人・大鵬・卵焼き」世代です。この展示、中級編、上級編、名人編、師範編と5段階に分かれています。

240225100715532c 240225100728036c  ここからは以前のブログでも紹介したことがありますが、四日市市立博物館にある時空街道の展示。これらは、江戸時代に荷物を運んだ馬の様子。馬といってもサラブレッドではなく、日本在来馬。足には、蹄鉄ではなく、馬用の草鞋を履いています。馬用の草鞋が気に入っているのです。

240225100512520c  もう1つ。焼き蛤の店。江戸時代のものを再現しています。「その手は桑名の焼き蛤」といいますが、朝日町の小向や、四日市の富田あたりでも焼き蛤が売られていました。小向、富田は江戸時代は、桑名藩領でした。

240225100930470c  本屋に立ち寄って新書を2冊買い、四日市近鉄百貨店の食品売り場を覗いて、近鉄四日市駅発10時51分の名古屋行き急行で帰宅。桑名駅には、11時3分の到着。¥360。

2024年2月24日 (土)

20240224はだか祭の余韻残る国府宮神社ウォーキング(予告編)

Img_7242c_20240224154101  雨続きでしたが、久しぶりに天気が回復。よく晴れて、暖かくなりました。桑名では最高気温は、12.7℃。風も弱く、ウォーキング日和。今日は、予定通り、国府宮へウォーキング。2月22日にはだか祭が行われた国府宮神社などへ行ってきました。「まだ、はだか祭りの余韻が残っているか」と期待しつつ、です。同級生K氏と二人旅。今回は、予告編。

Img_7014c_20240224154101 Img_7590c_20240224154401  JR桑名駅を8時25分に出る名古屋行き普通に乗車。名古屋駅には8時56分着。東海道線に乗り換え。9時4分発岐阜行きの普通電車で、稲沢駅に9時16分着。¥590。稲沢に来たのは、私はたぶん2回目。息子が小さいときに、愛知機関区に機関車や貨車を見に来た記憶があります。

Inazawa0  こちらが今日歩いたルートマップ。JR東海道線稲沢駅と名鉄名古屋本線国府宮駅に挟まれたエリア。主な立ち寄り先は、宮前公園、萬徳寺、舟形神社、国府宮神社(尾張大国霊神社)、大御霊神社、中高記念館、大江橋、長束梅公園、大光寺、三菱ビルソリューションズ稲沢ビルシステム製作所(エレベーター試験塔)。コースマップ上は、6㎞。9時20分過ぎに稲沢駅をスタート。

Img_7048c_20240224154101  宮前公園には、D51機関車が保存されています(D51の823号機)。昭和45(1970)年8月まで走っていたといいますが、残念ながら金網におおわれていて、その姿はよく見えません。

Img_7103c_20240224154101 Img_7152c_20240224154101  続いて、長沼山華王院萬徳寺。真言宗のお寺。8世紀中頃の創建ですが、その後衰え、建長6(1254)年に常円上人が再興し、亀山天皇の綸旨により勅願寺となりました。尾張国の真言宗の大本山と称し、53の末寺をもち、寺領53石を有していました。多宝塔、鎮守堂(いずれも重要文化財、室町時代後期)があります。

Img_7166c_20240224154101  萬徳寺は「ぼたん寺」と呼ばれるほど、牡丹で有名。境内には約700本の牡丹があるそうです。

Img_7193c_20240224154201 Img_7196c_20240224154201  国府宮神社の東に舟形神社。国府宮神社の別宮で、「国府宮三社」の1つ。ご祭神は、田心姫命(たごりひめのみこと:宗像三女神の1つ)。

Img_7224c_20240224154101 Img_7280c_20240224154101  いよいよ国府宮神社(尾張大国霊神社)へ。2月22日にあの有名な「はだか祭」が行われたのがこちら。崇神天皇の時代に鎮座と伝わります。式内社。主祭神は、国土(くにつち)の神、尾張大国霊神・大御霊神(尾張人の祖先が当地を開拓する中で、自分達を養う土地の霊力を神と崇めたものとされ)とともに、宗像(むなかた)神(市杵嶋姫命田心姫命湍津姫命です。建物配置は「尾張式」で、楼門から拝殿、本殿の配置が「く」の字になっています。楼門(重要文化財)は、室町時代初期のもの。拝殿(重要文化財)は江戸時代初期の建立。平安時代末期には尾張総社と呼ばれ、古くから厄除けの神として信仰を集めています。旧暦で正月13日の儺追(なおい)神事は、国府宮のはだか祭として有名です。

Img_7253c_20240224154101 Img_7263c_20240224154101  実は、拝殿にお参りする前、楼門をくぐったところに「切餅最後尾」という看板を見つけてしまいました。はだか祭に大鏡もちが奉納されるのですが、それが切餅として授与されるのです。これを逃す手はないということで、まずは列に並び、小1個が初穂料¥100ということで、4個をゲット。このお餅をいただくと、夏病みしないといわれるそうです。

Img_7268c_20240224154101  ちなみに、こちらは、はだか祭のとき、神男が儺追殿に納まるところ。

Img_7316c_20240224154201  国府宮神社からは「国府宮三社」のもう1社である大御霊神社へ。国府宮神社の別宮。ご祭神は、大歳神之御子(大年神の御子神の大国御魂神)。ここで、小休止。

Img_7337c_20240224154201  このあたり、国府宮神社の参道が続いています。はだか祭の時には、この本来の参道は裸男専用で、両側の道が一般参拝者の参道になるようです。今日もまだ露店がたくさん出ていました。

Img_7339c_20240224154301  中高記念館。明治20(1887)年4月に開校した中島郡高等小学校の建物でした。当時は稲葉村禅源寺山にありました。明治45(1912)年1月高御堂に移し、稲沢町役場として活用され、その後、学校などに使っていたものを昭和35(1960)年現在地に移築され、保存されることになりました。明治中期の学校建築以降として貴重な建物です。

Img_7403c_20240224154301  その先、稲沢中学校のところに大江橋。昭和30(1955)年、稲沢市の前身である稲沢町の誕生の際に町村合併記念として整備された橋だそうです。

Img_7433c_20240224154301  国府宮神社から1㎞余り南下したところに国府宮神社一の鳥居があります。この一の鳥居は、美濃路という旧街道に面しています。ここから名鉄名古屋本線沿いにさらに南へ。稲沢市民会館(名古屋文理大学文化フォーラム)や、文化の丘公園のあるあたりで東へ。

Img_7454c_20240224154401 Img_7473c_20240224154401  県道136号線を越えたところに長束(なづか)梅公園。このあたり・稲沢市長束町原産の「長束梅」の原木が植えられています。現存する長束梅の木は非常に少なく、全国的にもほとんど残っていないそうです。長束梅は、梅干しなどに多く用いられたといいます。ここの原木もかなりの老木でした。

Img_7487c_20240224154401 Img_7503c  その東に恵日山大光寺と白山社。大光寺は、臨済宗妙心寺派。白山社は、創建年代など詳細は不明ですが、17世紀後半から19世紀初頭までの間に創建されたものと推測されています。ご祭神は社名からみて菊理媛命(くくりひめのみこと)と考えられます。これで立ち寄り先は、ほぼコンプリート。

Img_7546c_20240224154401  三菱ビルソリューションズ稲沢ビルシステム製作所の周りを西から北へと歩きます。ここには、稲沢にちなんで高さ173mのエレベーター試験塔があり、遠くからでもよく見えます。高さは、世界最高レベルです。工場内には当然立ち入れませんので、あちこちから眺めてきました。

Img_7564c_20240224154401 240224122347908c  稲沢駅の周りには、昼食を食べられるところがあまりないということで、途中、駅前4丁目交差点にあった台湾料理盛源美食城でランチ。Bランチで、チャーハン&唐揚げ3個をチョイス。これで¥780はお得。唐揚げはとても大きく、満腹。

Img_7576c_20240224154401  稲沢駅には12時45分に戻ってきました。13時ちょうどに大府行き普通電車がありましたので、それに乗って名古屋駅に13時11分着。関西線に乗り換え。13時16分発の四日市行き普通で桑名には、13時50分着。¥590。

Screenshot_20240224141844c  本日のGoogle Fitのデータ。9.8㎞、16,712歩でした。自宅~桑名駅往復は、1㎞余りですから、現地では7㎞あまりを歩いてきたことになります。本編の記事は、また明日以降ということで。

2024年2月23日 (金)

エイヤッと出かけたら、案の定降られて途中で撤退

Dsc04168c_20240223161001  雨雲レーダーでは薄い雨雲がかかっているとなっていたのですが、実際には雨は降っていませんでしたから、7時40分から散歩へ。しかし、やはり降られました(苦笑)。懲りないというか、学習しないというか。住吉神社から九華公園を往復して帰宅。4.5㎞。九華公園にいる間にポツポツと雨が落ちてきたのです。

Dsc04172c_20240223161001 Dsc04236c_20240223161001  拙宅前の住吉入江や、住吉水門の内側にヒドリガモたち。9ペアとオスが1羽。今の時期になって相手が見つからないのは、ヤバいのではないかと思います。オオバンも1羽。

Dsc04281c_20240223161001  Dsc04365c_20240223161001 七里の渡し跡にイソヒヨドリのメス。今日の写真は、曇天で暗かったこともあって、皆今ひとつ。三之丸公園ではジョウビタキのオス。近づくとすぐに逃げられ、苦労しました。

Dsc04612c  九華公園の奥平屋敷跡では、2ヶ所でウグイスがさえずっていました。一方はかなり上手にさえずるのに、もう一方はまだまだ練習が必要で、ずっこけそうになりました。写真は、超証拠写真。ほかにここでは、カワラヒワやツグミ。

Dsc04718c_20240223161101  二の丸堀には、カイツブリ。ちょっと距離がありましたので、これも証拠写真。この頃には、雨も降っていました。

Dsc04935c_20240223161001 Dsc04903c_20240223161001  本丸跡では、シメとシロハラ。九華公園では、シロハラは今シーズン初めて見ました。

Dsc05004c_20240223161001  神戸櫓跡の説明板にジョウビタキのオス。

Dsc04854c_20240223161001 Dsc04837c  野球場では、ツグミが3羽。ハクセキレイ2羽。ツグミはいずれもちょっと遠いところ。

Dsc04543c_20240223161101Dsc05041c_20240223161001  カモは、ハシビロガモは17羽いましたが、キンクロハジロは19羽。今日はヒドリガモはいませんでした。代わりに相撲場近くの堀にコガモのオス2羽、メス1羽。帰る途中、柿安コミュニティパークでメスのジョウビタキ、また、船津屋さんの裏手でホオジロのカップルにも出会いましたが、雨がけっこう降っていて、証拠写真以下の写真しか撮れず。

Dsc05027c_20240223161001  午後になって雨は上がり、夕方近くには晴れ間も見えてきました。明日は、晴れのち曇りの予報。稲沢へウォーキングに出かけることにしています。昨日、裸祭が行われた国府宮神社にも立ち寄るつもりです。写真は、お気に入りの鎮国守国神社の豊後梅。

2024年2月22日 (木)

九華公園にビンズイが登場

Dsc04158c  雨は朝方には上がりました。雨雲レーダーを見ても、大きな雨雲の隙間に入り、降りそうもありませんでしたので、8時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、新築公園からアピタ桑名店へ。寺町を通って、6.3㎞。午後からは晴れ間も見えたくらいです。気温は上がらず、最高13.4℃。

Dsc03851c_20240222150201 Dsc03433c_20240222150101  今日は、これらから。まずはビンズイ。冬のシーズンに九華公園に来るのですが、今シーズンは、今日が初見。辰巳櫓跡の近くに3羽がいました。また、久しぶりにコゲラも九華公園に登場。公園に着いたときから鳴き声が聞こえていましたが、本丸跡で遭遇。

Dsc02971c_20240222150201 Dsc03019c  さて、散歩の初めから。住吉水門の周囲にヒドリガモが13ペア。このあたりに集まって帰っていくのではないかと想像しているのですが、そういうシーンはまだ見ていません。揖斐川には、カンムリカイツブリが2羽。ちょっと遠かったのですが、夏羽に変わってきているのが分かります。

Dsc03076c_20240222150201 Dsc03090c  七里の渡し跡では、コガモのオス2羽とメス3羽とが上陸していました。コガモたち、まん丸になっています。帰っていく前に栄養をつけているのかと思うのですが、これで飛べるのかという気もします。

Dsc03153c  三の丸水門のところでオカヨシガモのペア。久しぶりに見ました。あたりには、オオバンやヒドリガモもいました。柿安コミュニティパークではムクドリやヒヨドリのほか、堀にはオオバン1羽とキンクロハジロのメスが2羽。

Dsc03351c_20240222150101 Dsc03339c_20240222150101  九華公園では、野鳥は少なく、また、いたとしても遠くてビンズイ、コゲラ以外に収穫はあまりありませんでした。ハクセキレイは、本丸跡にて。

Dsc03260c  ツグミも本丸跡に2羽いたのですが、遠い(苦笑)。今日は、ジョウビタキなどは見られませんでした。

Dsc03237c Dsc03942c  ユリカモメは10羽ほど。カモも少なく、キンクロハジロは10羽しかいません。ハシビロガモは13羽、ヒドリガモは1ペア。このあとの公園では、スズメがいたくらい。

Dsc03462c  鎮国守国神社の豊後梅。かなり咲きました。ほぼ満開といってよいでしょう。

Dsc03978c_20240222150101 Dsc03992c_20240222150101  こちらは常信寺の墓地にある桜。種類は分かりませんが、早咲きです。右は、ミツマタの花。ようやく1~2輪が咲き始めました。

Dsc04019c_20240222150101  同じく常信寺にあるミモザ

Dsc04056c_20240222150101 Dsc04107c  寺町の河津桜も見てきました。実は、河津桜そのものも気になるのですが、メジロが蜜を吸いに来ていないかが、もっと気になるのです。メジロの鳴き声も聞こえたのですが、姿は見つけられませんでした。

Dsc03890c  余談。アピタに久しぶりに行ってきました。新光堂書店があったときはたまに行ったのですが、去年の9月10日に閉店してしまってからはご無沙汰(2023年9月1日:ハシビロガモのオスの羽ばたきで翼の傷み具合を見る)。今日は、100均ショップのセリアが移転して、広くなったといいますので、様子を見がてらメダカの睡蓮鉢に使う赤玉土などを買ってきました。

 

2024年2月20日 (火)

ウグイスの初鳴きを聞く

Dsc02930c_20240220151201  暖かいというより、蒸し暑いくらいの日になりました。最高気温は21.8℃。散歩途中でジャケットを脱いだにもかかわらず、汗をかいて帰宅したくらい。7時40分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞。

Dsc01397c_20240220151301 Dsc01425c_20240220151301  住吉水門の内側にキンクロハジロ2羽と、オオバンが3羽。この間までは、ヒドリガモが集まっていたのですが、ここ数日は来なくなりました。ヒドリガモたちはすでに北の国に帰って行きつつあるのかも知れません。

Dsc01516c Dsc01529c  七里の渡し跡では、ヒドリガモが2ペアとオオバン2羽。ここにもしばらく前にはヒドリガモがたくさんいましたが、少なくなりました。

Dsc01554c_20240220151301  三の丸水門のところでは、ツグミが1羽。柿安コミュニティパークの堀には、コガモのオス2羽とメス1羽とが、上陸して休んでいました。

Dsc01617c Dsc01764c_20240220151301  九華公園には8時に到着。奥平屋敷跡でツグミを複数目撃。実際には2羽か、3羽と思います。最近になってようやくツグミをよく見るようになりました。ジョウビタキのオスも登場。

Dsc01819c Dsc02057c_20240220151401  さらにシメも。同じシメが奥平屋敷跡のあたりを回っているようでした。シメもこのところやっとよく見るようになりました。シメは、本丸跡でも見ています。ウグイスも3羽ほどを目撃。ただし、苦労したのですが、写真は超証拠写真。今シーズン初めて、さえずるのを聞きました。

Dsc02672c  ユリカモメは22羽ほど。二の丸橋でお子さんがエサをやっていましたので、飛翔シーンも撮れました。

Dsc02674c_20240220151401 Dsc02675c_20240220151401  この2羽を追いかけて連写していたら、こんなシーンが写っていました(苦笑)。向こう側を飛ぶユリカモメから白い物体が放出されています。

Dsc02310c_20240220151401 Dsc02407c_20240220151401  カモは、ホシハジロのオスが2羽、メスが1羽(左の写真)、ハシビロガモが18羽、ヒドリガモのオスが2羽にメスが1羽、キンクロハジロが17羽。

Dsc02195c_20240220151401  九華公園の神戸櫓跡にある松の木には、カワウがたむろしています。カワウたちのなかには、木の枝をくわえて、運んでくるのを見ます。今年もここで営巣すると思われます。ハシボソガラスも、奥平屋敷跡の松の木に木の枝を運んできています。カラスも、去年同様、営巣しそうです。

Dsc02811c_20240220151301  内堀公園でカワラヒワ。カワラヒワは、九華公園でもたくさん見られました。ペアで行動しているところをよく見ます。

Dsc02524c Dsc02556c  左の写真は、鎮国守国神社の豊後梅。よく咲いてきました。右は、同じく、ピンクの枝垂れ梅。これらはほぼ満開です。

Dsc02834c Dsc02883c_20240220151201  寺町の河津桜。こちらもよく咲いてきています。明日は終日雨の予報で、しかも気温は今日より10℃以上下がるとか。体調管理をしっかりしないといけません。

 

 

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  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)

  • 逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)

    逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)
    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)

  •  佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)

    佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)
    史跡や、寺社、町並み、城、美術工芸品等の見方がやさしく解説されている本です。「事典」となっていますが、いわゆる辞書とは違って、普通の本のスタイルです。索引が充実していますので、事典としても十分に使えます。最初の版をもっていますが、40年ぶりに改訂され、写真、図版も多く、歴史散歩の最強の味方です。 (★★★★★)

  • 日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)

    日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)
    今年1年、何の因果か(などと書くとお叱りを受けること必至ですが)、住んでいるマンションの管理組合の理事長を仰せつかっています。今年は、エレベーターリニューアル工事が最大のイベントで、それは無事に済んだのですが、前理事長から8年後に迫った第3回大規模修繕に向けて、修繕積立金が不足する見込みと申し送られました。確かにかなりの金額が不足しそうで、頭を悩ませていました。マンションに住みながら、そもそも基本的な知識が不足しており、管理会社のフロントマンの方の協力を得ながらシミュレーションなどをしていました。ネットであれこれ調べてはいたものの、それで得られる知識は体系的なものではありませんでした。この本は、事例を元にマンション管理について必要な知識が得られるように書かれており、まだすべて読み終えてはいないものの、とても役に立っています。任期残り2ヶ月半となって付け焼き刃ではあるものの、次の理事会に具体的に課題を申し送ることができるよう勉強中(笑)。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)

    宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」や「どうしても頑張れない人たち」の著者である宮口幸治さんの新刊です。前2著の内容をよりよく理解できるよう、「ドキュメント小説」として書かれたものです。主人公は、精神科医の六麦克彦。医局から派遣されて要鹿乃原少年院に勤務して5年。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちでした。この内容は、前の2冊のように普通の新書では書き尽くせるものではなく、物語の形を借りざるを得なかったのでしょう。ただし、普通の小説として読むのには少し苦労するかも知れません。特別支援教育が普及して、知的障害や、発達障害のある子どもへの教育や支援は、以前に比べれば改善されてはいますが、最近は、家族の養護能力が十分でなかったり、親など家族自身に支援が必要なケースもたくさんあります。こうした中には、この本で取り上げられたような結末に至ることがあっても不思議ではないという気がします。極端な事例が集められていると思われるかも知れませんが、社会全体として真剣に取り組むべき課題が突きつけられています。 (★★★★)

  • 本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)

    本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)
    本田秀夫先生によるこのSB新書の4冊目のシリーズ。今回は、発達障害のあるお子さんの学校選び、学級選び、友達関係、学習や学力の悩み、不登校など、発達障害のあるお子さんの学校生活全般にわたって、どのような考え方に基づいてサポートしたら良いかについてまとめられています。それぞれ、親と先生とが、どのように取り組むことが基本となるか、解説されています。対策よりも予防的な工夫をコミュニケーション(要求ではなく)に基づいて行う、「学校の標準」を緩める、登校や成績を気にしすぎず、社会に出るための土台作りを考える、発達の特性には寛容になる、学びを大切にするが学力にこだわりすぎない、親と先生とが気づきを伝え合い相談、調整する、子どものモチベーションを重視するなど、具体的に書かれていて、分かりやすくなっています。発達障害のあるお子さんが小中学校で充実した学習が進められるための基本的な考え方やヒントが詰まっていますので、親御さんにも、先生方にもお勧めできます。 (★★★★★)

  • 佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?

    佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?
    サンドウィッチマン&芦田愛菜ちゃんMCの「博士ちゃん」に「三国志博士ちゃん」、「日本の神様博士ちゃん」として2回出演した佐々木秀斗君の自由研究を本にしたもの。何故これをここに取り上げたかというと、私のブログに載せた立坂神社の緑色の鳥居について、写真を提供して欲しという依頼が出版社からあったのです。私が提供した写真は、本書の162ページに「提供:猫の欠伸研究室」として載っています。ざっと読みましたが、大人でも、古事記や神社についてよく知らない方が、最初に手に取って基本的なことがらを知るには、わかりやすくて良い本だと思います。 (★★★★★)

  • 森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)

    森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)
    ネットで見つけ、新刊かと思って購入したのですが、4年前の本でした(微苦笑)。 若い頃に森博嗣さんの小説をすべて読んでいました。いつの頃からか、小説は読まず、森さんのエッセイだけを読むようになっています。「読書の極意を教える」と帯にはあります。もちろんそれについて書かれているのですが、私にはある種の知的生産の技術について著者の方法を開示していると読めます。「何でも検索できる時代にも、本を読む意味がある」というのは、よく首肯できます。また、「教養とは保留できる能力をいう」というのも確かにそうだと思います。自分の問題として抱続けられ、また、考え続けられるのは、容易ではありませんから。 (★★★★★)

  • 井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)

    井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)
    愛媛県新居浜市にあった別子銅山は、元禄3(1690)年、伝説の切上り長兵衛によって発見されてから、昭和48(1973)年の閉山まで、283年間にわたり、累計65万トンの銅を産出しました。これは、世界の銅の産出量の1/6にも達するといいます。巨大財閥住友の礎となっただけでなく、日本の貿易や近代化にも大きく貢献したのがこの別子銅山です。江戸時代には貨幣改鋳にも深く関わった世界屈指の鉱山を舞台に、そこに関わった人達を鮮やかに描いた、本当の意味での大河小説です。徳間時代小説文庫で読みました。  (★★★★)

  • 養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

    養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    養老孟司先生と池田清彦先生の対談であれば、外れはありません。サブタイトルのように、「はみ出し日本論」ではありません。ど真ん中の日本論といってもよい本で、楽しみながら読めます。しかし、それは、自分のアタマできちんと考えているからこそ論じられる内容だと思います。常識や、マスコミで報道されることがらだけをフォローしていては、こういう風に考えることはできません。きちんとした理論、知識、データに基づかなければなりません。さらには、物事を捉える大きな枠組み、私の世代にとっては「パラダイム」といえるものが必要。それも、確固たるパラダイムが必要です。私にとってそれはある種の理想なのですが、なかなか難しい。しかし、まぁ、年寄りになったからこそ見えるものや、年寄りなりの知恵も働くようになるということもありますから、養老・池田の「怖いものなし」コンビを1つの目安として、言うべきこともいえるようになりたいものです。 (★★★★★)

  • 土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)

    土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)
    先に同じく土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を挙げましたが、入手したのはこちらが先。「一汁一菜でよい」というスタイルに至るまでの土井さんの修行、出会い、発見、迷いなどなどが書かれています。「家庭料理に失敗なんて、ない」、「すべては人を幸せにする料理に繋がる」というのが基本。具だくさんの味噌汁はおかずの1つになる。余裕があれば、食べたいものや、食べさせたいものをその都度調べてつくればよい。一汁一菜を入り口にして、一つ一つおかずをつくってみて、10種類ほどでもできるようになれば、それで幸せに一生やっていける。といった話があり、へぇーと感心させられました。これだけで健康に健やかに自足できるとも述べられています。一汁一菜なら、私にもできる、でしょうか?? (★★★★★)