「松菱古本市」へ
昨日から家内の実家に来て、一人暮らしをしています(微笑)。自宅の浴室、洗面所のリフォームのため、暇人の私だけこちらで過ごすという次第。津のアメダスでは、最高気温は32.3℃ですが、山間の田舎ですから、伊勢湾近くにあるアメダスのデータとは違う気候と思います。実家でずっと一人では退屈しますので、今日は午前中、出かけてきました。
出かけた先はこちら。津市唯一の百貨店である津松菱です。浜松に同じ松菱を名乗る百貨店があったのですが、そちらは閉業。そのため、最近は単に「松菱」と名乗るようになっています。元は、昭和11(1936)年、三重県初の大型百貨店である大門百貨店として開業しています。昭和30(1955)年10月1日、浜松の百貨店「松菱」を創業した谷政二郎によって、大門百貨店を継承する形で津松菱が設立されたということですから、私と同年生まれといえます。昭和38(1963)年に現在地に移転しています。
実家からは、津駅前行きのバスに乗りますと、そのまま松菱の前まで行けます。岩田橋バス停が、松菱の目の前にあるのです。ただし、乗車時間はほぼ1時間。料金は、片道¥780で、ちょっとした旅行気分(笑)。往きは9時4分に実家近くのバス停から乗って、10時4分着。帰りは11時25分に乗って、12時22分着。
今日の主たる目的は、こちら。9月4日から今日まで「松菱古本市」が開かれているのです。県内を中心に19店の古書店が出品しています。三重県の郷土史も出ていると広告にあったので、見に行ったという次第。けっこうたくさんのお客さんが入っていました。
歴史、郷土史関係を見て回った結果、こちらを入手してきました。角川書店発行の「三重県地名大辞典」です。かねてから三重県の地名辞典が欲しいと思っていました。今日は、このほか、平凡社の「郷土地名大辞典 三重県」もあったのですが、中を見て、私にとって読みやすいものとして、こちらを選んだのです。古書にしてはきれいで、値段は¥2,000。この本は、現在新刊本としては入手できず、オンデマンド出版で¥20,900ですので、はるかに安価で買えました。ちなみに、平凡社の辞典の古書の方は、¥2,200で、オンデマンド版は¥29,370もします。両方買うという手もありましたが、何しろ重いこともありますから、角川の方のみを購入。
出かける前に松菱のWebサイトを見ていましたら、「今週のグルメ情報」というページがあり、こちらも気になりました。まずは、ハハトコ食堂。ここは、伊賀の里モクモク手づくりファームが営んでおり、松菱にも出店しているのです。
今日の昼ご飯用に「からあげ弁当」(¥580)と、晩ご飯&晩酌のつまみにと思って、「お総菜盛り合わせ」(¥680)。唐揚げ弁当の唐揚げは、思ったより大きめのものが2個入っていました。ご飯もおいしく、¥580ならお値打ち。
さらに、グルメ情報にあったドンクミニワンの商品も何度も見るほど、気になってしまいました。これはおやつにいいぞと思ったのです。プチウィンナー、よもぎもちなど3種類を100グラムずつ、合計で¥913。それぞれ5~6個ずつ入っています。
7階では「ガチャガチャ夏祭」が開かれており、覗いてきました。「自分で選べる!ガチャガチャ夏祭り」「“むき出し”のカプセルトイが500種!」というキャッチコピーで、9月15日まで行われています。ただし、お子さんか、ガチャマニアの方向けのイベントで、ざっと見てきただけ。私にとっては目を引くものはありません。
余談。松菱6階には茶室「松南軒」があります。創業家が京都から移築したものだそうで、本格的な茶室です。中は一般公開はされていませんが、外観は見られます。10月に行われる京都店のときには、お茶会もあるとか。江戸時代の建物で、北側に松があったことから、この名前が付けられています。西郷隆盛や富岡鉄斎もお茶を楽しまれたという云われがあるといいます。
たまにこういうところへ行きますと、慣れないせいで疲れます。喫茶店で一休みとも思ったのですが、貧乏性なのか、階段脇の椅子のところで、自販機のコーヒーで一息入れてきたのみ。
家内の実家からしますと、津でも十分都会に思えます。松菱があるのは、津市東丸之内というところ。津城跡(お城公園)や、津市役所から南東に少し行ったあたり。写真は、松菱の前から北西を見たもの。右奥の高いものは、百五銀行丸の内本部棟。
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