お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年5月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年5月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

日記・コラム・つぶやき

2024年6月17日 (月)

田町の商店で親ツバメが巣に就き始めました

Dsc01688c_20240617155701  朝のうちは、晴れ間もありましたが、曇りのち雨の予報。夜から明日の午後まで雨だそうです。それによく降るとか。今日は最高気温は28.1℃ですが、やはり湿度が高く、少し蒸し暑く感じます。7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、御坊さん、寺町、南魚町、田町、三崎通と6.5㎞。この時間、散歩する人は少なくなっています。すでに暑く感じますから、私よりも年配の方では、もっと早い時間に歩くように変えた方も多いのでしょう。冒頭の写真のように、住吉神社前から揖斐川の堤防、誰も歩いていませんでした。

Dsc01719c_20240617160001  船津屋さんの裏手、まだネムノキの花が咲いています。堤防の道路より低いところに木がありますので、花を上から眺められます。 今日は、ホオジロのオスはいませんでした。ちょっと張り合いない感じ。鳥は相変わらず少なく、九華公園に行くまでに見たのは、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、ドバトくらい。それもごく少数。

Dsc01770c_20240617155701 Dsc01802c  九華公園では、旧アヒル小屋のところにカワウが2羽。身繕いの途中、両方が顔を上げるのを待って撮りました。奥平屋敷跡では、スズメ。ヒナというか、幼鳥がよくいます。シジュウカラも来たものの、木の高いところで、葉っぱに隠れてよく見えず。

Dsc01839c_20240617155601  奥平屋敷跡では、ミドリガメが産卵のために穴を掘っていました。今シーズンは、夜のうちか、早朝に卵を海に来るようで、穴を掘っているシーンもほとんど見ませんし、産卵シーンはまったく見ていません。朝、散歩していますと、カラスが産卵場所を掘り返し、卵を食べた跡があちこちにあります。

Dsc01859c_20240617155601  本丸跡で、カワラヒワ。成鳥2羽、幼鳥2羽でしたので、カワラヒワ・ファミリーだろうと思います。

Dsc01926c_20240617155601  京町の商店にある巣、今日も写真のところにツバメが止まっていたのですが、カメラを向けたら飛び出して行ってしまいました。しばらく待っても戻ってこず。ここでぜひとも繁殖に再チャレンジしてもらいたいところです。

Dsc02029c_20240617155601  田町の商店の巣では、ようやく親ツバメが座っていました。主にメスが抱卵し、抱卵日数は13~17日だそうですから、早ければ月末にでもヒナが孵るかも知れません。

Dsc01905c_20240617155601  ところで、御坊さんでは、菩提樹の実を見てきました。とくに意味はありませんが、そろそろ実がなっているだろうと思い、確認しに立ち寄ったのです。ボダイジュの実は、数珠の素材としては、別格扱いされているとどこかで読んだ記憶があります。

Dsc01890c_20240617155601  オマケの話。来月、久しぶりに研修会の講師の依頼をいただき、先日からその準備をしています。あれこれ考えたり、資料をつくったり、直したりしていますが、効率は低下し、集中が持続する時間が短くなったのを実感しています(苦笑)。四苦八苦しつつも、ようやく何とか構想がかたまってきたところです。あまり根を詰めると、よくないところや、分かりにくいところに気づかなくなりますから、ボチボチとやるとともに、いろいろな視点から見直したいと思っています。

2024年6月16日 (日)

京町の商店の巣でツバメが再チャレンジか?

Dsc01682c  今日もまた30℃を超え、真夏日です。湿度も高く、蒸し暑く感じています。梅雨入りせず、こんなに暑いと体がついていかない感じがします。いつものように7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と6.2㎞。かなり汗をかきます。

Dsc00934c_20240616155301  揖斐川右岸の堤防、船津屋さんの裏手では、今日もホオジロのオス。野鳥が少なく、暑い中、救いの神のような気がします。揖斐川には、カルガモが2羽浮かんでいるのが見えました。子どもは連れていません。

Dsc01011c_20240616155301  三の丸水門のところでスズメの幼鳥。スズメもあまり見かけません。ヒヨドリは散歩コースでは先ず見られません。ドバトも少なくなっています。

Dsc01282c_20240616155301  Dsc01068c 九華公園に着いて相撲場の近くで、ヘンなスズメ(笑)。砂浴びをしていた直後のため、こんな風だと思います。管理事務所の近くで、シジュウカラの幼鳥。写真を撮るのに苦労しました。よく動いて、ちっともじっとしていてくれません。奥平屋敷跡にはスズメ、ハシボソガラス、ミドリガメ1匹くらいで、何も来ません。

Dsc01374c Dsc01445c_20240616155201  貝塚公園でもスズメと、ムクドリ多数。しかし、写真のムクドリたちは、暑くてへばっているような印象。内堀公園では、カワラヒワの幼鳥。 野鳥はあまりいませんでしたが、シジュウカラとカワラヒワの幼鳥を見られましたから、よしとしましょう。

Dsc01518c Dsc01590c_20240616155201  京町の商店の巣をのぞいてきました。先だって繁殖したときは、カラスに襲われてしまったのですが、それは奥にある巣。ここの方が、夜は親ツバメが来ているとおっしゃっていたので、ひょっとしたら再度営巣するのではと思っていたのです。数年前に使っていて、最近は壊れていた巣のところでオスがいろいろと調べているような感じでした。繁殖に再チャレンジしてくれるかも知れません。

Dsc01666c_20240616155201  田町の商店で修復されたツバメの巣。今日もまだ親ツバメの姿はありませんでした。もうそろそろやってきて卵を産むのではないかと思っています。

Image1718325541855  ところで、昨日話題にした「第2回桑名肉フェスティバル」に出かけようとしたら、愛車・コペンがバッテリー上がり(苦笑)。出鼻をくじかれました。汗だくになってルミオンからつないでエンジンをかけ30分遅れで出発。コペンのエンジンが止まると行けませんから、私はエンジンをかけたままクルマで待機。娘が買い物に行ったものの、家内が希望したサンドイッチは大行列、私が食べたかった焼きそばは店が来ていないという有り様。どちらもほかのメニューに変更せざるを得ませんでした。コペンのバッテリーは、4年前に替えたまま。車検も近いので、いつものKモータースさんにちょっと無理矢理お願いして、入庫へ。

Dsc01338c_20240616155301 Dsc01352c_20240616155301  水曜日の江戸橋での非常勤の授業、今週は「傾聴の演習」。さて、どうなりますか、楽しみであり、恐ろしくもあり。土曜日には、菰野の社会福祉法人の評議員会。週間予報を見ていますと、そろそろ梅雨入りかという気もします。どちら様も、体調には十分に気をつけましょう。アジサイは、鎮国守国神社にて。アガパンサスは九華公園東の知人のお宅にて。

240615062846351c 240615062838764c  オマケは、ベランダ園芸。サギソウは、順調です。もっとも奥にある鉢で、芽が伸び始めました。6月も半ばですから、まあまあのペースで育っていると思います。

240615062857277c 240615062908783c  アサガオは、2鉢とも摘心をして、行灯仕立てになるよう準備しましたが、その後がイマイチ。脇芽が出てくると思ったのですが、それが今のところ、期待通りには行っていません。

2024年6月15日 (土)

三ツ又池公園でカイツブリのヒナ、3羽……給餌シーンも確認できました

Dsc09080c  今日も最高気温は29.1℃で、南風が吹いて、蒸し暑い感じです。計画通り、7時15分出発で三ツ又池公園、長良川河口堰、長島町内と回ってきました。クルマで出かけましたが、現地で歩いたのは、6.1㎞。冒頭の写真は、三ツ又池公園。

Dsc08950c_20240615162401 Dsc08964c_20240615162301  三ツ又池公園では、カイツブリのヒナを確認しようという次第。先日、散歩&鳥見友だちのOさんが出かけ、カイツブリのヒナがいたとおっしゃっていたからです。まずは、中之島の南にある巣にて。親は2羽。そのうち1羽の背中にヒナが乗っているのが見えました。しばらく待ったのですが、ヒナが親の背中から降りる様子はありませんでしたので、遊歩道を一回りして来ました。

Dsc09638c Dsc09658c_20240615162201  45分後くらいに再度、確認。すると、ヒナは空の巣の上に親に付き添われており、もう1羽の親からエビのようなものをもらうところが見えました。

Dsc09666c_20240615162101 Dsc09702c_20240615162101  肉眼ではよく分からなかったのですが、パソコンで写真を確認すると、一度渡し損ねたのですが、2度目には、ヒナもエビを上手くくわえました。左の写真が、そのシーン。エビをもらったあとは、親の1羽とマッタリ。

Dsc09127c_20240615162301  三又大橋の南にある巣では、親が巣に就いていて、これは卵を抱いていると思われました。

Dsc09541c_20240615162201 Dsc09555c_20240615162201  中之島の北にある巣。中之島から良く眺め、写真を撮ってはカメラの液晶で拡大して確認していたのですが、ヒナが2羽いました(左の写真)。見ているうちに、親の背中に隠れてしまいました(右の写真)。ということで、今日確認できたカイツブリのヒナは、合計3羽。

Dsc08924c_20240615163701  中之島の南にある巣では、こんなシーンも見られました。カイツブリの足は、あまり見られることはありませんが、各指に水かきがあるのが良く分かります。

Dsc09331c Dsc09401c_20240615162301  オオヨシキリもいます。今日も、蓮田のところで盛んに鳴いていました。ここは、長良川河口堰の中州よりも近いところにいるので、見つけるのも容易です。さえずっていたのは、たぶん3~4羽。

Dsc09922c_20240615162101  Dsc09850c_20240615162001 続いて、伊勢大橋の工事現場へ。ようやくコアジサシのヒナが成長した姿を確認できました。ブロ友のひらいさん情報では、ヒナは3羽いたそうですが(2024.06.05 66枚目)、その後は1羽のみしか確認されていません(2024.06.12 73枚目)。親鳥も上空を飛んでいたり、降りてきたりしましたが、今日は威嚇はされませんでした。

Dsc09777c_20240615162001  同じところにヒバリのヒナがいました。残念ながら、写真は撮れずじまい。しかし、ヒバリの親がエサをくわえてやってきて、ヒナを探し回っていました。ヒナは、私に驚いて、隠れてしまったのです。ちょっと迷惑をかけてしまい、反省。

Dsc00129c_20240615162001 Dsc00112c_20240615162001  3ヶ所目は、長良川河口堰。しかし、今日は、サギがほとんどいません。上空をダイサギが1羽通過したのみ。カワウも少数しかおらず。中州からは、オオヨシキリの声がよく聞こえてきましたが、今日も姿は見えず。

Dsc00275c_20240615162001  ほかに見たのは、ホオジロのオスと、ムクドリ。管理橋でスズメとは区セキレイくらい。全体に今日は、野鳥は少なめ。

Dsc00305c_20240615162001 Dsc00313c_20240615162001  コアジサシが親水広場の東に合計6羽やってきて、しばし休んでいました。今シーズンは、このあたりで見たコアジサシは、8羽が最多でした。

Dsc00100c_20240615162001  河口堰の管理橋にこのような機器が新たに設置されていました。レーダーのセンサーかなという気がしますが、今ひとつ確信が持てません。FURUNOと言う会社のサイトに似たような、レーダーセンサーが載っていました(こちら)。

Dsc00387c  このあとは、臨時駐車場めぐり。まずは、南。ヒバリのメスが1羽。

Dsc00464c Dsc00432c_20240615162001  さらに南駐車場を回ると、コチドリ。巣に就いていたのですが、警戒されて、巣から離れた時によく見たら、卵が3つありました。

Dsc00481c_20240615162001 Dsc00544c_20240615162001  動かずにいたら、巣に戻ってきて、また、卵を抱き始めました。

Dsc00615c  こちらは、幼稚園の裏。ケリは、前回と同じあたりで抱卵中で、一安心。このまま無事にヒナが孵って欲しいと願っています。

Dsc00590c_20240615161901 Dsc00549c_20240615161901  同じところには、もう1羽のケリと、コチドリが1羽。

Dsc00685c  最後に北の臨時駐車場。ここも、前回と同じところにコアジサシがいました。中央あたりにいますので、道路からはかなり離れていますが、卵を抱いていると思われます。

Dsc00821c Image1718325541855  という次第で、今日のプチ遠征は、大いに成果ありでした。明日は、シティホテルやアピタのところで、第2回桑名肉フェスティバルが開催されます。20店舗が参加するということで、興味ありますねぇ(微苦笑)。

2024年6月14日 (金)

カワラヒワの親子連れ

Dsc08782c  天気予報の通り、真夏日になりました。31.5℃。朝の最低気温も、20.7℃で、けっこう暑く感じます。いつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町、田町、三崎通、住吉入江と5.5㎞。9時半過ぎには帰ってきたのですが、かなり汗をかきました。散歩をする人も、やや少なくなった印象があります。

Dsc08274c_20240614151601  揖斐川の堤防、船津屋さんの裏手で今日もホオジロのオス。ホオジロは、そっと近づくと逃げません。ポーズを取って写真を撮らせてくれているように感じます。

Dsc08305c Dsc08356c_20240614152401  柿安コミュティパークでランタナにツマグロヒョウモンが来て、蜜を吸っています。ここの駐車場の周りには、クチナシが植えられているのですが、花がほとんど咲きません。たぶん去年、剪定の時期が悪かったのでしょう。もったいない。

Dsc08370c_20240614151601 Dsc08449c  九華公園でも散歩する人は少なく、鳥もあまりいません。奥平屋敷跡でも、スズメ、ハシボソガラス、カワウ、シジュウカラくらいしか見ませんでした。やむを得ず、ウチワヤンマの写真を撮ってきました。トンボや、チョウも以前に比べると少なくなっています。トンボは、シオカラトンボ、このウチワヤンマ、コシアキトンボくらいで、ギンヤンマはまだ見ていません。

Dsc08472c_20240614152601 Dsc08586c  それでも、朝日丸跡では、カワラヒワの親子連れを見られました。幼鳥が、親にエサをねだっています。いつも思うことは同じですが、親も大変でしょう。

Dsc08700c_20240614151601  九華公園の外周遊歩道の南のお宅では、柿の実が大きくなり始めています。このあと、貝塚公園、内堀公園では、スズメやムクドリがいたくらい。

Dsc08733c_20240614151601 Dsc08757c_20240614151601  京町のマンション駐車場では、ツバメが巣をかけられないよう網が張られていました。巣を作り始めてから落とされるよりは、この方がマシかなという気がします。田町の商店にあるツバメの巣には、今日もまだ親の姿はありませんでした。完成してから、しばらく時間をおいて卵を産むようです。

Dsc08764c_20240614151601  明日は、日中は晴れて、夜に雨の予報。週間予報を見ますと、梅雨入りするのかどうか、微妙な感じです。来週金曜が、今年は夏至。露はうっとうしくていやですが、暑いのも参ります。明日は、また、カイツブリやコアジサシを見に行きたいところです。

 

2024年6月13日 (木)

「濡れ燕」は、今年は見られず残念……ストリートビューに写り込んだかも(笑)

Dsc07574c  午後からは晴れてきましたが、午前中は薄曇り。南風で最高気温は28.7℃で、やや暑く感じます。家事を済ませて、8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園からバローの100均ショップに寄って帰宅。その後、諸戸氏庭園へ。トータルで6.8㎞。

Dsc07595c_20240613150601  今日も鳥は少ない上に証拠写真のオンパレード。住吉神社の前の揖斐川で、これはコアジサシと思います。2羽が上流方向へ相次いで飛んでいきました。長良川河口堰ではコアジサシを見ますが、揖斐川右岸ではほとんど見ません。

Dsc07697c_20240613150601 Dsc07717c_20240613150601  三の丸水門あたりでスズメ、ドバト、ムクドリ。柿安コミュティパークでは、カワウ。鳥に出合ったときに写真を撮っておかないと、鳥の写真ゼロになりそうなのです(苦笑)。実際、今日は、九華公園では、野鳥の写真は撮れずじまい。

Dsc07813c_20240613150601 Dsc07770c  貝塚公園では、まずはスズメ。右の写真は、ムクドリの親子連れのようです。向かって右が幼鳥に見えます。

Dsc07850c Dsc07906c_20240613150601  吉津屋町で頭上から鳥の鳴き声。よくよく探したら、電柱と電線とにイソヒヨドリ。左の写真はオス、右の写真はメス。メスは、何かをくわえていました。

Dsc08015c Dsc08161c_20240613150601  田町の商店にあるツバメの巣は、完成しているようですが、今日はまだ親ツバメの姿はありませんでした。拙宅マンションまで戻ってきたら、プレイロットにスズメの幼鳥。独り立ちしていました。

Dsc08111c_20240613150601 2c67cd22_20240606161501  諸戸氏庭園へは、2つの用事があって行ってきました。1つは、「濡れ燕」という種類の花菖蒲が咲いていないか、最終確認。もう1つは、お願いされていた、私が撮った写真のコピーを届けること。100均ショップで買ってきたDVDに収めて持参。こちらは、諸戸会の担当の方にお目にかかり、無事終了。「濡れ燕」は、庭師さんにも確認しましたが、今シーズンは咲かなかったということでした。残念。右の写真は、5年前のもの(2019年6月4日:諸戸氏庭園で花菖蒲を楽しむ……濡れ燕という珍しい品種も咲いていました)。

Dsc08108c_20240613150601 Dsc08106c_20240613150601  今日の花菖蒲は、上右の写真のような様子。最盛期に比べると、4割くらいという印象。コウホネはまだたくさん咲いています。花菖蒲池に右の写真のような小さな白い花がかなり咲いていました。気になって調べたら、ミゾカクシ(溝隠)あるいはアゼムシロ(畦莚)というようです。溝を隠すほど繁ることや、田の畦にむしろを敷いたように見えることから、この名前があるそうです。諸戸氏庭園でも、庭師さんがこのミゾカクシを丁寧に取り除いておられました。ちなみに、諸戸氏庭園の春の一般公開は、6月16日(日)までです。

Dsc07974c_20240613150601  ところで、昨日の授業のQ&Aは、昨晩のうちに完成。今朝チェックして、これから助手の先生に送ります。学生たち、皆、DVDをきちんと見て、それぞれに学ぶところがあったようですので、私のコメントは必要最小限で済みました。ヤマボウシは、仏眼院にて。

Dsc08002c_20240613150601  余談。田町交差点付近を歩いていたら、Googleのストリートビューを撮影するクルマを目撃しました。撮影中であれば、写り込んだ可能性があります。家内の母も、写っていたことがありました。

2024年6月12日 (水)

江戸橋の授業も2/3を終えました

240612120548138c  今日は真夏日にはならなかったのですが、最高気温は29.5℃。水曜日ですから、江戸橋での非常勤の授業の日。今日で10回目となりましたので、2/3が終了という次第。残りは5回となり、先が見えてきました。今日は、DVDを視聴してこれまでに学んだことが、実際にどのように行われるかを確認する授業。出席者は、少し回復して、出席率は83%あまり。しかし、前回も今回も重要な内容ですから、全員に出席してもらいたいところ。来週は、いよいよ「傾聴の演習」。これまでの学習がどのくらい身に付いているかを、実際に演習で取り組んで確認します。「聞くと見るとでは大違い」といいますが、「聞くとやるとでは大違い」になる学生が多いと思います。「いかにやれないか」と実感することにも重要な教育的意義があるはずと考えています。

240612121423804c  終了後は、久しぶりに津駅まで行って、別所書店に立ち寄って、本を4冊程入手してきました。文庫本を3冊買い、新書、新刊本を眺めてさらに1冊。ほぼとんぼ返りで、次の名古屋行き急行で帰宅。昼食を摂り、出欠を確認して、補足説明資料を作り始めたところです。今回はDVD視聴でしたが、ざっと見た限りでは、皆、こちらが期待したような学習成果があったように思われます。

 あとになってこそっと追記しています(6/13)。通勤のとき、帰りの電車ではほとんど100%座れますが、往きの電車では、四日市あたりまで座れないことがあります。全くの主観的印象ですが、コロナ禍以降、席を譲ってもらえることがなくなりました。私は白髪で、髪の毛の量も少なくなっていますから、高齢者と認識されないことはまずないでしょう。さらに最近、気づいたのは、優先席に外国籍の方が座っていることがよくあること。優先席であることを知ってか、知らずか。日本人の若い方でも優先席に座っていることもよくあります。まぁ、私はいつも歩きに行っていますから、ヨボヨボではありませんので、座れなくても大丈夫ですが……。しかし、まぁ、高齢者の方でも、クロスシートに座って隣の席に荷物を置いて、他の人が座れないようにしている方もよくありますから、若者とか、外国籍の人だからとか、そういうことではありません。寛容性がなくなっているといわれることがありますが、そうなのかも知れません。まぁ、片道40分位ですので、それくらいなら立ったままで大丈夫ですが(笑)。

2024年6月11日 (火)

ネムノキの花

Dsc07572c_20240611135001  今日は、30℃になるという予報で、実際に最高気温は30.1℃。たぶん今シーズン初めての真夏日。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と6.2㎞。

Dsc07084c_20240611135001  船津屋さんの裏手の揖斐川堤防でホオジロのオス。この頃、このあたりでよく見ますが、メスやヒナはまだ見ていません。今年は繁殖しなかったのでしょうか、気になります。

Dsc07114c  今日も野鳥はあまりいません。このスズメは、三の丸水門の近くにて。ドバト、ムクドリはほとんどいませんし、ヒヨドリは皆無。

Dsc07195c_20240611135001  九華公園。奥平屋敷跡では、スズメのほか、メジロとコゲラがちょっとだけ顔を見せてくれたのですが、写真は撮らせてくれません。

Dsc07286c_20240611135101 Dsc07352c  本丸では、カワラヒワ。この2羽は、幼鳥のように見えます。右の写真のカワラヒワは、羽毛らしきものをくわえていますが、何にするのでしょう?

Dsc07164c_20240611135001  神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣、今日は、誰もいなくなりました。巣そのものも減失しているようです。幼鳥は巣立ってしまったのかも知れません。巣は、ヒナが成長するにつれて小さくなっていくような気がします。

Dsc07475c_20240611135001  貝塚公園では、ムクドリがヒナをつれていたのですが、写真は上手く撮れず。田町の商店にあるツバメの巣、昨日も一所懸命修復作業をしていましたが、これなら完成したのではないかと思えます。しばらく待っていたのですが、親ツバメはやってこず。

Dsc06950c_20240611135001 Dsc06957c_20240611135001  ところで、昨日、散歩から帰りがけに同じマンションの方が「船津屋の裏手の階段のところでネムノキの花が咲いたから、写真を撮ってくる」とおっしゃったのです。場所はすぐに分かりましたので、今朝、立ち寄ってきました。散歩コースからは少しだけはずれたところですが、今までまったく気がつきませんでした。

Dsc07499c_20240611135001  九華公園で散歩友達のYさんにこの話をしたら、「桑名七里の渡し公園の奥の方にもあって、今、よく咲いている」と聞きました。またもやビックリ。桑名七里の渡し公園もよく立ち寄りますが、奥の方(六華苑に近い方)にはあまり行きませんので、これまた気づかず(苦笑)。「灯台下暗し」のような話ばかりで、不明を恥じ入ります。

Dsc07518c_20240611135001 Dsc07544c_20240611135001  こちらの方が見事な木で、花もたくさん咲いていました。来年からは、どちらも見逃さないようにしなくっちゃ(微苦笑)。

Dsc07383c  今日は、このあと、市役所で会議があります。今日は短時間で済む予定ですが、今年もいつもの仕事が始まるという次第。微力を尽くさせていただこうと思っております。アジサイの花は、九華公園の外周遊歩道の南のお宅にて。

【追記(6/11夜)】 昨日の行政手続きで送った必要書類は、今日の午前中に先方に届いたようで、メールと「かんたん○○」にその旨、連絡がありました。簡易書留で送ると、翌日に届くんだと思ったのと、案外親切に連絡してくれるんだとちょっとだけ感動しています。

2024年6月10日 (月)

ツバメの巣の修復は急ピッチで進んでいます

Dsc06921c  雨は未明には上がりました。日中は晴れて、南寄りの風で暑く感じます。最高気温は、26.6℃。いつものように7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、南魚町、田町、三崎通と6.1㎞。空には、夏のような雲も見えています。

Dsc06329c  今日は、本当に野鳥がいませんでした。ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトは見ませんでした。キジバトはあちこちにいます。このスズメは三の丸水門のところで。揖斐川の高水敷にはヒバリがいたのですが、逃げられ、写真は撮れていません。

Dsc06350c_20240610145401  柿安コミュティパークの駐車場の周りには、クチナシの木が植えられています。ようやく花が咲くようになりました。

Dsc06465c_20240610150001  九華公園でもカワウ、キジバト、ハシブトガラス、カワラヒワくらい。カワラヒワは、鳴き声を聞いたのみ。奥平屋敷跡にも鳥は来ず、20分で撤収。ハナショウブは、ほぼ終わりといってよい感じです。

Dsc06542c_20240610145401 Dsc06481c_20240610145401  九華公園では、5月後半から6月にかけて、毎年、ミドリガメの産卵シーズンを迎えるのですが、今年は上陸しているミドリガメをほとんど見ません。何か異変が起きているのか、と思えるくらい。それでも、奥平屋敷跡で右の写真のような光景を見つけました。ミドリガメが穴を掘って、産卵したのですが、たぶんカラスがすぐにほじりだして食べた跡。

Dsc06561c  貝塚公園でもスズメしか見ませんでした。今日はちょっと蒸し暑かったので、こうも鳥がいないと、暑さが余計にこたえる感じ。

Dsc06793c  吉津屋町でイソヒヨドリのオスを見つけました。トカゲのようなものをくわえていますので、苦手な方は写真をクリックなさらないでください。

Dsc06826c Dsc06874c_20240610145401  田町の商店にあるツバメの巣は、急ピッチで修復作業を進めています。ほぼ完成したのかと思ったのですが、まだツバメは作業をしています。

Dsc06437c_20240610145401  午後からは定例の歯科検診へ。上下ともブリッジがかけてもらってあり、 すでに自分の歯は根っこのあたりだけ。「歯が抜けてジジイの道まっしぐら」とは、同級生にして主治医のS氏の名言。まさにその通りで苦笑せざるを得ません。

Dsc06525c_20240610145401  ところで、先日、とある行政手続きをする必要がある云々とぼやきました(2024年5月27日:今日もまたツバメの巣で悲報)。必要な書類は先週末で揃いましたので、週末、Webで申請しようとしたら、月曜から金曜の8時半から21時しか受け付けてもらえず。そこで今日、再挑戦。「また面倒なのだろう」と思ったのですが、事前準備と事前登録を済ませておけば、かなりスムーズで、途中で困ったり、迷ったりすることはほとんどありませんでした。「かんたん○○」というサイトでしたが、その名の通りで、分かりやすくできていました。証明書類3通は、別途郵送が必要ですので、午後、歯医者に行くついでに郵便局から送ってきました。あとは手続きがスムーズに済むことを願っています。アガパンサスが咲きかけていました。九華公園の東にあるお宅にて。

2024年6月 9日 (日)

プチプチ遠征……コアジサシのヒナは見つけられず

Dsc04941c  雨模様の天気です。夜にはよく降るかも知れないということです。朝、しばらくはあまり降らなさそうでしたので、プチプチ遠征。長島町内と、上之輪新田へ。7時15分ころから9時くらいまで。雨に降られるといやでしたから、長良川河口堰や三ツ又池公園には行っていません。あちこちでパラパラとは降られましたが、幸い、ひどくは降りませんでした。

Dsc05163c_20240609115401 Dsc05052c_20240609115401  伊勢大橋工事現場にコアジサシのヒナがいたのですが(2024年5月25日:コアジサシのヒナを見つけました……上之輪新田ではケリの幼鳥)、先週は見つけられませんでした。ブロ友のひらいさんによれば、ヒナは3羽だそうです(2024.06.03 64枚目+1枚)。コアジサシの成鳥は、最多で8羽も飛んでいたのですが、ヒナは今日も見当たりません。しかし、コアジサシは威嚇してきますし、小魚をくわえていますから、このあたりにヒナがいるように思えます。

Dsc04945c_20240609115301  ほかにここにいたのは、コチドリが2羽。続いて臨駐(某所その1)に行ったものの、草刈りが行われた跡があり、野鳥はまったくいませんでした。

Dsc05459c_20240609115401 Dsc05234c_20240609115401  某所その2。ケリは相変わらず抱卵中。写真を撮っていたら、巣から離れるシーンもありました。卵は3個はあるように見えます。

Dsc05324c_20240609115401  Dsc05408c_20240609115401 どういう訳か、巣に就いていたケリのほかに、近くに成鳥が3羽もいました。

Dsc05293c  ほかには、ここにもコチドリが2羽。コチドリは、以前、某所その1で抱卵しているようでしたが、その後はいなくなっています。今年は、コチドリをよく見ますが、ヒナは見ていません。

Dsc05538c_20240609115401 Dsc05610c  某所その3。いつもはケリは1羽しかおらず、そのケリが威嚇してきました。今日も同じパターンでしたが、途中からもう1羽が戻ってきて、2羽一緒に威嚇されました。巣があるのかも知れませんが、今のところ、巣がどこにあるのかなど、よく分かりません。

Dsc05772c  ここにはヒバリが2羽。写真はそのうちの1羽。

Dsc05797c  某所その4。ひらいさんがコアジサシが営巣しているとおっしゃっていたのですが、私は今まで見られませんでした。今日は、コアジサシが戻ってきて、巣に就きましたので、バッチリ。

Dsc06079c_20240609115401  このあと上之輪新田に回ったのですが、ケリは数羽いたものの、営巣しているものはいませんでした。田植えが終わったばかりのようです。

Dsc06180c  雨が降っていませんでしたので、田町の商店のツバメの巣も見てきました。作業はかなりのスピードで進み、待っていたら、ツバメが泥をたくさんくわえて戻ってきて、懸命に作業をしていました。

240609065959684c  ところで、ベランダ園芸の様子。こちらはサギソウ。少しずつ成長していますし、葉っぱも青々としていますから、順調と思います。この様子なら、去年のように早くに小さな花が咲いてオシマイということはなさそうです。

240609070010673c Dsc06275c_20240609115501  続いて、アサガオ。もう1鉢も摘心しました。あまり大きくはなっていませんでしたが、摘心を行う前提条件は満たしていましたので。左の写真で向かって右の鉢は、この間摘心した方です。こちらは脇芽が出て来ています。

 Img_2482c_20240609123301 四国地方も梅雨入りしたようですが、東海地方は週間予報を見る限り、梅雨入りはまだかなと思えます。明日は歯科検診、明後日は市役所の会議が1件、そして、水曜は江戸橋での非常勤の授業。今週は、DVDでカウンセリングの場面を見て、勉強。「百聞は一見にしかず」としてもらいたいと思っています。アジサイの写真は、昨日、斎宮ハナショウブ群落のところにて。

2024年6月 7日 (金)

田町の商店ではツバメの巣の修復が順調

Dsc04937c  薄曇りの天気ですが、気温は28.1℃。このところほぼ28℃前後という日が続きます。7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園とかなり歩いたつもりが、5.5㎞(苦笑)。

Dsc04338c  拙宅近くの住吉入江でカワウ。普段は、カワウはあまり撮りませんが、最近は鳥が少ないから、念のため。

Dsc04444c_20240607150601  船津屋さんの裏手でホオジロのオス。オスは、よく見ますが、メスはあまり見かけません。ヒナを期待しているのですが、今シーズンはまだ登場しません。去年は繁殖していたので、今年もと思っています。

Dsc04468c_20240607150601  スズメは、幼鳥が単独で行動しているのをよく見ます。三の丸水門の近くで。

Dsc04521c_20240607150601 Dsc04603c_20240607150601  九華公園でも野鳥は相変わらず少ないので、まずはカワウ。奥平屋敷跡では、今日もハシボソガラスがミドリガメにちょっかいを出していました。ほかにはスズメ、ムクドリ、ドバトなどが少数のみ。

Dsc04739c_20240607150501  昨日見つけた京町の商店にあるツバメの巣でのアクシデント。今日は、この商店の方にお目にかかれましたので、状況を確認。「カラスにやられた。でも、親ツバメは、来ている。夜は、ここで休んでいる」というお話しでした。

Dsc04757c_20240607150501 Dsc04771c_20240607150501  常信寺では、クチナシがよく咲いていましたし、菩提樹の花もたくさん咲いていました。

Dsc04895c_20240607150501 Dsc04882c_20240607150501  田町の商店のところでは、昨日に引き続き、ツバメが巣の修復中。熱心に作業をしていて、かなり進んでいるように見えます。ここもツバメの巣は、大事にしておられますので、繁殖に成功してくれることを願っています。

より以前の記事一覧

2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

マイブックス

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)

  • 逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)

    逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)
    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)