お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2026年3月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2021年1月以降の記事を残し、2020年12月以前の記事は削除しました。2021年1月1日以降の記事は、両方にあります。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

携帯・デジカメ

2026年3月 3日 (火)

姫百日紅の育て方についてにわか勉強(苦笑)

Img_0813c_20260303115301  日付が変わる前から雨が降り始めたようです。今日は、終日雨の予報。最近、歩いて外出するのは難しいので、雨でもよいのですが、こういう天気ですと、気分的には今ひとつになります。出かける用事はありませんから、今日もまた蟄居生活。

260302163650160c  朝から、私にしては珍しくYouTubeで動画をいくつか見ていました。「珍しく」というのは、YouTubeはほとんど見ないからです。ずっと前は、懐メロを見ていたことがありますが、最近はサッパリ。このところは、朝食前に「みんなの体操」を見て、座位のタイプをやるくらい。今朝見ていたのは、「姫百日紅の育て方、剪定の仕方」についてのもの。先だって買ってきてもらったものは、葉がすべて落ちた状態で、何もしてないものでした。そこで、まずは剪定が必要だろうと、にわか勉強をした次第。

260303114428574c  YouTubeで姫百日紅や、普通の百日紅の剪定について、何本かの動画を見た結果、丈夫な種類なのでかなり思い切って、自由に切ってよい、その年に新しく出て来た枝に花芽がつくということでした。そこで、このように思い切ってバッサリとやってしまいました。詳しい方がご覧になると、「あ~ぁ、そんなことをして!」など思われるでしょうが、まぁ自己責任。これで失敗したら、仕方ありません。このあたりでは、芽吹くのは今月末から来月にかけてだろうということですので、しばらくは楽しみに待つことにします。

260302163117417c  もう1つの苔玉の方は、昨日、水をやりました。洗面器に水を入れ、そこにこの苔玉をドボンと、数分つけておいただけで、水をやったというほどのことはありませんが……。苔玉も、これでしばらく様子を見ることにします。

Img_0821c  雨ですと、ベランダから眺めても鳥たちはほとんど見えません。写真は、わが家から道を1本挟んだところにある空き地(ご近所の方の土地で、柑橘類などが植わっています)。ここにジョウビタキ(ごくたまに)、ムクドリ、スズメなどが来るのですが、今日はまったく来ません。

20240303744e095c 2024030385c2a83c  それ故、今日もまた、過去記事からネタを見繕います(微苦笑)。まずは、2024年3月3日。この日は、JRさわやかウォーキング「本能寺の変、家康公も通ったと言い伝えのある隠れ古道を歩こう」に行っています(2024年3月3日:20240303JRさわやかウォーキング「本能寺の変、家康公も通ったと言い伝えのある隠れ古道を歩こう」へ(予告編) )。この隠れ古道は、金王道(こんのうみち/こんのみち)。亀山にあります。ここを歩く企画は、これより以前もあったのですが、参加できたのはこの日が初めて。本能寺の変のときのいわゆる「神君伊賀越え」で、家康が通ったという説があります(異説は多数あります)。ご興味がおありでしたら、リンク先をご覧ください。金王道は、右の写真のように、いかにも古道という感じたっぷりの道でした。

20220303c73bf943  4年前の今日は、現在も使っているソニーのデジカメ(DSC-RX10M4)を入手して、使い始めた日でした(2022年3月3日:お試し中)。今日で丸4年になります。それまでメインで使っていたCanonのPowerShot SX60 HSが壊れたとか、調子が悪いとか、不満があるとか、そういうことではなく、別のものに興味があり、どうかなと思って、いろいろと調べていたところ、ビックカメラで208,800円で出ていたので、買ってしまったというワケです。丸4年使っていますから、1年あたり50,000円ですので、まぁ安いオモチャです。センサーが1.0型と普通のコンデジに比べ大きいこと、0.03秒の高速オートフォーカス、最高24枚/秒の連写などに惹かれたのですが、性能を十分に活かすスキルがないところがイマイチ(苦笑)。

20160303007391d8  201603034c2e778f さらに遡って、10年前の今日は、いなべ梅林公園に出かけていました(2016年3月3日:いなべ梅林公園にてウメジロウ)。三重県北勢地方の梅の名所の1つ。鈴鹿山脈を一望できる38haの公園に色とりどりの梅の花が咲いています。高台から見下ろすこともできますし、見上げながら梅の花の間を歩くこともできます。我が家からは、車で1時間ほど。梅はなかなか見応えがありました。

 20160303515b13ba201603036f2e9cf4この頃、カメラは確かCanon EOS kiss x-5を使っていたと思います。タイトル通り、ウメジロウの写真も撮っていますが、下手くそで我ながら笑えます。ご笑覧ください。

20140303f5d15c59  ところで、今朝の中日新聞に「19歳以上市民に5000円給付 桑名市物価高対策 70歳以上は現金書留で」というニュースが載っていました。中日新聞のサイトには載っていませんが、桑名市のサイトに情報があります(こちら)。そこには、「『実感』手元に現金5000円お届け事業」と書かれています。国の重点支援地方交付金を活用した事業だそうです。娘は、「新手のサギじゃないよね」といっていましたが、そうではなさそうです(笑)。私には、現金書留で5,000円が届くようです。写真は、2014年の今日、九華公園に飛来したセグロカモメ(2014年3月3日:100万アクセス達成御礼、河津桜、梅、セグロカモメ)。

2026年1月 6日 (火)

今日撮ってきた写真、すべてぶっ飛びました(涙)

Dsc09433c_20260106115001  タイトルの通りです(涙&苦笑)。いつも通り、7時半から散歩に出て、住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、南魚町、寺町と5.4㎞を歩いて、鳥を見て、写真を撮ってきました。帰宅して、カメラからメモリーカードを撮りだし、パソコンに読み込もうとしたら、画像が入っているはずのフォルダが見当たらないのです。「また、管理ファイルが壊れたか」と考え、メモリーカードをカメラに戻し、「管理ファイルの修復」を行ったのですが、結局、写真はどこかに消えてしまって、復活せず。

1767653644041c  今日は、ずいぶん久しぶりに見たカワセミ、昨日に引き続いてのアオサギ、ツグミなどを撮ってきたのですが、すべてぶっ飛んでしまいました。この写真は、カワセミを撮った直後、家族にその写真をLINEで送ったときのもの。今日の鳥の写真は、これしかないのです。一昨年の6月、三ツ又池に行ったときも、メモリーカードから画像が読み出せなくなったことがありました(2024年6月23日:SDカードから写真が読み出せません(涙))。このときは、修復ソフトを入手し、画像ファイルを修復したのですが、ファイルサイズが小さくしか修復できなかったのと、同じ写真が膨大な数複製されたのとで参りました(2024年6月23日:コアジサシの幼鳥は元気、某所でケリは抱卵中……ある程度の写真は修復できました)。今回は、泣く泣く諦めました。

Dsc09439c_20260106115001 Dsc09444c_20260106115001  という次第で、今日の記事は、中身がありません(苦笑)。LINEの写真以外は、撮り直したものですが、どうということのない写真で、恐縮至極。

2025年12月21日 (日)

今日も雨で、レタッチソフトで遊ぶ

Img_6476c 1225amedas  昨日に引き続き、今日も雨となりました。今朝はまだ降っていませんでしたが、9時過ぎから雨となっています。夕方まで降るという予報。気温は、アメダスのデータ(右の画像)のように、ほぼ12~13℃で一定です。こういう日は、けっこう寒く感じます。朝からずっとファンヒーターのお世話になっています。

251221094946011c  午前中は、内輪での勉強会。講義、研修会、勉強会となると、毎度同じような写真になります(苦笑)。心理アセスメントについて、月1回ペースで去年の11月から講義を始め、現在は演習をしています。もうしばらく演習を続けますが、いずれは実際のお子さんについて経験を積んで、熟達することが望まれます。経験を積むと同時に、ときに基本を振り返って、知識や理論と実践を有機的につなげることが肝要と考えています。

Dsc06016c_20251220141601 Dsc06016kaleidoscope  今日も散歩には行っておりません。その日、見て、撮ってきた野鳥の写真で記事を書くというスタイルでやっていますので、こういう日は困ります(苦笑)。「自転車操業」というか、「その日暮らし」というか……。もう少し、長期的な見通しをもってやった方がよいと、自分にいいたくなります。それはともかく、そこで(どこで?)、昨日の続き。昨日は、CorelのPaintShopPro2023の「万華鏡効果」をいくつかの写真に試していました。昨日の記事に使った写真と重複しますが、住吉神社の写真では、このようになっています。ちなみに、万華鏡効果では、扇形の画像または選択範囲の領域が円形のパターンになるのだそうです。ということは、どこを選択するかで、結果は違ってくるということです。

Dsc06016pattern_20251221141601  Dsc06016seamless今日は、ほかの効果にもトライしてみたという次第。左の写真は、シームレスタイルという効果。タイル化したものをシームレスに(つなぎ目のないように)つないだということかと理解。右の写真は、パターン。画像が、複雑な幾何学模様に変換されます。こういう変形させる効果を試した範囲では(といっても、いくつかつまみ食いした程度)、万華鏡効果がもっともおもしろいと思います。どういうものができあがるか、予測が付かないからでしょう。

 Dsc06016pencilskechこちらは鉛筆スケッチという効果を施したもの。細いストロークを使⽤して、より精細な画像が⽣成されるとか。これに色を載せて、塗り絵をしたり、絵を描いたりするとよいかも知れません。などと思いますが、私自身には、残念ながら、絵心はありません(笑)。芸術系には才能はないのです。病気で休んでいる頃、絵を書こうと思ったことはありましたが、自分でかいたものを見て、我ながらイヤになった記憶があります。

Dsc06016olodnewspaper_20251221142701  続いて、古新聞。暖かい茶⾊の⾊調とにじみが画像に適⽤され、年⽉で⻩⾊くなった新聞紙のようになります。テキストを含む画像に使⽤すると効果的だそうです。セピアとどう違うのかと思ったら、セピアは、イカ墨を語源とする赤みがかった茶色を指し、写真のレトロな風合いを意味するのに使われる、ということ。なるほど、古くて、黄ばんだ新聞は、セピアとは違うのでしょう。

 Dsc06016feedbackフィードバック効果。これを使うと、同⼼の正⽅形または円形の中で、画像が反射している⾒かけになります。これは使い方によってはおもしろい写真になるかもしれません。ほかにも試しましたが、キリがありませんので、これくらいで。そもそも、何を使うにしても、説明書をほとんど読まないタイプです。レタッチソフトも同様。Paint Shop Proでも、スマート修正で済むなら、それでよいと思っているくらいです。しかし、使っていない機能は多々ありますから、もう少し説明書を読んだ方がよいのかも(笑)。

 251221115500171c明日は晴れる予報ですが、気温は今日より低め。その明日は、冬至。正確には、明日の0時3分だそうです(こちら)。1年でもっとも昼間の時間が短い日となりますが、実は「日の出」がもっとも遅く「日の入り」が最も早い日というわけではありません。1年の中で「日の入り」がもっとも早い時期は、冬至よりも前で、すでに12月上旬に迎えています。国立天文台によれば、「日の入り」がもっとも早いのは、冬至の半月ほど前。反対に「日の出」がもっとも遅いのは、冬至の半月ほど後になります。地球が太陽の周りを回る公転軌道が、楕円形であることや、地軸が傾いていることによってこうなるのだそうです。この影響で、冬至の前後は「日の出」と「日の入り」の時刻がともに毎日遅くなっていくため、昼間の長さが最短となる冬至の日と、「日の出」「日の入り」のピークがずれることになります(こちら)。ちなみに、明日の桑名の日の出は6時57分頃、日の入りは16時46分頃。講釈、屁理屈好き故、ご容赦を。

2025年12月20日 (土)

「万華鏡効果」で遊ぶ

 昼過ぎまで雨でしたので、散歩には行けていません。Img_6455c_20251220141501昨日の23時台から雨が降り始め、アメダスのデータでは、合計20.4mmとなっています。気温も9.8~12.8℃とあまり変化はありません。

Img_6455kaleidoscope  散歩に行っておりませんので、今日撮った写真は、冒頭のものくらい。先日、ブロ友のエムライトさんが、お撮りになった写真をPhotoScapeCXproで、「万華鏡効果」をかけたものを載せておられました(こちら)。おもしろかったので、ちょっとマネをしてみました。私は、CorelのPaintShopPro2023の「万華鏡効果」を試してみました。パラメーターはほとんどいじらず、分割数を少し変えてみたくらいです。冒頭の写真は、このようになりました。もう少しあれこれ条件を変えてみると、もっとおもしろいものができるのでしょう。

251218151407841c_20251220141601 251218151407841kaleidoscope  先日、市役所に行ったとき、市長さんなどが記者会見を行う際、背景に使われるパネルの写真を撮ってきましたが、それで万華鏡効果をかけると、右のようなものになります。これはけっこうおもしろい。

 Dsc03563kaleidoscope Dsc03563c-2 野鳥写真にも試してみました。ホシハジロのオスの写真を使ったものが、こちら。これはあまりおもしろくありません。何だか、訳の分からないものに仕上がった感じ。

Dsc04505c-2 Dsc04505kaleidoscope  カワウ2羽の胸から上の写真を使ってみると、こういうものになりました。ホシハジロの写真のような単純なものよりも、やや複雑な絵柄のものを使った方が、おもしろくなりそうです。

Dsc06341kaleidoscope Dsc06341c-2  野鳥でもう1枚。キンクロハジロのもの。画面いっぱいに被写体が写っていると、それなりのパターンができそうです。ホシハジロのオスのものと比べると、そのように思われます。ただし、これはカモの写真が元だといわれないと、何だかは、分かりません。

Dsc06016c_20251220141601 Dsc06016kaleidoscope  もう1枚、景色のもの。住吉神社の写真を元にしました。景色や、人工物が比較的大きく写っているもの(記者会見の背景パネル)の方が、良く見ると、何が写っているのか分かって、そういう意味ではおもしろいのかも知れません。

 Dsc07469c_20251220143301 Dsc07469kaleidoscope散歩に行けず、朝から耳鳴りがして、血圧がやや高かったので、以上、暇つぶしをしてみた結果。ご笑覧いただければ幸いです。

2025年11月17日 (月)

柿の木レストランにメジロたち

Dsc08525c-2  暖かいのは今日までだそうです。今日は、最低気温が9.5℃、最高気温は、20.6℃。明日は、天気はよさそうですが、最低気温は10℃であるものの、最高気温は13℃という予報。夏の暑さにも参りましたが、寒さも身にしみるようになっています(苦笑)。今朝も7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、吉津屋町、京町、寺町と5.5㎞。2時間半もウロウロしていました。

Dsc06819c_20251117140601 Dsc06839c_20251117140601  諸戸氏庭園や、桑名七里の渡し公園でヒヨドリや、キジバトを見たものの、それ以外の鳥はいません。揖斐川にも何も浮かんでおらず。蟠龍櫓の東まで来て、ようやくイソヒヨドリのメスを見ました。三之丸公園でモズが鳴いていたのですが、姿は見えず。三の丸水門を覗き込んだら、驚いたヒドリガモ10羽ほどが、揖斐川に逃げていきました。

Dsc08065c_20251117140701  Dsc06856c-2九華公園のアイガモ、今朝も私が着いた頃に2組の方からエサをもらっていました。かなりたくさんの方がエサを与えているようです。アオサギは、今日も、鎮国守国神社の社務所の裏の木に。いつもほとんどおなじところにいます。

Dsc06966c_20251117140701  相撲場の近くの樹上にはツグミ。九華公園に着いたときから鳴き声が聞こえていました。複数います。

Dsc07570cDsc07742c_20251117140701  今日も小型の野鳥は少なく、奥平屋敷跡ではヒヨドリのみ。二の丸跡には何もいませんでしたが、ウグイスの鳴き声が2ヶ所から聞こえていました。朝日丸跡に来て、まずはコゲラ。コゲラと一緒にいたのは、メジロ。メジロも10羽近くがいました。2羽いたうちの1羽。

Dsc07655c_20251117140701 Dsc07802c_20251117140701  シジュウカラも数羽がいましたが、よく動くのと、枝や葉の陰に入ってしまい、なかなか撮れません。

Dsc08004c_20251117140701 Dsc08160c_20251117140701  本丸跡に戻ってきたら、ジョウビタキのオス。時計塔のあたりで鳴き声がしたのですが、なかなか見つけられませんでした。ジョウビタキは、九華公園の外周遊歩道の東でも出て来ました。同じ個体かも知れません(右の写真)。

Dsc08298c_20251117140701 Dsc08374c_20251117140801  外周遊歩道の南のお宅に柿の木があります。今年は、実を採っておられません。ヒヨドリ、ムクドリ、カラスなどが来ているのは、これまでも見ていましたが、今日はメジロたちがやって来ていました。


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Dsc07081c カモたち。まずは、ホシハジロのオス。ホシハジロは、この1羽のみで、メスは今シーズンまだ見ていません。キンクロハジロは、33羽。右の写真は、メス。

Dsc07036c_20251117140701 Dsc07510c_20251117140701  ハシビロガモは、13羽。ヒドリガモは、今日もオス2羽、メス1羽と変わりなし。

Dsc07543c-2 Dsc07165c_20251117140701  ユリカモメは、16羽ほど。散歩&鳥見友だちのOさんがエサをやるときに撮ったのが、右の写真。かなりの枚数撮ったのですが、飛翔シーンは難しい。とくにエサをやるときには、乱舞状態になりますから、ボツ写真を量産します(苦笑)。

Dsc08197c_20251117140701  ハジロカイツブリは、二の丸堀の東側エリアで見つけました。散歩&鳥見友だちのYさんも同じあたりで見たそうですが、飛んできて着水しましたので、どこかに行っていたのでしょうか?

Dsc08469c_20251117140801  その後の公園では、これという野鳥はいません。住吉入江まで戻ってきたら、ジョウビタキのメスが出て来ました。拙宅からも近いところですので、例の、このあたりに縄張りを定めたジョウビタキのように思います。

251117080518009c  Dsc06739c散歩コースにあるソメイヨシノの葉っぱはほとんど色づき、落葉しているところがほとんど。こういうところを歩くと、足元が賑やかです。写真は、諸戸氏庭園前の住吉入江あたりにて。右の写真は、九華公園の奥平屋敷跡にて。イチョウです。

Dscn0207c Dscn0193c  今日もNikon Coolpix S7000も持って歩いてきました。スペシャルエフェクトは、硬調モノクロームに設定。まずは、昭和レトロムードがたっぷり残る寺町商店街。今日は定休日ですので人出はありません。

Dscn0199c Dscn0203c  続いて、寺町商店街の中心にある御坊さん(真宗大谷派桑名別院本統寺)。長島一向一揆の頃からある、由緒正しいお寺。

Dscn0217c  もう1枚は、お隣にある諸戸氏庭園の主屋と大門。モノクロ写真ですから、それなりに、ある種の雰囲気が醸し出されますが、撮っただけでは、あまりにも能がありません(苦笑)。トイカメラ風で撮っても、同じです。もう一ひねりが必要です。それを工夫しなければなりません。

2025年11月15日 (土)

揖斐川でカンムリカイツブリ、九華公園でキセキレイ

Dsc03993c_20251115144001  今日も好天で、気温は19.9℃まで上がっています。午後からリビングにいますと、陽がよく入って来て、ポカポカ。居眠りしてしまいます(笑)。朝は8.9℃でしたが、風が弱く、寒いということはありませんでした。今日は、多度山に登る近鉄ハイキングがあったのですが(紅葉の多度山・木曽三川展望)、多度山には5年前に登って、十分に満足しましたので(2020年10月14日:20201014勝手に養老鉄道ハイキング「多度山に登ろう」)、今回は参加していません(というよりも、400mほどの高さとはいえ、山登りは得意分野ではないのです)。ちなみに、多度山は、冒頭の写真で、半分くらいマンションの陰になって写っているのがそれです。

Dsc03997c_20251115143501  恒例により、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と6.0㎞。散歩に出てすぐ、拙宅前にある電線にカワラヒワが2羽。諸戸氏庭園からはヒヨドリの鳴き声が聞こえ、桑名七里の渡し公園にはスズメがいましたが、それくらい。

Dsc04116c_20251115143501 Dsc04214c_20251115143501  住吉神社あたりで、揖斐川にヒドリガモのペアが飛来しましたが、写真には黒く写っていました(苦笑)。蟠龍櫓の近くの揖斐川には、カンムリカイツブリが2羽。私が歩いている左岸側にいましたので、割とよく撮れました。

Dsc04145c_20251115143501  七里の渡し跡を通っているときから、三之丸公園でモズの鳴き声が聞こえていたのですが、蟠龍櫓のところまで来て、ようやくその姿がはるか遠くに見えました。それ故、このような証拠写真。メスのモズ。三之丸公園あたりでメスのモズをよく見ますから、その個体でしょう。このあたりが彼女の縄張り。

Dsc04302c_20251115143501  九華公園では、まずは、アイガモたち。散歩友達の女性お二人から、今日もパン屑をもらっていました。コメントをいただいて、よく調べたら、アイガモは、冬を越すための適応が十分ではないそうです。アイガモの原種のアヒルやカモは、冬を越せる動物ですが、アイガモは肉量と味を増すために交配された品種だからというのが、その理由のようです。対応していただけるかどうかは分かりませんが、管理人さんに出会ったら、その旨、話しておこうと思っています。

Dsc04324c_20251115143501  今日は、鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギが1羽、来ていました。ここに来るアオサギは、木の奥にいて、うっかりすると見逃しそうになりますし、真西からは後ろ姿しか撮れません。全身を撮ろうとすると、このような枝かぶりの位置になってしまいます。手強い相手(笑)。

Dsc04738c_20251115143501  公園内をいつものように歩いたのですが、今日は、小型野鳥はほとんど見られませんでした。ジョウビタキもいません。「こんなに良い天気で、寒くもないのに」と思いますが、鳥たちの都合とは合わないようです。いたのは、まずは、カワラヒワ。相撲場あたりと、朝日丸跡。左の写真は、朝日丸跡にて。10羽近くがいたのですが、逆光の位置だったりで、なかなかよい写真が撮れませんでした。ほかに、シジュウカラも1羽。

Dsc05229c_20251115143801  もう1種類は、キセキレイ。散歩&鳥見友だちのYさんが、奥平屋敷跡で見たとおっしゃったのです。私は、公園を一周して、奥平屋敷跡の南あたりの外周遊歩道に来たら、奥平屋敷跡にいるのが見えたのです。キセキレイは、通常は、川の上流にいますが、冬になると、ときどき九華公園でも見られます。

Dsc04517c_20251115143501 Dsc04522c_20251115143501  さて、カモたち。キンクロハジロは、29羽。だんだんと少なくなっています。今日は、こんな写真しか撮れていません(オス)。ハシビロガモは、17羽。写真は、オス。

Dsc05268c_20251115143801 Dsc05259c_20251115143801  ヒドリガモは、いつもと同じく、オス2羽、メス1羽。前にも書いていますが、1ペア+一人オス。オスは、九華公園に来た頃に比べ、頭部の黄色い部分が少しきれいになってきた気がします。

Dsc04503c_20251115143501  Dsc04393c_20251115143501 ハジロカイツブリは、最初は、アイガモの近くで見たのですが、その後、行方が分からなくなりました。再度見つけたのは、二の丸堀の西側エリア。けっこうあちこち泳ぎ回っているようです。今日は、あまり近くから撮ることはできませんでした。また、吉之丸堀の西側エリアには、カルガモが1羽。カルガモ、ずいぶん以前は、常駐しているカップルがいましたが、最近は、時折飛来するだけになっています。オオバンは、最近は見なくなりました。オオバン、私の好みなので、ちょっと寂しい気がしています。

Dsc04891c_20251115143801 Dsc04883c_20251115143801  ユリカモメは、30羽。野球場の外野フェンスに集まっています。左の写真のユリカモメは、嘴が黄色っぽいので、若者。右は、一部で好評の「お尻写真」(笑)。もっとたくさん並んだ「お尻写真」を撮りたいのですが、今シーズンはまだ、せいぜい2羽くらいしか並びません。

Dsc04584c_20251115143501  ユリカモメの飛翔シーンも、チャンスがあるとチャレンジ中です。が、なかなか「これは!」というものは、まだ撮れていません。もともと野鳥相手に写真を撮っていますから、こちらの都合に合わせてくれるワケはなく、うまく撮れたという写真の方が少ないのです。今日も、1,400枚ほどの写真を撮ってきましたが、ペケ写真は相当あります(苦笑)。

 Dsc05372c_20251115143801拙宅マンションまで戻ってきたら、プレイロットにハクセキレイが1羽。待ったのですが、日当たりには出てこず、中途半端なところで1枚となりました。

251115082940803c  ところで、マスコミでは、紅葉の話題が賑やかです。私自身は、お隣にある諸戸氏庭園の紅葉と、市内の照源寺、津市河芸町の円光寺がいいかなと思っていますが、見頃はまだもう少し先でしょう。照源寺は、たまに行くのですが(2025年2月6日:20250206近鉄あみま倶楽部ハイキング「七里の渡・大福田寺コース」へ(一回完結))、紅葉は10年くらい見ていません(2015年11月21日:アオサギの飛び姿、“美白スズメ”、ノスリ(?)、そしてクルマ好きのジョウビタキ……照源寺では、紅葉とツグミ、シロハラも)。円光寺は6月に沙羅双樹の花(ナツツバキ)を見に行ったところ(2025年6月12日:20250612勝手にハイキング「津・円光寺で沙羅双樹の花を見る」(一回完結))。写真は、鎮国守国神社の「なんちゃって紅葉」。

251115093734875c  諸戸氏庭園の今日の様子、上から眺めるとこんな感じです。外から見えるところも色づいて来ていますが、中の様子は窺えません。ここに知人がいますので、庭園内の紅葉の様子について聞けたらいいなと思っているのですが、そういうときに限って、なかなか会えません(苦笑)。

Dsc04415c_20251115143501 Dscn0155c  余談。散歩と、写真がワンパターンになっています。同じことを繰り返すのにも意味はあると思っていますが、パターンを変えると、また違ったものが見えてきたりもするのではないかと考えたりもしています。知人がインスタで、古いカメラでピクチャーエフェクトを「イラスト調」というのに設定して、散歩の時に写真を撮ったら、光の具合や絞り加減で色々と変化があって面白いと書いていました。今日は、試しに、Nikon coolpix S7000(2015年2月に発売)という古いコンデジも持っていって、「トイカメラ」モード1で撮ってみました。まだ、トイカメラモードで撮っただけで、これというアイデアは湧いてはきませんが、あれこれ試してみるのもよいかと思っています。これらの2枚の写真は、九華公園の奥平屋敷跡の同じところで撮ったもの。写真のサイズを縮小したのみで、レタッチはしていません。

Dscn0161c Dscn0189c  左の写真は鎮国守国神社、右は諸戸氏庭園の主屋と大門。こういう寺社仏閣や、歴史的な建造物などを撮るのは、おもしろいかも知れません。まあ、アタマの体操でもしましょう。このカメラのスペシャルエフェクトモードには、ソフト、ノスタルジックセピア、硬調モノクローム、セレクトカラー(特定の色のみ残し、ほかはモノクロにする)、ポップ、クロスプロセス(特定の色を基調にして、不思議な雰囲気を表現)、トイカメラ風(2モードあります)、ミラー(画像中心から左半分を反転して、左右対称な写真にする)があります。

2025年10月19日 (日)

ヒドリガモがやってきました……途中で雨に降られ撤収(苦笑)

Dsc08234c_20251019135401   はっきりしない空模様です。アメダスのデータには出ませんが、ときどき雨。昼前には短い時間でしたが、晴れ間もありました。朝6時45分から散歩へ。雨雲レーダーを確認して、しばらく雨は降らないと思ったのに、途中で降られました。いつものように住吉神社から九華公園へ。九華公園を半周した頃から雨。その時点では昼くらいまで降るというので、撤収。田町、三崎通を通って帰宅。4.6㎞。しかし、その後はほとんど降っていません。まぁこんなもの。最低気温は19.7℃、最高気温は24.1℃。

Dsc07025c_20251019135401  住吉神社の前から揖斐・長良川の中州を見ると、ダイサギと、アオサギが1羽ずつ。数年前には、この大木の手前にアオサギ、ダイサギがたくさんやって来て、集合場所のようになっていました。

 Dsc07078c_20251019135401住吉水門の下流側にダイサギが1羽。ここは水面からかなり高いので、エサを採るには適していません。一帯内をしに来ているのか? と思います。

Dsc07126c_20251019135401 Dsc07158c_20251019135501  蟠龍櫓には、今日もイソヒヨドリのメスがいました。来始めると、毎日来るというパターンのように思えます。三之丸公園の電柱には、今日もモズのメス。ただ、今日も遠くからしか撮れませんでした。近くまで行けないことはないのですが、そうしているとその間に逃げられそうなのです。

 Dsc08191c_20251019135401九華公園のアイガモ、今日は、北門を入ってすぐの堀にいました。大きな声で鳴いていますので、居場所はすぐに分かります。

Dsc07415c_20251019135601  アオサギさんは、いつものアオサギであろうと思うのですが、今日は、九華橋近くの樹上ではなく、鎮国守国神社の社務所裏の木にいました。残念ながら枝かぶりの位置からしか撮れません。

Dsc07510x  吉之丸堀の西側エリアで、ヒドリガモを見つけました。ヒドリガモは、今シーズン初お目見え。メス。

Dsc08143c_20251019135701 Dsc08130c_20251019135701  ハシビロガモは、同じ吉之丸堀ですが、東側エリアにいました。

Dsc07890c_20251019135701 Dsc07775c_20251019135701  朝日丸跡では、シジュウカラ(左の写真)、メジロ(右の写真)、コゲラの混群に出会いました。今日は、曇っていましたので、写真は色が出ません(涙)。

Dsc07977c_20251019135701 Dsc07327c_20251019135601  こちらは、コゲラ。カワラヒワ(右の写真)は、相撲場の近くにて。鎮国守国神社にお参りし、再び北門あたりに来たら、雨が降り始め、東屋でしばらく雨宿り。しかし、止みそうもありませんでしたので、今日は、外周遊歩道の方には行かずに帰宅。

Dsc07213c_20251019135501  資料読みは、まだ続いていますが、今日中には終えられると見込んでいます。

Dsc08239c_20251019135401  わが家のアサガオ、今朝は、1輪のみ。ざっと見た感じでは、つぼみはもうなさそうですから、これでおしまいかもしれません。

2024年6月23日 (日)

コアジサシの幼鳥は元気、某所でケリは抱卵中……ある程度の写真は修復できました

 SDカードに保存された写真のファイルを修復ソフトで修復しました。すべてではありませんが、復活。ただし、修復して復活した写真のサイズは、1616×1080ピクセルとかなり小さくなっていました。修復できなかった写真が多数あったほか、修復できたものでは同じ写真が、まさに無数あり、そのチェックに難儀しました(約50,000枚)。途中からは、かなりぶっ飛ばして、いちいち見るのをやめたくらい。修復できたものから選んで、この記事を6月23日の日付で6月24日に投稿しています。掲載した写真は、このような事情ですから、あまりきれいではありません。

Dsc01555_repaired-2c Dsc01216_repairedc  三ツ又池公園の中之島の南にあったカイツブリの巣には、前回、ヒナが1羽いたのですが、見当たらなくなっていました。代わりに卵が少なくとも2個はあるように見えました。

Dsc08087_repairedc  中之島の北にある巣では、前回と同じく、2羽のヒナの姿が見えました。このほか、三又大橋の近くにある巣でも、前回は、親が卵を抱いているようでしたが、今日は巣にはおらず。巣を双眼鏡で見ると、卵がなくなっていました。大雨で流れたのかという気がしますが、分かりません。

Dsc00342_repairedc  蓮田には、オオヨシキリが何羽かいます。ときどき遊歩道にある木のてっぺんにも出て来てさえずっています。

Dsc08238_repairedc  蓮は、以前に比べるとかなり少なくなってきています。東員町の万助溜公園も、船頭平河川公園も、同じような状況。入念な手入れが必要なのでしょうが、昨今の社会状況では予算が回らないのかという気がします。

Dsc04160_repairedc Dsc01615_repairedc  続いて伊勢大橋の工事現場。コアジサシの幼鳥は元気そうでした。親が小魚をくわえてきていたのですが、この幼鳥に与えるのでしょうか? そろそろ自分でエサをとる訓練をしているように思えるのですが、どうなのでしょう?

Dsc01292_repairedc Dsc01285_repairedc  幼稚園の北では、相変わらずケリが巣に就いていました。この近くでは、コアジサシ2羽が卵を抱いているところがあります。そのうちの1羽が、たぶん右の写真で間違いないと思いますが、修復で記録された日時もぶっ飛んでしまい、不確か。

 このほか、いくつかの臨駐も回って来たのですが、それらの写真は行方不明。前の記事にコメントをいただきましたが、カメラの液晶で確認すると、写真はすべて見られましたので、やはり管理ファイルが壊れていた可能性が高いと思っています。気をつけるといっても、どう気をつければよいか、具体策はありません。ときどき、SDカードのフォーマットをやりなおすのがよいかと思うくらいです。

 ちなみに、無料の修復ソフトでは、修復できる枚数が非常に限定されていて、使い物になりませんでした。有料版を買うとなりますと、¥10,000近い出費。「取りやめる」としたら、「理由を選べ」と出て来て、「値段が高い」を選んだところ、いきなり60%以上ディスカウントした価格が表示され、飛びついてしまいました。ただ、実際に使ってみると、完全に修復できるわけではありませんし、このソフトを買ってよかったのかどうか、判断には迷います。

SDカードから写真が読み出せません(涙)

 今朝は、6時過ぎには雨が上がり、昼過ぎまでは大して降らないという予報でしたから、7時過ぎから三ツ又池公園、長島町内と回ってきたのですが、三ツ又池公園にいるときから、写真を撮ってもデータ保存にエラーが出て、何度も「エラーを修復するか?」というメッセージが出て、繰り返し修復をしていました。帰宅して、SDカードをカメラから抜き取ってパソコンで写真を読み出そうとしたら、4枚しか読めません! 管理ファイルが壊れたようですが、カメラにSDカードを戻して管理ファイルの修復をしても、「問題なし」と表示されます。さぁ、困りました。何枚撮ったか分かりませんが、今日撮ってきた写真のたぶん99%以上が読み出せないでいます。

 カイツブリ、オオヨシキリ、コアジサシ、ヒバリ、蓮などの写真を撮っているのですが、参りました。複数のフリーソフトを利用して、あれこれ試しているのですが、19時半現在、データの修復はできていません。もし写真がうまく復元できて、パソコンに読み込めましたら、写真を整理して、改めて今日の記事を書こうと思っています。

2024年2月 5日 (月)

古いデジタル写真の整理中

Dsc04081c  昨日は立春らしい暖かい1日でしたが、今日は一転して冷たい雨となりました。今のところ、最高気温は7時53分の5.8℃で、その後気温は下がり、11時分に最低気温3.4℃を記録しています。散歩とバードウォッチングが趣味というか、日課というか、ですが、天気の悪い日には、困ります。外へ出られないで、ウロウロしてしまいます(苦笑)。

Screenshot_20240205095348c  スマホでYahoo!JAPANの天気アプリを見ますと、ご覧のように夜10時まで雨とか。これでは仕方ありません。散歩は諦めざるを得ません。ずっと以前は、雨の日はホームセンターまで車で行って、何かおもしろいものはないかと見て回りながら、散歩代わりに歩いたものですが、最近はもうそういうことはしなくなりました。

Prtc  代わりに今日は、昨年末から折を見て行っている、昔のデジタル写真の整理にボチボチと取り組んでいます。デジタル写真は、外付けの8TBのハードディスクをRAID0にして、ほぼすべてを保存していました(8TBを折半して、4TBのそれぞれに同じデータが保存してあります。こうしておくと、一方が壊れても、もう一方から復元可能です)。しかし、さすがに残りの容量が800GBを切ってきましたので、重い腰を上げて、整理することにしたのです。ブログの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に2005年10月末の、ブログ開始当初からの記事が載せてありますので、その記事を見ながら外付けハードディスクに保管した写真を確認して、重複している、ピンボケ、不要、よく分からないといった写真を削除しています。現在、2009年3月について作業中。ついつい昔のブログ記事を読むのに夢中になったりして(昔、大掃除をするのに畳を上げたら、古新聞が出て来て、読みふけったということと同じ)、作業はなかなか進みません(苦笑)。

2026年4月
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  • 伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)

    伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)
    評判の本のようでしたので、読んでみました。本の帯に「『読めたつもり』が危ない!」とありますが、それはまさにその通り。30歳代半ばから教職にありましたので、それは実感しています。とくに60歳を過ぎてから短大の非常勤講師になってから、学生たちの読解力がアヤシいと思うようになっていました。読解力そのものも低下しているとともに、集中力が続かないことも影響しているように思っていました。きちんと読めて、書き手の意図することを正しく理解できないと、議論も思索も成り立ちません。この本は、解釈学、構造主義、ナラトロジーなどさまざまな読む技法を具体例に則して紹介しています。世の中、コスパ、タイパが重視される時代ですが、敢えて深く、論理的にじっくりと読み、考えることも大切と思います。 (★★★★)

  • 滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)

    滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)
    時代小説が好きでよく読みますので、町奉行所の与力や同心がどのように仕事し、いかに暮らしていたかには、とても興味があります。この本の帯には、「時代劇でおなじみ 江戸の町を守る『八丁堀の旦那』、その本当の姿 くらし、仕事、文化活動」とありますので、割と気楽に読めるかと思ったら、学術的に書かれていました。与力・同心の仕事は、治安維持が主なものではなく、もっと幅広い仕事をしていました。さらに、深い教養を身につけ、豊かな人脈に裏打ちされた文化活動を行う人たちもいたということには驚きました。さらに、明治維新以降の新しい時代と格闘しつつ、江戸を語り継いだ彼らの実像が明らかにされています。寝転がって読むのは、ちょっと難しいかなと思います。 (★★★★)

  • 森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る

    森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る
    仏教のものの見方の基本は「あるがまま」を「あるがまま」に見ることにあるとして、仏教の人間観、仏・菩薩観、世界観、人生観、見方、生き方を体系的に説いています。著者は、仏教学者で、東洋大学名誉教授。専門はインド仏教。元浄土真宗本願寺派僧侶です。大学時代の同級生に真宗本願寺派のお寺の住職を務めていた友人がいます。私が体調を崩していたとき、「仏教の勉強をするとよい」といわれ、それがずっと記憶に残っていました。いろいろ本を読んだり、テレビ番組を見たりしましたが、どうも今ひとつピンときませんでした.そういう中でこの本を知り、ようやく入手して、やっと読み終えました。初めに書きましたように、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることは、簡単そうで難しい。 「あるがまま」を「あるがまま」に見ることが知ることだといいます。哲学も見ることだそうです。「小欲知足」が、仏教のもっとも基本的な生活態度であり、これが「戒」を導くといいますし、自己中心的な思いも減り、慈悲につながるそうです。これらが、つまらないことにこだわることもなくなり、行動の根源となる意思も、考えも、言葉も、行為も生活も正しいものとなり、偏見や固定観念、先入観が消え去って、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることができるようになると説かれていました。読みやすい本とはいえませんが、ここに書いたエッセンスを頭に置いて読むと、いくらか分かりやすい気がします。私自身、今は分かったような気がしていますが、たびたび思い出して、振り返る必要があります。 (★★★★)

  • 林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)

    林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)
    リンボウ先生こと林望さんが実践する「令和老人生活要領」を説いた本です。リンボウ先生は、ちょっと変人で、群れない、威張らない、信念は曲げないという人。初めての老い(誰でも、自分にとってはそうですが)に対して、先手先手でいろいろと考え、対策、対応を考え、実行しています。その第一は危機管理。たとえばどこに行くのにも「誤嚥防止ボード」を持って行き、外食の際でもそれを目の前に立てながら食事をするそうです。他人がどう思おうが構わないとか。見ならいたいことはたくさん書かれていますが、ごく普通の老人には「それはちょっとなぁ」と思うことも多いでしょう。「流行には迎合しない」というのが、リンボウ先生のモットーの1つでもあります。老後の趣味の心得などについても触れられていて、参考になることもあるかと思います。 (★★★★)

  • 平凡社: 街道アトラス

    平凡社: 街道アトラス
    旧街道に興味があります。ただし、あまりあちこちの街道を歩いたわけではありません。この本では、東海道と中山道は各宿場も紹介されるなど、詳しく載っていますが、その他の街道はダイジェスト。いわば、旧街道のカタログ本といったところ。現代の道と比べたり、旧街道がどのようにつながっていたかを知るにはよい本です。ただし、この本だけを頼りに旧街道を歩くことは、ほぼ不可能でしょう。 (★★★)

  • 保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

    保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)
    今年は、昭和100年であり、戦後80年でもあるということで、新聞などでも特集記事が掲載されています。太平洋戦争は、日本という国を滅亡の一歩手前まで追い込みました。昭和という時代もそれが終わってから35年以上経ちますから、これからは歴史として語られるようになっていくはずです。この本は、二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄、昭和天皇など、時代を大きく変えた8つの事象を取り上げ、当事者たちの感情や思惑排して見つめ直すことを通して、これまでの通説、定説とは異なるそれらの真相を浮かび上がらせようとしています。読後感としては、私なども、何となくそうなのかと思っていたことがひっくり返されたような感じを抱いています。目的と手段を取り違えている、事実や科学的知見から目をそらしている、希望的観測を事実と思い込む、妙な精神論に陥るなど、今も続く認知、思考は、太平洋戦争のときの軍指導者から始まっているのかも知れません。いろいろな意味で「戦後」という概念については、根本的に再検討が必要ですし、日清戦争から太平洋戦争に至る数十年の戦争の時代は、何に由来し、そこから何を学ぶか、よくよく考えてみる必要があると思いました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)

    保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)
    保阪正康さんは、一貫して近現代史を検証し続け、5,000人もの歴史の証人を取材してきています。この本は、月刊『文藝春秋』に掲載されたものから15編を選んでまとめられています。読み応えがあるのに、分かりやすい内容で、昭和史の証人として瀬島龍三、後藤田正晴などインタビューが、また、昭和の戦争7つの謎として無謀な開戦を決意した理由などが載せられています。その後、あの戦争と昭和史を語ろうということで、半藤一利さんなどとの対談が載っています。最後に、歴史をどう引き継ぐかということで、講演録があります。この講演では、江戸時代まで遡らなければ日本人は理解できない、江戸時代の260年を通じて、戦争をしなかったという事実から教訓、知恵を学ぶ必要があるなど、江戸時代に築かれた財産をもう一度取り戻すことの重要性が語られています。明治維新という、薩長の下級武士の暴力革命を経て、帝国主義国家が作られていく過程で、江戸自在の財産は放棄されたと著者はいいます。知識、技術は学び、取り入れたのに、哲学までには思いが至らなかったため、そうなっています。また、もう一つ、著者が強調するのは、天皇制の捉え方、論じ方です。天皇制は、本質的に戦争を嫌う制度だと著者はとらえています。これは、私には目から鱗の見方でした。さらに、天皇は何らかの形で京都にお住まいになって、政治の中心は東京にあってという江戸時代の知恵をもう一度取り戻すのもよいという提案は、真摯に検討する価値があると思います。 (★★★★★)

  • 芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)

    芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)
    関数電卓は持っていますし、その昔は、プログラム電卓で平均値、標準偏差などの計算をする簡単なプログラムを組んで使っていたこともあります。タイトルに惹かれて買ったのですが、ウ~ン、期待はずれでした。計算例が平方根以外にはほとんどありませんでした。関数電卓を片手に、その使い方や、どのような応用ができるかを知りたいと思ったのですが、そういう内容はあまりなくて残念でした。ただこの本を読んでよかったのは、数学の力と計算力とは別物であることが分かったこと。また、計算については、関数電卓などを駆使すればよいということでした。私自身、数学には自信がないのですが、「エェ!?、そうだったっけ?」と思う内容もありました(つまり、間違っているんじゃないの、と思える内容)。 (★)

  • 今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)

    今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)
    地名の由来については興味がありますから、この本を手に取ったのですが、読み始めたものの、すぐに「放置」していました。テーマごとに、それに関連する地名が列挙され、その由来について多少の説明(蘊蓄?)が書かれているのですが、列挙されている(例示されている)地名が煩雑で、読むのが面倒になってしまったのです。「地名マニア」の方であれば、これくらい何のそので読み進めたのでしょうが、私にはちょっと難行でした。2年くらい経って、気を取り直して、少々無理矢理に読み進めました。が、「不思議な名称には物語がある」という、帯の謳い文句には、いささか無理があるかなという気がします。物語というのであれば、個々の地名についてもうすこし物語って欲しい気がするのです。ただし、以上は、極めて個人的な感想です。 (★★)

  • piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)

    piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)
    本の帯に「あなたが毎日スルーしている鳥たちの素顔」「カラスも本当は人が怖い」とあります。ほとんど知っている内容でしたが、このように改めて、まとめてあると、いっそうよく分かりました。野鳥観察を始めたばかりの方、野鳥に興味を持ち始めた方には、最適な参考書の1つと思います。身近にいる鳥ばかりが取り上げられていますが、それだけに身近な鳥の行動や、特徴がよく分かって、野鳥がもっと好きになること請け合いです。タイトル通り、まさに「意外と知らない」です。自分では知っているつもりでも、意外と知らないことは多々ありそうです。 (★★★★★)

  • 五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)

    五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)
    高容姫という女性を知る人は多くはないかも知れませんが、本のサブタイトルにあるように、金正恩の母となった在日コリアンの女性です。北朝鮮では、日本から帰国した人間の社会的地位は低いため、その存在は公的には明らかにされていませんし、「国母」として崇拝されることもありません。これは、金正恩の弱点でもあり、コンプレックスにもなっているかも知れません。大阪の鶴橋で生まれ育った少女の数奇な運命をたどった、力作です。よくぞここまで取材したものだと思います。高容姫の人生をたどることで、北朝鮮の体制、社会、歴史にまで理解が及びます。ほとんど一気読みをしてしまいました。ちなみに、現在も大阪には、金正恩の伯父を始め、親戚が50名以上も暮らしているといいます。このことは、日朝関係の改善や、拉致問題の解決の手がかりになるのではないかという気がします。 (★★★★★)

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)