お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年1月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年1月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

携帯・デジカメ

2024年2月 5日 (月)

古いデジタル写真の整理中

Dsc04081c  昨日は立春らしい暖かい1日でしたが、今日は一転して冷たい雨となりました。今のところ、最高気温は7時53分の5.8℃で、その後気温は下がり、11時分に最低気温3.4℃を記録しています。散歩とバードウォッチングが趣味というか、日課というか、ですが、天気の悪い日には、困ります。外へ出られないで、ウロウロしてしまいます(苦笑)。

Screenshot_20240205095348c  スマホでYahoo!JAPANの天気アプリを見ますと、ご覧のように夜10時まで雨とか。これでは仕方ありません。散歩は諦めざるを得ません。ずっと以前は、雨の日はホームセンターまで車で行って、何かおもしろいものはないかと見て回りながら、散歩代わりに歩いたものですが、最近はもうそういうことはしなくなりました。

Prtc  代わりに今日は、昨年末から折を見て行っている、昔のデジタル写真の整理にボチボチと取り組んでいます。デジタル写真は、外付けの8TBのハードディスクをRAID0にして、ほぼすべてを保存していました(8TBを折半して、4TBのそれぞれに同じデータが保存してあります。こうしておくと、一方が壊れても、もう一方から復元可能です)。しかし、さすがに残りの容量が800GBを切ってきましたので、重い腰を上げて、整理することにしたのです。ブログの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に2005年10月末の、ブログ開始当初からの記事が載せてありますので、その記事を見ながら外付けハードディスクに保管した写真を確認して、重複している、ピンボケ、不要、よく分からないといった写真を削除しています。現在、2009年3月について作業中。ついつい昔のブログ記事を読むのに夢中になったりして(昔、大掃除をするのに畳を上げたら、古新聞が出て来て、読みふけったということと同じ)、作業はなかなか進みません(苦笑)。

2024年1月18日 (木)

昔の写真から……九華公園にマガモがたくさん来ていたこととシナガチョウがいた話

Dsc08930c 0118amedas  天気予報の通り、雨の1日となっています。雨といっても小雨がずっと降り続いているのです。散歩には出たかったものの、傘は必要なくらいな雨でしたから、終日、蟄居生活。そのお陰で昨日の授業のQ&Aは、午前中早くに完成し、昼までに助手の先生にメールで送って印刷などをお願いしました。配付が再来週になりますから、早く確認したい学生たち向けに、Google Classroomにもアップロードしました。Google Classroomは、コロナ禍のときに一気に普及しましたが、大変便利です。非常勤先でも授業科目ごとにクラスルームがあり、一斉の連絡、資料の掲載、個別の連絡などができます。課題の提出なども可能ですが、私はそこまでは利用していません。これであとは、今月末の期末試験を残すのみ。

 午後からは、外付けハードディスクに保存してある過去のデジタル写真の整理を少しずつ進めています。そこには、とにかく撮ったすべての写真を保存していたのですが、さすがにそういうことをしていますと、4TB容量も厳しくなってきたからです。ブログの過去記事は、ライブドアブログを利用して「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に最初のものからずっと保存してありますので、そこに載せた写真を確認しながら、重複したような写真、ピンボケ写真、不要な写真などを削除しています。膨大な量ですから、昨年末に2001年から始めて、まだ2008年あたりを作業中です。

20080222magamokyuka 20070212hoshihajirokyuka  その中で見つけた古い写真から。左の写真は、平成21(2008)年2月22日に九華公園の堀で撮影したもの。マガモがたくさん写っています。10数年前には九華公園にもマガモが来ていた記憶はあったのですが、1羽か2羽ずつと思い込んでいました。 右の写真は、平成20(2007)年2月12日に同じく九華公園の堀で撮りました。ホシハジロのオスが3羽見えます。トリミングしてしまったのですが、メスも同じくらいいました。写真整理作業中、ホシハジロがわんさか写っている写真も見つけたのですが、今日は探し出せませんでした。

2700225gachokyuka  子どもたちが小さい頃、九華公園に連れて行ったとき、ガチョウが何羽もいた記憶がありました。記憶では真っ白のガチョウだったのですが、見つけた写真はこちら。平成20(2007)年2月25日の撮影。調べてみると、シナガチョウの成鳥のようです。シナガチョウはガチョウの1品種で、サカツラガンを中国で飼いならし、家畜化したものだそうです。これでも、比較的小形のガチョウで、羽色は野生原種と同じ灰褐色のほかに白色種もあるといいますから、白いガチョウもいたのかもしれません。

 オマケは、自分の記憶のためのメモ。1月27日(土)にBS朝日で15:00~15:54に「ニッポン野鳥劇場」という番組が放映され、俳優の船越英一郎さんが、芸能界一の野鳥好きレイザーラモンRGさんを相棒に、野鳥観察に初挑戦するのだそうです。場所は、東京港野鳥公園と、ふなばし三番瀬海浜公園とのこと。これは見なくっちゃ。

 時々出てくる悪い癖ですが、オマケのオマケです。ブログには1度しか書いたことがないと思いますが(2022年8月4日:雨が降って猛暑も和らぐ……九華公園にはアオサギ2羽とダイサギ1羽)、佐伯泰英さんの時代小説の大ファンです。「文庫書き下ろし小説」というジャンルを確立された小説家で、このたび「書き下ろし時代小説300冊」を達成されました。私はその300冊はすべて読んでいます。300冊目は、「新酔いどれ小籐次26 恋か隠居か(文春文庫)」です。この本で小籐次は、妻のおりょうから「年寄りが未練を残しては駿太郎が迷惑です」といわれています。駿太郎は、血はつながっていないのですが、小籐次とおりょうの息子。小籐次は、おりょうからさらに「おまえ様は隠居の小籐次です」と宣告され黙り込んでいます。意味不明といわれること必定ではありますが、私は「そうだよなぁ」と首肯しております。数え年で古希を迎えましたので、あれこれ考えることもある、ということです。

2022年8月30日 (火)

20220828長島温泉花火大競演……合成写真もつくってみました

Dsc05652c Dsc05667cc  8月28日の長島温泉花火大競演の写真です。当日、速報ということで2枚載せましたが、その後、合成写真などもつくってみました。この日も、花火は、20時から20時30分に打ち上げられました。静岡の三遠花火が担当しています。

Dsc05682c Dsc05729c_20220830165001  最初から4枚は、1枚撮りのものです。カメラは、ソニーのDSCーRX10M4を使用。撮影条件は、マニュアルモード、F13、バルブ(2~5秒程度)、ISO感度100、オートホワイトバランス、ノイズリダクションはオフ(長秒時NRをオフ:MENU→ (撮影設定1)→[長秒時NR]→オフ)、フォーカスレンジリミッターを3m-∞で設定とし、三脚(HK-835B)とリモートコマンダー(RM-VPR1)を使っています。

Gousei1_20220830164901 Gousei3  ここからが合成写真。Paint.netというアプリを使って、3~4枚の写真を合成しています。このアプリは、ブロ友のひらいさんにご教示いただいたもので、合成が容易にできます。最近のバージョンでは、複数の写真の間の微妙なずれも、重ねたい写真をマウスでクリックし、移動して調整できますので、楽ちん。

Gousei7 Gousei8  合成は容易なのですが、もちろん、その素材となるもとの写真がきちんと撮れていないことには、話になりません。今回の撮影では、その辺りがもうちょっとだったかなという気がしています。使えそうな素材が限られ、合成したものも、似たようなものばかりになりました。

Gousei5  まぁ、それはまた次の課題。今週末(9月3日(土)(磯谷煙火店)、4日(日)(三遠花火))も予定されていますが、天気予報は、雨。降水確率は、70~80%ですから、アヤシい。ちなみに、同じ日にあった四日市花火大会の方は、写真がイマイチばかりでしたので、合成写真もつくりませんでした。

2022年3月 7日 (月)

セグロカモメの飛翔シーン

Dsc02620c  晴れましたが、気温は10℃くらいで、4~5m/sの風もあっていささか寒い感じ。しかし、いつものように7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、常信寺、寺町と回ってきました。このあと所用がありましたので、10時15分に帰宅。11時前から駅方面で用事を済ませてきました。歩いたのはトータルで7.1㎞。

Dsc02271c Dsc02296c  今日は、まずはこちら。新しいカメラにした甲斐がありました(微笑)。九華公園の二の丸堀の東側にセグロカモメがやって来ていました。見ているうちに飛び立ち、堀の上を旋回。これは、DSC-RX10MSの連写機能を確かめるチャンスと思って、チャレンジした成果。これまでの超望遠コンデジでは、なしえなかったはず。ちなみに、右の写真で、セグロカモメの左下に写っている白い、細い物体は、セグロカモメのウ○チ。跳びながら噴射したのですが、お尻から出てくるところから、もっと下に落下するところまでバッチリ写っていました(苦笑)。お見苦しいものを恐縮です m(_ _)m

Dsc02054c  さらに、今日は、カワセミ君が大サービス。20分近く、ほぼ同じところにいたのです。奥平屋敷跡の南側。ダイビングする様子もなく、移動したとしてもすぐ隣の枝に行くくらい。ダイビングシーンが見られたら……と期待したのですが、結局、二の丸跡方面へ行った後、見失いました。

Dsc01891c Dsc01917c  さて、話を戻して、散歩に出てすぐ、住吉入江ではカンムリカイツブリ。さらに、ヒドリガモが計3ペア。他に、キンクロハジロのメスが1羽。

Dsc01932c  住吉水門の下流側、揖斐川右岸の堤防には、今日もヒドリガモが28羽。毎年思うだけで、確認はできていないのですが、北に帰るのにここに集合しているような気がしています。コガモが混じっていることもありますが、今日は、コガモはいません。

Dsc01951c  三の丸公園では、モズのオス。同時に、すぐ近くにジョウビタキのメスもいたので、どっちを撮るか迷いました。モズを追いかけているうちに、ジョウビタキはどこかに行ってしまいました。他にツグミもチラッと見えたのですが、これも見失ってしまいました。

Dsc01997c Dsc02004c  九華公園、今日も静かでしたが、奥平屋敷跡への入り口付近の樹上にイカルの姿がありました。ただ、イカルは警戒心が強いので、人が通るとすぐに逃げてしまいます。それ故、遠くからかろうじて写っている写真しか撮れず。イカルが逃げた後に、シメ1羽と、ツグミ1羽が残っていただけ。

Dsc02131c  奥平屋敷跡では、なかなか分からなかったハシボソガラスの営巣場所をようやく見つけました。西側エリアにある松の木の高いところ。中央部分に木の枝で組んだ巣があります。まだ完成はしていないようで、ハシボソガラスは枝を運んで来ています。ここは、見晴らしも、日当たりも良好で、優良物件と思われます。抱卵や、ヒナの誕生、子育てなどが見られるのではないかと期待するのですが、子育て中のカラスは神経質で、攻撃してくることがありますので、よくよく気をつけなくてはなりません。今日は、奥平屋敷跡には、他にドバト、スズメが来たくらいでしたが、初めの方に書きましたように、カワセミに楽しませてもらえました。

Dsc02023c  いささか余談。奥平屋敷跡には鳥小屋があり、セキセイインコ、オカメインコが飼われています。1ヶ月くらい前から、セキセイインコのうち、数羽が木製の巣箱を齧るようになっています(以前にも書きました)。巣箱株はほとんど囓り尽くされ、上部の開閉式の蓋も2箇所、山型に囓られています。今日も1羽が、実に熱心に囓っています。これでは、卵を産んでも下に落ちてしまい、巣の役割を果たしません。ネットのQ&Aサイトを見ると、産卵前に巣箱などをかじるとありました。さらに調べると、もともとは樹洞を巣に使うということですから、巣を整える行動から来ているのかも知れません。

Dsc02146c  ユリカモメ、一時的に10羽くらいが飛んでいましたが、きちんと確認できたのは2羽。カワセミなどの撮影に夢中になって、カモのきちんとした写真を撮ってきませんでしたが、今日は、合計41羽と少なめでした。ハシビロガモが7羽、ヒドリガモが2ペアとキンクロハジロ。

Dsc02179c Dsc02205c  鎮国守国神社を回って、北門のところへ来たら、コサギが樹上にいました。この前に、散歩友達のYさんが、グラウンドのところでコサギが飛ぶのを見たといっておられましたので、その個体だと思います。グラウンドには、ツグミが1羽。ここでも、ジョウビタキのメスがいたのですが、人が通って逃げられました。

Dsc02240c  普段あまり写真を載せませんが、カワウ。本当は、水を蹴って水上を滑走して、飛び立つところを撮ろうと思ったのですが、残念ながらそういうシーンは見せてくれませんでした。真っ黒な鳥というイメージがあるかも知れませんが、そうではありません。

Dsc02245c Dsc02409c  このカワウを撮った後、セグロカモメを見つけたのです。九華公園には、年に何回かやって来ます。

Dsc02423c Dsc02442c  貝塚公園では、久しぶりにシロハラ。さらに、ツグミも。機械を使って木の剪定がされていたので、何もいないかと思ったのですが、期待した以上でした。

Dsc02450c  さらに、このツグミがこのあとピョンピョンと跳ねて移動したのですが、それも撮ることができました。いや、それにしても新しいカメラ、素晴らしい!

Dsc02477c  内堀公園も、剪定作業が行われていましたが、何か小鳥が飛び出してきて、近くのお宅の庭へ。ジョウビタキのオスでした。モクレンの木と思いますが、蕾がかなり膨らんでいるところに止まって、なかなかよい感じ。

Dsc02610c Dsc02602c  ところで、寺町商店街の河津桜、あちこちで咲いているのが分かるようになってきています。咲いていないところでも、右の写真のように、つぼみが膨らんで来ています。水曜日から再び暖かくなるという予報ですから、一気に咲くのではないかと思っています。

Dsc02165c  ちょっと寒かったものの、天気もよく、よい写真も撮れ、散歩を楽しめました。新しいカメラのおかげです。それにしても、すごい性能です。最近やってこないのですが、ミサゴの飛翔シーンや、カワセミのダイビングを撮ってみたい(カワセミのダイビングは、EOS kiss x-5を使っているときに撮ったことはありますが、もう1度ということ)と思っています。写真は、鎮国守国神社の枝垂れ梅。九華招魂社の西側にあります。今年は、乙女椿がまだまったく咲いていません。

2022年3月 4日 (金)

九華公園に久しぶりにコサギ……イカルは、連続滞在9日目

Dsc01119c  気温は13℃ほどと、昨日より低く、午後からは雲もかかって寒く感じます。今日は、いつものように7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、大央町、常磐町、常信寺、寺町とワンパターン(苦笑)。今日も、お試しの続きでしたが、RAWにも挑戦してみようかと思い、撮った写真をRAW+JPEGで保存しています。そのせいか、バッテリーの減りが速い(苦笑)。予備を1つ用意したのですが、もう1つあった方が良さそうです。冒頭の写真は、鎮国守国神社にて。

Dsc00753c Dsc00789c  今日も、住吉入江には水鳥はいません。住吉水門の外や、堤防にもカモも、オオバンもいません。三の丸水門から揖斐川を見ると、遠くにセグロカモメが浮いていました。600mmズームで撮って、トリミングをしたのですが、これくらい。三の丸公園と三の丸水門のところには、ツグミが1羽ずつ。写真は、水門のところにいたツグミ。

Dsc00870c Dsc00922c  九華公園では、相撲場近くのサザンカにメジロがいたのですが、明るいところには出てこず。木の高いところにカワラヒワ(左の写真)。奥平屋敷跡すぐ北の花菖蒲園のところに、イカルが7羽と、シメが3羽。イカル、今日はなかなかよいところには来てくれず。

Dsc00990c  奥平屋敷跡では、ハクセキレイ。他には、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ドバト。ハシボソガラスは、今日も巣材運びに忙しい。巣をつくるのに、どのくらいの期間がかかるのでしょう? モズの鳴き声がしたものの、南にある立教小学校の屋上のテレビアンテナの上。これまた遠い(苦笑)。カワセミは来ずで、今日、奥平屋敷跡で撮ったのは、ハクセキレイのみ。

Dsc01082c Dsc01093c  カモは、62羽。ホシハジロのオスが1羽、ヒドリガモのペアが2組、ハシビロガモが12羽とキンクロハジロたち。オオバンも1羽と、いつものメンバー。ユリカモメは、今日も来ていません。このあと、北門の方の堀に回ってみたら、久しぶりにコサギと、コガモのペアが1組来ていました。コサギは、ずいぶん久しぶり。

Dsc01078c  本丸跡で、シメ1羽。これまた、日陰から出て来てくれませんでした。というような次第で、今日はここまでの鳥見は、あまりパッとせず(苦笑)。

Dsc01130c Dsc01159c  貝塚公園で、ツグミ。ツグミはもう1羽いたのですが、ハシボソガラスに追い払われていました。他には、カワラヒワ、ヒヨドリ。内堀公園には、スズメのみ。新築公園で、久しぶりにジョウビタキのオス。相変わらず、愛想がよい(微笑)。

Dsc01250c Dsc01243c  拙宅前の住吉入江に戻って来たら、今日も、カンムリカイツブリ。よく来ています。他には、キンクロハジロ。今日は、オオバンはいませんでした。

Dsc00880c Dsc01114c  ところで、九華公園には、管理事務所の近くに白梅の木が1本あります。昨日、咲いて来たと書いたのがこちら(左の写真)。ときどき、メジロがやって来るのですが、今シーズンはまだ見ていません。右は、鎮国守国神社の拝殿と天守台跡の間にある枝垂れ梅。

Dsc01230c Dsc01234c  寺町商店街の河津桜、今日もまた懲りずに見てきました。今にも咲きそうなつぼみがたくさんなのですが、花の数は、増えてはいません。明日は暖かそうですが、日曜は寒いとか。来週後半頃から見ごろになるでしょうか。

Dsc00742c  明日は、天気も良さそうですので、予定通り、近鉄の「酒蔵立ち寄りハイキング」に行けそうです。「三重の寒梅」をつくっている丸彦酒造さんが目的地。過去に2回行っていますが、その2回とも抽選会で「三重の寒梅」のワンカップを当てています(微笑)(2018年1月30日:酒蔵みてある記“銘酒「三重の寒梅」丸彦酒造をたずねて”へ(その3)……河島神明神社、西福寺そしていよいよ松彦酒造へ(完)、2019年1月26日:20190126近鉄ハイキング“酒蔵みてある記 銘酒「三重の寒梅」丸彦酒造をたずねて”へ(予告編))。2度あることは3度あるとなるか、というところ。

2022年3月 3日 (木)

お試し中

Dsc00659c  気温は15℃を超えたものの、北西の風が吹き、雲もよくかかり、あまり暖かいとは思えません。今日も、朝は家事を済ませ、散歩に出たのは、8時15分。住吉神社、九華公園、貝塚公園から、内堀あたりをウロウロして、内堀公園、紺屋町、新築公園、アピタ桑名店、常磐町、常信寺、寺町と6.8㎞。

Dsc00037c Dsc00046c  今日も住吉入江には鳥影はありません。住吉水門の内側には、オオバンが1羽いたのみ。住吉水門の外側、揖斐川右岸の堤防には、ヒドリガモ、コガモが合計53羽。揖斐川の堤防を歩いて、船津屋の裏手で、ツグミが1羽。いつもこのあたりにいます。去年の今頃など、このあたりから三の丸水門の付近でヒバリを見たのですが、今年はまだ。

Dsc00100c Dsc00123c  七里の渡し跡には、ホシハジロのオスが1羽、入ってくるところでした。他には、何もいません。三の丸公園では、ツグミ。ジョウビタキやモズ、スズメは見当たらず。

Dsc00179c  揖斐川には、カンムリカイツブリが合計3羽。左の写真は、たまたま2羽が写ったもの。奥にいる白っぽいカンムリカイツブリを狙っていたら、手前の夏羽にかなり替わっているカンムリカイツブリが水中から浮上してきたのです。同じカンムリカイツブリでも、夏羽に替わるスピードには、個体差があるということ。

Dsc00200c  柿安コミュニティパーク西の堀にもカンムリカイツブリ。ここは、三の丸水門から入ったところ。ここにも、カンムリカイツブリがよく来ています。

Dsc00237c  九華公園には8時40分着。北門のところで、旧知の女性バーダーさんに遭遇。「イカルがいる」とお話ししたら、「見たい」ということになり、鳴き声のする本丸跡の西側にいったものの、「声はすれども姿は見えず」でした。奥平屋敷へ行く途中、ハシビロガモが杭の上に。珍しい。散歩友達のYさん、前管理人のOさんが、「今日は、カワラヒワなどがいただけ」と。奥平屋敷跡でしばらく待ったら、シメ1羽とイカル数羽がやって来たものの、樹上にいて降りて来ないどころか、本丸跡方面に逃げられました(苦笑)。

Dsc00280c  二の丸跡でツグミ。朝日丸跡でムクドリと、今日はあまり鳥は多くはありません。

Dsc00243c Dsc00359c  カモたち、今日は、合計48羽。やや少なめでしたが、左の写真のように、いつ以来か分かりませんが、ホシハジロのオスが1羽戻って来ていました。他には、ヒドリガモが2ペア、ハシビロガモ(右の写真)が、16羽と、キンクロハジロたち。

Dsc00326c  イカルを追いかけていたのですが、結局、辰巳櫓跡から神戸櫓跡の間にある松林にいました。降りてこないかと期待したのですが、昨日いたあたりは、管理人さんが掃除中。近くのブランコにはお子さん連れが来ていて、待ったものの、あきらめました。

Dsc00443c Dsc00481c  九華公園の外周遊歩道の南でも、ツグミ。今日は、ツグミ・デーかも(微苦笑)。貝塚公園にもツグミ(写真はありません)。内堀公園で一休みしていたら、ジョウビタキのオスが登場。新築公園では見なくなりましたが、最近はここでよく見ます。

Dsc00512c Dsc00614c  新築公園でもまた、ツグミ。やはり、今日は、ツグミ・デー。ジョウビタキでもそうですが、重なるときは重なるものです。このあと、拙宅前の住吉入江では、ヒドリガモが2ペア、オオバンが2羽、キンクロハジロが2羽。右の写真は、キンクロさん。

Dsc00384c Dsc00392c  さて、こちらは、鎮国守国神社の拝殿の東にある枝垂れ梅。今年、ここに10本ほど枝垂れ梅が植えられたのですが、それが咲いて来ました。私自身は、咲くのか疑問だったのですが、宮司さんは「咲く」と断言しておられたのです。右は、九華招魂社の西にある枝垂れ梅。これが、もっとも早くから咲いていました。

Dsc00453c  こちらは、貝塚公園にある白梅。いっては何ですが、花は咲き始めたものの、貧弱。九華公園の管理事務所の東にも白梅が1本あるのですが、それも同様。施肥、剪定などが行われているのを見たことがありません。

Dsc00549c  Dsc00537c 連日、常信寺に行っていますが、「ウメジロウ」を期待しているのです(笑)。しかし、今日は空振り。ジンチョウゲは、まだ咲きません。

Dsc00542c  こちらは、ミツマタ。花が咲いてきたものが、わずかにあるくらい。ジンチョウゲも、ミツマタも、写真はありませんが、サンシュユも今年はまだまだ。

Dsc00564c Dsc00569c  寺町商店街の河津桜、つぼみはあちこちで膨らんで来ており、いつ咲いてもよいくらい、準備万端のようです。週末くらいには、かなり咲くのではないでしょうか。

Dsc_6338c  ところで、今日のタイトルは、「お試し中」としました。「いったい何を試しているのか?」と訝る向きもおありでしょう。実は、新しいデジカメを買ってしまったのです(「買ってしまった」といういい方はヘンですが……爆)。ソニーのDSC-RX10M4というもの。これ、ビックカメラで、何と208,800円! これまで使っていたCanonのPowerShot SX60 HSが壊れたとか、調子が悪いとか、不満があるとか、そういうことではありません。別のものに興味があり、どうかなと思って、いろいろと調べていたのです。NikonのCoolpixP1000とか、同じくP950なども野鳥撮影によいという評判で、調べたのですが、今ひとつピンと来ず。そこへ、DSC-RX10MSを見つけてしまったのです。惹かれたのは、センサーが1.0型と普通のコンデジに比べ大きいこと、0.03秒の高速オートフォーカス、最高24枚/秒の連写など。

Dsc_6339c  昨晩届いたので、今日は、早速このDSC-RX10MSを持って散歩して来たというわけです。高性能ではあるのですが、重いのです。バッテリー、SDカードを含めると、約1,095グラム。PowerShot Sx60 HSの方は、同じ条件で約650グラムです。倍くらいの重さがあるように感じます。今日の写真は、すべてソニーのDSC-RX10MSで撮ったもの。オートフォーカスと連写機能はすばらしい感じ。画質は、ブログに載せる写真は圧縮していますから、よく分からないかも知れませんが、トリミングしてもクリアなように思います。ズームは、35mm換算で600mmなので、PowerShot Sx60 HSの1,350mmより劣るのですが、飛びものを撮るのには、こちらの方が適しているかと期待しています。いずれにしても、お試ししながら、慣れないといけません。

2021年12月20日 (月)

モズ・デー……余談は、新型コロナワクチン接種証明書アプリ

Img_7532c_20211220180201 Img_7535c_20211220180101  藤原岳はまだ雪化粧していますが、日中は12℃を越え、風も強くはなく、暖かい日でした。午前中はまずは、いつも通りに散歩。7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寿町で銀行に立ち寄り、1号線を歩いて参宮通から帰宅。銀行では、別の銀行の自分の口座に振り込んだつもりが、ちょっとしたミスをやらかし、再度銀行に歩いて行って、修正依頼(苦笑)。朝早くに目が覚め、ボンヤリしていたためと思いますが、ヒョッとしたらアヤシいかも知れません(苦笑)。そのため、結局、9.4㎞もウロウロ。伊勢参りツアー並にたくさん歩けてよかったと思うことにします。

Img_7119c_20211220180101 Img_7166c_20211220180101  拙宅前の入江には、今日も住吉キンクロウズが5羽。桑名七里之渡し公園には、写真のようにヒヨドリがいたほか、キジバト、カワラヒワ、メジロとちょっと賑やか。揖斐川には、あちこちにカンムリカイツブリ(右の写真)。合計5羽。他には、キンクロハジロ5羽や、ヒドリガモ3羽も。七里の渡し跡にも、キンクロハジロが3羽。

Img_7196c_20211220180101 Img_7229c  柿安コミュニティパークまで来たら、まずは、ジョウビタキのメスが登場。前にも書いたと思いますが、ジョウビタキが登場するとき、何となく挨拶に来たという感じがします。コミュニティパークのサクラの木では、モズのメスがバトルを展開中。右の写真はそのうちの1羽。以前より、三の丸公園からコミュニティパークあたりにはメスのモズがいましたので、もう1羽がそのテリトリーに侵入してきたものと思います。写真のモズが、残りましたので、これが元々ここにいたモズかという気がします。

Img_7266c_20211220180101 Img_7257c_20211220180101  九華公園の奥平屋敷跡、今日は(も、ですね)、なかなか小型の野鳥は現れず。ヒヨドリが少しとドバト多数。途中でハシボソガラスが数羽来たくらい。待っていたらモズのオスが2~3回やって来ました。地上に降りて何か啄んでは樹上へ。さらにいったん立教小学校の方へ去って、また戻って来るということの繰り返し。虫のようなものを咥えていたと思うのですが、確認はできません。他に来たのは、いつものハクセキレイのペア。

Img_7296c_20211220180101 Img_7341c_20211220180101  カモは、今日もハシビロガモ12羽とキンクロハジロのみ。合計58羽。ホシハジロのオス、ヒドリガモはこの間から来なくなっています。珍しくユリカモメが2羽。ユリカモメは、ときどき2~4羽くらいが偵察に来ているような印象です。去年以来のコロナのせいか、餌をやる人が激減していますので、カモが増えないのも、ユリカモメが来ないのも、その影響かも知れません。

Img_7366c_20211220180101 Img_7379c_20211220180101  鎮国守国神社の境内には、カワラヒワ。珍しく、小さな群で。北門の方に回ってサザンカのところにメジロが1羽。

Img_7406c_20211220180101 危うく見逃しそうになりましたが、ゴイサギ。鎮国守国神社の宮司さん宅の裏。先日もいたあたり。身繕い中でした。

Img_7416c_20211220180101 Img_7456c_20211220180101  九華公園の外周遊歩道でモズを見つけ、追いかけました。公園の東側にある空き地へ。モズを一所懸命撮っていたら、別の鳥も通過し、電線へ。気になったのでそちらを確認したら、イソヒヨドリのオスでした。鳥はあまりいないかと思ったのですが、モズを延べ4羽(この写真のモズは、奥平屋敷跡にいたのと同じモズかも知れません)、ジョウビタキのメス、ユリカモメとみられましたので、まあまあ。ただし、このあと、貝塚公園ではヒヨドリ、カワラヒワ、メジロ、内堀公園には何もいませんでした。

Img_7553c_20211220180101 Img_7563c_20211220180101  ところで、お分かりの方も多いかも知れませんが、私には「新しいもの好き」なところがあります(微苦笑)。今日から、新型コロナワクチン接種証明書アプリが利用できるようになったということで、早速試してみました。マイナンバーカードの読み取りに1度失敗したものの、数分で完了。正しい情報が登録されていました。マイナンバーカードとスマホが必要。証明書を取得はしましたが、どこかで会食するとか、イベントに参加するとか、そういう機会はありません(笑)。子どもみたいに「オレ、持ってるぞぉ!」といいふらしたいだけです。

2021年12月16日 (木)

イソヒヨドリのメスが目の前に!

Img_6038c_20211216155901  午前中は晴れ間も多かったのですが、午後からは雲が広がってきました。夜には雨だそうです。家事を済ませ、8時20分から11時にかけて、いつものコースを散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、新築公園、アピタ、常磐町、老松公園、寺町と6.3㎞。アピタは100均ショップと本屋を覗いたものの、めぼしい本はなし。

Img_5692c Img_5718c_20211216160001  拙宅前の住吉入江には、今朝も住吉キンクロウズ。あちこちに点在していたものの、オス2羽、メス4羽。住吉神社から揖斐長良川の中洲を見ると、アオサギさんが1羽のみ。

Img_5743c_20211216160001  揖斐川には、キンクロハジロ数羽とカンムリカイツブリが2羽ほど見えました。三の丸公園でオスのモズを見付、追いかけたものの、ピンぼけ写真(苦笑)。最近、近視&乱視用のメガネの度が合わなくなってきた感じで、メガネをかけたまま液晶ファインダーを覗いても、ピントがあっているのかどうかよく分からないのです。

Img_5870c_20211216155901 Img_5772c_20211216160001  九華公園に着いて、北門を入ってすぐの堀のところで、ずいぶん久しぶりにゴイサギが1羽いました。ビワの木などの奥にいるのかも知れませんが、こんな目立つところにいるのは珍しいこと。奥平屋敷跡では、散歩&鳥見友達のYさん。「何もおらんねぇ」とひと言。確かに(苦笑)。ヒヨドリも、ドバトも少なく、いつもいるハシボソガラスは不在。見たのは、カワラヒワ1羽。メジロは鳴き声は聞こえていたものの、飛んで行くところが見えただけ。

Img_5837c_20211216155901  アオサギさんは、辰巳櫓跡の松の木。最近は、ここによくいます。本丸跡ではハクセキレイ、鎮国守国神社の境内はヒヨドリの天下。今日も、ツグミやシロハラ、シメ、ビンズイなど冬の鳥の姿はまったくありません。このあと、九華公園の外周遊歩道の南を歩いていたら、イソヒヨドリのオスらしき鳥が東の方へ。戻っても見つけられそうになかったので、遠いところにいるのを一応写真に撮ったのですが、近くにいたヒヨドリと見間違え、肝心のイソヒヨドリは画面の端っこにかろうじて写っていただけ(苦笑)。いやはや。

Img_5796c_20211216161801 Img_5916c_20211216155901  カモ、今日は合計72羽もいたのですが、ホシハジロのオスと、ヒドリガモは1羽もおらず。キンクロさんが60羽と、ハシビロガモが12羽(オス、メスとも6羽ずつ)。ユリカモメはさっぱり。

Img_5922c_20211216155901  ハシビロガモのメス、首のあたりが痒いのか、盛んに掻いていました。

Img_5957c_20211216155901  貝塚公園も静かで、ヒヨドリ、メジロ、カワラヒワのみ。ここも毎年、ツグミやシロハラが来るのですが、今年はまだまったく見ていません。

Img_6010c  老松公園から御坊さんの北を通って寺町に向かっていたら、目の前にイソヒヨドリのメスが飛び出てきました。4mほど先に来たのです。こんなに近いのは、めったにありません。

Img_6042c Img_6038c_20211216155901  ところで、我が家のお隣の諸戸氏庭園については、ときどき書いていますが、修復工事が進んでいます。昨日、玄関先から見下ろしたとき、何だか景色がちょっと違うなという気がしたのですが、よく分かりませんでした。今朝、マジマジと見たら、修復のため、移動されていた大門(だいもん)がたぶんほぼ元の位置に戻ってきていました。工事のために覆われている主屋の左下のところです。リンク先に修復工事に入る以前の写真が載っています。

Img_5684c_20211216160001 Img_5680c_20211216160001  こちらの写真は、大門のすぐ南から撮ったもの。明治27(1894)年頃、御殿とともに作られたものと考えられているそうです。薬医門形式で、4本の柱の上に切妻屋根が組まれています。門の中心が前方に片寄っているのが特徴。

Dsc05403 Dsct7  自分で撮った写真を探したら、ありました。平成19(2007)年5月5日(土)の撮影。このブログにマイフォトがあります。そこの「諸戸氏庭園(その1)」に載せておいたものです(ここ)。ちなみに、この頃は、SONYのDSC-T7というコンデジを使っていました。当時の世界最薄9.8mmで、有効画素数は、今からは信じられませんが、510万画素、光学3倍ズームでした。いや、懐かしい。右の写真は、SONYさんのサイトからお借りしました。

Img_5758c_20211216160001  昨日の江戸橋での授業のQ&Aは、今日の午後、一通り完了。印刷してありますので、後ほど確認して、今日中に助手の先生にメールで送って、印刷をお願いしようと思っています。相談会の準備もかなり進みました。こちらは、面談に先立って仮の報告書をお送りしようと思っています。明日くらいに発送できないかという段階。

 

2021年11月28日 (日)

今朝は冷えました

Img_9080c_20211128140401 Img_9092c_20211128140401  今朝は冷えました。最低気温、2.5℃。昨日の方が、山はもっと白くなっていました。昨日の朝、出かける頃は、鈴鹿山脈は雪雲に覆われていました。近鉄電車に乗っているときには、今日よりもっと白くなっているのが見えたのです。左は御在所岳、右は藤原岳。何れも今朝の様子。

Img_9106c_20211128140401  ちなみに御嶽山もこんな風でした。朝、家事を済ませて散歩に出たのは、8時10分。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、新築公園、老松公園、八間通、住吉入江と5.7㎞。2時間余り。風は、3~4m/s吹いていましたが、陽が当たっていると、暖かく感じます。

Img_9160c Img_9142c_20211128140401  住吉水門の内側の住吉入江には、オオバンが1羽。住吉神社の東にある揖斐長良川の中洲、アオサギの集合場所には、2羽のアオサギ。アオサギは、もう少し下流にも1羽。

Img_9174c_20211128140401  七里の渡し跡には、今シーズン初。コガモが登場。オスが1羽。大山田川にやって来てから、たいてい1ヶ月あまりすると、ここにも姿を見せます。

Img_9201c_20211128140401 Img_9206c_20211128140401  九華公園の北門を入った堀では、ダイサギとコサギが仲良く、漁の最中。いつも来ている2羽と思います。

Img_9227c_20211128140401  相撲場近くの樹上には、カワラヒワ。木の実をいっぱいくわえています。そこへ散歩友達のWさん。「今日は、誰も来てないぞ。ハトだけや」と。しばし話したあと、「ハトの顔でも見てきます」といって奥平屋敷跡へ。

Img_9265c_20211128140401 Img_9288c_20211128140401  確かにドバトしかいません。他にはヒヨドリと、ハクセキレイ2羽。このハクセキレイもいつも来ているペアのようです。一瞬カワセミを見たのですが、逃げられました。二の丸堀の西側エリアには、今日もカイツブリ。ずっといるか、来ているようです。

Img_9344c_20211128140401  カモは、今日は合計56羽。ホシハジロのオスが1羽、ヒドリガモのオスが1羽、メスが2羽、ハシビロガモは9羽。他はキンクロハジロ。ユリカモメの姿は、今日も見られません。ついでながら、ツグミも、シメも見ず。

Img_9380c_20211128140401  公園の外周遊歩道、東側でイソヒヨドリのオス。九華公園で、イソヒヨドリを見ることはありますが、このあたりで見るのは、初めて。

Img_9413c_20211128140401 Img_9435c_20211128140401  その近くで、ジョウビタキのメス。ソメイヨシノの木を移動。近くにモズがやって来たのですが、双方驚いて逃げました。モズのオスは、野球場のライト側のフェンスへ。

Img_9500c_20211128140401 Img_9493c_20211128140401  シジュウカラは、証拠写真ですが、貝塚公園にて。新築公園では、ジョウビタキのオス。挨拶でもするかのように、ちょっと離れたところへやって来ました。

Img_9553c_20211128140401 Img_9558c_20211128140401  老松公園では、ハクセキレイとモズのメス。モズは、追いかけたものの、こんな写真しか撮れませんでした。すぐに見失ってしまいました。

Img_9593c_20211128140401  帰ってきて、玄関先から見た木曽御嶽山(向かって左)と乗鞍岳。よく見えていました。こういう景色を見ると、冬になったことを実感します。

Img_9125c_20211128140401  ところで、散歩に出たとき、カメラのズームが不調。スムーズに動かず、ズームアップすると一気に65倍までいってしまい、逆にマクロ側に動かすと広角いっぱいの位置まで戻ってしまうのです。「とうとう壊れたか? 昨日、ちょっと雨に濡れたのがいけなかったか?」などなど思ったのですが、しかし、途中、九華公園の外周遊歩道あたりで気づいたら、不調は回復していました。元通りスムーズに移動するようになり、しかも、思ったところでズーミングが止まるようになっていました。あとからよく考えてみると、何も操作しないとき、ズームレバーの位置がいつもとは異なったところにあったような気がします。今朝の冷え込みの影響もあったのかも知れませんが、カメラが不調ですと、自分自身も調子が出ないような気がします(苦笑)。困ったもの。写真は、諸戸氏庭園の紅葉。桑名七里之渡し公園の方から撮ったもの。

Img_9598c_20211128140401  今週は、明日また、市民大学郷土史学科の講座。3週連続の2回目。水曜は、江戸橋での仕事。そうそう、火曜日は午前中にエレベーター点検。確か10時から。10時までに散歩から帰ってこられるか/くるか? う~ん、なかなか難しい。

2020年7月10日 (金)

サギソウにつぼみ、常盤町の巣でツバメのヒナ誕生……余談の方が多い(苦笑)

Img_6668c  相変わらずの梅雨空で、午前中は小雨模様。遠隔授業の準備、出席確認は、さておき、一昨年の市民大学歴史講座のまとめにある年表をチェックしながら、主な出来事に注釈をつけていました。午後からは雨が上がりましたので、14時半過ぎから16時前にかけて散歩。知り合いに会うことはないかと思ったのですが、3名ほどに出会いました。住吉神社、九華公園、京町、常盤町、寺町、住吉入江と5.0㎞。止み間に歩いたのですから上出来。

Img_6687c  午後から、しかも梅雨空ですから、スズメ、ムクドリ、カワラヒワくらいしか見当たりません。九華公園では、造園業者さんが来て、花菖蒲園の草取り作業をしておられました。3箇所ともやっておられたのですが、株分けしたのはこの2号菖蒲園の半分ほど。来年、きちんと咲くか、大いに気になるところです。

Img_6707c_20200710174401  鳥がいないこともあって、ツバメの巣のチェック。左の写真は、京町の呉服屋さんのツバメの巣。今日は、親Img_6723c_20200710174401 がマジメに(?)巣に就いていました。右は常盤町のお宅にある巣。ヒナが3羽誕生していました。写真には写っていませんが、もう1羽、巣の端っこにぶら下がっていました。たぶんアクシデントで死んでしまったのだろうと思います。親がエサを運んで来て、ヒナがアピールしている間に落下。かわいそうですが、残りのこの3羽が元気に育つことを願っています。

 散歩写真は以上(苦笑)。

Img_6524c  ベランダ園芸の目玉、サギソウ、いよいよつぼみが出て来ました。4鉢のうち2鉢で、それぞれ1つずつ。「サギソウ、咲きそImg_6528c_20200710174501 う」などとオヤジギャグが浮かんできます(爆)。去年咲き始めたのは8月2日でした(2019年8月2日 :サギソウが咲きました……石取祭は明日午前0時から叩き出し)。この様子なら、今年はもう少し早くから咲くと期待しています。

Img_6610c_20200710174501  シラサギカヤツリ。左の写真は、7月7日に苞が出来てきたと書いたもの(2020年7月7日 Img_6603c研修会資料を仕上げ、アサガオを植え付けた「雨読の日」)。写真がイマイチですが、その苞が開いてきました。右は、別の茎に咲いた花と苞。眺めてると、結構おもしろいのです。

Img_6641c_20200710174601  以下は、余談。その1。パソコンで、SONYのPC TV Plusというアプリでテレビや録画を見ています(テレビにつないだSONYのブルーレイレコーダーを使ってです)。テレビのチャンネル権は、放棄はしていないものの、実質上はありません(苦笑)。このPC TV Plus、テレビを見ると多少タイムラグが生じますが、実際には困りません。ただ、これまでは、どうやっても番組表が取得出来なかったのです。SONYのWebサイトにある対応策をすべて、何度も試みたにもかかわらずでした。「SONYのアプリはやっぱりクソだ」と思っていたのですが、今朝、アプリのバージョンアップがあり、それを適用したら、ご覧のとおり、番組表が現れました(微笑)。これで、録画の予約もパソコンから可能。きっとあちこちで不具合が生じていたのを、ナイショで直したのでしょう。ちなみに、SONYのWebサイトには、次のように説明がありました。富士通のパソコンを使っている私の環境は、「特殊な使用環境」だったのでしょう(笑)。

2020年 7月7日 PC TV Plus Ver.4.3.2 アップデート
・特定のグラフィックス・ディスプレイ環境における再生エラーや、特殊な使用環境下で番組表が表示されない不具合の修正、その他アプリの操作性や動作安定性を向上しました。

Img_6648c  余談、その2。6月30日に桑栄メイトのドムドムハンバーガーが閉店したということを書きました(2020年6月30日:雨読の日は、遠隔授業準備に専念……【追記(6/30)桑栄メイトのドムドムハンバーガー、今日閉店】)。昨日、新聞の折り込みで「桑名の遺産『桑栄メイト』~その記憶、消えぬよう~」というくわなラボ×OTONAMIEの無料タブロイド紙が入っていました。桑栄メイトは7月31日に閉館します。このタブロイド紙とほぼ同じ内容が、OTONAMIEのWebサイトで読めます。「【保存版】桑栄メイトの閉じ方~桑名の遺産その記憶消えぬよう〜」がそれです。ドムドムバーガー桑名店の閉店後までのことを書いた記事もあります(47年間お疲れ様でした!!ドムドムバーガーの閉店最終日を密着レポート。)。閉館までにもう一度行って、食事などしてきたいと思いますが、大賑わいかも知れません。

 余談、その3。新潮新書のメールマガジンを購読しています。今日届いたものに、おもしろい内容がありました。「今月の編集長便り」に載っていた「携帯CMの話」です。 

 明らかに年を取ってきたと思うのは、テレビなどで過剰に賑やかな番組やCMを見ると、妙にイライラする傾向が強まっていることです。特に苦手なのは携帯電話のCMで、なんだかよくわからないけれども、やたらと歌い踊り浮かれているようなトーンのものや、一応笑いを誘うつもりのつくりのものなど。
 そもそもおじさんになると、携帯に電話がわざわざかかってくる時は、何か悪いことやトラブルが起きた時のことが多いのです。浮かれられません。「まだ揉めているのか」とか「また誰か死んだのか」などと反射的に思ってしまいます。
 あんなに携帯持って踊っていられるのは、恋愛中の若者あたりでしょうか。
 そんなわけで、携帯電話に望むのは通信料金を下げてほしい、という程度です。私が少数派というわけではなくて、編集部内でも大体そんな感じでした。

 いやぁ、同感です。世の中、歌い踊り浮かれているようなことが多い気さえします。もろもろの組織の名前、商品やサービスの名称などもです。おじさんになると、携帯に電話がかかってくるときは、悪いことやトラブルが起きたときのことが多いというのも頷けます。まぁ、年を取った証拠と半ば諦めてはいますが……。

 ちなみに、上に引用した文章は、新潮新書の7月の新刊『スマホ料金はなぜ高いのか』(山田明・著)の宣伝なのですが、日本の通信料金はやはり世界的に見ても高く、その最大の理由は寡占状態にあるようです。あんなにCMで「お得なプラン」「多彩なプラン」を宣伝する費用があるのなら、こっちに還元してほしいと思うのはセコいのでしょうか、と編集長さんは書いておられますが、我が意を得たりとはこのこと。

 さらに、新潮新書の余談を続けます。7月の新刊に『トヨタに学ぶ カイゼンのヒント71』(野地秩嘉・著)というのもありました。「新型コロナをきっかけに職場のムダを一掃したい、という気持ちを持つ方にお薦めの1冊」だそうです。「リモート会議」をするようになったというニュースをよく見ますが、「『いやそもそもその会議、やる必要あるの?』と問いかけてみる。そんなところからカイゼンを始めてみよう」という内容だそうです。私の前職である大学も、会議の多いところでした。けっこう無駄があると思って、自己点検評価や、FD(ファカルティデベロップメント)など、新しいことを始めるとき、基本方針だけを審議事項として提出し、合意を得られたあとは、ほとんど報告で済ませてみたことがありました。そのうち、某教授がそれに気づいて、「やり方がおかしいぞ、審議しろ!」とクレームをつけられましたが、他の先生からは、そのクレームはあまり顧みられませんでした。「あとで文句をいわれないために会議をしている」と感じていましたが、同様の考えの方も多かったのでしょう。新潮社でも、この数カ月でずいぶん会議のリストラが進んだそうですが、「不要不急」の最たるものは、会議なのかもしれません。

 雨読の日続きで、ネタ切れを来したわけではありませんが、余談ばかりでお後がよろしいようで(爆)。

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  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)

  • 逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)

    逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)
    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)

  •  佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)

    佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)
    史跡や、寺社、町並み、城、美術工芸品等の見方がやさしく解説されている本です。「事典」となっていますが、いわゆる辞書とは違って、普通の本のスタイルです。索引が充実していますので、事典としても十分に使えます。最初の版をもっていますが、40年ぶりに改訂され、写真、図版も多く、歴史散歩の最強の味方です。 (★★★★★)

  • 日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)

    日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)
    今年1年、何の因果か(などと書くとお叱りを受けること必至ですが)、住んでいるマンションの管理組合の理事長を仰せつかっています。今年は、エレベーターリニューアル工事が最大のイベントで、それは無事に済んだのですが、前理事長から8年後に迫った第3回大規模修繕に向けて、修繕積立金が不足する見込みと申し送られました。確かにかなりの金額が不足しそうで、頭を悩ませていました。マンションに住みながら、そもそも基本的な知識が不足しており、管理会社のフロントマンの方の協力を得ながらシミュレーションなどをしていました。ネットであれこれ調べてはいたものの、それで得られる知識は体系的なものではありませんでした。この本は、事例を元にマンション管理について必要な知識が得られるように書かれており、まだすべて読み終えてはいないものの、とても役に立っています。任期残り2ヶ月半となって付け焼き刃ではあるものの、次の理事会に具体的に課題を申し送ることができるよう勉強中(笑)。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)

    宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」や「どうしても頑張れない人たち」の著者である宮口幸治さんの新刊です。前2著の内容をよりよく理解できるよう、「ドキュメント小説」として書かれたものです。主人公は、精神科医の六麦克彦。医局から派遣されて要鹿乃原少年院に勤務して5年。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちでした。この内容は、前の2冊のように普通の新書では書き尽くせるものではなく、物語の形を借りざるを得なかったのでしょう。ただし、普通の小説として読むのには少し苦労するかも知れません。特別支援教育が普及して、知的障害や、発達障害のある子どもへの教育や支援は、以前に比べれば改善されてはいますが、最近は、家族の養護能力が十分でなかったり、親など家族自身に支援が必要なケースもたくさんあります。こうした中には、この本で取り上げられたような結末に至ることがあっても不思議ではないという気がします。極端な事例が集められていると思われるかも知れませんが、社会全体として真剣に取り組むべき課題が突きつけられています。 (★★★★)

  • 本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)

    本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)
    本田秀夫先生によるこのSB新書の4冊目のシリーズ。今回は、発達障害のあるお子さんの学校選び、学級選び、友達関係、学習や学力の悩み、不登校など、発達障害のあるお子さんの学校生活全般にわたって、どのような考え方に基づいてサポートしたら良いかについてまとめられています。それぞれ、親と先生とが、どのように取り組むことが基本となるか、解説されています。対策よりも予防的な工夫をコミュニケーション(要求ではなく)に基づいて行う、「学校の標準」を緩める、登校や成績を気にしすぎず、社会に出るための土台作りを考える、発達の特性には寛容になる、学びを大切にするが学力にこだわりすぎない、親と先生とが気づきを伝え合い相談、調整する、子どものモチベーションを重視するなど、具体的に書かれていて、分かりやすくなっています。発達障害のあるお子さんが小中学校で充実した学習が進められるための基本的な考え方やヒントが詰まっていますので、親御さんにも、先生方にもお勧めできます。 (★★★★★)

  • 佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?

    佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?
    サンドウィッチマン&芦田愛菜ちゃんMCの「博士ちゃん」に「三国志博士ちゃん」、「日本の神様博士ちゃん」として2回出演した佐々木秀斗君の自由研究を本にしたもの。何故これをここに取り上げたかというと、私のブログに載せた立坂神社の緑色の鳥居について、写真を提供して欲しという依頼が出版社からあったのです。私が提供した写真は、本書の162ページに「提供:猫の欠伸研究室」として載っています。ざっと読みましたが、大人でも、古事記や神社についてよく知らない方が、最初に手に取って基本的なことがらを知るには、わかりやすくて良い本だと思います。 (★★★★★)

  • 森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)

    森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)
    ネットで見つけ、新刊かと思って購入したのですが、4年前の本でした(微苦笑)。 若い頃に森博嗣さんの小説をすべて読んでいました。いつの頃からか、小説は読まず、森さんのエッセイだけを読むようになっています。「読書の極意を教える」と帯にはあります。もちろんそれについて書かれているのですが、私にはある種の知的生産の技術について著者の方法を開示していると読めます。「何でも検索できる時代にも、本を読む意味がある」というのは、よく首肯できます。また、「教養とは保留できる能力をいう」というのも確かにそうだと思います。自分の問題として抱続けられ、また、考え続けられるのは、容易ではありませんから。 (★★★★★)

  • 井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)

    井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)
    愛媛県新居浜市にあった別子銅山は、元禄3(1690)年、伝説の切上り長兵衛によって発見されてから、昭和48(1973)年の閉山まで、283年間にわたり、累計65万トンの銅を産出しました。これは、世界の銅の産出量の1/6にも達するといいます。巨大財閥住友の礎となっただけでなく、日本の貿易や近代化にも大きく貢献したのがこの別子銅山です。江戸時代には貨幣改鋳にも深く関わった世界屈指の鉱山を舞台に、そこに関わった人達を鮮やかに描いた、本当の意味での大河小説です。徳間時代小説文庫で読みました。  (★★★★)

  • 養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

    養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    養老孟司先生と池田清彦先生の対談であれば、外れはありません。サブタイトルのように、「はみ出し日本論」ではありません。ど真ん中の日本論といってもよい本で、楽しみながら読めます。しかし、それは、自分のアタマできちんと考えているからこそ論じられる内容だと思います。常識や、マスコミで報道されることがらだけをフォローしていては、こういう風に考えることはできません。きちんとした理論、知識、データに基づかなければなりません。さらには、物事を捉える大きな枠組み、私の世代にとっては「パラダイム」といえるものが必要。それも、確固たるパラダイムが必要です。私にとってそれはある種の理想なのですが、なかなか難しい。しかし、まぁ、年寄りになったからこそ見えるものや、年寄りなりの知恵も働くようになるということもありますから、養老・池田の「怖いものなし」コンビを1つの目安として、言うべきこともいえるようになりたいものです。 (★★★★★)

  • 土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)

    土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)
    先に同じく土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を挙げましたが、入手したのはこちらが先。「一汁一菜でよい」というスタイルに至るまでの土井さんの修行、出会い、発見、迷いなどなどが書かれています。「家庭料理に失敗なんて、ない」、「すべては人を幸せにする料理に繋がる」というのが基本。具だくさんの味噌汁はおかずの1つになる。余裕があれば、食べたいものや、食べさせたいものをその都度調べてつくればよい。一汁一菜を入り口にして、一つ一つおかずをつくってみて、10種類ほどでもできるようになれば、それで幸せに一生やっていける。といった話があり、へぇーと感心させられました。これだけで健康に健やかに自足できるとも述べられています。一汁一菜なら、私にもできる、でしょうか?? (★★★★★)