お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2023年8月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2018年1月以降の記事を残し、2017年12月以前の記事は削除しました(2018年1月1日から2023年8月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

心と体

2023年9月12日 (火)

今日は、降られに出たようなもの

Dsc07742c  今日も雨模様の天候。朝、いつもの時間に散歩に行くか迷ったのですが、降られるのを覚悟で散歩に行くことにしました。7時40分に出て、住吉神社から九華公園に向かったのですが、すぐに小雨が落ちてきました(苦笑)。九華公園の北門を入ってすぐの東屋で雨宿り。その後、内堀南公園、内堀公園、歴史を語る公園、中橋、船場町、桑名七里の渡し公園と回ってきたのですが、途中、何度か傘をさす始末。歩いたのは、4.8㎞。出がけに娘から、「こんな天気の日に鳥はいないんじゃないの?」といわれましたが、まさにその通り。

Dsc07756c  住吉神社の前から揖斐長良川の中州を見たら、アオサギが1羽。以前、ここは「アオサギの集合場所」と呼んでいたほど、たくさんのアオサギやダイサギがやって来ていました。

Dsc07791c Dsc07809c_20230912120201  九華公園では、鳥はほとんどいませんでした。出迎えてくれたのは、ハシボソガラス。奥平屋敷跡にも、ドバトがいたくらい。スズメやムクドリもほとんど見ません。

Dsc07835c  ハシビロガモのオスは、今日も所在不明。公園内の堀をグルッと見回ったのですが、どこにもいません。一昨日の夜からのゲリラ雷雨に恐れをなして、どこかに隠れたのかという気もします。

Dsc07830c_20230912120201 Dsc07897c_20230912120201  あまりにも鳥がいませんから、野良ネコを撮影(苦笑)。内堀南公園あたりには、ハクセキレイがよくいるのですが、今日は見当たりません。内堀公園で小休止していたら、ハクセキレイが1羽だけやって来ました。

Dsc07936c_20230912120201  これはダメだと思い、ここからいつもとはコースを少し変更。歴史を語る公園から中橋へ。中橋のところには、ゴイサギが集まる木があるのですが、夏前からまったく来ていません。今日も、影も形もありませんでした。

Dsc07947c_20230912120201  船場町を歩いて、桑名七里の渡し公園方面へ。住吉入江にかかる住吉橋の近くでスズメ。今日もこれはという鳥はいませんでした。もっと涼しくなったら、野鳥も戻り、移動する夏鳥や旅鳥が通るかも知れません。

Dsc07812c  九華公園・奥平屋敷跡のツツジの植え込みの中からセンニンソウ(仙人草)が出てきて、白い花が咲いています。気になって調べてみたのですが、つる性の多年草で、根及び根茎を掘り出し、水洗いした後、乾燥したものが生薬 「ワイレイセン(和威霊仙)」だそうです。しかし、毒性が強いので、絶対に飲用してはいけないといいます。

Dsc07987c_20230912120201  ところで、昨日、新型コロナのワクチン接種券が届きました。前期高齢者ですので、これで7回目。もういいかという気がする一方で、エリスと呼ばれる新しい変異株が流行しているそうです(こちら)。今回接種するワクチンは、XBB対応型ですから、エリスには効果があるのか分かりません。少し調べて見ることにしましょう。

2023年8月23日 (水)

「1歳時のスクリーンタイムが2歳・4歳時点の発達特性の一部と関連」という研究が発表されています

 Gigazineを見ていたら、「1歳時のスクリーンタイムが2歳・4歳時点の発達特性の一部と関連」という研究が東北大学東北メディカル・メガバンク機構の栗山進一教授らのグループが発表しているという記事がありました(こちら)。東北大学のプレス・リリースはここにあります。

 東北メディカル・メガバンク計画三世代コホート調査に参加している7,097名の子どもを対象に、1歳時のスクリーンタイムと2歳時および4歳時の5つの発達領域における発達特性との関連を調査しました。その結果、スクリーンタイムの長さが、2歳時および4歳時のコミュニケーション領域および問題解決領域の発達の遅れと特異的に関連しているという結果を得ています。この研究成果は、小児科学の専門誌JAMA Pediatrics に2023年8月22日(日本時間)にオンライン掲載されています(こちら)。ただし、英文です。「スクリーンタイム」とは、テレビの視聴やビデオゲームのために画面を見たり、スマートフォンやタブレットなどの電子機器を使ったりして過ごす時間のことです。

 1つの研究報告があったからといって、こういう事実が確定するわけではありません。追試をしてほかにも同様の所見が得られて初めて、科学的事実として確かなものと見なされるからです。

 しかし、WHOが子どもが十分な身体活動に参加できるように、2~5歳の子どものスクリーンタイムを1日1時間に制限することなどをガイドラインで推奨していますが、このガイドラインを守っている子どもはほとんどいないことがすでに明らかとなっています。さらに、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる外出制限で子どものスクリーンタイムが長くなっていることから、スクリーンタイムが子どもの発達に与える影響が懸念されていますから、無視できない報告と思われます。

 詳細は、それぞれのリンク先をご覧ください。発達については、日本語版ASQ-3乳幼児発達検査スクリーニング質問紙を用いています。スクリーンタイムの発達への影響は領域によって大きく異なっていることも明らかにされています。コミュニケーションと問題解決以外にも、手と指を使った細かな運動能力である「微細運動」や「個人的・社会的スキル」についても調査しており、2歳の時に観察されたこれらの領域の発達の遅れは、4歳の時には確認できなくなっていたとのこと。また、手足の大きな動きである「粗大運動」ではどの時点でもスクリーンタイムとの関連性がなかったといいます。

2023年3月26日 (日)

サギソウは順調か……世界自閉症啓発デーについても

0326rain Img_1845c_20230326094201  昨日に引き続き、雨です。予報では夕方まで雨。雨雲レーダーを見ても、14時か15時頃までは雨だなと思えます。「雨読の日」ですから、朝から、あるパソコンのアプリの使い方を調べたり(少し使えるようになったら、またそれについて書こうと思います)、勉強のための資料をスキャナで読み込んだりしていました。あとは、カメラのクリーニングやら、読書やらで過ごす1日となりそうです。

Img_1875c_20230326094201 Img_1868c_20230326094201  散歩写真がありませんから、まずは、ベランダ園芸。サギソウは、株分けをして6鉢にしました(2023年3月14日:ツバメ見参!……ようやくサギソウの株分けを完了)。かなり小さい芋もあり、出てくるか心配していたのですが、今朝見たら、6鉢すべてから芽が出ているのを確認できました。これで一安心。

Img_1864c  こちらの鉢に植えたものは、株分けの際にすでに芽が出ていたものです。順調に育っていると思います。一昨年は冬越しに失敗し、去年、ネット通販でサギソウを買ったのですが、このままなんとか今年も無事に花を咲かせたいと思っています。

Img_1913c_20230326095001  ネギは、写真でお分かりと思いますが、切り口があります。先日、ちょっとだけ切って薬味に使いました。残りも、よく育っていると思います。自画自賛をしていますが、植えてからは水やりだけでほとんど手はかけていません(苦笑)。

Img_1918c  さらにベランダの住人の写真を載せようと思ったのですが、天気が悪く、気温も上がりませんので、浮かんできません。メダカを飼い始めたのは、2015年7月19日でした(揖斐長良川の川霧と、夏休みの自由研究(笑)……メダカとサギソウを頂きました)。ブロ友のこころんさんから、この日、メダカとサギソウをいただいたのです。メダカは、それ以来耐えたことがありませんので、そのときの子孫もいるはずです。現在、14匹ほど。先日も書きましたが(2023年3月23日:雨読の日は、新学期の非常勤の授業準備)、今年は睡蓮鉢にもう少しいろいろと手をくわえたいと考えています。

Img_1888c_20230326094201 Img_1883c_20230326094201  玄関先から、マイ・ソメイヨシノが見下ろせます。これが諸戸氏庭園の前のソメイヨシノを「マイ・ソメイヨシノ」に認定した理由でもあります。「居ながらにして見られる」のです。満開に近くなっているようです。その諸戸氏庭園は、主屋に向かって左手にある大門を入ったあたりの植栽がかなりスッキリとしました。今年の春の公開は、4月22日~6月11日の予定です。

Img_1905c  今週で3月も終わり、4月が始まります。とくにアポイントはありません。非常勤先からまだ来年度前期の学事日程が届かないのが気になっています。授業のレジメをつくるのに困っています(授業計画や、各回の資料に講義日を入れたいのです)。非常勤先のWebサイトには、4月5日が入学日とありますから、私の授業は4月12日からかな、と思っているのですが……。この写真は、ベランダから見える、住吉入江沿いのソメイヨシノ。

2023autismday 2023mieautism  末筆で恐縮ながら、お知らせ。昨日の会議の際にいただきました。世界自閉症啓発デーのチラシ。4月2日(日)が啓発デーで、4月2日~4月8日が発達障害啓発週間です。自閉症(自閉スペクトラム障害)は良く知られるようにはなりましたが、正しく理解している方は必ずしも多くはないと思います。自閉スペクトラム障害を含む、発達障害も同様です。リンク先にも説明があります。ちなみに、セサミストリートに出てくるジュリアは、自閉症という設定です。三重県自閉症協会では、3月30日~4月2日に津リージョンプラザで作品展を開催します。

Wp2  オマケ。バードウォッチングに行くときには、単眼鏡(ケンコー 10~30×21 mono、税込み¥4,708)を持ち歩いていました(2019年11月15日:木曽御嶽山は冠雪、髙龗神社の祭礼……昨日ゲットしたものをお試し)。携帯性は抜群なのですが、最近、九華公園で営巣しているかもしれないカワウの巣などを見るには、非力だなと思い始めました。そこで、手頃な値段でそれなりに使えそうな双眼鏡を探していました。私のようなバードウォッチングの仕方なら、オリンパスの「8×25WPⅡ」でよいかと思って、ネットで見ていたのですが、昨日の朝ビックカメラでそれまでより¥1,000も価格が下がっていましたので、思わずポチッと(笑)。夕方届きました。ベランダから眺めてみたのですが、その見え方は、単眼鏡の比ではありませんでした(当たり前でしょうが)。明日からはこれを持って散歩に行きます。

2023年1月 3日 (火)

2022年散歩記録

 毎年、恒例の散歩記録です。個人的な記録として令和4(2022)年の散歩記録を載せています。歩数は毎日、また、散歩などに出かけた日は歩いた距離を記録しています(雨天、非常勤の講義に出かけた日などは距離の記録がありません)。歩数は、スマホのアプリ(からだメイト)を利用しました。歩数については、毎日の記録があります。一方、歩いた距離は、インターネットの「キョリ測」というサイトを利用して、測定していましたが、10月18日からはGoogle Fitに変更しました。雨が降ったり、所要があったりした日を除いて、毎日歩いた距離の記録があります。去年1年間で、歩いた距離の記録があったのは315日。

2022walkingmeandistance  こちらのグラフは、月ごとに毎日の平均散歩距離を示したものです。平均の範囲は、4.9(SD=2.1)㎞(7月)~6.8(SD=1.9)㎞(12月)となっていました。天候が悪い時は出かけません。昨年も、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、JRさわやかウォーキングも、近鉄ハイキングも開催回数はかなり少なくなっていました。私もほとんど行っていません。年間トータルでの1日の平均散歩距離は、6.0㎞でした。昨年(2022年)と一昨年(2021年)は6.1㎞、2020年と2019年は6.0㎞、2018年は5.9㎞、2017年は5.0㎞でした。2018年以降は、毎日ほぼ6.0㎞を歩いていました。なお、各グラフとも平均値を折れ線グラフで示しています。

2022walkingdistancemonth 2022walkingdistancec  次のグラフは、月ごとの合計散歩距離となっています。当然のことながら、最初のグラフとはほぼ似た傾向になります。その範囲は、108.1㎞(7月)~190.6㎞(12月)でした。7月は22日、また、12月は28日歩いています。年間総散歩距離は、1,880.1㎞でした。一昨年の1,971.6㎞には及びませんでしたが、昨年の1,826㎞は上回っています。桑名駅を起点に直線で行くと、台湾の台北市より少し先まで行ける距離です。

2022walkingmeansteps  さて、こちらは、月ごとに毎日の平均歩数をグラフにしたものです。平均の範囲は、7,705.8歩(SD=4160.9)(7月)~11,900.2(SD=3211.2)(2月)でした。1年を通じての日々の平均歩数が10,509.9歩でしたから、7月はかなり少なくなっていました。いずれの月も標準偏差(SD)がかなり大きいので、日によって歩数の差が大きいといえます。

2022walkingstepsmonth  最後のグラフには、月ごとの合計歩数を示しました。231,175歩(7月)~365,670歩(3月)という範囲に散らばっています。去年1年の総歩数は、3,825,274歩でした。一昨年(2021年)は3,527,615歩、2020年は3,431,445歩、2019年は3,369,625歩、2018年は3,199,573歩でしたので、増加傾向にあります。ただし、歩幅が小さくなっている可能性もあります。

 以上から、令和4(2022)年は、平均して毎日、6.0㎞、10,509.9歩を歩いていたことになります。年間315日、散歩またはウォーキングとして歩きました。距離の長短、歩数の多寡などはともかく、それなりにしっかり歩いたと思っています(自画自賛あるいは自己満足の世界ですから、スルーなさってください)。新型コロナウィルス感染症は、現在、第8波といわれ、まだ収束の見込みが立ったとは言い難い状況です。今年も基本的な感染対策をしっかり採った上で、日々の散歩&バードウォッチング、歴史散歩を続け、引き続きしっかり歩くことにします。

2022年12月20日 (火)

ジョウビタキのオス・デー

Dsc05282c_20221220152801 今朝も昨日と同じく、-0.1℃でしたが、散歩コースでは氷は張っていませんでした。最高気温は、9.4℃まで上がり、寒さは少し和らいだ感じです。12月20日ですから、今年も残すところ10日あまり。早いものです。いつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、御坊さん、寺町と7.3㎞。

Dsc05286cDsc05343c  住吉水門の内側にある桟橋のところにオオバンが1羽。水門の外の下流側には、アオサギさん。若者ですが、ちょうど逆光の位置で肉眼でも確認しづらく、写真も撮りにくい。

Dsc05320c Dsc05360c_20221220152801

 揖斐川には、カンムリカイツブリ。住吉水門の少し下流、私が歩いている右岸に近いところにいました。ほかにもカンムリカイツブリは4羽ほど。キンクロハジロのオスも1羽。

 

Dsc05439c_20221220152701 キンクロハジロは、七里の渡し跡の先の揖斐川にも8羽。柿安コミュニティパーク西の堀には、コガモが5羽、キンクロハジロが3羽、オオバンが3羽。左の写真は、コガモのオス。

Dsc05531c コミュニティパークでは駐車場脇の桜並木で、ヤマガラとシジュウカラの混群。今日は、メジロやコゲラは一緒ではありませんでした。シジュウカラは、上手く撮れず。

Dsc05646cDsc05701c  九華公園では相撲場の近くでツグミを目撃。最近このあたりでいつも鳴き声が聞こえるのですが、まだ樹から降りてきません。鎮国守国神社の境内では、シロハラを今日も見たものの、写真は撮れずじまい。奥平屋敷跡は、今日はとても静かでした。ヒヨドリも、ドバトもほとんどいませんし、ほかの鳥たちもなかなかやって来ません。小1時間待って、見られたのは3種類。左の写真は、ジョウビタキのオス。右は、モズのオス。

Dsc05594c  もう1種類は、ハクセキレイ。いつもペアでやって来ます。今日は、アオサギも、コサギも見られませんでした。

Dsc05565c Dsc05554c_20221220152701  カモは今日は合計58羽。キンクロハジロ(左の写真、オス)が47羽、ハシビロガモ(右の写真、メス)は6羽、ヒドリガモは2ペア+メス1羽。ホシハジロは、1ヶ月くらい前にちらっと、メスが来たのみ。

Dsc05800c  ユリカモメは29羽。最近は、神戸櫓跡に生えているクスノキのみをついばむ様子が見られます。繰り返し書いていますが、最近は(コロナ禍以降)、カモやユリカモメにエサをやる人がほとんどいなくなりました。それ以前は、朝、私が散歩しているときに、エサをやる人を必ずといって良いほど見かけたのです。時には2組が同時にあっちとこっちでエサをやるということもあったくらい。

Dsc05881c Dsc06068c  貝塚公園で、珍しくジョウビタキのオス。今シーズン2回目くらい。ほかにいたのは、ヒヨドリとカワラヒワ。さらに、内堀公園でも、ジョウビタキのオス。どちらも寒いので、ふっくら、フワフワ。今日は、ジョウビタキのオス・デー(長い!)。

Dsc06094c Dsc06099c_20221220152701  ところで、御坊さん(真宗大谷派桑名別院本統寺)では今日から23日まで報恩講が執り行われています。ちょっとだけお参りしてきました。

Dsc06089c  御坊さんの門前にある寺町商店街では、大売り出しの幟旗がたくさん出ていますが、平日はかなり空いています。三八市のときは、大賑わい。

Dsc05356c  午後からは歯科治療へ。今日が本来の予約日。先週はハプニングその他で臨時に診てもらったのです。本当であれば、今日、ブリッジが入る予定でしたが、それは来週へ。ブリッジの土台部分を作り直しということになったのです。しかし、年内に入れてもらえるということで、一安心。明日は、江戸橋での授業。年内最終回にして、第11回目。

2022年12月16日 (金)

コロナワクチン、第5回目接種

Dsc01571c_20221216164501  最低気温は2.5℃。午前中は晴れていたのですが、午後からは曇ってきて、寒い。このところ「寒い」とばかり書いています(苦笑)。寄る年波と、先日まで暖かかったので、寒さが身にしみるのです。とはいえ、今日も朝は7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞。この時間、気温は4℃くらい。冒頭の写真は、川口水門から見た蟠龍櫓。

Dsc01593c Dsc01615c_20221216164401  住吉水門の内側にある仮設桟橋にアオサギ。こちらが気づいたときにはすでに飛び立っていて、写真は撮れず。水門外側には、ヒドリガモ、オオバン、キンクロハジロ達。七里の渡し跡まで来たら、コガモのオスが1羽にメスが2羽。オスはとっとと逃げてしまい、メスの写真(左の写真)。ハクセキレイは、三の丸水門のところで。寒くてふっくらしています。

Dsc01669c Dsc01633c  柿安コミュニティパークの電柱にコサギ。西の堀には、コガモのオスが2羽。多くはないのですが、ここまでの散歩コースには、ボチボチと鳥がいます。

Dsc01693c  九華公園に行く前に、先日も見に行った中橋の所をチェック。しかし、残念ながら、今日はゴイサギも、ホシゴイもいません。散歩友達のYさんによれば、近くの小さい茂みから出てくることもあるそうです。また、ときどき確認に行かなくては。

Dsc01767c Dsc01803c_20221216164401  九華公園、今日は、ヒヨドリもいつもよりかなり少なめ。奥平屋敷跡でも、最初の15分くらいはヒヨドリはいませんでした。ドバトもおらず、ウロウロ。左の写真は、今日ここに最初にやって来たヒヨドリ。いつもならヒヨドリは撮影しませんが、特別。「九華スズメ食堂」には、今日もスズメがやって来たものの、エサはなし。前管理人Oさんは、また持ってきてやろうとおっしゃっています。

Dsc01852c Dsc01882c  30分以上経ってようやくジョウビタキのオスが登場。と思ったら、ほぼ同時にモズのオスもやって来ました。モズのオスは、なぜか木の枝の切れ端をくわえています。近くのツツジの植え込みから出て来たようにおもうのですが、いったい何をしたかったのか?

Dsc02218c_20221216164301 Dsc02142c  さらには、イソシギも出て来ました。われわれが見ていたのは20分くらいですが、奥平屋敷跡を回りながらエサを探しています。右の写真では、たぶんミミズ、それも乾燥して丸くなったものを見つけてくわえたところ。

Dsc02234c  奥平屋敷跡にいたとき、東の空(揖斐川の上空あたり)を見たら、カワウのとんでもない大群が、揖斐川の上流方向に飛んでいくのが見えました。この写真は、そのごく一部というか、一瞬。1,000羽を遙かに超える数という印象。

Dsc01725c Dsc01755c  ほかに奥平屋敷跡にやって来たのは、ハクセキレイ2羽。ほかのところとの間をいったりきたりしています。

Dsc01711c Dsc02287c_20221216164301  カモは、今日は、キンクロハジロ24羽、ハシビロガモ9羽。Yさんはヒドリガモを2ペア見たというのですが、私は確認できず。カモの数は、減っています。その上、堀のあちこちに散らばっていますから、かなり少ないように見えてしまいます。最近エサを与えているところを見ませんから、ほかに写ってしまっているのかも知れません。

Dsc02253c_20221216164301 Dsc02471c_20221216164301  アオサギさんは、辰巳櫓跡の松の木の中。写真を撮った途端に飛び去っていきました。鎮国守国神社の社務所裏にコサギが4羽。カワウの後を追いかけて、おこぼれを狙っているようなのですが、今日はカワウは集団漁はしていませんでした。

Dsc02400c_20221216164301 Dsc02443c  本丸跡で、シメとツグミの超証拠写真(爆)。シメは地上に降りているところは、今シーズン初めて。近寄ろうとそっと動いたら、逃げられました。ツグミは、何羽か木の上で鳴いているのは聞くのですが、こちらは地上に降りてきません。

Dsc02369c Dsc02506c  ユリカモメは、25羽。カモにエサをやる人がいませんから、ユリカモメたちもご相伴には預かれていません。例年、12月半ばには、数10羽いることが多いので、ちょっと寂しい。

Dsc02579c_20221216164301  貝塚公園にいたのはヒヨドリとメジロ。内堀公園でジョウビタキのオス。ここでもジョウビタキのオスをよく見ます。

Dsc02522c_20221216164301  午後からは、予定通り、内科へ。定例の受診と、コロナワクチンの第5回目接種。10月に受けた特定健診の結果も聞いてきましたが、とくに問題はなしということで一安心。世の中では、健康診断は受ける必要はない、調子が悪くなったら病院に行けば良いという専門家もいますが、まぁ受けておいた方がよいかと思っています。コロナワクチンは、オミクロン株対応のもの。15時に打ってもらいましたが、これを書いている17時過ぎにはとくに副反応は感じていません。このまま過ぎて欲しいところ。ちなみに、内科はいつものところですが、電子カルテに移行する準備をしていて、大変そうでした。「ブラインドタッチで打てたよね? 教えに来てよ」と本気なのか、冗談なのか??

Dsc02599c_20221216164301  明日は天気が下り坂だそうです。午後からは雨の予報ですが、朝はいつものように散歩に行くつもり。夜には、管理組合の総会があります。無事に終えたいもの。この1年、理事長を仰せつかってきましたが、これを終えるとお役御免になります。次期理事長さんへの引き継ぎのアポも採ってあります。

2022年12月13日 (火)

ユリカモメの整列を見て喜んでいたら、とんでもないハプニング(苦笑)

Dsc00158c  夜中から昼くらいまで断続的に雨でした。雨量はさほどではないものの、午前中は散歩には出られず。マンションの管理組合の仕事の引き継ぎ書類のチェックと修正を行い、ほぼ終えられました。14時から散歩に出たのですが、九華公園で予想外の出来事が生じ、やむなく引き返してきました。1時間ほど、4.6㎞でやむなく散歩は中断(苦笑)。

Dsc00175c_20221213164701 Dsc00191c_20221213164701  住吉入江でキンクロハジロのオス1羽と、オオバン2羽。このメンバーは、昨シーズンもここでよく見かけました。もう少し慣れてくると、わが家の前の方まで入ってくるようになると思います。

Dsc00196c_20221213164701 Dsc00208c  住吉神社。天気がよいのと、朝とは日の光の当たり方が異なりますので、イメージがずいぶん違います。揖斐長良川の中州を見ると、ずっと以前「アオサギの集合場所」と呼んでいたところに、アオサギたちが6羽。朝7時半にはいないのですが、時間帯によってはこのように集まってくるということだろうと思います。カワウも10羽ほどいます。

Dsc00218c_20221213164701 Dsc00227c_20221213164701  住吉水門でハクセキレイ。揖斐川をずっと眺めていたら、カンムリカイツブリがあちこちに合計4羽ほど見えました。揖斐川の中程から中州寄りによくいます。たまに右岸の方にも寄ってくるという感じ。

Dsc00244c  1羽のカンムリカイツブリが、こんな体勢で下流に向かって進んでいました。この進行方向には、ほかのカンムリカイツブリが少し離れて、2羽います。いったい何をしているのでしょう? 思いついたのは、縄張りに関わる行動なのかということですが、根拠はありません。

Dsc00276c_20221213164701 Dsc00301c  九華公園に到着。北門を入ったところの堀の脇の樹上にゴイサギ。鎮国守国神社の社務所裏の木には、コサギが3羽。ほかには、ヒヨドリ、ドバト、キジバトなど。小型の野鳥では、シジュウカラとコゲラを見ました。

Dsc00439c_20221213164701  カモは合計34羽と少なめ。ただし、公園全部を回る前にハプニングで帰宅してしまいましたので、未確認のエリアがあります。キンクロハジロが27羽、ヒドリガモが2ペア、ハシビロガモが3羽。写真はヒドリガモのオス。

Dsc00449c  ユリカモメは多く、合計77羽もいました。二の丸堀にかかる二の丸橋の欄干に並んでいました。ここに並ぶのは今シーズンになってから見ていますが、写真が撮れたのはたぶん初めて。

Dsc00519c_20221213164801  このあと最近ほとんど会わなかった散歩友達2人と、ずいぶん久しぶりに遭遇。相次いでしゃべっていたのですが、ハプニングが! 歯科の治療中で、仮の歯を入れてもらってあったのですが、それが見事に外れたのです(爆)。これがキチンとなっていないと食べるのにも困難を来しますし、明日の授業でも話をするのに不自由そう。ということで、急いで帰宅。歯科に電話して、入れ直してもらってきたという次第。ホントに「歯抜けジジイ」で嫌になります。歯科の先生に伺ったら、来週火曜にブリッジを入れるのでさほど強力な接着剤を使っていなかったのだそうです。

Dsc00671c Dsc00681c  オマケはまだまだ紅葉。2枚の写真とも、鎮国守国神社の境内にて。

2022年11月11日 (金)

モズの日で、散歩コースの紅葉チェックも

Dsc04068c_20221111164701  今日も天気が良くて、暖かい気候が続いています。日中は、21.7℃になりました。水曜日は仕事、昨日は散髪でしたので、いつも通りの散歩は、火曜日以来。7時半にスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と6.9㎞。立ち寄り箇所が少ない割に、距離は伸びました。九華公園の奥平屋敷跡で、鳥を追いかけ、「あっちだ」「今度はこっちだ」とかなり歩き回ったためと思います。「牛に引かれて善光寺参り」ではありませんが、鳥を追いかけていると歩数&距離が増え、うれしい悲鳴。

Dsc04080c Dsc04128c  マンションから出てすぐ、諸戸氏庭園にある高い木の上にモズのオス。諸戸氏庭園前の桜並木には、シジュウカラが1羽。これは、今日は幸先が良いかも知れないと、勝手に期待を高めます。

Dsc04150c_20221111164701  住吉神社の前から揖斐長良川の中州方面を見たら、カモか何かが泳いでいるのが見えました。よくよく見ると、オオバンたち。9羽。オオバンは、今シーズン初めて見ます。証拠写真のような、まぁ記録写真。

Dsc04192c Dsc04257c  三の丸水門のところで、ハクセキレイが2羽。柿安コミュニティパークから三の丸公園の方を見ると、電柱のてっぺんにモズ。これは、メス。

Dsc05521c  九華公園では、今日、朝日丸跡の石垣の修理作業が行われます。そのため、今朝もポンプで水を排出しており、ご覧のように、堀の水はかつてみたことがないくらい少なくなっています。この写真は、公園の外周遊歩道の東南の隅から朝日丸跡(向かって右)、二の丸橋などの方向を見ています。堀とはいえ、泥もかなり堆積しているようで、さほど深くはありません。

Dsc04373c  アオサギは、どこかから飛んできて、奥平屋敷跡の西側の松の木に降りました。こんなところにいるのは、初めて見ます。堀の水が減っているためかという気がします。この西側の堀にはまだ水があって、カワウも魚を捕ったりしていたのです。

Dsc04478cDsc04860c  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス、シジュウカラ、ウグイス(地鳴きをしていました)、メジロ、カワラヒワなどがきたのですが、なかなか写真が撮れません。撮れたのは、シジュウカラとハクセキレイのみ(苦笑)。

Dsc04707c_20221111164701  さらに、奥平屋敷跡から二の丸跡のあたりをカワセミがさかんに移動していました。カワセミも、エサが採りにくくて、ウロウロしているようです。久しぶりにカワセミの写真を撮ったのですが、残念ながら、イマイチ。

Dsc05090c Dsc05285c  公園内を半周して、九華橋のところに戻ってきたら、管理事務所の方にモズのオス。イチョウの木のてっぺんにいたものが、桜の木へ急降下。よく見たら、カマキリを捕らえて食べていました。モズは、カマキリを食べ終えてから、近くの別の木に移動。

Dsc05309c_20221111164701 Dsc05203c_20221111164701  このとき、管理事務所のあたりにヤマガラ(左の写真)、シジュウカラ、メジロ(右の写真)、コゲラの混群も登場。このグループが来ると、忙しいというか、せわしないというか(笑)。観察したり、写真を撮ったりしたいのですが、じっとしていないので、振り回されます。

Dsc05102c Dsc05325c  コゲラの姿は久しぶり(鳴き声は聞いていました)。それ故、あまりよい写真ではありませんが、載せておきます。私がウロウロしていると、近くにジョウビタキのオスまでやって来ました。これまた良い写真ではありませんが、せっかくですから載せます。

Dsc05552c_20221111164801 Dsc05541c_20221111164801  堀の水が極端に減ってしまい、カモたちには大きな影響が出ています。キンクロハジロが、全員どこかへ行ってしまいました。今日は、ゼロ。ハシビロガモは10羽、ヒドリガモは2ペアにオス1羽。それにカルガモのアーちゃん。泳ぐことができる範囲が限られていて、皆、苦労していました。

Dsc05483c_20221111164801  ちなみに、石垣修理の様子は、こちら。市役所の担当者の方も来ていました。業者さんは、土木工事が専門のところで、昨年、市内下深谷に設立された会社のようです。素人考えでは、石屋さんに頼むのが良いように思うのですが、最近行われた3回の石垣の修理では、いずれもそうではありません。

Dsc05562c Dsc05608c_20221111164801  貝塚公園では、ヒヨドリ以外にメジロ。内堀公園ではスズメのみ。拙宅近くの住吉入江まで来たら、シジュウカラとジョウビタキのオス(右の証拠写真)。

Dsc04160c Dsc05409c  散歩コースの紅葉チェック。まず1枚目は、船津屋さんの裏手。ここは穴場。案外きれいになるのです。右は、毎年載せている「なんちゃって紅葉」スポット。鎮国守国神社の拝殿前。

Dsc05582c Dsc04073c_20221111172701  続いて、貝塚公園の西側。ここもまあいい感じ。右の写真は、諸戸氏庭園。今も、修復工事が続いていますが、ここは主屋や大門のあるところの西側。水路沿いのあたり。諸戸氏庭園は、12月4日まで秋の特別公開期間ですが、また旧地の歴史案内人の方などに様子を窺って、タイミングを見計らって、庭園の紅葉を見に行こうと思っています。

Dsc05366c  オマケ。午後から歯科の予約を入れていました。が、1週間ほど前から上の右の歯がぐらついて、歯茎が腫れていました。「これはヤバい」と思っていたら、案の定、「こっちを先にやらないといけません。これは抜くしかない」という宣告(苦笑)。ということで、本来のブリッジを架ける治療は先延ばしで、歯を抜いてもらってきました。まさに「歯抜けジジイ」。嫌になりますが、加齢効果の1つ。無駄な抵抗はしません。この紅葉も「なんちゃって紅葉」のところ。

2022年11月 1日 (火)

雨読の日……余談は、パンデミックで人々の性格が変わったという話

1101amedas 1101rader  アメダスの記録には出ていませんが、朝6時前から小雨が降り始めました。雨の記録は、9時台からになっています。右の画像は、12時の雨雲レーダー(気象庁のナウキャスト)。夜まで雨のようですが、明日は晴れるというので、今日はおとなしくしていましょう。

Dsc08871c Dsc08877c  北の空。あまり強くは降っていません。右の写真は、諸戸氏庭園の様子。主屋やその向こうに付属する洋間のあたりの修復工事は、ほぼ終わったようです。11月5日から12月4日まで秋の特別公開がありますが、主屋や御殿などはまだ公開はされないでしょう。紅葉を見に行くのですが、去年はあまりよくないという話で取りやめました。今年の様子が気になります。

 朝から、喪中葉書をつくるための準備をしています。パソコンを替えたことが影響していると思うのですが、住所録の年賀状などのやりとりデータが消えていました。バックアップでも、同じ現象となっており、やむを得ず、今年の年賀状をつくるときに印刷しておいた控えをもとに今年の分だけ手で入力(苦笑)。ついでに住所録も整理し、やりとりがなくなった方のデータは別ファイルに移動し、スリム化を図りました。

 余談を1つ。先日、Gigazineを眺めていたら、「パンデミックは人々の性格をどのように変えてしまったのか?」という記事がありました。年齢や雇用不安、生活スタイル、経済状況などのさまざまな要因が性格に影響を及ぼすことが知られています。フロリダ州立大学の研究チームが行った調査では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック前と後で人々の性格が変わった」という結果が示されたというもの。

 原典は次の2つの論文:

1)Differential personality change earlier and later in the coronavirus pandemic in a longitudinal sample of adults in the United States 


2)Has the pandemic changed our personalities? New research suggests we're less open, agreeable and conscientious

 フロリダ州立大学の研究チームが、パンデミックがより基本的な性格に影響を及ぼした可能性について調べるため、南カリフォルニア大学が実施したUnderstanding America Study(UAS)というオンライン調査のデータを分析しています。UASはオンラインで被験者の性格テストを縦断的に行ったものであり、研究チームはパンデミック前の2014年~2020年2月、パンデミック初期の2020年2月以降、そして2021年または2022年にテストに回答した7000人以上のデータを使用しています。対象者は、いずれもアメリカ在住であり、年齢は18~109歳。

 ビッグファイブ性格特性に基づいて被験者の性格を測定する検査を使用。ビッグファイブ性格特性とは、人間の性格を「外向性」「協調性」「誠実性」「神経症的傾向」「開放性」という5つのスケールで分類する方法です。データを分析した結果、パンデミック前とパンデミック初期の2020年における性格特性にはあまり差が見られなかったのに対して、パンデミック前とパンデミック後の2021年~2022年の性格を比較したところ、パンデミック後は外向性・開放性・協調性・誠実性が大幅に低下していることが判明したといいます。

 もともと人々の外向性・開放性・協調性・誠実性は低下する傾向にあったといいますが、2021年~2022年は通常の低下傾向を超えていたことから、パンデミックのトラウマが人格変化の自然なプロセスを加速させた可能性が示唆されています。また、性格の変化は特に若年層において大きく、2021年~2022年に協調性と誠実性の著しい低下と神経症的傾向の増加がみられたことも指摘されています。この要因は、約2年間にわたりこれまでとは違う生活を強いられた後に社会復帰することへの不安が考えられるそうです。

2022年9月30日 (金)

コゲラがスゴい勢いで木をつつく……九華公園でコザクラインコも

Dsc01363c  9月も末、明日からは10月。毎度同じ感想ですが、月日が経つのは本当に早い。今年も残すところあと3ヶ月(微笑)。おせち料理の宣伝は8月末からやっていますし、明日からは不二家がクリスマスケーキの予約を受けつけるとか。あまり煽らないで欲しいと思います。私は私のペースを守って、今朝も7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町と6.2㎞。朝のうちは、過ごしやすい気温だったのですが、10時前から南寄りの風で、気温も25℃を超えやや暑くなりました。

Dsc01748c  今日は、九華公園の奥平屋敷跡で、このコザクラインコを見ました。どこかのお宅で飼われていたものが、逃げたのではないかと思います。ひょっとしたら、飼い主さんが探していらっしゃるかと思って、インスタにも挙げたのですが、夕方までにはレスポンスはありませんでした。南の立教小学校の方から飛んできて、しばらく奥平屋敷跡あたりを回っていました。堀に降りようとしたりしていましたので、水が飲みたかったのかも知れません。

Dsc01397c Dsc01460c  さて、揖斐川沿い、住吉水門と川口水門との間にアオサギの若者。毎日のように、このあたりのどこかにいます。ずーっと佇んでいます。三の丸公園では今日もモズ。メスのようです。川口水門から入った堀端にあるソメイヨシノの木の上。向かって右は堀、左は公園なのですが、現在、草ボウボウでなかなか入れず。証拠写真。

Dsc01497c  柿安コミュニティパークでは、ハクセキレイが1羽。写真は撮りませんでしたが、今日はやけにヒヨドリが多い。旅館山月の裏手の揖斐川の高水敷からは、100羽以上いるかと思うくらいの大群が飛び立ってきましたし、九華公園でもヒヨドリばかりでした。

Dsc01548c Dsc01597c  九華公園のアオサギさんは、いつものように、九華橋の近くの樹上にいます。奥平屋敷跡には、ハクセキレイが2羽。最近またよくやって来るようになりました。

Dsc01654c  そして、今日もコサメビタキ。貝塚公園にいるコサメちゃんは愛想が良いのですが、こちらは木の高いところや、枝かぶりになるようなところばかりにいます。

Dsc01856c  カワラヒワも10数羽を見ました。奥平屋敷跡では、松の木にたかって、松の実をほじって食べているようでした。これから、次第にカワラヒワもたくさん戻ってくると思います。

Dsc01884c_20220930170301 Dsc02048c  こちらはコゲラ。8時半過ぎに登場。2羽がやって来たのですが、そのうち1羽が、ずっと同じところをつついていました。左右の写真を是非見比べてみてください。同じところをつついていたのですが、左右の写真を撮った時間間隔は7分。7分の間に右の写真のように、コゲラの頭が十分入るくらい大きな穴を掘ってしまいました。驚くべき速さで、散歩友達一同、「速いな」「凄いな」と口を開けて見とれていました(爆)。入り口だけを見ると、巣穴になりそうな大きさですが、今の時期から巣穴を掘るとは考えにくく、しかし、エサ探しにしては穴が大きすぎる気がします。

Dsc02180c  午後からは歯科治療。上の歯を治してもらっているといいますか、かなりの範囲にブリッジを架けるべく治療を進めてもらってきました。ようやく今日は、型を取ってもらい、次回、歯が入るかというところまで来ました。恐ろしいのは、治療費(苦笑)。去年、下の歯にブリッジをかけてもらったときは数万円。高額医療で国保から一部返ってきたくらい。しかし、歯は大事ですからねぇ……。管理組合のシミュレーションは、一応完了。相談を受けた発達性読み書き障害の資料を早く仕上げないといけません。

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    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

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    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

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    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)

  •  佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)

    佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)
    史跡や、寺社、町並み、城、美術工芸品等の見方がやさしく解説されている本です。「事典」となっていますが、いわゆる辞書とは違って、普通の本のスタイルです。索引が充実していますので、事典としても十分に使えます。最初の版をもっていますが、40年ぶりに改訂され、写真、図版も多く、歴史散歩の最強の味方です。 (★★★★★)

  • 日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)

    日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)
    今年1年、何の因果か(などと書くとお叱りを受けること必至ですが)、住んでいるマンションの管理組合の理事長を仰せつかっています。今年は、エレベーターリニューアル工事が最大のイベントで、それは無事に済んだのですが、前理事長から8年後に迫った第3回大規模修繕に向けて、修繕積立金が不足する見込みと申し送られました。確かにかなりの金額が不足しそうで、頭を悩ませていました。マンションに住みながら、そもそも基本的な知識が不足しており、管理会社のフロントマンの方の協力を得ながらシミュレーションなどをしていました。ネットであれこれ調べてはいたものの、それで得られる知識は体系的なものではありませんでした。この本は、事例を元にマンション管理について必要な知識が得られるように書かれており、まだすべて読み終えてはいないものの、とても役に立っています。任期残り2ヶ月半となって付け焼き刃ではあるものの、次の理事会に具体的に課題を申し送ることができるよう勉強中(笑)。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)

    宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」や「どうしても頑張れない人たち」の著者である宮口幸治さんの新刊です。前2著の内容をよりよく理解できるよう、「ドキュメント小説」として書かれたものです。主人公は、精神科医の六麦克彦。医局から派遣されて要鹿乃原少年院に勤務して5年。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちでした。この内容は、前の2冊のように普通の新書では書き尽くせるものではなく、物語の形を借りざるを得なかったのでしょう。ただし、普通の小説として読むのには少し苦労するかも知れません。特別支援教育が普及して、知的障害や、発達障害のある子どもへの教育や支援は、以前に比べれば改善されてはいますが、最近は、家族の養護能力が十分でなかったり、親など家族自身に支援が必要なケースもたくさんあります。こうした中には、この本で取り上げられたような結末に至ることがあっても不思議ではないという気がします。極端な事例が集められていると思われるかも知れませんが、社会全体として真剣に取り組むべき課題が突きつけられています。 (★★★★)

  • 本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)

    本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)
    本田秀夫先生によるこのSB新書の4冊目のシリーズ。今回は、発達障害のあるお子さんの学校選び、学級選び、友達関係、学習や学力の悩み、不登校など、発達障害のあるお子さんの学校生活全般にわたって、どのような考え方に基づいてサポートしたら良いかについてまとめられています。それぞれ、親と先生とが、どのように取り組むことが基本となるか、解説されています。対策よりも予防的な工夫をコミュニケーション(要求ではなく)に基づいて行う、「学校の標準」を緩める、登校や成績を気にしすぎず、社会に出るための土台作りを考える、発達の特性には寛容になる、学びを大切にするが学力にこだわりすぎない、親と先生とが気づきを伝え合い相談、調整する、子どものモチベーションを重視するなど、具体的に書かれていて、分かりやすくなっています。発達障害のあるお子さんが小中学校で充実した学習が進められるための基本的な考え方やヒントが詰まっていますので、親御さんにも、先生方にもお勧めできます。 (★★★★★)

  • 佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?

    佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?
    サンドウィッチマン&芦田愛菜ちゃんMCの「博士ちゃん」に「三国志博士ちゃん」、「日本の神様博士ちゃん」として2回出演した佐々木秀斗君の自由研究を本にしたもの。何故これをここに取り上げたかというと、私のブログに載せた立坂神社の緑色の鳥居について、写真を提供して欲しという依頼が出版社からあったのです。私が提供した写真は、本書の162ページに「提供:猫の欠伸研究室」として載っています。ざっと読みましたが、大人でも、古事記や神社についてよく知らない方が、最初に手に取って基本的なことがらを知るには、わかりやすくて良い本だと思います。 (★★★★★)

  • 森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)

    森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)
    ネットで見つけ、新刊かと思って購入したのですが、4年前の本でした(微苦笑)。 若い頃に森博嗣さんの小説をすべて読んでいました。いつの頃からか、小説は読まず、森さんのエッセイだけを読むようになっています。「読書の極意を教える」と帯にはあります。もちろんそれについて書かれているのですが、私にはある種の知的生産の技術について著者の方法を開示していると読めます。「何でも検索できる時代にも、本を読む意味がある」というのは、よく首肯できます。また、「教養とは保留できる能力をいう」というのも確かにそうだと思います。自分の問題として抱続けられ、また、考え続けられるのは、容易ではありませんから。 (★★★★★)

  • 井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)

    井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)
    愛媛県新居浜市にあった別子銅山は、元禄3(1690)年、伝説の切上り長兵衛によって発見されてから、昭和48(1973)年の閉山まで、283年間にわたり、累計65万トンの銅を産出しました。これは、世界の銅の産出量の1/6にも達するといいます。巨大財閥住友の礎となっただけでなく、日本の貿易や近代化にも大きく貢献したのがこの別子銅山です。江戸時代には貨幣改鋳にも深く関わった世界屈指の鉱山を舞台に、そこに関わった人達を鮮やかに描いた、本当の意味での大河小説です。徳間時代小説文庫で読みました。  (★★★★)

  • 養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

    養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    養老孟司先生と池田清彦先生の対談であれば、外れはありません。サブタイトルのように、「はみ出し日本論」ではありません。ど真ん中の日本論といってもよい本で、楽しみながら読めます。しかし、それは、自分のアタマできちんと考えているからこそ論じられる内容だと思います。常識や、マスコミで報道されることがらだけをフォローしていては、こういう風に考えることはできません。きちんとした理論、知識、データに基づかなければなりません。さらには、物事を捉える大きな枠組み、私の世代にとっては「パラダイム」といえるものが必要。それも、確固たるパラダイムが必要です。私にとってそれはある種の理想なのですが、なかなか難しい。しかし、まぁ、年寄りになったからこそ見えるものや、年寄りなりの知恵も働くようになるということもありますから、養老・池田の「怖いものなし」コンビを1つの目安として、言うべきこともいえるようになりたいものです。 (★★★★★)

  • 土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)

    土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)
    先に同じく土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を挙げましたが、入手したのはこちらが先。「一汁一菜でよい」というスタイルに至るまでの土井さんの修行、出会い、発見、迷いなどなどが書かれています。「家庭料理に失敗なんて、ない」、「すべては人を幸せにする料理に繋がる」というのが基本。具だくさんの味噌汁はおかずの1つになる。余裕があれば、食べたいものや、食べさせたいものをその都度調べてつくればよい。一汁一菜を入り口にして、一つ一つおかずをつくってみて、10種類ほどでもできるようになれば、それで幸せに一生やっていける。といった話があり、へぇーと感心させられました。これだけで健康に健やかに自足できるとも述べられています。一汁一菜なら、私にもできる、でしょうか?? (★★★★★)

  • 土井善晴: 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

    土井善晴: 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)
    著者の土井善晴先生は、私と同世代。そして、私の世代にとってはあの土井勝さんの息子というイメージが強くあります。テレビなどにもよく出ておられ、なかなか面白い視点でものを見る人だなと思っていました。この本は,出版された当時(2016年秋)から知っていたのですが、手に取ったのはごく最近。文庫本を探していたのですがなかなか遭遇しなかったのです。「一汁一菜でよい」というのは、ご飯と具だくさんの味噌汁があればよいということです。家庭料理についての提案なのですが、実は、この本はもっと奥深いことを述べています。一言で言えば、日本文化や日本人の哲学について述べる中で、食や生活、生き方などについても論じられています。解説を書いておられる養老孟司先生は、それを「自足の思想」と表現していらっしゃいます。優しい、わかりやすい本ですが、実は奥が深い。著者の端正さもよく表れています (★★★★★)

  • 奥山 景布子: 流転の中将

    奥山 景布子: 流転の中将
    幕末の桑名藩主・松平定敬を描いた歴史小説。定敬は、実の兄で会津藩主である容保とともに徳川家のために尽くそうとしたものの、最後の将軍・徳川慶喜に振り回され、裏切られてしまいます。定敬は、それでも抗おうとしたのですが、国元の家臣たちはいち早く恭順を決め、藩主の座も追われてしまいます。朝敵といわれ、越後、箱館から上海まで流浪した定敬の波乱に満ちた人生と、秘めたる思いが生き生きと書かれています。定敬については、歴史講座で学んだり、本で読んだりしてきましたが、小説家の手にかかるとこのように立体的に、活き活きと動き出すものなのだと実感します。 (★★★★★)

  • サトウタツヤ: 臨床心理学小史 (ちくま新書)

    サトウタツヤ: 臨床心理学小史 (ちくま新書)
    たまには専門のアカデミックな本も取り上げます(微笑)。本屋でみつけ、購入。この本は、同じ著者が東大出版会から昨年刊行した「臨床心理学史」で果たせなかったことを果たそうと構想されたもの。果たせなかったのは、日本の臨床心理学史に触れることと、コンパクトな歴史記述だそうです。東大出版会の本は、読んでみたい気もしますが、¥7,000もしますし、内容もハードそうです。こうして臨床心理学の歴史を俯瞰してみますと、やはり実験心理学を抜きにしては臨床心理学も語れないといえます。私個人の考えでも、臨床心理学を学び、実践するには、実験心理学を学び、実験・調査などの方法で研究をした経験が必須です。臨床心理士、公認心理師の資格に関わり、心理学を志す人は多く、また、大学でも臨床心理学部や臨床心理学科もあります。しかし、私は、自分自身の経験からもやはり、実験心理学などの基礎心理学を抜きにして、臨床心理学は成り立たないと考えますし、学生も実験心理学を含めた基礎心理学を、少なくとも学部段階ではきちんと修得した方がよいと思います。本書を読んで、その考えはいっそう強くなりました。 (★★★★★)

  • 昭文社 旅行ガイドブック 編集部: 三重のトリセツ

    昭文社 旅行ガイドブック 編集部: 三重のトリセツ
    本屋に別の本を買いに行って見つけ、即買い(微苦笑)。私の好むタイプの本です。三重県の地形や地質、歴史、文化、産業などを、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント本。地図も歴史も文化も好きなのです。地図で読み解く三重の大地、三重を駆ける充実の交通網、三重の歴史を深読み!の3部構成。2017年11月にたまたまみつけたJRさわやかウォーキング「~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き」に行って以来、JRさわやか、近鉄ハイキング、勝手にハイキングで県内や近郊のあちこちに電車で行って電車で帰るハイキング/ウォーキングをしています。それによって訪ねたあちこちのことが改めてまとめられていて、とても楽しめます。各県のバージョンが出ているようです (★★★★★)

  • 磯田道史: 歴史とは靴である (講談社文庫)

    磯田道史: 歴史とは靴である (講談社文庫)
    歴史家・磯田道史さんが、鎌倉女学院高校で行った特別授業の記録と、ビリギャルの小林さやかさんなどとの対談を収めてあります。基本的には、「歴史の見方」についての本なのですが、それに留まりません。ものの見方、考え方を説いた内容です。むしろ、ものの見方、考え方を学びたい方にお勧めしたいと思うくらいです。ちなみに、タイトルは、「歴史は好きか嫌いかの嗜好品ではなく、安全に世の中を歩くためのむしろ実用品である」という意味です。これは、歴史の見方について、あまりよく理解されていないポイントと思います。講義録ですから、読みやすく、しかも大変おもしろい本です。 (★★★★★)

  • 久住 祐一郎: 江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩「江戸日記」 (インターナショナル新書)

    久住 祐一郎: 江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩「江戸日記」 (インターナショナル新書)
    この著者の前著「三河吉田藩・お国入り道中記」で読んだ、三河吉田藩(豊橋)の参勤交代の話も大変おもしろく読めましたし、江戸時代の藩邸の様子、殿様や家臣の仕事、暮らしなどに興味があったので、読んでみました。三河吉田藩に残る「江戸日記」などの古文書から、江戸の大名屋敷がどのようなところであったか、江戸で働く武士の状況、江戸の藩邸で起きた事件のいろいろ、藩邸の奥向きの様子、さらには、明治維新後の藩邸から子爵邸への変化について、リアルな武士の暮らしのもろもろがまとまっていて、とても興味深く読めました。三河吉田藩は、現在の愛知県豊橋市にあり、松平伊豆守家が長く藩主を務めています。松平伊豆守家は、「知恵伊豆」の異名を持つ松平伊豆守信綱を初代とし、忍藩、川越藩、古河藩、吉田藩、浜松藩と国替えを繰り返した後、寛延2(1749)年から明治維新まで三河吉田を治めています。 (★★★★)

  • 安藤 優一郎: 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ (朝日新書)

    安藤 優一郎: 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ (朝日新書)
    サブタイトルに「大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ」とあり、さらに、オビには「300年前は えっ!? 今よりもっと愉快な旅行天国」ともあります。ただし、旅行を心から楽しめたのは、庶民に限られていたようです。参詣者を増やしたい各地の寺社、温泉、宿泊業者が積極的に営業したからです。一方、武士や大名は、トラブルメーカーだったといいます。公用で旅行したり、参勤交代したりなのですが、宿泊料のダンピング、備品の破壊などなどトラブルをまき散らしながらの旅であったり、権威を笠に着たりで、あまり歓迎されなかったようです。江戸時代の旅のエピソード満載で、楽しめる本です。 (★★★★)

  • 藤田 和弘, 熊谷 恵子, 熊上 崇, 星井 純子, 熊上 藤子: 心理検査のフィードバック

    藤田 和弘, 熊谷 恵子, 熊上 崇, 星井 純子, 熊上 藤子: 心理検査のフィードバック
    この本は、WISC-ⅣやKABC-Ⅱなどの知能検査の結果(アセスメント情報)を「子どもの自立と社会参加」により役立つものにしていくには、どのように伝えたらよいか(フィードバック)についてまとめられています。過去には、保護者、学校の担任、子どもたち自身に知能検査の結果を伝えることはされていませんでした。しかし、現在では、苦戦している子どもたちが、自分のことを理解し、自分なりにも工夫して、学習や生活スキルを向上させ、将来の自立と社会参加につなげるために、知能検査の結果(アセスメント情報)を子どもたち自身にも伝えるようになってきています。私も、相談では、お子さんに直接、フィードバックを行い、子どもたち自身が自己理解を深め、意欲的、積極的に取り組めるようにしています。この本は、子どもと支援をつなぐ、支援者をつなぐという視点から、心理検査のフィードバックについて基礎から応用、事例を含んでその全体像を把握できる、優れたものとなっています。 (★★★★★)

  • 新潮文庫: 文豪ナビ 藤沢周平 (新潮文庫)

    新潮文庫: 文豪ナビ 藤沢周平 (新潮文庫)
    藤沢周平の作品案内、小説に見られる名言集、映像化された作品の出演者や、関係者による評伝などによって藤沢周平の作品についてすべてとはいいませんが、かなりが分かります。私は、藤沢周平の小説が好きで、たぶんほとんど読んだと思います。ただそれは、15~6年以上前のことで、リストアップもしていませんから、すべて読んだかどうかについては、不確か。こういう本を読むと、もう一度読もうかという気になります。この本では、娘の遠藤展子さんの「父にとっての家族」がもっとも興味深く読めました。また、藤沢周平の言葉で私が気に入っているのは、「普通が一番」です。ほかにも、「挨拶は基本」「いつも謙虚に、感謝の気持ちを忘れない」「謝るときは素直に非を認めて潔く謝る」「派手なことは嫌い、目立つことはしない」「自慢はしない」という言葉が、遠藤さんが父から言われて心に深く残っていることばだそうです。 (★★★★)

  • 千正康裕: 官邸は今日も間違える(新潮新書)

    千正康裕: 官邸は今日も間違える(新潮新書)
    新型コロナのまん延にともなって、政治的な判断や、もろもろの政策は、迷走したといってもよいと思います。突然の全国一斉休校要請、いわゆるアベノマスクの配布や、閣議決定をやり直した一律給付金など、なぜああいうドタバタになるのか、国民の信頼が得られなかったというか、失ったというのか、ずっと疑問を抱いていました。著者は、元厚生官僚で、社会保障・労働分野で仕事をし、現在はコンサルティング会社を経営。この本では、最近のコロナ禍での出来事の背景を記述する中から、官僚主導から官邸主導への変化に、政治の仕組みの変化がついて行けていないからだとしています。これに関して、政治家、官僚ともに仕事のやり方を変えることが必要であるとともに、国民の側にも良い政策をつくるためには望まれることがあるといいます。 (★★★★)

  • 嶋田 哲郎, 森本 元: 知って楽しいカモ学講座 : カモ、ガン、ハクチョウのせかい

    嶋田 哲郎, 森本 元: 知って楽しいカモ学講座 : カモ、ガン、ハクチョウのせかい
    「観察するのが面白くなる! ガンカモ類のひみつ」というキャッチコピーです。私がほぼ毎日散歩に行く九華公園の堀には、秋が深まるとカモたちがやってきます。キンクロハジロが最も多く、次いでハシビロガモ。他にはヒドリガモやホシハジロも数少ないものの来ています。カルガモ、カイツブリ、オオバンなども来ることがあります。これらカモやその仲間、近縁種についてもっとよく知り、観察のポイントを増やしたいと思って、この本を読んだ次第。著者は、宮城県の伊豆沼・内沼をフィールドとする専門の研究者。形態的な特徴と行動との関連性、渡り、繁殖地での暮らし、越冬地での生活など、ガン・カモ類について、ちょっと専門的な部分も多いものの、一通りの知識を得られ、また、行動観察などの方法についても知ることができました。 (★★★★)

  • 田中優子: 遊廓と日本人 (講談社現代新書)

    田中優子: 遊廓と日本人 (講談社現代新書)
    「江戸学の第一人者による「遊郭入門」の決定版!」と帯に書かれていて、ついつい手に取ってしまいました。遊郭にはとても興味があります。などと書くと「好色な人物か」と思われるかも知れません(苦笑)。遊郭や遊女は、今日の人権やジェンダーの観点からすると、許されない存在です。これは間違いのないことですが、一方で、たとえば、江戸時代の吉原遊郭の花魁と呼ばれたようなハイクラスの遊女は、高い教養を持ち、芸事や生け花、茶道にも通じていました。ある意味で日本文化の守り手でもあったという面も持っているのです。こうした観点から著者は、「遊郭は二度とこの世に出現すべきではなく、造ることができない場所であり制度である」と述べています。ちなみに、「好色」ということばの意味は、平安時代以来、和歌や琴、舞などの風流、風雅を好む人を「色好み」と呼んでいたことによります。「色」には恋愛や性愛という意味もありますが、もともとは恋愛と文化的美意識が組み合わさったものだそうです。 (★★★★)

  • 養老孟司: ヒトの壁(新潮新書) 「壁」シリーズ

    養老孟司: ヒトの壁(新潮新書) 「壁」シリーズ
    養老先生が、コロナ禍の2年間でお考えになったことの集大成です。新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めた頃、NHKのBSの番組「まいにち 養老先生、ときどき まる」だったかで、「老人は、もともと不要不急の存在だ」とおっしゃった気がしますが、この本は「人生は不要不急か」という章から始まっています。これがたぶんコロナ禍や、養老先生ご自身のご病気(心筋梗塞)を経験し、お考えになった結論の1つ。さらに、不要不急の人生ではあるものの、それでも生きる価値はどこにあるか様々な視点から考察されています。「人生とはそんなもの」と思いつつ、自分に居心地の良い場所をつくりながら、万事テキトーに終わるのが良さそうです。 (★★★★★)