お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2026年5月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2021年1月以降の記事を残し、2020年12月以前の記事は削除しました。2021年1月1日以降の記事は、両方にあります。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

心と体

2026年6月10日 (水)

野鳥は減ってきたなぁ

 朝からよく晴れて、最高Dsc08530c-2気温は、13時過ぎに30.8℃になっています。梅雨の中休みというよりも、真夏に近い感じです。しかし、北寄りの風が吹いていて、蒸し暑くはありません。今朝も、8時半から住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と2.2㎞。昨日、一昨日と、今の私にはちょっと歩きすぎた感じで、これくらい(2.5㎞くらいまで)がちょうどよさそうです。

Dsc07555c_20260610134101  拙宅マンションのプレイロットにスズメが1羽。ピョンピョンと移動するので、なかなか追い切れず。写真は、ジャンプして着地する寸前。

Dsc07664c  揖斐川の堤防に上がったら、川の上をトビが旋回していました。たくさん撮ったものの、いずれも証拠写真以下(苦笑)。やむを得ず、「記録のため」という屁理屈で載せておきます。住吉神社脇で、知人のMさんに久しぶりにお目にかかりました。学部は違うのですが、大学の先輩。散歩途中で、別の知人Hさんから紹介された方。近況を報告し、「大事にしてください」と。

Dsc07848c_20260610134101 Dsc07880c_20260610134101  Mさんと別れた直後、住吉浦休憩施設の近くで、スズメ。最近、散歩コースや、桑名七里の渡し公園あたりでは、野鳥の種類も、数も減ってきていますので、スズメも貴重な被写体。

Dsc07972c Dsc07995c_20260610134201  桑名七里の渡し公園には8時55分頃入園。今日もっともたくさんいたのは、ムクドリたち。多いときには、10羽以上の群れで賑やかにエサ探しをしていました。

Dsc08085c_20260610134201 Dsc08117c_20260610134101  公園のせせらぎや、修景池にも以前ほど鳥が来なくなりました。私がいる間に水浴びをしていたのは、スズメ1羽だけ。右の写真のムクドリ、エサになる虫でも見つけたようで、伸びをして覗き込んでいます。

 Dsc08147c_20260610134101久しぶりにカラスもやってきました。しばらく見なかったのです。ハシボソガラス。

Dsc08263c_20260610134101 Dsc08280c_20260610134101  修景池に来たのは、ドバト。来たのは、2羽。水を飲みに来ました。

Dsc08480c_20260610134101  Dsc08441c_20260610134101昨日に引き続き、キジバトも登場。今日は、1羽のみ。ハクセキレイのオスは、公園南の電線に来ました。昨日、ヒナの個体識別方法を見つけたのに、今日は、ハクセキレイのヒナはやって来ず、とても残念。ほかに見た鳥は、カワラヒワ、ツバメ。

Dsc08212c_20260610134101 Dsc08323c_20260610134101  昆虫たち。公園でツバメシジミ。大きさが9~19mmと小さいので気づかないかもしれませんが、よく見ます。シロツメクサには、モンシロチョウ。今日は、ほかにもモンシロチョウをよく見ました。

Dsc08356c_20260610134101  公園でもう1羽、ツバメシジミ。これはメス。昆虫は、ほかに、シオカラトンボのオス、コシアキトンボ(メスか、若いオス)、ナミアゲハなどを見ています。しかし、昆虫はなかなか止まってくれないことも多く、写真が撮れません(微苦笑)。

Dsc06468c_20260610141901  途中でも書きましたが、野鳥の種類、数ともに減ってきて、これからの梅雨や、夏の散歩をどう乗り切るか、課題です。九華公園でも、夏場は野鳥が減り、去年は、トンボを見ていました。桑名七里の渡し公園は、今まであまり行っていませんでしたので、1年を通じて、どのような生き物がどれくらい来るかは、まだよく分かっていません。冬までは、その様子を知る期間ということですから、モットー通りに「淡々と飽きもせず……」で、散歩して、観察を続けましょう。写真は、たぶんマツバギク(松葉菊)。昨日の撮影。

Dsc06461c_20260610141901  昼に、整形外科で理学療法士さんの治療を受けてきました。今のところ、週1回のペース。3回目にして初めて、治療後、「あぁ気持ちよかった」と感じました(理学療法士の先生には申し訳ない気がしますが)。右足の先にしびれがあるのですが、それも含め、右足全体がスッキリした感じがしたのです。写真は、アルストロメリア。昨日の散歩で撮影。

Fb6c844f 54b302a7  余談。NHKのBSで放送中の「にっぽん縦断こころ旅」で、今朝、田中美佐子さんが観光船に乗って、中嶋閘門を通る様子が見られ、私も、長良川河口堰クルーズで閘門を通過したことを思い出しました(2016年10月23日:長良川河口堰クルーズへ)。動画で見ているだけよりも、機会がおありならば、ぜひとも経験なさることをお勧めします。とてもおもしろいものです。それこそ、興奮するといっても過言ではありません。船頭平閘門舟巡りでも、船頭平閘門の中に入ったこともあります(2017年4月3日:船頭平閘門舟めぐりへ……長良川河口堰にも立ち寄り【御衣黄について付記あります】)。残念ながら、このときは閘門は通過していません。左の写真は、長良川河口堰クルーズのときのもの、右は、船頭平閘門舟巡りのときのもの。

2026年6月 3日 (水)

台風一過、午後から散歩でネムノキの花

Dsc07563c_20260603145101 0603amedas_20260603145101  台風6号は、朝7時前後に三重県に最接近していました。とはいえ、尾鷲や志摩半島の南の太平洋を通っていきましたので、わが家あたりは、雨風が強かったくらいで、被害は出ませんでした。雨は10時頃には上がり、昼くらいからは晴れてきましたが、午後は、いわゆる吹き返しの風がとても強くなっています。最高気温は29.0℃、最大風速は8.4m/sになっています。昼頃、整形外科へ行って理学療法士さんの治療を受け、散歩は、13時15分から。住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と2.1㎞。

Dsc07638c_20260603145101  近所の駐車場脇の空き地でスズメのヒナ。鳴き声が聞こえていましたので探しました。近くに親スズメはいないようでしたので、このヒナも独り立ちしたのかもしれません。

Dsc07665c_20260603145101 Dsc07712c_20260603145101  午後の暑い時間に散歩に行きましたので、公園には野鳥はいないかと思ったのですが、まずは、スズメとドバト。スズメはあちこちに散らばっていましたが、ドバトは集団で10羽近く。

Dsc07741c_20260603145101  ムクドリはあまり多くはありませんでした。さすがに今日は、ハクセキレイのヒナは出て来ていませんでした。

Dsc07944c_20260603145201  住吉入江では、ドバト。2羽いたうちの1羽。

Dsc08224c_20260603145101 Dsc08247c_20260603145101  帰宅途中、住吉入江ではカワウが1羽。水の上に浮かびながら翼を広げていますが、たぶん翼を太陽に宛てて、乾かしているのでしょう。拙宅マンションのプレイロットには、スズメ。エサを、自分では食べずに加えていましたので、ヒナのエサを集めに来たのでしょう。

Dsc07813c_20260603145201 Dsc08074c_20260603145201  桑名七里の渡し公園では、楽しみにしていたネムノキの花が咲き始めていました。去年より少し早めの開花です(2025年6月13日:春日さんの裏参道と村正の顕彰碑を見てくる……ネムノキの花も咲き始めました)。ネムノキの花は、私のこの実の花の1つです。船津屋さんの裏手の住吉入江沿いにも1本ありますが、そちらはまだ咲いていませんでした。

Dsc07994c_20260603145201 初めの方に書きましたが、今日は理学療法士さんの治療を受けてきました。主に股関節周りの筋肉をほぐしていただいてきました。先週は、ハムストリングスや、下腿三頭筋のストレッチを教えていただき、1日に2回、それを続けてきました。右足のしびれは、軽減してきています。筋肉が固くなっていると、座骨神経痛を刺激して、しびれが増悪することがあるのだそうです。何ごとも専門家に相談し、適切な治療、助言をしていただくことが肝心なようです。しばらくは週に1回、理学療法士さんの治療を受け、また、2回は機械によるリハビリを続けながら、自分ではストレッチをしていきます。

2026年6月 2日 (火)

台風来襲直前の雨読の日

Dsc07549c_20260602141701 0602amedas_20260602141701  台風6号が接近しています。14時過ぎまでのところでは、雨はさほど降っていません。三重県に台風が最も接近するのは、明日の午前という予想。予報によれば、わが家のある北部では、今夜から非常に激しい雨が降りはじめ、3日にかけて警報級の大雨となるところがある見込みです。2日夕方までに予想される24時間降水量は、多いところで60ミリ、2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は、多いところで200ミリの見込みといいます。台風に近い県南部はもっとたくさん雨が降る予報。ということで、今日は、「雨読の日」。

Dsc07556c_20260602141801  朝、まずは、このココログの今年5月の記事をLivedoorブログの方にエクスポートする作業を行いました。その後は、昨日の市民大学郷土史学科の講義の資料をスキャナで読み込んで、pdfと、Wordファイルに変換。Wordファイルにしたものの内容を確認して、読み取りエラーを修正していました。ここまではほぼ単純作業ですから、根気強くやれば終えられます。これから、講義内容を、昨日取ってきたノートを参考にして、文章化していきます。ここからがブレイン・ワーク(笑)。さて、アタマはちゃんと働くでしょうか??

260602135821120c  雨の日恒例のベランダ園芸その他ですが、台風に備えて、皆、室内に避難中。それ故、ほかのものが写り込んだりしています。サギソウは、おおむね順調。「おおむね」というのは、1鉢だけ、ちょっと生育不良の感じあるからです。

 260602135759908c 260602135810753cサギソウのうち2鉢では、早くも茎が伸びてきています。ちょっと早すぎる気がします。このまま行くと、今月中に花が咲きそうな気がします。イメージでは、7月の梅雨明けに花が咲くとなっているのですが……。

Dsc07505c_20260602141801 Dsc07499c_20260602141801  アサガオ。2鉢。左の写真が大きい方の鉢。1本はかなり成長していますが、ほかはちょっとという感じ。右の写真は、小さい鉢。結局こちらは、1本だけで、それがあっという間にこれくらい大きくなってきました。

260602140921347c  Dsc07511c_20260602141801左の写真のヒメサルスベリも、元気です。苔玉は、そろそろ水やりをしないといけません。

Dsc07543c_20260602141701  メダカの水槽の写真ですが、実は、この中に赤ちゃんメダカが数匹います。まだまだ小さくて、写真に撮るのは難しいのです。

 Dsc05917c明日は、お昼頃に整形外科で理学療法士さんの運動療法の予約が取ってあります。ストレッチの成果はややありそうな感じ。明日の予約時刻頃までには、台風6号が通り過ぎてくれるとありがたいところ。余談ですが、昨日から医療費が上がっています。昨日は、機械を使ったリハビリでしたが、「物価対応料」¥20が新しくついていたりして、これまでの月初めの料金から¥10値上げされていました。

2026年5月27日 (水)

ハシボソガラスの飛び立ちシーンに、ハクセキレイの水浴びといろいろあります

Dsc08922c-2  朝から曇り空で、昼頃からときどきとても弱い雨が降っています。気温は26.0℃と、夏日になっています。午前中に整形外科で理学療法士さんに運動療法の予約をしていましたので、8時半から1時間ほど、いつものように、住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と散歩。1.9㎞ほど。

Dsc08929c_20260527153401 Dsc08967c_20260527153401  住吉入江でドバト。諸戸氏庭園の前には、あのハクセキレイのメスが来ていました。植木の陰から出て来たら、虫を捕まえていました。この直前には何もくわえていませんでしたので、マジックみたい(微笑)。

Dsc08991c_20260527153401  住吉水門の内側の住吉入江には、カワウ。ここ、冬にはカモたちがけっこうやってくるのですが、それ以外のシーズンは静か。カワウもまれにしか来ません。

 Dsc09116c_20260527153401住吉神社から住吉浦休憩施設の近くでは、スズメを何羽も見ました。このスズメは、イネ科の雑草の実をくわえていました。飲み込もうとしていたのですが、苦労している様子。

Dsc09191c_20260527153501 Dsc09241c_20260527153501  桑名七里の渡し公園には、8時45分に入園。管理人さんとも顔なじみになってきました。まず見たのは、スズメのヒナ。左右の写真は、同じヒナ。右の写真は、親スズメにエサをねだる行動。

Dsc09247c_20260527153501 Dsc09299c_20260527153501  せせらぎでは、カワラヒワが水浴び。似たようなシーンは、すでに何度か載せましたので、今日は、途中は割愛します。

Dsc09353c_20260527153501 Dsc09354c_20260527153501  せせらぎ近くの岩の上には、ハシボソガラス。私は、単純にカラスの写真を撮ろうと思って、撮影していたのですが、思わぬシーンが撮れました。

Dsc09356c_20260527153501 Dsc09355c_20260527153501  それがこれらの一連の写真。飛び出しシーンです。

Dsc09357c_20260527153501 余録のような写真ですが、まぁなかなかおもしろい(微笑)。

 Dsc09446c_20260527153501修景池近くにある岩には、カワラヒワ。

Dsc09669c_20260527153501 Dsc09670c_20260527153501  今日も修景池には、ハクセキレイたちがやって来て、ヤゴのような水生昆虫を捕まえていきます。こちらは、オスのハクセキレイ。ヤゴのようなものを少なくとも2匹、くわえていました。このあと南の方に飛んでいきました。写真は割愛しますが、メスのハクセキレイも修景池でエサを捕まえ、南に飛んだのですが、2~3分でまた戻ってきました。ここから遠くないところで営巣しているものと思われます。

Dsc09850c_20260527153601 Dsc09856c_20260527153601  ハクセキレイについて、珍しいシーンも撮れました。たぶん初めて見ました。メスのハクセキレイが水浴びを始めたのです。途中からのような写真で始まりますが、こちらがそれ。

 Dsc09873c_20260527153601水浴びは、何度も繰り返していました。

Dsc09889c Dsc09890c_20260527153701  水浴びの後、飛び立つシーンも見られました。右の写真のあとのシーンは、残念ながら、画面から半分くらいはずれてしまっていました。

Dsc09911c_20260527153701  ほかに見たのは、ムクドリ。今日は、ムクドリはいつもより少なく、ドバト、キジバトは来ませんでした。ツバメは、1、2回飛ぶのを見ただけ。ツバメといえば、散歩&鳥見友だちのYさんによれば、京町の商店にある巣で、ヒナが大きくなってきているそうです。一度見に行きたいところ。

Dsc09422c_20260527153501 Dsc09610c_20260527153501  昆虫。桑名七里の渡し公園で見たのは、モンシロチョウと、ツバメシジミ。

Dsc09993c_20260527155801 Dsc00004c_20260527155801  一度載せようと思っていたものがあります。先日も載せましたが(2026年5月22日 :ハクセキレイも、ムクドリも子育て中か?)、ワルナスビ

Dsc00012c_20260527155801  「可憐な白い花を咲かせますが、トゲだらけで草全体に毒があり……」と書きましたが、そのトゲ、このように実にたくさんあります。何気なく手をだすと、手に刺さります。

Dsc08981c_20260527153701 ところで、予定通り、午前中に理学療法士さんに診ていただきました。理学療法士さんは、「動作の専門家」。右足の先の方にしびれがあるのですが、脊柱管狭窄の影響のほか、お尻や太ももの裏側あたりの筋肉が固いことも影響しているといわれ、治療をしていただいた後で、自宅でできるストレッチを2つ教えてもらいました。毎日、それぞれ朝夕2セットをするようにということでした。1週間後に2回目の治療を予約しています。ツツジは、諸戸氏庭園前にて。

260527113426366c  運動療法からの帰り道、郵便局に立ち寄ったら、歩道の花壇でアジサイが咲き始めていました。アジサイが咲き始めるということは、梅雨入りも近いなと思わされました。

2026年5月18日 (月)

午後から散歩に出たものの、暑くて早々に撤退

Dsc08293c_20260518145001 Dsc08520c_20260518145001  朝からよく晴れて、真夏日一歩手前の暑さになっています。13時前に29.9℃を記録。今日は、午前中に整形外科の定例受診&リハビリでしたので、散歩は午後から。13時20分から出かけたのですが、暑くて、40分ほどで帰宅(苦笑)。歩いたのは、いつものように、住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と1.5㎞ほど。5月半ばなのにすでに日陰が恋しくなっています。冒頭の写真は散歩に出るときのもの、右の写真は、桑名七里の渡し公園にて。

Dsc08383c_20260518145001 Dsc08413c_20260518145001  散歩に出てすぐ、諸戸氏庭園前の桜の木のあたりにスズメたち。ヒナの鳴き声も複数聞こえていました。複数のスズメ・ファミリーが来ていたと思われます。左の写真、スズメのヒナですが、自分で青い虫を捕まえて食べようとしていました。自立に向かっていると思われます。スズメのヒナは、孵ってから1~2週間は親からエサはもらえるようですが、その後は徐々に自立し、約1ヶ月後には独り立ちするといわれます。

Dsc08438c_20260518145001 Dsc08450c_20260518145001  桜の木の近くには、暑いのに、ドバトもエサ探し。暑いのにご苦労なことです。

Dsc08558c_20260518145001  13時35分頃、桑名七里の渡し公園に入園。公園にいたのは、私を含め3名。ここにもドバトは数羽いたのですが、そのほとんどは日陰でエサ探しをしていました。

Dsc08584c_20260518145101 Dsc08650c_20260518145201  ほかの鳥はほとんどいませんでしたが、せせらぎにカワラヒワ、スズメが水浴びに来ていました。暑いので、気持ちがよいのかも知れません。左の写真で手前に写っているカワラヒワ、若者のように見えます。右の写真では、奥にスズメがいます。

 Dsc08923c_20260518145201こちらの写真では、中央にいるカワラヒワが幼い印象です。ファミリーで来たように思えますが、幼鳥は、水浴びはしませんでした。なお、ひょっとすると、上の2枚の写真に写っているカワラヒワと同じ個体かもしれません。

Dsc09037c_20260518145201  日向はかなり暑かったので、早々に撤退(苦笑)。帰り道、諸戸氏庭園前の桜の木でまた、スズメのヒナ。今日見られた野鳥は以上。昆虫は、公園でモンシロチョウ、モンキチョウ、住吉神社でモンキチョウ、住吉入江沿いでコシアキトンボでした。

Dsc08717c Dsc08722c_20260518145101  少しでも涼しげな写真が撮れないかと思ったのですが、これがなかなか難しい(苦笑)。桑名七里の渡し公園にある湧水口(左の写真)と、諸戸水道で使われた水栓のモデル(右の写真)。

Dsc08460c  帰宅途中、諸戸氏庭園前で車に乗った女性お二人から、六華苑や、その駐車場などについて尋ねられ、「俄案内人(微苦笑)」に。諸戸氏庭園についても聞かれたのですが、いずれも今日・月曜が休み。一通り説明して、住吉浦休憩施設が観光案内所を兼ねていますので、そこを紹介しました。写真は、住吉神社で見たチガヤ。穂がたくさん出ています。

Dsc08999c_20260518145201  整形外科では、股関節などのMRIを撮ってから、リハビリと、診察。上手に回してくださるので、1時間半ですべて終了。股関節などには異常はなく、腰痛と、座骨神経痛は、脊柱管狭窄から来ることが確定。最近、痛みもありませんので、痛み止めは少し弱い薬に変更。また、主治医に相談して、来週、理学療法士さんから運動療法について指導していただくことにしました。次は、2ヶ月後の診察でよいということに。その間、機械によるリハビリは続けます。痛みが出たり、しびれが強くならなければ、もう少し長めに歩いてもよいという許可も出ました。ムラサキカタバミは、諸戸氏庭園前の土手にて。

2026年4月13日 (月)

公園は休園日で野鳥もお休み

Dsc00307c_20260413140901 Dsc00003c_20260413141001  予報とは少し異なって、晴れのち曇り。最高気温は20.6℃ですが、上着はいらないくらい。今日は、午前中に整形外科受診がありましたので、8時50分から9時半までの散歩。残念ながら、桑名七里の渡し公園は今日は休園日。今月は、第2月曜が休み。それ故、住吉入江、住吉神社を往復したのみで、1.5㎞弱。

Dsc09929c_20260413141001 Dsc09981c_20260413141001  諸戸氏庭園前で、ハクセキレイのオス1羽と、スズメたち。最近、このあたりにスズメがよく来ています。ハクセキレイは以前からときどき、見かけます。ほかにイソヒヨドリのオスを見たのですが、すぐに住吉ポンプ場を越えてどこかに行ってしまい、遠くからさえずりが聞こえたのみ。

Dsc00036c_20260413141001  桑名七里の渡し公園の南にある電線にもスズメ。公園の中を覗いてみましたが、今日は、野鳥もいません。休園で人が来ないので、鳥が来るかと思ったら、そう単純な話ではなさそうです。

Dsc00125c_20260413140901 Dsc00239c_20260413140901  住吉神社にある桜の木にカワラヒワ。薄曇りで、あまりきれいには撮れず。社号標の上にドバトが1羽。住吉入江や、揖斐川には鳥はいません。散歩&鳥見友だちのYさんに伺ったところ、九華公園でもカモは、キンクロハジロが数羽、ヒドリガモが1ペア、ハシビロガモも数羽くらいしかいないそうです。冬鳥はほとんど、北の国に帰ったということでしょう。

Dsc00257c_20260413140901  帰り道、諸戸氏庭園の塀にツグミ。この下でエサを拾っていたのですが、私を見て逃げたという訳。

Dsc09837c_20260413141001 鳥がいませんので、今日も「雑草」をよく見てきました。目を皿にしてというほどではありませんが、今まで見ていないものがないかくらい。諸戸氏庭園前の土手では、オキザリス・トリアングラリスがたくさん咲いているのが目につきました。紫色の三角形の葉と、薄いピンク色の花が特徴で、日本では「ムラサキノマイ(紫の舞)」「インカカタバミ」などといわれ、園芸用にも親しまれているそうです。

Dsc00037c_20260413141001 桑名七里の渡し公園の外側にあるドウダンツツジの中にナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)が咲いていました。割とよく見かける「雑草」と思います。ケシ科の一年草または越年生植物です。地中海沿岸の原産で、ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、オセアニア、南北アメリカ、日本に分布します。紅色、もしくは肉色とされるオレンジ色の花が咲きます。花弁は基本的に4枚ですが、多少の変動があるそうです。開花時期は4~5月。つぼみが細長く(名前の「ナガミ=長実」の由来)、花が終わると細長い果実ができるのが大きな特徴です。春から初夏にかけて道端や空き地、河川敷などでよく見かける植物です。繁殖力は非常に強く、園芸用として持ち込まれたものが野生化して、広がっています。環境省の「要注意外来生物リスト」にも掲載されています。

Dsc00225c 住吉神社の境内で、イヌコモチナデシコ(犬子持ち撫子)と思われます。ナデシコ科イヌコモチナデシコ属の2年草。ヨーロッパ原産の帰化植物で、本州・九州・四国で見られるといいます。茎は直立し、草丈は20~30cmになります。葉は対生。春に淡紅色の花を咲かせる。茎の先端に膨らみ(苞)がありますが、それがまるで子を宿しているように見えることから「コモチ(子持ち)」という名前がついています。似たものにミチバタナデシコ、コモチナデシコなど多数あるそうで、判別は非常に難しいといいます。

Dsc00291c_20260413140901 Dsc00297c_20260413140901  マイ・ソメイヨシノも、ほぼ葉桜になってきています。代わって、あちこちでツツジが咲き始めています。九華公園でもかなり咲いてきているそうですが、花芽がないツツジの木もあるとか。

Clinic_12  ところで、整形外科では、今日はMRIを撮ってもらいました。初診では、レントゲン写真で説明を受けましたが、やはりMRI画像の方がよく分かり、症状とその原因との関連性については、十分に納得しました。撮影には30分ほどかかったのですが、オープンタイプのMRIで閉所感はさほどでもありませんでしたし、騒音も気になりませんでした。10数年前にPET検査を受けたことがありましたが(2010年4月5日:PET検査)。このとき、PET検査自体は17分ほど×2回で済んだのですが、事前処置、CT撮影などもあり、トータルでは3時間を要しました。検査方法が異なりますから、単純には比べられませんが、今日の方が負担はかなり少ないものでした。MRIの写真は、受信先の病院のサイトからお借りしました。

260413145059983c  オマケ。先日、盆栽仕立てのサルスベリの木が芽吹いてきたかも知れないと書きました(2026年4月10日:雨にてベランダ園芸ほか)。その後も、何度かよく見ていたのですが、今日はっきりと確信しました。サルスベリの木、芽吹いています。これで一安心。というのも、買った直後にテキトーに剪定したからです(微笑)。

2026年3月28日 (土)

ジョウビタキのメスがまだいました

Dsc03561c_20260328165201  今日も暖かくて、最高気温は19.7℃。風も弱くなっています。九華公園では、今日からさくらまつりのはず。散歩&鳥見友だちのYさんによれば、朝から人出は多かったそうです。私は、今の状況では、九華公園まで歩いていくのは、難しく、今年のさくらまつりは見られません。今朝は、昨日と同じく8時半から散歩へ。住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と回ってきました。午後からは、菰野にある社会福祉法人の評議員会へ。

Dsc03784c_20260328165301 Dsc03749c_20260328165301  住吉水門の内側には、キンクロハジロのオスが1羽と、オオバンが2羽来ていました。九華公園でもカモも、ユリカモメも激減しているそうです。さくらまつりで堀めぐりの船が動くと、水鳥はいなくなります。

Dsc03859c_20260328165301  住吉神社のところでは、カワラヒワ。

Dsc04118c_20260328165301 Dsc04391c_20260328165301  9時になると、桑名七里の渡し公園が開園しますので、それにあわせて戻ってきました。ツグミたちが、5羽ほど、公園内のあちこちでエサを拾っていました。また、ムクドリは10数羽が芝生広場に集まって、こちらもエサを探していました。ほかには、ヒヨドリや、カラスたちもときどきやってきますし、キジバトもいました。

Dsc04308c_20260328165301 Dsc04342c_20260328165401  今日はこれだけかと思っていたら、ジョウビタキのメスが登場。もう北の国に帰ってしまったのかと思っていました。Yさんは、昨日ここで、オスのジョウビタキを見たそうです。まだまだ帰らずにいるようです。ジョウビタキのメスは、飛び出しシーンも見せてくれました。

Dsc04355c_20260328165401  ジョウビタキのメスは、私のいたところから近いところを移動していました。この写真は、諸戸氏庭園の煉瓦塀をバックに撮れました。

Dsc04369c_20260331072301 Dsc04370c_20260331072301  さらに、これら2枚の写真、よくご覧ください。左の写真では、ジョウビタキが小さな黒いものをくわえています。これは、ペリット(pellet)といい、小さな塊を表す「ペレット」の鳥類学における用語で、鳥が食べたもののうち、消化されずに口から吐き出されたものです。右の写真では、ジョウビタキが吐きだしたペリットが、写っています。

Dsc04685c_20260328165501  マイ・ソメイヨシノまで戻ってきたら、今日もまたヒヨドリが登場。あまりよいところには来てくれません。今日のバードウォッチングは、以上。

Dsc03820c_20260328165301 Dsc03903c_20260328165301  桜堤防のソメイヨシノです。かなり咲いてきました。せっかくですから、近くまで行ってきました。満開になると、かなりの景色になります。

Dsc04409c_20260328171201  桑名七里の渡し公園にも桜の木が3~4本ありますが、そのうち1本では、花が綻び始めていました。この桜は、花と葉が同寺に出て来ていますので、たぶんヤマザクラの系統。

Dsc03576c_20260328165201 Dsc04565c_20260328165501  諸戸氏庭園の前にあるマイ・ソメイヨシノもよく咲いてきました。もう少しで満開になります。

 Dsc04450c_20260328165501 Dsc04457c_20260328171701 その東にあるヤマザクラも、よく咲いてきています。

Dsc04465c_20260328171801  今日は、ヤマザクラの方で見上げる写真を撮ってみました。昨日のように、「老木感」が出せないかと思ってですが、ウ~ン、なかなか難しいです(苦笑)。

 260328131236048cところで、菰野までクルマで片道1時間ほど。会議は、今日は1時間半あまりで終了。12時に出発して、4時過ぎに帰宅。会議そのものは苦痛でも何もでないのですが、ほぼ半日座っていたことになります。これがよくなかったようで、帰宅したら腰痛、座骨神経痛がぶり返してきました。30分ほど寝転がって、安静にしたところ、かなり楽になり、一安心。長時間同じ姿勢でいたことと、とくに帰り道、クルマが段差などでガタンと揺れるのが腰に悪影響を与えた気がします。こういうことにも注意が必要なのだと思った次第。この写真は、出かけた先の近くで見たソメイヨシノ。

2026年3月 9日 (月)

午後からヨタヨタ散歩(苦笑)

260309115731094c  3月も第2週になりました。水曜くらいまではやや寒いそうです。今日は、2回目の整形外科受診で、リハビリもしてもらってきました。痛みは、初めて受診したときよりも、軽減してきていますが、受診の結果、痛み止めの薬のうち1種は増量。この薬は眠気などの副作用が出やすいそうですが、私は、最初に処方された量ではそういうことはありませんでした。混んでいましたので、受付で「先にリハビリをどうぞ」といっていただき、2時間かからずに終了。服薬とリハビリを続けます。

260309115027052c 260309115221449c  今日は、また寺町商店街に立ち寄ってきました。河津桜がいよいよ盛りかと思ったからです。満開から、ややピークを過ぎつつあるかな、という感じ。というのも、一部で葉桜となってきていたからです。次の週末が、「河津桜まつり」ですが、この花は長持ちしますから、まだ咲いているでしょう。

260309115123522c 260309115134032c  いささか余談。この河津桜並木の近くに、以前、「フォー8」というベトナム料理屋さんがありましたが、閉店してしまっていました(2022年8月30日:雨が止んだので、アオサギさんを見に行ってきました)。そこがしばらく前から工事を行っており、新しい店ができるようでした。今日見たら、「あーちゃんち」という店が3月21日にオープンするということでした。この店は、貝塚公園の近く(伊賀町)にある「あーちゃんのおかずやさん」が新たに出店しているようです(2021年3月9日:今日もイカルで、連続4日の確認……雑誌と日替わり弁当を買った話も(微苦笑)【付記(3/9)ぐっさんのトラック旅について】)。このあーちゃんのおかずやさんでは、何度か日替わり弁当を買っています。テイクアウトと、イートインがあるということです。

2021030942ee53f6 20210309605bca22  ちなみに、5年前の写真があります。左の写真があーちゃんのおかずやさんのお店、右がこのとき買った日替わり弁当(2021年3月9日:今日もイカルで、連続4日の確認……雑誌と日替わり弁当を買った話も(微苦笑)【付記(3/9)ぐっさんのトラック旅について】)。これで、当時、ワンコイン(¥500)。最近は、ここの弁当や惣菜は買っていませんが、今ではこの値段では弁当は買えないでしょう。

Dsc09991c_20260309152001 Dsc09995c  さて、昼食後、一休みして13時半過ぎからは、また外へ出て少し歩いてきました。ゆっくりと30分ほど。700mくらい歩いたでしょうか。受診したときに痛みがなかったり、ひどくなったりしなければ歩いて、筋肉をほぐした方がよいというのを確かめてきています。場所はいつも通り、住吉入江あたり。諸戸氏庭園前から、桑名七里の渡し公園(今日は休園日)など。ここは遊歩道になっていて、あちこちにベンチがありますから、痛みが出て来たら休むことができるのです。

Dsc09738c_20260309151901 Dsc09764c_20260309151901  このあたり、この間から歩いていますので、さほど変わったものがあるわけではありません(苦笑)。住吉入江沿いに出て来てすぐに、ベンチにハクセキレイが1羽。ハクセキレイは、この辺によく来ています。諸戸氏庭園の前の土手に咲くタンポポにハナアブ(ChatGPTによれば、ナミハナアブだそうです)。

 Dsc09784c_20260309152001タンポポの近く、石組みの間から出て咲いていたのは、ムラサキカタバミと思います。

Dsc09802c_20260309152001 Dsc09819c_20260309152001  桑名七里の渡し公園の南側には、ドウダンツツジがたくさん植えられています。先だってからすでに芽吹いてきています。住吉橋の近くには、ユキヤナギが咲いてきていました。

Dsc09865c_20260309152001  住吉入江には、オオバンが1羽。潜ってはエサを探していました。

Dsc09837c_20260309152001 Dsc09951c_20260309152001  目につくものはとにかく写真を撮ってきました(笑)。風向きによるのですが、セントレアに向かう飛行機が、わが家あたりの北で東向きから南に向きを変えることがあります(たぶん、セントレアでは南寄りの風のとき。飛行機も撮りも風に向かって飛ぶと思います)。キャセイパシフィック航空と、大韓航空の旅客機を撮影。とりあえず撮ったというだけのお話です(苦笑)。

20230309d086b1fe20230309fbdd53ed  過去記事からのネタは、まあいいかとも思ったのですが、今シーズン見ていない鳥を2、3載せます。まずは、ヤマガラ。以前は、諸戸氏庭園あたりや、九華公園でよく見たのですが、ここ2年あまり、ほとんど見なくなりました。この写真は、3年前のもの(2023年3月9日:コゲラは今年も九華公園で営巣するか?)。この3年前の記事、コゲラが営巣するかというタイトルになっていますが、このとき右の写真にあるように、巣穴かと思われる、大きな穴を開けていたのです。

202103098374be87 20220309d91563eb 今シーズン、見ていない鳥。イカル(2022年3月9日:イカルはまだ滞在中で、14日目)と、シロハラ(2021年3月9日:今日もイカルで、連続4日の確認……雑誌と日替わり弁当を買った話も(微苦笑)【付記(3/9)ぐっさんのトラック旅について】)です。九華公園まで行けなくなってから、来ているかもしれませんが、私は見られていない鳥たちということで。

 Dsc09729cオマケ。わが家から見える冨士山(笑)。これは、なばなの里にある「アイランド富士」。地上45メートルの高さまで展望台が上昇し、頂上では360度展望台が回転するそうです。そのため、風景を360度のパノラマで見られるとか。残念ながら、私はこれに乗ったことがないのです。ちなみに、桑名からは本物の冨士山は見えません。

2026年3月 6日 (金)

光徳寺に寄り道してヒカンザクラを見てきました

260306081621233c  朝は3.1℃と冷えましたが、日中は曇っているものの、148℃まで気温は上がりました。夜には雨が降るという予報です。今日は、リハビリ。月水金と、週3回通おうという次第で、今日が5回目。リハビリを受けた直後は、腰や足に痛みはあるのですが、少し時間がたつと、それが楽になってくる感じです。

Dscn0059c Dscn0063c  リハビリの後、どこかに寄り道するというのが楽しみ、というパターンになっています。ただし、そのうち、新たな行き先がなくなる気がします(微苦笑)。今日は、市内新町にある鎮照山凝念院光徳寺へ。浄土宗。旧東海道に面しています。鎌倉時代に、恵心僧都が泡洲崎念仏道場として創建。萬古焼(ばんこやき)の創始者である沼波弄山(ぬなみろうざん、1718~1777年)の墓があります。ここにはヒカンザクラ(ただしくは、カンヒザクラのようです)があり、去年、一昨年も見に来ています(2024年2月29日:光徳寺のヒカンザクラ…ふれあい教室にも早咲きの桜がほぼ満開、2024年3月10日:桑名市博物館の「春期企画展『刀剣アラカルト』」と光徳寺のヒカンザクラにメジロ……寺町で気象予報士の山田修作さんに遭遇、 2025年3月17日:光徳寺へヒカンザクラを見に行く)。

 Dscn0065cこちらがそのヒカンザクラです。本堂に向かって左手にあります。まったく下調べをしなかったのですが、ほぼ満開なのが、駐車場に入るところから見えていました。このヒカンザクラ、樹皮は灰黒色で、横の皮目が目だちます。2~3月、葉の出る前に、緋紅(ひこう)色(鮮やかな紅色。緋色)の花が、鐘状に半開して下向きに咲きます。関東地方以南で庭に植えられるといいます。

260306115632875c 260306115529352c  花の色は、たしかに鮮やかな紅色というか、緋色というか。もう少しよく晴れているとよかったなという気もしますが、まぁよし。

Dscn0075c  上に書きましたが、ここの墓地には、萬古焼の創始者である沼波弄山の墓があります。沼波弄山は、市内の船場町の生まれで、桑名の豪商。茶事・作陶を好み、元文の頃(1736~1741年)、朝明郡小向(おぶけ村(現在の三重県朝日町)に窯をつくりました。晩年は、江戸向島に窯を築き、将軍も訪れたといいます。

Dscn0081c Dscn0083c  もう1つ。光徳寺の北側には、泡洲崎(あわすざき)八幡社があります。右の説明板にありますように、江戸時代以前、桑名の町は、自凝洲崎(おのころすざき)、加良洲崎(からすざき)、泡洲崎の3つの洲(す、しゅう:川や海の中にできる島)に分かれていたといいます。現在、桑名の町の外側を流れる町屋川や大山田川は、当時は町の中へ流れ込んできており、桑名の町はこれによって、3つの州に分かれていました。ちなみに、わが家あたりは自凝洲崎で、春日さん(桑名宗社)は加良洲崎でした。

Dscn0085c_20260306140601 260306120118696c  ここ泡洲崎八幡社は、この付近、旧泡洲崎の鎮守。慶長の町割のときに、現在の一色町(ここからは西)からここに遷ってきました。入口左側には道標があり、「右きょういせみち、左ふなばみち」と刻まれています。この通りの北端に建っていたものを戦後、ここに移設したものです。


202003067fd3c9a0 2020030675bdb7af  今日は、過去記事からのネタは控えめにしておきます。まずは、美濃街道を歩いた思い出(2020年3月6日:20200306勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道を歩く」(下深谷~多度)(予告編))。美濃街道は、桑名市川口町から(東海道から分かれます)多度町を通り、岐阜へとつながる街道です。下深谷までは別の機会に歩いています。下深谷から多度まで8.8㎞ほどを歩きました。

202003062b66b3e220200306a83f9630  こちらは、多度町戸津の尾津神社。戸津の氏神様。延喜式の式内社。主祭神は、倭建命。倭建命が東国遠征のとき、このあたりの尾津崎に立ち寄り、松の木の下で食事をされ、松の木に太刀をかけて置き忘れて立ち去られたといいます。東国遠征を終えての帰途、ここに立ち寄ったところ、松の木にかけた剣が、そのままであったのを見て、感激のあまり歌を詠んだと伝わっています。古事記にある「尾張に直に向える 尾津前なる一つ松吾兄を 一つ松人に在りせば 太刀佩けましを衣着せましを 一つ松吾兄を」がそれです。大意は、「尾張に向かって真っ直ぐに生えている一本松よ 一本松が人間だったら、服を着せ、太刀を佩かせてやるものを」。

20170306899f71ca20170306980fca3f  まずは、エナガという野鳥(2017年3月6日:河津桜にメジロ……暴れん坊ヒヨドリに蹴散らされるの巻)。以前は、九華公園などでよく見ましたが、ここ数年、見なくなりました。この写真は、どちらも巣材を集めているところ。そうなのです、以前は九華公園でも営巣し、ヒナもよく見たのです。

Img_1076c Img_1071c  ところで、苔玉と、盆栽は、ちょっと見栄えがよくなりました。苔玉の台は、かなの実家で見つけたもの。とても¥680のものとは思えません。盆栽の受け皿も、黒い、四角のものに変えてみました。こちらの方が落ち着いたものに見えます。

260306120941555c 置き配初体験の余談。Amazonで本を買ったら、置き配がデフォルトになっていました。発送しましたというメールを見て、それをはっきりと意識したのです。配送業者もAmazonとなっていて、置き配の場所は変えられるのですが、手渡しはなさそうでした。拙宅マンションはオートロックのため、マンション内に入るには、インターフォンで連絡し開錠します。出かけるまでに配達には来ませんでしたが、外出中に「配達完了」メールが届き、きちんと玄関先に置いてある写真が添付されていました。心配したのは、以前、息子宛ての荷物がわが家の玄関先ではなく、マンションそのものの玄関に置かれていたことがあったからです。

2026年3月 5日 (木)

外の空気を吸いに行ってきました(笑)

Img_0869c  昨日よりは弱まったものの、今日もかなり強い風が吹いています。天気は良く、最高気温は、14.2℃。今日はとくに用はありません(微笑)。

Img_0890c Img_0894c  ここ1週間ほどは、病院やリハビリに行く以外は、蟄居生活を送っていました。しかし、天気も良いのに1日中、室内にいるのでは、息がつまってきます。また、服薬とリハビリのお陰でしょうが、痛みは軽くなってきています。そこで、退屈しのぎに外の空気を吸いがてら、ちょっとそこまで行ってきました。「そこまで」というのは、この写真のところまででで、片道はせいぜい100mあまり。わが家隣の諸戸氏庭園前の住吉入江あたりです。

Img_0911c  右上の写真で、もっとも手前に写っているのは「マイ・ソメイヨシノ」。勝手にそう認定していますが、認定すると愛着が湧くのです。今年は、ソメイヨシノの開花が早く、名古屋では今月20日という予想が出ています。ここのソメイヨシノはどうかといいますと、この写真のように、つぼみは膨らんではいますし、つぼみの先に緑色の部分が見えていますが、これでいつ頃咲くのでしょう?

Img_0913c  260305104257504c ソメイヨシノの根元には、タンポポ。しゃがみ込んで総苞片を見ることはできませんでしたので、ニホンタンポポなのか、セイヨウタンポポなのかははっきりしません。また、タンポポの近くには、ツクシも出ていました。もうちょっと早い時期に見られれば、もっときれいだったと思います。ここには、ずっと以前はもっとたくさんツクシが出ていたのですが、最近はよく探さないと見つけられません。

260304121818183c 260304122135951c  こちらは、昨日、常信寺で撮ってきた写真。左の写真は、ハクモクレンのつぼみ。ピントが手前のつぼみではなく、中央あたりのものに合ってしまいました(スマホ写真です)。右は、たぶんベニバナトキワマンサクです(ChatGPTの見解)。

20220305107c9837 20220305ff70bc96  ここからは、またまた過去記事から拾ったネタ。これらは、4年前の近鉄ハイキングで丸彦酒造に出かけたときのもの(2022年3月5日:20220305近鉄酒蔵立ち寄りハイキング「銘酒『三重の寒梅』丸彦酒造をたずねて」へ(1回完結))。酒蔵ハイキングでは、どこでも試飲があります。丸彦酒造さんは、有料(1杯¥100)ですが、その分、紙コップになみなみと注いでもらえます。薦樽にある「三重の寒梅」がここのブランド。

20190305295cc4d4 最近は、野鳥の写真がありませんでした。7年前のものですが、町屋川にプチ遠征したときのものがあります(2019年3月5日:町屋川へ……ミサゴ、チュウヒ、セグロカモメ、マガモ、オナガガモなど)。町屋川は、正式名称を員弁川といい、桑名の坂井橋から下流を町屋川と呼んでいます。

20190305e52b0415 201903052f222ead  町屋川緑地公園あたりで、これはミサゴ(左の写真)。かなりトリミングしています。右の写真は、カモメと思います。

201903052566ef8f  こちらは、オナガガモ。私の好きなカモの1つ。散歩コースにはやって来ませんが、町屋川には来ることがあります。右の写真は、マガモ。10数年前には九華公園にも来ましたが、その後はサッパリ。これも町屋川では見られることがあります。ただ、町屋川は、鳥たちがいるところが遠いのが難点。

2016030583bf4ac8 201603056cb1d049  10年前の写真です(2016年3月5日:散歩のついでに「徳川四天王の城-桑名城絵図展」へ……拙宅マンションでコゲラ、「梅にヒヨドリ(笑)」など)。当時、鎮国守国神社で新参集殿の建築工事が行われており、その現場で見ました。小型のコンクリート・ミキサーです。子どもの頃には、あちこちの工事現場や、住宅の建築現場で見かけた記憶があります。このとき、工事をしている男性に「懐かしい」と話しかけたら、「そうですか?」という、割と素っ気ない返事でした。このときならず、今でも使われているようです。ネットで「小型コンクリートミキサー」と検索すると、通販でも売っていました。

20150305653055bc  さらに古く、11年前に撮ったもの(2015年3月5日:今日は、特別支援教育支援員養成講座の講師)。名古屋市市政資料館です。私の好きな建築物で、何度となく訪れています。もとは、大正11(1922)年に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎として建設されています。ネオ・バロック様式のレンガ造建築物。現在は、名古屋市の公文書館として、市政に関連した資料が閲覧できるほか、建物・市政・司法についての展示が行われています。国の重要文化財です。映画やドラマのロケ地としても有名です。たとえば、NHKの「虎に翼」のロケも行われています。私のブログで詳しく取り上げた記事もあります(2016年10月6日:支援員講座のあと、名古屋市市政資料館へ……旧・名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所)。

2021100310be1166 201803113e473616  とくに気に入っているところの写真を載せておきます。左の写真は、中央階段室。1回の正面玄関を入ってすぐのところ。ここのステンドグラスはとても見事です。これらの写真は、11年前ではなく、別の機会に撮ったものです。

 2019123067b2cf00 もう1ヶ所は、留置場の独房。隠れた人気スポットなのだそうです。「独房」が4つ並んでいます。「第貳號」から番号がついていましたが、「4号」は欠番となっています。やはり縁起が悪いのでしょうか。「第貳号」は、室内が見られるようになっています(この写真)。窓は大きく、明るい感じですが、決してこういうところには入りたくはありません。この留置場についての詳しい記事は、こちらにあります。

260304121613259c_20260305135701  ところで、この間から少しずつ古いデジタル写真の整理をしていますが、これが大変。「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」の記事をチェックして、その日のデジタル写真のうち、そこに載っていないもので、不要なもの、重複したものなどを削除しています。この照合、チェックがとてつもなく面倒なのです。2~3時間かかって1日分がやっと終わるということもあります。これに関しては、Windows11のエクスプローラの動きが極端に遅くなることも影響しています。2月26日に空き領域が494GBだったのが、今日現在、498GBと、回復したのは、4GB。手間の割に回復量は少ない気がします(苦笑)。花手水の写真は、昨日、常信寺で撮影しました。

より以前の記事一覧

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  • 高橋陽介: シン・関ヶ原 (講談社現代新書)

    高橋陽介: シン・関ヶ原 (講談社現代新書)
    関ヶ原で起こった戦闘の経緯について、新しい説を提起しています。私たちが知っている関ヶ原の戦いとは、まったく違う見方で、驚きました。この本では、「徳川家康はすでに天下人であった」という大前提のもとに当時の一次資料を読み(ここがポイント)、そこから「石田三成は西軍決起の『首謀者』ではない」「小早川秀秋は開戦前に東軍であった」「東西両軍の和談は決戦前日に成立していた」など新たな見方が示されています。すべて当時の書状などの一次資料の内容に基づいています。これらがすべて歴史学界で認められた説ではないものの、新鮮で、大変おもしろい内容でした。ちなみに通説は、帝国陸軍参謀総本部が、一次資料のほか、江戸時代の『関ヶ原軍記大成』『徳川実記」などさまざまな編纂史料をもとに再構築したものと、それをもとに司馬遼太郎さんが書いた小説『関ヶ原』に基づいているといいいます。 (★★★★★)

  • 銅冶英雄: 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決 腰部脊柱管狭窄症

    銅冶英雄: 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決 腰部脊柱管狭窄症
    体操で改善を目指すことを謳い文句とした本です。脊柱管狭窄症については、これで4冊の本を読みました。それぞれに一般向けに分かりやすく書かれており、これら4冊の本で決定的な差はありません。むしろ、何冊か読むことで、脊柱管狭窄症についての理解が深まりました。多くの本で脊柱管狭窄症を改善する運動療法が紹介されています。この本では、「痛みナビ体操」が紹介されています。私自身は、近いうちにかかりつけの整形外科医院で理学療法士さんに運動療法を教えていただくことになっていますので、それを優先しますが、そういう機会のない方には、この「痛みナビ体操」を試してもよいように思います。 (★★★★)

  • 菊地 臣一 ほか: 脊柱管狭窄症 腰の名医20人が教える最高の治し方大全 ~聞きたくても聞けなかった150問に専門医が本音で回答! ~ (健康実用)

    菊地 臣一 ほか: 脊柱管狭窄症 腰の名医20人が教える最高の治し方大全 ~聞きたくても聞けなかった150問に専門医が本音で回答! ~ (健康実用)
    脊柱管狭窄症について、病気そのもの、症状、診察・診断、薬物療法、運動療法、そのほかの保存療法、セルフケア、食事、症状別対策、手術などの全貌についてのガイドブックです。タイトルにあるように、専門医が150の質問についてわかりやすく解説しています。図、写真も使われていて、よくわかります。 (★★★★★)

  • 文藝春秋: 文藝春秋 2026年6月号[雑誌]

    文藝春秋: 文藝春秋 2026年6月号[雑誌]
    特集記事の「総理の夫 初告白20時間」という、高市首相の夫である高市拓さんのインタビュー記事が載っていて、それを読んでみたいと思って、20年ぶり以上に文藝春秋を買いました。余談ですが、この6月号は、特別定価¥1,250で、ビックリ。定価がそもそも¥1,200だそうです。それはともかく、高市首相は公邸で夫のワンオペ介護をしているという話がしばらく前に話題になりましたが、実態はどうもかなり違ったようです。最近の高市拓さんは、シャワーも一人で浴びられ、トイレも大丈夫、食事も一人で準備し、食べられるそうです。週末は拓さんが簡単なご飯を作って、平日夜は官邸の食堂からお弁当を運んでいるといいます。そのほか、夫婦関係、再婚と改姓、介護問題などについて語っていますが、結局、「へぇ~、そうなんだ」と思われる内容で、私としてはちょっと期待はずれ。それに、あまりおおっぴらに書くのは憚られますが、私のセンスではちと変わったご夫婦のように思えました。 (★★★★)

  • 林 将之, 株式会社アマナ: 新版 葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑

    林 将之, 株式会社アマナ: 新版 葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑
    樹木の図鑑でわかりやすい、よいものがないか探していて見つけました。図鑑ですから、通読はしていませんが、「葉っぱの写真を手がかりに探せる」ことと、「五感を使った観察の楽しみ方を紹介」というのがポイントで、使いやすそうです。前者については、葉の形、ふち、生え方などを確認し、リアルな質感を再現した葉っぱスキャン画像と実際の葉を見比べることで、樹木の種類を検索できます。葉っぱをスキャンした画像が、実にリアルです。後者については、各樹木の解説ページでは、「見る・聴く・かぐ・触る・味わう」の五感を使った観察の楽しみ方、鳥や動物などの樹木とつながっている生き物も紹介されています。近所の公園の木の種類を調べていますが、今まで見当をつけた種類が間違いないか、これを持っていって照らし合わせてみようと思っています。 (★★★★)

  • 若山滋: 漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)

    若山滋: 漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)
    建築家である著者が、「漢字文化圏の興亡」というタイトルの本を書いたということに気持ちが動きました。サブタイトルには、「中国の限界、日本の前途」とあります。日本は古来、「漢字文化圏」の中心である中国から大きな影響を受け、漢字に「かな」を補うという独自の形でその文化を受容してきました。戦国時代から近現代には、アルファベット文化圏の西洋からの洗礼を受けますが、こちらも柔軟に受け入れます。建築と文字の関係に以前から着目してきた著者は、その受容の仕方を「和能」と呼びます。東西の力学が激変する中、日本の進むべき道はどこなのか。漢字文化圏の影響力には限界があり、中国が永続的に支配的な地位を占めることはない、しかし日本には可能性があるといいます。壮大な文明論が展開されています。今の政治家の人たちも、こういう本を読む必要があると思います。 (★★★★★)

  • 今泉忠明, 高橋秀男, 武田正倫, 小宮輝之, 岡島秀治: 自然観察 (学研の図鑑 新・ポケット版 16)

    今泉忠明, 高橋秀男, 武田正倫, 小宮輝之, 岡島秀治: 自然観察 (学研の図鑑 新・ポケット版 16)
    最近、近所の桑名七里の渡し公園でで野鳥、樹木、雑草、昆虫の観察に勤しんでいます。「自然観察」としているというと格好がつくかもしれません(笑)。自然観察入門によい本はないかとネットで探して、見つけたのがこの本です。学研出版のサイトでは「こどもの本」に分類されていおり、対象は小学生となっていますが、まぁこれくらいがちょうどよいと思います。内容は、かなり高度ですが、テーマごとにまとめられていて、分かりやすいので、しっかり勉強しようと思います。 (★★★★)

  • 松田圭太: 腰痛は医者には治せない ~2人に1人が「筋肉」「関節」が原因!理学療法士の神ワザ治療~

    松田圭太: 腰痛は医者には治せない ~2人に1人が「筋肉」「関節」が原因!理学療法士の神ワザ治療~
    1つ前に紹介した「大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全」と一緒に入手しました。この本の著者は、腰痛治療に特化した施術院を経営する理学療法士。これは、たぶん好みの問題も関わるのでしょうが、私個人としては、1つ前に紹介した本の方が、読みやすく、実際にも役立つと思いました。この本も運動療法を重視しています。ただ、その説明や、説明に至るプロセスで呈示される根拠の説明が弱い気がします。また、具体的な運動療法の仕方については、必ずしも体系的には説明されていません。著者の書いている「痛みは悪いものではなく、体を守るための相棒」「自分の体は自分で治すという気概を持つと、治りが早い」「とにかく食べて とにかく動く」「痛みに負けない根気を持つ」「やりたいことがみつかれば、体が動く」「日常で笑顔になることをたくさん見つける」など、本書のあちこちにちりばめられた著者の言葉は、大切だと思います。 (★★★★)

  • 猪瀬弘之: 大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全

    猪瀬弘之: 大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全
    2月末に脊柱管狭窄症と診断され、服薬とリハビリを続けていますが、ここで一度、きちんとした知識を得て、これら以外の治療法はないか調べた方がよいと思っていたところにこの本を見つけました。著者は脊椎脊髄外科が専門の整形外科医。タイトルのように大学病院で「背骨外来」を開いています。脊柱管狭窄症についての総合的なガイドブックであり、狭窄した脊柱管、椎間孔を広げる、各種の運動療法を体系的に紹介しています。「体系的に」というところが味噌で、症状に応じてどのような運動療法を行うと、脊柱管や、椎間孔を広げられるか、分かりやすく(写真、図示を用いて)説明されています。私は一通り熟読し、まずは脊柱管を広げる運動療法を試し始めました。まだその評価をする段階ではありませんが、もうしばらく続けてみて、また追記したいと思っています。医学用語や、背骨、神経の図など専門的な内容も出て来ますが、めげずに読むと、その運動療法をする意味が分かってきます。意味を分かった上で取り組むことが大切だと、私は思います。ちなみに、運動療法は、いわゆる筋トレではありません。正しい体の動かし方を習得することです。 (★★★★★)

  • 古荘純一: 境界知能の人たち (講談社現代新書)

    古荘純一: 境界知能の人たち (講談社現代新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家以外の人たちにはほとんど馴染みがないものでしょう。専門家であってもその支援については、見落とされてきており、支援が必要であるのに、その谷間に陥ってしまった人たちということもができます。境界知能というのは、IQ(知能指数)でいえば、70以上80未満(誤差を考慮して、85未満とする考え方もあります)の人たちとなります。ただし、知的水準だけでなく、適応行動が取れているかも、考慮する必要があります。たとえば、言語化が苦手、段取りを覚えられない、行動がワンテンポ遅い、対人関係の距離感が極端、金銭管理ができない、ダマされやすいといった特徴があると著者は指摘します(もちろん、これらは境界知能の人たちに限るということではありません。ほかの障害でも見られる可能性があります)。本書は、定義など学問的な内容から、事例、支援についての提案、さらには用語解説、境界知能の所見リストなど、多方面から境界知能の人たちの困難と、その支援について述べています。医療、心理、教育、福祉に関わる方たちには、ぜひ手に取っていただきたい本です。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 真の保守とは何か 近代日本の地下水脈 (文春新書)

    保阪 正康: 真の保守とは何か 近代日本の地下水脈 (文春新書)
    著者は昭和史研究家。約5,000人もの方に取材してきました。この本は、高市政権圧勝、参政党躍進を受けて書かれたもので、「日本人の選択をいま問う」と帯にあります。著者は、高市政権を「国家主義的右派」と位置づけており、「保守」ではないとします。著者のいう「真の保守」である10ヵ条とは、①常に歴史を読め、歴史の中の声を聞け、②師たる政治家を持て、③甘言、巧言は敵とせよ、④誤りから学べ、⑤良きブレーンを持て、⑥精錬の徳を持て、⑦討論、対話を厭うな、⑧典故、先例に通じよ、⑨読書に勝る良薬はない、⑩氷山のごとき人格たれです。これらは、著者の歴史の教訓を政治の現場に伝えなければならないという危機感から来ています。これに照らすと、今の高市政権の中枢をなす政治家は、極めてアヤシいと思われてなりません。私には、とくに、勉強していない(=本を読んで、考えていない)と思えるのです。ほかにこの本で気になったのは、鶴見俊輔さんがいったという「民主主義の後をファシズムが影絵のようについてくる」ということばです。石橋湛山、池田勇人や、後藤田正晴といった政治家たちの足跡をもう一度ふり返り、良識派の保守の姿を取り戻すことが大切と思います。また、石橋湛山が掲げた①小日本主義(帝国主義否定)、②非軍事志向(軍事で物事を解決しようとしない)、③論理的基盤(共同体的な情緒を克服し、個の意志を明確に示す)といったこともとても重要で、意味があると思います。今の時代に違和感を覚える方には是非ともお勧めします。 (★★★★★)

  • 日浦 勇: 自然観察入門: 草木虫魚とのつきあい (中公新書 389)

    日浦 勇: 自然観察入門: 草木虫魚とのつきあい (中公新書 389)
    1975年出版という古い本です。若い頃持っていたのですが、その後は所在不明。最近になって、もう一度読みたいと思って、古本で入手しました。この本に載っているレベルをきちんとおさえれば自然観察の基礎は身につくと思ったからです。著者は大阪市立自然史博物館の学芸員などを務めています。子どもたちを対象として、自然観察教室を開いたり、授業でエコロジー/生態学を教えたりするときの手引きとして書かれたものです。 春の草花を調べる、川の生物を観察する、トンボを捕まえて分類するなど、いくつかのテーマを立て、種の見分け方、水辺の危険への注意、採集法、学習のポイントなどが示されています。著者の経験に基づいて書かれていて、かなり実用的ですが、読んでおもしろいとはいいがたいところが難点。 (★★★★)

  • 伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)

    伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)
    評判の本のようでしたので、読んでみました。本の帯に「『読めたつもり』が危ない!」とありますが、それはまさにその通り。30歳代半ばから教職にありましたので、それは実感しています。とくに60歳を過ぎてから短大の非常勤講師になってから、学生たちの読解力がアヤシいと思うようになっていました。読解力そのものも低下しているとともに、集中力が続かないことも影響しているように思っていました。きちんと読めて、書き手の意図することを正しく理解できないと、議論も思索も成り立ちません。この本は、解釈学、構造主義、ナラトロジーなどさまざまな読む技法を具体例に則して紹介しています。世の中、コスパ、タイパが重視される時代ですが、敢えて深く、論理的にじっくりと読み、考えることも大切と思います。 (★★★★)

  • 滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)

    滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)
    時代小説が好きでよく読みますので、町奉行所の与力や同心がどのように仕事し、いかに暮らしていたかには、とても興味があります。この本の帯には、「時代劇でおなじみ 江戸の町を守る『八丁堀の旦那』、その本当の姿 くらし、仕事、文化活動」とありますので、割と気楽に読めるかと思ったら、学術的に書かれていました。与力・同心の仕事は、治安維持が主なものではなく、もっと幅広い仕事をしていました。さらに、深い教養を身につけ、豊かな人脈に裏打ちされた文化活動を行う人たちもいたということには驚きました。さらに、明治維新以降の新しい時代と格闘しつつ、江戸を語り継いだ彼らの実像が明らかにされています。寝転がって読むのは、ちょっと難しいかなと思います。 (★★★★)

  • 森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る

    森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る
    仏教のものの見方の基本は「あるがまま」を「あるがまま」に見ることにあるとして、仏教の人間観、仏・菩薩観、世界観、人生観、見方、生き方を体系的に説いています。著者は、仏教学者で、東洋大学名誉教授。専門はインド仏教。元浄土真宗本願寺派僧侶です。大学時代の同級生に真宗本願寺派のお寺の住職を務めていた友人がいます。私が体調を崩していたとき、「仏教の勉強をするとよい」といわれ、それがずっと記憶に残っていました。いろいろ本を読んだり、テレビ番組を見たりしましたが、どうも今ひとつピンときませんでした.そういう中でこの本を知り、ようやく入手して、やっと読み終えました。初めに書きましたように、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることは、簡単そうで難しい。 「あるがまま」を「あるがまま」に見ることが知ることだといいます。哲学も見ることだそうです。「小欲知足」が、仏教のもっとも基本的な生活態度であり、これが「戒」を導くといいますし、自己中心的な思いも減り、慈悲につながるそうです。これらが、つまらないことにこだわることもなくなり、行動の根源となる意思も、考えも、言葉も、行為も生活も正しいものとなり、偏見や固定観念、先入観が消え去って、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることができるようになると説かれていました。読みやすい本とはいえませんが、ここに書いたエッセンスを頭に置いて読むと、いくらか分かりやすい気がします。私自身、今は分かったような気がしていますが、たびたび思い出して、振り返る必要があります。 (★★★★)

  • 林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)

    林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)
    リンボウ先生こと林望さんが実践する「令和老人生活要領」を説いた本です。リンボウ先生は、ちょっと変人で、群れない、威張らない、信念は曲げないという人。初めての老い(誰でも、自分にとってはそうですが)に対して、先手先手でいろいろと考え、対策、対応を考え、実行しています。その第一は危機管理。たとえばどこに行くのにも「誤嚥防止ボード」を持って行き、外食の際でもそれを目の前に立てながら食事をするそうです。他人がどう思おうが構わないとか。見ならいたいことはたくさん書かれていますが、ごく普通の老人には「それはちょっとなぁ」と思うことも多いでしょう。「流行には迎合しない」というのが、リンボウ先生のモットーの1つでもあります。老後の趣味の心得などについても触れられていて、参考になることもあるかと思います。 (★★★★)

  • 平凡社: 街道アトラス

    平凡社: 街道アトラス
    旧街道に興味があります。ただし、あまりあちこちの街道を歩いたわけではありません。この本では、東海道と中山道は各宿場も紹介されるなど、詳しく載っていますが、その他の街道はダイジェスト。いわば、旧街道のカタログ本といったところ。現代の道と比べたり、旧街道がどのようにつながっていたかを知るにはよい本です。ただし、この本だけを頼りに旧街道を歩くことは、ほぼ不可能でしょう。 (★★★)

  • 保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

    保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)
    今年は、昭和100年であり、戦後80年でもあるということで、新聞などでも特集記事が掲載されています。太平洋戦争は、日本という国を滅亡の一歩手前まで追い込みました。昭和という時代もそれが終わってから35年以上経ちますから、これからは歴史として語られるようになっていくはずです。この本は、二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄、昭和天皇など、時代を大きく変えた8つの事象を取り上げ、当事者たちの感情や思惑排して見つめ直すことを通して、これまでの通説、定説とは異なるそれらの真相を浮かび上がらせようとしています。読後感としては、私なども、何となくそうなのかと思っていたことがひっくり返されたような感じを抱いています。目的と手段を取り違えている、事実や科学的知見から目をそらしている、希望的観測を事実と思い込む、妙な精神論に陥るなど、今も続く認知、思考は、太平洋戦争のときの軍指導者から始まっているのかも知れません。いろいろな意味で「戦後」という概念については、根本的に再検討が必要ですし、日清戦争から太平洋戦争に至る数十年の戦争の時代は、何に由来し、そこから何を学ぶか、よくよく考えてみる必要があると思いました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)

    保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)
    保阪正康さんは、一貫して近現代史を検証し続け、5,000人もの歴史の証人を取材してきています。この本は、月刊『文藝春秋』に掲載されたものから15編を選んでまとめられています。読み応えがあるのに、分かりやすい内容で、昭和史の証人として瀬島龍三、後藤田正晴などインタビューが、また、昭和の戦争7つの謎として無謀な開戦を決意した理由などが載せられています。その後、あの戦争と昭和史を語ろうということで、半藤一利さんなどとの対談が載っています。最後に、歴史をどう引き継ぐかということで、講演録があります。この講演では、江戸時代まで遡らなければ日本人は理解できない、江戸時代の260年を通じて、戦争をしなかったという事実から教訓、知恵を学ぶ必要があるなど、江戸時代に築かれた財産をもう一度取り戻すことの重要性が語られています。明治維新という、薩長の下級武士の暴力革命を経て、帝国主義国家が作られていく過程で、江戸自在の財産は放棄されたと著者はいいます。知識、技術は学び、取り入れたのに、哲学までには思いが至らなかったため、そうなっています。また、もう一つ、著者が強調するのは、天皇制の捉え方、論じ方です。天皇制は、本質的に戦争を嫌う制度だと著者はとらえています。これは、私には目から鱗の見方でした。さらに、天皇は何らかの形で京都にお住まいになって、政治の中心は東京にあってという江戸時代の知恵をもう一度取り戻すのもよいという提案は、真摯に検討する価値があると思います。 (★★★★★)

  • 芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)

    芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)
    関数電卓は持っていますし、その昔は、プログラム電卓で平均値、標準偏差などの計算をする簡単なプログラムを組んで使っていたこともあります。タイトルに惹かれて買ったのですが、ウ~ン、期待はずれでした。計算例が平方根以外にはほとんどありませんでした。関数電卓を片手に、その使い方や、どのような応用ができるかを知りたいと思ったのですが、そういう内容はあまりなくて残念でした。ただこの本を読んでよかったのは、数学の力と計算力とは別物であることが分かったこと。また、計算については、関数電卓などを駆使すればよいということでした。私自身、数学には自信がないのですが、「エェ!?、そうだったっけ?」と思う内容もありました(つまり、間違っているんじゃないの、と思える内容)。 (★)

  • 今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)

    今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)
    地名の由来については興味がありますから、この本を手に取ったのですが、読み始めたものの、すぐに「放置」していました。テーマごとに、それに関連する地名が列挙され、その由来について多少の説明(蘊蓄?)が書かれているのですが、列挙されている(例示されている)地名が煩雑で、読むのが面倒になってしまったのです。「地名マニア」の方であれば、これくらい何のそので読み進めたのでしょうが、私にはちょっと難行でした。2年くらい経って、気を取り直して、少々無理矢理に読み進めました。が、「不思議な名称には物語がある」という、帯の謳い文句には、いささか無理があるかなという気がします。物語というのであれば、個々の地名についてもうすこし物語って欲しい気がするのです。ただし、以上は、極めて個人的な感想です。 (★★)

  • piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)

    piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)
    本の帯に「あなたが毎日スルーしている鳥たちの素顔」「カラスも本当は人が怖い」とあります。ほとんど知っている内容でしたが、このように改めて、まとめてあると、いっそうよく分かりました。野鳥観察を始めたばかりの方、野鳥に興味を持ち始めた方には、最適な参考書の1つと思います。身近にいる鳥ばかりが取り上げられていますが、それだけに身近な鳥の行動や、特徴がよく分かって、野鳥がもっと好きになること請け合いです。タイトル通り、まさに「意外と知らない」です。自分では知っているつもりでも、意外と知らないことは多々ありそうです。 (★★★★★)

  • 五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)

    五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)
    高容姫という女性を知る人は多くはないかも知れませんが、本のサブタイトルにあるように、金正恩の母となった在日コリアンの女性です。北朝鮮では、日本から帰国した人間の社会的地位は低いため、その存在は公的には明らかにされていませんし、「国母」として崇拝されることもありません。これは、金正恩の弱点でもあり、コンプレックスにもなっているかも知れません。大阪の鶴橋で生まれ育った少女の数奇な運命をたどった、力作です。よくぞここまで取材したものだと思います。高容姫の人生をたどることで、北朝鮮の体制、社会、歴史にまで理解が及びます。ほとんど一気読みをしてしまいました。ちなみに、現在も大阪には、金正恩の伯父を始め、親戚が50名以上も暮らしているといいます。このことは、日朝関係の改善や、拉致問題の解決の手がかりになるのではないかという気がします。 (★★★★★)

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)