今年もコアジサシはやって来たか?
朝は10℃を下回りましたが、日中は23.0℃となり、風もさほどありません。今日は、ほぼ2週間ぶりに長良川河口堰、長島町、上之輪新田を、まさにパトロールしてきました。7時15分過ぎにクルマで出て、一回り。歩いたのは、3.0㎞ほど。昨日たくさん歩いたから、というわけではありません。冒頭の2枚の写真は、長良川河口堰。右はその上流方向。伊勢大橋や、多度山が見えています。
まず、今日出かけた最大の目的は、こちら。そろそろやって来ているだろうと思って、確認に行ったのです。夏鳥としてやって来るコアジサシです。全長28cm。翼開長53cm。背は低く、体が細い鳥。上空から一気にダイビングして、小魚を捕ります。かなり以前は、比較的近いところに大規模なコロニーを営める空き地があり、たくさん来たのですが、最近、このあたりではそういう営巣地はなくなり、飛来する数も限られています。今日は、19羽を確認しました。
飛翔シーンにもチャレンジしたものの、いかにも遠い。一応、コアジサシだと見えるくらいの写真しか撮れませんでした。
さて、話を戻して、長良川河口堰付近、今日は、上空をサギの仲間がたくさん飛んでいました。写真はコサギです。コサギがもっとも多かったのですが、アオサギ、ダイサギも割とよく見られました。
管理橋を渡る途中、キンクロハジロを発見。もうすべて帰ってしまったかと思ったら、オスが2羽にメスが1羽、残っていました。
長良川左岸の上流側魚道には、コサギが5羽集まっていました。まだ婚姻色を呈しているものもいれば、いないものもいます。下流側では、管理橋からは遠いところにコサギが20羽以上、ダイサギも数羽がいました。
右岸の方でも、魚道の回りにたくさんのサギ。左の写真には、コサギ(ずっと向こうを向いていました)とダイサギ、右の写真は、アオサギ。
親水広場に降りていく坂道では、アオサギと、ホオジロのオス。親水広場の近くの長良川には、キンクロハジロが3羽と、オオバンが1羽。広場には無数のヒヨドリ。オオヨシキリの鳴き声を聞いたのですが、1回だけ。姿はなし、でした。
管理橋を渡って、左岸に戻ってきたら、魚道の下流側にコサギ。今日は、残念ながら、獲物をゲットするシーンは見られませんでした。
前回来たときに、魚道観察室の上に案山子が置かれているのに気づきましたが(2025年4月12日:長良川河口堰、長島町そして上之輪新田へ……念願のミジュマルライナーの写真も撮れました)、今日は、もう一体を見つけました。最初に気づいたときには、ギョッとしてしまいました。本当に人がいるように見えたのです。
続いて、長島町内を何ヶ所か巡回。某所その1では、ケリ2羽、コチドリ2羽、ヒバリ4羽。まずは、ケリ。最初、右の写真の個体が地面に座っていて、これはと思ったのですが、営巣していたのではありませんでした。
こちらはコチドリ。コチドリも片方が、地面に座っていたのですが、巣は影も形もなしで、ガッカリ。
ヒバリ。左の写真がオス、右がメス。4羽で、2ペアと見えました。どちらも、オスが揚げ雲雀をして、縄張りを宣言。2組がいたところは、100m以上離れていました。このあと、某所その2では、コチドリが1羽いたのですが、すぐに飛び去りました。某所その3では、ケリが1羽いたのみ。
3ヶ所目、上之輪新田。今日は、農家の方が代かきや、草刈りなど作業をしておられました。ここに来ると、電車が撮りたくなります。今日もここにいた間に近鉄特急ひのとりがやってきました。
カラスがとてもたくさんいましたが、ケリの姿は1回見たのみ。ほかには、スズメやツバメ、ヒバリが少しいたのみでした。ケリの繁殖はどうでしょう? 前回来たときには、それなりの数のケリがいましたが……。
上之輪新田でのオマケ。前回来たとき、ミジュマルライナーの写真が撮れたのですが、その時の記事に「ポムポムプリンがラッピングされた『三十三銀行ラッピングトレイン』も狙っています」と書きました。今日、ここに着いたとき、まさにそのポムポムプリン電車が走っていたのです。急いで撮ったのですが、さすがにうまくは行かず(苦笑)。要再チャレンジ。
ゴールデンウィークが始まりましたが、いつもと変わりません。今週は特にアポはありませんし……。家内の実家にでも行こうかと思っているくらい。そのとき、できれば三重県総合博物館で開催されている「トピック展『伊勢路がみたい 伊勢参宮名所図屏風の世界』」を見てきたいところ。
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