お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2026年9月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2021年1月以降の記事を残し、2020年12月以前の記事は削除しました。2021年1月1日以降の記事は、両方にあります。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

メダカ

2026年9月 4日 (金)

雨の日の暇つぶしに「いたずら描き」(笑)

260904081119522c  天気予報通りに終日、ほぼ雨となっています。午後からは止み間もあったのですが、すぐに次の雲が来そうでしたので、今日は、昼前にリハビリに行ったのみで、蟄居。最高気温は27℃という予報でしたが、24.5℃までしか上がっていません。

260904140537582c 98078f62  まずは、雨の日恒例のベランダ園芸。アサガオは、2鉢を育てています。しかし、今年は、なかなか花が咲きません。7月に2輪、8月末に4輪が咲いたのみ(2026年8月28日:1ヶ月以上ぶりにアサガオの花が咲きました)。アサガオは、6年前に九華公園で行われたハナショウブの頒布会で、ハナショウブとともに苗をもらってきてから、育てるようになりました(2020年7月4日:九華公園の株分け会で花菖蒲とアサガオをいただいてきました)。ハナショウブは、家内の母の希望でもらったのです。アサガオ、最初は、2色(赤、紫)あったのですが、いつの間にか紫のみになっています。紫の花が多かったので、その種がたくさんあったためでしょう。右の写真は、株分け会のあった年の9月のもの(2020年9月27日:プチ遠征でミサゴ、モズ、シロチドリ、ひのとり)。

260904140544618c 260904140606986c  ヒメサルスベリの盆栽。葉焼けから復活したあとは、放置しましたので、盆栽の体をなさなくなっています。つぼみは出てこず、花は咲きません。一度、今の時期の手入れについて調べなくてはなりません。右は、苔玉。これも、枯れた部分をときどきカットするのと、水やりを欠かさないようにしているだけです。

260904140622903c 260904140651559c  メダカ。3匹が、赤ちゃんからここにいます。親世代は、すでにいなくなっています。1匹だけ、お腹が膨らんでいるものがいます。GoogleGeminiに聞くと、過抱卵(卵詰まり)の可能性と、病気や体型に寄る可能性とがあるそうです。前者については、オスによる刺激や求愛行動がないと、排卵のタイミングが上手くつかめず、体内に卵を溜め込んでお腹が大きく膨らんでしまう「過抱卵」という状態に陥ることがあるそうです。この場合、経過を観察し、自力で無精卵を産み落とすか確認することや、成熟したオスを一緒にすると、オスの刺激によってスムーズに産卵を促すことができるといいます。後者に関しては、単に体型やエサの食べ過ぎによるものや、体液が溜まる「腹水病」などの病気が原因でお腹が膨らむ場合もあようです。メダカを買ってきて追加してもよいのですが、成熟したオスが含まれているかどうか、素人には分かりませんし、あまり数を増やすと、飼育環境が悪化するのも避けたいところ。今のところ、元気そうですから、このまま様子見。

20070906umec  さて、雨の日の暇つぶしは、重要な課題です。ブロ友のエムライトさんが、ときどき「いたずら描き」と称して、ご自身で描かれた絵をもとにAIで加工したものを記事に掲載しておられます(たとえば、こちら)。それに触発されて、ちょっとだけやってみました。パソコンのハードディスクを探したら、左の絵の画像が見つかりました。19年ほど前に書いた梅の絵。

260904ume1gemini 260904ume2gemini  それをGoogleGeminiに頼んで、それらしい絵にしてもらったのが、左の画像。上の画像から「もう少しそれらしい絵にして欲しい」と指示したもの。よく見ると、枝の先端に白い花が1輪だけあります。紅梅ですから、これを紅梅に変更するようにしたものが、右の画像。

260904umeniuguisgemini  梅というと、「梅に鶯」という言葉が浮かびます。実際に梅に鶯が来るところは、未だかつて見たことはありませんが、「梅にウグイスを止まらせて欲しい」と指示したのが、左の画像。いかにも本当のウグイスらしい鳥が描かれています。

260904umejiro1gemini 260904umejiro2gemini  さらに、春先になると、よく写真を撮りにいった「ウメジロウ」にしようと試してみました。左の画像がそれ。鳥は、メジロなのですが、色がウグイス風。このあと、いろいろと指示し、試したのですが、普通に見るメジロの色は、なかなか出せません。右の画像で、とりあえず完成としたのですが、緑色が明るすぎるのと、質感がイマイチ。ただ、そのあたり、こちらの思うことを具体的に指示するのは、けっこう難物。それ故、私が、これでgive upしたというのが、真相(笑)。なお、私、絵にはまったく自信がありませんので、第2弾があるかどうかは定かではありません。

2026年8月28日 (金)

1ヶ月以上ぶりにアサガオの花が咲きました

260828082040844c 0828amedas  日付が変わった頃から強い雨が降り始め、2時頃には、目が覚めるような雷鳴がとどろいていました。朝は、晴れ間もあったのですが、いつも散歩に出る8時半前には、雨が降り始めました。その後、アメダスのデータには出ない時間帯もありましたが、午前中はほぼ雨。ということで、今日は、リハビリに行ったのみ。午後から散歩をとも思ったのですが、最高気温が32.7℃になり、蒸し暑いので、取りやめ。

08280820cloudc  こちら、8時20分頃の雨雲レーダーの画像。散歩を諦めきれずに、雨雲レーダーを何度も見ていました(苦笑)。

 ということで、今日は、久しぶりにベランダ園芸その他の話でお茶を濁しておきます。260828084127725cまずは、アサガオ。7月14日に最初の1輪が(2026年7月14日:最高気温37.9℃で、全国第4位にランクイン……桑名七里の渡し公園でカワセミを目撃)、7月18日に2輪目が咲いた(2026年7月18日:散歩途中に降られ、欲求不満(笑)……来週は、恐ろしいことに猛暑日続きらしい)のですが、実は、その後はサッパリでした。葉っぱは、ご覧のようにかなり繁っていたのですが、今朝、3、4輪目が咲いたという次第。種を蒔いたのは、4月下旬でした(2026年4月25日:カラスの行水を見ました!)。

260828060400034c 260828083821103c  ただ、花は、かなり小さめです。普通のアサガオの花に比べると、直径で1/3か、もう少し小さいくらい。まだ、小さなつぼみがありますので、もう少しは咲くと思います。

260828082818127c  ヒメサルスベリは、復活して以来、選定などはせず、放置してあります。ご覧のように、伸び放題です。つぼみはなさそうで、今年は、花は咲かないのでしょう。

260828082842328c  ベランダには、ほかのものもあります。その代表は、ミニトマト。家内の実家の畑で育てているのですが、茎が折れたものを持ってきて鉢にさして、育てたら、実がなってきたのです。すでに何個か、収穫し、これらはその後、なってきたもの。まだ花が咲いていますので、しばらく楽しめるでしょう。

260828143910472c 260828143924178c  メダカ。今年孵った3匹が、順調に成長中。1匹は、はち切れそうなくらいの体格になっています。何か病気かとも思うのですが、元気そうですから、そのままにしています。

Kyodosi1  ところで、7月のくわな市民大学郷土史講座のまとめが、ようやくできました。先日も書きましたが(2026年8月23日:今日は処暑なのに、厳しい残暑)、戦国時代の北勢地方の国人領主の調べが、大変でした。私は、主にGoogleGeminiを使うのですが、存在しない人物が、それらしく書かれていたり、ありもしない城のことがまことしやかに書かれていたり、同じ名前で、まったく別のところにある城が、北勢地方にあることになっていたりなどなど(苦笑)。そのまま信じると大変なことになります。アヤシいと思うと、ChatGPTでクロスチェックをかけたり、普通にGoogleで検索をして、確かなリソースで確認したりする必要があり、これまでの市民大学のまとめ以上に手間取ったというか、手こずったのです(笑)。

Kyodosi2  ただ、まだアヤシいところが残っているのではないかという不安が残っています。しかし、キリがありませんし、きちんと調べようと思うと、文献や資料に直接当たらないといけなくなります。素人の趣味で、講師の先生のお話から、勝手に、自分の勉強のためにまとめを作っているだけですので、ここらでケリをつけようということ。

Dsc07753c_20260828152501  9月から、JRさわやかウォーキングや、近鉄ハイキングが再開されます。ネットにパンフレットや、予定が載っているので見てみたのですが、すでに行ったコースも多く、また、しばらく長い距離を歩いていませんので、行っても大丈夫かなという気がしています。明日は、曇りのち雨の予報。いつものように散歩に行けるでしょう。週間予報を見ると、日曜からは、また猛暑日復活という暑さで、参りそうです(苦笑)。サルスベリの花は、昨日、桑名七里の渡し公園で撮影。

2026年7月 6日 (月)

ベランダ園芸……ヒメサルスベリが復活中

260706075306183c  昨日の夕方からずっと雨が続いています。家族からは、「雨でも、カメラは持たず、傘をさして散歩に行ったら?」といわれますが、それはどうもなぁと思って、散歩には行かず。ただ歩くというのは、苦手です。午前中は、リハビリに行って、午後からは、市民大学郷土史学科の講座に行ってきました。

260706074836374c  雨の日恒例の「ベランダ園芸」でお茶を濁します(笑)。まずは、アサガオ。2鉢あります。どちらも、1本ずつでツルが伸びたのですが、わき芽を出してそれを伸ばそうと思って、最初に出たツルはカットしました。

260706074844444c  サギソウは早くから咲き始めましたので、もう終盤。現在2輪が咲いていますが、もうそろそろオシマイとなります。ほかに茎は伸びてきていません。鉢によっては、生育が悪いものもありました。

260706074853948c 260706075003723c  ヒメサルスベリは、いったんダメかと思う状態になりましたが、葉っぱと、今年出て来た芽というか茎をすべて落とし、水をたっぷり与えたら、復活してきました。サルスベリは、とても丈夫だと聞きましたが、本当にそうです。苔玉は、植えてあるダバリア・ラビットフットの葉っぱが、一部枯れているものもありますが、全体としては元気。枯れた部分は、またカットします。

260706092341229c  園芸ではありませんが、メダカ。今年孵った赤ちゃんのうち、3匹が残り、順調に成長しています。かなり大きくなり、スマホ写真でも分かるようになっています。拡大して見ていただくと、メダカが写っています。

260706074921844c  園芸のオマケ。オマケというのは、私ではなく、家内がつくっているから。ミニトマトの実が生長してきています。

260706125659181c 260706125705882c  くわな市民大学郷土史学科は、第3回。今年度は、「中世・戦国の桑名を探る」というテーマですが、今日は、15世紀頃の伊勢国の勢力分布などのお話しでした。昨日も書きましたが、また、自分でも調べて「講義録」をつくります。明日からは、梅雨の晴れ間という予報。暑くなるのはかないませんが、散歩に出られるのはうれしい。

2026年6月27日 (土)

雨読の日が続くよ……ベランダからバードウォッチングも

260627132140669c 0627amedas  「雨読の日」も3日目になります。今日は、夕方になると雨が上がりそうですが、この時間からでは、散歩はなし。台風8号が先に東海地方に接近したようですが、雨もさほど降っていません。知らない間に通り過ぎたという感じ。台風7号は、13時現在、潮岬の南約140kmにあって、東北東へ毎時55kmで進んでいます。今の状況ですと、こちらも、わが家あたりにはほとんど影響はなくて済みそうです。

Lecture  雨読の日も3日目になると、家にいるのにも飽きてきます(苦笑)。もとからして散歩依存症ですので、ウロウロしそうなのです。今日は、幸い、日テレ系(当地では、中京テレビ)で、ワールドカップのウルグアイ対スペイン、ニュージーランド対ベルギーの2試合を中継していましたので、それを見ていました。午前中は、これを見ながら、いささかの仕事。仕事といいましても、公的なものからはほとんど引退しましたので、今は、社会福祉法人の評議員と、内輪の勉強会の講師の2つのみ。今日は、内輪の勉強会の資料づくり。月に1回のペースでやらせていただいています。パソコンに附属していたパワーポイントはサポート切れとなっています。年金暮らしで、Microsoft Officeのサブスクは懐に優しくありませんので、WPS OfficeのPresentationというアプリを使っています。Standardの買い切りで、¥5,990。これでとくに不都合、不具合はありません。MS Officeでつくったファイルとの互換性にも問題はありません。

260627132230544c  散歩に行っておりませんので、これという写真はありません。台風が来るというので、ベランダ園芸は室内に避難させましたが、結果的には、そのようにする必要性はありませんでした。

260627132004487c 260627132019062c  メダカは、赤ちゃんから少し成長したものが3匹、元気にしています。ようやく写真にも写るくらいの大きさになってきました。左右の2枚の写真をよくご覧いただくと、メダカが写っているのがお分かりいただけると思います。今日の写真は、すべてスマホ写真です。

260627132152624c  明日は、曇りの予報。午前中には内輪の勉強会が予定されていますから、午後、散歩に行きたいと思っています。ちなみに、デジタル写真の整理は、なかなかはかどりません(苦笑)。深層心理では、「面倒だな」と思っているからでしょう。

Dsc05189c_20260627153101 Dsc05198c_20260627153101 【追記】 いったん記事を書いて、アップロードしてから、ベランダに出たら、近所の4階建てアパートの屋上に野鳥がいるのを見つけました。急いでカメラを持ち出して、撮影したのがこれら。イソヒヨドリですが、幼鳥のように見えます。

2026年6月 2日 (火)

台風来襲直前の雨読の日

Dsc07549c_20260602141701 0602amedas_20260602141701  台風6号が接近しています。14時過ぎまでのところでは、雨はさほど降っていません。三重県に台風が最も接近するのは、明日の午前という予想。予報によれば、わが家のある北部では、今夜から非常に激しい雨が降りはじめ、3日にかけて警報級の大雨となるところがある見込みです。2日夕方までに予想される24時間降水量は、多いところで60ミリ、2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は、多いところで200ミリの見込みといいます。台風に近い県南部はもっとたくさん雨が降る予報。ということで、今日は、「雨読の日」。

Dsc07556c_20260602141801  朝、まずは、このココログの今年5月の記事をLivedoorブログの方にエクスポートする作業を行いました。その後は、昨日の市民大学郷土史学科の講義の資料をスキャナで読み込んで、pdfと、Wordファイルに変換。Wordファイルにしたものの内容を確認して、読み取りエラーを修正していました。ここまではほぼ単純作業ですから、根気強くやれば終えられます。これから、講義内容を、昨日取ってきたノートを参考にして、文章化していきます。ここからがブレイン・ワーク(笑)。さて、アタマはちゃんと働くでしょうか??

260602135821120c  雨の日恒例のベランダ園芸その他ですが、台風に備えて、皆、室内に避難中。それ故、ほかのものが写り込んだりしています。サギソウは、おおむね順調。「おおむね」というのは、1鉢だけ、ちょっと生育不良の感じあるからです。

 260602135759908c 260602135810753cサギソウのうち2鉢では、早くも茎が伸びてきています。ちょっと早すぎる気がします。このまま行くと、今月中に花が咲きそうな気がします。イメージでは、7月の梅雨明けに花が咲くとなっているのですが……。

Dsc07505c_20260602141801 Dsc07499c_20260602141801  アサガオ。2鉢。左の写真が大きい方の鉢。1本はかなり成長していますが、ほかはちょっとという感じ。右の写真は、小さい鉢。結局こちらは、1本だけで、それがあっという間にこれくらい大きくなってきました。

260602140921347c  Dsc07511c_20260602141801左の写真のヒメサルスベリも、元気です。苔玉は、そろそろ水やりをしないといけません。

Dsc07543c_20260602141701  メダカの水槽の写真ですが、実は、この中に赤ちゃんメダカが数匹います。まだまだ小さくて、写真に撮るのは難しいのです。

 Dsc05917c明日は、お昼頃に整形外科で理学療法士さんの運動療法の予約が取ってあります。ストレッチの成果はややありそうな感じ。明日の予約時刻頃までには、台風6号が通り過ぎてくれるとありがたいところ。余談ですが、昨日から医療費が上がっています。昨日は、機械を使ったリハビリでしたが、「物価対応料」¥20が新しくついていたりして、これまでの月初めの料金から¥10値上げされていました。

2026年5月11日 (月)

本日は、お休み

260511103018403c  風は強いものの(最大風速は、6.1m/s)、よく晴れて気温も24.9℃まで上がりました。今日は、新聞休刊日にして、桑名七里の渡し公園も休園日。散歩をどうしようかと思っていたのですが、結局、私も休まざるを得ず(苦笑)。昨日からの不調を持ち越しました。それ故、本来であれば、散歩、リハビリ、今年度の市民大学郷土史学科の最初の講座に行くつもりでしたが、どれも休んだのです。今日の市民大学郷土史学科の資料は、一緒に受講する同級生K氏がもらって、届けてくれました。ありがたいことです。

260511103025216c  朝寝、昼寝と続けて、不調からは脱しつつあります。不調に陥った要因も、およそ見当がついてきましたので、これからは注意しなければなりません。

260511144746773c  写真は、その日の散歩で撮って来たものを使うという「自転車操業」を続けていますので、今日はこれといって話題はありません。昨日、ベランダ園芸を載せましたので、今日はメダカ。水槽と、濾過フィルターを導入してヒメダカを飼っています(2026年4月10日:雨にてベランダ園芸ほか、2026年4月18日:せっかく撮った写真がぶっ飛ぶ(涙)、2026年4月23日:メダカの物を買いに行ってきました……雨の日恒例のベランダ園芸も)。メダカは8匹いたのですが、今日、7匹に減ってしまいました。卵は、水草についていますが、まだ孵った様子はありません。卵を別にすると、メダカが増えすぎて、飼うのに困ると思いましたので、親メダカと一緒にしています(親メダカが、孵った赤ちゃんを食べてしまうという話があるようです)。

 260511153259409cという次第で、これということのない埋め草のような記事となりました(笑)。明日からは、復活したいと思っています。皆様にも、どうぞご自愛のほどお祈り申し上げます。サツキが満開です。

 

2026年5月 1日 (金)

よく降りました

260501132920158c 0501amedas  昨日から雨が降り続き、日付が変わる前くらいからけっこうよく降りました。雨ということもあって、午前中は気温も上がらず、肌寒く感じました。雨は11時過ぎくらいに上がって、晴れて来ましたが、午前中はリハビリ、午後は歯科受診があって、散歩には行っていません。

Dsc07434c_20260501102301 Dsc07512c_20260501102301  最近、雨の日になると、朝のうち、マンション9階のわが家のベランダの前をツバメたちがよく飛んでいます。エサの虫を捕っているのではないかと思うのですが、そのエサになる虫たちは、雨が降ると地面に近い、低いところを飛ぶといわれます。ツバメは、なぜこのように高いところを飛んでいるのでしょう? 目の前を往復していますので、何とか写真が撮れないかと思って、チャレンジしたのですが、なかなか難しい(苦笑)。

260501144457393c  雨の日恒例のベランダ園芸そのほか。まずは、4月25日に種をまいたアサガオ(2026年4月25日:カラスの行水を見ました!)。4月29日に芽が出そうだと書いたもの(2026年4月29日:公園の修景池でハクセキレイが食べているのは、やはりヤゴか? )、今日の様子がこれです。ほかには、2つ、芽が出かかっています。

Dsc07132c Dsc07764c_20260501102301  サギソウは、日当たりが悪いかと思って、半日くらい日が当たるところに移動しました(2026年4月26日:はるか上空を飛ぶケリを見る)。葉っぱの緑色がもっと濃くなってくるかと思ったのですが、移動してまだ5日目ですから、あまり代わり映えしないのでしょう。

Dsc07145c_20260501102301  Dsc07752c_20260501102301ヒメサルスベリの盆栽は、葉っぱがたくさん出て来て、順調に育っていると思われます。苔玉は、室内において、窓越しに光が当たるようにしています。これに植えられた「ダバリア ラビットフット」というシダが少し育ってきたように思えます。

260501085338279c  メダカは、8匹が元気にしています。お尻に卵をつけているのをときどき見ます。水草に卵がついていると息子や、娘はいうのですが、老眼の私にはよく見えず(苦笑)。卵を別の容器に移すか考えたのですが、あまりに増えすぎると、水槽を増やしたりして世話が大変そうですから、このまま置いておくことにします。親が孵ったメダカを食べることもあるそうですが、そうなったらそうなったときということ。

Citizenuniv_20260501120601  書き忘れていましたが、4月27日に桑名市パブリックセンターから今年度も市民大学郷土史学科の受講できるというメールが届いています。今年のテーマは、「中世・戦国の桑名を探る」。今年もしっかりアタマを使いましょう(笑)。ちなみに、2017年度から市民大学郷土史学科を受講していますので、今年で丸10年となります。

【付記(5/2)】 当初、雨の日に虫が高いところを飛ぶと書きましたが、これは勘違いでしたので、訂正しました。pnさんのご指摘に感謝します。

2026年4月23日 (木)

メダカの物を買いに行ってきました……雨の日恒例のベランダ園芸も

260423104656217c  予報通り、朝から雨になっています。アメダスのデータでは、9時台から雨となっていますが、7時頃には雨が降り始めました。散歩に行けませんので、いつもならウロウロするのですが、午前中、少しだけ出かけてきました。途中、桑名市内大貝須あたりでは、すでに田植えが済んだ水田がありました。早いものです。私が子どもの頃は、田植えといえば梅雨時に行われていました。

260423095929694c  行き先は、まずはこちら。カインズみえ川越インター店です。カインズは、桑名の大仲新田にもあるのですが(カインズ桑名店)、こちらの方が時間的には近いのです。メダカに必要な物を買ってきました。昨日書きましたが(2026年4月22日:今日も「雑草」観察家に徹する(微苦笑)……野鳥が少ないが故)、余分な物は買っていません(笑)。ちなみに、その昔は、雨ですと、ホームセンターに行って、ウォーキングをしていましたが、迷惑になりますので、最近は控えています。

260423101836193c 260423102557048c  続いて、ミーツみえ川越インターサンシ店へ。カインズとは道を挟んですぐのところ。ここでもメダカの水槽に使う物を探したのですが、取り扱いがありませんでした。このミーツは、その名の通り、スーパーサンシみえ川越インター店の中にあります。スーパーサンシはは、三重県北勢地方を中心に店舗を展開しています。

260423104920833c  カインズで買ってきたものの1つは、こちら。4月10日に買った「テトラ メダカを楽しむアクア」という水槽に附属する濾過器のフィルター(2026年4月10日:雨にてベランダ園芸ほか)。「テトラ バイオバッグJr.」の6個入りパック(¥880)を1つ。このフィルターは、3週間有効となっているのです。

260423114444771c 260423114449383c  もう1つは、水草。アナカリス(オオカナダモ)というもの。金魚藻ともいわれます。メダカを飼ったときに、店員さんが、水質・水温に強く、ソフトな葉が産卵に最適と勧めてくれたのですが、その最初に買ったものが、弱ってきてしまったのです。¥400。ミーツでは、麦飯石(水槽の底石に使うのです)を探したのですが、取り扱いがありませんでした。

260423115452995c Dsc05276c  雨の日恒例の「ベランダ園芸」(微笑)。まずは、ヒメサルスベリの盆栽。芽吹きは順調に進み、葉っぱらしさが増して来ました。楽しみも増して来ます。右の写真は、撮った向きが異なりますが、4月18日のもの(2026年4月18日:せっかく撮った写真がぶっ飛ぶ(涙))。

Dsc05239c 260423120246168c  サギソウも順調と思われます。右の写真は、やはり4月18日のもの(2026年4月18日:せっかく撮った写真がぶっ飛ぶ(涙))。

260423105726246c  Dsc05284c_20260418133201 苔玉は、変わりなさそうですというか、まぁあまり変わりようがありません(2026年4月18日:せっかく撮った写真がぶっ飛ぶ(涙))。

260423133043330c 260423133258403c  ところで、最近は、近所の桑名七里の渡し公園で野鳥、樹木、雑草、昆虫の観察に勤しんでいます。やむを得ずという面も強いのですが、それなりに楽しみたいという気持ちもかなりあります。「自然観察」としているというと格好がつくかもしれません(笑)。自然観察入門によい本はないかとネットで探して、見つけたのがこの「新ポケット版 学研の図鑑 自然観察」。古本で買いました。学研出版のサイトでは「こどもの本」に分類されていおり、対象は小学生となっていますが、まぁこれくらいがちょうどよいと思います。内容は、かなり高度です。もう一つは、ずいぶん前に一度読んだ「トコロジスト入門 自然観察からはじまる『場所の専門家』」を再読中。記録を取ることと、狭い公園ではありますが、マップを作った方がよさそうです。

2026年4月18日 (土)

せっかく撮った写真がぶっ飛ぶ(涙)

Dsc05226c_20260418133201  晴れて、最高気温も23.7℃まで上がっています。絶好の行楽日和です。以前でしたら、近鉄ハイキングや、JRさわやかウォーキングやに参加していたはず。たとえば、今日も、JRさわやかウォーキングは、「花と緑に囲まれて春の刈谷を満喫しよう」が開催されています。これと似たコースでは、一昨年5月11日に「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」に参加しています。今日も8時半から、いつものように住吉入江、住吉神社、桑名七里の渡し公園と散歩をしてきました。帰宅して、カメラからSDカードを抜いてパソコンに入れ、写真データをパソコンに移そうと思ったら、パソコンの画面上でSDカードの「DCIM」フォルダが、目の前で突然消失! この「DCIM」フォルダに写真データが入っているのです。嫌な感じがして、SDカードをすぐカメラに戻して「管理ファイルの修復」を実行したのですが、写真データは戻ってこず。ガックリ。一気に意気消沈。最近、管理ファイルのエラーは起きていませんでしたので、油断しました。もう一度写真を撮りに行こうかとも思ったものの、すでに2㎞以上歩いていました。これ以上は、今の私には負担がちょっと大きいので、断念。という次第で、思わず、今日の記事はベランダ園芸その他(苦笑)。

Dsc04073c-2_20260418134501  ちなみに、今日の散歩メモによれば、見た鳥はスズメ、ハクセキレイのメス(右の翼を傷めた個体)、カワラヒワ、ツバメ、ムクドリ。鳴き声を聞いたのは、シジュウカラ。昆虫をたくさん見ました。ツバメシジミのオス、メス、モンキチョウ、ナナホシテントウ、ナミテントウ、黒い、小さなテントウムシ、ミツバチ、モンシロチョウ、アゲハ、アオスジアゲハ、シオアヤブ。新しく見つけた「雑草」は、ハルガヤ、ヒメコバンソウ。写真は、ノゲシ(昨日撮影)。

Dsc05276c Dsc03794c_20260418135401  ヒメサルスベリの盆栽。少しずつですが、着実に芽吹きが進んでいます。盆栽を買ったとき、剪定をして、ここに生えていた雑草を抜いて、あとは水やりをしているだけで、ほとんど手をかけていません(微笑)。右の写真は、昨日撮影した、桑名七里の渡し公園にあるサルスベリの木。これも一斉に芽吹いています。

Dsc05239c Dsc05248c_20260418133201  サギソウ。5鉢あります。おおむね順調です。とくに右の写真の鉢のものは、大きくなってきています。左の写真で、上左の鉢は、ちょっと生育が遅いので、心配。サギソウは、水やりを欠かしていません。月に1回、液肥を与えます。

Dsc05284c_20260418133201  苔玉。「ダバリア ラビットフット」というシダが植わっています。こちらも水やりをしているくらい。といっても、洗面器に水を入れ、そこにこの苔玉をドボンと、数分つけておくだけ(笑)。あまり水をやったという気はしません。

Dsc05300c_20260418133201 Dsc05319c_20260418133201  最後にメダカ。4月10日に「テトラ メダカを楽しむアクア」というセットを買っています(2026年4月10日:雨にてベランダ園芸ほか)。メダカは8匹にに減りましたが、皆、元気に過ごしており、餌もよく食べています。

Dsc04177c_20260418133201  という次第で、写真がぶっ飛んでしまいましたので、急遽、ベランダ園芸とメダカの話題でお茶を濁しました。カメラの管理ファイルは、散歩中にもときどき確認するようにしないといけません。ツツジは、昨日の撮影。

2026年4月10日 (金)

雨にてベランダ園芸ほか

260410072406451c 04101400amedas  昨日の19時頃から雨が降り始め、ずっと降っています。ときどき強い雨。最高気温は、17.7℃。14時までの24時間雨量は、52mm。これで、水不足といわれている地方のダムも潤うことでしょう。雨ですので、散歩には行けませんが、昼前にリハビリには行ってきました。リハビリは外せません。治療効果はもちろんあるはずですが、リハビリをすると、なんといっても気持ちよいのです(微笑)。

260410072115448c  散歩写真はありませんので、雨の日恒例の「ベランダ園芸」その他で。まずは、サギソウ。今年は、株分けをする前に芽が出て来てしまいましたので(単にサボっただけ)、去年の鉢がそのままですが、5鉢ともに複数芽が出て来て、成長しています。

260410072124989c  こちらの鉢のサギソウが、もっとも早くから芽が出て、もっともよく成長しています。芽は3本あります。ほかの鉢も、2~3本ずつ。水やりを欠かさないようにし、また、月に1回くらい液肥を施しています。

260410072135059c 260410075153234c  サルスベリの盆栽は、芽吹き始めたか?? と思えますが、どうでしょう? 右の写真は、芽吹いた?と思えるあたりにピントを合わせました。虫眼鏡で見ても、今ひとつよく分かりません。ちなみに、桑名七里の渡し公園にもサルスベリの木が何本かありますが、これまでのところ、まだ芽吹いていません。

260410072259532c  苔玉。「ダバリア ラビットフット」というシダ類が植えられています。こちらは、ときどき水をやるくらいです。水をやるといっても、器に水を入れ、そこにこの苔玉をドボンと、数分つけておくだけ。苔玉を手で持ち上げ、軽かったら、水をやります。さほど手がかかる訳ではありません。

260410103155454c  そして、とうとうというか、遂にというか、復活しました。メダカです。一昨年の夏、去年の夏と連続して、飼育に失敗し、しばらくメダカからは離れていました。先月、誕生日でしたが、そのときに家族からプレゼントされたのです。ホームセンターのペットショップの店員さんから、「タッパーウェアで室内で飼うのがもっともよい。エアポンプもいらない。外で飼うと、寒暖差で死んでしまうことが多い」という助言をもらい、しばらく室内でタッパーウェアに入れて飼っていました。しかし、タッパーウェアでは、メダカの数に対して容量が小さいと思っていたのです。プラスティック製で大きい入れ物を買おうと、昨日、カインズに見に行ったのですが、どれも気に入らず。結局、この「テトラ メダカを楽しむアクア」というセットを買ってしまいました(¥3,280)。13リットルの水槽に「テトラ お手入れが楽な濾過フィルター」が附属しています。

260410103159676c 260410103436421c  なかなかよい感じです。10匹のヒメダカを飼っています。水槽が13リットルですので、ちょうどよい数でしょう(メダカ1匹に対して、1リットルの水が必要とされます)。濾過器も付いていますし、水槽の底には水をきれいにするといわれる麦飯石(ばくはんせき)を敷いてあります。水槽の説明書には、水を入れてから3~4日おいておくようにとありましたが、狭いところに入れておくよりはよいだろうと、今朝、メダカをこちらに移しました。

2026年10月
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マイブックス

  • 釈撤宗: 100分de名著 親鸞 教行信証
    何を今さらといわれるかもしれませんが、NHKの100分de名著という番組で、親鸞の『教行信証』の勉強をしました。勉強したとはいえ、エッセンスを垣間見たくらい。たぶん何度も復習をしないと、私の理解を超えています。「自力を手放し、現実を力強く生きる」「他力の念仏・信心で救われる道筋」とありますが、自力を手放し、他力に身を委ねるということは、実はとても難しいことで、私などにはとても到達できる心境ではないという気がしています。さてはて、阿弥陀如来にすべてを任せられるようになるものでしょうか? (★★★★★)
  • 本郷和人: インテリジェンス関ヶ原
    関ヶ原合戦については、昨年(2025年)10月にJRさわやかウォーキングで旧跡を訪ねたこともあって、興味があります。以前、高橋陽介:さんの「シン・関ヶ原」をマイブックスにあげましたが、今回の本も、それと同様に、徳川家康は合戦前から天下人であり、勝負は決選前にすでについていたという立場に立っています。関ヶ原合戦は、わずか半日で決着がついたのですが、実はその前に行われた外交戦、情報戦こそが意味を持っていたのです。家康がどのようにして、この外交戦、情報戦を勝ち抜いたかも重要ですが、石田三成など、いわゆる豊臣方の大名たちが、なぜ失敗したのかについても着目してこれを読むと、一段とおもしろいでしょう。 (★★★★★)
  • 渡辺祐基: 鳥は飛びながら眠る-超小型センサーで覗く野生動物の私生活-(中公新書)
    著者は、野生動物に小型の記録計をつけるバイオロギングという手法で魚類、海鳥、海生哺乳類の生態を調べる研究者です。記録計は、超小型センサーや、カメラです。サバンナに生きる動物、極致の海に潜る海生哺乳類、大空を飛んで渡る野鳥などにバイキングサイエンスの手法を適用し、動物たちがどのように食べ、逃げ、眠り、子育てをするのかという謎に迫っています。これにより、厳しい環境を生き抜く進化のメカニズムが明らかになり、さらにそれらは、人の身体や行動に潜む進化的な意味も明らかにしてくれます。ヒヒは多数決で行き先を決める、アザラシは一晩に4000回も狩りをするなどなど、新しい、興味深い知見満載で、おもしろい本でした。 (★★★★)
  • 高橋陽介: シン・関ヶ原 (講談社現代新書)

    高橋陽介: シン・関ヶ原 (講談社現代新書)
    関ヶ原で起こった戦闘の経緯について、新しい説を提起しています。私たちが知っている関ヶ原の戦いとは、まったく違う見方で、驚きました。この本では、「徳川家康はすでに天下人であった」という大前提のもとに当時の一次資料を読み(ここがポイント)、そこから「石田三成は西軍決起の『首謀者』ではない」「小早川秀秋は開戦前に東軍であった」「東西両軍の和談は決戦前日に成立していた」など新たな見方が示されています。すべて当時の書状などの一次資料の内容に基づいています。これらがすべて歴史学界で認められた説ではないものの、新鮮で、大変おもしろい内容でした。ちなみに通説は、帝国陸軍参謀総本部が、一次資料のほか、江戸時代の『関ヶ原軍記大成』『徳川実記」などさまざまな編纂史料をもとに再構築したものと、それをもとに司馬遼太郎さんが書いた小説『関ヶ原』に基づいているといいいます。 (★★★★★)

  • 銅冶英雄: 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決 腰部脊柱管狭窄症

    銅冶英雄: 悩み・不安・困った!を専門医がスッキリ解決 腰部脊柱管狭窄症
    体操で改善を目指すことを謳い文句とした本です。脊柱管狭窄症については、これで4冊の本を読みました。それぞれに一般向けに分かりやすく書かれており、これら4冊の本で決定的な差はありません。むしろ、何冊か読むことで、脊柱管狭窄症についての理解が深まりました。多くの本で脊柱管狭窄症を改善する運動療法が紹介されています。この本では、「痛みナビ体操」が紹介されています。私自身は、近いうちにかかりつけの整形外科医院で理学療法士さんに運動療法を教えていただくことになっていますので、それを優先しますが、そういう機会のない方には、この「痛みナビ体操」を試してもよいように思います。 (★★★★)

  • 菊地 臣一 ほか: 脊柱管狭窄症 腰の名医20人が教える最高の治し方大全 ~聞きたくても聞けなかった150問に専門医が本音で回答! ~ (健康実用)

    菊地 臣一 ほか: 脊柱管狭窄症 腰の名医20人が教える最高の治し方大全 ~聞きたくても聞けなかった150問に専門医が本音で回答! ~ (健康実用)
    脊柱管狭窄症について、病気そのもの、症状、診察・診断、薬物療法、運動療法、そのほかの保存療法、セルフケア、食事、症状別対策、手術などの全貌についてのガイドブックです。タイトルにあるように、専門医が150の質問についてわかりやすく解説しています。図、写真も使われていて、よくわかります。 (★★★★★)

  • 文藝春秋: 文藝春秋 2026年6月号[雑誌]

    文藝春秋: 文藝春秋 2026年6月号[雑誌]
    特集記事の「総理の夫 初告白20時間」という、高市首相の夫である高市拓さんのインタビュー記事が載っていて、それを読んでみたいと思って、20年ぶり以上に文藝春秋を買いました。余談ですが、この6月号は、特別定価¥1,250で、ビックリ。定価がそもそも¥1,200だそうです。それはともかく、高市首相は公邸で夫のワンオペ介護をしているという話がしばらく前に話題になりましたが、実態はどうもかなり違ったようです。最近の高市拓さんは、シャワーも一人で浴びられ、トイレも大丈夫、食事も一人で準備し、食べられるそうです。週末は拓さんが簡単なご飯を作って、平日夜は官邸の食堂からお弁当を運んでいるといいます。そのほか、夫婦関係、再婚と改姓、介護問題などについて語っていますが、結局、「へぇ~、そうなんだ」と思われる内容で、私としてはちょっと期待はずれ。それに、あまりおおっぴらに書くのは憚られますが、私のセンスではちと変わったご夫婦のように思えました。 (★★★★)

  • 林 将之, 株式会社アマナ: 新版 葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑

    林 将之, 株式会社アマナ: 新版 葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑
    樹木の図鑑でわかりやすい、よいものがないか探していて見つけました。図鑑ですから、通読はしていませんが、「葉っぱの写真を手がかりに探せる」ことと、「五感を使った観察の楽しみ方を紹介」というのがポイントで、使いやすそうです。前者については、葉の形、ふち、生え方などを確認し、リアルな質感を再現した葉っぱスキャン画像と実際の葉を見比べることで、樹木の種類を検索できます。葉っぱをスキャンした画像が、実にリアルです。後者については、各樹木の解説ページでは、「見る・聴く・かぐ・触る・味わう」の五感を使った観察の楽しみ方、鳥や動物などの樹木とつながっている生き物も紹介されています。近所の公園の木の種類を調べていますが、今まで見当をつけた種類が間違いないか、これを持っていって照らし合わせてみようと思っています。 (★★★★)

  • 若山滋: 漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)

    若山滋: 漢字文化圏の興亡―中国の限界、日本の前途―(新潮新書)
    建築家である著者が、「漢字文化圏の興亡」というタイトルの本を書いたということに気持ちが動きました。サブタイトルには、「中国の限界、日本の前途」とあります。日本は古来、「漢字文化圏」の中心である中国から大きな影響を受け、漢字に「かな」を補うという独自の形でその文化を受容してきました。戦国時代から近現代には、アルファベット文化圏の西洋からの洗礼を受けますが、こちらも柔軟に受け入れます。建築と文字の関係に以前から着目してきた著者は、その受容の仕方を「和能」と呼びます。東西の力学が激変する中、日本の進むべき道はどこなのか。漢字文化圏の影響力には限界があり、中国が永続的に支配的な地位を占めることはない、しかし日本には可能性があるといいます。壮大な文明論が展開されています。今の政治家の人たちも、こういう本を読む必要があると思います。 (★★★★★)

  • 今泉忠明, 高橋秀男, 武田正倫, 小宮輝之, 岡島秀治: 自然観察 (学研の図鑑 新・ポケット版 16)

    今泉忠明, 高橋秀男, 武田正倫, 小宮輝之, 岡島秀治: 自然観察 (学研の図鑑 新・ポケット版 16)
    最近、近所の桑名七里の渡し公園でで野鳥、樹木、雑草、昆虫の観察に勤しんでいます。「自然観察」としているというと格好がつくかもしれません(笑)。自然観察入門によい本はないかとネットで探して、見つけたのがこの本です。学研出版のサイトでは「こどもの本」に分類されていおり、対象は小学生となっていますが、まぁこれくらいがちょうどよいと思います。内容は、かなり高度ですが、テーマごとにまとめられていて、分かりやすいので、しっかり勉強しようと思います。 (★★★★)

  • 松田圭太: 腰痛は医者には治せない ~2人に1人が「筋肉」「関節」が原因!理学療法士の神ワザ治療~

    松田圭太: 腰痛は医者には治せない ~2人に1人が「筋肉」「関節」が原因!理学療法士の神ワザ治療~
    1つ前に紹介した「大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全」と一緒に入手しました。この本の著者は、腰痛治療に特化した施術院を経営する理学療法士。これは、たぶん好みの問題も関わるのでしょうが、私個人としては、1つ前に紹介した本の方が、読みやすく、実際にも役立つと思いました。この本も運動療法を重視しています。ただ、その説明や、説明に至るプロセスで呈示される根拠の説明が弱い気がします。また、具体的な運動療法の仕方については、必ずしも体系的には説明されていません。著者の書いている「痛みは悪いものではなく、体を守るための相棒」「自分の体は自分で治すという気概を持つと、治りが早い」「とにかく食べて とにかく動く」「痛みに負けない根気を持つ」「やりたいことがみつかれば、体が動く」「日常で笑顔になることをたくさん見つける」など、本書のあちこちにちりばめられた著者の言葉は、大切だと思います。 (★★★★)

  • 猪瀬弘之: 大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全

    猪瀬弘之: 大学病院「背骨外来」の名医が教える 脊柱管狭窄症 自力で克服! 一生役立つ痛みほぐし地図大全
    2月末に脊柱管狭窄症と診断され、服薬とリハビリを続けていますが、ここで一度、きちんとした知識を得て、これら以外の治療法はないか調べた方がよいと思っていたところにこの本を見つけました。著者は脊椎脊髄外科が専門の整形外科医。タイトルのように大学病院で「背骨外来」を開いています。脊柱管狭窄症についての総合的なガイドブックであり、狭窄した脊柱管、椎間孔を広げる、各種の運動療法を体系的に紹介しています。「体系的に」というところが味噌で、症状に応じてどのような運動療法を行うと、脊柱管や、椎間孔を広げられるか、分かりやすく(写真、図示を用いて)説明されています。私は一通り熟読し、まずは脊柱管を広げる運動療法を試し始めました。まだその評価をする段階ではありませんが、もうしばらく続けてみて、また追記したいと思っています。医学用語や、背骨、神経の図など専門的な内容も出て来ますが、めげずに読むと、その運動療法をする意味が分かってきます。意味を分かった上で取り組むことが大切だと、私は思います。ちなみに、運動療法は、いわゆる筋トレではありません。正しい体の動かし方を習得することです。 (★★★★★)

  • 古荘純一: 境界知能の人たち (講談社現代新書)

    古荘純一: 境界知能の人たち (講談社現代新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家以外の人たちにはほとんど馴染みがないものでしょう。専門家であってもその支援については、見落とされてきており、支援が必要であるのに、その谷間に陥ってしまった人たちということもができます。境界知能というのは、IQ(知能指数)でいえば、70以上80未満(誤差を考慮して、85未満とする考え方もあります)の人たちとなります。ただし、知的水準だけでなく、適応行動が取れているかも、考慮する必要があります。たとえば、言語化が苦手、段取りを覚えられない、行動がワンテンポ遅い、対人関係の距離感が極端、金銭管理ができない、ダマされやすいといった特徴があると著者は指摘します(もちろん、これらは境界知能の人たちに限るということではありません。ほかの障害でも見られる可能性があります)。本書は、定義など学問的な内容から、事例、支援についての提案、さらには用語解説、境界知能の所見リストなど、多方面から境界知能の人たちの困難と、その支援について述べています。医療、心理、教育、福祉に関わる方たちには、ぜひ手に取っていただきたい本です。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 真の保守とは何か 近代日本の地下水脈 (文春新書)

    保阪 正康: 真の保守とは何か 近代日本の地下水脈 (文春新書)
    著者は昭和史研究家。約5,000人もの方に取材してきました。この本は、高市政権圧勝、参政党躍進を受けて書かれたもので、「日本人の選択をいま問う」と帯にあります。著者は、高市政権を「国家主義的右派」と位置づけており、「保守」ではないとします。著者のいう「真の保守」である10ヵ条とは、①常に歴史を読め、歴史の中の声を聞け、②師たる政治家を持て、③甘言、巧言は敵とせよ、④誤りから学べ、⑤良きブレーンを持て、⑥精錬の徳を持て、⑦討論、対話を厭うな、⑧典故、先例に通じよ、⑨読書に勝る良薬はない、⑩氷山のごとき人格たれです。これらは、著者の歴史の教訓を政治の現場に伝えなければならないという危機感から来ています。これに照らすと、今の高市政権の中枢をなす政治家は、極めてアヤシいと思われてなりません。私には、とくに、勉強していない(=本を読んで、考えていない)と思えるのです。ほかにこの本で気になったのは、鶴見俊輔さんがいったという「民主主義の後をファシズムが影絵のようについてくる」ということばです。石橋湛山、池田勇人や、後藤田正晴といった政治家たちの足跡をもう一度ふり返り、良識派の保守の姿を取り戻すことが大切と思います。また、石橋湛山が掲げた①小日本主義(帝国主義否定)、②非軍事志向(軍事で物事を解決しようとしない)、③論理的基盤(共同体的な情緒を克服し、個の意志を明確に示す)といったこともとても重要で、意味があると思います。今の時代に違和感を覚える方には是非ともお勧めします。 (★★★★★)

  • 日浦 勇: 自然観察入門: 草木虫魚とのつきあい (中公新書 389)

    日浦 勇: 自然観察入門: 草木虫魚とのつきあい (中公新書 389)
    1975年出版という古い本です。若い頃持っていたのですが、その後は所在不明。最近になって、もう一度読みたいと思って、古本で入手しました。この本に載っているレベルをきちんとおさえれば自然観察の基礎は身につくと思ったからです。著者は大阪市立自然史博物館の学芸員などを務めています。子どもたちを対象として、自然観察教室を開いたり、授業でエコロジー/生態学を教えたりするときの手引きとして書かれたものです。 春の草花を調べる、川の生物を観察する、トンボを捕まえて分類するなど、いくつかのテーマを立て、種の見分け方、水辺の危険への注意、採集法、学習のポイントなどが示されています。著者の経験に基づいて書かれていて、かなり実用的ですが、読んでおもしろいとはいいがたいところが難点。 (★★★★)

  • 伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)

    伊藤氏貴: 読む技法 詩から法律まで、論理的に正しく理解する (中公新書)
    評判の本のようでしたので、読んでみました。本の帯に「『読めたつもり』が危ない!」とありますが、それはまさにその通り。30歳代半ばから教職にありましたので、それは実感しています。とくに60歳を過ぎてから短大の非常勤講師になってから、学生たちの読解力がアヤシいと思うようになっていました。読解力そのものも低下しているとともに、集中力が続かないことも影響しているように思っていました。きちんと読めて、書き手の意図することを正しく理解できないと、議論も思索も成り立ちません。この本は、解釈学、構造主義、ナラトロジーなどさまざまな読む技法を具体例に則して紹介しています。世の中、コスパ、タイパが重視される時代ですが、敢えて深く、論理的にじっくりと読み、考えることも大切と思います。 (★★★★)

  • 滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)

    滝口 正哉: 江戸町奉行所 与力・同心の世界 (岩波新書)
    時代小説が好きでよく読みますので、町奉行所の与力や同心がどのように仕事し、いかに暮らしていたかには、とても興味があります。この本の帯には、「時代劇でおなじみ 江戸の町を守る『八丁堀の旦那』、その本当の姿 くらし、仕事、文化活動」とありますので、割と気楽に読めるかと思ったら、学術的に書かれていました。与力・同心の仕事は、治安維持が主なものではなく、もっと幅広い仕事をしていました。さらに、深い教養を身につけ、豊かな人脈に裏打ちされた文化活動を行う人たちもいたということには驚きました。さらに、明治維新以降の新しい時代と格闘しつつ、江戸を語り継いだ彼らの実像が明らかにされています。寝転がって読むのは、ちょっと難しいかなと思います。 (★★★★)

  • 森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る

    森 章司: 仏教的ものの見方: 仏教の原点を探る
    仏教のものの見方の基本は「あるがまま」を「あるがまま」に見ることにあるとして、仏教の人間観、仏・菩薩観、世界観、人生観、見方、生き方を体系的に説いています。著者は、仏教学者で、東洋大学名誉教授。専門はインド仏教。元浄土真宗本願寺派僧侶です。大学時代の同級生に真宗本願寺派のお寺の住職を務めていた友人がいます。私が体調を崩していたとき、「仏教の勉強をするとよい」といわれ、それがずっと記憶に残っていました。いろいろ本を読んだり、テレビ番組を見たりしましたが、どうも今ひとつピンときませんでした.そういう中でこの本を知り、ようやく入手して、やっと読み終えました。初めに書きましたように、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることは、簡単そうで難しい。 「あるがまま」を「あるがまま」に見ることが知ることだといいます。哲学も見ることだそうです。「小欲知足」が、仏教のもっとも基本的な生活態度であり、これが「戒」を導くといいますし、自己中心的な思いも減り、慈悲につながるそうです。これらが、つまらないことにこだわることもなくなり、行動の根源となる意思も、考えも、言葉も、行為も生活も正しいものとなり、偏見や固定観念、先入観が消え去って、「あるがまま」を「あるがまま」に見ることができるようになると説かれていました。読みやすい本とはいえませんが、ここに書いたエッセンスを頭に置いて読むと、いくらか分かりやすい気がします。私自身、今は分かったような気がしていますが、たびたび思い出して、振り返る必要があります。 (★★★★)

  • 林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)

    林望: リンボウ先生 老いてのたのしみ (祥伝社新書)
    リンボウ先生こと林望さんが実践する「令和老人生活要領」を説いた本です。リンボウ先生は、ちょっと変人で、群れない、威張らない、信念は曲げないという人。初めての老い(誰でも、自分にとってはそうですが)に対して、先手先手でいろいろと考え、対策、対応を考え、実行しています。その第一は危機管理。たとえばどこに行くのにも「誤嚥防止ボード」を持って行き、外食の際でもそれを目の前に立てながら食事をするそうです。他人がどう思おうが構わないとか。見ならいたいことはたくさん書かれていますが、ごく普通の老人には「それはちょっとなぁ」と思うことも多いでしょう。「流行には迎合しない」というのが、リンボウ先生のモットーの1つでもあります。老後の趣味の心得などについても触れられていて、参考になることもあるかと思います。 (★★★★)

  • 平凡社: 街道アトラス

    平凡社: 街道アトラス
    旧街道に興味があります。ただし、あまりあちこちの街道を歩いたわけではありません。この本では、東海道と中山道は各宿場も紹介されるなど、詳しく載っていますが、その他の街道はダイジェスト。いわば、旧街道のカタログ本といったところ。現代の道と比べたり、旧街道がどのようにつながっていたかを知るにはよい本です。ただし、この本だけを頼りに旧街道を歩くことは、ほぼ不可能でしょう。 (★★★)

  • 保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

    保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)
    今年は、昭和100年であり、戦後80年でもあるということで、新聞などでも特集記事が掲載されています。太平洋戦争は、日本という国を滅亡の一歩手前まで追い込みました。昭和という時代もそれが終わってから35年以上経ちますから、これからは歴史として語られるようになっていくはずです。この本は、二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄、昭和天皇など、時代を大きく変えた8つの事象を取り上げ、当事者たちの感情や思惑排して見つめ直すことを通して、これまでの通説、定説とは異なるそれらの真相を浮かび上がらせようとしています。読後感としては、私なども、何となくそうなのかと思っていたことがひっくり返されたような感じを抱いています。目的と手段を取り違えている、事実や科学的知見から目をそらしている、希望的観測を事実と思い込む、妙な精神論に陥るなど、今も続く認知、思考は、太平洋戦争のときの軍指導者から始まっているのかも知れません。いろいろな意味で「戦後」という概念については、根本的に再検討が必要ですし、日清戦争から太平洋戦争に至る数十年の戦争の時代は、何に由来し、そこから何を学ぶか、よくよく考えてみる必要があると思いました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)

    保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)
    保阪正康さんは、一貫して近現代史を検証し続け、5,000人もの歴史の証人を取材してきています。この本は、月刊『文藝春秋』に掲載されたものから15編を選んでまとめられています。読み応えがあるのに、分かりやすい内容で、昭和史の証人として瀬島龍三、後藤田正晴などインタビューが、また、昭和の戦争7つの謎として無謀な開戦を決意した理由などが載せられています。その後、あの戦争と昭和史を語ろうということで、半藤一利さんなどとの対談が載っています。最後に、歴史をどう引き継ぐかということで、講演録があります。この講演では、江戸時代まで遡らなければ日本人は理解できない、江戸時代の260年を通じて、戦争をしなかったという事実から教訓、知恵を学ぶ必要があるなど、江戸時代に築かれた財産をもう一度取り戻すことの重要性が語られています。明治維新という、薩長の下級武士の暴力革命を経て、帝国主義国家が作られていく過程で、江戸自在の財産は放棄されたと著者はいいます。知識、技術は学び、取り入れたのに、哲学までには思いが至らなかったため、そうなっています。また、もう一つ、著者が強調するのは、天皇制の捉え方、論じ方です。天皇制は、本質的に戦争を嫌う制度だと著者はとらえています。これは、私には目から鱗の見方でした。さらに、天皇は何らかの形で京都にお住まいになって、政治の中心は東京にあってという江戸時代の知恵をもう一度取り戻すのもよいという提案は、真摯に検討する価値があると思います。 (★★★★★)

  • 芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)

    芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)
    関数電卓は持っていますし、その昔は、プログラム電卓で平均値、標準偏差などの計算をする簡単なプログラムを組んで使っていたこともあります。タイトルに惹かれて買ったのですが、ウ~ン、期待はずれでした。計算例が平方根以外にはほとんどありませんでした。関数電卓を片手に、その使い方や、どのような応用ができるかを知りたいと思ったのですが、そういう内容はあまりなくて残念でした。ただこの本を読んでよかったのは、数学の力と計算力とは別物であることが分かったこと。また、計算については、関数電卓などを駆使すればよいということでした。私自身、数学には自信がないのですが、「エェ!?、そうだったっけ?」と思う内容もありました(つまり、間違っているんじゃないの、と思える内容)。 (★)

  • 今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)

    今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)
    地名の由来については興味がありますから、この本を手に取ったのですが、読み始めたものの、すぐに「放置」していました。テーマごとに、それに関連する地名が列挙され、その由来について多少の説明(蘊蓄?)が書かれているのですが、列挙されている(例示されている)地名が煩雑で、読むのが面倒になってしまったのです。「地名マニア」の方であれば、これくらい何のそので読み進めたのでしょうが、私にはちょっと難行でした。2年くらい経って、気を取り直して、少々無理矢理に読み進めました。が、「不思議な名称には物語がある」という、帯の謳い文句には、いささか無理があるかなという気がします。物語というのであれば、個々の地名についてもうすこし物語って欲しい気がするのです。ただし、以上は、極めて個人的な感想です。 (★★)

  • piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)

    piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)
    本の帯に「あなたが毎日スルーしている鳥たちの素顔」「カラスも本当は人が怖い」とあります。ほとんど知っている内容でしたが、このように改めて、まとめてあると、いっそうよく分かりました。野鳥観察を始めたばかりの方、野鳥に興味を持ち始めた方には、最適な参考書の1つと思います。身近にいる鳥ばかりが取り上げられていますが、それだけに身近な鳥の行動や、特徴がよく分かって、野鳥がもっと好きになること請け合いです。タイトル通り、まさに「意外と知らない」です。自分では知っているつもりでも、意外と知らないことは多々ありそうです。 (★★★★★)

  • 五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)

    五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)
    高容姫という女性を知る人は多くはないかも知れませんが、本のサブタイトルにあるように、金正恩の母となった在日コリアンの女性です。北朝鮮では、日本から帰国した人間の社会的地位は低いため、その存在は公的には明らかにされていませんし、「国母」として崇拝されることもありません。これは、金正恩の弱点でもあり、コンプレックスにもなっているかも知れません。大阪の鶴橋で生まれ育った少女の数奇な運命をたどった、力作です。よくぞここまで取材したものだと思います。高容姫の人生をたどることで、北朝鮮の体制、社会、歴史にまで理解が及びます。ほとんど一気読みをしてしまいました。ちなみに、現在も大阪には、金正恩の伯父を始め、親戚が50名以上も暮らしているといいます。このことは、日朝関係の改善や、拉致問題の解決の手がかりになるのではないかという気がします。 (★★★★★)

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)