お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年10月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年10月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2025年10月 1日 (水)

業績リスト

 現役時代に公刊した論文や著書、学会発表、報告書の一覧です。論文、著書、学会発表、報告書のいずれも、新しいものが上になるようリストアップしてあります。そのため、番号は、すべて上の方が数字が大きくなっています。

【論文】

No. 著者、刊行年、論文タイトル、掲載誌
71 石川直子・河村雄一・小笠原昭彦(2013):WISC-Ⅳによる高機能広汎性発達障害42例の認知特徴.小児の精神と神経,53(1),33-39.
70 渋谷菜穂子・林 公子・小笠原昭彦・五十嵐慎治(2009):統合失調症患者の怒りの経験についての検討.日本看護医療学会雑誌,11,26-38. 
69 片山美子・小笠原昭彦(2008):がん患者の入院治療経験によるこころの苦痛と看護介入に関する仮説.日本看護科学学会誌,28(3),52-58.
68 渋谷菜穂子・奥村太志・小笠原昭彦(2008):統合失調症患者を支える家族のコミュニケーションにおける困難感-家族がケア提供者となるために必要な要因-.日本看護医療学会雑誌,9(2),41-50.
67 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・戸苅 創・石黒和栄・横田雅史(2007):医療施設における病弱教育の現状の検討.小児保健研究,66(4),531-536.
66 山口孝子・堀田法子・小笠原昭彦(2007):大学生の避妊に対する態度と行動とのずれに関する検討.小児保健研究,66(1),83-91.
65 渋谷菜穂子・奥村太志・小笠原昭彦(2007):看護師を対象としたRathus Assertive Schedule日本語版の作成.日本看護研究学会雑誌,30,79-88.
64 小笠原昭彦(2006):心理学研究の視点.日本看護医療学会雑誌,8(1),1-10.
63 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・戸苅創・竹内義信・横田雅史(2006):A県における病気による長期児童生徒の教育実態.小児保健研究,65(3),467-474.
62 吉岡恭一・黒田憲二・小笠原昭彦・陣内研二(2005):WAIS-Rによる筋強直型筋ジストロフィー患者の知的能力に関する研究.医療,59,295-299.
61 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・宮原一弘・磯本征雄・竹内義信(2005):院内学級在籍児童の保護者のインターネット通信利用についての分析-イ ン ターネット通信の導入に対する意見-.病気の子どもと医療・教育(KTK),12(1),1-10.
60 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・戸苅創・竹内義信・横田雅史(2005):病気による長期欠席児童生徒の学習補償の実態.育療,32号,28-31.
59 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・宮原一弘・竹内義信・磯本征雄(2004):院内学級在籍児童と保護者を対象とした前籍校との交流の実態とインターネットを利用し た心理的支援の可能性.日本小児看護学会誌,13,63-70.
58 吉岡恭一・黒田憲二・小笠原昭彦・陣内研二(2003):デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の知的能力および認知処理特性に関する研究.医療,57,468-471.
57 小笠原昭彦(2003):学生相談からみた看護学生の心理的健康.名古屋市立大学看護学部紀要,3,41-47.
56 久野孝子・館英津子・小笠原昭彦・下方浩史・山口洋子(2002):大学生の性に関する態度と 自己同一性および自尊感情との関連.日本公衆衛生雑誌,49,1030―1039.
55 小笠原昭彦・小玉香津子・生田克夫・大平政子・北川眞理子・勝又正直(2002):シラバス向上と学生の授業評価による教育改善について-名古屋市立大学看護学部におけるファカルティ・ディベロップメントの試み-.名古屋市立大学看護学部紀要,2,129-137.
54 山内慎吾・小笠原昭彦(2002):心理治療過程における「治療者交代」の治療的取り扱いについての一考察.名古屋市立大学看護学部紀要,2,75-80.
53 磯本征雄・宮原一弘・中野宇宙・奥戸雄二・藤原奈佳子・河合洋子・小笠原昭彦・竹内義信・水野かおり・五味弘(2001):院内学級児童のための学習環境改善に向けた情報技術の活用.電子情報通信学会信学技報ET2001-13,17-22.
52 中嶋律子・北川眞理子・小笠原昭彦・神田真愛・植松みほ・安藤えみ・鈴木理美子・中野あゆみ・長谷川綾・近藤晴子(2001):高校生・大学生の親になることへの意識調査.名古屋市立大学看護学部紀要,1,93-99.
51 小笠原昭彦・黒岩長造・野尻久雄・中藤淳(2001):筋強直性ジストロフィーの知的特性.名古屋市立大学看護学部紀要,1,39-45.
50 磯本征雄・宮原一弘・中野宇宙・奥戸雄二・藤原奈佳子・河合洋子・小笠原昭彦・竹内義信・水野かおり・五味弘(2000):インターネットによる院内学級における学習環境の改善.教育システム情報学会研究報告,3,23-28.
49 篠原理子・高桑愛・安藤芙弓・小林楽子・本田奈美枝・近藤晴子・小笠原昭彦・中嶋律子・大村いづみ(2000):正常妊婦の食生活についての実態調査.愛知母性衛生学会誌,18,31-34.
48 小笠原昭彦(1999):Duchenne型進行性筋ジストロフィー患児の知能に関する研究動向.特殊教育学研究,37(3),107-114.
47 小笠原昭彦(1999):Duchenne型進行性筋ジストロフィー患者の知的特性に関する研究.名古屋大学大学院文学研究科学位論文.
46 伊藤眞由美・鈴村初子・小笠原昭彦(1999):看護短期大学学生の職業意識について.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,11,93-104.
45 鈴村初子・伊藤眞由美・小笠原昭彦(1999):看護短期大学卒業生の看護専門職業人としての意識と姿勢.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,11,19-26.
44 小笠原昭彦(1999):WAISによるDuchenne型進行性筋ジストロフィー患者の知能構造.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,11,75-85.
43 河合洋子・松本由紀江・小笠原昭彦(1999):子どものからだと病気の理解―看護学生の認識と子どもへの援助.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,11,27-39.
42 小笠原昭彦・甲村和三(1999):他者との比較による優劣感情に関する研究.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,11,53-65.
41 杉浦みのり・鈴木香名子・野田あかね・小杉純子・森本敦子・小笠原昭彦・川村恵美・三井政子・中嶋律子(1998):妊娠期における超音波画像診断の実施状況と妊婦の認識.愛知母性衛生学会誌,16,71-74.
40 荻野朋子・多喜田恵子・大平政子・小笠原昭彦・竹村節子(1998):看護学生の介護意識と社会的態度に関する研究.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,10,141-148.
39 水野泉・小笠原昭彦(1998):空間象徴論からみた子どもの絵―三次元の空間座標と時間―.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,10,101-112.
38 小笠原昭彦(1998):Duchenne型進行性筋ジストロフィー患児のWISC-Rによる知能構造.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,10,69-79.
37 山内慎吾・小笠原昭彦(1998):不登校を伴う場面緘黙症男児の治療過程―遊戯治療場面における自我の二面性と攻撃性について―.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,10,91-100.
36 小笠原昭彦・鈴村初子(1998):看護短期大学学生の自我同一性地位と看護職イメージ.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,10,81-90.
35 河合洋子・松本由紀江・小笠原昭彦(1998):子どものからだと病気の理解についての発達的検討.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,10,37-48.
34 小笠原昭彦(1997):学生相談からみた本学学生の精神健康.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,9,165-172.
33 小笠原昭彦・鈴村初子(1997):看護短期大学学生の自我同一性地位と対人関係,時間的展望および職業選択との関連.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,9,87-96.
32 長川トミヱ・川村恵美・小笠原昭彦・水野金一郎・石原英子(1997):マタニティ・ブルーズ発症予知に関する基礎的研究-妊婦・褥婦の精神身体症状とPGD2値との関連-.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,9,67-74.
31 河合洋子・小笠原昭彦・松本由紀江(1997):子どものからだと病気の理解.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,9,55-66.
30 小笠原昭彦・鈴村初子(1996):看護短期大学学生の自己意識.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,8,145-153.
29 岡森正吾・小笠原昭彦(1996):国立療養所が行う拠点療育援助-国立療養所鈴鹿病院参画型行事の課題-.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,8,125-132.
28 小笠原昭彦・中野千鶴子・江崎路子(1996):クラスター分析によるダウン症児の発達過程の分析.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,8,113-123.
27 牛田洋一・甲村和三・小笠原昭彦・山内慎吾(1995):身体愁訴を伴う入院不登校児の自己像.心身医学,35,491-499.
26 荻野朋子・中島千里・鈴村初子・今川貴子・小笠原昭彦(1995):Vital signs測定技術の自己評価からみた分析.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,7,119-127.
25 小笠原昭彦(1995):ダウン症女児をもつ母親への発達相談事例.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,7,161-169.
24 岡森正吾・岩井陽子・酒井素子・小笠原昭彦(1995):筋ジストロフィー患児・者に対する地域療育事業の課題-専門医療機関としての国立療養所の立場から-.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,7,61-70.
23 長川トミエ・川村恵美・小笠原昭彦・小木曽みよ子(1995):父親意識の発達に関する研究I : 妊娠期の妻をもつ夫の親意識.日本助産学会誌 8(2), 134-137. 
22 山内慎吾・甲村和三・小笠原昭彦・牛田洋一(1994):気管支喘息児の怒り・いらだち感情事態における適応行動.特殊教育学研究,32(1),33-39.
21 小笠原昭彦・中野千鶴子・江崎路子(1994):新版K式発達検査によるダウン症幼児の発達特性.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,6,73-81.
20 鳥山みどり・鈴村初子・小笠原昭彦(1993):本校学生の進路選択に関する実態調査-職業観・欲求傾向との関連-.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,5,33-43.
19 小笠原昭彦(1993):1989年尺度改訂版WISC-RによるDuchenne型筋ジストロフィーの知能.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,5,69-73.
18 小笠原昭彦(1993):Duchenne型筋ジストロフィーの知能障害.名古屋市立大学看護短期大学部紀要,5,59-68.
17 村山伸江・中野千鶴子・黒岩長造・小笠原昭彦(1992):重症心身障害児(者)病棟の有目的・有期限入院について-過去4年間の看護の取り組みと役割-.重症心身障害研究会誌,17,12-14.
16 小笠原昭彦・松島昭廣(1992):重症心身障害児・者における問題行動に関する症例調査のまとめ.重症心身障害研究会誌,17,64-67.
15 黒岩長造・中藤淳・小笠原昭彦・中野千鶴子(1991):脳性麻痺児・者のコミュニケーション指導-パソパルを使用して-.重症心身障害研究会誌,16,3-6.
14 甲村和三・小笠原昭彦・宮崎光弘・牛田洋一・山内慎吾(1990):喘息児の自己意識評定と両親・病院職員による見解.特殊教育学研究,27(1),11-19.
13 小笠原昭彦・甲村和三・宮崎光弘・牛田洋一・山内慎吾(1989):自己評定による筋ジストロフィーおよび気管支喘息患児の自己意識の分析.特殊教育学研究,27(3),45-54.
12 Ogasawara, A.(1989): Similarity of IQs of siblings with Duchenne muscular dystrophy.  American Journal on Mental Retardation, 93, 548-550.
11 Ogasawara, A.(1989): Downward shift in IQ in persons with Duchenne muscular dystrophy compared to those with spinal muscular atrophy. American Journal on Mental Retardation, 544-547.
10 甲村和三・小笠原昭彦(1988):Duchenne型筋ジストロフィー患者の「時間」および「将来」に関するイメージの分析.心身医学,28,317-323.
9 小笠原昭彦(1988):WISC-RによるDuchenne型筋ジストロフィー患児の知能の分析.特殊教育学研究25(4),13-19.
8 甲村和三・小笠原昭彦(1987):心理的時間に関する実験的研究(9)-健常学生群と比較した各種疾患者の「時間」イメージ -.名古屋工業大学学報,39,11-19.
7 小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・宮崎光弘(1986):WAISによるDuchenne型筋ジストロフィー患者の知能.医療,40,608-611.
6 小笠原昭彦(1984):筋ジストロフィーにおけるWISCとWISC-R.障害児の診断と指導,3,20-24.
5 小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・中藤淳・陸重雄(1984):Duchenne型 筋ジストロフィー症患者の知能障害-同胞例のIQの検討-.医療,38,282-285.
4 小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・陸重雄(1983):Duchenne型筋ジストロフィー症患者の知能障害-脊髄性筋萎縮症患者との比較検討-.医療,37,499-501.
3 甲村和三・河野慶三・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1981):心理的時間に関する実験的研究(4)-Duchenne型筋ジストロフィー患者の時間評価-.名古屋工業大学学報,33,1-8.
2 甲村和三・河野慶三・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1980):心理的時間に関する実験的研究(3)-Duchenne型筋ジストロフィー患者と健常大学生の時間的展望の比較-.名古屋工業大学学報,32,9-16.
1 小笠原昭彦(1979):傾きの知覚に関する実験的研究(修士論文).名古屋大学大学院文学研究科.


【著書・翻訳書】

No. 著者名、刊行年、タイトル、出版社など
19 小笠原昭彦(2009):患者心理のメカニズム.藤田主一・山崎晴美(編)新 医療と看護のための心理学,福村出版,pp.137-154.
18 小笠原昭彦(2008):難治性・進行性疾患を病んでいる児のこころ;喪失体験をどう克服するか-臨床心理士の立場から-.浅倉次男(監)子どもを理解する-「こころ」「からだ」「行動」へのアプローチ-,へるす出版,pp.127-134.
17 小笠原昭彦(2008):心の不具合を探る-事例介入研究法,心の深層を探る-心理検査法.海保博之・大野木裕明・岡市広成(編)新訂 心理学研究法,pp.117-142,放送大学教育振興会(分担執筆).
16 小笠原昭彦(2007):注意欠陥/多動性障害,多動性障害,脳波の発達,落陽現象,神経症状,昏睡,傾眠,失神.日本小児看護学会(監),小児看護事典.へるす出版(分担執筆).
15 小笠原昭彦(2006):動機づけと個性-行動の喚起と個人差-.甲村和三 (編)心理学-工科系学生が学ぶ人間行動論-. 培風館,pp.83-115.
14 小笠原昭彦・松本真理子(2003):心理テスト査定論.岡堂哲雄(編)臨床心理査定学(臨床心理学全書 第2巻).誠信書房,pp.203-290.
13 小笠原昭彦(2003):職場のメンタルヘルス.柴山茂夫・甲村和三(編)キャリア・ガイダンス―進路選択の心理と指導―.学術図書出版,pp.83-104.
12 小笠原昭彦(2000):看護研究領域―その1.小児のHealth Locus of Controlの測定,その2.看護処置における患者の対人認知とストレス覚醒度の変化.後藤宗理・大野木裕明・中澤潤(編)「心理学マニュアル要因計画法」,北大路書房,pp.149-155
11 小笠原昭彦(2000):臨死の子どもと家族のケア.岡堂哲雄(編)患者の心理(ヒューマンケア心理学シリーズ,現代のエスプリ別冊),至文堂,pp.166-177.
10 小笠原昭彦(2000):幼児後期(3歳から6歳).後藤宗理(編)「看護場面に学ぶ発達臨床心理学」,樹村房,pp.84-95.
9 小笠原昭彦(2000):人間関係と援助的コミュニケーション.岡堂哲雄(編)「人間関係論入門」,金子書房,pp.39-51.
8 小笠原昭彦(1998):欲求阻止に伴う不適応行動,不適応行動への適応援助,高齢社会と福  祉工学・医用工学.柴山茂夫・甲村和三・林文俊(編)「工科系のための心理学-情報化社会を生きる―」,培風館,pp.45-51,184-200.
7 小笠原昭彦(1998):患者心理のメカニズム.藤田主一・園田雄次郎(編)「医療と看護のための心理学」,福村出版,pp.129-142.
6 小笠原昭彦(1997):対象喪失と悲哀の心理.岡堂哲雄(編)「患者の心理とケアの指針」,金子書房,pp.114-125.
5 小笠原昭彦(1995):職場のメンタルヘルス.柴山茂夫・甲村和三(編)「進路選択の心理と指導」,学術図書出版,pp.83-104.
4 小笠原昭彦(1994):パーソナリティと適応.三宅俊治・谷口俊治(編)「心理から教育へ」,ナカニシヤ出版,pp.102-125.
3 小笠原昭彦(1990):人間行動の発達的メカニズム.増田末雄,甲村和三,小笠原昭彦他「心理学-人間行動の基礎的理解-」,福村出版,pp.102-120.
2 小笠原昭彦(1989):発達の意味・原理,発達課題,思考・知能の発達,知能,パーソナリティの形成,障害.三宅俊治(編)「教育心理学」,西日本法規出版,pp.10-13,21-24,93-102,127-149.
1 鈴木正弥(監訳)石川智彦,井上薫,小笠原昭彦他(分担訳)(1988):「ゲシュタルト心理学の原理」(K.Koffka 1935 Principles of Gestalt Psychology).福村出版.


【学会発表】

No. 発表者、発表年、タイトル、学会
169 林田宏一 ・村瀬 忍・池谷幸子・出口和宏・小笠原昭彦・山口純枝・井戸辰巳(2019):同時処理優位な学習困難のある高1男児に対する商業科目の支援-全商検定合格を目指した指導の工夫-.日本K-ABCアセスメント学会第22回大会(徳島大会) .
168 村松順子・蒔田千里・山内慎吾・酒井素子・久留聡・小長谷正明・小笠原昭彦(2018):筋強直性ジストロフィーの認知機能の経年変化.第14回東海神経筋疾患懇話会. 
167 村松順子・和久田伶・蒔田千里・山内慎吾・酒井素子・南山 誠・久留 聡・小笠原昭彦(2018):デュシェンヌ型筋ジストロフィーの攻撃性と自尊感情についての検討.第4回筋ジストロフィーのCNS障害研究会.
166 村松順子・和久田伶・蒔田千里・山内慎吾・酒井素子・南山 誠・久留 聡・小笠原昭彦(2017):デュシェンヌ型筋ジストロフィーの攻撃性と自尊感情についての検討.第4回筋ジストロフィー医療研究会.
165 村松順子・蒔田千里・山内慎吾・小笠原昭彦・酒井素子・久留聡・小長谷正明(2016):筋強直性ジストロフィーの認知機能の経年変化について.第3回筋ジストロフィー医療研究会.
164 村松順子・竹村真紀・村山晴香・蒔田千里・山内慎吾・酒井素子・久留聡・小笠原昭彦・小長谷正明(2015):前頭葉機能検査(FAB)を用いた筋強直性ジストロフィーの 認知機能評価.第2回筋ジストロフィー医療研究会.  
163 竹村真紀・村松順子・村山晴香・蒔田千里・山内慎吾・酒井素子・久留聡・小笠原昭彦・小長谷正明(2015):前頭葉機能検査(FAB)を用いた筋強直性ジストロフィーの 認知機能評価.第69回国立病院総合医学会.
162 蒔田千里・ 村松順子・竹村真紀・村山晴香・池上亜矢子・有富小奈子・岡田環・川北愛・山内慎吾・酒井素子・久留聡・小長谷正明・小笠原昭彦(2014):筋強直性ジストロフィー(MyD)患者の療育活動の取り組みについての現状と課題.第68回国立病院総合医学会. 
161 石川直子・河村雄一・鈴木小央里・小笠原昭彦(2014):注意欠陥多動性障害93例のWISC-IVの特徴.日本小児精神神経学会第111回大会. 
160 石川直子・河村雄一・小笠原昭彦(2011):高機能広汎性発達障害42例のWISC-IVの特徴.日本小児精神神経学会第106回大会. 
159 SHIBUYA, N. & OGASAWARA, A.(2010): Experiences of Anger in Patients with Schizophrenia. 2nd. European Psychiatric Nursing Congress, Prague, Czech Republic.  
158 目野千束・小笠原昭彦(2008):看護学生・看護師の精神的健康と,親子関係・自我同一性の発達との関連性.日本看護研究学会第34会学術集会.
157 相原喜子・中村昭範・小笠原昭彦・小長谷陽子(2007):認知症における知的機能とコミュニケーション機能に関する研究.第8回認知症ケア学会大会.
156 KATAYAMA, Y. & OGASAWARA, A. (2007): Surviving Experience of Patients under the Treatment for Advanced Lung Cancer. 9th World Congress of Psycho-Oncology, IPOS(International Psycho-Oncology Society), London, UK.
155 藤吉恵美・小笠原昭彦(2007):新卒看護師の離職願望と心理学的要因との関連性.日本ヒューマンケア心理学会第9回大会.
154 福田佳世・小笠原昭彦(2007):看護師の応答態度とその形成に関する要因-自我状態および社会的スキルからの分析-.日本ヒューマンケア心理学会第9回大会.
153 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・石黒和栄・横田雅史(2006):医療施設における病弱教育の実態.第8回子どもの心・体と環境を考える会学術大会.
152 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・戸苅創・石黒和栄・横田雅史(2006b):医療施設における小児の教育環境の実態-病院の規模による違い-.日本小児保健学会第53回大会.
151 渋谷菜穂子・奥村太志・小笠原昭彦(2006):統合失調症を支える家族のコミュニケーション-語りを通して患者に対する姿勢の構成要素を明らかにする-日本看護医療学会第8回学術集会.
150 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・戸苅創・石黒和栄・横田雅史(2006a):医療施設における小児の教育環境の実態-病弱教育の有無による違い-.日本育療学会第10回学術集会.
149 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・横田雅史(2006):入院中の児童の教育環境の実態-医療施設および看護職者への調査の分析-.日本小児看護学会第16回学術集会.
148 大河内修・小笠原昭彦(2006):継続的関与観察を中心とした気になる子の保育方法に関する研究-保育効果と保育士自身の育ちや弊害についての保育実践者による『あいち小児センター方式』の評価-.東海心理学会第55回大会.
147 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・横田雅史(2005):病気による長期欠席児童生徒の教育実態:入院中の児童生徒の学習補償について.日本小児看護学会第15回学術集会.
146 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・戸苅創・竹内義信・横田雅史(2005):愛知県下における病気による長期欠席児童生徒の教育実態.日本育療学会第8回学術集会.
145 河合洋子・藤原奈佳子・小笠原昭彦・戸苅創・竹内義信・横田雅史(2004):愛知県下における病気の児童生徒の教育実態.第6回子どもの心・体と環境を考える会(日本子ども健康科学研究会)学術大会.
144 柴田晃代・小笠原昭彦(2004):聴覚的言語理解が弱いダウン症女児への生活単元学習による国語・算数の指導.日本K-ABCアセスメント研究会第7回大会.
143 片山美子・白尾久美子・小笠原昭彦(2003):ターミナル期がん患者への外来看護の実態と看護師の意識.第5回日本看護医療学会学術集会.
142 長谷桂子・北川眞理子・中嶋律子・脇本寛子・村上香織・小笠原昭彦(2002):青年期男性の低用量ピルに対する認識と性行動.日本母性衛生学会第43回学術集会.
141 吉岡恭一・黒田研二・小笠原昭彦・陣内研二(2001):筋ジストロフィー患者の知的能力調査と学習指導・QOL向上への応用―心理アセスメントと療育指導法の検討―.厚生労働省精神・神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー患者のケアシステムに関する総合的研究」平成13年度研究成果発表会.
140 Yukuo Isomoto, Kazuhiro Miyahara, Uchuu Nakano, Tamotsu Kanie, Yuuji Okuto, Nakako Fujiwara, Youko Kawai, Akihiko Ogasawara, Yoshinobu Takeuchi, Kaori Mizuno and Hiroshi Gomi (2001):Improvement of Learning Environment by Information Technology for Pupils of a Special Class in a Hospital.2001 International Conference on Computers in Education (Seoul)
139 目加田志帆・北川眞理子・中嶋律子・小笠原昭彦・脇本寛子(2001):青年期の親準備性に関する一考察.日本母性衛生学会第42回学術集会.
138 吉川恵美・後藤明子・北川眞理子・中嶋律子・小笠原昭彦・脇本寛子(2001):バースプランの立案時に医療者に求めることの実態調査―妊婦のバースプランに関して助産婦として援助できることについて考える―.日本母性衛生学会第42回学術集会.
137 森香奈・加藤美子・小木曽友美・奥田悠子・中嶋律子・北川眞理子・小笠原昭彦・脇本寛子(2001):高校生とその親,教師の性教育に関する意識調査.日本母性衛生学会第42回学術集会.
136 吉岡恭一・黒田憲二・小笠原昭彦・陣内研二(2001):筋ジストロフィー患者の知的能力調査と学習指導・QOL向上への応用―調査結果の報告と療育指導法の検討.厚生省精神神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー総合班会議」.
135 磯本征雄・宮原一弘・中野宇宙・奥戸雄二・藤原奈佳子・河合洋子・小笠原昭彦・竹内義信・水野かおり・五味弘(2000):インターネットによる院内学級における学習環境の改善.教育システム情報学会第79回研究会.
134 吉岡恭一・黒田憲二・河原仁志・小笠原昭彦・陣内研二(2000):筋ジストロフィー患者の知的能力調査と学習指導・QOL向上への応用―調査結果の報告と療育指導法の検討―.厚生省精神・神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの患者のケアシステムに関する総合的研究」研究成果発表会.
133 吉岡恭一・黒田憲二・河原仁志・勝連盛伸・小沢志明・餅原一男・野崎雅之・渡辺俊武・小林不二也・長谷川守・峯石裕之・馬場中・関谷智子・中西孝・陣内研二・小笠原昭彦(1999):筋ジストロフィー患者の知的能力調査と学習指導QOL向上への応用.厚生省精神・神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの患者のケアシステムに関する総合的研究」研究成果発表会.
132 小笠原昭彦・甲村和三(1999):他者との比較による優劣感情が社会的行動に及ぼす影響―その(3)優劣感情とエゴグラムによる自我状態との関連―.日本心理学会第63回大会.
131 小笠原昭彦・甲村和三(1998):他者との比較による優劣感情が社会的行動に及ぼす影響―(その2)劣位感情の喚起要因,時期,強さ及び対処行動についての検討―.日本心理学会第62回大会.
130 甲村和三・小笠原昭彦(1998):他者との比較による優劣感情が社会的行動に及ぼす影響―(その1)優位・劣位感情の内容についての因子分析的検討―.日本心理学会第62回大会.
129 新川泰弘・松坂清俊・小笠原昭彦(1998):固執性の強い幼児に対することばのやりとり指導.日本特殊教育学会第36回大会.
128 小笠原昭彦(1998):看護短期大学学生の自我同一性地位と看護職イメージ.日本心理臨床学会第17回大会.
127 中嶋律子・小笠原昭彦(1998):高校生男女の親になることへの準備状態に関する調査.第17回日本思春期学会総会.
126 新川泰弘・松坂清俊・小笠原昭彦(1998):社会適応が困難な幼児の事例検討―継次処理が強く同時処理が弱い事例―.日本K-ABCアセスメント研究会第1回研究大会.
125 小笠原昭彦(1997):悲嘆のグループケア―生と死を考える会の経験から―.名古屋大学文学部臨床心理懇談会.
124 小笠原昭彦(1997):看護短期大学学生の自我同一性地位と職業選択.日本心理臨床学会第16回大会.
123 小笠原昭彦(1996):看護短期大学学生の自己意識.日本心理臨床学会第15回大会.
122 長川トミヱ・川村恵美・小笠原昭彦(1996):マタニティブルーズ発症予知に関する基礎的研究-妊婦の精神身体症状とPGD2との関連-.第10回日本助産学会学術集会.
121 桑原啓吏・槙嶋晃・横山秀子・渡辺博之・中野千鶴子・小笠原昭彦(1996):重度肢体不自由者の表現活動-パソコンを用いて-.第26回三重県小児保健学会.
120 小笠原昭彦(1996):ダウン症女児をもつ母親への臨床心理学的援助.三重県臨床心理士会第21回臨床心理学研修会.
119 長川トミヱ・川村恵美・小笠原昭彦・小木曽みよ子(1995):父親意識の発達に関する研究Ⅰ-妊娠期の妻をもつ夫の親意識-.第9回日本助産学会学術集会.
118 小笠原昭彦(1994):Duchenne型筋ジストロフィー児の知能構造.日本心理学会第58回大会.
117 中藤淳・小笠原昭彦(1994):視覚障害のある重障児(者)の実態調査について.東海心理学会第43回大会.
116 小笠原昭彦・中藤淳(1994):新版K式発達検査によるダウン症幼児の発達特性.東海心理学会第43回大会.
115 中谷光江・西森貞子・槙嶋晃・小林不二也・小笠原昭彦・松島昭廣(1993):入院歴を有する在宅重症心身障害児(者)の実態.第48回国立病院療養所総合医学会.
114 小笠原昭彦・黒岩長造・野尻久雄・中藤淳(1993):筋緊張性ジストロフィー者の知能障害-(2)知能検査に現れた特性およびDuchenne型筋ジストロフィーとの比較-.日本心理学会第57回大会.
113 一村栄子・村山伸江・黒岩長造・小笠原昭彦・中野千鶴子(1992):外泊中の家庭訪問について-看護の視点から-.第47回国立病院療養所総合医学会.
112 中藤淳・阿部宏之・小笠原昭彦・他6名(1992):国立療養所鈴鹿病院へ有期限有目的入院した重症心身障害児(者)の家族背景について.第47回国立病院療養所総合医学会.
111 酒井ふみ子・横山秀子・古川幸美・蒔田千里・横山きょう子・堀田早有理・阿部宏之・小笠原昭彦・中藤淳(1992):全体的療育と発達レベル別療育を取り入れた3ヶ病棟合同療育の試み.第47回国立病院療養所総合医学会.
110 小笠原昭彦・中野千鶴子・一村栄子(1992):面会・外泊について.第47回国立病院療養所総合医学会.
109 小笠原昭彦・甲村和三(1992):各種小児疾患者の自己意識と療育に関する研究-その(9)情緒不安定の内容と対処行動の検討-.日本心理学会第56回大会.
108 村山伸江・中野千鶴子・小笠原昭彦・黒岩長造(1992):重症心身障害児(者)病棟の有目的・有期限入院について-過去4年間の看護の取り組みと役割―.第17回重症心身障害研究会学術集会.
107 小笠原昭彦・松島昭廣(1992):重症心身障害児・者における問題行動に関する症例調査のまとめ.第17回重症心身障害研究会学術集会.
106 中藤淳・小笠原昭彦・黒岩長造(1992):自閉症と診断された子供とその母親について.東海心理学会第41回大会.
105 小笠原昭彦・中藤淳・黒岩長造(1992):重症心身障害児(者)における問題行動の症例調査のまとめ.東海心理学会第41回大会.
104 村山伸江・一村栄子・山田さだみ・中野千鶴子・神谷敏也・河井和夫・阿部宏之・小笠原昭彦・中藤淳(1991):重症心身障害児(者)病棟の有目的・有期限入院について-過去4年間の看護の取り組みと役割-.第46回国立病院療養所総合医学会.
103 堀田早有理・横山きょう子・黒岩長造・小笠原昭彦・桑野年子(1991):重症心身障害児病棟における自閉傾向乳幼児への関わり.第46回国立病院療養所総合医学会.
102 中藤淳・阿部宏之・小笠原昭彦・岡本和子他6名(1991):国立療養所鈴鹿病院での家庭訪問について.第46回国立病院療養所総合医学会.
101 小笠原昭彦・槙嶋晃・大宅京子(1991):重症心身障害児(者)における問題行動-症例調査のまとめ-.第46回国立病院療養所総合医学会.
100 甲村和三・小笠原昭彦(1991):各種小児疾患者の自己意識と療育に関する研究-その(8)両親・職員による気管支喘息児における情緒不安定時の行動型-.日本心理学会第54回大会.
99 小笠原昭彦・甲村和三(1991):各種小児疾患者の自己意識と療育に関する研究-その(7)自己評定による慢性疾患児における情緒不安定時の行動型-.日本心理学会第54回大会.
98 中藤淳・小笠原昭彦・黒岩長造(1991):「自閉的精神遅滞」あるいは「自閉症」と診断された子供とその母親について.東海心理学会第40回大会.
97 小笠原昭彦・甲村和三(1991):各種小児疾患者の療育に関する研究(3)-筋ジストロフィー児の情緒不安定時の行動型-.東海心理学会第40回大会.
96 黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳(1991):脳性マヒ児のコミュニケーション指導-パソパルを使用して-.第20回三重県小児保健学会.
95 黒岩長造・中藤淳・小笠原昭彦(1990):脳性マヒ児のコミュニケーション指導-パソパルを使用して-.第45回国立病院療養所総合医学会.
94 小笠原昭彦・槙嶋晃・大宅京子(1990):重症心身障害児(者)における問題行動-職員の評定結果-.第45回国立病院療養所総合医学会.
93 山内慎吾・宮崎光弘・牛田洋一・甲村和三・小笠原昭彦(1990):気管支喘息児の自己意識と療育に関する研究-情緒不安定時の行動型の検討-.日本特殊教育学会第28回大会.
92 黒岩長造・中藤淳・小笠原昭彦・中野千鶴子(1990):脳性マヒ児(者)のコミュニケーション指導-パソパルを使用して-.第16回重症心身障害研究回学術集会.
91 小笠原昭彦・甲村和三(1990):各種小児疾者の自己意識と療育に関する研究-その(6)患児における情緒不安定時の行動型-.日本心理学会第53回大会.
90 甲村和三・小笠原昭彦(1990):各種小児疾者の自己意識と療育に関する研究-その(5)大学生・高校生における情緒不安定時の行動型-.日本心理学会第53回大会.
89 中藤淳・小笠原昭彦・黒岩長造(1990):心身の発達に障害をもった子供の母親について.東海心理学会第39回大会.
88 黒岩長造・中藤淳・小笠原昭彦(1990):脳性マヒ児のコミュニケーション指導-パソパルを使用して-.東海心理学会第39回大会.
87 小笠原昭彦・中藤淳・黒岩長造(1990):重症心身障害児(者)における問題行動-職員の評定結果-.東海心理学会第39回大会.
86 大友正明・小笠原昭彦(1990):短期療育事業の役割について.全国国立療養所児童指導員協議会第12回研究発表会.
85 小笠原昭彦・中藤淳・黒岩長造・中野千鶴子(1990):脳性マヒ児(者)のコミュニケーション指導-トーキングエイド・パソパルの使用経験-.第18回三重県小児保健学会.
84 甲村和三・小笠原昭彦(1989):各種小児疾患者の自己意識と療育に関する研究-その(4)自己評定による不登校児の自己意識の分析-.日本心理学会第53回大会.
83 小笠原昭彦・甲村和三(1989):各種小児疾患者の自己意識と療育に関する研究-その(3)自己評定による喘息児の自己意識の分析-.日本心理学会第53回大会.
82 小笠原昭彦(1989):重症心身障害児における問題行動.厚生省東海北陸地方医務局第17回国立療養所重心・筋ジス・小児慢性療育研修会.
81 黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・岡森正吾(1989):心身障害児をもつ母親のストレスについて-在宅障害児と入院重心児の比較-.第44回国立病院療養所総合医学会.
80 岩井陽子・古川幸美・小笠原昭彦・岡森正吾(1989):奇声・興奮の改善に向けての指導.第44回国立病院療養所総合医学会.
79 小笠原昭彦・黒岩長造・中藤淳・中野千鶴子(1989):文字によるコミュニケーション指導-トーキングエイド・パソパルを使用しての試み-.第44回国立病院療養所総合医学会.
78 黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・鈴木勲・荒川哲郎(1989):心身障害児をもつ母親のストレスについて.日本特殊教育学会第27回大会.
77 黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄(1989):心身障害児をもつ母親のストレスについて―入院重心児と在宅障害児との比較―.東海心理学会第38回大会.
76 小笠原昭彦・甲村和三(1989):各種小児疾患者の療育に関する研究(2)-喘息児の自己意識と両親・病院職員による見解-.東海心理学会第38回大会.
75 黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳(1989):障害児をもつ家族の意識.第16回三重県小児保健学会.
74 黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・大友正明(1988):重症心身障害児をもつ母親のストレスについて.第43回国立病院療養所総合医学会.
73 野尻久雄・岡森正吾・阿部宏之・中藤淳・小笠原昭彦他4名(1988):当院における在宅筋ジストロフィー者の短期療育事業.第43回国立病院療養所総合医学会.
72 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1988):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―「この」「その」「あの」の語で指示される距離について―.日本心理学会第52回大会.
71 野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳・黒岩長造(1988):筋緊張性ジストロフィー者の知能障害―(1)図形の認知について―.日本心理学会第52回大会.
70 甲村和三・小笠原昭彦(1988):各種小児疾患者の自己意識と療育に関する研究―その(2)自己評定と他者評定による比較―.日本心理学会第52回大会.
69 小笠原昭彦・甲村和三(1988):各種小児疾患者の自己意識と療育に関する研究―その(1)自己評定に基づく分析―.日本心理学会第52回大会.
68 鈴木勲・小倉泉・黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳・岡森正吾・野尻久雄・荒川哲郎(1988):聴覚障害を伴う重症心身障害児の行動観察Ⅱ―補聴器装用に伴うN・Mのコミュニケーション行動の変容―.日本特殊教育学会第26回大会.
67 黒岩長造・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・鈴木勲・荒川哲郎(1988):心身障害児をもつ母親のストレス―重症心身障害児を中心に―.日本特殊教育学会第26回大会.
66 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1987):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―「この」「その」「あの」の語で指示される距離について―.東海心理学会第37回大会.
65 小笠原昭彦・甲村和三(1988):各種小児疾患者の療育に関する研究―その(1)自己意識の分析―.東海心理学会第37回大会.
64 小笠原昭彦(1988):Duchenne型進行性筋ジストロフィー患者の知能,心理.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」班ワークショップ「知能ならびに精神的援助のあり方」.
63 小笠原昭彦(1987):患者(児)のニードに基づいた療育とは―筋ジストロフィーの場合―.厚生省東海北陸地方医務局第15回国立療養所重心・筋ジス・小児万清涼育研修会.
62 野尻久雄・岡森正吾・黒岩長造・小笠原昭彦他5名(1987):重症心身障害者間のコミュニケーション―発声や身振りが極めて制限されている者の場合―.第42回国立病院療養所総合医学会.
61 中瀬寿之・鈴木勲・笠井倫明・野尻久雄・岡森正吾・黒岩長造・小笠原昭彦・荒川哲郎(1987):小頭症(児)者の常同行動(Ⅳ)―M・Mにおける「笑い」を指標とした分析―.日本特殊教育学会第25回大会.
60 野尻久雄・小笠原昭彦・岡森正吾・黒岩長造・鈴木勲・笠井倫明(1987):重症心身障害者間のコミュニケーション(1)―音声や身振りが極めて制限されている重度肢体不自由者の言語表現―.日本特殊教育学会第25回大会.
59 鈴木勲・中瀬寿之・笠井倫明・野尻久雄・岡森正吾・黒岩長造・小笠原昭彦・荒川哲郎(1987):聴覚障害を伴う重症心身障害児の行動観察―補聴器装用に伴うN・Mの行動変容について―.日本特殊教育学会第25回大会.
58 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1987):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―「この」「その」「あの」の語で指示される距離について―.日本心理学会第51回大会.
57 甲村和三・小笠原昭彦(1987):Duchene型筋ジストロフィー患者の「時間」イメージの分析.日本心理学会第51回大会.
56 小笠原昭彦・甲村和三(1987):Duchenne型筋ジストロフィー患者の「将来」イメージの分析.日本心理学会第51回大会.
55 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1987):Duchene型筋ジストロフィー者の視空間の分析―「この」「その」「あの」の語で指示される距離について―.東海心理学会第36回大会.
54 小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・黒岩長造(1987):Duchenne型筋ジストロフィー患者の事象関連電位の分析.東海心理学会第36回大会.
53 野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳(1986):Duchenne型筋ジストロフィー者の自己の疾患に対する態度.日本心理学会第50回大会.
52 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1986):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―発声強度の距離特性について―.日本心理学会第50回大会.
51 小笠原昭彦・野尻久雄・中藤淳(1986):Duchenne型筋ジストロフィー症の知能障害―WAISによる分析―.日本心理学会第50回大会.
50 富岡裕・荒川哲郎・野尻久雄・小笠原昭彦・岡森正吾・鈴木勲・笠井倫明(1986):小頭症(児)者の常同行動(Ⅲ)―M・Mにおける常同行動の階層性について―.日本特殊教育学会第24回大会.
49 鈴木勲・笠井倫明・野尻久雄・岡森正吾・小笠原昭彦・荒川哲郎・富岡裕(1986):小頭症(児)者の常同行動(Ⅱ)―多動傾向にあるS・Yの常同行動の変容について―.日本特殊教育学会第24回大会.
48 笠井倫明・鈴木勲・野尻久雄・岡森正吾・小笠原昭彦・荒川哲郎・富岡裕(1986):小頭症(児)者の行動観察(Ⅴ)―音楽提示下におけるS・Yの常同行動―.日本特殊教育学会第24回大会.
47 野尻久雄・小笠原昭彦・宮崎光弘(1986):Duchenne型筋ジストロフィー患者のボディイメージ―自画像と人物画像による検討―.日本特殊教育学会第24回大会.
46 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1986):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―発声強度の距離特性について―.東海心理学会第35回大会.
45 野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳(1986):国立療養所鈴鹿病院における母子短期療育事業.東海心理学会第35回大会.
44 小笠原昭彦・野尻久雄・中藤淳(1986):Duchenne型筋ジストロフィー患者の不安―MAS,STAIによる検討―.東海心理学会第35回大会.
43 宮崎光弘・野尻久雄・岡森正吾・小笠原昭彦・荒川哲郎・鎌田雅生・鈴木勲・笠井倫明(1985):小頭症(児)者の認知―M・Mの形態弁別学習について―.日本特殊教育学会第23回大会.
42 鎌田雅生・荒川哲郎・野尻久雄・宮崎光弘・岡森正吾・小笠原昭彦・鈴木勲・笠井倫明(1985):小頭症(児)者の常同行動―M・Mにおける常同行動の階層性について―.日本特殊教育学会第23回大会.
41 岡森正吾・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・鈴木勲・笠井倫明・荒川哲郎・鎌田雅生(1985):小頭症(児)者の行動観察(Ⅳ)―多動傾向にあるS・Yの探索行動について―.日本特殊教育学会第23回大会.
40 鈴木勲・笠井倫明・宮崎光弘・野尻久雄・岡森正吾・小笠原昭彦・荒川哲郎・鎌田雅生(1985):小頭症(児)者の行動観察(Ⅲ)―視覚障害を伴うO・Mの常同行動について―.日本特殊教育学会第23回大会.
39 野尻久雄・宮崎光弘・岡森正吾・小笠原昭彦(1985):国立療養所鈴鹿病院の短期母子療育事業(1).日本特殊教育学会第23回大会.
38 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1985):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―発声強度の距離特性について―.日本心理学会第49回大会.
37 小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄(1985):Duchenne型筋ジストロフィー患者の知能―WISC-Rによる解析―.日本心理学会第49回大会.
36 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1985):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―発声強度の距離特性―.東海心理学会第34回大会.
35 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦(1984):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―到達距離の判断について―.日本心理学会第48回大会.
34 小笠原昭彦・野尻久雄・中藤淳(1984):Duchenne型筋ジストロフィーの知能―因子分析による検討―.日本特殊教育学会第22回大会.
33 野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・荒川哲郎(1984):小頭症(児)者の行動観察Ⅱ―常同行動が頻繁にみられるM・Mの事例―.日本特殊教育学会第22回大会.
32 印東利勝・小笠原昭彦・中藤淳他3名(1984):脊髄小脳変性症の心理特性.日本心身医学会第25回総会.
31 野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳(1984):筋ジストロフィー者の自画像について.東海心理学会第33回大会.
30 野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・印東利勝(1984):自画像からみたDuchenne型筋ジストロフィー者のボディ・イメージ.第13回日本心身医学会中部地方会.
29 印東利勝・祖父江逸郎・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・森藤典子(1984):Duchenne型筋ジストロフィー症の心理状態について―モーズレイ性格検査による―.第13回日本心身医学会中部地方会.
28 印東利勝・飯田光男・小笠原昭彦・中藤淳・宮崎光弘・野尻久雄(1983):Duchenne型筋ジストロフィー症の運動機能障害進展過程の分析.第38回国立病院療養所総合医学会.
27 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1983):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間分析―操作可能な距離の判断について―.日本心理学会第47回大会.
26 野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳(1983):自画像からみたDuchenne型進行性筋ジストロフィー者のボディイメージ.日本心理学会第47回大会.
25 小笠原昭彦・野尻久雄・中藤淳(1983):Duchenne型筋ジストロフィー症患者の知能障害―同胞間のIQの検討―.日本心理学会第47回大会.
24 野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳(1983):QDA法による重症心身障害児の行動評価.東海心理学会第32回大会.
23 野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1982):QDA法による「寝たきり重障児」の行動・発達評価.日本特殊教育学会第20回大会.
22 小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・中藤淳(1982):Duchenne型筋ジストロフィー症患者の時間的展望と適応機制.第37回国立病院療養所総合医学会.
21 宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・印東利勝・山内慎吾(1982):Duchenne型PMD患者の不安―顕在性不安尺度による検討―.第37回国立病院療養所総合医学会.
20 中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦(1982):Duchenne型筋ジストロフィー者の知覚―運動協応―鏡映描写の遂行成績の検討―.日本心理学会第46回大会.
19 野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳(1982):Duchenne型筋ジストロフィー患者の描画能力―K.F.D.による検討―.日本心理学会第46回大会.
18 小笠原昭彦・野尻久雄・中藤淳(1982):Duchenne型筋ジストロフィー患者の知能―記憶能力の検討―.日本心理学会第46回大会.
17 印東利勝・松岡幸彦・祖父江逸郎・小笠原昭彦・中藤淳・宮崎光弘・野尻久雄・深津要(1982):Duchenne型筋ジストロフィー症の運動機能障害進展過程への運動年齢評価法の適用について.日本リハビリテーション医学会第21回総会.
16 小笠原昭彦・野尻久雄・中藤淳(1982):Duchenne型筋ジストロフィー患者の知能―WAISによる解析―.東海心理学会第31回大会.
15 中藤淳・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・深津要・印東利勝・陸重雄(1982):Duchenne型筋ジストロフィー者の知覚―運動協応.第9回日本心身医学会中部地方会.
14 印東利勝・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1981):Duchenne型筋ジストロフィー症の心理状態についての検討.第36回国立病院療養所総合医学会.
13 野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1981):Duchenne型筋ジストロフィー患者の要求水準.日本特殊教育学会第19回大会.
12 小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・浅倉次男(1981):Duchenne型進行性筋ジストロフィー児の知能.日本特殊教育学会第19回大会.
11 印東利勝・中藤淳・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1981):進行性筋ジストロフィー症の心理状態についての検討.第8回日本心身医学会中部地方会.
10 小笠原昭彦・野尻久雄(1981):Duchenne型筋ジストロフィーの知能―WISCによる解析(2)―.日本心理学会第45回大会.
9 野尻久雄・小笠原昭彦(1981):Duchenne型筋ジストロフィーの知能―WISCによる解析(1)―.日本心理学会第45回大会.
8 野尻久雄・小笠原昭彦(1981):Duchenne型進行性筋ジストロフィーにみられる知的行動障害―描画能力の検討―.東海心理学会第30回大会.
7 小笠原昭彦・野尻久雄(1981):Duchenne型進行性筋ジストロフィー患者の心理特性.東海心理学会月例会.
6 野尻久雄・小笠原昭彦・深津要・陸重雄・河野慶三(1981):要求水準検査法による Duchenne型筋ジストロフィー症患者の行動特性.日本心身医学会第22回総会.
5 小笠原昭彦・野尻久雄・深津要・陸重雄・祖父江逸郎(1981):Duchenne型筋ジストロフィー患者の知能障害―正常群・脊髄性筋萎縮症患者との比較検討―.日本心身医学会第22回総会.
4 吉田直子・辻敬一郎・谷口俊治・小笠原昭彦・山田洋子・加藤義信(1980):視距離にともなう乳幼児の視覚-運動活性の変化.日本教育心理学会第22回大会. 
3 小笠原昭彦・野尻久雄(1980):Duchenne型筋ジストロフィー患者の知的能力.東海心理学会第29回大会.
2 片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・河野慶三(1980):Duchenne型PMD者のボディイメージについて.第5回日本心身医学会中部地方会.
1 小笠原昭彦・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・河野慶三(1980):Duchenne型PMD者の記憶能力について.第5回日本心身医学会中部地方会.


【報告書】

No. 著者名、刊行年、タイトル、発表場所
99 村松順子・蒔田千里・山内慎吾・小笠原昭彦・酒井素子・南山 誠・小長谷正明・久留聡(2021):筋強直性ジストロフィーの認知機能の経年変化について-第2報-.国立病院機構鈴鹿病院療育指導室年報研究業績集,43-45.
98 村松順子・和久田伶・蒔田千里・山内慎吾・小笠原昭彦・酒井素子・南山 誠・久留 聡(2021):デュシェンヌ型筋ジストロフィーの攻撃性と自尊感情についての検討(抄録).国立病院機構鈴鹿病院療育指導室年報研究業績集,38-39.
97 村松順子・和久田伶・蒔田千里・山内慎吾・小笠原昭彦・酒井素子・南山 誠・久留 聡(2021):デュシェンヌ型筋ジストロフィーの攻撃性と自尊感情についての検討(抄録).国立病院機構鈴鹿病院療育指導室年報研究業績集,27-28.
96 村松順子・蒔田千里・山内慎吾・小笠原昭彦・酒井素子・久留聡・小長谷正明(2021):筋強直性ジストロフィーの認知機能の経年変化について.国立病院機構鈴鹿病院療育指導室年報研究業績集,11-15.
95 村松順子・竹村真紀・村山晴香・蒔田千里・山内慎吾・小笠原昭彦・酒井素子・久留聡・小長谷正明(2021):前頭葉機能検査(FAB)を用いた筋強直性ジストロフィーの認知機能評価.国立病院機構鈴鹿病院療育指導室年報研究業績集,7-10.
94 村松順子・竹村真紀・村山晴香・蒔田千里・山内慎吾・酒井素子・久留聡・小長谷正明・小笠原昭彦(2017):前頭葉機能検査(FAB)を用いた筋強直性ジストロフィーの認知機能評価.医療の広場,57(5),30-33.
93 市川誠一・明石惠子・小笠原昭彦・寺口顕子・平岡翠・小黒智恵子・多田敦子・渡辺美奈(2010):名古屋市立大学看護学部地域貢献事業について.名古屋市立大学看護学部紀要,9,27-35.  
92 名古屋市立大学「特別支援教育」に関する支援プログラム開発研究会(研究代表者・小笠原昭彦)(2008):「『特別支援教育』に関する支援プログラム開発及びその実践適用に関する研究」研究成果報告書(平成19年度名古屋市立大学特別研究奨励費).
91 小長谷陽子・相原喜子・中村昭範・小笠原昭彦(2008):認知症における知的機能とコミュニケーション機能-言語性、及び非言語性コミュニケーション情報認知機能に関する研究-.平成19年度認知症介護研究報告書<認知症介護におけるコミュニケーションに関する研究事業>.平成19年度老人保健健康増進等事業による研究報告書,社会福祉法人仁至会 認知症介護研究・研修大府センター研究報告書,pp.1-10.
90 小長谷陽子・相原喜子・中村昭範・小笠原昭彦(2007):認知症における知的機能とコミュニケーション機能に関する研究-言語性、及び非言語性コミュニケーション情報認知機能に関する研究-.平成18年度認知症介護研究報告書<認知症高齢者とその家族に対する生活支援とケアの質の向上に関する研究事業>.平成18年度老人保健健康増進等事業による研究報告書,社会福祉法人仁至会 認知症介護研究・研修大府センター研究報告書,pp.61-65.
89 渋谷菜穂子・奥村太志・小笠原昭彦(2006):統合失調症患者を支える家族のコミュニケーションと「症状悪化を防ぐこと」への認識.平成17年度愛知県看護研究助成報告論文集,pp.55-73,愛知県看護協会.
88 小笠原昭彦(2004):難治性・進行性疾患を病んでいる児のこころ;喪失体験をどう克服するか-臨床心理士の立場から-.小児看護,27(9),1112-1117.
87 小笠原昭彦(2003):障害児教育における情報技術利用の教育効果.磯本征雄(研究代表者)「双方向通信による院内学級の学習環境改善に関する研究(文部科学省科学研究費補助金基盤研究B(2))」研究成果報告書,29-34.
86 小笠原昭彦(2002):筋ジストロフィー患者の知能に関する研究動向.厚生労働省精神・神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー患者のケアシステムに関する総合的研究」班(編)筋ジストロフィーの心理評価と学習・療育指導への応用,79-96.
85 吉岡恭一・黒田憲二・小笠原昭彦・陣内研二(2002):筋ジストロフィー患者の知的能力に関する検討.厚生労働省精神・神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー患者のケアシステムに関する総合的研究」班(編)筋ジストロフィーの心理評価と学習・療育指導への応用,17-23.
84 小笠原昭彦(2002):心理アセスメントと療育指導―事例へのコメントに代えて―.厚生労働省精神・神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー患者のケアシステムに関する総合的研究」班(編)筋ジストロフィーの心理評価と学習・療育指導への応用,1-16.
83 吉岡恭一・黒田憲二・小笠原昭彦・陣内研二(2002):筋ジストロフィー患者の知的 能力調査と学習指導・QOL向上への応用―心理アセスメントと療育指導法の検討―.厚生労働省精神神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー患者のケアシステムに関する総合的研究」班平成11~13年度研究成果報告書,220-222.
82 小笠原昭彦(2001):個別指導計画と長所活用型指導.障害児教育実践研究,32号,1.(巻頭言;2001年3月)
81 松島昭廣・樋口和郎・槇島晃・大友順治・小笠原昭彦(2000):超重症児(者)の呼吸障害のアプローチと療育活動調査.東海北陸重症心身障害療育研究部会.
80 小笠原昭彦(1998):知的発達と心理学的問題.筋ジストロフィー症児療育ハンドブック(障害児ハンドブックシリーズ,No.5,名古屋市児童福祉センター・名古屋市民生局児童部保育課),41-43.
79 小笠原昭彦(1998):現代学生気質の理解と指導法.主任アンド中堅,7(4),84-88.
78 中藤淳・大宅京子・小笠原昭彦(1996):「視覚障害のある重障児」の問題行動に関する調査について.東海北陸重症心身障害児療育研究(昭和63年度~平成4年度報告)(厚生省東海北陸地方医務局重症心身障害療育研究部会研究報告書),2号,55-73.
77 松島昭広・中谷光江・中藤淳・小林不二也・小笠原昭彦・槙島晃(1995):入院歴を有する在宅重障児(者)の実態(2) .東海北陸重症心身障害児療育研究(昭和63年度~平成4年度報告)(厚生省東海北陸地方医務局重症心身障害療育研究部会研究報告書),1号,147-160.
76 小笠原昭彦(1995):奇声・興奮の改善に向けた指導.東海北陸重症心身障害児療育研究(昭和63年度~平成4年度報告)(厚生省東海北陸地方医務局重症心身障害療育研究部会研究報告書),1号,121-125.
75 小笠原昭彦・大宅京子・槙島晃(1995):問題行動症例調査のまとめ.東海北陸重症心身障害児療育研究(昭和63年度~平成4年度報告)(厚生省東海北陸地方医務局重症心身障害療育研究部会研究報告書),1号,109-114.
74 槙島晃・小林不二也・小笠原昭彦・松島昭広(1995):国療が関わった在宅重障児(者)の実態(1) .東海北陸重症心身障害児療育研究(昭和63年度~平成4年度報告)(厚生省東海北陸地方医務局重症心身障害療育研究部会研究報告書),1号,99-108.
73 小笠原昭彦・槙島晃・大宅京子(1995):重症心身障害児(者)における問題行動―職員の評定結果―.東海北陸重症心身障害児療育研究(昭和63年度~平成4年度報告)(厚生省東海北陸地方医務局重症心身障害療育研究部会研究報告書),1号,91-98.
72 松島昭広・宮本豊・小笠原昭彦・小林不二也・槙島晃・菅沼澄子(1995):保護者の面会等意識調査から.東海北陸重症心身障害児療育研究(昭和63年度~平成4年度報告)(厚生省東海北陸地方医務局重症心身障害療育研究部会研究報告書),1号,81-90.
71 小笠原昭彦(1994):ダウン症幼児の発達特性.コンステレーション(三重県臨床心理士会ニュースレター)3号,6.
70 小笠原昭彦(1994):発達評価を通して早期療育への提言.子供の城Report,20号,4-11.
69 中谷光江・西森貞子・槙島晃・小林不二也・中藤淳・小笠原昭彦・松島昭広(1993):入院歴を有する在宅重障児(者)の実態(2).厚生省心身障害研究「心身障害児(者)の医療療育に関する総合的研究」平成4年度研究成果報告書,
68 高井輝雄・小笠原昭彦・岡森正吾・野尻久雄(1993):DMD児における情緒不安定の原因と対処行動.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの療養と看護に関する総合的研究」平成4年度研究成果報告書,339-341.
67 高井輝雄・野尻久雄・小笠原昭彦・小長谷正明・岡森正吾(1993):筋ジストロフィー患者のQOL調査票.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの療養と看護に関する総合的研究」平成4年度研究成果報告書,321-326.
66 中藤淳・小笠原昭彦・阿部宏之・黒岩長造・中野千鶴子(1992):コミュニケーション機器導入による重症心身障害児(者)の生きがい・社会性の拡大.読売光と愛の事業団第21回愛のプレゼント「重症心身障害児(者)の療育に関する研究助成金」報告書.
65 槙島晃・小林不二也・小笠原昭彦・松島昭広(1992):国療が関わった在宅重障児(者)の実態.厚生省心身障害研究「心身障害児(者)の医療療育に関する総合的研究」平成3年度研究成果報告書,53-59.
64 高井輝雄・小笠原昭彦・岡森正吾・野尻久雄・甲村和三(1992):Duchenne型筋ジストロフィーの情緒不安定時の行動型.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの療養と看護に関する総合的研究」平成3年度研究成果報告書,352-354.
63 高井輝雄・野尻久雄・小長谷正明・小笠原昭彦・岡森正吾・黒岩長造(1992):筋ジストロフィー入院患者のQOL評価の検討.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの療養と看護に関する総合的研究」平成3年度研究成果報告書,325-327.
62 小笠原昭彦(1991):言語指導2.平成2年度国立療養所中央管理研究「児童指導員の療育指導に関する研究」研究成果報告書,42-51.
61 松島昭広・宮本豊・小笠原昭彦・小林不二也・槙島晃(1991):保護者の面会等意識調査から.厚生省心身障害研究「心身障害児(者)の医療療育に関する総合的研究」平成2年度研究成果報告書,79-86.
60 飯田光男・野尻久雄・岡森正吾・小笠原昭彦(1991):DMD児の算数学力.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの療養と看護に関する総合的研究」平成2年度研究成果報告書,297-299.
59 飯田光男・小笠原昭彦・岡森正吾・野尻久雄・中藤淳・甲村和三(1991):DMD児の自己意識.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィーの療養と看護に関する総合的研究」平成2年度研究成果報告書,284-287.
58 飯田光男・野尻久雄・岡森正吾・小笠原昭彦・中藤淳(1989):Duchenne型PMD者のボディ・イメージ―自画像の継時的変化―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和63年度研究成果報告書,280-282.
57 飯田光男・中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1989):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―「この」「その」「あの」の語で指示される距離について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和63年度研究成果報告書,277-279.
56 飯田光男・野尻久雄・小笠原昭彦・岡森正吾・中藤淳・阿部宏之・横山秀子(1989):筋緊張性ジストロフィー患者の認知機能.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和63年度研究成果報告書,260-263.
55 飯田光男・岡森正吾・野尻久雄・阿部宏之・小笠原昭彦・中藤淳(1989):筋ジストロフィー症を対象とした母子短期療育事業について.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和63年度研究成果報告書,159-162.
54 飯田光男・桑野年子・高見礼子・一村栄子・酒井素子・小笠原昭彦(1988):体外式人工呼吸器使用患者の呼吸管理―過換気の改善―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和62年度研究成果報告書,260-263.
53 飯田光男・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・岡森正吾・甲村和三(1988):Duchenne型筋ジストロフィー患者の「時間」および「将来」のイメージ.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和62年度研究成果報告書,265-267.
52 飯田光男・中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1988):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―「この」「その」「あの」の語で指示される距離について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和62年度研究成果報告書,263-265.
51 飯田光男・野尻久雄・小笠原昭彦・岡森正吾・阿部宏之(1988):筋緊張性ジストロフィー患者の知能障害.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和62年度研究成果報告書,233-236.
50 飯田光男・阿部宏之・野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳・岡森正吾(1988):在宅筋ジストロフィー症患者の実態調査について(第2報).厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和62年度研究成果報告書,153-154.
49 飯田光男・阿部宏之・野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳・岡森正吾(1988):在宅患者の生活行動について.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療養と看護に関する臨床的,心理学的研究」昭和62年度研究成果報告書,150-152.
48 小笠原昭彦(1987):Duchenne型筋ジストロフィー患者の知能.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」班(編)「筋ジストロフィーの心理学的研究」,6-16.
47 飯田光男・中藤淳・小笠原昭彦・辻敬一郎(1987):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―発声強度の距離特性について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和61年度研究成果報告書,91-93.
46 飯田光男・野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳・阿部宏之(1987):Duchenne型PMD者の自己身体に対する態度.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和61年度研究成果報告書,87-91.
45 飯田光男・小笠原昭彦・中藤淳(1987):筋ジストロフィー患者の知能に関する研究―WISCとWISC-RのIQの差について.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和61年度研究成果報告書,69-73.
44 飯田光男・野尻久雄・小笠原昭彦・中藤淳・阿部宏之・印東利勝(1986):D型PMD者のボディ・イメージ―文章完成法による検討―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和60年度研究成果報告書,89-93.
43 飯田光男・中藤淳・野尻久雄・小笠原昭彦・辻敬一郎(1986):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―発声強度の距離特性について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和60年度研究成果報告書,87-89.
42 飯田光男・小笠原昭彦・中藤淳・阿部宏之(1986):筋ジストロフィー患者の知能に関する研究―WAISによるD型患者の分析―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和60年度研究成果報告書,83-86
41 飯田光男・小笠原昭彦・中藤淳・阿部宏之(1985):筋ジストロフィーの知能に関する研究.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和59年度研究成果報告書,166-173.
40 飯田光男・中藤淳・小笠原昭彦・陸重雄・印東利勝・辻敬一郎(1985):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―到達距離の判断について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和59年度研究成果報告書,158-161.
39 飯田光男・野尻久雄・阿部宏之・小笠原昭彦・中藤淳・陸重雄(1985):Duchenne型PMD者のボディ・イメージ―人物画像の解析―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和59年度研究成果報告書,155-157.
38 飯田光男・小笠原昭彦・中藤淳・宮崎光弘・野尻久雄,甲村和三(1985):SD法によるジストロフィー患者の将来のイメージの分析.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床および心理学的研究」昭和59年度研究成果報告書,145-147.
37 飯田光男・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・陸重雄・印東利勝(1984):進行性筋ジストロフィー症患者の時間的展望と不安について.東海筋萎縮症研究協議会研究報告書(昭和56~58年度),52-55.
36 飯田光男・小笠原昭彦・宮崎光弘・中藤淳・野尻久雄・陸重雄(1984):Duchenne型筋ジストロフィー症患者の知能構造.東海筋萎縮症研究協議会研究報告書(昭和56~58年度),49-51.
35 深津要・陸重雄・小笠原昭彦・二井洋子・宮崎光弘・中藤淳(1984):Duchenne型進行性筋ジストロフィー症における中枢神経障害に関する臨床的検討.東海筋萎縮症研究協議会研究報告書(昭和56~58年度),32-34.
34 松岡幸彦・印東利勝・小笠原昭彦・中藤淳・宮崎光弘・深津要(1984):Duchenne型筋ジストロフィー症の運動機能障害進展過程への運動年齢評価法の適用.東海筋萎縮症研究協議会研究報告書(昭和56~58年度),27-31.
33 深津要・陸重雄・二井洋子・小笠原昭彦・宮崎光弘・中藤淳・印東利勝・古池保雄(1984):Duchenne型進行性筋ジストロフィー症における中枢神経障害の発現に関する一考察―Carrierの脳波異常について―.東海筋萎縮症研究協議会研究報告書(昭和56~58年度),13-15.
32 小笠原昭彦・宮崎光弘・中藤淳(1984):筋ジストロフィー患者の不安.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」生活指導事例集その3「不安・その他」,74-77.
31 飯田光男・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・陸重雄・印東利勝(1984):進行性筋ジストロフィー症患者の時間的展望と不安について.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和58年度研究成果報告書,74-77.
30 飯田光男・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・陸重雄(1984):Duchenne型PMD者のボディ・イメージ.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和58年度研究成果報告書,36-39.
29 飯田光男・中藤淳・小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・陸重雄・印東利勝・辻敬一郎(1984):Duchenne型筋ジストロフィー者の視空間の分析―操作可能な距離の判断について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和58年度研究成果報告書,21-25.
28 飯田光男・小笠原昭彦・宮崎光弘・中藤淳・野尻久雄・陸重雄(1984):Duchenne型筋ジストロフィー症患者の知能構造.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和58年度研究成果報告書,14-17.
27 野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳(1983):Duchenne型筋ジストロフィー症者の心理と療育.生活指導(日本筋ジストロフィー協会ZSZ)号外,102-105.
26 宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳(1983):思春期における問題行動―下着盗癖がみられた事例―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」生活指導事例集その2「思春期及びその周辺の指導」,17-19.
25 深津要・印東利勝・小笠原昭彦・中藤淳・宮崎光弘(1983):Duchenne型筋ジストロフィー症の運動機能障害進展過程の分析.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の疫学,臨床および治療に関する研究」昭和57年度研究成果報告書,122-129.
24 深津要・陸重雄・小笠原昭彦・二井洋子・宮崎光弘・中藤淳(1983):Duchenne型筋ジストロフィー患者とそのcarrierにおける脳波異常について.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の疫学,臨床および治療に関する研究」昭和57年度研究成果報告書,81-85.
23 深津要・山内慎吾・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・陸重雄・印東利勝(1983):Duchenne型筋ジストロフィー患者の不安―顕在性不安尺度による検討―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和57年度研究成果報告書,129-133.
22 深津要・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・陸重雄(1983):Duchenne型PMD者のボディ・イメージ―自画像による検討―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和57年度研究成果報告書,39-42.
21 深津要・中藤淳・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・陸重雄(1983):Duchenne型筋ジストロフィー者の知覚―運動協応―目標追従課題における遂行成績―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和57年度研究成果報告書,36-39.
20 深津要・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・野尻久雄・陸重雄(1983):進行性筋ジストロフィー症患者の反応時間―連想法による検討―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和57年度研究成果報告書,33-36.
19 深津要・小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・中藤淳・陸重雄(1983):Duchenne型筋ジストロフィー患者の知能障害―同胞例のIQの類似性の検討―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和57年度研究成果報告書,9-11.
18 小笠原昭彦(1982):余暇活動における問題点―音楽グループの事例を通して―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」生活指導事例集その1「生涯教育の一環としての諸活動等(社会への広がりをもとめて)」,49-51.
17 松岡幸彦・印東利勝・小笠原昭彦・中藤淳・宮崎光弘・深津要(1982):Duchenne型筋ジストロフィー症の運動機能障害進展過程への運動年齢評価法の適用.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の疫学,臨床および治療に関する研究」昭和56年度研究成果報告書,84-91.
16 深津要・陸重雄・二井洋子・小笠原昭彦・宮崎光弘・中藤淳・印東利勝・古池保雄(1982):Duchenne型進行性筋ジストロフィー症における中枢神経障害の発現に関する一考察―Carrierの脳波異常について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の疫学,臨床および治療に関する研究」昭和56年度研究成果報告書,65-68.
15 深津要・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・中藤淳・陸重雄・甲村和三(1982):Duchenne型PMDの時間評価―自我関与の影響について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和56年度研究成果報告書,47-52.
14 深津要・小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・中藤淳・陸重雄・甲村和三(1982):Duchenne型筋ジストロフィー患者の時間的展望.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和56年度研究成果報告書,43-47.
13 深津要・小笠原昭彦・野尻久雄・宮崎光弘・中藤淳・陸重雄(1982):DMD患者の知能障害の分析―同胞間のIQの類似性の検討―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和56年度研究成果報告書,19-21.
12 深津要・中藤淳・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・陸重雄(1982):Duchenne型筋ジストロフィー者の知覚―運動協応.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する総合的研究」昭和56年度研究成果報告書,8-12.
11 深津要・小長谷正明・後藤基・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1981):Duchenne型PMD患者の筋力測定―病勢の進行との関連について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和55年度研究成果報告書,418-419.
10 深津要・野々垣嘉男・小長谷正明・小笠原昭彦(1981):進行性筋ジストロフィー症,Duchenne typeに対する靴型補装具療法の研究―とくに靴底面機能解析と歩行動作筋電図について―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和55年度研究成果告書,154-157.
9 深津要・小笠原昭彦・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・小長谷正明(1981):Duchenne型PMD者の記憶能力.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和55年度研究成果報告書,30-32.
8 深津要・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦・小長谷正明(1981):Duchenne型PMD者のボディ・イメージ―QDA法による四肢・体幹のイメージ評価―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和55年度研究成果報告書,27-29.
7 深津要・野尻久雄・片山幾代・宮崎光弘・小笠原昭彦・小長谷正明・甲村和三(1981):Duchenne型PMD者の時間評価.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和55年度研究成果報告書,24-26.
6 深津要・宮崎光弘・片山幾代・野尻久雄・小笠原昭彦・小長谷正明(1981):Duchenne型PMD者のRorschach Test初発反応時間の検討.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和55年度研究成果報告書,21-24.
5 深津要・小長谷正明・河野慶三・宮崎光弘・野尻久雄・小笠原昭彦・古池保雄(1980):末期Duchenne型PMD者の呼吸動態.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の臨床病態及び疫学的研究」昭和54年度研究成果報告書,210-211.
4 河野慶三・宮崎光弘・片山幾代・野尻久雄・小笠原昭彦(1980):Duchenne型PMD者のRorschach Test初発反応時間の検討.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和54年度研究成果報告書,28-30.
3 河野慶三・野尻久雄・片山幾代・宮崎光弘・小笠原昭彦(1980):Duchenne型PMD者の時間評価.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和54年度研究成果報告書,27-28.
2 河野慶三・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘・小笠原昭彦(1980):Duchenne型PMD者のボディ・イメージ―QDA法による四肢・体幹のイメージ評価―.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和54年度研究成果報告書,24-26.
1 河野慶三・小笠原昭彦・片山幾代・野尻久雄・宮崎光弘(1980):Duchenne型PMD者の記憶能力について.厚生省神経疾患研究委託費「筋ジストロフィー症の療護に関する臨床社会学的研究」昭和54年度研究成果報告書,12-13.

 

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  • 平凡社: 街道アトラス

    平凡社: 街道アトラス
    旧街道に興味があります。ただし、あまりあちこちの街道を歩いたわけではありません。この本では、東海道と中山道は各宿場も紹介されるなど、詳しく載っていますが、その他の街道はダイジェスト。いわば、旧街道のカタログ本といったところ。現代の道と比べたり、旧街道がどのようにつながっていたかを知るにはよい本です。ただし、この本だけを頼りに旧街道を歩くことは、ほぼ不可能でしょう。 (★★★)

  • 保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)

    保阪正康: なぜ日本人は間違えたのか―真説・昭和100年と戦後80年―(新潮新書)
    今年は、昭和100年であり、戦後80年でもあるということで、新聞などでも特集記事が掲載されています。太平洋戦争は、日本という国を滅亡の一歩手前まで追い込みました。昭和という時代もそれが終わってから35年以上経ちますから、これからは歴史として語られるようになっていくはずです。この本は、二・二六事件、東京裁判、高度成長、田中角栄、昭和天皇など、時代を大きく変えた8つの事象を取り上げ、当事者たちの感情や思惑排して見つめ直すことを通して、これまでの通説、定説とは異なるそれらの真相を浮かび上がらせようとしています。読後感としては、私なども、何となくそうなのかと思っていたことがひっくり返されたような感じを抱いています。目的と手段を取り違えている、事実や科学的知見から目をそらしている、希望的観測を事実と思い込む、妙な精神論に陥るなど、今も続く認知、思考は、太平洋戦争のときの軍指導者から始まっているのかも知れません。いろいろな意味で「戦後」という概念については、根本的に再検討が必要ですし、日清戦争から太平洋戦争に至る数十年の戦争の時代は、何に由来し、そこから何を学ぶか、よくよく考えてみる必要があると思いました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)

    保阪 正康: 保阪正康と昭和史を学ぼう (文春新書)
    保阪正康さんは、一貫して近現代史を検証し続け、5,000人もの歴史の証人を取材してきています。この本は、月刊『文藝春秋』に掲載されたものから15編を選んでまとめられています。読み応えがあるのに、分かりやすい内容で、昭和史の証人として瀬島龍三、後藤田正晴などインタビューが、また、昭和の戦争7つの謎として無謀な開戦を決意した理由などが載せられています。その後、あの戦争と昭和史を語ろうということで、半藤一利さんなどとの対談が載っています。最後に、歴史をどう引き継ぐかということで、講演録があります。この講演では、江戸時代まで遡らなければ日本人は理解できない、江戸時代の260年を通じて、戦争をしなかったという事実から教訓、知恵を学ぶ必要があるなど、江戸時代に築かれた財産をもう一度取り戻すことの重要性が語られています。明治維新という、薩長の下級武士の暴力革命を経て、帝国主義国家が作られていく過程で、江戸自在の財産は放棄されたと著者はいいます。知識、技術は学び、取り入れたのに、哲学までには思いが至らなかったため、そうなっています。また、もう一つ、著者が強調するのは、天皇制の捉え方、論じ方です。天皇制は、本質的に戦争を嫌う制度だと著者はとらえています。これは、私には目から鱗の見方でした。さらに、天皇は何らかの形で京都にお住まいになって、政治の中心は東京にあってという江戸時代の知恵をもう一度取り戻すのもよいという提案は、真摯に検討する価値があると思います。 (★★★★★)

  • 芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)

    芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)
    関数電卓は持っていますし、その昔は、プログラム電卓で平均値、標準偏差などの計算をする簡単なプログラムを組んで使っていたこともあります。タイトルに惹かれて買ったのですが、ウ~ン、期待はずれでした。計算例が平方根以外にはほとんどありませんでした。関数電卓を片手に、その使い方や、どのような応用ができるかを知りたいと思ったのですが、そういう内容はあまりなくて残念でした。ただこの本を読んでよかったのは、数学の力と計算力とは別物であることが分かったこと。また、計算については、関数電卓などを駆使すればよいということでした。私自身、数学には自信がないのですが、「エェ!?、そうだったっけ?」と思う内容もありました(つまり、間違っているんじゃないの、と思える内容)。 (★)

  • 今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)

    今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)
    地名の由来については興味がありますから、この本を手に取ったのですが、読み始めたものの、すぐに「放置」していました。テーマごとに、それに関連する地名が列挙され、その由来について多少の説明(蘊蓄?)が書かれているのですが、列挙されている(例示されている)地名が煩雑で、読むのが面倒になってしまったのです。「地名マニア」の方であれば、これくらい何のそので読み進めたのでしょうが、私にはちょっと難行でした。2年くらい経って、気を取り直して、少々無理矢理に読み進めました。が、「不思議な名称には物語がある」という、帯の謳い文句には、いささか無理があるかなという気がします。物語というのであれば、個々の地名についてもうすこし物語って欲しい気がするのです。ただし、以上は、極めて個人的な感想です。 (★★)

  • piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)

    piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)
    本の帯に「あなたが毎日スルーしている鳥たちの素顔」「カラスも本当は人が怖い」とあります。ほとんど知っている内容でしたが、このように改めて、まとめてあると、いっそうよく分かりました。野鳥観察を始めたばかりの方、野鳥に興味を持ち始めた方には、最適な参考書の1つと思います。身近にいる鳥ばかりが取り上げられていますが、それだけに身近な鳥の行動や、特徴がよく分かって、野鳥がもっと好きになること請け合いです。タイトル通り、まさに「意外と知らない」です。自分では知っているつもりでも、意外と知らないことは多々ありそうです。 (★★★★★)

  • 五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)

    五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)
    高容姫という女性を知る人は多くはないかも知れませんが、本のサブタイトルにあるように、金正恩の母となった在日コリアンの女性です。北朝鮮では、日本から帰国した人間の社会的地位は低いため、その存在は公的には明らかにされていませんし、「国母」として崇拝されることもありません。これは、金正恩の弱点でもあり、コンプレックスにもなっているかも知れません。大阪の鶴橋で生まれ育った少女の数奇な運命をたどった、力作です。よくぞここまで取材したものだと思います。高容姫の人生をたどることで、北朝鮮の体制、社会、歴史にまで理解が及びます。ほとんど一気読みをしてしまいました。ちなみに、現在も大阪には、金正恩の伯父を始め、親戚が50名以上も暮らしているといいます。このことは、日朝関係の改善や、拉致問題の解決の手がかりになるのではないかという気がします。 (★★★★★)

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)