お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年6月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年6月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2025年6月

2025年6月30日 (月)

夏越しの大祓の今日は、バードウォッチングの吉日でもありました

Dsc03452c  今日は、三重県には熱中症警戒アラートが発令されています。最高気温は、33.8℃。朝、散歩に出る前にアメダスのデータを見たら、湿度100%と表示されていて、目を疑いました。この湿度の高さが、熱中症警戒アラートにつながったのでしょう。少しでも早くからと、6時50分に散歩をスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、春日さん、田町、三崎通と5.8㎞。2つに続けて春日さんに行きましたが、今朝、春日さんのインスタに「茅の輪を設置してもらった」と載っていたからです。結局、昨日は私のフライイングでしたという笑い話。

Dsc02261c_20250630135301  今日も、散歩に出ようとしたら、拙宅マンションのプレイロットにハクセキレイがいました。翼の様子から、昨日もここにいたハクセキレイのようです。よほどここが気に入ったのか、エサが採りやすいのか。いずれにしても、住んでいるところで鳥が見られるのはありがたいこと。

Dsc02303c_20250630135301  船津屋さんの裏で、イソヒヨドリ。堤防道路を歩いていたら、街路樹に入っていくのが見えたのです。このときに見えたのは、2羽でした。

Dsc02505c_20250630135301 Dsc02537c_20250630135301  イソヒヨドリは、船津屋さんの建物の方に移動。街路樹のところから覗いたら、3羽が一緒にいました。たくさん撮って来ましたので、記憶があやふやで、左の写真の個体と、右の写真の2羽とが、別の個体かどうか確信はありません。いずれも若者のように見えます。一昨日も、帰り道、住吉入江で1羽を見ています(2025年6月28日:今日は「スズメ写真家」からは脱却……イソヒヨドリに会いました)。

Dsc02613c_20250630135301 Dsc02669c_20250630135301  蟠龍櫓のところでスズメのヒナ。右の写真は三の丸水門のところにいたスズメのヒナ。スズメの数は減っていると聞きますが、今年は、スズメのヒナをよく見る気がします。

Dsc02729c_20250630135301  柿安コミュニティパークで、電柱にカワウ。ほかには、スズメと、ムクドリ。最近、ムクドリもあまり見なくなりました。また、触れるのを忘れていますが、ヒヨドリもまったくといってよいほど見なくなっています。

Dsc02779c_20250630135301Dsc02806c_20250630135301  九華公園では、このところ野鳥がいなくてぼやいてばかりでしたが、今日は違います(微笑)。相撲場、奥平屋敷跡、二の丸跡などあちこちでスズメや、そのヒナを見ています。

Dsc03074c_20250630135301 Dsc03205c_20250630135201  さらに、二の丸跡では、まずは、シジュウカラのヒナ。ピントがちょっと甘かったのが、残念。そして、コゲラ。すぐ下まで行っても逃げませんでした。

Dsc03287c_20250630135201 Dsc03350c  鎮国守国神社の境内を回って、相撲場のところでカワラヒワ。左の写真は、幼鳥。右は成長ですが、ひものようなものをくわえています。いったい何のため? 今頃から巣をつくるワケでもないと思うのですが……。

 Dsc02749c 九華公園で見た昆虫。シオカラトンボのオスのほか、コシアキトンボ、ウチワヤンマ(3頭ほど)、アオスジアゲハ、アゲハチョウ、モンシロチョウなど。

Dsc03516c_20250630135201  貝塚公園では、スズメ。鳥は、スズメのみ。昆虫は、アゲハチョウ、モンシロチョウ。

Dsc03680c_20250630135201 Dsc03585c  京町の民家のツバメの巣。4羽のヒナは、揃って元気そうでした。ちょうど外に出てこられたお隣の方に伺ったところ、「昨日、夕方、ヒナが巣の近くを飛び回っていた」という話しでした。いよいよ巣立ちは近いと思えます。商店にある巣では、今日も、親ツバメは真面目に巣に就いています。

Dsc03741c  Dsc03745c_20250630135101 京町から春日さんに行く途中、職人町あたりで、ツバメが3羽、電線で休んでいました。いずれも成鳥でした。右の写真は、このうちの1羽。左の写真で向かって右端にいるツバメ。

Dsc03927c_20250630135101  ツバメは、三崎通でももう1羽を見ました。このツバメを見たあたりには、古い巣が2つあるのですが、今年はそこにはツバメは来ていません。

 Dsc04078c_20250630135101 Dsc04123c_20250630135101 住吉入江まで戻ってきたら、スズメのヒナ。拙宅マンションまで戻ってきたら、驚いたことに、朝見たハクセキレイが、まだプレイロットにいました(何度か来たりしているのでしょうが)。

Dsc03790c_20250630135101 ところで、春日さんの茅の輪の話し。桑名建築組合の方々が、昨日、設置されたそうです。これは、毎年恒例。この写真は、全景。手前両側には、七夕の笹飾りもあります。鳥居のところに茅の輪が設けられ、その手前に「夏越しの大祓神事」と書かれたテーブル。そこに大祓にもちいるひとがたなどがおかれています。

Dsc03850c_20250630135101  ご神事は、今日の15時からでしたが、すでにくぐることができるようになっていましたので、早速、茅の輪くぐり。「水無月の夏越し祓いする人は千歳の命延ぶと云うなり」と唱えながら、左回り、右回り、左回りと3回くぐるという作法通りにやってきました。これで、この半年間、知らず知らずに犯した罪穢れや災厄も、少しは祓い清められたのではないかと思います。

Dsc03461c_20250630135201  ということで、今日も暑かったのですが、思った以上にたくさんの鳥たちにも出会え、夏越の大祓も、個人的に済ませられ、まぁよし。明日はさらに暑いという予報ですが、水曜から金曜は、「曇りときどき雨」の予報で、これが梅雨明けが宣言されない理由なのでしょう。桑名では、今月半ばからは、最高気温は、ほぼ30℃かそれ以上の日が続いています。6月18日には、36.1℃にもなっています。梅雨明けが宣言されたかどうかには関わらず、すでに夏模様ですから、熱中症には注意して、明日も散歩(笑)。ツユクサは、九華公園の野球場の南にて。

Dsc03543c_20250630135201 Dsc03553c_20250630135201  暑いとなると、ヒマワリが早く咲かないかなと思います。このところ吉津屋町を経由して歩いているのは、このヒマワリを見るため。さすがにまだ咲きません。

 

2025年6月29日 (日)

梅雨はどこに行ったの?

Dsc01871c_20250629153301  梅雨明けは宣言されていませんが、梅雨はどこに行ったの? という天候が続いています。今日も、最高気温は32.1℃まで上がっています。週間予報を見ても、昨日までは、今週半ばに雨マークがついていましたが、今日は、ずっと晴れに変わっています。今朝は、6時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、赤須賀神明社、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、春日さん、田町、三崎通と5.6㎞。

Dsc01523c_20250629153301 Dsc01552c_20250629153301  今日も、散歩に出ようとしたら、拙宅マンションのプレイロットに鳥が来ていました。芝生になっていますから、あまり暑くないためかも知れません。来ていたのは、ハクセキレイ1羽と、ムクドリが2羽。写真のムクドリは、若者のようです。

Dsc01727c_20250629153301 Dsc01854c_20250629153301  住吉神社では、スズメのヒナの鳴き声が聞こえましたが、姿は見えず。その後、野鳥にはほとんど出会いません。三の丸水門付近をツバメが飛んでいたくらい。九華公園も静かです。奥平屋敷跡でスズメの親子連れ。本丸跡では、ドバト3羽ほど。神戸櫓跡の松の木には、カワウたち。ときどきヒナがエサを要求するような鳴き声がしてきます。ほかには、数は多くありませんが、ハシボソガラスなど。

Dsc01629c_20250629153301  昆虫は、シオカラトンボのオス・メス、コシアキトンボ、アオスジアゲハ、ウチワヤンマなどを見ましたが、写真を撮れたのは、シオカラトンボのオスのみ。

Dsc01978c_20250629153301  Dsc02060c 貝塚公園では、スズメのみ。ツマグロヒョウモンのオスも見たものの、写真には撮れず。内堀公園でもスズメのみ。モンシロチョウの写真も撮れたのですが、イマイチ(右の写真)。

Dsc02084c_20250629153301 Dsc02123c_20250629153301  京町の民家のツバメの巣。そろそろ巣立つと思っているのですが、今朝はまだ。親が来ないと、なんだかシュンとしている感じですが、親がエサを持ってくると、相変わらずすごい勢いで、エサくれアピールをします。

Dsc02184c_20250629153301  商店の巣では、今日も親ツバメが、とても真面目に巣に就いていました。それにしても、こう暑いと、巣に就いているのも大変だろうと思います。

Dsc01882c_20250629153301 Dsc02208c_20250629153301  赤須賀神明社と、春日さん(桑名宗社)とに立ち寄ってきましたが、茅の輪が設置されていないか、見に行ったという次第。赤須賀神明社にはありましたが、春日さんにはありませんでした。そういえば、今年はまだインスタにも載っていません。例年、「夏越の大祓」として行われるのですが(2023年6月26日:春日さんで茅の輪くぐり……シジュウカラ、コゲラにイソヒヨドリで鳥見も満足)、今年はお休み??

 Dsc01999c_20250629153301 午後からは、内輪の心理アセスメント研修会で話をしてきました。月1回ペースで勉強しています。こういう機会をいただくのはありがたいことです。参加してくださる皆さんには、検査結果の解釈のことや、発達障害のあるお子さんの見方、理解の仕方がお分かりいただけるようで、やりがいがあります。写真は、キダチアロエのようです。

Dsc01987c_20250629153301  今週は、とくにアポはありません。火曜日には、7月に入ります。今年も早くも半分が過ぎようとしてい増す。恐ろしいことです(笑)。四日市あすなろう鉄道内部駅構内にあるリュウゼツランの花が咲きそうだというので、咲いたら見に行きたいと思っています。それにしても、こうも暑くて、野鳥がいないと、散歩ではなくて修行に励むのにも気合いが要ります(笑)。柿の実がずいぶん大きくなっていました。

2025年6月28日 (土)

今日は「スズメ写真家」からは脱却……イソヒヨドリに会いました

Dsc00443c_20250628132401  朝は、22.5℃とさほど暑くはなかったのですが、日中の最高気温は、33.9℃。昼くらいからはエアコンのお世話になっています。今朝も7時から散歩へ。先日のYさんの話しで、国道23号線の揖斐長良大橋の下流側、地蔵あたりへオオヨシキリがいるか見に行こうかとも思ったのですが、歩いているうちに、取りやめることにしました。日差しが結構強く、日陰のない堤防道路を往復2㎞以上、歩かねばならなかったのと、オオヨシキリがいても、見つけるのは難しいだろうと思ったからです。ということで、ほぼいつも通りに、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、紺屋町、京町、南魚町、寺町と5.7㎞。汗だくで帰宅。いつぞやも書いたかもしれませんが、この頃は、散歩から帰ると「朝風呂」です(笑)。冒頭の写真は、住吉神社から見た揖斐川の上流方向。地蔵まで行くには、赤須賀あたりから似たようなところを歩くのです。

Dsc00374c_20250628132401  拙宅マンションのプレイロットにハクセキレイ。身繕いの途中で、ハクセキレイらしからぬ容姿。今日は、スズメも来ていました。

Dsc00462c_20250628132401  Dsc00418c_20250628132401 住吉神社あたりで、スズメのヒナ。今日も、スズメ写真家かも知れません(笑)。高水敷に飛んできたのは、カワラヒワのヒナ。ちょっと遠かったので、あまりクリアには撮れません。

Dsc00703c_20250628132401  九華公園では、今日も野鳥は少なく、ハシボソガラス、スズメ、ドバト、カワウを見て、カワラヒワの鳴き声を聞いたのみ。散歩友達から「何かいた?」と聞かれたのですが、「スズメとハトばかり」と答えたら、笑われました。

Dsc00930c_20250628132401  貝塚公園でも見たのは、スズメのみ。ジャンプしています。

Dsc01184c Dsc01219c_20250628132301  京町でのツバメの巣チェック。まずは、民家の巣。今日もまだ4羽揃って巣にいました。右の写真をよくよくご覧いただくと、向かって右端のヒナがトンボを飲み込み中。さらに巣の手前にイトトンボが写っています。親がエサをやりに来る前の写真には、イトトンボは写っていませんでしたから、親がエサにもってきたものでしょうか? 

Dsc01287c_20250628132301  商店の巣では、今日も親ツバメが巣に就いていました。上に書いた民家の巣では、卵があると思われるのに、親がいないことがありましたが、こちらでは今までは、そういうことはありません。

Dsc01393c_20250628132301 Dsc01456c-2  住吉入江まで戻ってきたら、ソメイヨシノの木に鳥が入って行くのを見つけ、そっと近づいて撮影。イソヒヨドリ。若い個体のように思えます。

Dsc00537c_20250628135201 Dsc00744c_20250628132401  昆虫その他。九華公園の相撲場東の堀では、このところ、子ガメをよく見ます。今日は左の写真のように、木の枝に並んでいて、「子ガメの学校」のような雰囲気。

Dsc00765c  こちらは、たぶんボラの幼魚。群れで、堀のあちこちにいます。

 Dsc00799c_20250628135601 Dsc00757c_20250628132401 トンボ、今日、九華公園では、コシアキトンボと、シオカラトンボのオス。チョウは、アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンシロチョウを見ています。

Dsc00936c_20250628132401 Dsc01031c_20250628132401  貝塚公園では、ツマグロヒョウモンのオス(左の写真)。ツマグロヒョウモンのオスは、吉津屋町でも。

Dsc01349c  住吉入江で、イソヒヨドリに出会う前、ベンチに座って休んでいたら、これはノシメトンボでしょうか。ほかにはモンシロチョウも。

Dsc00695c-2 Dsc01326c_20250628132301  イソヒヨドリと、カワラヒワ、ハクセキレイに出会いましたので、今日は「スズメ写真家」からは脱却しました。火曜日までは、好天で暑い日が続くそうですが、水・木曜には雨予報。このために、まだ、梅雨明けとはならないようです。明日は、午後から、内輪の勉強会が予定されていますので、朝、いつも通りに散歩のつもり。

2025年6月27日 (金)

スズメ写真家に転身か(笑)

Dsc09437c_20250627141201  九州から近畿までは梅雨明けが宣言されたそうですが、東海地方はまだ。しかし、朝からよく晴れて、暑くなり、最高気温は33.6℃(13時20分)。梅雨明けが早いのは、うれしいような、そうでもないような微妙な感じです。雨はうっとうしく、散歩に出られませんから、できれば避けたいところ。しかし、雨が少ないと農業に影響しそうですし、水不足にもつながるかもしれません。早くから猛暑が続くと、身体的に参りそうです。今朝は、7時から散歩へ。もう少し暑くなりそうなら、もう30分繰り上げようと思っています。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、紺屋町、京町、春日さん、田町、三崎通と6.3㎞。春日さんに行ったのは、そろそろ夏越の大祓のための茅の輪があるかと思ったのですが、まだでした。冒頭の写真は、蟠龍櫓。

 Dsc09561c_20250627141201 Dsc09415c今日はあちこちでスズメの写真を撮ってきました。といいたいところですが、出会ったのがスズメばかりというのが、真相(笑)。左の写真は、住吉神社前にいたスズメのヒナ。右は、九華公園の北門を入ったところにいたスズメ。これもヒナ。九華公園でこのほか見たのは、ハシボソガラス、キジバト。鳴き声を聞いたのは、カワラヒワ。こういう状況。

Dsc09816c_20250627141201 Dsc09836c_20250627141201  貝塚公園では、スズメと、ハクセキレイ。ここでハクセキレイが来るのは、桑名空襲の慰霊碑があるところ。ちょっとした広場があります。いつも同じハクセキレイだろうと思っています。

Dsc00126c_20250627141101 Dsc00259c_20250627141101  京町のツバメたち。左の写真は、民家にある巣のヒナたち。ひょっとしたら、すでに巣立ったかと思ったのですが、まだでした。向かって右端のヒナは、この直前にトンボか何かをもらったところ。右は、商店にある巣。親が巣に就いていますが、カメラ目線をくれました。

Dsc00292c_20250627141101  もう1羽もスズメ。これは、住吉入江まで来たら、飛来したヒナ。今日は、スズメのヒナが多いこと。

Dsc09465c_20250627141201 Dsc09719c_20250627141201  野鳥がいませんから、チョウや、トンボもよく見て歩くのですが、あまりたくさんはいません。コシアキトンボは、いつも通り、九華公園でもっともよく見ます。これは相撲場近くの堀のところにいました。右は、シオカラトンボのオス。超クローズアップを撮ってみました。

Dsc09785c-2  外周遊歩道の南でも、シオカラトンボ。オス。ほかに九華公園で見たトンボは、ウチワヤンマのみ。それも1頭のみ。今シーズンは、ギンヤンマをまだ見ていません。チョウは、モンシロチョウ、アゲハ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモンのオス。

Dsc09916c_20250627141201 Dsc00154c-2  貝塚公園では、シオカラトンボのメス。ツマグロヒョウモンのメスもいました。京町の民家のツバメの巣の下で、ツマグロヒョウモンのオス。数年前に比べると、トンボもチョウも少なくなっている気がします。

Dsc00014c_20250627141201  吉津屋町で、アベリアアゲハチョウ。蜜を吸っています。

Dsc09626c_20250627141201 Dsc09662c_20250627141201  花もネタが尽きたかという気もしますが、アガパンサスを上からと、下からと撮ってみました。あまり芸はありません。

Dsc09742c_20250627141201  こちらは、グロリオサ。熱帯アフリカから熱帯アジアが原産だそうです。たぶん毎年同じところにこのグロリオサが咲きます。

Dsc09976c_20250627141201  カンナ。これも、毎年同じところで見てきます。外堀の桑名港交差点の近くです。明日も33℃という予報。冒頭の話しに戻りますが、天気がよいのはありがたいのですが、あまり暑いのはかないません。

2025年6月26日 (木)

ツバメのヒナの巣立ちは近いか?……今日も、一時豪雨に見舞われました

06261110raderc 250626110942768c  11時過ぎに猛烈な雨が降りました。そのときの雨雲レーダー画像が、冒頭のもの。わが家の南側のベランダから見た、そのときの光景が右の写真。

06261400amedasc 250626110606315c  こちらは、アメダスのデータ。11時台は、時間雨量にして13.5mmでしたが、豪雨が短時間で通り過ぎたために、このくらいだったのでしょう。右の写真は、豪雨がわが家あたりにやってくる直前の南の空。写真奥中央から右手にかけて、「雨柱」かと思えるものが見えています。

Dsc07994c_20250626141501  さて、朝のうちは晴れ間も見えていましたので、7時から散歩へ。フルに散歩に行くのは、月曜以来(2025年6月23日:梅雨空が戻り、一時的に豪雨)。そういえば、このときにも一時的に豪雨がありました。散歩は、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、紺屋町、京町、寺町と5.6㎞。蒸し暑くて、汗びっしょりで帰ってきました。最近は、散歩から帰ると、汗だくですから、「朝風呂」(笑)。

Dsc08043c_20250626141501  散歩に出てすぐ、拙宅マンションのプレイロットにスズメの親子。ヒナの方だけ、写真が撮れました。ところが、そのあとはなかなか鳥に出会いません。ツバメが飛んでいたり、スズメが数羽いたり、ムクドリに出会ったりはしたのですが、今シーズンでもっとも少なかった気がします。

Dsc08403c_20250626141701  九華公園でも野鳥は少なく、スズメ、ドバトに出会ったくらい。トンボなど昆虫でもと思ったのですが、昆虫も少ない。コシアキトンボと、モンシロチョウ、アゲハを見たくらいでした。

Dsc08304c_20250626141701 Dsc08394c_20250626141701  「今日は、何もいないのか」と思ったら、北門近くの電線にカワラヒワ。写真としては不出来ですが、左の写真はカワラヒワのヒナ、右は成鳥。

Dsc08409c_20250626141701  カワウのヒナは、4つの巣のうち2つにいます。いずれも1羽。この写真は、もっとも北にある巣。下にいる方がヒナ。ヒナと行っても、ほぼ親と同じくらいの大きさになっています。

Dsc08464c_20250626141701 Dsc08534c  貝塚公園でも野鳥は少なく、見られたのは、スズメのみ。ハクセキレイは、内堀南公園の近くの電線にて。

Dsc08557c  吉津屋町で、アベリアツマグロヒョウモンのオス。

Dsc09094c Dsc09034c_20250626141801  京町のツバメの巣の様子。まずは、民家にある巣。ヒナは4羽とも元気でした。盛んに羽繕いをしたり、中には、右の写真のように、飛ぶ練習でもしているのかと思えるようなことをしているヒナもいました。巣立ちが近い気がします。

Dsc08827c_20250626141801Dsc08945c_20250626143801  オマケ写真ですが、相次いでこのシーンが見られました(笑)。こういうシーンを好んでいるわけではありません。しばらく観察していると、ヒナがことに及ぶのです。

Dsc08880c  排泄したあとは、必ずといってよいほど、こういう動作をします。翼を広げて、伸びをするような感じです。気持ちがいいのでしょうね。

Dsc09242c_20250626141501 Dsc09201c  こちらは、商店にある巣。昨日、親ツバメが巣に就いているのを見つけましたが、今日も、巣に座っていました。私が行ったのは、巣に就くのを交代した直後でした。右の写真のツバメが巣から出て来て、近くのお宅のひさしの上で一休み中。

 Dsc09344c拙宅マンション近くまで戻ってきたら、住吉入江にカワウ。クローズアップを撮ってみました。目は、エメラルドグリーンできれいです。

Dsc09285c_20250626141501  寺町商店街を歩いていたら、「2025びっくり夜店」のポスターが貼ってありました。いつもは、夏休みの初めに開催されますが、今年は、夏休みの終わりだそうです。夜店そのものに用事はありませんが、去年のように、御坊さんでライトアップがあれば(2024年7月19日:20240719御坊さんライトアップ)、見に行きたいと思います。

Dsc08175c_20250626141501 Dsc08580c_20250626141701  週間予報を見ますと、明日からは晴れて、暑くなるといいます。最高気温は35.0℃前後になるという予報。参りますねぇ。そういえば、今日、散歩&鳥見友だちのYさんから、国道23号線の揖斐長良大橋の下流側、右岸の葭原にオオヨシキリらしき鳥がいるという情報。ただし、九華公園からは直線で1㎞ほどありますから、そこまで見に出かけるなら覚悟が要ります(笑)。野鳥のことですから、必ずいるいう保証はありませんし。左の写真は九華公園の花壇にて、右の写真のスカシユリは吉津屋町にて。

2025年6月25日 (水)

ランチのあと、ツバメの巣を見てきました

Dsc07957c_20250625135801  雨は朝早くに上がり、午前中は曇り。空模様が気になったものの、予定通りに、朝8時から「定例散髪」のためS理容院さんへ。別にこだわりはありませんし、予定通りに行かなくてもパニックにはなりません。散髪を済ませて、いったん帰宅。

250625111903464c 250625114644865c  同級生K氏とランチを約束していましたので、11時半前に寺町商店街へ。K氏の希望で、今日は、こちら、てらまちダイニングuosueさんへ。私は、2月に大学の時の友人と来て以来、2回目(2025年2月6日:20250206近鉄あみま倶楽部ハイキング「七里の渡・大福田寺コース」へ(一回完結))。人気店で、開店時刻前に、電話予約の方も含め6組ほどが待っていました。今日も刺身定食。私はマグロにしました。これで税込み¥1,650。食後には、コーヒー(¥350)をいただいてきました。1時間半ほど滞在。

250625113612793c  店内はハワイ風。ハワイの料理もありますし、魚を選んで、焼いたり、煮たりもしてもらえます。唐揚げもありますが、それはかなりのボリュームで、年寄りではとても食べきれないくらい(持ち帰り可)。刺身はおいしく、ビールか酒が欲しくなりました(笑)。

Dsc07875c_20250625135901  近くまで行きましたので、京町に足を延ばして、ツバメの巣もチェックしてきました。左の写真は、商店にある巣。先日、修復していたところですが、今日はすでにツバメが巣に就いていました。この様子では、早くも卵を産んで、抱いているようです。

Dsc07940c_20250625135801  こちらは、民家にある巣。ヒナは4羽とも元気そうで、かなり成長しています。とくに向かって右側にいる2羽は、もうじき巣立ちそうな雰囲気でした。

Dsc07984c_20250625135801  このあと、寺町を通って帰宅。午後からは、晴れ間も出て来て、かなり蒸し暑くなっています。最高気温は32.1℃です。明日は、曇りのち雨の予報ですが、朝のうちは散歩には行けそうです。明後日からは、梅雨の晴れ間が戻り、またもや暑い日々だとか。

2025年6月24日 (火)

梅雨らしい天候の1日

Dsc07838c_20250624141501 25061400amedas  梅雨らしい天候の1日となっています。朝から降ったり、止んだりを繰り返し、ときおり強く降っています。最高気温は、26.0℃と平年並み。午後になると、雨雲が取れてくるかと期待したのですが、そうでもなさそうで、14時過ぎに、今日は散歩に行くのを諦めました。案外、諦めが悪いのです(苦笑)。というより、散歩依存症ですから、散歩に行けないとウロウロするのです。

Seminar1c 午前中は、「雨読の日」のモットーにしたがい、勉強会の資料づくりに励んでいました。演習をしますので、その資料です。受講者の皆さんに実際にデータを読んで、その解釈をしていただくのですが、どのようなやり方、資料にすれば分かりやすいかをあれこれ考えながら、資料づくり。若い頃と違って、アタマがすぐに飽和してきて困ります(苦笑)。いつも書きますが、能率、持続力、体力などが低下したためです。サッサとやってしまえればよいのに。

Dsc07820c_20250624141501 Dsc07846c  その合間に、ベランダ園芸を少しだけ。例のアサガオ。例年、行灯仕立てにするものの、きちんと世話をしませんから、ジャングル状態になっていました。去年は、なぜか花は1つも咲かずに終わりました。今年は、いつものようにたくさん種を蒔いて、そこから6本を選んで2鉢にしていました。6月11日に摘心をしましたが(2025年6月11日:アサガオの手入れ)、その後、わき芽も出て来ましたから、今日は、それぞれの鉢とも、1本ずつ減らして、2本にしています。最終的には、どちらもアサガオは1本にした方がよいのかも知れません。左の写真が事前、右が事後です。

Dsc07825c_20250624141501  こちらは、サギソウ。Dsc07864c_202506241415016月22日にも書きましたが(2025年6月22日:散歩は、やはり修行となりつつあります(笑)……桑名にもUber Eats登場)、ずいぶん伸びてはいますが、茎が細いのが気になります。つぼみも出ています。以前、早くに小さい花が咲いて、オシマイという年がありましたが、そのときのサギソウの様子に似ています。心配です。

Dsc07749c_20250624143101  明日は、曇りのち晴れという予報。偶数月の最終週の水曜日ですから、定例散髪日。散髪に行って、ついでに少し散歩ができるでしょう。

2025年6月23日 (月)

梅雨空が戻り、一時的に豪雨

 昼前に一時的に豪雨に見舞われました。250623114504045c 06251145rain冒頭の写真は、そのときのもの。この時間帯、右の画像のように、レーダーでは真っ赤に表示される、かなり強い雨雲が来ていました。熱帯夜にはなりませんでしたが、それでも最低気温は24.7℃。最高気温は、29.3℃(9時42分)。

Dsc07818c_20250623135101  天気予報の通り、梅雨空が戻ってきていますが、朝の早いうちは、桑名あたりは、雨雲の大きな隙間に入っていましたので、6時45分から散歩に行ってきました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.0㎞。スマホでYahoo!の雨雲レーダーを見ながら歩きましたが、幸い振られずに済みました。

Dsc06914c_20250623135101 Dsc06998c_20250623135101  いつもよりも少し早い時間でしたので、散歩友達にはほとんど会いませんでした。野鳥も、相変わらず少なく、ちょっと物足りません。九華公園では、あちこちにスズメがいます。ヒナの姿もまだよく見ます。

Dsc07021c_20250623135101  ムクドリもいますが、その数は多くはありません。ドバト、ハシボソガラスなどもあまりいません。

Dsc07168c Dsc07190c_20250623135101  今日も、スズメとムクドリくらいかと思っていたら、本丸跡でカワラヒワ。左の写真の個体の方が色が濃いので、オスかと思います。右は、メスでしょうか。アオサギは、その後、来ませんし(2025年6月16日:アオサギがいたのに、逃げられました……余談は備蓄米を買った話)、カワセミにはまったく遭いません。

Dsc06893c_20250623135101  pnさんのお勧めもあり、トンボなどにも目を向けています。九華公園でこの頃もっともよく見るのは、コシアキトンボ。今日は、その写真は撮れていません。相撲場近くで、シオカラトンボのオス。ウチワヤンマは、今日は見ていません。そういえば、ギンヤンマをまだ見ていないですね。

Dsc07387c_20250623135101 Dsc07428c_20250623135101  貝塚公園でもスズメばかり。ハクセキレイが1羽だけやって来ました。トンボは、シオカラトンボのメス。貝塚公園には、池はあるものの、水は普段は入っていません(雨水がたまったときくらい)。

Dsc07526c_20250623135101 Dsc07575c  京町のお宅にあるツバメの巣では、今日もヒナは、4羽とも元気でした。しばらく見ていたのですが、親ツバメが運んでくるエサには、かなりの頻度でトンボが含まれています。この写真では、向かって右端のヒナにコシアキトンボらしきエサが与えられています。しかし、ヒナにとって、トンボはなかなか自分の力では飲み込みにくいもののようで、しらばくモグモグ? していました。

Dsc07586c_20250623135101  親ツバメが去ってからも、まだ、口にトンボが入っています。

 Dsc07629c_20250623135101 よく見ていますと、エサをもらい損ねることもあるようでした。この写真では、向かって左端のヒナの口から、虫らしきものが落ちていくところが写っています。ほかのシーンでは(写真はピンボケでした)、コシアキトンボを落としていました。さすがに地上に落ちたトンボは、親ツバメも拾えません。何度か拾おうとトライはしていましたが、そもそもツバメ自身が飛びながら飛んでいるエサを捕まえる修正がありますから、無理なのでしょう。

Dsc07725c_20250623135101  こちらは、京町の商店の巣。私が行ったときには、ツバメはいませんでした。昨日(2025年6月22日:散歩は、やはり修行となりつつあります(笑)……桑名にもUber Eats登場)と、様子は変わらないように見えます。

Dsc06886c_20250623135101 Dsc07769c_20250623135101  今日は朝から雨かと思っていましたので、散歩に行けたのは、いわば儲けもの。去年の今頃も、野鳥がいないとぼやいていましたが(たとえば、2024年6月24日:鳥はいません)、カワセミが出てきた日もありました(2024年6月25日:半年ぶりにカワセミに遭遇……春日さんに茅の輪)。そろそろ茅の輪くぐりの季節でもあります。こういうことを楽しみに、梅雨時ではあるものの、散歩に出られる日は出たいと思っています。

Dsc07217c_20250623135101  あとは、昨日も書きましたように、内輪の勉強会の資料づくりにも着手しています。知能検査を使った心理アセスメントの方法についての演習資料をつくるのです。どのような内容で、どのようにやれば分かりやすくなるか、あれこれ思案中です。

2025年6月22日 (日)

20250621なばなの里……ベゴニアガーデンと、あじさい・花しょうぶロードを見てきました

Dsc04873c_20250621153301 Dsc04941c_20250621153401  6月21日の記事でも少し触れましたが、この日、散歩の最後になばなの里に行ってきました。娘が職場で、今月末が期限の招待券を1枚もらってきて、私にくれたのです。なばなの里に行ったのは、2022年12月以来(2022年12月23日:20221223長島ウォーキング(予告編))。このときは、同級生K氏と「長島ウォーキング」に出かけ、この年のウォーキングの打ち上げをしたのです。昨日は、ベゴニアガーデンも見てきたのですが、それは5年前の4月以来(2020年4月14日:御衣黄、ベゴニアガーデンそして押し寿司……藤が丘デザイン公園となばなの里へ)。しかし、なばなの里に行くのは、招待券をもらったときか、友人・知人の年パスで一緒に入れてもらうかというときだけで、我ながら笑えます。自分でも年パスを買おうかと思ったことはありますが、さほど頻繁に行く自信がないのです。

Dsc04902c_20250622154501 Dsc04941c_20250621153401  10時の開園とともに入村しました。ゲート前には30人くらいのお客さんで、空いていました。梅雨時ですし、晴れても暑くなるという予報でしたから、来園しようという方がそもそも少なかったのでしょう。左の写真で奥に見える建物は、長島ビール園。ここで地ビールを作っています。右は、チャペル。

Dsc04921c_20250622154501 0b47f345  園内に冨士山があります(笑)。これは、アイランド富士という展望台。地上45mの高さで客席部分がゆっくり一周しますので、天気がよければ、周囲の眺めを楽しめます。と書いておきながら、載ったことはありません。右の写真に写っています(2022年11月16日の撮影)。

Dsc04914c_20250622154501 Dsc04929c_20250622154501  時節柄、村内のあちこちにアジサイが咲いています。

Dsc04985c_20250621153401  Dsc04999c_20250622155801 まずは、ベゴニアガーデンへ。ベゴニア (Begonia) とは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属、学名 Begonia)に属する植物の総称です。熱帯〜亜熱帯地方の原種を交配し、多くの種や品種がつくられています。ここにも確か12,000株のベゴニアがあります。性質は多様ですが、葉の形が左右非対称でややゆがんだ形であること、花は雌雄別であり大抵の種は雄花は4枚、雌花は5枚の花びらをもつことなどが共通した特徴だそうです。鑑賞のために栽培されるベゴニアの多くは多年草の草花ですが、球根性のもの、木立性のものもあります。

Dsc05014c_20250622155801 Dsc05323c_20250622155801  ベゴニアガーデンは、絵画のような大温室という謳い文句ですが、まさにその通り。ベゴニアの花の美しさは、見る人を虜にすること間違いなしです。咲き誇る花々をバックにした記念撮影スペースもあります。

Dsc05111c_20250622155801 Dsc05135c_20250622155801  なかには、これらのように、熱帯植物かと思うような種類もありました。

Dsc05211c_20250622155801 Dsc05203c_20250622155801  こちらは、メディニラ・マグニフィカと書いてありました。和名は、オオバヤドリノボタン(大葉宿野牡丹)だそうです。ピンク色の苞の下に桃赤色の小花がたくさん咲いています。

Dsc05472c_20250622155901  Dsc05408c_20250622155801こちらは4つめにして、最後の大温室の様子。大きな池に花が浮かべてあり、それがゆっくりと回っています。向こうに並んでいる花が、水鏡になっていて、それを何とかきれいに撮りたいと思ったのですが、なかなか難しい。

Dsc05562c_20250622160701 Dsc05570c_20250621153401  出口の手前に「見返りの花」。もう一度振り返ってみるように勧められます。いや、勧められたように振り返ってみて、よかったと思います。ベゴニアを堪能してきました。

Dsc05637c_20250622155901 Dsc05789c_20250621153401  続いて、あじさい・花しょうぶロードへ。7月6日まで、光のトンネルのところで開催中。200mほどのところの両側にあじさいと、花しょうぶ、合計300鉢ほどがならんでいます。

Dsc05735c_20250622161301  Dsc05645c_20250622160001あじさいも、園芸品種が多いのでしょう。品種改良されたと思われるものが、実にたくさん並んでいます。こんな色の花ができるのかと思うものも、多々ありました。調子に乗ってたくさん写真を撮ってきてしまったのですが、キリがありませんので、これくらいで。

Dsc05833c Dsc05797c_20250622160001 花しょうぶもたくさんありました。花しょうぶも、江戸系、肥後系、伊勢系と3つの系統があり、それぞれ実にたくさんの種類があるのは、知っていましたが、これもキリがありません。

Dsc05942c_20250621153401 250621105835960c  という次第で、村内を一周しながら、主にベゴニアガーデンと、あじさい・花しょうぶロードを見てきました。この日も30℃を超える暑さでしたので、帰る前に、LeTAO(ルタオ)のジャージーミルクソフトクリームで休憩。北海道産ジャージー牛乳が濃厚なミルク味で、おいしい。¥500。LeTAOは、小樽の洋菓子舗。

250621150818936c 250621152219215c  さらに、ここに来たときの定番土産。安永餅の伊勢茶バージョン。8本入りで、¥1,000。確か令和3(2021)年から販売されていると思います。

散歩は、やはり修行となりつつあります(笑)……桑名にもUber Eats登場

Dsc06754c_20250622135401  朝のうちは北または東寄りの風でしたが、10時頃から南風となり、湿った風が吹いてくる感じです。最高気温は、今のところ、30.2℃。7時から散歩をしてきましたが、かなり汗をかきました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.8㎞。タイトルは、蒸し暑くなってきて、歩くのが大変なことと、野鳥がいないことから、散歩というより、修行しているような気がしてきた(例年のことですが)というくらいの意味。

Dsc06291c_20250622135401 Dsc06385c  いつもながら、揖斐長良川の中州からオオヨシキリの鳴き声は聞こえてくるものの、九華公園に着くまでに見たのは、スズメとムクドリのみ。九華公園でも似たような状況です。種類は限られ、数も少ないのです。

Dsc06414c_20250622135401  ドバトは、相撲場近くにて。お疲れなのかもしれません。カワウの巣からは、ときおりヒナの鳴き声が聞こえてきますが、なかなかうまく撮影はできません。

Dsc06226c_20250622135401  アカミミガメは、ときどき上陸しているのを見ますが、散乱していたり、穴を掘っていたりするところは、今シーズンは見ていません。

Dsc06259c_20250622135401  Dsc06110c_20250622135401 トンボも、種類、数ともに減った感じ。今日、最もたくさん見たのは、コシアキトンボ(左の写真)。シオカラトンボも少し。今日は、ウチワヤンマは見ていません。このあと、貝塚公園で、コゲラを見たものの、証拠写真以下にて、割愛。

Dsc06584c Dsc06667c_20250622135301  京町にある民家のツバメの巣は、変わりありません。ヒナは4羽ともに元気です。右の写真は、商店にある、修復中の巣。一昨日に比べ、さらに修復が進んでいます。泥に枯れ草を混ぜてつくっていますが、根気が必要な作業です。

1749697576720c 250622083222786c  撮れ高がありませんので、余談にて。その1は、Uber Eats。6月12日の勝手にハイキングの帰り、近鉄桑名駅の改札内に左の写真のような大きな広告が出ていました。いよいよ桑名でもUber Eatsが利用できるのかと思っていたら、今日、散歩コースにある中華料理屋さんのところに、右の写真のような幟旗を見つけました。桑名のUber Eatsのサイトはこちら。試しに市役所の住所を借りて、検索してみましたが、出てくるのは、全国チェーンのレストラン、ドーナッツ、ハンバーガー、コンビニなどがほとんどで、地元の店は、見た限りで2軒。これではまだまだ「Uber Eatsでいいんじゃない?!」にはならないかも。

Dsc06760c_20250622135301  その2は、ベランダ園芸。まずは、アサガオ。しばらく放置して、水だけやっていましたが、ご覧のようになりました。本数をさらに減らそうと思っていたのに、勝手に支柱に絡みつき始めました。わき芽は出始めています。明日は雨予報ですから、これは明日の作業。

Dsc06767c_20250622135301 Dsc05981c_20250622135501  こちらはサギソウ。ずいぶん伸びたなと思って、よく見たら、芽というか、つぼみというか、出て来ました。これはいかにも早すぎます。といっても、人の力でどうこうできるものではありません。いつぞやも、早くに、小さな花が咲いて、挙げ句の果てに失敗したということがありましたっけ。

250622140722055c その3は、ノートパソコンの話し。某中古ショップ(ここは、大手のリース会社が営んでおり、リースから戻ったパソコンを整備して、中古として売っているようです)に発注しておいたLet's note CF-SV9DLVSは(2025年6月18日:野鳥がいませんから、昆虫を撮ってきました(笑)…………余談はパソコン&サブスク)、20日の夕方に届きました。発注日から数えて3日目。パソコンを新しくしますと、セッティングや、アプリのインストールが面倒なのですが、必要最低限のことは、その日のうちに済ませました。日本語入力も、サブスクのATOK Passsportに変更。アプリも、メインのWPS2が、きちんと動作することも確認。プレゼンテーションアプリのPresetationも正常に動き、レーザーポインターでリモートコントロールできることもチェックしましたので、これで大丈夫。外観はきれいです。傷などは、よく見ると小さなものが1つ、2つありますが、前のLet's noteに比べたら、新品同様。起動も速く、動作はキビキビしています。また、販売店のうたい文句では、「バッテリーテスト結果80%以上」ということですが、まだしっかり使っていませんので、それについては未確認。重さは、1㎏を切っていますので、とても軽くなっています。

Dsc06407c_20250622135401 Dsc06550c_20250622135401  今週は、梅雨空が戻ってくるという予報。いったん消えていた梅雨前線も復活しています。水曜には友人とランチ、日曜には、内輪の勉強会が予定されています。この勉強会については、その次の準備を進めないといけません。雨の止み間があれば、散歩に出ましょう。JRさわやかウォーキングも、近鉄ハイキングも、春の企画はほぼ終わりで、7~8月は夏休み。また、勝手にハイキングを企画したいと思っています。

2025年6月21日 (土)

カイツブリのヒナは2羽…………なばなの里へも行ってきました

Dsc04088c_20250621153001  夏至の今日は、薄雲が広がることもありましたが、おおむね晴れ。最高気温は、31.2℃。風はありますが、南風。JRさわやかウォーキングに行こうかと思ったのですが、東海道線三ヶ根駅がスタート&ゴールで、いささか遠い。深溝松平家の菩提寺であるあじさい寺(本光寺)がコースに入っていたので迷ったのですが、6月30日が期限のなばなの里の招待券がありましたので、そちらを優先しました。7時に出て、弥富の三ツ又池公園、長島町内、長良川河口堰と回ったあと、10時から1時間、なばなの里へ行ってきました。冒頭の写真は、三ツ又池公園にて。歩いたのは、合計で7.3㎞。

Dsc03730c_20250621153001 Dsc03975c_20250621153001  三ツ又池公園といえば、カイツブリなのですが、前回訪ねたとき、その前に2つあった巣が(2025年5月25日:カイツブリを見てきました……河口堰に、今日はコアジサシは登場せず)、1つになっていました(2025年6月1日:三ツ又池公園でオオヨシキリ……残念ながらカイツブリの巣は1つだけになっていました)。こちらは、その巣。ヒナが2羽、孵っていました。岸からは50mほどのところにありますので、私のカメラではこの程度の写真。

Dsc04107c_20250621153101  前回、いったん消えた巣が復活していました。ほぼ同じ場所に、です。こちらは、親が巣に就いていますので、卵を抱いていると思われます。このほかに見たカイツブリは、2羽でしたので、成鳥が5羽、ヒナが2羽。以前はもっとたくさんのカイツブリがいましたので、現状はちょっと寂しい。

Dsc04199c_20250621153101  ほかの水鳥もほとんどいません。こちらのカルガモ1羽くらい。

Dsc04002c_20250621153001  オオヨシキリは、蓮田から2~3羽の鳴き声が聞こえましたが、姿は2羽が追いかけ合って飛ぶのを見たのみ。元花菖蒲園の西にある木からもオオヨシキリの鳴き声が聞こえたのですが、すでに花菖蒲園の反対側まで来ており、戻る元気はありませんでした。ちなみに、蓮田のハスは、これから咲いてきます。

Dsc04365c_20250621153201  長島町内某所を3ヶDsc04218c 所、チェックしてきました。まず、東の某所。ここも道路から遠いので、はっきりした写真にはなりませんでしたが、コチドリのヒナが2羽、いるようでした(右の写真)。

Dsc04594c_20250621153201  コチドリを見ていたら、コアジサシが1羽やって来ました。ほかにコアジサシはいないようですし、巣があるようには見えませんでした。このあと、南の某所に行ったものの、ヒバリ1羽がいただけで、コチドリ、コアジサシ、ケリなどはいませんでした。

Dsc04644c_20250621153301 Dsc04668c_20250621153301  北の某所でも、コチドリが2羽。某所の中へは入れないところがほとんどですので、証拠写真ばかり。

Dsc04805c_20250621153301  長良川河口堰。Dsc04749c_20250621153301夏のような日ですから、あまり期待しなかったのですが、期待は裏切られませんでした(笑)。サギは、1羽もおらず。親水広場でハクセキレイが1羽のみ。中州からはオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえますが、ここでも姿は見えず。管理橋を往復して、歩数をかせいだだけ。

Dsc04873c_20250621153301 Dsc04941c_20250621153401  最後に、なばなの里。娘が、職場で招待券をもらってきてくれたのです。10時開園にあわせて入村。30人ほどの方が待っていました。

Dsc04985c_20250621153401 Dsc05415c  まずは、ベゴニア館。なばなの里の入場料、今の時期は¥1,700(イルミなし)で、ベゴニア館に入るには別途¥1,000が必要ですが、その価値は十分にあります。写真の整理が追いついていませんので、とりあえずということで。なばなの里については、改めて別の記事を書くつもりです。

Dsc05570c_20250621153401  ベゴニア館の最後に「見返りの花」があり、そこから振り返った写真。

Dsc05637c_20250621153401  あじさい・花しょうぶロードが、6月下旬頃まで開催されています。光のトンネルのところにて。

Dsc05789c_20250621153401 Dsc05833c  約200mの間に、合計で300鉢くらいのアジサイと花しょうぶが並んでいます。という次第で、村内を一回りしてきました。

 250621105835960c Dsc05942c_20250621153401 暑かったので、帰る前に、LeTAO(ルタオ)のジャージーミルクソフトクリームで休憩。北海道産ジャージー牛乳が濃厚なミルク味で、おいしい。¥500。LeTAOは、小樽の洋菓子舗。

250621152219215c 250621150818936c  さらに、ここに来たときの定番土産。安永餅の伊勢茶バージョン。8本入りで、¥1,000。確か令和3(2021)年から販売されていると思います。

Dsc05599c_20250621153401  という次第で、家内から「しっかり遊んできたね」といわれたくらい。朝7時に家を出て、なばなの里のあとに本屋に寄って、帰宅は11時半すぎでしたから。上にも書きましたが、なばなの里については、写真を整理し、改めて別の記事を書くつもりです。

 

2025年6月20日 (金)

九華公園でアオバト……初見初撮影の鳥です

Dsc03265c_20250620145101  今日は今のところ(14時30分現在)、最高気温は32.0℃止まり。これでも十分に暑いのですが、昨日までの3日間に比べれば、マシです。今朝も、暑さを避けるため、7時から散歩をスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、寺町と5.6㎞。空は、ご覧のように、夏の空。これは、九華公園にて。神戸櫓跡と辰巳櫓跡から見た吉之丸堀など。

Dsc02882c_20250620145201  今日は何をさておき、こちらから。九華公園の相撲場の近くの樹上にいました。アオバト。初見初撮影の鳥です。揖斐川沿いの、私も散歩コースにしているあたりで、以前、目撃情報があったのですが、私が見たのは、今日初めて。最初は、普通のドバトにしては、変わっているなと思ったくらい、想定していませんでした。これで私的鳥図鑑は、プラス1で118。アオバトは、全長33cm。ハト類は木の実・草の種を主食にしているため、ミネラル類が不足します。そのため、アオバトでは海岸へいって海水を飲むことが知られています。九華公園は、揖斐川にほど近く、揖斐川の河口部は汽水域になっていますから、海の水を飲みに来たのでしょうか。ちなみに、この個体、翼の雨覆羽に赤褐色がありますから、オス。

Dsc02812c_20250620145201 Dsc02830c_20250620145201  さて、話を戻してと思ったのですが、九華公園に着くまでに見たのは、スズメ、ムクドリくらい。九華公園に着いてすぐ見たのもスズメ。北門を入ってすぐのところにて。奥平屋敷跡は、冬なら野鳥スポットですが、夏はサッパリ。今日もサッパリ。

Dsc03074c_20250620145201  本丸跡にてDsc02924c_20250620145201ハシボソガラス。口の中が赤いので、ヒナというか、幼鳥なのかもしれません(こちら)。同じく本丸跡で、ハクセキレイの幼鳥。日陰でしたので、写真はイマイチ。

Dsc03222c_20250620145201  カワウのヒナ。神戸櫓跡の高い松の木のてっぺんに巣がありますので、様子を観察するのは、けっこう難しいのです。手前にいるのが、ヒナ。

Dsc03177c_20250620145201  ついでに、トンボ。コシアキトンボ。これは、腹部に白いところがありますから、オスの成虫。

Dsc03331c_20250620145101 Dsc03422c_20250620145101  貝塚公園で、スズメとハクセキレイ。スズメは、ちょうど、ちょっとだけジャンプしたところ。

Dsc03566c_20250620145101 Dsc03577c_20250620145101  京町にツバメの巣のチェックに行ったら、路上にイソヒヨドリのオスが降りてきました。エサになる虫を見つけたようで、クルマが通る合間を狙って降りてきて、虫をゲットしていきました。


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Dsc03628c_20250620145101  そのツバメの巣の様子。左の写真は、民家にある巣。4羽とも、相変わらずに元気です。ただし、元気なのは、親ツバメがエサを運んできたときだけ。親が来ないと、顔を巣の縁に乗せてシュンとしています(笑)。右は、昨日、巣の修復しているのを見つけた、商店の巣。今日、私がいったときには、ツバメは来ていませんでしたが、巣を直した痕がわかります。

Dsc02785c_20250620145201  柿安コミュニティパークのクチナシ。咲き始めが遅かったのですが、少しずつ咲いてきています。ただ、花がついているのは、木の低いところがほとんど。前にも書きましたが、確か冬に剪定をしていましたので、上の方にあった花芽がかなりカットされてしまったのでしょう。

Dsc03116c_20250620145201  Dsc03448c_20250620145101 アガパンサス、あちこちで花が咲いてきました。うっとうしい時期に、この薄いブルーの花は、さわやかです。

Dsc03643c_20250620145101 Dsc03669c_20250620145101  去年の7月頃、吉津屋町あたりで「ヒマワリ銀座」と名づけたところがありました(2024年7月26日:アブラゼミが登場し始めました)。この近くの方が、ヒマワリを育てておられ、頻繁に立ち寄って見ていました。今年はどうかと思って、見てきました。すでに、左の写真のように、かなり大きくなっていました。今年も、これで楽しみが増えました。

2025年6月19日 (木)

3日連続の猛暑日……京町でツバメが巣の修復を始めています

Dsc01817c  3日連続で猛暑日となっています。今日は、35.7℃。暑さを避けるため、今日も7時にスタート。といっても、7時にはすでに、27.3℃。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.2㎞。暑いので、九華公園であまりウロウロしませんでした。帰宅した9時は、31.3℃。それ以降は、エアコン生活(微笑)。冒頭の写真は、九華公園の野球場の前から撮った朝日丸跡方面。

Dsc02637c_20250619135701  Dsc02500c_20250619135701 まずは、速報からではなく、今日の最大のニュースから。先日、京町の商店の巣から、ツバメのヒナが、あいさつもなく勝手に巣立ったと書きましたが(2025年6月9日:梅雨入り宣言)、この商店で、ツバメのペアが、巣を修復しているのを見つけました。ただし、先日巣立っていった巣ではなく、奥にもう1つある、別の巣(ここには3つのツバメの巣があります)。左の写真では、泥をくわえています。この巣の前の電線では、もう1羽のツバメが休んでいました。

Dsc01514c_20250619135601  さて、Dsc01611c 揖斐長良川の中州からは、今日もオオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。今シーズンはまだ1回しか見ていません。九華公園までで見たのは、今日もスズメ、ムクドリくらい。このスズメは、九華公園に着いて、相撲場の近くにて。奥平屋敷跡でも、スズメと、ハシボソガラスが来たのみ。いつも思いますが、カラスは黒くて、暑そうです。このカラスも口を開けていました。

Dsc01709c_20250619135601  キジバトについては、あまり触れませんが、九華公園のあちこちにいます。こちらは、鎮国守国神社の境内にいたもの。アオサギや、カワセミを探しているのですが、今日もいませんでした。

Dsc01770c_20250619135601  それ故に、今日もトンボその他。まずは、ウスバキトンボと思います。毎年5月ころには、沖縄やさらにその南方から飛んできた成虫が内地にも姿を現します。ウスバキトンボは1年に何回も発生し、夏ならばわずか1か月余りで卵から成虫まで育つそうです。産卵場所も、溜め池や水田、市街地の貯水槽や学校のプールなど、どこでもよく、増えた子どもたちがここで増殖した子供たちがさらに北上を続け、最後は北海道からカムチャッカ半島にまで至るそうですが、もちろんそこでは寒くて繁殖できません。なぜ北に向かうのでしょう。

Dsc02012c_20250619135601  こちらは、最近、九華公園で最も良く見るコシアキトンボ。なかなか止まってくれませんでしたので、飛んでいるところを撮影するのにチャレンジ。ファインダーを覗いていると、追いつけませんので、テキトーに向けて、テキトーにシャッターを切ったら、写っていたという代物。コシアキトンボは、全身は黒色で、腹部の白い部分が空いているように見えるために、こう名づけられました。成熟したオスは腹部の付け根が白色、メスと未成熟のオスは黄色ですから、これはメスか、未成熟のオスかのどちらか。

Dsc01661c_20250619135601  さらに、これも最近、九華公園で飛んでいるのをよく見ます。ウメエダシャクでしょう。漢字で書くと、「梅枝尺蛾」で、特に梅の木に多く寄生することからこの名前がついています。ヒラヒラと飛び回り、ときどきこのように葉っぱなどに止まります。

Dsc01750c_20250619135601  相撲場の近くの堀を覗くと、今日も子ガメが2匹、甲羅干しをしていました。カメの個体識別はできませんが、同じ2匹がいつも一緒にいるような気がします(2025年6月13日:春日さんの裏参道と村正の顕彰碑を見てくる……ネムノキの花も咲き始めました、2025年6月18日:野鳥がいませんから、昆虫を撮ってきました(笑)…………余談はパソコン&サブスク)。

Dsc02114c_20250619135701 Dsc02173c_20250619135701  貝塚公園に行く途中、立教小学校の近くで電線にカワラヒワ。貝塚公園では、スズメ。シジュウカラの鳴き声もしたものの、はっきりと姿は見えませんでした。

Dsc02229c_20250619135701 Dsc02307c_20250619135701  京町のお宅のツバメの巣。ヒナは4羽とも元気でした。これらの2枚の写真では、向かって右端にいるヒナにエサを与えています。ただ、かなり時間がかかっていました。右の写真をよく見ますと、コシアキトンボがヒナの口に入っているのが見えます。このヒナの大きさで、トンボを丸ごと飲み込ませるのは、ちょっと大変なのでしょう。

 Dsc02358c_20250619135701トンボの黒い胴体が、まだ口に収まっておらず、飛び出ているのが分かります。

Dsc01720c  猛暑日が3日続いていると書きましたが、明日は、31℃という予報。とあるところの招待券をいただいていますので、出かけたいと思っています。6月末までが有効期限なのです。また、JRさわやかウォーキングも、近鉄ハイキングも、7・8月はお休み。猛暑のためさわやかではないのです。これも休みになるまでにもう1回くらいは出かけたいなと思っています。アガパンサスは、鎮国守国神社の境内にて。

2025年6月18日 (水)

野鳥がいませんから、昆虫を撮ってきました(笑)…………余談はパソコン&サブスク

Dsc01081c_20250618133901 0618weather  熱帯夜にはなっていませんが、それでも最低気温は24.4℃。最高気温は、36.1℃。昨日に続いて、猛暑日となっています。天気図を見ますと、梅雨前線が、一時的になのでしょうが、消滅しています。太平洋高気圧が張り出してきていて、真夏のような気圧配置になっています。これが猛暑の原因だそうです。散歩中も、日差しは強く、日陰が恋しい。冒頭の写真は、九華公園の本丸跡。

Dsc01406c_20250618134001  さて、その散歩は、7時スタートとしました。といっても7時にはすでに、27.7℃。9時には30℃を超えそうでしたから、その頃には帰宅しようという算段。いつものように、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞。かなり汗をかいて帰宅しました。帰宅は見込み通り、9時でしたが、30.3℃。この写真は、帰宅したときのもの。

 Dsc00656c_20250618133901 Dsc00669c_20250618133901 朝から暑いこともあって、今日も、野鳥の姿はあまりありません。柿安コミュニティパークでムクドリたち。右の写真は、ムクドリの幼鳥です。普段は、ムクドリなど撮りませんが、あまりにも野鳥がいませんから。

 九華公園も同様に、野鳥はあまりいません。Dsc00776c_20250618133901Dsc01032c_20250618133901こちらは、神戸櫓跡にあるカワウの巣。左の写真は、最も南にあるもの。向かって右を向いた親カワウの背後に小さく写っているのが、ヒナ。右の写真は、もっとも北にある巣。巣に座っているのが、成長したヒナではないかと思います。ほかの野鳥は、スズメ、ムクドリ、カワラヒワ、ドバトくらい。写真はうまく撮れず。カワセミは見つかりませんでした。

Dsc00759c_20250618133901  野鳥がいませんから、昆虫。左の写真は、シオカラトンボ。右の写真は、ウチワヤンマDsc00810c_20250618133901「ヤンマ」とついていますが、サナエトンボの仲間です。腹部の先端に、うちわ型の突起を持っています。九華公園では、堀端をパトロールするように飛んでいます。ほかには、コシアキトンボもたくさんいます。

Dsc00999c_20250618133901  アメンボ。カメムシの仲間だそうです。体に飴のような、甘いにおいがあるので、この名前になったそうですが、さすがににおいを嗅ぐことはほぼ不可能。

Dsc00695c_20250618133901 Dsc00902c_20250618133901  先日も見たカメの子どもたち、今日も甲羅干しをしていました。鎮国守国神社の境内には、アカミミガメが上陸。産卵のためと思われますが、最近は、産卵するところは見ていません。

Dsc01128c_20250618133901 Dsc01163c_20250618133901  貝塚公園に行く途中で、電線にカワラヒワ。貝塚公園では、スズメ。今日は、ほかの鳥は見ませんでした。

Dsc01220c_20250618134001  京町のお宅のツバメの巣にももちろん立ち寄ってきました。親ツバメがやってこないと、この写真のように巣の端っこに顔を乗せて、じっとしています。これもまたかわいい感じがします。

Dsc01328c  向かって右から2羽目のヒナが、エサをもらいました。口からはみ出ているのは、トンボの翅のように見えます。

Dsc01357c_20250618134001  帰り道、寺町交差点の近くのお宅でノウゼンカズラが咲き始めているのを見つけました。昨日通ったときには、まだでした。ノウゼンカズラは、私にとっては、梅雨や夏を象徴する花です。

3a7c30e9  ノートパソコンについての余談。これまで、6年ほど前に中古で買ったLet's note CF-SZ5(2019年8月30日:散歩に行くも降られ2.4㎞……ハイキング用品ゲットと、パソコン入れ替えの話)をサブマシン兼持ち運び用として使って来ました。Windows10で動いていますが、Windows10は、今年10月でサポート終了。Windows11へのアップグレード要件も満たしていません。制限を回避して、アップグレードする方法もありますが(たとえば、こちら)、少々面倒。

200115letsnotesv901_2048  どうしようかと迷っていたのですが、このCF-SZ5は、息子が「いらなかったら、自分が欲しい」といっていたこともあり、新たに、中古のLet's noteを探すことにしました。あるところで、Let's note CF-SV9DLVSが、¥40,000あまりで売られていました。第10世代のCore i5-1.7GHz、メモリ8GB、SSD256GB、12.1インチという性能で、1㎏を切っています。光学ドライブは搭載されていませんが、Windows11 Pro 64bitがインストールされています。オフィスソフトは、WPS2。発売されたのは、2020年のはず。サブマシン兼持ち運び用としては、十分。もはや講義や研修会をする機会は、内輪の勉強会くらいで、まずありません(依頼をいただいても、引き受けないつもりもあります)。昨日発注しましたので、3日以内に発送されることになっています。

Package3d  もう1つ。上記のように、このLet's note CF-SV9DLVSには、光学ドライブがありません。私は日本語入力は、ATOKをずっと使っています。それこそ、パソコンを使い始めて以来、何10年もずっとです。これまでは、CDで購入したATOK2016を使っていたのですが、光学ドライブがありませんから、インストールできません。外付けの光学ドライブも、手放してしまいました。さらに、先日、不要と思ったCD、DVDをかなり処分したのですが、そのときに、このATOK2016も捨ててしまったようで、見つかりません(苦笑)。そこで、これを機に、やむなくATOKもサブスクを導入することにしました。サブスクは、どうも好きではないのですが、やむを得ません。ATOK Passportには、ベーシックとプレミアムの2種類があります。月額では、前者は¥330、後者は¥660。プレミアムは、年払いもあります(¥7,200)。いずれも10台にインストール可能ですが、ベーシックでは、iOSには使えない、クラウドでの翻訳や辞書が使えないなどの制限があります。手軽に使うことができればよいので、ベーシックを選びました。画像は、ATOKのサイトからお借りしました。

【付記(6/19)】 pnさんのご教示で、トンボ名を訂正しました。オオシオカラトンボではなく、シオカラトンボでした。

2025年6月17日 (火)

コゲラとハクセキレイのヒナ……九華公園でカワセミの目撃情報あり

Dsc00496c_20250617140001  猛暑日になりました。10時40分に35.3℃を記録しています。一時は、全国の最高気温ランキングのトップ10に入っていたくらい。その後、ランク外に脱落したものの、暑いことに変わりはありません。朝は、いつも通り、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、常盤町、アピタ桑名店、常盤町、老松公園、寺町と6.3㎞。帰宅したのは、10時頃でしたが、すでに9時の時点で30℃を越えており、汗だく。

Dsc09572c Dsc09582c_20250617140201  今日もまた、見たのはスズメばかりでした。これら2枚の写真に写っているスズメは、九華公園の土俵場あたりにいたもの。

Dsc09647c_20250617140201 Dsc09752c_20250617140101  左の写真は、奥平屋敷跡にやって来たスズメ。右の写真は、二の丸跡で見たドバト。今日も、九華公園ではカラス、ムクドリはほとんどいませんでした。暑くて、散歩する人も、毎日来ている方たちのみ。

4833e980  朝日丸跡で、散歩&鳥見友達のYさんから耳寄りな情報が得られました。公園の外周遊歩道を歩いているとき、カワセミが飛ぶのをご覧になったそうです。九華公園では、カワセミは3月21日以来見ていません(2025年3月21日:柿安コミュニティパークでキセキレイ……シティ・ホールの薄墨桜が咲き始めました)。写真は、そのときのもので、これはメス。今日もそのあと、目を皿のようにして堀沿いを見てきたのですが、カワセミは見つけられませんでした。明日こそ!と思いますが、明日も猛暑日予報。いつもよりさらに早めに出かけることにします。

Dsc09817c_20250617140101  話を戻して、鎮国守国神社を回って、再び相撲場近くに来たら、木をつつく音が聞こえてきました。ソメイヨシノの木の低いところにコゲラがいました。近くでもう1羽、鳴き声が聞こえていました。このコゲラ、私がすぐそばに行っても逃げません。警戒心がまだ弱く、若者のように見えます。

Dsc00055c Dsc00183c_20250617140101 このあと、カワセミを探して堀端を歩いていたのですが、公園西の堀の上に張られたワイヤにハクセキレイ。露出補正をしすぎ、明るくなりすぎました(苦笑)。ハクセキレイの巣立ってきたヒナのように見えます。このハクセキレイは、近くに止まったツバメのヒナ(こちらも巣立ってきたもの)を追い回していました。右の写真は、1,200mmにしたところ、葉っぱが被りました。

Dsc00197c_20250617140001  貝塚公園の近くの電線では、シジュウカラ。

Dsc00370c_20250617140001 Dsc00439c_20250617140001  京町でツバメの巣のチェック。いつもの観察場所に、今日はクルマが止められていて、道を挟んだ反対側からしか見られませんでした。ヒナは4羽とも元気そうで、すべて目が開いているようでした。以上が今日のバードウォッチング。スズメばかりかと思っていたら、ハクセキレイのヒナや、コゲラ、シジュウカラも見られて、今の時期としては、まあまあ。明日は、カワセミ探し。

Dsc09542c_20250617140201 Dsc00019c_20250617140101  柿安コミュニティパークでは、ようやくクチナシの花が数輪、咲いてきました。散歩コースのあちこちにアガパンサスがありますが、まだ十分には咲いていません。

Dsc00252c_20250617142801 Dsc00484c_20250617140001  内堀公園の近くのお宅でアルストロメリア。右は、ミニヒマワリ。花屋さんの店頭にあったのですが、思わず見入ってしまいました。

Dsc09775c_20250617140101 Dsc09785c_20250617140101  オマケは、3日連続のジャンボニンニク。花はピンク色になって来ました。きれいです。

2025年6月16日 (月)

アオサギがいたのに、逃げられました……余談は備蓄米を買った話

Dsc09220c_20250616132301  昼過ぎに30℃を越え、最高気温は、33.0℃でした。明日から木曜あたりは、35℃前後の暑さという予報ですから、参ります。今日の散歩中も暑く、また、空は夏のような感じでした。いつものように、7時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、歴史を語る公園、京町、寺町と6.0㎞。汗をかきますので、この頃は歩いてきたら、シャワーへ直行です。

Dsc08763c_20250616132401 Dsc08790c  相変わらず野鳥はいません。今日もほぼスズメばかりでした。これらの写真は、住吉神社の近くで見たスズメ。左の写真は、ヒナです。

Dsc08796c_20250616132401 Dsc08824c_20250616132401  三之丸公園でムクドリ。ムクドリもあまりいません。右は、三の丸水門近くで見たスズメのヒナ。

Dsc08879c_20250616132401  九華公園に着いて、北門を入ってすぐのところの堀にアオサギがいたのですが、気づかず、逃げられました。悔しいので、証拠写真以下ですが、写真を載せておきます。自戒のため(笑)。

Dsc09118c_20250616132301  九華公園で見たのも、スズメばかり。ほかに見たのは、ムクドリと、このドバト。そういえば、今日はカラスもほとんどいませんでした。このドバト、木の枝のようなものをくわえていたのですが、落としました。今から巣をつくる??

 Dsc09369c_20250616132301 Dsc09409c_20250616132301 京町のお宅のツバメのヒナは、今日も元気そうでした。親は来ていないのに、エサくれ行動を何度もしていました。勢い余って、天井に嘴が刺さるほどの勢いです。よほどお腹が空いているのでしょう。実際に親が来たら、右の写真のように、大騒ぎ。目が開いたヒナもいますが、まだ開いていないヒナもいます。

 Dsc08863c_20250616132401柿安コミュニティパークのクチナシが咲かないとぼやいていましたが、今朝、ようやくつぼみがこのようになっていました。そろそろ咲きそうです。

 Dsc09061c_20250616132301 昨日のジャンボニンニク、もう一度見てきて、全体像の写真を撮ってきました。やはり葱坊主ではなく、ジャンボニンニクで間違いないと思うのですが、なぜこのようなところに生えているのか、疑問です。場所は、昨日も書きましたが、神社の裏手の土手。誰かが植えたか、捨てたところから生えてきたのか?

Dsc09230c_20250616132301 Dsc09241c_20250616132301  散歩中、9時には25℃を越えていました。湿度も高いので、けっこう蒸し暑く、毎年書くように、「散歩が修行に変わる季節」も近い気がします。左の写真の花は、Googleレンズではウスベニアオイと出てきます。ゼニアオイも仲間だそうです。右は、同じく、Googleレンズではロシアンセージだそうです。しかし、私には今ひとつよく分かりません。はあぶ工房Togetherの作業所にありました。ウスベニアオイは、ハーブティーに使われるようです。

Dsc09263c_20250616132301  散歩コースのお宅にある柿の実。ずいぶん大きくなってきました。

1750038910873c 250616112317366c  ところで、昼前に買い物に出かけた家内が、ドラッグストアコスモス備蓄米を売っていたので、買ってきました。家内の実家は兼業農家でしたので、今でも田んぼがあります。私たちはもちろん米をつくれませんので、実家の近所でお願いして、代わりにつくってもらっています。米は、そこから玄米で買って、実家にある米保存用の大型冷蔵庫に保管してあり、必要な量だけ精米して持ち帰って、食べています。現在食べているものは、令和4(2022)年産のものですが、さすがに残りが30㎏入り1袋となり、「米を買わないといけないな」と話していたところ。このドラッグストアで売っていた備蓄米も、令和4年産のもので、5㎏で税込み¥1,980。実家にある米は、玄米で冷蔵保存していますし、精米したてのものを食べています。精米機は古いもので、時間をかけてゆっくり精米しますが、むしろそれがよいようです(最近の精米機は、短時間で精米ができるようですが、かえってあまりおいしくないそうです)。こうやって米は、おいしく食べているのですが、買ってきた備蓄米は、どうでしょう? 備蓄米も早速小分けして、冷蔵庫の野菜室に入れました。味わうのはもう少し先。食レポは、また。

2025年6月15日 (日)

ほとんどスズメしかいません(苦笑)

Dsc08123c_20250615133101  昨日の夕方がもっともよく降りました。雨は、今朝までにはほとんど上がったものの、散歩に出る時刻に雨雲レーダーを見ますと、まだ西の方には点々と、小さな雨雲の列。プチ遠征に行きたいと思ったものの、これでは降られるかも知れないと考え直し、いつもの散歩コースへ。7時15分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、常盤町、寺町と6.1㎞、ほぼ2時間。途中、スマホで雨雲レーダーを見ますと、「○分後から雨が降る」と表示されていたのですが、結局は降られずに済みました。しかし、蒸し暑いこと。汗だくにはなりませんでしたが、けっこう汗をかきました。最高気温は、28.6℃になっています。

Dsc08150c_20250615133101 Dsc08171c_20250615133101  拙宅マンション内のプレイロットにスズメたち。芝生になっていますが、そこでエサを探していました。ヒナもいました。

Dsc08295c_20250615133101  蟠龍櫓のところでも、スズメ。こちらはヒナ。今日も野鳥はあまりおらず、スズメをたくさん見ました。九華公園で見たのも、スズメ、ドバト、ハシボソガラス、カワラヒワ、ムクドリくらい。写真はこれといって撮れず(苦笑)。カワウのヒナ、今日はもっとも北にある巣で1羽を見たのみ。

Dsc08496c_20250615133201  貝塚公園ではハクセキレイ。このところ、ここでハクセキレイをよく見ます。

Dsc08655c_20250615133201  京町のお宅のツバメの巣。昨日、ヒナが4羽孵っているのを見つけましたが、今日も元気でした。親は、やはり5~10分に1回くらい戻ってきて、エサを与えていました。

Dsc08247c_20250615133101  船津屋さんの裏手にあるネムノキの花にアオスジアゲハ。

 Dsc08395c 鎮国守国神社の裏で、これを見つけました。葱坊主かと思ったのですが、Googleレンズの検索では、ジャンボニンニクと出てきます。調べると、ジャンボニンニクの花に似ています。なぜか、茎がクルッと回っています。

Dsc08385c_20250615133101  その鎮国守国神社の境内では、斑入りの葉のヤマアジサイ(と思います)。

Dsc08574c_20250615133201 Dsc08560c_20250615133201  アガパンサス。咲きかけです。散歩コースでは、まだ咲いているのは見ていません。梅雨時、サッパリした色合いで気分が和むのですがねぇ。右の写真は、Googleレンズの検索では、ソケイノウゼン(パンドレア)。いずれも内堀公園近くのお宅にて。

Dsc08479c_20250615133201  今週は、アポイントはとくにありません。週間予報を見ますと、晴れマークが並び、火曜から木曜あたりは35℃前後の暑さになるとなっています。いやはや、梅雨もいやですが、この時期からこんなに暑いと参りそうです。よそへウォーキングに行きたい気持ちもあるのですが、あまりに暑いのでしたが、淡々と飽きもせず……散歩生活の方がよさそうです。

Dsc08675c_20250615133201  余談。散歩途中、立ち寄った某ファミマで見つけた掲示。ニュースで見る限り、これまでのところ、三重県内で備蓄米が販売されたのは、松阪にあるスーパー1店舗だけ(こちら)。5㎏入りが¥2,138だったようですから、これは随契で出たもの。朝9時から1,000袋を売り出したところ、16時頃に完売したそうです。

2025年6月14日 (土)

九華公園に3ヶ月ぶりにアオサギが登場……京町のお宅でツバメのヒナ4羽が孵りました

Dsc08117c_20250614102001  雨が降るかもしれないと思い、いつもより少し早い7時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と4.5㎞。九華公園であまりウロウロしませんでしたから、距離も時間も短め。8時50分に帰宅した途端に雨が降り始め、セーフ(笑)。

Dsc07266c_20250614101801  九華公園までの間には、野鳥はほとんどいません。揖斐長良川の中州からオオヨシキリの鳴き声が聞こえるくらい。九華公園に着いて、鎮国守国神社の社務所裏を眺めていたら、何やらいました。アオサギです。九華公園でアオサギを見たのは、3月17日以来(2025年3月17日:光徳寺へヒカンザクラを見に行く)。アオサギは、さらによいポジションで撮ろうと、私が動いたら、逃げてしまいました。

Dsc07284c_20250614101801  アオサギを撮っていたら、スズメがごく近くにやって来ました。ノートリミングの写真。このあと、奥平屋敷跡、二の丸跡、朝日丸跡と回ったものの、いたのは、ドバトとカラスのみ。

 Dsc07413c_20250614101901 Dsc07453c_20250614101901 吉之丸堀の上を通る電線にツバメのヒナが3羽並んでいました。

Dsc07577c_20250614101901  10分ほど、親が来るのかと待っていたのですが、親は来ず。3羽は次々と飛び立って、グラウンドの方に去って行きました。親に連れられて飛行訓練にでも来たのかと思ったのですが、すでに自立しているのでしょうか。

Dsc07653c_20250614101901  神戸櫓跡の松の木のカワウの巣。これは、最も北にあるもので、早くからヒナがいたところ。中央にいて、首を伸ばしているのが、ヒナ。ずいぶん大きくなりました。もう1羽いたはずですが、その姿は見えません。

Dsc07742c_20250614102001  内堀公園の近くでも、ツバメのヒナ1羽を見ました。今日は、ツバメのヒナ・デーかも知れません。

Dsc08004c_20250614102001 Dsc07927c_20250614103101  京町のお宅にある巣。親ツバメはいなかったのですが、何かかすかに動いたような気がして、しばらく待っていたら、ご覧のようなシーンに遭遇。ヒナは4羽。まだ目が開いていませんので、孵ったばかりと思われます。親は、ヒナにエサをやったあと、巣の前にある電線で一休み。4羽のヒナの食欲を満たすのは大変だろうと思います。

Dsc07226c_20250614101801 Dsc07232c_20250614101801  柿安コミュニティパークには、クチナシが生け垣として植えられていますが、まだ咲きません。つぼみはあるものの、何となくその数は少ない気がします。思い出すに、ヘンな時期に剪定をしていた気がします。

Dsc08100c_20250614102001 Dsc07718c_20250614101901  こちらは、寺町交差点近くのクチナシ。しばらく前から咲いています。右は、アガパンサス。もうすぐ咲きそうです。九華公園の外周遊歩道の東あたりにて。

Dsc07325c_20250614101801  午後からは、予定通り、菰野町にある社会福祉法人の評議員会に出席してきました。雨がよく降りましたが、菰野は桑名よりも鈴鹿の山に近いだけに、より一層よく降った感じです。今日で現在の任期は終わるのですが、来期も再任していただきました。さらに4年間、ご迷惑をおかけすることのないよう、微力を尽くすことにします。

2025年6月13日 (金)

春日さんの裏参道と村正の顕彰碑を見てくる……ネムノキの花も咲き始めました

Dsc07162c_20250613145301  ほぼ晴れて、暑くなりました。最高気温は、28.5℃。散歩している間も、少し蒸し暑い感じでした。今朝は、7時25分から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、春日さん、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と6.4㎞。いつものコースを歩いたのは、月曜(6/9)以来でしたが、相変わらず、野鳥はいません。

Dsc06344c Dsc06358c_20250613145101  九華公園では、スズメ、シジュウカラ、カワラヒワ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラスなど。今日は、ドバトや、ヒヨドリもほとんどいません。

Dsc06453c_20250613145101  神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣では、これまでとは別の巣で、ヒナが1羽いるのが見えました。これで、2つの巣で合計3羽のヒナがいます。

Dsc06428c  九華公園では、今日、2ヶ所で、カメが産卵したところをカラスが掘り返して、卵を食べてしまったあとを見つけました。これは、カメが増えない要因の1つであろうと思います。

Dsc06562c_20250613145201 Dsc06565c_20250613145201  しかし、その一方で、子ガメが甲羅干しをしているのも見ます。アカミミガメは、今が産卵シーズンですが、孵化するには60~80日かかります。今シーズン孵った子ガメではないと思われます。カメの卵は、カラスに食べ尽くされてしまっているわけではなさそうです。

Dsc06965c_20250613145201  貝塚公園では、ウグイスが鳴いていたのですが、姿はチラッと見ただけ。スズメのヒナは、桑名七里の渡し公園にて。

Dsc06910c_20250613145201 Dsc06694c_20250613145201  さて、春日さん(桑名宗社)にこの頃よく出かけますが、今日は、裏参道と、村正の顕彰碑を見に行ったのです。いずれも、春日さんのインスタに載っていました。

Dsc06722c_20250613145201 Dsc06702c_20250613145201  まずは、裏参道。「令和の大改修」にともない、裏参道が新たにつくられたのです。桑名神社、中臣神社の裏手には、今まで入ることはできなかったのですが、これらの写真のように、道が整えられ、参拝場も設けられていました。

Dsc06810c_20250613145201 Dsc06800c_20250613145201  南側は、母山神社の南(向かって左手)から裏参道に入っていけます。

Dsc06847c_20250613145201 Dsc06862c  北側は、春日稲荷神社のところから行けます。稲荷社からは、稲荷社のどちらを回っても裏参道につながっています。「裏」とは思えない、よい感じのところで、ちょっとした林の中の散歩道という感じです。

Dsc06881c_20250613145201  もう1つ。村正の顕彰碑です。社務所の南側に建てられています。「桑名宗社千子村正顕彰会」の名前で、以下のような説明がつけられています。

村正は、戦国時代三、四代にわたり桑名の地で活躍した刀工。その斬れ味は殊に優れ、伊勢国のみならず尾張・三河の武士たちにも広く愛用された。

それが後世あらぬ妖刀の汚名を着せられた一因とも考えられ、ために最も著名な刀工として今に知られている。

天文十二年に制作、地元三崎と春日の両社に奉納された二口の太刀は、先の大戦下に漆が塗布されて伝来したが、令和の御代に有志結集して研ぎ澄まされ、今その汚名を払拭するが如き清浄明潔な輝きを放つに至った。

この太刀を伝世する桑名宗社境内の一隅に碑を建て、その存在と経緯とを刻し、併せてその命脈を伝えた千子一派全ての刀工の活躍を顕彰するものである。

令和七年六月吉日建之

Dsc06269c_20250613145001 Dsc06284c_20250613145101  一昨日の記事で、そろそろネムノキの花が咲いているだろうと書きました(2025年6月11日:アサガオの手入れ)。今日は、2ヶ所を見てきました。まずは、船津屋さんの裏手のところ。揖斐川の堤防から住吉入江に降りる階段の脇にネムノキがあります。

Dsc06927c_20250613145201 Dsc07026c  こちらは、桑名七里の渡し公園六華苑に近い方にネムノキがあります。どちらも、月曜(6/9)にはまだ咲いていませんでした。

Dsc06397c_20250613145101  明日は、また梅雨空が戻ってくるという予報です。明日午後は、菰野にある社会福祉法人の評議員会があります。

2025年6月12日 (木)

20250612勝手にハイキング「津・円光寺で沙羅双樹の花を見る」(一回完結)

250612094934657c  昨日(6月11日)の中日新聞朝刊に「沙羅双樹、はかなき美しさ 津・円光寺で見頃」という記事が載っていました。沙羅双樹の花については、あの平家物語の冒頭にも出てきますし、お釈迦様のご入滅された場所にはこの木が四方を囲んで植えられていたという話もあります。この記事を読んだら、沙羅双樹の花を見たいと思ってしまい、今日、早速出かけてきました。円光寺は、津市河芸町上野にありますが、このあたりは伊勢街道が通っています。ついでに伊勢街道も久しぶりに少し歩くかとも思ったのです。

 250612kawage 昨日のうちに、このコースをつくりました。近鉄名古屋線千里駅から伊勢街道に入り、田中地蔵堂、田中川河川改修竣功記念碑・常夜灯跡、上野公民館(明治天皇御休所址)、最勝寺、上野神社から円光寺へ。さらに、伊勢上野城跡(本城山青少年公園)、枡形・道路改修記念碑、弘法井戸、道路元標跡、満流寺から近鉄名古屋線豊津上野駅まで、3.6㎞のコースです。さらに、今朝、Googleマップを見ていましたら、豊津上野駅の近くに小伝塚という旧跡があるのを見つけ、そこにも立ち寄ってきたという次第。

Img_3165c  桑名駅を8時1分に出る近鉄四日市行きの準急に乗車。この電車、近鉄四日市駅に8時24分に着くのですが、この車両がそのまま8時31分発の白塚行き普通になるのです。通勤時間帯ですから、急行は混んでいますので、多少時間はかかっても、この方が楽チン。千里駅には9時10分に到着。¥680。9時15分にスタート。なお、千里駅から伊勢上野城跡までは、6年前の近鉄ハイキングで歩いています(2019年2月2日:20190202近鉄ハイキング「名所・旧跡めぐり お江の里と海の幸」へ(予告編))。詳しい記事は、その時のものをご覧ください(2019年2月8日:20190202近鉄ハイキング「名所・旧跡めぐり お江の里と海の幸」へ(その1)……千里駅をスタートし、上野神社、円光寺へ、2019年2月11日:20190202近鉄ハイキング「名所・旧跡めぐり お江の里と海の幸」へ(その2)……伊勢上野城跡、光勝寺から八雲神社でお祓いを受ける)。

Img_3174c Img_3186c_20250612143401  国道23号線を越えてじきに田中地蔵堂。民家の間に立っていますが、由緒などは不明。近くを流れる川が田中川であるための名前かという気がします。その先、大蔵橋で田中川を渡ります。渡ったところが、上野宿の北の入り口。橋を渡ったところに「田中川河川改修竣功記念碑(昭和59(1984)年の建立)」。昭和49(1974)年7月25日に豪雨があり、その水害からの復旧工事が終わったことを記念するものです。この脇に小さな説明板には、「常夜燈があり、向かい側には接待所・光明院もあった」と書かれていました。常夜燈は今はありません。

Img_3190c Img_3205c  初めにも書きましたが、今日歩いたところのほとんどは、伊勢街道で、上野宿に当たります。右は、上野公民館ですが、ここは元秋田家住居址であり、明治天皇御休所址です。2回ここでお休みになったそうです。

Img_3234c_20250612143401 Img_3240c  伊勢街道からいったん離れて、真宗高田派の金光山最勝寺。明応4(1493)年の創建とされます。20mほどの高台にあり、お寺からの眺めは良好で、伊勢湾までよく見えます。

Img_3258c Img_3271c_20250612143401  続いて、上野神社。創始年代は不詳ですが、伊勢の国司・北畠氏の祈願社として奉祀されたと伝えられています(建徳2(1371)年という説があります)。主祭神は、誉田別尊。境内社に八幡稲荷神社、さらに神宮・皇居遙拝所もあります。

Img_3439c Img_3305c  9時45分、本日の主たる目的地、萬松山円光寺に到着。臨済宗東福寺派のお寺です。ご本尊は、釈迦牟尼。延文3(1358)年、栗真庄中山(現在の津市栗真中山町)に後光厳天皇の勅願寺として開創されたと伝えられています。徳川秀忠の正室となったお江にゆかりのある寺として有名。竹林などに囲まれた、大変雰囲気のよいお寺です。沙羅双樹と、紅葉で知られています。

Img_3340c Img_3337c_20250612143501  沙羅双樹の木は、現在10本あるそうですが、咲いていたのは、まだ1本だけ。山門を入った、左手にある木でした。沙羅双樹は、フタバガキ科サラノキ属の常緑高木ですが、日本の寺院に聖樹として植わっている木のほとんどは、ナツツバキ(夏椿)だそうです。沙羅双樹は、耐寒性が弱く、育たないので、ナツツバキを沙羅双樹として扱うことが多いそうです(こちら)。

Img_3319c Img_3453c_20250612143501  沙羅双樹は、仏教の三大聖樹の1つで、お釈迦様が入滅された場所には、この木が四方を囲んで植えられていたのですが、入滅された際にこの木が枯れて、鶴の羽根のように白くなったとの伝説から、仏教では聖木とされています。また、朝に咲き、夕方には散ってしまう一日花で、はかなさを象徴しています。「平家物語」の冒頭にも取り上げられ、世の中の無常を表現していることでも有名です。以下に引用しておきますが、高校時代に習って、暗記している方も多いのではないでしょうか。右の写真は、山門を入って少し進んでから振り返ったもの。右手の山門より高い木が沙羅双樹です。

祗園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必滅の理をあらはす

おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし

Img_3377cImg_3348c_20250612143501 私が行ったとき、ちょうどご住職がいらっしゃり、お寺のことや、沙羅双樹の木のことなど、いろいろと話してくださいました。「桑名から来た」というと、たいそう驚かれ、「新聞に載ると、すごい影響力がありますな」とおっしゃっていました。さらに、ヒメシャラもあると教えていただいたのが、こちら。ヒメシャラ(姫沙羅)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。ナツツバキに似ていますが、花も葉も小ぶりです。

Img_3355c  和名のヒメシャラは、誤って娑羅樹と伝えられたナツツバキ(別名:シャラノキ)よりも小さいことによるものだそうです。たしかにかわいらしい花でした。今日、私がいる間にも、新聞で見たという方など、数名が沙羅双樹の花を見にいらっしゃいました。毎年来ているという男性もあります。帰り際には、地元の三重テレビが取材に来ていました。

Img_3480c  円光寺から、伊勢上野城跡へ。織田信長の弟、織田信包が津城の仮城として元亀元(1570)年に築城しました。「賤ヶ岳の戦い」の後、お市の方の遺児である茶々・初・江の三姉妹はこの城で過ごしたといわれています。現在は、本城山青少年公園として整備されています。写真は、本丸跡。奥に見える展望台は、天守台跡に建っています。標高30mほどのところにあり、展望台に上るとかなりの眺望が利きます。

Img_3509c Img_3517c_20250612153101  伊勢上野城跡から降りて、再び伊勢街道に入ります。少し北に戻ったところに弘法井戸。弘法井戸は、長さ2mほどで、貯水槽のような形をしています。水面は、手を少し伸ばせば届きそうなところにあり、水深も1mほどの浅い井戸です。昔、上野村を通りかかった旅の高僧(弘法大師)が一軒の農家に立ち寄り、水を所望しました。その家の人が、このあたりは赤水しか出ないので、きれいな水を遠くまで汲みに行き、差し上げたところ、大師は大変喜ばれ、「さぞ日々の飲み水に困っている事でしょう。ここを掘ってみなさい」と錫杖でお指しになったところを掘ると、清水があふれ出たというのです。それを村人が「弘法井戸」と称して大切に使ってきました。弘法大師のお告げにより井戸を掘ったという伝説は全国各地にありますが、弘法大師の時代にはまだ伊勢街道はありませんでした。大師伝説とこの清水を結び付けて弘法井戸と名付けたと思われます。

Img_3505c 弘法井戸の南に枡形・道路改修記念碑があります。上野宿には戦国時代、戦術上3ヶ所の枡形がありました。道幅が狭く、直角に曲がっているため、時々人馬が衝突したので、有志が北角の家を購入し、道路を拡幅したときの記念碑だそうです。確かにここはクランクではなく、カーブが緩やかになっていました。記念碑は風化してしまい、読めません。

Img_3531c  Img_3540cさらに南に行くと、道路元標跡があります。上野村の道路元標があったところ。ここの道路元標は木製で、頂上部は銅板製。現物は損傷が激しいので、津市河芸公民館に保管されています。この道路元標跡があるあたりが、上野宿の中心で、本陣や問屋場があったところだそうです。

Img_3551c_20250612143601  その先に、真宗高田派の満流寺。ネット検索でも、伊勢街道のガイドブックにもこれという情報は載っていません。満流寺を過ぎて、左折し、国道23号線を再び越え、ゴールの豊津上野駅に向かいます。

Img_3577c_20250612143601 Img_3591c  豊津上野駅の北、駐輪場などの一角に小伝塚があります。現地の説明板によれば、伊勢上野城主の分部左京亮の家臣であった中条小伝の墓。禄は150石。慶長5(1600)年、津城の籠城に義父とともに、主君分部光嘉にしたがい、奮戦。その豪胆さに敵もその勇を賞したといわれます。慶長8(1603)年に没し、ここに心月宗光居士として葬られたといいます。

Img_3600c  ゴールの豊津上野駅には、10時45分過ぎに到着。普通しか停車しませんが、四日市行き普通は、10時40分に出たばかり。次は、11時13分の名古屋行き普通。これに乗って、白子駅に11時22分着。11時29分発の名古屋行き急行に乗り換え、桑名には12時3分着。¥760。

Screenshot_20250612122530c  Screenshot_20250612110614c 今日のGoogle Fitのデータ。6.9㎞で、10,519歩でしたから、普段の散歩より少しだけ長く歩いただけ。ただし、標高30mの伊勢上野城跡まで上り下りしましたから、運動量はいつもより多いでしょう。往きに降りた千里駅で、エキタグのデジタルスタンプをゲットしてきました。

2025年6月11日 (水)

アサガオの手入れ

 今日も雨模様の天気です。250611amedas午後からは、微妙な空模様で、雨雲レーダーで見ると、雨雲がかかっていると表示されるのですが、実際にはほとんど降っていません。「これなら散歩に行くか」とも思ったのですが、最近の経験則では、こういうときには降られる確率が高いので、断念しました。気温は高くはないのですが、昨日より湿度が高い気がします。

History  ということで、今日もまた「雨読の日」。昨日の年表づくり作業の続きをしています。今月の市民大学郷土史学科の講座では、2つの年表が配られましたが、ミスはすべて修正したはず(直し終えたと思っても、あとから気づくことが増えました)。現在は、再度の見直しをしながら、人物、出来事などに注釈をつけています。左の画像は、年表①の1ページ目。注釈は、いわゆる脚注です。年表中、注釈をつける用語の右肩に数字があり、その説明をページの下に入れています。こういう資料づくりは、昔の仕事に共通するものがありますから、まぁ、お手のもの。ただし、昨日も書きましたが、目が疲れるのと、持続力が低下し、アタマが飽和してくるようになり、能率は低下しています。要するに、すぐに疲れて、長続きしないのです。休憩ばかりしています(笑)。

Img_3115c_20250611143501  この作業にあまりにも飽きてきましたので、ベランダ園芸で気分転換。といっても大したことはしておりません。これは、昨日と同じような写真。行灯仕立ての準備をしようという次第。

Img_3127c  まずは、特に向かって左の鉢に植わっているアサガオの生育が悪いものを抜きました。上の写真で、右の鉢は、そのまま。さらに、両方の鉢ともに「摘心」を実施。このように、茎の先端を摘むことで、わき芽が多数発生し、株全体がこんもりと茂るのです。どちらの鉢も、アサガオは3本ずつにしてありますが、もうしばらく様子を見て、1本に減らそうと思っています。

Img_3129c_20250611143501 Img_3132c  何かをしたということが良く分かるように、つまり、仕事が進んでいることが目に見えるようにということで、3本の支柱に環がついたフレームも鉢に建てました。ということで、上にも書きましたが、大したことはしなかったものの、それなりに「作業をしたぞ」という感覚は得られています。

 069a0f79 289393fc 散歩に出ていませんので、他に写真はありません。去年の今日は、何をしていたのか?と思って、調べましたら、ネムノキの花が咲いたという記事を書いていました(2024年6月11日:ネムノキの花)。散歩コースで気づいている限り、2本のネムノキがあります。1本は、桑名七里の渡し公園にあり、もう1本は、船津屋さんの裏手の住吉入江沿いにあります。これらの2枚は、住吉入江ぞにあるネムノキにて。

5df65462 9cb31262  こちらが、桑名七里の渡し公園のもの。明日は、曇りときどき晴れという予報ですから、明日の散歩でネムノキの花が咲いているか、しっかり見てきます。ただ、明日は29℃になるという予報。気温が高く、蒸し暑くなってくる今日この頃、そろそろ、散歩が修行に変わっていく季節で、参ります(苦笑)。

2025年6月10日 (火)

梅雨らしい1日

250610amedas Img_3096c  昨日梅雨入りが宣言されましたが、それ以来、ほぼずっと雨が続いています。「散歩生活」を謳っていますが、その弱点は雨です(苦笑)。曇りで、あまり降りそうもなければ、多少の雨も覚悟して、歩きに行くのですが、さすがに雨が降っている中、傘をさしたり、レインコートを着たりまでして散歩に行こうとは思いません。が、やはり、散歩に出られないとウロウロします。

Img_3073c  6e75f6a3 雨の日は、写真がありませんので、いつもながら、ベランダ園芸の話になります。さほど世話が必要なワケではありませんが、水やりは欠かしていません。まずは、サギソウ。4月28日に購入しています(2025年4月28日:京町のお店でツバメが巣に就き始めました)。購入したときの状態は、右の写真のとおり。名札があるものは同じ鉢ですが、ほかは並べ方を変えてしまいました。順調に成長しています。

Img_3079c_20250610135701 29b4eb0d  アサガオは、こういった様子。右の写真は、5月24日のもの(2025年5月24日:野鳥はいない上に雨に降られる始末(苦笑))。この日、土を買い増してきて、1鉢から2鉢に分けています。ずいぶん成長しましたから、そろそろ行灯仕立てにしようと考えています。まぁ、それは明日の作業ということで。

Img_3111c_20250610135701  午前中は、今月の市民大学郷土史学科の講座のまとめ。講義内容に私自身が調べたことがらを追加して、文章化していました。さらに、配付された年表をスキャナ&OCRソフト経由でワードの文書化したものをプリントアウトし、元の資料と照合。写真で、手前が配付資料。文書化したものは、プリントする前に1度、確認していますが、見逃しているところがどうしても残りますから、プリントアウトしたもので見直すことが必須です。今回も、いくつか見つけました。こういうことをコツコツとやるのは、嫌いではありませんが、目が疲れるのと、持続力が低下し、アタマが飽和してくるようになり、能率は低下しています。

Dsc05177c_20250607145401  散歩に行っていませんので、余談でお茶を濁します。6月7日に諸戸氏庭園の花菖蒲を見てきました(2025年6月7日:20250607諸戸氏庭園の花菖蒲)。記事の最後にこの写真を載せて、何も説明をしていませんでした。主屋の玄関に下げられている提灯です。文字のようなものが描かれていますが、何だかお分かりでしょうか。

Dsc05169c Dsc05164c_20250610143301  実は、瓦や、鬼瓦にも同様のものが描かれています。庭園に見にいらした方でもお気づきにならないことも多いのです。「何か書いてありますが、お分かりですか」と尋ねても、困惑されることがよくあります。ハングル文字のようですが、実は、カタカナで「モロト」と書いてあります。左の写真は、主屋の鬼瓦。主屋に向かって右のもの(右の写真)。これ、写真のように下を向いています。ちょうど伊勢神宮の方を向いていて、伊勢神宮に向かって頭を下げているとも、多くの人びとのお陰で商売ができていることについて頭を下げているともいわれます。

250610160615801c  午後からは、短時間、市役所の会議に行って来ました。内容について書くことはできませんが、昨日も書きましたように、老害でご迷惑をかけないよう気をつけて、微力を尽くしたいと思っています。

2025年6月 9日 (月)

20250609御樋代木奉迎送行事@桑名

Dsc05295c Dsc05236c_20250609135501 「昨日と同じタイトルではないの?」と思われたかも知れませんが、昨日は「奉迎送行事」のうち「奉迎行事」で、ご神木は、桑名宗社(春日さん)にご帯泊になりました。今朝は、「奉送行事」が行われたのです。

Screenshot_20250609090614c  私は知らなかったのですが、今朝5時過ぎに、ご神木を積み替える作業が行われたということでした。画像は、桑名宗社のインスタグラムからお借りしました。これは、伊勢神宮での「御樋代木奉曳式」が、内宮は今日6月9日(月)17時からであるのに対して、外宮では明日6月10日(火)16時からとなっているためです(こちら)。中日新聞のサイトにも、「9日は桑名市を出て、1台は伊勢神宮内宮を目指して伊勢市へ。もう1台は津市の三重県護国神社に向かい、10日にご神木を伊勢神宮外宮に届ける」とあります。2台のトラックとも、午前中に鈴鹿市の神戸宗社に立ち寄ります。その後、長野・愛知ルートのトラックが内宮に直接向かい、岐阜ルートのトラックが三重県護国神社に行きます。

 Dsc05281c_20250609140401 私は、春日さんには、7時に到着。ご神事の準備が行われている一方で、早くからご神木の送り出しに来た方もたくさんいました。

 Dsc05268c_20250609135401 Dsc05314c_20250609135401 ご神木を載せたトラックは、境内の駐車場に停車中。こちらは長野県上松町から来たトラック。

Dsc05275c_20250609135401 Dsc05322c_20250609135401  こちらは、岐阜県中津川市からのトラック。

 Dsc05382c_20250609135401春日さんのWebサイトには、「9日朝7時半頃出発」とあったと思うのですが、現地で出会った、地元の知人は、「7時50分発だと聞いている」と。7時半頃からは、ご神事が執り行われました。

Dsc05409c_20250609135401 Dsc05400c_20250609135401  パトカーに先導された車列を組んで行くようでした。トラック2台以外に10数台のクルマが並んで待機していました。中には、トラックのメインテナンスを行うと思われる会社のクルマも含まれていました。

Dsc05471c Dsc05485c_20250609135501  トラックが春日さんを出発したのは、8時頃。最初は、長野ルートのトラック。

Dsc05566c_20250609135501 Dsc05628c_20250609135501  続いて、岐阜ルートのトラック。御樋代木が桑名を無事に出発することを見送ることができました。どちらも、伊勢神宮まで無事に到着するものと思います。

梅雨入り宣言

Screenshot_20250609113715c  「梅雨入りへ」と今朝の天気予報でいっていましたが、雨が降り始める前に「梅雨入りした」というニュースが流れました。平年より3日遅く、今後1週間は雨や曇りが続くそうです。今朝は、桑名宗社(春日さん)での「御樋代木奉送行事」が行われるということでしたので、いつもより早く6時50分に家を出ました。三崎通、田町を経て、春日さんに7時に到着。8時過ぎまで滞在し、その後、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.0㎞。春日さんでの「御樋代木奉送行事」については、別の記事にします。

Dsc05760c_20250609142001 Dsc05862c_20250609142101  三崎通、田町では古いツバメの巣を見て回ったのですが、今年、このあたりで営巣したツバメはいませんでした。九華公園には8時10分頃に到着。今日も静かでした。散歩&鳥見友達のYさんがすでに来ておられ、「朝日丸跡でムシクイらしき鳥を見た以外は、何もいません」ということでした。私が写真に撮れたのも、スズメのヒナ(二の丸跡)と、ハクセキレイの親子(野球場)のみ。ほかに見たのは、ムクドリとドバト。カワラヒワの鳴き声が聞こえたものの、姿は見えず。

Dsc05707c_20250609142001  九華公園の奥平屋敷跡で、こちらのカメさんを見つけました。たぶんクサガメだろうと思います。ごく少数ですが、アカミミガメに混じって、クサガメや、イシガメがいます。

Dsc06016c_20250609142001 Dsc05929c_20250609142101  貝塚公園では、ハクセキレイ。最近、ここによく来ます。今日もオスが、虫を捕まえ、自分で食べていました。ほかに貝塚公園にいたのは、スズメたちのみ。

Dsc06123c_20250609142001  京町では、いつものように、ツバメの巣のチェック。なのですが、商店にある巣は、空っぽでした。ガーン!! おそらく昨日くらいに巣立ったのでしょう。あんなに気にかけていたのに、挨拶なしに巣立ってしまったようです。まぁ、無事に、元気に巣立ったのでしたら、良しとしましょう。

 Dsc06091c_20250609142001 民家にある巣では、今日も親ツバメが巣に就いていました。こちらは、そろそろヒナが孵る頃かと思いますが、梅雨入りですから、見に行く機会が減るかも知れません。

Dsc05779c_20250609142001  一昨日は諸戸氏庭園で(2025年6月7日:20250607諸戸氏庭園の花菖蒲)、昨日は亀山公園で(2025年6月8日:20250608JRさわやかウォーキング「東海道亀山宿と花しょうぶ園を訪ねて」へ(一回完結))、それぞれ花菖蒲を堪能してきましたから、九華公園の花菖蒲園は……という次第で、ハナショウブの写真はオシマイ。写真は、吉之丸堀にかかる橋と、そこにある東屋。

Dsc05920c_20250609142101 Dsc06144c_20250609142001  今週は、明日午後、市役所での会議。3月で70歳を迎えましたから、昨年度末で引退させてもらおうと思ったのですが、思いがけず強く慰留していただきました。微力を尽くすとともに、老害でご迷惑をおかけしないように十分に注意します。土曜日午後は、菰野にある社会福祉法人の評議員会。こちらも、この日で任期が切れるのですが、もう1期務めるようにということで、3年間の任期延長となる予定です。いずれも、まだ使っていただけるのは大変ありがたいことです。アジサイは、九華公園の南にて。クチナシは、寺町の常信寺にて。

2025年6月 8日 (日)

20250608御樋代木奉迎送行事@桑名

7e8e8ddc A7360e8e  今日・6月8日(日)は、桑名で御樋代木奉迎送行事が行われました。「御樋代木(みひしろぎ)」とは、伊勢神宮のご神体を納める「御樋代」のためのご用材。伊勢神宮の第63回式年遷宮に関して、6月3日に長野県上松町で行われた「御杣始祭(みそまはじめさい)」で、また、6月5日の岐阜県中津川市での「裏木曽御用材伐採式」で伐られたご神木が運ばれてきて、今日、桑名で合流し、第六十三回「神宮式年遷宮」御樋代木奉迎送行事が行われるのです。くわな市民大学郷土史講座の講師の大塚先生のお話しでは、第64回式年遷宮では、御神木は伊勢で切り出される可能性が高いので、桑名でこうした行事が見られるのは、最後かも知れないそうです。ということで、桑名での今回の奉迎送行事は見逃せないと思って、見に行ってきました。さらに、次々回、第64回の式年遷宮は2053年ですから、私はすでに空の上の住人であることは確実ですし。こちらには、観光三重のサイトで御樋代木奉迎送行事に関連した内容があります。

Img_2811c  16時半に住吉神社の近くの住吉橋の上に場所取り。ここは住吉神社の前を県道613号線がゆるくカーブするところで、絶好のポジションと判断したのです。ところが、岐阜ルートのご神木の到着が遅れているということで、17時スタートの予定が、結局、1時間ほど遅れました。この写真は、17時40分を過ぎた頃のもの。すごい人出でした。

 Img_2866c_2025060819480118時過ぎ、ようやく長野・愛知ルートのご神木が動きはじめました。1時間半も立ちん坊で、いささか疲れましたが、そんなことをいっているわけにはいきません。20年に1度、たぶん我が人生で最後の御樋代木奉迎送行事ですから。余談ですが、行列の先頭には、桑名市長の伊藤徳宇(なるたか)さんの姿が見えました。

Img_2909c  Img_2891c_20250608194801こちらは、長野県上松町で伐られた御樋代木が載せられたトラック。「太一」の幟旗が掲げられています。太一(たいいつ/たいち)とは、①中国の古代思想で、天地・万物の生じる根源。宇宙の本体、②天を主宰する神の名。北極星の神格化されたもので、古代中国、特に漢代に崇拝された、という意味があります。伊勢神宮においては、「太一」は神宮の象徴であり、天照大御神を指す言葉として用いられます。具体的には、奉曳車の車輪や絵符に記され、また参宮街道の石灯篭標識にも見られます。これは「宇宙の中心」「天地万物の根源」といった意味を持ち、神宮に奉納される御神木や御衣などを運ぶ際にも用いられるのです。

Img_2958c 続いて、中津川での裏木曽御用材伐採式で伐られたご神木を運ぶ行列もスタートします。奉曳に参加するためには、7,000円の参加費を納めて、法被と、はちまきを授けていただきます。定員1,500人で募集されていました。御樋代木搬送用トラックの先頭にて、この写真のように、ロープで御樋代木を奉曳できるのです。

 Img_2982c_20250608194801 Img_2998c岐阜ルートのご神木が目の前を通って行きます。このあとは、七里の渡し跡を経て、桑名宗社に向かいます。以前は、木曽川を下り、水運で運ばれていました。現代も、なるべくその時のルートに沿って桑名まで運ばれてくるのです。

Img_3027c_20250608194801  Img_3014c今回の御樋代木奉迎送行事の主体は、三重県神社庁桑員支部のようですが、その中心は、桑名宗社。桑名宗社、桑名といえば、あの石取祭。ということで、今回の奉迎送行事には、石取祭の祭車が38台参加しています。

Img_3045c  祭車は、船馬町の県道613号線の交差点から南と西とに整列し、奉迎送行事開始前から、鉦太鼓を打ち鳴らしていました。ここは、我が家からすぐ近くのところで、賑やかでした。御樋代木は、桑名宗社まで曳かれていき、今晩は、桑名宗社でご帯泊されることになっています。明日朝7時半頃に桑名宗社を出立し、1台は、直接、伊勢神宮内宮へ、もう1台は、午前中は、鈴鹿の神戸宗社、午後は津の三重県護国神社を経て、10日に伊勢神宮外宮に到着します(こちら)。

 Img_2940c 以下、余談。Img_2761c奉迎送に使う日の丸の小旗。この年になって恥ずかしいのですが、こういう旗、欲しくなります。娘がもらってきてくれました(笑)。地元のNHK、民放、ケーブルテレビの各局が取材に来ていました。私のいたあたりにもNHK、CBC、ZTVなどのカメラが来ていました。右の写真は、私のすぐ隣に来たCBCのクルーのもの。もう1つ、余談。ご神木は、明日朝7時半頃、桑名宗社を出立するそうです。いつもより早く散歩に出て、桑名宗社にご帯泊なさっているご神木を見てきたいと思っています。

2005okihikic 【追記(6/9)】 こちらは、桑名宗社のインスタグラムに載っていた写真です。掲載された期日や、文章からすると、20年前に行われたお木曳きの様子だろうと思います。我が家も見に行きました。すでにデジカメは持っていたはずですが、デジタル写真は残っていません。記憶もあやふやで困ったもの(笑)。

20250608JRさわやかウォーキング「東海道亀山宿と花しょうぶ園を訪ねて」へ(一回完結)

Img_2319c Img_2337c_20250608141301  曇りという予報でしたので、予定通りに、JRさわやかウォーキング「東海道亀山宿と花しょうぶ園を訪ねて」へ行ってきました。往きの電車で雨雲レーダーを見たら、現地には雨雲の端っこがかかっていて、前回に引き続いて雨の中のウォーキングかと覚悟したのですが(2025年5月31日:20250531JRさわやかウォーキング「刈谷市制施行75周年 刈谷城下町&ご褒美マルシェ満喫散歩」へ(一回完結))、実際には降られずに済みました。心がけがよかったのでしょう。冗談はさておき、JR関西線桑名駅を8時14分に発車する亀山行き普通に乗車。井田川駅に8時54分着、¥590。

Img_2332c Img_2341c  井田川駅はけっこうな賑わい。コースマップをいただいて、9時ちょうどにスタートします。今日設定されている立ち寄り先は、石上寺、亀山ローソクタウン、旧亀山城多聞櫓、亀山公園の花菖蒲園で開催されている花しょうぶ祭、旧舘家住宅、加藤家長屋門でした。実は、立ち寄り先のほとんどは、これまでにも訪ねたところ。同級生K氏との東海道ウォーキング(2022年4月23日:20220423東海道ウォーク「井田川~亀山」(予告編)、2022年5月7日:20220507東海道ウォーキング「亀山宿~関宿」(超予告編))や、花しょうぶ祭にも行っています(2019年6月9日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))。それ故、今日の立ち寄り先も、前を通っただけで立ち寄らなかったり、今日の記事では触れなかったりした寺社などがあります。ご興味がおありでしたら、以前の記事をご覧ください。今回の記事も、一回完結。

250608jrwalkingidagawa こちらが今日歩いてきたルートマップ。コースマップ通りに歩いてきました。マップ上は、6.4㎞です。

Img_2378c  井田川駅から亀山の町中までは旧東海道をたどっていきます。ここらあたりは、上記のように3年前に歩いています。

Img_2416c_20250608142901  最初の立ち寄り先は、石上寺(せきじょうじ)。那智山松寿院という号があります。本尊は子安延命地蔵菩薩。伊勢七福神の一つ。元は、このあたりに勧請された熊野神社の神宮寺で、大伽藍があったといいます。境内には、四国88箇所霊場巡りも再現されていました。この写真を撮っただけでパスしてきました。

Img_2427c_20250608143101  石上寺からほど近くに、和田一里塚跡。江戸日本橋から104里。慶長9(1604)年、亀山城主であった関一政が築造したもの。昭和59(1984)年、道路の拡幅にともない、それまで残っていた塚の一部がなくなり、跡地の東側のここに模式復元されたものです。

Img_2434c_20250608141501 Img_2441c  続いて、カメヤマローソクタウン。本当は、ここは立ち寄ってみたかったのですが、あいにくと10時30分からの営業でした。事前リサーチが不足。有名なカメヤマローソクが営むショップで、「ローソクを学んで!作って!買って!癒やされる!三重県亀山市の総合エンターテイメント施設」といううたい文句なのです。カメヤマローソクの工場に隣接しています。また機会があれば、訪ねることにしましょう。

Img_2476c Img_2484c_20250608141401  東海道からは離れ、さらに西に向かうと、亀山城跡に出ます。ここも何度か来ていますので、割愛。旧多聞櫓も、何度も見学しています。

Img_2508c_20250608141401  Img_2605c_20250608143701 旧多聞櫓の北側に亀山公園が広がっており、その中に花菖蒲園があります。今日・6月8日に花しょうぶ祭が開かれているのです。この菖蒲園は、平成10(1998)年に亀山城の堀跡にもともとあった花しょうぶ園が拡張整備されたもので、約4,000平米の敷地に県下最大規模の100品種、約1万2千株の花しょうぶが植えられています。

Img_2517c_20250608141401 Img_2522c_20250608141401  亀山公園は元々、亀山城藩主の別荘のあったところだそうです。また、花しょうぶは、亀山市の花になっています。

Img_2561c_20250608141401 Img_2539c_20250608141401  ステージイベントも行われ、物販店も出ており、市民の方で大賑わいでした。今年は、特に市制20周年だそうですから、より一層盛り上がっていたと思います。昨日の諸戸氏庭園と(2025年6月7日:20250607諸戸氏庭園の花菖蒲)、今日の亀山公園とで、私自身は花菖蒲を堪能しました。

Img_2618c_20250608141401 Img_2622c  亀山公園をあとにして、旧舘家住宅へ。明治6(1873)年に商家として建てられました。枡屋という屋号で、幕末から大正にかけて呉服商を営んでいた大店です。土日に無料公開されています。

Img_2658cImg_2662c_20250608141401  続いて、加藤家長屋門。江戸時代後期、亀山城主・石川家の家老職を務め、亀山城西之丸に居を構えていた加藤家の屋敷の長屋門。現在は屋敷の表門である長屋門とこれに連なる土蔵などが遺されています。

Img_2671c Img_2678c  これで立ち寄り先はコンプリート。ただし、加藤家長屋門に着いたのが、10時30分過ぎ。次の名古屋行き電車は、11時24分亀山駅発。ちょっと迷ったものの(早すぎるかと)、用意してきた弁当を食べてしまうことに。多聞櫓が見える小公園がありましたので、そこで早昼。今日も、ファミマの「おむすび&焼きそばセット(税込み¥430)」。これで十分に満足。

Img_2686c  ゴールのJR関西線亀山駅には、10時55分に到着Img_2696c。今日も無事にJRさわやかウォーキングのスタンプをゲットしました。

 Img_2693c 250608105918474c ゴール受付を済ませて、駅前にある瑞宝軒へ。ここでは、東海道ウォーキングのとき、カフェの方でランチを食べたことがありますが(2022年4月23日:20220423東海道ウォーク「井田川~亀山」(予告編))、今日は、土産を買うため。右の写真にある「亀乃尾」を買ってきました。江戸後期から続く銘菓だそうです。8個で税込み¥860。

Img_2704c  JR関西線亀山駅を11時24分に発車する快速名古屋行きに乗車。途中、四日市から快速になります。桑名駅には12時6分着、¥680。JRさわやかウォーキングに参加した人も多く、かなり混雑していましたが、早くから並びましたので、無事に座ってこられました。今日は、桑名では最高気温27.5℃でしたが、湿度が高く、若干蒸し暑い日でした。

Screenshot_20250608123026c  こちらは、いつものようにGoogle Fitのデータ。トータルで9.2㎞、15,219歩。蒸し暑かったので、ちょっと疲れました。

Screenshot-2025_06_08-14_50_57c Screenshot-2025_06_08-14_51_14c   JRさわやかウォーキングの記録は、こちら。

2025年6月 7日 (土)

20250607諸戸氏庭園の花菖蒲

Dsc04314c_20250607145301  今日の散歩帰りに諸戸氏庭園に立ち寄って、ハナショウブを見てきました。10時過ぎに入園、ほぼお客さんがいない時間帯にゆっくりと見て回ってこられました。諸戸氏庭園は、昨日も書きましたが、6月15日まで春の特別公開中です。月曜休園で、大人一人¥500。

Dsc04902c_20250607145301 Dsc05009c_20250607145301  この地には、室町時代に「江の奥殿」と呼ばれた矢部氏の屋敷がありました。貞享3(1686)年に山田彦左衛門が購入し、拡張整備しました。杜若池を中心に築庭し、「推敲亭」、「御成書院」、「藤茶屋」などを建てています。明治時代になると、諸戸清六の所有となり、西隣に新しく御殿(左の写真)を建て、庭園を拡張しました。御殿の玄関は当時の外務省の玄関を模し、広間は西本願寺の広間を模しているといわれています。庭園の池は「潮入りの池」と称され、海水の干満に応じて景観が変化します(右の写真)。

Dsc04461c_20250607145101 Dsc04788c_20250607145201  江戸時代に杜若池であったところが、現在は花菖蒲園になっています。菖蒲池を中心に回遊できるようになっていますが、高低差がかなりありますので、年寄りは足元に十分に注意する必要があります。

Dsc04635c_20250607145201  Dsc04752c_20250607145301今日は、事前に「花菖蒲の撮影方法」をネットで読み、少しだけ勉強してから出かけましたが、その成果は出ているでしょうか?? 

 Dsc04776c_20250607145201 Dsc04452c_20250607145101 早朝や午前中の撮影がお勧め、日陰や薄曇りの日は、花の色がより鮮やかに表現できまる、花の高さに合わせて低い位置から撮影すると、背景が大きくボケて、主役の花を引き立たせることができる、花を中央に置くのではなく、少しずらした構図が、よりおしゃれな写真に仕上がるなどなど。

Dsc04804c_20250607145201  Dsc04622c_20250607145101こちらに諸戸氏庭園の配置図があります。菖蒲池は、庭園の中心にあり、この庭園でもっとも歴史的なところです。花菖蒲の水鏡にもトライしたのですが、今ひとつでした(右の写真)。

 Dsc04603c_20250607145001 Dsc04558c_20250607145001 菖蒲池には、ほかの花も咲いています。左の写真は、カワラナデシコ。花弁の先が裂けて細かくなっていて、風にあおられると揺れて優雅です。右の写真は、コウホネ。水生植物で、スイレンに似た葉に黄色い花が咲きます。 コウホネは漢字で書くと「河骨」で、水底の泥の中を這う根茎が白っぽく、ゴツゴツしていてまるで骨のようだから、というのが由来だそうです。

Dsc04930c  庭園のあちこちにクチナシが咲いていました。あたりには、あの独特の香りが漂っています。ちなみに、散歩コースでは、柿安コミュニティパークにもクチナシが植えられていますが、そちらはまだ咲いていません。

Dsc05118c_20250607151501 ついでながら、庭園にある主な建物などについても。冒頭の写真は、主屋と大門。左の写真も、主屋を別のアングルから撮ったもの。重要文化財で、明治22(1889)年に完成。初代諸戸清六が、自らの居宅兼事務所として建設しました。東西に伸びる通り庭を境界に、南側は業務空間、北側は生活空間となっています。

Dsc04660c_20250607145301 Dsc04669c_20250607145301  これらは、生活空間の建物。左の写真の洋間と、右の写真の和室がつながっています。

Dsc05103c_20250607145401 大門(表門)。これも重要文化財で、明治37(1904)年頃、御殿を作ったときに作られています。薬医門形式となっています。

Dsc04350c_20250607145301  こちらは、玉突場(重要文化財)。大正末頃のもの。当初の色に復元されています。完成当時は、2台のビリヤード台が設置されていて、その振動を抑えるための基礎が床下まで伸びていたそうです。また、他の棟から独立して建つビリヤード専用建物は、現在確認できる限り岩崎邸撞球室(1894)と、ここ諸戸家の玉突場しか残存しないといいます。

Dsc04328c  御殿玄関、車廻し(重要文化財)は、明治28(1895)年の完成。御殿への玄関となる建物でで、正面に構える車寄せをはじめ、数棟で構成されています。当時の要人等の来客を非常に意識したしつらえとなっており、さまざまな政・財界人を招いています。記録に残るだけでも、大隈重信 、益田孝 、山縣有朋 、高橋箒庵 、野崎広太などが訪れたそうです。

 Dsc04375c裏から撮ってしまいましたが、推敲亭です(県指定文化財)。庭園内に設けられた三畳の草庵で、山田彦左衛門邸時代からの遺構である。『久波奈名所図会 (享和2(1802)年)』の「山田氏林泉図」には、杜若之池に面して開口の大きな推敵亭が描かれています。したがって、江戸時代の建物。

Dsc04723c_20250607145301 藤茶屋です。『久波奈名所図会』にも、「藤茶屋」とあり、山田彦左衛門のときから存続していた建物でしたが、戦災により焼失し、現在の建物は、その基礎の上に記憶を頼りに元の建物に似せて昭和43(1968)年に再建されたもの。江戸時代には、桑名藩主の御成もあったようです。

Dsc04859c_20250607145301  神祠(市文化財)。山田彦左衛門が、屋敷を創建した江戸時代からの神祠として伝わっており、『久波奈名所図会』にも「稲荷」と描かれています。この下の穴には、白いキツネが住んでいたといいます。明治の初め頃、初代諸戸清六が、山に迷ったときに白狐に道案内をされて人里にたどり着いたのですが、これは、伏見稲荷に仕える狐の御使だと知り、旧宅内に小さい稲荷の祠を建てました。その後、現屋敷地に移住する際に合祀し、明治31(1898)年頃に建て替えています。

Dsc04891c  御殿広間と池庭。広間(重要文化財)は、明治24(1891)年に上棟。田沼の上に盛土を施すとともに、柱筋に石垣を地下2m程下から積上げて、地盤改良を施して建てています。そのため、庭園と比べて、かなり床が高くなっています。2枚目の写真と同じ建物です。東西面(写真に写っている部分)は、ほぼ全面開口で、柱は極力少なくしてあります。景色を一体的によく見せる開放的な空間を意図したとみられます。池庭(3枚目の写真)は、出羽の本間邸や、近江八景を模したと伝えられています。

Dsc05177c_20250607145401  花菖蒲というタイトルにしたのに、建物などの話の方が長くなりましたが、ご容赦ください。次は、紅葉の季節に訪ねることにしましょう。

バードウォッチングは低調(苦笑)

Dsc04150c_20250607142901 午後になってにわか雨がありましたが、午前中は晴れ時々曇り。今朝も7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町から諸戸氏庭園へ。歩いたのは、6.8㎞。諸戸氏庭園では、ハナショウブを見てきましたが、それは別の記事にします。長良川河口堰方面へ出かけようとも思ったのですが、今朝、X(旧Twitter)を見たら、諸戸氏庭園のハナショウブが見頃とありましたので、プチ遠征は止め。

Dsc03934c_20250607142801  しかし、いつもの散歩コースでは、バードウォッチングは今日も低調でした。九華公園まででは、スズメ、ムクドリがいたくらい。このスズメは、七里の渡し跡にて。

Dsc04027c_20250607142901 Dsc04080c_20250607142901  九華公園は、今日も静か。昨日以上に何もいません。ただ、奥平屋敷跡でコゲラを一瞬見られたのが救い(笑)。ほかは、スズメ、ドバトなど。カワラヒワはチラッと見ただけ。シジュウカラは、立教小学校の方で鳴いていたのが聞こえたのみ。

Dsc04128c_20250607142901  こちらのカラスは、ヒナのようで、この写真を撮る直前、親カラスからエサをもらっていました。今年、九華公園でカラスが繁殖した様子はありませんから、どこかよそから来たのでしょう。

Dsc04097c_20250607142901  二の丸跡で、産卵のために穴を掘る途中と思われるアカミミガメを見つけました。しばらくの間、離れてみていたのですが、動き出すそぶりはなし。このくらいの穴では、卵を産むまでには相当の時間がかかりそうです。

Dsc04158c_20250607142901  貝塚公園に行く途中、はあぶ工房のところでシジュウカラ。電柱のてっぺんでさえずっていました。

Dsc04233c_20250607142901  京町のお宅のツバメの巣。今日も、親ツバメが巣に就いていました。ここは、5月23日から巣に就いていますから(2025年5月23日:散歩コース近くでアジサイを見てきました……京町のお宅でもツバメが巣に就き始めています)、そろそろヒナが孵ると思います。

Dsc04254c_20250607142901 Dsc04281c_20250607142901  商店の方の巣は、ヒナ2羽が元気でした。もう1羽いたヒナの所在は、不明です。私が行ったとき、巣の近くには、他にヒナはいませんでした。巣立ったばかりですと、巣の近くにいても不思議はないのですが、どうしたのでしょう?

Dsc03979c_20250607142901 Dsc04119c_20250607142901  諸戸氏庭園のハナショウブを見てしまいましたから、九華公園のそれは、どうしても見劣りがしてしまいます。もう1度だけ書いておきますが、市の花に指定しているのですから、きちんと咲くよう、手入れをしていただきたいものです。

2025年6月 6日 (金)

九華公園にササゴイがやって来ました

Dsc03864c_20250606145601  昨日ほど暑くはならず、最高気温は27.0℃止まり。薄曇りという感じです。今朝もまた、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞ちょうど。ワンパターンの極致を行っています(笑)。冒頭の写真は、住吉入江と諸戸氏庭園。諸戸氏庭園は、6月15日まで春の特別公開中です。ハナショウブがそろそろ見頃だろうと思います。

 今日は、こちらから。Dsc03200c九華公園の奥平屋敷跡にいるとき、二の丸堀の方から「キュウーッ」という鋭い声が何度か聞こえてきました。どこに何がいるのかなかなか分からなかったのですが、二の丸橋の欄干に鳥がいるようでした。双眼鏡で見たら、ササゴイでした。全長52センチと、小さい鳥ではありませんが、いかんせん90mほど離れていますので、こんな写真になりました。一般的には、珍鳥ではないのですが、いつもの散歩コースで見たのは、これで3回目(2016年10月19日:ササゴイの幼鳥に、今シーズン初のジョウビタキ(メス)……九華公園のカモは9羽、2023年8月8日:九華公園にササゴイ飛来)。私的には、珍鳥ということ。

 Dsc03006c さて、元に戻って。今日は、昨日よりも野鳥は少ないこと! 揖斐長良川の中州からオオヨシキリの鳴き声はよく聞こえるのですが、スズメやドバト、ムクドリもほとんどいません。そういう中、船津屋さん裏手の揖斐川の堤防道路でイソヒヨドリのオス。近づこうとすると、逃げられるを何度か繰り返した結果が、これ。どうしても逆光の位置からは逃れられず、残念。換羽中の若いオスと思います。

Dsc03185c Dsc03188c_20250606151401  今日も九華公園は静か。静まりかえっているに近い感じ。九華公園で見たのは、スズメ、ハシボソガラス、ムクドリくらい。鳴き声を聞いたのは、カワラヒワ。ドバトは、今日はほとんどいません。と、このところお馴染みのパターン。

Dsc00533c_20250606152301 Dsc03238c_20250606151401  公園内のあちこちにアカミミガメが、産卵したと思われるところを見るようになりました。ただし、私が散歩している、朝の時間帯には、たまに上陸しているカメは見るものの、今年は穴を掘っているところや、産卵しているところは見ていません。また、昨年までは、カメが卵を産むと、すぐにカラスがやってきて、掘り返して卵を食べてしまうことが多かったのですが、今年はその痕跡は見ていません。ちなみに、5年前にアカミミガメの産卵シーンについての記事があります(2020年5月22日:ミドリガメの産卵と「スズメの学校」……今年は桑名水郷花火大会も中止で残念至極)。

Dsc03539c_20250606145601  続いて、貝塚公園。スズメの幼鳥が、親からエサをもらっていました。「幼鳥」と書きましたが、巣立ってきたばかりのヒナではなく、少し成長した状態のように見えます。巣立ってきてからも、しばらくは親からエサをもらったりしています。

Dsc03485c Dsc03584c_20250606145601  今日も、ハクセキレイが登場。ただし、今日見たのは、オス2羽。

Dsc03611c_20250606145601  あまり鳥がいませんので、ムクドリも登場させておきます。

Dsc03769c_20250606145601 恒例のツバメの巣チェック。左の写真は、民家の巣。今日は、親ツバメが巣に就いていました。

Dsc03794c_20250606145601  商店にある巣では、異変がありました。どう見ても、何度見てもヒナは2羽しかいません。ここの方にお目にかかれましたので、訪ねたのですが、「昨日、巣に引っかかっていた」という話と、「飛び立って行った」という話とがあり、不明。20分位ここにいたのですが、近くにツバメのヒナはいません。親がエサを運んできたのも、この間で2回ほど。エサをやる頻度が、減っているのかも知れません。

Dsc03286c_20250606145601 Dsc03372c_20250606145601  九華公園のハナショウブの様子は、芳しくありませんので、だんだんと撮影意欲が低下しています(笑)。アジサイの写真は、九華公園の東のお宅にて。

2025年6月 5日 (木)

とうとう真夏日を迎えました

 Dsc01718c_20250605142601 Dsc02931c よく晴れています。今日は、とうとう真夏日。14時42分に31.1℃になりました。しかし、天気がよいのは日曜までで、来週にはいよいよ梅雨入りのようです。今朝も7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞。冒頭の写真は、蟠龍櫓のあたりから見た揖斐川の上流方向。多度山、伊勢大橋などが見えています。右の写真は、帰宅したときに見下ろした諸戸氏庭園。

Dsc01604c  拙宅マンションのプレイロットにムクドリ。小さい公園ですが、ハクセキレイ、スズメ、ドバトなどもよく来ます。ウグイスがいたり、イソヒヨドリがいたりすることもあります。

Dsc01666c_20250605142601  冒頭の写真を撮った、蟠龍櫓のところでハクセキレイ。2羽がいました。写真は、そのうちのオス。

Dsc01952c Dsc01989c_20250605144201  九華公園に着いたのは7時40分。「今日は、一段と静かだな」と思いました。というのも、スズメやドバト、その他の野鳥の鳴き声がしなかったのです。途中、カワラヒワの鳴き声は聞こえましたが、姿は見えず。奥平屋敷跡まで来て、ハシボソガラスと、ドバト。しかし、やはり数は少ないのです。スズメも、いつもと違って、ほとんどいません。

Dsc02065c_20250605142601 Dsc02081c_20250605142601  二の丸跡でこんな鳥。ちゃんとした姿は、右の写真の通り。カワラヒワです。

Dsc02204c_20250605144201  公園内を一回りし、鎮国守国神社から相撲場のところに出てきたら、スズメ。

Dsc02300c_20250605142701 Dsc02499c_20250605142701  貝塚公園では、ハクセキレイ2羽。左の写真はオスですが、虫をくわえています。食べないでいますから、ヒナのエサを集めているかと思います。右は、メスでしょう。

Dsc02581c_20250605142701  恒例、ツバメの巣チェック。京町のお宅の巣は、私がいったときには不在。

 Dsc02603c_20250605143301 こちらは商店の方の巣。今日は、最初から3羽が揃っていました。

Dsc02630c_20250605144901 Dsc02641c  昨日、親ツバメは「ヒナの嘴の奥まで頭を突っ込んでエサをやる」と書きましたが(2025年6月4日:御坊さんでボダイジュの花が咲き始めました……ツバメのヒナは元気です)、それが左の写真。右は、その直後に取ったもの。ヒナの口の中に虫のようなものが見えます。

Dsc02742c_20250605142701 Dsc02745c_20250605143401  さらに、今日も、このシーンが撮れました。これが撮れると、何となく嬉しくなります(笑)。

Dsc01823c_20250605142601 Dsc01849c_20250605142601  九華公園のハナショウブは、相変わらず、パラパラと咲いています。私が九華公園にいるのは、7時40分頃から1時間くらいですが、ハナショウブを見に来られる方はありません。そのあとに来園する方がきっとあるでしょうが、ガッカリされるのではないかと思います。

Dsc01867c_20250605142601 こちらは、奥平屋敷跡にあるサンゴジュの花。果実が8~10月にかけて赤黒く熟しますが、これを海のサンゴに見立てたのがサンゴジュという名前の由来だそうです。昭和の時代に造成された都市部の公園、集合住宅、公共施設の垣根などに多く、近年は、あまり植栽には用いられなくなっているといいます。

Dsc02281c_20250605142601 Dsc02538c_20250605142701  九華公園の東にあるお宅では、ビワの実が少し色づいてきています。右の写真は、貝塚公園の近くにあるお宅の柿の実。少しずつ大きくなってきています。

Dsc02551c_20250605142701 Dsc02568c_20250605142701  アジサイは、また、散歩友達のお宅で撮らせてもらってきました。

 

2025年6月 4日 (水)

御坊さんでボダイジュの花が咲き始めました……ツバメのヒナは元気です

Dsc00708c_20250604142301  おおむね晴れて、暑くなりました。今日の最高気温は、29.0℃(13時40分)。朝はいつも通りに7時20分から散歩へ。住吉神社、風呂町、江戸町、九華公園、内堀公園、京町、寺町と歩いて、いったん帰宅。その後、駅方面へ所用で再び出かけ、歩いたのは、合計6.3㎞。冒頭の写真は、九華公園の吉之丸堀にかかる橋と、そこにある東屋。

Dsc01505c_20250604142401 Dsc01541c 今日は、こちらから。待っていたボダイジュの花がやっと咲きました。御坊さん(桑名別院本統寺)にあります。ちなみに、お釈迦様が悟りを開いたのは、インドボダイジュの木の下だそうですから、違う種類の木です。

Dsc00317cc  九華公園に着くまでに見たのは、スズメとムクドリくらい。揖斐長良川の中州からは、今日もオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえます。九華公園でまず見たのは、神戸櫓跡にある松の木のカワウの巣。ヒナがいるのは、まだ、3ヶ所の巣のうち1ヶ所のみ。上と、向かって右に写っているのは、親カワウ。真ん中がヒナ。といってもずいぶん大きくなってきています。

Dsc00388c Dsc00514c  奥平屋敷跡では、スズメや、ドバト。ほかにいたのは、ハシボソガラスと、久しぶりにここで見たハクセキレイ。左の写真のスズメは、成鳥。ドバト(右の写真)は、エサがもらえないと割と近くにまで寄ってきます。

Dsc00495c_20250604142201 Dsc00638c  スズメは、ヒナもたくさんいます。多くは、親1羽にヒナ1羽ですが、ヒナを2羽連れている親スズメも見ます。

Dsc00592c_20250604142201  ハクセキレイは、奥平屋敷跡では久しぶりに見ました。子育てが一段落ついたのか、という気がします。

Dsc00400c_20250604142201  ここにハシブトガラスが巣をつくろうとしているかもと書きましたが(2025年5月30日:九華公園でハシボソガラスが巣をつくり始めたか?)、その後、カラスたちはここにより着いていないようです。

Dsc00648c_20250604142301  二の丸跡に移動しようとしたら、ヘンな鳥がいました(笑)。経験がなかった頃には、すぐに珍鳥か?と思ったでしょうが、これは、カワラヒワのヒナ。内堀公園では、スズメとムクドリ、カワラヒワくらい。そういえば、カワラヒワの姿をあちこちで見るようになりました。

Dsc00739c  京町でツバメの巣のチェック。まずは、民家にある巣。今日は、親ツバメが巣に就いていました。が、顔は見えず、ちょっと残念。

Dsc00767c_20250604142301  続いて、商店にある巣。ここに着いたとき、ヒナの姿は2羽しかありませんでした。親がエサを運んできても、ご覧のように、2羽が騒ぐだけ。もう1羽は、どこに?とちょっと心配になったのですが……。

 Dsc00897c_20250604142301 Dsc00937c_20250604142401 しばらくすると、ゴソゴソと奥の方から顔を見せてくれました。一安心です。ヒナは3羽とも元気そうです。1週間もすれば、巣立つのではないかと思っています。

Dsc01235c_20250604142401 Dsc01428c_20250604142401  親ツバメは、ヒナにエサをやったあと、巣の近くにある電線で、一休み。エサをやっているときの写真をよく見ますと(左の写真)、親のあごや、額のあたりに禿げたようなところが見えます。ヒナの嘴の奥まで頭を突っ込んでエサをやりますので、すれて子のようになっているか、と思います。

Dsc00164c_20250604142101 Dsc00202c_20250604142101  風呂町、江戸町に回り道をしたのは、アジサイを見ていこうと思ったからです。まずは、元美容院のところにあるアジサイ。偶然このお宅の方にお目にかかれ、少しだけお話を伺いました。趣味としてつくっておられるそうです。「毎年、勝手に見せていただいていますが、きれいなので愉しませてもらっています」といったら、喜んでいただきました。

Dsc00257c_20250604142201  江戸町にある歌行燈本店さん。ここは、以前は、この時期になると、たくさんのいろいろなアジサイを飾っていらしたのですが、最近は、規模が縮小されていて、残念。Dsc00262c_20250604142201たとえば、7年前の様子は、リンク先の記事の冒頭にある3枚の写真をご覧ください(2018年5月31日:花菖蒲は見応えたっぷり)。この記事には、九華公園の花菖蒲園が見事な様子も載せてあります。

Dsc00369c Dsc00376c_20250604142201  その九華公園のハナショウブ。もう一度、一面見事にハナショウブが咲きそろっているところを撮ってみたいのですが……。

2025年6月 3日 (火)

雨読の日は郷土史講座の年表づくり……ライブ配信で「御杣始祭」を見る

 0603amedas 夜半過ぎから雨が続いています。Img_2278c_2025060315120111時台には、11.5mmとよく降りましたが、夕方までには雨は上がりそうです。明日は、晴れて、28℃くらいになるとか。天候が極端に変わります。

 さて、Img_2289c こういう日は、「晴歩雨読」という、自作のモットーにしたがい、読み書きをしています。今日は、昨日の市民大学郷土史学科のまとめに早速着手。配付していただいたレジメ、資料は、スキャナで読み込んで、OCRソフトを使い、デジタル化します。レジメは、テキストをワープロソフトにコピペし、そこにメモを元に、また、調べたことを付け加え、文章化していきます。そのほかの資料、例えば、この写真にあるような年表も、デジタル化したデータをもとに、ワープロソフトで整えていきます。写真などは、国立国会図書館などのサイトで、引用されたものが見られれば、その方がきれいですから、それを取り込んでいきます。今回は、年表が2つありますので、ちょっと時間がかかりそうです。

Img_2260c_20250603151201  雨の日恒例(笑)、ベランダ園芸の状況報告。まずは、アサガオ。1鉢に種まきをし、少し成長したところで3本をもう1鉢に植え替えました。ちゃんと根付くか心配だったのですが、無事です。そろそろ行灯仕立てにするかとも思ったのですが、調べてみたら、もう少し伸びて、葉がたくさん出てから、摘心をして、行灯に仕立てた方がよさそうですので、しばらくはこのまま。

Img_2266c_20250603151201  こちらは、サギソウ。今シーズン、新たに5鉢を購入しています。どれもよく成長してきていますので、これならこの夏には、あの可憐な花が見られるかと期待しています。

Misomahajimelivec  ところで、今日は、伊勢神宮の第63回式年遷宮に関して、「御杣始祭(みそまはじめさい)」が行われるのは、先日調べて知っていました。御用材を木曽の御杣山で正式に伐り始めるお祭りです。最初に、御樋代木(みひしろぎ)と呼ばれる、御神体を納める器を奉製するための檜が伐採されます。御樋代木は、御杣山の山中で左右に並ぶ2本の檜を選び、「三ツ緒伐り(三ツ紐伐り)」という古式の作法で伐り倒します。偶然、これが、地元の三重テレビライブ配信されるのを知ったのです。

Misomahajimeonoc  すべてをきちんと見ていたわけではありませんが、これがなかなか興味深い内容でした。今日は、雨の中での祭となり、大変だったと思いますが、神事が粛々と進められて行きます。祭主である、黒田清子さんももちろん出席していらっしゃり、時折、画面にそのお姿が映っていました。

Misomahajimecut2c 上述のように、御樋代木は2本。この画像で、手前側が内宮の、奥が外宮のものだそうです。内宮の御神木は、地元の杣夫の方が伐り、 外宮の御神木は、神宮司庁営林部の職員の皆さんが伐ります。ここは、長野県上松町の木曽の国有林で、上松町では御杣始祭の翌日から3日間にわたり、地域をあげてお祝いする「御神木祭(ごしんぼくさい)」が盛大に行われるといいます。 御神木を奉曳車に乗せて、何百人もの人数で木遣り歌を歌いながら、 伊勢へ送り出し、長野県から伊勢国の入り口である三重県桑名市を経由して伊勢市まで約300kmの道のりを運ばれるのです。6月5日には、岐阜県中津川市で「裏木曽御用材伐採式」が行われ、こちらでもで伐られたご神木が運ばれてきます。これら2つのルートで運ばれたご神木は、6月8日(日)に桑名で合流し、第六十三回「神宮式年遷宮」御樋代木奉迎送行事が行われるのです。昨日の郷土史講座の講師の大塚先生のお話しでは、第64回式年遷宮では、御神木は伊勢で切り出される可能性が高いので、桑名でこうした行事が見られるのは、最後かも知れないそうです。ということで、桑名での今回の奉迎送行事は見逃せません(次回、第64回の式年遷宮は2053年ですから、すでに空の上の住人のはずですし)。たぶんすごい人出でしょう。

2025年6月 2日 (月)

カワラヒワとハクセキレイのヒナ……春日さんにも寄ってきました

Dsc09656c  薄曇りですが、晴れ間もかなりあるという1日。最高気温は、26.9℃。歩いてくると汗ばみます。いつものように、7時20分から散歩へ。今日は、昼前から約束がありましたので、住吉神社、九華公園、中橋、春日さん(桑名宗社)、京町、寺町と5.3㎞。冒頭の写真は、九華公園の吉之丸堀。

Dsc09237c_20250602153801  揖斐長良川の中州からはオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえてきますが、相も変わらず、鳥はあまりいません。柿安コミュニティパークまで来て、ようやくスズメのヒナに遭遇。

Dsc09310c  九華公園でも同様。カワウの巣の1つからは、ヒナの鳴き声が響き渡っています。神戸櫓跡の松の木にある3つの巣の内、もっとも北にあるもの。ヒナの姿もよく見えるようになりました。それだけ成長したということ。

Dsc09387c_20250602153801 Dsc09493c_20250602153701  奥平屋敷跡では、スズメのヒナの鳴き声があちこちから聞こえます。カワラヒワの親子連れも姿を見せました。右は、そのヒナ。

Dsc09608c_20250602153701  こちらは、二の丸跡にいたカワラヒワ。成鳥です。

Dsc09796c  京町にあるお宅のツバメの巣。また親ツバメは不在でしたが、餌でも食べに行ったのでしょう。

 Dsc09813c Dsc09838c_20250602153701 同じく京町にある商店の巣では、ツバメのヒナ3羽が元気に育っています。かなり成長して、本当にツバメらしくなりました。親ツバメがエサを運んでくると、右の写真のように、黄色い嘴を目いっぱいに開けて、エサを要求しています。このヒナたちが孵ったのは、5月21日でした(2025年5月21日:ツバメのヒナが孵りました)。巣内での育雛日数は20~24日ですので、来週初めくらいに巣立つでしょうか。

Dsc00059c  拙宅マンションまで戻ってきたら、敷地内のプレイロットにハクセキレイのヒナがいました。近くを成鳥のハクセキレイが飛び回っていましたが、これがたぶん親。ヒナに与えるエサをとっていたのではないかと思います。

 Dsc09379c_20250602153801 Dsc09359c_20250602153801 九華公園のハナショウブは、パラパラと咲いています。まさに「パラパラと」です。

Dsc09788c_20250602153701 Dsc09776c_20250602153701  春日さん(桑名宗社)に立ち寄ってきましたが、令和の大改修がほぼ終了したようであるのと、昨日、今年の石取祭の御籤占式があり、祭車の練り込み順が決まったということでしたので、それらを見に行ったのです。楼門の脇には、新しく、立派な社号標が立ちました。

Dsc09767c_20250602153701 Dsc09755c  楼門には、これまでにあった左大臣・右大臣に加え、新たに狛犬も鎮座。戦前まであった楼門には、仁王像が収められていたそうですが、それは第二次大戦で焼失しています。狛犬は、奈良県生駒市の矢野公祥さんにより約1年半かけて彫られたそうです。矢野さんは南都仏師で、奈良の春日大社の式年造替で各社の狛犬を新調した方です。

250602085505131c Dsc09749c_20250602153701  境内も整備され、石畳がきれいに敷かれ、バリアフリー化されています。

Dsc09704c_20250602153701  拝殿の様子。桑名神社と、中臣神社の2社からなっていますが、それぞれの前に社号標が新設されています。

 Dsc09720c_20250602153701社頭には、昨日の御籤占式で決まった、今年の石取祭の練り込み順が掲げられています。

1722410567 250602114239134c  ところで、午後からはくわな市民大学郷土史学科の講座でした。その前にということで、同級生K氏とランチ。講座の会場であるパブリックセンターに近いということで、アピタ桑名店にある穂なみへ。ざるきしめん、天ぷら、炊き込みご飯のBセット、¥1,020なり。年寄りには、ちょっと多めだったかも(笑)。このあと同じくアピタにあるマックでコーヒータイム。

250602152018060c  今日の市民大学郷土史学科は、「桑名藩から見た戊辰戦争」の第2回でした。幕末の幕府、朝廷を巡る諸状況、いわゆる雄藩の動き、対外関係など、戊辰戦争に至るまでのお話しでした。例によって、また自分でも調べて、まとめをつくりますが、高校の日本史の教科書が役立ちそうです。ワーキングメモリーを鍛え、前頭葉機能の働きも高めようと、懸命にノートを取ってきています(笑)。

2025年6月 1日 (日)

三ツ又池公園でオオヨシキリ……残念ながらカイツブリの巣は1つだけになっていました

Dsc07035c_20250601151101  天気は良いのですが、朝から強風。最大風速は、何と9.7m/s(14時20分)。朝からずっと5~8m/sの風が吹いています。風が強いので迷ったのですが、見に行きたいという欲求のほうが強くて、プチ遠征へ。三ツ又池公園、長島町内、長良川河口堰、上之輪新田と回って来ました。1週間ぶりのプチ遠征。冒頭の写真は、三ツ又池公園にて。

Dsc07048c Dsc07103c_20250601150701  まずは、三ツ又池公園。カイツブリは、全部で7羽を確認しました。右の写真では、葉っぱをくわえていたので、巣作りに使うのかと期待したのですが、このあと潜って、浮上してきたら、もう葉っぱはくわえていませんでした。

Dsc08215c_20250601150801 Dsc07213c_20250601150701  前回来たときには、カイツブリの巣は2つありました(2025年5月25日:カイツブリを見てきました……河口堰に、今日はコアジサシは登場せず)。中之島の北にあった巣は、左の写真のように、無事でしたが、中之島の東の巣は、消滅していました(右の写真)。このロープに巣がかけてあったのですが、どこにも見当たらず。残念。左の写真に写っている巣は、岸から離れていて、観察がしにくいのです。

Dsc07391c_20250601150701 Dsc07413c_20250601150701  1週間前には、鳴き声を聞いただけであったオオヨシキリ、今日はようやくその姿を捉えられました。元花菖蒲園のあたりにいます。おそらく1羽のみ。これらの2枚の写真は、同じ個体のもの。元花菖蒲園の東にある木で鳴いていました。前回の記事にも書きましたが、去年までオオヨシキリがいた蓮田は、葦が刈り取られたようで、そちらにはオオヨシキリはやって来ません。

Dsc08039c_20250601150801 Dsc08155c_20250601150801  三ツ又池公園の西の水田にはダイサギ1羽が飛来。田んぼに盛んに嘴を突っ込み、何かを捉えては食べていました。それを写真に撮ろうとしたものの、小さくて不明。この時期ですとオタマジャクシか? という気もしますが、それは根拠のない推論。

Dsc08184c_20250601150801 Dsc08385c_20250601150801  ほかに見たのは、カルガモ1羽と、スズメのヒナ1羽。それら以外には、ムクドリ、ツバメ、カワウなどがいました。このところ、ヌートリアにはお目にかかりません。オオヨシキリを追いかけていましたので、三ツ又池公園には、7時50分から9時過ぎまで滞在。

Dsc08515c_20250601152601 Dsc08551c_20250601150801  続いて、長島町内へ。アマサギが来ているということでしたので(2025.05.19 414枚目)、県道沿いを往復して探したのですが、それらしき姿はありませんでした。そもそも、サギは数羽くらいしかいません。そこで、某所巡りへ。某所東その2には、コチドリ。巣に就いていると思われます(左の写真)。続いて、某所南その2。ここにもコチドリがいて、巣に就いていました(右の写真)。

Dsc08635c_20250601150901  某所北に向かう途中、ブロ友のひらいさんに久しぶりに遭遇。上記のアマサギの情報も、ひらいさんからいただいていますし、某所での営巣状況についても教えていただいています。しばし、情報交換その他をしてから、某所北へ。ひらいさんは、コアジサシはいなかったとおっしゃったのですが、私が着いたら、飛来してきました。1羽のみ。営巣はしていなさそうです。

Dsc08760c_20250601150901 Dsc08846c  さらに、コアジサシの近くにコチドリが2羽。こちらも、営巣はしていないようで、鳴き交わしながら、あたりを移動していました。

Dsc08998c_20250601150901 Dsc09021c_20250601150901  長良川河口堰。堰の上は強風だろうと思って、迷ったのですが、一応、行ってみました。現地について、管理橋に上がったら、とてつもない強風。アユのぼりは、真横に流れています。これは、風速10m/sほどあることを示しています。

Dsc08965c_20250601150901 Dsc08981c_20250601150901  東側の魚道を見ただけで撤収。上流側の魚道には、コサギが2羽。ちょっとだけ西に進んで、いつもコアジサシが来る西側の監視塔あたりを双眼鏡で確認したのですが、何もいないようでした。

Dsc09150c_20250601150901 Dsc09059c  もう1ヶ所は、上之輪新田。いないだろうなとは思いつつ、ケリを探してきました。田んぼに水は入っていましたが、田植えはまだ。ちょうど、特急ひのとりが通過。

 Dsc09139c_20250601150901 上之輪新田にいたのは、カラスばかり。今シーズン、ケリはここでは営巣はしないと思われます。これも残念。

 Dsc07824c 早くも6月になってしまいました。まさに光陰矢のごとしです。明日は、市民大学郷土史学科の講座があります。次の日曜(6/8)には、第六十三回「神宮式年遷宮」御樋代木奉迎送行事が予定されています。これは、ぜひとも見に行きたいと思っています。第63回の式年遷宮は、今年から9年をかけて行われるのです。アジサイは、三ツ又池公園にて。

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  • 芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)

    芝村 裕吏: 関数電卓がすごい (ハヤカワ新書)
    関数電卓は持っていますし、その昔は、プログラム電卓で平均値、標準偏差などの計算をする簡単なプログラムを組んで使っていたこともあります。タイトルに惹かれて買ったのですが、ウ~ン、期待はずれでした。計算例が平方根以外にはほとんどありませんでした。関数電卓を片手に、その使い方や、どのような応用ができるかを知りたいと思ったのですが、そういう内容はあまりなくて残念でした。ただこの本を読んでよかったのは、数学の力と計算力とは別物であることが分かったこと。また、計算については、関数電卓などを駆使すればよいということでした。私自身、数学には自信がないのですが、「エェ!?、そうだったっけ?」と思う内容もありました(つまり、間違っているんじゃないの、と思える内容)。 (★)

  • 今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)

    今尾 恵介: 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる (角川新書)
    地名の由来については興味がありますから、この本を手に取ったのですが、読み始めたものの、すぐに「放置」していました。テーマごとに、それに関連する地名が列挙され、その由来について多少の説明(蘊蓄?)が書かれているのですが、列挙されている(例示されている)地名が煩雑で、読むのが面倒になってしまったのです。「地名マニア」の方であれば、これくらい何のそので読み進めたのでしょうが、私にはちょっと難行でした。2年くらい経って、気を取り直して、少々無理矢理に読み進めました。が、「不思議な名称には物語がある」という、帯の謳い文句には、いささか無理があるかなという気がします。物語というのであれば、個々の地名についてもうすこし物語って欲しい気がするのです。ただし、以上は、極めて個人的な感想です。 (★★)

  • piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)

    piro piro piccolo: 意外と知らない鳥の生活 (コミックエッセイ)
    本の帯に「あなたが毎日スルーしている鳥たちの素顔」「カラスも本当は人が怖い」とあります。ほとんど知っている内容でしたが、このように改めて、まとめてあると、いっそうよく分かりました。野鳥観察を始めたばかりの方、野鳥に興味を持ち始めた方には、最適な参考書の1つと思います。身近にいる鳥ばかりが取り上げられていますが、それだけに身近な鳥の行動や、特徴がよく分かって、野鳥がもっと好きになること請け合いです。タイトル通り、まさに「意外と知らない」です。自分では知っているつもりでも、意外と知らないことは多々ありそうです。 (★★★★★)

  • 五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)

    五味 洋治: 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン (文春新書)
    高容姫という女性を知る人は多くはないかも知れませんが、本のサブタイトルにあるように、金正恩の母となった在日コリアンの女性です。北朝鮮では、日本から帰国した人間の社会的地位は低いため、その存在は公的には明らかにされていませんし、「国母」として崇拝されることもありません。これは、金正恩の弱点でもあり、コンプレックスにもなっているかも知れません。大阪の鶴橋で生まれ育った少女の数奇な運命をたどった、力作です。よくぞここまで取材したものだと思います。高容姫の人生をたどることで、北朝鮮の体制、社会、歴史にまで理解が及びます。ほとんど一気読みをしてしまいました。ちなみに、現在も大阪には、金正恩の伯父を始め、親戚が50名以上も暮らしているといいます。このことは、日朝関係の改善や、拉致問題の解決の手がかりになるのではないかという気がします。 (★★★★★)

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)