博物館で「初夏の企画展『松平定信と江戸文化』」を見てくる
朝から曇り空です。夜遅くなると、雨の予報。最高気温は23.8℃。昼前から南寄りの風に変わっています。今日もいつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園から桑名市博物館へ。展覧会を見て、京町、寺町、八間通、堤原、参宮町と5.7㎞。
毎日同じことを書いていますが(苦笑)、今日も相変わらず野鳥はいません。歩いている途中にも、公園でも、です。九華公園で見たのは、ドバト、スズメ、ムクドリ、シジュウカラ。今日は、カラスを見ていません。
貝塚公園や、内堀公園では、ムクドリ、スズメくらい。どこも同じです。まぁ、実際に現地に行かないと、本当にいないかは分かりませんし、いつぞや書いたと思いますけど、あちこちにウォーキングに出かけるためのトレーニングも兼ねていますから、張り合いがないと思ったり、ガッカリしたりはするのですが、歩くこと自体は苦痛ではなく、むしろ楽しみです。
京町では、恒例のツバメの巣・チェック。今日は、民家の巣にも、親ツバメがきちんといました。これで一安心。5月23日から親が巣に就いています(2025年5月23日:散歩コース近くでアジサイを見てきました……京町のお宅でもツバメが巣に就き始めています)。
こちらは、京町の商店にあるツバメの巣。ヒナは、3羽とも元気そうでした。このときは、向かって右にいるヒナがエサをもらっていましたが、その後、エサをもらったヒナは大人しくなっています(右の写真)。ちなみに、この巣では、何回もエサをやるところを見ていますが、向かって右にいるヒナがエサをもらうことが多いように思われます。
観察をしていると、向かって左にいたヒナが、巣の外にお尻を突き出しました。何度も見ていれば、いつかはこれが撮れると思っていました(笑)。左の写真では、お尻の穴から白い物体が出てきています。右の写真では、それがさらに体外に排出されているのが見てとれます。
そして、ほぼ排出作業が終わりというシーン。このあとは、落下に入ります。というふうに、ツバメのヒナは、このように巣の外に排泄をしています。そのため、巣の下に糞がたくさん落ちているのです。
ソメイヨシノの木で実が色づいています。「サクランボ」とは違いますから、食べられません。食べられないことはないのですが、苦みや酸味が強くて耐えられませんでした。実は、試したことがあるのです(苦笑)。
九華公園のハナショウブは、パラパラと咲いています。管理事務所の南にある花菖蒲園の一部が、左の写真。奥平屋敷跡のところでは数本、本丸跡では、まだ咲いていません。
ハナショウブが咲いている景色は、とても絵になりませんので、昨日から、パターンを変えようということもあって、ズームアップを試みています。本来であれば、近づいて、接写をするところですが、花菖蒲園内には入れません。通路に近いところで咲いてくれたら、接写にもトライします。
違う種類のハナショウブでも、同じようにやってみました。ハナショウブの魅力は、優美な花形としっとりとした風情であり、また、色彩の魔術師とも呼ばれるように、花色の変化に富んでいるところもそうだとされますから、この点をもっと意識してやった方がよさそうです。
さて、散歩の途中で、桑名市博物館に立ち寄ってきました。5月24日から「初夏の企画展『松平定信と江戸文化』」が開かれています(7月6日・日まで、中学生以上は¥150)。
この展覧会の企画の趣旨は、大河ドラマのもう一方の主人公ともいうべき松平定信に注目し、その生涯と桑名との関わりを定信ゆかりの資料を通じて紹介する、ということです。松平定信の久松松平家は、桑名藩主を務めていますので、定信ゆかりのものが桑名にはたくさん伝わっています。江戸時代後期の文化や、文化人としての定信についても展示されています。また、同時に、特集陳列として、蔦屋吉蔵が版元である浮世絵「蔦屋版東海道五十三次」の江戸日本橋から京都三条大橋まで54枚も、一堂に展示されています。2階展示室では「刀剣セレクションⅠ」も、同時に開催されています。定信についての展覧会は、桑名市博物館でも何度か開催されていますので、すでに見たものもありますが、今回、私が目を引かれたのは、「近江八景画賛図屏風」。谷文晁が描き、定信が賛を寄せています。「蔦屋版東海道五十三次(歌川広重)」も、よく知られている保栄堂版とは、また異なったイメージです。こちらに桑名を描いたものが載っています。出品リストは、こちらにあります。
この展覧会で唯一撮影可能な展示品。
「短刀 銘 村正」です。村正の特長がよく現れた作とあります。すなわち、柄の中に入る茎は、タナゴという魚の腹のラインに似せた形状(タナゴ腹)。「専門用語で「ふくら枯れる」と表現する鋭い切っ先。板目肌の地鉄に刃文は大きくうねる波のような湾(のた)れが現れているという説明がついています。
会場で、これが新しく発売されたとありましたので、ついつい買ってしまいました(¥1,000)。昭和58(1983)年に桑名市文化美術館から発行された「目で見る桑名の江戸時代」をビジュアルを強化して、バージョンアップしたものです。この「目で見る桑名の江戸時代」も持っていて、それはそれで興味深いのですが、やはり新しいものも読みたくなって、即買いしてきました。しばらく楽しめそうです。
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エムライトさん、おはようございます。
夜8時頃には寝てしまいます。
夜中に目が覚めることはありますが、夜中の0時は私にとってはまさに真夜中です(笑)。
ツバメのヒナが転落するのはときどきあります。
ここの巣にも、もともとは4羽のヒナがいましたが、1羽は転落したのだろうと思います。
実際に巣から転落したヒナを見たこともあります。
ヒナが元気であれば、親が降りてきてエサをやります。
糞はちゃんと巣の外に向けてしています。
鳥の種類によっては親が食べたり、親がくわえて外に出したりします。
桜の実、見ている限りはおいしそうですよね。
でも、まずくてとても食べられませんでした(笑)。
投稿: mamekichi | 2025年5月30日 (金) 04時44分
こんばんわ~ とっくに夢の中ですね
ツバメの巣の端にいたら 間違って落とされたりしないのかな~
ふと心配になります、雛も どうぞ撮ってとばかりにお尻突き出して(笑)
ちゃんと巣の外にするのは感心します。
桜の実 見事に美味しそうです。
投稿: エムライト | 2025年5月30日 (金) 00時27分