お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年5月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年5月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »

2025年5月

2025年5月31日 (土)

20250531JRさわやかウォーキング「刈谷市制施行75周年 刈谷城下町&ご褒美マルシェ満喫散歩」へ(一回完結)

Screenshot_20250531093455c  曇りという天気予報でしたし、桑名では、朝、晴れ間も出ていましたので、これなら大丈夫だろうと思って、JRさわやかウォーキング「刈谷市制施行75周年 刈谷城下町&ご褒美マルシェ満喫散歩」に行ってきました。ところが、受付のJR東海道線逢妻駅に着く頃には、雨。車内放送でも「さわやかウォーキングにご参加のお客様には、雨が降り始めましたので、足元にお気をつけてお歩きください」というアナウンスが流れたくらい。現地に近い大府のアメダスのデータでは、10時台から雨が記録されていました。

Img_1890c  桑名駅を7時48分に発車するJR関西線の普通電車に乗車。名古屋駅には8時22分着。8時31分発の東海道線の岡崎行き普通電車に乗り換え、逢妻駅には8時57分に着くはずだったのですが、熱田駅で急病の方が出て、救急隊到着まで停車。結局、この電車は運休となり、熱田駅であとから来る豊橋行き普通に乗り換え。当然、この電車も遅れていて、8時54分発のところを8分遅れで運行。逢妻駅には9分遅れの9時21分の到着。当初の予定からは30分弱遅くなりました。運賃は、¥360+¥430=¥790。名古屋駅で途中下車すると、通しで乗る¥870より、¥80安くなります。

Img_1883c 250531aiduma0  コースマップを受け取ったのですが、冒頭の画像のように15分で雨が止むと思い、しばし待機。9時50分を過ぎて、雨がほぼ止みましたので、ようやくスタート。今日のコースは、逢妻駅→刈谷市歴史博物館→亀城公園→市原稲荷神社→郷土資料館→秋葉社・松秀寺→刈谷駅がゴール。マップ上は5.4㎞。刈谷駅ではマルシェが開かれているということです。右は、実際に歩いてきたルートマップですが、コースマップ通りに歩きました。

Img_1894c_20250531160001  逢妻駅をスタートしてすぐのあたりでの写真。天気が悪くても、参加者はかなりたくさんありました。私など、普段は、天気予報がよくないと、簡単に諦めてしまいますので、反省した方がよいかも知れません。雨は降ったり止んだりを繰り返し、だんだんと強くなりました。途中からは、傘が手放せなくなりました。

 Img_1905c_20250531160001 最初の立ち寄り先は、刈谷市歴史博物館。ちょうど企画展「木札の世界ー木に書き残された歴史ー」が開かれていて、入場料金も¥600のところが、¥500で入れたのですが、空模様から見て、先を急いだ方がよかろうということで、パス。

 Img_1923c_20250531160001 Img_1970c 歴史博物館からすぐ先に亀城公園があります。亀城とも呼ばれた刈谷城址を利用した公園。現在、刈谷城の姿はありませんが、お堀あとの城池、子亀池が城址の面影を残しています。桑名の九華公園と同様に、ソメイヨシノが約400本植えられており、花見で賑わうそうです。

Img_1974c  こちらは、本丸跡。正しくは「刈屋城」ですが、刈谷市が昭和25(1950)年4月に市制施行してから「刈谷」と表記されるようになりましたので、城名もそれ合わせています。天文2(1533)年、水野忠政により築城。築城後、忠政は、本拠地を緒川から刈谷に移し、徳川家康の生母於大は、刈谷城から岡崎の松平広忠に嫁しています。於大は父忠政の死後、兄水野信元が今川氏を離れ織田氏についたため、松平氏を離縁された後、刈谷城近くの椎の木屋敷久松氏に再嫁するまでの日を過ごしています。 水野家のあとは、深溝松平家、久松松平家、稲垣家、阿部家、本多家(忠勝系)、三浦家と頻繁に城主が交代しています。 

Img_1952c  園内には十朋亭があります。日本庭園と調和し、各種会合、休憩所などに利用できます。十朋亭は、大正5(1916)年、刈谷城本丸隅櫓跡に財団法人刈谷士族会の集いの場として建築されました。その後、大野介蔵氏(刈谷藩士族、かんばん方式などの「トヨタ生産方式」を築いた大野耐一の祖父)の隠居家として使われるようになり、昭和11(1936)年に刈谷町がこれを買い受けました。昭和47(1972)年には、故石田退三氏の厚意により改築され、今に至っています。私は、刈谷市内にある高校を卒業しているのですが、卒業して、第1回クラス会をここで行った記憶があります。建物の外観については、漠然と覚えているのですが、それ以外については、忘却の彼方(笑)。50年以上前の話です。

Img_1990c 本丸跡には、松本奎堂(けいどう)歌碑があります。昭和18(1943)年に建てられました。松本奎堂辞世の句「君か為 命死にきと世の人に 語りつきてよ 峯の松風」が彫られています。松本奎堂は、天保2(1831)年、刈谷藩士松本印南(いなみ)の次男として生まれました。青年期には尾張国沓掛村(現豊明市)の伊藤両村の門に入り、18歳のときには槍の試合中、あやまって左目を傷つけられました。その後、江戸に出て昌平坂学問所に学び、大変優秀な成績をあげました。勤皇の志強く、藩のいきかたにもあきたらず脱藩、文久3(1863)年、天誅組3総裁の1人として38名の同志とともに兵を挙げました。この挙兵は失敗しましたが、のちの倒幕運動の魁となりました。

Img_2010c Img_2024c_20250531163701  亀城公園に隣接して、刈谷球場があります。ここにも思い出があります。たぶん小学校6年生を卒業した春休みに中日ドラゴンズのオープン戦を同級生S君と一緒に見に来たのです。その時は、もちろんこんな立派な球場ではありません。小学校5年生になるまではジャイアンツファンだったのですが、5年生で同じクラスになったI君から、地元の球団を応援しなければならないと説得され、中日ファンに転向していたのです。今日は、愛知県高校野球連盟の招待試合として、仙台育英高校を招いて、第1試合は、中京大中京と、第2試合には、至学館高校がそれぞれ対戦する予定でしたが、中止となったようです。

Img_2067c_20250531160001 刈谷球場の南には、市原稲荷神社。白雉4(653)年、亀狭山(現在の亀城公園)に瑞兆(ずいちょう…良い事が起こる前兆)が現れ、その地に社殿を創立したのがはじまりといわれています。その後、天文2(1533)年、水野忠政の刈谷城築城により、現在の場所へ移りました。永禄3(1560)年、桶狭間の戦いで今川義元が織田信長に討たれたとき、刈谷城は今川方であった鳴海城代岡部長教の襲撃に遭い、そのときに市原稲荷神社も焼失しましたが、同5(1562)年に再建され、初代藩主水野勝成以来の歴代刈谷藩主による寄進を始め、領内3社としての特別な崇敬を受けています。

Img_2046c_20250531160001 Img_2032c  ご祭神は、倉稲魂神保食神大山祇神の三柱。境内には、摂社、末社がいくつかありますが、こんな天候でしたから、お参りしてきたのは、刈谷神社(右の写真)のみ。もとは昭和初期まで旧刈谷城郭内にあった土井神社(明治年間の亀城殖産合名会社創設に当り土井家の藩祖利長公を祀る)。昭和18~19(1943~44)年頃、高射砲探照灯陣地備築のため、市原稲荷神社境内に刈谷士族会が社殿を移転したそうです。現在は、土井家歴代藩主、地元自治功労者、天誅組松本・宍戸両志士、日清・日露戦争以降の戦没者の英霊を併せ祀っています。

Img_2036c Img_2044c_20250531160001  境内には、小規模の花菖蒲園も。ハナショウブの生長もよく、花もきれいに咲いています。

Img_2104c_20250531160001 Img_2090c  市原稲荷神社を回ってから、亀城小学校のところにある郷土資料館へ。建物は、昭和3(1928)年10月に亀城尋常高等小学校(現在の刈谷市立亀城小学校)の本館として建設されました。この昭和初期の建築様式をとどめる亀城小学校旧本館の建物を保存活用して、昭和55(1980)年に開館しています。国の登録有形文化財。実は、私の出身高校が、旧制中学として大正8(1919)年4月に設立されたとき、刈谷町立亀城尋常高等小学校の一部を仮校舎としてスタートしています。建物の時代は異なりますが、その頃の雰囲気が少しは感じられるかと期待していたのです。

Img_2108c_20250531160001 Img_2116c_20250531160001  郷土資料館の庭には、下町の常夜灯と、丸形ポスト。下町の常夜灯は、現在の銀座6丁目の角にあったそうです。昔は、この角が旧熊村と、旧刈谷町の境になっていて、夜道を急ぐ人びとの目印になったそうです。大正時代までは、昔の姿で立っていたとか。丸形ポストは、刈谷市に現存する唯一のものだとありました。昭和42(1967)年6月に富士見町に設置されたもの。

Img_2125c  郷土資料館のすぐ先に刈谷藩校文礼館跡。文礼館の前身は、土井氏が西尾藩主であった時に藩士の子弟教育のために設立した藩校だといわれています。土井氏は刈谷に転封後、天明3(1783)年に美濃出身の儒者秦子恭を教授として招き、文礼館を開きました。一時は途絶えましたが、慶応4(1868)年5月に再興されました。明治期には刈谷義校(初等学校)に転換。明治6(1873)年には第一番小学刈谷学校となり、明治19(1886)年には尋常小学刈谷学校となっています。この学校は明治41(1908)年に亀城尋常高等小学校となり、現在は刈谷市立亀城小学校となっています。

 初めの方に書きましたが、刈谷には高校に通っていたのですが、今はもはや浦島太郎状態。すっかり変わってしまっていて、どこが何だかまったくといって良いほど分かりません。まぁ、高校時代も、名鉄三河線刈谷市駅で降りて、高校に往復するくらいで、あとはたまにラジオ部品を、当時あった中央無線に買いに行った程度ですから。

Img_2135c_20250531160101Img_2143c  スタートから3.5㎞の手前で秋葉神社。松秀寺の境内にあります。ご祭神は、迦具土神。火の神様。宝暦4(1754)年に、刈谷城下の6町の有志の発起により、松秀寺境内に秋葉堂を建立する提案がなされ、宝暦6(1756)年に秋葉堂が建てられ翌年から祭りが行われました。安永7(1778)年になり、各町組ごとの出し物に笛・太鼓で拍手をとる形態に変わり、この年に初めて万燈が登場しています。出し物は次第に万燈に統一され、秋葉祭礼は「万燈祭」ともいわれるようになりました。つまり、この秋葉神社が、万燈祭の起源。万燈祭は長い伝統を受け継ぎ、火難防除・町内安全の感謝と祈りを込めて現在も続いており、県指定無形民俗文化財に指定されています。

Img_2188c  秋葉神社の隣が円通山松秀寺。曹洞宗。Img_2164c寺伝によると、寛正4(1463)年、十王山松秀寺と号したのを始めとし、その後、正徳5(1715)年に幡豆郡長円寺第13世通方円達和尚が当寺にきて、曹洞宗として中興開山となり、山号を円通山に改めています。

Img_2193c_20250531160101 Img_2160c  観音堂に祀られている十一面観世音菩薩立像は、延宝4(1676)年、刈谷の町人太田忠右衛門長正が寄進したもので、市指定文化財になっています。境内には、天誅組に参加した宍戸弥四郎の墓があるそうですが、墓そのものは見てきませんでした。右の写真は、山門前にある宍戸弥四郎の墓碑があることを示す石碑。しかし、天誅組の中心メンバーが、刈谷藩を脱藩した松本奎堂や宍戸弥四郎らであったというのは、不勉強にして知りませんでした。

Img_2214c Img_2222c  これで立ち寄り先は、コンプリート。雨はいよいよ強く、時折強い風に煽られます。こんな日に来るんじゃなかったとは、ウォーキングに出かけたとき、ときどき思いますが、今日もまさにそれ。県道51号線に出て、ゴールの刈谷駅を目指します。名鉄三河線に沿って、JR東海道線を目指して歩いています。途中、デンソー本社あたりも見えます。

Img_2232c Img_2237c_20250531160101  東海道線の跨線橋を越えていくと、ようやくゴールのJR東海道線刈谷駅が見えてきます。雨の降る中、よく歩いてきました(自画自賛ですから、お気遣いなく)。11時20分過ぎにゴール。1時間半で5.4㎞を歩いてきたことになります。JRさわやかウォーキングのゴール受付の手前でマルシェが行われています。

Img_2242c_20250531160101 250531jrwalkingaidumadryellow  こちらがJRさわやかウォーキングのゴール受付。受付でさわやかウォーキングについてのアンケートを実施していました。スマホでQRコードを読み取り、ネット上で行うもの。これに回答すると、右の写真のカードがもらえるということで、協力して、1枚いただいてきました。ドクターイエローなど、新幹線の車両が写っています。

Screenshot_20250531113350c  Screenshot_20250531113340c今回も無事にポイントをゲットできました(左の写真のもっとも上にあります)。右の写真は、最近のJRさわやかウォーキングの記録。今日までの1年で歩いたのは、50.1㎞。刈谷駅を11時25分に出る岐阜行き普通に乗って、名古屋駅には11時56分着。12時06分の関西線亀山行き快速に乗り換えて、桑名には12時28分着。運賃は、往きと同じく、¥430+¥360=¥790。

Screenshot-2025_05_31-13_15_08c  今日のGoogle Fitのデータ。歩いたのは、7.5㎞、12,991歩。普段の散歩に毛が生えたくらいでしたが、雨に降られましたから、その分、疲れました。できれば、刈谷駅に隣接する駅前観光案内所へ行って、土産を探したいと思っていたのですが、その気力はなし。リンク先にある、きしめんのルーツともいわれる「いもかわ(芋川)うどん」に関心があったのです。

2025年5月30日 (金)

九華公園でハシボソガラスが巣をつくり始めたか?

Dsc07025c_20250530150501  午前中まで降るかと思ったのですが、朝6時頃には雨は上がりました。それどころか、その後、青空まで見えてきました。7時25分からいつも通りに散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞。冒頭の写真は、散歩から帰ってきた10時前の北の空。

Dsc05717c_20250530150601 Dsc05824c_20250530150601  昨日までとほぼ同じく、スズメ、ドバトなどしかいません。左の写真のスズメは、住吉神社のあたりにて。右は、柿安コミュニティパークにて。右の写真は、ヒナです。

Dsc06298c_20250530150601 Dsc06326c_20250530150601  九華公園に着いても、状況は同様。ドバトとスズメは、奥平屋敷跡にて。

Dsc06434c_20250530150601  その奥平屋敷跡の松の木の高いところにハシボソガラスが、何度も入って行くのが見えました。木の枝もくわえていきます。よく探したら、木の股になったところに巣をつくっているようです。「今頃になって?」という気もしますが、観察を続けることにします。

Dsc06482c_20250530150601  神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣。巣は3つありますが、そのうち、もっとも北にある巣では、先日からヒナの姿が見えるようになっています。今日は、これまでよりはっきり見えましたが、すでにかなり成長しているようです。道理で、鳴き声が大きいわけです。ほかの2つの巣では、親がずっと巣に就いています。

Dsc06612c_20250530150501  貝塚公園では、ハクセキレイに出会いました。九華公園にはまったく姿を見せませんので、ハクセキレイも繁殖シーズン真っ盛りなのでしょう。

Dsc06709c_20250530150501  京町でのツバメの巣のチェック。こちらは、ある民家にある巣。向かって左を向いて、親ツバメが巣に就いています。

Dsc06815c_20250530150501  こちらは、商店にある巣。Dsc06761c_20250530150501ヒナ3羽は、元気ですし、見た目がずいぶんツバメらしくなってきました。昨日の記事では、向かって右にいるヒナにエサをよくやっていると書きましたが、今日は、向かって左や、中央にいるヒナが、よくエサをもらっていました。ヒナのいる位置も変わりますから、たぶん結果的にはほぼ平等にエサをもらうのでしょう。

 野鳥がいませんから、花をよく見てきました。Dsc05899c_20250530150601左の写真は、九華公園で見つけたクレマチス。しべをアップで撮ってみました。雨上がりですから、水滴もたくさんついています。

Dsc05956c_20250530150601  こちらは、管理事務所の南にある花菖蒲園。今年は、このあたりがもっともよく咲いているのです。全体像の写真はとても載せられません。

Dsc05934c_20250530150601  Dsc05929c_20250530150601以前は、同じ種類のハナショウブが一列に植えられ、それぞれに名札がついていたのですが、最近は、ランダムに植えられ、名札もなくなりました。私には、名札がないと名前は分かりません(苦笑)。

Dsc06004c_20250530150601 Dsc06031c_20250530150601  こちらは、たぶんハナショウブの原種である、ノハナショウブだろうと思います。ハナショウブにもいろいろありますが、私自身はこれがもっとも好きです。

Dsc06279c_20250530152301  それにしても、Dsc06162c_20250530150601もう少しいろいろと考えないと、写真にバリエーションができません(苦笑)。頭を柔らかくして、もうしばらく挑戦を続けましょう。

Dsc06945c_20250530150501 Dsc06955c_20250530150501  寺町では、常信寺でヤマアジサイと、カシワバアジサイ。

Dsc06974c_20250530150501  余談。午後から定例の内科受診に行ってきました。会計の時に、「エッ!? こんなに安かったか?」と思ったのですが、自覚が足りなかったというか、すっかり失念していたというか(笑)。4月から、2割負担になっていたのでした。内科と薬局と合計して、¥2,000でおつりが来ます。これは、間違いなく年寄りの既得権益ですねぇ。明日は、雨が降らなければ、JRさわやかウォーキングに行きたいところ(刈谷市制施行75周年 刈谷城下町&ご褒美マルシェ満喫散歩)。刈谷城跡の亀城公園や、刈谷球場などに思い出があって、訪ねたいと思っています。

2025年5月29日 (木)

博物館で「初夏の企画展『松平定信と江戸文化』」を見てくる

Dsc04994c  朝から曇り空です。夜遅くなると、雨の予報。最高気温は23.8℃。昼前から南寄りの風に変わっています。今日もいつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園から桑名市博物館へ。展覧会を見て、京町、寺町、八間通、堤原、参宮町と5.7㎞。

Dsc05046c_20250529140901 Dsc05255c_20250529140901  毎日同じことを書いていますが(苦笑)、今日も相変わらず野鳥はいません。歩いている途中にも、公園でも、です。九華公園で見たのは、ドバト、スズメ、ムクドリ、シジュウカラ。今日は、カラスを見ていません。

Dsc05313c_20250529140901  貝塚公園や、内堀公園では、ムクドリ、スズメくらい。どこも同じです。まぁ、実際に現地に行かないと、本当にいないかは分かりませんし、いつぞや書いたと思いますけど、あちこちにウォーキングに出かけるためのトレーニングも兼ねていますから、張り合いがないと思ったり、ガッカリしたりはするのですが、歩くこと自体は苦痛ではなく、むしろ楽しみです。

 Dsc05361c_20250529140901 京町では、恒例のツバメの巣・チェック。今日は、民家の巣にも、親ツバメがきちんといました。これで一安心。5月23日から親が巣に就いています(2025年5月23日:散歩コース近くでアジサイを見てきました……京町のお宅でもツバメが巣に就き始めています)。

Dsc05487c_20250529141101 Dsc05503c  こちらは、京町の商店にあるツバメの巣。ヒナは、3羽とも元気そうでした。このときは、向かって右にいるヒナがエサをもらっていましたが、その後、エサをもらったヒナは大人しくなっています(右の写真)。ちなみに、この巣では、何回もエサをやるところを見ていますが、向かって右にいるヒナがエサをもらうことが多いように思われます。

Dsc05531c_20250529141101  Dsc05531c_20250529141101 観察をしていると、向かって左にいたヒナが、巣の外にお尻を突き出しました。何度も見ていれば、いつかはこれが撮れると思っていました(笑)。左の写真では、お尻の穴から白い物体が出てきています。右の写真では、それがさらに体外に排出されているのが見てとれます。

Dsc05524c_20250529141101  そして、ほぼ排出作業が終わりというシーン。このあとは、落下に入ります。というふうに、ツバメのヒナは、このように巣の外に排泄をしています。そのため、巣の下に糞がたくさん落ちているのです。

Dsc04996c  ソメイヨシノの木で実が色づいています。「サクランボ」とは違いますから、食べられません。食べられないことはないのですが、苦みや酸味が強くて耐えられませんでした。実は、試したことがあるのです(苦笑)。

Dsc05128c_20250529140901  九華公園のハナショウブは、パラパラと咲いています。管理事務所の南にある花菖蒲園の一部が、左の写真。奥平屋敷跡のところでは数本、本丸跡では、まだ咲いていません。

Dsc05096c_20250529140901 Dsc05111c_20250529140901  ハナショウブが咲いている景色は、とても絵になりませんので、昨日から、パターンを変えようということもあって、ズームアップを試みています。本来であれば、近づいて、接写をするところですが、花菖蒲園内には入れません。通路に近いところで咲いてくれたら、接写にもトライします。

Dsc05152c_20250529141001  Dsc05146c_20250529140901違う種類のハナショウブでも、同じようにやってみました。ハナショウブの魅力は、優美な花形としっとりとした風情であり、また、色彩の魔術師とも呼ばれるように、花色の変化に富んでいるところもそうだとされますから、この点をもっと意識してやった方がよさそうです。

Dsc05184c_20250529141001  上のハナショウブをさらにズームアップしてみました。

Dsc05398c_20250529140901  さて、散歩の途中で、桑名市博物館に立ち寄ってきました。5月24日から「初夏の企画展『松平定信と江戸文化』」が開かれています(7月6日・日まで、中学生以上は¥150)。

Dsc05423c_20250529140901  この展覧会の企画の趣旨は、大河ドラマのもう一方の主人公ともいうべき松平定信に注目し、その生涯と桑名との関わりを定信ゆかりの資料を通じて紹介する、ということです。松平定信の久松松平家は、桑名藩主を務めていますので、定信ゆかりのものが桑名にはたくさん伝わっています。江戸時代後期の文化や、文化人としての定信についても展示されています。また、同時に、特集陳列として、蔦屋吉蔵が版元である浮世絵「蔦屋版東海道五十三次」の江戸日本橋から京都三条大橋まで54枚も、一堂に展示されています。2階展示室では「刀剣セレクションⅠ」も、同時に開催されています。定信についての展覧会は、桑名市博物館でも何度か開催されていますので、すでに見たものもありますが、今回、私が目を引かれたのは、「近江八景画賛図屏風」。谷文晁が描き、定信が賛を寄せています。「蔦屋版東海道五十三次(歌川広重)」も、よく知られている保栄堂版とは、また異なったイメージです。こちらに桑名を描いたものが載っています。出品リストは、こちらにあります。

 この展覧会で唯一撮影可能な展示品。Dsc05411c_20250529140901「短刀 銘 村正」です。村正の特長がよく現れた作とあります。すなわち、柄の中に入る茎は、タナゴという魚の腹のラインに似せた形状(タナゴ腹)。「専門用語で「ふくら枯れる」と表現する鋭い切っ先。板目肌の地鉄に刃文は大きくうねる波のような湾(のた)れが現れているという説明がついています。

Visualkuwanaedoera  会場で、これが新しく発売されたとありましたので、ついつい買ってしまいました(¥1,000)。昭和58(1983)年に桑名市文化美術館から発行された「目で見る桑名の江戸時代」をビジュアルを強化して、バージョンアップしたものです。この「目で見る桑名の江戸時代」も持っていて、それはそれで興味深いのですが、やはり新しいものも読みたくなって、即買いしてきました。しばらく楽しめそうです。

2025年5月28日 (水)

京町の商店の巣のツバメのヒナが3羽になっていました

Dsc04102c  Dsc04625c_20250528140701 今日は朝から好天で、最高気温も26.℃となり、久しぶりに夏日になりました。いつも通りに、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、常盤町、老松公園、寺町と6.6㎞。冒頭の写真は、七里の渡し跡。右の写真は、九華公園の吉之丸堀あたり。

Dsc04094c_20250528140501  結局のところ、毎日同じですが、野鳥はいません。キジバトは、揖斐川の堤防道路、船津屋さんという料亭の裏あたりにて。2羽がいました。

Dsc04160c_20250528140501  三之丸公園まで来たら、オオヨシキリの鳴き声が聞こえました。探すと、公園の南東エリアあたりに1羽いるようでした。草が生い茂った中、そこに向かったら、すぐに移動。南西の方へ。そこは(左の写真)、5月19日にもオオヨシキリの鳴き声を聞いたのと同じところ(2025年5月19日:久しぶりのイソヒヨドリ……オオヨシキリに接近したものの)。飛ぶ姿をチラッと見たものの、今日も写真には撮れず。三之丸公園あたりには、葭は生えていませんから、迷ってきたのか?

Dsc04354c_20250528140501 Dsc04391c_20250528141301  九華公園にも野鳥はあまりいません。左の写真は、奥平屋敷跡で見かけたスズメの親子。右の写真もスズメのヒナ。こちらは、もう親にべったりではありませんでした。自分でエサを探す様子も見られます。

Dsc04266c_20250528140501 Dsc04287c_20250528140501  ほかには、ハシボソガラス、ドバト、キジバトなど。

Dsc04542c_20250528140501  神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣。もっとも北側のものからヒナの鳴き声が聞こえ、小さいものが動くのが見えると、昨日も書きました(2025年5月27日:今日も野鳥はいませんが、ツバメのヒナは元気……寺町商店街でテレビロケに遭遇)。今日は、もう少しだけよく分かる写真が撮れました。

Dsc04534c  九華公園では、アカミミガメが上陸しているのを見るようになりました。そろそろアカミミガメの産卵シーズンになるためと思います。しかし、最近では、アカミミガメが卵を産むと、すぐにカラスたちがほとんど掘り出して、食べてしまいます。それもあってか、最近、九華公園の堀では、アカミミガメが減った気がします。ほかの公園でも、スズメ、ムクドリくらいしかいません。

Dsc04770c 京町では、ツバメの巣をチェックしたのですが、民家にある巣は、今日も留守でした。車庫の天井に巣がありますが、クルマは入れてありませんので、たぶん私がいったときに、たまたまいなかったということでしょう。

Dsc04779cDsc04839c_20250528142701  一方、こちらは商店にある巣。パッと見たら、3羽しか見えません。昨日も最初は、1羽が奥に隠れていたので、今日も同じかと思ったら、親がエサを運んできても、嘴を開けるのは、3羽だけ。1羽は、巣から転落してしまったのではないかという気がします。残念。またこのお宅の方にお目にかかれたら、確かめてみます。

Dsc04247c_20250528140501 Dsc04217c_20250528140501  という次第で、野鳥の撮れ高がありません。ここ数年は、今の季節はいつもそうです。九華公園のハナショウブも、芳しくありません。今年は、一面にハナショウブが咲き誇るというシーンはたぶん見られないでしょう。

Dsc04745c_20250528140601 Dsc04759c_20250528140601  ほかに歩く途中で見かけた花たち。左の写真は、ゼニアオイかと思います。右の写真は、アルストロメリアでしょうか。明日から天気は下り坂という予報。明日はまだ、散歩には行けそうですが。

2025年5月27日 (火)

今日も野鳥はいませんが、ツバメのヒナは元気……寺町商店街でテレビロケに遭遇

Dsc03121c_20250527144001  アメダスのデータには出ていませんが、昼過ぎから小雨になっています。今朝は、用事を1つ済ませて、8時半から散歩へ。コースはいつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.4㎞。

Dsc03285c_20250527143801 Dsc03298c  いつもより1時間遅くなりましたので、いつも以上に野鳥はいません。揖斐長良川の中州からは、今日もオオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。七里の渡し跡でスズメ、柿安コミュニティパークでムクドリを見たくらい。九華公園について、ドバト、カワラヒワ、シジュウカラハシボソガラスを見ましたが、写真は撮れず。管理事務所の南でようやくスズメの親子。

 Dsc03227c_20250527144601 カワウの巣が、神戸櫓跡の松の木の上に3つあります。もっとも北にある巣から、ヒナの鳴き声が聞こえていたのですが、ようやく確認できました。といっても、写真にはっきり写ったとはいいがたいところ。この写真の中央、赤丸をつけたところにヒナらしき姿が見えます。九華公園では、以上。

Dsc03503c Dsc03529c_20250527143801  貝塚公園でも、スズメのヒナ。内堀南公園で、ムクドリ。普段ならムクドリの写真など撮りませんが、あまりにも野鳥がいませんから、やむを得ず。

Dsc03546c  京町では、恒例のツバメの巣のチェック。民家にある巣、今日、私が通ったときには、不在。親ツバメは、餌でも食べに行ったのではないかと思います。

Dsc03691c Dsc03704c_20250527143701  続いて、商店にある巣。ヒナは、4羽とも、今日も元気でした。親がエサを運んでくると、ご覧のように、猛烈に「エサ欲しい!!」アピールをします。

Dsc03335c_20250527143801 Dsc03380c_20250527143801  九華公園のハナショウブ。管理事務所の南で、20数個のハナショウブが咲いてきています。

 Dsc03455c_20250527143801キッチン寿さんの裏手にあるアジサイ。この色から、次第に白に変わっていきます。

Dsc03812c_20250527145401 Dsc03897c_20250527143701  寺町では、常信寺へ。前にも書きましたが、ここにはいろいろの花木が植えられています。カシワバアジサイと、右の写真は、ヤマアジサイでしょうか。

Dsc03845c  さらに、これは、キンシバイ(金枝梅)という名札がありました。Dsc03925c_20250527143701スイレンは、御坊さん(桑名別院本統寺)にて。

Dsc03937c_20250527143701 Dsc03945c  余談。寺町商店街の北の端に荷捌き広場があります。ここでは、いろいろなイベントが開催されます。この西側にコンテナ・ショップがいくつか並んでいるのですが、人だかりがしていました。よく見ると、テレビのロケのようです。“GOOD SUN”という文字が入ったウェアを着た方も。これは! と思ったら、案の定でした。

 Dsc03977c_20250527143701 タレントの山口智充さんの顔が見えました。Dsc03988c_20250527143701東海テレビでオンエアされている「ぐっさん家」のロケのようでした。寺町商店街にはけっこうよくテレビのロケがやってきます。メ~テレの「ドデスカ!」に出演している気象予報士の山田修作さんを見たこともありますし(2024年3月10日:桑名市博物館の「春期企画展『刀剣アラカルト』」と光徳寺のヒカンザクラにメジロ……寺町で気象予報士の山田修作さんに遭遇)、同じメ~テレで放送していた「ウドちゃんの旅してゴメン」のロケに出会ったこともあります(2019年1月8日:京町公園でウドちゃんを目撃、「旅してゴメン」で三八市の取材か……鳥は少なし&多度土産をいただきました)。さらには、意図せずして、ロケ番組で私の姿がチラッと映っていてしまったこともありました(2013年4月27日:すし清で大長藤とアゲハチョウ、桑名別院のアヤメそして恐れていたとおり……、2013年4月23日:これも虹?……「環水平アーク」という珍しい虹でした、そして、市博物館の”五霊硯と酔李白図”展……テレビロケで写ったかも!?【写真追加しました(4/23、18:40)】【環水平アークについて追記(4/24)】)。このときもメ~テレで、「昼まで待てない」という番組でした。

2025年5月26日 (月)

シジュウカラのヒナの水浴び

Dsc01690c_20250526142601  薄曇りの1日です。8時頃まではけっこう強い風が吹いていましたが、その後は次第に収まり、最高気温も23.0℃になっています。朝早くに目が覚めてしまい、調子が狂いましたが、ほぼいつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.7㎞。

Dsc01704c Dsc01890c_20250526142601  今日も野鳥は少なく、モチベーションが上がりません(苦笑)。九華公園について最初に見たのは、ドバト。相撲場近くでカワラヒワを、管理事務所近くでシジュウカラを見たものの、写真は撮れず。奥平屋敷跡まで来て、スズメ。

Dsc01914c_20250526142601  さらにカラス。これでは、モチベーションが上がらないのもお分かりいただけるものと思います。

Dsc02038c_20250526142901 Dsc02156c_20250526142901  ところが、貝塚公園についたら、シジュウカラのヒナの鳴き声が聞こえてきました。探すと、今は水が入っていない池の跡にたまった水たまりから、です。ヒナたちが4羽、水を浴びている最中。

Dsc02246c_20250526142901 Dsc02321c_20250526143001  親は近くには見当たりませんでした。巣立ち後、シジュウカラのヒナは、親と2習慣から1ヶ月は行動をともにするそうです。このヒナたち、九華公園でもよく見たヒナたちかも知れません。そうだとすると、最初に私が出会ったのは、5月7日かと思われます(2025年5月7日:今日は、ヒナ・デー……スズメ、シジュウカラのヒナに遭遇)。仮定が続きますが、そうなら、そろそろ独り立ちという可能性も出てきます。話を戻して、ヒナの水浴び、かなりの枚数を撮ったものの、派手に水しぶきが上がるシーンは上手く撮れておらず、ガッカリ。

 Dsc02470c_20250526143001 こちらは、水浴びを終えたヒナ。身震いして水滴を振り落としていたのですが、まだ濡れているのが分かります。

Dsc02755c_20250526142801  続いて、ツバメの巣のチェック。まずは、京町の商店にある巣から。最初についたときには、3羽しか姿他見えず、心配したのですが、4羽とも元気にしていましたので、安心。

Dsc02798c Dsc02887c_20250526142801  先日、ツバメのヒナは、平等にエサをもらうのかというコメントをいただきました。左の写真では、向かって右側の2羽のヒナがエサをもらっています。拡大していただくと、口の中に虫のようなものが入っているのが見えます。右の写真は、次に親がエサを運んできたときのもの。向かって右端にいるヒナがまたもやエサをもらっています。

Dsc02923c_20250526142801  しかし、その後は、さすがにお腹もふくれたのか、嘴を閉じて、おとなしくなりました。結果的には、エサは、かなり平等に行きたるということなのでしょう。

Dsc02628c_20250526142701  京町のお宅にある巣では、今日も親ツバメが巣に就いていました。5月23日に気づきましたので(2025年5月23日:散歩コース近くでアジサイを見てきました……京町のお宅でもツバメが巣に就き始めています)、今日で4日目。抱卵日数は、13~17日といいますから、来週後半にヒナが孵るかも知れません。

Dsc02995c_20250526142701  ツバメの巣のある商店からほど近いマンションの階段のところでイソヒヨドリのオスがエサをくわえていました。ということで、貝塚公園からは、お陰様でモチベーションがかなり上がりました(微笑)。

Dsc01696c_20250526142601  ここからは、花。柿安コミュニティパークでランタナ。花期は5~10月ですから、これから長く楽しめそうです。

Dsc01829c_20250526142601 Dsc01848c_20250526142601  九華公園のハナショウブ。管理事務所の南の花菖蒲園では、ボツボツと花が増えてきましたが、以前に比べると寂しい限り。ブログにガッカリしたと書いた、5年前に比べてもよくありませんし(2020年5月29日:アジサイ、咲き始める……貝塚公園で蜂の巣落下(大変))、10年前に比べたら(2015年6月5日:イソヒヨドリの求愛給餌と、ツバメの雛)、悲惨です。

Dsc01903c_20250526142601  今日は、奥平屋敷跡に隣接する菖蒲園でも、1輪だけハナショウブが咲きました。

Dsc02588c_20250526142601 Dsc02607c_20250526142601  こちらは、内堀公園近くの散歩友達のお宅のアジサイ。この方は、お宅の庭で、いろいろな花を育て、咲かせておられますので、ときどき立ち寄って見てきます。

Dsc03037c_20250526142801  今週は特にアポはないと昨日書きましたが、土曜日にあるJRさわやかウォーキング「刈谷市制施行75周年 刈谷城下町&ご褒美マルシェ満喫散歩」に参加しようかと思っています。去年も刈谷で開催されたJRさわやかウォーキングに行きましたが(2024年5月11日:20240511JRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」へ(一回完結))、出身高校が刈谷にあるので、懐かしい気がするのです。ただし、今のところ、土曜日の天気予報は雨。

2025年5月25日 (日)

カイツブリを見てきました……河口堰に、今日はコアジサシは登場せず

Dsc09704c_20250525154501  昨日の夕方から降った雨は、未明に上がりました。時間雨量が15mmに達した時間帯もあるくらい。日中は曇りから晴れてくるという予報でしたので、三ツ又池公園、長良川河口堰、長島町内、上之輪新田とクルマで回ってきました。現地で歩いたのは、6.3㎞。冒頭の写真は、三ツ又池公園。

Dsc09736c_20250525154501 Dsc09998c  三ツ又池公園へは、もちろんカイツブリを見に行きました。あるバーダーさんのブログで、すでにヒナが誕生しているところがあると知ったからです。以前に比べますと、カイツブリ自体が少なくなっていました。今日見たカイツブリは、7羽。

Dsc09753c_20250525154501 Dsc09999c_20250525154701  巣は、2ヶ所のみ。以前は、カイツブリが浮き巣をつくりやすくするために発泡スチロールが設置されていたのですが、それはなくなっていました。そのせいで営巣するカイツブリが減ったのではないかと思われます。それはさておき、2ヶ所の巣とも、親が巣に就いていました。

Dsc09841c_20250525154501 Dsc09830c_20250525154501  ほかに見たのは、カルガモ3羽と、オオバン1羽、カワウ数羽と、ほかの野鳥たちもあまりいません。オオヨシキリは、元の花菖蒲園のところで見ましたが、撮影はできず。鳴き声は聞き、1羽が飛ぶのを見たのですが、見失いました。蓮田のところは、葭がすっかり刈られてしまい、あれではオオヨシキリは来ません。

Dsc00163c Dsc00207c_20250525154801  三ツ又池公園に1時間ほど滞在した後、長良川河口堰に移動。この頃から風が出てきました。アユのぼりの様子を見ますと、数m/sくらいと思います。これでは、野鳥はいないかと思ったのですが、そうでもありませんでした。

Dsc00183c_20250525160001  東側の魚道には、コサギが1羽、ちょうどやって来たところ。ほかには、下流側にカワウが2~3羽いたのみ。

Dsc00338c_20250525154801 Dsc00330c_20250525154801  西側についても、閘門の下流側にコサギが3羽いるのが見えただけで、「これはダメか?!」と思ったのですが、上流の魚道のところにアオサギが2羽、コサギが7羽、ダイサギが1羽と豪華ラインナップ。

Dsc00450c_20250525154901 Dsc00470c  こちらはダイサギ。いつもなら皆すぐに逃げるのに、逃げたサギはいませんでした。ラッキーです。

Dsc00629c_20250525155001 Dsc00740c_20250525155001  親水広場に降りていく途中、魚道のところにもアオサギ。これも、私が覗き込んでも逃げずにいてくれました。懸命に、何度も小魚を捕っていました。右の写真に写っていますが、これではいくら取って食べても、腹の足しにもならないような気がします。

Dsc00895c_20250525155001  河口堰では、コアジサシの様子を見たかったのですが、今日は、私がいる間にはまったく飛来しませんでした。「いない」ことを証明するのは、ほとんど不可能ですが、左の写真のところにいつも集まってきます。

Dsc00976c_20250525155001 Dsc01034c  親水広場では、コチドリ1羽と、ホオジロのオスが1羽。揖斐長良川の中州には、オオヨシキリがたくさんいて、鳴き声があちこちから聞こえるのですが、今日も、姿は見つけられませんでした。今シーズンは、まだオオヨシキリを見ていません。

Dsc01338c_20250525155101 Dsc01376c_20250525155101  続いて、長島町内を巡視。南の某所、東の某所には、何もいませんでした。北の某所では、某所のそばの水田にアオサギと、ケリが1羽ずつ。ケリや、コチドリ、ひよっとしたらコアジサシが営巣していないかと思ったのですが、期待はまったく裏切られました。県道方面もまた見に行かないといけません。

Dsc01487c_20250525155101  最後に、上之輪新田。ここの水田には水が入っていました。田植えは遅いようです。家内の実家あたりでは、飯米はゴールデンウィークには田植えが済んでいますが、米粉をとるコメはこれから田植えをします。ここも同じかも知れません。

Dsc01420c_20250525155101 Dsc01392c_20250525155101  ここでもケリを期待したのですが、まったくいませんでした。代わりに、まずはコサギ。コサギの近くには、アオサギがいたのですが、現地では気づかず(苦笑)。帰宅してパソコンで写真をチェックして気づいたような次第(右の写真)。

Dsc01474c_20250525155101  カルガモが3羽。1羽はすぐに飛び去ってしまいましたので、この写真には2羽しか写っていません。

Dsc01564c Dsc01526c_20250525155101  4枚前の写真にも写っていますが、ちょうどミジュマルライナーがやって来ましたので、またもや「俄撮り鉄」。

Dsc09928c  という次第で、期待以上のところも、期待はずれのところもありましたが、まぁ良し。今週でいよいよ5月も終わります。早いものです。今週は特にアポはありませんが、そろそろないかの定例受診に行こうかというところ。アジサイは、三ツ又池公園にて。

Dsc00069c_20250525154801 Dsc00096c_20250525154801  オマケ。麦秋を迎えています。三ツ又池公園の近くに麦畑があります。麦もかなり実ってきていますが、雨上がりで水滴がついて、なかなかおもしろいかと思いました。

2025年5月24日 (土)

野鳥はいない上に雨に降られる始末(苦笑)

Dsc09698c_20250524111001  昼前からは雨が降り始め、夜半には大雨になるという予報です。朝から、南寄りの湿った風が2~3m/sほど吹いています。午前中は大丈夫だろうと、いつものように7時20分から散歩に出たものの、途中、内堀公園あたりから雨に降られる始末。アピタに立ち寄っている間に雨は上がり、助かりました。ということで、散歩コースは、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、アピタ桑名店、八間通、バロー桑名東店と回って、6.2㎞。園芸用の土を100均ショップで買おうと思ったのですが、アピタのセリアにはなく、バローにあるワッツまで行ったのです。

Dsc09303c_20250524111001  相変わらず野鳥はいません。今日見たのも、ほとんどスズメだけ。あとは、ドバト、ハシボソガラスを少々。ムクドリや、ヒヨドリは珍しいくらい。左の写真は、七里の渡し跡近くにいたスズメのヒナ。

Dsc09532c_20250524111001 Dsc09562c_20250524111001  九華公園でもいる野鳥は、ほぼ同じ。これらは、奥平屋敷跡の北にある花菖蒲園のところで。右の写真では、ヒナが親スズメからエサをもらおうと、ねだっているところ。最近、野鳥がいませんから、毎日同じような写真を撮っています。というか、これしかありません(苦笑)。

Dsc09375c_20250524111001  九華公園の神戸櫓跡の松の木にカワウの巣があります。今日は、その1つからヒナの鳴き声ではないかと思われる声が聞こえていました。双眼鏡で何度も確かめたのですが、小さいものが動いているようですが、はっきりとは確認できません。

Dsc09631c Dsc09682c_20250524111001  京町にある2つのツバメの巣の様子も見てきました。が、このときは雨が降っていましたので、本当に確認しただけで通過。左の写真は、民家の巣。親ツバメが巣に就いています。右は、商店にある巣。ヒナは4羽とも無事。羽毛が生えてきて、はげ頭のオヤジのように見えます。目は開いてきました。

Dsc09460c_20250524111001 Dsc09486c_20250524111001  九華公園のハナショウブ。管理事務所南にある花菖蒲園だけで咲いています。紫(これは、ノハナショウブではないかと思います)が3輪、ピンク色の花が数輪、咲いています。

Dsc09492c  こちらも同じ花菖蒲園に咲いていたもの。

Dsc09325c_20250524111001 Dsc09686c_20250524111001  余談。九華公園の北門のところと、八間通にこういう看板が出ていました。6月8日(日)17時から、第六十三回「神宮式年遷宮」御樋代木奉迎送行事が行われるのです。大きな声ではいえませんが、正式に参加するとなると、¥7,000なりを納めて、法被とはちまきをいただかなければなりません。そうしますと、御樋代木搬送用トラックの先頭で、ロープで御樋代木を奉曳できます。不詳私めは、その他大勢として、住吉神社から桑名宗社までのパレードを見に行こうと思っています。石取祭の祭車も38台が揃うそうです。

Dsc09599c_20250524111001  園芸用の土は、アサガオを1鉢から2鉢に増やそうと思ったため、買いに行ったという次第。ところが、セリアには腐葉土や、赤玉土などはあったものの、園芸用の土はありませんでした。バローにあるワッツで無事にゲットできましたので、また、今日明日中にでも作業をするつもり。

250524144340233c 250524144345461c 【追記(5/24午後)】 園芸用の土を入手してきましたので、アサガオの鉢を2つに増やしました。鉢は、去年も使ったものを保管していました。左の写真が増やした方の鉢、右の写真はこれまで育ててきた鉢。こちらから、育ち具合のよいものを2本抜いて、新しい方に植え替えたのです。そもそも今の時期に植え替えてよいのかという、不安も若干ありますが、2鉢にしたいという気持ちが上回ったのです。このまま上手く行って欲しいところ。

250524144354111c  もう1つのベランダ園芸である、サギソウも順調です。買ったときには、大小かなり差がありましたが、その差は縮まってきています。去年は7月の時点で枯れて来てしまい(2024年7月11日:梅雨らしい空模様)、花は咲きませんでした。今年こそぜひともリベンジしたいものです。

2025年5月23日 (金)

散歩コース近くでアジサイを見てきました……京町のお宅でもツバメが巣に就き始めています

Dsc09217c_20250523122101  曇りときどき晴れで、最高気温は25℃という予報です。お昼前に25.1℃になっています。今朝は、7時20分から散歩へ。住吉神社から七里の渡し跡、江戸町、春日町に立ち寄ってから九華公園へ。貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.0㎞ちょうど。

Dsc07841c_20250523122201  揖斐川の堤防道路、船津屋さんの裏手でヒバリのメス。この写真を撮ったとき、揚げ雲雀が2羽。1羽は、七里の渡し跡の南東。見かけたヒバリは、3羽。ということは、このあたりにヒバリは、2ペアいることが確実。営巣しているところや、ヒナを見たいのですが、それは難易度がかなり高いでしょう。

Dsc07981c_20250523122301  寄り道した話は、後ほど。九華公園では、今日も野鳥が少なく、散歩&鳥見友達のYさんと二人で嘆いてきました(笑)。このスズメのヒナは、相撲場近くにて。ほかには、ドバトや、ハシボソガラス、ムクドリが少数。ヒヨドリは、ほとんどいません。

Dsc08399c_20250523122301 Dsc08351c_20250523122301  奥平屋敷跡ではスズメ、シジュウカラのオス。ここで、高い木の上からあまり聞いたことのない鳴き声が聞こえてきました。が、高いところである上に、葉っぱに遮られて、姿がほとんど見えず。動くところがチラッと見えたのですが、スズメくらいの大きさ。ムシクイのような色。動画を撮って、音声を記録し、帰宅して調べたところ、メボソムシクイの鳴き声のように聞こえます。

Dsc08551c_20250523122301 Dsc08579c_20250523122301  本丸跡でも、スズメのヒナ。スズメのヒナは、本当にあちこちにいて、鳴き声がよく聞けます。スズメが減っているというのは、本当か? という気がします。ハクセキレイも1羽。

Dsc08659c_20250523122301  上の写真に写っているハクセキレイと同じ個体のように思いますが、グラウンドのフェンスのところで虫らしいものをくわえていました。

Dsc08755c_20250523122201  今日も懲りずにツバメの巣のチェック。こちらは、京町にある民家の巣。今日、ようやく親ツバメが巣に就いていました。卵を温めているとすれば、13~17日ほどすれば、ヒナが孵ると思います。

Dsc08782c_20250523122101 Dsc08901c  続いて、京町の商店にある巣。ヒナ4羽は、今日も元気でした。目が開いてきたようですから、孵ってから5日くらいになるのでしょうか。

Dsc09097c_20250523122201  親ツバメは、5分に1回くらいは帰ってきて、エサを与えていきます。

Dsc07929c  Dsc07889c_20250523122201七里の渡し跡から寄り道したのは、アジサイを2ヶ所で見ようと思ったからです。こちらは、元美容室のところ。ほかにももっと種類がありましたが、取り敢えず今日は、この2種類。ここは見事。

Dsc07939c Dsc07944c_20250523122301  もう1ヶ所は、歌行燈本店。以前は、この季節になると、お店の前に実に多種多様なアジサイが育てられていたのですが、ここ数年、だんだんと縮小されて来ています。今年は、ほんのわずかでした。

5e0d4475  こちらは、5年前の写真(2020年5月25日:スズメのヒナの水浴び……遠隔授業マニュアル届く)。リンク先にもっと近づいて撮った写真もあります。

Dsc08721c_20250523122201  九華公園の南にある、バラを作っておられるお宅で撮ってきました。何気なく撮った割には、よくできたと、自画自賛しています(笑)。お気になさらずにどうぞ。

Dsc08034c_20250523122301  明日から、天気は下り坂で、気温も下がるとか。2週間もすれば梅雨入りですから、その走りといえるかも知れません。写真は、九華公園の花菖蒲園にて。花菖蒲園は、3ヶ所ありますが、昨日、紫のハナショウブが咲き始めたのと同じところで、ほかの種類もつぼみが出てきていました。

2025年5月22日 (木)

九華公園でハナショウブが咲き始めました……ツバメのヒナは4羽で、元気

Dsc07733c_20250522140801  雨は朝まででほぼ上がりました。さほどたくさんは降りませんでしたが、いつも散歩に出る頃になっても、雨雲がかかっていて、しばし待機。8時前になって、もう大丈夫だろうと思い、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と、4.8㎞。九華公園に着いたとき、少しだけ降られましたが、散歩の後半では、晴れ間も出て来て、少し蒸し暑く感じるくらい。最高気温は、29.8℃。

Dsc06614c_20250522140801 Dsc06619c_20250522140801  今日は、まずはこちらから。九華公園の管理事務所の南にある花菖蒲園で、ハナショウブ2輪が開花しました。去年は、5月14日に咲き始めましたから(2024年5月14日:九華公園で花菖蒲が咲き始めました)。1週間あまり遅いことになります。ちなみに、一昨年は、5月18日に咲いています(2023年5月18日:九華公園で花菖蒲が咲き始めました……歌行燈本店のアジサイはこれから)。

 ただ、Dsc06605cご覧のようであり、ハナショウブ自体があまり成長しておらず、背丈も低く、細いのです。奥平屋敷跡にある花菖蒲園ではつぼみは付いてきていますが、その数はかなり少ない状況。本丸跡の花菖蒲園では、今日見た限りでは、つぼみはありませんでした。今年は、九華公園のハナショウブは、あまり期待できないと思います。

Dsc07535c_20250522140801 Dsc07546c_20250522140801  さらに、これらは寺町にある常信寺にて。アジサイが咲き始めていました。右の写真に写っているのは、カシワバアジサイでしょう。

 さて、Dsc06516c_20250522140801 散歩の初めに戻って。途中、七里の渡し跡まで、野鳥はほとんどおらず。七里の渡し跡に来て、このスズメのヒナ。

Dsc06669c_20250522140801  九華公園も相変わらず静かです。見たのは、スズメ、カワラヒワ、シジュウカラ、ドバト、キジバト、カラス。しかし、いずれも数は少なく、しかも写真が撮れたのは、スズメだけ。奥平屋敷跡で、散歩&鳥見友達のYさんに会ったのですが、「何もいませんでした」と(笑)。

Dsc06736c_20250522140801 Dsc06830c_20250522140801  上の写真も、こちらの写真も、本丸跡で撮りました。この2枚に写っているスズメの親子は、同じ個体。左の写真では、ヒナがエサをねだっていますが、右の写真ではエサをもらって食べているところ。

Dsc06918c_20250522140801  ほかの公園でも、見たのはスズメや、ムクドリくらい。雨上がりですし、まぁ、こんなものかも知れません。この写真は、貝塚公園にて。今日は、スズメの写真しかありません(笑)。

Dsc07106c_20250522140901 Dsc07101c_20250522140901  京町の商店にあるツバメの巣。ヒナは、やはり4羽と思われます。黄色い嘴を目いっぱいに開けて、エサをねだっています。親ツバメは、まさにせっせとエサを運んできます。エサをやったあとは、寺町商店街方面に飛び去って行き、5分もしないうちに戻ってきます。

Dsc07676c_20250522140801  不思議に思ったのですが、このあと、御坊さん(桑名別院本統寺)に行って、その謎は、たぶん解明できました。ちょっと不出来な写真ですが、ツバメの成鳥が、虫のようなものをくわえています。ここは、御坊さんの境内。ツバメが降りてきて、何かを捕まえた直後に撮ったもの。このツバメが、たぶん京町の商店にある巣のヒナの親。両者は、直線距離で250mほどですから、巣に5分もしないうちに戻ってこられるのも納得です。

Dsc06955c_20250522140801  ちなみに、もう1ヶ所、民家にある巣には、今日もまだ親ツバメは来ていませんでした。上に取り上げた商店の巣でも、卵を産み、巣に就くようになるまでには、日数を要していました。もうしばらく、こちらも継続観察します。

Dsc06890c_20250522143101 Dsc06909c  上で常信寺のアジサイを載せましたが、こちらは、九華公園近くで見たもの。左の写真のものは、あるレストランの裏手にて。右は、二の丸橋のたもとあたりで。右の写真のものは、咲きそうです。

Dsc06940c_20250522143101  ところで、これは、何でしょう? 場所は、貝塚公園の近く。このところ、通るたびにチェックしています。実は、柿の実です。中央の小さな球体が、実の本体。

Dsc07592c_20250522143101  ということで、野鳥の種類は少なかったのですが、ツバメのヒナも元気でしたし、九華公園ではハナショウブが咲き始めましたので、それなりに楽しめました。御坊さんでは、境内の池にスイレンが咲いています。

 

2025年5月21日 (水)

ツバメのヒナが孵りました

Dsc06483c_20250521140301  今日も暑くなっています。全国の最高気温ランキングを見ますと、35℃というところもあります。それには負けますが、桑名でも30.1℃を記録しました。真夏日かと思うと、余計に暑く感じます。いつものように7時20分から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.1㎞。

Dsc06453c_20250521140301  今日のハイライトは、こちら。京町の商店にあるツバメの巣で、ヒナが4羽、孵っていました。一昨日、一昨昨日と私がいったときには、親ツバメがいませんでしたので、何かアクシデントでもあったのかと心配していましたが、ヒナが無事に孵り、一安心。あとは、カラスなどに襲われず、巣立って欲しいものです。巣内での育雛日数は20~24日といわれます。目がまだ開いていませんので、孵って日数は経っていないと思われます。

Dsc06429c_20250521140301 Dsc06432c_20250521140301  すでに親は、せっせとエサを運んできます。5分あまり見ていた間にも2回やって来ました。ご覧のように、ヒナの口の中に親の頭を突っ込むようにして、エサを与えています。

 Dsc05498c_20250521140401 さて、散歩の初めから。住吉神社あたりでは、揚げ雲雀。撮影しましたが、ヒバリは点にしか写っていません。揖斐長良川の中州からは、今日もオオヨシキリの声。野鳥は少なく、七里の渡し跡近くの駐車場に来て、ドバト。このかなり白いドバト、以前、住吉神社でも見ました(2025年5月14日:今日もシジュウカラ・ファミリーに遭遇)。

Dsc05604c_20250521140401 Dsc05695c_20250521140401  九華公園に着いて、管理事務所近くの樹上から、カワラヒワのヒナの鳴き声。親2羽につれられてきていました。逆光気味のポジションで、こんな写真。花菖蒲園のところでは、スズメのヒナ。いつも書いていますが、このところ、あちこちからスズメのヒナの鳴き声が聞こえます。

Dsc05873c_20250521140401 Dsc05817c  いつものように奥平屋敷跡で、散歩&鳥見友達のYさんと鳥待ちをしたものの、無駄な抵抗でした(笑)。スズメの成鳥は、何かをくわえています。虫かと思ったのですが、よく分からず。鳥はほとんど来なかったのですが、アオスジアゲハが、なぜかスプリンクラーの水が出るところに来ていました。花とまちがえた?? 羽がかなり傷んでしまっています。

Dsc05992c_20250521140401  本丸跡でも、スズメのヒナ。何羽も見ました。

Dsc06045c  九華公園の外周遊歩道の東あたりで、シジュウカラ・ファミリーに遭遇。桜の木を見上げていたら、私の足元にバサッという音ともに、ヒナが降りてきました。残念ながら、超証拠写真しか撮れず。

Dsc06068c_20250521140401 Dsc06193c_20250521140401  その後、シジュウカラ・ファミリーの移動に付いていきながら、かなりの枚数を撮ったものの、なかなか。左の写真に写っているのは、嘴に黄色いところがありますから、ヒナでしょう。右は、シジュウカラの成鳥。

Dsc06240c_20250521140401  外周遊歩道の南にあるレストランのところには、イソヒヨドリのオスがやって来ました。以上が、今日の成果。野鳥が少ない中、ツバメのヒナも見られ、十分でしょう。

Dsc06031c  九華公園の外周遊歩道沿いで、オオキンケイギク。昨日でしたか、テレビで駆除が必要な外来種だといっていました。 繁殖力が強く在来の野草の生育場所を奪ってしまう特定外来生物です。

Dsc06273c_20250521140301  これも九華公園の近くのお宅で。バラづくりは大変手がかかると聞いています。

Dsc06304c_20250521140301  内堀公園の近く、まちづくり拠点施設の駐車場にカリンがあります。こんな実がついていました。意外に大きく、もうそういう季節だったかと思いました。収穫は10月か、11月頃だったはず。夜になると雨だそうですが、明日朝には上がる予報。明日も、散歩。

2025年5月20日 (火)

20250520勝手にハイキング「離宮院跡を訪ねて」(一回完結)

Img_1601c_20250520154001  暑い日になりました。真夏日という予報もありましたが、桑名では28.5℃にとどまっています。先般放送された「新ブラタモリ」で、タモリさんが斎宮跡を訪ねたのを見て(第五夜▼ついにゴールの神宮へ!斎宮・二見浦)、そういえば「歩いて伊勢参りツアー」をしたときに、見逃したところがあったのを思い出しました。それが、離宮院跡。この近くを伊勢街道が通っていて、街道沿いに看板があったにもかかわらず、「まぁいいか」と通り過ぎたのです(2021年12月15日:20211211「東海道・伊勢街道歩いて伊勢参りツアー」第16回「明野からいよいよ伊勢神宮・外宮へ」(その1)……明野駅をスタートし、宮川を渡り、神領域へ)。この離宮院跡は、あとで触れますが、斎宮の関連施設があったところなのです。やり残した宿題を解消しようという感じで、離宮院跡と官舎神社を訪ね、ついでにへんば屋でへんば餅その他を買おうと思って、出かけてきました。

Img_1492c Img_1510c  離宮院跡と官舎神社の最寄り駅は、JR参宮線宮川駅。桑名から、まずは近鉄で松阪へ。桑名駅発8時40分の五十鈴川行き急行に乗車し、松阪駅には9時47分着。¥1,140。JR松阪駅発10時7分の鳥羽行き普通に乗り換え、宮川駅には10時47分に到着のはずでしたが、快速みえの遅れの影響を受け、8分ほど遅延。¥330。

 Img_1754c 宮川駅から1本道を隔ててすぐ南に森があります。この写真の左端に小さく写っているのが、宮川駅。大きな森が、離宮院跡と官舎神社。

250520hikingmiyagawa  今日歩いてきたルートマップ。現地では、マップ上は3.4㎞となっていますが、離宮院跡と官舎神社で歩き回りましたから、実際にはもっと歩いています。帰りは、近鉄山田線明野駅から電車に乗りますが、この道筋は、「歩いて伊勢参りツアー」でも歩いたルートとほぼ同じ(2021年12月15日:20211211「東海道・伊勢街道歩いて伊勢参りツアー」第16回「明野からいよいよ伊勢神宮・外宮へ」(その1)……明野駅をスタートし、宮川を渡り、神領域へ)。

Img_1623c Img_1618c 離宮院は、斎王(伊勢神宮に奉仕する未婚の皇女・王女)が、伊勢神宮に奉仕する際に宿泊所としていた施設で、大神宮司の政庁や度会郡の駅家でもありました。元は、山田原沼木郷高河原(現在の伊勢市宮後、月夜見宮のあたり)にありましたが、水害によって、延暦16(797)年8月にこの地(湯田郷宇羽西村、現在の伊勢市小俣町)に移転しています。天長元(824)年に多気の斎宮(現在の斎宮跡)が不便なために、ここ離宮院を斎宮にあてたことがありましたが、承和6(839)年に火災で全焼し、斎宮は多気に戻っています。鎌倉時代以降、斎宮の廃絶によって、離宮院も次第に荒廃しましたた。大正13(1924)年に国の史跡に指定されています。

 Img_1570c 現地には、土塁が残っています。その表示もありますが、土塁ということばからは、もっと高い土の盛り上がりがあるかと思ったのですが、私にとっては必ずしもはっきりしませんでした。

Img_1638c_20250520154001 Img_1630c  敷地はかなり広大で、現在は離宮院公園として整備されています。左の写真は、宮川駅のすぐ南あたりの様子。右は、離宮院跡の説明看板。正門と思われる八脚門や、それに続く垣(塀)や建物の跡が、昭和54(1979)年の発掘調査で見つかっているそうです。ただ、斎宮跡ほどきちんとした調査は行われていないような印象でした。

Img_1538c_20250520153901 Img_1550c  「力藤」と書かれた藤棚がありました。「力藤の伝説」があり、力藤の生存した時代に必ず一人、腕の強力な力士が生まれ、決して負けなかったそうですが、何をいいたいのか、今ひとつよく分かりませんでした。その近くには、梅園があります。

Img_1556c Img_1574c  官舎神社が離宮院跡の西側にあります。このようなところを通って、官舎神社の方へ歩いて行きます。東側からは、裏参道となっているようでした。途中には、皇大神宮遥拝所があります。

Img_1722c Img_1714c_20250520154001  官舎神社は、なかなかよい感じの神社でした。神社の説明板によれば、主祭神は建御雷之男神経津主神天児屋根尊、姫神です。延暦16(797)年8月3日、離宮院が創設されたとき、神宮祭主大中臣朝臣諸魚らが、中臣氏祖神・春日明神を大仏山東麓津島崎から離宮院西方に遷座。平安・鎌倉時代は、延喜式内「官舎神社」と同じ神として、歴代大宮司により氏神祭が行われたといいます。15世紀後半の離宮院廃絶にともない、この社も廃れ、中世末から、近世にかけては社殿もないまま離宮の神として祀られていたそうです。寛文3(1663)年、大宮司中臣精長が、離宮の一角に中臣氏社を再興し、離宮の神と一体のものとして明治に及びました。珍しい社名ですが、大宮司の庁院や斎内親王の離宮の「官舎」に由来すると伝えられています。

 Img_1658c「離宮さん」「旅の宮」「大漁宮」とも呼ばれ、航空・交通安全や、漁業者の方からの信仰も集めているといいます。

Img_1673c Img_1664c_20250520154001  目を引いたのは、狛犬。狛犬には詳しくありませんが、かなりグラマラスです。「足留め」といって、不幸や、悪事、厄災を止めるために「足留祈願紐」を狛犬の足にくくりつけると効果があるそうです。

Img_1705c  社務所の近くには、獅子岩が祀られていました。離宮院が盛んな頃、鬼門を守る災難除けとして、獅子頭に似た奇石を祀ったと思われるそうです。現在は鬼門の位置から社務所の近くに写され、石を撫でると災難除けになるといわれ、信仰を集めています。

Img_1776c Img_1784c_20250520154001  以上で、本日の目的地はほぼコンプリート。もっと見て回るところがあると思ったのですが、ちょっと当てが外れたというのが本当のところ。離宮院跡は、国の史跡ですからもう少し整備し、説明板なども充実して欲しい気がします。宮川駅の方を回って、伊勢街道に出ます。このあたりの伊勢街道は、2回歩きましたが、いずれも桑名方面から来ました。今日は、逆に桑名を向いて行きます。小俣小学校のところに小俣町道路元標(右の写真)。

Img_1806c_20250520154001  2.5㎞の手前に新出の庚申堂と、常夜灯。庚申堂は、安永年間(1772~1781年)の建立で、ここは新出村の南口。悪いものが入ってこないようにということであろうと思います。

Img_1848c  ほぼ3㎞地点にへんばや本店。今日の2つ目のミッションは、ここでへんば餅と、昆布の佃煮を買い、さわ餅を食べてくることでした。餅屋で佃煮?と思われるでしょうが、これがおいしいのです。さわ餅は、松阪から伊勢あたりの名物餅の1つ。残念ながら、工事中で店内に埃が立つことがあるので、店内飲食は取りやめているということで、さわ餅も2個パック1つを買ってきました。

Img_1844c  へんばやの向かいにシイの木が2本。昔は、椎の辻と呼ばれていて、このシイの木に触ると、祟りがあるといわれたそうです。

Img_1861c Img_1872c  3㎞あまりですから、割と早く、12時過ぎにゴールの近鉄山田線明野駅に到着。近鉄松阪駅の駅ナカファミマで「おむすび&焼きそばセット(¥430)」をゲットしておきましたので、待合室で昼食。明野駅発12時25分の普通電車伊勢中川行きで、松阪に12時42分に到着。12時54分発の急行名古屋行きに乗り換えて、桑名駅には14時3分に到着。¥1,370。それにしても、今日の目的地は、伊勢の手前(実際には、伊勢市内)でしたが、これはやはり遠い(笑)。

Screenshot_20250520143450c  今日は、やはり暑かったですね。トータルで7.78㎞を歩き、歩数は11,326。普段の散歩に毛が生えたくらいですが、暑くて、汗をかきましたし、500mlのペットボトルのお茶を飲み干しました。

Img_1875c_20250520154001 Img_1879c  こちらは、土産に買ってきたもの。左の写真で、向かって左にあるのが、さわ餅。四角に切ったのし餅に餡を挟んだシンプルなお餅です。白とよもぎの2種類があり、甘さもひかえめでした。へんば餅や、昆布の佃煮は、上のリンク先にきちんとした画像と説明があります。

250520082827156c_20250522031401  オマケその1。往きに桑名駅で電車を待っていたら、ミジュマルライナーがやって来ました。上之輪新田でミジュマルライナーの写真を撮っていたのですが(2025年4月12日:長良川河口堰、長島町そして上之輪新田へ……念願のミジュマルライナーの写真も撮れました)、間近で見るのは初めて。ちなみに、途中、白塚駅にある白塚車庫にポムポムプリンがペイントされた「三十三銀行ラッピングトレイン」(2025年4月27日:今年もコアジサシはやって来たか?)が留置してありましたが、これは写真は撮れず。

Img_1495c_20250522031401 Img_1498c_20250522031401  オマケその2。松阪駅から乗車した参宮線の電車は、ワンマン運転でした(2枚目の写真)。ワンマン列車への乗降はすでに慣れましたが(2021年10月15日:20211009「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第11回「津・高茶屋~松阪・小津」(その1)……JR高茶屋駅をスタートし、玉造院、明治天皇島貫御小休所跡、円福寺を見て、雲出川を渡って松阪へ、2021年10月20日:20211016「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第12回「松阪・小津~松阪駅」(その1)……JR紀勢線・六軒駅を降りて、市場庄の古い町並みへ)、最初は戸惑いました(笑)。これらの写真は、車内のものですが、車外にもドアの開閉ボタンがあります。ランプが点灯している間(つまり、停車中)にこれを押すと、ドアが開閉して、乗降できるのです。宮川駅で下車する際も、先頭車両の運転室のすぐ後のドアを利用するのですが、運転士さんに切符を渡したあと、自分で「開くボタン」を押して電車を降りました。

Img_1506c_20250522031401  こちらは、車内に掲示されている「ワンマン列車の乗降方法」です。ご参考までに(笑)。

2025年5月19日 (月)

久しぶりのイソヒヨドリ……オオヨシキリに接近したものの

Dsc05426c  晴れる時間帯もありますが、スッキリとは晴れず、薄曇り。しかし、気温は、26.8℃まで上がっています。今朝も、いつものように、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.7㎞。歩き始めは4~5m/sの風がありました。

Dsc04848c_20250519134101 Dsc04862c_20250519134101  七里の渡跡まで来たら、近くからオオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。耳を疑ったものの、間違いはありません。渡し場跡から奥に入った、旧桑名城の堀沿いの木の中に、オオヨシキリが1羽いるようです。右の写真は、渡し跡から南にある北大手橋を渡り、柿安コミュニティパークの西の端まで行って撮ったもの。写真の右端奥が七里の渡跡。オオヨシキリは、始めは向かって左の木に、その後、向かって右の木に移って鳴いていました。目をこらしても、双眼鏡でよく見ても、その姿は見えず、残念。2~3年に1回くらい、散歩コースあたりに迷ってやってくる気がします。いつもは、揖斐長良川の中州にいるのです。

Dsc04950c_20250519134101  今日も野鳥はいません。スズメ、ムクドリ、ドバトくらい。たまにカラス。久しぶりにヒヨドリを見たくらい。スズメのヒナは、九華公園の相撲場近くで撮りました。このあと、奥平屋敷跡でシジュウカラ、カワラヒワを見て、コゲラの鳴き声を聞いたのですが、写真は撮れず。

Dsc05166c Dsc05311c_20250519134101  貝塚公園でもスズメのヒナ。2ヶ所で撮影しましたが、実際にはもっとあちこちでスズメのヒナが鳴いています。

Dsc05191c Dsc05233c_20250519134101  ここ2~3日、シジュウカラ・ファミリーとは出会わなかったのですが、貝塚公園を歩いていると、賑やかな声が聞こえてきました。ちょっと撮影しにくいところにいたのですが、何とか、シジュウカラのヒナを撮れました。葉っぱの隙間から撮りましたので、それらが被っています。

Dsc05341c_20250519134101 Dsc05350c  京町あたりでツバメの巣を見てきたのですが、あるお宅の巣には、まだツバメは来ていませんでした。巣の修復は終わっていると思います(左の写真)。右の写真は、商店にある巣。ずっとツバメが巣に就いていたのですが、昨日の午後からいなくなっています。今日は、巣の近くをツバメが飛んでおり、巣の有る所にも入って行く様子が見られたものの、巣は空っぽ。このあと、知人と出会って、京町公園で40分ほど話し込んでから、もう一度見に行ったのですが、やはり親ツバメは不在。何かあった可能性が高いでしょう。

Dsc05355c_20250519134101 Dsc05386c_20250519134101  その知人と話をしていた途中、京町公園にイソヒヨドリが、やって来ました。最初は、メスが地上に降りてきて、虫か何かを食べていました。続いて、公園の桜の木にオスがやって来たのです。イソヒヨドリ、久しぶりに見ました。もう子育ては終わったのでしょうか?

Dsc05102c_20250519134101 Dsc05121c_20250519134101  九華公園でボタンが1輪、咲きました。今頃かよぉ!? と思います。「太秋」という名札がついたもの。右の写真は、九華公園の南にあるお宅で栽培されているバラ。品種名は、分かりません。このお宅には、多種多様のバラをつくっておられ、見せていただくのが楽しみなのです。

Dsc05148c_20250519134101  明日の朝は、資源ゴミの当番。資源ゴミ回収用のフレキシブルコンテナを必要なだけ組み立ててから、立ち番をし、最後にコンテナの口をしばるなどの後始末をするのが役目。拙宅マンションは軒数が多いので、20ヶ月に1回、当番が回ってきます。朝7時前から7時半過ぎまで。カモミールは、はあぶ工房Togetherにて。

2025年5月18日 (日)

ツバメの巣から親の姿が消えた!?

Dsc04368c_20250518155301  午前中は晴れ間もありましたが、午後からは曇り。最高気温は、28.0℃にもなりました。蒸し暑い感じがします。午前中は、内輪の勉強会で講師を務めていましたので、午後から散歩へ。13時半から住吉神社、九華公園、中橋、春日さん(桑名宗社)、京町、寺町と4.8㎞、1時間半ほどを歩いてきました。

Ikimnolabo Dsc04372c_20250518155301  行きがけに桑名七里の渡し公園に立ち寄ってきました。今日は、10~15時に「いきものラボ」というイベントが行われているのを勉強会に参加なさったからから教えていただいたのです。物販、体験、展示などなどさまざまなブース、イベントがあり、お子さんにはいろいろと学べそうでした。オオサンショウウオグッズ販売、藤前干潟の野鳥紹介など興味のあるももあり、ちょっと覗いてきたという次第。

Dsc04505c Dsc04523c_20250518155301  さて、午後のこういう時間ですから、野鳥はいません。休憩タイムです。見たのは、スズメ、ドバト、ムクドリ、カワウくらい。

Dsc04606c_20250518155301  こちらは、スズメのヒナ。スズメのヒナは、今日もあちこちで鳴いている声が聞こえていました。

Dsc04669c_20250518155301 Dsc04444c_20250518155301  カワウさん。左の写真は、九華公園の堀で撮ったもの。右は、九華公園の神戸櫓跡に3つあるカワウの巣のうちの1つ。どれもまだヒナはいません。

Dsc04790c_20250518155201 Dsc04807c_20250518155201  京町でのツバメの巣観察。左は、あるお宅の巣。昨日は、巣のところと近くの電線にツバメがいましたが、今日はおらず。右は、商店の巣。昨日までは、親ツバメが、ずっと巣に就いていたのですが、今日は空っぽ。10分ほど公園で時間を潰してから、再び見に行ったものの、やはりツバメはいません。近くにも姿はなし。何か異常が起こったのか、気になります。

Dsc04483c_20250518155301 Dsc04474c_20250518155301  九華公園の花菖蒲園の様子。これも気になっています。というのも、去年の今頃は、すでに花しょうぶが咲き始めていたのです(2024年5月14日:九華公園で花菖蒲が咲き始めました)。写真は、管理事務所の南の花菖蒲園で撮ったものですが、ほかの2ヶ所も似たような状況。つぼみは出てきているものの、その数はかなり少なく、咲きそうなものは見当たりません。管理体制が変わってから、手入れがほとんど行われていません。株の数が減ったり、咲きそうになかったりすると、補植しているだけ。花しょうぶを市の花に指定しているのですから、もう少しきちんと管理してもらいたいと思います。

Dsc04718c_20250518155201  Dsc04724c_20250518155201 ところで、こちらは春日さん(桑名宗社)。6月8日に、伊勢神宮の第63回式年遷宮に関わって、御樋代木奉迎送行事が行われますが、それに向けて、令和の大改修が進行中なのです。

Dsc04732c_20250518155201 Dsc04744c  まだ完成には至ってはいませんでしたが、工事は終盤にさしかかっていると思われます。

Dsc04771c_20250518155201 Dsc04756c  春日さんは、桑名神社と中臣神社とからなっていますが、それぞれの拝殿の前には、社号標が新設されています。玉垣もたくさん奉納されています。

Dsc04780c_20250518155201  5月も早くも半ばとなりました。今週は、火曜の朝、資源ゴミの当番が回って来ます。これも大切なお役目。そろそろ勝手にハイキングに出たいと思っていますが、今週後半は、空模様が怪しそうです。天気予報とにらめっこして、出かけられるとありがたいところ。

2025年5月17日 (土)

ツバメのヒナの誕生はまだでした……余談はベランダ園芸と伊勢うどん

Dsc04088c_20250517154001 1747457388288c  夜半過ぎから雨が降り始め、10時台までは割とよく降りました。その後は、アメダスの記録に出ないくらいの弱い雨が13時半過ぎまで。雨が止むのを待って、散歩に出ました。まだ雨雲がありましたので、いつもとは逆コースで、寺町、京町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社と4.0㎞。寺町商店街にはアーケードがあり、雨が降っても大丈夫なのです。実際、 今日もしばらく雨宿り。

Dsc04113c  京町では、恒例になった、ツバメの巣チェック。まずは、商店にある巣。ここは、4月28日から親ツバメが巣に就き始めました(2025年4月28日:京町のお店でツバメが巣に就き始めました)。ツバメの抱卵期間は、13~17日だそうです。もう3週間近く経ちますから、もうヒナが孵ってもおかしくはありません。

Dsc04145c_20250517154101  こちらは、とあるお宅の巣。私が行ったとき、ちょうど巣に1羽、近くにもう1羽のツバメがいました。この様子ですと、巣の修復は終わり、そろそろ卵を産むかと期待されます。

Dsc04208c_20250517154101 Dsc04164c  このあとの公園では、予想したとおり、スズメ、ムクドリ、ドバトくらいしかいません。スズメのヒナと、ムクドリは貝塚公園にて撮影。

Dsc04297c_20250517154101  こちらは、ドバト。九華公園でもパラパラとしましたので、吉之丸堀にかかる橋にある東屋で、しばし雨宿り。このドバトも、一緒にです(笑)。このあと、20分位でまた雨が降ると、Yahoo!の天気情報にありましたので、寄り道もせず、帰宅。

 250517070554854c ということで、余談を2つ、3つ。まずは、ベランダ園芸。左の写真は、4月28日に購入したサギソウ(2025年4月28日:京町のお店でツバメが巣に就き始めました)。Ea3090f5購入したときの写真が、右のもの。名札があるものは同じ鉢ですが、ほかは並べ方を変えてしまいましたが、順調に成長しています。

250505113307435c_20250517160401  アサガオは、ご覧の通り。250517070558697c4月22日に種を蒔き、5月5日の様子は、右の写真の通りでした(2025年5月5日:スズメのヒナが登場)。生育の悪いものは、5月5日以降、すでに数本を抜いています。こちらも順調と思います。

250516172206678c  もう1つ。伊勢うどんのお話し。ネットの何かの記事で、伊勢在住の方が、自宅で食べる伊勢うどんは、これだという情報が載っていました(どこにあったか、失念。見つけたら、追記します)。麺はみなみ製麺のもの、タレはマルキ商会の伊勢うどんたれだそうです。ぎゅーとらで売っているとあったのですが、ぎゅーとらの店は、あいにく鈴鹿より南にしかありません。そこで、家内に頼んで、実家に行ったときに買ってきてもらいました。ちなみにみなみ製麺の伊勢うどん生食タイプは1袋¥98、マルキ商会の伊勢うどんのたれは、1本80cc入り(約3食分)で¥178 (税込)。

250516174139430c  これでつくったのが、こちら。伊勢うどんは、太くて柔らかい麺に、少量のたまり醤油と鰹出汁を使用して作られるタレをかけて食べるものが主流で、薬味も刻みネギ程度でほとんど載せません。私は、刻みネギと削り節をたくさん載せてしまいましたから、ちょっと邪道かも。しかし、これぞまさに伊勢うどんというものができあがりました(ただし、私自身は愛知県出身で、三重県北中勢地方在住40数年ですから、あくまでも私が知る限りで、ということ)。ちなみに、「伊勢うどん」と名づけたのは、永六輔さんだという話が伝わっています。

2025年5月16日 (金)

野鳥はほとんどいません

Dsc03122c_20250516144401  晴れ間もありましたが、曇りの1日。気温も23.6℃にとどまっています。雨は、夜遅くからという予報です。いつものように、7時20分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、常盤町、老松公園、寺町と5.7㎞ほどを歩いてきました。結論から書きますと、今日も野鳥はやはりあまりおりませんでした。

Dsc03162c_20250516144501 Dsc03215c_20250516144501  住吉神社のところで(冒頭の写真)、ヒナをつれたスズメ。親からエサをもらっています。スズメのヒナの鳴き声は、あちこちで聞こえます。九華公園についてすぐにも、スズメのヒナが鳴いていました。

Dsc03541c_20250516144501 Dsc03455c_20250516144501  いつも奥平屋敷跡で鳥待ちをします。このところあまり鳥は出て来ません。今日も、シジュウカラのオスが1羽と、カワラヒワが2羽。今日は、シジュウカラの家族には出会えませんでした。

Dsc03290c_20250516144501 Dsc03653c_20250516144501  九華公園の堀には、カルガモ。最初に見つけたときは、2羽でした。その後見たら、3羽が一緒にいて、そのまま飛び立って行き、少し経ったときにもう1羽を見かけました。4羽がいたのでしょうが、どうして1羽のみ残ったのか?

Dsc03299c  貝塚公園、内堀公園、老松公園とも、見たのはスズメとムクドリのみ。

Dsc03769c Dsc03755c_20250516144601  京町では、これも例によって、ツバメの巣チェック。商店にある巣では、今日も親ツバメが巣に就いていました(左の写真)。右の写真は、近くのお宅にある巣。今日もツバメはいませんでしたが、写真の中央あたり、巣に向かって左上のところに新しく泥が付いているように見えます。ということは、まだ巣の修復中と思われます。

Dsc04045c_20250516144701  拙宅マンション近くの住吉入江まで戻ってきたら、カワウが小魚を盛んに捕っていました。大きな魚であれば、飲み込むのに時間を要しますから写真も撮りやすいのですが、ご覧のように、本当に小さく、なかなか写真には撮れませんでした。上下の嘴の間をよくご覧ください。

Dsc03728c_20250516144601 Dsc03735c_20250516144601  あまりにも野鳥がいませんので、ほかに何かないか、鵜の目鷹の目とまでは行きませんが、よく見てきます。左の写真は、九華公園の外周遊歩道の東にあるお宅に咲いていたゼニアオイ。右は、内堀公園近くのお宅に咲いていたバラ。バラの種類は、まったく分かりません。

Dsc03673c_20250516144501  明日は昼過ぎまで雨の予報。午後早くに雨が上がれば、それから散歩に行こうと思いますが、その時間帯では、少ない鳥は、なおさら少ないこと間違いなし。

 

2025年5月15日 (木)

今日もまたまたシジュウカラ・ファミリー

Dsc01917c_20250515140101  薄曇りという感じですが、今日も夏日になっています。最高気温は、26.2℃。明日から天気は下り坂という予報です。今朝も、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.3㎞。鳥はやはりあまりいませんので、2時間あまりで帰宅。冒頭の写真は、蟠龍櫓

Dsc01838c_20250515140101  散歩に出て、七里の渡跡、三之丸公園あたりまでには、スズメが少しいたのみ。写真は、七里の渡跡で撮ったもの。三の丸水門のところでホオジロのオスの鳴き声が聞こえたのですが、葉っぱが邪魔で写真は撮れず、ウロウロしていたら逃げられました。同じあたりで、揚げ雲雀も見られたのですが、これも撮影できず。

Dsc02179c_20250515140101 Dsc02320c_20250515140201  ちょっとガッカリしながら、柿安コミュニティパークを歩いていたら、シジュウカラ・ファミリーに遭遇。左の写真はヒナ、右は大人のメス。胸元の黒いネクタイが細いのです。相変わらず賑やかにあちこち移動しながら、ヒナはエサをもらっていました。

Dsc02063c_20250515140101  シジュウカラを一所懸命に撮影していたら、違う鳥も混じっていました。ムシクイの仲間です。このあたりで見るのは、ほとんどセンダイムシクイですから、これもそうだろうと思います。しかし、鳴いてくれませんし、頭も上からは見えませんので、「ムシクイの仲間」としておきます。

Dsc02380c_20250515140201  九華公園は、今日もかなり静かです。スズメ、カラスなどを少し見ただけで、ムクドリ、ヒヨドリはほとんどいません。カワラヒワも少し鳴き声を聞いただけ。このスズメのヒナは、二の丸跡にて。鳥がいませんから、鳥待ちはせず、歩きながら探したのみ。

Dsc02544c_20250515140201Dsc02580c_20250515140301  鎮国守国神社の境内から、またシジュウカラ・ファミリーの鳴き声が聞こえてきました。柿安コミュニティパークからここに移動したと思われます。ヒナが青虫のようなものを足で押さえつけていました。まだ自分で捉えるのは難しいでしょうから、親からもらったと思います。写真にはありませんが、一人前に食べる前には、青虫を振り回して、枝に打ち付けていました。

Dsc02584c_20250515140301 Dsc02606c_20250515140301  飲み込むまでのシーンを目撃できました。これだけの大きさがありますと、ヒナもお腹がふくれたのではないでしょうか。

Dsc02644c  今日は、シジュウカラ・ファミリー・デーです(微笑)。野鳥が少ない中、堪能できました。これで、いい写真がもっと撮れていれば、大満足でしたが、贅沢をいうとキリがありません。

Dsc02868c_20250515140101  ほかの公園には、スズメ、ムクドリがいたくらいで、京町へ。ツバメの巣チェックです。お宅にある巣には、今日はツバメはいませんでした。昨日は、巣の縁にまだ穴があったのですが、それが塞がれたように見えます。

Dsc02897c  こちらは、商店にある巣。オスの親ツバメが、巣の中から白い、小さなものをくわえだし、このあと飲み込んでいました。ヒナの糞か?とも思ったのですが、ヒナの姿も見えませんし、鳴き声もしていませんので、まだ孵っていないのでしょう。

Dsc03055c_20250515140001  寺町通商店街を抜けて、住吉入江まで来たら、上空をダイサギが通過。イマイチですから、証拠写真。入江には、ツバメがやって来て、水面をかすめるように飛んでいきます。水を飲んでいるのでしょうが、今日は写真は撮れず、残念。

Dsc01903c_20250515140101  鳥がいませんから、昆虫でもと思うのですが、チョウなどは案外少なくて、撮影のチャンスはあまりありません。アオスジアゲハは、七里の渡跡にあるセンダンの花に来ていました。

Dsc02731c_20250515140301 Dsc02353c_20250515140201  青モミジ。紅葉もいいのですが、青モミジもなかなかよいと思います。翼果を撮ったら、テントウムシも写っていました。「黒地に赤2紋」タイプのナミテントウかと思いますが、テントウムシの分類も難しそうですから、自信はありません。

Dsc03095c_20250515140001  あちこちでサツキが満開になっています。これは、拙宅マンションのエントランスにて撮影。先週の土曜、天候がはっきりせず、近鉄ハイキングに行けませんでしたので、ムラムラしてきています(苦笑)。代わりにどこかに行きたいと思っています。候補はいくつかあるのですが、いずれも松阪あたりより先。時間も、運賃も、労力もかかりますので、思案中。

2025年5月14日 (水)

今日もシジュウカラ・ファミリーに遭遇

Dsc01783c_20250514135901  朝のうちは、薄曇りでしたが、9時頃からよく晴れて来ました。最高気温は、25.0℃と、今日も夏日。7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.2㎞。2時間半弱。

 Dsc01508c_20250514140101 Dsc01475c_20250514140101 今日も鳥は少なく、どこへ行っても、スズメかムクドリくらいしかいません(苦笑)。これらの写真は、内堀公園で撮影。

Dsc00890c_20250514135901  住吉神社で、全身のかなりの部分が白いドバト。これはかなり目立ちますから、敵がいるとヤバそうです。今日も、揖斐長良川の中州からは、オオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。

 Dsc00942c_20250514135901三之丸公園でスズメのヒナの鳴き声がしましたので、探しました。さすがに見つかりにくいところにいます。親がエサを運んでくるのを待っているようでした。

Dsc01024c_20250514135901  九華公園に着いても静かでした。散歩友達で鳥見の大先輩のSさんに久しぶりに遭遇。御年90歳手前にして、毎日のように歩いておられます。散歩&鳥見友達のYさんは、「今日は、ハトとムクドリしか見ていない」とおっしゃいます。

Dsc01075c_20250514140001 Dsc01285c  ほとんど坊主か、と思ったら、吉之丸堀を本丸に渡ったところで、あのシジュウカラ・ファミリーに出会えました。柳の木からシダレザクラの並木へと、賑やかでよく動きますので、なかなか撮影させてもらえません。ヒナは、3羽くらいいると思うのですが、確認するのは難しい。

Dsc01367c  貝塚公園では、スズメの親子。

Dsc01551c_20250514140101 Dsc01619c_20250514140101  京町にある2ヶ所のツバメの巣も見てきました。お宅にある巣では、ツバメが何かしているようでしたので、じっと見ていたら、ツバメが飛び出してきました(左の写真)。まだ巣を直しているような気がします。右の写真は、商店にある巣。今日もツバメが巣に就いていました。今日のバードウォッチングは、残念ながら、以上。

Dsc01315c_20250514140101 Dsc01355c  九華公園と貝塚公園にアツバキミガヨランがあります。最近気にしていたのですが、今日、やっと花が咲いてきていました。漢字では「厚葉君が代蘭」。キミガヨランは学名の種小名「グロリオサ(栄光のある)」という意味を「君が代は栄える」という風に解釈して名付けられたそうです。アツバは葉っぱ厚いという意味。北アメリカ原産の常緑低木で、高さは1~2m。

Dsc01435c_20250514140101 Dsc01307c_20250514142501  貝塚公園の近くで、柿の木をよく見たら、実ができてきていました。何だかおもしろい形をしています。そういえば、ビワの木にも実がなっていました。これは、鎮国守国神社の社務所の裏手で撮りました。

Dsc01736c_20250514140101 Dsc01754c_20250514135901  寺町では、御坊さん(桑名別院本統寺)に立ち寄ってきました。目的はまずは、菩提樹の様子見(左の写真)。つぼみが付いてきていますので、今月後半になると、花が咲くでしょう。境内にある池では、スイレンの花。

Dsc01147c_20250514140001  という次第で、今日も、野鳥は少なく、2時間半弱で帰宅。シジュウカラ以外に、スズメのヒナはよく見ますが、カワラヒワのヒナはあまり見ません。夏の鳥は、この間のムシクイの仲間(たぶんセンダイムシクイ)のみですが、その後、見られていません。キビタキもまだ見ていません。暇がありますから、月曜日に受講してきた市民大学郷土史学科について、今年もまた、講義内容や資料をもとに、勝手に調べて、自己流のまとめをつくっています。

2025年5月13日 (火)

今日は、シジュウカラのヒナが親からエサをもらうシーン

Dsc09573c  今日も好天で、予報通りに夏日になっています。最高気温は、26.2℃。散歩している途中からすでに、「ちょっと暑いかも」と思ったくらい。7時20分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、九華公園、内堀公園、京町、寺町、南魚町、田町、三崎通と5.0㎞。

Dsc09617c_20250513142801  住吉神社のあたりでは、揚げ雲雀が見られましたが、ほかにいたのはスズメくらい。七里の渡跡には、今日もカルガモが1羽。渡し場の奥の堀の方で休んでいます。散歩に好適な気候なのですが、歩いている方はむしろ少なくなっています。年配の方は、もっと早い時間に歩いているのかも知れません。そういう話を聞いたことがあります。

Dsc09665c_20250513142801 Dsc09769c_20250513142801  九華公園でも、歩いているのは、毎日出会う方ばかり。奥平屋敷跡近くの花菖蒲園ではハクセキレイ。奥平屋敷跡には、珍しく、真ん中当たりまでイソシギが入ってきていました。

Dsc09964c_20250513142701 Dsc00193c_20250513142701  昨日、九華公園の外周遊歩道の東あたりでシジュウカラのファミリーに出会いましたが、今日は、ここ奥平屋敷跡に来ていました。ヒナも2~3羽はいる感じでした。右の写真は、ヒナが親からエサをもらうところ。グッドタイミングでした。

 それにしても、Dsc00371c_20250513142701ヒナのかわいいこと。何枚写真を撮ったことか(笑)。しかし、ほかにもいないか、特に昨日であったムシクイを探したのですが、今日は見当たりません。スズメ、ドバト、キジバト、ムクドリ、カラス、カワラヒワがいたのみ。スズメのヒナの鳴き声があちこちで聞こえるのですが、木々の葉っぱが生い茂っていることもあって、なかなか見つけられません。

Dsc00624c_20250513142701  貝塚公園で、ようやくスズメのヒナを見つけました。親からエサをもらうところも2~3回見たのですが、残念ながら、枝や葉っぱの陰で、写真は撮れず。

 Dsc00707c_20250513142601 京町でツバメの巣を巡回。左の写真は、あるお宅の巣。修復をしていたところです。直したところの泥はかなり乾いてきました。よく見ると、まだ欠けているようですが、今日は、近くにもツバメの姿はありませんでした。

Dsc00744c_20250513142601  こちらは、京町の商店にある巣。今日はオスがいました。巣の中を見た後、巣に就いていました。ここは、上手く行けばもうじきヒナが孵るはず。博物館にも、巣が3つくらいありますが、最近はツバメは来ません。田町、では、去年までツバメの巣があった商店が解体され、現在更地になっています。三崎通にも2つ、古い巣があるのですが、見ている限り、今年はツバメは来ていません。今年、散歩コースで営巣しているのは、京町の2ヶ所のみ。バードウォッチングは、以上。

Dsc00489c_20250513142601  九華公園に隣接している鎮国守国神社では、今日は、当日祭と献茶式(松尾流)があります。以前伺ったところでは、この当日祭が、鎮国さんのメインのお祭りだそうです。当日祭は、正しくは、例大祭当日祭。ちなみに、5月・3日の金魚まつりは、例大祭前期祭(こちら)。以前は、桑名藩最後の藩主であった久松松平家のご子孫の方もいらしていたようです。大奥様は、このご子孫を「お殿様」と呼んでおられ、ちょっと驚いた記憶があります。

Dsc09062c_20250513145001  ツツジはほぼ終わり、花しょうぶが待たれる季節になっていますが、花菖蒲園は、まだこんな感じ。小声でいいますが、最近、花菖蒲園の手入れが十分には行われていませんので、どのくらい咲くか、かなりアヤシいのではないかと疑っています。

Dsc00390c_20250513142701 Dsc00530c_20250513142601  奥平屋敷跡で、これはセンダンの花と思います。淡紫色の5弁の花がたくさん円錐状についています。九華公園の外周遊歩道の南では、カラーが咲いています。

 Dsc00808c_20250513142601毎年見ているのに、名前は知りませんでしたし、調べもしていませんでした。シャリンバイというようです。大気汚染や暑さに強いうえ、潮風にも強い常緑性の花木だそうです。緑地帯や公園などによく植えられている訳です。

2025年5月12日 (月)

シジュウカラのヒナと、ムシクイの仲間……相当久しぶりの祝 ご当選も!!

Dsc09559c  雨は未明に上がりました。7時20分から、いつものように散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園と回ったところで、家内に迎えに来てもらい、買い物へ。ワークマン、Triailと回って帰宅。午後からは、くわな市民大学郷土史学科の講座へ。往きは家内にクルマで送ってもらい、帰りは徒歩で帰宅。歩いたのは、あわせて6.0㎞。最高気温は24.3℃で、風は弱かったので、暖かいから暑いの中間くらいの陽気でした。

Dsc08981c_20250512183401 Dsc09020c_20250512183401  住吉神社前で、スズメのヒナ。住吉神社のあたりで毎日のようにスズメのヒナを見ます。今日は、親は近くには見当たりませんでした。揖斐川にはカワウがいたくらい。揖斐長良川の中州からは、今日もオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえてきます。七里の渡跡に来たら、今日もカルガモ。ただし1羽だけ。

Dsc09180c_20250512183401 雨上がりということもあってか、散歩する人もあまりいません。九華公園でも、出会った散歩友達はお一人だけ。鳥もいません。スズメ、ドバトくらい。ヒヨドリはゼロ。ムクドリ、カラスはわずかというふう。公園内を半周し、鎮国守国神社の境内から本丸跡に戻ったら、筏橋あたりから鳥の鳴き声。イソヒヨドリのメスのオスでした。近くには、ハクセキレイもいたのですが、きれいには撮れず。野球場には、ドバトの大集団。

Dsc09387c_20250512183501 Dsc09436c_20250512183501  九華公園の外周遊歩道の東で、シジュウカラたち。複数のファミリーのように思われました。というのも、10数羽がいたのです。幼鳥もかなり混じっていました。たくさん撮った中から、それなりに写ったものをここに載せています。ヒナといえば、二の丸跡、朝日丸跡でもスズメのヒナの鳴き声が、何ヶ所からか聞こえていましたが、今日は、写真は撮れず。

Dsc09472c_20250512183401  シジュウカラたちがいたのと同じあたりに、ムシクイの仲間。少なくとも2羽はいました。九華公園でもっともよく見られるムシクイの仲間は、センダイムシクイですから、それであろうと思いますが、鳴き声は聞きませんでしたし、詳細は不明。複数いたということは、ここにやって来たばかりかという気がします。貝塚公園では、スズメ、シジュウカラ、カワラヒワなど。

250512124358399c 250512124547523c  買い物に連れて行かれたあと、午後からは、予定通りにくわな市民大学郷土史学科の講座へ。今日が第1回。昨日も書きましたように、「桑名藩から見た戊辰戦争」がテーマ。定員50名のところに90名以上の応募があったそうですが、講師の先生が「座席がある限り受け入れましょう」とおっしゃったそうで、全員受講可となったそうです。パブリックセンターの大研修室がいっぱいになるくらいの受講者でした。

250512162728911c  講座のあとは、同級生K氏と喫茶店へ。気づいたら、1時間半近くしゃべっていました(オッサンなのによくそれだけ話すことがあるな、という突っ込みは十分以上にあります)。ここで旧知の心理士さんに遭遇。ちょっとだけお話ししてきました。彼女は、仕事をしていた様子。

 散歩中は、天気は今ひとつで、花はあまり撮って来ませDsc09042c Dsc09530c_20250512183401 んでした。左の写真は、サツキ。九華公園の管理事務所近くにて。右は、アジサイ。九華公園の外周遊歩道の南にて。気づかないうちに、花が咲く準備が進んでいます。

 ところで、余談ではありますが、久しぶりに「祝 ご当選!!」が出ました。250512170131188cブックオフの2025年3月買取ブッくじ祭!で、「C賞 ブックオフお買い物券500円分」が当たりました。懸賞に当たるのは、いつ以来かと思うくらい久しぶり。中日新聞のクロスワードには、毎週律儀に応募しているものの、ここ10年近く当たったことがありません。まぁ、バチも当たってないようですから、良しとしましょう。

2025年5月11日 (日)

長良川河口堰でコアジサシ

Dsc07551c_20250511135401 Dsc08545c_20250511135401  天気は良くなったものの、4~5m/sの風が吹いています。そのためか、気温は、24.6℃まで上がりましたが、暑くは感じません。風が気になったものの、長良川河口堰その他へ行ってきました。河口堰では、吹き流し代わりの「アユのぼり」は、元気よくはためいています。クルマで出かけましたので、歩いたのは4.3㎞。

 河口堰で、この季節、気になるのは、コアジサシです。Dsc07695c Dsc08229c_20250511135401今日見たのは、6羽。姿を現し始めた頃には、比較的よく飛び回っていましたので、久しぶりにコアジサシの飛翔シーンが撮れました。

 Dsc07594c_20250511135401 長良川左岸の魚道あたりでは、上流、下流ともに遠いところにコサギが数羽いただけでした。管理橋を右岸まで渡ったところ、堰の下流側にある中州の木にサギが集まっているところがありました。

Dsc07599c_20250511135401 Dsc07606c  ダイサギや、コサギがほとんどのようでしたが、アオサギも混じっています。左の写真が下流側のところ、右は上流側(堰に近い方)の様子。

Dsc07638c_20250511135501 Dsc07658c_20250511135501  長良川右岸の魚道あたりには、コサギ、ダイサギなどがいます。左の写真はコサギ、右の写真はダイサギ。

Dsc07671c_20250511135501  魚道の別のところにもダイサギ。アオサギもいたのですが、逃げられました。本当に警戒心が強く、逃げ足が速いものです。

Dsc08148c_20250511135401 Dsc08193c_20250511135401  親水広場まで降りて行く途中から、中州の葭原でオオヨシキリの声が聞こえます。ゆっくり、じっくり見て回ったのですが、今日は、姿は見つけられませんでした。すぐそこで鳴いているように思うのですが、風も強いので葦の根元の方にいるのかも知れません。代わりにということではありませんが、ホオジロのオス。左右の写真は、同じ個体。親水広場では、今日はハクセキレイや、コチドリは見られませんでした。

Dsc08508c_20250511135401  管理橋を戻って、再び、左岸まで戻ってきたら、下流側の魚道でコサギ。

Dsc08583c_20250511135401 Dsc08678c_20250511135401  このあと、長島町内を巡視してきました。南の某所では、コチドリが1羽。東の某所には、何もおらず。北の某所でヒバリのオス1羽を見つけました。ブロ友のひらいさん情報では、ケリなどが営巣しているところもあるということでしたが、今日は、これら某所では、ケリは見ませんでした。

Dsc08891c_20250511135401 Dsc08862c_20250511135401  いつものパターンで、上之輪新田にも立ち寄ってきました。田植えはまだ行われていませんでしたが、ほぼすべての水田に水が入っていました。いつもなら、ここにもケリがいることが多いのですが、今日は、見た限りではゼロ。カラスがあちこちに点在していたのと、スズメが少し見られたのみ。ということで、早々に撤収してきました。

Dsc08931c_20250511141301  今週は、明日月曜の午後から市民大学郷土史学科の講座が始まります。月に1回、8月は休みで、12月までの7回。今年度のテーマは、「桑名藩から見た戊辰戦争」。次の日曜には、内輪の勉強会を予定しています。月1回ペースで知能検査を用いた心理アセスメントについてお話ししています。写真は、近鉄特急「ひのとり」。上之輪新田で撮影。1枚前の写真にも写っています。

2025年5月10日 (土)

午後から散歩で、カルガモとスズメのヒナ、ツバメの巣チェック

250510081527173c Screenshot_20250510074114c  近鉄ハイキング「【JR東海合同企画】鵜飼と地酒を愉しむウォーキング」に行って、「木曽川鵜飼in蟹江川2025」で鵜飼いパフォーマンスを見たいと思っていたのですが、結局、午前中は雨模様。雨雲レーダーには雨雲は映っていないにもかかわらず、小雨が昼近くまで降り続きました。この企画、去年も確か、同じようなものがあったのですが、縁がないのかも知れません(笑)。

Dsc07166c_20250510153501 Dsc07176c  午後になって、空も少し明るくなりましたので、13時半過ぎから散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、寺町と5.3㎞。しかし、この時間帯では、野鳥はいません。これらのカルガモは、七里の渡跡にいたもの。

Dsc07219c_20250510153501  散歩する人はチラホラ。九華公園にいた野鳥は、スズメ、ドバト、ムクドリ、カワウくらい。ほかにはコゲラが飛ぶのをチラッと見ました。スズメは、割とよくいました。

Dsc07242c Dsc07358c  そのスズメのうち、かなりのものがヒナを連れてきています。これらは、二の丸跡で見たスズメのヒナ。別の個体です。ほかにも何組か、ヒナをつれたスズメを見ていますが、なかなか上手く撮れません。

Dsc07421c_20250510153501  京町では、民家と商店との2ヶ所でツバメの巣を確認。左の写真は、あるお宅にある巣。昨日も修復中と書きましたが(2025年5月9日:京町のお宅でツバメが巣を修繕中)、修理はさらに進んだように見えます。

 Dsc07462c_20250510153501 こちらは、京町のお店にあるツバメの巣。今日も、親ツバメはちゃんと巣に就いていました。これは、ヒナの誕生が期待できそうです。気づいた限りでは、4月28日から親ツバメが巣に就き始めました(2025年4月28日:京町のお店でツバメが巣に就き始めました)。ツバメの抱卵期間は、13~17日だそうですから、来週半ばには、ヒナが孵るのではないでしょうか。

Dsc07394c_20250510153501  ところで、午前中は、近鉄あみま倶楽部のハイキングコースを調べて、いくつか選び、コースマップ作りに励んでいました。通常の近鉄ハイキングや、JRさわやかウォーキングについては、行き尽くした感がありますし、JRさわやかウォーキングですと、遠方まで行くのは難しいところがあります。あみま倶楽部のハイキングコースを歩くか、自分で計画して歩くかを選択せざるを得ないという考えによります。ボチボチ準備して、そのうち、一昨日のように歩きに行くつもりです(2025年5月8日:20250508近鉄あみま倶楽部ハイキング「津・一身田寺内町コース」へ(一回完結))。

2025年5月 9日 (金)

京町のお宅でツバメが巣を修繕中

Dsc07130c  朝7時過ぎに通り雨があった以外、午前中はほぼ曇り。午後は、雨の予報です。通り雨が止むのを待って、7時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町、南魚町、田町、三崎通と5.2㎞。もう少し歩いた気もします。

Dsc06215c_20250509132501 01cf576e  単なる風景写真なのですが、これは揖斐長良川の中州。ここから、オオヨシキリの声が聞こえるようになりました。「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」あるいは「ケケス ケケス カイカイシ」などと聞こえてきます。右の写真は、去年、長良川河口堰で撮影したオオヨシキリ(2024年6月1日:長良川河口堰と三ツ又池公園でオオヨシキリ……カイツブリのヒナはまだ)。このあたりですと、長良川河口堰か、弥富の三ツ又池公園に来ますので、また見に行くことにしましょう。

 Dsc06240c_20250509132501 Dsc06292c_20250509132501 柿安コミュニティパークでは、カワラヒワのヒナが出て来ました。左右の写真は、同じ個体。近くには、親のカワラヒワがいました。ヒナはこれ1羽のようでした。

Dsc06388c_20250509132501 Dsc06433c_20250509132501  天気も良くなく、風もありましたので、九華公園には野鳥はあまりいませんでした。証拠写真で恐縮ですが、左の写真は、奥平屋敷跡にいたカワラヒワ。右は、朝日丸跡で見つけた、スズメのヒナ。朝日丸跡には、シジュウカラのファミリーらしき集団もいましたから、ヒナが含まれていたかも知れません。

Dsc06579c_20250509132501  こちらは、九華公園の外周遊歩道の南で見かけたスズメのヒナ。嘴がまさに黄色で、巣立ってきたばかりかと思えます。すぐそばには親スズメ。親スズメはエサを探しては、ときどきこのヒナに与えていました。

Dsc06743c_20250509132501 Dsc06902c_20250509132501  貝塚公園で見たカワラヒワ。今日は、カワラヒワをよく見ました。右の写真は、外堀にいたイソヒヨドリのメス。このあたりを行き来して、エサを探していたようです。何となくスマートに見えます。

Dsc06918c_20250509132501  Dsc06951c_20250509132501 京町のお宅にあるツバメの巣を久しぶりに見に行ったら、巣の修繕中でした。ここのお宅の巣にも毎年、ツバメが来ます。今年はダメかと思っていたのですが、これで散歩コースで営巣している/しそうな巣は、2ヶ所となりました。そばの電線ではツバメが1羽、休んでいました。

Dsc07029c  京町の商店にある巣では、親ツバメが巣に就いています。オス、メスどちらかが必ずいますから、卵があるのは間違いないでしょう。田町、三崎通あたりにも、ツバメがつくった巣がありますが、巣のあった商店は解体されてしまいました。ほかに2ヶ所、古い巣があるのですが、そこにはツバメが来ている様子はありません。

 Dsc06513c_20250509132501鎮国守国神社の境内にある豊後梅。実がかなり大きくなってきました。豊後梅の実は、特に大きくなるようです。

 Dsc07096c_20250509132501 寺町の常信寺にあるヤマボウシ。よく咲いてきました。華やかさは少ないのですが、何となく好きな花です。明日は、近鉄ハイキングで「【JR東海合同企画】鵜飼と地酒を愉しむウォーキング」という企画があります。「鵜飼」とありますように、明日は、「木曽川鵜飼in蟹江川2025」が開催されますので、これを見てみたいのです。鵜飼いパフォーマンスは、9時30分、11時10分、12時55分の3回。天気予報は、昼くらいまで雨とか。微妙ですねぇ。

2025年5月 8日 (木)

20250508近鉄あみま倶楽部ハイキング「津・一身田寺内町コース」へ(一回完結)

Img_1022c_20250508154301  好天で風も弱いという予報でしたので、近鉄あみま倶楽部が常設コースとして設定している「津・一身田寺内町コース」を歩いてきました。このコースあたりは、何度でも歩いたところですが、1つには、三重県総合博物館で開催されている「トピック 展『伊勢路がみたい 伊勢参宮名所図屏風の世界』 」を見たいと思ったのと、高田本山専修寺(せんじゅじ)に最近、お参りしていないなと思ったからです(2024年1月14日:20230114近鉄ハイキング「高田本山専修寺『お七夜』と新春の寺内町散策」へ(一回完結))。それならば、この2ヶ所がコースに設定されている「津・一身田寺内町コース」を歩こうという次第。近鉄桑名駅を8時23分に発車する松阪行き急行に乗車。津駅には9時5分に到着。¥830。桑名では、最高気温は24.1℃。

 こちらが今日歩いてきたルートマップ。250508ishindenmap津駅をスタートし、三重県総合博物館(MieMu)、一身田寺内町、高田本山専修寺、高田本山駅と、コースマップ上は7.2㎞。アプリ連動ハイキングで、ここにあげたところが、チェックポイントでした。今回も、記事は一回完結で、一人旅でした。

Img_1037c  津駅西の交差点のところに津偕楽公園があります。もとは「下部田山(しもべたやま)」あるいは「御殿山」と呼ばれ、藩主の鷹狩り場の休憩所の御殿が建てられていました。貞応年間(1652~1655)には藩士に労をねぎらうために、遊息の地として分け与えられたという記録があるそうです。以前、近鉄ハイキングで訪ね、中を歩き回りましたので(2019年5月23日:20190519近鉄ハイキング「谷川士清旧宅と県立美術館・総合博物館春の専修寺を訪ねて」へ(その2)……津偕楽公園と、三重県立美術館「没後200年記念 増山雪斎展」)、今回はパス。詳しいことは、リンク先の記事をご覧ください。

Img_1052c  三重県総合博物館は緩い坂道を1.5㎞ほど登っていきます。ここも何度も来ています。平日で、とても空いていました。

Img_1162c Img_1075c_20250508154401  今回の目当ては、初めにも書きましたように、「トピック展『伊勢路がみたい 伊勢参宮名所図屏風の世界』」です。写真撮影可でしたので、伊勢参宮名所図屏風の左隻の写真のみを載せておきます。「伊勢参宮名所図屏風」を中心に、全国から多くの人びとがやってきた伊勢参宮について、三重県総合博物館が所蔵する資料で紹介します。江戸時代の参宮の風景が描かれた浮世絵や名所図会が展示されています。この「伊勢参宮名所図屏風」は、幕末から明治にかけて作られたとみられ、今回初めて展示されています。5月18日までで、入場は無料です。私のほかに観客はお一人で、ほぼ独占状態で見てきました。

Img_1059c  Img_1166c 三重県総合博物館へ行くと、必ず見てくるものが2つあります。その1つは、ミエゾウの骨格標本。企画展示室の前にあります。もう1つは、サンショウウオのさんちゃん。ミュージアム・ショップの隣にいます。三重県総合博物館の収蔵資料のうち、唯一生きている標本です。

Img_1205c_20250508154401  三重県総合博物館から一身田寺内町まで、立ち寄るところはありません。三重県総合文化センターのところから、田園地帯を歩いて行きます。こちらは、2.5㎞ほどのところで、高田本山専修寺方面を撮った写真。中央に高田本山専修寺が小さく写っています。

Img_1248c_20250508154401  Img_1254c JR紀勢線の踏切を越え、4㎞地点あたりでいったん伊勢別街道に出ます。関宿東追分で東海道から分かれ、江戸橋で伊勢街道に合流します。この伊勢別街道も1度は歩き通したい街道です。この街道沿いに伊勢木綿を製造している臼井織布があります。この臼井織布のところを右に曲がって一身田寺内町に向かいます。

Img_1269c Img_1297c_20250508154401  一身田寺内町の入口にある常盤橋。環濠となっている毛無川(けなしがわ)にかかっています。一身田寺内町は、東西500m、南北450mの環濠に囲まれています。ここにはかつて黒門という門がありました。寺内町への南の出入り口で、番小屋と門があり、夜間は通れませんでした。黒門の先、百五銀行支店のところに道標があります。「右 江戸みち 左 御堂并京道」とあります。ちなみに、一身田寺内町、高田本山専修寺については、こちらの記事(2022年1月10日:20220110勝手にハイキング「高田本山専修寺のお七夜」へ(予告編))に詳しくあります。

Img_1308c_20250508154401  一身田寺内町の商店街。高田本山専修寺を中心に広がる「寺内町商店街」は、江戸期以来から続く伝統ある店が軒を連ねています。こちらにも詳しく載っています。今日は、目当ての和菓子屋さんが、ガス工事でお休みだったりして、ちょっと残念でした。

Img_1331c  スタートから5㎞あまりで、高田本山専修寺へ。真宗高田派の本山です。写真は、山門。ここは、家内の方の宗旨であり、私も気に入っているお寺。我が家は真宗大谷派ですが、個人的にはこちらに宗旨替えしてもよいと思うくらいです。

 Img_1342c Img_1346c_20250508154401左の写真が御影堂。開祖である親鸞上人の木像が安置されています。右の写真は、如来堂。「証拠の如来」と呼ばれる阿弥陀如来立像(快慶作 国指定重要文化財)を本尊とし、教義上この堂が伽藍の本堂。室町時代中期、天台宗の延暦寺は、浄土真宗本願寺派と対立していました。延暦寺は同じ浄土真宗である高田派も同一視して敵視して来たため、真慧が比叡山に赴き、高田派は本願寺派とは全く別であることを陳述しました。さらに7日間にわたって親鸞の教えである浄土真宗の教義を講義したところ、延暦寺の僧侶等は感動し、高田派こそ真宗の教えを正しく受け継ぐ教団であると認めたのです。その証拠にと、真慧は延暦寺から第3代天台座主円仁(慈覚大師)が一刀三礼で彫り上げた阿弥陀如来立像を譲り受けました。それ以来、この阿弥陀如来立像は「証拠の如来」と呼ばれ専修寺の本尊となっています。

Img_1365c  ここには家内の父のお骨が納めてありますので、訪ねるたびに納骨堂にもお参りしてきます。今日は、平日で、境内も、納骨堂も空いており、ゆっくりとお参りしてきました。

Img_1381c_20250508154401 Img_1384c_20250508154401  専修寺を出て、東側に回り、太鼓門のところから、一御田神社へ。太鼓門は、専修寺の東入口となる門で、平屋建ての長屋門の上に三層の櫓をのせ、その最上階に大太鼓を吊っています。明治5(1872)年の暦制改正によって時刻が西洋式となるまで、ここの太鼓が町の人々に時刻を知らせていたそうです。一御田神社の創立は不詳ですが、棟礼に嘉吉元(1441)年のものがありますで、これ以前と思われます。今日は、御田植え祭(5月11日だそうです)の準備をしておられました。

Img_1391c  一御田神社から赤門跡へ回りました。ここは、一身田寺内町の北東部にあたります。江戸方面への出入り口で、朱塗りの門と橋があり、赤門と呼ばれていたのです。ここから再び、黒門跡方面に向かいます。

1746671610079c  一身田寺内町を離れる前に、土産に買ってくるようにといわれた、京林堂さんへ。ところが、開店時刻の11時を過ぎても、シャッターが閉まったまま。ここの名物であるカレー焼きが食べたかったのに、残念。どんなものかは、リンク先をご覧ください(食べログのサイトです)。今日は、土産はなし。

Img_1420c_20250508154401 Img_1435c  やむなくそのままゴールの近鉄高田本山駅を目指します。残りは1㎞あまり。伊勢鉄道の高架をくぐり、田園地帯を歩きます。しかし、それにしても、今日は好天で、絶好のハイキング日和です。

Img_1459c_20250508154401  高田本山駅には、11時50分を過ぎた頃到着。この駅も何度も利用しています。12時7分に出る名古屋行き普通に乗車。白子駅に12時22分着。ここで12時28分発の名古屋行き急行に乗り換えて、桑名駅には13時3分に到着。江戸橋方面へ非常勤講師に行っていた頃、よく利用した電車でした。白子駅で、途中下車しましたので、料金は¥360+¥590=¥950。

Screenshot_20250508132619c  今日のGoogle Fitのデータ。11.03㎞、18,322歩でした。マップ上は、7.2㎞でしたが、三重県総合博物館や、専修寺で中を歩き回ったからです。自宅から桑名駅往復は、2.5㎞もありません。

Screenshot_20250508121203c Screenshot_20250508121136c  今日のハイキングは、アプリ連動ハイキングで、チェックポイントでチェックインしますと、デジタルスタンプがもらえます(左の画像)。さらにすべてのチェックポイントをクリアすると、踏破賞が付与されます(右の画像で、もっとも左上のもの)。

 Screenshot_20250508122421c 白子駅で途中下車したと書きました。乗り換えに時間がありましたので、エキタグのデジタルスタンプをゲットしに行ってきたのです。以前は、白子駅をスタート、ゴールにする近鉄ハイキングがよく企画されていたのですが、最近はあまりなくなってしまい、ここに来る機会がありませんので、ちょっと余分な出費をすることになったのですが、せっかくだからという次第。

2025年5月 7日 (水)

今日は、ヒナ・デー……スズメ、シジュウカラのヒナに遭遇

Dsc05335c_20250507142001  よく晴れたのですが、最大風速8.0m/sと強い、北風が吹いています。最高気温は、22.1℃ですが、体感的にはやや寒いくらい。7時20分から散歩に出かけたのですが、途中で、「帰宅するように」という指令が届き、結局、住吉神社、九華公園から田町、三崎通を経て5.2㎞を歩いただけ。帰宅せざるを得なかったのは、依頼していたトイレの修理業者の方が、思ったより早く来てもらえることになったからでした。

Dsc04946c_20250507141901  Dsc05057c_20250507141901 拙宅マンションの玄関を出たところで、スズメのヒナが鳴いているのに気づきました。一昨日見たヒナと同じかも知れません(2025年5月5日:スズメのヒナが登場)。親からエサをもらうシーンは後ろ姿しか撮れませんでしたが、右の写真にあるように、並んだところもなかなかではないかと自画自賛しています。

Dsc05289c_20250507142001  冒頭の写真は、七里の渡跡ですが、ここの護岸の上に、ツバメのペアが降りてきていました。手前のツバメは燕尾が短いのでメス、奥はそれが長いのでオス。

 Dsc05379c_20250507142001 柿安コミュニティパークでは、カワラヒワ。2羽いたうちの1羽。

Dsc05549c_20250507142001  九華公園は今日も静かでしたが、奥平屋敷跡にはコゲラが来ました。写真を撮っているときには分からなかったのですが、頭部に赤い羽毛が見えますので、これはオス。

Dsc05701c_20250507142001  同じく、奥平屋敷跡にはカワラヒワ。何羽かが現れました。ほかには、ハクセキレイ1羽、スズメ、ドバト、ハシボソガラスなど。ツバメも飛び交っていました。ムクドリやヒヨドリは、今日は来ませんでした。

Dsc05910c Dsc05982c_20250507142201  さらに、朝日丸跡では、シジュウカラのヒナを見つけました。ヒナは2羽いました。2羽一緒のところも撮ったのですが、残念ながらピンぼけ。これらの写真に写っているヒナが同じ個体かどうかは、不明。

Dsc06046c_20250507142201  こちらは、シジュウカラの親。虫のようなものを捕まえていましたが、これは、ヒナに与えるエサとなるのでしょう。子育て中の親は、エサ取りに大変でしょう。ヒナの食欲はすごいですから。

Dsc05804c_20250507142001  神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣。写真の中央に巣があり、親カワウが座っています。これはずっと前からあるもの。今日は、その下に巣材をくわえてカワウが行くのが見えました。小さめの巣のようなものが見えます。こちらは、以前も巣を作りかけたものの、強風で吹き飛ばされていました。再建中のようですが、どうなるでしょう?

Dsc06169c_20250507142201  というところで、帰宅指令が出て、今日の散歩は、強制終了(苦笑)。トイレは、自動で水が流れる機能が動いたり、動かなかったりしていました。トイレのリノベーションをしてほぼ5年です。見ていただいた結果、リモコン関係は異常はなく、モーターがときどき機能不全になっているかも知れないということで、水栓を動かすモーターを交換してもらい、様子を見ることになりました。しかし、自分がしていることを強制終了されると、緊張感が残ります。講釈を垂れますと、心理学で「ツァイガルニク効果(Zeigarnik effect)」という現象があることが知られています(古くに明らかにされたことですから、現在の教科書には載っていないでしょう)。これは、「完了したことよりも、途中で中断したり、達成できなかったことの方が記憶に残る」という心理現象です。未完了のタスクに対する緊張感が残りやすく、それが達成されることで緊張が解消されるという心理学的なメカニズムに基づいているとされています。今日の散歩は、いつも以上に記憶に残るかも知れません(笑)。

2025年5月 6日 (火)

「雨読の日」も苦労するよ(苦笑)

0506amedas  みどりの日の振替休日で、ゴールデンウィークも最終日となりましたが、あいにくの雨。未明に降り始め、14時頃までは断続的に雨でした。止み間もあったのですが、レーダー画像を見ますと、次の雲が待ち構えていましたので、散歩には出ず、「雨読の日」。最高気温は、夜中に記録した18.1℃。15時現在は、15.1℃。

250506080823271c  「晴耕雨読」をもじって、「晴歩雨読」というモットーを掲げてはいますが、「雨読の日」にすることは限られます。文字通り、本を読むことはもちろん、パソコンや自筆で書き物をしたり、録りためておいたテレビ番組のビデオを見たり(ちなみに、YouTube、Netflixその他は、ほとんど見ません。キリがなくなることを恐れています)、勉強している郷土史の資料をチェックしたりなどをします。が、これらはいずれも目に負担がかかります。その上にモチベーションが持続する時間は短くなり、体力、気力も続かず、長い時間にわたって1つの作業に取り組むのは、だんだんと難しくなってきています。

250506080835697c  ちなみに、今日の午前中は、ずっと放りっぱなしにしていた過去の写真データの整理に取りかかったのですが、これもブログの過去記事に載せた写真をチェックしながら、外付けハードディスクに保存した画像データから不要なもの、不出来な写真を削除するのですが、かなり面倒で、続きません(苦笑)。今日も、10数年前のある年について、これをしていたのですが、2時間近くかかって、2ヶ月分を終えられたのみ。空いたハードディスクの容量は2GBほどで、ガックリします。外付けハードディスクは、8TBの容量を2つに分け、RAIDを組んでいます。とはいえ、RAID 1ですから、同じデータを複製して、2つのディスクに書き込む方式で、「ミラーリング」と同じです。どちらかのHDDが故障したとしても、すべてのファイルが残る信頼性の高さがメリット。しかしながら、同じデータを2台のHDDに書き込みますので、容量コストは倍になります。I/O DATAのHDS2-UTX8.0を使っています。容量は4TB×2ですが、現在、3.08TBを使用し、空き容量は565GBとなっています。昔は、写真データは何としてもぶっ飛ばしてはならないと思っていたのですが、最近は、ブログにリサイズしたものとはいえ、載せてあるから、それほど神経質にならなくてもいいかという気もし始めています。

Dsc04812c  明日は天気は回復するという予報ですから、また散歩に励みましょう。散歩をしてきますと、運動にもなりますし、写真も撮ってきますから、その整理もしなければなりません。この年になりますと、やることは自分でつくり出さないといけません。暇つぶしは、他人頼みではダメです。ヤブデマリは、寺町の常信寺で昨日、撮影。

Dsc04689c_20250506154501  やることをつくり出すといえば、5月3日から三重県総合博物館で始まった「トピック 展『伊勢路がみたい 伊勢参宮名所図屏風の世界』 」を見たいと思っています。期間が短く、5月18日までです。これに引っかけて、近鉄あみま倶楽部のハイキングコース「津・一身田寺内町」を歩くとよいかと考えています。週末には、近鉄ハイキングで「【JR東海合同企画】鵜飼と地酒を愉しむウォーキング」があります(5月10日)。鵜飼いイベントがあるというのが、魅力的。ただ、天気予報があまりよくないのが、心配。写真は、ハゴロモジャスミンのようですが、昨日、京町で撮りました。

2025年5月 5日 (月)

スズメのヒナが登場

Dsc04272c_20250505130801 Dsc04268c_20250505130801  こどもの日にして、立夏だそうです。若葉が茂り、日差しも眩しく、風薫る季節。今日もよく晴れ、気温も23℃まで上がっています。いつもの散歩コースを歩くのは久しぶりですので、異常がないかパトロールしてきました(笑)。7時25分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、寺町と6.1㎞を歩いてきました。左の写真は七里の渡跡、右は蟠龍櫓。どこも異常はありませんでしたし、鳥もあまりいませんでした(苦笑)。

Dsc04186c_20250505130801  散歩に出てすぐ、諸戸氏庭園の前の桜並木にスズメのヒナが出て来ていました。ヒナはこの1羽だけ。親スズメにつれられていました。

Dsc04242c_20250505130801  住吉水門のところには、オオバンが3羽。かつては東北・北海道では夏鳥で、関東から西では冬鳥でした。今でも冬になると暖地では数が増え、夏には冷涼地の数が増える傾向にありますが、かつてよりも留鳥化の傾向が高くなっているそうです(こちら)。

Dsc04327c  九華公園でも野鳥はあまりいませんでした。散歩&鳥見友達のYさんも、「mamekichiさんがいない間も、鳥はいませんでしたよ」ということでした。まあまあ見たのは、スズメ。しかし、九華公園では、ヒナはまだつれてはいませんでした。このスズメは、奥平屋敷跡にて。

Dsc04286c_20250505130801 Dsc04407c_20250505130801  カワラヒワも比較的よく見られました。左の写真のものは九華公園の入口で、右は、奥平屋敷跡にて。右の写真では、手前がオス、奥がメスであろうと思います。ほかに奥平屋敷跡では、ヒタキの仲間と思われる小型野鳥を見つけたのですが、すぐに見失い、種類も分かりませんでしたし、写真も撮れませんでした。色はくすんだ感じ。明日以降も探します。

Dsc04452c_20250505130801  ほかには、本丸跡でハクセキレイのオス。

Dsc04574c  さらに驚いたのは、キンクロハジロがまだ1羽、滞在していたことです。こちらのメス1羽のみが二の丸堀の東側エリアにいました。Yさんによれば、連休に入って、いったんはいなくなったのが、昨日から再登場したそうです。

Dsc04520c  鎮国守国神社の境内には、たくさんの金魚風鈴が下げられていました。たぶん5月2、3日の金魚まつりにあわせて奉納されたものでしょう。

Dsc04320c_20250505130801 Dsc04442c  ツツジは、咲き方にやはりムラがあります。早くに咲き始めたものは、花がすでに傷んできています。一方で、まだこれからというところもあります。写真はいつも、よく咲いたところを撮っています。

Dsc04633c_20250505130801  ほかの公園では、スズメくらいしかいません。内堀南公園を出たところで、ハクセキレイ。肉眼では何かくわえているのは分かったのですが、何かまでは判別できませんでした。トンボのようでした。

Dsc04733c_20250505130701  最後に、ツバメの巣も巡回しましたが、今のところ、親が巣に就いているのは、京町にある商店の巣だけ。田町にある商店が解体された影響は、大です。散歩コースの周辺をもう少し探した方がよいかも知れません。

Dsc04790c_20250505130701 Dsc04824c  寺町では、常信寺にも立ち寄ってきました。ヤマボウシは、やっと咲いてきていましたし、ボタンも咲いていました。ボタンといえば、このあたりでは長島にある水辺のやすらぎパークが有名ですが(2021年4月24日:20210422勝手に近鉄名古屋線ハイキング「長島漫歩」(その2)……稲荷阿岐波神社、道標、長島水辺のやすらぎパークから花市場に立ち寄り、そのまま歩いて伊勢大橋を渡り「完」)、ゴールデンウィークでは大賑わいでしょう。水辺のやすらぎパークには、シャクヤクもあったはずで、これも見てみたいものです。

Dsc04426c_20250505130801 Dsc04667c_20250505130701  ところで、冒頭に書きましたように、こどもの日ですが、散歩コースでは鯉のぼりは見ませんでした。我が家の子どもたちが小さかった頃には、マンション内で、いち早く鯉のぼりを掲げるのを生きがいにしていたのですが、今はそういうこともなくなったのでしょう。また、祝日ですが、国旗が出されていたお宅は、散歩コースでは2軒のみでした。最近の住宅には、国旗を掲げられるような設備はついていないのでしょう。子どもの頃は、祝日を「旗日」と呼んでいましたが、寂しといえば寂しい感じもします。リンク先には、「旗日は昭和の原風景」というようなことが書かれていました。

250505113258339c 250505113307435c  オマケ。ベランダ園芸のその後。サギソウ(左の写真)も、アサガオ(右の写真)も、いずれも、今のところは順調のように見えます。

2025年5月 4日 (日)

キジを見ました

Dsc04022c_20250504143701  朝7時頃に少しだけ雨が降りましたが、その後は薄曇り。昼前からはよく晴れてきました。最高気温は、23.5℃。早朝5時半頃、裏庭に面した入り口を開けたら、シカが5頭ほどいてびっくりしました。シカといえば、昨年9月に実家に1週間ほど滞在したときにも、何度か裏庭に来ていました(2024年9月9日:鹿さんが来ました)。7時15分から散歩へ。例によって、町内一周。6.3㎞。ただし、この間とは少し違うルート。

Dsc03291c_20250504143601  今日は、なんといってもこれから。オスのキジに遭遇したのです。市役所の出張所の建物でコシアカツバメを見ていたら、近くでキジの鳴く声が何度か聞こえ、探したところ、水田の畦を歩いているのを見つけました。キジも移動しますので、私もあちこちウロウロしながらようやく撮れたのがこのショット。害獣除けの電気柵の陰になってしまいました。ちなみに、この近所の方に伺ったら、そのお宅の前をキジが歩いているのをよくご覧になるそうです。

Dsc02944c_20250504143501 Dsc02972c_20250504143501  さて、散歩してきた順に。今日は、あまり鳥を見られませんでした。ウグイスはあちこちで鳴いていますが、姿はやはりほとんど見ません。実家から西へ1㎞ほどのところにある橋の下で、ようやくカルガモ2羽。

Dsc03026c  幼稚園の手前でモズのメス。

Dsc03334c_20250504143601  市役所の出張所では、先日と同じく、コシアカツバメ。6羽が来ています。例年、もっとたくさんいます。今日も、近くの水田から泥をくわえてきて、巣の新築や、リフォームに勤しんでいます。

Dsc03060c Dsc03349c  こちらは、5月1日の記事(2025年5月 1日:コシアカツバメを見てきました)に載せた新築物件のその後の様子。右の写真では、コシアカツバメが泥をくわえてきているのがよく分かります。

Dsc03430c_20250504143601  これは、リフォームしている巣。入り口の部分がもう少し長くなると思います。上の新築物件も、いずれこのような形になるはずですが、かなり時間がかかるでしょう。

Dsc03477c_20250504143601  そのリフォーム物件では、このようにコシアカツバメが作業をしています。

Dsc03509c Dsc03537c_20250504143701  じっと見ていたら、私の視線を感じたのか、こちらを見ていました。右の写真は、巣から飛び出してくる直前のもの。

Dsc03603c_20250504143701 Dsc03093c_20250504143601  出張所の建物の近くには、イソヒヨドリのオスもやってきましたし、トビが飛ぶのも見えましたが、いずれも写真はイマイチで、証拠写真。

Dsc03897c_20250504143701 Dsc03906c_20250504143701  郵便局のお隣には、温泉水を利用したある商品の製造販売所があります。ここには、ツバメの巣が4つもありました。すでに巣に就いていると思われるツバメもいます。この後、カワラヒワなどもあちこちで見たのですが、バードウォッチングは以上。キジが見られたので、まあ良しとしましょう。

Dsc04000c_20250504143701  菩提寺にこういう白い花が咲いていました。Googleレンズで検索すると、ヒメウツギと出てきます。

Dsc02928c_20250504143501  田舎暮らしも満喫しましたので、今晩あたり、桑名に戻ろうかと思っています。生活には便利なのですが、それなりに町中ですから、賑やかで、緊急車両もよく走り、せわしない感じの暮らしに戻るのは、ちょっとねぇというところです。

2025年5月 3日 (土)

津の町をぶらり

250503101451750c 250503101550834c  昨日とは打って変わって、好天に恵まれました。よく晴れて、津の最高気温は24.3℃。実家暮らしも4日目で、いささか退屈してきたこともあって、津の町へ出てブラブラしてきました。三交バスで岩田橋まで。去年9月以来の津松菱にやってきました(2024年9月9日:「松菱古本市」へ)。あのときも実家で1週間ほど暮らしており、古本市を見に来たのでした。

250503102255497c 250503104142588c  今日は、娘が津松菱には一度も行ったことがないというので、同行。津松菱の店内を地下1階から7階まで探検。津松菱は、津市で唯一の百貨店。今年が創業70年だそうですから、私と同年齢(笑)。それ故、何となく親しみがあります。津松菱で私にとってもっとも印象的なのは、6階に茶室「松南軒」があること。去年9月9日の記事にも書きましたが、創業家が京都から移築したものだそうで、本格的な茶室です。さらに、今日は親子連れ、孫連れで大賑わいしていたのが、「ふれあいどうぶつ大集合&カブトムシ展」でした。開店から間もない時刻に津松菱に入ったのですが、この展覧会に入場するのに大行列が出来ていました。

250503112324748c 250503114125330c  店内を探検し終えてから、私が是非行ってみたかったこちらへ。期間限定で出店されている「銚寿庵」です。銚子電鉄がプロデュースしています。けっこう人気のあるお店で、11時半近くからは、次々とお客さんが入っていました。

250503112916299c  私はこちらをチョイス。ざる蕎麦にミニ天丼がついたセット。¥1,780。店内で、あのぬれ煎餅や、まずい棒などを売っていることもあると口コミサイトにあったのですが、今日はあいにく見当たらず。

250503120304170c  昼食を済ませ、1階にあるデザートカフェ「シューライル」で、コーヒータイム。アイスコーヒーが、¥500。例によって、ドンクのミニワンでミニクロワッサンを買って、次の目的地へ。

250503121713133c  途中、フェニックス通りを横断します。津市なぎさまちから津市中央を結んでいますが、写真のように、中央分離帯にフェニックスが植えられていますので、このように呼ばれています。

250503122121928c 250503145717952c  目的地は、こちら。蜂蜜まん本舗。ここで製造販売されているはちみつまんじゅうを買うため。津の名物饅頭で、焼き立てをいただくと、皮はパリッとしていて、中のこしあんはアツアツで、ほんのり蜂蜜の風味が広がります。地元で愛され、1個70円というのがうれしい。津のソウルフードです。

250503123236011c 250503123021506c  さらに、津観音にもお参りしてきました。私自身は、近鉄ハイキングや、「歩いて伊勢参りツアー」などで何度か来たことがあります。

250503123335089c 250503123409074c  今日訪ねたのは、桐の花を見たいと思ったからです。7年前、「勝手にハイキング」で来たときに見て以来(2018年5月1日:20180423勝手に近鉄ハイキング「名古屋線・津新町駅から松菱、お城公園など」(その2)……乱歩の墓のある浄明院、阿漕平治に関わる上宮寺、西来寺、大門商店街から津観音)。この7年前に初めて桐の花を見たのでした。という次第で、半日、津の町ぶらりを楽しんできました。

2025年5月 2日 (金)

よく降りました

250502110738678c  雨は昨晩22時過ぎから降り始め、よく降っています。Screenshot_20250502111026c冒頭の写真は、今日11時過ぎの裏庭の様子。カーポートからかなり雨のしずくが垂れています。その頃のレーダー画像が右のもの。三重県あたりは、緑色や赤色で表示される、かなり強い雨が降っているとされています。これでは、とても外に出られませんので、今日は蟄居生活。家事をした以外は、「雨読の日」です。こちらに持ってきた『久波奈名所図会』の読み下しを読み直したり、時代小説を読んだりして過ごしています。ここには、もうテレビがありませんので、テレビで時間をつぶすことはありません。最近は、パソコンでTVerを使えば、見逃した番組が見られますから、まぁ、それで十分。

Tsuamedas0502c  13時40分現在のアメダスのデータ。24時間雨量が、74.5mmに達しています。ここにある雨雲レーダーを見ますと、じきに雨は止みそうですし、西の空は明るくなってきています。実際、これを書いている14時過ぎには、雨は上がり、ウグイスが鳴き始めました。これから散歩に行くのは、ちょっとおっくうな気がしていますが、まぁ、いいか(笑)。という次第で、今日は蟄居&雨読生活。明日は出かけようかと思案中。

250430170823400c  あまりにも素っ気ないので、オマケを1つ。さて、これはいったい何でしょう? 椎茸の原木です。愚息が裏山から伐採した木を用い、穴を開け、椎茸の菌を打ってあります。そのうち、椎茸が生えてくるはず、です。

 さらなる追記。250502165106727c雨が上がって、よく晴れてきました。気持ちの良い景色が広がっています。夕方、イソヒヨドリのオスや、ホオジロのオスが近くにやってきましたし、シジュウカラや、ウグイス、コゲラなどの鳴き声が聞こえてきていました。

2025年5月 1日 (木)

コシアカツバメを見てきました

Dsc01781c_20250501145201  曇りです。雨は夜中からという予報。津のアメダスでは、最高気温は20.3℃となっていますが、津のアメダスは海沿いにありますから、今いるあたりとは条件が違います。今朝も7時15分から散歩へ。実家のある町内を一周して、6.5㎞。2時間ほどの散歩。冒頭の写真は、近所に咲いていた桜。Googleレンズで検索すると、カンザンと出てきます。

Dsc02247c_20250501145301  今日の散歩のメインの目的は、コシアカツバメ。例年、市役所の出張所の建物に営巣しています。今年もそろそろ来ているだろうと思って見に行ったという次第。

Dsc02305c_20250501145301  こちらは、去年までの巣を直している途中。まさに脇目も振らずにリフォーム仕事に勤しんでいました。

Dsc02329c_20250501145301 Dsc02379c  新築中のコシアカツバメもいます。お椀型の、割と大きな巣を作ります。上のリンク先に巣の写真があります。

Dsc01708c  さて、初めに戻って。出かけてすぐにホオジロのオス。昨日からホオジロのオスをよく見ましたので、同じ個体かと思います。

Dsc01799c Dsc01896c  少しいったところでもホオジロのオス。同じあたりには、コゲラが2羽。ホオジロも、コゲラもよく動きます。

Dsc01996c_20250501145301  川にかかる橋のところには、ダイサギ。遠くから気づけましたので、逃げられる前に撮影できました。数年前には、このあたりでオシドリのペアを見たことがあります(2018年5月5日:オシドリ発見、歴史散歩と高田本山専修寺へも……家内の実家へ(5/4、5))。

Dsc02037c_20250501145301  神社を過ぎたところで、イソヒヨドリのさえずりが聞こえてきました。探したら、ちょっと離れた電柱の上にいました。実家につくった、ツバメ用の巣をかける場所に何度か見に来ていたのですが、このところ来ていません。

Dsc02462c_20250501145301 Dsc02552c_20250501145301  お寺の近くのお宅の屋根にセグロセキレイ。このお宅の屋根には、セグロセキレイがよくいます。お寺に立ち寄って、墓参りを済ませたら、本堂の屋根にイソヒヨドリのオス。海からは離れていますが、このあたりではイソヒヨドリをよく見ます。

 Dsc02709c Dsc02696c お寺から川の方へ回ったところ、水田にアオサギさん。ぐるっと反対側に回ったところ、田んぼで何かを捕まえたようでした。よく見たら、大きめのカエルのようです。右の写真がそれです。苦手な方は、スルーなさってください。

 Dsc02823c_20250501145401 実家あたりは、山間にあり、あちこちにこの写真のように、野生の藤が咲いています。「野趣あふれる」という感じです。昼前、裏庭にいたら、子連れのニホンザルもやってきました。放っておくと図に乗って、畑の作物を盗っていきますので、追い払いました。故に写真はありません。

Dsc02651c Dsc02812c_20250501145401  午後からは、愚息の旧車に乗せてもらい、ドライブ。今時のクルマとはまったく違い、まさに走っているぞ!!という感じで、「あ~、面白かった」(笑)。散歩途中で、義理の両親の知人に出会い、「庭にフジバカマが植えてあり、アサギマダラも来るから、また見においで」といってもらいました。という次第で、良きゴールデンウィークを過ごしています。左の写真はアヤメ、右はアザミ。

 明日は、昼くらいまでは雨のようです。Dsc02387c_20250501145301午前中は「雨読の日」でしょう。「久波奈名所図会」の読み下したものを持ってきていますから、それでもチェックしましょう。午後、晴れてきたら、散歩に出ることにします。

« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »

2025年6月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

マイブックス

  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)