お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年4月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年4月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2025年4月

2025年4月30日 (水)

夏日直前

Dsc01503c  夏日直前の24.6℃まで気温が上がりました。風もありませんので、暑いくらいです。今朝は、7時15分から散歩へ。都合で、住吉神社、九華公園、京町、寺町と4.6㎞、1時間あまりを歩いてきました。冒頭の写真は、九華公園の外周遊歩道の南にて。このあたり、ツツジは満開です。

Dsc01167c_20250430160101 Dsc01234c_20250430160101  鳥は少ないのですが、住吉神社の前でカワラヒワが3羽。写真が撮れたのは、成鳥です。ヒナをつれていたかどうかは、不明。三の丸水門のところでは、ヒバリ。これは、メス。オスは、上空でさえずっているのが聞こえましたが、姿は見えませんでした。

Dsc01319c  九華公園到着は、7時半過ぎ。相変わらず静かです。管理事務所の近くで、昨日も見たコゲラ。「昨日も見た」と書きましたが、昨日の個体と同じく、動きが素早いのです。カメラで追い切れないくらい。それ故、証拠写真もいいところ。二の丸跡では、アカハラを見たものの、すぐに見失い、写真は撮れずじまい。ほかには、ムクドリ、スズメ、ハシボソガラスなど。

Dsc01393c_20250430160101  こちらは、神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣その1。結局、この近くで3個の巣がありました。この巣がもっとも観察しやすい位置にあります。ほかの2つは、下から見上げるような位置からしか見えないのです。

 Dsc01493c_20250430160201 Dsc01470c_20250430160201 カモ、今日はとうとうキンクロハジロの1ペアのみとなりました。また、二の丸堀には、カルガモも来ていました。奥平屋敷跡から見たときには、2羽いたのですが、その後、1羽しかいなくなっていました。

Dsc01565c_20250430160201  京町あたりでは、ツバメの巣を巡回。商店にある巣では、今日もツバメが巣に就いていました。ときどきいないことがありますが、餌でも採りに行っているのでしょう。散歩&鳥見友達のYさんも、ここでツバメを確認しておられます。ここは繁殖が期待できそうです。

Dsc01652c_20250430160201  京町公園でスズメ。ここはどなたかが餌をまくことがあるようで、スズメ、ドバトなどがよくやってきます。

Dsc01672c  寺町近くのお宅で、黄色い花が咲いていました。ここのお宅では、いろいろの植物を育てておられます。検索して、ネットの図鑑で見ると、エニシダのようですが、確信はありません。

250430122945285c 250430130432861c  ところで、昼前に出発して、こういうところに来ております。すでに田植えも済んでいますから、夜になるとカエルの大合唱が聞こえてきそうです(苦笑)。裏山には野生の藤が咲いています。そうです、家内の実家に来ています。私自身は、月曜までここで過ごすつもり。いつもゆっくりしていますが、ここは桑名より時間の流れがゆったりしていますし、なんといっても静かなのが気に入っています。騒音、雑音のたぐいがあまり聞こえないのです。

2025年4月29日 (火)

カワラヒワのヒナが登場

Dsc00423c  朝のうちは曇った時間もありましたが、おおむね晴れています。しかし、今日もまた強風。最大風速は、8.0m/s。散歩の途中、すごい風に煽られそうになったくらいでした。その散歩へは、7時25分から。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町、南魚町、田町、三崎通と6.4㎞。冒頭の写真は、散歩に出たときの北の空。冬みたいでした。

Dsc00999c_20250429134601  今日はこちらから。カワラヒワのヒナです。待ちに待ったという感じで、やっと登場してくれました。九華公園の本丸跡で、ヒナらしき鳴き声が聞こえ、探したところ2羽がいました。写真を撮ったときには、親は近くにはいませんでした。

Dsc00621c_20250429134601 Dsc00616c_20250429134601  強風もあってか、昨日以上に(以下にか?)鳥はいません。自宅を出てから、最初に鳥を目にしたのは、柿安コミュニティパーク。ドバトとムクドリがおり、ツバメも飛んでいました。距離にして1㎞ほどの間は、鳥を見なかったのです。九華公園も静かで、保険をかける意味で猫の写真を撮ったくらい(笑)。九華公園でもっとも多かったのは、ドバト。今日は付いて回られはしませんでした。昨日で、私からはエサはもらえないと学習したとしたら、賢いのですが……。ほかにはスズメ、ムクドリ、カラスなど。

Dsc00717c_20250429134601  そうそう、奥平屋敷跡には、コゲラも来ました。ところが、これがよく動くのです。大きくも移動しますし、木の幹や枝でもあちこちよく動いたのです。

Dsc00805c_20250429134601 Dsc00873c_20250429134601  ほかに鳥がいませんから、カラスも撮影。Oさんがパンの耳を蒔くと、今日も2羽がやって来て、交替しながら、嘴いっぱいに加え、よそへ飛んでいきます。どこかに隠しているのだと思います。少し経つと、またやって来ます。

Dsc00547c Dsc00533c_20250429134601  カモは、いよいよ、キンクロハジロのオスが2羽、メスが1羽になりました。ずっとここにいる3羽だと思います。ほかの公園では、ムクドリやスズメを見たくらいで、今日のバードウォッチングは、以上。

Dsc01061c  内堀南公園では、地元の次回の皆さんが金魚みこしの準備をしておられました。5月2、3日に鎮国守国神社で金魚まつりが行われますから、そのため。金魚まつりは、7年前に見たきりです(2018年5月3日:長島町内プチ遠征と、金魚まつり……楽翁公百年祭記念宝物館一般公開も見てきました)。リンク先の記事にもありますように、金魚まつりにあわせて楽翁公百年祭記念宝物館も一般公開されるはず。楽翁公というのは、あの松平定信のこと。

Dsc01028c_20250429134601 Dsc01080c_20250429134601  強風のため、花の撮影にも適しませんでした。左の写真は、ワンパターンの極致(笑)。右の写真も、前に1回載せたことがありますが、内堀公園の藤棚にて。

2025年4月28日 (月)

京町のお店でツバメが巣に就き始めました

Dsc00109c_20250428132901  曇りのち雨という予報の通り、13時頃から小雨になっています。気温は、20.9℃とあまり上がっていません。今日は、7時20分からいつものコースへ散歩に。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と5.8㎞。冒頭の写真は、九華公園。朝日丸跡から見た、吉之丸堀にかかる橋。

Dsc00326c_20250428132601  今日は、まずは、こちらから。ツバメが巣に就いています。場所は、京町の商店にある巣。ここには、毎年ツバメがやって来ます。私が、ここ数年チェックしているツバメの巣は、7ヶ所ほどあります。しかし、1ヶ所は去年ツバメが入らないよう網が張られました。もう1ヶ所は、今年、建物そのものが解体されてしまいました。ツバメたちにとっても住みにくくなっていますが、このお店は、貴重な存在です。

Dsc00095c_20250428132601 Dsc00075c_20250428132601  さて、散歩の初めから。結論を書けば、野鳥は今日も相変わらず、いません。住吉水門のところの揖斐川にはオオバンが2羽。七里の渡跡にもオオバンが1羽いましたが、九華公園に行く途中、ほとんど野鳥は見かけません。九華公園に着いても、同様。奥平屋敷跡を歩いていたら、ドバトが7~8羽、付いてきます。どうやら散歩友達のOさんからエサをもらうのを覚えたようで、エサがもらえると思ったようです。スズメもあまりたくさんはいません。散歩&鳥見友達のYさんは、朝日丸跡でアカハラを見たそうです。ほかには、カワラヒワ、コゲラの鳴き声をわずかに聞きましたが、姿は見えず。

Dsc00177c_20250428132601 Dsc00170c_20250428134201  カモは、キンクロハジロがまだ6羽もいました。例年であれば、ゴールデンウィークが始まる頃には姿を消しています。ツツジとのコラボが撮れないかと試したものが、これらの写真。

 Dsc00249c_20250428134301 貝塚公園でも、ムクドリやスズメがいたほか、カワラヒワの鳴き声を聞いたくらい。センダイムシクイ、キビタキなど夏の鳥が来ないかと期待しているのですが、今年はサッパリ。

 Dsc09912c_20250428132801 九華公園のツツジは、あちこちでかなり咲いてきましたが、それでも咲き具合には場所によってかなりムラがあります。5月1日からは、つつじまつりが開かれますが、その頃にはどうなっているでしょう。

Dsc00103c_20250428132601 Dsc00141c_20250428132601  モミジには、翼果が増えてきました。秋になると、風に乗って飛散します。鎮国守国神社の境内にある梅の木では、実が少し色づいてきたものが見られました。

Img_0988c  ところで、写真があまり撮れなかったということもありますが、ベランダ園芸を再開しましたので、その話題を。アサガオの種を4月22日に蒔きましたが、今日の発芽状況は、この写真の通りです。去年は2鉢を作ったのですが、なぜかは分かりませんが、花は一切咲きませんでした。今年は、1鉢でやっています。

Img_1005c_20250428132601  サギソウです。10年前に知人から分けてもらって、サギソウを育てるようになっていましたが、その子孫は4年前の夏に途絶えてしまいました。3年前にネット通販で5鉢を買い、育てていたのですが、昨年の夏は花が咲かずに、失敗。という次第で、今年はまた、ネット通販で5鉢を購入したのです。1鉢に1本、サギソウが植えられたものが届き、昨日、鉢に植え替えました。5鉢セットで、¥2,450(送料は別途¥850)。

Img_1011c_20250428132501  もう1つ。メダカです。メダカも、10年前に、サギソウをいただいた知人からもらったものをずっと育てていたのですが、去年の夏、ごく短期間に皆昇天してしまいました。猛暑のためか、水がよくなかったのかとあれこれ考えましたが、よく分かりません。近交退化という現象が起きたのかも知れないと考えたのですが、その直後、同級生K氏からもらったものも短期間で同様の結末となりましたから、違う要因による可能性が高いのでしょう。よく分かりませんでしたので、しばらく控えていたのですが、春になったので、もう一度チャレンジしようと、4月10日に某ホームセンターで黒メダカ10匹をゲット(¥600)。現在、8匹がいます。

Img_1018c_20250428132501  オマケ。今日は、4月28日で、近所の寺町商店街で三八市が開かれています。ここに最近、大垣の玉子屋別館玉辰楼が出店し、弁当や総菜を売っています。家内に今日も玉辰楼さんが来るといっておいたら、筍ご飯の弁当を買ってきてくれました。今日の昼ご飯は、これ。さすがに元は卵屋さん。卵焼きのおいしいこと。

2025年4月27日 (日)

今年もコアジサシはやって来たか?

Dsc07267c_20250427140501 Dsc07443c_20250427140501  朝は10℃を下回りましたが、日中は23.0℃となり、風もさほどありません。今日は、ほぼ2週間ぶりに長良川河口堰、長島町、上之輪新田を、まさにパトロールしてきました。7時15分過ぎにクルマで出て、一回り。歩いたのは、3.0㎞ほど。昨日たくさん歩いたから、というわけではありません。冒頭の2枚の写真は、長良川河口堰。右はその上流方向。伊勢大橋や、多度山が見えています。

Dsc08068c_20250427140501 Dsc07966c_20250427140501  まず、今日出かけた最大の目的は、こちら。そろそろやって来ているだろうと思って、確認に行ったのです。夏鳥としてやって来るコアジサシです。全長28cm。翼開長53cm。背は低く、体が細い鳥。上空から一気にダイビングして、小魚を捕ります。かなり以前は、比較的近いところに大規模なコロニーを営める空き地があり、たくさん来たのですが、最近、このあたりではそういう営巣地はなくなり、飛来する数も限られています。今日は、19羽を確認しました。

Dsc08619c_20250427140501  飛翔シーンにもチャレンジしたものの、いかにも遠い。一応、コアジサシだと見えるくらいの写真しか撮れませんでした。

 Dsc07253c_20250427140601 さて、話を戻して、長良川河口堰付近、今日は、上空をサギの仲間がたくさん飛んでいました。写真はコサギです。コサギがもっとも多かったのですが、アオサギ、ダイサギも割とよく見られました。

Dsc07386c_20250427140501  管理橋を渡る途中、キンクロハジロを発見。もうすべて帰ってしまったかと思ったら、オスが2羽にメスが1羽、残っていました。

Dsc07292c_20250427140501  Dsc07282c_20250427140501長良川左岸の上流側魚道には、コサギが5羽集まっていました。まだ婚姻色を呈しているものもいれば、いないものもいます。下流側では、管理橋からは遠いところにコサギが20羽以上、ダイサギも数羽がいました。

Dsc07517c_20250427140501 Dsc07518c_20250427140501  右岸の方でも、魚道の回りにたくさんのサギ。左の写真には、コサギ(ずっと向こうを向いていました)とダイサギ、右の写真は、アオサギ。

Dsc07713c_20250427140501 Dsc07866c_20250427140301  親水広場に降りていく坂道では、アオサギと、ホオジロのオス。親水広場の近くの長良川には、キンクロハジロが3羽と、オオバンが1羽。広場には無数のヒヨドリ。オオヨシキリの鳴き声を聞いたのですが、1回だけ。姿はなし、でした。

Dsc08788c_20250427140501  管理橋を渡って、左岸に戻ってきたら、魚道の下流側にコサギ。今日は、残念ながら、獲物をゲットするシーンは見られませんでした。

Dsc07364c_20250427140501  前回来たときに、魚道観察室の上に案山子が置かれているのに気づきましたが(2025年4月12日:長良川河口堰、長島町そして上之輪新田へ……念願のミジュマルライナーの写真も撮れました)、今日は、もう一体を見つけました。最初に気づいたときには、ギョッとしてしまいました。本当に人がいるように見えたのです。

Dsc08868c_20250427140301 Dsc08955c_20250427140301  続いて、長島町内を何ヶ所か巡回。某所その1では、ケリ2羽、コチドリ2羽、ヒバリ4羽。まずは、ケリ。最初、右の写真の個体が地面に座っていて、これはと思ったのですが、営巣していたのではありませんでした。

Dsc08902c Dsc09240c_20250427140301  こちらはコチドリ。コチドリも片方が、地面に座っていたのですが、巣は影も形もなしで、ガッカリ。

Dsc09340c_20250427140301 Dsc09408c_20250427140301  ヒバリ。左の写真がオス、右がメス。4羽で、2ペアと見えました。どちらも、オスが揚げ雲雀をして、縄張りを宣言。2組がいたところは、100m以上離れていました。このあと、某所その2では、コチドリが1羽いたのですが、すぐに飛び去りました。某所その3では、ケリが1羽いたのみ。

Dsc09665c_20250427140301 Dsc09788c_20250427140301  3ヶ所目、上之輪新田。今日は、農家の方が代かきや、草刈りなど作業をしておられました。ここに来ると、電車が撮りたくなります。今日もここにいた間に近鉄特急ひのとりがやってきました。

Dsc09680c_20250427142801  カラスがとてもたくさんいましたが、ケリの姿は1回見たのみ。ほかには、スズメやツバメ、ヒバリが少しいたのみでした。ケリの繁殖はどうでしょう? 前回来たときには、それなりの数のケリがいましたが……。

Dsc09581c_20250427140301  上之輪新田でのオマケ。前回来たとき、ミジュマルライナーの写真が撮れたのですが、その時の記事に「ポムポムプリンがラッピングされた『三十三銀行ラッピングトレイン』も狙っています」と書きました。今日、ここに着いたとき、まさにそのポムポムプリン電車が走っていたのです。急いで撮ったのですが、さすがにうまくは行かず(苦笑)。要再チャレンジ。

Dsc09834c_20250427140301  ゴールデンウィークが始まりましたが、いつもと変わりません。今週は特にアポはありませんし……。家内の実家にでも行こうかと思っているくらい。そのとき、できれば三重県総合博物館で開催されている「トピック展『伊勢路がみたい 伊勢参宮名所図屏風の世界』」を見てきたいところ。

2025年4月26日 (土)

20250426近鉄ハイキング「【JR東海合同企画】海山道神社から東海道へいつもと違うコースを歩く」へ(一回完結)

20250426kintetsuhikingshiohamamap  今日も4~5m/sの風が吹いていたものの、天気は良く、気温も23.4℃まで上がり、ハイキング日和です。予定通りに、近鉄ハイキング「【JR東海合同企画】海山道神社から東海道へいつもと違うコースを歩く」に行ってきました。JRさわやかウォーキングとの共同企画。ファミリー向きとなっていますが、コースマップ上は、7.6㎞あります。

Img_0604c  受付は、近鉄名古屋線塩浜駅で8時半から12時。急いで行く必要はありませんから、桑名駅を8時10分に出る、近鉄津新町行き普通電車に乗車。塩浜駅には8時45分に到着。¥430。コースマップを受け取り、8時50分を過ぎた頃スタート。

250426siohama0  こちらが実際に歩いてきたルートマップ。塩浜駅東口から近鉄名古屋線沿いに北に進み、塩浜一六三八市場、海山道神社を経て、鹿化川の手前で左折、西に向かいます。中央緑地公園を経てさらに西に。日永1丁目に入って、四日市あすなろう鉄道線の東で右折。ここからはしばらく旧東海道を歩き、この味本舗へ。いったん国道1号線に出て、その後、再び、旧東海道に入ります。諏訪神社までのスワマエ商店街は、旧東海道にあります。諏訪神社から東へ。太白永餅の金城軒に立ち寄って、JR関西線四日市駅がゴール。今回も、記事は一回完結。

Img_0618c  まずは、塩浜一六三八市場。近鉄名古屋線の海山道駅と、塩浜駅の間の線路沿いにありますので、以前からこの存在は知ってはいました。しかし、もちろんここに来る機会はありませんでした。こちらに四日市の定期市のリストがありますが、その名の通り、1、3、6、8のつく日に市が立ちます。昭和31(1956)年に開設されたという、私とほぼ同年齢の市場。そのせいか、昔懐かしさが感じられました。

Img_0631c_20250426142901  Img_0622c_20250426142901せっかくの機会ですから、内部を一通り見てきました。履物屋さん、陶器屋さん、八百屋さん、和菓子屋さんなどいろいろの店が出ていました。規模はさほど大きくはありません。一見すると、倉庫のように見える、昭和の雰囲気が漂う建屋内で市が開かれてます。雨等の悪天候でも気にせず買い物が楽しめそうです。和菓子屋さんのみたらし団子が気になりましたが、パス。

Img_0638c Img_0646c_20250426142901  続いて、海山道神社。近鉄ハイキング初心者の頃に訪ねたことがあります(2018年3月23日:近鉄ハイキング「港町、四日市を散策 みやまどさんから四日市臨港をたずねて」へ……海山道稲荷を訪ねる)。本来は、洲崎濱宮神明神社(すざきはまみやしんめいじんじゃ)が本社で、海山道神社はその境内社でしたが、今は、海山道神社の方が大きくて有名になっています。詳しいことは、リンク先の記事をお読みください。

 さらに近鉄の線路沿いを進みます。Img_0662c_20250426142901こんなところもあって、いろいろの電車が通り、電車が嫌いではない私には、ちょっとした楽しみでした。

Img_0753c_20250426142901 Img_0720c  スタートから3㎞ほどで中央緑地公園に到着。結婚当初、しばらく四日市に住んでいましたが、その頃、何度か来たことがあります。現在は、体育館やフットボール場、ランニングコースなどのスポーツ施設がある緑地公園です。東京五輪2020に出場した選手が利用することもあるそうです。カフェやレストラン、遊具、広場などもありますから、誰でもが楽しめるでしょう。

Img_0778c Img_0795c_20250426142901  スタートから4㎞半ほどのところで、旧東海道に入ります。旧東海道は、すでに何度も歩きましたが、これまでは、下る方向でした。今日は、上っていきますので、この方向に歩くのは初めて。ちょっと新鮮でした。ルートマップでお分かりのように、四日市あすなろう鉄道線と平行していますので、あのナローゲージの電車が懸命に走っていくのが見えるところが何ヶ所もあります。この路線は、かつては近鉄内部線・八王子線でした。

Img_0783c_20250426142901 1745629432500c  旧東海道に入ってすぐ、西側に大宮神明社。4年前の「歩いて伊勢詣りツアー」のときに立ち寄っていますので(2021年5月23日:20210522「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第4回「四日市~日永の追分」(その1)……近鉄四日市駅をスタート、崇顕寺(丹羽文雄の生家)、東漸寺、大宮神明社へ)、今日はパス。ご祭神は、天照大神。由緒は不詳ですが、社伝によれば第11代・垂仁天皇の御代、皇大神宮が伊勢にお遷りになる時に岡山の丘陵地(現在、四日市南高校があるところ)に一時お留りになり、そこに神宮の神領地として皇大神宮を勧請したのが始まりとされています。詳しくは、リンク先の記事にあります。ちなみに、四日市市内の旧東海道には、右の写真のような幟旗が、各所に掲げられています。桑名も見習うとよいと思います。

Img_0808c  この味本舗です。うまみ調味料である「この味」という製品を製造販売しておられます。独自の製法により作られた“手作り限定生産品”で、かつお、昆布、椎茸の「うまみ成分」と「塩」で作られており、ジャンルを問わず、醤油や塩を使った料理なら、何にでも使えるそうです。料理の味が引き立つということですが、「買わなくてよい」といわれておりましたので、パス。

Img_0840c_20250426143001  このあと、いったん国道1号線の方を回り、諏訪栄町交差点から再び、旧東海道に向かいます。写真は、諏訪栄町交差点から近鉄百貨店四日市店、近鉄四日市駅方面を見たもの。

Img_0844c Img_0849c_20250426143001  初めの方にも書きましたが、このスワマエ商店街が、旧東海道にあります。ここも何度も来ていますが、けっこう盛り上がっています。

Img_0854c_20250426143001  お馴染み、大入道の、首が伸び縮みする大きな模型もあります。実物は、ずっと首が伸び縮みしています。

Img_0866c Img_0879c  スワマエ商店街を抜けたところに諏訪神社が御鎮座。ここも何度も訪ねています(たとえば、2021年5月13日:20210508「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第3回「富田~四日市」(その4)……建福寺、四日市陣屋跡、札の辻、本陣跡、問屋場跡、道標、諏訪神社からスワマエ商店街で「完」)。鎌倉時代初期の建仁2(1202)年、信州の諏訪大社の御分霊をこの地に勧請し創祀されたと伝わっています。主祭神は、建御名方命(タケミナカタノミコト)と八重事代主命(ヤエコトシロヌシノミコト;事代主神(コトシロヌシノカミ)ともいいます)で、四日市・浜田の総産土神とされます。

Img_0900c_20250426143001 Img_0904c  諏訪神社にお参りして、国道1号線を越えて東へ。JR関西線の手前に太白永餅の金城軒があります。今日は、ここの太白永餅を買おうと思ってきました。同じように思われた方が多かったようで、店の外まで行列。並んで待って、無事にゲット。ばら売りは、1本¥120で、6本を購入。

Img_0921c_20250426143001  金城軒からゴールのJR関西線四日市駅はすぐ。10時55分頃に到着。2時間あまりで7.7㎞を歩いてきました。けっこう速いペースだと自分でも思います。

Img_0914c_20250426143001 Img_0908c  今日は、ここで近鉄の抽選会。ここしばらく、抽選会では負け続けていましたが、今日は、祝!!ご当選。お茶のペットボトルが当たりました。もう1ランク上でしたら、あの「この味」がもらえたのですが……。

Screenshot_20250426114046c Screenshot_20250426114058c  今日の近鉄ハイキングは、アプリ連動ハイキングで、チェックポイントでチェックインして、デジタルスタンプをもらい、すべてチェックインすると、踏破賞がもらえます。左の画像で、最上段が今日ゲットしたデジタルスタンプ。右の画像で、左上が、今日の踏破賞。

Img_0917c Screenshot_20250426105738c  JRさわやかウォーキングの方でも、ポイントをもらって、完了。

Screenshot_20250426084903c  ちなみに、スタートの塩浜駅では、エキタグのデジタルスタンプを忘れずにゲットしてきました。近鉄の係員の方が、「うまくゲットできましたか?」と聞いてくださったのですが、この方もエキタグをやっておられるということでした。

Img_0932c  11時10分、JR四日市駅始発の名古屋行き普通に乗車。桑名駅着は、11時26分で帰宅。空いていて、楽チン。¥250。

Screenshot_20250426114453c  今日のGoogle Fitのデータ。歩いたのは10.34㎞、歩数は16,407。

Img_0939c  太白永餅です。桑名のなが餅でいうと、安永餅本舗 柏屋さんのものに似ていて、これは私の好み(笑)。という次第で、いつもと違うコースで旧東海道も愉しめ、しっかり歩いてきました。201回目のハイキング/ウォーキングも無事終了です。

 

 

2025年4月25日 (金)

今日は強風で、やはり野鳥はいません

Dsc07227c_20250425131501  曇り空ですが、強風で参ります。散歩に出てすぐくらいから、強い北風が吹き始め、最大風速は8.6m/s。だいたいは5~6m/sの風が続いています。その散歩は、7時20分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、常信寺、寺町と5.8㎞。

Dsc06336c_20250425131601  こんな強風もあって、野鳥はいません。故に、散歩も2時間ほどでオシマイ(笑)。揖斐川にオオバンが1羽、浮いていたというか流れに乗って流されている印象。七里の渡跡にもオオバンが2羽(左の写真)。

Dsc06404c_20250425131601 Dsc06718c_20250425131601  九華公園で見たのは、まずはメジロ。ただし、証拠写真。奥平屋敷跡では、ハクセキレイが2羽。ほかにドバト、スズメも来たのですが、ごく少数。ヒヨドリはいません。カラスもほとんど来ません。

Dsc06536c_20250425131601 Dsc06794c_20250425131501  あまりにも何もいませんから、たまにはドバトの写真を(苦笑)。カワウさんが、久しぶりに旧アヒル小屋のところで身繕い中。

Dsc06818c_20250425131501  カモは、キンクロハジロのオスが2羽にメス1羽、ヒドリガモがまた復活し、オス1羽にメス2羽。この写真でオールスター。

Dsc07021c Dsc06551c_20250425132101  明日からゴールデンウィークだそうですが、例年、カモたちはそろそろ、本当に帰っていくと思います。

Dsc07170c  貝塚公園では、ムクドリとスズメ、内堀公園でも同様。このスズメは、京町公園で撮ったもの。

Dsc06971c_20250425132501 Dsc06985c_20250425131501  九華公園のツツジ、場所によって咲き具合は、バラバラです。左の写真は、いつも載せている、外周遊歩道の東あたりで撮ったもの。この辺が、もっともよく咲いていますが、場所や、木によっては、まだほとんど咲いていないものもあります。

Dsc06880c_20250425131501 Dsc06935c  鳥がいませんので、花や植物をよく見てきました。モミジには、まだ花が付いていますが、一部では、翼果が出てきていました。鎮国守国神社の境内にある梅の木では、実がかなり大きくなってきています。

Dsc07058c  こちらは、貝塚公園のツツジ。九華公園のように剪定作業が行われていませんので、自然というか、野生という感じになってきています。これはこれでまたよし。

Dsc07046c  先日も少し載せましたが、はあぶ工房Togetherの敷地にはハーブがたくさん育てられています。こちらは、カモミール。ところで、明日は、近鉄ハイキングで「【JR東海合同企画】海山道神社から東海道へいつもと違うコースを歩く」がありますので、そちらで歩いてこようと思っています。立ち寄り先に「太白永餅 金城軒」があります。その名の通り、永餅屋さんなのですが、ここの永餅はあまり食べたことがありません。太白永餅を買ってくるようにという指令をすでに受けています。

2025年4月24日 (木)

天気晴朗なれど、野鳥は相変わらずいません……オマケはポケふた

Dsc05639c_20250424134401  天気はとてもよく、青空が気持ちいいのですが、風が強い。最大風速は、6.9m/sですが、4~6m/sほどの風が続いています。そのお陰で遠くの山までよく見えます。冒頭の写真は、木曽御嶽山。我が家から北東へ116㎞ほどのところにあります。

Dsc05988c_20250424134401  今朝は8時から、いつものようにS理容院さんで散髪してもらい、9時から散歩へ。春日町を出発し、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と5.0㎞。ツバメ巡回コースでしたが、今日はツバメには遭遇せず。写真は、九華公園の吉之丸堀にかかる橋と、そこの東屋。

Dsc05672c_20250424134401 Dsc05806c_20250424134401  昨日の記事の末尾に書きましたが、この時間からでは、野鳥はやはりあまりいません。九華公園で写真が撮れたのは、カワラヒワとムクドリ。左の写真は、管理事務所近くの電線にて。空抜けですから、本当はペケ写真。右の写真は、奥平屋敷跡にて。

Dsc05894c_20250424134401 Dsc06066c  こちらも奥平屋敷跡にて。ここでは、3羽のカワラヒワが出て来たものの、ヒナはいません。ムクドリは、本丸跡にて。今日も、結局、もっともよく見たのは、スズメとムクドリ。ほかにハクセキレイ、ドバトなどを見たものの、その数は少なく、張り合いなし(苦笑)。センダイムシクイや、キビタキもまだ見られません。

Dsc06143c  九華公園のカモは、キンクロハジロのみでしたが、何と13羽に増えていました。ヒドリガモはもう帰ったのは確実。そうそう、九華公園に来るとき、七里の渡跡から続く堀にかかる多聞橋のところには、オオバンが2羽いました。

 Dsc06187c Dsc06128c_20250424134401こちらは、毎度お馴染みの場所のツツジと、吉之丸堀の景色。大のお気に入りですから、ご容赦ください。右は、九華公園の外周遊歩道の東あたりで撮りました。ほぼ真っ白の花が咲いているツツジ。

Dsc05994c_20250424134401  鎮国守国神社の境内で撮りました。オオデマリでしょうか?

Dsc06213c_20250424134401  散歩コースにある公園には、たいてい藤棚がありますが、どこも手入れが及んでいません。左の写真は、内堀南公園にて。手入れがされていないものの、割と見事な藤の房となっています。

Dsc06232c_20250424134401  こちらは、内堀公園の藤棚。白い藤の花が咲くのですが、とても貧弱で、見るのも気の毒な感じ。明日は、いつもの時間から散歩に行こうと思いますが、今日よりもたくさんの野鳥にいてほしいものです。

1745459684807c  オマケ。ポケモンマンホール『ポケふた』です。なばなの里にありますので、先日、長良川河口堰に行ったときに見て、写真を撮ってこようと思って、すっかり忘れたのです。今日、家内が、ほかの用事で近くまで行ったので、撮ってきてもらいました。今年3月中旬に設置さればかりで、これで、県内全29市町に揃ったといいます。「みえ応援ポケモン」に任命された「ミジュマル」と、美しい自然や海の幸をはじめとする豊かな食に恵まれた三重県の、さまざまな景観をイメージして描かれたポケふたがつくられています。桑名市のポケふたは、「ジャランゴ」「ドゴーム」と、夏の風物詩「石取祭」を楽しむ様子が描かれています。

250424141852942  もう1つオマケ。家内が用事で行ったのは、なばなの里にある花市場。そこでこの押し寿司(箱寿司)を売っています。私の郷里にも同じような押し寿司がありますので、ソウルフードのようなもの。1つ買ってきてもらいました。寺町商店街の三八市でも売っています。

2025年4月23日 (水)

午後から散歩では、野鳥はいません(笑)

Dsc05238c_20250423151801  午前11時前まで雨でしたので、定例散髪日は明日に延期の見込み。散歩は、午後1時半から1時間あまり。住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、京町、常信寺、寺町と歩いて、4.0㎞。雨量は、24時間で50.0mm、最高気温は、22.7℃。

Dsc05262c_20250423151801 Dsc05300c  こんな時間ですから、野鳥はいません。見たのは、ほとんどムクドリとスズメ。スズメは、4月の後半になって、増えてきました。というか、どこかから戻ってきたのだろうと思います。揖斐川には、オオバンが6羽と、コガモのペアが1組いるのが見えました。しかし、住吉入江や、七里の渡跡、柿安コミュニティパークの堀に水鳥はいません。三の丸水門あたりで、上空をダイサギが東の方に飛んでいくのを見ました。

Dsc05459c_20250423151901  九華公園でもムクドリ、スズメ、ハシボソガラスを見たくらい。ドバトも、ヒヨドリもいません。カモは、ヒドリガモが1ペアいただけ。昨日までいたキンクロハジロも、見当たりません。さすがに北の国に帰っていったのではないかと思います。

Dsc05531c_20250423151901  京町で、ツバメの巣のあるお宅の近くで、ツバメを2羽確認。お宅でも、商店でもツバメの巣には変化なし。まだ修復作業はしていないようでした。バードウォッチングは、以上。

Dsc05432c_20250423151801  Dsc05373c左の写真は、九華公園の神戸櫓跡。ここには写真のように、3色のツツジが咲くのです。すべて、うまく咲きそろうときれいです。右の写真は、九華公園の外周遊歩道の東あたり。この辺が、九華公園ではもっとも早くからツツジが咲きます。

Dsc05583c_20250423151901 Dsc05608c_20250423151901  常信寺に立ち寄ったのは、ヤマボウシを見ようと思ったのです。が、花にはまだ早かったようです。しかし、よくよく見ますと、右のような状態になったものもあり、なにやら不思議。去年の実が黒くなって残っているのか? という気がしましたが、まぁ当てずっぽう(笑)。花は、もう少ししたら、もう一度見に来なくてはなりません。

Dsc05565c_20250423151901 Dsc05615c  同じく常信寺に、藤棚があります。藤棚があったという印象はあまりありませんでしたが、ここで藤の花を見たことがなかったからでしょう。山門の前にはコデマリ。明日は、晴時々曇の予報。定例散髪日(偶数月の最終水曜を勝手に「定例散髪日」に指定しているのです。そうすれば、いつ行くか迷わなくて済むというだけの理由です)を明日にずらし、散髪を済ませてから散歩に行くことにしましょう。ただし、そうすると散歩は早くて9時過ぎからですから、明日も野鳥はあまり見られないかも知れません。

 追記。今年度もくわな市民大学郷土史学科の受講ができることになりました。午前中にパブリックセンターからメールで「受講決定」の通知が届きました。5月から12月にかけて、毎月1回、合計7回の講座を今年度も受講できます。テーマは、「桑名藩から見た戊辰戦争」です。

2025年4月22日 (火)

ハイキング/ウォーキング200回の記録

 4月20日の記事にも書きましたが(20250420JRさわやかウォーキング「リニア中央新幹線『勝川非常口』見学コース」へ……ハイキング/ウォーキング200回記念(一回完結))、この日にJRさわやかウォーキングに参加して、ハイキング/ウォーキング200回を達成しました。ハイキング/ウォーキングに行くようになったのは、2017年のことでした。最初は、2017年10月5日に「勝手にハイキング」と称して、「朝日町歴史散歩」に行きました。JR朝日駅から朝日町歴史博物館まで、4.0㎞を歩いたのです( 2017年10月5日:朝日町歴史散歩へ……昼は、味噌天丼)。このときは、まさかハイキング/ウォーキングにハマるとは思ってもいませんでした。このときは、この日のしばらく前に桑名駅にあった「JR関西本線ウォーキングガイド 朝日駅編」というパンフレットを入手し、一度行ってみようと思っていたところ、涼しくなってきたので「歴史散歩」として出かけたのです。

 ハイキング/ウォーキングにはハマったきっかけは、この年の11月25日に出かけた「JRわやかウォーキング『~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き』」でした(2017年11月25日:どういうわけか、JRさわやかウォーキングへ……~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き)。この日は、朝5時過ぎに起き出して、ネット検索をしていたら、四日市駅出発でJR東海の「さわやかウォーキング『~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き』」があるのを知り、何を思ったか忘れましたが、出かけたのです。これが、現在に至るまで、ハイキング/ウォーキングにハマったきっかけでした。

 200回のうち、JRさわやかウォーキングが32回、近鉄ハイキングが81回、勝手にハイキング(自分で行き先、ルートを考えたもの)が86回、近鉄のあみま倶楽部ハイキングコースを歩いたのが1回で、合計200回となりました。200回で使った鉄道・バス運賃は合計¥196,110、現地で歩いた距離の合計は1568.1㎞。これに自宅から桑名駅往復が約2㎞ありますから、200回で400㎞。したがって、200回のハイキング/ウォーキングで歩いたのは、1968.1㎞あまりと思われます。昼食代には¥82,511を、また、土産代には¥78,163を使っています。運賃も含め、合計では¥356,784。これが多いのか、少ないのかの判断は難しいところですが、1回あたりにすれば、¥1,784ですから、レクリエーションとしてはさほどの金額ではないと思います。むしろ、この費用であちこち出かけ、見聞を広げられたとすれば、安いものといえましょう。

 ハイキング/ウォーキングについては、すべてブログの記事にしてありますし、一覧のリストも最近つくりました。旧桑名発達臨床研究室のサイトをモデルチェンジし、そこにハイキング/ウォーキングに関わる記事を載せたいと思っています。まだ具体的には考えていませんので、これがいつ実現するかは分かりません。

 また、これからも引き続き、JRさわやかウォーキングや、近鉄ハイキングに、また、勝手にハイキングを企画して、歩きに行こうと思っています。JRさわやかウォーキング、近鉄ハイキングについては、すでに行き尽くしたという感じもありますから、自分で企画しなければいけません。近鉄あみま倶楽部のハイキングコースも制覇したいと思っています。普段の散歩では、バードウォッチングをしてますが、それは実は、ハイキング/ウォーキングに出かけるためのトレーニングをしているという意味もあります。普段歩いている距離の倍くらいまでは、十分に歩けます。

アカハラ……九華公園では珍鳥

Dsc03692c_20250422134201  薄曇りですが、夜には雨になるという予報です。最高気温は23.1℃と高くなっています。今朝も7時15分から散歩へ。早めに行った方が、取りに出会えるチャンスが多い気がするのです。今日もまた、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通と6.4㎞。

Dsc03699c_20250422134201 Dsc03705c_20250422134201  拙宅マンションの敷地内小公園でムクドリ。ほかに鳥がいない場合に備えて、保険をかける意味で撮ったのです。ここには、ウグイスがいたり、イソヒヨドリや、スズメが来たりします。住吉入江には、カルガモ。昨日もいたのと同じ個体のような気がします。目を閉じています。

Dsc03781c_20250422134201  Dsc03847c 三の丸水門あたりで、ヒバリのオス。どこかから飛んできました。住吉神社付近からこのあたりでときどき、ヒバリを見ます。揖斐川の中程には、キンクロハジロが20数羽、浮かんでいました。集団で帰るのかと思えます。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのメスが1羽だけいました。

Dsc04098c_20250422134201  九華公園は、今日は一段と静かでした。昨日よりもまた鳥が少なくなっています。奥平屋敷跡の花菖蒲園のところで、アカハラに遭遇。珍しい鳥ではありませんが、九華公園では珍鳥といえます。年に1回見るか、見ないかという出現頻度だからです。去年も今頃見ています(2024年4月18日:九華公園でアカハラか?)し、3年前には珍しく、数日間滞在していたことがありました(2022年4月17日:ケリを求めて7.6㎞……アカハラもまだまだいますし、カワラヒワは巣材取りに懸命でした)。

Dsc04216c Dsc04369c_20250422134301  ほかには、奥平屋敷跡でハクセキレイが2羽。スズメは割とたくさんいましたが、今日はヒヨドリはまったく見ませんでした。ドバト、カラスも少数。

Dsc04613c_20250422134301 Dsc04655c_20250422134301  吉之丸堀にかかる電線にツバメが2羽休んでいました。ちょっと距離がありましたし、曇天でしたので、今ひとつの写真。左はメス、右はオスのように見えます。ほかにも2羽が飛び回っていました。

 Dsc04169c_20250422134201 カモは、とうとうヒドリガモがメス1羽になってしまいました。

Dsc04776c_20250422134201 Dsc04807c_20250422134201  キンクロハジロは、また、オス2羽とメス1羽に戻っています。遅い年ですと、キンクロハジロたちは、ゴールデンウィーク前までいることがあります。今日のバードウォッチングは、以上。京町や、そのほかにはツバメの姿はありませんでした。

Dsc04911c_20250422134301  九華公園の南にあるお宅で、ナミアゲハ。花は、カロライナジャスミンではないかと思います。Googleレンズで検索したのち、ネットの植物図鑑で確認しました。

Dsc04822c_20250422134301 Dsc04829c  カロライナジャスミンは、こんな大きな木になるようです。見事に満開です。

Dsc05071c_20250422134301  内堀南公園の近くでも、ナミアゲハが花の蜜を吸っていました。花は、ヤグルマギクであろうと思われます。最近、数年前に比べると、チョウの数も少なくなったように思います。

Dsc04993c_20250422134301  話が戻りますが、九華公園のツツジ。ここには、約550本のツツジがありますが、場所によって咲き具合は、かなり違います。たくさん咲いているところばかりを写真に撮ってきますが、まだほとんど咲いていないところもけっこうあります。

Dsc05039c_20250422134301 Dsc05125c_20250422134301  はあぶ工房Togetherの敷地で、カモミール。その名の通り、ここではいろいろな種類のハーブを栽培しています。南魚町の駐車場で、ジャーマンアイリスと思います。以前は、鎮国守国神社の境内や、九華公園の外周遊歩道にもあったはずですが、今年は見ません。明日の午前中まで、雨の予報です。昼間では「雨読の日」でしょうか。明日は、先日、申し込んだ市民大学郷土史学科の受講の可否についての連絡があるはずです。今年度も何とか受講したいものです。

 

2025年4月21日 (月)

京町のお宅の巣にもツバメがやって来ました

 天気予報の通り、よく晴れて、気温も27.9℃になっています。Dsc02389c_20250421140701昨日10㎞あまりを歩いた疲れもなく、今朝も7時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.0㎞。飽きもせず、同じようなところをよく歩くものだと、我ながら感心します(笑)。冒頭の写真は、住吉神社。

Dsc02508c_20250421140601  住吉入江、揖斐川、七里の渡跡に水鳥はいなくなりました。さすがにちょっと寂しい感じがします。柿安コミュニティパークまで来て、ホオジロのオス。桜の木のてっぺんでさえずっていました。しばらく前に七里の渡跡から三の丸水門あたりで、ホオジロのペアを見ましたが、たぶん船津屋さんの裏手で繁殖しているはず。ホオジロはメスが抱卵します。コミュニティパークの堀にも水鳥はゼロ。

Dsc02716c_20250421140501 Dsc02937c  九華公園は、今日は一段と静かです。ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトがほとんどいません。スズメはわずかにいます。奥平屋敷跡では、まずはカワラヒワ。左の写真がそれですが、嘴の先も体も何となく汚れている感じ。一体どうしたのか? さらにはシジュウカラが1羽。このシジュウカラ、大きな声で鳴きながら、公園の中を移動していました。ほかにもハクセキレイが2羽来たものの、カラスに気を取られていて、写真は上手く撮れず。ツバメが時折やって来て、上空を飛び交っているのも見えました。

Dsc03168c  Dsc02570c_20250421140601 カモは、キンクロハジロが、なぜか5羽に増えていました。オス2羽にメス3羽。ヒドリガモは、オス1羽にメス2羽が滞在中(写真はありません)。ほかにはカルガモが1羽。

Dsc02635c_20250421140601 Dsc02649c  散歩&鳥見友達のOさんがパンの耳を蒔くと、今日もハシボソガラスがたくさんくわえて行きます。1度は、花菖蒲園の、前回とは違うところに隠していきました。左の写真は、最初に隠したところ(2025年4月17日:今日の主役は、ハシボソガラス)。4日が経ちましたが、パンの耳は、そのままになっていました。忘れたのかどうかは、まだ分かりません。右の写真は、一昨日、パンを隠したところ(2025年4月19日 :カラスはパンの耳を隠したのを忘れているのか?)。ここは、パンはきれいになくなっていました。

Dsc02964c  神戸櫓跡の松の木には、カワウの巣が4つあると思われます。そのうち3つは九華橋のところから、それなりに見えるのですが、様子は今ひとつ分かりません。もう1つは、70mくらい離れていますが、奥平屋敷跡から二の丸跡にかかる橋から見えます。これは、1度作りかけたものが、強風で吹き飛び、再建されています。見た印象では巣はできあがって、親カワウが巣に就いているように見えます。このあと、貝塚公園では、スズメとムクドリ。ツグミのような鳥も1羽いたのですが、すぐに見失いました。内堀南公園、内堀公園にはこれといって鳥はいません。

Dsc03289c_20250421140501 Dsc03473c_20250421140501  京町のお宅(商店とは別)のところにツバメが来ていました。しばらく見ていたら、去年5月に崩壊してしまった巣に入り(2024年5月20日:ツバメのヒナが孵っていました……スズメのヒナ・コレクションも)、様子を確かめるような行動をしていました。燕尾は短いようですから、メスと思われます。

Dsc03537c Dsc03580c_20250421140501  京町の商店のところにも、ツバメ。こちらは、オス、メスが揃っています。左の写真がオス、右がメスと思われます。

Dsc03555c_20250421140501  このように電線に並んでいるところを見かけたのです。

Dsc02437c_20250421140701  ところで、桜はすでにほぼ葉桜になっています。今年は、花筏と、遠山のカメさんが上手く撮れませんでした。1年先のことをいうのは、いくら何でも気が早すぎますが、来年に期待しましょう。

Dsc02539c_20250421140601 Dsc02545c_20250421140601  柿安コミュニティパークの藤は、一段ときれいになりました。散歩コースにある藤棚のうちで、ここがもっとも立派で、きれいです。

Dsc03119c_20250421140501  九華公園では、ツツジがかなり咲いてきました。桜ももちろんいいのですが、私は九華公園のツツジもそれに負けず劣らずと思います。ツツジの季節にも、お堀めぐりの船をだしたらよいのにとさえ思います。

 こちらは、鎮国守国神社で撮ってきました。Dsc03073c_20250421140501 Dsc03093c_20250421140501サツキと思いますが、自信がありません(と毎年書いていますから、進歩なし)。神社の大奥様に以前名前を教えていただいたののですが、忘却の彼方へ(笑)。Googleレンズでは、これという候補が挙がらず、そこでストップ。

 Dsc03197c_20250421140501 モッコウバラ。はあぶ工房Togetherの敷地にあります。ヤマブキと思い込んでいましたが、エムライトさんのご指摘で訂正しました。今週は、定例散髪日が巡ってくるくらい。週末には、今度は近鉄ハイキングに出かけようかと思っています(【JR東海合同企画】海山道神社から東海道へいつもと違うコースを歩く)。立ち寄り先は、ほとんど行ったことがあるのですが、「東海道」と(このあたりの東海道も何度も歩きましたが)、「いつもと違うコース」というキャッチコピーに惹かれているのです。

2025年4月20日 (日)

20250420JRさわやかウォーキング「リニア中央新幹線『勝川非常口』見学コース」へ……ハイキング/ウォーキング200回記念(一回完結)

Img_0146c  曇りときどき晴れという予報で、雨は降りそうもありませんでしたので、予定通りにJRさわやかウォーキング「リニア中央新幹線『勝川非常口』見学コース」に行ってきました。桑名では最高気温は、23.9℃。春日井も同じくらいだったでしょう。少しむしっとする感じで、汗をかいたくらいです。JR中央線勝川駅で8時半から12時が受付でしたので、JR関西線桑名駅を7時48分に発車する名古屋行き普通に乗車。名古屋駅には8時22分着。中央線の神領行き普通、8時29分発に乗り変えて、勝川駅には8時47分に到着。通しで支払うと¥690ですが、名古屋駅でいったん改札を出て、再入場すると、¥360+¥250=¥610。近郊区間の扱いで安くなるのです。今日の記事は、一回完結。一人旅。

250420jrwalkingmapkachigawa 250420routmap  こちらが配付されたコースマップ。右は、実際に歩いてきたルートマップ。勝川駅がスタート&ゴール。立ち寄り先は、道風記念館、太清寺、リニア中央新幹線勝川非常口の3ヶ所のみ。あとはひたすら7.7㎞を歩くという設定でした。

Img_0161c Img_0164c_20250420151901  JR勝川駅南口を8時50分過ぎにスタート。地蔵川を越え、名古屋第二環状線(名二環)を越えていきます。名二環という高速道路は、何度もこのあたりを通ったことがありますが、まさかその下を歩くとは思ってもみませんでした。道中、見るべきところは特にありません。

Img_0230c_20250420151901  春日井市道風記念館には、9時20分頃に到着。道風(とうふう)というのは、小野道風(おののとうふう)のこと。平安中期の書家。尾張の人ですが、春日井市には、古くから小野道風の誕生伝説があるのです。書道にすぐれ、和様発達の基礎を築いた。三蹟の一人。春日井市では、小野道風をたたえ、末永く後世に伝えたいと、昭和56(1981)年に、道風誕生の地と伝えられ、小野朝臣遺跡碑の建つ、ここ松河戸町に春日井市道風記念館を開館しています。全国的にも数少ない書専門の美術館であり、また書道史の研究施設でもあります。小野道風について、私は子どもの頃学校で習った記憶があるのですが、家族に聞いても、皆、「それ誰? 小野妹子なら知っている」という答え。小野氏の祖先が小野妹子ですから、道風は妹子の子孫。また、道風が書の達人と見なされる以前、自分の書く文字に満足できないでいた時、気晴らしに散歩に出たら、カエルが懸命に柳に飛びつこうとしているところに遭遇しました。カエルは諦めずに何度も飛びつこうとし、10回目にやっと飛びつくことができ、虫を捕らえました。これを見て、道風は、辛抱強くがんばろうと決意したという話もあります(たとえば、こちら)。道風記念館へは、団体料金の¥80で入館。

Img_0277c Img_0259c_20250420152001  記念館は、道風公園の中にあります。ここは、上記のように、道風の誕生地とされ、公園内には、小野社という神社があります。この祠のある場所は、古くから「小野道風屋敷跡」といわれていて、社の前には「小野朝臣遺跡之碑」という江戸時代に建てられた石碑も建っています。小野社は、元はここにあった八幡社の境内社であったという説もあります。小野道風の顕彰活動について、地元自治会の資料がこちらにあります。

Img_0316c_20250420152001 Img_0360c_20250420155901  道風記念館をあとにして龍源山太清寺(たいせいじ)に向かいます。道風記念館からはほぼ西に2.5㎞行ったところ。ここ太清寺は、臨済宗妙心寺派。かつては醍醐山龍源寺と呼ばれ、徳川家康の逸話が伝えられています。天正12(1584)年の小牧・長久手の戦いで、徳川家康が小牧山から長久手に向かうとき、ここの阿弥陀堂(十王堂とも、現在のものは、右の写真)で休憩しました。家康が「ここは何というところか」と尋ね、庄屋の長谷川甚助が「勝川村です」と申し上げたところ、「勝川とな、これは吉祥、縁起のいい名だ」と喜んだといいます。また、そこで牡丹餅を食べようとしたところ、箸が一本折れてしまい、家康は顔を曇らせたのですが、甚助が「これはまさしく天下が一本になる予兆です」と申し上げたところ、破顔したとか。寺の前にあった兜の形に似た塚を見て勝ちを確信し、付近の竹やぶで旗竿を切り、全軍に甲冑をつけさせ、出陣したそうです。その後、家康は秀吉軍との戦いに見事勝利し、江戸時代には、勝川の旗竿は吉兆の品として、尾張徳川家へ毎年献上されたそうですし、勝利した際に家康が身に着けていた鎧兜は、大変縁起が良い「勝川の具足」として大切に扱われたといいます。

Img_0343c_20250420152001  こちらは本堂。ほかに薬師堂もあります。龍源寺は寛文3(1663)年に寺号を龍源山太清寺と改めています。現在の十王堂(阿弥陀堂)は、昭和55(1980)年に再建されたものです

Img_0334c  Img_0352c 太清寺で目立ったのが、藤と、ドウダンツツジ。藤はきれいに咲いていて、見事でした。ドウダンツツジ(右の写真)はかなり大きな木でした。ドウダンツツジの生長はゆっくりだと聞きますので、ここまで大きな気になるのにはかなりの年月がかかったものと思われます。

Img_0519c_20250420152001 Img_0400c  そして、いよいよ「リニア中央新幹線勝川非常口」の見学へ。工事現場に着いたのは、10時15分頃。ここまで5㎞あまりを歩いてきました。まずは、リニア中央新幹線の説明パネルを一通りチェック。動画も上映されていましたが、これはパス。

Img_0457c_20250420152001 Img_0461c  非常口の見学については、私がここに着いた時点で約25分待ちとのこと。1組、約1分で順番に案内され、それぞれにJR東海の職員の方が付いて、説明をしてくださるということでした。普段なら並ぶことは大嫌いで、「並んで待たなければいけないのなら、もういい」と思うのですが、ここはじっとガマン。

250420103254567c Img_0499c_20250420152001  安全のため、観覧場所は指定され、さらに安全ネット越しに見るようになっていました。超望遠コンデジと、スマホで撮影したのですが、こんな写真しか撮れず、残念。外径は40m、穴の深さは66m、右の写真で下の方に横穴(シールドトンネル)が見えますが、ここがリニア中央新幹線が通るトンネル。ここを上下線が走りますから、外径は14mです。非常口となる立坑は、約5㎞おきに設置され、非常時の客の誘導や、トンネル内の換気、保守作業に使われるそうです。この近くでは、神領、名城でもつくられています。立坑内には、現在は、何も設置されていませんが、営業のときには、換気設備(ファン)、静音設備、微気圧波対応設備、エレベーター、階段などが設けられるといいます。

Img_0429c Img_0452c  これらは、説明パネルを撮った写真。手がかりが少なくて恐縮ですが、上の2枚の写真とあわせて、想像力をたくましく働かせていただければ、幸いです。JRの方は親切に、丁寧に説明してくださり、拙い質問にもきちんと答えていただきました。何度か書きましたが、この年ではリニア中央新幹線に乗ることはできないかも知れませんから、せめて関連施設だけでも見たいと思って出かけた甲斐がありました(微笑)。JR東海による工事概要は、こちらにあります。

Rinia  ちなみに、出かける前にグーグル・マップで見たら、この画像のように、すでにリニア中央新幹線勝川非常口が載っていました。赤枠で囲んだところがそれです。

Img_0561c_20250420152001 Img_0568c_20250420152001  リニア中央新幹線勝川非常口からまた2.5㎞ほど歩いて、ゴールの勝川駅に戻ったのは、11時10分頃。スタートは南口でしたが、ゴールは北口。ゴール受付を済ませ、10ポイントをゲット。コースマップ上では、歩いた距離は7.7㎞、2時間20分ほどを要しました。

Img_0574c  JRの職員の方の手作り顔出しパネルなどもあって、リニア中央新幹線のPRにはかなり熱が入っているようです。

Img_0584c  リニア中央新幹線勝川非常口も無事に見られ、JR勝川駅を11時27分に出る名古屋行き普通で帰宅の途へ。名古屋駅に11時46分着。12時6分発の関西線亀山行きの快速に乗り換え、桑名には12時28分着。往きと同じく、名古屋駅でいったん改札を出て、料金は¥80を節約し、¥610。

250420120017836c 250420115143706c  名古屋駅で乗り換えの間に、中央線7・8番ホームにある立ち食いきしめんの店で昼食を済ませてきました(微笑)。朝、中央線の電車に乗ったときに、この店が見えましたので、帰りにぜひとも食べようと思ったのです。きしめん住よしで、かき揚げきしめん(¥660)をチョイス。かき揚げは、その場であげてもらえます。いやぁ、とても美味しくいただきました。

Screenshot_20250420124902c  こちらは、今日のGoogle Fitのデータ。合計で10.18㎞、16,717歩を歩いてきました。

2025年4月19日 (土)

カラスはパンの耳を隠したのを忘れているのか?

Dsc02374c_20250419143201  予報の通り、今日の最高気温は27.6℃になっています。いきなり夏になったような感じで、参ります。最低気温も15.3℃。散歩に出るとき、薄いパーカを1枚羽織っていたのですが、すぐに脱いだくらい。ほかに用事がありませんでしたので、7時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と5.7㎞。冒頭の写真は、散歩から帰ったときに見た諸戸氏庭園方面。木々の緑色といっても、実にさまざまあることが分かります。

 Dsc01072c_20250419142901 散歩に出てすぐ、その諸戸氏庭園のところで、イソヒヨドリのメスに遭遇。これは幸先がよいかも知れません(微笑)。ただ、このあと、住吉入江、七里の渡跡、柿安コミュニティパークの堀には鳥はほとんどいませんでした。揖斐川にはヒドリガモが1ペア、七里の渡跡の先の川口水門を出ていくオオバンが1羽、それぞれいたのみ。

Dsc01216c_20250419142901  三の丸水門から揖斐川を見ていたら、ホオジロのさえずりが聞こえてきました。ホオジロは、割と同じところでさえずり続けますから、慌てて走る必要はありません。走ってコケたら、大変なことになりますから、ありがたい。ここは、市民プールにほど近い、柿安コミュニティパークの端っこ。

Dsc01496c_20250419143001  九華公園には、7時半に到着。相変わらず野鳥は少なかったのですが、奥平屋敷跡にはコゲラが2羽出てきて、けっこう楽しめました。

Dsc01428c_20250419143001  まずは、以前、コゲラが掘った穴の近くでドラミング。安全を確認するためでしょうが、ときどきドラミングを止めて、周りを見回します。このときは、たぶんエサ探し。

Dsc01470c_20250419143001 Dsc01483c_20250419143001  ただ、上の写真にも写っている穴を覗いたり、体半分ほど中に入り込んだりしていました。

Dsc01650c_20250419143001  奥平屋敷跡にはもう1ヶ所、以前、コゲラが掘った穴があります。ここでも、上の場所と同じような行動。8時過ぎから、散歩&鳥見友達のお二人が来られるのですが、その頃にはコゲラはおらず、お二人の悔しがること。

Dsc01688c_20250419143001  Dsc01570c_20250419144801 ほかには、カワラヒワと、ハクセキレイが2羽。カワラヒワは、入れ替わりに何羽もやって来ますが、まだヒナは連れてきていません。単独行動をしていることがほとんどです。

Dsc01417c_20250419143001  一昨日、ハシボソガラスが花菖蒲園に隠したパンの耳は、今日もまだそのままでした。パンの耳を隠したことを忘れている可能性もけっこうありそうです。

Dsc01782c_20250419143101 Dsc01821c_20250419143101  Oさんがパンの耳をまくと、今日は、ドバトとハシボソガラスがやって来ました。パンの耳をくわえて、昨日と同じく、奥平屋敷跡の南西隅に行って、やはり園芸用シートがまるまっているところに隠していきました。果たしてあとから食べるのでしょうか??

Dsc01962c_20250419143101  シジュウカラは、二の丸跡、本丸跡で見ました。同じシジュウカラが移動したのに付いていったような形。2羽がいました。なかなか写真が撮れず、ようやく本丸跡で。

Dsc02058c Dsc01749c  カモは、今日もまたキンクロハジロ3羽と、ヒドリガモ3羽。昨日と同じく、キンクロハジロはオス2羽にメス1羽で、ヒドリガモはオス1羽にメス2羽。

Dsc01993c_20250419143101  カルガモは、今日は1羽しかいませんでした。このあと、貝塚公園ではムクドリとスズメ、内堀南公園には何もおらず、内堀公園では、ムクドリとスズメ、カワラヒワ。

Dsc02256c_20250419143201  京町のツバメの巣のある商店の近くで、ツバメ2羽。これも先日見たのと同じく、オス2羽に見えます。

 Dsc02342c Dsc02361c_20250419143201 今日は商店の巣にいるところは確認できませんでした。ここの商店の方とは、ツバメ観察を通して、もう10年近く前から顔なじみ。今日も「5日くらい前から巣に来ているけど、朝のうちはあまり来ない」と教えてくださいました。

Dsc01148c_20250419142901  桜が終わり、あちこちで花が咲くようになって来て、鳥が少なくとも、別の楽しみになっています。このハナミズキは、昨日ヤマブキが咲いていた、船津屋さんの裏手にあります。ハナミズキは、地元・桑名市の木になっています。

Dsc01301c_20250419142901 Dsc01327c_20250419143001  こちらは、柿安コミュニティパークにある藤棚のフジ。Google Lensで検索すると、「曙花美短藤(あけぼのかぴたんふじ)」と出てきます。「曙花美短藤」で検索して出てきた、こちらのYahoo!ニュースに載っている画像のフジに似ています。

Dsc02022c Dsc02012c_20250419143101  九華公園のツツジはよく咲いてきました。左の場所は、とくにお気に入りですので、散歩で通るたびに写真を撮り、このブログにもよく載せてしまいます。ツツジの花では、右の写真のタイプも好きです。これは、ヒラドツツジの筑紫絞り(チクシシボリ)のようです。

Dsc02032c_20250419150901  明日は、JRさわやかウォーキングでリニア中央新幹線の非常口を見に行く企画があります(リニア中央新幹線「勝川非常口」見学コース)。先日も書きましたが(2025年4月13日:雨読の日もなかなか(苦笑))、年齢のこともある上に、リニアの工事も遅れていますから、私などリニア中央新幹線に乗ることができないかも知れませんので、関連する施設であるなら、この機会に見に行きたいものだと思っています(笑)。このツツジも、九華公園で撮影しました。

2025年4月18日 (金)

商店の巣でツバメが手直しをしています

Dsc00008c_20250418145101  曇りのち晴れ、23.5℃です。散歩している間は、ほぼ曇りでした。7時20分から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.5㎞。

Dsc00886c_20250418145101  今日のハイライトは、ツバメ。先日、町中でツバメを2羽見たと書きましたが(2025年4月14日:町中にツバメがやって来始めました)、その近くの巣にツバメが来ていました。2羽揃って、です。仮に「商店にある巣」としておきます。ここは、毎年ツバメが来て営巣し、ヒナが巣立つのも何度も見ています。

Dsc09989c  さて、散歩の初めから。住吉入江、揖斐川、七里の渡跡には水鳥はいませんでした。カモたちは帰ってしまったのでしょう。七里の渡跡から入った、旧桑名城の堀にカルガモが2羽。三之丸公園には、スズメとヒヨドリ。柿安コミュニティパークにも何もいません。それ故、いつもより早く九華公園に着いてしまいました。

Dsc00049c_20250418145101  その九華公園も静か。そろそろ夏の鳥が来ないかとよく見て回ったのですが、見つけられません。相撲場のところにカワラヒワ。コゲラの鳴き声も聞こえたのですが、姿を見つける前に、鎮国守国神社の境内に行ってしまいました。頭上からはメジロの鳴き声を聞きました。

Dsc00303c_20250418145101 Dsc00184c_20250418145101  奥平屋敷跡には、ハクセキレイが2羽と、カワラヒワ。今日見たカワラヒワは、いずれも単独行動。

Dsc00649c_20250418145101  野球場のグラウンドには、ツグミが4羽。少しずつ距離をおいたところにいました。本当に鳥がいません。もちろん、ドバト、スズメ、ムクドリ、カラス、カワウなどは見ています。

Dsc00717c_20250418145101 Dsc00115c_20250418145101  カモは、キンクロハジロが3羽にヒドリガモが3羽。キンクロハジロは、オス2羽にメス1羽、ヒドリガモは、オス1羽にメス2羽ですから、昨日もいたメンバーと思われます。ハシビロガモのメスは、今日はいません。

Dsc00165c  カルガモが、今日も2羽。今日は、二の丸堀あたりにいましたが、公園内を歩いているうちに、いなくなったようです。

Dsc00093c_20250418145101 Dsc00175c_20250418145101  昨日のカラスの話の後日談(2025年4月17日:今日の主役は、ハシボソガラス)。まずは、いたぶられたミドリガメが放置されたところには、何もいませんでした。生きていて逃げたのか、ハシボソガラスがどこかへ持ち去ったかなどは、不明。花菖蒲園の園芸用シートの下に隠したパンの耳は、そのままでした。

Dsc00565c_20250418145101  Oさんが今日も、パンの耳をまくと、ハシボソガラスがやって来て、嘴いっぱいにくわえていきました。ただし、花菖蒲園には、業者の方が入って、作業が行われていましたので、よそへ行ってしまい、どこに行ったかは不明。ということで、今日のバードウォッチングは以上(笑)。キビタキや、センダイムシクイなどが来てくれないかと思いますし、カワラヒワがヒナをつれて来ないかと思ったりもします。

Dsc09967c Dsc00726c_20250418145101  船津屋さんの裏手の堤防で、ヤマブキが咲き始めました。九華公園では、ツツジの開花が少しずつ進んでいます。印象では、日当たりのよいところがやはり、早いようです。

Dsc00835c_20250418145101  Dsc00805c_20250418145101 こちらは、内堀南公園にある藤。ようやく咲いてきましたが、ここも手入れがされていませんので、房が短いのです。ここでおもしろいのは、藤棚から飛んだ種が発芽したようで、藤棚のそばに、「野生の」藤が生えているのです。毎年、これに花が咲くのを楽しみにしています。

 

2025年4月17日 (木)

今日の主役は、ハシボソガラス

Dsc08721c_20250417145401 Dsc08769c_20250417145401  今日は夏日直前の24.4℃にもなりました。「春と秋がなくなって来つつある」といわれますが、本当にそうかも知れません。7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、京町、寺町と5.5㎞。知人に会って話し込んだりして、3時間以上の大散歩(笑)。冒頭の写真は、住吉神社の前から見た揖斐川。奥の中央に見えているのは、長良川河口堰。今日もまだ、白魚漁の漁船が1組出ていました。4月中旬にもなるのに、まだ白魚が捕れるのは珍しい。例年であれば、3月末まで。

Dsc08657c_20250417145401 Dsc08697c_20250417145401  住吉入江には、今日もヒドリガモが1ペアいました。ずっと同じペアがいるのかも知れません。揖斐川にもヒドリガモらしき水鳥が3羽。

Dsc08775c_20250417145401  七里の渡跡には、今日は何もいませんでしたが、柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのメスが2羽。昨日ここから揖斐川に向かって出ていったキンクロハジロのメスがいましたので、もういなくなったと思っていました。

Dsc08836c_20250417145401  九華公園では、まずは北西の堀にカルガモが2羽。

Dsc09001c_20250417145401 Dsc09332c_20250417145201  奥平屋敷跡には、カワラヒワや、ハクセキレイがやって来ました。ハクセキレイは2羽。写真はそのうちの1羽。上空をツバメが3羽ほど、往復しています。町中では、まだときどきしか見かけませんし、去年営巣した巣に来ているのも見ません。

Dsc09077c_20250417145401  ここからは、今日の主役、ハシボソガラスの話を2題。その1は、ちょっとグロいというか、エグいので苦手な方はスルーなさってください。奥平屋敷跡に着いたとき、ここにあるステージの前でハシボソガラスが、何かをつついたり、足で踏みつけたりしているのに気づきました。よく見ると、その相手はミドリガメのようでした。この写真のように、くわえて運んでいくシーンも。

Dsc09097c_20250417145401  Dsc09159c_20250417145401 さらには、つついたり、足を引っ張り出したりして、激しく攻撃しています。単に遊んでいる、ちょっかいを出しているという感じではありません。明らかに意図を持って攻撃しているように見えました。

Dsc09172c_20250417145301  このあと、ステージ脇にある階段の陰にこのカメを運んでいき、近くに落ちていた枯れ葉をかけて、ハシボソガラスはどこかに行ってしまいました。カメを隠したつもりのように思われます。ちなみに、カメは残念ながら動く様子はありませんでした。

Dsc09205c_20250417145301  その2。散歩&鳥見友達のOさん、カモも少ないので、ドバトやカラスにパンの耳を与えています。月曜の記事にもハシボソガラスがたくさんパンの耳をくわえている写真を載せました(2025年4月14日:町中にツバメがやって来始めました)。今日も、左の写真のように、次から次へとたくさんのパンの耳を器用にくわえていきます。

Dsc09283c_20250417145301  このハシボソガラス、このあと、パンの耳をくわえたまま花菖蒲園の方に行きました。これは、パンの耳を隠すに違いないと思い、あとをそっと追い、カラスが飛び去ってから探すと、花菖蒲園に敷かれた黒い園芸用のシートをめくってみたら、ありました。あとからゆっくり食べるつもりなのでしょう。賢いものです。

Dsc09403c_20250417145201 Dsc09506c_20250417145201  二の丸跡でも、カワラヒワ。ときどき見かけますが、1羽だけということがほとんど。まだヒナは見ていません。同じく二の丸跡で、コゲラ。単独でいました。ひょっとしたら鎮国守国神社の境内で営巣しているのではないかと思うのですが、木が茂りすぎていてとても探せません。

Dsc09351c_20250417145201 Dsc09716c  カモ、今日は、ヒドリガモが2ペアと、キンクロハジロが3羽(オス2羽、メス1羽)と、ハシビロガモのメスが1羽。

Dsc09727c_20250417145201 Dsc09738c_20250417145201  ハシビロガモのメスについては、こんな写真が撮れていました。意図せずに、です。ご用とお急ぎでなければ、ぜひクリックの上拡大してご覧ください。鼻提灯ではないと思いますが……(笑)。

Dsc09699c  野球場には、ツグミが1羽。ツグミもだんだんと少なくなってきました。例年ですと、4月後半までがんばってくれる個体もいます。フェンス越しに撮りましたので、霞がかかったようになっています。このあとの公園では、スズメ、ムクドリくらいしかいません。ヒヨドリたちは姿を消しています。2~3日前、何組かのヒヨドリの団体が北西の方に飛ぶのを見ました。違うところへ行って繁殖しているのかなという気がします。

Dsc09590c_20250417145201 Dsc09605c_20250417145201  ところで、鎮国守国神社の境内にあるナンジャモンジャも満開。ずいぶん前に、神社の大奥さんからこれがナンジャモンジャだと教えてもらいました。ヒトツバタゴが、本名。

Dsc09824c_20250417145201 Dsc09830c  奥平屋敷跡の南西にある八重桜もよく咲いてきました。牡丹桜ともいわれるそうです。

 

2025年4月16日 (水)

カワラヒワが巣材を運んでいました

Dsc08617c_20250416142301 Dsc07818c_20250416142601  放射冷却のため朝は、6.5℃と冷えましたが、日中は19.2℃まで上がり暖かくなりました。いつもと同じく7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.2㎞。京町からのコースが以前とは異なっていますが、これは「ツバメ・シフト」。去年までにツバメが営巣していたあたりをチェックしてきているのです。藤原岳(右の写真)、雪はいったん消えていたように思うのですが、てっぺんあたりが少しだけ白くなっていました。

Dsc07841c_20250416142401 Dsc07842c_20250416142401  住吉入江にいたのは、ヒドリガモのペア1組だけ。住吉水門の外側の揖斐川にも、ヒドリガモが1ペア。七里の渡跡にもヒドリガモが2ペアと、オオバンが1羽。川口水門の方へ出ていくところで、写真は撮れず。

Dsc07953c_20250416142401 Dsc08017c_20250416142401  柿安コミュニティパークの堀から揖斐川に続く、三の丸水門のところでキンクロハジロのメスが2羽。揖斐川に向かって泳いでいきました。そのコミュニティパークには、ツグミが遠くに1羽で、証拠写真。野鳥がいないので、敢えて載せました(笑)。

Dsc08356c_20250416142301  九華公園は、今日もまた静か。写真は、吉之丸堀にかかる橋。中央に東屋があります。歩いている人が写っていませんが、さくらまつりが終わった、この時期、散歩に好適なのですが、歩いている人は案外少ないのです。毎日来る人ばかりですから、限られています。

Dsc08341c_20250416142301  野鳥は少なく、朝日丸跡でカワラヒワが2羽。若い感じです。巣材にするのだろうと思いますが、羽毛をいくつかくわえていきました。これから巣をつくるのでしょうか。

Dsc08167c_20250416142301 Dsc08212c_20250416142301  鳥があまりにもいませんので、たまにはということで、スズメと、ハシボソガラス。散歩する人も少ないのですが、この時期、野鳥も少ないのです。冬鳥はほとんどかえってしまい、留鳥たちは繁殖シーズンで、忙しいのです。

Dsc08414c_20250416142301  相撲場では、ハクセキレイ1羽。

Dsc08238c_20250416142301 Dsc08495c_20250416142301  カモは、キンクロハジロが3羽(オス2羽、メス1羽)と、ヒドリガモが1ペア。そして、今日は再びハシビロがもののメスが1羽、登場(右の写真)。もうユリカモメは来ません。このあとの公園では、貝塚公園でツグミや、シジュウカラなどを見たものの、写真は撮れませんでした。ツバメは、九華公園の上空を2羽が飛んでいましたが、町中では今日は会えず。

Dsc08559c_20250416142301 E5800d28  今日も、九華公園での花筏は見られませんでした。「遠山のカメさん」は、かろうじてこの写真が撮れました。今ひとつです。右に7年前に撮った、これぞ「遠山のカメさん」というものを再度載せておきます(2018年4月1日:この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!(笑))。このカメの写真を撮って、まるで「この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!」と啖呵を切っているように見え、「遠山のカメさん」と名づけたのです。

Dsc08154c_20250416142301 Dsc08250c_20250416142301  九華公園で1本だけある八重桜がよく咲いてきました。八重桜は、昔働きに行っていた、名古屋の桜山あたりにもたくさん植えられていたのを思い出します。ツツジも、九華公園のあちこちで咲き始めています。つつじまつりは、5月1日からですが、その頃には盛りを過ぎるかも知れません。ヒラドツツジ、オオムラサキツツジがあわせて約550本あるといいます。

Dsc08390c  今日は水曜日で、去年まででしたら、非常勤講師に行っていました。今週は、2回目の授業でしょう。もっと喪失感があるかと思ったら、さほどでもありません。ただ、時間の余裕はできた感じ。水曜は朝8時過ぎに出かけて、1コマの授業を済ませ、帰宅が13時半前後。その後、木曜にかけて、質問・感想へのコメントを書いていました。この時間が、自由時間になったのです。20歳くらいの若い人達と接する機会がなくなったことは、とても残念です。写真は、鎮国守国神社の境内にある梅の木。実がついて、少しずつ大きくなっています。

2025年4月15日 (火)

ヒバリと、イソヒヨドリのカップル

 Dsc07814c_20250415150301 微妙な天気です。朝、散歩に出かける頃は曇っていて、風もあり、寒いくらい。歩いている途中から晴れて来て、風がないところでは暖かく感じました。昼を過ぎてからは、雨も降ったのです。7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、南魚町、三崎通と6.0㎞。冒頭の写真は、散歩から帰った10時15分頃のもの。最高気温は、18.8℃。

Dsc06315c_20250415150401 Dsc06308c  住吉入江には、もう水鳥はいないかと思ったら、住吉水門の内側にヒドリガモ。オス1羽にメス2羽。夜来の雨風で、かなりのゴミが入ってきていたのですが、そこで懸命にエサを探していました。

 Dsc06636c_20250415150501 Dsc06382c_20250415150401 住吉神社の前の高水敷では、昨日に引き続き、ヒバリ。今日は、オス、メス1羽ずつ。今日もオスは、揚げ雲雀から降りてきたところ。揚げ雲雀は縄張り宣言ですから、このあたりで繁殖する可能性が高いでしょう。ヒバリの巣を見つけるのは容易ではありませんが、ヒナを見てみたいものです。

Dsc06712c_20250415150401  さらに、船津屋さんの裏あたりの堤防で、イソヒヨドリ2羽。オス、メスで、このような位置関係にいますから、カップル間違いなしでしょう。

Dsc06750c Dsc06777c_20250415150401  左の写真がオス、右がメス。晴れていたら、もっともっときれいに撮れたのに、と思います。

Dsc06838c_20250415150401  七里の渡跡にいたのは、オオバン1羽のみ。

Dsc06957c_20250415150401  九華公園は今日も静かです。静かということは、散歩する人も少ないですし、野鳥もいないのです。北門を入ったところで、コゲラが1羽。コゲラは、九華公園でときどき繁殖するのですが、今年は不明。私が見ている範囲では、営巣用の穴はないのです。

Dsc07366c_20250415150401  奥平屋敷跡では、ハクセキレイ1羽。ほかには、ヒヨドリ、ドバト、ムクドリ、スズメ、カラスがそれぞれ少数。シジュウカラの鳴き声も聞こえたのですが、姿は見えず。野球場にツグミが1羽いたものの、遠くて写真にはならず。

Dsc07469c_20250415150301 Dsc07438c  カモはさらに減って、キンクロハジロが3羽に、ヒドリガモが3羽。どちらもオス2羽に、メス1羽。左の写真はキンクロハジロのオス、右の写真はヒドリガモのオス。

Dsc07404c_20250415150401 Dsc07591c_20250415150301  カワウの巣を今日も見てきました。左の写真は、神戸櫓跡の松の木のうち、南側のもの。見ているところからは60m以上先。以前、いったん作りかけた巣が強風で壊れたのが、こちら。右の写真は、昨日の記事で巣があると思われると書いた方。巣は確かにあります。

Dsc07711c_20250415150301 Dsc07717c_20250415150301  今日こそ、花筏と「遠山のカメさん」を撮るぞ! と意気込んで出かけたものの、見事に空振り。いつもの、奥平屋敷跡の南の堀には、桜の花びらは、ほとんど浮いていません。雨風で流れて行ってしまったようです。堀に花びらが浮いていないと、さすがのカメたちもそれを背中に乗せることはできません。

Dsc07491c  こちら、昨日はちょっとフライイングでしたが、モミジの花が咲いています。鎮国守国神社の境内にて。

Dsc07728c_20250415150301  八重桜もかなり咲いてきました。九華公園にある八重桜は、これ1本。奥平屋敷跡の南西の端にあります。

Dsc07689c_20250415150301  明日は、よく晴れるという予報です。散歩日和になるでしょう。花筏と、遠山のカメさんには、期待しすぎずに出かけましょう。暖かくなると、九華公園では、ツツジの開花がさらに進むと思われます。今日は、町中ではツバメを見ませんでしたが、明日も、去年巣があったところなどを巡回してくるつもりです。写真は、九華公園の外周遊歩道の東にて。

2025年4月14日 (月)

町中にツバメがやって来始めました

 昨日Dsc06276c_20250414152001 の強い雨・風で、散歩コースあたりの桜はほぼオシマイとなりました。今年は、案外長い間、桜を愉しむことができました。その雨は、昨日のうちに上がりました。今朝は、いつも通りに7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.0㎞ちょうど。冒頭の写真は、住吉入江の南端にある三本桜。最高気温は、19.7℃で暖かくなっています。

Dsc06096c_20250414152001  今日のハイライトは、こちら。ツバメがいよいよ町中に登場しました。場所は、京町にある、とあるお店の近く。ここは、毎年、ツバメが来て、営巣します。

Dsc06264c Dsc06115c_20250414152001  ツバメたちは、身繕いをしたり、休んだりしていました。燕尾が長いので、どちらもオスのように思われます。

Dsc04608c_20250414152501 Dsc04742c_20250414152201  さて、散歩の初めから。住吉入江にいたのは、オオバンが1羽だけ(写真は割愛)。住吉神社の前の高水敷でヒバリのオス。このオスのヒバリ、直前に「揚げ雲雀」から降りてきました。右は、その降りてくる途中の様子。ヒバリか?というくらいは分かる、ご愛敬写真。

Dsc04789c-2  その近くにイソシギ。あいにくもろに逆光の位置で、これまた証拠写真。

Dsc04867c_20250414152101 Dsc04946c_20250414152101  七里の渡跡に来たら、ヒドリガモが4ペアと、メス1羽。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのメスが2羽。

Dsc05046c_20250414152101 Dsc05252c_20250414152101  九華公園は、昨日でさくらまつりも終わり、たくさん出ていた露店もほとんどが撤収済み。散歩する人も、いつもの人達ばかりで静かでした。静かといえば、ヒヨドリ、ムクドリがほとんどおらず、野鳥も静かで、これは困ります。奥平屋敷跡では、ハクセキレイと、カワラヒワが1羽ずつ。ほかに来たのは、ごく少数のスズメ、ドバト、ヒヨドリ、カラス。

Dsc05304c_20250414152101 Dsc05314c  散歩&鳥見友達のOさんは、パンの耳を持参したものの、カモも、ヒヨドリも少なく、ハシボソガラスが1度にたくさんくわえていました。最初は、パクパクと食べていたのですが、ある程度食べたところで、右の写真のようにたくさんくわえ、どこかへ飛んでいきました。カラスは賢いので、どこかに隠すのかも知れません。先だっても、花菖蒲園に敷いてある黒いシートをめくって、その下に何か食べ物を隠しているのを見ています。

 二の丸跡でビンズイ。Dsc05451c_20250414152101クスノキの高い枝にいました。陽もよく当たるところで、こんな明るいところに出てくるのは、珍しい気がします。

Dsc05658c_20250414152001 Dsc05491c_20250414152101  カモは、キンクロハジロが4羽、ハシビロガモが1羽、ヒドリガモが2ペア。合計9羽と、かなり少なくなりました。キンクロハジロとソメイヨシノのコラボを撮ろうと思ったのですが、上手く行かず(左の写真)。ハシビロガモは、いったんいなくなったのですが、復活(右の写真)。

Dsc05767c_20250414152001  遠山のカメさんを求めて、九華公園の外周遊歩道の南を歩いていたら、奥平屋敷跡にイソシギが飛んできました。

Dsc05281c_20250414152101 Dsc05618c  カワウが枝をくわえて飛んできますが、去年巣をつくったところは、かなり前に強風で壊れて以来、つくっていません(左の写真)。これは、神戸櫓跡にある松の木。左の写真の北側にある木で巣をつくっているようです。右の写真がそれ。継続観察です。

Dsc05812c_20250414152001  桜もかなり散ってきましたので、そろそろ本格的な「遠山のカメさん」が見られるかと思ったのですが、なかなかいません。甲羅に花びらを2~3枚しか乗せていないカメばかり。こちらは、「ダブル・遠山のカメさん」。ですが、物足りません。明日もまた探してみましょう。

Dsc05948c_20250414152001  貝塚公園では、ハクセキレイ。今日のバードウォッチングは、以上。

Dsc04555c_20250414152201  桑名七里の渡し公園にもドウダンツツジがたくさん植えられています。鎮国守国神社よりもやや遅れて、やっと花が咲いてきました。木がたくさんありますので、ここでドウダンツツジを眺めるのは楽しみです。

Dsc04989c_20250414152101 Dsc05073c_20250414152101  九華公園では、イチョウが芽吹いてきましたし、ハナミズキも咲き始めました。ただし、花弁のように見えるのは総苞で、中心の塊が花序です。

Dsc05086c Dsc05581c_20250414152101  モミジも花をつけてきています。ツツジは、神戸櫓跡で、赤と白が咲いています。ここは日当たりがとてもよいところ。外周遊歩道の東でも咲いたことは、金曜日に書きました(2025年4月11日:散歩コースの桜は散り始め……水鏡、花筏は今ひとつ)。

Dsc05559c_20250414152101 Dsc05559c_20250414152101  九華公園の本丸跡の藤棚も、よく咲いてきました。ただ、惜しむらくは、最近は肥料を与えるなど、手入れがされていませんので、房が短いのです。

Dsc04969c_20250414152101  ちなみに、今日も花筏を狙ったのですが、今ひとつか、今二つくらい。遠山のカメさんとともに、これも明日またチャレンジです。

2025年4月13日 (日)

雨読の日もなかなか(苦笑)

Img_0120c  天気予報の通り、未明から雨です。1時間あたり6.5mmも降ることもあり、けっこうよく降っている感じ。最高気温も、今のところ、17.2℃(ただし、1時2分に記録し、その後気温は下がっています)で、昨日より5℃ほど低く、寒くなっています。

Img_0118c_20250413111901  「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」のモットーにより、今日は「雨読の日」です。しかし、雨読とはいえ、本を読むか、何か書き物をするか、テレビ/ビデオを見るかくらいです。いずれも目が疲れます。ドライアイの影響も避けられません。また、若い頃ほど持続力、体力、集中力がもちませんので、どれか1つを長時間にわたってやるのも難しくなってきていて、我ながら嫌になります(微苦笑)。

Img_0128c_20250413111901 Img_0118c_20250413111901  今日の雨風でソメイヨシノもかなり散ってしまうのではないかと思います。2枚目の写真は、ベランダから見た住吉入江の南端にある三本桜。右の写真は、玄関先から見たマイ・ソメイヨシノほか。桜が散ると、「遠山のカメさん」と花筏がきちんと撮れるかも知れません。これは明日の散歩の楽しみ。

780b77b9  ところで、昨日の新ブラタモリの第2回放送もしっかりと見ました。タモリさん一行は、鈴鹿を訪ねていましたが、あの油伊(あぶい)旅館は、私も「歩いて伊勢参りツアー」などで何度かあそこを通り、見ています(2019年5月1日:20190411近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅3日目~東海道、旅人気分で四日市宿から伊勢路へ」(その4)……階段付きの常夜燈、神戸見附跡、神戸の札の辻などを経て、鈴鹿市駅にゴール(完)、2021年7月20日:20210717「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第5回「日永の追分~鈴鹿・神戸」(その3)……神戸の町を歩いて、鈴鹿市駅へゴール(完)、 2022年11月1日:20221029JRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」(その2)……常夜灯2基、神戸の見附跡、観音寺、龍光寺、神戸宗社、神戸城跡を経て伊勢鉄道・鈴鹿駅にゴール(完))。こういうところには1度は泊まってみたいと思いますが、なかなかです。

5c1dc5b5  油伊旅館のところは、札の辻で、高札場がありました。上の写真で伊勢街道は、左に向かいます。昨日は取り上げられませんでしたが、油伊旅館の前には「距離標」と、「神戸町道路元標」があります。詳しくは、上記のリンク先にあります。もち久さんの「立石餅」が取り上げられていましたが、これはまだ食べたことがありません。桑名のなが餅(安永餅本舗柏屋安永餅の永餅屋老舗)と似た餅です。

6a555459 44dc6939  鈴鹿サーキット、最近は行ったことがありません。近鉄ハイキングでそばを通っただけ(2019年4月15日:20190407近鉄ハイキング「春を彩る 鈴鹿さくら祭りと伊奈冨神社のつつじ」(その3)……伊奈富神社の続き、鈴鹿サーキットを通過して、いよいよさくらまつり会場を経て、平田町駅へゴール)。最初の職場のときには、患者さんたちの遠足や、労働組合の集会などで行きましたし、家族ができてからは1回、皆で遊びに行きました。患者さんをゴーカート(今は、サーキットチャレンジャーというようです)に乗せて、レーシングコースを走ったこともありましたねぇ。

 ということで雨で散歩に出られず、与太話でした。講義に行かなくなり、用事が激減しましたので、今週もアポはありませんが、次の週末には、JRさわやかウォーキングでぜひとも参加したい企画があります。それは、「リニア中央新幹線『勝川非常口』見学コース」。リニア中央新幹線には乗れるかどうか分かりませんので、それに関連した施設なら見てみたいということ。春日井まで行くのは、ちょっと遠いのですが、何とか出かけたいと思っています。

2025年4月12日 (土)

長良川河口堰、長島町そして上之輪新田へ……念願のミジュマルライナーの写真も撮れました

Dsc02344c_20250412151301 Dsc04547c_20250412151601  よく晴れて、気温も22.2℃まで上がりました。行楽日和、散歩日和です。今日企画されている近鉄ハイキングや、JRさわやかウォーキングは、私には魅力が今ひとつであったり、以前ほとんど同じところを歩いたりしていましたので、パス。最近、長良川河口堰方面に行っていませんでしたし、ここしばらく自分でクルマを運転していません。運転の仕方を忘れるといけませんので、長良川河口堰、長島町、上之輪新田とクルマで回ってきました。歩いたのは、3.5㎞のみ。冒頭の写真は、長良川河口堰。河口堰は、我が家の玄関先からもよく見えます(右の写真)。

Dsc02359c_20250412151301 Dsc02405c  まずは、長良川河口堰。繁殖シーズンですから、何もいないかと思ったら、豈図(あにはか)らんや。アオサギは1羽しかいませんでしたが、ダイサギやコサギはたくさんいました。左の写真はコサギ、右はダイサギ。いずれも婚姻色を呈しています。

Dsc02448c_20250412151301 Dsc02458c_20250412151301  河口堰の下流側には、まだキンクロハジロが多数いました。120羽以上。今日は数取器を持っていきませんでしたので、ざっと数えた結果。下流側には、ほかにカンムリカイツブリが2羽ほどと、カワウがかなりいました。上流側には、カルガモも2羽。

Dsc02735c_20250412151301 Dsc02771c_20250412151301  河口堰の西側について、閘門や魚道あたりにも、コサギ、ダイサギなどがたくさんいました。アオサギは、右の写真に写っている1羽のみ。

Dsc02701c_20250412151301  魚道にはオオバンも1羽。

Dsc03000c  親水広場にも降りて、一周してきました。ここにはアユの孵化試験を行う水路のほか、この写真のようにせせらぎもつくられています。見えている橋は、伊勢大橋。広々としていて、水辺でとても気持ち良い空間です。

Dsc03038c_20250412151401 Dsc02944c_20250412151301  親水広場には、ホオジロのペアが1組。左の写真がオス、右がメス。

Dsc02986c  ほかにはヒヨドリが10羽以上と、ツグミが1羽。ツグミは撮れず。

Dsc03152c_20250412151401 Dsc03319c_20250412151401  河口堰の東側に戻る途中、ユリカモメを2羽目撃しました。そのうち、1羽は、ガングロ。東側(左岸)の魚道のところでコサギが、獲物を探していました。このコサギさんは、婚姻色になっていません。

Dsc03418c_20250412151401 Dsc02521c_20250412151301  長良川河口堰に行ったのは、去年の11月以来でした(2024年11月10日:2ヶ月ぶりの長良川河口堰……九華公園にも行き、今日もカワセミ)。これほど長い間行かなかったのは、初めて。これから、コアジサシなども来るかも知れませんから、もう少し頻繁に通うことにします。

Dsc03206c_20250412151401 Dsc03199c_20250412151401  河口堰についての余談。左の写真は、「アユのぼり」。ここをアユが遡上していきますが、その遡上期間には通常の吹き流しが、このアユのぼりになっています。今日は、風がなくて、はためいてはいませんでした。右は、左岸にある魚道観察室のうえに置かれた案山子。下に窓のようなものが見えていますが、ここの奥が魚道観察室。アユが遡上する様子や、ほかの魚などが通って行くのが見られます。この近くでコサギ、ダイサギなどがエサを採るのが見られるのですが、サギたちが来ないようにするために、この案山子が置かれたのかと思っています。

Dsc02332c_20250412151301 Dsc03409c  もう1つ。伊勢大橋の架け替え工事が進んでいます。河口堰の東側から長良川の上流方向を見たら、長島側に橋桁がかけられているのが見えました。

Dsc02974c_20250412151301  こちらの写真は、西側にある親水広場から、架け替え工事現場を見たもの。橋桁は、工場で作って、船で運ばれてくるそうです(こちらに広報くわな2025年4月号の記事があります)。

Dsc03454c  河口堰からは、長島町内を何ヶ所か、巡回。ケリやコチドリなどが繁殖しそうなところです。まずは、某所その1。コチドリのペアが1組。ほかにヒバリが1羽、ツバメも3~4羽降りているところも見ました。

Dsc03553c_20250412151501  某所その2。ここにはケリが1羽。クルマを止めたところからは、お尻しか見えず、ようやくこの写真が撮れました。ただ、いかにも遠くていけません。ほかにコチドリのペアが2組いましたが、これは載せられる写真ではありません。ヒバリも2羽。たぶんペアですが、これもペケ写真で割愛。近くの水田には、ツグミも1羽。このあと、某所3、4、5と回りましたが、某所3は車は入れないようになっており、某所4は花市場のイベントの関係者駐車場となっていました。某所5には何もいません。県道沿いも見てくると良いのですが、今日は行っていません。

Dsc04032c_20250412151501 Dsc04065c  最後に上之輪新田。今日もここについてしばらくしたら、近鉄特急ひのとりが来ましたので、例によって「俄撮り鉄」。

Dsc04492c Dsc04320c_20250412151501  ケリや、ムナグロがいないかと思ったのですが、カラスが多数。ケリは見つけられた範囲で3羽。揚げ雲雀も何度か見ましたが、写真を撮るのはむずかしい。すぐに見失うのです。

Dsc04365c_20250412151501 Dsc04424c_20250412151601  ここで本格的な撮り鉄の方と出会い、「9時半過ぎにポケモンをペイントした電車が来る」と教えていただきました。「これはミジュマルライナーに違いない」と思い、私も30分あまり待って、これらの写真を撮れました。ミジュマルライナーは、今年2月27日にデビューしています。ミジュマルは、「みえ応援ポケモン」なのです。実は、ミジュマルライナーの写真、撮りたかったのです(微笑)。ちなみに、ミジュマル・トレインもあり、これには3回乗っています(2023年7月20日:20230715伊勢河崎ウォーキング(その3)……倉田山公園、松尾観音寺、倭姫宮、日蓮聖人誓願の井戸、正寿院、光明寺を経て宇治山田駅へゴールにて「完」、2024年3月17日:20240317近鉄ハイキング酒蔵みてある記「銘酒『伊勢旭』旭酒造をたずねて」へ(一回完結)、2024年6月8日:20240608勝手にハイキング「斎宮の花菖蒲群落へ」(一回完結))。鉄ちゃんではありませんが、電車の写真は撮りたいのです。あとは、ポムポムプリンがラッピングされた「三十三銀行ラッピングトレイン」も狙っています。こちらは、準急や普通電車として運用されています。

Dsc02326c_20250412155301 Dsc02673c_20250412151301  明日は雨の予報です。JRさわやかウォーキングが名古屋で開催されますが(歴史と文化、満喫ウォーキング~名古屋のまちなみ、移り変わりを感じよう~)、雨ではダメですねぇ。モットーにしたがい、雨読の日でしょう。左の桜の写真は、長良川河口堰の駐車場にて。右は、長良川河口堰から見た桜堤防あたりの様子。

2025年4月11日 (金)

散歩コースの桜は散り始め……水鏡、花筏は今ひとつ

Dsc02321c_20250411135001  おおむね晴れていますが、大気が不安定ということで夏の入道雲のような雲が見えます。気温は、23.9℃まで上がり、半袖の人も見かけました。7時20分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、小貝須、内堀南公園、内堀公園、京町、寺町と7.1㎞も歩いてきました。いつもの散歩コースでは野鳥がいませんので、小貝須まで足を延ばして、ケリでもいないか、あわよくばムナグロが見られないかと思った次第(2022年4月7日:小貝須方面でケリとムナグロ……桜は散り始めで花筏と「遠山のカメさん」)。

Dsc01514c_20250411135201Dsc01481c_20250411135201  住吉入江には、水鳥はいませんでしたが、住吉神社前でハクセキレイ。揖斐川の高水敷に降りる階段のところ。住吉水門の外側には、ヒドリガモが1ペア。揖斐川にはほかに水鳥などはいません。

Dsc01545c_20250411135301 Dsc01589c  七里の渡跡まで来たら、オオバンと、キンクロハジロのオスが1羽ずつ。このあと、柿安コミュニティパークでは、ツグミが1羽と、コガモ1ペアが上陸して休んでいました(写真は割愛)。

Dsc01747c_20250411135201  九華公園は今日もまたもや静か。ヒヨドリの声もあまり聞こえませんし、ドバトもほとんどいません。いつものように、奥平屋敷跡でしばらく鳥待ちをしたのですが、ヒヨドリ、ハシボソガラス、カワラヒワがわずかに来ただけ。二の丸跡ではドバト。朝日丸跡にいたら、近くにイソシギが飛んできました。

Dsc01698c_20250411135201 Dsc01707c_20250411135201  九華公園のカモ、今日もキンクロハジロだけでした。その数9羽。今日は、オオバンやカルガモもいませんでした。ユリカモメは、たぶんもう来ないだろうと思われます。

Dsc02027c Dsc02048c_20250411135001  このシーズン限定の「遠山のカメさん」を撮ろうと、堀の周囲を探し回ったのですが、最近、ミドリガメが減っていることもあって、これはというものは見つけられませんでした。初めのところのリンク先には、もっとそれらしい写真を載せてあります。ちなみに、「遠山のカメさん」を初めて載せたのは、もう7年も前でした(2018年4月1日:この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!(笑))。

Dsc02169c_20250411135001 Dsc02157c_20250411135001  貝塚公園では、カワラヒワのほか、ウグイスを一瞬見たものの、いずれも写真は撮れず。小貝須にある城東小学校近くに9時頃到着。周囲の水田を見て回ったのですが、ムナグロどころか、ケリもおらず。いたのは、ドバト、スズメ、ムクドリだけ。ガックリ。

Dsc02214c_20250411135001  内堀南公園を経て、内堀公園で休憩。ベンチに座ろうとしたら、ツグミ1羽を発見。飛び立つところが撮れるかと思ったら、ベンチから降りてしまいました(笑)。

Dsc01443c_20250411135201 Dsc01931c  ところで、散歩コースの桜は、散ってきています。中日新聞の今朝の情報では、九華公園は散り始め。左の写真は、諸戸氏庭園の前の桜並木、右の写真は、九華公園の外周遊歩道の東あたり。

 Dsc01983c_20250411135201 Dsc02056c_20250411135101 九華公園では、今日も水鏡と、花筏を狙ったのですが、どうも今ひとつで終わりそうな感じ。左の写真で、向かって右が奥平屋敷跡、左は立教小学校。桜の花びらは、このあたりに吹き寄せられますから、花筏を狙うとしたら、ここなのです。

Dsc01840c_20250411135201 Dsc01858c_20250411135201  九華公園、鎮国守国神社で、ほかの花など。左の写真は、鎮国守国神社にある梅。もう実がついてきています。右は、鎮国守国神社にある乙女椿。ようやく最近、咲き始めました。

Dsc01903c_20250411135201  本丸跡の藤棚。つぼみが出てきていて、もうじき藤が咲きそうです。藤といえば、以前は、4月の後半にならないと咲きませんでしたが、最近は咲くのが早まっています。

Dsc01956c_20250411135201 Dsc01940c  九華公園には約550本のツツジもあります。つつじまつりは、5月1日からなのですが、最近、ツツジの開花も早くなっています。ここ2~3年は、ソメイヨシノが終わる頃から咲き始めるのです。今日もよくよく探していたら、外周遊歩道の東で、1輪だけ咲いているのを見つけました。この咲いていたあたりでは、右の写真のように、つぼみがかなり出て来ています。

Dsc02069c_20250411135001  こちらは、八重桜。九華公園には、奥平屋敷跡に1本だけあります。これもソメイヨシノが終わると咲きますが、今日はもうかなり咲き始めていました。

Dsc02191c_20250411135001  小貝須から内堀南公園に行くとき、東野と柳原の間の道路を通ります。この道路の東側には、桜並木があります。250mほどの距離です。ということで、足を延ばしたものの、残念ながら、その成果はありませんでした。

Dsc02289c_20250411135001  週末、近鉄ハイキング、JRさわやかウォーキングとも企画があるのですが、すでに歩いたところも多く、また、私には今ひとつ魅力に欠けるものであったり。明日・土曜は天気はよさそうですから、久しぶりに長良川河口堰にでも行くことにしようかと思案中。

 

2025年4月10日 (木)

久しぶりに九華公園でコゲラに遭遇

Dsc00173c  11時前後に雨が少し降りましたが、ほぼ曇りです。最高気温も18.2℃となっています。7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園から京町へ。ここで家内に迎えに来てもらい、ホームセンターとスーパーへ買い物。歩いたのは、ホームセンター&スーパーを含め、6.2㎞。自分でいうのも何ですが、自らホームセンターやスーパーに行くのは、珍しいのです。買い物につき合うと疲れます(笑)。

Dsc00266c_20250410145001  住吉水門の内側にヒドリガモが1ペアと、メス1羽、オオバンが1羽来ていました。カモもかなり少なくなりました。

Dsc00288c_20250410145001  揖斐川では、まだ白魚漁が行われていました。正月から、たいていは3月中までです。まだシラウオがたくさん獲れるということなのでしょう。

Dsc00446c_20250410145001 Dsc00462c  七里の渡跡には、まずは、コガモが2ペア。

Dsc00371c_20250410145001  ヒドリガモも1ペアがいて、餌を食べていました。ここでは、揚げ雲雀も見られましたが、写真を撮るのはむずかしいのです。

Dsc00659c_20250410145001  九華公園は、今日も静かでした。ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ドバトも少ないのです。奥平屋敷跡で久しぶりにコゲラを2羽見かけました。ここで営巣する年も多いのですが、今年はそもそも営巣しているのかさえ分かりません。鎮国守国神社の境内でときどき鳴き声を聞きますから、そこで営巣しているかも知れませんが、木々が生い茂りすぎていて、確認困難なのです。

 ほかに奥平屋敷跡では、Dsc00914c_20250410145001ハクセキレイが1羽。このあたりにいる鳥たちも、繁殖シーズンで忙しいのでしょう。

Dsc01070c_20250410145001 Dsc01083c_20250410145001  カモは、とうとうキンクロハジロだけになってしまいました。その数、オス・メスをあわせて11羽。ハシビロガモはいません。ユリカモメも姿を見せず。ユリカモメは、たいてい、4月になるとほとんど来なくなります。

Dsc00987c_20250410145001  吉之丸堀にはカルガモが2羽来ていましたが、私が歩いている間に南東の方へ飛び去ってしまいました。

 Dsc00851c_20250410145001 カワウが、巣材をくわえて神戸櫓跡にある松の木に来るのですが、巣ができてきている様子はありません。ハシボソガラスも、奥平屋敷跡で巣材をくわえているのを見ますが、去年のようにここで巣をつくる訳ではなさそうです。

Dsc01275c_20250410145001 Dsc01368c_20250410145001  貝塚公園(左の写真)と、内堀公園でそれぞれツグミを1羽ずつ見ました。

Dsc00730c  ところで、桜について、今日は、花筏と、水鏡とを狙ったのですが、思うようにいきません。左の写真は、一応、花筏狙いです。明日は、天気が回復するようですから、何回目かのチャレンジのつもり。

Dsc00331c_20250410145001 Dsc01215c_20250410145001  ホームセンターでは、とあるものを買ってきました。あることを再開し、また、アサガオの種まきの準備をするため。再開する、あることについては、少し上手くいってからまた改めて書きます。アサガオは、去年はどういう訳か、失敗しています。サギソウも、再度取り組むつもりでいます。

2025年4月 9日 (水)

キジを求めて今日もまた町屋川へ……空振りではなかったものの

Dsc00151c_20250409150601 Dsc09238c-2  いつもの散歩コースには野鳥がほとんどいませんし、町屋川でキジを見たいと思っていました。明日から週末にかけては天気が崩れるという予報でしたので、今朝、行ってきました。いつものように、桑名駅前を8時5分に発車する日の出橋行きのバスで、城南口下車。8時17分着、¥240。町屋川緑地公園のところまで徒歩で約15分。3月末に行ったときの再チャレンジです(2025年3月24日:20250324町屋川プチ遠征へ……キジは見られたか?!)。

Dsc09270c  緑地公園の南側に町屋川の河川敷が広がっていて、ここにキジがいます。ここで30分くらい見ていれば、キジが何羽も出てきて、それなりの写真が撮れるだろうから、その後は、いつものように日の出橋まで町屋川左岸堤防を歩きながら、鳥を見ようと思っていました。ところが、8時半から9時まで待っていても、キジが鳴くのは、対岸の方でばかり。9時を過ぎてやっと、目の前あたりでもときどき鳴くようになって来て、結局、10時前まで1時間半ほど、このあたりをウロウロする羽目に(苦笑)。

Dsc09453c_20250409150601 Dsc09697c_20250409150601  しかし、堤防道路からほど近いところでキジのオスが、何度もケーン、ケーンと鳴くものの、姿はなかなか見えず。堤防の下の河川敷が、2段になっていて1段目の陰あたりを移動していて、見えないのです。1時間半で見たのは、オス3羽、メス2羽。オスは、左の写真のように、証拠写真。空振りにならずによかったという感じ(笑)。

 Dsc09852c_20250409150801 メスは、遠かったのですが、飛ぶところも捉えられました。ほかにオスの写真は、遠い、枝かぶりの証拠写真のみ。ということで、キジの撮影については、再々チャレンジが必要になりました。キジの写真が比較的よく撮れているのは、去年の4月でした(2024年4月13日:今日も町屋川でキジ探し)。

Dsc09068c_20250409150601 Dsc09187c_20250409150601  ほかに見た鳥たち。国道1号線町屋橋のすぐ下流でオオバン。オオバンより下流にカルガモが4羽。餌を食べているようでした。

Dsc09077c Dsc09222c_20250409150601  上空をコサギが通過。上流方向に飛んでいきました。今日は、コサギのほかにも、アオサギ、ダイサギがあちこちにいました。まだ繁殖期真っ最中ではないのでしょうか。

Dsc09350c_20250409150601 Dsc09285c_20250409150601  緑地公園のところでホオジロのペア。モズのオスも、このあたりを移動していました。

Dsc09431c_20250409150601 Dsc09590c_20250409150601  町屋川の上を往復していたのは、カモメのように見えました。飛びが悠然と旋回していたのですが、この写真を撮ったあと、カラスにちょっかいをかけられていました。今日は、日の出橋の方までは行きませんでしたので、水鳥たちはほとんどいませんでした。バードウォッチングは、以上。

Dsc09194c_20250409150601  緑地公園から少し国道1号線の方へ行ったところにある「三本桜」(今、勝手に命名しました)。ソメイヨシノが3本並んでいて、ここも見事なので、これも見たかったのです。

Dsc00096c_20250409150801 Dsc00105c_20250409150801  緑地公園の西北側にはドウダンツツジのかなり大きな木がありました。ドウダンツツジは、成長がゆっくりだそうですから、かなり古い木かも知れません。

Dsc00115c_20250409150801  すぐ近くでソメイヨシノとドウダンツツジ。これもなかなかいい感じでした。

Dsc00133c_20250409150801 Dsc00144c  城南口のバス停に向かう途中のお宅で、これはアセビだろうと思います。実家の庭にも、オヤジが採ってきたものが植わっていました。城南口を10時22分に出る桑名駅前往きのバスに乗車。桑名シティホテル前で下車、10時29分着。¥240。

Dsc00161c_20250409150601  もう1本、桜の木。精義小学校の体育館脇にあります。今日の午前中、桑名市の小学校は一斉に入学式でした。

2025年4月 8日 (火)

花見のシーズンは、野鳥が少ないのです

Dsc07819c_20250408144901  4月8日、花まつりです。御坊さんで行事があり、甘茶も振る舞われるということでしたが、ほかで用事があり、今日は行っておりません。7時20分から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、南魚町、田町と5.6㎞。良い天気ですが、朝のうちはちょっと寒い感じでした。

Dsc07844c_20250408144901 Dsc07858c_20250408144901  住吉入江には、キンクロハジロのメスが1羽のみ(左の写真)。住吉水門のところには、キンクロハジロが1ペアと、オスが1羽(右の写真)、ヒドリガモも1ペア。揖斐川には、何もいません。

Dsc07999c_20250408144901 Dsc08012c_20250408144901  七里の渡跡には、ヒドリガモが2ペアとオスが1羽、キンクロハジロが1ペア(左がオス、右がメス)。

Dsc08068c_20250408144901 Dsc08081c_20250408144901  柿安コミュニティパークの堀には、ヒドリガモが2ペア通す1羽、コガモが1ペアとメス1羽、オオバンが2羽。

Dsc08296c_20250408144901  九華公園では、ドバト、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシボソガラスなどが少しいたほか、カワラヒワを見たくらい。鎮国守国神社の境内からはコゲラの鳴き声が聞こえましたが、姿は見えず。昨日よりさらに野鳥が少なくなっています。やむなく、奥平屋敷跡で鳥小屋にいる文鳥の写真を撮ってきました。

 Dsc08384c_20250408144901 Dsc08215c_20250408144901 カモは、キンクロハジロが7羽、ハシビロガモが1ペア、ヒドリガモが2ペア。ユリカモメは、今日は見ません。

Dsc08611c-2 Dsc08724c_20250408145001  貝塚公園に行く途中、はあぶ工房のところでツグミ(左の写真)。貝塚公園でもツグミ。それぞれ1羽。すぐ近所ですから、これらは、ひょっとしたら、同じツグミかも知れません。

Dsc08812c Dsc08845c  貝塚公園では、ほかにハクセキレイ2羽。シジュウカラが高い木のてっぺんで鳴いていました。今日のバードウォッチングは、以上。毎年のことですが、桜のシーズンは野鳥はあまりいません。もう少しすると、カワラヒワのヒナが見られるかも知れません。

Dsc08114c_20250408144901  さて、桜の写真。まずは、柿安コミュニティパークにある本多忠勝公の銅像のところ。忠勝公の背後に見えている棒のようなもの、実は、忠勝公愛用の蜻蛉切という槍の一部。

Dsc08374c_20250408144901 Dsc08237c  九華公園の桜。昨日は、強風で花びらが舞っていたので心配しましたが、大丈夫でした。今日は、水鏡への再チャレンジを考えたのですが、私が九華公園にいた頃は、風速が2~3m/sほどで、うまく行かず。花筏にはちょっと早いのですが、「もどき」(微苦笑)。

Dsc08515c_20250408144901  こちらは、昨日も載せましたが、二の丸橋の南のたもとあたりのソメイヨシノを裏側から撮ったもの。これもおもしろいかと思ったのです。写真の中央から左に見えているのが、二の丸橋です。

Dsc08921c_20250408145001  もう1枚、さくらの写真。住吉入江の南の端にソメイヨシノが3本並んで植えられてます。ここも見事で、通るたびに写真を撮ってしまいます。そろそろ、また町屋川へ行って、キジを見てきたいと思ったりしています。

2025年4月 7日 (月)

ソメイヨシノが満開の中、ドウダンツツジが咲き始めました

 Dsc06641c_20250407173401 よく晴れて、気温も21.0℃まで上がりましたが、風も強い1日でした。最大風速は、7.2m/s。いつものように、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と歩いてきました。野鳥もおらず、風があって、桜の水鏡も上手く撮れず、寺町まで2時間足らずで来たのですが、そこで知人3人に出会い、しゃべっていて、帰宅は10時を大幅に回りました(苦笑)。午後からは、歯科検診と定例の内科受診と、病院のはしご。ところが、結局3時間あまりもかかってしまい、お疲れ。歩いたのは、6.0㎞。

Dsc06718c_20250407173401 Dsc06719c_20250407173401  住吉入江にも、揖斐川にも水鳥はいません。住吉入江にずっと来ていたカンムリカイツブリも今日は、姿がありません。帰っていったのかと思います。七里の渡跡では、コガモ1ペア(左の写真)、ヒドリガモ3ペア、オオバンが1羽(右の写真)、キンクロハジロのメスが1羽。

Dsc06939c_20250407173401 Dsc06976c  柿安コミュニティパークの堀には、ヒドリガモが1ペア(左の写真はオス)、コガモが1ペアとメス1羽、オオバン1羽(右の写真)、キンクロハジロのメスが1羽。

Dsc07129c Dsc07083c_20250407173401  九華公園では、今日も野鳥はいません。二の丸跡でツグミが1羽いたほか、奥平屋敷跡でスズメ。スズメは、花ラッパを見せてくれないかと期待したのですが、今日はやってくれず。

Dsc07365c_20250407173501  カモは、キンクロハジロが15羽、ハシビロガモが1ペア。ユリカモメは1羽が飛んでいただけ。カモと桜のコラボ写真を撮ろうとしたのですが、撮れたのはこちら。なかなかむずかしい。今日の野鳥は、貝塚公園その他にもとくにおらず、以上(苦笑)。いないにもほどがあります。

Dsc07253c_20250407173501  ここからは花&桜。まずは、鎮国守国神社にあるドウダンツツジが咲き始めたという話。桑名七里の渡し公園にもドウダンツツジがたくさんあるのですが、そちらはまだ咲く気配はありません。

Dsc06785c_20250407173401 Dsc06809c_20250407173401  蟠龍櫓と桜。左の写真は、私の気に入った景色。このソメイヨシノを「マイ・ソメイヨシノ2号」に認定したいくらい。ただ、2号を持つといろいろと支障があるかも知れませんので、抑えています。右は、ちょっと違うアングルから撮ったもの。

 Dsc06889c_20250407173401左は、もう1つ別のアングルから。ソメイヨシノは、三之丸公園に咲いているものです。

Dsc07530c_20250407173501 Dsc07210c_20250407173501  九華公園でもあれこれさくらの写真を撮ったのですが、冒頭にも書きましたように、今日は風があって、水鏡が今ひとつどころか、今三つくらいでした。左の写真は、朝日丸跡から見た二の丸橋の南のたもとあたり。右の写真は、二の丸橋を南東側から撮ったもの。左にあるソメイヨシノは、ボリュームがあるので、見応え満点。右の写真では、橋に向かって左手に写っています。

Dsc07638c_20250407173501 Dsc07681c_20250407173501  こちらは、御坊さん(真宗大谷派桑名別院本統寺)の桜。左の写真は、山門の前のもの。老木ですが見事です。右の写真は、本堂の前。

Dsc07802c_20250407173501  今日最後の桜は、マイ・ソメイヨシノ。近所の桜では、やはりここが一番と個人的には思っています。ちなみに、今日の強風で、ソメイヨシノは少しずつ散ってきています。

Dsc07377c  またもや「おまえは気が早すぎる」と言われること必至ですが、九華公園では、ツツジのつぼみが出てきています。「つつじまつり」は5月なのですが、最近は、ソメイヨシノが終わると、ツツジが咲き始めるようになっています。

2025年4月 6日 (日)

雨上がり散歩でしたが、野鳥はおらず、桜の写真も今ひとつ

Dsc06638c_20250406145301  昨日とは打って変わって、朝は雨。日付が変わった頃から降り始めたようです。アメダスの記録には出ていませんが、9時半過ぎまで降っていました。10時頃からは大丈夫そうでしたので、散歩に行ってきました。住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、寺町と4.1㎞、1時間20分ほど。こんな天気ですし、花見シーズンですから、野鳥はいないでしょうし、よい写真は撮れそうもないのですが、散歩の虫がうずくのです(笑)。冒頭の写真は、帰宅したときのもの。

Dsc05419c Dsc05485c_20250406145401  拙宅マンション前の住吉入江には、今日もカンムリカイツブリがいます。いつになったら帰っていくのか? とこちらが気をもみます。住吉神社の社殿の上で、イソヒヨドリのオスがさえずっていました。暗くて、証拠写真。

Dsc05625c Dsc05674c_20250406145401  七里の渡跡には、コガモのペア1組と、ヒドリガモも1ペア、キンクロハジロのメスが1羽。写真は、コガモたち。

Dsc05750c_20250406145401  三之丸公園には、ツグミが1羽。ここは花見の人はほとんどいません。

Dsc05884c_20250406145301  九華公園は、雨が上がったばかりなのに、けっこうな数の花見客が集まっていました。カワラヒワがところどころで鳴いていたくらいで、あとは水鳥だけ。奥平屋敷跡のステージの裏では、オオバンが上陸して身繕い中でした。

Dsc05925c_20250406145301 Dsc06046c_20250406150201  カモは、キンクロハジロが7羽と、ヒドリガモが1ペアのみ。ハシビロガモはいませんでした。

Dsc05992c_20250406150201  ユリカモメは、1羽が飛んでいるのを見ただけ。今日は、野鳥がいないのを確認に行ったようなもの(苦笑)。

Dsc05591c_20250406145401  桜もあれこれと撮ってきたのですが、こんな曇天では色が出ません。これは、七里の渡跡にあるヤマザクラ。昨日の新ブラタモリで、タモリさんが旅のスタートとしたところ。まずは、伊勢参りだそうです。ちなみに、私も2019年と2021年との2回、桑名から何度かに分けて、伊勢神宮内宮まで徒歩でお参りに行きました(2020年1月3日:平成31&令和元(2019)年JRさわやかウォーキング&近鉄ハイキングのまとめ、2022年1月5日:2021年「東海道・伊勢街道歩いて伊勢参りツアー」のまとめ)。昨日取り上げられた日永の追分、神戸の見附跡も行っています。

Dsc05763c_20250406150001  蟠龍櫓とソメイヨシノ。いつもと違うところから。

Dsc06262c_20250406150001 Dsc06291c_20250406150001  九華公園では水鏡狙い。右の写真は、堀に映ったところをメインにしてみましたが、やはり天気がよいときの方がはるかによいことが分かっただけ(苦笑)。明日は、晴れるという予報ですから、明日もう一度チャレンジしましょう。桜は、まだ散らないでしょうから。

Dsc06589c_20250406145301  こちらは、諸戸氏庭園前の住吉入江。まあまあかという感じ。4月になりましたが、授業がなくなりましたから、アポイントメントは激減。今週は、明日午後、歯科の定期検診。ついでにないかの定例受診にも行ってこようと思っています。

2025年4月 5日 (土)

20250405近鉄ハイキング「【三岐鉄道合同企画】いなべの桜・貨物鉄道博物館と『おふろcaféあげき温泉』でととのう」へ(一回完結)

Img_9661c  今日は最高気温17.3℃、おおむね晴れで、風もさほど強くはなく(最大風速は4.0m/s)、絶好のハイキング日和。近鉄ハイキング「【三岐鉄道合同企画】いなべの桜・貨物鉄道博物館と「おふろcaféあげき温泉」でととのう」に行って来ました。三岐鉄道三岐線の丹生川駅で9時から11時半の受付でしたので、近鉄桑名駅を8時22分に出る伊勢中川行き急行に乗車。近鉄富田駅に9時29分着。¥300。8時49分発の三岐鉄道三岐線西藤原行きに乗り換えて、丹生川駅には9時27分に到着。¥510。三岐鉄道三岐線では、今年度から、JR東海から導入した新型車両5000系が順次導入されますので(こちら)、写真の車両(西武鉄道から導入したもの)は廃車になるそうです。今回も一人旅。

Img_9654c  いきなりの余談ですが、三岐鉄道三岐線では、切符は、今でも硬券が用いられています。ICカード全盛、クレジットカードでも乗車できる時代に、大変貴重だと思います。

Img_9684c Img_9698c_20250405155101  丹生川駅は、ローカル線ののどかな駅というイメージがピッタリ。駅舎の中にツバメの巣があり、ツバメが止まっていたくらい。ただ、これに気を取られたせいで忘れてしまったことがあり、大失態。これについては、後述。

Img_9688c Img_9691c_20250405155101  コースマップを受け取り、9時半にスタートします。これは駅前から西の方を見た写真。奥に見えているのが、藤原岳。今日、歩いていた間、ほとんどのところからこの藤原岳がよく見えていました。藤原岳は、我が家の玄関先からもよく見えています。

250405kintetsuhikingnyugawa0  こちらが、今日歩いてきたルートマップ。丹生川駅からほぼ真北にある三岐鉄道北勢線の阿下喜駅を目指します。貨物鉄道博物館を見てから東に回り、員弁川に沿って植えられた桜並木を愉しみながら歩くという趣向。阿下喜では、いなべ阿下喜ベースに立ち寄ります。ルートマップ上は、5.6㎞でした。

Img_9706c_20250405155101  丹生川駅にほぼ隣接するように貨物鉄道博物館があります。三岐鉄道とボランティアの皆さんとの協同により、わが国初の鉄道貨物輸送専門の博物館として、平成15(2003)年9月15日に開館しました。子どもたちが小さい頃、たぶん開館して間もないときに1度訪ねたことがあります。その時に比べますと、展示内容はずいぶん充実したと思います。こちらもご覧ください。

Img_9702c Img_9715c  この博物館は、明治以降陸上貨物輸送の主役として活躍し今なおJR貨物や三岐鉄道をはじめとしたいくつかの鉄道会社が手がけている鉄道貨物輸送に焦点を当て、産業文化遺産として後世に残すべき貴重な貨車等を保存展示する施設です。定例開館日は、毎月第1日曜日のみ(入館無料)ですが、屋外の展示車両はいつでも見られます。今日は、近鉄ハイキングにあわせて午前中のみ臨時開館。

Img_9743c  貨物鉄道博物館を出たところで、近鉄富田往きの普通電車が来ましたので、今日もまた「俄撮り鉄」。丹生川まで来る電車にも撮り鉄と思われる方が乗車しておられましたし、コースの途中でも電車を撮ろうと待ち構えている方もいらっしゃいました。三岐鉄道は、撮り鉄の方には人気のようです。

Img_9771c_20250405155101  Img_9756cこれらは、コース途中の写真です。ほぼ田園地帯。いなべ市を近鉄ハイキングで最初に歩いたのは、7年前の2月末でしたが(2018年2月27日:近鉄ハイキングで“昭和レトロな町でおひなさん 早春の鈴鹿山脈を眺め「あげきのおひなさん」へ”(予告編)……マップ上9kmなのに、12.4kmも歩いたお話(笑))、このときは初春でした。春にいなべ市を歩くというイメージが私にはあります。

Img_9805c  藤原岳の写真は、途中で何枚も撮ってきましたが、その1枚。東海環状道が通っています。藤原岳は、初めの方にも書きましたが、我が家からもよく見えますが、さすがにここまで来ると、近い!!

Img_9812c  ルートマップで、員弁川に出たあたりから「員弁川散歩道」となります。ここにソメイヨシノの並木が1㎞以上にわたって続いており、これが「員弁川桜並木」。ほぼ満開で、ハイキング参加者以外にも、たくさんの方が散策したり、写真を撮ったりしておられました。

 Img_9816c_20250405155101 Img_9868c途中、何カ所かで写真を撮ってきました。左の写真は、桜並木の始まったあたりから阿下喜方面を撮ったもの。ずっと桜並木が続いているのがお分かりいただけるでしょう。右は、桜並木と藤原岳とのコラボ写真。

Img_9887c  こちらは、阿下喜について桜並木から離れるとき、振り返って撮ったもの。これまでに私が見た桜並木では、鍋田川の桜並木が見事でしたが、それ以上と思います(2019年4月4日:20190403近鉄ハイキング「木曽岬町の採れたてトマトを食すハイキング 鍋田川堤の桜トンネルと『きそさきトマト』」へ(その1)……近鉄弥富駅をスタート、鍋田川堤桜並木から源盛院で芭蕉句碑、常在院に立ち寄る)。

Img_9900c_20250405155201  桜並木からは、いなべ菓子店八舎が立ち寄り先に指定されていました。どら焼きが名物のようですが、例によって私は、立ち寄って写真を撮っただけで失礼してしまいました。

Img_0025c_20250405155201  Img_0021c_20250405155201 最後の立ち寄り先は、いなべ阿下喜ベース。以前は、阿下喜温泉として営業していましたが、リニューアルされ、おふろcaféあげき温泉新上木食堂AGEKI BASE HOTELの3つの施設が併設されています。ここで温泉に入れば、ととのったのですが、今回も入浴はせず。新上木食堂で昼食を食べることも考えたのですが、営業が11時から。ここに着いたのは10時45分で、次の西桑名行きは11時39分発でしたから、時間に余裕がなく、落ち着いて食べられないだろうと、断念(昼間、西桑名行きは1時間に1本なのです)。新上木食堂にあるショップでいなべ蕎麦を土産にゲット(¥480)したのみ。

Img_0052c Img_9944c_20250405155201  11時過ぎに三岐鉄道北勢線の阿下喜駅へゴール。ここで抽選会が行われていたのですが、敢えなく敗退。私のコースマップの番号は、#50でしたが、いなべ菓子店八舎さんのどら焼きは、下1桁が3、8。あげき温泉の入浴券の当り番号は、かすりもせず(苦笑)。

Img_0036c Img_0042c_20250405155201  西桑名行きの発車時刻まで時間がありましたので、軽便鉄道博物館を見てきました。左の写真は、再構築された阿下喜駅にあった軽便鉄道転車台。右は、北勢線を走っていたモニ226号電車の現車保存展示。

Img_0047c_20250405155201  こちらは、軽便鉄道博物館の建物と名松線家城駅にあった腕木式信号機

Img_0059c  阿下喜駅を11時39分に出る西桑名行きの普通電車に乗車します。最近、北勢線では全駅でICカードが使えるようになって、便利になりました。失礼ながら、ここだけハイテクという感じ。

Img_0066c_20250405155201 Img_0069c  電車はこちら。いわゆるナローゲージ。北勢線の線路幅は762mmで、新幹線の1,435mmに比べ、半分くらい。JR在来線などは、1,067mm。

Img_0075c  西桑名駅には、12時26分に到着。¥510。当然ながら、ICカードにチャージする機械も置かれていました。駅前では、「障サ連&桑名うまいもん横丁チャリティコラボイベント!キッチンカーやワークショップを楽しもう」が行われていましたので、覗いてきました。

Screenshot_20250405125018c  ところで、今日のGoogle Fitのデータ。8.88㎞で、14,286歩でした。よく歩きました。

Screenshot_20250405083346c  こちらは、三岐鉄道三岐線富田駅でゲットしたエキタグのデジタルスタンプ。このデジタルスタンプ、丹生川駅にも、阿下喜駅にもあったのですが、すっかり失念。ワーキングメモリーが弱くなっている証拠でしょう(苦笑)。丹生川駅では、ツバメに気を取られて忘れてしまいましたし、阿下喜駅にはデジタルスタンプがあること自体、未確認でした。大失態。また機会があれば、ゲットすることにします。

 ちなみに、今回で、通算199回目のハイキング/ウォーキング参加でした。200回目は、来週末にも達成できるでしょうか!?

2025年4月 4日 (金)

イワツバメを見に大山田川へ

Dsc02624c_20250404155301 Dsc02629c  天気は良く、気温も17.4℃まで上がったのですが、風が強くて参ります。最大風速は、8.0m/s。強風をついてというわけでもありませんが、2年ぶりに大山田川から揖斐川沿いに行って来ました(2023年3月30日:大山田川、上之輪新田から揖斐川沿いを散歩……桜、イワツバメとケリ)。新宮西橋のところに来るイワツバメを見ようという次第。養老鉄道播磨駅の近くから大山田川に沿って、新宮西橋、上之輪新田、上之輪神社、沢南橋、大山田水門と来て、そこから揖斐川右岸を歩いて、伊勢大橋、福島から住吉神社へと6.3㎞。

Dsc02600c_20250404155301 Dsc02645c_20250404155401  大山田川にかかる播磨橋のすぐ上流にソメイヨシノ。このソメイヨシノも気に入っています。ほぼ満開でした。ここから大山田川沿いを歩いたのですが、10年前に河川改修が行われるまでは、けっこう鳥がいたのですが、最近はサッパリ。その頃には、カワセミもあちこちで見られました。

Dsc02655c_20250404155401 Dsc02687c  新宮西橋の上流側のところにコガモたち。オスが2羽、メスが3羽。3月に来ていれば、コガモはもっとたくさんいたかも知れません。

Dsc04007c_20250404155301  ほかには、ハクセキレイが1羽。以前であれば、セグロセキレイや、キセキレイも見られました。

 Dsc03099c_20250404155501 Dsc03191c この新宮西橋あたりには、イワツバメが数10羽、飛び回っていました。普通のツバメよりやや小型で、全長は14.5㎝。ズングリムックリの体型をしています。日本には夏鳥としてやって来ます。

Dsc03702c Dsc03708c_20250404155501  イワツバメが飛ぶところをなんとか捉えようと、何と1,400枚ほどの写真を撮りました。シャッタスピードを1/3200とし、連写しまくり。例の「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式(微苦笑)。歩留まりは1%ほどと、驚異の数値。左の写真、パソコンで見て気づいたのですが、飛びながら振り返っています。仲間に気づいたのか、その後は、編隊飛行。

 イワツバメは、なかなかかわいらしいツバメです。集団で過ごし、繁殖も集団で行います。Dsc03695c_20250404155501 Dsc03979c_20250404155401橋の下に右の写真のような巣をつくっています。今日も巣に入るシーンもあったのですが、巣にいるところは撮れませんでした。

Dsc04050c_20250404155301  続いて、上之輪新田へ。遠くに見えるのは、多度山。耕地整理がなされ、広い水田が広がっていて、気持ちのよいところです。

Dsc04105c Dsc04262c_20250404155301  ケリが繁殖することがありますので、ケリがいないかを見に来たのです。徒歩でしたので、この広いところを見て回るのは不可能。中央の道を少し奥まで行っただけでしたが、ケリは3羽。ただし、バラバラにいて、ペアを組んでいる様子はありませんでした。奥の方からもケリの鳴き声が聞こえていました。ほかにいたのは、ハシボソガラス、スズメ、ムクドリと、イワツバメ。イワツバメは、数羽ずつ飛来。ときどき地上に降りる個体もいましたが、泥など巣材を採る様子はありません。

Dsc04126c_20250404155301 Dsc04196c_20250404155301  ここに来ると、私は「俄撮り鉄」になります(笑)。まずは、近鉄の特急ひのとり。メタリックレッドがとてもきれいです。1度は乗ってみたいと思っているのですが、乗る用事がありません。子どもたちは二人とも乗ったことがあり、ほかの特急とは別世界の乗り心地だそうです。しまかぜにもまだ乗ったことがありませんから、この先、乗車する機会はないかも知れません。

Dsc04318c_20250404155301 Dsc04307c_20250404155301  こちらは、JR東海の特急南紀。これにも乗ったことはありません。名古屋から紀伊勝浦まで運行されています。 2023年7月1日より、HC85系気動車(D100編成)で運転されています。ハイブリッド式のディーゼルカー。

Dsc04453c_20250404155301 Dsc04419c_20250404155301  その後、上之輪神社で小休止。花見のシーズンですから、おやつは花見団子だと思って、途中のコンビニに立ち寄ったのですが、そこには花見団子は売っておらず。やむを得ず、桜きんつばで代用。

Dsc04551c_20250404155301  沢南橋のところで、オオジュリンが数羽いました。以前は、ウグイスや、アオジなどもいたところですし、カワセミが棲んでいたと思われますが、今はいなくなってしまい、大変残念。

Dsc04583c_20250404155301 Dsc04593c  ここには堰があり、そこにコガモのペア。

Dsc04493c_20250404155301  そうそう、ここに来るまで、あちこにちオオバンがいました。オオバンは、このあと、大山田水門のところにもたくさんいました。

Dsc04750c_20250404155301  大山田水門からは揖斐川右岸を歩きます。水門からすぐのところに国道1号線にかかる伊勢大橋。この橋は、昭和9(1934)年にかけられたもので、現在、架け替え工事が進んでいます。

Dsc04781c_20250404155301 Dsc04765c_20250404155301  いずれは4車線の橋になるといいますが、現在は、現・伊勢大橋の下流側に2車線分の橋脚が完成したところ。今年度ここに桁が載せられるそうです。

Dsc04896c_20250404155301 Dsc04871c_20250404155301  揖斐川沿いも広くて、水に面していて、気持ちのよい空間です。長良川河口堰もよく見えます。ここで、ヒバリを見つけました。

Dsc04920c_20250404155301 Dsc04929c_20250404155201  福島のポンプ場のところを過ぎると、桜並木があります。このあたり、伊勢湾台風までも桜並木があり、桜堤防と呼ばれていたそうです。その復活バージョン。

Dsc04986c_20250404155301  六華苑の長屋門のところにちょっと寄り道。ここにもソメイヨシノがあります。もう少し大きいと見応えがあります。

Dsc05063c_20250404155301 Dsc05075c_20250404155301  住吉入江でキンクロハジロのペア。1組。

Dsc05370c_20250404155201  さらにカンムリカイツブリがまだいました。「まだ」と書きましたが、よほど居心地がよいのでしょう。渡り鳥ですから、そろそろ帰った方がよいのではないかと心配になるのです。

Dsc05284c  諸戸氏庭園の前にあるマイ・ソメイヨシノ。ここを通る人たちの多くが写真を撮って行かれます。入園、入学を控えたと思われる親子連れの方も、ここでよく記念撮影をなさっています。やっぱり美しい桜だと思う方は多いようです。

 明日は、近鉄ハイキングに行きたいと思っています。Dsc03854c_20250404163801【三岐鉄道合同企画】いなべの桜・貨物鉄道博物館と「おふろcaféあげき温泉」でととのう」という企画。三岐鉄道三岐線の丹生川駅から北勢線の阿下喜駅までの約6㎞。1日で、三岐線、北勢線に乗れますし、三岐線の富田駅、丹生川駅にはエキタグのデジタルスタンプがありますから、それをゲットできます。貨物鉄道博物館もオープンします。

2025年4月 3日 (木)

ツグミのオンパレード

Dsc02583c_20250403143901  よく晴れて、最高気温は18.5℃となりました。花見日和といえるでしょう。平日でしたが、昨日の九華公園にはたくさんの花見客があったと聞きます。今日も、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と6.8㎞。

Dsc01225c_20250403143901 Dsc01272c_20250403143901  住吉入江には、今日もカンムリカイツブリが1羽。「まだ帰らなくても大丈夫なのかい?」と聞きたくなります。このカンムリカイツブリ、散歩から帰ったときもまだいました。住吉水門の内側には、ヒドリガモのオスが1羽(右の写真)、メスが2羽。

Dsc01384c  揖斐川には水鳥はいませんでしたが、上空をケリが1羽通過。七里の渡跡には、ヒドリガモが2ペア、コガモが3ペア(左の写真)。このあと、ハシボソガラスが飛来して、カモたちは逃げてしまいました。

 Dsc01448c_20250403143901 三之丸公園には、ツグミ。このところ、毎日ここで見かけます。

Dsc01583c_20250403143901 Dsc01565c_20250403143901  柿安コミュニティパークの堀には、ヒドリガモ3ペアとメスが1羽、コガモが1ペア、キンクロハジロのメスが2羽、オオバンが1羽。

Dsc01719c_20250403143901 Dsc01761c  九華公園、今日もまた静か(苦笑)。野鳥はきわめて少ないのです。毎年、花見の頃は同様。奥平屋敷跡でツグミと、ハシボソガラス。カラスは、巣材にするのか、枯れ草をくわえています。このあと、どこかへ飛び去りました。ほかには、公園内のあちこちで、カワラヒワを見かけたくらいであったのと、ツバメが1羽飛ぶのを見ました。

Dsc01928c_20250403143901 Dsc01852c_20250403143901  カモは、キンクロハジロが17羽、ハシビロガモが5羽(左の写真)と、久しぶりにホシハジロのオスが1羽(右の写真)。オオバンも1羽。

Dsc01818c_20250403143901  ユリカモメは、1羽のみ。それもすぐにどこかに行ってしまいました。

Dsc02241c_20250403144001 Dsc02258c_20250403144001  貝塚公園では、シジュウカラを見たのですが、写真は撮れず。内堀公園でツグミを2羽見ました。今日は、ツグミばかりで笑えます。

Dsc02188c_20250403144001 Dsc02313c  内堀公園ではカワラヒワも。老松公園でも、ツグミ。なんだか念押しをされた気分。ジョウビタキは、どこにもいませんでした。

Dsc01480c_20250403143901  さて、ソメイヨシノはかなりよく咲いてきました。左の写真は、蟠龍櫓のところ。この景色、好きなのです。毎年、同じところで写真を撮っています。

Dsc01347c_20250403143901 250403074602249c  こちらは、七里の渡跡。ヤマザクラの向こうに伊勢一の鳥居が見えています。右の写真は、柿安コミュニティパークにある本多忠勝公の銅像。桜の咲き具合は、まだ今ひとつです。

Dsc01942c_20250403143901  九華公園でもあちらこちらでさくらの写真を撮ってきたのですが、どれもピンと来ず。揃って満開にはなっていないので、今ひとつという感じがぬぐえないのです。

Dsc02507c_20250403143901  こちらは、マイ・ソメイヨシノ。よく咲きました。晴れて、陽もよく当たっていて、いい感じです。

Dsc02278c_20250403144001 Dsc02284c  桜ではありませんが、たぶんムラサキツツジ。老松公園近くのお宅に咲いていて、毎年楽しみに見ています。

2025年4月 2日 (水)

スズメの花ラッパ……「もどき」ではありません

Dsc01191c_20250402143301  晴れたり、曇ったりしています。最高気温は、20.9℃まで上がりました。今朝もいつも通りに、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、南魚町、春日さん(桑名宗社)、田町、三崎通と6.2㎞。散歩後半のルートが変わっていますが、これはツバメの巣があるところを回って来たという次第。

Dsc00339c_20250402143501 Dsc00354c_20250402143501  今日のハイライトは、スズメの花ラッパ。今日は、「もどき」ではありません(微笑)。九華公園の外周遊歩道の東にあるソメイヨシノにて。3羽のスズメが皆、ソメイヨシノの花をちぎって、蜜を吸っていました。

Dsc00527c_20250402143401  あたりの歩道には、このように花が散乱。桜の花を散らす犯人と、その犯行現場をしっかりと押さえられました。

Dsc09193c_20250402143601  さて、初めに戻って。住吉入江にはオオバンが2羽。このところ、キンクロハジロは来ても1羽くらいで、来ないことが増えてきています。

Dsc09233c_20250402143601 Dsc09261c_20250402143601  住吉橋のあたりで、イソヒヨドリのオスとメス。この直前、イソヒヨドリ2羽が争っている様子がありました。私は、オス同士の争いかと思ったのですが、このオスとメスで何かトラブルがあったのかも知れません。揖斐川には、ヒドリガモが34羽以上浮いているのが見えました。今日もヒドリガモたちが集合して、帰っていくように思います。

Dsc09409c Dsc09421c_20250402143601  七里の渡跡には何もいません。三之丸公園ではコゲラの鳴き声を聞いたものの、姿は見えず。柿安コミュニティパークの堀には、ヒドリガモのオスが5羽にメスが3羽。コガモもオス3羽にメス2羽が休んでいました。オオバンも1羽が泳いでいました。

Dsc09502c_20250402143601 Dsc09680c  九華公園は今日も静かで、小型の野鳥は多くありません。奥平屋敷跡では、ツグミ1羽と、ハクセキレイが1羽。ほかには、ドバト、ヒヨドリ、ハシボソガラスが少し。スズメが羽毛らしきものをくわえているのも見えました。上空をダイサギ1羽と、ツバメ2羽が通過。

Dsc09839c_20250402143601 Dsc09876c_20250402143501  二の丸跡でビンズイ2羽。本丸跡では、ハクセキレイが1羽。右の翼を傷めていますから、いつもこのあたりで見る個体。

Dsc09930c Dsc00020c_20250402143501  鎮国稲荷社の参道から、社務所裏の木にゴイサギがいるのが見えました。急いで西側に回って撮ったのがこれら。身繕いを懸命に行っており、ときどき顔を上げて周りを見回します。しかし、繁殖シーズンの今頃、ここにいて大丈夫なのでしょうか。

Dsc09690c_20250402145301 Dsc09723c_20250402145301  写真はよくありませんが、神戸櫓跡にある松の木で、カワウが巣を再建しているようです。「再建」というのは、先日の強風で、それまでに作りかけていた巣材がほとんど飛ばされてしまったのです。これは、継続観察が必要です。

Dsc00067c  カモ、今日、私が見たのは、キンクロハジロのみ。11羽しかいません。散歩&鳥見友達のYさんは、ハシビロガモも3羽いたといわれます。ユリカモメは、私が奥平屋敷跡にいたとき、二の丸堀に3羽がいたのですが、すぐにどこかに行ってしまいました。

Dsc00571c_20250402143401  貝塚公園では、ジョウビタキのオス。昨日はジョウビタキをまったく見ませんでしたので、もう皆が帰ってしまったのか、と思っていました。

Dsc00642c_20250402143401 Dsc00731c_20250402143401  内堀公園では、ツグミを2羽。ツグミは、4月後半くらいまで散歩コースで見られます。

Dsc01132c_20250402143301 Dsc00975c_20250402143401  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、カンムリカイツブリが1羽。カンムリカイツブリも渡り鳥ですから、そろそろ帰って行くはず。ここがよほど気に入ったのでしょうか。また、近くではツバメが水浴び。3羽ほどがやって来て、スピードを緩めることなく下降し、一瞬水面に触れた後に上昇するという動作を何度か繰り返していました。しかし、決定的瞬間は撮れず。シャッタスピードをもっと上げなくてはいけませんでした。

Dsc00495c_20250402143501  Dsc00509c_20250402143501 ところで、今年の桜(ソメイヨシノ)は、急に暖かくなってパッと咲き始めましたが、その後の寒の戻りで開花が止まってしまい、咲き方が不揃いで、きれいに満開にならないのではないかと心配しています。左の写真は、九華公園の外周遊歩道の南から北を見たもの。満開になると、きれいなところですが、今年はどうでしょう? 右はそのあたりにあるヤマザクラの花。

Dsc00782c  春日さんへは、金龍桜のその後を見に行ってきました。かなり咲いてきたのですが、春日さんでは、現在、令和の大改修工事が行われていて、金龍桜の回りも工事中。そのため、近くには行けませんし、桜を撮影できるアングルもかなり限られます。

Dsc00844c_20250402143401 Dsc00805c_20250402143401  やむなく、少し離れたところからズームで撮影。金龍桜は、もとの木の子孫が、照源寺にもあります。照源寺の金龍桜は、5年前に見に行っています(2020年4月4日:「ひのとり」、照源寺の金龍桜、道祖神、走井山公園の桜に北勢線の「ゆる鉄写真」……土産は宝来軒本店の花見団子)。

Dsc01032c_20250402143301  住吉入江沿いに、この桜が咲いています。植えられた頃には、「エドヒガンザクラ」という看板があったように記憶していますが、アヤシい(と過去のブログ記事にも何度か書いています)。

【追記(4/2)】 重要なことを書き忘れました。今日・4月2日は、国連が定めた世界自閉症啓発デーです。さらに今日から4月8日までは、発達障害啓発週間でもあります。2007年の国連総会において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。わが国でも、世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、自閉症をはじめとする発達障害について広く啓発する活動を行っており、毎年、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日を発達障害啓発週間として、シンボジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動を行っています。詳しくは、こちらにありますので、ぜひともご覧ください。

2025年4月 1日 (火)

コガモが三之丸公園に

Dsc09153c_20250401144101  雨のち曇りなっています。朝は、7時半過ぎまで小雨でしたから、7時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、寺町と歩いてきました。いったん帰宅して、その後、駅方面へ所要に出かけ、歩いたのは合計6.7㎞。最低気温は7.2℃、最高気温は12.3℃。明日からは、天気も回復し、暖かくなるようです。

Dsc08282c_20250401144301 Dsc08336c_20250401144301  住吉入江には、カンムリカイツブリ1羽と、オオバンが1羽。カンムリカイツブリは、帰ってきたときにもまだいました。

Dsc08437c_20250401144301  住吉神社の近くでイソヒヨドリのメス。蟠龍櫓近くで見る個体とは、何となく違うような気がします。揖斐川には、何カ所かに分かれてキンクロハジロが、合計39羽。キンクロハジロたちは、これから北の国に帰るような気がしました。遠かったので、写真はありません。

Dsc08516c_20250401144201 Dsc08523c_20250401144201  七里の渡跡にはヒドリガモ3ペアと、コガモが3羽、オオバンが1羽。ヒドリガモは、お休み中。コガモも上陸していましたが、1本足で上手にバランスを取りながらいるものだと思います。

Dsc08542c_20250401144201  三之丸公園には見慣れない、割と大きな鳥たちがいるなと思って、よくよく見たら、コガモが上がってきていました。草を食べています。その数、10羽。コガモたちがいたのは、揖斐川からは70~80mほどのところでした。

Dsc08593c_20250401144201  蟠龍櫓のところでは、ツグミが1羽。今日は、この時間、曇っていましたので、暗い写真ばかり(苦笑)。

Dsc08611c Dsc08616c_20250401144201  柿安コミュニティパークの堀にもヒドリガモが10羽。カルガモが2羽と、オオバンも1羽、コガモが2羽。

Dsc08697c_20250401144201  九華公園は今日もまたまた、静か。露店が出ている影響もあるのかも知れません。二の丸跡に行く橋のところで、散歩&鳥見友達のOさんがパンの耳をまくと、ヒヨドリがサッとやって来て、食べています。

Dsc08882c_20250401144201  二の丸跡でツグミ。Dsc08745c_20250401144201朝日丸跡では、ビンズイが2羽。水鳥以外に見たのは、以上。今日は、ドバトやカラスもほとんどいませんでしたし、ジョウビタキにも会えませんでした。

Dsc08755c_20250401144201  Dsc09003c_20250401150601 カモは、キンクロハジロが12羽と、ハシビロガモが6羽。ユリカモメは7羽。カモもユリカモメも、いよいよ少なくなってきました。

Dsc09091c_20250401144101  内堀公園でシジュウカラ2羽。シジュウカラの写真が撮れたのは、ずいぶん久しぶりです。

Dsc08421c_20250401144301  ところで、昨日まで住吉神社から七里の渡跡に通じる、揖斐川の堤防道路が通行止めでした。この写真のあたりです。向かって右手に料亭・船津屋さんがあり、正面に見えているのが蟠龍櫓。

Dsc08463c_20250401144301 Dsc08479c_20250401144201  実際に工事が行われていたのは、堤防道路から七里の渡に降りるところ。これまではちょっと急な階段だけがあったのですが、ここにスロープが設けられました。左の写真は堤防から降りていくところ、右の写真は、七里の渡跡まで行って、振り返って撮ったもの。右の写真で、手前にも段差があったのが、解消されました。年寄りにはありがたい改修工事です。

Dsc08668c  余談。駅方面での所要は、皮膚科受診でした。先月、70歳を迎えましたので、今日・4月1日から医療機関、保険薬局での自己負担は2割になります。皮膚科での支払いも、これまで¥1,350だったのが、¥890。千円札でおつりが来るとは! 受付の方も、「今日から2割負担ですが、1割減るだけで大きいですよね」と。もう30年以上お世話になっていますので、先生も、看護師さんも、医療事務の方も友達のような感じなのです(微笑)。薬局も、¥2,850から¥1,750に。安くなったのはありがたいのですが、一方で、「もうジジイだからな」と念を押されているような気もします。桜は、九華公園にて。

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  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)