お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年4月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年4月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2025年3月

2025年3月31日 (月)

ツバメ見参、スズメの花ラッパ(もどき)そしてソメイヨシノで「サクジロウ」

Dsc08246c_20250331150701  今朝は最低気温が4.0℃まで下がりました。放射冷却のためだそうです。午前中は晴れていたのですが、昼くらいからは曇り。最高気温も、12.1℃にとどまっています。いつも通りに7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、春日さん(桑名宗社)、田町、三崎通と5.6㎞。

Dsc07752c Dsc07590c_20250331150901  今日のハイライトは、3つ。まずは、ツバメ。今シーズンは、3月25日に1羽を初めて見て(2025年3月25日 :九華公園のしだれ桜が咲き始め、シティ・ホールの薄墨桜は満開……九華公園でカンムリカイツブリとオオバンのバトル)、その後、3月29日にも1羽を見ましたが(2025年3月29日:冬に逆戻りしたかのような日でした)、写真は撮れていませんでした。今日は、九華公園で4羽、貝塚公園で2羽が飛んでいました。これらの写真は、貝塚公園で撮影。右の写真では、ツバメが口を開けており、その周囲に小さい虫がいるのまで写っています。

Dsc06785c_20250331151001  2つ目は、スズメの「花ラッパ(もどき)」。Dsc06881c_20250331151001まだ散る時期ではないのに、ソメイヨシノの木の根元に左の写真のように、花が丸ごと落ちているのを見ることがあります。これは、スズメが花の子房のところでちぎって、蜜を吸った後に落としたもの。

Dsc06848c_20250331151001 Dsc06852c  スズメはメジロのように、花に嘴を突っ込んで蜜を吸うことができませんので、子房のところを噛んだり、そこでちぎったりして蜜を吸います。今日はまだ開いてない状態の花をちぎって蜜を吸っているところを確認しました。花が開いた状態でこれをしていたら、「花ラッパ」なのですが……。再度挑戦します。九華公園の奥平屋敷跡で撮影。

Dsc07228c_20250331151001 Dsc07118c_20250331151001  その3は、ソメイヨシノでの「サクジロウ」。メジロの舌の先は、筆のようになっていますので(こちら)、蜜を吸うのに便利です。蜜を吸ったあとのメジロの嘴やその回りは、真っ黄色。「花粉の運び屋」の役割を果たしているのです。サクジロウも、奥平屋敷跡にて。

Dsc06443c_20250331151101 Dsc06473c_20250331151101  さて、散歩の初めから。住吉入江には、キンクロハジロのオスと、カンムリカイツブリとが1羽ずつ。キンクロハジロは目を閉じて、寝ているようです。散歩から帰ったときも、ここにいました。

Dsc06531c Dsc06561c_20250331151101  七里の渡跡にはオオバンが1羽いたのみ。三之丸公園には、ツグミ。ほかにムクドリや、メジロ。蟠龍櫓の東の高水敷には、今日もヒドリガモたち。37羽。草を食んでいます。

Dsc06578c_20250331151101 Dsc06594c_20250331151101  柿安コミュニティパークの堀には、ヒドリガモが3羽と、コガモが5羽。ヒドリガモも上陸していたのですが、私に驚いて、堀に飛んで逃げたところ。コガモは皆、上陸して休んでいました。

Dsc06682c_20250331151101 Dsc06920c_20250331151001  九華公園は今日も静かでした。奥平屋敷跡では、まずはイソシギ。このところよく来ています。続いて、ジョウビタキのオスも登場。ここによくいます。

Dsc06894c  カワラヒワは、九華公園のあちこちで見ます。これは、奥平屋敷跡にて。2羽で一緒にいることもありますが、単独行動している個体が多いように思います。すでに抱卵しているのでしょう。ハシボソガラスは今日も、枝をくわえているところを見ましたが、そのままよそへ飛んでいきますから、今年はここでは営巣しないようです。

Dsc07330c_20250331150901 Dsc07362c_20250331150901  本丸跡でハクセキレイが虫のようなものを捕まえていました。ハサミムシのようです。写真をクリックすると拡大しますので、苦手な方はご注意ください。

Dsc06619c_20250331151101 Dsc07268c_20250331151001  カモ、今日は、キンクロハジロが26羽、ハシビロガモが11羽。オオバンは1羽。ユリカモメは(右の写真)、何と2羽のみ! 左の写真で、手前はキンクロハジロのメス、奥はオオバン。

Dsc07452c_20250331150901  カモと桜のコラボ写真を狙っていたのですが、なかなか思うようなところにカモは来てくれません。

Dsc07951c_20250331150801  内堀公園では、ジョウビタキのオス。愛想を振りまいてくれました(微笑)。

Dsc07322c_20250331150901 Dsc07310c  九華公園の桜、このブログではよく咲いているところを選んで写真を載せていますので、満開が近いと思われる方もいらっしゃるかも知れません。左の写真は、本丸跡の藤棚のところ。ここが毎年、もっとも早くからよく咲くところ。右は、吉之丸堀にかかる橋から南西を見たもの。左側は、二の丸跡。全体としては、この右の写真のような開花状況です。

Dsc08095c Dsc08067c_20250331150801  春日さん(桑名宗社)のインスタに、先日、金龍桜が咲きそうだと投稿されていましたので、もう咲いたか、見てきました。金龍桜は、若葉が赤褐色、花が白に近い淡紅色、一重と八重との咲き分けで、八重の優れた一品種です。これは、桑名藩主松平定綱公が摂津国(大阪府)古曽部の金龍寺の原木から分植したものです。照源寺にも金龍桜はあります。今日は、咲いていたのは数輪。これは、もう一度折を見て、見てこないといけません。

Dsc08144c_20250331150701 Dsc08207c_20250331150701  オマケに花の写真。春日さんの近所のお宅で、これは白いジンチョウゲ。右は、乙女椿と思います。三崎通にあるお宅にて。鎮国守国神社にも乙女椿があるのですが、今年はまだ咲いていません。毎年、咲く時期がやや不安定なのですが、未だに咲かないことはこれまでにはありませんでした。

Dsc08232c_20250331150701  という次第で、今日はあれこれと楽しめました。明日までは寒さが続くそうですが、明日はもう4月です。この写真は、マイ・ソメイヨシノ。よく咲いてきました。

2025年3月30日 (日)

久しぶりにホシゴイを見つけました

Dsc06419c_20250330160701  ほぼ晴れの1日でした。気温は、12.4℃まで上がりましたが、9時頃から風が強くなってきて、寒く感じます。いつも通りに7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀、京町、寺町から諸戸苑第2公園まで足を延ばして、6.6㎞。見たいものがありましたので、最近は行かないところまで行ってきました。

Dsc05024c_20250330160801  住吉入江には、カンムリカイツブリが1羽いただけ。このカンムリカイツブリは、散歩から帰ったときも、ここにいました。

Dsc05088c_20250330160801 Dsc05154c_20250330160801  揖斐川には遠くにキンクロハジロの姿が見えたのみ。七里の渡跡には、ヒドリガモ3羽(左の写真はオス)とコガモが3羽。蟠龍櫓の東の高水敷には、ヒドリガモが10羽。最近は、この高水敷に集まるヒドリガモも減ってきています。柿安コミュニティパークの堀には、ヒドリガモが2ペアと、コガモが6羽、オオバンが2羽(写真は割愛)。

Dsc05477c_20250330160801  九華公園は、今日も野鳥はあまりいません。奥平屋敷跡にはハシボソガラスとヒヨドリが来たくらい。ビンズイは、二の丸跡に2羽がいました。ほかには、カワラヒワが数羽。鎮国守国神社の境内では、コゲラの鳴き声も聞かれましたが、姿は見えず。

Dsc05575c_20250330160801  鎮国守国神社の境内からホシゴイを見つけました。社務所裏の木にいます。ゴイサギの幼鳥です。身繕いを懸命にしていました。

Dsc05224c_20250330160801 Dsc05639c-2  カモは、今日は、キンクロハジロが32羽、ハシビロガモが7羽。もうヒドリガモや、ホシハジロのオスは来なくなっています。ユリカモメは、11羽。

Dsc05780c_20250330160701 Dsc06094c_20250330160701  貝塚公園では、ジョウビタキのメス。ジョウビタキのオスは、内堀公園にて。昨日も、ここでオスを見ています。内堀公園には、ジョウビタキのオスが2羽来ていましたから、そのうちの1羽。

Dsc05889c_20250330160701 Dsc05845c_20250330160701  内堀公園では、ツグミが2羽。接近遭遇したのですが、すぐに離れていきました。これらの写真に写っているのは、それぞれ別個体。

Dsc05269c_20250330160801 Dsc05692c_20250330160701  九華公園では、ソメイヨシノの開花が進むとともに、公園の外周遊歩道の南でヤマザクラも咲き始めました。ほかの公園でも、ソメイヨシノは咲いてきています。

Dsc05000c_20250330160901 Dsc05006c_20250330160901  こちらは、マイ・ソメイヨシノ。散歩に出るときに撮ったもの。

Dsc06277c_20250330160701  マイ・ソメイヨシノの並びには、ヤマザクラもあります。これはそのうちの1本の花。

Dsc06151c Dsc06136c_20250330160701  諸戸苑第2公園の方まで足を延ばしたのは、これが見たかったからです。ハナモモではないかと思っていますが、自信はありません。お分かりの方がいらっしゃったら、ぜひともご教示ください。

Dsc06226c_20250330160701  源平咲きとなっていて、気に入っているのです。

Dsc05632c  午後からは内輪の勉強会。心理アセスメントについて、ごく少数の皆さんにお話ししています。自由に、楽しくやらせていただき、私の方がこういう機会を与えていただき、感謝しなければなりません。「3月は去る」といいますが、あっという間に過ぎつつあります。今週はもう4月。年度替わりですが、非常勤講師も退職となりますから、そういう感覚も薄れつつあります。今週は、特にアポイントメントもありません。去年まででしたら、新学期の講義の準備をしていた頃ですが、それも必要なくなりました。寂しさや喪失感はありませんが、講義が始まる頃になると何らかの感慨が芽生えてくるかも知れないと思っています。この写真は、九華公園のしだれ桜。

2025年3月29日 (土)

冬に逆戻りしたかのような日でした

Dsc04120c_20250329163901  最高気温は16.5℃まで上がったものの、季節風が強くて、冬に逆戻りしたかのような日です。とくに、朝、散歩に行った時間帯は曇っていて、とても寒かったのです。7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と4.6㎞。風が強くて寒かったのと、昼くらいから出かけなければなりませんでしたので、早めに帰宅。

Dsc04209c_20250329163901 Dsc04245c-2  住吉入江にはオオバンが2羽、揖斐川にはキンクロハジロが3羽と、水鳥が少し戻っていました。さらに揖斐川上空をツバメが1羽、飛んでいるのを見ました。写真は撮れていません。七里の渡跡にもオオバンが1羽。三之丸公園には、ツグミ1羽と、ムクドリ、スズメ。蟠龍櫓の東の高水敷にはヒドリガモが10羽。これまでよりやや少なめ。

Dsc04265c_20250329163901  柿安コミュニティパークの堀には、ヒドリガモが9羽と、コガモも9羽。ヒドリガモは堀に浮かんでいるのと、上陸しているのとに分かれていましたが、コガモは皆上陸して休憩。

Dsc04469c_20250329163901 Dsc04556c_20250329163901  九華公園は、相変わらず鳥はあまりいません。奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオスと、イソシギ。この頃、イソシギがよく来ています。ほかには、カワラヒワ、ハクセキレイ、ヒヨドリなど。

Dsc04622c_20250329163901 Dsc04694c_20250329163801  ハシボソガラスが木の枝をくわえていました。しかし、奥平屋敷跡で巣をつくっている様子はありません。このカラス、枝をくわえて九華公園から南の方へ飛び去りました。神戸櫓跡の松の木では、やはりカワウが巣をつくっているようです。右の写真で、下側にいるカワウが座り込んでいますが、ここに巣をつくっていると思われます。

Dsc04446c  カンムリカイツブリは、今日もまた、奥平屋敷跡から二の丸跡にかかる橋の下で休んでいました。ここがよほど気に入ったのでしょう。

Dsc04689c Dsc04661c_20250329163801  カモは、キンクロハジロが10羽、ハシビロガモが3羽と、またまた減っています。今日からは、桜まつりでお堀めぐりの船も動きますから、ほとんどいなくなるでしょう。ユリカモメは9羽。

Dsc04782c Dsc04842c_20250329163801  内堀公園では、ツグミと、ジョウビタキのオスが1羽ずつ。ジョウビタキは、寒かったのでまん丸の「ジョビボール」。

Dsc04875c_20250329163801  ほかにカワラヒワも2羽でやって来ました。

Dsc04961c_20250329163801 Dsc04907c  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、久しぶりにカンムリカイツブリが1羽、来ていました。ハクセキレイも登場。表現が悪いのですが、あまりきれいではありませんが、それが特徴で、ここによく来ている個体です。

Dsc04718c_20250329163801 Dsc04736c_20250329163801  初めにも書きましたが、寒の戻りで寒くなっていますが、今日から九華公園では「桜まつり」が開催されますが、この寒さでは、花見のお客さんは少ないのではないかと思います。とくにお堀めぐりで船に乗る人は少ないという気がします。明日は、天気は良くなるようですが、気温が5℃/11℃と今日よりかなり下がる予報。風も強そうです。

250329130508236c  ところで、昼くらいに出て、午後からは、ある社会福祉法人の評議員会に出席してきました。定例会は、年に2回、3月と6月とに開催されます。社会状況も厳しく、また、諸色も高騰していますので、福祉施設の運営にはひとかたならぬご苦労がおありです。明日は、午後から内輪の勉強会の講師を務めます。

2025年3月28日 (金)

ヒバリ、ホオジロが散歩コースあたりで繁殖してくれるか?!……目白押しもどきも(笑)

Dsc04120c  朝7時前まで比較的よく降りました。その後は、晴れたり、曇ったり。最高気温は、朝9時51分に記録した21.3℃。変な天気といえます。雨が上がりましたから、いつものように、7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.4㎞。もう少し歩いた気がしますが、Google Fitのデータではこれだけでした。冒頭の写真は、散歩から帰ったときのもの。

Dsc02068c Dsc01981c_20250328150401  住吉入江や揖斐川には今日も水鳥はいません。七里の渡跡にオオバンが1羽いたのみ。三之丸公園では、ツグミが1羽。三の丸水門のところには、ヒバリ。ほかに揚げ雲雀も見られました。ヒバリもこのあたりで繁殖が期待できそうですが、巣を見つけるのは非常にむずかしいでしょう。

Dsc02172c_20250328150401 Dsc02243c_20250328150401  柿安コミュニティパークの揖斐川沿いの桜の木でホオジロのオス。さえずっています。ヒドリガモたち、今日は、コミュニティパークの東の高水敷に集合していました。ちょっと分散していましたが、80羽以上はいたと思います。

Dsc02314c_20250328150401 Dsc02409c_20250328150401   九華公園では明日からの桜まつりに備えて、露店がかなり設置され、営業を始めるところもありました。それもあってか、野鳥は今日も少なめ。奥平屋敷跡では、ツグミとジョウビタキのオス。

Dsc02562c_20250328150401 Dsc02593c  奥平屋敷跡の北にある花菖蒲園には、カワラヒワが5羽ほど降りてきて、エサ探し。二の丸跡からはビンズイ2羽が逃げてきました。逃げてきたというのは、二の丸跡でシルバー人材センターの方によって、掃除が始まったため。ちょっと遠くて、証拠写真。

Dsc03296c_20250328150301 Dsc02705c_20250328150301  カモ、ユリカモメはいよいよ少なく、今日は、キンクロハジロが19羽、ハシビロガモが4羽。カルガモが2羽。ユリカモメに至ってはたったの2羽。散歩&鳥見友達のOさんがパンの耳をまいても、集まってきません。

Dsc02666c_20250328150301 Dsc02723cc  カンムリカイツブリは相変わらず1羽がいます。今日も橋の下にいることが多かったのですが、右の写真では、弁足がよく分かります。それにしても大きな足をしています。

 Dsc03170c_20250328150301 ハクセキレイは野球場のグラウンドにいました。ほかには、カワウ、ハシボソガラス、ムクドリ、スズメがそれぞれ少し。ケリが鳴きながら上空を通過していきました。

Dsc03506c_20250328150201  貝塚公園で、ジョウビタキのオス。内堀南公園では、ハクセキレイ。Dsc03547c_20250328150201

Dsc03787c  寺町商店街には、ソメイヨシノの木も少しあります。そこにメジロ。まだここは、花はほとんど咲いていません。メジロが2羽だけ並びました。2羽では、「目白押し」とはいえなさそうです(微笑)。拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、上空でアオサギが強風に煽られていました(写真はありません)。今日のバードウォッチングは、以上。

Dsc03222c Dsc03255c_20250328150301  九華公園では、昨日の暖かさのため、ソメイヨシノの開花があちこちで進んでいます。この週末は、寒の戻りだそうですが、花見気分は味わえるかも知れません。これは、例によって、本丸跡の藤棚の西側のところのソメイヨシノ。

Dsc03420c Dsc03446c_20250328150301  野球場の南のしだれ桜は、満開が近くなりました。

Dsc03461c  しだれ桜の水鏡を撮りたかったのですが、あまりよく晴れなかったのと、風が少しあって、今ひとつでした。

Dsc04050c_20250328150101 Dsc04050c_20250328150101  諸戸氏庭園の前にあるマイ・ソメイヨシノも、開花しました。この並びには、ヤマザクラも1本ありますが、それも咲き始めています。

Dsc03602c_20250328150201 Dsc03621c_20250328150201  桜が咲いてきて、上を見上げてばかりいますが、足元を見るのも忘れない方がよいかも知れません。タンポポや、ホトケノザも咲いています。内堀南公園にて。

Dsc03564c_20250328150201  明日は、午後からある社会福祉法人の評議員会がありますので、菰野まで出かける予定。午前中に短時間散歩に行こうと思っています。レンギョウも内堀南公園で。

 

2025年3月27日 (木)

春日さんでコブシがほぼ満開……今日はジョウビタキ・デー

Dsc01881c_20250327152201  夕方から雨という予報です。午前中は晴れていましたが、午後からは曇り。最高気温は、19.2℃。いつものように、7時25分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、春日さん(桑名宗社)、田町と散歩。6.4㎞。

Dsc00015c_20250327152401 Dsc00095c_20250327152401  住吉入江には、キンクロハジロのオスが1羽のみ。揖斐川には水鳥はいません。七里の渡跡には、オオバンが1羽いたのみ。蟠龍櫓の東の高水敷には、今日もヒドリガモが20羽以上。カモたちもかなり北の国に帰って行っているようです。

Dsc00114c  柿安コミュニティパークの堀にはコガモが4ペア。

 Dsc00346c_20250327152401 Dsc00455c_20250327152401 九華公園は、今日も静かです。ヒヨドリ、スズメ、ムクドリはもちろん少ない上に、カワラヒワもあまり姿を見せません。いたとしても1羽で行動していますから、すでに抱卵しているのではないかと思います。奥平屋敷跡には、イソシギがいました。お尻をフリフリしながら、歩き回ってエサを探していました。ほかには、まずツグミ1羽。

Dsc00376c_20250327152401 Dsc00622c_20250327152401  さらに、ここでの定番であるハクセキレイと、ジョウビタキのオスがそれぞれ1羽登場。

Dsc00704c_20250327152301 Dsc00690c_20250327152401  散歩&鳥見友達のOさんがエサをやると、ヒヨドリが寄ってきます。しっかり学習したようです。

Dsc00737c_20250327152301 Dsc01024c  カモは今日も少なく、キンクロハジロが16羽と、ハシビロガモが7羽。カモは、例年であれば、4月後半まで滞在するものがいるのですが、今の時期にこれだけ少ないことは珍しい。

Dsc00728c_20250327152301 Dsc00681c_20250327152401  ユリカモメは、14羽ほど。ユリカモメは、例年、3月末には九華公園には来なくなります。もうそろそろ、ここでは見納めとなると思います。カンムリカイツブリは、今日は、奥平屋敷跡から二の丸跡に行く橋の下にいました。

Dsc00819c_20250327152301 Dsc00836c  朝日丸跡でビンズイが3羽。漂鳥ですから、日本の中で移動しています。九華公園には冬鳥としてやって来ます。これもそろそろいなくなるでしょう。

Dsc01244c_20250327152201  九華公園の外周遊歩道の南で、ジョウビタキのオス。

Dsc01404c_20250327152201 Dsc01646c  貝塚公園では、ツグミが2羽いたのですが、遠くてきれいには撮れませんでした。さらに、ジョウビタキのメスが出てきました(左の写真)。ほかにはハクセキレイが1羽。内堀公園では、ジョウビタキのオス。今日はジョウビタキ・デーといってもよいかも知れません。

Dsc01849c_20250327152101 Dsc01827c_20250327152101  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、キンクロハジロのオスが1羽と(これは朝からいたものでしょう)、オオバンが2羽。

Dsc01040c_20250327152301 Dsc01157c_20250327152201  ところで、九華公園では、一部ではありますが、ソメイヨシノが一気に咲いてきました。左の写真は、本丸跡の藤棚の西のところ。昨日も写真を撮って載せたあたりです。ほかの桜も、咲き始めていたり、つぼみが膨らんでピンク色が見えてきたりしています。右の写真は、しだれ桜。野球場の南の堀沿いにあります。こちらもよく咲いてきました。

Dsc01705c_20250327152201 Dsc01747c  春日さんへは、コブシがほぼ満開だろうと思って見に行きました。よく咲いていました。満開にはまだ間があるように見えます。

Dsc01873c Dsc00008c_20250327152401  オマケというか、余談というか。こちらは、勝手にマイ・ソメイヨシノに認定しているソメイヨシノ。諸戸氏庭園の前にあります。老木ではありますが、これもつぼみが一気に膨らみ、ピンク色の花びらが見えてきました。

2025年3月26日 (水)

九華公園でソメイヨシノが咲きました……例によって勝手な開花宣言です(笑)

Dsc00002c_20250326144301  今朝は最低気温が12.3℃もありました。最高気温は22.4℃。今日も黄砂が残っているようで、空は霞んでいます。7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と6.4㎞。

Dsc09848c_20250326144301 Dsc09872c_20250326144301  今日のハイライトは、こちら。九華公園でソメイヨシノが開花しました。本丸跡の藤棚の西の処で撮りました。同じ木で5輪以上咲いていましたので、開花が宣言できる基準をクリアしていますから、勝手に開花を宣言します(笑)。二の丸跡でも、花がいくつか付いているソメイヨシノもありました。

Dsc09143c_20250326144401  住吉入江にはオオバンが2羽いたのみ。揖斐川、七里の渡跡にも水鳥の姿は見えません。蟠龍櫓のところに、これはホオジロのメスでしょう。近くには、もう1羽、ホオジロらしき鳥がいました。1ヶ月ほど前、このあたりでホオジロのペアを見ています(2025年2月25日:今日は、ユリカモメの「エサ・キャッチシーン」)。

Dsc09176c_20250326144401  蟠龍櫓の東の高水敷には、今日もヒドリガモが集まっていました。見える範囲にいたのは、49羽。三の丸水門の下流側から写真を撮りましたので、堤防の一部が写り込んでいます。

Dsc09327c_20250326144401 Dsc09214c  柿安コミュニティパークには、ヒドリガモが3ペア。上陸しているものと、堀にいるものとがいます。

Dsc09287c_20250326144401  堀の遠い側にイソシギらしき鳥が1羽。

Dsc09441c_20250326144301 Dsc09512c  九華公園では、今日も野鳥はあまりいませんでした。カワラヒワの鳴き声はよく聞こえますが、姿はあまり見えません。今日は、シジュウカラと、コゲラの鳴き声もしましたが、やはり見えず。奥平屋敷跡に来たのは、今日もハクセキレイと、ジョウビタキのオスが1羽ずつ。二の丸跡にビンズイが見えたのですが、ツツジに隠れてしまい、写真は撮れず。

Dsc09392c_20250326144401 Dsc09567c_20250326144301  カモ、ユリカモメは今日も多くありませんでした。キンクロハジロは25、ハシビロガモは3羽。ヒドリガモ、ホシハジロ、カルガモは今日はいません。ユリカモメは、14羽。

Dsc09659c_20250326144301  散歩&鳥見友達のOさんがいつものところにパンの耳を置くと、ヒヨドリがやって来るのは、恒例の景色になりました。何となく「パンがもらえると聞いたのですが……」とでもいっていそうな雰囲気のヒヨドリでした。

Dsc09759c_20250326144301  カンムリカイツブリは泳いでいるところも見ましたが、吉之丸堀にかかる橋の下で休んでいました。最近ずっといる個体であろうと思います。そうであれば、昨日オオバンとバトルを展開したカンムリカイツブリです。このあと、内堀公園でジョウビタキのオスを見たものの、写真は撮れず。

Dsc09899c_20250326144301 Dsc09935c_20250326144301  こちらは、九華公園のしだれ桜。昨日よりもさらに花が増え、見応えが出てきました。右の写真のしだれ桜は、吉津屋堀のところにある木で撮ってきました。

Dsc09961c_20250326144301  寺町商店街にある河津桜。これは、もっとも北にある荷捌き広場のところで撮りました。今日もメジロを探したのですが、ほとんど姿を見ませんでした。ヒヨドリもあまりいません。冬鳥はかなり帰っていったようですし、留鳥たちは繁殖シーズンに入っているのでしょう。今日は、ツバメは見ませんでしたが、散歩&鳥見友達のYさんも、月曜(3/24)に蟠龍櫓のところでツバメが飛ぶのを見たそうです。ツバメに期待しましょう。

2025年3月25日 (火)

九華公園のしだれ桜が咲き始め、シティ・ホールの薄墨桜は満開……九華公園でカンムリカイツブリとオオバンのバトル

Dsc09050c_20250325151301  今日も暖かくなっており、最高気温は23.7℃。ただし、空は霞んでいます。黄砂のせいだということです。いつものように7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と歩いてきました。昼に出かける予定で、少し短めの散歩でした。

Dsc07647c_20250325151601 Dsc07663c_20250325151601  住吉入江や、住吉神社あたりの揖斐川には、水鳥はまったくいません。七里の渡跡まで来て、コガモが1ペアとメスが1羽、オオバンが4羽。

 Dsc07698c_20250325151601 こちら、七里の渡跡にいたオオバン。

Dsc07717c_20250325151601 Dsc07792c_20250325151601  左の写真は、三之丸公園で見つけたジョウビタキのメス。今シーズン、三之丸公園、柿安コミュニティパークあたりを縄張りにしていたメスです。右は、同じく三之丸公園にいたツグミ。

Dsc07838c_20250325151601  蟠龍櫓のところには、今日もまたイソヒヨドリのメス。このあたりがお気に入りの場所なのか、この冬からここでよく見かけます。

Dsc07870c_20250325151601 Dsc07887c_20250325151601  コミュニティパークの堀の上の草地にヒドリガモのペア。揖斐川にもヒドリガモが多数浮かんでいたのですが、このペアは、二人だけの世界を形成していました。

 Dsc07923c_20250325151601 堀には、コガモのオスが1羽。今日は、オオバンやキンクロハジロは見られませんでした。

 九華公園には7時45分に到着。Dsc08006c_20250325151501 Dsc08136c_20250325151501奥平屋敷跡で、ジョウビタキのオスと、ハクセキレイ。ほかには、ハシボソガラスや、カワラヒワ。はるか上空を東に向かってアオサギが通過していきました。

Dsc08496c_20250325151401  カワラヒワは、九華公園のあちこちにいるのですが、松の木の高いところにいることが多くなっていて、あまり姿を見せません。繁殖シーズンに入っているのでしょう。

Dsc08117c Dsc08042c_20250325151501  カモは、今日も少なく、キンクロハジロが18羽、ハシビロガモが8羽、カルガモが2羽、オオバンが2羽。ヒドリガモや、ホシハジロの姿はありません。

Dsc07962c_20250325151501 Dsc08513c  こちらはオオバン。北にある堀にいました。左の写真のオオバンも堀にある石の上に乗っています。右の写真の大判では、弁足がよく見えています。どちらも普段のオオバンのイメージとは少し違います。

Dsc08311c-2 Dsc08358c_20250325151501  ユリカモメは、43羽。橋の欄干にパンの耳を置くと、また取りに来るようになりました。おそらく、メンバーが入れ替わることがあるのでしょう。以前、これを覚えたユリカモメがまたやって来たのではないかと思います。あのUYユリカモメは、このところ姿を見せませんので、ほかに移動してしまったのでしょう。

Dsc08187c_20250325151501  Dsc08163c散歩&鳥見友達のOさんがパンの耳を置くと、ヒヨドリが集まってきます。これはもうすっかりお馴染みの光景になりました。

Dsc08566c_20250325151401  Dsc08077c_20250325151501 カンムリカイツブリが今日も1羽、来ていました。今日は、堀のあちこちをかなりのスピードで泳いでいました。北の堀に来たとき、石の上に乗っていたオオバンの近くに行ったのですが……。

Dsc08609c_20250325151401 Dsc08618c_20250325151401  このカンムリカイツブリ、何を思ったのか、そこにいたオオバンにちょっかいをかけ、大バトルになりました。カンムリカイツブリがほかの鳥に手をだすところや、オオバンがほかの鳥とバトルになるのは、初めて見ました。オオバンは、大人しい鳥というイメージがあったのです。

Dsc08715c_20250325151501  内堀南公園では、ツグミ。ここでツグミを見るのは、珍しいことです。近くにハクセキレイもいたのですが、写真は上手く撮れず。

Dsc08918c Dsc09018c_20250325151301  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、ここにもオオバン。今日は、オオバンをよく見ます。ハクセキレイもいましたが、背景がきれいではありませんので、割愛。入江の脇には、イソヒヨドリのメス。イソヒヨドリを撮っているとき、西の空をツバメが1羽、飛んでいました。今シーズン初見ですが、写真は撮れず、残念。

Dsc08471c_20250325151401 Dsc08681c_20250325151401  九華公園では、しだれ桜が咲き始めていました。私の散歩コースでは、寺町商店街にある河津桜、光徳寺のヒカンザクラ、柿安シティ・ホールの薄墨桜と順番に咲いてきて、次が、このしだれ桜となります。

Dsc08051c  九華公園のソメイヨシノは、ところどころでこのようにつぼみが膨らんで、少しピンク色を呈してきています。ウェザーニューズの開花予想は、3月31日となっていましたが、もう少し早く咲き始めるかも知れません。

Dsc08809c_20250325151401 Dsc08854c_20250325151301  内堀南公園では、レンギョウが咲いています。常信寺にもあったのですが、今年は咲いていないのではないかと思います。寺町商店街にある河津桜は、いよいよ落花盛ん。今年もしっかり愉しませてもらいました。

250325125338950c  柿安シティ・ホールの薄墨桜は、満開。花が次第に薄墨色になっていくそうですが、そんな気もします。

250325120627649c 250325124641676c  ところで、散歩から早く帰ったのは、ランチに行くため。友人と1ヶ月ぶりくらいでしょうか、ランチに行って来ました。アピタ桑名店にあるオーブン亭にて、和洋膳。おかずが選べるのがありがたい。これで¥1,649(税込み)。そのあとは、コメダでコーヒー。オッサン/ジイさん二人なのに、話すことがたくさんあります(微苦笑)。ということで、今日歩いたのは、6.8㎞。

2025年3月24日 (月)

20250324町屋川プチ遠征へ……キジは見られたか?!

Dsc07543c_20250324155301  今日は、町屋川へプチ遠征してきました。冬鳥たちが皆帰ってしまう前に、もう1度行きたいと思っていたのと、そろそろキジが見られるのではないかと思ったのとで、です。桑名駅前を8時5分に発車する日の出橋行きのバスで、城南口まで。少し遅れて、8時19分着。¥240。国道1号線町屋橋から、町屋川に沿って日の出橋の先まで歩いてきました。今日は曇り、最高気温は20.4度。

 Dsc05537c_20250324155301町屋川の堤防道路に入ってすぐ、右岸側にダイサギと、コサギとが1羽ずつ。ちょっと遠かったのですが、この2羽が一緒に行動しているように見えて、おもしろいシーンでした。このあたりには、オオバンやカルガモもいました。

Dsc05579c_20250324155301  今日、国道1号線から23号線の間には、ホオジロのオスがたくさんいました。4~5羽。

Dsc05639c  町屋川緑地公園の南側でキジ待ち。と思ったら、着いてすぐにオス、メス1羽ずつが飛ぶのが見えました。しかし、シャッターを押す暇もありません。結局30分ほど待って、4ヶ所くらいからオスが鳴く声が聞こえたのですが、見えたのは1羽のみ。それも80mほどさきで、草の陰。という次第で、残念ながら証拠写真。

Dsc05837c_20250324155401  緑地公園の先の木にカラスの巣。ハシボソガラスのように見えます。九華公園で見るハシボソガラスの巣は、もっと雑なつくりに見えますが、これはかなりしっかりつくられているようです。

Dsc06014c_20250324155401 Dsc06025c_20250324155401  今日は、四日市港潮汐表では、干潮が8時29分。日の出橋から先には、水鳥がいるものの、中州あたりに多くて、遠いのです。近いところにいたのは、まずは、ヒドリガモ。かもの中では、ヒドリガモがたくさんいまいた。

Dsc06090c Dsc06567c_20250324155501  カルガモもけっこうたくさんいます。カモメも数羽はいたのですが、中州にいて、100m以上も先。

Dsc06613c_20250324155501  その中州には、ユリカモメ、カワウなどもたくさんいます。ガングロになっているのは、ユリカモメのようです。

Dsc06707c_20250324155501  今日はオナガガモの姿はありませんでしたが、オカヨシガモが見られました。オスもメスもいましたが、左の写真はオス。

Dsc06812c_20250324155501  歩いている途中、猛禽類も登場しました。こちらはミサゴ。1羽がしばらく川の上空を旋回していました。もう1種類は、トビ2羽のように見えましたが、遠くて写真はありません。

Dsc07086c Dsc07121c_20250324155401  こちらは、ウミアイサ。オス2羽とメス1羽が、あちこち移動しながらエサを採っていました。これも100mほど先ですので、なかなかクリアには撮れず、残念です。

Dsc07381c Dsc07360c_20250324155501  マガモも10数羽見られました。町屋川の左岸堤防を下っていったのですが、逆光の位置になりますので、それも好条件とはいえません。

Dsc07332c_20250324155501  こちらは、たぶんシロチドリ。シロチドリだとすれば、三重県の鳥です。

Dsc05957c_20250324155401 Dsc07443c_20250324155301  町屋橋のすぐ下流にアオサギ1羽がいました。警戒心が薄いのか、たまたま気づかなかったのか分かりませんが、近くから写真が撮れました。左の写真は、23号線方面から来たときに撮ったもの。右の写真と、下の2枚の写真は、もう少し下流側までいって、戻ってきたときに撮ったもの。アオサギの写真を真上から撮れることなど、めったにないでしょう。右の写真は、堤防の上から見下ろして撮りました。

Dsc07463c_20250324155301 Dsc07457c_20250324155301  これら2枚も同様にして撮ったもの。おもしろいアングルから撮ることができました。キジ狙いで行ったのに、アオサギの写真が、今日のベストショットでは、いかがなものかと思いますが、まぁ、出たとこ勝負という側面もありますから(微苦笑)。

Dsc07500c_20250324162301  帰りは、例によって、日の出橋を10時14分に出る桑名駅前行きのバスに乗って、今日は、シティ・ホテル前で下車。¥390。マンションが午前中、エレベーター点検でしたので、ショッピングセンターに立ち寄って、買い物を1つ済ませ、コーヒーを飲んで時間つぶしをして帰宅。歩いたのは、7.1㎞。

【付記(3/26)】 pnさんのご指摘で、セグロカモメをカモメに訂正しました。感謝申し上げます。

2025年3月23日 (日)

散歩日和なのに、散歩する人も鳥も少なし

Dsc05501c_20250323145701  春爛漫の陽気です。今日の最高気温は、24.3℃。朝、散歩に出たときすでに10℃ほどあり、途中で上に着ていたパーカーを脱いだくらい。その散歩は、7時20分から。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、柿安シティ・ホール、常盤町、寺町と6.4㎞。我が家から見える山並みは、今日も霞んでいます。

Dsc04180c_20250323145801 Dsc04245c_20250323145801  住吉入江や、揖斐川には水鳥の姿はまったくありません。七里の渡跡まで来たら、オカヨシガモのオスが1羽。今シーズン、たまに見ました。ほかには、コガモが3ペアとメスが1羽。水鳥は、やはり減ってきた感じがします。

Dsc04273c_20250323145801 Dsc04390c_20250323145801  三之丸公園には、ツグミが1羽。ほかにはスズメたちが20羽ほど。柿安コミュニティパークには、ジョウビタキのメス。昨日もここで、ジョウビタキのメスを見ています。ほかに、堀にコガモ。

 蟠龍櫓の東の高水敷には、今日もヒドリガモの団体。36羽。Dsc04325c_20250323145801

Dsc04625c_20250323145801  九華公園では、散歩の人も、野鳥も少なくなっています。こんなに天気がよく、暖かいのに。奥平屋敷跡にやって来たのは、ハクセキレイ1羽。ハシボソガラスや、カワラヒワも見られました。昨年などは、ハシボソガラスが松の木で営巣したのですが、今年はその様子は今のところありません。カワラヒワは、公園内のあちこちの松の木によくいるのですが、高いところにいて、その姿はあまり見えません。巣にいるのかも知れません。

Dsc04766c_20250323145801 Dsc04796c_20250323145801  カモは、キンクロハジロが19羽、ハシビロガモが7羽(左の写真はオス)、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロのオスが1羽と、少なめ。オオバンは2羽いましたが(右の写真)、カルガモは来なくなりました。

Dsc04759c Dsc04613c  ユリカモメは、32羽。今日は、エサをくれる人が少なく、野球場のフェンスで待機している時間が長くなっていました。

Dsc04904c Dsc05479c_20250323145701  内堀公園では、ジョウビタキのオス。住吉入江まで戻ってきたら、キンクロハジロが1ペア。今日は、カンムリカイツブリをここで見ていません。

Dsc05012c-2 Dsc05013c_20250323145801  寺町商店街にある河津桜では、30分ほど、「サクジロウ」を狙ったのですが、成果は芳しくありませんでした。こんなシーンが撮れたのですが、「サクジロウ」としては、不出来です。

Dsc05014c_20250323145801 Dsc05038c_20250323145701  上の2枚の写真の続き。メジロがあまり出てこない要因の1つが、たぶんヒヨドリの存在。けっこうたくさんのヒヨドリが来ていたのです。

Dsc04803c_20250323145801 Dsc04811c  ところで、立教小学校の運動場の西にこの木があります。毎年見ていて、何の木かよく分からないでいたのですが、去年、アンズだろうと見当をつけました(2024年3月16日:「アンズジロー」か? ……まだまだ「河津桜にメジロ」も)。今日、また見てきたのですが、アンズで間違いないのではないかと思います。

Dsc04928c_20250323145801 Dsc04937c_20250323145801  こちらは、柿安シティ・ホールの薄墨桜。一昨日見てきたばかりですが(2025年3月21日 :柿安コミュニティパークでキセキレイ……シティ・ホールの薄墨桜が咲き始めました)、この暖かさで開花が進んだだろうと思い、今日も行ってきました。満開近し、という印象です。

Dsc04488c_20250323145801 Dsc04441c_20250323145801  オマケ。昨日、九華公園ではお堀めぐりの準備がされていました。九華橋近くの吉之丸堀には、お堀めぐりに使う船が5隻、係留されていますし、あちこちに案内の看板も設置されていました。大人一人¥800、子ども¥200。0歳児とペットは無料だそうです。ちなみに、ウェザーニューズによれば、九華公園での桜の開花予想は3月31日で、満開は4月6日となっています(こちら)。

 Dsc04138c_20250323145801今週末は、社会福祉法人の評議員会が土曜日に、内輪の勉強会が日曜日に予定されています。これから、アポイントは激減しますので、貴重な予定です(微苦笑)。ユキヤナギは、桑名七里の渡し公園にて。

 

2025年3月22日 (土)

「暑さ寒さも彼岸まで」は、本当です

Dsc04110c  「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、その通りになりました。今日の最高気温は23.6℃。風もさほどではなく、本当に暖かくなっています。冒頭の写真は、散歩から帰った10時過ぎのものですが、多度山も藤原岳も霞んでいます。今朝も、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、寺町と5.4㎞。

Dsc02827c_20250322144001 Dsc02857c  住吉入江には、今日もカンムリカイツブリが1羽。このところ常駐しているように思われます。ほかには、キンクロハジロが1ペア。オオバンも1羽がいました。

Dsc02948c Dsc02989c  揖斐川には水鳥の姿はありません。七里の渡跡には、コガモが2ペアとメスが1羽。蟠龍櫓の東にある高水敷には、ヒドリガモが32羽。草を食べていました。

Dsc03025c_20250322144001  柿安コミュニティパークの堀では、珍しくヒドリガモ。オスが2羽にメスが1羽。ここにヒドリガモがいることは、めったにありません。

Dsc03129c_20250322144001 Dsc03284c_20250322144001  九華公園は、今日も静かです。カラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメなどはあまりいません。奥平屋敷跡でも、ハクセキレイが1羽と、ジョウビタキのオスが1羽来たくらい。カワラヒワは上空を通過するのみ。

Dsc03331c_20250322144001 Dsc03370c_20250322144001  散歩&鳥見友達のOさんがパンの耳をまくと、ヒヨドリがまず寄ってきます。最近では、ムクドリもおこぼれを頂戴しようとやって来ます。

Dsc03360c_20250322144001  スズメも近づいてくるのですが、余程幸運でないと、パンの耳にはありつけません。スズメも、最近は少ない印象があります。

Dsc03455c_20250322144001 Dsc03493c_20250322143901  ユリカモメは、28羽ほどいたのですが、今日も芸を見せてくれるユリカモメはありません。1羽だけが、かなりガングロになって来ていますので、飛んでいるところを狙ってみました。

Dsc03601c_20250322143801  ほかのユリカモメと並ぶと、こんな風に違いが分かります。もう1羽、夏羽に換羽中のものが並んでくれました。

Dsc03539c_20250322143801 Dsc03552c_20250322143801  カモは少なめで、キンクロハジロは14羽、ハシビロガモは6羽(左の写真はオス)、ヒドリガモは2ペア。今日は、ホシハジロのオスや、カルガモはいません。オオバンが2羽(右の写真)。

Dsc03738c  カンムリカイツブリは、いつものように、二の丸堀の東側エリアにいます。

Dsc03648c_20250322143801 Dsc03651c-2  二の丸跡では、カワラヒワが数羽。これらの写真は、撮っているときには肉眼ではよく分からなかったのですが、オスとメスのようです。求愛給餌かと思ったのですが、何も渡さなかったようです。朝日丸跡では、ツグミがいましたが、遠くて写真は割愛。

Dsc03884c_20250322143801  内堀公園では、ジョウビタキのオスが登場。

Dsc03971c_20250322143801 Dsc03942c_20250322143801  今日もまた、凝りもせず寺町商店街にある河津桜を見てきました。というより、「サクジロウ」を狙ったのですが、メジロはほとんど出てきませんでした。やむを得ず、「河津桜にヒヨドリ(苦笑)」。

Dsc04016c_20250322143801 Dsc04045c_20250322143801  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、カンムリカイツブリ。朝もいた個体でしょう。オオバンも1羽。ここに来る水鳥も、少なくなっています。

Dsc04064c_20250322143801 Dsc04101c_20250322143801  住吉ポンプ場の西には、キンクロハジロが1羽。護岸の上には、ハクセキレイもやって来ました。このあたり、冬場にはほとんど来ないのですが、春から秋にはハクセキレイがよくやって来ます。

Dsc03981c_20250322150001  ところで、前から書いていましたが、いよいよ70歳の誕生日を迎えました。以前のブログでも書いたことがありますが、一休禅師が、「正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と説いておられます。私自身は、「誕生日は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と密かにいいかえています。しかし、この1年を無事に過ごしてきたと思えば、めでたいということでしょう。屁理屈はともかく、老化していることに間違いはありませんから、健康はもちろん、普段の行動にも十分留意し、他人様にご迷惑をおかけすることのないよう過ごしていくつもりです。なお、お祝いその他につきましては、どうぞご放念くださいますように(微笑)。

 

2025年3月21日 (金)

柿安コミュニティパークでキセキレイ……シティ・ホールの薄墨桜が咲き始めました

Dsc02786c  朝は3.0℃でしたが、最高気温は17.0℃。今日からは、本格的に暖かくなるということです。今朝も7時20分から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、柿安シティ・ホール、常盤町、京町、寺町と6.4㎞。久しぶりに出会った知人もありましたが、これも散歩の楽しみの1つ。

Dsc02025c_20250321140401 Dsc02030c_20250321140401  住吉入江には何もいません。住吉神社の前の揖斐川にもキンクロハジロが少しいただけ。七里の渡跡では、ヒドリガモが6ペアと、コガモが2ペアと、メスが1羽。揖斐川では、カンムリカイツブリも含めて、水鳥が少なくなってきた印象があります。

Dsc02057c_20250321140401 Dsc02066c  こちらは、七里の渡跡を蟠龍櫓のところから見た写真。コガモも見えています。蟠龍櫓の東の高水敷には、ヒドリガモが3ペア。前にも書きましたが、ここにヒドリガモが集まるのは、北の国に帰る前と思っています。

Dsc02178c_20250321140601  柿安コミュニティパークでは、珍客を発見。キセキレイです。九華公園あたりには、冬になるとときどきやって来ます。この冬は、初めて見ました。ほかにはコガモが2ペアと、キンクロハジロのメスが2羽、オオバンが1羽。

Dsc02343c-2  九華公園では、今日Dsc02297c_20250321140601 も野鳥はあまりいませんでしたが、奥平屋敷跡にカワセミが2回ほど登場。最近は、メスのカワセミばかりです。ほかに見たのは、カワラヒワ、シジュウカラ、カラスたち、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトなど。過去には、コゲラが営巣したことが何度かありますが、最近はコゲラは見ていません。また、昨日、今日とウグイスも見ていません。

Dsc02273c-2 Dsc02265c_20250321140601  カモは、キンクロハジロが10羽、ハシビロガモが13羽、ヒドリガモが1ペア、ホシハジロのオスが1羽と、ほぼ毎日変わらず。カルガモや、オオバンも2羽ずつ。

Dsc02327c_20250321140601 Dsc02398c_20250321140601  ユリカモメは、48羽いますが、今日もまた、芸を見せてくれるユリカモメはいません。あの足環の着いたUYユリカモメのように芸達者(手からパンの耳を取っていくのです)がいないとおもしろくありません。

Dsc02468c_20250321140601  カンムリカイツブリは、今日も二の丸堀の東側エリアにいました。朝、九華公園に着いたときにはいませんでしたが、私がほかを歩いているうちにやって来たと思われます。新築公園でオスのジョウビタキを見たのですが、すぐに見失ってしまい、写真はありません。

Dsc02486c_20250321140601 Dsc02535c_20250321140701  柿安シティ・ホール(市民会館)には、薄墨桜があります。河津桜が咲いてしばらくすると、咲き始めますので、確かめに行って来ました。遠くからパッと見ただけではよく分かりませんが、花がいくつも咲いてきていました。これなら、開花を宣言できます。

Dsc02567c  薄墨桜の根元には、ジンチョウゲもあります。ちょっと木の勢いがないのですが、花はいくつか咲いていて、独特の甘い香りがあたりい漂っていました。

Dsc02665c-2  寺町商店街では、今日も河津桜にメジロが来ていないかと探しましたが、10時頃ということで、ちょっと時間が遅かったようです。ヒヨドリが数羽いたのみ。スズメもいません。河津桜は、この週末までが見頃かと思います。

Dsc02738c_20250321140701  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、カンムリカイツブリが1羽。近いところから写真を撮っても、逃げません。キンクロハジロや、オオバンは姿がありません。

Dsc02618c Dsc02215c_20250321140601  ところで、九華公園の「さくらまつり」は、3月29日~4月13日に行われますが、早くも露店が3軒、準備されていました。北門を入ってすぐのところです。毎年、同じ店が、同じところに並びます。今日からの暖かさで、ソメイヨシノの開花も近いとか。 

2025年3月20日 (木)

九華公園でカワセミ嬢

Dsc00703c_20250320140901  朝は1.9℃と冷えましたが、日中は13.1℃まで上がり、暖かくなっています。今日もまた、7時半から散歩へ。まったくワンパターンの極致を行っていて、笑えます。住吉神社、九華公園、貝塚公園の前を通過、内堀公園から春日さんへ。寺町に回って帰宅。6.0㎞。明日からは、かなり暖かくなるということで期待しています。

Dsc00720c  住吉入江には、カンムリカイツブリが1羽だけ。住吉神社の前からは、揖斐川にはキンクロハジロや、ヒドリガモが見えました。水鳥は少なくなっているのかも知れません。七里の渡跡にいたのは、オオバンが1羽のみ。

Dsc00799c_20250320141401 Dsc00837c_20250320140901  三之丸公園では、ジョウビタキのオス。ほかにはスズメたち。蟠龍櫓のところには、ほとんど恒例のようにイソヒヨドリのメスがいました。このあと、柿安コミュニティパークでは、ジョウビタキのメスを見つけたのですが、知人と散歩友達のワンちゃんに声をかけられ、見失いました(微苦笑)。ワンちゃんには数ヶ月ぶりに会ったのですが、しっぽを振って寄ってきて、撫でてくれといいます。

Dsc01032c_20250320140801  九華公園も静かで、今日もヒヨドリ、カラス、ムクドリ、スズメはあまりいません。相撲場の近くを歩いていたら、上空をイカルらしき鳥たちが本丸跡の方へ飛ぶのが見えました。奥平屋敷跡で、なんだか気配がして探したら、カワセミ嬢。昨日は見ただけでしたが、今日は一応、撮ることができました。

Dsc01094c_20250320140801 Dsc01128c_20250320140801  奥平屋敷跡に久しぶりにハクセキレイが2羽。このうちの1羽は、あの脚の悪い個体。散歩&鳥見友達のOさんと、公園内を回ったものの、これという鳥はおらず。カワラヒワを何羽か見たくらいです。

Dsc01331c_20250320140801 Dsc01332c_20250320140801  ユリカモメがエサ取りなどの芸を見せてくれませんので、ヒヨドリに遊んでもらっています。右の写真では、パンの耳を放り投げて、くわえ直そうとしていますが、ヒヨドリの舌が写っています。

Dsc01333c_20250320140801  このあと、パンの耳をくわえたものの、やはり飲み込むのには苦労しています。パンの耳を持参するOさんが、すぐに食べられてはおもしろくないと、最近、大きめに切ってくるのです。

 Dsc00895c_20250320140901 Dsc00963c_20250320140901 カモは、ハシビロガモが14羽、ヒドリガモが1ペア、ホシハジロのオスが1羽のほか、キンクロハジロは7羽とやはり少なくなっています。カルガモも1ペア。

Dsc01361c_20250320140701 Dsc01432c_20250320140701  ほかには、オオバンが1羽。この写真では、あの弁足がよく分かります。カンムリカイツブリもいつものように、1羽がいます。

Dsc01465c_20250320140701  はあぶ工房Togetherの敷地で、ジョウビタキのオス。ちょっと凜々しい感じに撮れました。

Dsc01548c_20250320140701 Dsc01580c_20250320140701  春日さんへは、コブシが咲いていないかと思ったのと、「令和の大改修工事」が進んでいるというので、それも見たかったのです。コブシは、右の写真のように、まだこれからでした。そういえば、去年は、4月1日に行ったときに、よく咲いていました(2024年4月1日:春日さんの金龍桜)。

Dsc01603c_20250320140701  そのときは、金龍桜も咲いていました。大きな鉢えられていたのですが、今日は、地植えになっていました。今年も咲くのが、楽しみです。

Dsc01554c_20250320140701 Dsc01562c_20250320140701  改修工事は、「大改修」というだけあって、かなり大規模のようでした。5月末まで工事が続くといいます。

Dsc01621c Dsc01687c  寺町ではまずは、常信寺へ。ミモザがよく咲いてきました。境内には、右の写真のような赤い花も咲いていました。Google Lensで検索すると、アセビと出てきます。赤い花のものもあるようです。

Dsc01816c  寺町商店街では、例によって「河津桜にメジロ」探し。着いたのは、昨日と同じく、9時半少し前。しかし、今日は、メジロはいたものの、あまりよいところは撮れませんでした。今シーズンは、昨日の記事で2枚目に載せたものがベスト「サクジロウ」かも知れません(2025年3月19日:河津桜にメジロで「サクジロウ」)。

Dsc01767c_20250320144301 Dsc01777c  今日は、スズメが何羽か、河津桜に来ていました。スズメは、メジロのように花に嘴を突っ込んで蜜を吸うことができませんので、花の根元を契って、蜜を吸います。そのため、スズメが桜の蜜を吸ったあとには、花がたくさん落ちています。今日も、そのシーンを狙ったのですが、上手く行かず。

Dsc01883c_20250320140601  河津桜には、また、ヒヨドリがたくさんやって来ます。ヒヨドリの嘴のあたりも、花粉で真っ黄色になっています。しかし、ヒヨドリが桜の花に来ているのを見ると、私には「花とおじさん」というイメージが湧いてきます(笑)。

Dsc01889c_20250320140501 Dsc01917c_20250320140501  拙宅マンション前の住吉入江には、カンムリカイツブリと、キンクロハジロのオスが1羽ずつ。カンムリカイツブリは、朝から(というか、このところずっと)いる個体と思います。

Dsc01700c  余談。今朝、NHK BSで「妻亡きあとに〜近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし〜」という番組を放送していました。往年の名俳優・近藤正臣さんが、岐阜・郡上八幡に夫婦で移住していたのですが、奥様が認知症を発症し、先に亡くなられます。番組は、伴侶を失った高齢者が向き合う「老い」や「孤独」の日々を見つめるという趣旨でした。散歩から帰って、ビデオで見たのですが、近藤さんも一人の年寄りなのだなぁとヘンな感想。しかし、近藤さんは、さまざまな形で地域の皆さんと深い関わりを持っておられ、それは学ぶべきことだなと思いました。これから先、自分がどういう風になるのか分かりませんが、もし近藤さんと同じ状況になったら、どう生きていくのでしょう? 

2025年3月19日 (水)

河津桜にメジロで「サクジロウ」

Dsc09141c_20250319143701  最高気温は、11.9℃まで上がりましたが、最大風速が9.9m/sと、とても強い風が吹きまくっています。室内にいても冷えてくる感じです。鈴鹿の山並みは、ずっと白い雲に覆われています。藤原岳の姿が少しだけ見えていましたが、頂上付近は白くなっています。今朝は、いつも通りに7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.7㎞。

Dsc09145c_20250319143701  住吉入江には、今朝は、カンムリカイツブリが1羽。ほかにカモなどはいませんでした。住吉水門の下流にはキンクロハジロが20羽近く浮かんでおり、また、ヒドリガモが数羽堤防に上がっているのが見えました。七里の渡跡にいたのは、ヒドリガモのメスが1羽のみ。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが2ペアと、コガモが4羽。コガモは上陸していました。ほかには、これという鳥は見られません。

Dsc09331c_20250319143701 Dsc09332c  九華公園に着いても、鳥はあまりいません。ヒヨドリやドバト、ムクドリ、スズメ、カラスもあまりいないのです。奥平屋敷跡でジョウビタキのオス。久しぶりにイカルが20羽ほどいるのが見えたのですが、すぐに逃げられてしまい、撮れたのは超証拠写真(苦笑)。カワセミも2回見たものの、写真は撮れず。

Dsc09740c_20250319143701 Dsc09776c_20250319143701  野球場には、ツグミとハクセキレイ。しかし、写真は遠かったり、動いてる途中だったりして今ひとつ。

Dsc09832c_20250319143701  本丸跡で目の前を横切ったのは、イソヒヨドリのメス。

Dsc09376c_20250319143701  Dsc09362c_20250319143701 堀の水はかなり増えてきましたが、まだ元には戻っていません。ハシビロガモは13羽、ホシハジロのオスは1羽、ヒドリガモは2ペアといつも通りにいるのですが、キンクロハジロは6羽と減ったまま。カンムリカイツブリは、1羽がずっといます。

Dsc09345c_20250319143701  カルガモは2羽。柿安コミュニティパークの堀にも2羽がいました。カイツブリは、堀の水が抜かれた頃から、見なくなりました。やはりここで繁殖するのはなさそうです。

Dsc09450c_20250319143701  ユリカモメは、46羽。あの足環が付けられた、UYユリカモメは、すっかり見なくなりました。ほかのユリカモメたちも、手に持ったエサを取りに来るなどの芸当はしてくれず、おもしろくありません。

Dsc09481c_20250319143701 Dsc09473c_20250319143701  しかし、散歩&鳥見友達のOさんがヒヨドリのために木の幹にパンの耳を置いているのに気づいたユリカモメが登場。なかなか油断がなりません。ユリカモメたちは、ドバトが拾うとしているパンの耳を横取りしていくシーンをよく見せてくれます。

Dsc09540c_20250319143701  そのヒヨドリ、ここから100mほど離れたところまでパンの耳を持っていって、密かに食べているものがいました。鳥の世界では、同じ種類であっても、エサを横取りしようという行動はよく見られます。このあと公園では、これという野鳥はおらず。

Dsc00515c_20250319143801  寺町商店街にある河津桜。葉っぱが少し出てきているところもありますが、まだまだ十分に見られます。月曜は、ここに10時過ぎに着いたら、メジロがほとんど出てきませんでした。今日は、9時半前に到着。メジロがいつもよく出てくるあたりで待機。

Dsc00072c Dsc00292c_20250319143901  ヒヨドリも数羽いたのですが、メジロは、けっこうよく出てきました。レ似よって「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式でトライ。歩留まりはよくありませんが、たくさん撮ると、中にはそれなりのものがあります。

Dsc00371c_20250319144001  前回の「サクジロウ」よりはよいと、自画自賛、自己満足しています(2025年3月15日:九華公園でメスのカワセミ、ウグイスの初鳴き……桑名市博物館で「春の企画展『茶道具✿春らんまん』」を見てくる)。まぁ、前回は、河津桜の開花状況が今ひとつで、花もあまり開いていませんでしたから。

Dsc09914c_20250319143801  ところで、散歩コースの内堀あたりにあるお宅では、ハクモクレンがよく咲いていました。春日さん(桑名宗社)には、コブシの花があるのですが、まだ見ていません。1度見てきたいのですが、春日さんでは令和の大改修の工事が行われているのです。

Dsc00495c  余談。春のお彼岸に入りましたので、御坊さん(真宗大谷派桑名別院)にお参りしてきました。

 

2025年3月18日 (火)

20250318名古屋市科学館「特別展『鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~』」へ

Dscn0050c 250318101355201c  いつ行こうか、考えていたのですが、迷っていても仕方ないと思ったのと、早く見たかったため、名古屋市科学館で開催中の「特別展『鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~』」に行って来ました。展覧会の特設サイトは、こちらにあります。最高気温は12.5℃で、風も弱く、暖かい日でした。

Dscn0006c  Dscn0017c_20250318145801 JR桑名駅を8時26分に出る名古屋行き普通に乗車。JR名古屋駅には、8時57分に到着。¥360と安いのがありがたい(近鉄は、¥530)。名古屋市営地下鉄東山線に乗り換えて、次の伏見駅で下車。¥210。名古屋市科学館のある白川公園には9時15分に着いてしまい、開館の9時半までベンチで時間つぶし。広い空間で、天気も良く気持ち良いこと!

250318101333987c Dscn0027c  時間が来て、エントランスに入ってビックリ。かなりの人がいたのです。が、よくよく見たら、入場券売り場に大勢の人が並んでいただけでした(科学館自体への入場や、プラネタリウムが混んでいたようです)。セブンイレブンで前売り券を買ってありましたので、ほとんど待つことなく展示室へ。この展覧会、今日は、さほど混んでいませんでした。ちなみに、当日券を買おうとすると、そこですでにかなり待ち時間が生じそうですから、オンラインでチェケットを買っていくことをお勧めします。

250318093823200c 250318093956781c  展示室内は、三脚、自撮り棒、フラッシュを使わなければ、撮影可能でした(モニターで流れている動画は不可)。あらかじめ分かっていたら、きちんとしたカメラを持っていったのに、というところですが、それはここに来て分かったこと。けっこうたくさんスマホで撮影してきました。結論から書けば、とてもおもしろい展覧会でした。1時間くらい見てきたのですが、あっという間。左の写真は、羽毛。1羽の鳥のすべての羽毛です。一昨年の10月に三重県総合博物館で開かれた「鳥のひみつしらべ隊」でも同様の展示がありましたが(2023年10月25日:今日の寄り道は三重県総合博物館で「鳥のひみつ調べ隊 みて、きいて、ふれて」展へ)、こういうのは好きです。右の写真は、翼の大きさや形による機能の分類。

250318094016460c  頭上にも展示があります。迫力たっぷり。こちらは、ペラゴルニス・サンデルシ。史上最大の空を飛ぶ鳥類の復元模型。北アメリカで化石が発見され、現在は絶滅している鳥で、飛翔する鳥類としては史上最大と考えられています。全長は推定1.8m、翼開長は7m前後だそうです。

 250318094039251cゲノム時代を迎え、鳥の系統分類も新しくなっています。こちらは、鳥の系統樹。スズメ目の科の系統が図示されています。ゲノム解析によって鳥の大分類も変わったそうです。

 250318094128057cこちらはカモ目の鳥たちの標本。そういえば、この展覧会のうたい文句の1つに「一生分の鳥の標本が見られる!?」とあります。約400種類の標本が展示されていますから、確かにそうです。九華公園でいつも見ているキンクロハジロ、ハシビロガモ、カルガモなどのほかに、ミコアイサ、マガモなどの標本が並んでいます。

 250318094723533cペリカン目の野鳥標本の展示。私もよく見るアオサギ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、ゴイサギなどが、ペリカン目に含まれます。

250318094527015c 250318094513119c  昔の専門や、学生時代を思い出す展示もありました。スキナーボックスという、心理学で動物実験に使う装置にカワラバト(ドバト)が入っています。カワラバトが、ピカソやモネ、あるいは西洋画と日本画を見分けられるという研究があったのです(たとえばこちら)。

250318094518891c  これについては、こんな説明パネルもあって、理解を助けてくれます。

250318095800140c 250318100459674c  こちらは、名古屋限定企画「なごやにまつわる鳥と人」の一部。名古屋の鶏といえば、名古屋コーチン。名古屋コーチンを生み出した元尾張藩士・海部壮平・正秀兄弟の養鶏場を描いた「海部養鶏場百分之一図」は必見です。左の写真の隅に写っていますが、名古屋の鶏料理といえば、手羽先も忘れてはなりません(微笑)。

250318103624494c  という次第で、しっかり楽しめました。鳥好きの皆様には、ぜひともお勧めしたいと思います。当日券は、大人一人¥1,800です。私は、借りませんでしたが、音声ガイドも用意されています。

250318102207925c 250318102233602c  グッズ売り場にも立ち寄ってきました。図録好きとしては見逃せないのが、こちらの図録。¥2,400とちょっと値が張りましたが、内容はとても興味深く、勉強になりそうです。もう一つは、アクリル・キーホルダー。ペラゴルニス・サンデルシを描いたもの。本当は、アオサギか、カワセミのものがあれば欲しかったのですが、今回の展示の目玉の1つが、これですから。

250318102149218c 250318153543323c  さらに衝動買い(苦笑)。どうということのないプリント・クッキー。中身はごく普通のクッキーで、野鳥がプリントしてあるだけです。

250318101730079c  来たときと逆のルートをたどり、地下鉄で伏見駅から名古屋駅へ(¥210)。JR名古屋駅を11時5分に出る関西線の快速で桑名駅に11時28分着、¥360。写真は科学館前に展示されているH-IIBロケット

 【付記(3/18)】 土産に買ってきたクッキー、あまり期待しなかったのですが、けっこう美味しいものでした。シマエナガがプリントされたものは、娘に進呈しなければならないことになっています(笑)。

2025年3月17日 (月)

光徳寺へヒカンザクラを見に行く

Dsc07226c_20250317141101  散歩に出た頃には、真冬のような空でした。冒頭の写真は、住吉神社の前から、揖斐川の上流方向を撮ったもの。今日からお彼岸なのに、です。最低気温は6.1℃、最高気温は11.0℃。風は朝早い時間帯は弱かったのですが、その後は、最大風速が8.8m/s。7時半から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀から新町へ。光徳寺に立ち寄って、旧東海道を歩いて、吉津屋町、京町、寺町と7.1㎞。光徳寺では、ヒカンザクラを見てきました。ちょっと歩きすぎたようで、腰に負担が来ています(苦笑)。ちっとも学習しません。

Dsc07078c_20250317141101 Dsc07098c_20250317141101  住吉入江には、キンクロハジロが1ペアと、ヒドリガモが2ペア。オオバンも1羽がいました。

Dsc07128c_20250317141101  さらに、カンムリカイツブリも1羽。カンムリカイツブリも潜水名人で、長い時間潜って、遠いところに浮かんできます。

Dsc07405c_20250317141101  七里の渡跡や、三之丸公園には何もいませんでしたが、三の丸水門のところで、ホオジロのオスがさえずっていました。割と近くまで行っても逃げません。

Dsc07417c  柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが2ペアと、コガモ10羽が上陸しています。

Dsc07530c Dsc07501c_20250317141101  九華公園では、北門を入ったところの堀にイソシギと、ハクセキレイが飛んできました。

Dsc07572c_20250317141101  オオバンも2羽。堀の水は、まだもとの量には戻っていません。

Dsc07607c_20250317141001  鎮国守国神社の社務所裏の木には、久しぶりにアオサギが来ていました。アオサギをよく見ると、嘴がピンク色がかっています。これは、繁殖に入ったサイン。それなのに、ここに来ていても大丈夫でしょうか。サギたちは、集団で集まってコロニーを形成して、繁殖するのです。

Dsc07820c  奥平屋敷跡では、ツグミ、ハクセキレイ、イソシギがやって来たのですが、あいにく写真は撮れず。今日は、ドバト、ムクドリ、ヒヨドリはあまりいません。この頃、九華公園上空にミサゴが登場。1度だけダイビングしたのですが、獲物は獲れず。堀の上空を2~3回旋回したのち、揖斐川の方へ飛んでいきました。

Dsc08178c_20250317141001 Dsc07699c_20250317141001  散歩&鳥見友達のOさんは、今日もパンの耳を持参したのですが、ユリカモメは7羽(左の写真)、キンクロハジロは9羽、ハシビロガモは10羽、ホシハジロのオスが1羽(右の写真)、ヒドリガモが2ペアと、水鳥はあまりいません。橋の欄干にパンの耳を置いてもユリカモメは取りに来ません。

Dsc08325c_20250317140901 Dsc08289c_20250317141001  パンの耳を見つけて集まってきたのは、ヒヨドリ。木の幹に置いたパンの耳を取っていきますが、すでにパンの耳をくわえているのに、ほかのヒヨドリを追い払うものがいたりして、大騒ぎ。

 Dsc08297c_20250317141001 Dsc08308c ユリカモメが取りに来ませんから、ヒヨドリの様子を撮影していたら、おもしろいシーンが撮れました。いずれも飲み込もうとして、パンの耳をいったん放り上げたところ。右の写真など、芸でもしているかのようなところで笑えます。

Dsc08607c  鎮国守国神社の境内でウメジロウも撮ったのですが、ちょうど曇っていて暗い写真。割愛しました。社務所裏の木に回ったら、アオサギがちょうど飛び立ったところ。木をよく見たら、奥にホシゴイが1羽、休んでいました。ということで、今日はあまり野鳥はいませんでした。

Dsc08747c_20250317140901  内堀南公園では、ジョウビタキのメスがやって来ました。愛想のよいおジョウでした。

Dsc08824c_20250317140801  続いて、新町の鎮照山凝念院光徳寺へ寄り道。浄土宗。鎌倉時代に、恵心僧都が泡洲崎念仏道場として創建。萬古焼きの創始者である沼波弄山(1718~1777年)の墓があります。ここにはヒカンザクラがあり、去年も見に来ています(2024年2月29日:光徳寺のヒカンザクラ…ふれあい教室にも早咲きの桜がほぼ満開、2024年3月10日:桑名市博物館の「春期企画展『刀剣アラカルト』」と光徳寺のヒカンザクラにメジロ……寺町で気象予報士の山田修作さんに遭遇)。

Dsc08942c_20250317140901 Dsc08974c_20250317140901  ちょうどご住職が出ていらっしゃって、ヒカンザクラについて伺うことができました。例年であれば、3月に入った頃咲き始めるそうですが、今年は2週間くらい遅かったということでした。

Dsc09020c Dsc09011c_20250317140801  鍛治町に桑名市教育委員会の教育支援センターがあります。その敷地内にも、早咲きの桜があります。去年も見たのですが、種類がよく分かりませんでした。今日、よくよく見たら、たぶん河津桜だろうと思いました。

Dsc09038c_20250317140801  寺町商店街にある河津桜。「河津桜にメジロ」を取りたかったのですが、メジロはほとんど来ていませんでした。私が、ここに着いたのは10時を過ぎていましたので、もっと早く来た方がよさそうです。

Dsc09115c_20250317140801  河津桜は、まだまだ十分に楽しめます。今日も、保育園の子どもたちが先生と一緒にやって来ていました。

2025年3月16日 (日)

今日も雨読の日

Img_9636c_20250316153101 0316amedas  昨日からの雨が降り続いています。アメダスのデータでは、今日の午前中は、雨量は観測されていませんが、小雨。昼ご飯を食べ終わった頃には、いったん雨が上がっていました。昼寝をして、起きたら散歩に行こうと思っていたのですが、昼寝からはなかなか起きられず。ようやく目が覚めたら、また雨が降り始めていて、散歩には出られていません。

Dsc05383c_20250315162301 Dsc06585c_20250316154501  やむを得ず(気もちの上では)、「雨読の日」。こういうとき、散歩を諦めるのに、モットー(晴耕雨読ならぬ、晴歩雨読)があると便利です。午前中は、月末に予定されている内輪の勉強会の資料のチェック。すでに一通りつくってあり、しばらく「寝かせて」ありました(というと、カッコいいのですが、実態は放置していたといった方がよいかも知れません)。見直して、修正し、またもや寝かせました(今度は、本当に寝かせてあります)。しばらく寝かせておくと、頭の中でも熟成が進みますし、時間をおいて見直した方が、誤りや分かりにくいところに気づきやすくなるのです。これは、現職時代から採っているやり方。午後は、個人的な趣味でやっている、「久波奈名所図会」の解読。スキャナで取り込んだ釋文を現代語に書き直しています。いろいろと知らないことが出ていますので、かなり調べます。調べるのに、ネットは便利。上中下と3巻あるのですが、上巻にかなり時間を要しました。というよりは、サボっていた期間が長かったのです。非常勤講師が定年になるというきっかけがあって、中巻からは作業がスピードアップ。書き直しが終了したら、桑名の江戸時代後期の様子と、現代のそれとを比較しようと思っているのです。実地調査も含めて、と考えています。

Img_9630c  ところで、我が家のベランダからは、寺町商店街の北側の入口あたりが見えます。左やや上のピンク色が、河津桜の並木。まだほぼ満開になったばかりですから、この雨で散ってしまうということはないでしょう。中央やや右にテントが見えます。河津桜まつりの売店で、店の方も見えていますが、お客さんは見えません。今年の河津桜まつりは、天気に恵まれず、お客さんも少なかったと思われます。

 Img_9640c非常勤講師の定年を迎えるからではありませんが、今週は特にアポはありません。週末には、いよいよ70歳の誕生日を迎えます。まぁ、「淡々と飽きもせず……」「晴歩雨読」「晴れ、ごくたまに仕事」というモットーでやります。そうそう、名古屋市科学館での「特別展『鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~』」が昨日から始まっています。学校が春休みに入る前か、4月になって新学期が始まってからが空いているかと思います。様子を見ながら、早めに見てきたいと思っています。3、4枚目のカワセミと、河津桜の写真は、昨日の撮影。

2025年3月15日 (土)

九華公園でメスのカワセミ、ウグイスの初鳴き……桑名市博物館で「春の企画展『茶道具✿春らんまん』」を見てくる

Dsc04764c_20250315162101  曇りのち雨という予報の通り、昼くらいから小雨が降っています。最低気温は5.9℃、最高気温は9.3℃と、昨日とは打って変わって寒い日。朝7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、桑名市博物館、京町、寺町と、6.6㎞。あまり歩くと、腰が重くなります。6㎞を超えるのはまだよくなさそうです。

Dsc04781c_20250315162101 Dsc04799c_20250315162101  住吉入江には、オオバン1羽と、カンムリカイツブリが1羽。キンクロハジロは、このところ見なくなっています。住吉水門から揖斐川を眺めたら、キンクロハジロが14羽、ヒドリガモが28羽、浮かんでいるのが見えました。

Dsc04925c_20250315162101 Dsc05184c_20250315162301  七里の渡跡では、ヒドリガモが4ペアと、コガモが1ペア。コガモは上陸して休んでいました。蟠龍櫓の東の高水敷には、ヒドリがモア30羽ほど飛来してきて、草を食べています。

Dsc04976c Dsc05102c_20250315162201  その蟠龍櫓のところで、ホオジロのペア。オスは、ここに来る前、船津屋さんの近くでさえずっていました。これは、今年もキットこのあたりで繁殖してくれるのでしょう。

Dsc05036c_20250315162201  さらに、ヒバリ。これはメスでしょう。一昨日、一昨昨日と、オスが揚げ雲雀をしているのを見ています。ヒバリも、繁殖するのかも知れません。今日は、なかなかのラインナップ。

Dsc05258c Dsc05297c_20250315162301  九華公園に着いて、鎮国守国神社の境内の堀では、コサギ2羽と、カルガモが4羽。堀は、いったん水を抜いたあと、揖斐川から水を入れているのですが、満潮時間帯でないとスムーズに導水できません。まだ堀に水が満ちるのには、時間がかかるようです。

Dsc05383c_20250315162301 Dsc05602c_20250315162301  奥平屋敷跡では、何と、カワセミのメス。鳴き声が聞こえましたので、探したところ、ちょうどよいところにしばらく止まっていてくれたのです。ほかには、ツグミも1羽。この直前、花菖蒲園のところでは、ツグミ2羽が同時に来ていましたが、写真が撮れたのは、この1羽。

 ヒヨドリは、今日も散歩&鳥見友達のOさんからパンの耳をもらっています。Dsc05899cが、やはりこのサイズは、丸呑みしにくそうでした。

Dsc05981c_20250315162301 Dsc06067c  二の丸堀の東側エリアでは、カンムリカイツブリ。ここ最近は、1羽のみ。朝日丸跡には、ビンズイが2羽。見つけるのが遅かったので、追いかけるような写真で、これは証拠写真。

Dsc06159c_20250315162301 Dsc06362c_20250315162401  鎮国守国神社の梅で「ウメジロウ」を狙ったものの、あまり出てこず。北門から再び、鎮国守国神社の社務所裏の堀に行ったら、イソシギ。羽毛が1伝っていますので、いつもここに来ている個体。この個体は、少し前、住吉入江にも来ていました。コサギ2羽が、まだいました。かなり接近するシーンもありましたが、ノートラブル。

20250315bushwarblercall  九華橋まで来たら、神戸櫓跡方面からウグイスの初鳴きが聞こえてきました。「初鳴き」といっても、私が今シーズン初めて、ウグイスがさえずるのを聞いたということです。Youtubeに短い動画をアップロードしてあります(こちら)。スマホで動画を撮影したもので、音が小さいのですが、「ホーホケキョ」と2回鳴いているのが聞こえます。

Dsc06500c_20250315162401  九華公園の外周遊歩道の南では、ジョウビタキのオス。九華公園に着いたときには、メスのジョウビタキを見たのですが、写真は撮れず、でした。

Dsc05926c  堀の水がまだ少ないため、カモは、キンクロハジロがほとんどいません。雌雄1羽ずつの2羽のみ。ハシビロガモは14羽、ヒドリガモは1ペア、ホシハジロのオスが1羽。キンクロハジロ以外は、いつも並。

Dsc05918c_20250315162301 Dsc05944c_20250315162301  ユリカモメは、22羽。数も少ないのですが、パンの耳を手に持って掲げても取りに来ませんし、橋の欄干にパンの耳を並べてもやって来ません。あのUYユリカモメもこのところ来ていません。貝塚公園、内堀南公園ではヒヨドリくらいしかいませんでした。

Dsc06574c_20250315162401 Dsc06694c_20250315162501  寺町商店街にある河津桜。暖かくなったためかほぼ満開。今日、明日は「河津桜まつり」ということで、キッチンカーが来ているほか、ビール、甘酒、花見だんごなどを売る店も出ています。

Dsc06820c_20250315162501 Dsc06891c_20250315162501  私は、いつものように河津桜の並木を丁寧に見てきました。狙いはもちろん、これ。「河津桜にメジロ」で、一名「サクジロウ」(もうちょっとよいネーミングが欲しいところ)。メジロは、ヒヨドリに追い払われて、あまり来ませんでした。曇天でしたので、「サクジロウ」も今ひとつ。

Dsc06646c_20250315164801 Dsc06977c_20250315162501  そのヒヨドリも、花の蜜を吸っています。私はヒヨドリを「暴れん坊」と呼んでいますが、メジロなど小型の野鳥を蹴散らすのです。ヒヨドリたちも、嘴のあたりが花粉で黄色くなっています。

Dsc06705c Dsc06715c  桜を見ていたら、知人の高齢女性に遭遇。「御坊さんにも桜みたいなのが咲いているけど、何?」と聞かれました。私もこれは知っていたのですが、いったい何なのかは、分かりません。桜か、梅か、アンズのような花で、めしべが大きいのですが、素人故、判別できていません。もう少し調べますが、ご存じの方がいらっしゃれば、ぜひともご教示ください。

Dsc07050c_20250315162501  住吉入江では、再び、カンムリカイツブリ。朝見た個体ではないかと思います。

Dsc06543c_20250315162401  ところで、途中で桑名市博物館に立ち寄ってきました。3月8日から「春の企画展『茶道具✿春らんまん』」が開かれているので、それを見てきたという次第。5月11日まで。大人は¥150。花をテーマに、花の茶道具や、春の日本画作品が展示されています。2階展示室では「刀剣セレクションⅢ―桑名ゆかりの刀剣―」も同時に開催されています。花の描かれた萬古焼や、茶道具、提げ重などや、日本画はいずれも春らしいもので、楽しめます。

Haruranman1c Haruranman2c  こちらが出品リスト。花の茶道具が75点、春の日本画が8点、刀剣セレクションには7点が展示されています。

Dsc06561c_20250315162401  いつものように、1点のみ撮影可能な展示があります。今回は、「短刀 銘 藤原正真(まさざね)作」。説明によれば、「平造、庵棟、地金は板目肌があらわれ、表裏で揃えられた波紋は花びらのように華やかで、『箱乱れ』調である。茎はタナゴ腹に仕立てられる」とあります。正真は、大和文殊派の刀工で、大和伝の影響が色濃い作例が確認される一方、「千子派」の刀工の一人ともされるそうです。この作も、村正の影響もうかがわれるといいます。刀剣のことはよく分かりませんが、村正やその影響を受けた刀を見ると、何となく吸い込まれそうな気がします。正真を調べたら、本多忠勝の槍「蜻蛉切」の作刀者だそうです。ちなみに、刀剣鑑賞の基本については、こちらの名古屋刀剣博物館のサイトにあります。

Harurannmannup  余談。日本画を見ていて、描かれている鳥と、その説明が合わないことに気づいてしまいました。「余分なことをいってはいけない」という気もしたのですが、やはり訂正していただいた方がよいと思い直し、学芸員の方に伝えてきました。最近、自分が犯したミスにはなかなか気づかないのですが、他人様の誤りには、割とよく気づくというよくない傾向は、相も変わらず残っているようで、恐縮です(微苦笑)。この画像は、桑名市博物館のサイトからお借りしました。

 ちなみに、7年近く前にも説明が入れ替わっているのに気づいたことがありました(2018年9月7日:散髪のあと桑名市博物館で「山林王の蔵の中」を見る……説明の入れ違いを発見(微笑)【9/8の中日新聞記事の写真に写り込んでいました】)。このときは、さらに、新聞記事に載った写真に写り込んでいたという出来事もありました。リンク先に新聞記事のコピーがあります。

2025年3月14日 (金)

20250314四日市市立博物館の「四日市の生んだ『日本のライト兄弟』玉井兄弟展」へ

Dscn0003c 250314095651894c  今日も最高気温は19.8℃と、とても暖かくなりました。散歩日和ですが、今日は、こちらへ行って来ました。四日市市立博物館です。ここで、3月1日から5月6日まで「四日市の生んだ『日本のライト兄弟』玉井兄弟展」が開かれているのです。玉井兄弟については、いつ、何で知ったか、記憶はないのですが、四日市出身で日本のライト兄弟と呼ばれることは承知していたのです。3月2日の中日新聞の「『日本のライト兄弟』四日市出身の玉井清太郎・藤一郎の偉業広めたい 市立博物館で企画展 」という記事でこの展覧会の紹介があり、これはぜひ見たいと思ったのです。近鉄桑名駅を8時57分に出る四日市行き準急で、近鉄四日市駅に9時23分着。¥360。四日市駅から歩くと、博物館の開館時刻である9時30分に着けるのです。

Dscn0007c  この展覧会は、博物館3階のロビーと、時空街道の中にある「白里亭」という展示処で行われています。入場は、無料。玉井兄弟とは、四日市市浜田町(現在の諏訪栄町)出身の玉井清太郎(明治25(1892)~大正6(1917)年)、藤一郎(明治27(1894)~昭和53(1978)年)のお二人。民間航空の草創期に活躍しています。兄・玉井清太郎は、織機や製糸機械の製造業を営む織具屋・玉井常太郎の長男として生まれました。日本飛行学校教官。大正6(1917)年5月20日、自作の新型機にて東京の芝浦海岸を飛行中に墜落。24歳の生涯を閉じています。弟・玉井藤一郎は、玉井常太郎の次男。兄が立ち上げた日本飛行学校を手伝っていました。兄が墜落した翌年の大正7(1918)年に照高(てるたか)と改名し独立。後に郷里の四日市で兄の追善飛行を行っています。

 Dscn0017c兄の清太郎は、16歳の時にライト兄弟の成功を知り、飛行機製作を決意。2年後の明治43(1910)年に弟の藤一郎も協力して、実物大の自作機・玉井式単葉機を母校浜田小学校の校庭で組み立てました。滑走実験を数回行ったものの機体が浮上せず失敗。その後も改良と挑戦を繰り返すがいずれも成功していません。明治44(1911)年に上京し、公式記録として日本で初めて飛行機で飛んだとされる徳川好敏大尉に会って助言を受けています。その後、何度も挑戦しますが、失敗をくり返した後、大正5(1916)年に「日本飛行学校」を設立。同年10月5日に、飛行練習場と定めた多摩川河口の干潟、通称・三本葦(さんぼんよし)でキャメロン25馬力エンジンを搭載した「玉井式2号機」の飛行に成功ました。ここは、現在、東京国際空港となった羽田の地です。

Dscn0009c Dscn0012c  展覧会には80点ほどの資料が展示されています。その多くは、玉井兄弟のおいで津市に住む玉井勝則さんが父・恒三さんから譲り受け、昨年3月に四日市市立博物館へ寄付したもの(これについての中日新聞の記事は、こちら)。清太郎が亡くなった時に付けていたゴーグルや懐中時計などの遺品が収められた写真、郷里での初飛行の成功後に撮影された藤一郎の写真などががあります。学芸員の方が作ったNFS2号機の10分の1スケールの模型も展示されています(左の写真)。右の写真は、日本飛行学校のジオラマ。

Dscn0019c  さらに、実際の飛行機に使った直径約3メートルのプロペラも見られます。プロペラは、四日市空襲で焼失したと思われていたのですが、清太郎と共に飛行機の製作に当たった友野直二の親族からの連絡で、東京にあることが判明。羽に「TAMAI」と刻まれていたことから兄弟のものと分かったといいます。玉井兄弟のことについては、もっと知られてもよいのではないかと思います。

250314094757706c 250314094910574x  ところで、四日市市立博物館の時空街道は、私の好きな展示です。以前にも何度か載せたことがありますが、四日市の原始・古代から江戸時代までの歴史を扱っています。なかでも江戸時代に関わる展示は、何度見ても飽きません。これらは、江戸時代の旅籠。人形でその様子を再現してありますが、リアルです。

250314095035757c 250314095043113x  こちらは、馬。江戸時代には、人が乗ったり、荷物を運んだりと重用されましたが、馬も草鞋を履いているのに目が向きます。

250314094936092c  ここは、饅頭屋ですが、ときどき焼き蛤屋に模様替えされています。

 250314103022827c 博物館の後は、アピタ四日市店でドンクのミニワンに寄って、ミニクロワッサン、ミニチョコクロワッサンのほかに季節限定の苺のフロマージュを買い、さらに近鉄百貨店四日市店にある丸善で本を買って帰宅。近鉄四日市駅を10時52分に出る名古屋行き準急で、近鉄桑名駅には11時11分着。¥360。

【追記(3/16)】 玉井兄弟については、四日市市文化会館の情報誌「よんぶんデジタル」の2020年3月創刊号に記事があります。ここをご覧ください。

2025年3月13日 (木)

河津桜はよく咲き、ハクモクレンも咲きそうです

Dsc02841c_20250313154501  曇りがちの1日でしたが、最高気温は18.2℃にもなりました。4月並みの気温でしょう。最低気温も9.6℃もありました。7時半から散歩へ。いつものように、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.6㎞。今朝には、昨日の散歩のあとの、腰の重い感じは軽くなっていました。今日は散歩から帰っても、腰が重くなる感じはしなかったのですが、久しぶりに風呂掃除をしたら、途端に腰に来てしまいました。痛いということではなく、昨日のような重い感じ。いやはや。

Dsc02891c_20250313154501  住吉入江には、今日も、キンクロハジロのペアが1組と、オスが2羽。オオバンも1羽。いずれも、今日はあまり近いところにはおらず、こんな写真。

Dsc02942c Dsc03072c_20250313154601  七里の渡跡には、オオバンとヒドリガモが32羽。ヒドリガモがこのあたりに集まって、草を食べているのは、昨日も書きましたが、たぶん北の国に帰っていく前の恒例。

Dsc03001c_20250313154601  蟠龍櫓のところでは、今日はツグミが1羽。ミミズのようなものを食べていましたが、そのシーンは割愛。

Dsc03096c_20250313154601 Dsc03145c_20250313154601  柿安コミュニティパークの堀には、コガモのオスが3羽、メス(左の写真)が6羽と、カルガモが2羽。皆、上陸していました。泳いでいたのは、オオバン1羽。

Dsc03220c  昨日、住吉神社のところでヒバリの鳴き声を聞きましたが、今日は、三之丸水門の上空でヒバリを発見。超証拠写真ですが、ヒバリが飛んでいるところはなかなか撮れませんので(苦笑)。

Dsc04484c_20250313154801  九華公園の堀の清掃は、昨日だけで終わったようです。今日は、揖斐川から水を入れていました。

Dsc03532c_20250313154601  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス。ほかにはカワラヒワ。たいていペアで行動しています。そろそろ巣作りをするのではないかと思うのですが、巣材を集めたりするところはまだ1回見ただけ。

Dsc03383c_20250313154601 Dsc03779c_20250313154601  今日も、堀にはコサギが来ていました。その数、3羽。水が減ると、エサが採りやすいので、やって来るのでしょう。やって来るというより、たぶん飛んでいて、水が少ないのを見つけて降りてくるのでしょう。

Dsc03694c_20250313154601 Dsc03679c_20250313154601  水が少ないため、カモは今日もあまりいませんでした。キンクロハジロなどは2羽だけ。ハシビロガモは15羽、ホシハジロのオスが1羽、ヒドリガモが1ペア。キンクロハジロが激減です。

Dsc03672c_20250313154601  ユリカモメは、多くて69羽。ただし、以前やったように、手にパンの耳を持って掲げても、取りに来るユリカモメはいません。橋の欄干にパンの耳を並べても、取りに来ません。放り投げると、飛びながらキャッチはします。UYユリカモメは、今日も見当たりませんでした。芸を見せてくれないと、おもしろくありません。

Dsc03728c_20250313154601 Dsc04506c_20250313154801  カルガモが、今日も4羽。2ペアと思います。カンムリカイツブリは、1羽。カイツブリは、このところ見ていません。

Dsc03649c_20250313154601 Dsc03651c_20250313154601  橋のそばの木の幹にパンの耳を置くと、ヒヨドリが食べに来るようになりました。パンの耳は、1cmあまり×1cmあまりくらいのサイズに切ってあるのですが、これでもヒヨドリは飲み込むのに苦労しています。

Dsc04007c_20250313154801 Dsc04208c_20250313154801  鎮国守国神社の境内で、今日もウメジロウ。「ダブル・ウメジロウ」も撮れたのですが、今ひとつ。まあ、1羽だけでもなかなか撮れませんから、こんなものかも知れません。

 Dsc04323c_20250313154801 Dsc04391c_20250313154801 本丸跡で知人と話していたら、上空をアオサギが通過。さらに、野球場の南を歩いていたら、ミサゴが2羽飛来。ただし、水がまだ少なかったので、ミサゴはすぐに飛び去ってしまいました。この状況では、魚がいたとしても、ダイビングは無理。このあと、内堀公園でジョウビタキのオスを見たものの、逃げられました。

Dsc04626c_20250313154901 Dsc04644c_20250313154901  寺町商店街にある河津桜は、いよいよよく咲いてきました。花見をしなくてはなりません(笑)。今週末に河津桜まつりが予定されていますが、天気は良くなさそうで、残念です。

Dsc04616c_20250313154801  もう1つ。内堀公園の近くのお宅で、ハクモクレンが咲きそうになっていました。いよいよ春本番という感じです。

 

2025年3月12日 (水)

腰痛はまだ治ったとはいえないかも……九華公園でカワセミ、イソシギにガングロになりかけたユリカモメ

Dsc02836c_20250312153001  昼過ぎからは霧雨が降り続いていますが、午前中はほぼ曇り。しかし、気温は14.9℃まで上がり、もうダウンジャケットは不要。腰痛もかなり軽くなってきましたので、お試しでほぼいつものコースで散歩してきました。7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町と5.9㎞。腰の痛みがひどくなるということはありませんが、何となくドーンとした感じは強くなりました。まだ、無理は禁物のようです。しかし、久しぶりに歩いて、気分はスッキリ。

Dsc00439c_20250312153401 Dsc00586c_20250312153401  住吉入江には、住吉キンクロウズが戻ってきていました。1ペアと、オスが2羽。1ペアは、玉重橋のところ。オス2羽は、住吉ポンプ場の東。

Dsc00483c_20250312153401 Dsc00550c_20250312153401  ほかには、オオバンが1羽と、カンムリカイツブリが1羽。住吉神社の上空でヒバリがさえずっていたのですが、姿は見つけられず。いわゆる「揚げ雲雀」でしょう。このあたりで繁殖するのかも知れません。

Dsc00636c_20250312153401 Dsc00736c_20250312154101  七里の渡跡には、オオバンが1羽と、ヒドリガモが6羽。ヒドリガモは、上陸して草を食べています。

Dsc00706c_20250312154101 Dsc00759c_20250312154101  蟠龍櫓のところには、イソヒヨドリのメス。たぶんこのあたりによくいるイソヒヨドリのメス。蟠龍櫓の東の揖斐川の高水敷には、ヒドリガモが20~30羽くらい集まっていました。春によく見る光景で、帰っていく前にここに集合しているのではないかと思っています。

Dsc00788c_20250312153401 Dsc02542c_20250312153001  九華公園の堀は、散歩&鳥見友達のYさんに聞いていたとおり、水が抜かれていました。バキュームカーが来て、堀の一部で泥を吸い上げる作業が行われていました。

Dsc00864c_20250312153401  鎮国守国神社の社務所裏の堀では、Dsc01038cカルガモが2羽。雌雄のようで、求愛行動のように、両方がシンクロしながら首を伸縮させていました。九華橋のところでは、カワセミ。以前よく見たオスではなく、メス。メスのカワセミは久しぶりに見ました。

Dsc00819c_20250312153401  公園西の堀には、コサギが1羽。以前も、堀の水を抜いたときには、コサギやダイサギがエサを求めてやって来ていました。

Dsc01335c_20250312154901 Dsc01091c  奥平屋敷跡では、ビンズイ1羽と、ジョウビタキのオスが1羽。ほかには、ドバトやカワラヒワ、ハシボソガラス。

Dsc01686c_20250312153301  二の丸跡の北側のところでもコサギ。コサギは、今日は合計2羽が来ていました。

Dsc02002c_20250312153201 Dsc02085c_20250312153201  鎮国守国神社の境内で、ウメジロウ。今日も天守台跡のところで見られました。何枚も撮ったのですが、なかなかこれはというものはありませんし、キリがありません。

Dsc02273c Dsc02291c_20250312153101  鎮国守国神社を通って、再び社務所裏の堀に来たら、カルガモが2ペア。どちらかが上に載せたペアと思いますが、判別はできません。しかし、右の写真のペアは、互いにそっぽを向いているようで、おもしろい。

Dsc02402c_20250312153101  何か動くものを見つけ、よく見たらイソシギ。羽毛が1本立っていますので、以前にも九華公園や、住吉入江で見た個体。

Dsc01180c Dsc01651c_20250312153301  堀の水が抜かれていますので、カモたちは多くはありません。数えられた範囲で、キンクロハジロが9羽、ハシビロガモが9羽、ヒドリガモが1ペア、ホシハジロのオスが1羽(左の写真)、コガモが1ペア(右の写真)。ほかにオオバンが2羽。

 ユリカモメは57羽。Dsc01451c Dsc01488c_20250312153301あのUYユリカモメは見当たりませんでした。ユリカモメの中に、ガングロになりかけている個体が1羽。夏羽にかなりモデルチェンジしてきています。

Dsc02581c_20250312153001 Dsc02754c_20250312153001  その後は、内堀南公園でジョウビタキのメス。寺町交差点の北でイソヒヨドリのメス。

Dsc02776c_20250312153001 Dsc02799c_20250312153001  住吉入江に戻ってきたら、キンクロハジロのペア。朝、出がけに見たペアであろうと思います。カンムリカイツブリも、同様に、朝、見た個体でしょう。オオバンも1羽いました。

Dsc02500c_20250312153001  鎮国守国神社では、豊後梅が満開近くになって来ています。豊後梅は、大分県が原産の梅とアンズの交雑種です。

Dsc02594c Dsc02637c_20250312153001  寺町商店街にある河津桜。並木の南北の端にある木でよく咲いてきています。今週末が河津桜まつりですが、その頃には見頃を迎えるものと思います。

Dsc02665c_20250312153001  という次第で、先週金曜以来(2025年3月 7日:ミモザが咲き始めました)、ほぼフルコースの散歩でした。初めに書きましたように、帰宅後、腰のあたりが何となくドーンと重い感じがいていますので、まだ治癒とはいえなさそうです。

2025年3月11日 (火)

雨にて、今日も断捨離の続き

250311092605871c 0311amedas  今日は、朝早くからずっと雨が続いています。アメダスのデータでは、5時台から1mm前後の雨量。気温は最低が8.3℃、最高が10.1℃とあまり変化がなく、こういう日は寒く感じます。雨ですから、モットーの「晴歩雨読」にしたがい、「雨読の日」。腰痛も完治していませんので、ちょうどよし(微笑)。

250311092326624c  モットーの通りならば、雨読ですが、今日も断捨離の続き。昨日も書きましたが、現在は、展覧会のチラシ、パンフレットや、図録などの断捨離に取り組んでいます。こちらの写真は、廃棄するもの。向かって左は、展覧会のチラシなど。これらは、そのままリサイクルに出せます。右は、ちょっと差し障りがあるもので、これらは、細かくちぎって燃えるゴミに出します。以前は、家庭用のシュレッダーを持っていましたので、それで裁断していましたが、さすがに古くなり、また、刃の部分が傷んでしまい、お払い箱にしました。それ故、最近は、人力で細かくしているのです。が、この作業、かなりの時間と労力を要します。

250311113751441c 250311145046886c  保存しておきたいものは、スキャナーで取り込んで、OCRソフト(読取り革命というものを使っています)を用いてデータを抽出し、それをpdfに変換し、pdfで保存します。こうして取り込んだチラシなども、断捨離で、廃棄しています。データで残っていればよしということです。紙の方が見やすい気もしますが、数が多くなりますと、当然、保管する物理的な空間が必要になります。左の画像は、OCRソフトで読み込んだ文書を認識させ終わったところ。文字の認識の水準は、もとのフォントや、そのサイズ、鮮明さなどによって影響されますが、習性をしていると、想像を絶する手間が必要になりますから、それは敢えてしていません。右の画像は、pdfに変換したもの。これに日付と名前をつけてパソコンのフォルダに保存。フォルダは、年別にしてあります。日付がついていれば、あとで検索するのは比較的容易になります。「時間」という手がかりは、記憶を調べるのにも有効と思います。

250311092618118c  という次第で、今日も断捨離を継続中。腰痛は、あまり変化がないような感じです。

2025年3月10日 (月)

今日も軽めの散歩

 Dsc00235c 朝は1.8℃と冷えましたが、日中はよく晴れて、15.6℃にもなりました。絶好の散歩日和なのですが、腰痛は、軽くなったものの、まだ普段通りの散歩に行くのは控えた方がよさそうです。今日も、短距離の「アリバイ散歩」にしておきました。参宮町、堤原、寺町、住吉入江と、いつもと少し違うコースで1.9㎞ほど。距離は短かったのですが、散歩友達、知人4名に会うことができました。散歩&鳥見友達のYさんによれば、九華公園の堀は、ゴミを拾うために水が抜かれているそうです。

Dsc00257c_20250310163001 Dsc00268c_20250310163001  とはいえ、歩いたところに咲いている花は、似たようなものです。ミモザは、参宮町に行く途中のお宅にて。紅梅は、参宮町近くのお宅にて。

Dsc00302c_20250310163001  寺町では、またもや河津桜を見てきました。超ワンパターンの極致です(十分に自覚しています)。昨日までの記事の写真を見ていただくと、よく咲いてきたように思われる方も入らしたかも知れませんが、商店街の北の端にある荷捌き広場(ここがもっともよく咲いています)で、こんな感じです。

Dsc00285c  クローズアップすると、こんな風になります。ということで、見頃はまだ先です。私は、かなり気が早く、開花状況が気になりますので、何度も見に行きますが、誤解なきように願います。

Dsc00324c_20250310163001  今日見た鳥は、オオバンのみ。寺町からの帰りに住吉入江に2羽。今日は、住吉キンクロウズはいませんでした。

Dsc00273c_20250310163001  読書や書き物のほかには、断捨離の続きをしています。現在は、展覧会のチラシ、パンフレットや、図録などに取り組んでいます。ここ7~8年の間に見に行ったときのものは、スキャナーで取り込んでpdfにしてありますが、それ以前のものは紙のままとっておいてあります。現物を見て、pdfにするか、そのまま捨てるか区分けをしています。明日は、雨の予報ですから、明日も、断捨離に取り組むことにしましょう。

2025年3月 9日 (日)

足慣らしに寺町まで

Dsc00001c_20250309141101  風は最大6.0m/sと強いものの、よく晴れて、気温は最高14.6℃と暖かくなっています。残念ながら、腰痛は楽にはなったものの、まだ少し痛みがありますので、いつものような散歩は控えました。足慣らしに近所の寺町商店街を一回りしてきただけ。河津桜を眺め、常信寺まで行って、帰ってきたのみで、2.0㎞。住吉入江のところで、立教地区のミニウォーキングの一行と出会い、知人の女性から声をかけられました。

Dsc00041c_20250309140101 Dsc00033c_20250309140101  河津桜の開花状況は、一昨日とあまり変わりがない印象でしたが、明日も15℃になるという予報ですし、つぼみはどこもかなり膨らんでいましたので、一気に咲き始めるかも知れません。3月15、16日の河津桜まつりのときには、見頃を迎えるように思われます。河津桜が咲き始めましたので、私としては、市内の光徳寺のヒカンザクラが気になっています(2024年3月10日:桑名市博物館の「春期企画展『刀剣アラカルト』」と光徳寺のヒカンザクラにメジロ……寺町で気象予報士の山田修作さんに遭遇)。寺町の河津桜が植えられるまでは、この光徳寺のヒカンザクラが、桑名では最も早く咲く桜だったと教えていただいて、去年、初めて見に行ったのです。

Dsc00098c_20250309140201 Dsc00112c_20250309140201  常信寺では、ミモザと梅を見てきました。ここには、ミツマタ、サンシュユ、ジンチョウゲ、ユスラウメ、トキワマンサク、レンギョウなどもあり、これらから順番に咲いてくるのが楽しみです。明日は、もう少し長い距離を歩いてみることにします。

 

2025年3月 8日 (土)

大人しくしています(苦笑)

250307085535848c  近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 丸彦酒造『三重の寒梅』」に行こうと思っていたのですが、昨日から、珍しく腰痛が出てしまい、断念。だいぶ楽にはなったものの、出先で他人様に迷惑をかけてもいけませんし、長引いてしまったら、なおさらよくありません。それ故、今日は、天気がよいのに、蟄居生活中。

250307085807140c  腰痛の直接的原因は、昨日、散歩から帰って、風呂を洗ったことですが、その背景には、たぶん月曜に行った「断捨離」があります(2025年3月3日:断捨離ののち、午後から散歩へ)。このとき、本が大量に入った、思い段ボール箱を運んだのです。翌日には、宅配業者さんに引き取りに来てもらったのですが、そのときにも少しの距離を運んだのです。年を考えないといけませんでした。「70歳になる」と何度も、書いておきながら、自覚が足らなかったといわざるを得ません(苦笑)。

250307085830840c  ちなみに、今回は、段ボール3箱(専門書、新書、文庫などが混じっています)を買い取ってもらったのですが、その査定結果は、書籍129点で、13,000円あまりとなりました(ほかに値段がつかなかったものが67点)。冗談半分で、退職の時に売り払った段ボール箱38箱より高いかもと書きましたが(2025年3月5日:結局、今日も断捨離継続中(笑))、本当にそうなりました。なんだかよく分からないことです。

Dsc09963c_20250308141801  明日は晴れて、最高気温は15℃にもなるという予報です。少しは散歩に出たいと思っています。今日の写真は、昨日、鎮国守国神社で撮ってきた梅の花。1枚目は参集殿の南にて、2枚目は桑名城天守台跡を南から、3枚目は、同じく、天守台跡の西側から。ここに見えている剣の形をしたものは、明治20(1887)年に建立された、剱型青銅製の「戊辰殉難招魂碑」です。戊辰戦争で殉難した桑名藩士を追悼しもの。久松松平家第13代・松平定敬の撰并書、鋳物師は、廣瀬与左衛門。以上3枚は、スマホ写真。4枚目の写真は、寺町商店街にある河津桜。これも昨日の撮影。

2025年3月 7日 (金)

ミモザが咲き始めました

Dsc09987c  朝の天気予報で、晴れるけど風が冷たいといっていましたが、その通りの1日。最高気温は10.9℃、最大風速は6.8m/s。今朝も、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と、5.8㎞。風が冷たかったので、早めに帰宅してしまいました。

Dsc08896c  住吉入江には、キンクロハジロはオスが1羽だけ。「住吉キンクロウズ」にはならず、住吉キンクロ(笑)。

 Dsc08875c_20250307144701 Dsc08883c ほかにいたのは、ヒドリガモが2ペア。私が少し近づいて、写真を撮ろうとしたら、逃げ始めたところ。

Dsc08924c_20250307144701  Dsc08973c_20250307144801 七里の渡跡では、まずは、コガモ。2ペアと、メスが1羽。ヒドリガモが5羽。

Dsc08989c_20250307144801 Dsc09006c_20250307144801  キンクロハジロのオスが1羽と、カルガモもが2羽。カルガモは上陸していました。

Dsc09034c_20250307144801 Dsc09066c_20250307144801  柿安コミュニティパークの堀では、コガモのオス3羽、メス2羽が上陸(左の写真は、メス)。キンクロハジロが2ペア。

Dsc09098c_20250307144801 Dsc09110c  オオバンも1羽。オオバンは、護岸についた藻のようなものを、懸命にそぎ取って食べていました。コミュニティパークの桜並木で、ジョウビタキのメス。

 Dsc09212c_20250307144901 九華公園の管理事務所近くの白梅で、ウメジロウ。ただし、今ひとつのシーンで、苦笑せざるを得ません。今日、ウメジロウを見たのは、これのみ。

Dsc09367c_20250307144901 Dsc09396c_20250307144901  奥平屋敷跡では、ツグミと、ジョウビタキのオス。ツグミはいつもこのあたりにいる若者。このあと、本丸跡でも見かけました。

Dsc09414c_20250307144901  カワラヒワも、奥平屋敷跡にやってきました。数日前に巣材を運んでいるカワラヒワがいましたが、その後は、そういうところは見られません。奥平屋敷跡から、二の丸跡にイソシギが来たのが見えましたが、いかんせん遠すぎて写真にはならず。

Dsc09617c  朝日丸跡でビンズイ。このところ、3羽で一緒に行動しているのをよく見ていましたが、1羽だけ。ビンズイは、このあと、公園内の筏橋のところでも見ています。

Dsc09282c_20250307144901  Dsc09480c カモは、今日も少なめでした。キンクロハジロが18羽(左の写真は、オス)、ハシビロガモが11羽、ヒドリガモが1ペア。ユリカモメは、一時、公園上空を20羽以上が飛んでいたのですが、エサやりをしたときには4羽のみ。ちなみに、あのUYユリカモメはいません。

Dsc09738c_20250307144901 Dsc09687c_20250307144901  今日もカンムリカイツブリが2羽いました。右の写真のカンムリカイツブリは、保温体勢をとっていると思いますが、器用にもこのまま前に進んでいます。二の丸堀の東側エリアには、カイツブリも見えたのですが、ほかを歩いているうちに姿を消していました。

Dsc09156c_20250307144801 Dsc09713c_20250307144901  カルガモが、鎮国守国神社の社務所裏の堀に来ていました。また、オオバンも1羽。

 Dsc09781c_20250307144901 内堀公園で休んでいたら、ジョウビタキのオスが1羽出てきました。あまり遠くへ逃げたりはせず、何ポーズか撮らせてくれました。

Dsc09860c_20250307144901  常信寺では、ミモザが咲き始めていました。

Dsc09955c_20250307144901  寺町商店街にある河津桜は、あちこちの木で数輪ずつの花が咲いてきています。昨日は、勝手に開花宣言をしましたが、これなら普通に開花を宣言しても大丈夫そうです。いつぞや梅について、満開になったときよりも、つぼみがまだたくさんあるときの方が、よい感じがすると書きましたが(2025年2月21日:ウグイス、カワセミ、イカルなどなどの豪華ラインナップ)、桜は、いつ咲くか? と待っているときや、咲き始めたときがもっともいいように思います。

2025年3月 6日 (木)

寺町商店街にある河津桜は、例によって勝手に開花を宣言します(笑)……今シーズン初の「ウメジロウ」も

Dsc08822c_20250306151101 Dsc06878c_20250306151601  もっとよく晴れるかと期待したのですが、ほぼ曇り。そのためか、最高気温は131℃になったのに、寒く感じます。北西の季節風も、最大6.3m/sと強いのも影響しているかも知れません。7時20分から散歩へ。月曜の午後以来、3日ぶり。右の写真は、出がけに見た木曽御嶽山。散歩コースは、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.8㎞。

Dsc06947c_20250306151401  住吉入江にいたのは、キンクロハジロのオス1羽のみ。住吉水門や、揖斐川にも水鳥はほとんどいません。遠くにいたのは、カンムリカイツブリかという気がしたくらい。

Dsc07025c_20250306151401  Dsc06963c_20250306151401 七里の渡跡には、コガモのオスが1羽とメスが2羽。ここも今日は、水鳥はこれだけ。三之丸公園では、ツグミが1羽。ほかにいたのは、ムクドリ、スズメ。

Dsc07084c_20250306151401 Dsc07114c_20250306151401  蟠龍櫓のところには、イソヒヨドリのメス。いつもここにいるメスです。何となく、顔を見ると分かるようになった気がします。柿安コミュニティパークの堀では、コガモが2ペア、上陸していました。

Dsc07157c_20250306151401 Dsc08113c_20250306151201  九華公園には7時45分に到着。いつもより静かです。カラスや、ヒヨドリ、ムクドリが少ないようです。奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス、ツグミもいたのですが、写真が撮れたのは、カワラヒワのみ。しばらく待ったのですが、ほとんど何も来ません。ずっと公園内を回って、本丸跡で、シジュウカラ。3羽ほどいました。近くでウグイスを見つけたのですが、すぐに見失ってしまいました。

Dsc08001c Dsc07851c_20250306151301  鎮国守国神社で今シーズン初の「ウメジロウ」。天守台のところで咲いている白梅にメジロがたかっていたのです。今ひとつかという気もしますが、これからしばらく「ウメジロウ」シーズンですから、精進しましょう(微笑)。

Dsc07154c_20250306151401  今日は、ユリカモメはまったくおらず、また、カモも激減していました。「鳥がいない」という写真はむずかしいのですが、こちらは二の丸堀の様子。いつもであれば、キンクロハジロなどカモたちが20~30羽はいるのですが、何もいません。

Dsc07547c_20250306151301 Dsc07784c_20250306151301  カモは、キンクロハジロが3羽と、ハシビロガモが13羽、ヒドリガモが1ペアでした。まさかもう帰ってしまったということはないだろうと思います。

Dsc08350c_20250306151201 Dsc08369c_20250306151201  二の丸堀の東側エリアには、今日もカイツブリが2羽いました。これはいよいよ九華公園に滞在している可能性が高いでしょう。

Dsc07637c_20250306151301 Dsc07648c_20250306151301  また、カンムリカイツブリも2羽。二の丸堀、吉之丸堀のいずれも東側エリアにいました。

Dsc07203c Dsc07249c_20250306151401  散歩&鳥見友達のOさんは、雨で来られなかったため4日分くらいのパンの耳を持参されたのですが、今日はやむなく、ヒヨドリやドバトに与える羽目に。パンの耳をまき始めると、どこからともなくヒヨドリ、ドバトのほか、ムクドリも集まってきました。

Dsc07566c_20250306151301 Dsc07591c_20250306151301  オオバンは2羽。パンの耳は食べないかと思ったら、飛んできました。すごい勢いで、1度に2個も3個も拾っていきます。オオバンがこんなに積極的なところはめったに見られません。

Dsc08262c_20250306151201  九華公園の外周遊歩道の東で、イソヒヨドリのメス。蟠龍櫓のところにいた個体とは、別の個体と思います。

Dsc08392c_20250306151201 Dsc08416c_20250306151201  九華公園の南にあるお宅や(左の写真)、貝塚公園でも梅が咲き始めていました。今年は、20日から1ヶ月近く遅い気がします。

Dsc08539c  内堀公園では、ジョウビタキのオス。2羽、出てきたのですが、写真が撮れたのは1羽のみ。

Dsc08662c_20250306151201 Dsc08688c_20250306151101  寺町商店街にある河津桜。今日も、南から順に丁寧に見てきました。2ヶ所で、こんな感じですから、これはもう勝手に開花宣言をしても大丈夫でしょう(微笑)。ほかに1輪、2輪と咲いている木も何本かあります。

Dsc08800c  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、ハクセキレイ。寒い間は、あまり姿を見せません。

Dsc08824c_20250306151101  土曜日の天気予報は曇りのち晴れになりました。この分なら近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 丸彦酒造『三重の寒梅』」に行けそうです。もし行けたのであれば、199回目のハイキングとなります。日曜日以降は、また暖かくなるという予報ですが、雨の日もあるようです。町屋川などにも行きたいところですが、天気ばかりは逆らえません。

 

2025年3月 5日 (水)

結局、今日も断捨離継続中(笑)

250305093339092c 0305rader  散歩に行けないかと、ときどきベランダから外を眺めたり、ネットで雨雲レーダーをチェックしたり、ウロウロしていました。結局、15時頃までは、空模様は冒頭の写真のような感じが続き、雨雲もずっとではないものの、途切れ途切れにかかり続けて、今日も蟄居&断捨離生活(苦笑)。

0305amedas_20250305145501  アメダスのデータは、こちらの画像の通り。雨量は多くはありません。雨雲レーダーでは雨雲がかかっていない時間帯にも雨は降っているという、ヘンな空模様。

250305114331710c  断捨離の方は、再び、本に取り組んでいました。といっても、かなりの部分は、一昨日、エイヤッとやりましたので、基本的には残したいものが残っています(ヘンな日本語)。それでも本棚からいったん取り出して、どうしても残したいものを戻すというやり方で、多少は減りました。スライド書棚2本分の本があったのですが、1本は空にしました。空にした方のスライド書棚は、手前に引き出す方式のもので、普段は本がまったく見えません。また、使い方によるのではなく、設計もしくはつくりかたの問題と思うのですが、本を入れる部分が傾き、スライドがスムーズに動かなくなっていました。本の整理ということよりも、この書棚を断捨離したかったといった方がよいのかも知れません。

250305114438346c  残す方の本が入っているスライド書棚の一部。中央の棚は、自分が執筆に加わった本が残してあります。専門書を書きたいと思ったのですが、大学院修士レベルの教科書の執筆に参加できたのが、もっともハイレベルなものでした。ほかの専門書はかなり思い切って、ほとんど処分済み。上の方にあるのは、まだこれから少し仕事が残っている心理アセスメントや、特別支援教育に関するもの。下の方に見えるのは、学生時代、最初に学んだ頃のテキストや、統計関係の本、辞典。

250305093352332c  処分する本は、どなたもご存じの某古書店に依頼しましたが、専門書の多くは、たぶんほとんど値段はつかないでしょう。比較的新しい文庫、新書の方が高価買い取りかもと思っています。退職したとき、書籍を段ボール25箱(1,000冊は優に越えていました)、専門学会誌その他13箱を古書店(今回とは別)に引き取ってもらったのですが、その評価額は、驚くことなかれ、約¥40,000でした。全部で、です。まさに愕然としました。書籍だけで¥2,000,000~¥2,500,000以上(もっとかも)使ったはずなのに。本に限らず、古い物をリサイクルショップで売れば、よほど希少価値のあるものか、需要があるものでなければ、まぁこんなものでしょうが。

Dsc05497c  明日は、晴れ時々曇りの予報ですから、まず間違いなく散歩に出られるでしょう。3日ぶりとなります。最高気温も13℃という予報で、寒さからも抜けられそうです。写真は、在庫から。鎮国守国神社で3月2日に撮ったものです。

250305183154841c  オマケ。近鉄ハイキングにときどき出かけます。近鉄あみま倶楽部というものがあり、近鉄ハイキングに参加してポイントを貯めますと、そのポイント数に応じて賞品がいただけます。今年度は、これまでのところ3ポイント。3月に参加を予定しているのは、1回のみですから、この3ポイントでいただける賞品をもらうことにして、先月末に申し込みました。今日、その賞品であるステッカーが届きました。「それで?」といわれそうですが、まぁこれも1つの楽しみ。

2025年3月 4日 (火)

断捨離継続中

Img_9607c_20250304145001  天気予報の通り、朝からずっと雨です。ただし、1時間あたりの雨量は、多くても2mmくらいで、アメダスのデータに出ていない時間帯もあります。最低気温は4.2℃、最高気温は6.0℃と上がっていません。雨ですので、昨日の続きで、断捨離を行っています。といっても、本はかなりの部分の断捨離が終えられましたので、今日は、各種の展覧会のパンフレット、チラシのたぐいや、郷土史講座の講義内容をまとめたもの。最近のものは、pdfにしてあります。pdfがあることを確認したものは、現物を廃棄処分しています。そのpdfも、複数の別のフォルダにダブって保存してあったりしますから、気づいたものは整理をしています。しかし、体力や、持続力が低下しているせいで、長時間にわたって作業を続けるのはむずかしい(笑)。

 という次第で、散歩には行っておりません。Dsc06334c_20250303162401明日も、午後まで小雨という予報ですから、散歩には行けないかも知れません。散歩に行けないと、ウロウロしてしまいます(微苦笑)。散歩に出られない場合は、やむを得ませんから、また断捨離を続けざるを得ません。写真は、九華公園の白梅。九華公園内にある梅の木はこれ1本だけのはず(鎮国守国神社は、別)。管理事務所の近くにあります。

Img_9467c D0746955  オマケ。昨日の断捨離写真の右端にチラッと写っていますが、真空管ラジオがあります。これは、断捨離はしません。SV-7というキットを買ってつくったもの。たぶん20年くらい前のことです。当時、体調を崩して、病休、休職をくり返していたのですが、その時の退屈しのぎ。5級スーパーラジオで、チューニングが合ったことを示すマジック・アイという真空管がもう1本ついています。¥42,800で購入しています。フロント・パネルは、木製でレトロな雰囲気です。昔のラジオで使っていたのとまったく同じ部品はありませんので、回路はプリント基板の上に組まれていますし、抵抗器・コンデンサも小さくすっきりしたものになってしまっています。チューニングに使うバリコンは、現代のコンパクトなものが用いられています。同調コイルは、昔風のものが再生産されています。中学生くらいの時は、ラジオ少年でしたが、これは最近は、仕舞ったまま。

2025年3月 3日 (月)

断捨離ののち、午後から散歩へ

1740961407510c  夜中から午前中にかけて雨でした。最高気温の13.1℃は、0時1分に記録。12時31分に最低気温の8.7℃を記録しています。明日はもっと寒くなるとか。いったん春の陽気を経験してしまいましたので、明日が思いやられます。午前中は、「晴歩雨読」ならぬ、「断捨離」に励んでおりました。仕事柄、大量の本を持っております。退職したときに膨大な本、専門雑誌を古本屋さんに引き取ってもらいましたが、その後も、かなりの本を持ち続けていました。しかし、このたび非常勤講師を定年退職するのを機に、さらなる捨離を決意したという次第。この先、老いていくばかりですから、昔の専門書を持ち続けていても、読み返すということはたぶんないと判断したのです。値段がつかないといわれそうなものばかりです(苦笑)。

Dsc06306c_20250303162401  午後からは雨も上がりましたので、14時から15時過ぎに歩いてきました。住吉入江、田町、中橋、九華公園、京町、寺町と3.7㎞ほど。住吉入江には、キンクロハジロのオス、メス1羽ずつがいました。中橋にはゴイサギが3羽いたものの、皆隠れていて、写真にはならず。

Dsc06382c  九華公園でも、時間帯からして野鳥はあまりいません。奥平屋敷跡にビンズイが1羽と、ツグミが1羽いました。カワラヒワも数羽見ましたが、写真が撮れたのは、ビンズイのみ。

 Dsc06359c_20250303162401 カモは、キンクロハジロ33羽と、ハシビロガモ11羽のみ。朝の方が多いのだろうと思います。ヒドリガモ、ホシハジロはいません。ユリカモメは、まったくいませんでした。この天気でエサをくれる人がいないためと思われます。

Dsc06461c_20250303162401 Dsc06587c_20250303162401  珍しかったのは、カンムリカイツブリが2羽いたこと。二の丸堀の東側エリアと、吉之丸堀の東側エリア。いずれも、保温のためか、首を縮めていました。

Dsc06505c_20250303162401  カイツブリは、今日も2羽が揃っていました。常駐するようになったのかと思ってしまいます。

Dsc06658c_20250303162401  散歩友達のAさんが、「梅がよく咲いてきて、メジロが来ているな」といわれたので、鎮国守国神社の梅を見てきたのですが、いたのはヒヨドリ。今日もまた「ウメヒヨ」でオシマイ。

Dsc06690c_20250303162401 Dsc06701c_20250303162401  その鎮国守国神社の拝殿の東側には、数年前に植えられた梅がたくさんあります。ここもよく咲いてきています。

Dsc06748c_20250303162401 Dsc06770c_20250303162401  寺町商店街にある河津桜も、昨日と同じく、1本ずつ見てきました。さらに2輪+αが開花。今にも咲きそうなつぼみもありますが、明日は、最高気温が6度と再び冷える予報ですから、河津桜が咲くかどうか微妙なところでしょう。

2025年3月 2日 (日)

河津桜が1輪だけ開花……鎮国守国神社の豊後梅も咲き始めました

Dsc04454c_20250302134201  ほぼ曇りとなっています。散歩の途中、わずかに雨に降られましたが、アメダスのデータには出ないくらいです。最低気温は10.2℃、最高気温は15.9℃。雨に降られると嫌でしたので、7時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.2㎞。

Dsc06106c_20250302134401  今日は、まずこちらから。寺町商店街にある河津桜の並木で、たった1輪だけ咲いていました。すべて見て回ってきましたが、まだこの1輪だけ。南側の橋から数本目。たぶん気づいているのは、私だけ(微笑)。

Dsc05473c_20250302134301 Dsc05453c_20250302134801  もう1つは、鎮国守国神社の豊後梅も開花していたこと。豊後梅は、梅とアンズの交雑種です。果実が大きく、酸味が少ないのが特徴で、梅酒やジャム、梅シロップなどに利用されるそうです。

Dsc04484c_20250302134201  さて、散歩の初めに戻って、住吉入江には、今日も住吉キンクロウズ。あちこちに散らばっていましたが、オスが4羽にメスが1羽。

Dsc04637c  揖斐川の堤防道路は、まだ工事中で通れません。迂回路沿いにサザンカがあります。ときどきメジロが蜜を吸いに来ています。

Dsc04688c_20250302134301  七里の渡跡でカモの数をチェックしていたら、小さい鳥がお尻をフリフリしていました。休んでいるコガモのメスのそばにイソシギがいます。

Dsc04764c_20250302134301  また、七里の渡跡には、ホシハジロのメスも。今シーズンは、あまり見ませんでした。ほかには、ヒドリガモが15羽、コガモはオスが2羽に、メスが1羽。三之丸公園では、遠いところにツグミが1羽。

Dsc04860c_20250302134301 Dsc04846c  柿安コミュニティパークの堀には、オオバン。右の写真は、オオバンが、カモが休むときと同じような体勢をしているところ。これは保温のための姿勢と考えられていますが、オオバンがこのような姿勢になっているのは、初めて見ました。ほかには、コガモのオス2羽、メス2羽が上陸して休んでいました。

Dsc04914c_20250302134301  九華公園では、今日も鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギ。アオサギの顔の向きが異なりますので、明確にはいえませんが、一昨日や、その前の日にここにいたアオサギとは顔のあたりの模様が違うように見えます。管理事務所近くで、ジョウビタキのオス、イソヒヨドリのオスに出会ったものの、写真は撮れませんでした。

Dsc05008c_20250302134301 Dsc05094c  奥平屋敷跡では、まずツグミ。続いて、ハクセキレイが1羽。このハクセキレイは、あの足の悪い個体。奥平屋敷跡によくやって来ます。ほかにジョウビタキのオスも見たのですが、またもや写真は撮れず仕舞い。

Dsc05181c  となりの花菖蒲園でカワラヒワ。巣の材料にすると思われる、羽毛のようなものをくわえて二の丸跡の方向に飛んでいきました。すでに巣作りを始めているようです。カワラヒワは、今日も、九華公園のあちこちで見かけました。巣は、松の木などの高いところにつくっているのではないかと思っていますが、いまだ確認したことはありません。繁殖が終わってから、巣が落下しているのは何度か見かけています。

Dsc05760c_20250302134401  九華公園の外周遊歩道の南を歩いていたら、イソヒヨドリのオスがやって来ました。昨日見たイソヒヨドリのオスに似ている気がします。

Dsc05417c_20250302134301  鎮国守国神社の梅にメジロが来ていないか、見て回ってきたのですが、メジロは来ておらず。「ウメジロウ」はお預け。梅の枝が動いていましたので、急いで行って撮影したら、「ウメヒヨ」(爆)。梅にヒヨドリでは、あまり絵になりません。

Dsc04950c_20250302134301  Dsc04990c_20250302134301 カモ、今日は、キンクロハジロが75羽、ハシビロガモが10羽(左の写真はメス)、ヒドリガモが2ペア。ユリカモメは、29羽。

 Dsc05670c_20250302134401 Dsc05304c_20250302134301 カイツブリ2羽は、今日もいました。二の丸堀の東側エリアによくいます。さらに、今日は、カンムリカイツブリも1羽。これも、同じあたりにいました。

 Dsc05555c_20250302140701 Dsc05566c_20250302140701 相撲場近くの堀には、カルガモが2羽やって来ていました。

Dsc05892c_20250302134401  貝塚公園では、ビンズイが3羽。ビンズイが3羽というと、九華公園で見たビンズイも同じ数で行動していましたから、同じビンズイたちのように思えます。

Dsc06242c_20250302134401 Dsc06294c  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、オオバンが2羽と、キンクロハジロのオス、メスが1羽ずつ。この時期ですから、どちらもペアになっているのかも知れません。

Dsc05366c_20250302134401  ところで、鎮国守国神社の参集殿脇の梅がよく咲いてきています。これらは数年前に植えられた、比較的若い木々です。紅梅、白梅のほか、ピンク色の梅もあります。

Dsc05379c_20250302134401 Dsc05392c_20250302134401  今週の予定は、昨日も少し書きましたが、近鉄ハイキングに参加しようと思っているほか、四日市市立博物館でも見たい展覧会が始まっています。「四日市の生んだ『日本のライト兄弟』玉井兄弟展」がそれです。リンク先には、中日新聞の記事があります。玉井兄弟は同市浜田(現諏訪栄町)の出身。兄清太郎は16歳の時に空を舞う竹とんぼに興味を持ち、飛行機の研究を始めました。明治45(1912)年に藤一郎と上京。大正5(1916)年には日本初の飛行家養成学校「日本飛行学校」を東京・羽田に設立し、同年には国産機体での飛行を初成功させています。

2025年3月 1日 (土)

春のような陽気でカメも出てくる

Dsc03877c_20250301154301 Dsc03886c_20250301154301  九華公園の堀では、多数のアカミミガメが姿を現していました。今日の最高気温は、18.8℃。カメも冬眠から出てくるわけです。午前中は、内輪の勉強会がありましたので、今日は、午後から散歩。13時25分から住吉入江、田町、中橋、九華公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と4.3㎞。暖かさにつられ、九華公園や、寺町商店街にはけっこうたくさんの人出がありました。

Dsc03794c_20250301154301 Dsc03801c_20250301154301  拙宅マンション前の住吉入江には、住吉キンクロウズ。オスのキンクロハジロが3羽。それぞれ、思い思いに過ごしていました。

Dsc03831c Dsc03849c_20250301154801  中橋では、ゴイサギ、ホシゴイがいないか見たのですが、顔が見えていたのは、ホシゴイが1羽のみ。ゴイサギは右の写真のように寝ていたり、隠れていたり。

Dsc03870c_20250301154301  九華公園には13時40分着。この時間では、野鳥は少ないのですが、一回りしてきました。しばらく前に出会った、若いバーダーさんに再会。一緒に回りながら、いろいろと話をさせてもらえました。この春から社会人だそうで、前途に幸あれとお祈りします。

Dsc03898c_20250301154301 Dsc03907c_20250301154301  カモの数は、朝行くときよりも少ない印象。キンクロハジロとハシビロガモはいましたが、ヒドリガモや、ホシハジロの姿はありませんでした。

 Dsc03892c_20250301154301 ユリカモメはさらに少なく、数羽しかいませんでした。

Dsc03927c Dsc03943c_20250301154301  二の丸堀の東側エリアには、カイツブリが今日も2羽。この様子ですと、ずっと滞在しているのかも知れません。私の知る限りでは、九華公園では、繁殖したことはありません。ほのかに期待することにします。

Dsc04070c_20250301154301  内堀公園で、ジョウビタキのオスに遭遇。この時間帯に出てくるとは思っていませんでした。スラッとしていますが、これはたぶん暖かかったからでしょう。

Dsc04215c_20250301154301 Dsc04316c_20250301154301  住吉入江まで戻ってきましたが、カンムリカイツブリと、オオバンが1羽ずつ。カンムリカイツブリはすこし夏羽に換羽してきているように思います。オオバンは、あの弁足もよく見えていました。

Dsc03958c Dsc03813c  暖かくなったためか、九華公園では、花見の時に行われる「お堀めぐり」の準備に来ておられました。今年の桜は、どうなるでしょう。気象協会の予想では、名古屋で3月25日に開花となっています(こちら)。桜といえば、ソメイヨシノの前に寺町商店街の河津桜も気になっています。右は、今日の様子。つぼみがかなり膨らんできたと思います。

 3月に入りました。いよいよ70歳の誕生日を迎えます。Dsc04094c_2025030115430170歳といえば、「古希」。本来は、数え年で祝いますが、「古希」などといわれると、一気にジジイになったような気がしてしまいます。「古希」は、杜甫の詩の一節「人生七十年 古来稀なり」に由来しますが、実はこれには「酒債は尋常行く処に有り」という前文があるそうです。「酒代のつけは私が行くいたるところにあるが、70年生きる人は古くから稀である」という意味で、つまり、いまのうちにたくさん飲んで楽しんでおこうという歌だとか(笑)。酒を飲む口実にするつもりはありません。念のためにお断りしておきます。ただ、酒が飲めるように、元気に過ごしたいものだと思います。

Dsc04101c_20250301154301  今週末に近鉄ハイキングの酒蔵みてある記があります(丸彦酒造 「三重の寒梅」)。去年も行っています(2024年3月2日:20240302近鉄ハイキング酒蔵みてある記「 銘酒『三重の寒梅』丸彦酒造をたずねて」へ(一回完結))。三重の寒梅は、好みの酒ですから、これには万難を排しても出かけたいところですが、週間予報では、今のところ、曇時々雨。ウ~ン……。梅の写真は、常信寺にて。

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  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)