お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年4月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年4月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2025年2月

2025年2月28日 (金)

モズに大接近

Dsc03786c_20250228150101  曇りがちの空です。午後からは、アメダスのデータに出ないくらいの弱い雨が降るときがありました。最高気温は、13.5℃で寒くはありません。今日も、いつもと同じく、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と6.8㎞。

Dsc02402c_20250228150101 Dsc02408c_20250228150101   住吉入江にはキンクロハジロのオスが1羽、住吉水門のところにはコガモが5羽、それぞれいましたが、きれいに撮れませんでしたので、写真は割愛。七里の渡跡には、カルガモが2羽(左の写真)、コガモが6羽(右の写真)。

Dsc02367c_20250228150101  蟠龍櫓のところでイソヒヨドリのメス。このあたりによくいます。若者のような印象があります。

Dsc02431c_20250228150101 Dsc02439c_20250228150101  柿安コミュニティパークの堀ではオオバンが3羽、キンクロハジロが3羽。

Dsc02472c_20250228150101  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギ。ここ数日、ここに必ずいます。いつも後ろ姿の写真になるのは、このアングルからしか撮れないのです。前に回ると、数10m先から撮ることになってしまいます。

Dsc02513c_20250228150101  同じ木にゴイサギが3羽いましたが、1羽はすぐに飛び去って行きました。

Dsc02601c  Dsc02803c_20250228150101 奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス。ここによく来ます。ウグイスを見つけ、かなり追いかけて粘った物の、今日は上手く撮影できず。右の写真のように、「超証拠写真」。

Dsc02821c Dsc03136c_20250228150101  さらに、奥平屋敷跡の近くでイソヒヨドリのオス、メスが1羽ずつ。近いところにいたので、ペアなのかも知れません。メスは、Oさんからパンの耳をもらったところ。このメスは、蟠龍櫓のところにいたメスとは、違う個体のように見えます。ほかには、カワラヒワ、ツグミ、ハシボソガラスなどを見ました。

Dsc02999c_20250228150101 Dsc02962c_20250228150101  カモは、キンクロハジロが64羽(左の写真はオス)、ハシビロガモが11羽、ヒドリガモが1ペア(右の写真はオス)。ホシハジロのオスは来ていません。

Dsc02911c_20250228150101 Dsc02956c_20250228150101  ユリカモメは、今日は少なく、23羽。あのUYユリカモメは今日もいません。パンの耳を手に持って差しだしても、取りに来るユリカモメはなくて、残念。パンを投げても、反応がイマイチでつまらない(苦笑)。

Dsc03162c_20250228150101  カイツブリ、今日も2羽。今日は、割と近いところから撮ることができました。朝日丸跡の植え込みの陰に隠れて撮影したのです。カイツブリは神経質で、すぐに潜って逃げます。潜水名人ですから、長時間潜れますので、遠いところへ逃げるのです。

Dsc03548c_20250228150101  貝塚公園では、モズのオスに大接近。離れたところで見つけ、そっと近づいたら、何と! 逃げないのです。お陰で数m以内まで行けました。

Dsc03653c_20250228152101  内堀公園では、ジョウビタキのオス。ここには、2羽のジョウビタキのオスが来ます。

Dsc03642c_20250228150101 Dsc03643c_20250228150101  おもしろいシーンが撮れました。飛び立つ寸前です。右の写真では、翼を開いて、あげましたので、いつもは見えないところが見えています。翼の下もオレンジ色をしています。

Dsc03644c_20250228150101  こちらは飛び上がって、足が浮いています。それで、このあとは遠くへ行ってしまいました。

 Dsc03375c_20250228150101 ところで、ココログのメンテナンス終了後のエラーについては、一昨日、昨日の記事に付記しています。私のブログでは、2月24日の記事に私が書いたコメントは、まだ消えたままです。ココログサポートのページを見ますと、写真管理のページから写真が削除できない、予期できないエラーで115kbの写真がアップロードできない、記事が消えたまま、記事もコメントも消えて元に戻っていないなどなど、トラブルが解消していない状況が窺えます。「削除されてしまったコメントが何の前触れもなく突然復活したりしてフォローするのが大変なので、もうこれ以上余計なことはしないでもらいたい」と書き込んでいる方もいらっしゃいます。ココログでメンテナンスが行われると、その後、けっこういろいろなトラブルが生じるという印象があり、参ります。

0226maintenance4 【付記(3/1)】 ココログのメンテナンス終了後の顛末について、気がつかなかったのですが、「お知らせココログ」にこのような記事が掲載されていました。これ、実は2月26日の投稿に追加されていて、ページのトップにはないのです。コメントデータの復旧は、2月28日24時を予定しているとありますが、3月1日3時半現在、まだ復旧していません。ここまで来たら、待たざるを得ません。

 さらなる付記。この記事にいただいたコメントへの返信を書き終えて、ブログを確認したら、2月24日の記事にいただいたコメントへの私の返信が、復旧していました(4時過ぎ)。いやはや、これで3日かかって元に戻りました。

2025年2月27日 (木)

オオバンの「弁足」

Dsc02177c_20250227152601  予報通りとはいえ、最高気温が15.2℃になったのには驚きます。暖かいという以上の感じ。3月中旬から下旬の陽気でしょう。今朝も、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、常信寺、寺町と6.3㎞。風も弱くて、汗をかきそうなくらいでした。

Dsc00401c_20250227152901 Dsc00408c_20250227152901  今日も住吉入江には、住吉キンクロウズが滞在中。光の当たり具合や、波の立ち方でおもしろい写真にならないかといろいろと撮ってみるのですが、なかなか(苦笑)。

Dsc00452c_20250227152901 Dsc00458c_20250227152901  住吉水門のところには、コガモのペアが休んでいました。水門の内側には、ホシハジロのオスが1羽。

Dsc00482c_20250227152901 Dsc00523c_20250227153501  七里の渡跡では、ヒドリガモが13羽ほどと、カルガモが2羽、コガモのペアも2組いました。

Dsc00558c_20250227152901  揖斐川には、久しぶりにカンムリカイツブリの姿がありました。

Dsc00584c Dsc00573c  柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのペアでしょうか、オス、メスとも1羽ずつ。コガモのメスが2羽、上陸して休んでいました。

Dsc00649c  九華公園に着いて、北門のところにあるサザンカの花にメジロが1羽。

Dsc00691c Dsc00783c  鎮国守国神社の社務所裏の木には、今日もアオサギさん。昨日と同じところにいましたので、昨日と同じような写真(苦笑)。ゴイサギが、たぶん合計で6羽。直接見えたのは2羽でしたが、ほかに4ヶ所から糞が落ちてきたのです。

Dsc00808c_20250227152801  管理事務所の近くでハクセキレイ。九華公園でよく見かける、右の翼を傷めた個体です。

Dsc00934c_20250227152801 Dsc00901c  奥平屋敷跡では、今日は(も?)野鳥は少なく、ジョウビタキのオスと、カワラヒワたち。カワラヒワは、いずれもペアで行動しており、3~4ペアが出てきました。ハシボソガラスも2~3羽で来ており、松の木の高いところに上がっていきます。営巣するのか、という気がしますが、巣をつくっているかどうかは、定かではありません。

Dsc01492c_20250227152601 Dsc01465c  本丸跡、鎮国守国神社を経て、再び、社務所裏の木へ。ゴイサギは4羽ほど。しかし、皆、このように葉っぱに隠れています。

Dsc01626c_20250227152601  本丸跡では、遠くにツグミが1羽。

 Dsc00828c_20250227152801 カモ、今日は、キンクロハジロが35羽、ハシビロガモが10羽。ホシハジロのオスや、ヒドリガモは見当たりません。何となく減ってきているような気もします。

Dsc01258c_20250227152801  オオバンは2羽。そのうち1羽が、吉之丸堀の東屋の下に上陸して、身繕いをしていました。オオバンの特徴的な足が見えています。「弁足」といい、葉っぱのように広がった水かきのことです。オオバンや、カイツブリに特徴的です。

Dsc01804c Dsc01840c_20250227152701  カイツブリも二の丸堀に2羽。近いところには来てくれませんので、クリアな写真はなかなか撮れません。

Dsc01143c_20250227152801 Dsc01096c  ユリカモメは、27羽。こちらも今日は少ないのです。あのUYユリカモメは、見つけられませんでした。

Dsc01001c Dsc00997c  橋の欄干にエサを置くと、すごい勢いでやって来て、奪い合っていきます。今日も、手からパンの耳を与えて、取っていくところを撮ろうと思って、トライしたのですが、今日はそもそもパンの耳に近づいてくるユリカモメが皆無。やはり、あの芸当は、UYユリカモメにしかできないようです。

Dsc01114c_20250227152801 Dsc01106c  ヒヨドリが、ユリカモメの隙を狙って、パンの耳をゲットしていくことがあります。しかし、ヒヨドリには、ちょっと大きいようで、丸呑みするのに苦労しています。

Dsc01901c_20250227152601  貝塚公園でも、ツグミ1羽に遭遇しました。この公園は、木を伐採し、植え込みの下の方を刈り込んで、明るくなってしまい、それ以来、野鳥が少なくなっています。シロハラは寄りつかなくなりましたし、ツグミもほとんど見なくなっていました。ウグイスなどは、もってのほか。

Dsc02065c_20250227152601  内堀南公園を通り過ぎようとしたら、ジョウビタキのメスが飛来。このあと、拙宅マンションまで戻ってきたら、ジョウビタキのオスが出てきたのですが、写真は上手く撮れず、残念。

Dsc01322c_20250227152801  鎮国守国神社では、豊後梅のつぼみが膨らんできています。

Dsc02127c_20250227152601  こちらは、常信寺で撮ってきました。写真はありませんが、紅梅は7分咲きくらい。「ウメジロウ」はまだ見ていません。

Dsc02142c_20250227152601  今日はもう2月27日。早いものです。ウロウロしているとあっという間に月日が経ちます。仕事が減りますから、その分、街道歩きや、勝手にハイキングに出かけたいと思っています。3月の後半、暖かくなったらと考えていますので、その計画も立てたいところ。これも常信寺にて。

【付記(2/28、11時)】 2月26日に行われたココログのメンテナンス終了後、消えていました2月25日付けの記事は復旧しましたが、2月24日の記事にいただいたコメントに私がつけたコメントは、未だ復旧していません。ココログにクレームを入れていますが、現時点では、何ら反応はありません。このまま復旧しないようでしたら、再度、同じ内容のコメントを投稿しますが、今しばらくは様子を見ます。

 

2025年2月26日 (水)

「鵜が難儀するからウナギという」のは本当かと思わせるシーンに遭遇

Dsc08968c_20250226142601  最低気温は4.0℃、最高気温は13.0℃とそれぞれ高くなっていますが、曇る時間帯があり、そういうときは寒く感じます。今日は、自分で決めた「定例散髪日」。朝8時からいつものS理容院さんへ。大将はすでに80台半ばですが、もう30年以上お世話になっています。9時過ぎに散髪を終え、中橋、九華公園、内堀公園、吉津屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と5.8㎞を歩いてきました。途中で、久しぶりに会った散歩友達もあって、帰宅は11時過ぎ。

Dsc09160c_20250226142601  中橋には、ゴイサギも、ホシゴイもいませんでした。九華公園には、9時15分頃到着。この時間ですと、野鳥たちはもう多くありません。実際、ドバト、スズメ、ヒヨドリ、カラスはけっこういたのですが、ほかの野鳥はあまりいません。鎮国守国神社の社務所裏の木には、ゴイサギ3羽と、ホシゴイ1羽がいたものの、ゴイサギはいずれも背を向けており、写真が撮れたのは、ホシゴイ1羽。このホシゴイも、鎮国稲荷社の参道から(東側から)撮ったもの。

Dsc09231c_20250226142701  ほかには、本丸跡の花菖蒲園にジョウビタキのオスが出てきました。カワラヒワの鳴き声は聞いたものの、今日見たのは、水鳥を除いて、以上(苦笑)。

Dsc09006c  Dsc09017c カモは、キンクロハジロが41羽、ハシビロガモが10羽。ホシハジロのオスも、ヒドリガモもいません。オオバンは1羽。カモが少ないとなんだか張り合いがありません。写真は、キンクロハジロのメス。お休み中。ユリカモメは、44羽。

Dsc09301c  Dsc09312c_20250226142701 9時50分頃、ほかの公園を回って、帰ろうと思い、九華公園の外周遊歩道の東を歩いていたら、二の丸堀の東側エリアで、こんなシーンに遭遇。カワウが、かなり大きなウナギを捕まえて、格闘中でした。結局、あれこれあって、この顛末を見届けるべく、このあと40分位、九華公園に滞在する羽目に(笑)。

Dsc09381c  カワウがウナギと格闘するのを見つけてすぐに、カワウは左の写真にあるくらいまで、ウナギを飲み込みました。これを見つけたときには、ウナギがあまりにも大きかったので、これは丸呑みするのに、相当難儀しそうだなと思ったのですが、案外短い時間で飲み込みました。

Dsc09433c_20250226142701 Dsc09519c_20250226142701  ところが、ここからがカワウにとっては、難行苦行というか、難儀の本番というか。ウナギが大きくて、どこかでつかえているのか、ちっとも進まず。右の写真のように、カワウの首は相当太くなっています。

Dsc09658c_20250226142701  こちらは、仲間のカワウが、心配して様子を見に来たところといいたいのですが、たぶんそうではなく、獲物の横取りを狙ったほかのカワウが寄ってきたところ。

Dsc00012c_20250226142701  私が見つけてから5分後の様子。カワウもたぶん苦しいのでしょう、堀のあちこちを泳ぎながら、時折全身を伸ばして、何とか飲み込もうとしていますが、事態はまったくといって良いほど変化しません。

Dsc00280c_20250226142701  二の丸堀の東側エリアから吉之丸堀を、東西に往復しつつ、呑み込んでしまおうと、カワウは何度も、何度も試みるのですが、状況は、変化なし。この写真は、25分ほど経った頃の様子。

Dsc00339c_20250226142701  さすがに帰宅があまり遅くなると、自分が午前中に済ませないといけないこともありますので、10時20分頃、観察を断念。この写真を撮って、帰途につきました。

Dsc00360c_20250226142601  途中、内堀公園でもオスのジョウビタキ。

 Dsc09057c_20250226142601 Dsc09063c 鎮国守国神社では、さらに梅の開花が進んできています。しかし、まだメジロが梅の花に来ているところは見られません。

0226maintenance 【付記】 本日(2/26)、10時~14時に実施されたココログのメンテナンスが終わってから、2月25日付けの記事と、コメントの一部が閲覧できない状態になっています。ココログのサイトの記事一覧からも投稿が消えてしまっています。ブログに表示されているカレンダーの2月25日のところには、記事があるように表示されていますが、ここをクリックしても、記事は表示されません(その後、この表示も消えてしまいました)。同様の事象は、ほかのブログでも生じているようですから、ココログの方で対応されるものと思います。

0226maintenance2  その後、18時を過ぎて、このような情報がアップロードされていました。ココログは、メンテナンスをしたあと、けっこうよくトラブルが発生する印象があります。

0226maintenance3  消えてしまった、2月25日の記事は、今日(2/27)の24時に復旧の見込みという告知がされました。

2025年2月25日 (火)

今日は、ユリカモメの「エサ・キャッチシーン」

Dsc08964c_20250225151101  朝は、0.3℃と冷えていましたが、最高気温は12.7℃で、風も弱く、予報通りに暖かくなりました。いつも通りに7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.2㎞。

Dsc07889c_20250225151301  今日も、ユリカモメの話から。昨日と同じく、手からパンの耳を与えて、ユリカモメが取っていくシーンを撮ろうと何度か試みたのですが、今日は、あのUYユリカモメも含め、失敗。天気のよいところで、キレイに撮りたかったのですがねぇ。

Dsc07919c_20250225151201  Dsc07921c-2 代わって、パンの耳を放り投げて、それをユリカモメがキャッチするシーンに切り替えました。こちらは、幸いに上手く撮れました。右の写真は、キャッチする直前です。

Dsc07923c_20250225151201 Dsc07922c_20250225151201  左の写真では、嘴にパンの耳を収めたところ。写真をクリックし、拡大してご覧くだされば、幸いです。ということで、毎日、ユリカモメに遊んでもらっています(微笑)。

Dsc06763c  さて、散歩の初めから。住吉キンクロウズは、オスが3羽。日の出は6時28分ですから、太陽はまだ低いところにあります。

Dsc07105c  七里の渡跡では、カルガモが2羽、ヒドリガモが17羽、コガモが3羽、オオバンが2羽。写真は、ヒドリガモが上陸して、草を食べているところです。

Dsc07039c_20250225151301 Dsc07052c_20250225151301  蟠龍櫓のところで、ホオジロのペア。久しぶりにこのあたりでホオジロを見ました(左の写真がオス、右がメス)。ここ数年、この近くの船津屋さんという料亭の裏庭あたりで、毎年、繁殖しているのです。今年もと、期待が高まります。

Dsc07159c_20250225151301  さらに、三の丸水門のところにも、ホオジロのオス。こちらは、ときどきさえずっていました。上の写真のペアのオスとは、別の個体と思います。

Dsc07230c_20250225151201  九華公園に着いて、北門を入ったところにイソヒヨドリのメス。

Dsc07353c_20250225151201 Dsc07504c  鎮国守国神社の社務所裏の木には、今日もアオサギ。なかなか渋い感じを醸し出していました。ゴイサギは、1羽が隠れているのが見えました。相撲場近くの木には、カワラヒワ。カワラヒワは、今日も、公園内のあちこちで見られました。

Dsc07620c_20250225151201  Dsc07599c 奥平屋敷跡に現れたのは、ジョウビタキのオス。今日は、ほかにはカワラヒワや、ドバトを見たくらい。ハシボソガラスが、木の枝をくわえて、松の木の高いところに上がっていきました。巣でもつくるのか? と思うのですが、行った先は葉っぱでよく確認できませんでした。ただし、これまでもここで繁殖していますので、その可能性は高いでしょう。

Dsc08002c_20250225151201 Dsc08126c-2  二の丸跡で、ビンズイの証拠写真(笑)。頭上から鳴き声が聞こえたのですが、これを撮っただけで、どこかに飛び去ってしまいました。辰巳櫓跡の松の木には、もう1羽のアオサギ。「もう1羽」と書きましたように、鎮国守国神社の社務所裏にいたのとは、別個体。アオサギが2羽いると、何となく嬉しくなります。

Dsc08154c_20250225151201  本丸跡の花菖蒲園でもジョウビタキのオス。

Dsc08214c_20250225151101 Dsc08353c_20250225151101  鎮国守国神社から再び、北門のところへ出たら、サザンカの花にメジロが1羽。社務所裏を見に行きますと、ゴイサギが4羽。顔が見えたのは、この1羽のみで、ほかは皆、背を向けていました。

Dsc08490c  Dsc08050c_20250225151201 カモは、今日は、キンクロハジロが40羽、ハシビロガモが10羽、ヒドリガモが1ペア(左の写真はオス)、ホシハジロのオスが1羽と、フルメンバー。オオバンも2羽。証拠写真ながら、カイツブリも1羽。

Dsc07964c_20250225153401  ユリカモメは、数えたときには27羽でしたが、もっとたくさんいたと思います。ちなみに、昨日、今日と、九華公園あたりでは、イカルは見ていません。

Dsc08515c Dsc08839c  外堀の近くで、今日は、イソヒヨドリのオス。オスを見たのは、久しぶりです。内堀公園では、ジョウビタキのオス。割と近くまで来てくれました。

Dsc08905c_20250225151101  拙宅マンション近くの住吉入江に戻ってきたら、キンクロハジロたち。朝、出がけに見たのは、オスが3羽でしたが、オス1羽、メス2羽となっていました。住吉キンクロウズと呼んでいますが、メンバーは入れ替わりがあるようです。

Dsc08879c_20250225151101 Dsc08872c_20250225151101  ところで、2月21日に寺町商店街に「河津桜まつり」の案内が出ていると書きました(2025年2月21日 :ウグイス、カワセミ、イカルなどなどの豪華ラインナップ)。今日は、商店街の北の端にある広場に看板が出ているをの見つけました。ただし、つぼみはまだご覧のような感じで、開花はもう少し先と思います。

2025年2月24日 (月)

「手乗りユリカモメ」に近づいたか……手からパンの耳を取っていくところを撮影できました

Dsc06744c_20250224143701 Dsc06748c_20250224143701  寒波は今日までという予報です。今朝の最低気温は0.9℃、最高気温は8.8℃。午前中は、風は弱かったものの、曇りがちで寒く感じられました。7時半から散歩に行ったのですが、寒くて、早めに帰宅。その散歩は、いつものように、住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、常信寺、寺町と6.0㎞。冒頭の写真は、帰宅したときのもの。藤原岳には、かなりの雪が積もっていました。

 今日は、これらの写真から。Dsc05900c_20250224143901 Dsc05901c_20250224143901あの足環ユリカモメ(UYユリカモメと呼ぶことにします)が、私の手からパンの耳を取っていくところを連続で撮影できました。しかも、今日は、3回チャレンジして、3回とも成功したのです。

Dsc05902c_20250224143901 Dsc05903c_20250224143901  堀にかかる橋の上で、左手にパンの耳を1つ持って、手をのばします。UYユリカモメは、必ず私の背後からやって来て、器用にパンの耳だけをついばんでいきます。カメラ(SONY DSC-RX-10 M4、1㎏以上あります)は右手だけで持って撮影。

Dsc05904c_20250224143901  UYユリカモメは、パンの耳をくわえたあとは、上昇に転じます。このUYユリカモメは、私の指をつついたりすることはありません。ほかのユリカモメですと、そういうことがあります。

Dsc05102c_20250224143801 Dsc05145c_20250224143801  さて、散歩の初めに戻って。桑名七里の渡し公園にイカルが1羽だけいました。証拠写真です。住吉キンクロウズ、今日は不在。住吉水門の外側にキンクロハジロのオス(右の写真)が2羽と、オオバンが1羽。揖斐川には、水鳥はまったくいませんでした。

Dsc05185c_20250224143801 Dsc05319c_20250224143801  七里の渡跡には、キンクロハジロのオスが1羽、メスが1羽、ヒドリガモが24羽。ヒドリガモのほとんどは、上陸して草を食べています。

Dsc05342c_20250224143801  あとから気づきましたが、カンムリカイツブリも1羽。カンムリカイツブリは、見る機会が減ってきています。

Dsc05254c_20250224143801 Dsc05443c_20250224143801  蟠龍櫓のところにジョウビタキのメスがやって来ました。朝日が当たっています。柿安コミュニティパークでは、ジョウビタキのオス。どちらもふっくらしています。

Dsc05387c Dsc05414c_20250224143801  柿安コミュニティパークの堀の護岸の上にイソヒヨドリのメス。対岸にいましたから、証拠写真。コガモのペアも、護岸に上がって休んでいました。

Dsc05477c Dsc05498c-2  堀の中には、キンクロハジロのオスが5羽にメスが3羽。さらにオオバンも2羽。

Dsc05521c_20250224143801 Dsc05549c_20250224143801  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギと、ゴイサギが1羽ずつ。ゴイサギもたいていは、ここで見られるようになっています。

Dsc05679c Dsc05728c_20250224143901  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス。今日は、ジョウビタキによく出会います。ちょっと薄暗いところでしたが、ビンズイが今日もいました。ここまで割と多くの野鳥を見ましたので、期待したのですが、九華公園ではなかなか(苦笑)。UYユリカモメのエサ取りシーン撮影で、運を使い果たしたのかも知れません。

Dsc06188c_20250224143801  野球場にビンズイが2羽いたものの、遠くて上手く撮れず。鎮国守国神社の境内では、ハシボソガラスの交尾シーンを目撃したのですが、シャッターを押すのが遅れました。社務所裏の木を再び見に行ったら、アオサギがまだおり、ゴイサギが4羽隠れていました。アオサギは撮影できたのですが、ゴイサギは全身が見えるものはおらず。

Dsc06254c_20250224143801  九華橋で、ハクセキレイ。いつもの、右の翼を傷めた個体。一昨日、外堀の近くで見たハクセキレイです(2025年2月22日:「手乗りユリカモメ」への道は遠し(笑))。

Dsc06288c_20250224143801 Dsc06319c-2  ほかには、神戸櫓跡と、外周遊歩道の東で、ヒヨドリ。ヒヨドリたち、まだ食べ物に不自由しているようで、精彩を欠いています。

Dsc06009c_20250224143801 Dsc06356c_20250224143701  カモ、今日は、キンクロハジロが41羽、ハシビロガモが10羽、ホシハジロのオスが1羽。ヒドリガモはいません。オオバンは2羽。カイツブリも、2回見かけたのですが、潜水で逃げられて、見失いました。

Dsc05937c_20250224143801  ユリカモメは、74羽でした。私が九華公園にいる間にエサをやる方が、Oさんを含め3人いますので、旧アヒル小屋あたりに待機しています。

Dsc06603c_20250224143701  拙宅マンション近くの住吉入江まで戻ってきたら、イソシギが来ました。このイソシギ、羽毛が1つ立っています。一昨日九華公園で見たイソシギと同じ個体と思われます(2025年2月22日:「手乗りユリカモメ」への道は遠し(笑))。

Dsc06487c_20250224143701 Dsc06477c_20250224143701  梅は、少しずつ咲いてきていますが、まだ「梅にメジロ」は見られていません。早く「ウメジロウ」の写真を撮りたいと思っているのですが、なかなかうまくは行きません。これらの梅は、常信寺にて。

Dsc06104c_20250224151501  今週は、土曜日の午前中に内輪の勉強会が予定されています。皆さん、熱心に聞いてくださいますので、楽しくやらせてもらっています。こちらの梅の写真は、鎮国守国神社にて。

 

2025年2月23日 (日)

20250223近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 神楽酒造『神楽』」へ(一回完結)

Img_9311cImg_9315c  今朝は、また氷点下になりました。-1.5℃と、今シーズン最低かも知れません。最高気温は、8.4℃。風はあまり強くなく、最大風速が4.1m/s。予定通り、近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 神楽酒造『神楽』」に行ってきました。近鉄湯の山線伊勢川島駅で9時20分から受付。いつもなら、受付開始前につく時刻の電車で行くのですが、酒蔵みてある記は大人気なのに、伊勢川島駅前は狭いことから、ゆっくり出かけました。近鉄桑名駅を9時2分に出る松阪行き急行で、近鉄四日市駅に9時14分着。9時29分発湯の山温泉行きに乗り換えて、伊勢川島駅には9時38分着。¥510。これでも、湯の山温泉行きの電車は、座れない人がかなりいました。

 

Img_9319c_20250223143101  こちらが本日のコースマップ。伊勢川島駅から南に向かいます。吉野地蔵尊から鹿化川沿いを歩いて、県道8号線に出て、四日市市室山町で東に折れたところが、目的地の神楽酒造です。神楽酒造からは、ほぼ1㎞で四日市あすなろう鉄道西日野駅に至ります。これで約5㎞というコース。ただし、川島の住宅団地と、鹿化川から室山町にいたるところと2つの丘を越えます。9時40分過ぎにスタート。

250223isekawashimarout 250223routmis  実際に歩いたルートマップは、こちら。出発早々、伊勢川島駅から吉野地蔵尊に向かうところで、何気なく、ほかの多くの参加者のあとをついて行ったら、コースミスをしでかし、吉野地蔵尊には行けず仕舞い(苦笑)。コースミスは、ずいぶん久しぶりにやらかしました。右のマップに歩いたルートと、本来のルートとを比較しました。伊勢川島駅の南、東に向かっていたところで、もう1本先の横断歩道を渡り、階段を上らなければなりませんでした。実際に歩いたルートから右折して正しいルートには行けないので、回り道が必要だったのです。少し歩いたところで、ルートの形と、実際に歩いている道路の形状が違っており、いつまで経っても吉野地蔵尊に至らないので、気づいたのですが、時すでに遅し。三滝台2丁目バス停あたりから、南下すると鹿化川に行き当たりますから、それで正しいルートに戻ったという次第。その後は、コースマップに忠実に沿って歩きました(笑)。場所によっては、「道の右側の歩道を歩く」といった指定があったのです。

Img_9328c Img_9332c_20250223143101  鹿化川の景色。何度も来ていますが、この川沿いには5㎞にわたって、約1,000本の桜が植えられていて、春には、鹿化川桜まつりが開かれます。

Img_9335c_20250223143101  鹿化川沿いからは、鈴鹿の山並みも見えます。多くはありませんが、冠雪しているのが遠くに望めました。

Img_9357c_20250223143101  目的地の神楽酒造には、10時25分過ぎに到着。すでに大賑わいでした。酒蔵みてある記は、本当に人気があります。抽選会、無料試飲、甘酒の振る舞い、有料試飲、直売会、キッチンカーなどによるつまみその他の販売が、たいていセットされているのです。過去には、私も、直売会で1合瓶をゲットし、つまみも買って、「小宴会」や「一人宴会」をしたことがよくあります。

Img_9374c  まずは、抽選会へ。コースマップの右肩に個別番号が印刷されています。今日の私の番号は、#219。左の写真が当選番号ですが、残念ながら、大ハズレ(笑)。私の直前の方が「#75」だったようで、「オッ、5番がある」とアピールしておられたのですが、当選番号は、1桁の#5で、ぬか喜び。ガックリしておられました。私は、神楽酒造では当たった試しがありません(早川酒造部でもでした。再来週酒蔵みてある記がある丸彦酒造では、ワンカップが当たりましたし、多度の細川酒造では4合瓶を当てたことがあります)。

Img_9383c_20250223143101  続いて無料試飲。飲む前から写真がピンぼけになりました(苦笑)。いただいたのは、純米吟醸生酒の「神楽」でした。小さなカップですので、もっと飲めましたが、今日は有料試飲はやめておきました。四日市あすなろう鉄道西日野駅まで、交通量が多い通りを歩かねばなりません。

Img_9391c_20250223143101  試飲を終えて、直売所へ直行。というか、試飲会場の隣が、直売所。写真の中央にある「火入 特別純米酒 神楽」(¥,200)を1本、買ってきました。

 Img_9395c 神楽酒造では、直売所で酒を買い、キッチンかなどでつまみを入手して、宴会ができるようにしてもらってあり、後ろ髪を引かれる思いがしたのですが、土産も買いましたから、西日野駅に向かいます。

Img_9405c_20250223143101  四日市あすなろう鉄道西日野駅へは、10時55分に到着。平成27(20159年から、四日市あすなろう鉄道は、旧近鉄内部線、八王子線を運営しています。西日野駅から日永駅までが八王子線。日永駅からあすなろう四日市駅は、内部線。

Img_9408c_20250223143101 Img_9412c  ご覧のように、小さい電車です。というのも、いわゆるナローゲージの鉄道。三岐鉄道北勢線も、同じくナローゲージです。全国に残っているナローゲージは、この四日市あすなろう鉄道、三岐鉄道北勢線と、黒部峡谷トロッコ鉄道の3社のみ。11時発のあすなろう四日市駅行きに乗り、四日市駅には11時9分着。¥270。近鉄名古屋線に乗り換え。近鉄四日市駅発11時28分の名古屋行き急行で、桑名駅には11時40分に到着。¥360。

250223123031084c  こちらが土産に買ってきた「火入 特別純米酒 神楽」。火入れをして、1年熟成されています。香りが芳醇で、口当たりは軽いお酒。私の好みです。今日の晩酌はこれ。毎回お断りしていますが、決して大酒飲みではありませんので、誤解なきよう願います。

 Screenshot_20250223111553c Screenshot_20250223112451c 近鉄四日市駅で乗り換えに時間がありましたので、エキタグのデジタルスタンプをゲットしてきました。この1年近く、近鉄四日市駅で下車する機会がなかったのです。デザインは、こにゅうどうくん工場夜景。こにゅうどうくんは、四日市のマスコットキャラクターですし、工場夜景は、四日市のコンビナートの名物。

Screenshot_20250223120242c  本日のGoogle Fitのデータが、こちら。歩いた距離は7.53㎞で、歩数は12,097でした。距離は、いつもの散歩よりも少し長かったのですが、2つの丘を越えましたので、運動量は、いつもより多くなっています。

 本日の教訓。他人様の流れに何となくついて行ってはいけませんね。自分でよく見て、確かめて進まないと間違いをしでかします。

【追記】 このハイキングで、これまでにJRさわやかウォーキング、近鉄ハイキング、勝手にハイキングに198回も出かけたことになります。近いうちに200回を達成できる見込みです。ハイキング/ウォーキングに行き始めたのは、平成29(2017)年10月からで、最初は、朝日町への歴史散歩でした(2017年10月5日:朝日町歴史散歩へ……昼は、味噌天丼)。JRさわやかウォーキングへは同じく、平成29(2017)年の11月から(2017年11月25日:どういうわけか、JRさわやかウォーキングへ……~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き)、近鉄ハイキングには翌12月から(2017年12月22日:近鉄ハイキング「巨大かぼちゃ『中風封じの田村寺』と垂坂公園を訪ねて!!」へ(その1))参加しています。これらで、すっかりハマってしまったのです。ちなみに、これまでに使った電車賃は¥196,110、昼食代金は¥82,511、土産代は¥78,163ということで、費用総額は¥356,784。現地で歩いた距離の合計は1568.1㎞です。

2025年2月22日 (土)

「手乗りユリカモメ」への道は遠し(笑)

Dsc05093c_20250222151501  相変わらず寒い1日です。朝は氷点下にはならなかったものの、最高気温は7.3℃。北西の風も、最大6.7m/sと強くなっています。散歩の帰り道、白い、冷たいものが落ちてきました。その散歩は、いつも通りに、7時半から10時過ぎまで。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、常信寺、寺町と6.3㎞。飽きもせず毎日、毎日翌散歩に行くと、自分でも思っています(微笑)。冒頭の写真は、帰宅したときの北の空。雪雲が広がっていました。

Dsc02926c_20250222151701  昨日はたくさんの野鳥に出会ったのですが、さすがにそういうことは続かないようです。住吉キンクロウズは、今日もいました。オス3羽にメス1羽。

Dsc03035c_20250222151701 Dsc02998c_20250222151701  七里の渡跡には、いつもいるヒドリガモ、コガモ、カルガモ(左の写真)のほか、久しぶりにオカヨシガモがいました。右の写真は、そのオス。

Dsc03126c_20250222151701  柿安コミュニティパークのところに今日もイカルが10羽ほどいましたが、枝かぶりで写真は撮れません。堀には、キンクロハジロが4羽。三之丸公園でジョウビタキのオスが飛ぶのが見えたのですが、見失いました。写真のイソヒヨドリのメスは、蟠龍櫓のところにいました。

Dsc03148c_20250222151701  三の丸水門から揖斐川を眺めたら、カンムリカイツブリが1羽。このところ、揖斐川に水鳥があまりいなくなっています。カンムリカイツブリも、数羽が浮かんでいることがありましたが、ほとんど見ていませんでした。

Dsc03270c_20250222151601  九華公園では、まず、鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギ。このときは、ゴイサギや、ホシゴイは見えませんでした。ただし、上手に隠れていますから、いないとはいえません。

Dsc03347c  奥平屋敷跡に入ろうとしたら、イカルが30羽ほどいるのが見えました。神経質な鳥ですから、そっと近づくのですが、すぐに逃げられます。この写真も遠くから撮りましたので、今ひとつクリアではありません。案の定、20m以上離れていたのに、このあと皆、一斉に飛び立ってしまいました。

Dsc03525c_20250222151601 Dsc03547c_20250222151601  ほかに奥平屋敷跡に来たのは、ハクセキレイと、ジョウビタキのオスが、それぞれ1羽。今日は、九華公園自体が静かで、聞こえてくる野鳥の鳴き声は、ハシボソガラスの「ガァ-、ガアー」というものばかりでした。

Dsc03898c_20250222151601  二の丸跡に行こうとして、橋を渡っていたら、イソシギがやってきました。今日も旅ネコがこれを狙っていたのですが、襲われる寸前に逃げて、事なきを得ました。

Dsc04101c Dsc04199c_20250222151501  本丸跡から鎮国守国神社の境内を回って、再び社務所裏の木へ。アオサギがまだいました。ゴイサギも3羽が隠れています。

 Dsc04320c_20250222151501 外周遊歩道に行こうと、辰巳櫓跡のところを通ったら、ビンズイ。今日は、この1羽だけ。

Dsc03227c_20250222151601 Dsc03242c  カモ、今日は、キンクロハジロが26羽、ハシビロガモが9羽、ヒドリガモが1ペア。ホシハジロのオスはいません。カイツブリが吉之丸堀の中央にいたのですが、遠くて写真は撮れず。後ほど見に行ったときには、どこにもいなくなっていました。オオバンも1羽。

Dsc03730c Dsc03817c_20250222151601  ユリカモメは70羽。今日は、あの足環ユリカモメがいましたので、Oさんからパンの耳をいただいて、私の手からエサやりをして、それを何とか撮影しようと何回か試みたものの、なかなかうまくは行かず。ピンぼけがたくさんで、もっともよかったのが、左の写真。ユリカモメの嘴が指先がいたいのと、たまにパンの耳はなくなっているのに、私の指をまちがえてつついていくものもいます。「手乗りユリカモメ」への道は遠いといわざるをえません(笑)。

Dsc04719c_20250222151501 Dsc04732c  貝塚公園にはヒヨドリのみ。内堀南公園では、珍しくコゲラが2羽。珍しくというのは、ここでよく見るのは、ヒヨドリ、スズメ、メジロ、ハクセキレイくらい。たまにジョウビタキがいます。今日は、ほかにはメジロがいました。

Dsc04869c_20250222151501  外堀の手前で、ハクセキレイ。現地で見たときには、気づきませんでしたが、パソコンでよく見たら、足の悪い個体でした。九華公園の奥平屋敷跡によく来るハクセキレイです。ここは、九華公園の奥平屋敷跡からは直線で400m弱。ハクセキレイとしては、十分に行動範囲なのでしょう。そうすると、内堀南公園で見たコゲラも、九華公園にも来ているのかも知れません。

Dsc05015c Dsc05046c  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、ホシハジロのオス1羽と、住吉キンクロウズ。キンクロハジロは、オス、メスともに2羽ずつ。オオバンも2羽いました。

 Dsc04376c_20250222151501 明日は、近鉄ハイキングの酒蔵みてある記があります(神楽酒造「神楽」)。歩くのは5㎞ほど、伊勢川島駅からですから、川島の住宅団地など、丘を2つ越えるコースだろうと思います。明日の四日市の天気予報は、晴れのち雪、最低気温-1℃、最高気温7℃、風は2~3m/s。桑名の予報では、昼頃に雪マークがついています。この時期、四日市方面の酒蔵みてある記に行くと、寒くて、雪模様ということがよくあります。神楽酒造には、2年前にも訪れています(2023年2月26日:20230226近鉄ハイキング酒蔵みてある記「銘酒『神楽』神楽酒造をたずねて」(一回完結))。このときとは、コースが異なります。お断りしておきますが、大酒飲みではありません。ほかの企画には、行き尽くしているのです(笑)。

2025年2月21日 (金)

ウグイス、カワセミ、イカルなどなどの豪華ラインナップ

Dsc00308c_20250221154601  今朝は氷点下になり、-0.4℃。最高気温は、9.0℃。午前中は風も弱く、晴れて暖かかったのですが、午後からは薄雲が広がり、風も強くなり、底冷えする感じです。例によって例のごとく、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園前(立ち寄りませんでした)、内堀公園、京町、常盤町、常信寺、寺町と6.1㎞。冒頭の写真は、住吉神社の前から揖斐川を眺めたもの。南東の方角、白魚漁の漁船などが出ています。ちなみに、今日も豪華ラインナップです。

Dsc00182c_20250221154601  住吉入江には、今日も住吉キンクロウズがいます。オス2羽とメス1羽。住吉水門の外側には、キンクロハジロのオスが3羽とオオバンが1羽。揖斐川には、漁船が出ていると、水鳥はいません。

 Dsc00238c_20250221154601 Dsc00244c_20250221154601 七里の渡跡では、カルガモが4羽。コガモのメスは、2羽。ほかにヒドリガモが2ペア。最近よくいるメンバーです。

Dsc00404c_20250221154601  柿安コミュニティパークには、イカル。8羽ほどが見えました。堀には、キンクロハジロのオスが1羽と、メスが2羽。

 九華公園には、7時50分に到着。Dsc00522c_20250221154601鎮国守国神社の社務所裏の木には、ゴイサギが1羽。まだ隠れていそうでしたが、このときはこの1羽のみ。

Dsc00607c Dsc00626c_20250221154601  奥平屋敷跡には、今日はいろいろと出てきました。まずは、カワラヒワにシジュウカラ。いずれも2羽ずつ。

Dsc00884c_20250221154501 Dsc01008c  コゲラも2羽、いました。奥平屋敷跡の中を移動しながら、勢いよく木をつついて、エサになる虫を探しています。

Dsc00933c Dsc00959c_20250221154501  ジョウビタキのオスと、ツグミも登場。奥平屋敷跡でこれほどいろいろな鳥が出て来たのは、今シーズン、珍しいことです。あっちへウロウロ、こっちへトコトコ(微笑)。

 さらには、ウグイスもやって来ました。Dsc01194c Dsc01661c_20250221154501何とかウグイスの写真をキレイに撮ろうと、500枚以上も撮影。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」もホドホドにしないといけません。帰ってパソコンで見るのにかなりの時間と手間がかかるのです。

Dsc01705c_20250221154401  奥平屋敷跡で1時間弱も費やしてしまいました。次へ行こうと思ったら、ジョウビタキのオスが再登場。

Dsc01085c_20250221154401 Dsc01140c_20250221154401  奥平屋敷跡から二の丸跡を見たら、イソシギがいるのが見えました。ところが、このイソシギを狙って、旅ネコがそっと接近。姿勢を低くして、今にも飛びかかろうとしています。が、飛びかかる直前、イソシギは逃げて、無事。最近、旅ネコが野鳥を狙うところをよく見ます。

Dsc02004c_20250221154301 Dsc02145c-2  吉之丸堀にかかる橋を渡っていたら、カワセミが登場。堀の上を通る電線に止まり、ちょうど上手く撮影できました。辰巳櫓跡の松の木には、今日もアオサギが来ています。昨日来ていたアオサギとは、頭の部分の模様が異なっていました。

Dsc02186c_20250221154301  本丸跡の花菖蒲園のところにもジョウビタキのオス。奥平屋敷跡にいたジョウビタキのオスとは、模様が違うように見えます。

Dsc02257c_20250221154301 Dsc02366c_20250221154301  鎮国守国神社では、ビンズイが3羽とカワラヒワが数羽。このところ、ビンズイがよくいます。いつも3羽で一緒に行動しています。

Dsc02440c_20250221154301  鎮国守国神社の境内からイカルの鳴き声が聞こえていました。探すと10羽あまりがいます。先月半ばからずっと九華公園のあたりにいます。

Dsc02541c_20250221154201  鎮国守国神社を回って、再び社務所裏の木を見たら、ゴイサギが4羽。ただし、上手に隠れています。

 Dsc02600c_20250221154201 Dsc02704c_20250221154201 本丸跡の花菖蒲園に来たら、またもやジョウビタキのオス。この個体は、先ほど、ここで見たのと同じジョウビタキのように見えます。辰巳櫓跡で、ビンズイたちに再び遭遇。やはり3羽で行動しています。

Dsc00480c_20250221154601 Dsc00863c  カモ、今日は、キンクロハジロが42羽、ハシビロガモが8羽、ヒドリガモが2ペア。今日は、ホシハジロのオス、オオバン、カイツブリはいませんでした。

Dsc01903c Dsc01830c  ユリカモメは、カウントし忘れ(というか、最初に数えたときは20羽。エサやりをしたらたくさん来て、そのまま数え忘れました)。数10羽です(笑)。足環のついたユリカモメは、今日も見かけませんでした。

Dsc01941c_20250221154301 Dsc01929c_20250221154301  ユリカモメにエサをやっていると、ヒヨドリも寄ってきます。たいていはユリカモメの勢いに負けるのですが、今日は1羽が、隙を突いてパンの耳をゲット。ただ、ヒヨドリには、このパンの耳は大きかったようで、飲み込むには苦労していました。このあと、内堀公園ではジョウビタキのオスを見たものの、写真は撮れず仕舞い。

 Dsc02319c_20250221154301 梅がよく咲いてきました。Dsc02491c_20250221154301左の写真は、九華招魂社脇の枝垂れ梅。右は、参集殿の南にある紅梅。毎日のように梅を見ていますが、満開になったときよりも、つぼみがまだたくさんあるときの方が、よい感じがします。

Dsc02470c_20250221154301 Dsc02458c_20250222042001  こちらは、九華招魂社の参道脇にある、小降りの枝垂れ梅の花。

Dsc02774c  Dsc02736c 常信寺にも、性懲りもなく梅を見に行ってきました。紅梅の方はかなりたくさんの花が咲いています。白梅はこれから。早く「ウメジロウ」を撮りたいと思います。

Dsc02799c_20250221154201 Dsc02806c_20250221154201 ところで、寺町商店街にこんな掲示が出ていました。今年は、ここにある河津桜の開花も遅くなっています。今年の河津桜まつりは、3月15、16日(土・日)だそうです。河津桜の様子は、右の写真の通りで、開花はまだ先と思われます。ここの河津桜も、私は毎年、楽しみにしているのです。河津桜にもメジロが来ますから、「河津桜とメジロ」の写真を撮りたいからなのです。

 

2025年2月20日 (木)

目指せ「手乗りユリカモメ」(笑)

Dsc00127c  寒気がいったん緩むということでしたが、最低気温は-0.8℃、最高気温は7.4℃。午前中は風は弱かったのですが、午後になって次第に北西の風が強くなってきました。日が陰ると、足元から冷えてくる感じ。今朝も、まったくいつも通りに7時半から散歩へ。ワンパターンの極致です(苦笑)。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、新築公園、常信寺、寺町と6.5㎞。冒頭の写真は、散歩から帰った10時過ぎの空。真冬の典型で、多度山の方から雲が流れてきています。

Dsc08748c_20250220145401  住吉入江には、住吉キンクロウズ(キンクロハジロのオス2羽、メス1羽)がいたのですが、遠くて、しかも日陰になっていて、写真は不可。揖斐川には、白魚漁の漁船が一組。漁船が出ていると、水鳥はさすがにほとんどいません。住吉水門の外側にコガモのオスが2羽、メスが1羽と、オオバンが1羽のみ。写真はありません。

Dsc08809c_20250220145201  七里の渡跡では、コガモのメスが2羽(左の写真)と、カルガモが2羽、ヒドリガモが1ペア。

Dsc08900c Dsc08976c_20250220145201  九華公園の北門の近くで、イソヒヨドリのメス。九華公園にいるのは、珍しい。管理事務所の東には、ビンズイが1羽。

Dsc09079c_20250220145201  奥平屋敷跡、今日は静かで、鳥はほとんど来ませんでした。イカルが1羽いたのですが、すぐに姿を消しました。来たのは、ジョウビタキのオスが1羽(左の写真)と、ハクセキレイが1羽。

Dsc09399c_20250220145201  辰巳櫓跡の松の木には、アオサギが1羽。一昨日、ここにいたアオサギと頭部の模様が似ています(2025年2月18日 :九華公園にカイツブリが2羽……非常勤先のdutyは無事に完了)が、月曜に九華公園に来ていた2羽とは、模様が違うようです(2025年2月17日:九華公園にアオサギが2羽)。

Dsc09275c_20250220145201 Dsc09362c_20250220145201  朝日丸跡では、ジョウビタキのオスと、カワラヒワ。最近は、カワラヒワをよく見ます。たいてい2羽で行動していますから、今年もまた、ここで繁殖してくれるものと思います。

Dsc09465c_20250220145201  Dsc09783c_20250220145101 本丸跡では、ツグミ。ちょっと遠いところでした。イカルが、鎮国守国神社の鎮守の杜から出てきました。10羽ほど。神戸櫓跡と辰巳櫓跡の間の木の高いところに止まりましたので、証拠写真。

Dsc09604c_20250220145201  真上を見上げてイカルを撮影していたら、視野の端っこに動くものが見えました。下手な鉄砲を数撃った結果が、こちら(笑)。ウグイスと思われます。松の木の枝を移動していましたが、いずれにしても、ウグイスは難敵です。

Dsc09829c_20250220145101 Dsc09871c  鎮国守国神社を回って、社務所の裏へ来たら、ゴイサギの姿がチラッと見えました。よくよく探すと、ゴイサギが5羽、ホシゴイが1羽、まさに隠れていました。

Dsc09942c_20250220145101  貝塚公園に向かう途中、辰巳櫓跡のところで、またもやビンズイに遭遇。3羽が一緒にいました。以前見たときも3羽一緒でした。

Dsc09898c  カモ、今日は、キンクロハジロが54羽、ハシビロガモが8羽。ヒドリガモも、ホシハジロもいませんでしたが、オオバンが1羽(ただし、オオバンはクイナの仲間)。カイツブリは、見かけませんでした。

Dsc09138c_20250220145201 Dsc09226c_20250220145201  ユリカモメは70羽以上。今日は、散歩&鳥見友達のOさんがパンの耳を持って、登場。パンの耳は、3日分あります。橋の欄干に置くと、めざといユリカモメたちが、急行してきます。大騒ぎで大混乱。ヒヨドリもパンの耳を狙って近くに来るのですが、ユリカモメのすきを突くのは、至難の業で、傍観。

Dsc09171c_20250220145201 Dsc09190c_20250220145201  最近は、手のひらに載せたパンの耳をユリカモメたちがとっていくようになっています。そのうち、手乗りユリカモメになるかもしれません(爆)。ちなみに、今日は、あの足環ユリカモメは見つけられませんでした。

Dsc00020-2c Dsc00040-2c  貝塚公園ではメジロを見かけましたが、ほかの公園には野鳥は来ていませんでした。拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、住吉キンクロウズと、オオバン。

Dsc00061-2c Dsc00091-2c  キンクロハジロは、オス2羽、メス1羽がいたのですが、ペアになっているのかと思われました。オオバンは、我関せずという風で、黙々と水草を採っては食べています。

Dsc09993-2c Dsc00065c_20250220145401  常信寺で梅を見てきました。ちょうど、あいにくの曇天で、残念。まだ「ウメジロウ」には出会っていません。

2025年2月19日 (水)

雪を恐れて短時間散歩

Dsc07808c_20250219101401 Dsc07810c_20250219101401  当初の予報では、今日の午前中は雪となっていましたが、止み間もありそうでしたから、いつもどおりに、7時半から散歩へ。しかし、出がけの北西の空は、冒頭の写真のとおり。途中、スマホでYahoo!の天気情報を見ながら、住吉神社、九華公園と来たところで、8時半過ぎから12時頃まで雪が降り続くとあります。「これは、さすがにまずいな」と思い、田町、三崎通、住吉入江と引き返してきました。ほぼ1時間で、4.6㎞。ところが、いざ帰宅してみたら、そのごは雪はほとんど降らず。結果論ですが、こんなことならいつも通りに歩いてくればよかった、という次第。まぁ、こんなこともあります。最低気温は-0.5℃、10時現在の最高気温は2.0℃。

Dsc07873c_20250219101401 Dsc07849c_20250219101401  住吉入江には、キンクロハジロのオスが1羽、遠くに見えていました。揖斐川の川面は波だっていて水鳥はほとんどいません。住吉水門の内側にホシハジロのオスが1羽、外側にオオバンが1羽。これだけ。

Dsc07880c  七里の渡跡では、護岸の下にひどりがも1ペア、カルガモが2羽、オオバンが1羽、上陸していました。ヒドリガモのオスだけ、身繕い中。

Dsc07894c_20250219101401 Dsc07921c_20250219101401  ほかには、ヒドリガモが2ペア、コガモのメスが2羽、水に浮いていました。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのオス、メス2羽ずつがいるのが見えましたが、遠くて、また、雪が降ってきて、写真には撮れず。

Dsc08409c_20250219101501  九華公園には7時50分着。しかし、静か。ヒヨドリの鳴き声もほとんどしていません。ハシボソガラスが鳴いているのが少し聞こえただけ。歩いているとドバトが寄ってきます。エサでも欲しいのでしょうが、持ち合わせはなし。小型野鳥はほとんど見ず。奥平屋敷跡にイカルが10羽弱いましたが、すぐに逃げていきました。本丸跡に回ったら、40羽ほどのイカルが地上でエサをついばんでいました。これはそのときの写真。

Dsc08445x Dsc08581c_20250219101501  イカルの近くには、ツグミが1羽、降りてきました。いつもいる、若い個体です。鎮国守国神社を回って、社務所裏の木を見たら、ゴイサギが1羽。このところ、同じあたりにいつもいます。

Dsc08617c_20250219101501  ゴイサギを見つけたところで、引き返すことにし、ついでに中橋を見てきたのですが、ゴイサギ、ホシゴイともにまったくいません。最近、午前中にはほとんどいないようです。近くの堀にキンクロハジロのオスが1羽。

Dsc08656c  拙宅マンション前の住吉入江まで戻ってきたら、住吉キンクロウズがいました。オス2羽、メス1羽です。

250219064439975c Dsc07814c_20250219101401  という次第で、短時間で、しかも途中雪に降られましたので、写真もあまり撮れませんでしたから、珍しく午前中にブログの記事を仕上げています。いつもであれば、1,000数百枚の写真を撮ってくるので、その整理にかなり時間を要するのです。左の写真は、朝7時前の南東の空。右は、マンション内のプレイ・ロットあたりの様子。年に何回かしか雪は降りませんから、これくらいで大騒ぎをしてしまいます。

Dsc08571c_20250219101501 Dsc08578c_20250219101501  今週末の3連休くらいまでは寒波が居座るそうです。来週は少し暖かくなりそうで、期待しています。暖かくなったら、近鉄ハイキングや、JRさわやかウォーキング以外にも、近鉄あみま倶楽部のハイキングコースを参考にしたり、自分で計画したりして、「勝手にハイキング」に出かけたいと思っています。今日、これからは、読書か、古いデジタル写真の整理にでも取り組むことにします。梅は、鎮国守国神社で撮影。

2025年2月18日 (火)

九華公園にカイツブリが2羽……非常勤先のdutyは無事に完了

Dsc06493c_20250218150401 Dsc07804c  寒さも本番を迎えたようです。最低気温は0.6℃、最高気温は8.1℃、最大風速が6.8m/s。散歩途中に細かい雪が吹雪のように降ってくる始末。多度山は薄ら白くなっていますし、藤原岳は雪雲の中。それでも、7時半からいつものように、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と7.2㎞を歩いてきました。散歩に行けないと、途端に落ち着きがなくなるのです(苦笑)。右の写真は、蟠龍櫓の近くから見た多度山。天気予報では、今晩から明日の午前中にかけて、三重県北勢地方でも雪が降るといっています。

Dsc06346c_20250218150501 Dsc06378c  住吉キンクロウズは、今日も健在でした(左の写真)。キンクロハジロのオスが2羽、メスが1羽、拙宅マンション前の住吉入江にいます。住吉水門のあたりにも、キンクロハジロのオスが2羽、ヒドリガモは7ペア(右の写真)、ホシハジロのオスが1羽、オオバンも1羽。

Dsc06461c_20250218150501 Dsc06469c  七里の渡跡には、カルガモが2羽(左の写真)と、キンクロハジロのオスが4羽。最近、ここでカルガモをよく見ます。

Dsc06502c  柿安コミュニティパークの堀にも、キンクロハジロのオスが2羽、メスが2羽、コガモが2ペアとメスが1羽。

Dsc06566c_20250218150401  九華公園に着いて、鎮国守国神社の社務所裏の木にゴイサギが1羽、隠れていました。昨日も見たところで、同じようなポーズを取っています。

Dsc06634c_20250218150401 Dsc06650c_20250218150401  奥平屋敷跡では、まずは、カワラヒワ。4羽ほど。

Dsc06737c_20250218150401  カワセミもいたのですが、いったんは逃げられました。待っていたら、堀を挟んだ二の丸跡に登場。8時前なのですが、この時期の、この時間帯、このアングルからは日が当たりすぎた位置になります。写真は、今ひとつ。

Dsc06899c_20250218150301 Dsc07354c  朝日丸跡でイカル。5羽くらいがいました。実は、奥平屋敷跡にもいたのですが、ちょっと近づいたらすぐに逃げられていたのです。その後、本丸跡でも5羽が地上に降りてきて、エサをついばんでいるのを見ました。同じイカルたちと思われます。

Dsc07057c  辰巳櫓跡の松の木には、今日もアオサギが来ていました。頭部の模様を見比べますと、昨日ここにいたアオサギとは異なっています。違うアオサギが、同じあたりに来ていると考えられます。眠いのか、不機嫌そうな目つき。

Dsc07576c_20250218150301  鎮国守国神社を通って、北門の方に行ったら、サザンカの花にメジロ。嘴や、その根元あたりに黄色い粉がたくさんついていますが、これは花粉。蜜を吸うときに、花粉が着いてしまうのです。

Dsc06588c_20250218150401 Dsc06949c  カモ、今日はキンクロハジロが28羽(左の写真は、オス)、ハシビロガモが8羽、ホシハジロのオスが1羽、ヒドリガモが2ペア(右の写真)。

Dsc07125c_20250218150301 Dsc06843c_20250218150301  ユリカモメは、何と114羽(もしくはそれ以上)。今日は、Oさんが欠席でエサやりはなし。ほかにもエサをやる人はありませんでした。ユリカモメたちにとっては、「空振り」。

Dsc07042c_20250218150301 Dsc07673c_20250218150201  吉之丸堀にカイツブリがいたのですが、よく見たら、2羽。同じ個体がずっときていたと思っていたのですが、その判断はちょっとアヤシくなってきました。オオバンも、1羽、来ていました。

Dsc07649c_20250218150201  今日もカワウさんのアップ写真。

Dsc07729c_20250218150201  貝塚公園では、ジョウビタキのメス。たまにここにいます。遠くからでも特徴的な鳴き声で、ジョウビタキがいるのが分かります。その後、内堀公園、新築公園ではジョウビタキのオスがいないかと期待したのですが、何もおらず。老松公園では、ヒヨドリ。

Dsc07774c_20250218150201  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、住吉キンクロウズはまだいました。オスが3羽にメスが1羽。

Dsc07487c_20250218150301 Dsc07495c_20250218150301  鎮国守国神社の梅。同じような写真です(苦笑)。散歩コースで梅が咲いているのは、ここ鎮国守国神社と、常信寺のみなのです。

Dsc07516c_20250218150301  ところで、昨日、非常勤先から学生による授業評価の結果が送られてきて、コメントを書いて返信するよう依頼があったと書きました。散歩から帰って、昨日書いたものを見直し、若干修正して、午前中にメールで送りました。コメントを直すようにということは、かつてありませんでしたから、これで、非常勤の授業に関するdutyは、見事に完了(のハズ)。不祥事も起こさず、遅刻も欠席もなく、9年間無事に勤められたことを感謝しています。ただ、非常勤講師の任期は、形式上、3月末日まで。これでも、一応、地方公務員の端くれですし(令和2年度以降は、当節流行の「会計年度任用職員」という身分です。手続き上のことなのですが、私の方が「任用申込書」を提出して、「任用」してもらっていました。ヘンな感じもしましたが……)、採用時には、「日本国憲法と地方公務員法を遵守する」という宣誓書も提出していますので、行動は慎みたいと思っています(微笑)。梅の写真は、鎮国守国神社にて。

2025年2月17日 (月)

九華公園にアオサギが2羽

Dsc06317c_20250217145901  今日からまたもや寒波襲来だそうです。ただ、最低気温は5.9℃、最高気温は12.5℃と昨日の暖かい空気が残っているようです。しかし、北風がかなり強く、最大風速は10.1m/s。拙宅マンションが飛んでいくかと思うくらいの風です。今朝も7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、常信寺、寺町と5.8㎞。散歩中、北風に乗って冷たいものが飛んできていました。

Dsc04540c_20250217150101 Dsc04538c_20250217150101  住吉入江には、キンクロハジロのオスが2羽と、メスが1羽。このところ、住吉入江にはキンクロハジロたちがいつもいます。あの「住吉キンクロウズ」の復活です。

Dsc04663c_20250217150101 Dsc04676c_20250217150101  住吉水門のうち側には、ホシハジロのオスが1羽と、オオバンが3羽。

Dsc04569c_20250217150101  揖斐川には、白魚漁の漁船が2組出ていました。この量の写真を何とか、それなりに撮りたいと思うのですが、漁船がペアになって、大きな網を曳いていくだけですので、なかなかむずかしい(苦笑)。

Dsc04713c_20250217150101 Dsc04795c_20250217150101  七里の渡跡には珍しく何もいませんでした。三之丸公園で、今シーズン初めてツグミを見ました。蟠龍櫓の近くで、久しぶりにイソヒヨドリのメス。

Dsc04862c_20250217150101  九華公園では鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギ。最近また、ときどきここにアオサギがやってくるようになりました。

Dsc04910c Dsc04938c_20250217150001  奥平屋敷跡では、まずは、ジョウビタキのオス。ついでハクセキレイが1羽。あの足の悪い個体。ほかにはカワラヒワや、ツグミも姿を見せたのですが、写真は上手く撮れず。朝日丸跡を歩いているときにカワセミが飛んだのですが、すぐに見失ってしまい、その後は出会えませんでした。

Dsc05386c_20250217150001  辰巳櫓跡の松の木にもアオサギが来ていました。社務所裏の木にいた個体と、頭部の模様を比べると異なっていますので、別々のアオサギと考えられます。

Dsc05498c_20250217150001 Dsc05524c_20250217150001  本丸跡では、コゲラが2羽と、カワラヒワが数羽。カワラヒワは、あちこちで見るようになりました。

 鎮国守国神社を回って、再び社務所の裏に来たら、Dsc05802c_20250217145901 Dsc05724c_20250217145901アオサギはいなくなっていて、代わりにゴイサギが3羽と、ホシゴイが1羽。ただし、ホシゴイは後ろ姿。今日は、イカルはどこにもいませんでした。

Dsc05294c_20250217150001 Dsc05307c_20250217150001  カモ、今日は、キンクロハジロが54羽(左の写真はオス)、ハシビロガモが8羽、ヒドリガモが1ペア(右の写真はオス)。ホシハジロのオスは見当たりません。オオバン、今日は2羽。カイツブリは不在。

Dsc05173c_20250217152401 Dsc05217c_20250217150001  ユリカモメは、54羽。あの足環のついたユリカモメは、まだ滞在しています。

Dsc05906c  たまにはカワウの写真。婚姻色が出始めています。最近、九華公園に来るカワウの数は数羽~10羽くらいですが、その多くで婚姻色が見られます。

Dsc05985c_20250217145901  貝塚公園、内堀南公園にはこれという野鳥はいません。貝塚公園でモズが繁殖しないかと期待しているのですが、ごくたまにモズを見るだけ。内堀公園でジョウビタキのオス。

Dsc06159c_20250217145901 Dsc06175c_20250217145901  住吉入江に戻ってきたら、オオバンが1羽にキンクロハジロのオスが3羽、メスが1羽。

Dsc05700c Dsc06024c_20250217145901  昨日は、3月中旬並みの暖かさでしたので、梅の開花が進みました。左の写真は、鎮国守国神社の参集殿のところの白梅。右の写真は、常信寺の紅梅。

Dsc05199c_20250217150001  ところで、非常勤先から、後期の授業について、学生の授業評価の結果が届きました。非常勤講師としての最後のdutyが、これにコメントを書いて返信することです。が、受講登録者が約30名、失格者が数名というところに、授業評価のアンケートに回答したのはその1/5くらい。これでは、評価としてはほぼ成り立たないといわざるを得ません。まぁ最後まできちんと責任を果たすべく、結果をきちんと読んで、今日、明日中にはコメントを書くことにします。

【追記(2/17)】 授業評価の結果についてよく見てみました。上記のように回答者数が限られていたのはともかくとして、具体的な項目についての平均評価点よりも、総合評価の平均点がかなり低くなっていました。学生たちがどのような基準で、あるいは、どのような態度で授業評価に臨んだのか理解に苦しみます。また、自主的な学習をどの程度行ったかについての回答も、広く分散しており、学生の自主的な学習への取り組みも十分とはいえない様子が窺えました。この点は、教員の熱意や、知的刺激、学生の質問や意見といった項目への平均評価点がそれなりに高かったところからは、理解しにくいところです。

 大学における授業評価については、私も現役の頃、その実施について主体的に関わっていました。授業の質を向上させ、教育戦略の改善に役立てることを目的として行われています。ただ、課題も指摘されていて、例えば、学生の評価が主観的であるため、全体の授業の質を適切に反映しないことがある、また、評価結果をどのように活用するかについても意見が分かれることがあるなどです。また、学生たちが授業評価の意義をよく理解して、回答しなければ、授業改善にはつながりません。

 コメントは書き終えましたが、ちょっと過激かも知れません。ただ、今年度で定年ですから、いいたいことを書いても差し支えないかという気もしています。一晩寝かせてから、見直すことにします。

2025年2月16日 (日)

春の陽気で九華公園ではアカミミガメが甲羅干し……午後から散歩

Dsc04081c_20250216163401  暖かい日になりました。最低気温は5.8℃、最高気温は14.7℃。風もありません。九華公園では、確認できた限りで4匹のアカミミガメが甲羅干しをしていたくらい。柿安コミュニティパークや、九華公園で散歩をしたり、遊んだりしている人達もたくさん見られました。

Dsc03909c  午前中は、内輪の勉強会がありましたので、午後、13時10分から散歩してきました。三崎通、田町、中橋、九華公園、内堀公園、京町、常信寺、寺町と3.8㎞。ダウンジャケットなど、まったく不要でした。

Dsc03919c_20250216163501 Dsc03926c  我が家を出てすぐの住吉入江でキンクロハジロのオスが1羽と、メジロが1羽。三崎通に向かうあたりの住吉入江に沿ったところにはメジロがよくいます。

Dsc03980c_20250216163501 Dsc03966c_20250216163501  中橋には、久しぶりに来ました。ゴイサギが6羽とホシゴイが1羽。木のてっぺん付近にゴイサギとホシゴイとが並んで日向ぼっこ。夜行性ですから、昼はあまり動きません。堀には、コガモのペアが1組。

Dsc04151c_20250216163501  九華公園には13時25分着。小型の野鳥で見たのは、このビンズイ2羽のほか、ドバト、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワくらい。ほとんどの野鳥にとっては、休憩時間ですから、やむを得ません。

 Dsc04107c_20250216163501 Dsc04133c_20250216163401 カモは、キンクロハジロ23羽と、ハシビロガモ10羽だけでした。ヒドリガモ、ホシハジロは見当たらず。

Dsc04093c_20250216163501  ユリカモメは、44羽。エサをやりに来た人は、私がいた間にはありませんでしたが、やはり堀にかかる橋に立つと、大騒ぎで寄ってきます。

Dsc04259c_20250216163401  今日もカイツブリがいました。最初は、目の前にいたのですが、潜水して逃げられました。どこに行ったか一時見失ったのですが、150mほど先で発見。

Dsc04480c_20250216163401  寺町から再び住吉入江に来たら、キンクロハジロのオス。出がけに見た個体だろうと思います。

Dsc04186c_20250216163401 Dsc04217c_20250216163401  鎮国守国神社では、白梅、紅梅ともによく咲いてきました。枝垂れ梅で、若い木で、です。

Dsc04321c_20250216163401  常信寺の紅梅も花が増えました。今週はまた寒波襲来だそうですが、梅の花が咲いてくると、春が近づいた感じで、なんだか嬉しくなります。

Dsc04223c_20250216163401  今週は、とくにこれという予定はありません。大昔、「サンデー毎日」ということばがありました。週刊誌の名前ではなく、「毎日が日曜」という、一種のダジャレ。まさにそれです。来週の日曜は、また近鉄ハイキングで酒蔵みてある記に行こうと算段しています(酒蔵みてある記 神楽酒造「神楽」)。大酒飲みだからではありません。この時期は、酒蔵みてある記のハイシーズンなのです。酒蔵みてある記以外のコースもありますが、かなり行き尽くした感があり、これはという企画がないのです。

250216160039342c  余談。PCチェアは、午後から組み立て作業に取り組みました。座面とアームレストを取り付けた後に、背もたれを取り付けるのですが、そこで相当苦労しました。背もたれに空けられたネジを通す穴と、ねじ穴の位置を合わせるのがむずかしい作業でした。高価なものではありませんが、座り心地には満足しています。

2025年2月15日 (土)

鎮国守国神社でシロハラ、梅も咲き始めました

Dsc02392c_20250215142701  よく晴れて、最高気温も13.7℃と春の陽気になっています。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、常信寺、寺町と6.2㎞。

Dsc02422c_20250215142701 Dsc02452c_20250215142701  住吉入江には、キンクロハジロのオスが4羽。最近は、ここにずっとキンクロハジロのオスたちがいます。ほかにはオオバンが1羽。オオバンも、ここの常連になっています。

Dsc02546c_20250215142701  住吉神社の前の揖斐川には、カンムリカイツブリが2羽。オオバンや、キンクロハジロのオスも1羽ずつ。

 Dsc02608c 七里の渡跡には、キンクロハジロのメスが1羽いたほか、カルガモ2羽、コガモ1ペアが上陸して休んでいました。

Dsc02637c Dsc02700c_20250215142801  三之丸公園で、久しぶりにジョウビタキのオスが1羽。さらに、ここではあまり見かけませんが、コゲラも1羽。例年であれば、ツグミがよくいるのですが、今シーズンはここでは見ていません。

Dsc02808c_20250215142801 Dsc02741c_20250215142801  柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが6羽、オオバンが2羽。ここには、堀の水を排出するためのポンプが設置されているのですが、そのそばの木にイカルがよくいます。今日もここには10羽ほどがいました。イカルを見ると何となく嬉しくなります。

Dsc02981c_20250215142801 Dsc03110c_20250215142801  九華公園では、奥平屋敷跡で、まずはカワラヒワ。カワラヒワは、本当によく見るようになりました。

Dsc03058c_20250215142801 Dsc03149c  さらに待っていると、ジョウビタキのオスが登場。ツグミもやってきて、奥平屋敷跡の中を回りながら、エサを探しています。

Dsc03025c_20250215142801  ハクセキレイも1羽。あの足の悪い個体。ほかにメジロもいたのですが、写真は撮れず。

 Dsc03315c_20250215142801 辰巳櫓跡の松の木には、今日もアオサギが来ていました。機嫌がよくなさそうな目つきをしています。

Dsc03563c  鎮国守国神社の境内で何かが動くのに気づき、そっと追いかけたら、シロハラでした。今シーズン、九華公園あたりで見るシロハラは1羽のみ。それも、鎮国守国神社の境内でしか見ていません。

Dsc02912c  カモ、今日は、キンクロハジロが43羽、ハシビロガモが7羽。ヒドリガモとホシハジロは、見かけませんでした。オオバンも1羽。オオバン、九華公園でも常連になっています。

Dsc03240c_20250215142801  ユリカモメは、86羽。いつも正確に数えられている訳ではありませんが、この冬の最多記録と思います。今日は、Oさんが不在で、われわれのエサやりはなし。しかし、私がいる間に、2人の方がエサをやっておられ、大騒ぎでした。

Dsc03253c_20250215142801 Dsc03268c_20250215142801  カワウはこのところ少ないのですが、今日は、神戸櫓跡の松の木の上で、これらの写真のようなことになっていました。トラブっているようにも見えましたが、このあとも2羽とも近くにいたままでした。

Dsc03697c  カイツブリも、今日もいました。いつも同じ個体のようです。このカイツブリ、石垣のすぐ近くや、橋脚の台のそばにいることがよくありますし、今日のように、堀に浮かんだ松の葉っぱのところでもよく見ます。

Dsc03850c_20250215142901 Dsc03867c_20250215142901  貝塚公園、内堀公園では、スズメやヒヨドリくらいしかいませんでした。拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、ハクセキレイがエサを拾っていました。堀には、キンクロハジロのオスが2羽。

Dsc03330c_20250215143901 Dsc03393c_20250215142901  ところで、今日は、鎮国守国神社でも梅が咲いているのを見つけました。比較的最近植えられた、若い木で開花が早いようです。左の写真の白梅は、参集殿の南、右の写真の紅梅は、天守台の西側にて。

 Dsc03767c_20250215142901 常信寺の紅梅は、咲いた花の数が増えました。梅がもっと咲くと、「ウメジロウ」の季節です。さらに、河津桜の開花も近いでしょう。「春になると花が咲く」のではなく、私は個人的には、「花がいろいろ咲いて、春を呼ぶ」という感じがしています。

Dsc03771c_20250215173701  余談。パソコンチェアがへたってしまいましたので、新しく買おうと思い、ニトリとカインズを見て回ってきました。ニトリの方が種類は豊富だったのですが、残念ながら、ほとんどが「お取り寄せ」。カインズは、選択肢は5つくらいでしたが、すべて在庫あり。これまでのイスは、すでに市の粗大ゴミに申し込み、月曜日に回収される予定ですから、お取り寄せでは間に合いません。結局、カインズにて購入。最初に座ってみたものがフィット感がよくて、即決してきました。この写真も、常信寺にて。

2025年2月14日 (金)

イカルたちはまだ滞在中

Dsc00692c  世間様では、バレンタインデーだそうですが、残念ながら、ほとんど関わりはありません。最近は自分にチョコレートを贈ることが流行しているそうですが、本来の趣旨からはズレているような気がします。最低気温は1.7℃でしたが、最高気温は12.6℃まで上がり、風も午前中は3m/s前後と、散歩日和でした。家事を済ませて、7時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と6.8㎞。

Dsc00732c_20250214170301 Dsc00725c_20250214170801  住吉入江には、キンクロハジロのオスが2羽。お休み中でした。ほかには遠くにオオバンが1羽。七里の渡跡には、ヒドリガモが2ペアと、コガモが1ペア。いずれも休んでおり、写真にはならず。

Dsc00809c_20250214170301 Dsc00840c_20250214171201  柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが4羽、オオバンが1羽。オオバンは珍しくお休み体勢で、最初は、黒いヘンなものがあると思ってしまいました。オオバンらしいと分かってからは、「死んでいるのか?」とも思ったのですが、動いていました。

Dsc00856c_20250214170301  コミュニティパークの駐車場脇のソメイヨシノにジョウビタキのオス。これでは、証拠写真です(微苦笑)。私のいたところからは、枝かぶりになってしまい、こんな写真です。

 Dsc00944c_20250214170301 九華公園には8時15分着。Dsc00875c_20250214170301アオサギが珍しく、鎮国守国神社裏の木に来ていました。ほかにゴイサギが3羽。見る位置を変えたら、アオサギとゴイサギ1羽とが、かなり近くにいました。

Dsc01098c_20250214170301 Dsc01162c  奥平屋敷跡には、イカル。10羽弱がいました。1月14日唐このあたりに滞在していますから、2ヶ月目に入りました(2025年1月14日:イカルが登場)。樹上にいましたが、このあと、二の丸跡では地上に降りてエサを採っているところも見られました。ほかにはジョウビタキのオスや、ツグミも来たのですが、撮影に失敗。

Dsc01252c_20250214170201  カワラヒワは、証拠写真。奥平屋敷跡にある鳥小屋の裏手に降りてきていたのです。

Dsc01593c_20250214170201 Dsc01871c_20250214170201  ツグミは、一応、二の丸跡で撮影できました。背後にいるのは、イカルたち。二の丸跡から朝日丸跡にかけて、ビンズイが3羽。

Dsc01993c_20250214170201 Dsc02036c_20250214170201  鎮国守国神社を回って、社務所裏に再び行ったら、アオサギはいなくなっていましたが、ゴイサギが3羽。

 Dsc01069c_20250214170301 Dsc01052c_20250214170301 カモ、今日は、キンクロハジロが43羽、ハシビロガモが12羽、ヒドリガモが1ペア。ホシハジロは見当たらず。

Dsc02145c_20250214170201  オオバンも1羽。今日は、カルガモや、カイツブリは来ていませんでした。

Dsc01274c_20250214170201 Dsc01380c_20250214170201  ユリカモメは、39羽。Oさんがパンの耳をやり始めると、すごい勢いで飛んできます。例の足環のついたユリカモメ(左の写真)は、運動能力が高く、器用で、手に持ったパンの耳を飛びながら上手に採っていきます。今のところ、これができるのは、この足環つきユリカモメのみ。ほかには、足環の付いたユリカモメは、これまでのところ、確認できていません。

Dsc01464c  ユリカモメの中には、頭部が黒くなってきているものも見られます。これは、夏羽への換羽中。

Dsc02120c_20250214170201  こちらはカワウさん。一時は、40羽くらいが集まっていたのですが、ここ1週間くらいは10羽未満に減っています。滞在しているカワウの多くは、このカワウと同じく、婚姻色を呈してきています。今年も、九華公園で繁殖してくれるかも知れません。

Dsc02231c_20250214170201  貝塚公園ではオスのモズを見たのですが、ピンぼけ写真しか撮れませんでした。昨年、ここでモズが繁殖し、ヒナが2羽、巣立ちましたので、今年もと期待しているのです。ジョウビタキのオスは、内堀公園にて。

Dsc02356c_20250214170201  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、キンクロハジロのオスが1羽。ほかにオオバンが2羽いたのですが、玉重橋の下で、写真には撮れず。

Dsc02321c  明日も13℃くらいになって、暖かいという予報です。日曜は天気が崩れ、来週はまたもや寒波襲来とか。いったん暖かくなったあとの寒波は、余計に身にしみそうです。紅梅は、常信寺にて。

 

2025年2月13日 (木)

北風が強い1日……梅の開花はわずかに進みました

Dsc09437c_20250213150001  最大風速が9.9m/sと、北風が大変強い日になっています。散歩中も向かい風で歩くのに難儀したくらいでした。アメダスの記録にはありませんが、いつも散歩に出る時間帯には時雨れていましたので、8時20分から出かけました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、常信寺、寺町と6.8㎞。冒頭の写真は、8時半前、住吉神社のところから見た北の空。数m/sの強風が吹いていました。最低気温は3.9℃、最高気温は8.8℃。

Dsc09414c_20250213150001 Dsc09526c_20250213150001  住吉水門の内側には、キンクロハジロのオスが1羽と、ヒドリガモが5ペアとメス1羽。寒いので、皆が保温体勢をとって、休憩中。

Dsc09455c_20250213150001 Dsc09505c_20250213150001  水門の外側には、ホシハジロが1ペア。ホシハジロのメス(左の写真)を見るのは、最近では珍しいことです。ほかにはオオバンが1羽、キンクロハジロが6羽、ヒドリガモが1ペアとメス1羽。

Dsc09574c Dsc09606c_20250213150001  七里の渡跡には、キンクロハジロが7羽と、オオバンが1羽。ヒドリガモ8ペアと、コガモ2ペアは上陸して休憩。

Dsc09554c_20250213150001  ハクセキレイもやってきて、伊勢一の鳥居をくぐっていきました(笑)。

Dsc09621c_20250213150001 Dsc09632c_20250213150001  柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが3羽とオオバンが2羽。

Dsc09693c_20250213145901 Dsc09747c_20250213145901  コミュニティパークの広場では、ツグミが1羽、エサを探していました。今シーズンは、ツグミは本当に少なく、不思議です。その近くでは、イソヒヨドリのメスが、何かを食べていました。

Dsc09780c_20250213150001  九華公園には8時40分に到着。北門のところのサザンカの花にメジロが蜜を吸いに来ていました。強風のためか、小型の野鳥たちはほとんどいませんでした。

Dsc00027c  Dsc00331c 朝日丸跡でコゲラが1羽。写真をよく見ますと、後頭部に赤い羽毛がわずかに見えます。これはオスの証拠。本丸跡では、モズのオス。

Dsc00196c_20250213150001 Dsc00283c_20250213150101  さらに鎮国守国神社の鎮守の杜からイカルが出てきました。その数、10羽以上。

Dsc00176c_20250213150001  辰巳櫓跡の松の木には、今日もアオサギが来ていました。

Dsc00249c_20250213150001 Dsc00145c_20250213150001  カモ、今日は、キンクロハジロが45羽(左の写真はオス)、ハシビロガモが6羽(右の写真はメス)、ヒドリガモが1ペアでした。ほかにオオバンも1羽。キンクロハジロのオスの冠羽が風で乱れています。

Dsc00134c_20250213150001  今日もカルガモが2羽やって来ていました。

Dsc00613c_20250213150001  拙宅マンション前の住吉入江には、オオバンが3羽、キンクロハジロのオスが1羽、ヒドリガモが1ペア。しかし、この強風には参りました(苦笑)。

Dsc00445c_20250213150101 Dsc00481c_20250213150101  常信寺へは、またもや、性懲りもなく、梅を見に行ってきたのです。紅梅は、花の数が少しずつ増えていました。

Dsc00555c_20250213150001  常信寺では、さらに、白梅も2輪ほどが咲いていました。寒さの中にも、春近しと思えます。明日から日曜にかけて寒さが緩むそうですから、梅の開花も進むのではないかと期待しています。

2025年2月12日 (水)

今日もまだ寒い!!

Dsc07963c_20250212143901 Dsc07965c  今日もまだまだ寒くなっています。最低気温は-0.8℃、最高気温は5.1℃。午後になって白いものがちらついています。週末には、いったん寒気が抜けるそうです。今朝も7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町と6.8㎞。藤原岳は、今日も雪化粧しています。

Dsc08084c_20250212143901  諸戸氏庭園前の桜並木にカワラヒワがいたのですが、日陰でうまく撮れず。住吉神社近くの揖斐川にはカンムリカイツブリ。白魚漁の船の上空に2羽、ユリカモメが飛んでいました。Dsc08216c_20250212143901おこぼれを狙っているのでしょうが、白魚漁ではおこぼれはないような気がします。

Dsc08113c_20250212143901 Dsc08121c_20250212143901  住吉水門の内側には、ヒドリガモが2ペアと、キンクロハジロのオスが1羽。

Dsc08126c_20250212143901  Dsc08172c キンクロハジロは、お休み中。右の写真は、七里の渡跡の様子。水鳥は、すべて上陸して休憩中。カルガモが2羽、コガモが1組、ヒドリガモは5ペアとオスが1羽。もっとも奥にいるのはカルガモで、その手前はコガモ。大きさがかなり違います。

Dsc08392c_20250212143902  Dsc08329c_20250212143901柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのオスが3羽と、メスが2羽。左の写真はその一部。コミュニティパークのソメイヨシノの木にジョウビタキのメスが出てきました。

 Dsc08458c_20250212143801 九華公園に着いたら、静かでしたが、鎮国守国神社の社務所裏の木にゴイサギが1羽。足が大きいこと。これで枝をぐっと掴むということでしょう。

Dsc08580c_20250212143801 Dsc08623c_20250212144301  奥平屋敷跡では、カワラヒワ。あわせて12羽ほど。昨日も書いたと思いますが、カワラヒワをよく見るようになりました。ジョウビタキのオスもやってきました。

Dsc08763c_20250212143801  奥平屋敷跡では、ほかにハクセキレイが1羽。二の丸跡にカワセミが来たのですが、遠くて、枝かぶりの位置でしたから、写真にはならず。

Dsc08942c_20250212143801 Dsc09005c_20250212143801  二の丸跡では、5~6羽のイカルが地上に降りて、エサを探していました。辰巳櫓跡の松の木には今日もアオサギ。一瞬だけ、顔を上げました。

Dsc08514c_20250212143801  さて、カモたち、今日は、キンクロハジロが39羽、ハシビロガモが11羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロのオスが1羽。だいたいこれがレギュラーメンバーです。数もこれくらいで安定しています。左の写真は、キンクロハジロのオス。個人的には、「寝癖ガモ」と呼んでいます。

Dsc08848c_20250212143801  ユリカモメは40羽。これも、最近はおおよそこれくらいの数です。左の写真は、あの足環のついたユリカモメですが、パンの耳を持って高く掲げると、飛びながらそれを採っていきます。今のところこういう芸当ができるのは、このユリカモメだけ。自分でエサをやりながら写真に撮ろうと何回かチャレンジしたのですが、失敗。足先しか写りませんでした。

Dsc09099c_20250212143801 Dsc09196c_20250212143801  今日もカイツブリが来ていました。吉之丸堀の松のところ。黒い丸いものは、オオバンです。ほかには、カルガモが2羽。

Dsc09295c_20250212143801  内堀南公園の近くでモズのオス。溝でエサを探していたのが、私に驚いて近くの橋の上に移動したところ。

Dsc09377c  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、今日もオオバンが1羽。

Dsc09321c_20250212143801 Dsc09329c_20250212143801  常信寺では、紅梅がもっと咲いたかと思ったのですが、案外寒いので、昨日と変わりませんでした。代わりにクチナシの実と、ハクモクレンのつぼみ。

2025年2月11日 (火)

常信寺の紅梅が咲きました

Dsc07959c_20250211145601 Dsc06343c_20250211145801  寒気が抜けて、暖かい空気が入るということですが、今日はまだ寒さが続いています。最低気温は2.3℃と上がりましたが、最高気温は8.4℃とまだ一桁台。北風も強く、最大風速は6.3m/s。今朝も、判で押したように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、常信寺、寺町と7.5㎞もウロウロ。

Dsc07806c_20250211145701  今日のハイライトは、こちら。とうとう常信寺の紅梅が咲いていました。咲いていたのは2輪でしたが、ほかにも数輪、今にも咲きそうなつぼみがありました。

Dsc06404c  さて、散歩の初めから。住吉水門の内側にキンクロハジロのオスが1羽。最近、このあたりから住吉入江に入って来る水鳥は多くはありません。揖斐川には、セグロカモメが飛来して、川面に降りたのですが、遠すぎて写真にはなりません。

Dsc06437c_20250211145901 Dsc06524c_20250211145901  七里の渡跡には、キンクロハジロが8羽(左の写真)、ホシハジロのオスが1羽(どこでも、メスをあまり見かけないのが不思議です)、コガモが1ペアとメス1羽(右の写真は、メス)、ヒドリガモも1ペアとメス1羽、カルガモが2羽。最近は、けっこういろいろといます。柿安コミュニティパークの堀にも、キンクロハジロが3羽。

Dsc06578c_20250211145801 Dsc06593c_20250211145801  九華公園では、相撲場の近くにカワラヒワと、シジュウカラ。このところ、九華公園内では、カワラヒワをよく見るようになっていますし、2羽が一緒に行動していることがほとんどです。すでにペアリングしているのでしょう。

Dsc06849c_20250211145801 Dsc06829c_20250211145801  奥平屋敷跡では、まずは、ジョウビタキのオス。さらに、ツグミもここの中をあちこち移動していました。よく動くので、なかなか撮れませんでしたが、花菖蒲園に降りたところをパチリ。

Dsc06970c_20250211145801  奥平屋敷跡にいたら、二の丸跡にカワセミが来たのが見えました。ちょっと距離がありましたし、日がよく当たりすぎですが、ハゼの仲間のような魚をくわえていました。カワセミにとっては、ちょっと大きめのような感じ。

Dsc07182c_20250211145701 Dsc07211c_20250211145701  辰巳櫓跡の松の木にはアオサギが来ていたのですが、ずっとこの体勢。朝日丸跡でもカワラヒワ。このカワラヒワも、そばにもう1羽がいました。

Dsc07245c  吉之丸堀にかかる橋の橋脚のところにカイツブリ。危うく見逃すところでした。昨日もいたカイツブリと同じ個体のように思います。

Dsc07460c_20250211145701 Dsc07536c_20250211145701  本丸跡では、イカルたち。今日も、三之丸公園、柿安コミュニティパークでも見ましたし、九華公園に入るとき、相撲場の近くの木から30羽くらいが飛ぶのを見ました。このときは、本丸跡の中央の木の下に30羽ほどが降りて、エサをついばんでいました。

Dsc07684c  その本丸跡でジョウビタキのオス。

Dsc07171c_20250211145701 Dsc06685c_20250211145801  カモ、今日は、キンクロハジロが49羽、ハシビロガモが10羽、ホシハジロのオスが1羽(左の写真)。カモではありませんが、オオバンが1羽(右の写真)。オオバンは、このところ毎日、1羽がいます。

Dsc07020c_20250211145801 Dsc07076c_20250211145701  ユリカモメは、40羽。以前は100羽以上、多いときには200羽を越えるユリカモメが来ましたが、今年は40羽前後。今日もあの足環のついたユリカモメはいましたが、ほかには、足環が着いたユリカモメは、確認できていません。

Dsc07856c_20250211145601  ほかの公園では、今日はヒヨドリ、メジロくらいでした。オオバンは、帰り道、拙宅マンション前の住吉入江に来ていました。

Dsc07838c_20250211145601  常信寺の紅梅が咲きましたので、次は、寺町商店街の河津桜が気になります。気が早いというのは、よく自覚しています。しばらく前に比べると、つぼみが膨らんできた印象があります。

 

2025年2月10日 (月)

九華公園でウグイス……常信寺の紅梅はもう咲きそうです

Dsc05737c_20250210153601 Dsc04667c_20250210153501  今朝も氷点下。-1.2℃でした。九華公園では、残った雪が凍っていたり、氷が張っていたりします。藤原岳は、今シーズンでもっともよく雪が積もっているのが見えました。7時半から散歩へ。この頃、気温は0℃くらい。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と5.7㎞。もっと歩いたような気がします。最高気温は、8.7℃どまりでした。

Dsc04719c_20250210153501  出てすぐには、野鳥はまったくおらず。揖斐川には、カンムリカイツブリ1羽と、ヒドリガモが1ペア。

 七里の渡跡では、カルガモが4羽と、キンクロハジロが7羽。Dsc04738c_20250210153601 Dsc04765c_20250210153601カルガモのうち2羽は、堤防に上がって休んでいます。

Dsc05843c Dsc04990c_20250210153601  九華公園では、奥平屋敷跡でイカルが30羽以上。これが8時頃。イカルはすぐに飛び去ったのですが、10分位したら10数羽が戻ってきました。散歩&鳥見友達のYさんは、二の丸跡で50羽以上の群れを見たとおっしゃいます。ほかには、ツグミが1羽。しかし、ツグミは、今シーズン、本当に少ないのです。

Dsc05449c Dsc05427c_20250210153601  二の丸跡では、ウグイスを撮ることができました。このときは、何故かツツジの植え込みから外に出て来たのです。ソメイヨシノの根のところにも来たのですが、突然のことで対応できず。奥平屋敷跡から二の丸跡に渡る橋の上で、ハクセキレイ。あの足の悪い個体です。

Dsc05886c_20250210153701  本丸跡では、ビンズイが2羽。

Dsc04855c_20250210153601 Dsc04894c_20250210153601  カモはやはり、あまりたくさんはいません。キンクロハジロが43羽、ハシビロガモが9羽、ホシハジロのオスが1羽。今日は、ヒドリガモが見られませんでした。

 Dsc05193c_20250210153601 Dsc05343c_20250210153601 ユリカモメは、48羽。散歩&鳥見友達のOさんが、今日もパンの耳を持ってきました。3日分の量だそうですが、ユリカモメにやるとあっという間に平らげます。右の写真にあるように、あの足環ユリカモメ、今日もいました。

Dsc06114c  吉之丸堀の東エリアにカイツブリ。先日来ていたカイツブリと同じような、微妙に違うような(2025年2月7日:今日の九華公園の野鳥は豪華ラインナップ)?? ほかの公園では、今日は何も見られませんでした。

Dsc06276c_20250210153701 Dsc06290c_20250210153701  常信寺に行ったのは、紅梅が咲いているか確認のため。まだ咲いたとはいえませんが、開きかけているつぼみが1輪。寒気は抜けていくそうですから、そろそろ咲き始めるのでしょう。常信寺には、ミモザもあります。よく見ると、黄色いつぼみが出始めていました。立春が過ぎ、立春寒波も去ると、梅や、河津桜の季節も近いでしょう。

Dsc06238c_20250210153701  先週で、市役所の会議も今年度最後でしたし、非常勤先の期末試験も終え、成績も報告しましたので、仕事は一段落。今度の日曜に、また、内輪の勉強会が予定されているだけです。これまでは、「晴れときどき仕事」などとうそぶいていましたが、「晴れごくたまに仕事」に宗旨替えしないといけないようです(微笑)。

 オマケその1。250210100245005c桑名市コミュニティバスがEV化され(こちら)、名古屋造形大学の学生さんによるデザイン(こちら)で、1月27日から走り始めています。東部ルートと、南部ルートで運行されているそうです。写真は、寺町交差点付近で撮影。

250208152453664c 250208152058694c  オマケその2。市内の花乃舎さんの「蛤しるこ」をいただきました。蛤の形をした最中に上質なさらし餡を詰めたお菓子で、熱湯を注ぐと上品で優しい甘味となる即席しるこです。袋には、麦林(ばくりん:中川乙由(おつゆう))の「蛤の宮殿見たり霧の海」という俳句が印刷されています。これは、浜の地蔵で詠まれたもの。『桑名市史 補編(p.150)』には、「浜の地蔵とて絶景の地有いづれのことにやはせを翁もしら魚の一句を此堂の柱に残されたりとかやわれも此秋此佳境にて」という詞書きがついて、載っています。

250208152433651c  熱湯150ccを注ぐとできあがります。甘すぎず、本当に上品な甘さです。

2025年2月 9日 (日)

20250209近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」へ(一回完結)

Img_9069c  昨日降り積もった雪が残る中、予定通りに近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」に行って来ました。近鉄富田駅での受け付けが9時20分から11時まででしたので、近鉄桑名駅を9時11分に出る津新町行き普通に乗車。近鉄富田駅には、9時23分に到着。¥300。富田駅前や、付近の道路にも、昨日の雪が残っていました。さすがに、参加者は、いつもよりは少ない印象。桑名では、最低気温が-1.9℃、最高気温は6.7℃。午前中は、風はほとんどありませんでした。

250209kintetsuhikingtomida0  こちらが今日のコースマップ。20250209kintetsuhikingtomita近鉄富田駅から富貴堂、鳥出神社、水と緑のせせらぎ広場、杵福本舗を経て、早川酒造部へ。その後、八幡神社へ立ち寄って、近鉄川越富洲原駅までという、約5㎞のコース。右の画像は、いつものように、キョリ測で描いたもの。実際には、5.4㎞を歩いてきました。

250209kintetsuhikingtomida1  コース前半を拡大したマップ。近鉄富田駅から東南へ。富貴堂、鳥出神社からJR関西線を越え、国道1号線を渡ったところで左折し、水と緑のせせらぎ広場と行って、富田の町を進みます。

Img_9079c_20250209141401  最初の立ち寄り先は、御菓子処富貴堂生クリーム大福で有名なお店。私は、たいていの菓子屋さんには立ち寄りません。増して、今回は酒蔵みてある記なのですから(微笑)。ここの御菓子は、地元スーパーでも売っているところがあります。

Img_9091c_20250209141401  鳥出神社鯨船行事で有名な神社で、以前から1度訪ねてみたかったところです。鯨船行事については、リンク先に説明がありますが、捕鯨を模した行事で、富田の石取祭と同時に行われる、富田地区の夏祭りです。毎年お盆の8月14日と15日の2日間に鳥出神社を中心に四日市市東富田町の町内と古川町自治会の町内で開催され、富田地区連合自治会が主催します。

Img_9109c_20250209141401  主祭神は、日本武尊事代主神。配神は、宇迦之御霊命蛭子命天照大御神天石戸別神大鷦鷯天皇(仁徳天皇)波邇夜須毘古神、波邇夜須毘賣神應神天皇天児屋根命大山祇神菅原道真。正応元(12883年)年と安永9(1780)年の大火により、古文書を消失したため、当社の創祀の年代は詳らかではありませんが、延喜式神名帳にはすでに記されています。朝明地方における中心の神社として崇敬を受けていたと思われます。また、江戸時代には、富田六郷の総氏神として信仰を集めていました。本社の造営に当たっては、天正13(1585)年以来、伊勢神宮の式年遷宮毎に古材を拝領して行われる古例があり、現在の本殿、拝門、瑞垣、鳥居、社務所などは、いずれもこれにより営繕されているそうです。

Img_9117c Img_9113c_20250209141401  境内には、稲荷社(左の写真)や、神宮遙拝所などもあります(右の写真)。神宮遙拝所は、四日市市内の神社にはよく設けられていますが、桑名市内の神社ではほとんど見たことがありません。

Img_9134c_20250209141401  こちらは、Img_9130c龍神社。山の神などもあわせて祀られていました。このほか、頌徳碑などもありましたが、ネット検索では情報は出て来ませんでした。足元が悪かったため、裏面は見ていません。

Img_9184c_20250209141501 Img_9192c_20250209141501  水と緑のせせらぎ広場。本来は、この中を通るコース設定になっていたのですが、雪に埋もれていましたので、そばの歩道を進みます。

250209kintetsuhikingtomida2  コース後半の拡大マップです。水と緑のせせらぎ広場からはしばらく立ち寄るところがありませんので、凍った雪に滑らないよう注意して、ひたすら歩きました。

Img_9210c_20250209141501  杵福本舗の直売所に立ち寄るコースになっていたのに、今日もらったコースマップでは、「2/9は休業日」と赤字で書かれていました。近くにいらした女性が、「コースになっているのに、変なの」と。ここは、おかきやさんの直売所。

Img_9214c_20250209141501 Img_9221c  スタートから3㎞半ほどで早川酒造部へ。最近も、何度も来たと思っていたのですが、もっとも最近来たのは、2020年2月9日と、ちょうど5年前でした(2020年2月9日:20200209近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」へ(完))。そうです、日本でコロナが大騒ぎになる直前でした。このあと、近鉄ハイキングも、JRさわやかウォーキング中止となってしまったのでした。

Img_9218c_20250209141501 Img_9225c  まずは、抽選会へ。早川酒造部での抽選は、抽選箱に入れられた、清酒の瓶の蓋を引くというやり方です。「赤」が出ると「しぼりたて原酒720ml」が当たったのですが、残念ながら、ハズレ(苦笑)。早川酒造では、これで4戦全敗。思わず、「ここでは当たったことがないな」といってしまいました(失礼)。ついで、試飲会場へ。以前は、2種類の試飲をさせてもらえたのですが、今回は1種類。ブランドをしっかりと見てきませんでした。

Img_9229c Img_9236c_20250209141501  さらに、いつものように、直売会場へ。今回は、「純米酒 天一」(720ml、¥1,200)をゲット。これは、家内の強い希望によります。私は、搾りたて生原酒の方がよいのですが、たまには、家内の希望を入れることにしたのです。試飲だけではちょっとものたらず、かといって、今日のように足元のアヤシいなかで「ひとり宴会」をすると、川越富洲原駅まで無事にたどり着けないかも知れませんので、有料試飲を1杯だけ追加。欲しかった生搾り原酒(¥200)を飲んできました。

Img_9243c_20250209141501  早川酒造部を10時40分に出て、次の立ち寄り先である高松八幡神社は、ちょっとよい気分になっていて、「何度も来たから、まぁいいか」とパス。以前訪ねたときの記事をご覧ください(2020年2月9日:20200209近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」へ(完))このあと、川越富洲原駅まで、また、立ち寄るところはありませんので、雪が残っていないところをなるべく選んで、またもやひたすら2㎞近くを歩きました(苦笑)。

Img_9250c_20250209141501  川越富洲原駅には、11時10分に到着。11時22分に出る名古屋行き普通電車に乗車。桑名駅には、11時30分着。¥300。

Img_9299c_20250209141501  こちらが、今日の土産。上にも書きましたが、「純米酒 天一」(720ml、¥1,200)です。今日の晩酌は、これ。

Screenshot_20250209111637c Screenshot_20250209111647c  このところ、エキタグをしていませんでしたが、近鉄富田駅でも、川越富洲原駅でもデジタルスタンプがもらえますので、ゲットしてきました。左が近鉄富田駅のもの、右が川越富洲原駅のもの。

Screenshot-2025_02_10-4_05_46c  ゲットしたスタンプは、近鉄のものが10個と、三岐鉄道北勢線が1個で、これで合計11個となりました。先は長いというか、ゴールがあるのかどうか??

 Screenshot_20250209115101c 今日のGoogle Fitのデータ。歩いた距離は7.9㎞。現地で5.4㎞ですから、まあこれくらいでしょう。歩数は、13,948。歩いた距離に比べ、歩数が多くなっていますが、これは滑らないよう小股で歩いたところがかなりあったからでしょう。

2025年2月 8日 (土)

大雪警報発令中

Screenshot_20250208095117  今日は、大雪警報が発令されています。三重県の北中部全体に大雪警報です。250208cloudc雪は、朝3時頃から降り始め、断続的に降ったり、止んだりしています。ときどき吹雪いています。雨雲レーダーを見ますと、ずっと右の画像のような感じで、北西の方角から雪雲が流れ込んできています。最低気温は、-3.0℃。11時10分に0℃ちょうどまで上がりました(上がったといえるのか?? ちなみに、最高気温は1.2℃でした)。それ故、今日は、「雨読」ならぬ「雪読」生活。午後からは晴れるという予報ですが、広範囲の雨雲レーダー画像では、雪雲が流れ込み続けそうな感じ。

250208044803844c 250208044947116c  左の写真は、朝5時頃、朝刊を取りに降りていったときの玄関前の様子。マンション内の公園から諸戸氏庭園の方を撮っています。右の写真は、いつものスーパーバロー方面。雪が降るのは、一冬に2~3回くらい。そのうち1回は、けっこう積もるというのが、この地方のパターン。

250208065627096c 250208065406072c  これらは、7時前の様子。左の写真は、諸戸氏庭園、六華苑のあたりを撮ったものです。右は、ベランダから南東方向。雪国の空のようです。ファンヒーターを焚いた室内にいても、底冷えしてくる感じです。

1738976914421c  という次第で、今日は蟄居し、「晴歩雪読」生活。明日は、近鉄ハイキングがありますので(酒蔵みてある記 早川酒造部「天一」)、出かけたいと思うのですが、どうでしょう。天候は回復するという予報ですが、雪が残って、道路が凍結するかも知れません。近鉄ハイキングは、酒蔵みてある記なのですが、早川酒造部以外に、四日市の鳥出神社がコースに入っていますので、ここも訪ねたいのです。

2025年2月 7日 (金)

今日の九華公園の野鳥は豪華ラインナップ

Dsc04639c_20250207164001  相変わらず強烈な寒波が居座っています。最高気温は-0.1℃、最高気温は8.3℃。今晩から明日の昼くらいまで、桑名にも雪の予報が出ています。昨日、かなりの距離を歩きましたが、今日は今日で、いつも通りに7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、常信寺、寺町と6.4㎞。この時間帯は、風が弱かったので、とんでもなく寒いという感じはしませんでした。

Dsc03048c_20250207164201 Dsc03070c_20250207164201  住吉神社あたりには、水鳥はいませんでした。揖斐川にも赤須賀漁協の舟がでていて、水鳥は見られません。七里の渡跡で、カルガモが2羽。キンクロハジロのオスも1羽。ほかにはコガモのメスが2羽と、ヒドリガモが多数。不用意に覗き込んだら、ヒドリガモたちを驚かせてしまい、20羽くらいが一斉に逃げていったのです。

 Dsc03090c_20250207164201 柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロたち。オス、メスあわせて6羽。

 Dsc03131c_20250207164201 Dsc03170c 九華公園に着いて、北門を入ったところでジョウビタキのメス。その近くのツツジの植え込みの下にシロハラ。シロハラをまともに見たのは、今シーズン初めて。

Dsc03231c Dsc03251c  鎮国守国神社の社務所裏の木には、ゴイサギ2羽と、ホシゴイが1羽。右の写真がホシゴイですが、成鳥の色、模様に変わりつつあります。ゴイサギは、生後3年くらいは、ホシゴイの色、模様をしているといわれます。

Dsc03218c_20250207164201  さらにゴイサギの写真を撮っていたら、こんなシーンが写っていました。「写っていた」というのは、肉眼ではまったく気がつかなかったのです。ときどき、偶然に撮れることがあります。排泄シーンです。白く長く伸びた物体が、それ。

Dsc03532c Dsc03547c_20250207164101  奥平屋敷跡に入ろうとしたら、イカルがかなりたくさんいました。そっと近寄ったつもりが、そこに入ったらイカルは、皆、樹上に移動。じきに飛び立ってしまったのですが、その数は40~50羽もいたと思われます。その後、奥平屋敷跡で鳥待ちをしていたら、8羽のイカルが戻ってきました。地上に降りて、エサを拾っています。

Dsc03386c_20250207164101 Dsc03425c  ほかに奥平屋敷跡で見たのは、まずは、カワラヒワ。続いて、ハクセキレイ2羽。いつもやってくる足の悪い個体とその相棒。

Dsc03910c_20250207164101 Dsc03761c  さらに、ジョウビタキのオスも登場しましたし、コゲラも2羽が姿を見せました。今日は、いつになく豪華メンバーです。

Dsc03854c_20250207164101 Dsc03971c_20250207164101  シジュウカラも数羽がいましたし、メジロも。奥平屋敷跡で同じ日にこれだけの種類の野鳥を見られたのは、ずいぶん久しぶりです。

Dsc03960c  メジロは、正面顔の写真も撮れていました。

Dsc04131c_20250207164101 Dsc04138c_20250207165901  カモ、今日は、キンクロハジロが34羽、ハシビロガモは13羽、ホシハジロのオスが1羽(左の写真)、ヒドリガモが1ペア(右の写真はメス)。ほかに、カモではありませんが、オオバンが1羽。

 Dsc04076c_20250207164101 ユリカモメは7羽。昨日も少なかったそうです。あの「足環のついたユリカモメ」、今日もいました。たまに見られない日もあります。

Dsc04114c_20250207164101  散歩&鳥見友達のOさんが、今日もパンの耳を与えたのですが、欄干に並べたパンに来たのは、ヒヨドリ。ヒヨドリも器用にパンをくわえたり、飛びながらパンを採っていったりします。

Dsc04298c_20250207164001  吉之丸堀の東側エリアで、カイツブリを見つけました。冬になると九華公園のホリにやってくることがあります。見たところでは、若者のようです。

Dsc04393c_20250207164001  貝塚公園でもイカル1羽を発見しました。九華公園から貝塚公園の距離は300mほどですから、ここにいても不思議はありません。ほかにはモズを見ましたが、写真は撮れず。昨シーズン、ここでモズが繁殖していますから、今年もと期待しているのです。

Dsc04470c_20250207164001  内堀南公園では、ジョウビタキのメス。このところ、このあたりでよく見かけます。

Dsc04567c_20250207164001  ところで昨日、大福田寺で白梅が咲いているのを見つけましたので、常信寺の紅梅が気になりました。が、まだ咲いてはいませんでした。ピンク色の花びらが見えてきたというところで、もう少し先。

Dsc04436c_20250207164001  水曜日に江戸橋での非常勤の授業の期末試験を実施しました。当日中に採点は一通り済ませたものの、その後のチェックと成績評価がまだでした。今日の午前中、散歩から帰って、採点結果を見直し、点数を確定した上で、成績を付け、勤務先にメールで連絡。午後から、受け取ったというメールが届きましたので、非常勤講師の仕事は95%ほど完了。残っている仕事は、学生による授業評価の結果が届いたら、それに対するコメントを書くことだけになりました。

250207144431356c  余談その1。午後、内科の定例受診に行って来た帰り、エレベーターに乗ろうとしたら、「調整中」となっていて、ガックリ。先日も同じようなことがありました(2025年1月21日:ミサゴ、イカル、カワセミと今日は、バードウォッチングの吉日)。ときどき、よく揺れるかなと思うことがあります。しかし、このエレベーターは、私が管理組合の理事長を務めた、3年前に更新作業をしたばかりです。どうなっているのでしょう。

 余談その2。250206150221287c水曜日、江戸橋に最後の出勤日に(2025年2月5日:江戸橋の非常勤先へ最後の出勤……後期の期末試験を済ませてきました)、お菓子やチョコレートをいただいたと書きました。そのときに、この「平治煎餅ショコラ」250206150300433cもいただきました。平治煎餅は、津の銘菓。普通の平治煎餅は、私も好きでときどき買ってくるのですが、この「平治煎餅ショコラ」は噂は聞いたことがあったものの、初めて。平治煎餅にチョコレートを染み込ませてあるのだそうです。平治煎餅とチョコレートのバランスが絶妙で、とても美味しくいただきました。平治煎餅の商品は、こちら。「平治煎餅ホワイトショコラ」もあるんだそうです(ただし、秋冬限定商品)。

2025年2月 6日 (木)

20250206近鉄あみま倶楽部ハイキング「七里の渡・大福田寺コース」へ(一回完結)

Img_9006c_20250206163101  今朝は冷えました。-1.2℃と今シーズン最低。あちこちで氷が張っているのを、この冬、初めて見ました。最高気温は、7.0℃。今日は、「朋あり遠方より来たる」(論語)ではありませんが、名古屋から大学時代の同級生である友人が、「桑名散策に行きたい」ということで来てくれました。近鉄あみま倶楽部のアプリ対応コースに「七里の渡・大福田寺コース」がありますので、このコースを歩くことに。実は、最近、同級生K氏とのウォーキングに行けていませんので、自分であみま倶楽部のハイキングコースでも歩こうかと考えていたところで、まさに「渡りに舟」。

250206kuwanawalkingmap  こちらが、近鉄あみま倶楽部の「七里の渡・大福田寺コース」にならってつくったコースマップ。桑名駅東口から、海蔵寺、本統寺、寺町商店街、六華苑、住吉神社、七里の渡跡、九華公園、春日神社、大福田寺、照源寺を回って、桑名駅西口がゴール。9時過ぎにスタートし、春日神社から大福田寺に行く途中、昼食を食べ、桑名駅西口には14時前にゴール。私にとっては、勝手知ったるところですから、mamekichiバージョンの「ブラ桑名」のようなもの。以下、主な立ち寄り先を簡単に。

Img_8926c Img_8937c  海蔵寺は、曹洞宗のお寺。ここには、いわゆる薩摩義士の墓所があります。宝暦3(1753)年、幕府より薩摩藩は揖斐・長良・木曽三大河川工事を命ぜられました。宝暦5(1755)年、工事は完成しましたが、多くの犠牲者と巨額の経費がかさんだことの責任感から、工事総奉行平田靭負は自刃しました。これら義士の墓所は岐阜・三重県下14ヶ寺に埋葬され、ここには平田靭負他23基の墓石が現存しています。

 本統寺は、真宗大谷派桑名別院。地元では、「御坊さん」と呼ばれ、親しまれています。Img_8949c_20250206153701 Img_8946c_20250206153701徳川家茂や明治天皇が宿泊した由緒あるお寺で、境内には、松尾芭蕉が貞享元(1684)年、野ざらし紀行の初旅の折り、この地で詠んだ句「冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす」の句碑(冬牡丹句碑)が建てられています。

 このあと、寺町商店街、三崎見附跡、諸戸氏庭園前、桑名七里の渡し公園を経て、六華苑へ。Img_8970c国の重要文化財・名勝。洋館とそれに連なる和館、複数の蔵などの建造物と池泉回遊式日本庭園があります。実業家の2代目諸戸清六の新居として、1911年(明治44年)にジョサイア・コンドルの設計で着工し、1913(大正2)年に竣工しました。コンドルが設計した現存建造物の大半は東京に集中しており、地方では桑名市のみに現存しています。

 住吉神社を経て、七里の渡跡へ。Img_8973c_20250206153701熱田・宮の渡しから海上七里を船に乗り、桑名の渡しに着いたことから「七里の渡し」と呼ばれています。当時は、東海道の42番目の宿場町として賑わいました。この鳥居は、これより伊勢路に入ることから「伊勢国一の鳥居」と称され、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられています。

Img_8981c_20250206153701  本多忠勝像のところから九華公園へ。このあたりは、毎日の散歩コースです。本多忠勝は、桑名藩初代藩主。慶長の町割を実施するともに、桑名城をつくり、現代にもつながる桑名の町のもとをつくったといえます。桑名城址に整備されたのが、九華公園。昭和3(1928)年に松平定信(守国公、楽翁)没後百年祭を記念して、本丸・二之丸一帯が九華公園として整備されたものです。

Img_8995c  続いては、桑名宗社(春日神社)。地元では、「春日さん」と呼ばれています。桑名神社と中臣神社の2つの神社からなっています。石取祭は、ここのご神事。門前には、青銅の鳥居があります。これは、寛文年間(1661~1673年)につくられたもの。

Img_8998c 250206114606420c  春日さんのあたりで11時半前でしたので、どこかでランチをということになり、寺町商店街の南口にある「てらまちダイニングUOSUE」さんへ。1階で魚屋さんを営んでおられ、2階が食事のできるお店になっています。1度来てみたかったのですが、一人では敷居が高かったのです。

250206114555387c  魚屋さんですから、刺身定食をチョイス。カンパチ。定食にしていただくと、これで¥1,375。美味しい上にこの値段は、かなりお得です。

Img_9002c  1時過ぎにウォーキングを再開。桑名駅方面に向かいます。駅西に行くのに、こちらの踏切を渡りました。3種類の幅の線路を一またぎしています。手前から(西側から撮っています)、近鉄名古屋線(広軌)、JR関西線(狭軌)、三岐鉄道北勢線(ナローゲージ)。踏切の名称は、それぞれの鉄道会社で異なっており、近鉄名古屋線は益生第4号踏切、JR東海関西線は桑名駅構内踏切、三岐鉄道北勢線は西桑名第2号踏切。これらを横断し、レールの幅を実際に見て体感できます。

Img_9016c  大福田寺。高野山真言宗のお寺。聖徳太子創建と伝えられます。山門は、江戸時代建立といわれるもの。毎年2月3日には節分祭、4月1日・2日には日本三大聖天の一つ桑名聖天大祭が行われ、2日には伊勢大神楽の奉納が行われます。節分祭では、鬼が市内を練り歩く鬼追い厄払いがあります。今年も、我が家の近くで、螺貝の音が聞こえていましたので、「大福田寺の鬼追い」が来たなと分かります。

 Img_9023c 大福田寺の境内で、白梅がかなり咲いていました。このあたり、昔はときどき散歩をしたのですが、最近はすっかりご無沙汰。いつもの散歩コースでは、常信寺の紅梅がもっとも早く咲くのですが、それよりこの白梅の方が早く咲くと思われます。

Img_9050c_20250206153701  最後の目的地は、照源寺。浄土宗。久松松平家の菩提寺。寛永元(1624)年、桑名藩主松平定勝が死去したため、その子定行が創建しました。定行は伊予松山へ移封しましたが、弟定綱が藩主を継いだので、松平家の菩提寺として存続しました。「松平定綱及び一統之墓所」(県指定文化財)には藩主ら二十八基の墓石があります。境内には定綱が摂津の天台宗金龍寺から分植した金龍桜があります。

Screenshot_20250206143223c  「七里の渡・大福田寺コース」のウォーキングは、このあと桑名駅西口で完了。こちらは、Google Fitのデータ。約6キロのコースですが、自宅~桑名駅往復を含め、なんと12.1㎞も歩いていました。歩数も2万歩を超え、驚き。

Screenshot_20250206140719c Screenshot_20250206140816c  このコースは、初めの方にも書きましたが、あみま倶楽部のアプリ対応コースでしたので、デジタルスタンプも集めてきました。踏破証もこれで5つになったのですが、有効期限内のものは、3つ。これで交換できるのは、オリジナルステッカーです(微苦笑)。

【付記(2/7)】 2月7日の中日新聞朝刊三重版に「六華苑の池で浚渫作業が行われていて、いつもは池の底にある、第2次大戦中に投下された爆弾の痕跡が見られる」という記事が載っていました。そういえば、池の中央あたりに直径数mの跡がありました。それが爆弾であいた穴をふさいだところだったようです。六華苑には「浚渫作業をしています」という掲示はあったと思うのですが、受付などにもこの爆弾の跡が見られるとでも示しておいてくれたら、皆さん、興味を持ってみられたんじゃないかと思います。

2025年2月 5日 (水)

江戸橋の非常勤先へ最後の出勤……後期の期末試験を済ませてきました

250205093325700c 250205103401844c  強烈な寒波も今日、明日くらいがピークかも知れません。今朝は、最低気温が0.0℃。最高気温は7.8℃にとどまり、最大風速は8.3m/sとかなり強くなっています。江戸橋の非常勤先への最後の出勤。 いつも通りに桑名駅を8時42分に出る五十鈴川行き急行に乗って、江戸橋駅には9時21分着。電車は空いていました。非常勤先には、9時半過ぎに到着。

250205103354088c  何度も書きましたが、今日は、後期の期末試験。学生たち、皆がきちんと来るかちょっと心配していたのですが、有資格者は全員出席で、ホッとしました。試験時間は1時間で、30分経過すると、退出できます。学生たちは、40分経過した時点で、全員が退出。授業のときより40分以上早く帰途につけました。帰宅して、昼食を摂って一休みしてから、怒濤の勢いで採点を一通り済ませました。成績評価にとても困る、悩むという状況には至らず、これについても一安心。時間をおいて採点を見直して、成績評価に進みます。といっても、Excelのワークシートに数式を入れてありますので、テストの点数を入れれば、成績評価(秀、優、良、可、不可)が自動的に入力されます。

250205151859662c  これまでお世話になった心理学の専任の先生と、助手の先生から、「お疲れ様」ということでチョコレート、お菓子をいただいてしまいました。こちらこそたいへんお世話になりましたので、とても感謝申し上げています。同じ時間帯に授業がある、ほかの非常勤の先生方にもご挨拶してきました。これで20歳くらいの若い人達を接する機会がなくなってしまいます。非常勤講師を退職することもさることながら、若い人達と接するチャンスが激減することの方が寂しい感じがしています。ちなみに、この非常勤講師は、平成28(2016)年度、60歳のときから丸9年勤めました。当初の2年間は前期の1科目のみ。3年目からもう1科目を担当することとなり、その年は前期に2科目でしたが、これが大変でしたので、4年目からは前期、後期に1科目ずつに変更してもらっています。この間、教えた学生の総数は延べ700名以上(記録がある限りで702名)。ただし、この数値には出席回数不足で試験受験資格を失った学生も含まれます。

Dscn6518c Dscn6520c  さて、四日市港潮汐表では、10時06分が満潮、干潮は17時04分と条件はよくありませんでしたが、「最後」ということで、いつものように、志登茂川へ寄り道。左の写真が上流方向、右が下流方向。

Dscn6522c Dscn6525c  たくさんはいませんでしたが、右岸堤防の下には、コガモ、オナガガモたちが上がって休んでいました。ホシハジロは、私が覗いたのに驚いて、川に降りたところ。

Dscn6543c  志登茂川の右岸堤防を江戸橋のところまで行って、江戸橋駅に向かいます。江戸橋からすぐのところが、伊勢街道と伊勢別街道との追分。ここに常夜灯と、高田本山への道標があります。これからは何度も来られないでしょうから、写真に収めてきました。

Dscn6545c  江戸橋駅を11時42分に出る名古屋行き急行に乗れました。桑名駅には、12時22分着。非常勤の仕事、残りは、採点結果を確認して、成績を付け、それを報告することと、学生による授業評価の結果が届きますので、それに対するコメントを書くことです。書類上の任期は3月末日までですが、今日でほぼ90%の仕事は終えられた感じです。

Dscn6514c  オマケその1。長太の大楠。非常勤先に往復する近鉄電車からよく見えます。以前は、元気だったのですが、2020年9月に雷が落ち、それから樹勢がすっかり衰えてしまい(こちら)、気になっています。往きの電車で進行方向の右側(西側)に座れましたので、久しぶりに写真を撮ってみました。

250205122916444c 250205123029987c  オマケその2。桑栄メイトのところにあったペデストリアン・デッキは、ほぼ解体を終えていました。旧近鉄桑名駅から北側に降りる階段の最下部だけがまだ残っています。桑名駅も西口はほぼ整備が終わったのですが、東口は桑栄メイトビル問題が片付いていませんので、整備が進まないでいます。 

2025年2月 4日 (火)

会議の後にランチ

240722083859600c  強烈な寒波襲来だそうですが、桑名では最低気温は2.4℃、最高気温は8.7℃となっています。ただし、北風は強く、最大風速は6.4m/s。リビングにいて、日当たりがよいと寒くはありません。明朝は氷点下になるという予報です。午前中は、市役所での会議に出席してきましたので、散歩には行っていません。

250204135156114c 250204122507453c  会議の後は、友人とランチ。アピタ桑名店の専門店街にあるホリコーヒーにしました。コーヒー専門店ですが、パスタランチが食べられるのです。私は、「厚切りベーコンと木の子のジェノベーゼ」。サラダ、コーヒー付きで¥1,830(税込み)。諸色高騰の折、ランチもこの値段です。まぁめったに外食はしませんから、たまにはいいでしょう。ランチを食べながら2時間ほどしゃべって解散。

 この友人から3月15~16日(土~日)に桑名駅西口特設会場で開かれる「桑名酒スクエア2025」の情報をゲット。三重県の17蔵、48銘柄の日本酒が集まり、それを楽しめるイベントだそうです。スターター・セットの前売りが¥3,000。これでコイン10個、竹製おちょこ、リストバンドと引き替え。コイン1~3個で1つの銘柄を試せるそうです(銘柄によって異なります)。おもしろそうですが、¥3,000を払うなら、気に入った、美味しい日本酒を買った方がよいかも知れません。

 明日水曜は、江戸橋での非常勤の授業の期末試験。ほぼ最後のご奉公です。「ほぼ最後」というのは、答案を採点し、成績を付けて報告することと、学生による授業評価の結果が届きますので、それに対するコメントを書く作業が、まだあるからです。

2025年2月 3日 (月)

揖斐川にカワウの大群

Dsc02996c_20250203150501  最低気温は6.7℃と高くなっていました。午前中は暖かかったのですが、午後になって雲が広がり、寒い感じがします。明日からは、今シーズン最強の寒波が襲来するそうで、気になります。今朝も7時半から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、新築公園、常信寺、寺町と6.8㎞。

Dsc01332c_20250203150701 Dsc01450c_20250203150701  拙宅マンション前の住吉入江には、今日もキンクロハジロのオスが1羽。さらに住吉水門の内側には、ヒドリガモが5ペア。

Dsc01365c_20250203150701 Dsc01388c_20250203150701  住吉神社神社前の揖斐川の堤防に上がって、ビックリ。黒い点々に見えるのは、すべてカワウ。その数は不明ですが、数千羽かと思えます。

Dsc01431c_20250203150701  カワウたちは、住吉水門をくぐって、住吉入江の方にまで入ってきました。何でもこれほどの大群になりますと、なんだか気持ちが悪い気がします。

Dsc01525c_20250203151701 Dsc01550c_20250203151701  七里の渡跡では、まずは、コガモのオス、メスが1羽ずつ。メスは上陸し、オスは堀でバッサバッサ。

Dsc01496c Dsc01487c_20250203150701  ヒドリガモは1ペア。キンクロハジロのオスが2羽。ほかには、オオバンが1羽。

Dsc01674c_20250203152501  Dsc01649c 蟠龍櫓の近くでは、イソヒヨドリのメス。地面をつついてエサを探しているようでした。三の丸水門に近いところでハクセキレイ。

Dsc01760c  柿安コミュニティパークには、ツグミ。このツグミも、盛んに地面に嘴を突き刺していました。

Dsc01902c_20250203150701  Dsc01874c_20250203150601 九華公園に着いて、今日も北門のサザンカの花にはメジロ。相撲場あたりには、ツグミが1羽。鎮国守国神社の社務所裏の木には、ゴイサギが4羽いたのですが、皆、私の方には背を向けていました。

Dsc02113c_20250203150601 Dsc02431c_20250203150601  奥平屋敷跡では、ずいぶん久しぶりにビンズイが3羽。イカルも来ていました。当初は奥平屋敷跡の中央の木に10羽くらいでしたが、これらがいったん去ったあと、15羽ほどが再登場。ただ、花菖蒲園を挟んだところの木で、枝の向こうにいるのが多くて、撮影には難儀しました。

Dsc02513c_20250203150501 Dsc02574c_20250203150501  二の丸跡に向かう橋の上にハクセキレイ。辰巳櫓跡の松の木には、アオサギ。松の木に埋もれるようにしていますので、東側からしか姿は見えませんでした。

Dsc02691c_20250203150501 Dsc02742c_20250203150501  鎮国守国神社を通って、社務所裏に行くと、ゴイサギとホシゴイが1羽ずつ。ほかにもゴイサギ2羽が背を向けていたり、木の中にいたりしました。

Dsc01974c_20250203150601 Dsc01992c  カモは今日も多くはありません。キンクロハジロは28羽、ハシビロガモは10羽、ヒドリガモは1ペアとオス1羽。ホシハジロはいません。オオバンが1羽。

Dsc01965c_20250203150601  ユリカモメは37羽。今日は、あの足環のついたユリカモメは見つけられませんでした。

Dsc02873c_20250203150501 Dsc02976c_20250203150501  貝塚公園、新築公園にはヒヨドリがいたくらい。内堀南公園でジョウビタキのメス。フワフワになっていました。我が家近くの住吉入江に戻ってきたら、イソヒヨドリのメスがやってきました。

Dsc02947c  常信寺の紅梅を見てきましたが、まだ咲いてはいませんでした。明日からの寒波で、咲くのはさらに遅れるかも知れません。明日午前中は、市役所での会議が予定されています。その後、友人とランチで、散歩に行くのはむずかしいかも知れません。

2025年2月 2日 (日)

雨上がりの午後から散歩では、野鳥はいません

Dsc00918c_20250202145401  予報通り、午前中は雨。昼を過ぎて、空も少し明るくなってきましたので、12時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、中橋、田町、三崎通と4.5㎞。

 Dsc00922c_20250202145401 住吉入江にキンクロハジロのオスが1羽。「住吉キンクロウズ」ならぬ「住吉キンクロ」。この時間帯では、野鳥はあまりいません。

Dsc00971c Dsc00964c_20250202145401  七里の渡跡で、コガモのペアが2組。左の写真がオス、右の写真がメス。

Dsc00978c  すぐ近くには、キンクロハジロのオスが1羽とメスが1羽。写真はメス。オオバンも1羽。

Dsc01028c_20250202145401 Dsc01119c_20250202145401  九華公園に着いて、北門のところのサザンカの花にメジロ。このサザンカには、ヒヨドリもやってきます。ヒヨドリは、食べ物がないので、元気がありません。鳴き声もほとんど聞かれないくらい。

Dsc01085c_20250202145401 Dsc01154c  鎮国守国神社の社務所裏には、ゴイサギが2羽。今日は、割と見つけやすいところにいました。

Dsc01176c_20250202145401 Dsc01116c_20250202145401  九華公園内では、小型の野鳥たちはほとんどいません。ドバトを少し見たのと、野球場にツグミが1羽いたくらい。カモも少なく、キンクロハジロが36羽と、ハシビロガモが13羽。ヒドリガモやホシハジロは見当たりませんでした。ユリカモメも少なく、12羽のみ。散歩する人がほとんどなく、エサがもらえないからかも知れません。

Dsc01253c_20250202145401  中橋には、もう少しゴイサギやホシゴイがいるかと思ったのですが、ホシゴイが1羽、隠れていたのみ。近くの堀には、ホシハジロのオスが1羽いたほか、キンクロハジロのオスが1羽、カルガモが2羽やってきていました。

Dsc01300c  拙宅マンション前の住吉入江に戻ってきたら、オオバンが3羽。雨上がりで昼過ぎの時間帯では、野鳥が少ないのも仕方ありません。

Dsc01023c_20250202145401  ところで、2月に入りました。今年は今日が節分。鎮国守国神社では、17時から豆まきだそうで、氏子の方が準備しておられました。今週は、火曜日に市役所の会議。その後、ランチの予定。水曜は、江戸橋での最後のご奉公。後期の期末試験が行われます。試験を実施し、成績を提出すれば、dutyは95%ほど完了。あとは、授業評価に対するコメントが残るだけです。非常勤講師の任期は3月末までですが、これはあくまでも形式的なもの。木曜は、大学時代の同級生が、桑名散策に来てくれるということで、楽しみにしています。

2025年2月 1日 (土)

パンダガモは……やはりおらず、残念

Dsc00915c_20250201143201  午前中、9時頃からはよく晴れて、風もなく、暖かかったのですが、午後になって曇り。寒くなってきました。最低気温は4.0℃、最高気温は11.3℃。風が弱まるという予報を受けて、今朝はまずは、三ツ又池公園へ。そうです、パンダガモが来ていないか、見に行ってきました。その後、長良川河口堰はパスして、九華公園へ。先日、足環のついたユリカモメを見つけましたが、ほかにも来ていないか、気になるのです。歩いたのは、合計で5.1㎞。

Dsc00527c_20250201143201  まずは、三ツ又池公園。7時45分から8時半。宝川の遊水池である三ツ又池に整備された公園です。春には芝桜で有名ですが、私にとってはバードウォッチングの場所。去年12月29日にもミコアイサ(パンダガモ)が来ていないか、見に来ましたが、その時は空振り(2024年12月29日:パンダガモはいたか?)。

Dsc09988c Dsc00286c  三ツ又池公園といえば、カイツブリ。ここで繁殖します。今日見たカイツブリは、合計で5羽でした。ちょっと少ないかも知れません。若者が多かったと思います。

Dsc00464c_20250201143201 Dsc00478c_20250201143201  今日もっともたくさんいたのは、コガモ。といっても、数年前に比べると、コガモも含め、冬にやってくるカモは激減しています。コガモも数えたわけではありませんが、数10羽くらい。

Dsc09711c_20250201144201 Dsc09727c_20250201143101  カルガモもあちこちにいましたが、こちらもせいぜい20羽あまり。カンムリカイツブリは、3羽ほど。

Dsc09661c_20250201143101 Dsc00555c_20250201143201  オオバンは、駐車場に近いところで、上陸して芝生のところで餌を食べている個体が7羽ほど。水辺の草地に上がっているところはよく見ますが、岸から10mも上がっているのは見たことがありません。

Dsc00377c_20250201143101 Dsc00079c_20250201143101  マガモも10数羽、姿が見えました。ここには、カルガモも混じっています。左の写真でも分かりますが、水が少なくなっていました。右の写真の法がそれが明確。ハシビロガモたちが休んでいたのですが、水底の石がむき出しでした。水が少ないことは、水鳥があまり来ないことに関連しているかも知れません。

Dsc00169c_20250201143101 Dsc00498c_20250201143201  モズは、公園の北エリアに2羽、西側に1羽。半径100mほどのところに集中していました。以上が、三ツ又池公園での鳥見の結果。ということで、今日もまた、ミコアイサ(パンダガモ)は見られませんでした。行く前から、何となくそんな気がしていたのですが、それがよくなかったのかも知れません。今シーズンは、九華公園にオスのミコアイサが飛来しましたが、このときは換羽途中で(2024年11月28日:九華公園にミコアイサのオスが飛来)、ちゃんとしたパンダガモを見たのは、1年前が最後(2024年1月7日:ミコアイサを見に)。ちなみに、今日は、ヌートリアもいませんでした。

Dsc00689c_20250201143201  長良川河口堰にはサギ、カモ、カルガモなどしかいないだろうということもあって、九華公園へ。9時に到着。Oさんに遭遇しましたが、あまり成果はなかったとのこと。奥平屋敷跡でジョウビタキのオス。朝日丸跡では、カワラヒワを見ましたが、さすがにこの時間帯では、小型の野鳥はいません。

Dsc00597c_20250201143201 Dsc00817c  鎮国守国神社の社務所裏でゴイサギが2羽。日が当たってくると、日当たりに出てくることが多いような気がします。

Dsc00860c  カモは、キンクロハジロは36羽、ハシビロガモは8羽、ヒドリガモは1ペアとオス1羽。今日はホシハジロの姿はありませんでした。

Dsc00727c_20250201143201  ユリカモメは、58羽。橋の上に立つと、エサがもらえると思って急いでやってきますが、今日は、足環を付けたユリカモメは見かけませんでした。

250201115325196c 250201115904226c  ところで、オマケというか、余談というか。今日の昼ご飯はこちら。ビリヤニ。インドや周辺国で食べられているスパイスと米を炊き込んだ料理です。羊肉や鶏肉、魚、野菜などの具材と、クミンやカルダモン、シナモンなどのスパイスを加えてつくられます。ビリヤニは、パエリアや松茸ご飯と並び「世界三大炊き込みご飯」のひとつだそうです。私が食べたのは、市内の某インド料理テイクアウト専門店の「漁師のフィッシュビリヤニ」。Mサイズで¥700。伊勢湾で獲れた白身の高級魚であるマゴチ、カレイ、ワタリガニ等の魚介類が炊き込まれているということです。お店の方には大変申し訳ないのですが、私はスパイスが利いたものは苦手。さらに、ビリヤニに使われる米は、主に細長いインド米のバスマティライスだそうですが、日本の米とは、別物という感じ。ビリヤニについてきたヨーグルトサラダ(ライタ)をかけると「味変」になると聞きましたので、これをかけたところ、パサつきがなくなり、食べやすくなりました。私個人としては、食べ物についての見聞が広まった、というところ。個人的な好みの問題ですので、ご容赦ください。

【付記】 ブログの記事を書き終えてから、「曇っていて寒いとやる気が出ないな」などと思っていたのですが、「こういうときにこそe-TAXで確定申告を済ませよう」と訳の分からない発想が湧いてきました(苦笑)。すでにデータはエクセルで整理してありますし、医療費も集計フォームに入力済み。コピペを行い、1時間弱で令和6年分の確定申告を完了しました。これで1つスッキリできました。

 さらなる追記。確定申告を済ませた余勢を駆って、裏稼業(なのか表稼業なのか、よく分かりませんが)の「桑名発達臨床研究室」の個人事業の廃業届も仕上げ、税務署宛に投函してきました。本日・2月1日付けで廃業であります。臨床心理士の資格を更新しなかったというのが主な理由ですが、この3月で70歳を迎えるということも考慮しました。この廃業届について、大変おもしろい話があります。廃業届は、ネットにpdfで載っています。このpdfには、入力できるようになっているものの、提出は、「プリントアウトして税務署長宛に郵送せよ」となっているのです。まったくワケワカメです。せっかくpdfになっていて、そこに入力できるのなら、メールに添付して提出できるようにしてもらいたいものです。デジタル化は、ほど遠いと実感したのです。

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  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

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    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

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    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

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    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

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    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

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    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)