お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年10月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年10月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

最近のコメント

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2024年10月

2024年10月31日 (木)

カワセミとジョウビタキの日でした(微笑)

Dsc06696c_20241031143001  朝は、12.1℃と少し寒いくらいでしたが、日中は、22.5℃になっています。昨日の授業が休みでしたので、Q&Aをつくらなくてもよいのは、楽チンです(笑)。しかし、集中してアタマを使うことはあった方がよさそうです。今朝は、家事を済ませ、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と7.5㎞(今日は、Google Fitのデータ。からだメイトでは、8.7㎞も歩いたことになっていました)。

Dsc06783c_20241031143001  最近、住吉神社あたりや、七里の渡し跡、三之丸公園では、野鳥があまりいません。柿安コミュニティパークの電柱にカワウ。いつものカワウのような気がしますが、カワウの個体識別はできません。カワウ、真っ黒ですが、よく見ると模様がありますし、目のブルーはとてもきれいです。

Dsc06837c_20241031143001  九華公園では、まずは本丸跡へ。最近の習慣。エゾビタキを探したのですが、見つからず。散歩&鳥見友だちのYさんによれば、昨日は、朝日丸跡で見たそうです。代わりに、ジョウビタキのメス。本丸跡に来たときから鳴き声が聞こえていたのですが、なかなか見つけられず。神戸櫓跡で発見。

Dsc06853c_20241031143001  最近、本丸跡から朝日丸跡、二の丸跡、奥平屋敷跡と、以前とは逆回りに見ていきます。本丸跡から野球場を見たら、珍しくセグロセキレイが1羽いるのを見つけました。川の上流部にいる野鳥ですから、九華公園あたりではほとんど見られないのです。ほかにハクセキレイが2羽。

Dsc07244c_20241031142901 Dsc07361c_20241031142901  朝日丸跡では、オスのジョウビタキ。ちょっとポジショニングが悪くて、日の光の当たり方の加減でこんな風にしか撮れず。近くには、カワラヒワの群れ。

Dsc07400c_20241031142901  奥平屋敷跡から鎮国守国神社の社務所裏に行ったら、カワセミがいました。例によってそっと、木の陰を伝って10m以内に接近。

Dsc07702c_20241031142801 Dsc07576c_20241031142901  吉之丸堀の電線に再びカワセミを発見。ここは、右の写真のように堀の水面からは結構高いところですが、カワセミは水面をじっと見ていて、ときどきダイビングします。しかし、距離がありすぎるからでしょう、獲物をゲットするところは、ここではまだ見たことがありません。

Dsc07888c_20241031142801 Dsc07953c  カワセミは、一度ダイビングしたあと、右上の写真に写っている松の木へ。回り込んだら、まだいました。ここでもカワセミに大接近。いやぁ、今日はバードウォッチングの吉日です。

Dsc08072c_20241031142701 Dsc08085c  二の丸堀には、カモたちが少し。キンクロハジロは、オス・メスとも2羽ずつ。左の写真がメス、右の写真がオス。この体勢は、お休み中。ですが、目は開けて周りを見ています。この体勢は、保温のため。

Dsc08179c Dsc08121c_20241031142701  こちらは、ヒドリガモ。左の写真がオス、右の写真がメス。 昨日いたハシビロガモは、今日はいません。毎年やってくるホシハジロは、まだ到着せず。

Dsc08357c_20241031142701  貝塚公園では、モズを少なくとも2羽見たのですが、写真は撮れませんでした。春に巣立ったモズが戻ってきたのかという気もしますが、果たして本当にそうかどうかはよく分かりません。内堀公園では、オスのジョウビタキ。昨日もここでジョウビタキの鳴き声がしていたのですが、見つけられませんでした。

1730346704143c  Dsc08369c ところで、寺町商店街の和菓子屋さんでこういうものを売っていました。今日は、ハロウィーンだそうですが、ハロウィーン三色団子。通常1本¥130が、¥100でした。ちなみに見ただけで買ってはいません。帰ってから、家事をしたり、昼食を摂ったりしながら、ワールドシリーズの中継を見ていました。ドジャースが7-6で逆転勝ちを収め、見事にワールドシリーズを制覇(こちら)。小声でいいますが、日本のプロ野球よりおもしろい感じでした。

Dsc08232c_20241031142701  明日から天気は下り坂で週末は雨という予報。近鉄ハイキング(11月3日:祝!国宝指定!!「宝塚1号墳出土の船形埴輪」と松阪「氏郷まつり」をたずねて、11月4日:名古屋鉄道・養老鉄道合同企画 一日で愛知県と岐阜県、三重県の東海三県を歩きで制覇する!)に行きたいと思っていますが、どうなるでしょう? 松阪でのハイキングでは、国宝に指定された「船型埴輪」が見られるのです。JRさわやかウォーキングでも、船形埴輪を見る企画がありますから(2024年11月10日:歴史と文化と食にふれ ぶらり松阪 食べ歩き!)、こちらでも構わないと思っています。11月4日の近鉄ハイキングは、愛知・岐阜・三重の3県を歩くという企画で、これもおもしろそう。ただし、2日続けて出かけるのは大変かも知れません。柿の実の写真は、内堀にて。

2024年10月30日 (水)

定例散髪日

Dsc06251c_20241030141701  水曜日ですが、江戸橋での非常勤の授業は休み。何度か書きましたが、月曜の授業が振り替え実施されるからです。最近は、大学・短大の授業は、前期・後期ともに15回実施することが、その筋からの厳しいお達しで求められています。ご存じのように、月曜は、祝日であったり、振替休日であったりして、月曜だけではこの15回を満たせないのです。また、今日は、勝手に決めている「定例散髪日」。偶数月の最終水曜をそう決めているのです。別にこだわりはなく、決めておけば、いつ行こうなど考える必要がないからです。ただし、授業がある月は、翌日の木曜にしています。8時から散髪に行き、9時に終えてそのまま九華公園へ。内堀公園、京町、寺町と歩いて5.3㎞。

Dsc06335c  雨は6時頃には上がり、その後は晴れて来ました。しかし、北西の風が強く、最大風速は7.6m/s。気温は、24.5℃まで上がりましたので、日中は寒いということはありません。

Dsc06318c_20241030141701 Dsc06265c_20241030141701  9時を過ぎていましたので、野鳥はあまりいないと思ったのですが、九華公園についてすぐにジョウビタキの鳴き声が聞こえてきました。北門を入ったところにある東屋の近くにメスのジョウビタキ。贅沢をいってはいけませんが、ちょっと陽がよく当たりすぎました。

Dsc06442c_20241030141701  朝日丸跡でメジロ。シジュウカラや、コゲラもいたのですが、それらは撮れず。このメジロの写真も、証拠写真です(微苦笑)。

Dsc06389c Dsc06494c_20241030141701  カモ、今日は、キンクロハジロのオスが2羽に、メスが1羽。さらに、ハシビロガモのオスが1羽。一昨日にも書きましたが、入れ替わり立ち替わりという印象。過去のブログ記事を見ますと、今頃、多いと30羽以上のカモが来ているのですが、今年はかなり少なくなっています。これも、猛暑だったことが影響しているのでしょうか。

Dsc06577c_20241030141701 Dsc06629c  内堀公園では、メジロ。10羽ほどの群れでやってきていました。チョウはかなり少なくなってきたのですが、内堀公園で、ツマグロヒョウモンのオス。

241030135854452c  水曜日が休みですと、なんだかうれしくなります(苦笑)。といっても、とくにこれをやったということはありません。授業をしますと、Q&Aをつくらなければなりませんが、今週はその必要はありません。これは、かなり楽チン。まぁ、「淡々と飽きもせず……」のモットー通りにやりましょう。写真は、近所のお宅で咲いていたキンモクセイ。

2024年10月29日 (火)

こんな天気では野鳥はいません

Dsc05569c  雨時々曇りという予報です。傘がいらないくらいの小雨が降っていたのですが、いつものように、7時から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.8㎞。

Dsc05673c_20241029102801 Dsc05680c_20241029102801  こんな天候ですから、野鳥はあまりいませんし、撮影条件はよくありません。昨日と同じく、蟠龍櫓にイソヒヨドリのメス。ただし、七里の渡し跡側にいましたので、こんな後ろ姿しか撮れません。柿安コミュニティパークの電柱には、今日もカワウさん。

Dsc05948c_20241029102801  九華公園でも野鳥はあまりいませんでした。エゾビタキを探し回ったら、今日は、奥平屋敷跡にいました。昨日のエゾビタキとは別の個体のような気がします。

Dsc05805c_20241029102801 Dsc05863c  カモは、ヒドリガモのオスが1羽、メスが2羽、キンクロハジロのオスが1羽。合計4羽。

Dsc06195c  貝塚公園ではモズ。という次第で、バードウォッチングには、イマイチでした。九華公園で、カワセミが飛ぶのを2回見たものの、写真は撮れず。アオサギもいませんでした。ほかには、内堀公園でハクセキレイを見たくらい。このハクセキレイは、以前は九華公園によく来ていた、片足の悪いハクセキレイでした。

 ところで、明日は普段でしたら、江戸橋での非常勤の授業ですが、月曜日の授業が振替実施されます。そのため、私は休み。夕方、非常勤先からリマインダー・メールが届きました。こういう連絡をいただけると、小心者の私としては、安心して休めます(微笑)。

2024年10月28日 (月)

九華公園のカモは2羽

Dsc04537c  朝方まで雨で、その後は曇り。午後からは晴れ間も出て来ました。最高気温は、24.2℃まで上がっています。散歩は、8時10分から。その散歩に出るとき、多度山の方に虹が出ていました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀、京町、寺町と7.7㎞。

Dsc04629c_20241028143201 Dsc04669c  蟠龍櫓で、イソヒヨドリのメス。イソヒヨドリは、久しぶりに見ました。少し前は、この蟠龍櫓のところでよく見ていました。柿安コミュニティパークの電柱で、カワウ。ここでカワウを見るのも、久しぶり。

Dsc04681c  九華公園について、いつものように、九華橋近くの樹上にアオサギ。今日は、きわめてフツーで、何も芸は見せてくれず、残念。

Dsc05210c Dsc05481c_20241028143001  二の丸堀で、今日は、カモは2羽。西側エリアに、キンクロハジロのメスが1羽。公園内を回って、貝塚公園に向かおうと、外周遊歩道の南を歩いていたら、東側エリアでは、ヒドリガモのメス。キンクロハジロのオスは、見当たりません。入れ替わりで何かが来ている感じです。

Dsc05413c  本丸跡では、今日もエゾビタキ。もう、この1羽しかいないようです。

Dsc05076c_20241028143101 Dsc04837c_20241028143201  朝日丸跡では、コゲラ、シジュウカラ、メジロが交じった群れ。コゲラは、それなりに撮れたのですが、それ以外は、イマイチ。右の写真は、メジロ。たくさんいて、とても賑やかでしたが、よく動いて写真は撮りにくいこと。

Dsc04892c_20241028143201  こちらはシジュウカラ。このあと、本丸跡などでも出会ったのですが、曇天だったこともあって、なかなか(苦笑)。今日のバードウォッチングは、以上。

Dsc05370c_20241028143101 Dsc05376c_20241028143101  九華公園の朝日丸跡で、モミジが、これは色づいてきたのでしょうか? よく見ると、初夏にはきれいだった翼果が、枯れて来ている感じでした。秋が深まると、風に乗って飛んでいきます。

Dsc05558c_20241028143001  土曜日に行ったJRさわやかウォーキングで(2024年10月26日:20241026JRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」へ(予告編))、足の筋肉が痛くなったと書きましたが(2024年10月27日 :カワセミに、エゾビタキ)、湿布薬のお陰でほとんどよくなりました。筋肉が痛くなったのは、アップダウンがきついところを、調子に乗って、それなりのスピードで歩いたためでしょう。気持ちだけ若いつもりではいけないようで、自重しなくてはなりません。

20241026JRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」へ(その2)……亀山公園、ますみ児童公園、多聞櫓、石井兄弟敵討遺跡石碑、伊勢亀山 備中松山藩主交替之碑から亀山駅にゴールにて「完」

20241026jrwalkingkameyama2  10月26日(土)に行ってきたJRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」の本編その2です。その1では、JR関西線井田川駅をスタートし、能褒野神社、中の山パイロットまで来ました。中の山パイロットを通り抜けて、アイリス町、亀田町、羽若町と進み、亀山公園に行きます。このあたりもアップダウンがあり、この日、歩くのは大変でした。

Img_6546c_20241027145001 Img_6542c_20241027145001  亀田町に法蔵寺という浄土宗のお寺がありましたので、覗いてみました。由緒書きもありませんし、ネットでもほとんど情報は出て来ません。あるブログには、子育て観音があり、安産祈願もできるとありました。

Img_6569c_20241027145001  この先は、亀山市立医療センターの近くで左折し、南下。羽若町の町中を通って、亀山公園に向かうのですが、狭い町中の道をあちこちぐねぐねと歩きます。途中で2箇所ほど、こういうものがあるのに気づきました。津島神社の御札を祀った祠があるのです。調べてみたら、亀山市歴史博物館こちらのサイトにある天王信仰の風習と関連していると思われます。リンク先の記事の中に、「亀山地区の羽若町の辻天王さんは、疫病が流行った時に子供を守るためにまつった神様だといわれている」とあります。

Img_6582c  くどいのですが、羽若町から亀山公園にいたるあたりも、相当のアップダウンがありました。ヘトヘトになりながら、スタートから9.7㎞ほどで亀山公園の公園池までやって来ました。亀山公園へは、5年前に花しょうぶまつりを見に来ています(2019年6月9日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))。このときは、ブログ記事のタイトルにもありますように、雨に降られて大変でした。写真で、右手にある赤い橋の奥が、花菖蒲園になっています。

 Img_6609c_20241026161101 Img_6624c_20241026161101 上の写真の赤い橋を渡って、さらに上った先にますみ児童公園があります。ここには、C58-359という蒸気機関車が保存されています。第二次大戦中の昭和19(1944)年につくられた客貨両用のもんで、昭和45(1970)年に廃車になっています。主に関西線で活躍した蒸気機関車です。

Img_6621c_20241026161101  ますみ児童公園でで11時半頃でしたので、お昼を食べることにしました。亀山駅のすぐ近くには、食事をするところがほとんどありませんので、あらかじめ桑名でコンビニ弁当を仕入れてきたのです。さらに、ここで昼ご飯にするとちょうどよいとも見込んでいました。ファミマの「おむすび&焼きそばセット(税込み¥420)」。最近は、これくらいの量でちょうどよくなりました(苦笑)。

Img_6638c_20241026161201 Img_6645c_20241026161201  11時45分に再出発。旧亀山城のところを通って亀山駅に向かいます。ここには多聞櫓があります。この多聞櫓は、天守台と呼ばれる本丸高石垣上にあり、寛永 9(1632)年頃に築造されたと考えられています。三重県で唯一現存する城郭建造物で、県史跡。何度か内部を見学していますので(2019年6月9日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))、今日はパス。多門櫓近くには、亀山神社、亀山演武場、明治天皇行在所旧蹟などがありますが、今回は訪ねていません。以前のブログ記事をご覧ください(2019年6月17日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(その3)……雨の中、亀山古城跡、花しょうぶまつり、亀山城多門櫓から亀山神社へ、2019年6月19日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(その4)……亀山演武場、明治天皇行在所、いくつかの石碑と姫垣外苑からでころぼ坂を経て亀山駅にゴール(完)

Img_6648c_20241027152201  亀山城址をあとにして、池の側の畔を歩いて行くと、「石井兄弟敵討遺跡石碑」があります。元禄14(1701)年5月9日早朝に、石井源蔵(33歳)・半蔵(30歳)兄弟が、28年目にして父の敵・赤堀水之助を、ここ亀山城石坂門外で討ち取ったことを記念して、昭和7(1932)年に亀山保勝会によって建立されたものです。本懐を遂げた石井兄弟は、旧主の青山忠重に帰参を許されています。当時「元禄曽我兄弟」と称され、歌舞伎、講談、絵本、浮世絵などに取り上げられ、赤穂浪士の討ち入りと並び賞賛されました。

Img_6659c_20241026161201  亀山駅に行く途中、これまで見落としていたものに気づきました。田中病院の前あたりに「伊勢亀山 備中松山藩主交替之碑」というものがあったのです。亀山ライオンズクラブと高梁ライオンズクラブが、平成元(1989)年に建てています。亀山藩主であった板倉勝澄(かつずみ)が、延享元(1744)年、備中松山に移り、石川総慶(ふさよし)が、備中松山から亀山に替わったのです。石川市は、慶安4(1651)年から寛文9(1669)年まで亀山に在城しましたので、75年ぶりに旧領に戻ったことになります。板倉氏とは、2度目の交替だそうです。

Img_6666c_20241026161201  この石碑からもう少し下ったところからも、旧亀山城多聞櫓がよく見えます。この眺めもなかなかのものです。

Img_6674c_20241026161201 Img_6678c_20241026161201  JR関西線亀山駅には、12時頃到着。ゴール受付で、参加ポイントをいただき、12時24分の関西線名古屋行き快速に乗車。四日市から快速になります。桑名駅には、13時8分着、¥680。亀山駅で何か、土産を売っていないかと思ったのですが、今日は何も店は出ておらず(キオスクは、数年前に廃止されています)。3月に来たときには、臨時の販売ブースが出ていて、関宿の銘菓である「志ら玉」を買っています(2024年3月3日:20240303JRさわやかウォーキング「本能寺の変、家康公も通ったと言い伝えのある隠れ古道を歩こう」へ(予告編))。

Screenshot_20241026133016c Screenshot_20241026133025c  左の画像は、スマホアプリの「からだメイト」の記録。右は、同じくGoogle Fitのデータ。歩数は、ほぼ一緒で、22,000歩前後でしたが、歩いた距離は、16.3㎞と、13.7㎞。現地で歩いたのは、10.8㎞+αです。自宅から桑名駅往復は、2㎞あまりですから、やはりGoogle Fitの方が実際に歩いた距離に近いかも知れません。

2024年10月27日 (日)

20241026JRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」へ(その1)……井田川駅をスタートし、能褒野神社、中の山パイロット(亀山茶畑)へ

Img_6258c_20241027123701 Img_6270c_20241027123701  10月26日(土)に行って来たJRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」の本編その1です。当日は、ほぼ曇りの1日です。気温も、18.4~23.3℃とあまり上がりませんでしたが、ちょっと蒸した感じ。桑名駅を8時14分に発車するJR関西線亀山行き普通に乗車。スタートの井田川駅には8時54分着。¥590。案外たくさんの人が下車して、さわやかウォーキングに参加していました。

Img_6267c Img_6272c_20241026161001  いつものように、JRさわやかウォーキングのスタート看板。これを撮影しないと、JRさわやかウォーキングに来た気がしないのです。コースマップを受け取り、9時5分にスタート。

20241026jrjwalkingkameyama 20241026jrwalkingkameyama1  こちらの画像は、実際に歩いてきたルート。全体で10.8㎞ほど。井田川駅をスタートして、みどり町という住宅団地を通って行きます。かなりアップダウンがあり、結構きついコースです。このあとも同様で、キョリ測で見ると、標高60~80mのアップダウンが4箇所ありました。安楽川を越えて能褒野(のぼの)神社へ。少し戻って田園地帯を3㎞ほど歩いて、中の山パイロットという茶畑へ。ここで茶畑を通り抜けるのに約30分。実に広い茶畑でした。亀山公園、旧亀山城多聞櫓を経て、亀山駅へ。右は、少し詳しくしたルートマップその1。

Img_6283c  井田川駅前には日本武尊の石像があります。その向かって右手には、古事記に見える日本武尊の歌「倭は国のまほろば たたなづく青垣 山隠れる倭しうるはし」を刻んだ石碑。「大和は(これまで渡り歩いた国々と比べても)素晴らしい国だ。青く重なり合うように連なった山々に囲まれている大和はとても美しい」といった意味。

Img_6301c_20241026161001  こちらは、亀山市みどり町あたり。井田川駅から国道1号線を越えて、このような上り坂が続いています。歩き始めて早々から、こういう坂道は結構キツいものがあります。国道1号線を越えて少し上ったところを右に入ると、みどり町第4公園があり、そこは井田川茶臼山古墳の跡地。寄って、見たい気もしたのですが、とくに遺構はなさそうでしたので、パス。

Img_6331c_20241026161001  Img_6347c_20241027142101 みどり町を越えて、安楽川を能褒野橋で渡ると、能褒野神社に至ります。ここは、ぜひとも来てみたかったところ。

Img_6366c_20241026161101 Img_6369c_20241027142301  境内は広く、長い参道は神聖な雰囲気を醸し出しています。このあたり一帯には日本武尊の陵墓と伝えられる古墳がいくつかありましたが、明治12(1879)年に「王塚」あるいは「丁字塚」と呼ばれていた前方後円墳(現在の能褒野王塚古墳)が、内務省によって「能褒野墓」に治定されました。その後、地元の有志により日本武尊の遺徳をしのぶため能褒野陵周辺での神社の創建が企画され、明治28(1895)年に社殿が竣工し、神宮祭主・賀陽宮邦憲王より御霊代を拝戴して鎮座祭がとりおこなわれました。

Img_6390c_20241026161101  主祭神は、日本武尊。相殿神は、建貝児王(たけかいこのみこ:日本武尊の妃である穴戸武媛(あなとのたけひめ)が産んだ日本武尊の子という)と、弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと:日本武尊の妃)。

Img_6351c_20241027142501  二ノ鳥居の南に「左 日本武尊御墓参道」という石碑が建っています。事前によく調べなかったのですが、ここを左に向かい、下って回り込むと、日本武尊の陵墓があるようでしたので、行ってみました。ほかの参加者の方でこちらに行く方はほとんどありません。実にもったいない。

Img_6416c_20241026161101  こちらが、「能褒野墓(のぼののはか)」。宮内庁によって、第12代景行天皇皇子の日本武尊の墓に治定されています。実際の被葬者は明らかでありません。全長90mにおよぶ前方後円墳です。古墳の周囲には、大小10数基の陪冢(ばいちょう:円墳)があると考えられ、能褒野神社とその一帯が古墳群となっています。宮内庁の管轄ですので、陵墓の入口は門で閉じられていて、柵越しに古墳を見ます。

Img_6470c_20241026163401 Img_6455c_20241027143401  これで念願が果たせました。こう書くといけませんが、私にとって、コースの残りの部分はオマケ。オマケにしては先が長いのですが……。能褒野橋を戻り、橋を越えたところで右折。田園地帯を、とくに立ち寄るところもなく、約3㎞をひたすら歩いて行きます。ほとんど平坦なところでしたから、歩くのには楽なのですが、立ち寄るところがないというのは、ちょっと苦痛。そういえば、能褒野橋の袂に「まむし注意」という看板があって、少しビビりました。

Img_6478c_20241027143501  スタートから5㎞を過ぎたあたりから、茶畑になります。このあたりから再び上り道になります。けっこうたくさんの参加者がいたのですが、このあたりに来ますと、皆ばらけてしまって、前後を歩く人も少なくなっています。この写真のところについたのが、10時25分頃。

Img_6492c_20241026161101 Img_6496c_20241026161101  この茶畑が、中の山パイロット(亀山茶畑)です。今日は、第26回亀山青空お茶まつりが開催されていました。大きな給水タンクがあるところが、その会場。茶摘み体験、手もみ実演、亀山茶カフェ、電子レンジによるお茶づくり、フォトコンテスト表彰式、農産物販売などが行われていましたが、立ち寄っては来ませんでした。今朝の中日新聞三重版にこのお茶まつりの記事があり、それによれば、「亀山茶の歴史は古く、約1100年前に現在の四日市市水沢町で空海直伝の茶の木が植えられ、そこから鈴鹿山脈にお茶の栽培が広がったとされる」といいます。

Img_6504c_20241026161101 Img_6516c_20241026161101  ここは、本当に広大な茶畑。若い頃、隣の鈴鹿市で働いていましたので、「中の山パイロット」という名前はわずかに記憶があったのですが、これほど広い茶畑とは思ってもみませんでした。初めに書きましたが、この茶畑を通り抜けるのに、約30分を要しました。ルートマップで「中の山パイロット」と書いたあたり一帯が、茶畑なのです。5.5㎞あたりから約2㎞にわたって続いていました。しかも、もっとも高いところで標高80m、低いところで40mというアップダウンが3箇所もあり、参りました。毎日散歩をしてはいますが、ほとんど平坦なところしか歩いていませんから。

 立ち寄るところが少ないので、短い記事ですが、その1はここまで。

カワセミに、エゾビタキ

Dsc04535c  薄曇りで、今のところ、最高気温は2.35℃。散歩に行っても、ほとんど汗を掻かなくなり、楽です。今朝も7時から散歩へ。住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、京町、寺町と7.4㎞。寺町商店街では、昨日、今日と桑名まつり博が行われていて、イベントの太鼓の音や、歌声がよく聞こえてきます。

Dsc03389c_20241027121601  さて、九華公園までで見たのは、カワウ、ムクドリ、スズメなど。九華公園では、久しぶりに吉之丸堀にキンクロハジロのオスが1羽。散歩&鳥見友だちのOさんによれば、キンクロハジロが6羽いた日もあったそうです。

Dsc03798c_20241027121601  朝日丸跡で、コゲラ。2羽いました。ほかにシジュウカラも一緒にやって来たのですが、こちらの写真は、イマイチで割愛。

Dsc03999c Dsc04063c_20241027121601  鎮国守国神社にお参りし、社務所裏から九華橋の方に移動していたら、カワセミが来るのが見えました。そーっと近づいて、今日も10m以内のところへ。小魚を捕ったのですが、ダイビングシーンは上手く撮れず。

Dsc04138c_20241027121601  本丸跡には、エゾビタキがまだいます。このエゾビタキ、このあと九華橋近くの樹上にも登場しました。今日見たエゾビタキは、この1羽のみ。

Dsc04221c  九華公園の外周遊歩道の南にあるお宅のテレビアンテナにモズのオス。

 Dsc04284c_20241027121501 Dsc04298c 寺町商店街を通り抜けて、住吉入江の南端まで来たら、あるお宅のテレビアンテナにジョウビタキのメス。遠くて、証拠写真。このあと、オスのジョウビタキも同じところに来たものの、よそを向いていました。さらに、近くのソメイヨシノの木にムシクイが1羽。今日は、なかなかのラインナップです。

Dsc04451c  帰宅直前に諸戸氏庭園の高木にモズのオス。これもかなり遠い。

Dsc04109c_20241027121601  今週は、江戸橋での非常勤の授業は、月曜日の従業の振替実施のため、休み。次回は、来週・11月6日となります。週末は、3連休になりますが、JRさわやかウォーキングや、近鉄ハイキングに行きたいと思っていますが、昨日のJRさわやかウォーキングで足の筋肉が、ちょっと痛くなっています。平地を歩くのにはほとんど問題ないのですが、階段や、坂になったところを下るときに痛むのです。

2024年10月26日 (土)

20241026JRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」へ(予告編)

Img_6267c  ほぼ曇りの1日です。気温も、18.4~23.3℃とあまり上がっていません。予定通り、JRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」に行って来ました。桑名駅を8時14分に発車するJR関西線亀山行き普通に乗車。スタートの井田川駅には8時54分着。¥590。案外たくさんの人が下車して、さわやかウォーキングに参加していました。今日のところは、予告編。

Img_6272c_20241026161001 20241026jrjwalkingkameyama  コースマップを受け取り、9時5分にスタート。右の画像は、実際に歩いてきたルート。10.8㎞ほど。井田川駅をスタートして、みどり町という住宅団地を通って行きます。かなりアップダウンがあり、結構きついコースです。このあとも同様で、キョリ測で見ると、標高60~80mのアップダウンが4箇所ありました。安楽川を越えて能褒野神社へ。少し戻って田園地帯を3㎞ほど歩いて、中の山パイロットという茶畑へ。ここで茶畑を通り抜けるのに約30分。実に広い茶畑でした。亀山公園、旧亀山城多聞櫓を経て、亀山駅には12時少し前に到着。

Img_6301c_20241026161001  こちらは、亀山市みどり町あたり。井田川駅から国道1号線を越えて、このような上り坂が続いています。歩き始めて早々から、こういう坂道は結構キツいものがあります。

Img_6331c_20241026161001 Img_6390c_20241026161101  スタートから約2.6㎞、9時35分頃に能褒野神社に到着。ここは、ぜひとも来てみたかったところ。主祭神は、日本武尊。相殿神は、建貝児王(たけかいこのみこ:日本武尊の妃である穴戸武媛(あなとのたけひめ)が産んだ日本武尊の子という)と、弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと:日本武尊の妃)。このあたり一帯には日本武尊の陵墓と伝えられる古墳がいくつかありましたが、明治12(1879)年に「王塚」あるいは「丁字塚」と呼ばれていた前方後円墳(現在の能褒野王塚古墳)が、内務省によって「能褒野墓」に治定されました。その後、地元の有志により日本武尊の遺徳をしのぶため能褒野陵周辺での神社の創建が企画され、明治28(1895)年に社殿が竣工し、神宮祭主・賀陽宮邦憲王より御霊代を拝戴して鎮座祭がとりおこなわれました。

Img_6416c_20241026161101  こちらが、「能褒野墓(のぼののはか)」。宮内庁によって、第12代景行天皇皇子の日本武尊の墓に治定されています。実際の被葬者は明らかでありません。

Img_6470c_20241026163401  能褒野神社からは、少し戻って、安楽川を渡り、田園地帯を3㎞ほど進みます。

Img_6492c_20241026161101 Img_6496c_20241026161101  亀山茶畑/中の山パイロットの入り口についたのが、10時25分頃。今日は、第26回亀山青空お茶まつりが開催されていました。大きな給水タンクがあるところが、その会場。茶摘み体験、手もみ実演、亀山茶カフェ、電子レンジによるお茶づくり、フォトコンテスト表彰式、農産物販売などが行われていましたが、立ち寄っては来ませんでした。

Img_6504c_20241026161101 Img_6516c_20241026161101  ここは、本当に広大な茶畑。若い頃、隣の鈴鹿で働いていましたので、「中の山パイロット」という名前はわずかに記憶があったのですが、これほど広い茶畑とは思ってもみませんでした。初めに書きましたが、この茶畑を通り抜けるのに、約30分を要しました。ルートマップで「中の山パイロット」と書いたあたり一帯が、茶畑なのです。5.5㎞あたりから約2㎞にわたって続いていました。

Img_6582c  国道1号線を越えて羽若町の街中を過ぎると、亀山公園に入ります。亀山公園には、5年前に花しょうぶまつりを見に来ています(2019年6月9日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))。写真で、右手にある赤い橋の奥が、花菖蒲園になっています。

Img_6609c_20241026161101 Img_6624c_20241026161101  こちらは、ますみ児童公園にあるC58-359。第二次大戦中の昭和19(1944)年につくられ、昭和45(1970)年に廃車になっています。主に関西線で活躍した蒸気機関車です。

Img_6621c_20241026161101  ますみ児童公園で11時半頃でしたので、お昼を食べることにしました。亀山駅のすぐ近くには、食事をするところがほとんどありませんので、あらかじめ桑名でコンビニ弁当を仕入れてきたのです。さらに、ここで昼ご飯にするとちょうどよいとも見込んでいました。ファミマの「おむすび&焼きそばセット(税込み¥420)」。最近は、これくらいの量でちょうどよくなりました。

Img_6645c_20241026161201 Img_6638c_20241026161201  11時45分に再出発。旧亀山城のところを通って亀山駅に向かいます。ここには多聞櫓があります。多聞櫓は、天守台と呼ばれる本丸高石垣上にあり、寛永 9(1632)年頃に築造されたと考えられています。三重県で唯一現存する城郭建造物で、県史跡。何度か内部を見学していますので(2019年6月9日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))、今日はパス。

Img_6659c_20241026161201  亀山駅に行く途中、これまで見落としていたものに気づきました。田中病院の前あたりに「伊勢亀山 備中松山藩主交替之碑」というものがあったのです。亀山ライオンズクラブと高梁ライオンズクラブが、平成元(1989)年に建てています。亀山藩主であった板倉勝澄が、延享元(1744)年、備中松山に移り、石川総慶が、備中松山から亀山に替わったのです。石川市は、慶安4(1651)年から寛文9(1669)年まで亀山に在城しましたので、75年ぶりに旧領に戻ったことになります。板倉氏とは、2度目の交替だそうです。

Img_6674c_20241026161201 Img_6678c_20241026161201  JR関西線亀山駅には、12時頃到着。ゴール受付で、参加ポイントをいただき、12時24分の関西線名古屋行き快速に乗車。四日市から快速になります。桑名駅には、13時8分着、¥680。亀山駅で何か、土産を売っていないかと思ったのですが、今日は何も店は出ておらず(キオスクは、数年前に廃止されています)。

Screenshot_20241026133016c Screenshot_20241026133025c  左の画像は、スマホアプリの「からだメイト」の記録。右は、同じくGoogle Fitのデータ。歩数は、ほぼ一緒で、22,000歩前後でしたが、歩いた距離は、16.3㎞と、13.7㎞。現地で歩いたのは、10.8㎞+αです。自宅から桑名駅往復は、2㎞あまりですから、やはりGoogle Fitの方が実際に歩いた距離に近いかも知れません。

 

2024年10月25日 (金)

待ちに待ったジョウビタキがやって来ました

Dsc03272c  朝のうちは薄曇り。10時くらいからはよく晴れて来て、今日も夏日になっています。最高気温は、27.0℃。10月も下旬なのに、この陽気では調子が狂います。今朝も、7時から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と7.9㎞。その後、駅方面に用事に出かけたついでに本屋で文庫本の新刊を2冊ゲットしてきました。

Dsc02883c_20241025153501  今日は、待ちに待った鳥がやっとやって来ました。冬の渡り鳥の1種、ジョウビタキです。まず、九華公園から貝塚公園に向かうべく、九華公園の外周遊歩道の東を歩いていたら、ジョウビタキのオスが2羽、目の前のソメイヨシノの木に降りてきたのです。写真は、そのうちの1羽。去年は、10月17日に初めて見ていますが、その時は、オス4羽、メス2羽が集団で登場していました(2023年10月17日:ジョウビタキがやって来ました……それも一度にオス4羽、メス2羽も!)。団体で渡ってきて、どこかで散らばるのかなという気がします。

Dsc03244c_20241025153501  さらに、自宅近くまで戻ってきたら、住吉入江のところで、ジョウビタキのメス1羽がいるのを見つけたのです。ちょっと陽がよく当たりすぎていますが……。

Dsc01964c_20241025153401  話を戻して。散歩に出たとき、諸戸氏庭園の高木にモズの姿。遠くて、高いところですから、証拠写真(苦笑)。

Dsc02035c_20241025153401  柿安コミュニティパークでは、ハクセキレイ。若者のように見えます。今日は、あまり野鳥は見かけません。

Dsc02184c_20241025153401 Dsc02340c  九華公園では、本丸跡にエゾビタキがいました。まだ抜けてはいなかったようです。たぶん2羽。左右の写真は、別の個体のように見えます。今日はほかには、ドバト、ムクドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラスくらいしかいません。カモは、今日もいません。

Dsc03159c  内堀公園でも、エゾビタキ。こんな細い棒の先に止まるのは、珍しい。

Dsc03180c  一昨日の授業のQ&Aは、今朝早起きして、修正し、助手の先生にメールでお願いしました。来週は、授業はありませんから、一息(微笑)。 明日は、JRさわやかウォーキング「亀山の広大な茶畑を歩く」に行きたいと思っています。天気予報は、曇り。日本武尊終焉の地とされる能褒野神社に行ってみたいのです。 

2024年10月24日 (木)

今日もカワセミに大接近……ヤマガラにも出会いました

Dsc00770c  2日続けて働いたため、いささかお疲れですが、今朝も7時から散歩へ。歩き始めたころはよく晴れていたのですが、帰宅する頃には薄い雲がかかってきました。最高気温は、25.8℃と今日も夏日。散歩は、いつも通りに、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と8.1㎞(どう考えてもスマホアプリの過大評価)。

Dsc00819c_20241024164501 Dsc00835c_20241024164501  三之丸公園の電柱にモズのメス。この頃、私が三之丸公園を通り過ぎて、柿安コミュニティパークに行った頃、ここに出てきます。それ故、いかにも遠い。その柿安コミュニティパークでは、ハクセキレイが1羽。

Dsc00903c_20241024164501  九華公園についてすぐ、カワセミセンサーがビビッと反応。そーっとそーっと近付いて、5~6mのところにある木陰から撮ることができました。左の写真は、ノートリミング。

Dsc00941c_20241024164501 Dsc01028c  しばらく見ていたら、獲物でも見つけ、ダイビングしようかというシーンも見られました。しかし、肝心のダインビングは撮れず。エビを捕って出てきたところは撮れましたが……。ダイビングシーンの撮影は、なかなか難しいです。

Dsc01098c_20241024164501 Dsc01379c_20241024164501  アオサギは、鎮国守国神社の社務所裏にいたのですが、木の幹の陰でかなりややこしいところにいます。社務所の正面の方にも回ってみましたが、アオサギはまったく見えず。これが精一杯の証拠写真(苦笑)。

Dsc01281c_20241024164501  神戸櫓跡からヤマガラの鳴き声が盛んに聞こえてきました。ヤマガラは数羽いました。なかなかよいところに出てきませんでしたが、ちょっと粘ってこのショット。今日は、本丸跡でエゾビタキやムシクイには出会えませんでした。もう抜けてしまったのかも知れません。

Dsc01450c_20241024164401 Dsc01530c_20241024164501  辰巳櫓跡に近いところに柳の木が3本あります。この頃、ここにメジロがやってくることがあります。今日は2羽。かなり近いところにも出てきました。

Dsc01665c_20241024164401 Dsc01618c_20241024164401  奥平屋敷跡で、モズのオス。こちらは、イチョウの木のてっぺんで高鳴き。近付くと見えなくなりますので、ちょっと離れたところから。右の写真では、私の方を見ているような感じです。

Dsc01860c_20241024164401  二の丸跡で、ヤマガラが1羽。奥平屋敷跡まで鳴き声がよく聞こえていましたので、たくさんいるのかと思ったくらいです。

Dsc01892c_20241024164401  九華公園の外周遊歩道の東でも、ソメイヨシノの花が、返り咲きしていました。先日とは、別のところです。

 Dsc01556c_20241024164401 昨日の授業のQ&Aは、今朝早くと、散歩から帰った午前中、午後と作業を進め、一通りできあがり、例によって寝かせてあります。時間をおいて印刷したものを見直した方が、誤字や脱字にも気づきやすいのですが、最近は寄る年波のせいか、見落とすこともあります(苦笑)。青年期の人間関係の悩みについての授業でしたが、学生たちにとっても切実な問題のようで、いろいろなコメント、質問がありました。

2024年10月23日 (水)

ヘンな天気の中、非常勤の授業

241023120458285c  江戸橋での非常勤の授業、第5回目でした。しかし、それにしても変な天気です。出勤の頃までは雨。電車に乗っている間に雨が上がったどころか、鈴鹿あたりからは晴れ間も見えてきました。江戸橋駅を降りたら、ムシムシする感じ。授業中は、また雨が降っているような感じもしていました。授業を終えて、江戸橋駅に向かうときは、傘がいらないくらいの小雨。上着も、大きな傘も持っていったのに、これらは不要でした(笑)。最高気温は、26.1℃。この時期にしてはかなり高いと思います。

241023102849088c  今日は、出席者数最低を記録。とうとう80%を切ってしまいました。授業がつまらないのだろうといわれるかも知れませんが、私としては、雨のせいではないかと思っています。今日までのところで、内容的には一区切りになります。来週は、月曜日の授業が振り替え実施されますので、私の授業はありません。後期の授業期間中に、月曜日の祝日が2回あります(スポーツの日、文化の日の振替)。文科省からのお達しで、授業はきっちり15回実施しなければなりませんので、このようなことがあるのです。私の授業では、また、12月25日に、金曜の授業の振替実施があります。金曜は、祝日にはかかりませんが、入試関係で休講になる日があります。

241023121329922c  天気が悪いだろうと思い、今日はコンデジも、単眼鏡も持っていませんでした。帰りは、小雨模様でしたので、志登茂川には立ち寄らず、そのまま帰宅。帰宅後、昼食を食べ、届いた履修者名簿を手元の受講者リストの照合・確認と出欠チェックとをしたところで、小休止。昼寝をしていました。さすがに、昨日1日働いて、今日の講義ですので、疲れました(笑)。30分で起きるつもりが小1時間爆睡。

2024年10月22日 (火)

今日は、唐揚げ弁当

241022083943907c  今日は、市役所での会議。ほぼ終日。9時に始まり、16時頃終了。この年になりますと、会議でまず大変なことは、資料の細かい文字がよく見えないことです。これには苦笑せざるを得ません。紙の使用量を減らすためでしょうが、A4サイズ2ページ分が、A4サイズ1ページに縮小コピーされています。小型サイズの拡大鏡は持っているのですが、これでは一度に見える範囲が限られますから、これで見ていると説明がどんどん進み、追いつかなくなります。やむなく、目薬をさしつつ老眼鏡を使い、資料を近づけたり、離したりしながら、何とかフォローしていました。居眠りをするなどの不始末はしでかさなかったはず。ときどき必要な意見や説明を行い、また、たまに委員長から「いかがですか?」と話を振られて来ました。

241022084317822c  今日の会議室は、こういうパネルがあるところの近くでした。そうです、市長さんなどが記者会見をする場所です。この前に立って、スマホで自撮りしてきてもよかったのですが、そんなこをとしたら、顰蹙を買うこと必至ですから、それはさすがに控えました(苦笑)。

241022122115032c  毎度のことながら、缶詰での会議の楽しみは、昼ご飯。今日は、いつもの弁当屋さんが休みということで、別のお店(どこかは不明)。唐揚げ弁当、¥600なり。唐揚げもたくさん入っていましたし、私好みの味でした。卵焼きも美味しくいただきました。

241022124620026c  昨日も書きましたが、せっかく市役所まで出かけましたので、「期日前投票」を初体験。昼休みに弁当を食べてから、市役所5階の会場に行って、投票を済ませてきたのです。投票日に投票するのも、何も難しいことはありませんが、期日前投票も、入場券の裏面にある「宣誓書」さえ記入しておけば、あっけなく済みました。明日は、非常勤の授業。今週は、私にしてはよく働きます(笑)。

2024年10月21日 (月)

エゾビタキとカワセミ

Dsc00746c  今朝の最低気温13.8℃は、今シーズンもっとも低かったでしょう。寒いくらいでした。日中はよく晴れて24.9℃になっています。7時から散歩へ。いつものように、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町と7.1㎞。今朝は、ほとんど汗を掻かずに済みました。

Dsc00648c_20241021142301  九華公園では、まずは、アオサギ。今朝も、爆睡しているようでした。手を叩いて、ちょっと刺激してみたのですが、一瞬顔を上げたかと思うと、この体勢にすぐに戻ってしまいました。ちなみに、首を前に倒して、頭というか、顔を胸に埋めるようにしています。このあと、もう一度見に行ったのですが、やはり爆睡中。

Dsc00032c_20241021142401  本丸跡で今日もエゾビタキ。相変わらず、電線や木の枝から飛び立っては虫を捕ることをくり返しているようでした。

Dsc00418c  吉之丸堀には、カルガモが2羽。たまにやってきます。代わりになのかどうか分かりませんが、今日は、キンクロハジロは見当たりませんでした。

Dsc00389c_20241021142401  カルガモを撮っていたら、カワセミの鋭い鳴き声が聞こえました。辰巳櫓跡と神戸櫓跡の間から、水平に伸びている松の木のあたり。そこから、吉之丸堀の上を通る電線にやって来たところ。この電線は、水面から数メートルの高さなのですが、ここから3回ほどダイビング。しかし、残念ながら、獲物はなかったようです。

Dsc00445c Dsc00454c  再び本丸跡へ。7時40分頃。ほぼ同時に20mほど離れたところに、エゾビタキが登場。左の写真を撮って、振り向いたら、エゾビタキがよくいる電線にもいたのです。胸の模様も少し違うような気がします。どちらも今ひとつの写真ですから、ハッキリとしませんが……。

Dsc00767c_20241021142301  ところで、今週は、明日は市役所の仕事が1日あります。せっかく市役所に行きますので、選挙の「期日前投票」をしてこようと思っています。これまでにしたことがないのです。水曜は、江戸橋での非常勤の授業、5回目。そろそろ受講者名簿が確定するはず。土曜日は、天気がよければ、JRさわやかウォーキングに行ってきます。「亀山の広大な茶畑を歩く」という企画。ただし、茶畑に行きたいのではありません(笑)。JR関西線・井田川駅から、能褒野(のぼの)神社、中の山パイロット(茶畑)、亀山公園、旧亀山城多門櫓を経て、ゴールは、関西線・亀山駅というコース。能褒野神社に行きたいのです。夏前から自分で、能褒野神社に行こうと調べていたのですが、猛暑で断念。この企画を知って、ぜひともと考えたのです。能褒野は、日本武尊終焉の地とされています。

2024年10月20日 (日)

20241020JRさわやかウォーキング「2つの可動橋と旧みなとまち巡り」へ(一回完結)

Img_5892c_20241020142101  昼くらいまではよく晴れました。朝は、17.1℃と涼しいくらいでしたが、気温は24.0℃まで上がりました。今日は、予定通り、JRさわやかウォーキング「2つの可動橋と旧みなとまち巡り」へ行って来ました。鉄道会社のウォーキング/ハイキングイベントに参加するのは、5月11日のJRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」以来(その後、勝手にハイキングなどには3回ほど行っていますが)。

Img_5888c_20241020142101 Img_6234c_20241020142201  JR桑名駅を8時14分に出る関西線亀山行き普通に乗車。JR四日市駅には、8時31分に到着。¥250。今日は、四日市駅がスタート&ゴール。参加者はさほど多くはありません。ここから、思案橋、稲葉翁記念公園、プロムナード、臨港橋、末広橋梁と歩く、5.1㎞のコース。タイトルにある2つの可動橋というのが、臨港橋と末広橋梁。

241020jrwalkingyokkaichi  こちらが今日歩いてきたルートマップ。実は、同じコースや、同じあたりはもう何度も訪ねていて、立ち寄り先さえ聞けば、地図なしで歩けます。初めに書きましたように、このところ、鉄道会社のウォーキングハイキングイベントに来ていませんでしたし、このあたりは気に入ったところなので、参加したという次第。臨港橋と末広橋梁が動くところも改めて見てみたいというのもありました。

Img_5926c_20241020142101 Img_5938c_20241020143501  思案橋。四日市市浜町と蔵町の間にあります。国道164号を挟んで両側の歩道に復元された橋が設置されています。古くは勧進橋とも呼ばれ、幅14間(約25.5m)の水路を跨ぐ水門でもあり、水路は新丁不動寺前に至っていました。天正10年6月、徳川家康は本能寺の変を避け泉州堺より浜松に向かう途上、ここより海路を進むか、陸路を進むかを思案したとされます。結局、当地の廻船問屋の協力を得て、海路を採り、常滑に渡ったといいます。この伝承があるため、思案橋と呼ばれることとなりました。この「神君伊賀越え」のルートについては、よく知られているように、諸説があります。伊勢湾を越えた海路についても、伊勢国長太(なご、現・三重県鈴鹿市)で乗船し、伊勢湾を横断して三河国大浜(現・愛知県碧南市)にたどり着いたという説もあります。私としては、郷土である三河国大浜についたという説に気持ちが傾きます。現在は、川は流れていませんが、昭和62(1987)年に橋を模したモニュメントが復元設置されています。

Img_6035c_20241020142101  Img_6043c_20241020142101 国道23号線を越え、四日市旧港に向かいます。ここには、四日市旧港を開いた稲葉三右衛門を記念した稲葉翁記念公園があります。左の写真は、「稲葉三右衛門君彰功碑」。明治30(1897)年に立てられています。そのすぐ南東には、波止改築紀念碑があります。これは、防波堤改築を記念して明治27(1894)年に作られた碑です。

Img_5983c_20241020142101 Img_6025c_20241020142101  旧港の東側にあるのが、潮吹防波堤。稲葉三右衛門が築いた旧港が暴風雨によって大破したため、改修工事を行い、明治26(1893)年に築かれました。この時の工事を担当したのが服部長七で、長七は人造石とよばれるものを発明して、防波堤に利用しています。現在も残る大小2列の防波堤は、潮吹防波堤と呼ばれ、波の力を弱めるため大堤に複数の穴が開いているのが特徴の堤で、一説には、政府のお雇外国人であったオランダ人ヨハネス・デレーケ設計案ではないかともされますが、真偽は不明。これらはいずれも国の重要文化財に指定されています。公園内には、この潮吹防波堤の、動く模型があります。ちなみに、服部長七は、私の郷土出身です。

Img_6039c_20241020142101Img_6017c_20241020142101  オマケ。波止改築紀念碑の先の突堤の基礎に、旧桑名城の石垣が使われています。基礎に使われていますから、見たことはありません。もう1つオマケ。今日は、旧港スタンプラリーも行われていました。思案橋と、ここ稲葉翁記念公園、臨港橋の3箇所でスタンプをもらいます。

Img_6054c_20241020142101 Img_6058c_20241020142101  稲葉翁記念公園の先にプロムナード。高潮護岸の防壁前面平場を利用した、遊歩道。旧港から千歳橋までつづいています。平成3(1991)年に整備されました。旧港を眺めながら散策することができ、ベンチもありますので、なかなかよいところ。

Img_6071c_20241020142201 Img_6094c_20241020142101  臨港橋。末広町と千歳町の間にある千歳運河に架けられた可動橋(跳ね上げ橋)です。船舶が通るときは遮断機で車の通行を止め、中央部の橋桁を約70度押し上げて開きます。初代は昭和7(1932)年に竣工しました。現在の橋は平成3(1991)年11月に完成した3代目。橋は、東側を起点にして跳ね上がります。

Img_6103c_20241020142101  今日は、3回開閉がありました。1回目の9時25分に間に合うよう、ここまでちょっと急いで歩いてきました。午前中は、ほぼ逆光になる位置からしか見えません。こちらに開くシーンの動画がアップロードしてあります。

Img_6118c_20241020142101 Img_6122c_20241020142101  臨港橋のすぐ北にあるのが、末広橋梁。千歳運河にかかる現役唯一の跳開式可動鉄道橋梁です。昭和6(1931)年に竣工しました。全長58メートルのうち中央部16メートルの橋桁が、80度ほど跳ね上がります。平成10(1998)年に国の重要文化財に指定されました。こちらに末広橋梁が降りてくるシーンの動画をアップロードしました(9時35分頃)。さらに、ここには、末広橋梁を貨車が通過するシーンの動画をアップロードしました(10時頃)。橋梁上で貨車が、一時停止したのですが、そこであいにく、カメラはバッテリー切れとなり、完全に通過するまでは撮れていません。このあと、貨車が戻ってきて、10時20分頃に末広橋梁が上がることになっていましたので、待っていたのですが、車両の不具合で、中止となってしまいました。残念。

Img_6157c_20241020142201 Img_6167c_20241020142201  末広橋梁、もう少し近付いて撮ってきた写真。左の写真で、向かって左側がJR四日市駅の方向です。通過する列車は、三岐鉄道三岐線東藤原からJR関西本線富田、四日市を経由して、四日市港の太平洋セメントへセメントや土砂を運ぶ貨物列車です。

Img_6181c Img_6206c_20241020142201  これで立ち寄り先はコンプリート。末広橋梁からゴールのJR四日市駅までは、1.5㎞弱。途中、再び国道23号線を越えます。住友電装があるところですが(左の写真)、ここはクルマではよく通るところ。まさか、徒歩でここを渡るとは思ってもみませんでした。右は、JR四日市駅にて、通称RedbearというJR貨物の機関車。正しくは、JR貨物DF200形ディーゼル機関車といい、電気式ディーゼル機関車です。つまり、ディーゼルエンジンで発電を行い、発生した電力によってモーターを回しているのです。

Img_6231c_20241020142201 Img_6222c_20241020142201  ゴールには、10時40分頃に到着。ゴール受付でポイントをいただき、さらに今日実施されていた「四日市港まちあるきイベント 秋の旧港スタンプラリー」もコンプリートしましたので、記念品の缶バッチをゲット。JR四日市駅を10時56分に出る関西線名古屋行き快速に乗車。桑名駅には11時8分着。¥250。今日の交通費は、往復で¥500で済みました(微笑)。

Screenshot_20241020112600c Screenshot_20241020112608c  今日歩いた距離と歩数。左のスクリーンショットは、「からだメイト」によるもの。歩いた距離は9.0㎞、歩数は12,229歩。右は、Google Fitのもの。歩数は11,785歩と、からだメイトと500歩弱しか違いませんが、歩いた距離は7.32㎞と、1.7㎞ほど違います。今日のコースはマップ上5.1㎞で、桑名駅往復は2.5㎞くらいですから、Google Fitの方が歩行距離は近いようです。

2024年10月19日 (土)

九華公園にゴイサギが戻ってきました

Dsc09938c  曇りときどき雨の予報で、昼前後に雨が降りました。寒冷前線が通過するということで、明日の朝は、気温が下がりそうです。そういえば、雨が降るまでは、少し蒸し暑い感じでしたが、雨が上がってから、それはなくなりました。コロナワクチンの副反応は、接種部位の痛みがあるくらいでしたから、今朝は7時から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と7.5㎞。今日もまた、九華公園の中を歩き回ってきました。

Dsc09117c_20241019150001 Dsc09189c_20241019150001  拙宅マンションの小公園でハクセキレイ。ここにはときどき小型の野鳥がやって来ます。マンションの玄関先の木々にはメジロたちがやってきていました。

Dsc09262c_20241019150001 Dsc09291c_20241019150001  九華公園までは、ほとんど野鳥は見ませんでした。九華公園について、鎮国守国神社の社務所裏にゴイサギがいるのを見つけました。夏以降、初めてです。良く見たら、奥にも1羽いて、合計2羽。このとき、カワセミもいたのですが、逃げられてしまいました。

Dsc09477c_20241019145901 Dsc09474c_20241019145901  本丸跡から朝日丸跡などをまわってきて、もう一度、鎮国守国神社の社務所裏に来たら、再びカワセミ。今度は、かなり接近できました。左の写真はトリミングをしていますが、右はノートリミング。600mmズームでこれくらいの大きさに写るほどに近づけたのです。

Dsc09538c_20241019145901 Dsc09569c_20241019145901  本丸跡では、エゾビタキ。こちらも相変わらず愛想がよく、たびたび姿を見せてくれますので、ついつい何度もシャッターを押してしまいます。同じ頃、散歩&鳥見友だちのYさんが、朝日丸跡などでもエゾビタキを見ていますので、やはり少なくとも2羽のエゾビタキが、九華公園には滞在していると思われます。

Dsc09814c  今日は、久しぶりにキンクロハジロのオス1羽がいました。Yさんによれば、昨日は、オス2羽がいたそうです。年によっては、今頃、すでにハシビロガモや、ヒドリガモが来ていることもありますが、今年はまだ。

Dsc09863c_20241019145901  奥平屋敷跡では、モズのオス。今シーズン、九華公園で見るモズは、オス。このモズが、縄張りを確保したのではないかと思います。貝塚公園で見るモズもオスですが、同じ個体かどうかは不明。

Dsc09910c_20241019145901  あまり遠くまで香りがしていませんでしたので、気づくのが遅れましたが、九華公園の奥平屋敷跡で、キンモクセイが咲いていました。

Dsc09236c_20241019150001  ところで、この週末、柿安コミュニティパーク、蟠龍櫓のところでは、イベントが開催されています。柿安コミュニティパークでは、「くわな商工まつり・桑名時代まつり2024」が今日、明日と開かれます。明日の時代まつり出陣式には、大河ドラマ「徳川家康」で本多忠勝を演じた藤岡弘.さんなども参加されるそうです。

Dsc09227c_20241019150001  蟠龍櫓のあたりでは、今日、このあと16時から「桑名宿 夜祭」が21時まであるそうです。写真に写っている燈籠は、以前、「灯街道 桑名宿」のイベントで使われたものです(2018年4月7日:風雨をついて、灯街道・桑名宿イベントへ……「青雲 樽酒」をゲット(笑))。夜は、これに明かりが入ります。最近は、こういうイベントにはご無沙汰です。

2024年10月18日 (金)

「激しい運動は避けるように」……ワクチン2種類を同時接種

241018101215743c  雨時々曇りという予報ですが、午前中は曇り。10時41分に26.7℃を記録していますが、ちょっと蒸し蒸しする感じです。定例の内科受診&特定健診の受診&インフル・コロナ予防接種で、朝一番に内科へ。インフルの予防接種は予約不要というのは、分かっていたのですが、コロナのワクチン接種がどうか分かりませんでした。受付で確認したら、予約不要でインフルと同時接種できるということで、今日は、一石二鳥どころか、一石四鳥でした。診察開始15分前の8時15分に到着し、すべて終わったのが9時40分でした。コロナワクチン接種では、以前と同様、終了後、待合室で15分待機。採血もしてもらいましたので、両腕に合わせて3箇所も絆創膏が貼られています。「風呂は入っても良いが、アルコールと激しい運動は避けるように」ということで、散歩はサボって、大人しくしています。ちなみに、コロナのワクチンは、ファイザー製のものでした。

 思い出しましたので、追記します。今月から、「後発医薬品(ジェネリック医薬品)がある薬で、先発医薬品の処方を希望すると、特別の料金が課される」制度がスタートしました。私が処方してもらっている高血圧の薬も、これに該当しますので、ジェネリック医薬品を処方してもらいました。先発医薬品を希望すると、それと後発医薬品の薬価の差額の4分の1相当が、特別の料金として加算されるというのです。

241017185729674c  それ故、話題がありませんので、昨日のお話。昨日の満月は、スーパームーンということで、夕方から何度か空を見上げたのですが、薄い雲がかかっていて、よく見えず。撮影もできませんでした。左の写真は、19時前の東の空。スマホ写真です。スーパームーンは、地球からもっとも近いところで見える満月ということで、もっとも遠い場合に比べ、14%ほど大きく見えるのだそうです。ちなみに、去年は8月31日にスーパームーンが見られ、このときは写真も撮っています(2023年9月1日:20230831スーパームーン&ブルームーン)。

Dsc08959c Dsc08238c_20241018114601  散歩とバードウォッチングに行けないと、ウロウロしてしまいそうですが、今日のところは大人しく過ごすことにします。今月の市民大学郷土史学科のまとめがほぼ終盤にさしかかっていますので、まずはこれを一通り仕上げることにします。明日は、午前中は雨は大丈夫そうですから、コロナワクチンの副反応が出なければ、散歩に行こうと思っています。副反応はこれまでは出たことがありません。日曜は、天気が回復するそうです。JRさわやかウォーキングに行きたいと思っています(2024年10月20日:2つの可動橋と旧みなとまち巡り)。このコースはすでに何度か歩いたところなのですが、新しい発見もあるかも知れませんし、スタンプラリーとマルシェがあります。カワセミとエゾビタキは、昨日の写真です。

241012182656235c  余談。先週の土曜日、近鉄ハイキング「鈴鹿の銘酒や絶景に会える!! 距離が選べるコース!長太の大楠と鈴鹿の海」に行きたかったのですが、義母の三回忌で家内の実家に行くため、諦めました。鈴鹿の銘酒「作(ざく)」を扱う酒屋さんに行けるというので、行ってみたかったのです。ちなみに、ここ太田屋さんでは、「作」を自販機でも売っているのです。ところが、ご褒美に(笑)「作」を買ってもらえ、晩酌にいただきました。

【追記(10/18夕方)】 コロナワクチンを接種してきましたが、17時現在、接種部位の痛みがあるくらいで、副反応は出ておりません。これまでも、とくに副反応が出たことはありませんので、大丈夫だろうと思っています。

2024年10月17日 (木)

真夏日寸前の暑さに参る……モズ、エゾビタキ、ムシクイにカワセミ

Dsc09103c_20241017155701  真夏日寸前の暑さになりました。13時過ぎに29.9℃を記録しています。予報では、29℃ということで覚悟してはいましたが、本当に暑かったです。朝は家事を済ませ、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀、京町、寺町と7.2㎞。

Dsc08023c_20241017155701 Dsc08129c_20241017160101  諸戸氏庭園から住吉ポンプ場のところでモズのオス。盛んに高鳴きをしている最中です。気合いが入っている感じ。右は、三之丸公園の電柱にいたモズのメス。いつもいるモズと思います。こちらは、ときどき高鳴きをしており、テリトリーをほぼ確保したのではないかという気がします。

Dsc08149c  柿安コミュニティパークでは、いつもの電柱でカワウさんが羽繕い中。

Dsc08293c_20241017155701  九華公園では、鎮国守国神社でカワセミを見たものの、逃げられました。カワセミ・センサーの働きが鈍っていました(苦笑)。今日は、本丸跡へ直行。エゾビタキがずっといました。英語ではflycatcherといいます。飛び立っては虫を捕まえ、また止まることをくり返します。

Dsc08437c_20241017155701  エゾビタキがいた近くにムシクイも登場。ただし、ほんのチラッとだけ。なかなか上手く撮れません。何とか見られる写真は、これくらい。

Dsc08543c_20241017155701 Dsc08777c_20241017155701  本丸跡では、ほかにメジロ、コゲラ、シジュウカラ。シジュウカラは上手く撮れませんでした。奥平屋敷跡、二の丸跡、朝日丸跡では、ドバト、ヒヨドリ、ハシボソガラスなどしかいませんでした。

Dsc09023x  野球場の南の堀端で、再度、カワセミ。今度は、上手く接近し、10m以内からパチリ。いやぁ、よかった。今日は、アオサギはいませんでしたし、キンクロハジロも見つかりませんでした。どこかに行ったのかも知れません。

Dsc08108c_20241017161201  昨日の授業のQ&Aは、午前中、散歩から帰ってからの作業で完成。午後からチェックし、加筆修正でできあがりました。すでに助手の先生にお送りしました。11月の初めに依頼された研修会の資料も、午後から完成。これも担当の先生にメールでお送りしました。ということで、今日は2つの仕事をコンプリート(微笑)。

2024年10月16日 (水)

志登茂川に道草……カモが少しいました

241016093221672c  江戸橋での非常勤の授業も、後期4回目となりました。早いものです。生活リズムは、整ってきました。桑名ではほぼ曇りでしたが、出勤途中、鈴鹿あたりから小雨模様。しかし、江戸橋駅を降りたときには、ほぼ傘はいらない状態でした。気温は最低が19.9℃、最高が27.4℃(いずれも桑名のデータ)とやや高め。

241016102439987c  まだ確定した受講者名簿は届きません。今日までが確認期間のはずですから、来週になるでしょう。出席率は、80%台前半。学生たちはマジメで熱心に聞いているのですが、授業中は、あまり反応はありません(表情が変わったり、うなずいたりすることは控えている/抑えているように見えます)。出席票にはいろいろと書いてくれますので、「あぁ、いいたいことはかなり届いているんだな」と思えます。

Dscn6269c Dscn6265c  今日は、出かける前から、雨が降っていなければ、志登茂川に立ち寄って、野鳥を見てこようと思っていました。四日市港潮汐表では、10時56分が干潮となっていました。いつものように、おぼろタオルの工場脇の瀬古道から志登茂川右岸の堤防へ。左の写真が上流方向、右が下流方向。野鳥の姿は、あまり見えませんでした。

Dscn6267c  あちこちにかたまっていたのは、カルガモ。カルガモがもっともたくさんいました。

Dscn6271c Dscn6274c  上流方向には、カルガモではないカモの姿。しかし、今日は単眼鏡は持っておらず、コンデジのみ。よく見えません。これらは、ヒドリガモのように思うのですが、確実ではありません。右の写真は下流方向。アオサギと、セグロカモメらしき姿が見えます。今日の野鳥はこれくらいで、堤防に近いところにはイソシギがいたのですが、覗き込んだ途端に逃げていきました。

Dscn6285c  志登茂川に寄ってきましたので、これまでより1本遅い、12時42分発の急行で帰宅。先週までは、帰ってくるとドッと疲れが出たのですが、今日はさほどでもありませんでした。生活リズムができてきたのと、ずいぶん過ごしやすくなったことが影響している気がします。一時は、年を取って体力が落ちたかと思ったのですが、そうでもなさそうです。

Dscn6281c  こちらは、江戸橋駅前の様子。正面にはローソンがあります。これは江戸橋に通い始めてから替わっていません。向かって左(東側)には、飲食店その他がテナントとして入っています。いくつか、店は替わっています。以前は、帰りには江戸橋駅あたりで昼ご飯を食べてこようと思ったこともありますが、未だに実現していません。津駅にある別所書店に行ったときも、同様。一人で食べるのがイヤなわけではありません。ついつい外食は、もったいないかと思ってしまいます(苦笑)。定年退職するまでに一度くらいは、どこかでと思っていますが、どうなりますか。帰宅して、昼ご飯を済ませ、出欠のチェックと、今日実施した質問紙の結果をまとめたところまで。Q&Aには、これから着手します。

2024年10月15日 (火)

爆睡(?)のアオサギ……エゾビタキ、コサメビタキは九華公園にまだまだ滞在中

Dsc07984c_20241015150601  朝から曇り。雨は降らないという予報です。朝は18.8℃、昼は22.8℃となっています。最高気温は、5℃近く低くなりました。6時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と7.8㎞。

Dsc06596c_20241015150601  拙宅をでてすぐ、住吉入江のところにハクセキレイがいた以外は、住吉神社から七里の渡し跡あたりまでこれといって野鳥はいません。柿安コミュニティパークの電柱にカワウ。三之丸公園からモズの鳴き声が聞こえましたが、姿は見えず。

Dsc06622c_20241015150601  九華公園で、九華橋近くの樹上にアオサギ。いつもの体勢ですが、目を閉じているようで、寝ているのではないのでしょうか。

Dsc06678c_20241015150601 Dsc06757c  管理事務所のところにメジロの小群がやってきました。近くの樹上には、カワラヒワが数羽。曇っていて、色が出ません(苦笑)。

Dsc06714c_20241015150601  カモは、今日もまだキンクロハジロのオスが1羽のみ。二の丸堀の九華橋近くにいましたが、その後、堀を泳いでいました。

Dsc06927c_20241015150701  今日も本丸跡で、鳥の出待ち。最近は、ここでよく見られるのです。こちらは、胸に斑紋が見えませんし、キビタキのメスと思われます。

Dsc07330c_20241015150801 Dsc07649c_20241015150701  さらに、エゾビタキが2羽。左右の写真は、別々のエゾビタキと思います(胸の斑紋が異なるように見えます)。

Dsc07467c_20241015150701  こちらはヒヨドリ。九華公園内のあちこちにいますし、ほかの公園その他でも見ます。

Dsc07725c_20241015150601 Dsc07761c_20241015150601  本丸跡には、メジロの大群も現れました。木の高いところを、実によく動きます。ペケ写真を量産しました(笑)。

 Dsc07040c_20241015150701 公園内を半周してから、もう一度、アオサギを見に行ってきました。今度は、爆睡しているように見えます。

Dsc07818c_20241015150601 Dsc07825c_20241015150601  九華公園の外周遊歩道の南でソメイヨシノの花が少しだけ咲いていました。毎年、10月には、この外周遊歩道のどこかでソメイヨシノの花が咲いています。「返り咲き」という現象のようです。こちらに東京新聞の記事があります。

Dsc07892c  貝塚公園でモズ。オスのモズです。ちょっと遠くて、高いところ。まだまだ木のてっぺんなどで高鳴きをして、縄張り宣言をしていますので、今の時期は撮影には苦労します。

Dsc07935c  寺町商店街で、こちらのチラシを見つけました。10月26日(土)・27日(日)に「桑名まつり博」が開かれます。石取体験、ビンゴ大会、パフォーマンスなどなど、例年の内容が計画されています。

Dsc07925c_20241015150601  明日は、水曜で、江戸橋での非常勤の授業。曇りあるいは曇り一時雨といった予報です。帰りに雨が降っていなければ、一度、志登茂川を覗いてこようかと思っています。九華公園にもカモが来ましたので、ひょっとしたら水鳥が渡ってきているかも知れません。

【付記(10/17)】 pnさんのご教示で鳥名ほかを訂正しました。

2024年10月14日 (月)

3箇所の公園でエゾビタキ、九華公園ではヤマガラ

Dsc06534c_20241014150701  今日までは好天だそうです。朝は17.8℃でしたが、最高気温は27.3℃まで上がっています。6時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と9㎞を歩いたことになっています(スマホアプリの「からだメイト」を使っていますが、過大評価でしょう。ただし、九華公園は2周してきました)。野鳥がたくさんいたのと、途中で知人に出会って、30分近くしゃべっていたため、帰宅が10時を過ぎました(苦笑)。

Dsc05262c_20241014150501 Dsc05302c  柿安コミュニティパークでエゾビタキ。先週後半くらいからここでも見るようになりました。堀には、イソシギ。近づこうとしたら、逃げられました。よくあるパターンです。

Dsc05291c_20241014150501  同じく、柿安コミュニティパークの電柱にカワウ。ここには、カワウがよくいます。

Dsc05623c_20241014150501 Dsc05757c_20241014150601  九華公園では、当初、これという野鳥は何もいませんでした。奥平屋敷跡でエゾビタキ、また、朝日丸跡でもエゾビタキを見たのですが、写真は撮れず。本丸跡に行ってようやく捉えられました。エゾビタキは、2羽同時に出て来た瞬間もありました。エゾビタキを撮っていたら、ヤマガラの鳴き声が。2~3箇所から聞こえていました。近くで見て、写真を撮れたのは、今シーズン初。

Dsc05821c_20241014150601  Dsc06026c_20241014150601 本丸跡には、ほかにカワラヒワも来ていました。九華橋近くの二の丸堀に、キンクロハジロのオス。気温が上がってきたためか、日陰にいました。まだ、このキンクロさん1羽のみです。

Dsc05952c_20241014150601  奥平屋敷跡近くで、シジュウカラ。

Dsc06171c_20241014150701 Dsc06284c_20241014150601  朝日丸跡から本丸跡にかかる橋を渡っていたら、堀の上の電線にカワセミが1羽。水面からはかなり高くなっていますが、3回くらいダイビング。しかし、さすがに獲物はゲットできず。

Dsc06373c_20241014150701  本丸跡では、コゲラ。メジロや、シジュウカラと一緒にいました。

Dsc06484c Dsc06498c  貝塚公園でも、エゾビタキ。今日は、3箇所でエゾビタキを見られました。ほかには、メジロも。という次第で、なかなかの鳥果でした。

2024年10月13日 (日)

三重県総合博物館で「刀剣 三重の刀とその刀工」を見てくる……法事は無事に終えられました

Img_5572c_20241013181101  今日は、義母の三回忌法要を勤めました。コロナ禍が収まらない、丸2年前に亡くなっています。菩提寺のご住職に実家に来ていただいて、家族だけで法要を勤め、無事に終えられました。朝は、6時50分から町内一周の散歩へ。5㎞ほど。

Img_5578c_20241013181101  ご近所のお宅で、アケビが色づいてきていました。私の実家にもオヤジが山で採ってきて植えたものがあり、懐かしい感じです。

Img_5627c_20241013181101  榊原川の掛子橋のところで、「ジャッジャッ」と鳴く声ガ聞こえてきました。目をこらしてみたら、これはたぶんウグイス。ムシクイの仲間は、こういう川沿いの藪には出てこないでしょうし、鳴き声もウグイスの地鳴きと思います。

Img_5664c_20241013181101 Img_5673c_20241013181101  氏神様の射山神社にお参り。今日は、秋祭りのようで氏子の皆さんが準備中。右の写真の幟旗を見ますと、故里の祭を思い出します。

Img_5679c_20241013181101  野鳥はそれなりに見たのですが、超望遠コンデジでは思うように撮れません(苦笑)。神社の近くでホオジロ。このほか、あちこちでモズを見たのですが、カメラを向けると逃げられることを繰り返し、結局、モズの写真は撮れずじまい。

Img_5801c_20241013181101  菩提寺にお参りして、近くの田圃でセグロセキレイ。実家の裏庭には、エゾビタキが何度も来たのですが、カメラを持っていなかったり、カメラを用意していると来なかったりで、結局、写真は撮れず。

241013140429786c  241013150533952c 午前中に法要を終え、自宅に帰る途中、三重県総合博物館に立ち寄ってきました。現在開催中の「開館10周年記念・第38回企画展 刀剣 三重の刀とその刀工」を見てきたのです。三重には、桑名の村正を筆頭に南北朝時代の終わりから室町時代にかけ、各地で刀工が活躍し、多くの作品を世に送り出してきました。そこで、この企画展では、三重県ゆかりの刀剣に焦点をあて、その作品や刀工の存在が紹介されているのです。私は、村正その他はもちろん、日本三大仇討ちとして有名な江戸時代の鍵屋の辻の決闘荒木又右衛門が使用した刀を見てみたかったのです。地元の桑名宗社や多度大社が所蔵する刀剣もたくさんでていました。しかし、やはり、地元の村正は素晴らしいということを再確認にしてきました。また、あまり知られていないのですが、桑名では江戸時代、刀の鍔もつくられており、これも有名です(桑名鍔)。「刀剣女子」という言葉ができて久しいのですが、女性のお客さんが圧倒的多数でした。刀剣乱舞とのコラボです。

241013144901002c  三重県総合博物館に行ったときのお約束。その1は、ミエゾウの骨格模型。何度見ても、写真を撮りたくなるのです。

241013144934960c 241013145134377c  もう1つのお約束は、さんちゃん。サンショウウオで、三重県総合博物館唯一の生きた標本。月に1回、「さんちゃんのお食事会」がありますが、餌を食べるのは、このときだけだそうです。余談ですが、少し考えて、結局、今日、三重県総合博物館の年パスを買いました。¥1,670。先月は「標本展」を見ましたが(2024年9月13日:「標本」展@三重県総合博物館へ)、このときの料金は¥800。今日の「刀剣展」は¥1,000。これから考えると、展覧会を2回見れば、元が取れる計算なのです。ほかにも基本展示もこの年パスで見られます。

Img_5716c_20241013181101  今週は、水曜日に非常勤の授業。内科の定例検診に行って、特定健診も受けてきます。コロナワクチンの接種もした方がよいだろうなと思っているところ。来週日曜は、四日市でJRさわやかウォーキングがあります( 2024年10月20日:2つの可動橋と旧みなとまち巡り)。すでにほとんど歩いたコースですが、行ってこようかと思っています。

2024年10月12日 (土)

九華公園にキンクロハジロが渡ってきました

Dsc05161c_20241012162001  いよいよ「待ち人来たる」です。九華公園に今シーズン初めて、カモが渡ってきました。今朝、散歩に行ったら、二の丸堀にキンクロハジロのオスが1羽、やって来ていました。この夏は、猛暑の連続でしたので、カモがやってくるのも遅くなるかと思っていましたが、さほどでもありませんでした。これから次第に数も増えていくでしょうし、ハシビロガモ、ホシハジロ、ヒドリガモなども来てくれると期待しています。

Dsc05196c_20241012162001  さて、今朝は6時40分から散歩へ。住吉神社、九華公園、中橋、田町、八間通、堤原、参宮町と7㎞ほど。朝は、15.6℃と冷えましたが、日中は27.7℃と暑いくらいになっています。

Dsc04189c_20241012162001  三の丸公園でモズのメス。モズたちは山から里に下りてきて間がありませんので、まだ高い木の上などで高鳴きをして、縄張り確保に懸命になっています。ようやく割と近くで写真を撮ることができました。

Dsc04263c  九華公園では、まずはカワラヒワ。夏場はほとんど見ませんでしたが、涼しくなってから一気に増えてきました。

Dsc04279c_20241012162001  二の丸跡を歩いていたら、本丸跡の辰巳櫓跡と神戸櫓跡の間にモズ。これはオス。

Dsc04326c_20241012162001 Dsc04427c_20241012162001  最近、本丸跡で小型野鳥をよく見ますので、今日は、本丸跡で粘りました。まずは、メジロ。20羽くらいの群れになっています。さらにカワラヒワも。

Dsc04558c_20241012162001  鎮国守国神社にお参りしてから、社務所裏の堀へ。実は、九華公園についたとき、不用意に堀に近づいたら、カワセミが目の前から飛んで逃げたのです。失敗はあまり書きませんが、たまにこういう失敗をやらかします(苦笑)。今日は、ラッキーなことに、時間が経って、それが戻ってきていたという次第。

Dsc04608c_20241012162001  Dsc04808c_20241012162001 その後再び、本丸跡へ。エゾビタキとムシクイを見たかったのです。20分あまり待ったところで、エゾビタキ1羽が登場。ムシクイは一瞬見たものの、見失ってしまいました。さらに、コゲラもやってきました。あまり良い写真は撮れませんでしたが、まあまあで良し。

241012121750761c  ところで、昼は、珍しく外食。奈良天理ラーメン天風鈴鹿店へ。鈴鹿市南玉垣町の国道23号線下り車線に面しています。ここは、家内の実家の行き帰りに前を通ることがあり、一度、食べてみたいと思っていたのです。ちなみに、桑名市長島町又木にも長島店があります。

241012115259819c 241012115308976c  私は、チャーシューメン(¥880)をチョイス。麵が見えないくらいのチャーシューが乗っています。チャーハン(¥450)と唐揚げ(¥430)は、家族でシェア。ラーメンは、白菜、豚肉をスープで煮込んだ具材の旨味が凝縮されています。麺は細麺で、これもおいしくいただきました。チャーハン、唐揚げは、まあフツーという感じ。

Milkpalet  さらにその後、こちらもずっと以前から、一度食べてみたいと思っていたミルクパレットへ。津市一色町にある、牧場の手づくりアイスクリームが有名なお店。何度も近くを通ったのですが、これまでは営業時間外であったり、駐車場が満車であったりして、今日が初めて。ソフトクリーム(¥411)、真珠塩のジェラート(¥411)、もう1つはイチゴミルクほかのミックスジェラート(¥540)(価格はいずれもテイクアウトの場合)。私が与えられたのは、真珠塩のジェラート。これ、気に入りました(微笑)。ということで、家内の実家に来ております。明日は、義母の三回忌法要。

2024年10月11日 (金)

今日もエゾビタキやムシクイ

Dsc03992c_20241011141101  今日も夏日になっています。桑名では、11時31分に26.1℃を記録。朝は、15.9℃ですから10℃も寒暖差があります。気をつけないといけません。今朝も6時50分から散歩へ。猛暑の夏以来、早く散歩に出るという生活リズムになったのと、早い時間帯の方が鳥が多いのではないかという考えが抜けないからです(微笑)。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と7.0㎞。冒頭の写真は、玉重橋から見た、諸戸氏庭園。

Dsc03310c  住吉神社の前から揖斐川を覗いたら、川口水門のすぐ上流のところにダイサギが降りてきました。ちょっと距離があります。この位置ですと、川口水門のところへ行っても、ダイサギは見えません。

Dsc03426c_20241011141201 Dsc03391c_20241011141201  三之丸公園の電柱に、今日はイソヒヨドリのメス。三之丸公園は、蟠龍櫓のすぐ南にあります。このイソヒヨドリのメスは、このあたりが好みなのでしょう。柿安コミュニティパークでは、エゾビタキ。ここは九華公園から道を1本はさんだところですから、出張してきたと思われます。

Dsc03348c_20241011141201 Dsc03373c_20241011141201  同じく、柿安コミュニティパークでハクセキレイが2羽。

Dsc03450c_20241011141201  九華公園では、いつもの場所にアオサギさん。今日は、正面顔。20分位してもう一度見に行ったら、すでにいませんでした。

Dsc03495c  神戸櫓跡の松の木には、涼しくなって以来、カワウがたくさん来るようになりました。多いときには、10羽以上来ています。野球場の照明灯の上にもカワウが来て、休んでいます。

Dsc03615c_20241011141101 Dsc03693c  鎮国守国神社にお参りして、相撲場から管理事務所の近くまで来たら、シジュウカラ、メジロの混群。よく動き回って、目移りがしたこともあって、証拠写真ばかりで苦笑。

Dsc03722c  この混群には、カワラヒワも混じっていたのですが、こちらもあまりよい写真は撮れませんでした。

Dsc03757c_20241011141101 Dsc03882c  本丸跡でも、エゾビタキ。柿安コミュニティパークで見たエゾビタキとは、胸の斑紋の模様が違うように思えます。さらに、こちらはピントが合っていない、不出来な写真ですが、すぐ近くの木の中にいました。コサメビタキではないかと思われます。

Dsc03884c_20241011141101  さらに同じあたりにムシクイが降りてきました。このあと、ガのようなものをくわえていきました。ムシクイももう1羽、いたと思います。という次第で、昨日ほどではありませんが、今日もそれなりに野鳥が見られ、満足して散歩から帰ってきました(微笑)。

Dsc03942c_20241011141101 Dsc03965c_20241011142801  九華公園の外周遊歩道の東で、シロバナヒガンバナ。去年まで、ここで咲いていた記憶はありません。

Dsc03986c_20241011142801  オマケ。内堀南公園のところに早くも、衆議院選挙のポスター掲示板が設置されていました。報道では、投票所の入場券が公示日に間に合わないとか、選挙の準備が大変だといっています。何ごともあまりドタバタでやるのはよくない気がします。

2024年10月10日 (木)

カワセミ、エゾビタキ、ムシクイ、メジロ、シジュウカラ、コゲラなど賑やかでした

Dsc03273c_20241010154701  今朝の最低気温は17.2℃。今シーズン、もっとも低かったのではないかと思います。日中は、27.1℃まで上がり、夏日。少し暑いくらいに感じます。今朝は、6時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園をほぼ2周、歴史を語る公園から京町、寺町と歩いて、何と8.1㎞(スマホの「からだメイト」の過大評価かも知れません)。いろいろな鳥に出会い、写真を1,700枚以上撮って来てしまい、さらに、昨日の授業のQ&Aでちょっと苦労しましたので、10月10日夕方の時点では、写真をすべてはチェックできていませんでした。取り敢えずでこの日の記事を書きました。10月11日になって、ムシクイの写真を2枚追加しています。

Dsc01810c_20241010154701 Dsc01929c_20241010155501  朝早く、ベランダの南からヤマガラの声がよく聞こえてきました。今日、どこかで出会えるかと思ったのですが、それはありませんでした。諸戸氏庭園の高木には、エゾビタキか、コサメビタキらしい鳥が2羽。庭園前のソメイヨシノの並木には、シジュウカラが数羽と、スタートからかなりいい感じでした。蟠龍櫓には、今日もイソヒヨドリのメスがいます。三之丸公園の電柱には、これまた今日も、モズのメス。

Dsc02031c_20241010154701  Dsc02079c_20241011143601 九華公園では、奥平屋敷跡など、堀の中の島ではとくに何もいなかったのですが、本丸跡でムシクイの仲間。これまでの経験では、センダイムシクイではないかと思いますが、確かめられませんでした。2羽が同じ大木の中をあちこち移動していました。

Dsc02257c_20241010154701  鎮国守国神社にお参りしてから、社務所の裏の堀に行ったら、カワセミが登場。例によって、忍法カワセミ接近術によって、カワセミから数メートルのところまで行って撮ったのがこちら。少しだけトリミングしています。カワセミを見つけたら、姿勢を低くし、木の陰を伝って、そーっとゆっくり移動するのが、この忍法のコツ(笑)。

Dsc02804c_20241010154701 Dsc03049c_20241010154701  さらに、管理事務所近くに行ったところ、メジロ20羽以上、シジュウカラ、コゲラ2羽の混群に遭遇。しばらく同じあたりにいましたので、何とか一通り撮影できました。左の写真はメジロ、右はシジュウカラ。

Dsc02772c_20241010154701 Dsc02503c_20241010154701  こちらは、コゲラ。その後同じあたりにカワラヒワもやって来ました。カワラヒワは気温が下がってから九華公園に戻ってきていて、今日は合計で10羽以上は見ています。秋になると、ここで集団見合いをして、カップルをつくります。

Dsc02546c  ヒヨドリは、だんだんと数を増してきて、公園がずいぶん賑やかになってきました。このあと、再び奥平屋敷跡へ行って、散歩&鳥見友だちのOさん、Yさんに会い、しばらく鳥待ち。ここでは、メジロが数羽とヒヨドリくらい。二の丸跡へ移動し始めたら、カワセミが2羽登場したのですが、写真は撮れず。どこへ行ったかも不明。

Dsc03197c Dsc03121c_20241011143801  本丸跡では、エゾビタキ。たいてい本丸跡にいますので、今日も2回見に行きました。もう1羽、エゾビタキがいると思いますし、Yさんはコサメビタキも見たとおっしゃっています。ムシクイも再び見られました。

Dsc01753c  という次第で、今日は豊作というか、豊漁というか(微笑)。初めに書きましたように、まだ写真をすべてはチェックしていませんので、あとで 確認し、必要があれば、加筆修正します。昨日の授業のQ&Aは、15時半を過ぎてから一応、完成。「えっ、こんなことを考えるの?」などがあって、ちょっと苦労しました。まぁ、現代の若者の発想、感性につきあえるのですから、刺激になります。文句をいっては罰が当たるでしょう。 Q&Aは、今晩か明日の朝、確認して、必要があれば、これも加筆修正の予定。ヒガンバナは、諸戸氏庭園前の桜並木のところで。

2024年10月 9日 (水)

後期の授業は3回目

241009083312024c  江戸橋での非常勤の授業、今日は第3回。朝、出勤するときには小雨が降っていましたが、江戸橋駅を降りたときには、雨は止んでいて助かりました。助かるといえば、通勤には近鉄電車を利用していますが、後期になってから、私が乗る電車は空いており、桑名駅から座れるようになったことも助かっています。前期は、割と混んでいて、四日市駅まで立っていくことも多かったのです。朝の通勤時間帯には、優先席に若い方や、外国籍の方が座っていることがよくありました。一般席も埋まっており、寝ていたり、スマホに夢中だったりで、席を譲ってもらえるということはまずなかったのです。

241009102238252c  明日から10月16日までが履修申告確認期間ですので、受講者名簿はまだ届きません。助手の先生の情報によれば、31名が登録しているそうです。聴講生の方が1名ありますので、おそらく合計32名となるでしょう。今日の出席率は、これで計算すると80%台前半。相変わらず学生諸君の出欠行動にはよく分からないところがあり、3回目にして初めて出席した学生が複数いるとか、初回だけ来て、前回・今回と欠席とかあります。まぁ、私としては、15回のうち規定通りに2/3以上出席して、期末試験に合格点をとってもらえば、それで構いません。出席回数は、成績評価には考慮しないことにしています。ちなみに、成績評価は、数年前までは優・良・可・不可の4段階でしたが、最近は、秀・優・良・可・不可の5段階になっています。給付型奨学金が導入されたためと聞いています。秀は、試験点数でいうと、90点以上がそれに該当します。

241009121704334c  授業をしている途中から、晴れて来て、終わったときにはかなりの好天で、少し暑く感じるくらいでした。江戸橋駅までは徒歩10分余りですが、汗をかくほどではありません。後期は、授業のあとに志登茂川に立ち寄って、水鳥を見てくることが多いのですが、去年のブログ記事を見ると、今時分はまだ、アオサギ、ダイサギ、カルガモくらいしかいないと書いてありましたので、また、次回以降ということにして、そのまま帰宅。いつものように、昼食を食べ、出欠チェックまで済ませたところです。こえrからQ&Aに着手します。

2024年10月 8日 (火)

九華公園でアオサギ2羽が接近遭遇……大円寺にも立ち寄ってきました

Dsc00553c_20241008142501  秋雨前線が南海上へと通過し、秋の空気が入ってきたそうで、涼しくなりました。今日の最高気温は、25.6℃。平年並みだそうです。未明に雨が降ったほか、昼もアメダスのデータには出ないくらいの小雨が降ったりしています。今朝は、6時55分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀から入江葭町へ。ここで大円寺というお寺に寄り道。昨日の市民大学の講座で取り上げられたお寺。名前は知っていたのですが、訪ねたことはありませんでした。そこから吉津屋町、京町、寺町と8.1㎞。

Dsc00677c_20241008142501  途中、三之丸公園まではこれという野鳥はいません。三之丸公園のいつもの電柱にメスのモズ。今日も高鳴きをして、縄張り宣言をしていました。確か去年も、ここはメスのモズが縄張りにしていたと思います。

Dsc00725c_20241008142401 Dsc00736c  九華公園に着いて、いつものように、九華橋近くの樹上にアオサギさん。今日は、身繕いを熱心にしていました。

Dsc00823c_20241008142401  奥平屋敷跡、二の丸跡などにはドバトやハシボソガラスがいたくらい。二の丸跡の東端を歩いていたら、イソシギらしき鳥が、辰巳櫓跡の方へ飛ぶのが見えました。辰巳櫓跡へ急いで撮ったのが、こちら。やはりイソシギでした。九華公園には、年に数回やってきます。先だっては、柿安コミュニティパークの堀端で2回ほど見ました。

Dsc00857c_20241008142401 朝日丸跡でヒヨドリ。暑さが和らいで、戻ってはきているのですが、思ったほどは増えてきません。

Dsc00928c Dsc01064c_20241008142401  鎮国守国神社の境内では、エゾビタキらしき鳥が見えたのですが、はっきりとは確認できませんでした。神社にお参りして、再び相撲場から九華橋の方に歩いていたら、アオサギがすでにいたところのすぐ上に別のアオサギがやって来ました。九華公園で、こんなに接近してアオサギが2羽見られたのは、初めて。右の写真は、後からやって来たアオサギ。

Dsc00964c_20241008142401  こちらは、先に来ていたアオサギ。2羽目が来たら、旧にそわそわし始め、この写真を撮ってすぐに、北の方へ飛び去って行きました。さらに、後から来たアオサギも、気づいたらいなくなっていました。せっかくならもっときれいに2羽揃ったところを撮りたかったですねぇ。

Dsc01172c_20241008142401  貝塚公園ではモズの鳴き声が聞こえましたので、探したら、公園から道を1本はさんだお宅のテレビアンテナにいました。このあと、公園内にも来ていました。アンテナの上でも、公園でも高鳴き。メスのモズです。

Dsc01289c_20241008142401  さらに、貝塚公園で休んでいたら、何か出て来た気がしました。見上げたら、エゾビタキ。これはラッキーでした。今日は見られないかと思っていたのです。貝塚公園は、以前はもっとたくさんの野鳥がいたのですが、最近は少なくなっていました。それでも、ごくたまにキビタキがいたりしますので、巡回コースにしてあるのです。

Dsc01088c_20241008142401  ほぼ余談、その1。九華公園の野球場の南の堀で、こちらを発見。クサガメと思います。ミドリガメとの混血かと思われる個体はたまに見るのですが、典型的なクサガメと思われる個体は、珍しいのです。

Dsc01364c_20241008142301  ほぼ余談、その2。昨日のくわな市民大学郷土史学科の講座で取り上げられた鏡智山大円寺。入江葭町にあります。浄土宗。承和年間(834~848年)、呂運という僧の開基。往古は天台宗で比叡山にありましたが、後に朝明郡馬場村(現菰野町)に移り、その後、桑名の高畠に来ています。応永の頃(1394~1428年)、浄土宗に改宗。慶長の町割で一色町に移り(慶長6(1601)年)、万治2(1659)年さらに現在地の入江町に移っています。

Dsc01379c  所蔵の十王図十幅(市指定文化財)の箱書に「応永八年勢州桑名郡益田庄三ヶ村高畠鏡智山大円寺」とあります。この十王図は、中国よりの伝来品と思われ(講座では、室町時代の作品かもという説明もありました)、応永14(1407)年に北畠大納言より大圓寺聖妙興有上人が拝領したもの。作者は不明。大円寺の十王図については、こちらに説明があります。十王図は、本堂に掲げられているそうですが、あいにく本堂は閉まっていて拝観はできず。

Dsc00557c_20241008142501  Dsc01401c 明日は朝までは雨が残るそうですが、その後、週末3連休にかけては好天が続くという予報です。講義に行くときに天気がよいのはありがたい(微笑)。三重県総合博物館で10月5日から12月日まで、開館10周年記念・第38回企画展「刀剣 三重の刀とその刀工」が開催されています。興味がありますので、また、講義の後に立ち寄ってきたいと思っています。年間パスポートを買うと、¥1,670ですから、その方がお得です(この展覧会は、¥1,000)。赤いヒガンバナは、諸戸氏庭園の前にて。黄色いヒガンバナは、大円寺の境内にて。

2024年10月 7日 (月)

今日はアオサギとカワセミ……余談はフクロウ

Dsc00551c_20241007153801  朝は23.1℃でしたが、最高気温は真夏日に迫る29.8℃。昼は蒸し暑くなっています。朝は、家事その他を済ませ、8時40分から散歩へ。午後は、市民大学がありますので、10時には帰宅という「時間制限法」で散歩へ。住吉神社、九華公園、中橋、田町、春日町、船場町と6.1㎞。

Dsc00208c_20241007153801 Dsc00153c_20241007153801  いつもより遅い時間ですので、散歩友達にもほとんど会わず。野鳥も少なめかなという気がします。今日もまた蟠龍櫓にイソヒヨドリのメスがいました。このところ毎日、ここで見かけます。このイソヒヨドリのメスは、蟠龍櫓がよほど気に入っているのでしょう。蟠龍櫓は、桑名を描いた浮世絵にもよく登場しますが、これは再建されたもの。水門統合管理所となっています。三之丸公園には今日もモズがいましたが、遠くて、写真にならず。

Dsc00244c_20241007153801  九華公園には9時前に到着。アオサギは、今日も、九華橋近くの樹上の定位置にいました。残念ながら、今日はとくに芸は見せてくれませんでした。公園内は静かで、小型の野鳥はあまり見られませんでした。

Dsc00390c_20241007153801  しかし、奥平屋敷跡を歩いていたら、カワセミの鳴き声が聞こえてきました。近くにいるのは確かでしたが、見つかりません。やむなく、二の丸跡へ行こうと橋を渡っていたら、目の前に登場。奥平屋敷跡の花菖蒲園の東側の堀端に来ました。

Dsc00417c_20241007153801  朝日丸跡では、ヒヨドリ。ほかに見たのは、ドバト、ムクドリ、スズメ、ハシボソガラス、カワウくらい。いずれも少なめ。今日は、エゾビタキは見つけられませんでした。中橋のところにもゴイサギは来ていません。ということで、バードウォッチングは以上。

Dsc00513c  Dsc00520c_20241007153701 今日もまた、春日町あたりでシロバナヒガンバナを見てきました。まだもう少し咲きそうなつぼみがあります。右は、シロバナヒガンバナの近くで見た、普通のヒガンバナ。

241007124718612c 241007132808960c  午後からはくわな市民大学郷土史学科の第5回講座へ。東海道を南から歩いてきて、『久波奈名所図会』などに描かれた名所旧蹟をみています。今回は、現在の吉津屋町から桑名城まで。国産役所や、切手会所など、私が今まで知らなかった役所の話も聞くことができ、一段と興味深い内容でした。また、例によって、あれこれ調べて、自分なりのまとめをつくることにします。

1728295969975c  余談。家内が自分の実家に行っておりました。今日、午前中にLINEで送られてきたのが、左の写真。フクロウが田圃の周りに張られた網に引っかかっていたのです。このあとカラスに襲われたようで、近所の人たちと救出し、実家の東にある山に放したそうです。写真をパッと見たときは、トビかと思ったのですが、よくよく見たらフクロウでした。実家のあたりにフクロウがいるというのにも驚きましたし、まさかこんなところに引っかかるとは、ちょっと鈍くさいかとも思ったりしました。家内がいうには、網にかかっているときには、「助けて」と訴えるような感じだったそうです。ちょっと擬人化しすぎという気もしますが、フクロウにとっては切実な問題だったのでしょう。今度実家に行ったら、フクロウが見られないかと思ったりしています。

2024年10月 6日 (日)

九華公園にてカワセミとエゾビタキ

Dsc00098c_20241006140901  昨日と同じような天気です。朝6時半過ぎに散歩に出ようと思ったら、こぬか雨。雨雲レーダーには何も写っていません。しばし待って、7時20分から散歩へ。はっきりしない空模様で、散歩する人はいつもよりかなり少なくなっています。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、船場町と、今日は、7.3㎞。昼前からは晴れて来て、最高気温は28.5℃。ちょっと暑い感じです。

Dsc08813c Dsc08905c_20241006140201  蟠龍櫓のところで今日もイソヒヨドリのメス。三之丸公園の電柱には、メスのモズ。ここをテリトリーに定めたようです。今日も高鳴きをして、縄張りを宣言していました。

Dsc09055c_20241006140301  九華公園に着いてすぐにカワセミに遭遇。こんな空模様の中、出て来た甲斐があるというものです。鎮国守国神社の社務所裏の堀を移動していました。

Dsc09106c_20241006140301 Dsc09159c_20241006140301  これは、堀の北側の端にて。例によって木に隠れてそっと行ったら、10m以内まで接近できました。右の写真では、何か獲物を見つけたようでしたが、ダイビングはせず、残念。

Dsc09249c  奥平屋敷跡でドバトを見たあとは、二の丸跡でヒヨドリ。

 Dsc09338c_20241006140401 本丸跡に来て、少し探したら、エゾビタキ。 近くにもう1羽、似た鳥がいたのですが、そちらは確認が取れませんでした。

Dsc09548c_20241006140401 Dsc09635c_20241006141901  鎮国守国神社にお参りして、再び、社務所の裏から管理事務所の方に行ったところで、シジュウカラとメジロの混群に出会いました。たくさんいて、目移りしてしまったこともあって、証拠写真ばかり(苦笑)。

Dsc09789c_20241006140401  本丸跡に戻ったら、再び、エゾビタキ。九華公園にしばらく滞在してくれていますので、楽しませてもらっています。

Dsc00023c_20241006140501  貝塚公園には、モズが2羽いました。少し離れたところで、高鳴きを競っている印象でした。もう1羽の写真も撮ったものの、遠くて証拠写真以下で、割愛。貝塚公園を2羽のモズがテリトリーにするには、ちょっと狭いのではないかと思います。こちらの記述によれば、2羽のモズが高鳴きをしていたところは、300~400mほどは離れていたそうです。貝塚公園は、ほぼ長方形をしており、150m×85mほどの大きさですから。

Dsc08758c_20241006140201  ところで今週は、明日・月曜には市民大学郷土史学科の講義、水曜日は江戸橋での非常勤の授業があります。市民大学は、月に1回ですが、速くも1ヶ月経ったのかと思います。来週の日曜は、家内の母の三回忌。こちらも、速くも丸2年が経つということです。このヒガンバナは、諸戸氏庭園前のところにて。昨日からこのあたりでも咲き始めました。

Dsc00053c Dsc00066c_20241006140501  春日町で、今日もシロバナヒガンバナを見てきました。

2024年10月 5日 (土)

アオサギさんの発射シーンを目撃(笑)

Dsc07521c  昼前からは晴れて来ましたが、朝のうちは、はっきりしない空模様で、5時台には雨が降っていました。それ故、昨日考えていた、今日の近鉄ハイキングに出かけるのは中止。出かけるのであれば、やはり天気がよいときの方がよいですし、電車賃だけで往復¥2,500以上もかかります。これまでに近鉄ハイキング、JRさわやかウォーキングにはかなり出かけ、「行き尽くした」感じもあります。今日のコースも、半分以上はすでに訪ねたことがありました。ということで、6時55分からいつもの散歩コースへ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、外堀、内堀、南魚町、田町、船場町と8.6㎞(スマホのアプリ「からだメイト」のデータですが、これほどは歩いていない気がします)。

Dsc07574c_20241005142601  蟠龍櫓のところでイソヒヨドリのメス。このごろ、このあたりでよく見かけます。柿安コミュニティパークのソメイヨシノの木からは、モズの鳴き声が聞こえてきたのですが、近づこうとしたら、なんと揖斐川を越えて揖斐長良川の中州の方へ飛んで行ってしまいました。どこまでをテリトリーにしているのか? と思うくらい。

Dsc07609c Dsc07628c  九華公園では、九華橋近くの樹上にアオサギさん。アオサギを見ているときに、鎮国守国神社の社務所裏の堀にカワセミが登場。結構あちこち飛び回って、アオサギがいる木の下の堀端に一瞬止まりました。

Dsc07679c Dsc07741c  公園内を回って、本丸跡に来たら、メジロの群れ。10数羽から20羽ほどかと思われました。しかし、ちょこまか動き回って、なかなか写真の撮りやすいところには来ません。

Dsc07957c_20241005142601 Dsc07931c  同じあたりにエゾビタキもいました。あいかわらずかわいらしいポーズ。

Dsc08109c Dsc08089c_20241005142501  鎮国守国神社にお参りして、管理事務所の近くに戻ってきたら、再び、メジロの群れに遭遇しました。今度は、シジュウカラ2羽も混じっています。

Dsc08418c_20241005143701  さらに見ていたら、エゾビタキも一緒にやって来ました。本丸跡で見たエゾビタキとは、胸の斑紋の模様が異なるような感じがします。先日は、エゾビタキを2羽同時に見ていますから(2024年10月3日:九華公園にエゾビタキが2羽、貝塚公園にはモズが登場)、もしそうであれば、まだ2羽いることになります。

Dsc08217c_20241005142501 Dsc08329c_20241005142401  アオサギさんをもう一度眺めていたら、不審な行動がうかがわれました。左の写真のような格好をしつつ、向かって右に移動を始めました。途中、伸びをしながら、右の写真のようにしゃがみ込むような体勢に入ります。右の写真をよくご覧いただくと、アオサギさんのお尻の下に白いラインが写っています。これは、アオサギさんの放射物(笑)。うまい具合に写っていました。

Dsc08649c  このあと、奥平屋敷跡で散歩&鳥見友だちのYさん、Oさんと合流。奥平屋敷跡ではこれという鳥はいませんでしたが、二の丸跡に移動しようと橋にさしかかったら、カワセミの鋭い鳴き声が! 本丸跡の花菖蒲園のところに止まりました。先ほど見たカワセミと同じ個体と思われます。

Dsc08735c_20241005142401  帰り道は、県道613号線(福島城南線)沿いに歩いてきました。田町交差点から北のあたりにシロバナヒガンバナが咲くところがあるので、様子を見てきたという次第。3箇所ある内、1箇所でシロバナヒガンバナが咲きかけていました。ほか2箇所はまだつぼみ。

Dsc08048c  明日は、晴れのち雨の予報。とはいえ、雨は夜になってからのようです。しばらく行っていませんから、長良川河口堰に行こうか、それとも、エゾビタキやカワセミが見られる可能性が高い、いつもの九華公園を散歩することにしようか、ちょっとだけ思案中。

2024年10月 4日 (金)

雨の止み間に散歩で、アオサギ2羽

Dsc07066c_20241004140601  雨時々曇りという天気予報通りの空模様です。朝のうちは、雨が降っていましたが、9時を過ぎて明るくなり、Yahoo!天気の雨雲レーダーを見ますと、11時頃まで雨は降らないと出ていまいた。「これは、散歩に行かない手はない」と思って、9時半から、住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、京町、寺町と6.5㎞(かなり過大評価かも知れません)。寺町商店街のアーケードを出たところで雨が落ちてきました。

Dsc07070c  我が家の東にある住吉入江にカワウが1羽、来ていました。珍しいことではありません。

Dsc07104c  住吉水門のところにアオサギがいました。住吉神社前から高水敷に降りられますので、そこからそっと水門の反対側に近づいて撮影。首筋がかゆかったようで、盛んに掻いています。冠羽が立って、おもしろい。

Dsc07169c_20241004140501 Dsc07235c_20241004140501  三の丸水門、蟠龍櫓あたりまで来たら、イソヒヨドリのメスと、ハクセキレイ。イソヒヨドリは、三の丸水門にいたのですが、蟠龍櫓に逃げられました。

Dsc07281c_20241004140601  柿安コミュニティパークで頭上からモズの高鳴きが聞こえてきました。探したら、木のてっぺんにいるのが見えました。少し離れたところからしか撮れず、このような証拠写真。

Dsc07365c  九華公園では、天気が悪く、また、時間が遅かったので、散歩する人はありません。奥平屋敷跡から二の丸跡にかかる橋を渡っていたら、南からアオサギが飛んできて、本丸跡の花菖蒲園に降りました。ここにアオサギが来るのは、珍しいことです。漁でもするような感じだったのですが、私が見ている間には、魚は獲らず。

Dsc07432c_20241004140501  本丸跡でエゾビタキを見つけたものの、こんな写真しか撮れませんでした。このあとすぐに逃げられています。天気がよくありませんから、撮影の条件は不良。証拠写真ながら、エゾビタキが見られましたので、まあ良し。ここで、散歩友達のAさんと久しぶりに出会いました。「桑名すこやか体操」の準備をしておられました。

Dsc07449c_20241004140501  今日も、ヒガンバナ(苦笑)。水曜日の授業のQ&Aは、昨日の夕方、チェックして加筆修正。昨日のうちに助手の先生に送って、印刷をお願いしました。つくっているとき、あまり気が乗っていなかったためか、いつもよりたくさんの加筆修正をしています。

Dsc07479c_20241004140501 Dsc07492c_20241004140501  明日は、近鉄ハイキングで「IWSC2024最高金賞受賞!伊勢志摩初クラフトウイスキー『神路』伊勢萬 伊勢蒸留所をたずねる」という企画が予定されています。伊勢萬にはまだ行ったことがありませんので、興味はあるのですが、それ以外の立ち寄り先はほとんど訪ねたことがありますし、途中、たぶん4㎞ほどは立ち寄るところなしにひたすら歩くと思われることもあり(伊勢街道を行くなら、寺社仏閣はあるのですが、すでに2回も歩いたところ)、それもどうかなぁと迷っています。明日の天気予報は、晴時々雨。まぁ、明日の朝、起きてから決めますか。ハナトラノオは、九華公園の東にあるお宅で、ハゲイトウは三之丸町内のお宅にて。

2024年10月 3日 (木)

九華公園にエゾビタキが2羽、貝塚公園にはモズが登場

Dsc07064c_20241003155001  秋雨前線と低気圧の影響で、雨時々曇りという予報でした。朝一番に雨雲レーダーを見ますと、9時くらいまでは降らないということでしたので、6時35分から散歩へ。しかし、途中で雨雲レーダーを確認すると、8時過ぎから降るという予想に変化。急いで、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町と6.7㎞。8時10分に帰宅したのですが、吉津屋町あたりから、小雨に降られました。気温は、25.4℃と昨日までに比べ、かなり下がりました。

Dsc05953c Dsc06004c_20241003154901  天気はスッキリしませんでしたが、成果はまあまあ。三の丸水門の下流側で、ハクセキレイ2羽と、イソヒヨドリのメス1羽。左の写真で、奥に黒く写っているのが、イソヒヨドリのメス。右は、少し近づいて撮ったもの。ハクセキレイは、戯れているようでした。

Dsc06106c_20241003154901  九華公園では、九華橋近くの樹上にアオサギさんが来ていました。朝日丸跡や、二の丸跡などではドバトのみ。

Dsc06226c_20241003154901  本丸跡で何か、動きましたので、追いかけました。エゾビタキです。本丸跡の真ん中に大木があります。そこに入っていったのですが、よくよく見たら、もう1羽、エゾビタキがいるようでした。

Dsc06595c_20241003155001 Dsc06600c_20241003155001  鎮国守国神社にお参りしてから、相撲場の方へ再び行くと、エゾビタキ2羽を確認できました。先日来、エゾビタキともう1羽にた鳥がいるなと思っていましたが、どうやらエゾビタキが2羽いたようです。

Dsc06889c_20241003155001  貝塚公園では、待望の鳥さんが登場。モズです。先だっても書きましたが、この春、貝塚公園でモズのヒナ2羽が巣立っていますから、秋になるとここにモズが戻ってくるだろうと見当をつけていたのです。このモズは、オス。高い木のてっぺんで高鳴きをして、縄張り宣言をしていました。

Dsc06412c_20241003155001  ところで、昨日の授業のQ&Aは、散歩から帰ってからと、昼食後と作業を続け、午後になって一応完成。例によって寝かせてあります。説明を書くのには、ちょっと苦労しました。今回は、「~が分かった」など単なる感想はすべて割愛したのですが、けっこう思いもしなかった感想があったからです。手元の文献や、ネットで検索というのがかなりありました。

Dsc06488c_20241003160301 Dsc06563c_20241003154901  ヒガンバナは、すべて鎮国守国神社の境内で撮ってきました。かなりたくさん、きれいに咲いていましたので、アングルなどを工夫しますと、ちょっとした名所のように撮れるのです。「マイ・ヒガンバナ」です(勝手に散歩コースで名所を決めて、マイ○○と名づけて、密かに楽しんでいるのです……微笑)。

2024年10月 2日 (水)

今日も真夏日の中、非常勤の授業2回目

241002093205722c  今日の桑名の最高気温は、31.8℃でしたが、湿度も高いのか、蒸し暑くなっています。江戸橋での非常勤の授業、後期2回目です。大きな声を出して、1時間半、話をするのは気持ちよいものですが、まだ暑いためなのか、授業を終えて帰ってくると、どっと疲れた感じ(苦笑)。年を取って体力が低下しているためもあるのかも知れません。非常勤講師の定年が70才というのも、合理的なのだろうなと思ったりしています。

241002102325119c  2回目の授業で、予想通り、受講者に多少入れ替わりがありましたが、出席者数は、ほぼ前回並み。これで延べ出席者は、ちょうど30名。10時半からの2コマ目ということもあってか、遅刻者はほとんどありません。ほとんどの学生諸君は、熱心に聞いています。もちろん、何ごとにも例外はあり、船をこいでいる学生があることも確かですが……。まぁ、そのあたりは、自分自身の学生時代を思い返しても、一概に非難はできません。履修申告期間は、確か明日までですから、来週には受講者はほぼ確定するでしょう。

241002121449678c  後期には、志登茂川へ立ち寄って、水鳥を見てくることが多いのですが、まだまだ暑いので、さほど野鳥はいないだろうと思い、また、12時19分の急行に乗れそうだということもあって、今日も道草はなし。「用事が済んだら、サッサと帰る」という、隠れたモットーもあるのです。帰宅後、昼食を摂って、出欠確認をして、午睡。これでちょっとは元気を回復して、Q&Aに手をつけたところです。まだ1/5くらい。明日、頑張ることにしましょう。

2024年10月 1日 (火)

三度目の正直でカワセミを撮影……エゾビタキもバッチリ

Dsc05761c_20241001144601  10月初日は、真夏日です。朝は21.1℃とかなり涼しかったのですが、12時49分に33.9℃となっています。しかし、マンション9階の我が家では、玄関とベランダを開けると風が通って、さほど暑くは感じません。今朝は、6時45分から散歩へ。夏の間、6時半スタートで散歩に出ていましたので、その生活リズムが続いています。住吉神社、九華公園、中橋、本町、田町、寺町、八間通、堤原、参宮町と7.8㎞。今日もまた九華公園でウロウロし、その後のコースをいつもとは変えています。

Dsc04677c_20241001144601  七里の渡し跡で、スズメ。最近は余り多くはありません。九華公園あたりでも、あまり見かけません。このあと、三の丸水門の内側(柿安コミュニティパークの堀につながっています)で、カワセミを目撃。モズの鳴き声もしていたのですが、姿は見られず。

Dsc04735c_20241001144601Dsc04855c 九華公園に着いて奥平屋敷跡への入り口で、エゾビタキ。歩いていた目の前のソメイヨシノの木にちょうどやってきました。右の写真のようなかわいらしいポーズも見られ、満足。

Dsc04980c  こちらはちょっと離れたところへ移動したときの写真。このエゾビタキのほかに、似た鳥がもう1羽いたのですが、そちらは何か確認も出来ませんでしたし、写真も撮れませんでした。

Dsc05043c  鎮国守国神社の鳥居の近くにハシブトガラス。今日は、ハシボソガラスも含め、カラスがたくさんいました。

Dsc05570c  鎮国守国神社の境内を回って、再び社務所の裏へ来たら、足元からカワセミが飛び立ちました。大失敗(苦笑)。写真を撮るどころか、じっくり見る間もなく、逃げられました。朝、ここに来たときにはまだいなかったアオサギさんが来ていましたが、ずっとこのポーズで、たぶん爆睡中。

Dsc05171c_20241001144701 Dsc05460x  九華公園を一周半して、「三度目の正直があるかも知れない」と思い、もう一度、鎮国守国神社の社務所裏へ。筏橋を渡ったところでカワセミの鳴き声が聞こえ、南から飛んでくるのが見えました。やりました、願いは叶うものです(微笑)。カワセミのオスが、堀の北の端に止まっています。ダイビングも2回ほどしたのですが、そのシーンはうまく撮れず。右の写真は、少し移動したところへ近づいたのですが、残念ながら、ピントが甘い。

Dsc05616c_20241001144601 Dsc05680c_20241001144601  中橋でゴイサギが来ていないか見たのですが、まったく来ていません。もちろん、九華公園にもまだ来ていません。田町のバス停。スタンプラリーが行われているということでした。写真だけ撮って寺町方面へ。どのバス停にもあるかと思ったのですが、寺町のバス停にはこの表示はなし。田町のバス停でチャレンジしてみればよかった(苦笑)。また、今度、です。

Dsc05652c_20241001144601  その寺町の広場には、こんな掲示が出ていました。アイミタガイという映画が間もなく封切られますが、桑名が舞台になった映画です(こちら)。看板には、ここ寺町広場でも撮影が行われたと書かれています。そういえば、このすぐ近くに住んでいる家内の友人が、ロケの様子をLINEで教えてくれたことがありました。

Dsc05686c_20241001144601  堤原のお宅では、ヒヨドリ。まだ数が多くありませんので、このように目の前に来るのは、めったにありません。

241001142908539c 241001142921993c  今日も、スイーツのオマケ。家内が昨日、同じくJR名古屋タカシマヤで買ってきました。恵那すや栗きんとん。恵那にはたくさん、栗きんとんを作っているお店はありますが、我が家の好みはこのすやのもの。6個入りで、¥1,890。去年までは、四日市近鉄百貨店に出店していたのですが、今年は別の店に替わってしまっていて、困ったなと思っていたのです。いつもは非常勤の帰りに近鉄四日市駅で途中下車して買っていました。

241001143047300c  昨日に続いて、名物を食べていますが、こういうことはめったにありません。念のためにお断りしておきます(笑)。栗と少量の砂糖でつくられていて、甘さはほんのり。栗きんとんを食べると、秋を感じられます。

Dsc05028c_20241001144701  明日は、非常勤の後期の講義、2回目。桑名では、朝は21℃、昼は真夏日の31℃の予報。晴れということですから、まあ良し。ヒガンバナは、九華公園の奥平屋敷跡にて。

【追記】 その後、三重交通のサイトを確認しましたら、デジタルスタンプラリーは、三重交通グループ創立80周年の記念企画として、三重交通と名阪近鉄バスのバス停を巡るデジタルスタンプラリーを開催しているそうです(こちら)。2社の路線バス運行区域である三重県(一部奈良県、和歌山県を含む)と岐阜県の西美濃地区を10エリアに分け、計41箇所にスタンプスポットが設置されていて、80周年を記念して、賞品総額80万円!すべてのスタンプを集めた方に抽選で最大5万円分のQUOカードPayをプレゼントといいます。その他、参加賞や応募者全員にここだけのちょこっとプレゼントもあるそうです。10月1日から12月31日まで。これは、見つけたら応募しなくっちゃ。

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  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)