お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年8月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年8月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2024年5月

2024年5月31日 (金)

20240530諸戸氏庭園の花菖蒲

Dsc07444c  5月30日、諸戸氏庭園の花菖蒲を見てきました。前日のX(旧Twitter)に8分咲きとあったからです。10時過ぎに入園し、ほぼ1時間、楽しんで来ました。私よりも高齢の女性3人グループといっしょになり、俄歴史案内人(あるいはインチキ歴史案内人)を勝手に務めたりもしたのです。

Dsc06239c_20240531193501 Dsc06972c_20240531193601  花菖蒲の花を1つ、2つ、あるいは、10数本くらいあるのを撮るのには、あまり苦労しないのですが、花菖蒲を入れた景色を撮ろうと思うと、なかなか難しい。修行不足を痛感します。なるべくローアングルということを意識して撮ってみましたが、自分でもまだ満足していません。

Dsc06767c_20240531193501 Dsc07017c_20240531193601  『久波奈名所図会』には、「山田氏林泉図」として載っているところ。当時は、「杜若之池」となっていますが、現在は、花菖蒲池になっています。花菖蒲池を中心とした回遊式庭園となっており、ここは諸戸氏庭園の中でも、歴史的にもっとも古い部分だそうです。花菖蒲池を中心に、西に推敲亭、東に藤茶屋、北に蘇鉄山と稲荷祠があります。

Dsc06103c  こちらは推敲亭越しに見た花菖蒲池。正面から見ると、花菖蒲があまり見えませんから、ちょっと南に寄って見たのがこの景色。いつも一度でよいから、この推敲亭に入らせていただいて、しばし景色を眺めたいと思っています。

Dsc07329c Dsc07134c  あちこちであれこれと1,500枚くらいの写真を撮ってきてしまいました(苦笑)。それ故、整理が追いつきませんでした。しかしこれだけ撮ってきても、満足のいく写真はほとんどありません。あんなに考えたはずなのにと、ちょっとガッカリします。

Dsc06345c_20240531193501  花菖蒲にツマグロヒョウモンのオスが止まっているシーンも見られました。

Dsc07066c_20240531193601 Dsc06905c  花菖蒲のほかには、まずは、カワラナデシコ。右の写真は、コウホネ。ほかにクチナシか? と思う花も咲いていましたが、今ひとつ自信がありませんから、割愛。

Dsc06638c_20240531195101  アジサイはごくわずか、あります。

Dsc06986c_20240531195301  諸戸氏庭園の花菖蒲の見頃は、この日から1週間くらいかと思いますので、来週、もう1回見に行こうと考えています。それまでに花菖蒲の撮り方を勉強しないといけません。

雨に降られた上に鳥はおらず

Dsc07981c_20240531141101  アメダスの記録では、7時台で雨はやんだことになっています。7時半にもう降らないかと思って出たら、すぐに細かい雨が降ってきました。しかし、出て来たからにはすぐに引き返してなるものかなどと思い、散歩を続け、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町(常信寺、御坊さん)と4.6㎞。九華公園ではかなり降ってきましたので、あまり歩き回らなかったのです。雨は結局、貝塚公園にいる時にやみました。

Dsc07604c Dsc07612c_20240531141201  今日、写真を撮れた鳥は、スズメとカワウのみ(苦笑)。スズメは何カ所かで見ましたが、これは九華公園の奥平屋敷跡にて。カワウは、九華公園の神戸櫓跡の巣にいたもの。今年生まれの幼鳥かなと思いますが、確信はありません。ほかに見たのは、ハクセキレイ、ムクドリ、キジバト、カワラヒワくらい。

Dsc07775c_20240531141101  京町の商店にあるツバメの巣を見てきましたが、今日もまた留守。卵はないのでしょうか? ちょっと判断がつかなくなってきました。

Dsc07537c_20240531141101 Dsc07552c  仕方がありませんから、なるべく花を見て歩いてきたという次第。これらは、九華公園の花菖蒲園に咲いていたもの。Googleで画像検索しますと、左は「潮来(江戸系)」、右は「爪紅(長井系)」のようです。

Dsc07666c  内堀にあるお宅の庭では、ビワが色づいてきていました。

Dsc07689c Dsc07701c  今日もまた、ユリ。吉津屋町の角にあるお宅に色々な色のユリが植えられています。検索したところ、レッドカサブランカかな? と思いますが、自信なし。

Dsc07809c_20240531141101 Dsc07858c_20240531141101  寺町の常信寺には、いろいろな草木が植えられています。これはたぶんキンシバイ(金糸梅)の仲間。右は、ちょっと出遅れた感がありますが、ヤマボウシ

Dsc07832c  こちらはカシワバアジサイ。常信寺にも菩提樹がありますが、こちらはまだ咲いていませんでした。去年も、御坊さんの方が早く咲き始めています。

 Dsc07794c_20240531144901 ところで、授業のQ&Aは、昨日の夜、チェックを終え、無事に送信して印刷をお願いしました。昨年度は、なるべくたくさんの質問、感想などを取り上げようとしましたが、今年度は、単純な感想は取り上げないことにして、効率化を図りました。

Dsc07801c  余談というか、屁理屈。来月から定額減税が始まるそうです(「そうです」というのは、私のような年金生活者には恩恵があるのかないのか、よく分からないから)。これに関して、「手取りの増加を実感してもらうねらいから、給与明細への減税額の明記が義務づけられた」そうで、これが事務の負担が相当増すため不評だといわれています。へそ曲がりの私には、こういう対応はいかにも「恩着せがましい」気がしてなりません。恩は、着るものであって、着せるものではありません。時代劇などで「恩に着るぜ」というセリフを聞きますが、それが正しい使い方。ちなみに「恩に着せる」は、「恩を施したことについて、ことさらにありがたく思わせようとする 」こと。「恩を仇で返す」ということばもありますから、国民を舐めてもらっては困ります。

2024年5月30日 (木)

御坊さんで菩提樹の花が咲きました

Dsc05447c  午前中はよく晴れましたが、午後からは薄曇り。26.6℃ですが、昨日ほどの風はありませんので、やや暑く感じます。7時から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、寺町から諸戸氏庭園へ。諸戸氏庭園では、花菖蒲を見てきました。昨日のX(旧Twitter)に8分咲きとあったからです。

Dsc05839c Dsc05903c  寺町にある御坊さん(桑名別院本統寺)で菩提樹の花が咲き始めました。以前は、見逃すことも多かったのですが、最近は、年を取ったせいか、早めからチェックに行くようになっています。小さく黄色っぽい、目立たない花が咲き、甘い香りがあります。お釈迦様が菩提樹の木の下で悟りを開いたということで知られていますが、お釈迦様が悟りを開いたのは、クワ科で熱帯樹の「インド菩提樹」の下だそうで、日本で広まっている菩提樹とは別だそうです。日本にあるのは、栄西が800年以上前に中国から持ち帰ったものといいます。

Dsc05512c_20240530171401  Dsc05549c_20240530171401 さて、今日も鳥は少なく、スズメ、ムクドリ、ドバトなどくらい。スズメはあちこちにヒナがいますが、その多くが単独行動になっています。独り立ちした(させられた?)のでしょう。記憶では、巣立ってから親が世話をしてくれるのは、10日前後だったと思います。ホオジロのオスは、今日は、三之丸公園にいました。

Dsc05577c_20240530171401  ほかに鳥がいませんから、カワウも撮ってきました。柿安コミュティパークにて。

Dsc05611c_20240530171401 Dsc05720c_20240530171401  九華公園でも見られるのはスズメ、ムクドリ、ハシボソガラスなど。カワラヒワもいましたが、さほど多くはありません。神戸櫓跡の松の木のカワウの巣は、小さくなった気がします(右の写真の中央)。どれが今年巣だったヒナ(幼鳥)かよく判別できませんが、向かって右の個体がそうだろうと思います。

Dsc05760c_20240530171401 Dsc05688c_20240530171401  九華公園の花菖蒲。本丸跡にあるところでは、部分的にではありますが、よく咲いているところがあります。それが左の写真。全体がこのように咲いているわけではありませんので、誤解なさらないでください。

 Dsc05677c_20240530171401 ほかに九華公園で見たのは、ミドリガメの上陸。卵を産もうとして上がってきたと思うのですが、今年は例年に比べ、少ない印象。さらに、私はまだ、ミドリガメの産卵シーンを見ていません。

Dsc05835c_20240530171401  ツバメの巣は、あちこちでアクシデントで営巣できなくなり、現役は、京町の商店にある巣、1ヶ所のみ。ただし、今日、私が見に行った時には親ツバメは不在。

Dsc06971c_20240530171401  諸戸氏庭園の花菖蒲。たくさん写真を撮ってきましたので、整理できていません。パッと見てこの1枚を選びました。これから写真を確認して、また別の記事にします。専属の庭師さんがいらっしゃって、きちんと手入れをしてくださっています。見頃は、今日から1週間くらいでしょうか、というお話し。

Dsc07066c_20240530171401  諸戸氏庭園で見つけました。カワラナデシコ。多年草ですから、以前からこの時期に咲いていたはずですが、いままで気づかなかったのでしょう。

Dsc05590c_20240530171401  ところで、昨日の授業のQ&Aは、一通り完成し、いつものことですが、印刷して「寝かせて」あります。印刷して、しばらく時間をおいてから見直した方が、ミスや、分かりにくいところに気づきやすいのです。今回は、さほど難儀はしませんでした。昨日の授業で、前回のQ&Aについて口頭で説明する時に、あれこれいって聞かせたのです(微苦笑)。ときどきショックを与えた方がよいかも知れません。

2024年5月29日 (水)

江戸橋での非常勤の授業も折り返し点を通過

240529093345611c  昨日とは打って変わって好天となりましたが、風が強いのには参りました。最大風速は、8.9m/s。少なくなった髪の毛が乱れまくりです(爆)。気温は、26.5℃になったのですが、さほど暑いとは思わなかったのも、風のお陰。江戸橋での非常勤の授業も、8回目。出席状況は、前回とまったく同じで、低調。授業の内容は佳境に入ってきているというのに、心配です。全15回の授業で8回目ですから、折り返し点を通過したなぁというのが実感。

240529102257395c  最近、いつもこの写真を載せますが、毎回撮ってきています。教室に黒板はありますが、私は現役時代の後半から、板書はほとんどしなくなりました。パソコン、プロジェクタ-、パワーポイント、レーザーポインターを使って授業を進めます。パソコンは、教室には常備されていませんので、リュックに入れて担いでいきます。Let’s noteの中古パソコン。レーザーポインターの操作でパワポのスライドは進めたり、戻したりできますし、注目すべきところを指せます。パワポなしでは話ができないということはありませんが、便利です。学生諸君にはA4サイズ1ページにスライド2枚文を載せた資料を配付。配付資料は、助手の先生に原稿を送ると、準備してくださいます。pdfで欲しいという学生もいますから、この要望には対応しています。タブレットに入れて通学途中に勉強するとか、タブレットに入れたものにメモをとるのだそうですが、それはごく少数派です。

Dscn6251c Dscn6257c  さて、今日は、往きに進行方向右側(西側)に座れましたので、車窓から写真を撮ってきました。水田は、もうどこも田植えが済んでいます。この青々とした景色は、いいものです。四日市市楠町では、田んぼアートもあるようですが、まだ見つけられていません。右は、長太の大楠。先日撮った写真と比べると(2024年5月15日:今日の出席率は、実質100%)、葉っぱが少し増えてきているような気もします。同級生K氏が、朝日新聞に載っていたとして、「降雨量の多い翌年の春の新芽の出は良いようだが、最近は降雨量が少なくなっており、楠の必要とする水量が不足しているのではないか」という見方があるのだそうです。

240529092917838c  ところで、出勤途中、江戸橋駅から名古屋方向に2つ目の踏切でひのとりが通過していきましたので、1枚撮ってみました。これ、スマホ写真です。スマホで走っている電車の写真がどれくらい撮れるものかと思いついて、確かめたという次第。けっこう行けるような気がします。

Dscn6260c  もう1つ。非常勤講師控え室の前にある、コシアカツバメがつくった巣。助手の先生からの情報通り、見事に崩落していました。今年は、スズメが使っていたのですが、卵3個が落ちて割れていたそうです。アクシデントはありえますから、やむを得ませんが、ちょっとかわいそうです。

240529131912419c  帰宅後は、出欠確認を済ませ、Q&Aには着手したばかりで、まだ3名分を済ませたところ。これから気合いを入れます(苦笑)。

2024年5月28日 (火)

雨読の日にて、恒例のベランダ園芸の近況報告

240528090212671c  明け方から雨で、時折強く降っています。11時台の雨量は、8.5mmでしたが、午後からはさらに強い雨という予報ですから気をつけなくてはいけません。散歩にはとても行けませんので、蟄居中。雨を覚悟していましたので、いつもほどウロウロはしていません(苦笑)。「晴歩雨読」がモットーの1つですから、午前中は、雨読に徹していました。一昨日、博物館で入手してきた「桑名市博物館紀要第18号」や、昨年秋の市民芸術文化祭で展示された「戦前の石取神事を彩った祭車たち」の冊子を読んでおりました。博物館紀要には、市民大学郷土史学科の講師の大塚先生の「『久波奈名所図会』に見る地名・古跡考Ⅳ-桑名城補遺-」という論文や、立見尚文の日記、また、二代目諸戸清六の日記といった資料も紹介されていて、興味深く読みました。石取祭車の冊子には、古写真、古い絵はがきなどに記録された祭車や、祭に参加した人びとの資料が、明治時代のものからたくさん掲載され、丁寧にまとめられています。私のように地元出身でない者にとっても、大変おもしろい資料です。

240527064046997c 240527064058779c  雨の日の恒例(というよりも、苦肉の策ですが)、ベランダ園芸の近況。アサガオは、2鉢ともかなり繁ってきました。いつもの年なら、そろそろテキトーに選別して、これまたテキトーに行灯仕立てにしていますが、今年はもう少しちゃんとやろうと思っています。摘心をするのが肝腎なようですから、本葉の枚数が 8 枚程度になったら、下から数えて 5 枚目の本葉のすぐ上で、先端を切って、それから行灯仕立てにします。サギソウは、右の写真のような様子。去年はどういう訳か、5月末には花が咲きそうになっていました(2023年5月31日:非常勤講師控え室前のコシアカツバメの巣でスズメが繁殖……サギソウ、いよいよ咲きそう)。去年は、茎が細いままやたら長くなり、早くにかなり小ぶりの花が咲きました(2023年6月1日:サギソウが咲き始め、京町のツバメは巣立つ)。今年は、そういうことはなさそうです。

Dsc05431c_20240527163301  明日は、江戸橋での非常勤の授業。8回目を迎えますから、明日が無事に済めば、半分を越えられます。と書いたら、非常勤先からメールで、補講希望の有無と、期末考査実施方法の調査が届きました。そういえば、授業が半分くらい済んだところでいつも、この連絡が来ます。雨は今日中にやんで、明日は晴れて暑くなりそうです。写真は、御坊さん(桑名別院本統寺)の菩提樹のつぼみ。昨日の撮影ですが、そろそろ咲きそうです。

2024年5月27日 (月)

今日もまたツバメの巣で悲報

Dsc05441c_20240527163301  5時過ぎから降っていた雨も、昼頃には上がりましたので、14時45分から散歩へ。1日に1回は歩かないと、落ち着かないのです。立派なビョーキと自覚しています。住吉神社、七里の渡し跡から春日町、江戸町、九華公園、内堀公園、京町、寺町と4.3㎞、1時間20分ほど。春日町では、家内の指令で樽屋さんというあられ屋さんで買い物。桑名では「たがね」と呼ばれています。

Dsc05132c_20240527163301 Dsc05159c_20240527163301  たがねを買いに行ったついでに美容室のところのアジサイを見てきました。あめにぬれたあじさいは、やはりいい感じです。

Dsc05217c_20240527163401 Dsc05199c_20240527163401  時期的にも、時間的にも野鳥はほとんどいません。九華公園で見たのも、スズメ、ドバト、カワラヒワ、カワウくらい。 このスズメは、管理事務所の南の花菖蒲園にて。スズメはヒナが一緒にいたり、すでに単独で行動していると思われるヒナがいたりします。

Dsc05288c Dsc05262c  カワラヒワは、九華公園の朝日丸跡にて。九華公園では、何故かあちこちで私のところにドバトが寄ってきました。エサが欲しかったのだろうと思いますが、あいにく持ち合わせはありません。

Dsc05192c_20240527163301 Dsc05324c_20240527163301  花菖蒲は良くないとはいいつつも、気になります。けっこう色々な種類が咲いてきています。まぁ、それなりに楽しめます。

Dsc05342c_20240527164601  九華公園の東にある知人のお宅でビワの実が大きくなってきています。もうそんな季節かと思ったのですが、今週末には6月になりますから、さもありなん。

Dsc05416c_20240527163301  内堀公園にもスズメとムクドリくらいしかいません。京町でツバメの巣チェックをしてきたのですが、商店の巣には親は不在。よく不在にしています。マンション駐車場のところは、心配していたことが起きていました。駐車場の上部の壁面ですから、クルマに糞が落ちること必至。落とされてしまったのでしょう。残念。これで、散歩コースでは、京町の商店の巣1ヶ所のみ。ここのお宅は、ツバメを大事にしておられますから、その意味では大丈夫でしょう。

Dsc05310c  ところで、あることがらで行政上の手続きをしなければならなくなり、その方法や、必要書類を調べているのですが、役所のサイトを見てもそれが今ひとつよく分かりません。司法書士さんや弁護士さんのサイトには、きわめて分かりやすく書かれていて、とても便利です。また、デジタル化の必要性が叫ばれていますが、役所関係はイマイチ(というか、それよりひどい)。コンビニで住民票や自分の戸籍関係の書類はとれますが、除籍謄本などは、市役所に出向くか、郵送で依頼せざるをえません。また、申請そのものは、Webサイトから可能のようですが、必要な書類は、紙ベースで取って、別途郵送しなければなりません。デジタル化は、中途半端どころか、かなり低レベル。マイナカードの普及を図りたいのでしたら、すべてネット上で、マイナカードを用いて手続きが済むようにしてくれないものかと強く思っています。役所は、住民の側が便利なようなデジタル化を進めるつもりはないのか、と勘ぐっています。つまり、自分たちの方が便利なやり方を続ける意志が固いのか、これまでのやり方にこだわってデジタル化をしているのか、ということ。とりあえずは、必要書類3通のうち、2通について郵送で申請を発送したところです。

2024年5月26日 (日)

悲報 田町の商店の巣からツバメのヒナが姿を消し、三崎通のお宅のツバメの巣は一部崩落……午後からは桑名市博物館で初夏の企画展「絵図と地図のセカイ」を鑑賞

Dsc05082c_20240526151901  熱帯低気圧が、台風1号になったそうです。明日、明後日と前線が近づいて、大雨も予想されていますから、注意しなければなりません。何よりも散歩に行けないと、またウロウロしそうです(苦笑)。今朝は、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と2時間ほど。午後からは、桑名市博物館へ。あわせて7.3㎞。

Dsc04765c_20240526151901 Dsc04841c  散歩は2時間と書きましたが、散歩友達も、鳥もいなかったためです。左の写真は、スズメのヒナ。九華公園にて。途中も、九華公園でも見たのは、スズメ、ドバト、ムクドリくらい。それも少数。昨日と大違いです。九華公園の神戸櫓跡の巣のカワウの幼鳥は、元気。3羽孵ったはずが、1羽のみが残っています。かなり大きくなりましたが、未だに「エサ、ちょうだい」という鳴き声が響き渡って、現在、九華公園でもっとも有名な存在になっています。

Dsc04717c_20240526151901 Dsc04746c_20240526151901  九華公園の花菖蒲園では、花菖蒲はパラパラと咲いています。残念ながら、今年はとても鑑賞をお勧めすることはできないというのが、正直なところ。

Dscn6245c  貝塚公園、内堀南公園でもスズメ、ムクドリがいたくらい。ツバメの巣も巡回してきましたが、悲劇が起きていました。京町の商店の巣は、朝の散歩で通ったときには親は不在でしたが、博物館の孵りに見たら、ちゃんといました。コンデジ写真ですので、写真の出来はイマイチ。

Dsc04966c_20240526151901 Dscn6249c  京町のマンションの巣作り現場。左の写真は、朝の散歩の時のもの。右は、博物館帰りの時のもの。順調に進んでいるようです。マンションの住人の方も、出入りするときに気にして、覗いていく方があります。

Dsc05048c  Dsc05061c_20240526151901 田町の商店の巣を見に行って、ビックリ。5羽のヒナがいたのに、1羽もいなくなっていました。何かアクシデントがあったに違いありません。さらに、三崎通のお宅のツバメの巣も、壊れていて、ツバメはいません。4ヶ所でツバメのヒナが育つかと楽しみにしていたのに、一気に半減してしまいました。自然界の厳しさの一端を垣間見た気がします。

Dsc05074c_20240526151901  桑名七里の渡し公園では、カワラヒワ。水浴びをしていたのですが、そのシーンは撮れず。

Dsc04913c Dsc04932c_20240526151901  一昨日、いつものコースを歩いたときには気づかなかったのですが、あちこちでユリが咲いていました。ちょっと検索したのですが、ユリの名前はよく分かりません(微苦笑)。

Dsc05008c  こちらは、田町で見たもの。これは、たぶんテッポウユリ

240526135445749c  ところで、初めに書きましたように、午後から桑名市博物館へ行ってきました。昨日から「初夏の企画展『絵図と地図のセカイ』」が開催されているからです(7月7日まで)。今は、空間情報を平面に表現したものは、一般に「地図」と呼ばれていますが、それが用いられるようになったのは、明治時代からであり、それ以前は主に「絵図」という用語が用いられていたそうです。この展覧会では、館蔵品から、さまざまな絵図や、地図が出展されています。1時間ほどかけて見てきました。また、同時に開催されている特集陳列「木澤忠兵衛と石取祭車」・「刀剣セレクションⅠ」もなかなかおもしろい内容でした。

240526144032453c  こちらは、恒例の撮影可能な展示品。「脇指 銘 村正」。村正については、今さら説明の必要はありませんが、桑名の刀工。説明には、「ぶつ切りのたなご腹」「肌の様子が白けることや、薄い重ね、ふくらの枯れた切先等、村正の刀に見られる特徴には美濃伝の影響をうかがわせるものが多い」「身幅広く薄い重ねの刀身に焼かれた、変化に富んだ尖り互の目の波紋が見どころ」とあります。

Dsc05039c  明日、明後日の天気予報は、いずれも雨時々曇。火曜日の方が、よく降りそうです。水曜日は、江戸橋での非常勤の授業ですが、今のところは晴れの予報。来週末は、そろそろ諸戸氏庭園の花菖蒲が見頃を迎えそうですから、また撮影に行って来ようと思っています。それに、そろそろまた、どこかにウォーキング/ハイキングにも行きたいところです。6月1日には明星駅で「参宮街道から王朝絵巻『斎王群行』へ」が、また、6月2日には井田川駅でJRさわやかウォーキング「東海道亀山宿と約12,000株の花しょうぶを訪ねて」があります。どちらも過去に参加したことがあるところですが、斎王群行や、斎宮近くにある野花菖蒲の群生地はもう一度行ってみたい気がします(2019年6月2日:20190602近鉄ハイキング「斎王まつり 日本遺産斎宮散策と王朝絵巻『斎王群行』」へ(予告編))。亀山公園の花菖蒲も見事でした(2019年6月9日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))。これも再見の価値があります。

2024年5月25日 (土)

コアジサシのヒナを見つけました……上之輪新田ではケリの幼鳥

Dsc02370c_20240525150901  30℃にはなりませんでした。29.3℃ですが、北西の風がかなり吹いています。朝、もう一度考えて、近鉄ハイキングは取りやめて、長良川河口堰、長島町方面、上之輪新田に出かけてきました。が、これが大正解(微笑)。

Dsc02509c_20240525151001 Dsc02549c  伊勢大橋の架け替え工事現場で、コアジサシのヒナが孵っているのを見つけました。2羽います。まだかなり小さい。元気に育ってほしいものです。

Dsc02449c_20240525151001 Dsc02402c  親コアジサシが小魚を運んできていましたが、これ、このヒナに与えるのでしょうか? ちょっと大きい気もします。この近くにコチドリも2羽。

Dsc03213c_20240525151201  すぐ近くの工事現場にもコアジサシが1羽いました。しばらく見ていましたが、コアジサシはこの1羽のみで、営巣している様子はありませんでした。こちらにもコチドリがいました。

Dsc02784c_20240525151101 Dsc02999c_20240525151101  続いて、長良川河口堰。アユのぼりのはためきようで分かるように、強風でした。

Dsc02677c_20240525151101 Dsc02728c_20240525151101  強風のせいもあってか、鳥はほとんどいません。サギは、コサギが合計4羽、アオサギはこの1羽のみ。いつもなら管理橋でハクセキレイ、スズメなどを見るのですが、さすがにいません。

Dsc02921c_20240525151101 Dsc02883c_20240525151101  親水広場では、ハクセキレイとホオジロのオス。イソシギも見つけて、かなり追いかけたのですが、結局は中州の方へ逃げられました。

Dsc02968c_20240525151101  こちらがその中州。オオヨシキリの鳴き声が盛んに聞こえてきます。親水広場の西側をゆっくり2往復して、オオヨシキリを探したのですが、姿が見えたのは1羽のみ。それも揖斐川に近い方で、かなり遠くて残念。

Dsc03334c_20240525150901 Dsc03366c  長島町内某所その1には、コチドリが1羽。前回来たときには(2024年5月18日:三ツ又池公園のカイツブリの巣は3ヶ所)、抱卵しているように見えたのですが、今日はそういう様子はなし。某所その2では、前々回はケリが抱卵していたのですが(2024年5月 5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、前回は何もいませんでした。今日は、復活。ケリも大変のようです。

Dsc03467c_20240525150901 Dsc03433c_20240525150901  某所その3では、ケリ1羽がいました。最初は普通にしていたのですが、そのうちに威嚇してきました。周りを見ても、ヒナもいませんし、巣も見当たりません。

Dsc03587c_20240525150901 Dsc03632c_20240525150901  某所その4。前々回(2024年5月5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、ケリが抱卵していたところには、コアジサシ1羽とコチドリが2羽。

Dsc03937c_20240525150801 Dsc03988c_20240525150801  最後に上之輪新田へ。ケリがいるなと思って、よくよく見たら、幼鳥でした。5月5日にここで見かけたヒナが成長したのか(2024年5月5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、と思います。幼鳥は3羽。

Dsc04227c_20240525150801 Dsc04243c_20240525150801  上之輪新田は、冒頭の写真のように、水が入れられてこれから田植えが行われると思います。ケリは、ほかにもいて、ここでも威嚇されました。周りを見回しても、ヒナもいませんし、巣もありません。これから営巣しようとしているのでしょうか。

Dsc04350c_20240525150801 Dsc04362c  戻る途中で、コチドリが2羽。クルマで近づいたら、目の前まで行けました。

Dsc04553c  さらに、ここにはイワツバメが巣をつくるための泥を取りに来ています。上之輪新田は、イワツバメが営巣する新宮西橋からほど近いのです。イワツバメもまた一度見てきたいと思います。

Dsc04426c_20240525150801  ということで、近鉄ハイキングに行かず、長島町内と上之輪新田に来て良かったというお話しでした。

2024年5月24日 (金)

ショウジョウトンボか? アカトンボに出会いました

Dsc02220c_20240524155901  とうとう今日は、30℃を超えました。桑名では、31.7℃。そろそろ散歩が修行に変わることを考えておかないといけません。7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、風呂町、桑名七里の渡し公園と6.1㎞。

Dsc01009c_20240524155901  船津屋さんの裏手で、今日もホオジロのオス。よく見えるところにいて、少しくらいなら近づいても平気です。揖斐長良川の中州からは、盛んにオオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。今シーズンは、まだ、きちんと見ていません。

Dsc01090c_20240524155901 Dsc01454c_20240524160001  九華公園では、まずスズメの親子。パン屑のようなものをヒナが食べていましたが、なかなかうまく飲み込めなかったようで、親が介助(?)。奥平屋敷跡は、カワラヒワ。巣材を集めているように見えるのですが、今頃からどうするのでしょう? ほかに見たのは、ムクドリ、カラスくらい。鎮国守国神社の境内ではシジュウカラが鳴いていました。

Dsc01237c Dsc01321c  カメが上陸し始めていますが、奥平屋敷跡では、ハシボソガラスにいじめられているというか、ちょっかいを出されている様子が見られました。足で踏みつけにされたり、嘴でつつかれたりされています。カメにはなかなか有効な反撃手段がなく、ときどき地面をけってジャンプするような動作をするくらいでした。カラスが去ってからは、這々の体で堀にまっしぐら。

Dsc01151c_20240524155901 Dsc01189c  花菖蒲は、まぁ相変わらず。撮れる写真も、まぁ相変わらずで苦笑。芸がありません(爆)。

Dsc01678c_20240524160001 Dsc01721c  貝塚公園、内堀南公園ではムクドリくらいしかおらず。貝塚公園にはもうモズはいないように思われます。昨日と同じく、ツバメの巣を巡回。京町の商店の巣では、親ツバメが真面目に巣に就いていました。マンション駐車場の壁は、巣作り工事が進行していました。

Dsc01854c Dsc01907c_20240524160101  こちらは田町の商店にある巣。ヒナは5羽とも元気いっぱいです。親は、今日も5分から10分に1回はやってきてエサを与えていきます。

Dsc01787c_20240524160101 Dsc02019c_20240524155901  ヒナは親の頭を飲み込みそうな勢いで乗り出していきます。右は、三崎通にある巣。巣に就いていると思いますが、羽毛のようなものをくわえていました。内部を少しは手直ししているのかも知れません。

Dsc02065c_20240524155901 Dsc02083c_20240524155901  このあと風呂町の美容院のアジサイを見てきました。今が盛りという感じです。

Dsc01658c_20240524160001  そうそう貝塚公園では、今シーズン初のアカトンボ。ショウジョウトンボのオスと思います。

Dsc02177c_20240524161901  授業のQ&Aは、昨晩、チェックを終え、送りましたので、キリがついています。週末ですが、土日のいずれかで長良川河口堰や長島方面へプチ遠征したいと思っています。JRさわやかウォーキングでは、明日、松阪での企画がありますが(松阪撫子 どんな花?撫子彩る 豪商のまち探訪)、すでに訪ねたところばかりですからパス。近鉄ハイキングでは、明日、「いなべの美味しいものと『おふろcaféあげき温泉』でととのう」という企画があります。私的には今ひとつかな、という感じ。このアジサイも、美容院のところで。

2024年5月23日 (木)

三崎通の巣にも親ツバメがいます……マンション駐車場でもツバメが巣作り中

Dsc00054c  終日曇りでした。最高気温は25.9℃。朝のうちは北風でしたが、昼前からは南風に変わり、ちょっと湿気を含んでいるように感じます。朝は家事を済ませ、8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通と6.7㎞。

Dsc00213c  揖斐川の堤防、船津屋さんの裏手でホオジロのオス。久しぶりにこのあたりで見ました。去年は、この周辺で繁殖しており、ヒナをつれているところも見られました。今年もちょっと期待しています。

Dsc00293c_20240523170201 Dsc00287c_20240523170201  九華公園では、スズメ、カラス、ムクドリ、キジバト、ドバト、カワラヒワ、カワウくらいでほとんど野鳥はいません。写真も撮れず。散歩友達のYさんも、「今日はほとんど何もいない」とおっしゃっています。そこで、花菖蒲園の様子。パラパラと小ぶりの花菖蒲が咲いているくらいです。諸戸氏庭園の花菖蒲は、私の膝丈くらいは十分あるのですが、九華公園のものは、膝丈の半分くらい。あまり正直に書くのもどうかという気もしますが、取りつくろっても仕方ありません。

Dsc00308c_20240523170201 Dsc00343c_20240523170101  それなりに咲いている花菖蒲でちょっとだけ遊んでみました。今年は、名札がついていませんので、私には品種名は分かりません。

Dsc00417c Dsc00405c_20240523170101  鎮国守国神社の境内にある、桑名城天守台跡のところで、ウツギ。ただし、Google Lensで検索し、一応、ネットの植物図鑑で確かめたのみで、間違っているかも知れません。

Dsc00458c_20240523171101  貝塚公園でもムクドリくらいしかいませんでした。今日は、モズの姿はありません。

Dsc00471c_20240523170101  ここからはツバメの巣チェック。京町の商店の巣には、親ツバメがいました。ここはいたりいなかったりしますが、巣に就いているということは卵を抱いているのでしょう。

Dsc00525c_20240523170101 Dsc00578c_20240523170101  その近くのマンションの駐車場では、ツバメ夫婦が巣をつくろうとしています。巣の下には車が止めてありますが、無事に営巣させてもらえるでしょうか。気になります。

Dsc00688c_20240523170101 Dsc00779c_20240523170101  田町の商店にある巣では、ヒナ5羽が元気にしていました。今日もしばらく見ていましたが、親ツバメはやはり5~10分に1回はエサを運んできます。

Dsc00688c_20240523170101 Dsc00812c_20240523170101  親ツバメがヒナののどの奥まで嘴を突っ込んでエサを入れていきます。

Dsc00891c_20240523170101  さらに今日は、新しい発見。三崎通のお宅にある巣に、親ツバメがいました。しばらく前まで巡回の対象にしていたのですが、その頃はまったく来ていませんでしたので、対象から外していたのです。これで、散歩コースで営巣している巣は3ヶ所。京町のマンションの巣がうまく行けば、4ヶ所になります。

Dsc00397c_20240523171901  ところで、例のQ&Aは、午後、一通り完成しました。これまた例によって、今は寝かせてあります。ちょっと難儀しました。良くあるパターンに、主語がない文章があります。そうすると、何を聞きたいのか分からなくなります。授業のあと、少なくとも5分は出席票に質問、感想を書く時間を作るのですが、どうやら授業中から書いていたり、終わって思いついたことをパッパッと書いていたりするようで、見直してはいないようです。12時までの授業ですから、多数の学生は早く生協の食堂に行きたいようです(微笑)。

2024年5月22日 (水)

今日は欠席が多くてガッカリ【ツバメの巣についての追記(5/24)】

240522093119247c  ほぼ薄曇りの1日です。最高気温は25.3℃。少し湿度が高い感じがあります。今日は、江戸橋での非常勤の授業、早くも7回目になります。前回は、実質的に100%の出席率でしたので、今日も期待したのですが、敢えなく討ち死に(苦笑)。失格者を除いて6名も欠席があり、ガッカリ。教室に隙間が多い感じでした。2年生に欠席が多かったので、就職活動に関わる理由かも知れません。まぁ、授業は淡々と進めざるを得ません。

240522102017425c  授業は、予定通りに進んでいて、今日は理論と技法という話。かなり理論的な話もしたのですが、学生諸君の反応(いわゆる非言語的コミュニケーション)を見ていますと、分かっているのか、分かりにくいのか割と分かります。それに応じて、さらに詳しく説明したり、関連性を話したりしています。この話は、来週まで続きます。

Dscn6241c  非常勤講師控え室前にコシアカツバメがつくった巣があることはたびたび書いています。最近は、スズメがつかっていることが多く、今年もスズメが出入りしているのを目撃しています。今日出勤したら、こんな風になっていました。そこの部分がかなり壊れて、中にしかれていたと思われる枯れ草のようなものが見えていました。ツバメが戻ってきて、中のものを引っ張り出したのかとも思ったのですが、違う気もします。また、来週よく見てみようと思います。

240522132043974c  今日は、11時14分に干潮という好条件でしたが、もう水鳥は少ないはずと考え、寄り道はせず、まっすぐに帰宅。昼食を摂ってから出欠確認を済ませました。Q&Aには、これから手を着けます。アジサイは、桑名駅から帰宅途中に撮影。

【ツバメの巣についての追記(5/24)】 5月24日に助手の先生からもたらされた情報では、この巣が崩落し、卵3個が落ちていたとのことです。今シーズン、スズメが出入りするのが頻繁に目撃されていましたので、スズメの卵と思われます。大変残念です。

2024年5月21日 (火)

20240521諸戸氏庭園……花菖蒲は咲き始め

Dsc09408c_20240521154901  諸戸氏庭園で花菖蒲のつぼみが増えてきたといいますので、どんなふうか見に行ってきました。今日の散歩帰り、10時20分から11時頃まで。

Dsc09548c_20240521155001 Dsc09605c  すでに少しずつ咲いてきていましたが、全体としてはまだこれからという印象でした。旧知の歴史案内人のKさんに伺っても、諸戸会の方に尋ねても、今月末から来月初めが見頃でしょうということでした。

Dsc09539c_20240521155001 Dsc09570c  ところによっては、こんな景色も見られますが、まだ一部です。

2c67cd22_20240521160101  5年前と7年前には、「濡れ燕」という珍しい品種を見せていただいたことがあります(2019年6月4日:諸戸氏庭園で花菖蒲を楽しむ……濡れ燕という珍しい品種も咲いていました、2017年6月3日:諸戸氏庭園 春の一般公開へ【花菖蒲の名前、訂正あります(6/10)】)。その後は、見聞きしていませんので、現在、どうなっているかは分かりません。今度行ったときに確かめてみます。写真は、5年前に撮ったもの。これで咲いている状態だそうです。

Dsc09660c_20240521155001 Dsc09674c_20240521155001  こちらは、歴史案内人のKさんに教えていただいたナツロウバイ茶花として用いられるのだそうです。初代諸戸清六氏の次男・精太氏が植えられたものと聞きました。「茶花(ちゃばな)」とは、お茶会の席で茶室の床(とこ)に生ける花のこと。

Dsc09532c_20240521155001  コウホネ。花菖蒲畑のあちこちに咲いています。

Dsc09970c_20240521155001  私の好きな推敲亭を通してみた景色。花菖蒲が見えるアングルを選びました。上述のように、今月末から来月初めの、見頃になった頃には、ここからもたくさんの花菖蒲の花が見えるでしょう。

Dsc09713c_20240521155001  余談。コゲラが2羽いるのを見つけました。庭園や花菖蒲を見ながらも、鳥の鳴き声がすると、気になります。以前からずっと、諸戸氏庭園でもバードウォッチングをすることができたら良いなと、密かに思っていたのです。

田町の商店のツバメの巣のヒナは5羽でした……九華公園ではカワラヒワのヒナも

Dsc00052c  今日の最高気温は、28.3℃。今年もっとも高くなっています。いつも通りに朝7時半から散歩へ。住吉神社、江戸町、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園、諸戸氏庭園と7.0㎞。諸戸氏庭園で花菖蒲のつぼみが増えてきたというので、見てきました。これについては、別の記事にします。

Dsc09108c_20240521152301 Dsc09121c  今日も、ツバメのヒナの話から。田町の商店にある巣で、ヒナを見つけたと昨日書きましたが(2024年5月20日:ツバメのヒナが孵っていました……スズメのヒナ・コレクションも)、ヒナは5羽いました。しばらく見ていましたが、親ツバメは5~10分に1回はやって来て、エサを与えていきます。

Dsc09190c  さらにこんなシーンも。親ツバメがくわえている白いものは、ヒナの糞。巣の端っこにあったものをくわえて、よそへ捨てに行くのです。これによって、巣の中は清潔に保たれます。ヒナはもう少し大きくなったら、巣の外へお尻を突き出して糞をします。

Dsc08207c_20240521152401  さて、散歩の初めから順に。七里の渡し跡で、イソヒヨドリのメス。イモムシのようなものをくわえて旅館山月の跡にできた駐車場の方へ飛んでいきました。鳥たちは、エサを見つけて捕らえると、たいていは別の、たぶん安全なところまで移動してから食べています。

Dsc08244c_20240521152401 Dsc08249c  江戸町では、歌行燈本店のアジサイ。先日と変わりありません(2024年5月19日:アジサイが咲き始めていました)。今年は、これだけのようです。

Dsc08628c_20240521152401  九華公園では、久しぶりにカワラヒワのヒナを1羽、見つけました。二の丸跡にて。目の上あたりに産毛のようなものが生えているのが見えます。巣立ってきたばかりかという気がします。

Dsc08417c_20240521152401  今日も全体的に鳥は少なく、奥平屋敷跡で見たのは、スズメ、ハクセキレイ1羽、カワラヒワくらい。ドバトも、ムクドリも、カラスもほとんどいません。

Dsc08327c_20240521152401  5月も下旬になりましたので、そろそろあのシーズンに入ります。ミドリガメの産卵です。今日も3匹が上陸してきているのを見つけました。まだ産卵していたという情報はありません。

Dsc08348c_20240521152401 Dsc08699c_20240521152301  花菖蒲は、ボツボツという感じ。3ヶ所の花菖蒲園とも咲いてきていますが、全体としては不作といわざるをえません。左の写真は管理事務所の南、右の写真は奥平屋敷跡の北。奥平屋敷跡のところでは、花菖蒲園に散水機を設置する工事をしておられましたが、素人目には必要性はないように思えます。造園業者さんなど専門家によって普段から手入れを怠らないことの方が大切でしょう。

Dsc08771c  貝塚公園では、今日もモズがいました。今日は2羽。いずれも幼鳥と思います。今日、私が見た限りでは、親のモズはいませんでした。

Dsc09220c_20240521152302 Dsc09239c_20240521152301  桑名七里の渡し公園では、せせらぎにカワラヒワがやって来て、水浴び。まだ幼いカワラヒワのように見えます。あまり激しくはしておらず、慎ましい感じで水を浴びていきました。

Dsc09374c  近くの芝生には、ハクセキレイが1羽。いつもここには、ハクセキレイが1羽います。常駐しているのか? と思えます。

Dsc09396c_20240521152201 Dsc00045c_20240521152201  諸戸氏庭園の話は別記事にしますが、通用口のところにこんなふうにしつらえられたサツキの木があります。自然に功なったのではないでしょう。諸戸氏庭園から出て来たら、西の空にこれは飛行機雲がクロスしているのでしょうね。アルファベットの”X"の形でおもしろい。

2024年5月20日 (月)

ツバメのヒナが孵っていました……スズメのヒナ・コレクションも

Dsc08157c  雨は未明には上がったようで、朝から曇り。10時頃からは晴れて来ました。晴れて来たら、少し蒸し暑くなった感じです。最高気温は、今のところ、26.1℃。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と7.0㎞。

Dsc08046c   今日は、まずはこれから。田町の商店にあるツバメの巣で、ヒナが孵っていました。ここの巣は深く、また、ヒナは大人しかったので、危うく見逃すところでした。2羽が確認できます。はっきりとは見えませんが、目がまだ開いていないようですから、孵ったばかりなのでしょう。

Dsc07476c_20240520143801 Dsc07761c_20240520143701  さて、今日も相変わらず、スズメばかり。ヒナをたくさん見ました。左の写真のヒナは、柿安コミュティパークにて。右の写真の個体は、九華公園の二の丸跡にて。他にもあちこちで見かけたり、鳴き声を聞いたりしています。

Dsc07588c_20240520143801 Dsc07712c_20240520144501  九華公園では、カワラヒワを合計で10羽以上見ました。しばらくあまり見かけませんでしたが、子育ても一段落したのでしょうか。ハクセキレイも、2、3回顔を店に来ています。いずれも奥平屋敷跡のところで。

Dsc07563c Dsc07723c_20240520143701  二の丸堀には、カルガモが1羽。神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣では、ヒナがかなり大きくなって、よく見えるようになっています。右の写真で、向かって左にいるのが、カワウのヒナ。当初は3羽いたと思うのですが、無事に育っているのは1羽のみ。

Dsc07514c_20240520143801  九華公園の花菖蒲は、少しずつ花が増えています。左の写真は、管理事務所の南の花菖蒲園にて。ほかのところもつぼみがそれなりに出て来ています。

Dsc07828c_20240520143701 Dsc07903c_20240520143701  貝塚公園では、もういなくなったと思っていたのですが、モズに出会いました。これらの2枚の写真に写っているのは、いずれもヒナというか、幼鳥だろうと思います。ほかにもう1羽も同時に見ましたので、まだ親と一緒に行動しているのでしょう。

Dsc07928c_20240520143701 Dsc07959c_20240520143701  ツバメの巣の巡回結果。京町のお宅にあるツバメの巣は、部分的に崩落してしまっていました(左の写真)。これでは、営巣は無理です。一方、京町の商店にある巣では、親が巣に就いていました(右の写真)。こちらはヒナが期待できそうです。

Dsc07995c_20240520143701  南魚町にある仏眼院の墓地のところでも、スズメのヒナ。

Dsc08017c_20240520143701  八間郵便局の近くの歩道でもアジサイが咲き始めていました。

Dsc08074c_20240520143801 Dsc08105c_20240520143901  拙宅マンションまで戻ってきたら、プレイロットにスズメの親子がいました。ヒナは、親に盛んにエサをねだって、虫のようなものをもらったようでした。

Dsc08112c_20240520143901  まだ警戒心がほとんどありませんので、私の方に寄ってきたところ。上の写真のヒナです。

Dsc08153c_20240520143701  先週の市民大学郷土史学科の講義内容を元にあれこれ調べて、まとめをつくっています。一通りは完成したのですが、浮世絵などは、配付資料はモノクロ印刷ですが、手元にある文献やネットでカラーのものを見ますと、印象がかなり違います。まとめはこれから、見直すことにしています。興味を究めるのと、まぁ暇つぶし。写真は、諸戸氏庭園方面です。そろそろここも花菖蒲が咲いてきているでしょうから、明日くらいにまた様子を見てこようと思っています。見頃を見極めて、また写真を撮りに行くのです。

2024年5月19日 (日)

アジサイが咲き始めていました

Dsc06811c  朝から曇りときどき雨です。アメダスの記録には出ないくらいの雨です。最高気温は、21.7℃。いつものように、7時半頃、しばらくは降らないだろうと高をくくって出かけたのですが、やはり降られました(苦笑)。住吉神社から九華公園を回っているときに降ってきました。8時頃のこと。しばらく雨宿りをしていたのですが、やみそうになく、江戸町、風呂町などを回って、9時前に帰宅。歩いたのは、4.1㎞。

Dsc07035c_20240519142901 Dsc07108c どこへ行っても野鳥は少なく、スズメかムクドリくらいしか見ません。スズメは、あちこちでヒナの鳴き声がしています。これらは、九華公園の二の丸跡(左の写真)と、朝日丸跡で見かけたヒナ。

Dsc07200c_20240519143001  さらに、吉之丸堀にかかる橋にある東屋で雨宿りをしていたら、スズメの親子がやって来ました。私がじっとしていたら、すぐ近くまで平気でやって来ます。

Dsc07219c Dsc07224c_20240519143701  ヒナは、親にエサをねだっていました。2階ほど、こういうシーンが見えたのですが、親はエサを加えているようには見えませんでした。フェイントなのかも知れません。

Dsc06899c  花菖蒲は、本丸跡の花菖蒲園に続いて、管理事務所南のところでも咲き始めました。最近は、名札がありませんので、名前が分かりませんが、ピンク色のものが2輪。

Dsc07156c_20240519142901 Dsc07161c_20240519142901  こちらは、本丸跡にある花菖蒲園。紫ばかり咲いていますが、2種類のようです。モンシロチョウが止まっていました。

Dsc07322c Dsc07328c_20240519143001  雨宿りから帰る途中、歌行燈本店さんのアジサイがどんなふうか見てきました。だんだんと数が減ってきていますが、今年は左の写真のようです。

Dsc07374c_20240519143001 Dsc07382c  さらに風呂町にある美容室のところ。ここも見事で、よく見に来ています。かなり咲いてきていました。

Dsc07398c_20240519143001 Dsc07423c_20240519144401  かなりよく手入れをしていらっしゃるのでしょう。 もう少ししたらもっと咲いてくるでしょうから、また見に来ることにします。

Dsc07313c  雨は明日の朝までのようです。今週も水曜日には江戸橋での非常勤の授業。早くも7回目です。週末・土曜には、三岐鉄道東藤原駅から阿下喜駅までの近鉄ハイキング「【三岐鉄道合同企画】いなべの美味しいものと「おふろcaféあげき温泉」でととのう」が、また、JRさわやかウォーキング「松阪撫子 どんな花?撫子彩る 豪商のまち探訪」があります。近鉄ハイキングの方は、名所旧跡を訪ねる企画ではありません。JRさわやかウォーキングの企画は以前、参加したことがありますから(2018年5月26日:20180526JRさわやかウォーキング「~松阪撫子どんな花?~新緑の松坂城跡から眺める御城番屋敷」へ、なぜか近鉄で(予告編))、パスですねぇ。日曜のJRさわやかウォーキングは、紀勢線・大泊駅でいかにも遠い(世界遺産散策と七里御浜の眺望を訪ねて)。大泊は、尾鷲よりも向こうなのです。

2024年5月18日 (土)

三ツ又池公園のカイツブリの巣は3ヶ所

Dsc05505c_20240518150101  好天は今日までのようです。朝からよく晴れ、最高気温も28.8℃まで上がりました。毎日、あちこちウロウロしていますが、今日は、長良川河口堰(左の写真)、長島町内、三ツ又池公園、上之輪新田と回ってきました。7時半前から3時間余り。各所で歩いたのは、合計6.0㎞。

Dsc05408c_20240518150101  河口堰へ行く前に、伊勢大橋の架け替え工事現場を覗いてきました。ブロ友のひらいさんからの情報で、コアジサシが営巣しているということだったのですが、見当たらず。ガッカリしていたら、コチドリが1羽やって来ました。

Dsc05514c_20240518150101 Dsc05557c_20240518150101  続いて、河口堰。全体として鳥は少なめ。長良川左岸の魚道のところで、コサギが1羽。管理橋を渡って右岸に向かっている時にハクセキレイのオス。無視のようなものをたくさんくわえていますから、子育て中。

Dsc05617c_20240518150101 Dsc05661c_20240518150101  右岸の魚道のところには、コサギとアオサギ。コサギは他にも2羽。

Dsc05781c_20240518150101  親水広場に降りていく途中、オオヨシキリの鳴き声が盛んに聞こえてくるのですが、見えたのは、はるか遠くに1羽。写真は撮れたものの、ピンぼけ。コアジサシは、管理橋を渡っているとき、3羽くらいが飛んでいたのですが、親水広場から見られたのは2羽。求愛給餌をしているように見えました。

Dsc05845c_20240518150101 Dsc05875c_20240518150101  ほかには、コチドリが1羽。イソシギに何度も遭遇したものの、すぐに逃げられ、写真は撮れませんでした。上空をミサゴが通過。揖斐・長良川の上流方向へ飛んでいきました。

Dsc06069c Dsc06117c_20240518150201  続いて、長島町内某所その1。コチドリのペアがいます。抱卵中のようです。前回来たときにも抱卵中と思われたコチドリがいましたが(2024年5月5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、それとは違う場所。

Dsc06144c_20240518150201 Dsc06205c_20240518150201  コチドリは、少し離れたところにもう1羽。さらに離れたところにはヒバリ。ヒバリは、上空でさえずっている個体もいました。

Dsc06286c_20240518150201 Dsc06341c  長島町内某所その2には、ケリが巣に就いていたのですが、今日行って見たら、何もいませんでした。長島町内某所その3には、ケリが1羽いたのみ。前回は、「ケリ・デー」と書いたくらいでしたのに(2024年5月5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、これで某所その2、3、4とも、ケリは繁殖しておらず。某所その3の近くの水田にダイサギ。そろそろアマサギも来ているのではないかと思います。

Dsc06375c  3ヶ所目は、三ツ又池公園。そろそろカイツブリが繁殖しているだろうと思ったのです。9時過ぎに到着。

Dsc06394c Dsc06779c_20240518150201  中之島の南にカイツブリの巣が1つ。右の写真は、遊水池を一回りしてから撮ったもの。遊歩道からは、ちょっと距離があるからということもあって、卵があるかどうかははっきりしません。

Dsc06611c_20240518150201 Dsc06532c_20240518150201  カイツブリの巣2号は、遊水池の北側エリアにありましたが、最初は巣がつくってあるようには見えなかったのですが、よく見直したら、水草が敷かれていました。直前にエビか何かを食べたカイツブリがここに上陸。

Dsc06740c_20240518150201  巣3号は、中之島の北側。ここは、きちんと巣がつくってあり、親カイツブリがずっと巣に就いていました。今日見つけたカイツブリの巣は、以上のように、3つのみ。他にカメが甲羅干ししている発泡スチロールが1個。今日見たカイツブリは、合計6羽と、これまでよりかなり少なめ。巣をつくる発泡スチロールそのものが減っています。

Dsc06453c_20240518150201 Dsc06666c_20240518150201  他に見たのは、アオサギ。行けば必ず見られるヌートリア。今日は、甲羅干しをしていたミドリガメにちょっかいを出していました。これら以外には、ムクドリ、スズメ、ツバメ、ヒバリ。

Dsc06797c  最後に上之輪新田に行ったのですが、全面的に代かきが行われており、ケリは全く見当たりません。前回来たときには、ケリのヒナも2羽いたのに、どうなったか心配です。

【追記(5/19)】 三ツ又池公園のカイツブリの巣は、写真をよく見直したら、3つでしたので、タイトルと本文の一部を訂正しました。

2024年5月17日 (金)

20240517勝手にハイキング「吉崎海岸でハマヒルガオを見る」(一回完結)

Dsc04819c_20240517151801  好天で、26.9℃と夏日になりました。昨日の中日新聞朝刊に四日市市楠町の吉崎海岸でハマヒルガオが見頃を迎えているという記事がありました。過去に2回、近鉄ハイキングでこのハマヒルガオを見に行くという企画があって参加したのですが、いずれの時も満開ではなかったという経験がありました(2019年6月22日:20190622近鉄ハイキング「潮風薫るハマヒルガオと夏のおとずれを感じて」……昨年のリベンジなるか?(完)、2018年5月19日:近鉄ハイキング「潮風薫るハマヒルガオと春のおとずれを感じて」へ……楠中央緑地公園、吉崎海岸でハマヒルガオそして御園神社(完))。5~6年ぶりにリベンジの機会が与えられたような気がし、早速、今日行ってきました。

Dsc04690c_20240517151801  近鉄桑名駅を7時59分に発車する近鉄四日市行き準急に乗車。乗り換えが必要かと思っていたら、この電車が四日市からそのまま白塚行き普通になり、楽チン。北楠駅には8時39分に到着。¥490。

240517kitakusu  こちらが今日歩いてきたルートマップ。途中、楠中央緑地に立ち寄ったのみで、吉崎海岸まで往復してきました。過去2回行っていますので、現地では地図なしで大丈夫でした。北楠駅についてすぐにスタートしましたから、8時40分から歩き始めました。

Dsc04699c_20240517151801 Dsc04709c  北楠駅を出てじきに田園地帯になります。右は楠中央緑地。広々としていて気持ちの良い公園です。過去の近鉄ハイキングでも来ていて、中央に見える丘の上の展望台には、2018年に上っています。伊勢湾から多度山、名駅前の高層ビル群などがよく見えました。

Dsc04751c_20240517151802 Dsc04760c_20240517151801  吉崎海岸は、磯津漁港のすぐ南側。ここには、9時25分頃に到着。右の看板の所が入り口。ここから海岸まで木道が続いています。木道脇にも、ハマヒルガオが少し咲いていました。吉崎海岸は、四日市市内で唯一残る自然海岸です。ハマヒルガオなどの貴重な海浜植物のほか、シロチドリの営巣地でもあり、また、ウミガメの産卵も行われるところです。

Dsc04877c_20240517153001 Dsc05226c_20240517151701  木道から海岸に降りると、辺り一面にとは行きませんでしたが、ハマヒルガオがよく咲いていました。これで、冒頭に書きましたように、5年前、6年前のリベンジに成功しました(微笑)。10数名くらいの方が、ハマヒルガオを見たり、写真に撮ったりしておられました。何度かいらっしゃったという方は、「今年はよく咲いている」とおっしゃっています。

Dsc04819c_20240517151801 Dsc04871c  あちこち歩き回って、良いスポットはないか探し回って、けっこうな枚数の写真を撮ってきました。十分に堪能した気がします。

Dsc04995c_20240517153401  ハチが蜜を吸いに来たところもうまい具合に撮ることが出来ました。

Dsc05000c_20240517153701 Dsc05073c_20240517151701  ほかには、ハマボウフウもかなり咲いていました。右の写真の小さい黄色い花が咲くのは、コマツヨイグサではないかと思います。

Dsc04939c_20240517154001  さらにこちらは、ハマダイコンかなという気がしますが、確信はありませんので、間違っていましたら、ご教示をお願いします。

Dsc05131c Dsc05148c  吉崎海岸は、天気の良い日に行くととても気持ちの良いところです。伊勢湾に面しており、南の方は(右の写真)、鈴鹿市方面もよく見えます。

Dsc05053c_20240517151701  現地では1時間ほど花や海を見たり、撮影したりしてきました。10時半前に吉崎海岸を出て、往きとは少しだけ違う道を通って、北楠駅に。

Dsc05340c_20240517151701  北楠駅には11時過ぎに到着。11時17分発の四日市行き普通に乗車し、次の塩浜駅に11時19分着。11時24分の名古屋行き急行に乗り換えて、桑名駅には11時40分着。¥490。けっこう暑かったのですが、5年ぶりにリベンジも果たせ、ハマヒルガオも吉崎海岸も楽しめ、満足、満足。これでシロチドリがいてくれたら、いうことはなかったのですが、私は見つけられませんでした。そうそう贅沢をいってはいけません。

Screenshot_20240517120403  今日のGoogle Fitのデータ。歩いた距離は、トータルで9.1㎞。吉崎海岸で歩き回りました。歩数は、14,404でした。

2024年5月16日 (木)

愛鳥週間最終日も鳥は少なし

Dsc04684c_20240516183901  雨は5時台くらいまでで、その後は曇り。しかし、今日は、晴れあり、曇りあり、午後からは雨もありという定まらない天候でした。雨は降らないだろうということで、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と6.1㎞。

Dsc04074c  今日までが愛鳥週間ですが、野鳥はいません(苦笑)。揖斐川右岸の堤防を歩いていると、揖斐長良川の中州からはオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえてきます。この週末には、長良川河口堰方面に行って、オオヨシキリや、セッカなど見られたら良いなと思っています。写真は、三の丸水門にいたドバトのカップル。人間でいえば「いちゃいちゃ」していたと思います。柿安コミュティパークにはカワラヒワもいましたが、枝かぶりでピンぼけ写真を量産。

Dsc04175c_20240516184001  九華公園も静かで、スズメ、カワラヒワなどを少し見たくらい。神戸櫓跡にあるカワウの巣では、ヒナがずいぶん成長してきていました。かなり前には3羽いるように見えたのですが、今日は、ヒナは1羽しかいないと思われました。

Dsc04287c_20240516184001 Dsc04349c_20240516183901  本丸跡の花菖蒲園では、花菖蒲が10数輪咲いてきています。しかし、同じ色の花菖蒲ばかりです。私の独断と偏見に基づく予想では、今年、九華公園の花菖蒲は、鑑賞に堪えられないという気がしています。市の花に指定しているのですから、もう少しきちんと手入れをする必要がありますが、ほとんど放置状態なのです。年度が替わった頃、様子が芳しくないと、慌てて補植しているのが現状。

Dsc04364c_20240516183901  九華公園の外周遊歩道の南ではスズメのヒナ。奥平屋敷跡でも数羽いたのですが、高木の高いところにいて写真が撮れなかったのです。

Dsc04425c_20240516183901 Dsc04430c_20240516183901 貝塚公園では、モズの親子を探し回ったものの、今日も、姿もなく、鳴き声も聞こえませんでした。もういなくなってしまったような気がします。貝塚公園にいたのは、ムクドリくらい。このあと、ツバメの巣チェックをしてきたのですが、どこの巣にも親ツバメはいませんでした。京町の商店近くの電線には、オスのツバメがいたのですが、光の加減が悪く、真っ黒で割愛。

Dsc04570c  桑名七里の渡し公園でハクセキレイ。いつもここにいるオスと思います。散歩に出る時にも見ましたが、そのとき撮った写真は甘ピンでペケでした。

Dsc04407c_20240516183901  昨日の授業のQ&Aは、夕方前に一応は完成。例によって例のごとく、今は寝かせてあります。ウ~ン、さほど難儀はしませんでしたが、どうも以前の授業で説明したことは、忘却の彼方にあるようです。まぁ、自分の学生時代にもそうだったかも知れませんから、あまり強くは指摘しないようにしました(微苦笑)。写真は、九華公園の南にあるお宅にて。

Dsc04676c_20240516183901  今朝の中日新聞に四日市市楠町の吉崎海岸でハマヒルガオが見頃を迎えているという記事がありました。過去に2回、近鉄ハイキングでこのハマヒルガオを見に行くという企画があって参加したのですが、いずれの時も満開ではなかったという経験がありました(2019年6月22日:20190622近鉄ハイキング「潮風薫るハマヒルガオと夏のおとずれを感じて」……昨年のリベンジなるか?(完)、2018年5月19日:近鉄ハイキング「潮風薫るハマヒルガオと春のおとずれを感じて」へ……楠中央緑地公園、吉崎海岸でハマヒルガオそして御園神社(完))。5~6年ぶりにリベンジの機会が与えられたような気がしています。明日くらいに行ってみようかという気分が高まっています。ハマヒルガオが満開という妄想を現実にできる、絶好のチャンスを逃す手はありません。写真は、拙宅マンションの庭にて。サツキです。

2024年5月15日 (水)

今日の出席率は、実質100%

240515102524332c  出勤するときはよく晴れていたのですが、電車に乗っている頃から薄曇り。しかし、これまでのところ、雨は降っていません。気温は、24.1℃になっています。夜、弱い雨が降るだけのようです。今日で6回目の非常勤の授業。今日は、ずっと欠席している学生を除いて、勢ぞろい。実質的に出席率は100%でした。皆、熱心に聞いており、出席票の質問、感想などからもそれが窺えます。そこに、来週分のレジメから、カラー印刷になりました。助手の先生は、「いつまで費用が持つか、分かりません」とおっしゃるのですが、配ったときの学生諸君の反応からして、モチベーションアップにつながりそうです。学習成果も上がることを期待しましょう。と書いておきながら、後で思い出しましたので追記。授業中、居眠りする学生はたぶん古今東西を問わずにいると思います。私が現役バリバリの頃は(といってももう20年くらい前)、眠くなるとパタッとスイッチが入った(切れた?)ようにして、机に伏して寝ている学生が多々いました。最近は(といっても、今日の経験ですが)、いわゆる「船をこいでいる」状態が多数派。眠気に懸命に抵抗していることがよく分かりましたから、敢えて起こすとか、注意するとか、無粋なことはしないでおきました(微苦笑)。

240515093128331c  いつも東門から入って、グラウンドを横切っていきます。そのグラウンドに今日は、ヒバリ(揚げ雲雀)、ツバメ(2羽揃って、巣に使う泥をとっているようでした)、ハクセキレイ、ムクドリなどいました。助手の先生のお話では、非常勤講師室前のコシアカツバメの巣からはスズメの鳴き声がしているそうですが、今日は、私は確認できません。冬になるとツグミがいたり、モズがいたりもします。「バードウォッチングができる学校」と、私はときどき学生諸君に話しています。

240515132050183c  帰宅後、昼食を摂って、出欠確認、授業レジメの訂正をGoogle classroomにアップロードというところまで済ませました。例のQ&Aは、これから着手します。写真の白い花は、マツバギクのようです。駅から帰宅途中の集合住宅に咲いていました。赤い花は、サツキ。

Dscn6234c  ところで、往きの電車では右側(西側)の席に座れましたので、長太(なご)の大楠が見えました。近鉄電車からよく見えますので、いつも行き帰りに眺めてくるのです。 2020年9月に雷が落ちてから樹勢が衰え、いおろいろと手当てされているのですが、なかなか回復しません。リンク先の写真にある姿とは大違いです。鈴鹿のシンボルともいわれている木ですので、元気を取り戻してもらいたいものです。高さは26m、幹の直径は2.6m、枝は四方約30mに伸びています。

Dscn6238c  車窓から見える水田には、どこもすでに田植えが行われています。これからさらに青々としてくるでしょうが、そういう景色を見るのは、気持ちよいものです。ところどころにダイサギらしき、白いサギの姿も見えるようになりました。通勤途上で、サギなどを見つけるのも楽しみの1つです。

20240511JRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」へ(補遺編その2)

240511jrwalkingkariya0  5月11日のJRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」に参加したとき、コースのすぐ近くに私が卒業した高校がありますので、寄り道してきました。書こうか、若干迷ったのですが、補遺編その2として載せておきます。

Img_1756c_20240511150801 Img_1732c_20240515062501  最初の立ち寄り先である刈谷市美術館から数100m、富士見町交差点近くに卒業した高校があります。卒業生とはいえ、勝手に立ち入るのははばかられましたので、門のところから、校舎の様子や、校訓が刻まれた石碑を見るなどしてきたくらいです。創立は大正8(1919)年。私が入学したのが昭和45(1970)年ですが、正門は、昔と同じままでした。さすがに、校舎はすっかり替わってしまっています。卒業は昭和48(1973)年ですから、卒業して51年。「紅顔の美少年」も、年を取るわけです。

Img_1740c_20240511150801  上右の写真にも写っていますが、こちらは校訓「質実剛健」を刻んだ石碑。校訓の意味は、「飾りけがなく、まじめで、心身ともに強くたくましい」という意味。旧制中学の初代校長である羽生隆先生の書によります。

Img_1745c_20240515062501 Img_1753c_20240515062501  敷地の西端の方にこういう建物があります。同窓会記念館です。われわれが生徒であった頃は、1階には卒業生が寄贈した著書などの資料が展示してありました。2階は会議室のようになっていたのですが、3年生のとき、なぜかここが我がクラスの教室になっていたのです。冷暖房が入っていたような気がします。ここで1年間、大学受験に向けて切磋琢磨したという次第。ちなみに、生徒同士は仲が良く、どのように勉強したらよいかとか、日付が変わる前には寝た方が効率がよいとか話をしていました。あの頃は、本当によく勉強しました。3年生のとき、正規の授業前と、授業後とに補習が行われていました。朝は、国語、数学、英語の科目で、午後は理科、社会の科目と記憶しています。1日8時間授業だったというわけ。数学の授業では、3年生の1学期までで数学Ⅲまで済ませ、2学期からは授業で、受験用の問題集を解いていたと思います。

Img_1782c_20240515062501  Img_1772c_20240515062501最後に正門を見上げ、体育館に掲げられていた校章を眺めて、JRさわやかウォーキングのルートに戻り、依佐美送信所記念館に向かいました。つかの間のセンチメンタル・ジャーニーです。

2024年5月14日 (火)

九華公園で花菖蒲が咲き始めました

Dsc04016c_20240514141001  朝のうちは雲が多めで、北風でしたが、昼前からは晴れて来ました。最高気温は24.0℃。いつもの通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、歴史を語る公園、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と、7.0㎞(こんなに歩いたかな?と思いますが……)。

Dsc03959c  5月10~16日は愛鳥週間ですが、毎年ぼやいているように、この頃、野鳥は少ないのです。ちなみに、この1週間を愛鳥週間に決めた際に、野鳥がよく見られるといったことは考慮されていない印象です。今日、もっともたくさん見た野鳥は、スズメでした。この写真は、桑名七里の渡し公園にて。

Dsc03436c_20240514141101 Dsc03583c_20240514141101  スズメのいるところには、けっこうな確率でヒナも混じっています。左の写真は、住吉神社~桑名七里の渡し公園あたりでよく見るヒナと思います。まだ親と一緒に行動しています。右は、九華公園で見つけたヒナ。このヒナも親からエサをもらっていました。

Dsc03677c  今日は、吉之丸堀にカルガモが2羽来ていました。堀に向かって延びている松の木のところで休憩中。ほかには、シジュウカラ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ドバト、ムクドリ、ホオジロらしき鳥などを見て、コゲラの鳴き声を聞きましたが、鳥果は上がりませんでした。

Dsc03688c_20240514141001 Dsc03714c  その代わりではありませんが、本丸跡の花菖蒲園で、花菖蒲が咲き始めました。今のところは、3輪ですが、写真にも写っているように、つぼみもたくさん出ています。この一画だけは、それなりの花菖蒲が見られそうです。

Dsc03623c_20240514141101 Dsc03627x  ほかのところは、あまり芳しくありません。写真を載せてもよいか、若干迷うところもありますが、まあ事実は事実ですから。左の写真の花菖蒲園は管理事務所から奥平屋敷跡に行く途中のところ。右は奥平屋敷跡北側のもの。全般に生育状況がよくありませんから、散歩友達の間では花は咲かないかもという話になっています。とくに奥平屋敷跡北側のところでは、ヨシがはびこってしまい、これが根本的に除去するのが難しい状況です。

Dsc03647c  さらに、この奥平屋敷跡北側のところでは、カラスが補植した花菖蒲の苗を抜くというイタズラが、まだときどき起きています。今日も、見つけた限りで15個ほどが抜かれていました。

Dsc03795c_20240514141001  ツバメの巣チェックの結果、今日、親ツバメが巣に就いていたのは、京町の商店の巣だけでした。貝塚公園にも行ってきましたが、今日は、モズの親子は確認できませんでした。姿も見えず、鳴き声もしておらず、でした。歴史を語る公園の堀では、オオバンがいないか探しましたが、これもいませんでした。川口水門に近い方も見たものの、やはり見つかりませんでした。留鳥化して、このあたりで繁殖しないかとも思ったのですがねぇ……。

Dsc03948c_20240514141001  桑名七里の渡し公園では、スズメ、ムクドリのほかにハクセキレイ。よくここにいます。身繕いの途中の様子。

Dsc03992c_20240514142901 Dsc04000c_20240514142901  せせらぎで、カラスの行水ならぬ、カラスの水浴びも見られましたが、写真は逆光気味でイマイチ。

Dsc03785c_20240514143101 Dsc03920c_20240514141001  新緑の季節というには、少し遅い気がしますが、緑が目にまぶしく感じます。左の写真は九華公園、右の写真は桑名七里の渡し公園。

Dsc04012c_20240514141001  明日は、水曜日ですから、江戸橋方面での非常勤の授業。すでに1/3を過ぎ、6回目。話はだんだんと佳境に入ってきています。明日も好天という予報でありがたい。

2024年5月13日 (月)

今日は、市民大学郷土史学科

240513124825485c 240513152155826c  昨日の夜から雨が続いています。わが家あたりでは思ったほど強くは降らずに済みましたが、散歩には行けません。午後は、市民大学郷土史学科へ。今日から今年度の講座が始まったのです。今年度のテーマは、「描かれた桑名を紐解く」です。道中記、案内書、浮世絵などに描かれた桑名について取り上げられるということで、私自身も、かなり興味をもっています。今日のところは、東海道に沿った桑名藩領、資料に見る四日市~羽津付近というお話し。前者については、現在の四日市市楠町は飛び領知であったことや、四日市市川尻町あたりに入会地があったなど、今まで知らなかった話がありました。

240513152600577c 240513152608858c  雨の日のお約束。ベランダ園芸の様子。左の写真は、アサガオ。かなり成長してきましたが、ごく最近になって発芽したものもあります。サギソウの方も順調に育っています。去年は、早くにしょぼい花が咲きましたが、今年はそういうことがないように願っています。明日は、朝から晴れて、気温も上がるようです。散歩日和を期待しています。

2024年5月12日 (日)

20240511JRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」へ(補遺編)

Img_1866c_20240512154901  5月11日のJRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」で訪れた依佐美送信所記念館などについてもう少し書いておこうと思って、この補遺編としました。内容が本編と重複する部分もあります。

Img_1918c_20240511150801 Img_2167c  依佐美送信所(よさみそうしんじょ)は、愛知県碧海郡依佐美村(現在の刈⾕市⾼須町⼭ノ⽥1番地)に建設された、超⻑波の使⽤を主とした無線送信所です。アンテナ出力500kW(世界最大級)、波長17.2km、周波数17.442kHzの長波送信所として、昭和4(1929)年に運⽤を開始しました。その敷地面積は6.6haもありました。長波は、海面下まで電波が届くという特性から、太平洋戦争時には日本海軍潜水艦との交信に重用され、「ニイタカヤマノボレ」の暗号文も依佐美送信所から潜水艦へ発信されています。戦後は⽶軍に接収されましたが、平成5(1993)年、⽶軍より閉鎖する旨の通告を受け、翌平成6(1994)年に⽇本に返還されています。平成9(1997)年にはアンテナ鉄塔が、また、建物は平成18 (2006)年にそれぞれ解体されました。送信設備の⼀部は依佐美送信所記念館に保存され、平成19(2007)年に⾼周波発電機が機械遺産に認定、平成20(2008)年には送信設備⼀式が未来技術遺産に制定されています。さらに、平成21(2009)年には、IEEEよりマイルストーンとして認定されています。

Img_2104c_20240511150901 Img_2108c_20240511150901  ⾼さ250 mの鉄塔8基(4基×2列)によって⻑さ1.8 km、16条のアンテナ⽤ワイヤーを⽀えていました。鉄塔は鉄骨を組み合わせた構造で、一辺が3mの正三角柱です。鉄塔には自立式と支線式があり、依佐美の長波鉄塔は支線式でした。倒れないよう3方向から支線と呼ばれるワイヤーロープで支えていました。この記念鉄塔には支線は1段しかありませんが、実際は6段ありました。鉄塔の下の部分は鉛筆の先を下にして立てたように尖っており、これが支線式鉄塔の特徴です。根元は固定されておらず、台座の上に置いてあるだけです。支線式鉄塔は弱そうに見えるものの、非常に丈夫なつくりで、昭和20(1945)年の三河地震や昭和34(1959)年の伊勢湾台風にも耐えています。ちなみに250mという高さは、東京タワー(333m)が建設される昭和33(1958)年まで、「東洋一」の高さを誇っていました。現在は、鉄塔の下部25mと、先端部分とが保存されています。アース線は、1.76km×0.88kmの範囲内の地中に深さ60 cmで網の目状に敷き詰められていたといいます。

Img_1900c  こちらは、鉄塔の頂上部分。最上部に滑車が3個ありますが、その上にアンテナ線16条(本)をつるすための吊架線(ワイヤーロープ)が乗っていたそうです。その下に航空障害灯(赤色灯)が設置されていました。

Img_2015c_20240511150801 Img_2124c_20240511153801  記念館には、依佐美送信所のジオラマが2つあり、8本の鉄塔がどのように建っていたかを見ることができます。私は、ここからほど近い高校に通っていましたが、冬になると体育の授業では、最初にこのあたりを持久走ということで数㎞走らされていました。ただし、どのあたりを走ったかは、忘却の彼方です。また、働くようになってから、東京などへの出張の帰りに、新幹線の車窓からこの鉄塔が見えてくると、「あぁ、帰ってきたな」と思ったものです。

Img_2163c_20240511150901  ちなみに、撤去された7基の跡地には、クスノキが2本ずつ植えられています。クスノキは、刈谷市の木です。写真は、記念館から南にある「依佐美のクスノキ(6号)」と思われます。

Img_2007c_20240511150801 Img_2095c_20240511150801  長波を発生させるためには、巨大なアンテナのほかに大きな電力が必要だそうです。そのため、依佐美送信所では、大電力のテレフンケン式発電機(ドイツ製)を使用した長波送信設備がありました。しかも、商⽤電源から交流モーターを使って直接発電機を回すのではなく、まず交流モーターで直流発電機を回転させて直流電⼒を発⽣させ、取り出した直流を使って直流モーターで⾼周波発電機を回転させていたといいます。依佐美では予備を含めてこのセットを2組⽤意し、これらを含めた送信設備は鉄筋コンクリート造り、建延1338.5平⽅メートルの送信機室に納められていました(現在、依佐美送信所記念館には、このうち1組が保存されています)。発電機の出⼒周波数には⾼い安定性が求められるため、発電機の回転部分は16トンもの重量(もしくは慣性能率が16トン)がありました。

Img_1991c_20240512164801 Img_2098c_20240512164801  一通り見て回った印象は、送信所というよりは発電所だなというものでした。私の知識では発電機など個々の機器の説明は、手に余りますので割愛。依佐美送信所の公式サイトや、依佐美送信所記念館のパンフレット(pdf)をご覧ください。

Img_2131c_20240511150901 240511jrwalkingkariya2  こちらは、ジオラマの1つにあった「依佐美送信所ジオラマ」。中央にあるのが本館。その背後の大きな建物が、長波送信所。依佐美送信所記念館は、この送信所の建物を模して、規模を縮小してつくられています。記念館は、平成19(2007)年に開館しています。記念館を含め、フローラルガーデンよさみがあるのは、社宅があったところだそうです。保存されている鉄塔が立っているところは、2号塔の跡。本館や送信所は、フローラルガーデンよさみと双葉小学校の間にありました。

Img_2208c_20240511150901  フローラルガーデンよさみにあるフローラルプラザは、依佐美送信所の建物をモチーフにつくられています。

Yokkaichi  ここ依佐美送信所は、その名の通り、超長波の送信に特化した施設でした。通信を行うためには、対となる受信所も必要です。受信所の立地条件としては、送信電波が受信を妨害しないために、受信所の位置は対⼿局と送信所とを⼤圏をもつて連絡する線に対し、送信所より⾒て60度以上転位し、約30km以上離れていることが必要でした。この条件に合致するところとして、三重県三重郡海蔵村(現在の四日市市海蔵地区。海蔵川の両岸、阿倉川や三ツ谷など)が選ばれ、海蔵受信所が昭和3(1928)年につくられています。13,000の坪の敷地にアンテナは、高さ85mの鉄塔が2基と60mの鉄塔3基が並んでおり、長波と短波の受信機が配置されていました(こちら)。その後、昭和5(1930)年に海蔵村が四⽇市市に編⼊されたため、四⽇市受信所と改称。しかし、昭和13(1938) に対外通信整備拡張計画にもとづいて、兵庫県加東郡⼩野町に受信所が新設されたことにともなって、⼿狭な四日市同受信所 は廃⽌されています。10年間という短い歴史しかありませんので、四日市受信所のことは地元でもあまり知られていないようです。

 以上、5月11日のJRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」の補遺編でした。なお、今後、読み直して、追加修正を行うかも知れません。

スズメのヒナとモズのヒナ

Dsc02611c_20240512135301  天気予報は、「雨時々曇」ですが、14時現在、まだ雨は降っていません。南寄りの、やや湿った風が吹いています。朝は家事を済ませ、8時50分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と5.4㎞。

Dsc02655c_20240512135301 Dsc02665c_20240512135301  いきなりですが、住吉神社周辺で今日は、マルシェが行われるようでした。Good Job Marketが主催する「Good Coffeeb Market」。以前も、柿安コミュティパークでやっていました(2023年11月5日:早朝散歩でカワセミ、ジョウビタキのオスとメス)。10時から15時、140店舗だそうですが、この時間は、皆さんまだ準備中。お昼ご飯でもと思わなかったわけではありませんが、また出てくるのも面倒(苦笑)。散歩帰りの頃には、マルシェの会場に向かう人がかなりありましたし、10時を過ぎてからはアナウンスが聞こえていました。ちなみに、柿安コミュティパークでも「アロハラボ」というイベントがあったようです。

Dsc02765c Dsc02785c_20240512135501  あちこちでスズメ、ムクドリ、ドバトを少しずつ見たくらいです。九華公園も静かでしたが、朝日丸跡でスズメのヒナ。ソメイヨシノの中にいて、なかなか撮れず、苦労しました。

Dsc03072c_20240512135401 Dsc02993c  貝塚公園では、あの親子モズ。今日は見つけるのにやや時間がかかり、しかもよく移動していましたので、あちこち引っ張り回されました。左の写真は、いずれもヒナ。動きがシンクロしていておもしろい。右の写真はオス。メスもいましたが、姿は見えませんでした。

Dsc02978c_20240512135501 Dsc03161c_20240512135601  ヒナたち、それぞれ(たぶん、異なる個体と思います)。上のパラグラフにも書きましたが、あちこちよく移動するようになった印象があります。ただし、自分の意思で移動する場合と、親に呼ばれてついていくように思われる場合とがありました。

Dsc03190c Dsc03229c  後半はまず、ツバメの巣チェック。親ツバメが巣に就いていたのは、2ヶ所。左の写真は、京町の商店の巣。右の写真は、田町の商店の巣。京町の屋内駐車場にツバメが巣をつくろうとしていましたが、作業は進んでいませんでしたし、そのあたりにツバメの姿はありませんでした。

Dsc03323c_20240512135401  桑名七里の渡し公園でも、スズメのヒナ。単独行動をしているようでした。もう独立したのでしょうか。

Dsc03273c_20240512135401  ほかには、ハクセキレイ。

 Dsc02858c 今週は早くも5月も半ば。明日から市民大学郷土史学科が始まります。月に1回。水曜日には非常勤の授業に出かけます。週末には、鳥羽(幻想的なAR体験と展望の名所「日和山」)や伊勢(伊勢河崎のまちなみ散策と「みたすの湯」でととのう)で近鉄ハイキングが開かれます。伊勢の河崎は何度か訪ねました。鳥羽の鳥羽城跡日和山には行ってみたいとは思うのですが、いかにも遠い気がしてしまいます(しかし、実際には、宇治山田から4駅目)。日和山には、その昔、観光用のエレベーターがあり、その頃は、眺望の良さもあって、一大観光地だったようです(こちら ここには写真があります)。「山二エレベーター?」と思って、記憶に残っているのです。

2024年5月11日 (土)

20240511JRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」へ(一回完結)

Img_1649c_20240511150501  よく晴れて、桑名では夏日になりました。最高気温は、25.3℃。予定通りにJRさわやかウォーキング「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」に行ってきました。桑名駅を8時ちょうどに出るJR名古屋行きの普通に乗車。名古屋には、8時32分着。名古屋駅を8時43分に出る豊橋行き特別快速に乗り換えて、JR刈谷駅には9時3分に到着。料金は、通しで¥870ですが、名古屋駅でいったん改札を出て、乗車区間を桑名~名古屋、名古屋~刈谷と分けますと、¥360+¥430=¥790と、¥80安くなります。

Img_2331c_20240511150901 Img_1653c_20240511150901  スタート&ゴールは、JR刈谷駅。刈谷市にある高校に通っていましたが、通学に利用したのは、名鉄刈谷市駅。刈谷駅で下車したのは、たぶん50年ぶりくらい。高校の第1回クラス会のときと記憶しています。その後、もう1回クラス会があったのですが、そのときは確か東刈谷駅で降りています。

240511jrwalkingkariya0  こちらが今日実際に歩いてきたルートマップ。刈谷駅南口から、刈谷市美術館、依佐美送信所記念館、フローラルガーデンよさみ、ミササガパーク、刈谷市交通児童遊園と回り、7.2㎞。

Img_1662c_20240511150501 Img_1686c_20240511150801  刈谷駅の南口あたりの様子。まったく知らない街に来た感じで笑えます。9時10分頃にスタートしました。

Img_1709c_20240511150801  最初の立ち寄り先は、刈谷市美術館になっています。「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」という展覧会が開催されており、ウォーキング参加者は割引がありますが、パス。

Img_1756c_20240511150801 Img_1740c_20240511150801  1㎞半あまりを歩いたところで、勝手に寄り道をしてきました。私の出身高校があるのです。卒業生とはいえ、勝手に立ち入るのははばかられましたので、門のところから、校訓が刻まれた石碑を見るなどしてきたくらいです。正門は、昔と同じままでした。ちなみに校訓は「質実剛健」というもので、「飾りけがなく、まじめで、心身ともに強くたくましい」という意味。旧制中学の初代校長である羽生隆先生の書によります。ちなみに、創立は大正8(1919)年。私が入学したのが昭和45(1970)年で、卒業は昭和48(1973)年ですから、卒業して51年。年を取るわけです。

Img_1918c_20240511150801 Img_1898c_20240511150801  コースに戻って、真面目に2.5㎞あまりを歩くと、依佐美送信所記念館に至ります。依佐美送信所とは、現在の刈谷市(当時の愛知県碧海郡依佐美村)に世界最大級の大電力無線通信所として設立され、昭和4(1929)年からヨーロッパに向けて運用を開始しています。大電力のテレフンケン式発電機(ドイツ製)を使用した長波送信設備と、刈谷市のシンボルとして市民から親しまれた高さ250mのアンテナ鉄塔8基がありました。長波は、海面下まで電波を届けることが特性があるため、太平洋戦争時には日本海軍潜水艦との交信に重用され、「ニイタカヤマノボレ」の暗号文も依佐美送信所から潜水艦へ発信されたといいます。戦後は、アメリカ軍に接収され、アメリカ軍が運用していましたが、平成5(1993)年にその役目を終えました。

Img_2015c_20240511150801  ここは以前から訪ねてみたかったところです。というのも、高校生時代、冬になると体育の授業では、最初にこのあたりを持久走ということで数㎞走らされたのです(「走らされた」などと書いていますが、当時はまさにそういう気持ちでした)。ジオラマの写真を撮ってきましたが、鉄塔は8基。どのあたりを走ったかは、忘却の彼方です。また、働くようになってから、東京などへの出張の帰りに、新幹線の車窓から、この鉄塔が見えてくると、「あぁ、帰ってきたな」と思ったものです。

Img_2007c_20240511150801 Img_2095c_20240511150801  記念館内には、2セットあった長波送信設備のうちの1セットが保存されています。産業考古学会(現在は産業遺産学会)から産業遺産に認定されていますし、ほかも機械遺産に指定されるなど、いくつもの団体から認められた遺産です。

Img_2163c_20240511150901  依佐美送信所記念館に行ったら、もう1つぜひ確認したいものがありました。上述のように、鉄塔は8基ありましたが、現在は、高さ250mであったものの1基下部25mと、先端部分1基が保存されています。撤去された7基の跡地には、クスノキが2本ずつ植えられていますが、それもぜひ見たいと思ったのです。写真は、記念館から南にある「依佐美のクスノキ(6号)」と思います。NHKのBSで放送している「日本縦断こころ旅」で、2019年4月18日に火野正平さんが、この「よさみの記念鉄塔近くの2本の楠(クスノキ)」を訪ねています。

Img_2176c_20240511150901 Img_2185c  記念館見学を終えて、隣にあるフローラルガーデンよさみで一休み。園内には、明治用水の水を引いたせせらぎがありました。私の出身は西三河でしたが、小学校の道徳の教科書にこの明治用水の話が載っていました。明治用水の祖である都築弥厚(つづきやこう)という方について学んだのです。今でも、私は明治用水と見聞きすると、都築弥厚というお名前が浮かんできます。

Img_2208c_20240511150901  こちらはフローラルガーデンよさみのフローラルプラザ。依佐美送信所の建物をモチーフにつくられています。

Img_2223c_20240511150901  スタートから5.5㎞ほどでミササガパーク。ミササガパーク(猿渡公園)は、刈谷市と姉妹提携都市であるカナダのミササガ市との友好を記念して整備された公園だそうです。ここはパスしてきました。

Img_2272c_20240511150901 Img_2282c_20240511150901  さらに6.5㎞ほどのところに刈谷市交通児童遊園。ここも素通りしたのですが、名古屋の市電1603号と、蒸気機関車D51の777号だけ写真を撮ってきました。このあと、JR東海道線の下をくぐるのですが、その左手に「宮城道雄供養塔」があるのですが、道路から見えると思っていたら、道路沿いに塀が巡らされていて、見えず。失敗しました。「春の海」を作曲した筝曲家宮城道雄は、大阪・神戸・京都など関西での演奏旅行のため夜行急行「銀河」に乗ったところ、昭和31(1956)年6月25日未明、刈谷駅東で列車から転落して亡くなったのです。

Img_2309c_20240511150901 Img_2315c_20240511150901  11時25分頃、JR刈谷駅北口に戻ってきました。南口と同様に、すっかり変貌しています。ゴール受付をして、参加ポイントをいただいて、11時37分の大垣行き特別快速に乗車し、名古屋駅には11時58分着。往きと同じく、いったん改札を出て、12時6分発の関西線亀山行きの快速に乗車。快速は、桑名駅まで止まりませんから、21分で桑名に到着(12時27分着)。料金は、朝と同じく、¥430+¥360=¥790。往復でペットボトル飲料1本分くらいの節約(微苦笑)。

Screenshot_20240511124927c Screenshot_20240511122248c  今日のGoogle Fitのデータ。11.63㎞で、歩数は17,134でした。出身高まで寄り道しましたから、現地で歩いたのは7.2㎞+α。右は、JRさわやかウォーキングアプリに登録されたウォーキングログ。直近12ヶ月の記録が載っています。JRさわやかウォーキングは、近場ではなかなか開催されませんから、参加回数が伸びません。

Img_2167c  一回完結としましたが、依佐美送信所記念館については、明日以降にでも補遺編を書こうかと考えています。

 

2024年5月10日 (金)

モズのヒナは少し成長したようです

Dsc02609c_20240510145701  朝は冷えました。8.7℃と久しぶりに1桁の気温。日中は、23.1℃まで上がっています。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と昨日と同じ。5.9㎞。

Dsc01697c_20240510145801  住吉神社のところでスズメのヒナが2羽。昨日は、桑名七里の渡し公園で見たヒナだろうと思います(2024年5月9日:今日は、シジュウカラのヒナ)。まだ親と一緒に行動しています。散歩帰りには、桑名七里の渡し公園にいました。

Dsc02121c_20240510145801  九華公園は静かでした。奥平屋敷跡では、コゲラ、シジュウカラ、メジロなどが来たのですが、木の高いところにいて、写真はうまく撮れません。ツバメもたくさん上空を飛んでいました。この撮影にもチャレンジしたのですが、これまたうまく行かず。結局、九華公園で撮れたのは、このカワラヒワのみ。朝日丸跡で地上に降りてきて、草をついばんでいました。

Dsc02260c_20240510145701 Dsc02349c_20240510145701  貝塚公園では、今日もまた、モズ。ヒナはこの間よりも成長した印象があります。左右の写真は、異なる個体。同じ木の中にいました。

Dsc02272c_20240510145701  すぐ近くには、モズのお父さん。ヒナたちを見守っているようです。

Dsc02429c  3ヶ所のツバメの巣を今日も回ってきましたが、親が巣にいたのは、京町にあるお宅の巣だけでした。ここは割とよく巣に就いているところを見ます。

Dsc02468c_20240510145701 Dsc02514c_20240510145701  京町の商店にある巣の近くで、電線にツバメのメス。オスも来て、2羽で飛び交い、ある建物の屋内駐車スペースに入って行くのに気づきました。覗いてみたら、ここに巣をつくろうとしているようです。ただ、ここは数年前にもツバメが営巣したことがあるのですが、駐車スペースですから、何度も巣は落とされているところ。「ほかを探しなさいよ」と忠告してあげたいところ。

Dsc02580c  桑名七里の渡し公園では、ハクセキレイ。初めの方にも書きましたが、スズメのヒナ2羽がここに移動していました。

Dsc01769c_20240510145801  水曜日の授業のQ&Aは、昨晩完成し、早速助手の先生に送って、印刷をお願いしました。今回からカラー印刷になるそうです。学生諸君のモチベーションアップにつながるでしょうか? 明日は、JRさわやかウォーキングにぜひとも出かけたいと思っています。刈谷駅である「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」という企画。月曜日にも書きましたが(2024年5月6日:今日もモズの親子を観察)、私にとってはセンチメンタル・ジャーニー(微笑)。写真は、昨日と同じところのシャリンバイ。多度山の方を向いて撮っています。

Dsc01793c_20240510145801  余談。旅館山月の跡地が駐車場になったことは書きましたが、桑名不動産が管理する駐車場でした。

2024年5月 9日 (木)

今日は、シジュウカラのヒナ

Dsc01677c  よく晴れましたが、北西の風が強くて肌寒く感じます。気温は20.5℃で、最大風速は8.5m/s。朝は家事を済ませ、8時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と5.7㎞。ほぼ2時間。青葉が目にまぶしく感じます。

Dsc00902c_20240509162401 Dsc01005c  今日も野鳥は少なかったのですが、ヒナたちが少し見られました。九華公園の二の丸跡で、シジュウカラがヒナをつれていました。確認できた範囲では4羽。

Dsc01119c_20240509162401  ヒナは、文句なしにかわいい。まだ警戒心も薄いので、近くでじっくり見ていても逃げません。

Dsc01173c_20240509162301 Dsc00878c  九華公園で他に見たのは、スズメ、カワウ、ハシボソガラス、ムクドリくらい。神戸櫓跡にあるカワウの巣は、私が行ったときには、静かでしたが、公園を出る頃、ヒナの鳴き声が聞こえていました。

Dsc01275c Dsc01306c  貝塚公園では、あのモズの親子を捜し回りました。しかし、ヒナの鳴き声は聞こえたものの、その姿は見つけられませんでした。親は、あちこちを移動していましたので、何度も見られました。

Dsc01372c_20240509162301 Dsc01404c  散歩の後半は、ツバメの巣チェック。いつもの3ヶ所を見てきましたが、すべてで親が巣に就いていました。巣に就いていますから、同じような写真ばかり。左の写真は、京町にあるお宅の巣。右の写真は、京町の商店にある巣。

Dsc01434c  田町の商店にある巣にも親ツバメがいました。

Dsc01558c_20240509162301 Dsc01612c_20240509162301  桑名七里の渡し公園では、スズメのヒナ。左の写真のヒナたちは、一昨日、住吉神社で見かけたヒナのような気がします(2024年5月7日:スズメのヒナが登場)。気がするだけで、根拠はありません(笑)。少し離れたところにもう1羽のヒナ。こちらは周りに他のヒナや、親スズメは見当たりませんでした。

Dsc01654c_20240509162301  拙宅近くまで戻ってきたら、北側の水路でハクセキレイ2羽。実は、イソヒヨドリのオス2羽、メス1羽を見つけ追いかけたものの、写真は撮れず、そこにハクセキレイがやって来たという次第。

Dsc00843c_20240509162501  ところで、昨日の授業のQ&Aは、午後、一通り完成しました。割と早かったのは、さほど難儀しなかったからです。何度も気を取り直すという事態には陥らず。昨日は、面接などの話をしたのですが、相手のいうことをくり返すというスキルの意味をかなり丁寧に説明した(つもり)のです。ほとんどの学生は納得したようですが、ごく一部、「そんなことをしたら、相手から不信感をもたれないか」と疑っているようです。まぁ、普段の会話ではそんなことはしませんが、相談する場合には別です。相談するときに普段の会話のように、自分の興味や関心、価値観で反応していたら、うまく行きません。例によって、Q&Aは今は寝かせてあります。写真は船津屋さんの裏手で撮りました。シャリンバイのようです。

Dsc01198c_20240509162401  オマケ。梅の実がかなり大きくなっていました。これは、鎮国守国神社にある豊後梅の実。

 

2024年5月 8日 (水)

非常勤先のツバメの巣は、スズメが占拠

240508093127633c  先々週(2024年4月24日:雨の江戸橋)、先週(2024年5月1日:今日も江戸橋は雨だった(苦笑))と雨でしたから、心配しましたが、雲が多く、風は強かったものの、今日は晴れ。気温も23.2℃まで上がりました。

240508102247140c  今日で5回目の講義。早くも1/3が終わりました。ようやく履修登録者名簿が届き、履修者が確定しました(30名台半ばでした)。が、登録しただけで1回も出席していない学生もあります。こういう場合、不適応を起こして登校できなくなっている学生も多いので、気になります。連休明けで出席者が減るかと心配したのですが、出席率は89%ほどでこれまででもっとも高く、一安心。

Dscn6225c  ところで、非常勤講師室の前にコシアカツバメがつくった巣があるというのは、何回か書きました。助手の先生から今年もスズメが使っているという話を聞いていましたが、今日、それを確認しました。子スズメの姿はなかったのですが、親スズメが交代できていました。コンデジのレンズカバーが汚れいて、ヘンな写真です。

Dscn6228c Dscn6226c  授業が終わって、スマホで四日市港潮汐表を見たら、11時58分が干潮となっていました。急遽、志登茂川を見ていこうと思いたち、行ってきました。ご覧のように見事に潮は引いていたのですが、水鳥は、ほとんどいません。

Dscn6231c  上流側の干潟になったところにカワウの群れ。これだけでした。おぼろタオルの工場横から眺めて、そのまま江戸橋駅へ。

240508121307848c  いつもより1本早い、12時19分の名古屋行き急行で帰宅。昼食後、履修登録者名簿と、これまで出席票でつくっていた名簿とを照らしあわせ、受講者名簿を確定。今日の出欠確認を済ませたところです。 Q&Aは、これから着手。

Screenshot_20240508130948c  余談。「桑名城探訪」アプリ、「歌碑・句碑めぐり」が1ヶ所未制覇でした。JR桑名駅の1番ホームにある中原中也の詩碑ですが、帰りに立ち寄ってデジタルスタンプをゲットしてきました。

2024年5月 7日 (火)

スズメのヒナが登場

Dsc00219c_20240507160001  未明によく降り、その後は10時頃まで小雨でした。雨がやんだあと、午前中に駅方面で所要を1つ済ませ、散歩は午後から。13時半過ぎから、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、歴史を語る公園、春日さん(桑名宗社)、京町、寺町と回ってきました。合計では、何と8.1㎞も歩いていました。あちこち行ったのは、昨日の続きで「桑名城探訪」アプリのデジタルスタンプをゲットするため。

Dsc00223c_20240507160001 Dsc00270c_20240507160001  午後のこの時間では、野鳥はいませんが、住吉神社の近くでスズメのヒナ2羽を見つけました。早い年では、ゴールデンウィーク前から見られますが、今シーズンはこれが初登場。これからさらに増えてくるものと思います。

Dsc00446c_20240507160001  九華公園では、スズメ、ドバト、ムクドリ、ハシボソガラスのほかには、シジュウカラのみ。2ヶ所で見ました。カワウの巣からは、ヒナがエサを要求する鳴き声がよく聞こえてきていました。

Dsc00643c_20240507160001 Dsc00597c_20240507160001  貝塚公園では、モズの親子を捜し回ったのですが、今日は、親モズしか見つけられませんでした。右の写真はメスですが、水浴びでもしたあとのような感じです。

Dsc00723c_20240507160001  歴史を語る公園の堀では、今日もオオバンが1羽。昨日の記事に書きましたように(2024年5月6日:今日もモズの親子を観察)、留鳥化しているという話がありますから、ときどき確認した方がよさそうです。

Dsc00755c_20240507160001  ツバメの巣は、京町の2ヶ所を見てきました。親ツバメが巣に就いていたのは、商店の巣だけでした。

Screenshot_20240507140330c Screenshot_20240507150307c  さて、「桑名城探訪」アプリの散歩コースは、「歌碑・句碑めぐり」以外は、コンプリート。左の画像は、「桑名城お散歩コース」のもの。右は、「お寺めぐり」をコンプリートした画面。下の方に「クーポン」と表示されていますが、アプリがリリースされた頃は、クーポンがありましたが、今はなしで残念。

Screenshot_20240507150331c  こちらが、もう1ヶ所ゲットしないといけない「歌碑・句碑めぐり」のスタンプ帳。残りは、JR桑名駅の1番ホームにある中原中也の詩碑。これは明日の帰りにゲットしてくるつもり。

Dsc00715c_20240507160001  その明日は、江戸橋での講義。そろそろ履修登録者名簿が届くはず。もう5回目の授業になります。連休明けですから、出席状況が気になっています。天気はよさそうで、ありがたい。サツキは、内堀のあるお宅にて。

2024年5月 6日 (月)

今日もモズの親子を観察

Dsc08688c  雨雲レーダーを見ますと、朝からときどき雨雲がかかっているように見えたのですが、実際には降っていません。いつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、歴史を語る公園、春日さん(桑名宗社)、寺町、田町、三崎通と7.6㎞も歩いてきました。実は、「桑名城探訪」というアプリをスマホに入れていて、そこに載っている散歩コースのスタンプは全部クリアしていたのですが、先日見直したら、消えてしまっていたのです。機種変更したときに引き継ぎの手続きをしなかったため、ぶっ飛んでしまったようです。そこで、少しずつやり直しをしようと思って、あちこち行ったのです。

Dsc09588c_20240506152401 Dsc09843c_20240506152501  今日もまた貝塚公園でモズの親子を見てきました。ご覧のように、ヒナは2羽。近くに一緒にいたり、離れたり。親がエサを持ってくるのを静かに待っていますが、親が近くに来ると大騒ぎ。

Dsc09771c_20240506152401 Dsc09780c_20240506152501  こちらは、エサをもらった直後のシーン。エサをもらうシーンは、残念ながら、ピンぼけでした。

Dsc09921c_20240506152501  親は、エサをとらえて運んでくるのが大変なのか、かなりやせて、疲れたように見えます。

Dsc08998c Dsc09297c  しかし、ヒナの方はそんなことには気づいていないでしょう。無邪気でとてもかわいいのです。たぶんまだ当分は、ここに滞在して子育てしていることと思います。

Dsc08753c_20240506154601 Dsc08766c  さて、わが家から九華公園あたりでは、野鳥はほとんどいません(苦笑)。九華公園でもコゲラ、シジュウカラ、カワラヒワの鳴き声は聞いたものの、姿は見えません。九華公園で見たのは、カラスのほかは、スズメ、ムクドリくらい。

Dsc08783c_20240506152301  神戸櫓跡にあるカワウの巣では、ヒナが少し大きくなって、よく見えるようになってきました。先日、ヒナは3羽だろうと書きましたが(2024年5月4日:貝塚公園でモズのヒナ2羽)、今日よく見えたのは1羽のみ。

Dsc08935c  貝塚公園に行く途中、道路脇でカワラヒワ。ほぼ正面から撮ると、別の鳥のように見えます。

Dsc00083c  歴史を語る公園で、「桑名城探訪」アプリのチェックポイントを探していたら、頭上からコゲラの鳴き声が聞こえてきました。真上にいましたので、真上を見上げ、ひっくり返らないように気をつけながら撮ったのがこれ。

Dsc00003c_20240506152601  さらに歴史を語る公園の東の堀にオオバンが2羽。ここは、七里の渡し跡から続く堀ですが、4月以降も、七里の渡し跡あたりでオオバンを見ていました。ずっとここにいるのでしょうか。ネットで検索すると、こちらに「オオバンが留鳥化している」という記事があります。

Dsc00190c_20240506152601  ツバメの巣も皆、見てきましたが、今日、親ツバメが巣に就いていたのは、田町の商店にある巣だけでした。

Screenshot_20240506153245c Screenshot_20240506153444c  ところで、冒頭に書きました「桑名城探訪」アプリ。リンク先に説明があります。2年前から配信され、すぐにインストールして、コンプリートしていました。最近、地域のウォーキングイベントでこれを使って歩くというチラシを見て、そういえばと思いだし、自分のスマホをチェックしたら、スタンプが皆、消えていたのです。左の画像は、「桑名城探訪」コースのもの。これは、今日だけでコンプリート。右は、「桑名城お散歩コース」のもの。複数のコースで同じスポットでスタンプをゲットすることもあり、その場合、それぞれのコースを選択しておいてゲットしなければなりません。ほかにお寺めぐり、神社めぐり、歌碑・句碑めぐりのコースがあります。最近、デジタルスタンプに凝っていますねぇ。

Dsc08874c_20240506152301  今日までがゴールデンウィークです。今週は水曜日にいつものように江戸橋での講義。昔は、「5月病」が出てくる頃でした。学生たち、皆元気に授業に来てくれることを願っています。土曜日には、JRさわやかウォーキングに行こうと考えています。「かつて世界最大級の無線通信所!! 依佐美送信所記念館を訪ねて」という企画。私の出身高校のすぐ近くを歩くのです。また、この依佐美送信所あたりは、冬になると体育の時間に持久走でたぶん4㎞くらい走ってから、授業を受けたという思い出もあります。依佐美送信所は、すでに廃止され、その跡地に記念館が建っています。旧日本軍で、潜水艦に向けて、あの「ニイタカヤマノボレ」の暗号を発信したところといわれています。シランの花は、九華公園の東のお宅にて。

2024年5月 5日 (日)

20240505諸戸氏庭園の新緑

Dsc08413c_20240505161301  4月20日に引き続き(2024年4月20日:20240420諸戸氏庭園(その1)……庭園の花々、2024年4月21日:20240420諸戸氏庭園(その2)……建物編))、諸戸氏庭園に行ってきました。ツツジやフジの花は終わり、そろそろ新緑がきれいだろうと考えて、です。

Dsc08665c_20240505165201 Dsc08437c  左の写真は、御殿玄関。右は、庭園入り口を入ったあたりから見た御殿。

Dsc08466c_20240505165301 Dsc08451c_20240505165301  こちらは、推敲亭。江戸時代以前からある草庵。私の好きな建物の1つ。推敲亭には立ち入れませんので、入ったつもりになって、菖蒲池を覗いて撮った写真が右のもの。この景色も私の好み。

Dsc08480c_20240505164401  東側に回ってDsc08580c_20240505164501 、菖蒲池越しに見た推敲亭の周囲の様子。花菖蒲は、葉が青々として、よく育っている印象。今月後半から咲き始め、下旬頃には見頃になるのではないかと思います。右の写真は、菖蒲池にある石橋から、低いアングルで推敲亭の方を見たところ。

Dsc08506c Dsc08522c_20240505164401  主屋の裏手から煉瓦蔵の裏手に通じる小径。モミジの木があり、そこからの木漏れ日がいい感じです。紅葉の季節にはとてもきれいになります。右の写真は、煉瓦蔵の裏手にある睡蓮鉢。メダカが何種類も泳いでいて、涼しげ。

Dsc08538c Dsc08558c  藤茶屋には、花手水。右の写真は、藤茶屋の西にある門を西から見たところ。フジの花はほぼ終わっています。藤茶屋では、今日は、子ども縁日が行われていました。

Dsc08619c Dsc08641c_20240505164501  御殿を正面、池庭越しに見た景色。その池庭は、右の写真のようになっています。池庭は、出羽の本間邸や、近江八景を模したものといわれています。揖斐川から水が入っており、潮入の池。

Dsc08669c_20240505164501  大門。薬医門形式になっています。この手前に、冒頭の写真にも写っていますが、昔ながらの丸ポストがあります。この丸ポストは、現役。

Dsc08680c_20240505164501  こちらは、拙宅玄関前から見下ろした諸戸氏庭園。青々としていて気持ちのよい景色です。緑も、微妙な色の違いがあり、楽しめます。

Facility  諸戸氏庭園のWebサイトの「庭園の紹介」からお借りしました。1.本邸(重文)、2.大門(重文)、3.玉突場(重文)、4.洋館(重文)、5.御殿玄関(重文)、6.推敲亭、7.煉瓦蔵、8.藤茶屋、9.菖蒲池、10.神祠周辺、11.御殿広間(重文) となっています。リンク先にそれぞれの説明があります。

ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認

Dsc06482c_20240505154501  こどもの日も、好天で夏日になりました。最高気温は、25.4℃。今日は、プチ遠征。長良川河口堰、長島町内、上之輪新田へ、です。7時過ぎに出て、10時前に戻ってきました。その後、4月20日に引き続き(2024年4月20日:20240420諸戸氏庭園(その1)……庭園の花々、2024年4月21日:20240420諸戸氏庭園(その2)……建物編)、諸戸氏庭園を見てきました。歩いたのは、合計5.0㎞。

Dsc06497c_20240505154901  河口堰では、アオサギさんがお出迎え。左岸の魚道、堰の下流側にいました。左岸にいたサギは、このアオサギのみ。途中、下流側でコアジサシが2羽ほど飛んでいるのが見えました。ダイビングもしていたのですが、遠くてうまく撮れません。

Dsc06766c_20240505154901 Dsc06770c  右岸では、堰の上流側のあちこちにサギがいます。ダイサギは、目の端が緑色になっており、婚姻色を呈しています。コサギも足先がピンク色になっているように見えます。

Dsc06782c_20240505154401  こちらのダイサギさん、座り込んでいるように見えますが、実は、人間でいえば、かかとを着けた状態。いつもは、つま先立ちをしているのです。

Dsc06924c_20240505155301  親水広場では、まず、アユの孵化試験をする水路にコチドリが2羽。伊勢大橋の架け替え工事現場にもコチドリ1羽と、ヒバリのオス1羽が今したが、遠くて、草の陰になってピントが合わず。

Dsc07005c_20240505154401 Dsc07142c  コアジサシは、右岸の監視塔近くのいつもの場所に合計9羽。飛翔シーンに改めて挑戦したのですが、もう一つかという感じ。

Dsc07215c  親水広場では、揖斐川との中州からオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえてくるのですが、姿は見つけられません。変わりにということではありませんが、ホオジロのオス。

Dsc07419c_20240505154301  左岸側に戻る途中で、アオサギ。 閘門のところの通路の手すりに。ここには、アオサギや、ダイサギがよく止まって休んでいます。

Dsc07486c_20240505154301 Dsc07508c_20240505154301  管理橋の上でハクセキレイ。左の写真のハクセキレイは、巣材にするのか、蜘蛛の巣のようなものをくわえています。

Dsc07538c  左岸に戻ってきたら、下流側の魚道にコサギ。見送ってくれました。

Dsc07608c  Dsc07565c_20240505154301 続いて、長島町内某所その1。コチドリが2羽。すぐ近くを一緒に行動していました。

Dsc07733c  これらの2羽とは別に、卵を抱いていると思われるコチドリもいました。このシーンは、今季初見。

Dsc07694c Dsc07683c_20240505154301  同じあたりには、ヒバリもいました。なかなかの収穫です。

Dsc07790c Dsc07877c  続いて某所その2。ここはかなり広いところを道路からしか見られません。ケリが抱卵を続けているようでした。前回来たときと同じあたりで巣に就いていると思われます(2024年4月28日:河口堰にコアジサシがやって来ていました)。途中で、親ケリが抱卵を交代するところも見られました。右の写真で、向かって右のケリがそれまで抱卵をしていた個体。

Dsc07908c  抱卵していた個体は、道を挟んだ水田にやって来ました。ここでエサでも採るのだろうと思います。

Dsc07923c_20240505154201  某所その3。ここも前回来たときに見たのと同じところで、ケリが抱卵していました。その2、その3の2ヶ所でケリのヒナが見られるかも知れません。前回の4ヶ所目からはケリはいなくなってしまっていました。

Dsc08134c  上之輪新田で俄撮り鉄。といいますか、特急ひのとりがちょうど来ましたので、急いで写真を撮ったという次第。

Dsc07975c Dsc08005c  ここでも以前、ケリが営巣し、ヒナを見ましたので、今年の状況を確認しに来たのです。上之輪新田はかなり広いのですが、3ヶ所でケリを確認しました。このケリは、1ヶ所目。もう1羽がいました。ちょうどトラクターで耕しておられ、ケリの他にハクセキレイ2羽、ムクドリ数羽も。

Dsc08038c_20240506061901  少し離れた2ヶ所目では、ケリが巣に就いているようでした。上之輪新田では田植えはまだ行われていません。去年は、全面で稲がつくられていましたので、これから田植えが行われるかも知れません。この巣の運命がとても気になります。この巣から道を挟んだところにもケリ。

Dsc08093c Dsc08201c_20240505154101  3ヶ所目には、大人のケリの他に小さい鳥が見えました。ただ、かなり遠いところで、確認に手間取ったのですが、ケリのヒナのようでした。写真も不鮮明で、証拠写真。

Dsc08413c_20240505161301 Dsc08674c_20240505161301  このあと、諸戸氏庭園に行ったのですが、新緑の景色を撮ろうという次第。別の記事にしますが、今日はこどもの日ということで、葉菖蒲を配っておられましたので、1束いただいてきました。

2024年5月 4日 (土)

貝塚公園でモズのヒナ2羽

Dsc05740c_20240504143301  今日も良い天気で、夏日になっています。今のところ、最高気温は26.6℃。日差しはかなり強い感じです。いつもどおり、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園と回ったところで、いったん家内に迎えに来てもらい、買い物へ。買い物を終えて、京町でクルマから降ろしてもらって、ツバメの巣の様子を見るために京町、南魚町、田町、三崎通と歩いてきました。合計5.8㎞。冒頭の写真は、七里の渡し跡にある伊勢一の鳥居。昨日の近鉄ハイキングでは、反対側からこれを眺めました。

Dsc06313c_20240504143201  今日のトップは、こちら。しばらく前から、貝塚公園でモズのDsc06144c_20240504143201ペアを見かけていました。ひょっとしたらここで繁殖しているのではないかと思っていたのですが、今日、モズのヒナ2羽を確認しました。 モズのオスが、警戒するような鳴き声をしながら、あるエリアの廻りを移動していました。そのあたりでは鳥のヒナの鳴き声がしており、これらのヒナを見つけたのです。写真は別の個体であろうと思って載せましたが、同一個体かも知れません。

Dsc06106c  こちらは、今日見た、モズのオス。

Dsc05826c_20240504144701  さて、九華公園まで、少数のスズメ、ドバト、ツバメを除いてほとんど鳥は見ませんでした。九華公園の神戸櫓跡にあるカワウの巣では、ヒナが少し成長してきて、首から上が見えるようになっています。双眼鏡でよくよく眺め、また、写真を撮って拡大して見た結果、ヒナは3羽いると思われます。この写真で親の手前に重なるようにして3羽のヒナが写っています。

Dsc05886c_20240504143201 Dsc05957c_20240504143201  その九華公園でも、鳥は少なく、奥平屋敷跡では、カワラヒワ、コゲラ、メジロ2羽のほかには、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバトくらい。

Dsc06328c_20240504143101  初めに書きましたように、貝塚公園から買い物に行って、その後京町からツバメの巣を見てきました。一昨日くらいまでは、親ツバメが巣にいたり、いなかったりしていました。まずは、京町にあるお宅の巣。今日は、メスが巣に就いていました。ここはこれまでにも、比較的ずっと巣に就いています。

Dsc06353c Dsc06388c_20240504143101  京町の商店にある巣。ここにはかつて使われた巣が複数あります。今年は奥にある巣を使っています。今日は、巣に就いていました。お店の前の電線では、オスが休憩中でした。

Dsc06437c_20240504143101  田町の商店にある巣でも、今日は、親ツバメが巣にいました。今年は、この3ヶ所の巣でツバメが営巣するのは、確実と思います。引き続き、定期的に巡回しましょう。抱卵日数は、13~17日といいいますから、今月20日前後にはヒナが孵るでしょう。

Dsc06037c_20240504143101  余談。昨日は、近鉄ハイキングで九華公園を通ったものの、鎮国守国神社には行きませんでした。手水舎には、風鈴が飾られていました。金魚が描かれています。

 

2024年5月 3日 (金)

20240503近鉄ハイキング「春の桑名散歩 三八市をたずねて」へ(一回完結)

Img_1629c_20240503131801  朝からよく晴れました。気温は上がるという予報ですが、絶好のハイキング日和です。いつもの散歩コースとかなり重なりますので、若干迷ったのですが、近鉄ハイキング「春の桑名散歩 三八市をたずねて」に行ってきました。珍しく、娘が一緒に行くというので、二人で歩いてきました。約6㎞、ファミリー向けコースという設定です。

Img_1610c_20240503131301 Img_1423c_20240503131301  自宅から徒歩にて桑名駅へ。受け付け開始は、9時半。場所は、桑名駅2階の自由通路、近鉄改札前。受け付け開始の頃に着いたのですが、少し早めに始まっていたようです。

Img_1427c_20240503131301 240503kintetsuhikekuwana0  今日のコースマップ。地元で、しかも熟知したエリアですから、地図がなくても歩けますが、真面目にコースマップにしたがって歩くことにしました。右が、実際に歩いたルートマップ。ちょうど6㎞でした。9時30分を少し回った頃にスタート。

Img_1433c_20240503131301 Img_1436c_20240503132101  八間通を行くかと思ったのですが、総合医療センターや、精義小学校のところから寺町商店街の南に向かいます。左の写真は、駅前のサンファーレ。左端には、7年前に閉館した桑栄メイトが写っています。桑栄ビルの売却が進まず、再開発が遅れています(こちら)。右の写真は、国道1号線を渡るところ。愛知銀行桑名支店の向こうに桑名市総合医療センターが見えています。

Img_1442c_20240503131301 Img_1453c_20240503131401  寺町商店街には、9時45分頃に到着。ゴールデンウィークとあってか、三八市は大賑わいでした。買い物はせず、通過してきました。

Img_1451c_20240503131401  ただ、途中で、このようなものが展示されていました。「大名行列 南寺町」という幟旗がありますが、駕籠は大名が乗るほど立派ではないように見えます。説明はありませんでした。何かの行事に使ったように思われました。

Img_1460c_20240503131401 Img_1472c_20240503131401  続いて、春日神社(桑名宗社)の門前にあるとらや饅頭へ。ハイキング参加特典でとらや饅頭が、1個¥170のところ、¥150でしたが、われわれはみたらし団子をチョイス。歩き始めて30分もたっていないのに、小休止。焼きたてでめちゃめちゃ美味しい。1本が¥100。

Img_1478c_20240503131401 Img_1474c_20240503131401  ちなみにこちらが、春日神社。左の写真は、青銅の鳥居。旧東海道に面しています。右の写真は、楼門。青銅の鳥居から東海道に出て、七里の渡し跡まで往復。

Img_1485c_20240503131401 Img_1481c_20240503131401  七里の渡し跡。毎日の散歩コースです。いつもは、この伊勢一の鳥居の向こう側を通っていきます。右の写真は、歌行燈本店あたりの旧東海道の様子。奥に七里の渡し跡があります。

Img_1518c_20240503131401  七里の渡し跡から春日神社の東にある中橋まで戻って、九華公園へ。毎日のように来て、バードウォッチングをしています。

 Img_1499c_20240503131401 Img_1503c_20240503131401 今日は、公園に隣接する鎮国守国神社金魚まつりが行われています。神社の方には行っていません。堀には金魚のオブジェが浮かび、祭が行われる町内には、行灯が掲げられています。

Img_1522c_20240503131401  九華公園を東に抜け、吉之丸北自治会の集会所で、金魚御輿。散歩友達のAさんと出会い、しばし歓談してきました。今日は、午後から、鎮国守国神社に金魚御輿の練り込みがあります。

Img_1542c_20240503131401 Img_1530c_20240503131401  続いて赤須賀神明社へ。赤須賀は、室町時代に三河国から渡来した武将たちによって開発された漁業の町であり、産土神として、三河より移遷した神明社が祀られています。ご祭神は、天照大神。左の写真で向かって左が神明社。右は、一目連神社。ご祭神は、天目一箇命。寛政3(1791)年に多度大社より水災除守護神として勧請されています。ここも石取祭が行われます。鳥居は、伊勢神宮の式年遷宮のとき、滝原宮のものが下賜されています。

Img_1534c_20240503131401  ここには、雷様が落ちた井戸があります。娘は知らないというので、見てきました(2012年6月18日:雷様の落ちた井戸を見に行く……赤須賀神明社へ)。詳しいことは、リンク先の記事をご覧ください。

Img_1545c_20240503131401  次は、はまぐりプラザ。桑名市の城東街づくり拠点施設になっています。裏(西)側を通って来ただけですので、写真も裏側から。ここには食堂はまかぜがあり、蛤などが食べられますが、ゴールデンウィーク後半はお休み。ここで時刻は10時半。歩いた距離は3.5㎞ほど。残りの立ち寄り先は、2ヶ所。

Img_1556c_20240503131401 Img_1581c_20240503131401  貝塚公園や内堀南公園の近くを通って、柳原から新屋敷に行くと、中川ベーカリーがあります。バウムクーヘンなどで有名な洋菓子店。¥1,000以上買うと、10%割引でしたが、通過。国道1号線を越え、三ツ矢橋で寿恵広。アイス饅頭で有名なお店。アイス饅頭が10%引きでしたが、あの堅さ! 今の私の歯では、まさに歯が立ちません(苦笑)。

Img_1586c_20240503131401 Img_1595c_20240503131401  11時にゴールの近鉄名古屋線益生駅に到着。6㎞を1時間半で歩いて来るという、ハイスピードハイキングでした。娘の方が歩くのが速いのです。抽選会があるということで少しだけ楽しみにしてきました(期待しすぎるとよくありません)。が、今日もまたハズレ。参加賞ということで右の写真のようなシールをいただきました。

Img_1609c_20240503131401  11時9分に名古屋行き準急がありましたので、それに乗車。桑名駅には11時12分着。¥180。11時半には帰宅。朝、自宅を出たのが9時15分頃でしたから、2時間15分ほどですべて完了。使ったお金は、みたらし2本で¥200と、電車賃の¥180で、計¥380でした。まさに「安近短」の典型。

Screenshot_20240503112922c Screenshot_20240503110700c  こちらはGoogle Fitのデータ。8.71㎞で、歩数は、13,504。いつもの散歩に毛が生えたくらいの距離と歩数。右のスクリーンショットは、エキタグでゲットした益生駅のデジタルスタンプ。これで集めたスタンプは7個。

Img_1512c  ところで、この1週間で3回も近鉄ハイキングに参加しています。数年前と同じくらいのハイペース。明日も、菰野で近鉄ハイキング「菰野まるごとハイキング・春 春の菰野富士ハイキング」があります。菰野富士は、5年前に登りました(2019年9月16日:20190916近鉄ハイキング「特別企画ハイキング 菰野まるごとハイキング・夏 そろそろ夏納め♪ 菰野富士ハイキング」……菰野で富士登山(笑)(予告編))。このときは9月で暑かったため余計にしんどかったと思うのですが、明日は今日より気温が上がるという予報。今回は、パス。菰野富士の標高は396m、コースは約8㎞でした。スタート&ゴールの湯の山温泉駅は、標高約135mですから、昨年、養老の滝に登ったくらいの高低差です(2023年9月15日:20230915「養老の滝ウォーキング」(美濃街道ウォーキングオプショナルツアー#1)(予告編))。

【付記(5/4)】 寺町商店街に飾られていた「大名行列 南寺町」とある駕籠は、南寺町が鎮国守国神社の金魚まつりに参加していたときのものだそうです。精義OBさまからコメントでご教示いただきました。お礼申し上げます。

2024年5月 2日 (木)

ホオジロ、モズ、ツバメ

Dsc05011c_20240502170701  気持ちよく晴れました。朝のうちは北西の風がやや冷たかったのですが、昼頃からは南風に変わっています。最高気温は、21.6℃。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.3㎞。

Dsc05074c_20240502170701  船津屋さんの裏手でホオジロのオス。去年もこのあたりで繁殖していました。昨年末からペアでいるのを何度か見ていますから、今年も子育てをしているのではないかと期待しています。

Dsc05155c_20240502170701 Dsc05290c  九華公園ではまず、カワラヒワ。奥平屋敷跡では、メジロ。ほかにシジュウカラ、エナガも来たのですが、よく動いて、ペケ写真ばかり。ハシボソガラス、ドバト、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリなどもいますが、ごく少数。鳥待ちをしていても、出て来ませんので、30分あまりで諦めました。

Dsc05308c  神戸櫓跡にあるカワウの巣から、ヒナの鳴き声が聞こえるようになりました。しばらく見ていたのですが、その姿はまだはっきりとは確認できません。しかし、この写真をよく見ますと、親鳥に向かって左にヒナの頭らしきものが見えています。もうしばらくすると、もっとよく見え、動いているのが分かるでしょう。

Dsc05406c_20240502170801 Dsc05411c_20240502170801  九華公園に隣接する鎮国守国神社では、今日、明日と金魚まつりが行われます(2018年5月3日:長島町内プチ遠征と、金魚まつり……楽翁公百年祭記念宝物館一般公開も見てきました)。昔はかなり大規模に行われ、公園の外にまで露店が並んだそうですし、金魚屋さんは何軒も出店していたと聞きます。金魚御輿が出るのですが、どこの町内もお子さんが少なくなって、まつりを行うのにご苦労なさっているそうです。金魚の露店にメダカも売っていましたので、開店前でしたが、店主の方とメダカ談義をしてきました。今回売っているメダカは、高くても1匹¥500くらいだそうですが、その親は数千円するそうです。

Dsc05442c_20240502170801  ツツジは、ピークは過ぎてしまい、散っているというか、花が傷んできているところがほとんどです。遠目には、まだ、この写真のように鑑賞に堪えます。水鏡を狙ったのですが、ちょっと波立っていました。

Dsc05486c_20240502170801  貝塚公園では、今日もモズのメス。先日も見た個体でしょう。スマートというか、やせているように見えます。子育てが大変だったのかと思います。

Dsc05590c  貝塚公園で一休みしていたら、小学生の団体が通っていきました。桑名では、ゴールデンウィークの頃、春の遠足をするところが多いようです。他のところ、2ヶ所でも小学生の子どもたちに会いましたが、皆、かなりあいさつをしてくれます。ありがたいのですが、何度も何度も「おはよう」といわねばならないのは、嬉しい悲鳴。

Dsc05607c_20240502170801  ツバメの巣も巡回してきたのですが、今日はどこの巣も留守でした。たまたまタイミングが合わなかったのか、まだ卵を産んでいないのか、今ひとつよく分かりません。京町のお宅の巣に近い電線にはオスのツバメが休んでいました。

Dsc05146c_20240502170701 Dsc05664c_20240502170801  鳥があまりいませんので、昆虫。ツマグロヒョウモンです。左はメス、右はオス。

Dsc05651c_20240502170801  ところで、昨日の授業のQ&A、難儀しました(苦笑)。たとえば「○○という特徴があるが、そういう場合、どうしたらよいか?」とか、「△△することがよくあるが、それは、□□になってしまっているのか?」というたぐいの質問がよくあるのです。これでも一応専門家の端くれなのですが、専門家であるが故に、これだけの情報では何とも判断がつかないのです。あることである可能性はあるとは考えるのですが、確信を持ってそう判断するには、情報がかなり不足しているのです。今までも何度か、Q&Aにそう書いているのですが、なかなか理解しないようです。あるいは、授業資料をよく読んでいなかったり、私の説明をよく聞いていなかったりすることが明らかな質問、感想も多発。「まぁ、そんなもの」と思ってしまえばよいのかも知れませんが、ガッカリして、気を取り直さねばならないことも多いのです。一応完成し、いつものように寝かせてあります。

Dsc05675c_20240502170801  明日からはゴールデンウィーク後半。といっても特に私には関係はないのですが……。明日は、桑名で近鉄ハイキングがあります。「春の桑名散歩 三八市をたずねて」という企画で、寺町商店街、七里の渡し跡、九華公園、赤須賀神明社等を訪ねるもの。娘にいわせますと、「散歩コースじゃん」です。まさにその通り。コースマップなしで歩けます。スタートは桑名駅、ゴールは益生駅まで。どうしようか迷っています(苦笑)。散歩代わりに歩いて、益生駅でエキタグのデジタルスタンプをゲットしてくるかなどと思っています。

20240429近鉄ハイキング「【名古屋鉄道合同企画】秀吉と清正の生誕地、豊國参道『九の市』と清須の地」へ(その2)……清正誕生の地・妙行寺、豊国神社、光明寺、萱津神社から太陽食品工業を経て名鉄須ヶ口駅にゴールで「完」

240429kintetsuhikekasumori2  4月29日に行ってきた近鉄ハイキング「【名古屋鉄道合同企画】秀吉と清正の生誕地、豊國参道『九の市』と清須の地」の本編その2です。その1では、近鉄烏森駅をスタートし、日之宮神社、下中八幡宮、大鳥居、孝和堂本店、豊國神社参道「九の市」まで行きました。その2は、妙行寺、豊国神社から庄内川、五条川を越えて、あま市に入ります。

Img_1037c_20240429161601 Img_1049c_20240429161601  正悦山妙行寺。日蓮宗。豊国神社の東にあり、加藤清正公誕生地とされています。この寺の創建時期については不詳。もとは「本行寺」と号する真言宗寺院で、現在地から約220mほど東にありましたが、永仁2(1294)年に日像によって日蓮宗に改宗されたといいます。その後、火災により焼失したものの、天文4(1535)年に中興・日勢上人により「妙行寺」として再建されました。加藤清正は、もともと妙行寺の近くで生まれ育ったとされ、慶長15(1610)年に名古屋城築城の際、その余材を使って妙行寺を自分の生誕地に移築・再建しています。

Img_1057c_20240501043401 Img_1076c_20240501043401  境内には、加藤清正像があります。 昭和35(1960)年4月、清正の350回忌の際、清正公奉賛会により建立されたものです。また、「清正公誕生地之碑」という石碑もあります。

Img_1036c_20240429161601 Img_1104c_20240501043901  豊国神社(とよくにじんじゃ)に戻ります。中村公園内にあります。中村公園は、秀吉の出生地と伝わるこの地に明治18(1885)年に、秀吉の偉業を偲んでつくられたもので、「秀吉清正公園」という愛称があります。

Img_1108c_20240429161701  豊国神社のご祭神は豊臣秀吉。同名の神社は全国にありますが、ここは、上述のように、豊臣秀吉の生誕地に当たります(秀吉生誕地については諸説があります)。明治16(1883)年、当時の県令国貞廉平をはじめ地元の人々による豊臣秀吉の生誕地で秀吉を祀る神社を作ろうという運動が盛んとなり、同年7月、秀吉の生誕地とされる当地に豊国神社の創建が決定したのです。明治18(1885)年1月に竣工し、7月には神社が創建されています。以前訪ねていますので、詳しいことはそちらをご覧ください(2018年11月7日:20181027JRさわやかウォーキング「来てちょ~だゃ~名古屋の産業をめぐって 秀吉生誕の地 中村へ!!」へ(その4)……豊国神社(中村公園)でゴール(完))。

Img_1112c_20240501044201  公園内には、「豊公誕生之地」という石碑もあります。説明板には「豊臣秀吉誕生の地」として、「天文5年(1536年)、豊臣秀吉は、木下弥右衛門の子としてこの地に生まれた。幼名は小竹、あるいは日吉丸。姉智子(関白秀次歳暮)は同父同母の姉、小一郎秀長(大和大納言)と朝日姫(徳川家康正室)は、異父同母の弟妹である。出生地については、区内下中村町という説もある」とあります。

240429kintetsuhikekasumori3  ここからルートマップはその3に入ります。このマップの範囲では、立ち寄り先は指定されていませんが、見どころはありました。旧鎌倉街道、三嶋神社、立ち寄りませんでしたが、光明寺です。

Img_1184c_20240429161701  Img_1161c_20240501044801 豊国神社から中村公園の中を通り抜け、名古屋競輪場脇から、中村高校前を経て、豊公橋(ほうこうばし)で庄内川を渡り、また、萱津橋で新川を越えてあま市に入ります。

Img_1220c_20240501052601  新川と五条川の合流地点から五条川沿いを歩いて行きますと、旧鎌倉街道になります。鎌倉街道は、鎌倉時代、鎌倉から諸国に通じていた主要道路です。愛知県内では、岐阜県の墨俣から木曽川を渡って愛知県に入り、黒田(一宮市)、稲沢市の下津(おりづ)、清須市を経てあま市萱津に至る幅2mほどの曲折の多い道となっています。このあたりが萱津で、庄内川の渡し場としてにぎわったところ(こちら)。この写真は、ルートマップその3で、五条川の堤防道路から萱津の町に降りたあたりで撮ったもの。

Img_1228c_20240501052601 Img_1232c_20240501052601  三嶋神社があります。ご祭神は、大山祇神。昔、里人が藤沢の浄光明寺に参詣の折に、伊豆の三島明神を勧請したと伝わります。ここも拝殿の前に蕃塀があります。あとで訪ねた萱津神社と関連する神社のようです。

Img_1237c_20240501052601  三嶋神社の西に横笛山光明寺。ただし、道路からこの写真を撮ったのみで通過しました。しかし、あとで調べたら、時宗の寺院で、秀吉ゆかりの寺でした。弘安5(1282)年、一遍上人の弟子である他阿真教による開基で、萱津道場と呼ばれた大寺で、室町将軍からも保護を受けたといいます。豊臣秀吉が幼少の頃にこの光明寺に預けられたと伝わっています。7歳で父と死別した秀吉は、8歳でこの寺に入るも、すぐに飛び出し、15歳の時、放浪に出たとされます。

 実際に歩いたルートマップはその4になります。240429kintetsuhikekasumori4 いよいよゴールも近くなりますが、妙勝寺、萱津神社が立ち寄り先に指定されていますが、その途中で正法禅寺も見てきました。萱津神社を出ると、再び五条川を渡って太陽食品工業を目指します。五条川を渡ったところは津島街道。太陽食品工業からゴールの名鉄名古屋本線須ヶ口駅は、目の前。

Img_1249c_20240429161701 Img_1266c_20240429161701  長正山妙勝寺。日蓮宗。初めは真言宗の密勝寺という寺でしたが、文応2/弘長元(1261)年に日蓮との問答の末、日蓮宗に改宗し、寺号を妙勝寺に改称しています。天文年間(1532~1555年)に兵火により七堂伽藍を焼失しましたが、その後、織田氏・福島氏・徳川氏の庇護を受けています。山門は鎌倉から室町時代のもので、庫裡は福島正則が寄進したものと伝わっています。この日は、ふれあいマルシェ萱津マルシェが開かれており、私が行ったときには、本堂で、甚目寺南中学校のブラスバンド演奏が行われていました。

Img_1271c_20240501071401  こちらは、妙勝寺のマルシェの会場。五平餅や、団子、たこ焼きなど、気になりましたが、次の萱津神社でもマルシェが開かれていますから、何も買わず、何も食べず(微笑)。

 Img_1281c_20240501071801 Img_1285c_20240501071801 萱津神社に向かう途中に日東山正法禅寺がありましたので、拝観してきました。曹洞宗のお寺。帰ってから調べたら、墓地に「反魂塚碑」があるということでした。奈良時代の伝説で、今の福島県信夫(しのぶ)(福島県南部に昔あった村)の地に恩雄(やすたか、21歳)と藤姫(ふじひめ、16歳)という若い夫婦がいました。藤姫の父は橋本中将といい、左遷が許された時、この地に姫を残して都に帰ります。成人した姫は、父恋しさに夫と上って行く途中病気になり、悲しくも帰らぬ人となったのですが、それがここ萱津。夫は仏門に入り、妻の塚の辺りに庵を結び、日ごと、香をたいて回向したといいます。

Img_1340c_20240429161701 Img_1336c_20240429161701  妙勝寺から徒歩3分ほどで萱津(かやつ)神社。漬物の神社として知られています。境内には漬物を納める「香の物殿」があり、毎年8月21日の「香の物祭」には多くの漬物業者が参列するそうです。創建時期は不明。ご祭神は、鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)。かつては「草ノ社」「種の社」「阿波手(あわで)の杜」とも呼ばれたといいます。言い伝えによると、この土地の人々が神前にウリ、ダイコン、ナス等の野菜を供えていたのに加え、海(当時、この地が海岸線であった)からとれた塩も供えるようになったそうです。やがて、野菜と塩を甕に入れて供えるようにしたところ、野菜が塩漬けとなり、偶然にも漬物になったことから、漬け物の神社として有名になっています。ちなみに、「阿波手の杜」については、日本武尊が当地で妻の宮簀姫に逢えなかったことから「不遇(あわで)の森」と呼ばれるようになったとか、また尊が植えた雌雄二本の榊が「連理の榊」として御神木となったという伝説もあります。

Img_1304c_20240501072301 Img_1299c_20240501072301  境内には、鹿屋野比売神の像と、「香の物発祥の地」の石碑があります。この石碑によれば、「当社は野を司る鹿屋野比売神を祀る我が国で唯一の漬物の祖神であります。人皇十二代景行天皇の御世、日本武尊御東征の砌当社にお立ち寄りの際、村人が漬物を献上し長途のお慰めをするとともに、その霊験あらたかなこと等をお話ししたところ、尊は御賞味され大変感慨深げに『藪に神物(こうのもの)』と仰せられたと伝えられる。このお言葉は、今日漬物を表す香の物の語源になったと言われております。ここ萱津神社がその発祥の地です。この古事を尊び、尊が熱田の地に祀られた後、村人はその昔を偲び熱田神宮の四大祭に特殊神饌として献進されています」とあります。

Img_1322c_20240429161701 Img_1325c_20240429161701  萱津神社もマルシェの会場となっていました。ここに着いたのは10時40分ころで、ちょうど小腹が空いていましたから、天むすを1個購入して、小休止。天むすよし田屋という津島のお店。お勧めは、えびしそ天むすということで、¥250。割と小ぶりで、一口で行けそうでした。小声でいいますが、津にある千寿の天むすの方がはるかに美味しいと思います。さらに、名古屋で働いていたときに食べた多香野の天むすもよかったです。ちなみに、千寿が天むす発祥の地です。

 

Img_1356Img_1364c_20240502190201 萱津神社を出て、法界門橋で再び五条川を渡り、清須市へ。この法界門橋から500mほどは、津島上街道を歩きます。清須市立桃栄小学校の南あたりです。津島上街道も、またきちんとすべてを歩きたい街道です。右の写真は、そこから進んだ須ヶ口交差点。

Img_1368c_20240429161701Img_1376c_20240502191001 最後の立ち寄り先は、ゴールの名鉄須ヶ口駅の目の前にある太陽食品工業。ソースとケチャップを作っている会社。太陽ソースとケチャップを使用した試食と販売会が行われています。右の写真は、太陽ソースの試食。ソースもケチャップもコクがあり、美味しいものでした。

Img_1381c_20240429161801  来場者には太陽ソースのミニパックをプレゼントということでした。「なくなり次第終了」ということでしたので、心配したのですが、ミニパックも無事に2ついただけました。販売会では、何も買うなという指令がありましたので、買っていません。

Img_1402c_20240429161801  ゴールの名鉄名古屋本線須ヶ口駅には、11時15分過ぎに到着。2時間20分で9㎞ほどを歩いてきました。須ヶ口駅は電車で通ったことはありますが、ここを利用するのは初めて。 ちょうど11時22分に豊明行き準急がありましたので、それに乗車。名鉄名古屋駅には、11時36分に到着。¥250。近鉄も、11時41分発の松阪行き急行があり、それに乗り換えて、桑名駅には12時1分着。¥530。

Screenshot_20240429122916c  こちらは、今日のGoogle Fitのデータ。11.08㎞で、17,937歩でした。現地で歩いたのが約9㎞、自宅から桑名駅往復が2㎞あまりですから、妥当な数値でしょう。

Screenshot_20240429114045c  近鉄名古屋駅では、エキタグのデジタル駅スタンプをゲットしてきました。どこにタグがあるか、分かりにくかったのですが、改札横にありました。これで6個目です。なかなか増えませんが、まぁボチボチと。

2024年5月 1日 (水)

今日も江戸橋は雨だった(苦笑)

240501093353713c  5月に入りました。ゴールデンウィークの谷間ですが、私が非常勤講師を務めるところも平常運転で、今日はいつも通りに授業がありました。往きの電車は、いつもより少し空いている印象でした。先週も雨模様でしたが(2024年4月24日:雨の江戸橋)、どういう訳か、今日も雨模様。さほどの降りではありませんでしたが、往復とも雨。そういえば、数年前にも、毎週のように水曜になると雨が降ったことがありました。天気の変化サイクルが、悪循環し始めた?? 

240501102625364c  今日で4回目の授業です。出席者は、ゴールデンウィークの谷間で、天気も良くないので、少ないかと心配したのですが、それははずれました。ほぼいつも通り。学生諸君に失礼なことを考えてしまったようです。ただ、受講登録者名簿はまだ届きませんので、正式に何名が、誰が登録しているかは不明。何らかの形で名前が挙がっているのに、1回も出席していない学生もあります。登録しなかったのか、不登校になったのか、気になります。1回目だけ出て、残りの3回は欠席という学生も数名ありますが、これは登録しなかった学生がほとんどだろうと思います。来週になると、名簿が届くでしょう。

240501093359520c  非常勤先では、ツツジが満開という感じです。これに比べると、九華公園のツツジはかなり早く咲いたようです。非常勤講師控え室の前にコシアカツバメの巣があります。助手の先生は、スズメの鳴き声がしているといわれたのですが、私自身は確認できていません。コシアカツバメが来ているのも見ません。校舎棟でもツバメが営巣したことがありますが、今年は今のところ、そういう情報はありません。一方、グラウンドでは、今日もハクセキレイ、ヒバリ、ムクドリなどを見ました。ヒバリは、揚げヒバリを見せてくれました。これで天気がよければ、いうことなしなのですが……。

240501121431262c  12時に講義を終え、雨でしたから、寄り道もせず、江戸橋駅に向かい、12時19分の名古屋行き急行で帰宅。帰宅後、昼食を摂り、出欠をチェックして、Q&A作成に着手したところです。

【追記】 初めに天気のぼやきを書きましたが、2016年は、5月末までに6回の授業をして、そのうち4回が雨天または曇天でした(2016年5月25日:江戸橋に行く日は、天気がよくないなぁ(苦笑)……週1通勤の楽しみも)。ちなみに、2016年は、非常勤講師として務め始めた年です。2018年も雨が多く、「水曜日になると雨」というジンクスを検証するデータを調べていました(2018年6月20日:授業点描と通勤電車の楽しみ……オマケはジンクスの検証(笑))。4月から6月の10回分のデータで、完全に晴れたのは6月13日の1日のみで、傘マークがあったのは何と8日間(「のち曇」「のち晴れ」を含みます)ありました。この年に水曜日に天気が悪い日が多かったという印象が強く残っていたようです。なお、2021年も雨の日が多かったようです(2021年6月16日:帰りは大雨(爆))。今年は、2018年の再現にはならないことを切に願っています(微苦笑)。

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  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)