20240429近鉄ハイキング「【名古屋鉄道合同企画】秀吉と清正の生誕地、豊國参道『九の市』と清須の地」へ(その1)……烏森駅から日之宮神社、下中八幡宮、大鳥居、孝和堂本店から豊国参道「九の市」へ
4月29日(月・祝)は薄曇りで、最高気温も22.8℃と、4月27日と同じくハイキング日和(2024年4月27日:20240427近鉄ハイキング「(【三岐鉄道合同企画】白梅の丘をこえて桑名『ほしの湯』でととのう」へ(一回完結))。予定通り、近鉄ハイキング「【名古屋鉄道合同企画】秀吉と清正の生誕地、豊國参道『九の市』と清須の地」へ行ってきました。一人旅です。受付は8時半からでしたが、慌てないでよいと思い、近鉄桑名駅を8時16分に出る名古屋行き普通に乗車。烏森駅に8時50分に到着。¥490。受付は空いていました。タイトル通り、名鉄ハイキングとの合同企画。
コースマップは、今日もA4サイズで両面。近鉄ハイキングは、このようにコースマップが配られますが、名鉄の方は、DXが進んでいて(こちら)、スマホアプリで受け付け、コースマップもスマホでチェックします。ポイントでは、土曜日の近鉄ハイキングのようにチェックインをしていきます。ゴールでもチェックインを行い、「踏破ポイント」をゲットできるのです。
こちらは「キョリ測」で描いた、この日歩いたルートマップ。烏森駅を利用したのは、初めて。近鉄烏森駅から、日之宮神社、下中八幡宮、大鳥居、孝和堂本店、豊國神社参道「九の市」、妙行寺、豊國神社、妙勝寺、萱津神社、太陽食品工業と回り、名鉄名古屋本線須ケ口駅がゴール。8時55分にスタート。
詳しいルートマップその1です。烏森駅を利用するのは初めてと書きましたが、ここから大鳥居のあるところまでのエリアを歩いたのも初めてでした。烏森駅西口を出て、ほぼ北上していきます。名古屋高速の高架下をくぐって、日之宮神社と、下中八幡宮とをまずは訪ねました。
スタートしてすぐに烏森駅西の交差点に出ます。ハイキングのコースは、交差点を渡って右に進むのですが、左手前から奥の方向の道路が、旧佐屋街道です。ここもいずれは歩いてみたいと思っています。いきなりの余談でした。
烏森駅からほぼ1.5㎞のところに日吉公園があります。昭和10(1935)年に作られた公園です。
この公園の中に森があるのですが、そこが日之宮神社です。次に立ち寄った下中八幡宮の境外社。もとは日吉権現といい、豊臣秀吉の母大政所が、男子を授かるよう日参した社と伝わっています。秀吉が幼名を日吉丸といったのは、この日吉権現の霊験によるところから名づけられたといいます。
しかし、いつ建立されたのかや、ご祭神がどなたかなどはよく分かりません。日吉大社の系列であれば、ご祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ)と大己貴神(おおなむちのかみ)であると考えられます。もとの日吉権現は、秀吉が大坂に持っていったとも、家康によって取り壊されたともいわれ、江戸時代にはすでに廃社となっていたようです。
日之宮神社から400mほどのところに下中八幡宮。社伝によれば、創建は保元元(1156)年で、源為朝が関わる神社といいます。ただし、この頃、為朝は、保元の乱に関わり、伊豆大島に流されていますから、尾張で神社をつくるのは不可能と思われます。加藤清正が中村に勧請した3つの八幡社の1つという説もありますし(あとで訪ねる中村公園内にも、清正が勧請したという八幡社があります)、秀吉の母が安産祈願をした神社とも、秀吉の氏神だったともいう話も伝わっており、正確なところはよく分かりません。神社は後に衰退し、寛永20(1643)年に再興されました。ご祭神は、誉田別尊(ほむだわけのみこと:応神天皇)と息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと:神功皇后)。
境内社に龍神社があります。ご祭神は、 龍神と楠木大神。ほかにも、鹽竈社があるというのですが、こちらには気がつきませんでした。
この先、ルートマップはその2になります。下中八幡宮から豊国通りに出て北へ向かい、中村公園前の交差点へ。ここには大鳥居と、孝和堂本店があります。その先は、豊国神社への参道「豊国参道」となり、9の付く日には市が立ちます。正面に中村公園と豊国神社、その東に妙行寺があります。
中村公園前の交差点には、大鳥居。昭和4(1929)年に立てられ、高さ24メートル、笠木の幅34メートルの大きさ。「赤鳥居」と呼ばれ、親しまれています。京都市の平安神宮大鳥居と同じ高さだそうです。創建当時は、世界一高い鳥居だったといいます。一昨年、町の活性化のために黄金色に塗り替えるという話が出たそうですが、この鳥居、もともと「中(なか)」という村だったこの辺り一帯が名古屋市に編入されたのを記念して住民がお金を出し合って建てました。豊國神社参道の入り口にあるのですが、神社のものではありません。大鳥居が立っているのは名古屋市の道路上ですが、市の持ち物でもなく、公式には「所有者不明の建造物」という扱いになっているそうです(こちら)。
大鳥居に向かって右手に孝和堂本店があります。草餅、おはぎなどが名物の和菓子店です。ハイキング参加者の行列ができていましたが、例によって、私は見てきただけ。
豊国神社への参道を「豊国参道」といいます。9の付く日には市が立ち、「九の市」と呼ばれています。この日も、食品、草花、衣料品、米菓子など実にさまざまな店が出て、大賑わい。桑名でいえば三八市が似ていると思いますが、賑わいはさすがにこちらの方が凌駕していました。懐かしいポン菓子の店もありました。その1は、キリがよいので、ここまで。その2では、妙行寺、豊国神社からとします。
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