お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年8月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年8月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2024年1月

2024年1月31日 (水)

今日は、期末試験

240131093120726c  令和6(2024)年も1ヶ月が過ぎようとしています。1月最終日の今日は水曜日で、後期の江戸橋での仕事の最終日。曇りでにわか雨もあるという予報。いつもと同じく、8時40分の電車で出勤。電車は、年明けから少し空いている気がします。

240131151849938c  さて、今日は、期末試験を行ってきました。試験時間は1時間。筆記試験で一部○×式の問題を含めてあります。試験の要領や、出題の仕方、採点基準などは、最終回の授業で丁寧に説明したつもり(どこかの総理大臣のように、口先だけではありません。ちゃんと資料にして配付しています)。採点作業は、まだこれからです。合否判定に悩まないで済むよう、切に願っています(微笑)。

240131115047488c  試験を終え、答案を点検して、教室の後片付けをして外へ出たら、なんと小雨。いつものように志登茂川をちょっと覗いてこようと思ったのですが、これではいけません。おとなしく江戸橋駅へ直行。いつもより2本早い、12時の急行に乗車して帰宅。桑名でも小雨。アメダスの記録には出ないくらいの雨です。

2024年1月30日 (火)

カンムリカイツブリ、大きすぎるボラを捕まえ、苦労の末丸呑み

Dsc09720c_20240130155901  拙宅前の住吉入江にいたカンムリカイツブリを追いながら観察していたら、すごいシーンに遭遇しました。カメラに記録された時刻で、10時26分から32分の6分間の出来事でした。冒頭の写真は、玉重橋よりも南の住吉入江にいたカンムリカイツブリ(前の記事と同じ写真)。

Dsc09917c Dsc09820c_20240130193301  このカンムリカイツブリ、拙宅前の住吉入江で挙動不審な行動 。見ながら、激写。ボラを捕まえたようでした。

Dsc00492c_20240130193401 Dsc00346c  かなり大きなボラのようで、呑み込むのに相当苦労していました。 長い時間苦労していたように思ったのですが、冒頭に書きましたように、6分ほどでした。

Dsc00555c Dsc00603c  鳥たち、猛禽類などを除けば、エサは丸呑みします。このカンムリカイツブリも背伸びしながら、何とか呑み込もうと苦 労していました。 ここに至って、かなり呑み込めてきました。2枚目の写真からは6分近くが経っています。

Dsc00637c Dsc00648c  ほとんど呑み込んでいます。首筋は、本来のカンムリカイツブリとは思えないくらい、膨らんで太くなっています。いやぁ、大きすぎて諦めるかと思ったのですが、目を白黒ならぬ、赤黒させて(ご覧のように、カンムリカイツブリの眼は赤いのです)呑み込みました。

Dsc00695c_20240130193501  6分ほど格闘したのち、大きなボラをすっかり丸呑みして、普通のカンムリカイツブリに戻っていました。いやぁ。おもしろかった。こういうシーンに遭遇できますからバードウォッチングがやめられないわけです。

今日は久しぶりのヤマガラに、ジョウビタキのオスデー

Dsc00729c_20240130155901  朝は、0.6℃でしたが、日中は13.5℃と春の陽気になりました。いつも通り7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.9㎞。

Dsc08403c_20240130155801  拙宅マンションを出てすぐにヤマガラの鳴き声が聞こえてきました。マンション内の小公園にいて、電線に移ってきました。ヤマガラを見たのは、去年9月以来(2023年9月18日:九華公園にヤマガラ……ダイサギは今日も)。近くにはメジロも2羽。

Dsc08546c  住吉神社前の揖斐川には、ヒドリガモが13羽ほど。近くの住吉水門のところには、コガモのペアが1組。今日は、中な幸先がいいと思えます。

Dsc08627c_20240130155801  柿安コミュニティパークでは、ジョウビタキのオス。すぐに逃げられましたから、証拠写真。ここの堀には、コガモのメスばかり5羽が上陸して休んでいました。

Dsc08678c_20240130155801 Dsc08969c_20240130162801  九華公園に着いて、北門のところのサザンカにメジロ。花粉で嘴の周りが黄色くなっています。奥平屋敷跡は、最近静かで、今日も来たのはハクセキレイ1羽とツグミ2羽。

Dsc09151c Dsc09387c_20240130155801  二の丸跡では、シジュウカラ2羽。朝日丸跡では、まずカワラヒワが数羽。ただし、2羽ずつのペアになって行動しています。

Dsc09299c_20240130155801 Dsc09353c_20240130155901  朝日丸跡では、さらにジョウビタキのオス1羽と、シジュウカラが2羽。このシジュウカラは、二の丸跡にいたものが移動してきたのかも知れません。

Dsc09404c Dsc09404c  朝日丸跡でもう1種類。久しぶりにあれこれとみられました。木曜日に大雪が降りましたから(2024年1月25日:ちょうど1年ぶりの大雪)、山の方から鳥たちが降りてくるのではないかと期待していたのですが、その通りだったかも知れません。

Dsc09509c_20240130155801 Dsc09652c_20240130155901  本丸跡でも、また、公園の外周遊歩道の南でもジョウビタキのオス。ひょっとしたら、同じジョウビタキが公園内を回っているのかも知れません。

Dsc09598c_20240130155901 Dsc09419c_20240130155801  ユリカモメは6羽のみ。カモは、キンクロハジロが37羽、ハシビロガモが22羽(同時に見ましたから、間違いなし)、ヒドリガモのオスが2羽にメスが1羽。ホシハジロのオスが2羽。 キンクロハジロは判別がつきませんが、ハシビロガモの多くはペアで行動していますし、ヒドリガモも1組のペアができています。右の写真は、ハシビロガモのオスですが、渡ってきた頃に比べると、ずいぶん男らしくなりました。

Dsc09679c_20240130155901  貝塚公園でも、ジョウビタキのオス。ここではほかにメジロ、カワラヒワ。上空をトビが旋回していました。内堀公園でもジョウビタキのオスが出て来たのですが、あいにくカメラのバッテリーが切れて交換しているときで撮れず。

Dsc09720c_20240130155901  拙宅近くの住吉入江に戻ってきたら、カンムリカイツブリ。南の端から諸戸氏庭園前まで潜ってエサを探しながら移動していたのですが、最後にとてもおもしろいシーンが見られました。が、そのシーンを含め、今日はなんと2,300枚以上も写真を撮ってきてしまい、その整理が追いついていません。カンムリカイツブリのとっておきシーンは、別記事にて。

Dsc09704c_20240130155901  寺町商店街には河津桜の並木があります。一部では、つぼみが少し膨らんできていました。梅が咲き始めましたから、次はこのカワヅザクラの番です。いつ咲き始めるか楽しみ。

2024年1月29日 (月)

シラウオ漁の季節

Dsc07502c_20240129144201  朝からよく晴れて、風も弱く、暖かい日になりました。最高気温は11.8℃。今日もいつも通り7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と7.9㎞も歩いたようです。Google Fitのデータですが、九華公園、貝塚公園で鳥を追ってウロウロしました。

Dsc07534c_20240129143901 06a4736e  すでに漁は始まっていたはずですが(こちらに中日新聞の記事があります)、今朝、今シーズン初めて「シラウオ漁」をしている漁船を見ました。2隻の漁船がペアになって長く、大きな網をゆっくり曳いて行きます。はまぐりプラザにある食堂「はまかぜ」では、この季節、白魚丼が食べられます(3月初旬頃までの見込み、¥1,500)。一度だけ、白魚丼を食べたことがあります(2015年2月5日:はまぐりプラザでしらうお丼を食し、ユリカモメを堪能……カンムリカイツブリ、今日も登場、右の写真はそのときのもの)。

Dsc07654c_20240129143901 Dsc07680c  九華公園までの間、鳥は少なく、七里の渡し跡でコガモのオス1羽、メス3羽が堤防に上がって休んでいるのと、柿安コミュニティパークの堀にキンクロハジロのメスとコガモのメスが1羽ずついただけでした。九華公園に着いてハクセキレイ1羽。そばにスズメもいましたので、たまにはスズメの写真も載せましょう。

Dsc07777c Dsc07814c_20240129143901  奥平屋敷跡は静か。ここに来たのは、ハクセキレイのペア1組が、1回だけ。ほかには、ヒヨドリ、ドバト、ハシボソガラスが少数。天気がよくて、暖かいのに野鳥が来ないのは、残念。

Dsc08062c_20240129143801  Dsc07969c_20240129143801 二の丸跡でシジュウカラ2羽がいたのですが、上手く撮れず。朝日丸跡ではジョウビタキのオスと、ハクセキレイ。今日は、ハクセキレイばかり(微苦笑)。

Dsc07727c Dsc07839c_20240129143901  カモは、キンクロハジロが28羽、ハシビロガモが19羽(重複して数えたかも知れません。左の写真は、ハシビロガモのメス)、ヒドリガモのオス(右の写真)が2羽にメスが1羽、ホシハジロのオスが1羽と、いつものメンツ。

Dsc08198c_20240129143801 Dsc08107c_20240129145901  ユリカモメは17羽。今日も飛翔シーンにチャレンジ。もう少し近かったらよかったのですが、あまり近いところには来てくれません。

Dsc08241c_20240129143801  貝塚公園で、ツグミ。ほかには、ウグイスを目撃したのと、ジョウビタキの鳴き声が聞こえたくらい。ヒヨドリはほとんどいません。内堀公園ではジョウビタキのオスがいたものの、写真には撮れず。

Dsc08323c_20240129143801 Dsc08346c_20240129143801  寺町では、常信寺に行って梅を見てきました。紅梅というか、ピンクの梅はほぼ満開。白梅もかなり咲いてきました。ここは、境内にある樹木をきちんと手入れされているようで、季節の花がしっかりと楽しめます。

Dsc08376c_20240129143801 Dsc07598c  藤原岳は、今日も白くなっています。左の写真は、拙宅玄関前から撮った写真。右の写真は、毎年、藤原岳に雪が積もっているときに1回は撮りに行く写真。 市民プールのところから拙宅マンションを入れて、藤原岳を撮っています。望遠レンズによる圧縮効果で、拙宅が藤原岳の目の前にあるように見えるのです。

【追記(1/29)】 ブログを書いてから、夕方、確定申告作業をe-TAXで行い、完了しました。毎年思うのですが、国税庁のe-TAXのサイトは、やはり分かりにくい。必要なところにたどり着くのにまずは苦労します。ここが一番の難所。たどり着けば、後はスムーズなのですがねぇ。お陰様で今年も還付金がいただけるはず。

2024年1月28日 (日)

ようやくツグミが地上に降りて来始めました

Dsc07498c  昼前後は晴れ間もあったのですが、ほぼ曇りです。最高気温は11.5℃になりましたが、日差しがないため寒く感じます。プチ遠征をとも思ったのですが、曇っていたので、7時半からいつもの散歩コースへ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園から今日は、中橋、田町、三崎通と6.7㎞。

Dsc06330c_20240128140601 Dsc06376c_20240128140601  住吉水門の内側にヒドリガモが6ペアと、ホシハジロのオスが1羽。最近、ヒドリガモやホシハジロがここによくいます。

Dsc06421c_20240128140601  Dsc06433c 七里の渡し跡でもヒドリガモが4ペア。皆、お休み中。コガモのメス3羽が、堤防の上に上がって、こちらもお休み。

Dsc06454c_20240128141501 Dsc06465c_20240128140601  九華公園で、鎮国守国神社の社務所裏の堀にコガモのペアが1組。ここの堀には、たまにコガモがやって来ています。二之丸堀や吉之丸堀には、コガモは行きません。

Dsc06612c_20240128140701 Dsc07018c  奥平屋敷跡でツグミ。ただし、これしか撮れず、証拠写真。例年であれば、ここではよくツグミを見るのですが、今シーズンはこれまでほとんど見ていません。また、地上に降りているのは、ここではたぶん初めて。シジュウカラも2羽やって来ました。

Dsc06668c_20240128140701 Dsc06690c  ハクセキレイも2羽。ハクセキレイは、奥平屋敷跡の常連さん。ほかにジョウビタキのオスも見えたのですが、遠いところ。

Dsc06745c Dsc06784c_20240128140701  ユリカモメ、今日は少なくて7羽しかいませんでした。

Dsc06480c_20240128140601 Dsc06607c_20240128140701  カモは、キンクロハジロが23羽、ハシビロガモが16羽、ヒドリガモは1ペア。

Dsc06530c_20240128140601  ホシハジロのオスもいました。今日も、エビを捕まえて食べています。エビが好みなのか、エビがよく捕まるのかは分かりません。

Dsc07161c_20240128140701 Dsc07149c  余談ですが、九華公園では朝日丸跡から辰巳櫓跡のところにかかる橋のペンキ塗り替えが行われています。今日でほぼ終了ではないかと思います。

Dsc07231c_20240128140701 Dsc07243c_20240128140701  内堀南公園の近くでハクセキレイ1羽。その先の外堀あたりでは、ジョウビタキのメスが出て来ました。

Dsc07285c Dsc07269c  内堀公園ではツグミとカワラヒワ。ここでもツグミは地上に降りてきていました。ジョウビタキのオスもいたのですが、写真は撮れず。

Dsc07397c_20240128140801 Dsc07408c  中橋の集合場所には、ゴイサギ7羽と、ホシゴイ4羽。最近、昔のデジタル写真を少しずつ整理していますが、平成20(2008)~平成29(2009)年の頃、すでにここにゴイサギのコロニーがあり、何度も見に行っていました(例えば、2009年1月6日:動と静の好対照……狂喜乱舞)。

Dsc07439c_20240128140801 Dsc07469c  住吉入江まで戻ってきたら、ソメイヨシノの木にメジロ。入り江には、オオバンが2羽。

Dsc07217c  ついこの間新年を迎えたと思ったら、すでに1月も終わり近くになっています。今週は、水曜日に江戸橋での後期の講義の期末試験があります。問題はすでに印刷などを事務室にお願いしてあります。気になるのは、学生たちの出来具合。質問などがあれば、メールで連絡するよう伝えてありますが、今のところそれは来ていません。写真は、鎮国守国神社の枝垂れ梅。

2024年1月27日 (土)

ジョウビタキとモズ

Dsc04783c_20240127153501  久しぶりに最高気温が10℃を超え、11.2℃になりました。いつものように、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と6.9㎞。歩いている間は、風は弱くて暖かく感じられましたが、昼前から風が強まっています。冒頭の写真は、散歩に出るときのもの。

Dsc04835c_20240127153801 Dsc04952c_20240127153501  住吉神社の前の揖斐川でカンムリカイツブリ。曇っていたのであまりきれいには撮れず。ほかにはヒドリガモが2ペア。カンムリカイツブリは、下流の方でも3羽ほど。イソヒヨドリのメスは、七里の渡し跡にて。久しぶりに出会いました。七里の渡し跡と柿安コミュニティパークの堀には、オオバンが1羽ずつ。コミュニティパークにはコガモ1ペアが上陸して休んでいました。

Dsc05072c_20240127153501 Dsc05247c_20240127153501  九華公園の北門のところでジョウビタキのメス。奥平屋敷跡では樹上にシメがいたものの、写真には撮れず。代わりにモズが登場。ヒヨドリはほとんどいません。いてもお腹が減っているのか、元気なし。ムクドリ、カラス、スズメも少ない。

Dsc05438c Dsc05479c  朝日丸跡でジョウビタキのオス。ツツジの植え込みに入ったところを覗き込んで撮りました。その近くには、メジロが2羽。

Dsc05644c_20240127153401 Dsc05681c_20240127153401  本丸跡ではハクセキレイ2羽。そういえば、ハクセキレイも今日はあまり来ていません。

Dsc05548c_20240127153401 Dsc05760c_20240127153401  ユリカモメは、17羽。久しぶりに飛翔シーンにチャレンジしたのですが、なかなかうまくは行かず(苦笑)。

Dsc05180c_20240127153501 Dsc06272c  カモは、キンクロハジロが12羽とまたもや激減。ハシビロガモは16羽(左の写真)、ヒドリガモはオス2羽にメス1羽、ホシハジロのオスが1羽(右の写真)。

Dsc06290c  ほかの公園ではこれという鳥はいません。貝塚公園でも白梅が咲き始めました。もう少し梅がよく咲くと、「ウメジロウ」が撮れるだろうと期待しています。

Dsc06316c_20240127153401  散歩コースでは日陰などを除いて、雪はほとんど溶けています。九華公園では、雪のために松の枝や葉などがかなり落ちていました。管理人さんは、昨日はリヤカー2台分を回収したとおっしゃっていました。藤原岳は今日も真っ白です。

2024年1月26日 (金)

20240126津島神社初詣ウォーキング(予告編)

 晴れて気温も上がるという予報でしたので、予定通りに津島へウォーキングに行ってきました。題して「津島神社初詣ウォーキング」。同級生K氏と今年の初ウォーキングです。今回は、例によって予告編。津島には初めて出かけましたが、歴史のある、見どころの多いところでした。桑名では最高気温は、7.3℃。歩き始めは、日も照っていて風もなかったのですが、次第に雲が増え、風も出てきましたが、無事に初ウォーキングを終えられました。

Img_5847c_20240126161801  JR桑名駅を8時38分に出る名古屋行き普通に乗車。弥富駅に8時45分に着いて、名鉄尾西線に乗り変え。8時48分発の普通豊明行きに乗り換えます。津島には8時59分に到着。運賃はJRが¥200、名鉄が¥300。9時5分頃にスタート。

Tsushima0  こちらが今日歩いてきたルートマップ。立ち寄り先については、この予告編で紹介するところが記載してあります。マップ上は、4.4㎞。これは、津島市と津島観光協会の「津島市散策マップ」にあった「ぎょうさんコース」をモデルに自作したもの。現地でルートを変えたところや、歩きながら見つけたところもあり、実際には6㎞半くらいを歩いたと思います。津島駅から西に天王通を進み、途中あちこち立ち寄りながら、主に津島神社、天王川公園を見て回り、本町筋を経て天王通に戻り、津島駅にゴールしました。

Img_5868c_20240126161801  まずは、補陀山常楽寺。曹洞宗のお寺。本尊は如意輪観音坐像。寺は、応永6(1399)年の創建と伝わっています。津島牛頭天王社神主家氷室氏の菩提所です。

Img_5921c_20240126161801  その先に円空千体仏が地蔵堂に納められています(写真で向かって左の御堂)。あの有名な円空(寛永9(1632)~元禄8(1695)年)が彫った小仏千体が納められています。5cm程の六地蔵が裾に付けられた21cmの地蔵坐像を中心に5cm程の小仏、千躰が階段のある岩壁のように造られた光背にぎっしりと並べ付けられており、他の善財童子・護法神・韋駄天の三像と共に厨子に納められているそうです。町内会で管理を行い、町を守る地蔵として奉られています。

Img_5948c  円空千体仏の先で天王通は旧津島街道と交わります。ここを右折し、津島街道沿いに少し行くと津島観光交流センターがあります。昭和4(1929)年に銀行建築として、柱・梁・床・壁・屋根をすべて鉄筋コンクリート造で当地に新築されました。建物の正面は「復興式」と呼ばれる建築様式で、西洋建築におけるルネッサンス様式を基調としながらも意匠や装飾を簡略化したものです。名古屋銀行、東海銀行津島支店をへて津島信用金庫の本店として利用されていました。

Img_5987c_20240126161801 Img_5992c_20240126161801  観光交流センターの北東に久遠山成信坊(くおんざんじょうしんぼう)。真宗大谷派。創建は不詳ですが、明徳2(1391)年、7代慶専のときに天台宗から真宗に改宗。長島一向一揆のとき、住職の祐念は教如上人の身代わりになり、津島御坊の称号を授けられています。石畳の参道は臼でできており、「ひきうす寺」とも呼ばれています。

Img_6069c_20240126161801  市神社(いちがみしゃ)は、津島神社の境外末社の1つ。大市比売命(おおいちひめのみこと)、大歳神(おおとしのかみ)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀り、古くは名古屋から津島に入る「上街道」に沿って立ち並び、栄えた商家の守り神として崇められました。

Img_6169c_20240126161901  観光交流センターの裏になりますが、清正公社(清正公遺跡)。加藤清正が幼少の頃、寄寓していた叔父の家があったと伝わるところ。ここに清正の徳を偲んで建てられたのが、清正公社です。清正が少年の頃、鬼の面を被って賊を追い払ったという言い伝えがあります。

Img_6222c_20240126161901 Img_6263c_20240126161901  天王通に戻ってさらに西へ。御旅所跡に大イチョウがあります。実に見事です。幹周囲5.41m、樹高30m、推定樹齢400年。大イチョウは、もう1本。東参道の鳥居のところにもあります。こちらは、幹周囲5.30m、樹高25m、推定樹齢600年と。どちらも愛知県の天然記念物に指定されています。

Img_6260c_20240126161901 240126142250898c  ここから津島神社にお参りするのですが、その前に土産を買ってしまいました。東の鳥居の前に店を構える総本家角政さんで「くつわ・あかだ」を購入。くつわは開運招福を祈るお菓子で、あかだは平安時代から続く疫病よけのお菓子。ずっと前から知っていたので、一度食べてみたかったのですが、ずいぶん固いお菓子と聞いて、試しに少しずつ両方が入っているものを買ったのです(¥200)。お店の方に伺ったら、口の中に含んでしゃぶっていたら柔らかくなるということでした。

Img_6230c_20240126161901  いよいよ今日の最大の目的地である津島神社へ。古くは津島牛頭天王社といいました。今日も一般に「お天王さま」と呼ばれています。社伝によれば、欽明天皇元(540)年の鎮座ですから。1500年近くの歴史があります。疫病や厄除けの神様として親しまれています。「西の八坂神社、東の津島神社」と並び称され、全国に3000余あるといわれる天王社の総本社です。

Img_6288c_20240126161901 Img_6329c_20240126161901  多くの武将が天下取りを争っていた戦国時代、織田信長や豊臣秀吉など名をあげた武将とのつながりも強く、徳川家康の四男松平忠吉の妻の寄進による本殿(左の写真の向かって左)や、楼門(左の写真で右奥の建物)は国の重要文化財です。ご祭神は、建速須佐之男命。相殿神は、大穴牟遅命(大国主命)。右の写真は、豊臣秀頼が寄進したという楼門。詳しくは、本編にて。

Img_6401c_20240126161901  津島神社の表参道を下って県道68号線に出て左折。東に少し行ったところに堀田家住宅があります。しかし、残念ながら、開館しているのは、土日祝日のみ。堀田家住宅は、江戸時代中期、正徳年間(1711~1716年)に建てられたといわれ、その後修理・増築を重ね、県道拡幅工事のために昭和48(1973)年に約60m西の現在の場所に移されました。数度にわたって手が加えられてはいますが、質も保存状態も良く、屋敷の構えや間取りなどには尾張の地方色がよく現れているといいます。国の重要文化財。機会があれば、ぜひ拝観したいところ。

Img_6425c_20240126161901  堀田家住宅の南に天王川公園Img_6529c_20240126161901木曽川の支流である佐屋川に合流する天王川は、江戸時代まで当時の町の中央を流れていましたが、江戸時代中期の河川改修で佐屋川が廃され、天王川はここに丸池として残りました。天王川公園は大正9(1920)年に完成し、日本歴史公園100選の1つに選ばれています。桜もきれいだそうですが、尾張津島藤まつりは有名ですし、夏には尾張津島天王祭が開かれます。どちらも私は来たことがないのですが、一度は見てみたいと思います。

Img_6457c_20240126161901  その天王川公園の中之島にヨネ・ノグチ銅像があります。といってもご存じない方がほとんどのように思います。かく申す私も、知りませんでした。が、この方、あの彫刻家イサム・ノグチのお父さんなのです。ヨネ・ノグチこと野口米次郎は、明治8(1875)年に津島市で生まれました。愛知一中から慶應義塾を中退してサンフランシスコへひとり旅立ち、北米の大詩人ミラーと出会い、詩作を始めます。明治29(1896)年の詩集「Seen and Unseen」、明治36(1903)年の「From the Eastern Sea」は、優美な情緒にあふれ、欧米で絶賛されましたが、日露戦争を機に日本に帰国。銅像は、佐織の梶浦正之らが発起人になり建立されました。

Img_6583c_20240126161901  公園の東側に入江のようになったところがあります。ここは津島湊跡。津島は尾張から伊勢を結ぶ天王川舟運の川湊として繁栄を極め、全国でも有数の商業地として発展しました。とくに室町時代には、津島湊に商人が集まり、多くの物資の集積場となっています。

Img_6574c_20240126161901  津島湊跡のところに車河戸(くるまこうど)。「車」は天王祭の船のこと。祭船に乗せる屋形が石垣に囲まれた島に1年中置いてあります。これは江戸時代からのしきたりだそうです。宵祭りの提灯付けなどの祭の準備はここで行われるそうです。車河戸の南には、祭船が保管されています。

Img_6708c_20240126162101  続いて鏡池山瑞泉寺。もとは、天王川西岸の天王島にあり真言宗の瑠璃光寺といったのですが、良王君が逝去し瑞泉寺殿と号したことから菩提寺となり、瑞泉寺に改号したと伝わります。永正14(1517)年、舟戸の地に移転し、浄土宗に改宗。津島四家、七苗字の一つである大橋氏の菩提寺。芭蕉句碑がある。というのですが、津島幼稚園を併設していて、境内には入れないようになっていました。

Img_6704c_20240126162001  瑞泉寺・津島幼稚園の向かい、東側に六角地蔵(六地蔵尊)。灯篭型の六角で珍しい地蔵堂。厨子の中に地蔵尊像があり、厨子の外周りには六地蔵が立てられています。境内には延享2(1745)年奉献の石灯篭があります。この六地蔵尊は、人間に姿を変えて深夜の盗賊を追い払ったという逸話が残されています。元は船戸町にありました。

 Img_6715c_20240126162001 今回、コース設定にあたって参考にした「津島市散策マップ」には、六角地蔵の先にヨネ・ノグチ生家があると載っているのですが、予習のときにGoogle Street Viewでチェックしたら、それらしい建物はありませんでした。瑞泉寺や六地蔵の先で右折して確認してきましたが、ご覧のような状況。更地というか、駐車場というか、そういうスペースになっていました。リンク先の写真と見比べていただくとよくお分かりになるでしょう。

Img_6729c_20240126162001  ヨネ・ノグチ生家跡から津島街道に戻って、三養荘。貞享2(1685)年の建築で、その原景を今ものこしています。この津島街道沿いだけでなく、津島にはあちこちに古い建物が残っています。桑名は第2次大戦のとき空襲に遭っていますが、津島は戦災には遭わなかったため、現在のように古い建物がたくさん残っているのでしょう。

Img_6783c_20240126162001  上述のように津島街道沿いには古い民家がたくさんあります。こちらのお宅には、屋根神さまと卯建が上がっています。「卯建が上がらない」ということばがありますが、それは「地位・生活などがよくならない。ぱっとしない」といった意味。

Img_6818c_20240126162001  本町2丁目と3丁目の境あたりに「坂井町の井戸」。町角に花崗岩の方形石組みの井戸があります。「大正七年十二月坂口町」と刻まれていますが、明らかに辻井の形態が残っています。昭和10(1935)年頃まで使用されていたと伝わっています。予告編では触れていませんが、ほかにも今日歩いてきたコースでは、このような井戸がいくつつもありました。

Img_6854c_20240126162001 Img_6859c_20240126162001  本町通りから橋詰町に入る北西角に道標。これは津島神社への参道を案内するものです。明治29(1896)年、尾西鉄道が開通した年に、氏子の浅井代次郎氏が寄附したものです。大正3(1914)年、尾西鉄道が名古屋鉄道に買収され、駅を今市場通りに設けてから、この鉄道を多く用いることとなり、参拝者の多くは、今市場通りから本町を経て橋詰で西へ折れ、神社へ出たのですが、天王通の開設とともに駅を移転した結果、こちらは、今日では裏通りとなっています。

Img_6905c_20240126162101  これで当初予定していたところはほぼ回ってきましたが、天王通に出るところで堤下(とうげ)神社。もとは金燈篭社と称し、天明5(1785)年の天王川築留め以前は、川を隔てて津島神社の遙拝所であったといいます。祭神は須佐之男命奇御魂となっていますが、古くから乳児の夜泣き封じの信仰で広く知られています。

Img_6926c_20240126162101  240126121907961c 天王通に出て名鉄津島駅に向かっていると、とある民家風の建物のところで女性が立っておられました。あらかじめランチが食べられる店はチェックしていたのですが、ここ「なすがまま」もその1つ。ただし、おっさんが入るような店ではないなと思って、候補に入れていませんでした。しかし、この女性から声をかけられ、いろいろと伺う内に、これも縁かと思って、K氏とここで食事をしていくことに。「古民家カフェ」という位置づけのお店。ここを借りて、直してカフェにしているそうです。魅力的なメニューが並んでいたのですが、ランチをチョイス。今日は、コロッケ。これで¥880(税込み)。昼食がてら、12時過ぎから1時間ほど休憩。ゆったりできるお店でした。

Img_6951c_20240126162101 Img_6955c_20240126162101  なすがままからは、名鉄津島駅は目と鼻の先。13時10分を過ぎた頃にゴール。右の写真は、津島駅のホームから見た西の方角。この中央に見えるのが、今日歩いた天王通。奥に見える山並みは養老山地。かなり近くに見えます。13時24分発の弥富行き普通に乗車し、弥富には14時35分着。弥富からはJRに乗り換えて桑名へ。13時43分発のJR四日市行き普通で、桑名には13時50分着。電車賃は、朝と同じく合計¥500。

Screenshot_20240126142209c  こちらは今日のGoogle Fitのデータ。歩いたのは、9.5㎞。自宅から桑名駅往復は、2.5㎞ほどと認識しています。それが正しければ、7㎞ほどを現地で歩いてきたはずで、歩数は、15,700歩でした。予告編は以上。明日以降、またあれこれ調べながら、本編を書いていきます。

 

2024年1月25日 (木)

ちょうど1年ぶりの大雪

Dsc04723c 012509rain  大雪警報まで発令されました。冒頭の写真は、今朝7時半頃に撮ったもの。積雪量は、正確には分かりませんが、10cm以上。最低気温は-2.1℃、最高気温は今のところ3.5℃。日中は、晴れ間もあるのですが、まだときどき雪雲が通って雪が降ることもあります。合間を見計らって散歩に出ようと、何度か思ったのですが、今日は行けそうにありません。ベランダから見ると、橋の上の歩道にはまだ雪がかなり残っています。散歩コースの住吉神社から九華公園あたりは堤防を歩きますが、そのあたりは凍っているかも知れません。午後になってようやく、散歩に出るのは諦めました。昨日の記事にも書きましたが、1年前の今日も大雪で大変でした(2023年1月25日:大雪の中、後期の定期試験)。

Dsc04735c Dsc04774c  こちらは、諸戸氏庭園や六華苑の様子。葉っぱの落ちた木々にも雪が積もってきれいです。マンションの駐車場や、車もすっぽりと雪におおわれています。

Dsc04751c_20240125134301  Dsc04755c 7時半頃、多度山も真っ白でした。藤原岳も真っ白なのですが、この時間帯には、雪雲が半分くらいかかっていました。右の写真は、拙宅玄関前の通路の手すりに積もった雪の様子。

240125074351198c  朝のメ~テレドデスカ!という情報番組では、桑名駅前から大雪情報の中継をしていたくらい。いなべ市や菰野町の方では、もっとたくさん積もったと思われます。午前10時現在で、東名阪道の蟹江IC~桑名ICの上下線と、新名神の四日市JCT~亀山西JCTの上下線、東海環状道の大安IC~新四日市JCTの内回り・外回りが通行止めでした。近鉄も正午現在で上下線とも10分くらいの遅れがあったといいます。

240125093122614c  という次第で、外に出たのは、9時半頃朝刊を取りに降りたときだけで、結局のところ蟄居生活を送っています。明日は、同級生K氏と津島へウォーキングに行くつもり。津島あたりはこの辺よりも積雪は少なかったはずですし、晴れて暖かくなるという予報ですから、予定通りに行けるでしょう。

【追記(1/25夜)】 ニュースや天気予報を見ていますと、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯型)という用語がよく聞かれました。わが家あたりで大雪になるのは、たぶんこのJPCZが若狭湾周辺に流れ込むと、それが伊吹山あたりから北西の季節風に乗ってやってくるからではないかと思います。北から強い寒気が南下すると朝鮮半島でいったん東西に分かれるのだそうです。ペクトゥ山(白頭山)などの高い山があるためです。その後、日本海側に近づいた時に再び合流し、前線のように風がぶつかりながら収束して雲が発達しやすくなるのだといいます。ちなみに、白頭山は、標高2,744mで、朝鮮半島が日本の植民地だったころ、金日成氏が抗日パルチザン闘争の拠点としたため、北朝鮮では「聖地」とあがめられています。

2024年1月24日 (水)

雪、ちらつく

Dsc04703c 0124rain_20240124141401  昨日の天気予報では、1日中雪ということでしたが、実際には時々雪になっていて、これを書いている時点では(15時前)、家々の屋根や、駐車中のクルマにうっすら積もっていますが、道路の積雪はゼロ。冒頭の写真は、10時20分頃のもの。右の雨雲レーダーは、14時ちょうどの画像。明日の午前中まで雪という予報が出ていますから、夜の間に雪が積もるかも知れません。今のところ、最低気温は-0.2℃、最高気温は4.1℃。

Dsc03943c  さて、朝7時頃は、ほぼ0℃でしたが、7時半からいつものように散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.6㎞。鳥も散歩友達も少ないこと(微苦笑)。この写真は、住吉神社前から北の方を見たもの。多度山も雪雲の中でしたし、このあと私が歩いているあたりにも雪が飛んできました。

Dsc03921c Dsc03983c  住吉入江では、ヒドリガモが3ペア。寒いためか、皆お休みモード。揖斐川では、漁船が出ていたものの、カンムリカイツブリが1羽。

Dsc03994c Dsc04017c  七里の渡し跡でも、ヒドリガモが3ペア。今日は、オカヨシガモのペアもいました(右の写真)。

Dsc04054c_20240124141601  ここまでカモ、カンムリカイツブリしか見ていません。柿安コミュニティパークの堀にもコガモが上陸して休んでいました。8羽。ツグミもチラッと見えたのですが、写真は撮れず。

Dsc04114c Dsc04254c  九華公園についても、静かでした。ヒヨドリ、ドバト、カラスはほとんどいません。アヒル小屋のところにカワウ。証拠写真ではありますが、カワラヒワ。

Dsc04300c Dsc04482c_20240124141501  奥平屋敷跡には、ヒヨドリが少し来ただけで、今日はハクセキレイも来ません。本丸跡でハクセキレイ。辰巳櫓跡のところでは、今日もジョウビタキのオスも出てきました。「今日も」というのは、昨日も同じあたりでジョウビタキのオスが出て来たのです。姿を店に来たような感じ。

Dsc04452c_20240124141501 Dsc04546c  ハクセキレイも1羽。ほかには、ツグミもいましたが、暗くて黒っぽい写真になってしまいました。野球場のところでカワウにかなり接近。ほぼ正面の顔は、なかなか愉快。

Dsc04131c_20240124141501 Dsc04595c_20240124141401  カモは今日は、キンクロハジロが31羽、ハシビロガモが20羽(重複したかも知れません)、ヒドリガモのオスが2羽にメスが1羽。ホシハジロのオスは、今日は1羽。ユリカモメは7羽ほどがいたのですが、すぐにどこかに行ってしまいました。

Dsc04360c Dsc04583c_20240124141401  鎮国守国神社の境内では、今日は白梅が咲き始めていました。これで、枝垂れ梅に始まって、一気に紅梅、白梅と咲きました。とはいえ、咲いている梅はまだごく一部です。また、九華公園の外周遊歩道の南側では、水たまりの水が凍っていました。

Dsc04606c_20240124141401  九華公園にヒヨドリはほとんど来なかったと書きました。このヒヨドリは、貝塚公園の近くで撮影しましたが、鳴き声に元気がありません。嘴の根元が少し黄色くなっていますが、これは花粉でしょう。サザンカなどの花の蜜を吸っているのかも知れません。

Dsc04641c  珍しくはありませんが、ハクセキレイ。内堀南公園の近くにて。このハクセキレイ、実は右足の先が欠けています。同じ特徴を持つハクセキレイを九華公園で毎日のように見ます。たぶん同一個体であろうと思います。2つの公園の間は、430mあまり。これくらいの距離は、ハクセキレイの行動範囲なのでしょう。このあと内堀公園で、ツグミ3羽(電線の上)、ジョウビタキのオス、メジロなども見ました。

0125weatherforecast C58d43da  明日の気象協会による天気予報。昼過ぎまでは雪となっています。明日の朝の方が、雪が積もっていたり、道路が凍っていたりしそうです。そういえば、去年の1月25日は、非常勤先では後期の期末試験でしたが、大雪で交通機関は大乱れでした(2023年1月25日:大雪の中、後期の定期試験、右の写真はこの日のキャンパスの様子)。このとき、出席した学生は60%くらいで、多数の追試者がありました。

 追記。15時過ぎから、この地方にしては雪がDsc04715c_20240124154101 Dsc04719c_20240124154101 よく降ってきました。雨雲レーダーを見ると、伊吹山のあたりから雪雲が流れ込んできています。このパターンは、このあたりでは、それなりに雪が積もるパターンです。

2024年1月23日 (火)

鎮国守国神社で紅梅も咲く……ホシハジロはエビを食べる

Dsc03888c 0124weatherforecast_20240123165601  寒くなってきました。今シーズン最強の寒波がやってくるそうです。今日は、朝は4℃でしたが、最高気温は9.6℃。気象協会による明日の天気予報は、雪。最低気温は-2℃、最高気温も3℃の予想。くわばらくわばら。それはさておき、今日もいつも通り、7時半から住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、寺町と散歩。いったん帰宅して、駅方面へ用事を済ませに行ってきました。歩いたのは、合計で7.2㎞。

Dsc03568c_20240123165801 Dsc03533c  まずは、紅梅。鎮国守国神社の拝殿前にある紅梅も咲き始めました。この紅梅も比較的早くに咲きます。九華招魂社の鳥居の所にある枝垂れ梅は、さらに開花が進んできました。梅が咲くのは、この時期の散歩の楽しみなのです。

Dsc02788c_20240123165701 Dsc02816c  さて、散歩の初めから。住吉入江には、ヒドリガモが6ペア。このところ、ヒドリガモのほとんどはペアで行動するようになっています。同じあたりにはオオバンも1羽。

Dsc02868c  住吉水門の外側にもヒドリガモ。10ペアもいました。揖斐川は風で波立っていて、いたのはカワウとオオバンくらい。

Dsc02913c Dsc02923c  七里の渡し跡。毎年、今頃は、カモで賑わいます。ヒドリガモが3ペアいたほかには、コガモが、オス1羽にメス8羽。まさかハーレム?? カンムリカイツブリも1羽。渡し跡の先にある川口水門のところにはオカヨシガモのペアが1組。

Dsc03103c_20240123165701  九華公園は、カラスやヒヨドリ、ムクドリが少ないので静かでした。ヒヨドリたちは、そろそろ食べるものが本格的になくなってきたようで、元気がありません。鳴き声のトーンが低いのです。今日は、地上に降りている姿も見ました。ヒヨドリが食べ物が本当になくなると、花壇の花(パンジーなど)や、雑草を食べることがあります。

Dsc03029c_20240123165701 Dsc03048c_20240123165701  奥平屋敷跡も静か。カラスやムクドリは来ません。ヒヨドリもドバトも数えるほど。やって来たのは、ハクセキレイのみ。風が身にしみます(苦笑)。

Dsc03445c Dsc03620c_20240123165801  辰巳櫓跡では、ジョウビタキのオス。ハクセキレイは、本丸跡にて。

Dsc03378c_20240123171301 野球場で、ツグミ。九華公園で地上に降りているのは、今シーズン初見。こんなことは今までなかったと思います。

Dsc03338c_20240123171301  さらにミサゴも飛来。気づくのが遅れ、ちょっと遠いところを飛ぶのをなんとか捉えられました。

Dsc03703c_20240123165801  カモでは、おもしろいシーンが写っていました。ホシハジロのオス、今日は2羽いたのですが、そのうち1羽を撮ったら、何とエビらしきものをくわえていたのです。結構大きくて、食べるのに苦労していました。

Dsc03137c_20240123165701 Dsc03653c  カモは今日は、ホシハジロのオスが2羽、キンクロハジロ(左の写真)が33羽とやや増え、ハシビロガモは12羽、ヒドリガモはオス2羽にメス1羽。キンクロハジロは、久しぶりに「寝癖ガモ」といえるシーン。ハシビロガモ(右の写真)は、泳ぎながら食事中。

Dsc03786c_20240123172001 Dsc03801c_20240123172001  拙宅近くの住吉入江まで戻ってきたら、ヒドリガモが合計5ペアにメスが1羽。朝からずっといたのだろうと思います。

Dsc03862c_20240123172001  オオバンも2羽。全身真っ黒に思えますが、微妙に色合いというか、模様というか、違います。

Dsc03147c_20240123165701 Dsc03774c_20240123172001  ところで、九華公園でツツジをよく見たら、芽なのか、花芽なのか、出始めていました。右は、寺町商店街の河津桜。つぼみは微妙に膨らんでいるところがあります。今年はいつ頃、咲くか、楽しみですが、その前に明日の雪を乗り切らないと。幸い、非常勤の仕事は、補講期間で明日はありません。ラッキーです。

 

 

2024年1月22日 (月)

鎮国守国神社で枝垂れ梅が咲き始めています

Dsc02772c  今日もよく晴れて、気温も14.3℃と上がり、風も弱くて暖かくなっています。いつも通りに7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と6.2㎞。少し汗ばむくらいでした。

Dsc02090c_20240122151801  出がけは鳥は少なく、心配でしたが、それなりに見られました。七里の渡し跡まで行って、ヒドリガモが21羽。ほかにコガモのメスが3羽にオオバンが2羽。今の時期、7時半過ぎですと、ここは日陰になるところが多く、写真がきれいに撮れません。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのメスが1羽。揖斐川には赤須賀漁港の漁船が数隻出ていて、水鳥はいません。

Dsc02114c_20240122152501  九華公園では相撲場のところにカワラヒワ。かなり高いところにいて、ちょっと無理矢理(苦笑)。同じあたりには、ハクセキレイ1羽とスズメたち。

Dsc02124c Dsc02172c  奥平屋敷跡では、ハクセキレイのペア1組とシジュウカラが3羽。シジュウカラは、なかなかよいところには来てくれず、これもまた無理矢理。

Dsc02203c  メジロも来たのですが、やはり思うようなところには出てくれません。まぁそんなものでしょう。Yさんがジョウビタキのメスがいると教えてくださったのですが、逃げられてしまいました。ほかに来たのはごく少数のヒヨドリとドバト。今日はカラスはほとんどいません。

Dsc02461c_20240122151801 Dsc02482c_20240122151801  朝日丸跡では、ジョウビタキのオス。最近ここでよく見ます。ここでも、メジロ。ほかにはヒヨドリとスズメ。

Dsc02671c  本丸跡でもジョウビタキのオス。ひょっとしたら朝日丸跡で見たものと同じ個体かも知れません。本丸跡では、例年、今頃であれば、シメがいてエサを拾ってムシャムシャと食べているのを毎日のように見るのですが、今年はサッパリ。

Dsc02570c  カモは、ハシビロガモが14羽、キンクロハジロも14羽、ヒドリガモはオス2羽にメス1羽、そしてこのホシハジロのオスが1羽。このところキンクロハジロが激減しています。ユリカモメは、1羽だけしか見ていません。そうそう、鎮国守国神社の社務所裏の堀の岩で、今日もミドリガメが甲羅干しをしていました。

Dsc02703c_20240122151801  貝塚公園ではメジロをチラッと見ただけで、ヒヨドリもいません。このツグミは内堀公園で。今日は、体操の会が終わった直後でしたから、地上にはいませんでした。シジュウカラや、ジョウビタキのオスも出てきたのですが、撮れず仕舞い。老松公園ではヒヨドリのみ。

Dsc02614c Dsc02632c  ところで、鎮国守国神社の境内では、枝垂れ梅が2本、咲き始めていました。左の写真のものは、九華招魂社の西側、右はその招魂社の参道入り口の鳥居の脇。ほかの紅梅や白梅、豊後梅などはまだつぼみ。普通の椿は咲いてきていますが、乙女椿はまだまだ。ここの乙女椿は、歳によって咲く時期がかなり異なります。 

2024年1月21日 (日)

常信寺で紅梅が咲き始めました

Dsc01981c_20240121171201  昨晩からの雨は昼前に上がり、晴れ間も見えてきました。13時から散歩へ。コースはいつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、常信寺、御坊さん、寺町と6.1㎞。15時前に帰宅。この時間ですと、野鳥はいないかと思っていたのですが、良い方に期待がはずれました。

Dsc01840c  今日は、まずはこれ。寺町にある常信寺で紅梅が咲き始めました。この間の月曜日につぼみが膨らんできたと書きましたが(2024年1月15日 :常信寺で紅梅のつぼみが膨らむ)、その紅梅です。この様子では、非常勤に行った水曜から昨日までの間に開花したものと思われます。

Dsc00696c_20240121171201 Dsc00712c_20240121171201  さて、散歩の初めから順番に。住吉入江にヒドリガモ、ホシハジロのオス、オオバンがいました。住吉ポンプ場から住吉水門の内側あたりです。ヒドリガモは1ペア。ホシハジロのオスは1羽。

Dsc00755c_20240121171201  オオバンは2羽。この写真のオオバンがいたのは、住吉水門の内側にある浮桟橋のところ。オオバンはよくここにあがって身繕いをしています。

Dsc00788c_20240121171301  船津屋さんの裏手で何か飛んだぞと思ったら、ジョウビタキのオスでした。

Dsc00868c_20240121171301 Dsc00827c  七里の渡し跡には、ヒドリガモが7ペア。コガモもオスが1羽にメスが4羽。今日は、午後から散歩ですが、なかなかよさげな感じがしてきました。

Dsc00888c Dsc00951c  三の丸水門のところではシジュウカラが1羽。ちょっとイマイチの写真ですが……。柿安コミュニティパークの堀には、コガモのオスが1羽にメスが4羽。今年、散歩コースではコガモは、メスをよく見ます。

Dsc00974c_20240121171301  九華公園に着いて、鎮国守国神社の社務所裏の堀で、ミドリガメ2匹が甲羅干し。最高気温は15.8℃になりましたから、出て来たのでしょう。

Dsc01058c_20240121171301 Dsc00994c_20240121171301  管理事務所を過ぎて奥平屋敷跡へ行く橋のところでカモやカモメにエサをやっている人がありました。ユリカモメ、カモたちが集まってきて大騒ぎ。カモは、ハシビロガモが12羽、キンクロハジロが4羽、ホシハジロのオスが1羽。

Dsc01004c  ユリカモメは、18羽が集まってきていました。

Dsc01157c_20240121171301 Dsc01167c  奥平屋敷跡は静かでした。ヒヨドリはいたものの、ごく少数。ドバトやムクドリ、カラスはいません。いたのは、ハクセキレイ2羽。いつものハクセキレイでしょう。

Dsc01202c Dsc01273c  橋のところでエサをやっていた方が、奥平屋敷跡に移動してさらに餌やりをしていましたので、ユリカモメの写真を撮らせてもらいました。地上にもエサをまいておられたので、ユリカモメたちも降りてきました。大騒ぎになっていて、かえってこれという写真は撮りにくい感じでした。

Dsc01445c_20240121171201 Dsc01618c_20240121171201  朝日丸跡ではジョウビタキのオス。ほかの鳥(アレですが)と追いかけ合い。よくこういうシーンを見ます。二の丸堀の東側エリアでは、ヒドリガモの1ペア。

Dsc01739c Dsc01670c_20240121171201  本丸跡では、ハクセキレイとジョウビタキのオス。午後の中途半端な時間に出て来ましたが、野鳥たちはたくさん見られ、満足です(微笑)。

Dsc01787c_20240121171201  貝塚公園ではヒヨドリとメジロ、内堀南公園ではヒヨドリと、このあたりは今年はこれという野鳥がいません。内堀公園でビックリ。先日来、公園周りの電線にツグミが集まっていたのですが、今日は公園内に8羽のツグミが降りていたのです。昨シーズンまで、内堀公園ではせいぜい1~2羽のツグミを見るくらいでしたが、今シーズン、九華公園ではツグミは見るものの、いずれも樹上にいるところばかり。貝塚公園では、全くツグミを見ていませんでした。さらにシロハラ、ビンズイはまだ見ていません。今シーズンは、これまでと野鳥たちの様子が違います。

Dsc01925c_20240121171201 Dsc01928c_20240121171201  拙宅前の住吉入江のところに戻ってきたら、ヒドリガモとオオバン。出がけに住吉ポンプ場の東で見たものたちでしょう。ただし、ヒドリガモはオス1羽にメス2羽となっていました。

Dsc01973c  オオバンは2羽。いずれも泳ぎ回りながら、エサを採っていました。

Dsc01344c  ところで、今週、非常勤先は補講期間です。私は休講しませんでしたので、補講はなく、お休み。金曜に同級生K氏とのウォーキング始めの予定。津島神社に初詣に行こうということになっています。

2024年1月20日 (土)

確定申告の準備を始めたものの……

Dsc00666c_20240120120601  昨日は、よく晴れて暖かかったのですが、今日はまさに一変。朝から昼前まで冷たい雨で、気温も6~7℃とあがりません。やむなく令和5年分の確定申告の準備に着手。国税庁のサイトから医療費控除の申告フォームをダウンロードして、入力。その後は、収入や、控除の項目、金額の整理。これはずっとExcelに入れてあり、合計なども計算できるようにしてあります。 書類が揃っていれば、作業は終えられたのですが、まだ一部の源泉徴収票と国保税の納税額の通知が来ていません。いずれも地元自治体のものですが、これが、これまでは大抵1月末にならないと郵送されてこないのです。

Dsc00578c_20240120120601 Dsc00640c_20240120120601  という次第で、今のところ、出かけておりませんので、昨日撮ってきた写真。紅梅のつぼみが膨らんできていて、もうじき咲きそうでした。これは駅までの途中にあるお宅にて。ここの紅梅も、いつも比較的早く咲きます。右の写真は、ごく近所のお宅にあるロウバイ。割とよく咲いて、あの独特の甘い香りが漂っています。

 ところで、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、安部派、二階派、岸田派は派閥を解散することにしたそうですが、論点をずらして、目くらましをしているだけとしか思えません。まぁ毎度のことながら、本質的なことには手を付けず、小手先の対応でごまかすのがお家芸ですから、今回もそうなのでしょう。◆政治資金については極めて緩い規制法しかつくっていないのに、それさえ守ろうとしないのは、言語道断。法を守らない人たちが、自ら政治刷新本部で改善策を検討するなど、ちゃんちゃらおかしい。今時、民間企業で不祥事があった場合には、第三者委員会によって調査や、対応方針が決められるのが標準なのに、それさえもしないのをどう信用しろというのでしょう? やはり自分たちは特別な存在と思っているに違いありません。◆「政治には金がかかる」といいますが、どこにどれくらいかかるか明示してくれなければ、われわれには分かりません。使い道をはっきりさせられないということは、マズいことに使っているに違いありません。◆キックバックにしろ、中抜きにしろ、黙って自分の懐に入れたのであれば、税金を払っていないはず。納税義務にも目をつぶる人たちが、国会議員なんて、開いた口が塞がらない。◆在宅起訴された某参院議員は、「政治資金の管理や収支報告書の作成は全て事務所スタッフに任せていた」と関与を全面的に否定したそうですが、自分の事務所の最高責任者はこの議員のはず。「秘書に任せていた」というのは、昔からエラい議員サマがよく使う言い逃れですが、仮に百歩譲って部下がしでかした不祥事だとしても、最高責任者が責任をとらずしてどうする?◆どう見ても常識からかけ離れた価値観や、行動規範を持った人たちが国政を担っているとは、これいかに。「今だけ、自分だけ、金だけ」の権化が政治家(とくに自民党の)なのでしょう。以上、今日だけのつぶやき。

昨日だけのはずでしたが、オマケ(1/21)。昨日、記事を書いた時点では知らなかったのですが、19日、自民党無派閥の若手・中堅議員有志らによる「無派閥情報交換会」が発足したそうです。もうワケが分かりません。いったん解党した方がいいのかも知れません。

2024年1月19日 (金)

今シーズン初めて町屋川へ……カワアイサ、ノスリ、オナガガモ

Dsc08949c_20240119171401 Dsc08960c  今日は暖かくなりました。桑名では最高気温が15.5℃になっています。週末は天気が悪いというので、町屋川にプチ遠征に行ってきました。 桑名駅前を8時5分に出る日の出橋行きの三重交通バスに乗車。城南口で下車し、国道1号線の町屋橋のところから町屋川の左岸を下っていきます。バスは、定刻よりやや遅れ、8時17分に城南口に到着。¥220。日の出橋の少し下流まで行って、日の出橋まで戻るというコースで、歩いたのは駅のバスターミナルまでの往復を含め、8㎞ちょうど。

Dsc08981c  町屋橋から少し下ったところでダイサギがエサ探しをしていました。なかなか幸先が良いかも知れません。

Dsc09150c_20240119171401  町屋橋から町屋川緑地公園に行く途中で、カワアイサ。ブロ友のじゅほうさんが、先日、ブログに書いておられましたので(カワアイサもやって来た )、是非とも見たかった鳥。オス3羽にメス1羽の小さな群れでした。

Dsc09248c  町屋川緑地公園には、モズのオス。けたたましく鳴いていました。囀りです。野鳥の世界では、もう春なのでしょう。モズは、公園の近くでほかにもさえずっていました。さらに、姿は見られませんでしたが、緑地公園の向かいの河川敷からは、キジの鳴き声も聞こえてきていました。七十二候で、1月16日~19日頃は「雉始雊(きじはじめてなく)」ですから、まさにその通り。

Dsc09346c_20240119171401 Dsc09450c_20240119171401  緑地公園の南東でノスリ。町屋川あたりではよく見かけます。細い木の先に止まっています。さらにツグミ。ツグミはあちこちでたくさん見かけました。

Dsc09505c_20240119171501  ノスリやツグミのいたあたりの道路沿いの藪には、アオジのメス。アオジのいた周辺では、アオジに似た小型の野鳥がたくさん、盛んに移動していました。オオジュリンもいたように思うのですが、写真は撮れませんでした。

Dsc09734c_20240119171301 Dsc09840c  中州にダイサギを見つけたので、写真を撮ろうと思ったら飛び立って西の方へ。堤防の上にお尻をフリフリしている小さな鳥がいました。セキレイかと思ったら、イソシギでした。こんな堤防の上のような目立つところにいるのは珍しい気がします。

Dsc09936c_20240119171201  中州の河口側にはセグロカモメとカラス。カラスは余分なのですが……。セグロカモメは、この中州の端っこによくいます。この中州の周りには、ヒドリガモが多数というか、無数。カルガモもかなりたくさんいました。

Dsc09956c_20240119171201 Dsc00049c  日の出橋を過ぎて、帰りのバスまで1時間あまりでしたから、30分歩いたところから戻るつもりで、さらに進みます。以前は、堤防のところどころに川に降りられるところがあったのですが、洪水対策のためでしょうが、そのほとんどが塞がれてしまいました。ここからは、日の出橋に戻る途中で撮った写真。左岸の堤防の下にヒドリガモや、コガモ。コガモはあまりいませんでした。

Dsc00030c  Dsc00142c これも見たかった鳥。オナガガモ。英語では、“pintail”。とくにオスは尾羽がシュッと長く、格好いいのです。

Dsc00162c_20240119171301 Dsc00476c_20240119171201  オナガガモは、泳いでいるところもきれいです。江戸橋近くの志登茂川でも良く見ます。戻る途中、河口の方にミサゴが飛んでいるのが見えたのですが、いかにも遠くて、証拠写真しか撮れず。日の出橋に戻って、中程まで渡ってチェック。橋の上流側にカンムリカイツブリ。以前は、橋の両側の中州や、河川敷にオオジュリンなどがいたのですが、今日はスズメくらいしかいませんでした。

Dsc00502c_20240119171201  日の出橋の上流の中州にアオサギさん。ここ以外でもアオサギは見ましたが、かなり遠いところでした。じゅほうさんは、ウミアイサも見たと書いていらっしゃるのですが(ウミアイサがいました)、今日は見当たりませんでした。以前、ミヤコドリやケリも見ましたから、また近いうちに出かけないといけません。キジもまた見たいですし。

Dsc00530c_20240119171101  日の出橋発10時14分の桑名駅前行きのバスで帰宅。¥380。帰りも定刻よりはやや遅れ、10時36分着、¥380。

2024年1月18日 (木)

昔の写真から……九華公園にマガモがたくさん来ていたこととシナガチョウがいた話

Dsc08930c 0118amedas  天気予報の通り、雨の1日となっています。雨といっても小雨がずっと降り続いているのです。散歩には出たかったものの、傘は必要なくらいな雨でしたから、終日、蟄居生活。そのお陰で昨日の授業のQ&Aは、午前中早くに完成し、昼までに助手の先生にメールで送って印刷などをお願いしました。配付が再来週になりますから、早く確認したい学生たち向けに、Google Classroomにもアップロードしました。Google Classroomは、コロナ禍のときに一気に普及しましたが、大変便利です。非常勤先でも授業科目ごとにクラスルームがあり、一斉の連絡、資料の掲載、個別の連絡などができます。課題の提出なども可能ですが、私はそこまでは利用していません。これであとは、今月末の期末試験を残すのみ。

 午後からは、外付けハードディスクに保存してある過去のデジタル写真の整理を少しずつ進めています。そこには、とにかく撮ったすべての写真を保存していたのですが、さすがにそういうことをしていますと、4TB容量も厳しくなってきたからです。ブログの過去記事は、ライブドアブログを利用して「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に最初のものからずっと保存してありますので、そこに載せた写真を確認しながら、重複したような写真、ピンボケ写真、不要な写真などを削除しています。膨大な量ですから、昨年末に2001年から始めて、まだ2008年あたりを作業中です。

20080222magamokyuka 20070212hoshihajirokyuka  その中で見つけた古い写真から。左の写真は、平成21(2008)年2月22日に九華公園の堀で撮影したもの。マガモがたくさん写っています。10数年前には九華公園にもマガモが来ていた記憶はあったのですが、1羽か2羽ずつと思い込んでいました。 右の写真は、平成20(2007)年2月12日に同じく九華公園の堀で撮りました。ホシハジロのオスが3羽見えます。トリミングしてしまったのですが、メスも同じくらいいました。写真整理作業中、ホシハジロがわんさか写っている写真も見つけたのですが、今日は探し出せませんでした。

2700225gachokyuka  子どもたちが小さい頃、九華公園に連れて行ったとき、ガチョウが何羽もいた記憶がありました。記憶では真っ白のガチョウだったのですが、見つけた写真はこちら。平成20(2007)年2月25日の撮影。調べてみると、シナガチョウの成鳥のようです。シナガチョウはガチョウの1品種で、サカツラガンを中国で飼いならし、家畜化したものだそうです。これでも、比較的小形のガチョウで、羽色は野生原種と同じ灰褐色のほかに白色種もあるといいますから、白いガチョウもいたのかもしれません。

 オマケは、自分の記憶のためのメモ。1月27日(土)にBS朝日で15:00~15:54に「ニッポン野鳥劇場」という番組が放映され、俳優の船越英一郎さんが、芸能界一の野鳥好きレイザーラモンRGさんを相棒に、野鳥観察に初挑戦するのだそうです。場所は、東京港野鳥公園と、ふなばし三番瀬海浜公園とのこと。これは見なくっちゃ。

 時々出てくる悪い癖ですが、オマケのオマケです。ブログには1度しか書いたことがないと思いますが(2022年8月4日:雨が降って猛暑も和らぐ……九華公園にはアオサギ2羽とダイサギ1羽)、佐伯泰英さんの時代小説の大ファンです。「文庫書き下ろし小説」というジャンルを確立された小説家で、このたび「書き下ろし時代小説300冊」を達成されました。私はその300冊はすべて読んでいます。300冊目は、「新酔いどれ小籐次26 恋か隠居か(文春文庫)」です。この本で小籐次は、妻のおりょうから「年寄りが未練を残しては駿太郎が迷惑です」といわれています。駿太郎は、血はつながっていないのですが、小籐次とおりょうの息子。小籐次は、おりょうからさらに「おまえ様は隠居の小籐次です」と宣告され黙り込んでいます。意味不明といわれること必定ではありますが、私は「そうだよなぁ」と首肯しております。数え年で古希を迎えましたので、あれこれ考えることもある、ということです。

2024年1月17日 (水)

後期の講義も終了

240117093108913c  今朝は放射冷却のため、-1.2℃まで冷えましたが、日中はよく晴れ、風も弱くて暖かくなりました。気温も11.4℃。絶好の散歩日和ですが、今日は、江戸橋での後期の講義の最終回でしたから、外せません。出席率も80%台後半とまあまあ。コロナで休む学生はなくなったのですが、インフルが流行っているようで、インフルで欠席したという届けがあります。講義と試験の説明を終え、令和5(2023)年度後期の授業も、たぶん無事に完了。来週は補講期間ですが、私は補講はありませんので休み。再来週・31日に期末試験を行います。

Img_5736c_20240117160401 Img_5740c_20240117160401  天気も良く、風もありませんでしたので、講義終了後は、恒例の道草。志登茂川の様子を見てきました。四日市港潮汐表では、10時12分に満潮、16時25分が干潮でしたから、潮が引く途中。上流方向(左の写真)も下流方向も、川には水鳥はほとんど浮いていませんでした。

Img_5785c_20240117160401 Img_5827c_20240117160401  下流の江戸橋方向に歩きながら、堤防の下などを見ていきます。川に浮いていたのは、カンムリカイツブリやオオバン。

Img_5794c_20240117160401  堤防の下に上がっていたのは、まず、コサギ、ホシハジロのオス、ヒドリガモなど。

Img_5804c_20240117160401 Img_5816c_20240117160401  もう少し下流に行くと、オナガガモ、コガモも見えました。ここにもヒドリガモがいます。ということで、それなりにバードウォッチングができました。

240117122626692c  14時前に帰宅して、昼食を摂った後、出欠を確認し、Google Classroomに資料をアップロードするところまで済ませました。Q&A作成は、これから着手予定。

2024年1月16日 (火)

散歩の最後にジョビボール

Dsc08925c  今シーズン最強の寒波だそうです。桑名では最低気温は1.1℃、最高気温が7.9℃。北西の季節風が強く、最大風速は8.6m/sを記録しています。しかし、寒さにめげず、今日も7時半から散歩へ。寒くてもこの時間に出かけるのは、あまり遅いと野鳥の活動時間を過ぎてしまうからです。住吉神社、九華公園と回ったところで、季節風に乗って雪が飛んできました。上空には雪雲はなく、西の鈴鹿山脈の方からまさに飛んできました。「これはいけない、帰ろう」と中橋経由で帰るつもりだったのですが、すぐに晴れて来ましたので、内堀公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と回って5.7㎞。

Dsc08126c  住吉神社の前の揖斐川にヒドリガモが20羽以上。ヒドリガモは、住吉水門のところにも4羽。揖斐川は波立っていて、ほかに水鳥はいません。

Dsc08137c Dsc08142c  多度山の方から北を見ますと、雪雲らしい雲。雲が地上から湧いてくるような感じです。この頃、桑名では5m/s前後の風が吹いていて、堤防の上は寒いことこの上なし。

Dsc08167c Dsc08229c_20240116183501  三の丸公園でツグミを2羽目撃。何度も何度も書いていますが、今シーズン、ツグミは見るものの樹上にいるのを見るだけで、地上に降りてきて採餌しているところは見ません。柿安コミュニティパークの堀には、今日はカンムリカイツブリが1羽。嘴を開いていますが、何か喋っていたのではありません。

Dsc08236c_20240116183501  九華公園には7時50分に到着。静かでした。ヒヨドリ、カラスが少なかったのです。西の堀にコガモのペアが1組。冬になるとコガモがやってくることがあります。先日は、鎮国守国神社の社務所裏の堀にいました。

Dsc08304c_20240116184501 Dsc08445c_20240116183501  今日は寒いせいか、これまで以上に鳥がいない印象。奥平屋敷跡はいつものように、Yさん、Oさんと小1時間、鳥の出待ちをしたのですが、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト(これらも少なかったのですが)以外に来たのは、シメ1羽とシジュウカラ2羽だけ。どちらもイマイチの写真。

Dsc08252c_20240116183501  Dsc08453c_20240116183501 カモは、今日は、キンクロハジロろが28羽、ハシビロガモが17羽、ホシハジロのオスが1羽。寒いせいか、皆活動性が低く、ほとんどがお休み中。ユリカモメは、12羽。こちらも少ない。今日は、雪が飛んできて急に寒くなったためもあって、カモやユリカモメの写真には気合いが入っていません。

Dsc08496c  本丸跡でハクセキレイのオス1羽。近くにはメスも1羽。このあたりまで来たら、かなり吹雪くような感じで、いったんは撤退しようと思い、その前に中橋でゴイサギを見ていくことにしました。

Dsc08523c_20240116183501 Dsc08542c_20240116183501  中橋の北側、某社の煉瓦倉庫のところにゴイサギやホシゴイが集まってきます。今日は、ゴイサギ7羽にホシゴイ1羽。中橋から見ると、木の南側で、皆日向ぼっこをしているように見えます。今日のような日には、日向ぼっこをしているのが、正解のような気がします。

Dsc08587c_20240116183501  このあとあちこち回りましたが、内堀公園でツグミ8羽。といっても、先日と同様、公園近くの電線の上にいたのです。公園には降りては来ません。やはり、今シーズン、冬鳥についてはいつもの年とは様子が違います。

Dsc08697c_20240116183401 Dsc08801c  ジョウビタキでも出てこないかなとつぶやきつつ、拙宅マンションまで戻ってきたら、本当に出て来ました。1階の、庭のあるお宅のところです。フェンスにからみついた植物の実をついばんでいました。ジョウビタキもなかなか役者です。しばし楽しめたのですが、膨大な枚数の写真を撮ってしまいました。

Dsc08868c_20240117072201  ところで明日は、江戸橋での非常勤の講義、最終日。今年度もどうやら前期、後期とも無事に責任を果たせそうです。非常勤講師ですから気楽と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、それなりの責任感を持って講義に臨んでいます。明日の講義を終えると、あとは月末・31日に期末試験を実施します。

2024年1月15日 (月)

常信寺で紅梅のつぼみが膨らむ

Dsc08076c_20240115141401  アメダスのデータには出ていませんが、朝早くに雨が降ったようです。その後も、雲が広がりがちで気温も上がらず、昼くらいからは風も強くなって、寒い1日となっています。昨日の疲れもなく、いつものように7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、御坊さん、寺町と7.7㎞。こんなに歩いたかなと思いますが、Google Fitのデータではこうなっています。

Dsc07341c_20240115141501  相変わらずあまり鳥がいない日が続いていますが、ちょっと光が見えたという感じでしょうか。拙宅マンションにある小公園のサザンカにメジロが来ていましたが、これは上手く撮れず。キンクロハジロのメスは、住吉水門の内側にいました。揖斐川には水鳥はおらず、アオサギが中州に向かって飛んでいくのが見えただけ。

Dsc07379c_20240115141501  七里の渡し跡には、今日もヒドリガモが集まっていました。その数、13羽。ほかにオオバンが1羽にコガモのメスが3羽。コガモは護岸の上に上がって休んでいます。コガモのメスは、柿安コミュニティパークの堀にも1羽がいました。

Dsc07553c_20240115141401  九華公園では、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトが少なく、静かでした。公園に食べる物がなくなってきたのでしょう。奥平屋敷跡に30分ほどいましたが、ごく少数のヒヨドリ、ムクドリ、ドバトが来たのみ。ハクセキレイも姿を見せません。そういう中でシメを一瞬見かけました。ずいぶん久しぶり。いつ以来かはっきりと覚えていません。それも地上に降りているところは、今シーズンまだ1度も見ていません。朝日丸跡では、モズのオスも来たのですが、もろに枝かぶりの写真でしたから、割愛。

Dsc07572c  アオサギは、今日は、辰巳櫓跡にある松の木に1羽。8時ちょっと前にここに飛んでくるのが見えました。

Dsc07806c_20240115141401  ユリカモメは、27羽。野球場のフェンスにいましたが、私が公園内を回っている内にどこかに姿を消してしまいました。

Dsc07878c_20240115141401 Dsc07502c_20240115141401  カモは、キンクロハジロが33羽、ハシビロガモが16羽、ヒドリガモはオス2羽にメス1羽、ホシハジロのオスが1羽で、合計53羽。今シーズンは、これ以上増えないような気がします。

Dsc07854c  九華公園の外周遊歩道の南でハクセキレイ。時々このあたりで見かけます。

Dsc07921c_20240115141401 Dsc07984c_20240115141401  内堀公園、最近は、ヒヨドリとメジロくらいしか見なかったのですが、今日はまず、北門のところでジョウビタキのメスがお出迎え。さらに公園に入ってすぐにジョウビタキのオスが登場。こちらはちょっと遠い写真ですが、それなりに撮れました。ちょっと光が見えたか、と書いたのはこの出会い。

Dsc08057c_20240115141401  常信寺では、紅梅のつぼみが少しだけ膨らんできていました。散歩コースにある梅では、ここの紅梅が大抵最も早く咲き始めます。寒さが続きますが、楽しみができました。

Dsc08078c  ところで、来年度も江戸橋での非常勤の講義を依頼されたとかなり前に書きました(2023年9月21日:揖斐川でミサゴ……ようやくスマホATMデビューを果たす(笑))。先週、その手続きの書類がメールボックスに入っていましたので、それを今日準備。依頼されている職名は「非常勤講師」なのですが、役所的には、最近は「会計年度任用職員」の扱いです。令和2(2020)年度から導入されています。それ以前は、大学から依頼されて非常勤講師となり、「委嘱状」が交付されていました。しかし、会計年度任用職員制度が導入されて以来、私の方が「会計年度任用職員 任用申込書」を提出して、役所の人事課で承認を受けた後に「会計年度任用職員任用通知書」が交付されるようになりました。手続き上のことといえばそれまでなのですが、余分な書類を書かされることもあって、なんだかヘンな感じです。まぁしかし、それも今回が最後。今週の講義のときに提出してきます。

2024年1月14日 (日)

20230114近鉄ハイキング「高田本山専修寺『お七夜』と新春の寺内町散策」へ(一回完結)

Img_5603c_20240114154601  桑名では最低気温が-1.8℃とかなり冷えましたが、天気はよさそうでしたし、風もさほどではないという予報でしたので、予定通り、近鉄ハイキング「高田本山専修寺『お七夜』と新春の寺内町散策」に行ってきました。タイトルにあるように、専修寺では現在「お七夜」が行われています。専修寺は好みのお寺ですし、お七夜も気に入っているからです。津では、最高気温は6.8℃。歩いた前半はほとんど風もなく、むしろ暖かく感じたくらいでした。令和6(2024)年、初ハイキング/ウォーキングです。

Img_5526c_20240114154501 Img_5522c_20240114154701  近鉄桑名駅を8時42分に出る五十鈴川行き急行に乗車。白子駅に9時12分に着いて、9時14分の津新町行きに乗り換え。高田本山駅には9時30分に到着。¥830。受付開始も9時30分。コースマップを受け取って9時35分にスタート。

240114kintetsutakada  こちらが今日歩いてきたルート。近鉄ハイキングのホームページを見ても、約9㎞とあるのに、立ち寄り先は下津醤油直売所、一身田寺内町の館、高田本山専修寺、魚歳食品㈱はんぺい茶屋、三重県総合博物館のみ。「これはひたすら歩く」ということだなと思ったのですが、まさにその通りでした。このあたりは何度も行っていますので、よく承知のエリア。立ち寄り先をパスするつもりもあり、結局、専修寺と魚歳食品に立ち寄っただけで、ルートマップ上8.3㎞をひたすら歩いた感じでした。

Img_5532c_20240114154501 Img_5538c_20240114154501  高田本山駅から専修寺に向かう道は、一本道。西向かってまっすぐ進みます。伊勢鉄道東一身田駅のところで伊勢鉄道の高架をくぐります。

Img_5544c Img_5561c_20240114154601  高架をくぐってすぐに下津醤油の直売所。醤油は買ってくるなと厳命されていますが、ここの利兵衛団子は、おいしそう。醤油だれが好みです(というか、個人的には甘だれの団子は、団子ではないと思っています)。パスして、先に進みます。その先に一身田寺内町の館。一身田寺内町における地域固有の歴史、文化等を紹介しています。案内もここでお願いできます。何度も来ていますので、ここもパス。

Img_5565c_20240114154601  寺内町の館を過ぎると、専修寺が見えてきます。露店がたくさん並んでいて、けっこう賑わっています。数年前までは、植木屋さんも出ていたのですが、最近はまったく見なくなりました。亡くなった家内の父は、お七夜に行くと、必ず植木を買って帰ったそうです。

Img_5569c  専修寺には9時50分頃に到着。お七夜とは、報恩講のことです。親鸞上人の忌日は、本願寺派・高田派の本山では新暦で1月9日から16日に、他派の本山は旧暦で11月21日から28日まで行なわれるそうです。写真は、山門。重要文化財。2階建で、間口20m、奥行9m、高さ15.5mの大きな門です。

Img_5607c_20240114154601 Img_5583c_20240114154601  左の写真は、御影堂。780畳という大きな御堂。国宝。右は、如来堂。教義上はこちらが本堂だそうです。ご本尊として「証拠の如来」と呼ばれる阿弥陀如来立像(快慶作 国指定重要文化財)を祀ってあります。これも国宝。

Img_5596c_20240114161201  専修寺を訪ねたら、納骨堂にも必ずお参りしてきます。家内の父のお骨が納めてあるからです。義母のお骨は、家内や息子がまだ手元に置いておきたいということで、納骨はしていません。

240114100533155c 240115145703986c  さてお参りを済ませたら、お七夜土産。名物のおこしです。これを買わないと、お七夜にお参りした気がしないのです。ミックス5つ入りで¥900。総本家春乃舎さんのもの。創業250年だそうです。寺内町の館の隣にお店があります。専修寺は、これまでに何度も訪れ、一通りは見て回っていますので、今日のところはこれで次に向かいます。

Img_5614c_20240114154601 Img_5621c_20240114154601  JR一身田駅前を通り、窪田の常夜灯を眺めて田園地帯へ。一身田駅の駅舎は、大正12(1923)年12月に竣功し、平成3(1991)年に改修されました。趣のある駅舎です。窪田の常夜燈は高さ8.6mで、津市内最大の常夜灯。滋賀県の商人が資金を出して造り、当初は伊勢神宮まで運ぶつもりだったのが、大きすぎて運ぶのが困難になり、やむなくこの地に設置したものだといいます。文化14(1817)年のもの。

Img_5641c_20240114154601  魚歳食品に着くすぐ前、石積神社(いしづみじんじゃ)があります。以前来ましたので、パス(こちらをご覧ください)。創立は、延喜年間(901~923年)以前ですが、詳細は不詳。織田信長の兵火により灰儘に帰し、神霊は伊勢神宮に遷ったのですが、故あってこの旧社地窪田に奉遷。主祭神は、大山祇神(おおやまつみのかみ;山をつかさどる神で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の子)。

Img_5655c_20240114154601 Img_5652c_20240114154601  続いて魚歳食品はんぺい茶屋。ここでハイキング特典として、先着150名限定で揚げたての天ぷらの試食があるのです。150名に入れるかと気をもんだのですが、十分に間に合いました(ちなみに今日もらったコースマップの番号は#72でした)。残念ながら、揚げたてではなかったものの、おいしい揚げはんぺいでした。

Img_5658c_20240114163501  さて、ここからは三重県総合文化センターや三重県総合博物館のあるあたりに向かって県道10号線をひたすら歩きます。以前の近鉄ハイキングでは、 天台真盛宗の日照山勝久寺や、大乃己所神社(おおのこそじんじゃ)に立ち寄ったのですが、今日はそれはなし。写真は国道23号線中勢バイパスをくぐったところ。

Img_5665c_20240114154601 Img_5669c_20240114154601  総合文化センターの手前の信号で右折して坂道を登って行くと、上津部田城趾洞門があります。この上に上津部田城址があるそうです。上津部田城(こうづべたじょう)は、志登茂川流域の平地を見下ろす丘陵の北端部に位置する戦国時代の城です。城趾公園も整備されているのですが、ひたすら歩いてきて、いささか疲れていたので、パスしてしまいました。

Img_5677c_20240114154601  次の信号を曲がってから、この洞門のあたりを見るとこういう景色になっています。戦国時代には、こういう小高い丘に城といいますか、城館が築かれることが多かったようです。

Img_5681c_20240114154601 Img_5695c_20240114154601  11時20分頃、三重県総合博物館のあたりに来ました。魚歳食品ではんぺいをいただくときに短時間座っただけで、歩きづめでしたから、ここの駐車場の隅で小休止。博物館では、昭和のはじめ頃から現代にかけて、くらしのさまざまな場面で使われてきた道具を紹介する「くらしの道具」展が開かれており、コースマップを呈示すると観覧料金が2割引(¥520→¥410)になるということでしたが、これまたパス。

Img_5703c  その後、大谷町の住宅街や、三重県総合教育センター、三重県立美術館の近くを通って、11時40分を過ぎた頃、近鉄津駅にゴール。2時間ほどで8㎞以上を歩いてきたことになります。

Img_5707 1705200422873c  今日は家族から、「津駅に行くなら、蜂蜜まんじゅうを買ってくるように」という指令が出ていました。津駅東口(JR津駅側)に蜂蜜まん本舗の出張販売所があるのです。江戸橋に行く水曜日は定休日ですから、非常勤に行くときには買えません。今日こそはと勇んでいったら、「品切れ中」の表示。店の方に伺ったら、「入荷待ちですが、何時に入るかは分かりません」とのこと。

Img_5710c_20240114154601 240114115919591c  やむなく先に食事。津駅ビルチャムの2階にあるそじ坊へ。このお店、大のお気に入りなのです。先日、テレビか何かで見てから食べたかった「鴨南蛮」(¥1,200)をチョイス。とてもおいしく、また、体も温まりました。その後、3階にある別所書店を覗いて、再び蜂蜜まんじゅうが入荷していないか見に行ったものの、まだ。残念ながら、今日は手に入れられず。

Img_5714c_20240114154601  近鉄津駅12時40分発の名古屋行き急行に乗って、桑名駅には13時22分着。非常勤の授業の帰りによく乗る時間です。¥830。写真は、途中で撮った長太の大楠。以前よりも、葉っぱが出て来ている感じです。

Screenshot_20240114134627c  今日のGoogle Fitのデータ。19,110歩、12.29㎞となっています。よく歩きました。ということで、今日の近鉄ハイキング「高田本山専修寺『お七夜』と新春の寺内町散策」の記事は、これにて完結。

2024年1月13日 (土)

ハクセキレイ&アオサギデー……桑名市博物館で「松平定信と源氏物語」展も見てくる

Dsc07332c_20240113142701  予報では晴れ、午後一時雨となっていましたが、ほぼ曇りで、昼前後は晴れ間もあったものの、午後からはときどき小雨模様という寒い日になっています。今日も7時半から散歩へ。寒いのでさすがに歩く人は少なめ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園から桑名市博物館へ。その後京町、南魚町、寺町と6.7㎞。

Dsc06713c_20240113142801 Dsc06730c  鳥も相変わらず少なく、七里の渡し跡まで行ってようやくヒドリガモが6ペア。揖斐川は静かでした。いたのは、カンムリカイツブリ2羽。ユリカモメも数羽飛んでいました。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが2羽。

Dsc06779c_20240113142701 Dsc06845c_20240113142701  九華公園について、相撲場東の堀にコガモのペアが1組。今日も、鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギがいます。葉っぱが落ちてよく見えるのですが、枝が被ってしまい、結局遠くから撮る羽目に。

Dsc06872c_20240113142701  九華橋のところにハクセキレイ。九華橋あたりには、ハクセキレイがよくやって来ます。

Dsc06912c Dsc07080c  奥平屋敷跡でいつものように小1時間、鳥待ちをしたのですが、今日はヒヨドリもムクドリもドバトもほとんど来ません。寒いのも影響していると思いますが、センダンの実が食べ尽くされてしまいましたので、ヒヨドリ、ムクドリは来ないのでしょう。ここに来たのは、シジュウカラ2羽とハクセキレイ2羽。シジュウカラの写真は上手く撮れず。

Dsc07123c  アオサギは、辰巳櫓跡にある松の木にもいます。昨日と同じパターン。こちらのアオサギさん、何故かは分かりませんが、いったん飛び立って、公園の南側の方を回ってここに戻ってきました。

Dsc07222c_20240113142701 Dsc07202c_20240113142701  ユリカモメは、23羽。堀にかかる橋の上に立つと、エサをくれ!とばかりにすごい勢いで飛んできます。カモは、ホシハジロのオス(右の写真)が1羽、キンクロハジロが15羽、ハシビロガモが16羽。キンクロハジロが激減し、ヒドリガモが今日は来ていませんでした。

Dsc07284c_20240113142701  九華公園の外周遊歩道の南でもハクセキレイ。今日は、ハクセキレイ&アオサギデーです。

Dsc07314c Sadanobutogenjic  こちら、桑名市博物館。今日から2月25日まで新春企画展「松平定信と源氏物語」が開かれています。松平定信が書き写した《細写 源氏物語》や帆山花乃舎が描いた源氏物語図屏風などが紹介されています。定信は、源氏物語を何度も繰り返して写しています。それも「細写」といって、とても細かく写しています。写本のサイズもとても小さいのです。こちらに中日新聞に掲載された記事があり、細写の写本の写真もあります。右の画像は、桑名市博物館のサイトからお借りしました。

230113sadanobu1c 230113sadanobu2c  これらが出品リスト。2階展示室では、特集陳列「<山>と<月>の日本画」および「刀剣セレクションⅢ―桑博ドラゴンズ―」が同時に開催されています。「<山>と<月>の日本画」では、七里の渡し跡の西にあった旅館山月が所蔵していた日本画が7点、展示されています。旅館山月で、山と月なのですが、展示されている絵ももちろん、冨士山図や、月夜新緑図などタイトル通り。「刀剣セレクションⅢー桑博ドラゴンズ」では、龍がデザインされた刀や鍔、小柄など11点が見られます。

Dsc07324c  いつものように、1点だけ撮影可の出品作があります。大抵は刀剣。今回は、「脇指 無銘」ですが、15~16世紀、村正の作と伝わるものだそうです。しかし、検討の余地ありとなっていました。余談ながら、平成27(2015)年に開催された「大定信展」の図録が、今回の展覧会期間中限定で半額(¥500)で売られていましたので、ゲットしてきました。

Dsc06743c  寒いというか、冷たい1日となっています。朝も多度山の方の雲は、雪雲ではないかと思えるものでした。明日は、朝は冷えるという予報です(氷点下の予想)が、近鉄ハイキング「高田本山専修寺「お七夜」と新春の寺内町散策」に出かけたいと思っています。去年の1月14日は、義母の百か日法要を執り行い、その帰りにお七夜に行っています(2023年1月14日:専修寺のお七夜へ……義母の百か日法要を済ませ)。

2024年1月12日 (金)

九華公園にアオサギ2羽……ジョウビタキのオスも2羽見ました

Dsc06571c_20240112151401  昼前からは晴れて来ましたが、それまでは曇って、冷える感じでした。朝は0.9℃、最高気温は10.8℃。この時期らしい気候なのでしょうが、寒い。明日、明後日は大学入学共通テストが実施されます。その昔、試験監督をしたことがありますが、受験する皆さんも、実施する大学の教職員も大変です。このテストの頃は、寒さが厳しかったり、雪が降ったりしますが、受験生の皆さんには勉学の成果を発揮できるようお祈りします。

Dsc05437c Dsc05448c_20240112151501  散歩は、7時半から、いつも通りに住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、歴史を語る公園、中橋、田町、三崎通と7.1㎞。あちこち鳥を求めて歩いてきました(苦笑)。冬の小型野鳥が、今シーズンは少ないのです。これらのヒドリガモは、住吉水門の内側にいました。

Dsc05549c  その後は、七里の渡し跡まで野鳥はほとんどいませんでした。その七里の渡し跡には、ヒドリガモが合計19羽も! 左の写真は、上陸していたペア。他には、コガモのペアも1組が上陸して休んでいました。

Dsc05602c_20240112151501  九華公園も、何となく静かで、いつも賑やかなヒヨドリも今日は少なめ。ムクドリもドバトもあまりいません。久しぶりに鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギが来ていました。この写真では冠羽を逆立てていますが、アオサギのすぐ目の前にカラスがやって来たからと思われます。アオサギさん、怒っているようでした。

Dsc05911c  奥平屋敷跡も、ご多分にもれず、鳥は少なく、わずかにヒヨドリとムクドリが来たくらい。今日はドバトもハクセキレイも来ません。モズがチラッと顔を見せたものの、散歩の人が近づいて、すぐに逃げてしまいました。二の丸跡を歩いていたら、目の前にジョウビタキのオスが1羽出て来ました。あいにく、ちょうどカメラのバッテリーが切れてしまい焦ったのですが、電池交換が終わるのを待っていてくれました(微笑)。

Dsc05962c_20240112151501  辰巳櫓跡にある松の木にもアオサギさん。社務所裏にいたアオサギとは、頭部の色・模様が微妙に違いますから、別々のアオサギと思われます。このアオサギさん、胸に顔を埋めて休んでいたのですが、頭を上げたところの写真。ちょっと不機嫌そうな感じでした。

Dsc06015c_20240112151501  鎮国守国神社の境内では、カワラヒワ。すでにペアをつくって、一緒に行動しているようでした。

Dsc06145c_20240112151501  ユリカモメは23羽来ていましたが、野球場のフェンスで休んでいました。ときおり飛び立つのですが、今日もエサをくれる人はなし。

Dsc05727c_20240112151501 Dsc05762c_20240112151501  カモ、今日はホシハジロのオスが1羽、来ていました。ホシハジロは、気に入っているカモですから、もっと頻繁に来てもらいたいと思っています。キンクロハジロは33羽、ハシビロガモは17羽。散歩友達のYさんはヒドリガモもいたとおっしゃるのですが、私は見られず。

Dsc06233c_20240112151501 Dsc06251c  貝塚公園ではヒヨドリの声がしたのみ。内堀南公園ではメジロが通過。内堀公園で今日もまたツグミ。しかも、昨日と同じく、公園そばの電線に7~8羽が止まっていただけで、地上には降りてきません。そのうち皆どこかへ飛び去ってしまいました。ジョウビタキのオスも登場。

Dsc06414c_20240112151501  モズも出て来たのですが、あいにく高木が立ち並ぶエリアで、写真を撮りにくいところ。最近は、ここ内堀公園でツグミ、モズ、ジョウビタキが見られます。

Dsc06467c  歴史を語る公園の堀には、オオバンが2羽。ずっと以前にはこのあたりでカワセミを見たこともありますが、最近はサッパリ見かけません。

Dsc06534c_20240112151401 Dsc06520c_20240112151401  バードウォッチングの成果にもう一つ満足しませんでしたので、中橋へ。ここならゴイサギが確実にいるだろうと思って、です。ゴイサギとホシゴイが3羽ずついました。

Dsc05486c_20240112151501  水曜日の授業のQ&Aは、昨日夜に仕上げられ、夜のうちに助手の先生に送って、印刷などをお願いしました。一方、市民大学郷土史学科の講義のまとめが滞っています。11月、12月は「桑名の伝説・昔話」というテーマでしたが、そのまとめを一応つくって、チェック途中。そろそろこれも仕上げたいと思っています。日曜は、寒そうですが、近鉄ハイキングの「高田本山専修寺「お七夜」と新春の寺内町散策」に出かけるつもり。お七夜に行きたいのです。写真は、今朝の散歩で、住吉神社のところから揖斐川の下流方向を撮ったもの。右端に見えるのは蟠龍櫓。天使の梯も見えています。

2024年1月11日 (木)

寒くて鳥も散歩友達もいませんでしたが、「サザンカにメジロ」が撮れました

Dsc05409c_20240111164401  午前中は曇って肌寒い感じでしたが、午後からは晴れて、11.9℃まで上がりました。朝は、7時40分から散歩へ。午前中に定例の内科受診をしようと思っていましたので、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.6㎞。鳥も散歩友達もおらず、9時20分には帰宅していました。

Dsc04359c Dsc04363c_20240111164401  朝は、曇っていたものの、眺望がききました。左の写真は藤原岳。雪が少し積もっていますが、曇っていていかにも寒そう。右の写真は、木曽御嶽山と、その向かって左に乗鞍岳まで見えていました。どちらも雪化粧。

Dsc04415c  諸戸氏庭園前でハクセキレイ。ペア1組の他、もう1羽がいましたが、陰になっていてなかなか上手く撮れません。

Dsc04495c_20240111164401  揖斐川は静かで、カンムリカイツブリが6羽ほど見えました。ほかにも、キンクロハジロ、ヒドリガモ、コガモもそれぞれ数羽ずついます。

Dsc04636c Dsc04690c  九華公園に着いて、北門のサザンカにメジロが2羽。なんとか「サザンカにメジロ」が撮れました。奥平屋敷跡には、ハクセキレイが1羽。何かエサを見つけたようです。ほかにはヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、ハシボソガラス。ここにあるセンダンの木の実は、ほとんど食べ尽くされていました。ヒヨドリとムクドリが食べていくのです。

Dsc04749c Dsc04800c  アオサギは、今日もまた辰巳櫓跡にある松の木にいました。最近の定位置はここです。鎮国守国神社の境内で目の前を横切った鳥がいます。ジョウビタキのメス。九華公園あたりでジョウビタキのメスを見たのは、久しぶり。

Dsc05063c_20240111164401  ユリカモメは、47羽。堀端や堀にかかる橋の上に人が立つと、エサがもらえるかと思うのか、飛んできますが、今日もエサをやる人はほとんどありません。

Dsc04741c Dsc04784c_20240111164401  カモは、キンクロハジロが27羽。寒いのか、皆お休み中。ハシビロガモは13羽。こちらはエサ取りをしているものと、休んでいるものが半々くらい。ヒドリガモはオスが2羽、メスが1羽。

Dsc05184c Dsc05299c_20240111164401  内堀公園では、モズに遭遇。何か虫を捕まえて食べた後の写真。また内堀公園では、公園の周りの電線にツグミが10数羽集まっていました。地上に降りてくることはなく、しばらくしてから皆が、南の方へ飛び去ってしまいました。今シーズン、ツグミが地上でエサを拾っているところはまだ見ていません。

Dsc05386c  住吉入江まで戻ってきたら、オオバン1羽が食事中。

Dsc05411c  散歩から帰って、10時半過ぎから定例の内科受診に行ってきました。ところが、結構混雑していて、1時間半ほどかかってしまいました。いつもは空いている時間帯を狙って行くのです。昨日の授業の補足説明は、さほど手こずることもなく、午後早くに完成。チェックまで済ませましたので、これから修正して夜には仕上がる予定。写真は、揖斐川の上流方向。岐阜・福井県境の山並みが見えています。

2024年1月10日 (水)

小雨で道草は出来ず

240110093105379c  朝は0.1℃と今日も冷えました。日中は、9.7℃まで上がったものの、曇りで肌寒い日でした。3週間ぶりに江戸橋での非常勤の講義日。今日で14回目。残りの講義は、来週の1回のみ。何とか無事に責任が果たせそうになってきました。週1回ですから気楽といえばそうなのですが、やはりきちんと与えられた役割は果たしたいと思っているのです。

240110102241222c  正月明けでしたが、出席率は80%ほどでした。新年最初の講義の出席率は、ほぼこれくらい。今日は、「問題となる人間関係」というテーマで、攻撃行動についてはなしてきました。攻撃というと、殴る、蹴る、刃物などで傷つけるというイメージでしょうが、言語的な攻撃行動もあります。学生達も、そのあたりは盲点だったようです。ところで、この写真に写っているのは、毎回私が担いでいっているパソコン。去年、三重県総合博物館で開催された「鳥のひみつ調べ隊 みて、きいて、ふれて」で買ってきた野鳥のシールが貼ってあります(2023年10月25日:今日の寄り道は三重県総合博物館で「鳥のひみつ調べ隊 みて、きいて、ふれて」展へ)。実はこれ、傷隠しなのですが、今のところ、学生達は誰も気づいてくれません。

240110121843226c  後期の講義終了後は、たいてい志登茂川に立ち寄ってバードウォッチングをしてくるのですが、今日は、あいにく、天気予報通り、講義が終わった正午過ぎは小雨。行って行けないことはないくらいの雨でしたが、スパッと諦めて、直帰。昼食後、出欠確認をして、今日実施した攻撃性を測定する尺度の結果の集計を終えたところです。例のQ&Aは、これから。いつも通り、明日中には仕上げたいところ。

2024年1月 9日 (火)

寒くて鳥はいません……カモも活動性低下か

Dsc03562c  今朝は冷えたと思いましたら、7時過ぎに-0.4℃を記録していました。最高気温は8.6℃。晴れているのですが、風が冷たくて身にしみます。しかし、寒さには負けず、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町、常信寺、御坊さんと7.3㎞(Google Fitはこのところ歩いた距離を過大評価している気がします)。今朝も藤原岳はご覧のように白くなっていましたし、鈴鹿の山並みも同様でした。

Dsc03619c_20240109142401 Dsc03672c_20240109142401  七里の渡し跡には、ヒドリガモのオスが6羽にメスが5羽、コガモのオスが1羽、オオバンが2羽、キンクロハジロが4羽と賑やかでした。揖斐川で見られたのは、カンムリカイツブリが2羽。今日もあまり鳥はいません。

Dsc03686c_20240109142401  九華公園の相撲場近くのビワの木の中には、ゴイサギが1羽、お休み中。

Dsc03704c_20240109142501 Dsc03713c_20240109142501  奥平屋敷跡では小1時間、いつものように鳥待ちをしたにもかかわらず、お出ましはほとんどなし(ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト以外には)。例外その1は、ハクセキレイ。ほぼ毎日、しかも1時間の間に何度もやってくることがあります。

Dsc03879c_20240109142501  例外その2は、ツグミ。柿安コミュニティパークでもチラッと見たのですが、奥平屋敷跡でも3羽がちょっとだけ顔見せ。まだ樹上にいて、地上には降りてきません。こういうことはかつてありません。

Dsc03798c_20240109142501 Dsc03812c  寒すぎて小型の野鳥たちが来ないのかも知れません。賑やかなのは、ヒヨドリとムクドリ。他に食べる物がなくなってきたのでしょう、センダンの実をついばみ始めました。センダンの実はまずいのか、あるいは種が大きくて食べられるところが少ないのか、好まれていません。こちらはヒヨドリさん。

Dsc04027c Dsc04015c_20240109142501  ムクドリもセンダンの木に集まってきて、ついばむのですが、ヒヨドリより鈍くさいようで、実をうまくくわえられなくてバランスを崩す様子がよく見られます。

Dsc04219c_20240109142501 Dsc04244c_20240109142501  カモも、寒いためか活動性が鈍くて、いつもなら泳ぎ回ってエサをとっているハシビロガモも、ヒドリガモも休憩していました。キンクロハジロが37羽、ハシビロガモが14羽、ヒドリガモが1ペア(左の写真)、さらに今日は珍しくホシハジロのオスが1羽来ていました(右の写真の奥)。

Dsc04322c  拙宅近くの住吉入江に戻って来たら、今日もオオバンが2羽。明日は、昨日も書きましたが、3週間ぶりに江戸橋での講義。今週、来週と講義は残り2回となっています。

2024年1月 8日 (月)

ジョウビタキのオスと、ミサゴ

Dsc03552c_20240108141201 Dsc03553c  いきなり最高気温が7.1℃と、とても寒くなりました。風も3~4m/sとかなりあって参ります。が、いつも通りに7時半から散歩へ。雪雲が流れてくるかと思ったのですが、それはありませんでした。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町と7.1㎞。冒頭の2枚の写真は、散歩から帰ったときの物ですが、藤原岳は白くなっていました。

Dsc02096c Dsc02151c  散歩に出てすぐ、住吉入江には、ヒドリガモが2ペア。護岸についた藻を食べに来ていました。住吉ポンプ場の東には、カンムリカイツブリが1羽。

Dsc02197c Dsc02208c  七里の渡し跡の手前でハクセキレイが2羽。寒くて、ふっくらしています。

Dsc02238c_20240108141401 Dsc02280c  七里の渡し跡のある川口水門のところでは、オカヨシガモのペア。こちらも、護岸についた藻を食べていました。オカヨシガモの写真を撮っていたら足元にハクセキレイが飛んできました。上から見下ろしたショット。

Dsc02297c  柿安コミュニティパークの堀では、コガモのペアがこれまた盛んにエサをついばんでいました。正月が明けたばかりですが、鳥たちの多くは、すでにペアを組んでいるようです。

Dsc02372c Dsc02397c_20240108141201  九華公園では、今日もまたヒヨドリ、ムクドリ、ドバトなどが来ますが、他の鳥にはなかなか遭えません。奥平屋敷跡では、これら以外には、ハクセキレイ2羽。シジュウカラも1羽来たものの、逆光で黒い写真(苦笑)。

Dsc02713c_20240108141201  今日はアオサギも来ていません。本丸跡に来たら、ジョウビタキのオス。ゆっくりとポーズを取ってくれ、しばし楽しめました。

Dsc03252c_20240108141201  続いては、ミサゴが登場。公園の堀の上空、ちょっと遠いところを旋回。これはチャンスと、かなりの枚数の写真を撮ったのですが、これはという写真はごく少数。

Dsc02319c  ユリカモメ、今日は20羽ほど。旧アヒル小屋や、二の丸堀の西側にいます。

Dsc02417c_20240108141201 Dsc02361c_20240108141201  カモは、キンクロハジロが47羽、ハシビロガモが15羽、ヒドリガモが1ペア。

Dsc03323c  あまり鳥がいませんでしたので、たまにはカワウのクローズアップ。頭部が銀色というか白色というか、こうなっているのは繁殖期であることを示しています。

Dsc03457c_20240108141201 Dsc03543c  このあとの公園ではヒヨドリくらいしかいませんでした。ハクセキレイは、外堀で。拙宅前の住吉入江に戻ってきたら、オオバンが2羽。結局、オカヨシガモ、ジョウビタキ、ミサゴを見られましたから、まぁよし。

Dsc03342c_20240108141201  今週前半は、気温は10℃にはならないようです。冬休みがありましたから、水曜の講義は、3週間ぶり。きちんと予習をして、勘を取り戻しておかないといけません。

2024年1月 7日 (日)

オカヨシガモ、モズを見たのに、雨に降られ撤退

Dsc01477c_20240107135401 Dsc02087c_20240107135401  予報では晴れでしたが、曇りがちで風も強く、寒い日になりました。気温も10.4℃までしか上がりません。いつものように7時半から散歩に出たものの、九華公園にいるときに雨に降られ、敢えなく撤退。出かけるときは冒頭の写真のような空だったのですが、帰宅したときは、右の写真のような空模様。

Dsc01502c_20240107135401  散歩に出てすぐ諸戸氏庭園からジョウビタキのオスが出て来たのですが、写真には上手く撮れず。残念。住吉ポンプ場近くの住吉入江には、ヒドリガモの小グループ。

Dsc01612c Dsc01673c  七里の渡し跡まで来たら、カモやオオバンが10数羽。その中にオカヨシガモのオス、メスが1羽ずつ混じっていました。あまり派手なカモではありませんが、何となく好きなカモです。

Dsc01552c_20240107135401 Dsc01569c  他にはヒドリガモ、オオバン、コガモがいました。

Dsc01754c  柿安コミュニティパークでは、モズのメスが登場。堀には、キンクロハジロが5羽。

Dsc01883c Dsc01999c  九華公園では今日も北門のサザンカのところにメジロが2羽。ただし、日陰で黒く写ってしまいました。管理事務所近くでシジュウカラ。ハクセキレイは、本丸跡にて。この頃から西の空が黒くなってきて、しぶしぶと小雨が降り始めました。

Dsc01913c_20240107135401 Dsc01934c  ユリカモメは、20羽ほど。カモは、キンクロハジロが45羽、ハシビロガモが9羽、ヒドリガモはオス2羽にメスが1羽。どちらも例年より少ないままです。

Dsc02031c_20240107135401 Dsc02041c  九華公園を半周くらいしたところで本格的に雨が降ってきましたので、やむなく引き返してきました。帰宅途中、住吉入江でヒドリガモのオスが3羽、メスが4羽、オオバンも1羽。何となく中途半端な感じで今日の散歩はオシマイ。

Dsc01680c_20240107135401  今週は、水曜日に江戸橋での非常勤の講義。15コマ中の14回目。後期の期末試験の問題をつくって持参し、事務所に印刷などをお願いする時期でもあります。内科受診もそろそろしてこないと、常用薬がなくなります。

ミコアイサを見に

Dsc09701c_20240106160801  午後は薄雲がかかりましたが、午前中はよく晴れて、風も弱く、暖かくて散歩日和でした。今日は、新年初のプチ遠征。三ツ又池公園と長良川河口堰に行ってきました。朝7時15分出発、10時過ぎに帰宅。まずは、三ツ又池公園。

Dsc00734c_20240106160601 Dsc00804c  目的は、こちら。ミコアイサ、通称パンダガモ。昨年末に来たときにはいませんでしたが、今日は、オス1羽が確認できました。ただ、遊歩道からは遠くて、これらの写真がせいぜい(600mmズームで撮ってかなりトリミングしています)。

Dsc09690c_20240106160801 Dsc09705c_20240106160801  さて、話を戻して、最初から。駐車場から遊歩道に向かうところでハクセキレイが1羽。今日もっともたくさんいたカモは、コガモ。池のあちこちにいます。

Dsc09738c_20240106160801 Dsc09759c_20240106160801  三ツ又池公園といえばカイツブリですが、今日もいたものの数はさほど多くはありませんでした。数羽。オオバンもあちこちにいます。

Dsc09873c_20240106160701  Dsc00048c 数は少なかったのですが、ユリカモメもいました。もう1種類のカモメは、セグロカモメの若者かと思います。

Dsc09932c Dsc00001c_20240106160701  マガモは、オスのみ1羽。カルガモの群れに交じっていました。カルガモは池のあちこちに、多数います。

Dsc00248c Dsc00276c_20240106160701  他のカモは、ハシビロガモが少数。カンムリカイツブリもあちこちにいます。

Dsc00295c_20240106160701 Dsc00550c  トビを延べ3回見たのですが、写真はイマイチ(苦笑)。モズも3ヶ所で見ました。この写真は、蓮田にて。ほかにはカワウ、メジロ、ヒヨドリ、カワラバト、アオサギ、キジバト、ムクドリ。さらにカワセミも飛ぶのを見たのですが、見失いました。ヌートリアも大人2匹、子ども3匹。三ツ又池公園に行けば、ヌートリアは必ず見られます。

Dsc01475c_20240106160201  続いて、長良川河口堰。この写真は、拙宅玄関前から見たもの。

Dsc00954c_20240106160301 Dsc00969c_20240106160301  たぶん初めて見たと思います、東側上流の魚道にキンクロハジロが数羽。場所によっては流れがかなり速いので、こういうところには来ないのではないかと思っていました。キンクロハジロとホシハジロは管理橋の中央、南側に集まっています。数を数えるのは、止めました。

Dsc00999c Dsc01018c  カンムリカイツブリや、カルガモもたくさんいます。カルガモはほとんど堰の上流側にいますが、カンムリカイツブリは上流側にいるものが多いものの、下流側にもいます。

Dsc01428c_20240106160201  今日は、サギの数がかなり少なく、アオサギ数羽と、コサギ1羽くらいしかいませんでした。

Dsc01093c_20240106160301 Dsc01212c_20240106160301  親水広場に降りる途中、中州でオオジュリン10羽以上。親水広場を一周して戻ってくるときには、もう見えなくなっていました。

Dsc01145c Dsc01388c  親水広場に降りる坂道でハクセキレイが1羽。親水広場の水路では、イソシギさん。ということで、今日も楽しめました。

240106cocolog2  ところで、このココログの容量が限られていますので、最近は古い記事と写真を削除して、ライブドラブログ(猫の欠伸研究室(アーカイブ))に移しています。「お知らせ」にも書いていますが、ブログは2005年10月から始め、今日まで継続しています。ココログのブログは、プロを契約していますが、容量は10,000MBです。文章はともかく、写真が多いので、開始当初からの記事をすべて保存することは不可能。そこで年が改まりますと、このブログにあるもっとも古い年の記事・写真を削除します(新しい記事は、月ごとにライブドアブログにもコピーしています。今年の場合、2018年の記事・写真を削除しました。記事本文の削除は容易なのですが、写真を削除するのは、とても面倒(2022年3月31日:ココログの古い写真を削除する比較的便利な方法(覚え書き))。リンク先に書いた方法で年始から作業を続け、今日、ようやく完了。使用可能なディスク容量が33%あまりに回復しました。どなたかもっと便利なやり方をご存じでしたら、是非とも教えていただきたいと思っています。

2024年1月 5日 (金)

ミサゴ飛来

Dsc08219c  朝は0.6℃と冷えましたが、日中は12.5℃まで気温が上がり、風も弱いので割と暖かくなっています。リビングにいると、日が部屋の奥まで入り、ポカポカしています。今日もいつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、歴史を語る公園、京町、寺町と6.6㎞。

Dsc08269c_20240105151601 Dsc08251c_20240105151601  拙宅前の住吉入江にもカモが入ってくるようになりました。キンクロハジロのオスと、ヒドリガモのが1羽ずつ。ずっと以前はキンクロハジロがたくさんやって来て、「住吉キンクロウズ」などと名前をつけていました。他には、オオバンも1羽。

Dsc08394c_20240105151701 Dsc08403c_20240105151601  揖斐川は、今日は赤須賀漁港の漁船の初出漁。漁船が出ていると、水鳥はまず来ません。七里の渡し跡では、コガモのオスが2羽にメスが4羽。7時半過ぎですから、陽はまださほど高くは上がっていませんので、日の光の当たり方がおもしろいと思います。

Dsc08348c_20240105151601  こちらも七里の渡し跡にいたオオバン。オオバンはこの1羽のみ。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロが5羽。ただ、日陰になっていて、写真はきれいには撮れません。

Dsc08477c  九華公園には7時50分頃の到着。北門を入ったところにサザンカがあり、年末から花が咲いています。しかし、いつもの年と違って、今シーズンはこの花にメジロがやってくるところは、見ていませんでした。ようやく今日、「サザンカにメジロ」が撮れました。

Dsc08483c  鎮国守国神社の社務所裏には、ゴイサギが1羽。中橋の方に集まるようになりましたから、こちらには来ないかと思っていました。こういう風によい方に期待が裏切られるのは、うれしいことです。

Dsc08605c_20240105151701  奥平屋敷跡では、まず、シメ。といっても地上に降りたところはまだ見ていません。今日も樹上で木の実をついばんでいました。

Dsc08760c_20240105151701 Dsc08778c_20240105151701  ハクセキレイのペアは、私がここに1時間ほどいる間に、繰り返しやって来ます。

Dsc08808c  カワラヒワも3羽、2羽とやってきます。3羽でやって来たカワラヒワのうち、2羽が場所を変えながら、ずっと争っているように見えました。メスをめぐってトラブルになっているように思いましたが、もう少し調べてみようと思っています。

Dsc08945c_20240105151801  奥平屋敷跡にいるとき、西の方からミサゴがやって来て上空を通過していきました。例年、今頃から九華公園の堀の上空にやって来て、獲物を求めて旋回する様子が見られるのですが、今日は、そのまま揖斐川の方へ飛び去ってしまいました。

Dsc09167c_20240105151801 Dsc09123c_20240105151801  朝日丸跡では、ジョウビタキのオスと、メス。メスは逆光の位置で、証拠写真ですが、最近、なかなかジョウビタキのメスを見ませんでしたので、敢えて載せました。両者とも、別の鳥を追いかけ回していました。例のアレです(ほとんどの方には意味不明で、恐縮ですが)。

Dsc09002c_20240105151801  アオサギは、今日もまた辰巳櫓跡にある松の木にいました。

Dsc09268c_20240105151801  Dsc08996c ユリカモメ、今日は合計28羽。カモは、キンクロハジロが42羽、ハシビロガモが13羽、ヒドリガモはオス2羽にメス1羽。

Dsc09367c Dsc09491c_20240105151901  貝塚公園では、ウグイスが目の前を横切っていきましたので、追いかけ、ようやく撮れたのがこの写真。相変わらず手強い。手強いといえば、メジロもそうでした。

Dsc09669c_20240105151901  歴史を語る公園の東にある堀でオオバンが1羽。珍しくもありませんが、水がきれいで、弁足がよく見えていました。ひれにはなっていませんが、この大きな弁足で水をかいているのです。

2024年1月 4日 (木)

モズとジョウビタキでまあまあ

Dsc07044c_20240104160401  今日が御用始めというところも多いようですが、私は、いつも通りに7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、春日さん(桑名宗社)、中橋、田町、三崎通と6.0㎞ちょうど。久しぶりに散歩&鳥見友達のYさんにもお目にかかりました。結構風が強い日になりましたが、ほぼ晴れていて、最高気温は14.6℃とかなり上がりました。

Dsc07088c  風が強く、揖斐川は波立っていて、カンムリカイツブリが2羽ほどいたくらい。七里の渡し跡には、コガモのメスが5羽。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのメスが3羽。今日も鳥はあまりいないようです。

Dsc07185c_20240104160401  九華公園に着いたときは、静かでした。ヒヨドリも、カラスも少なかったのですが、カラスは次第に集まってきました。奥平屋敷跡にいる頃までは強風。奥平屋敷跡にはヒヨドリ、カラス、ムクドリくらいしか来ませんので、文鳥を撮影して移動。

Dsc07289c Dsc07355c_20240104160401  二の丸跡では、シジュウカラが2羽。ここでYさんと遭遇。5日ぶりでした。話していたら、モズのメスもやって来ました。モズは、盛んに地上に降りては樹上に戻るということを繰り返していました。九華公園でモズは、久しぶり。

Dsc07627c_20240104160401 Dsc07706c_20240104160401  朝日丸跡では、ジョウビタキのオス。ジョウビタキは、他の鳥を追いかけ回していました。縄張りを守ろうとしているような印象でした。本丸跡にはハクセキレイが1羽。

Dsc07211c Dsc07731c  ユリカモメは、73羽。吉之丸堀や、旧アヒル小屋のところに集まっていましたが、今日は、エサを与える人はありません。カモは、キンクロハジロが22羽、ハシビロガモが14羽、ヒドリガモのオスが2羽にメスが1羽。

Dsc08082c_20240104160401  貝塚公園ではヒヨドリとメジロ。内堀公園では、ツグミが3~4羽いたのですが、写真が撮れたのは、この1羽のみ。地上にいたのですが、私が公園に入ると同時に樹上に逃げてしまいました。

Dsc08155c_20240104162001 Dsc08169c_20240104162001  中橋では、ゴイサギとホシゴイ。ゴイサギが5羽、ホシゴイが4羽。皆、日向ぼっこをしながら、休憩。気持ちよさそうです。

240104092329898c 240104092523818c  春日さん(桑名宗社)へは、初詣(あちこち何回行ったら気が済むのでしょう? 正月恒例行事ですから)。さすがに正月4日ともなると、行列もほとんどありません。

Dsc07753c_20240104160401  ところで、昨日は気づかなかったのですが、鎮国守国神社の拝殿前の賽銭箱にあった辰のオブジェには、実は赤い明かりがともるよう細工がしてありました。辰水神社のジャンボ干支ほどではありませんが、工夫してあるものです。春日さんにも初詣を済ませましたので、これで私の正月はほぼ完了。本当は、このあたりの氏神様である北桑名神社にもお参りに行かないといけませんが……。

2024年1月 3日 (水)

2023年散歩の記録

 毎年恒例の散歩記録です。個人的な記録として令和5(2023)年の散歩記録を載せています。歩数は毎日記録しています。歩いた距離については、昨年までは、散歩などに出かけた日に限って記録していましたが、今年は、非常勤の講義に出かけた日も含めています。したがって、令和5(2023)年の記録は、令和4(2022)年以前のものとは単純には比較できません。歩いた距離は、基本的にはGoogle Fitのデータを利用していますが、実感とあまりにかけ離れている場合には、インターネットの「キョリ測」というサイトを利用して測定した日もあります。歩数は、スマホのアプリ(からだメイト)を利用しています。令和5(203)年の1年間で、歩いた距離の記録があったのは344日。

2023walkingdistancemean   こちらのグラフは、月ごとに毎日の平均散歩距離を示したものです。平均の範囲は、5.4(SD=1.4)㎞(8月)~6.7(SD=1.6)㎞(2月)となっていました。天候が悪い時や、他に用事があるときは出かけません。昨年は、5月に新型コロナウィルス感染症は5類感染症に位置づけが変わりました。JRさわやかウォーキング、近鉄ハイキングおよび勝手にハイキングは、22回出かけています(2023年12月30日:2023年ウォーキング/ハイキングのまとめ)。令和5(2023)年の年間トータルでの1日の平均散歩距離は、6.1㎞でした。昨年(2023年)は6.0㎞、一昨年(2022年)は6.1㎞でしたから、これで2018年以降は、毎日ほぼ6.0㎞を歩いていることになります。なお、各グラフとも平均値を折れ線グラフで示しています。ちなみに1日で最も長い距離を歩いたのは、11月3日の16.0㎞でした。この日は、近鉄ハイキングに出かけた日でした(2023年11月3日:20231103近鉄ハイキング“名古屋鉄道合同企画 「佐藤醸造」と「山田酒造」尾張の醸造文化に触れる”(概要編))。最も短かったのは8月15日でしたが、この日は台風7号が来た日です(2023年8月15日:台風7号は、無事に済みそうです)。家内の実家に滞在していました。

2023walkingdistancetotal 2023walking   次のグラフは、月ごとの合計散歩距離となっています。当然のことながら、最初のグラフとはほぼ似た傾向になります。その範囲は、160.3㎞(5月)~193.4㎞(12月)でした。年間総散歩距離は、2096.2㎞でした。カウントの仕方が変わりましたから、単純に比較は出来ませんが、過去最長となります。これまで最も長かったのは、2021年の1,971.6㎞でした。桑名駅を起点に直線で行くと、台湾の高雄市の近くまで行ける距離です。

2023walkingstepsmean  さて、こちらは、月ごとに毎日の平均歩数をグラフにしたものです。平均の範囲は、9823.6歩(SD=4819)(5月)~11900.2(SD=3211.1)(3月)でした。1年を通じての日々の平均歩数が10,770.8歩でしたから、5月はかなり少なかったことになります。しかし、いずれの月も、データのバラツキを示す標準偏差(SD)がかなり大きいので、日によって歩数の差が大きいといえます。

2023walkingstepstotal   最後のグラフには、月ごとの合計歩数を示しました。299097歩(2月)~352804歩(9月という範囲に散らばっています。去年1年の総歩数は、3,895,625歩でした。一昨年(2022年)は、3,825,274歩、2021年は3,527,615歩、2020年は3,431,445歩、2019年は3,369,625歩、2018年は3,199,573歩でしたので、増加傾向にあります。最近は、なるべく歩幅を大きく撮って、腕の振りも大きくするよう心がけていますが、加齢により歩幅が小さくなっている可能性もあります。

 以上から、令和5(2023)年は、平均して毎日、6.1㎞、10,770.8歩を歩いていたことになります。年間344日、散歩またはウォーキングとして歩きました。距離の長短、歩数の多寡などはともかく、それなりにしっかり歩いたと思っています(自己満足の世界ですから、お気遣いなく……苦笑)。コロナもインフルも油断はできませんが、今年も日々の散歩&バードウォッチング、歴史散歩を続け、引き続きしっかり歩くことにします。「晴歩雨読」がモットーですから。

赤須賀の大漁旗を見に7.8㎞も歩いたのに……

Dsc07042c_20240103142801  曇りのち雨の予報です。14時過ぎから次第に弱い雨雲がかかり始めています。午前中は晴れ間もありましたが、昼過ぎからは陽も当たらず、肌寒くなっています。いつものように7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園から今日は赤須賀漁港へ。正月恒例の大漁旗を見に行ったのです。その後、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町、御坊さんと、正月早々、7.8㎞も歩いてきました。

Dsc06277c_20240103143501 Dsc06368c_20240103142901  住吉神社も日の丸、幟旗が掲げられ、初詣バージョンとなっています。元旦には拝殿から鳥居に向かうと、鳥居の向こうから太陽が昇ってくるのが見えます(と書きながら、ここに初日の出を拝みに行ったことはありません。いつも家内の友人が写真を送ってくれますが)。住吉水門はこのすぐ目の前。今朝は水門の内側にオオバンが1羽。外側にはコガモのメスが1羽。揖斐川には鳥影はほとんどなかったのですが、カンムリカイツブリが4羽ほど見えました。

Dsc06430c Dsc06457c_20240103142901  九華公園までの間、ほとんど鳥はいません。九華公園では、今日はカラスがたくさんいて、正月から暴れています。困ったもの。ヒヨドリもけっこういたのですが、小型野鳥の姿は、ハクセキレイくらい。これらのハクセキレイは、奥平屋敷跡にて。ほかに見たのは、スズメ、ムクドリくらい。ツグミは声はすれども姿は見えず。シメ、ビンズイ、シロハラは影もかたちもなし。

Dsc06581c_20240103143001  アオサギさんは、年末と同じく、辰巳櫓跡にある松の木にいます。今日は、割と目立つところに止まっていました。

Dsc06418c_20240103142901 Dsc06530c_20240103143101  ユリカモメは、今日は56羽とかなりたくさん来ていました。橋の上や、石垣に人が立つと、エサがもらえるかと急いでやっていきます。

Dsc06499c  カモについては、今日はずいぶん久しぶりにホシハジロのオスが1羽、やって来ていました。最近、暇を見ては、昔の(10数年前からの)デジカメ写真を整理しているのですが、平成20(2008)年頃のものを見ますと、九華公園の堀にホシハジロが、まさにわんさかいる様子が写った写真がありました。

Dsc06402c_20240103142901  他には、キンクロハジロが22羽に、ハシビロガモは18羽。今日はヒドリガモはいませんでした。

Dsc06649c Dsc06616c  九華公園を歩く途中で、鎮国守国神社にも初詣。賽銭箱に何かヘンなものが置いてあるなぁと思ったら、干支の辰のオブジェでした。

Dsc06626c_20240103143001 240103082522177c  拝殿に下げられている提灯にも辰の飾りが付けられていました。こちらは、なぜかかなり下を向いていて、写真を撮るのに苦労。

Dsc06726c_20240103143301  続いて、赤須賀漁港へ。写真は、赤須賀漁港のすぐ西にあるはまぐりプラザ。漁協、城東地区まちづくり拠点施設などの複合施設。食堂はまかぜで、しらうお丼(2015年2月5日:はまぐりプラザでしらうお丼を食し、ユリカモメを堪能……カンムリカイツブリ、今日も登場)や、焼きはまぐり定食(2020年10月7日:「桑名城惣構ツアー」とバードウォッチング少々……キンクロハジロ飛来、サメビタキ(?)も)を食べたことがあります。

1d00fae4  その赤須賀漁港では、正月に漁船に大漁旗が掲げられます。初めて見に行ったのは9年前(2015年1月3日:初歩きは、赤須賀漁港、九華公園へ……大漁旗、ユリカモメ、新たな屋根上の鍾馗さんなど)。このときに撮った写真のうちの1枚が左のもの。かなりたくさんの漁船に大漁旗が掲げられ、それは見事でしたし、いかにも正月という気分になったものでした。その後、ほぼ毎年、正月3が日の間に見に行っていますが、ごく最近は、掲げられる大漁旗の数が次第に減ってきていました。

240103084128621c Dsc06847c  これらは、今朝撮ってきた写真。港全体を見てきたのですが、大漁旗を掲げていた漁船は、20隻ほど。オマケに風も弱く、旗がなびいてくれませんでしたので、こんな風景。これでは、正月気分も盛り上がりません。正月が単なる大型連休と捉えるようになっている気がしますから、やむを得ないのかも知れません。

Dsc06966c_20240103142801 Dsc06967c  貝塚公園にはヒヨドリとメジロ。内堀公園では、モズがいたものの、カメラを向けた途端に逃げられ、こんな写真になりました。

Dsc06980c Dsc07007c  寺町で御坊さんにも初詣をして、住吉入江に戻ってきたら、オオバンが1羽とカンムリカイツブリも1羽。オオバンは、朝からここにいるのだろうと思います。

Dsc06702c_20240103143001  ところで能登半島地震の被害の甚大さに胸を痛めていましたが、昨日の夕方には、羽田空港で日航機と海上保安庁の飛行機が衝突炎上するという事故が発生しました。正月早々、どうなっていくんだと心配になります。地震の被害地への交通手段が途絶しているところもあるようでが、早く支援が届くようになることを切に願います。航空機事故の方は、何らかのヒューマンエラーがあったことを推測させる情報が出ていますが、本格的な調査はこれからですから、なんともいえません。

2024年1月 2日 (火)

アオサギさん登場

Img_5492c_20240102113401  正月2日ももちろん散歩です。風は弱かったものの、今朝は冷えました。陽が昇り、また、晴れてくるにしたがって暖かくなっています。町内一周をしてきたのですが、これまでに行っていないところにも少し足を伸ばしましたので、6.9㎞。7時半から1時間半あまりの散歩でした。

Img_5056c_20240102113601  まずは沈下橋のところ。今日は、アオサギさんが下流側にいました。いつもならすぐに逃げられるのですが、今日は、正月サービスなのか、逃げずに被写体になってくれました。

Img_5101c_20240102113501 Img_5322c_20240102113501  集会所の庭では、ツグミの群れ。樹上を移動して、木の実をついばんでいました。ムクドリやヒヨドリ、スズメはあちこちにいます。

Img_5297c_20240102113501 Img_5167c_20240102123801  このあとお寺に立ち寄って墓参りをしてから 、こういうあたりを通って来ました(どこだよ? と思われるかも知れませんが、詳細は割愛)。バスが通るところです。

Img_5357c_20240102113501  今日もまた氏神様に詣でてきました。氏神様の裏手でエナガの群れがいたのですが、超望遠コンデジ(Canon Powershot SX60HS)では太刀打ちできません。今度からはいつも使っているSONY RX10M4を持ってこようと思います。それに双眼鏡も。今まではかさばるのでやめていたのですが、いずれにしてもクルマ移動ですから、荷物が増えることは気にしないことにします。

Img_5376c_20240102113501 Img_5474c_20240102113501  旧旅館街を通過したあたりでジョウビタキのオスが2羽。残念ながらよく撮れたショットは、枝かぶり(苦笑)。今日は、セグロセキレイをあちこちで見かけました。ハクセキレイよりもたくさんいました。キセキレイはほとんどみたことがありません。

Img_5429c_20240102113501 Img_5437c  昨日は山の神に立ち寄ってきましたが、今日は、庚申塔と牛頭天王と彫られたもののところ。あちこちにこういう古いものが残っています。

Img_5496c_20240102113401  田舎生活ものんびりして、時間がゆったり過ぎていくのでよいのですが、冬は寒いのが難点。それに今年は全般に暖かいせいか、まだカメムシが出没します。これには参ります。昨日など、何か焦げ臭いなと思っていたら、カメムシが石油ストーブの上で真っ黒になっていました(爆)。

Img_5502c_20240102113401  能登半島地震は、今日になって被害状況が次第に明らかになってきています。想像はしていたものの、建物倒壊、火事、津波で悲惨な状況になっているのを知って驚いています。被害に遭われた皆様方には、寒い中で大変な思いをなさっていることと拝察いたします。衷心よりお見舞い申し上げます。

2024年1月 1日 (月)

元旦ももちろん散歩

240101072605785c  毎年のことですから、どうということはないのですが、元旦ももちろん散歩しております。先の記事に書きましたとおり、「淡々と飽きもせず……」「晴歩雨読」ですから、そのモットー通りの生活をしているだけなのです。冒頭の写真は、家内の実家での初日の出。山間にありますから、7時半少し前に撮ったものです。町内一周で4.9㎞ほどを歩いてきました。

Img_4738c_20240101112201 240101074550939c  これまた恒例により、氏神様に初詣。射山(いやま)神社です。式内社の一つであり、大己貴命少彦名命の二座を温泉大明神として古くから祀っています。

Img_4816c_20240101112201 Img_4820c_20240101112201  町内には、いくつもの山の神様が祀られています。正月、山の神様には、写真にあるように三股の木の枝が供えられています。山の神は、一般には女神として信仰されており、山の豊穣性を山の神の多産性として象徴化しているとされます。山の神を女性とするところでは、女性が山に入ることを嫌うといって忌み、男根型の物を作って供え、豊作や豊猟を祈願するところが多いといいますから、これもそうなのかも知れません。

Img_4848c_20240101112201  こちらは某所にある沈下橋。近所で私が好きな場所の一つです。セキレイやアオサギ、ダイサギなどがいることもあり、散歩に行くと必ず立ち寄ります。残念ながら、今朝はこのあたりには鳥はいませんでした。

Img_4941c_20240101112201 Img_4774c_20240101112201  ところで、今日のバードウォッチングの成果。ジョウビタキのメスは、毎年、実家あたりに来ています。ダイサギは、檀那寺近くの川にいました。

Img_4748c_20240101112201  散歩中にほかに、ジョウビタキのオス、トビなども見ましたが、写真には撮れず。もっとも多かったのは、ヒヨドリ(写真)、ムクドリ、スズメでした。

【追記(1/1)】 この記事を投稿したあと、夕方になって能登半島で大規模で、連続した地震が起きました。火災やビル倒壊が起き、亡くなられた方もいらっしゃるということです。被害が広がらないことを願っています。また、地震に遭遇された皆様には心からお見舞い申し上げます。

明けましておめでとうございます

Img_4646c_20240101060301  皆様、明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。昨年は、闇が一気に噴出したような年でした。光あるところには影あり、光が明るく輝いているほど闇は深いと思います。噴出した闇にどのように決着がつくのか、あるいはつけられるのでしょうか。それはさておき、私自身は、数え年では古希を迎えました。若い頃には想像もしませんでした。それはともかく、今年も「淡々と飽きもせず……」「晴歩雨読」「散歩生活ときどき仕事」のモットーでコツコツとやっていこうと思っております。

Img_4652c_20240101060301  写真は、津市にある辰水神社のジャンボ干支「辰」です。雲上に上半身を現した竜を表現し、高さ3メートル、幅4メートルで、口から白いガスを噴き出す仕掛けも施してあるそうです。今年で39回目のジャンボ干支だそうで、できあがりは見事です。

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  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)