お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年8月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年8月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »

2023年8月

2023年8月31日 (木)

ハシビロガモのオス、5月下旬の姿と比較……余談は井村屋の「こしあんバー」

Dsc02475c_20230831150801  8月も今日で終わりです。夏休み中(7月21日~8月29日)、名古屋で猛暑日が25日間もあったそうです。この夏は、とても暑かったことがよく分かります。今朝は、家事を済ませ8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.5㎞。お盆明けすぐの頃よりは、歩くのも楽になり、汗の掻き方もマシになりました。今日は、32.9℃。

Dsc02482c_20230831150801 Dsc02503c  今日もまた、時間がずれていますので、散歩友達はほとんどいません。鳥も少なくて、いつぞや書いたように、越夏中のハシビロガモのオスの安否確認に行ってきたようなもの(苦笑)。九華公園まで、ほとんど鳥はいません。スズメは、九華公園の朝日丸跡にて。奥平屋敷跡には、今日は、ハシボソガラスがいたくらいで、ムクドリも、スズメもいませんでした。カワラヒワは、本丸跡にて。若者のようです。

Dsc02588c 400c56e8  ハシビロガモのオスは、野球場の南の堀にいました。今日も元気そうでした。ちなみに、右の写真は、同じハシビロガモで、今年の5月下旬に撮った写真です。前管理人のOさんは、「途中で入れ替わって、別人(別ガモ)かと思うくらいだ」とおっしゃいます。確かにそうです。5月頃は、繁殖期スタイルでしたが、今はエクリプス状態。ほかには、公園の外周遊歩道の南でハクセキレイを見たくらい。

Dsc02615c_20230831150801  こちらは内堀南公園の東にいたハクセキレイ。あのファミリーがいたあたりにいました。今日の野鳥は、以上(苦笑)。毎日、ほぼ変わりません。あとはアオサギがいるかいないか、くらいの違い。カワセミは、よほど運がよければ出会えますが、過剰な期待は禁物なのです。

Dsc02454c_20230831150801  ところで、七里の渡し跡には、ハギが咲いていました。九華公園の奥平屋敷跡にもあるのですが、ツツジを剪定するときに、造園業者さんがいっしょに剪定してしまい、今年は咲きそうにありません。造園業者なのに、区別できなかったのか? と思うのですが、最近やってくる造園業者さんは、親方だけがプロで、実際に作業をするのはほとんど素人と思われる人達だったり、外国人の方だったりするみたいなのです。現場にきてから、剪定のやり方をちょちょっと教えているのを見たこともあります。

230831153611671c  江戸橋での非常勤の授業、1回分を追加する必要があり、昨日も「つくったまま寝かせてありますが、そろそろ見直して仕上げないといけません」と書きました。今朝は早くに目が覚めましたので、チェックし、加筆修正して、一応は完成。分量も1コマ分(90分)で収まるものになりました。もう1回寝かせて、最終チェックをしようと思っています。

Dsc02716c_20230831150801  余談その1。寺町にある真宗大谷派の西福寺の掲示板にありました。「悩むは自覚 悩まされるは無自覚」だそうです。自覚は、仏教用語では、「三覚(さんかく)の一つ。自ら迷いを断って悟りをひらくこと」です。「三覚」は、「仏の覚の三相。自覚・覚他・覚行円満の三つ。みずからさとり、他をしてさとらせ、さとりのはたらきが完成していること」。ということは、悟りの働きが完成しているからこそ悩むのだということでしょうか。「悩まされる」と対比すると、「悩む」のは、主体的なことがらだとも思えます。勝手な、素人解釈故、誤りがありましたら、ご教示ください。

230831150133812c 230831150207225c  余談その2。あちこちで噂の井村屋の「こしあんバー」をゲットしてきました。定番アイス「あずきバー」発売50周年を記念してできた商品で、8月28日から数量限定で販売されていますが、アピタ桑名店で家内が見つけたのです。なめらかでスッキリとした甘さになっていて、とても美味しくいただきました。ちなみにネットでは「どこで売っている」という情報が飛び交っています。

20230829赤尾・在良ウォーキング(その2)……坂井橋を渡り、北勢線坂井橋駅跡、貞昭院、額田廃寺跡から額田神社にて「完」

20230829haneda  8月29日の「赤尾・在良ウォーキング」の本編その2です。その1では、八風バス志知線の羽田バス停を9時にスタートし、照順寺、鞆尾神社、御厨神社、圓授寺を周りました。その2では、坂井橋を渡って、坂井橋駅跡、貞昭院、額田廃寺跡碑、額田神社と周り、三岐鉄道北勢線在良駅がゴールなのですが、その前にファミリーキッチン馬車屋さんで昼食。

 
Img_0267c_20230829161501 員弁川にかかる坂井橋を渡ります。この「坂井」も本来は、郡の境で「境」と思います。

Img_0273c_20230829161501 Img_0279c_20230829161501  左の写真は、坂井橋から見た上流方向。員弁方面です。藤原岳には雲がかかっています。右の写真は、下流方向。写真では写っていませんが、ダイサギなどが2~3羽、飛んでいくのが見えました。桑名では、坂井橋から下流の員弁川を町屋川と呼び習わしています。

Img_0291c_20230829161501 Img_0295c_20230829161601  坂井橋を渡って右折、すぐまた左折して、三岐鉄道北勢線の踏切を越えます。この踏切を渡ってすぐ東に旧坂井橋駅がありました。平成17(2005)年3月26日に当駅の500m阿下喜寄りに星川駅が開業したことにより廃駅となっています。写真に向かって右手にホームがありました。

Img_0307c_20230829161501 5dfea1a4  踏切の向こうに貞昭院というお寺。高野山龍泉院説教所という石柱が立っています。龍泉院は、高野山の宿坊の1つ。地域の有力者で、いろいろと尽力なさった水越徳次郎という方のご子孫が建立されたといいます(2020年3月18日:20200315「勝手に三岐鉄道ハイキング『桑名の員弁街道を歩く』」(三ツ矢橋から三岐鉄道北勢線・星川駅)(補遺編にて完))。水越徳治郎という方については、北側の北勢線の線路際にその顕彰碑(故水越徳次郎翁顕彰)があります(右の写真:2020年3月15日撮影)。水越徳次郎という方については、ネット検索では情報が出て来ませんが、K氏によれば、この地域の有力者で、地元に貢献した人だそうです。

Img_0316c Img_0350c_20230829161601  貞昭院から三岐鉄道北勢線沿いを歩いて有吉台団地に入り、住宅街を上っていきます。キョリ測のデータでは、30数mの高さでした。住宅地の奥に有吉台公園という小さな公園があり、その敷地内に「額田廃寺跡」という石碑が建っています。

Img_0353c_20230829161501 今は有吉台団地になっている額田の丘陵地に額田廃寺があったとされます。町屋川の上流北岸にある標高約30mの狭い台地上に造営された白鳳時代の寺院跡で、東方には伊勢湾、西方には鈴鹿山脈を遠望できる眺望のよい地です。天保年間(1830~1844年)には小型の仏と銅造毘沙門天像が出土しています。『桑名郡志』では、天正2(1574)年の織田勢の北勢進攻によって焼失したという尾崎山浄蓮(じようれん)寺跡に比定し、浄蓮寺跡ともよばれてきました。昭和39(1964)年の発掘調査により、金堂・講堂・塔・門など法隆寺式の伽藍配置が確認されています。額田廃寺は、飛鳥時代(7世紀後半)にできたと思われ、⾦堂、講堂、塔などのある、法隆寺様式と考えられています。山田寺式、川原寺式の瓦が出土しており、三重県下でも、夏見廃寺と同じく、最も古く、かつ大きな寺であったと思われます。残念ながら、遺跡は破壊され、住宅団地になっています。北勢線に近いあたりに塔、金堂、講堂などがあったといわれます。こちらのサイトに詳しい情報があります。

Img_0357c_20230829161501 この有吉台公園の東の山あたりが額田城跡と考えられています。戦国時代、土豪・後藤庄左衛門の家臣が居城し、信長の伊勢侵略で落城したと伝わっています。西別所城の支城であったともいわれます。

Img_0366c_20230829161501  その東に、額田神社。前回の西別所ウォーキング(2023年7月31日:20230731西別所ウォーキング(一回完結))で訪ねた増田にある額田神社と、ある意味でペアをなす神社。

Img_0376c Img_0395c_20230830163701  延喜式内社。御祭神は、意富伊我都命(おおいかつのみこと、おほいかつのみこと:古代、この地方を開発した額田連(ぬかたのむらじ)の祖、天津彦根命の孫)、天照大御神天津彦根命(あまつひこねのみこと)。第19代允恭天皇の頃(440年)、奉斎されたといいます。ちなみに、額田部氏は大和の額田郷から移住してきた一族で、付近には小さな古墳がいくつかあったという伝承があります。境内には、一本松竜王社、火産霊社、猿王社、春日社、座(蔵)王社などの境内社もあります。詳しいことは、以前訪ねたときの記事(2021年4月3日:20210331“勝手に北勢線ハイキング「西別所・蓮花寺を行く」”(その3)……額田神社(増田)、額田神社旧跡、源流寺、額田神社(額田)を経て北勢線在良駅にゴール(完))をご覧ください。

Img_0407c_20230829170401 230829111505937c  以上で、予定したところはすべて回りました。時刻は11時前。昼食は、前回(2023年7月31日:20230731西別所ウォーキング(一回完結))は定休日(月曜日)で行けなかったファミリーキッチン馬車屋さんにこの日こそリベンジしようということで行ってきました。私は、家内の強い勧めにしたがい、ハンバーグ定食(¥1,000)をチョイス。お店はけっこう歴史がある感じでしたが、次々にお客さんが入ってこられます。前回のエンシュウヤさんと同じく、「町洋食」の名店といえます。ちなみにご飯の量が多く、満腹。

Img_0420c_20230829170901 Img_0429c_20230829161601  昼食を終え、三岐鉄道北勢線在良駅には11時45分に到着。と同時に西桑名行きの電車が出てしまい、次の12時15分発に乗車します。ここまで歩いた距離は4.8㎞。西桑名駅には12時26分着、¥210。

Screenshot_20230829124455  この日のGoogle Fitのデータ。7.48㎞、12,986歩となっています。最高気温は、34.1℃でした。熱中症警戒アラートは出ていませんでしたが、けっこう蒸し暑く大変でしたので、夏のウォーキングとしてはこれくらいがいいな、というのが同級生K氏との結論。

2023年8月30日 (水)

20230829赤尾・在良ウォーキング(その1)……羽田バス停から照順寺、鞆尾神社、中河御厨神社、圓授寺へ

20230829haneda  8月29日の「赤尾・在良ウォーキング」の本編その1です。相変わらず厳しい残暑が続く中、この日、桑名市内のウォーキングに行ってきました。名古屋でウォーキングという話もあったのですが、猛暑のときに大都会の町中など歩けたものではないでしょう。まだ、田舎道の方がマシということで、この「赤尾・在良ウォーキング」を計画したのです。出発地点とゴール地点の地名を取って「赤尾・在良ウォーキング」と命名。同級生K氏と二人旅。冒頭の画像は、実際に歩いたルートマップです。このあたりは、クルマで何度も通ってはいるものの、額田神社を除いては、まだ歩いたことはありません。八風バス志知線の羽田(はねだ)バス停から照順寺、鞆尾神社、御厨神社、圓授寺を周り、坂井橋を渡ります。さらに、坂井橋駅跡、貞昭院、額田廃寺跡碑、額田神社と周り、三岐鉄道北勢線在良駅がゴールなのですが、その前にファミリーキッチン馬車屋さんで昼食。

Img_0116c_20230829161401 Img_0120c_20230829161401  桑名駅前を8時25分に出る桑名西高校往きのバスに乗車。すでに桑名西高校は新学期が始まっているようですが、生徒達はスクールバスに乗っていますので、バスは、ほぼわれわれ専用状態でした。スタート地点の羽田バス停には8時56分着、¥400。ここは、以前、桑名のハ風街道歩きで通っています(2021年2月6日:20210206桑名の八風街道を行く(能部から志知へ)(予告編))。

Img_0124c_20230829161401 Img_0130c_20230829161401  バス停の南に、今はベルテクスという会社になりましたが、ヒューム管工場があります。昔は、「羽田ヒューム管」といい、北側のバス停の建物には未だその名前が書かれています(上右の写真)。南西側には、島田城跡が見えます。中世の城館跡で、郭、堀、土塁が残るそうですが、工場の敷地内にあり、勝手には入れません。島田兵庫頭の城でしたが、滝川一益により滅ぼされました(永禄11(1568)年)。ここを9時にスタート。

Img_0147c_20230829161401 Img_0151c_20230829161401  最初の立ち寄り先は、大友山照順寺。真宗本願寺派。一条天皇の寛弘年間(1004~1012年)、照順という僧が開基。当初は天台宗であったそうですが、円融天皇のとき御衣野(多度)の旧庄屋草薙某が御衣野の山麓に寺を建て、のち順善の時代にここに移ったといいます。もともとは、長島願証寺の末寺でしたが、正徳5(1715)年、願証寺が高田派に改宗の際、これにしたがわず、本願寺派に属しています(桑名市史による)。

Img_0159c_20230829161401 Img_0162c_20230829161401  余談になりますが、照順寺の先に福州という中華料理屋さんがあります。最近は行っていませんが、開店した頃には何度か食べに行ったことがあります。メニューは豊富、リーズナブルなお値段でお腹いっぱいになったと記憶しています。右の写真は、このあたりの田園風景。ツバメフーズという会社が写っていますが、即席袋麺(フライ麺)専業のOEMメーカーで、日産21万食の製造が可能だそうです。大手スーパーのPB(プライベートブランド)をここでつくっています。

Img_0165c_20230829161401 Img_0169c_20230829161401  照順寺のすぐ北に鞆尾(ともお)神社。ご祭神は、須佐之男神。創立等は不詳ですが、『桑名市史』には、上代、久米村大字友に鎮座したと伝わっており、『伊勢風土記』に鞆尾森韓神宮三座とあるものがこれだろうといわれているとあります。さらに『桑名市史』には、往時、園神社とともに宮内省(ここでは、律令制のもとにあった宮内省のこと)の祭神で、京都に祀られ、園神社は大物主神、韓神社は韓神(からかみ:朝鮮半島からの渡来人およびその系統の人々によって祭られた神)及び少彦名尊(すくなひこなのみこと:大国主神と協力して国作りをしたという。穀霊、酒造りの神、医薬の神、温泉の神として信仰された)が祀られていたが、今はなくなったとも書かれています。ちなみに、「園韓神社(そののからかみしゃ)」は、現在の上京区主税町に応仁の乱頃まであった神社。「延喜式」神名帳に「宮内省坐神三座並名神大月次新嘗」として「園神(ソノヽカミ)社・韓(カラノ)神(カミノ)社二座」とあるようです。祭神は、園神社は大物主神、韓神社は大己貴命と少彦名命を祀り、これらの神は「素戔嗚尊之子孫、守疫神也」といわれます。これで、ここに須佐之男神が祀られているのは分かりますが、京都に祀られていた神社が、どのような経緯でここに遷ったのでしょう? それについて『桑名市史』には言及はありません。

Img_0172c  Img_0178c_20230829161401 そういえば、拝殿前の、普通は狛犬があるところには、ご覧のような像が左右一対で鎮座していました。韓風の人物、衣装のようにも見えますが、詳細は不明。拝殿の南に境内社がありましたが、これについても不詳。以前はもっと木があったといいますが、かなりサッパリと切られていました。余談ですが、友村は、マラソンの瀬古利彦選手の地元のようで、こちらに「現役を引退した直後の平成元(1989)年4月8日、瀬古は地元友村に鎮座する鞆尾神社に幟ポールを寄贈し、これまでの活躍を記した銘板が取り付けられました」とありましたが、これはあとで調べて分かったこと。

Img_0226c_20230829161501 Img_0202c_20230829161501  坂井に入って、まずは、中河御厨神社。ご祭神は、天照大神。「御厨」は、伊勢神宮の神饌を調達するところですので、このあたりに伊勢神宮の領地があったと思われます。創立年月は不詳ですが、『神社検索(三重)』には、住吉南方の神戸にあった大社で、明応8(1499)年の大洪水で流出し、ここに遷ったとあります。また、洪水前の棟札があり、「奉再建中河御厨神明社-世話人氏子総代中川庄蔵」とある。洪水以前は宏広大な社殿があり、棟札に天平年度(729~749年)再建とある古社であったといいます。ただし、「住吉南方の神戸」がどこであるのかは、よく分かりません。

Img_0217c_20230829161501  境内には、稲荷社もありました。

Img_0260c_20230829161501 Img_0244c_20230829161501  中河御厨神社のすぐ東に郡境山圓授寺。真宗大谷派。慶長10(1605)年、僧・順慶の開基。寺の山号にありますが、江戸時代には、このあたりが桑名郡と員弁郡との境でした。

 その1は、ここまで。その2では坂井橋を渡って行きます。

定例散髪日(微笑)

Dsc02417c_20230830143401  曇りときどき雨という1日です。アメダスのデータには出ていませんが、ときどき雨が降っているのです。最高気温は、今のところ31.4℃ですが、湿気が多くて蒸し暑い感じ。今日は、偶数月の最終水曜日で、個人的には定例散髪日に決めています。江戸橋に仕事に行っている間は、その通りには実行できませんが、こだわりというほどではありませんので、状況に応じてという次第。決めておけば、いつ行くか、考えなくてすむという程度のことです。朝8時からいつものS理容院さんで散髪。9時過ぎに終わって、雨は降っていませんでしたので、そのまま九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と4.4㎞を歩いてきました。

Dsc02312c_20230830143401 Dsc02374c_20230830143401  九華公園では、いつもと時間がずれていますし、天気も良くありませんでしたから、ほかに歩いている人はほとんどなし。アオサギと、ハシビロガモのオスはいましたが、ほかには、ムクドリ、スズメ、カワラヒワが少しいたくらい。鎮国守国神社の境内からコゲラの鳴き声も聞こえたものの、姿は見えません。

Dsc02428c Dsc02419c_20230830143401  アサガオは、今朝は、2輪+α。1輪は、初めて赤い花が咲いたのですが、右の写真のように、ちょっと花が欠けていました。

Dsc02421c_20230830143401 230829171847774c  横から見ると、こんな風。昨日の夕方、つぼみを見たときには、右の写真のようになっていました。

Dsc02423c_20230830143401  +αと書いたのは、こちら。つぼみがほかのツルや葉っぱに引っかかって、上手く開かなかったのです。気づいて開けるようにしたつもりでしたが、ダメでした。これも赤い花が咲くはずでした。

Dsc02409c_20230830143401  8月も明日まで。江戸橋での後期の授業の準備については、追加の1回分をつくったまま寝かせてありますが、そろそろ見直して仕上げないといけません。また、昨日、前期の学生による授業評価の結果が届きました。コメントを書いて返送する必要があります。今回は、いつもよりちょっと厳しめの評価ですが、学生による授業評価の信頼性、どうなのでしょう? 9月になってからのウォーキングの計画も立てたいところ。キキョウは、吉津屋町にて。

2023年8月29日 (火)

20230829赤尾・在良ウォーキング(予告編)

20230829haneda  相変わらず厳しい残暑が続いていますが、今日は予定通り、桑名市内のウォーキングに行ってきました。名づけて「赤尾・在良ウォーキング」です。出発地点とゴール地点の地名を取って命名しています。同級生K氏と二人旅。距離は短かったのですが、夏場はこれくらいにしておいた方がよいでしょう。予告編と本編と分けるほどではありませんが、一応、今日の記事は予告編。冒頭の画像は、実際に歩いたルートマップです。八風バス志知線の羽田(はねだ)バス停から照順寺、鞆尾神社、御厨神社、圓授寺を周り、坂井橋を渡ります。坂井橋駅跡、貞昭院、額田廃寺跡碑、額田神社と周り、三岐鉄道北勢線在良駅がゴールなのですが、その前にファミリーキッチン馬車屋さんで昼食。

Img_0120c_20230829161401 Img_0124c_20230829161401  桑名駅前を8時25分に出る桑名西高校往きのバスに乗車。スタート地点の羽田バス停には8時56分着、¥400。ここは、以前、桑名のハ風街道歩きで通っています(2021年2月6日:20210206桑名の八風街道を行く(能部から志知へ)(予告編))。この南に、今はベルテクスという会社になりましたが、ヒューム管工場があります。昔は、「羽田ヒューム管」といい、北側のバス停の建物には未だその名前が書かれています。ここを9時にスタート。

Img_0151c_20230829161401 Img_0169c_20230829161401  最初の立ち寄り先は、大友山照順寺。真宗本願寺派。一条天皇の寛弘年間(1004~1012年)、照順という僧が開基。当初は天台宗であったそうですが、円融天皇のとき御衣野(多度)の旧庄屋草薙某が御衣野の山麓に寺を建て、のち順善の時代にここに移ったといいます。照順寺のすぐ北に鞆尾(ともお)神社。ご祭神は、須佐之男神。創立等は不詳ですが、『桑名市史』には、上代、久米村友に鎮座したと伝わっているとあります。以前はもっと木があったといいますが、かなりサッパリと切られていました。

Img_0202c_20230829161501 Img_0260c_20230829161501  坂井に入って、まずは、御厨神社。中河御厨神社ともいいます。ご祭神は、天照大神。創立年月は不詳ですが、住吉南方の神戸にあった大社で、明応8(1499)年の大洪水で流出し、ここに遷ったといいます。御厨神社の東に郡境山圓授寺。真宗大谷派。慶長10(1605)年、僧・順慶の開基。寺の山号にありますが、江戸時代には、このあたりが桑名郡と員弁郡との境でした。

Img_0267c_20230829161501 Img_0291c_20230829161501  坂井橋を渡ります。この「坂井」も本来は、郡の境で「境」と思います。坂井橋を渡って右折、すぐまた左折して、三岐鉄道北勢線の踏切を越えます。

Img_0295c_20230829161601 Img_0307c_20230829161501  この踏切のすぐ東に旧坂井橋駅がありました。平成17(2005)年3月26日に当駅の500m阿下喜寄りに星川駅が開業したことにより廃駅となっています。写真に向かって右手にホームがありました。踏切の向こうに貞昭院というお寺。高野山龍泉院説教所という石柱が立っています。地域の有力者で、いろいろと尽力なさった水越徳次郎という方のご子孫が建立されたといいます(2020年3月18日:20200315「勝手に三岐鉄道ハイキング『桑名の員弁街道を歩く』」(三ツ矢橋から三岐鉄道北勢線・星川駅)(補遺編にて完))。

Img_0350c_20230829161601 Img_0353c_20230829161501  ここから有吉台団地の住宅街を上っていきます。キョリ測のデータでは、30数mの高さでした。住宅地の奥に有吉台公園という小さな公園があり、その敷地内に「額田廃寺跡」という石碑が建っています。詳しいことは、本編で書きますが、大化の改新以前、法隆寺式伽藍配置を持つ古代寺院があったと考えられています。これが額田廃寺。昭和39(1964)年の調査で塔、金堂、行動、僧坊、中門跡などが発掘されましたが、遺跡は破壊され、住宅団地になっています。北勢線に近いあたりに塔、金堂、講堂などがあったといわれます。

Img_0357c_20230829161501 Img_0376c  この有吉台公園の東の山あたりが額田城跡と考えられています。戦国時代、土豪・後藤庄左衛門の家臣が居城したといいますが、信長の伊勢侵略で落城したと伝わっています。その東に、額田神社。前回の西別所ウォーキング(2023年7月31日:20230731西別所ウォーキング(一回完結))で訪ねた増田にある額田神社と、ある意味でペアをなす神社。御祭神は、意富伊我都命(おおいがつのみこと、または、おほいかつのみこと:古代、この地方を開発した額田連(ぬかたのむらじ)の祖)。詳しいことは、また、本編で書きますが、以前訪ねたときの記事(2021年4月3日:20210331“勝手に北勢線ハイキング「西別所・蓮花寺を行く」”(その3)……額田神社(増田)、額田神社旧跡、源流寺、額田神社(額田)を経て北勢線在良駅にゴール(完))もご覧ください。

Img_0407c_20230829170401 230829111505937c  以上で、予定したところはすべて回りました。時刻は11時前。前回(2023年7月31日:20230731西別所ウォーキング(一回完結))は定休日(月曜日)で行けなかったファミリーキッチン馬車屋さん、今日こそリベンジしようということで行ってきました。私は、家内の強い勧めにしたがい、ハンバーグ定食(¥1,000)をチョイス。お店はけっこう歴史がある感じでしたが、次々にお客さんが入ってこられます。前回のエンシュウヤさんと同じく、「町洋食」の名店といえます。ちなみにご飯の量が多く、満腹。

Img_0420c_20230829170901 Img_0429c_20230829161601  昼食を終え、三岐鉄道北勢線在良駅には11時45分に到着。と同時に西桑名行きの電車が出てしまい、次の12時15分発に乗車します。ここまで歩いた距離は4.8㎞。西桑名駅には12時26分着、¥210。

Screenshot_20230829124455  本日のGoogle Fitのデータ。7.48㎞、12,986歩となっています。今日は、最高気温が、34.1℃でした。熱中症警戒アラートは出ていませんでしたが、けっこう蒸し暑く大変でしたので、夏のウォーキングとしてはこれくらいがいいな、というのが同級生K氏との結論。明日以降、もう少し詳しい本編を書きます。

 

2023年8月28日 (月)

オカメインコのニューフェース@九華公園……余談は「れきちず」

Dsc02276c_20230828142901  「猛残暑」とか「猛残暑日」という言葉がつくられたようですが、今日などはまさにその通り。最高気温は、35.5℃になっています。家内がエアコンの掃除をするなどといいだし、現在(14時半過ぎ)、エアコンなしでいます。朝は、いつも通り、7時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、南魚町と5.7㎞。歩き始めた頃は、まださほど暑くは感じませんでしたが、8時を過ぎるとだんだんと暑くなってきます。

Dsc01856c_20230828142901  散歩に出てすぐ、諸戸氏庭園前でシジュウカラ2羽を見たのち、道中、ほとんど鳥はいません。三の丸水門でドバトがいたくらい。写真は、柿安コミュニティパークにいたスズメ。

Dsc01874c_20230828142901  九華公園では、今日もハシボソガラスがもっともたくさんいた鳥。一部にハシブトガラスも混じっています。同時に見た最多数は、9羽。公園内のあちこちにたむろしています。

Dsc02030c Dsc01948c  奥平屋敷跡にもあまり鳥は来ません。ハシボソミズナギドリとムクドリばかり。ほかにはハクセキレイが2羽。カワラヒワは上空を飛んでいくか、やって来ても高い木の上であまりよく見えません。暑い中、1時間ほど粘ったのですが、成果はあまりありません。

Dsc02171c_20230828142901 Dsc02194c  野鳥が来ませんから、暇つぶしに鳥小屋のインコを眺めたら、オカメインコと思われるのにチークがない鳥がいました。調べてみたら、こちらに黄色の色素を持たないので、チークがない「ホワイトフェイス」という種類があると書いてありました。それかも知れません。さらに、ルチノーと思うのですが、白いタイプが7羽にも増えていたのです。新しく導入されたのか?という気がしますが、まだ管理人さんには確かめていません。

Dsc02218c_20230828142901  ハシビロガモのオスは、今日も吉之丸堀を泳いでいたり、身繕いをしていたり。今日は、カワセミも、コゲラも、シジュウカラも見ませんでした。そうそう毎日、いい話はありません。

Dsc02246c_20230828142901  こちらのハクセキレイは、内堀南公園の東の溝のところにいました。いつぞやファミリーがいたところです。

Dsc02267c  という次第で、見られた野鳥は少なかったものの、2時間半あまりウロウロしてきてしまいました。それにしてもいつまでも暑いので、かないません。明日は、ウォーキングの予定。ヒマワリは、吉津屋町にて。先日載せたものとは別です。

Rekichizu Rekichizumap  余談です。Gigazineに「れきちず」という江戸時代の古地図を現代風にしたマップが紹介されていました(こちら)。「れきちず」は、江戸時代の終盤である1800~1840年頃(文化・文政・天保年間)を想定したもので、その範囲は関東周辺になっています。右は、江戸城周辺を拡大したところ。これから先、現代の地図と重ねたり、地点をクリックすると情報を表示できたり、経路検索ができるようになったりする予定だそうです。一人の方が、個人の趣味としてつくっておられるそうですが、素晴らしいです。

2023年8月27日 (日)

長島方面でアマサギ、九華公園ではカワセミ

Dsc00995c_20230827142101  週末恒例となった長良川河口堰、長島町内プチ遠征のあと、九華公園に行ってきました。この時期、河口堰も鳥が多いわけではありませんが、まぁ見回り。長島町内では、アマサギチェック。長良川河口堰には6時40分に到着。1時間ほど滞在。その後、長島町内を少し回って、九華公園には7時55分に到着。1周したあと、念のためにと思って見て回ったら良いことがありました。歩いたのは、5.2㎞。

Dsc00371c_20230827142201 Dsc00421c_20230827142101  堰の東の魚道では、上流側にコサギが1羽いたのみ。管理橋を渡っている途中ではハクセキレイを見かけたあと、イソヒヨドリの若いオスがいました。

Dsc00518c Dsc00625c  堰の西側に着いても、鳥はあまりいませんでした。上流側の魚道には、コサギが1羽。魚道を覗き込んでいます。獲物を見つけたら、ここからダイビングするのでしょうか。少し離れたところには、アオサギ(右の写真)、別のコサギと、カワウ。

Dsc00590c_20230827142701 Dsc00598c  左の写真は、その別のコサギ。カワウは翼を広げて、乾かしていました。よく見られるポーズですが、カワウの翼は、あまり水をはじかないのだそうです(ぱっと見分け観察を楽しむ野鳥図鑑)。

Dsc00702c Dsc00734c  親水広場へ降りていくと、イソシギらしき鳥2羽が戯れるように飛んでいたのですが、さすがにこれは写真には撮れません。アユの孵化試験をする水路には、ハクセキレイが合計4羽。最近、ここによくいます。その水路の北側で、「オッ! 珍しい鳥か!」「ホオアカなら初見だ」などと思ったのですが、これはホオジロのメスでしょうねぇ(右の写真)。

Dsc00823c Dsc00493c  帰り道、西側上流の魚道には、先ほどのカワウのそばにダイサギ。そのほかには、とくにこれというものはいません。管理橋の西端から中州を見たとき、一瞬、ゴイサギかと思ったのですが、アオサギでした(右の写真)。顔が見えず、後ろ姿だけの時には、ゴイサギのように見えたのです。

Dsc00941c_20230827142101 Dsc00892c_20230827142101  東側に戻ってきたら、下流側の魚道のところにアオサギと、コサギ&カワウ。

Dsc01015c  このあと長島町内へ。葦ヶ須あたりの水田でアマサギを見つけました。さすがにあの亜麻色は薄くなってきています。今年は、きれいなところを見られずに終わりそうで、ちょっと残念。

Dsc01183c  九華公園。今日も、アオサギさんが来ていました。九華橋の近くの樹上が、定位置となっています。奥平屋敷跡は、今日もムクドリがほとんど。ときどきハシボソガラスがやって来たくらい。スズメも、ハクセキレイも来ません。

Dsc01470c_20230827142001 Dsc01552c_20230827142001  朝日丸跡で、コゲラとシジュウカラ。先日、鎮国守国神社の境内でコゲラの鳴き声を聞いていましたが、姿を見たのは、久しぶり。シジュウカラは、幼鳥をよく見ますが、大人はこれまた久しぶりです。

Dsc01703c  ハシビロガモのオスは、今日もまた、野球場の南の堀にいました。朝日丸跡から見たときには、身繕い中でしたが、近くに行ったら、堀を泳いでいました。

Dsc01769c_20230827142001  公園内と外周の遊歩道を一回りしたあと、念のためにというか、ひょっとしたらと期待したかというか、鎮国さんの社務所裏を再び見に行ったら、カワセミ嬢がいました。ただ、堀を挟んで30mほど先で、日陰にいましたので、あまりクリアな写真ではありません。朝早い時間はけっこう涼しく感じたのですが、9時頃になるとやはり暑くなってきます。今日の最高気温は、33.4℃。

Dsc01790c_20230827142001  今週は、明日が江戸橋方面の成績提出の〆切ですが、これはすでに完了しています。火曜日には、同級生K氏と市内ウォーキングに出かけることにしています。赤尾、坂井、額田方面。晴れて最高気温は、34℃の予報ですから、予定通りにいけるでしょう。

230827053913024c  アサガオの花、今日はまた1輪。少しずつでも咲いてくれるなら、それで良し。

2023年8月26日 (土)

毎日、九華公園のハシビロガモのオスの安否確認に行っているような気がします(苦笑)

Dsc00343c  朝の早い時間は若干過ごしやすく感じたのですが、それでも熱帯夜でした(最低気温は25.3℃)。いつも通り7時から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.8㎞。日が昇るにつれて暑くなり、結局、猛暑日の一歩手前。34.8℃。

Dsc00023c_20230826153301 Dsc00060c_20230826153301  わが家から三之丸公園近くまで、鳥はほとんど見ませんでした。三之丸公園や、蟠龍櫓まで来てようやくスズメやドバト、ハシボソガラスを見たくらい。九華公園について、相撲場の近くでシジュウカラが2羽。大人のメスの写真です。九華橋に近い樹上には、アオサギが来ていました。が、このあと、また、鳥はいません。奥平屋敷跡は、ムクドリとハシボソガラスのパラダイス。ほかには、ハクセキレイやスズメをチラッと見たのと、カワラヒワがときどき上空を通過したのみ。

Dsc00081c Dsc00131c_20230826153301  吉之丸堀の上空にとおる電線にツバメが1羽来て、休んでいました。大人のメスのようです。ツバメを見るのもほとんどなくなってきました。早いものはもう南の国に帰り始めているのではないかと思います。ハシビロガモのオス、今日は、野球場の南の堀にいました。九華公園での鳥見は、以上。

Dsc00214c  昆虫もよく見て歩いているのですが、なかなかいません。これは、交尾中のウチワヤンマが木に止まっているところ。すぐ近くには、もう1頭のウチワヤンマも止まっていました。

Dsc00275c Dsc00302c_20230826153301  貝塚公園ではキジバトの鳴き声を聞いたくらい。内堀南公園の近くで、ハシボソガラスと、ハクセキレイ。ハクセキレイは、しばらく前にこのあたりでよく見たファミリーのメンバーかという気がします。

Dsc00308c_20230826153301  それにしてもこの夏は暑い日が続きます。この8月、今日までの桑名の最高気温を見ますと(こちら)、30℃を下回ったのは、8月15日の28.5℃と、24日の28.4℃の2日だけ。35℃を超え、猛暑日となったのは7日あります。子どもの頃は、30℃を超えるととても暑いと思っていた記憶があります。小学生の時、夏休みの自由研究で家の中でどこが涼しいかを調べようと、温度計を持って測って回ったことがありました。当時は、もちろんエアコンなどはありません。扇風機だけでしのいでいました。実家の前の路地に縁台を持ち出して、夕涼みをよくしていましたし、近所の八百屋さんにかき氷の出前を取ってもらったこともあります。ヒマワリは、吉津屋町にて。

230826053342893c 230826053336368c  アサガオは、今朝も2輪咲きました。行燈仕立てにして、あまり手入れしませんでしたので、今年もジャングルかしています。そのちょうど反対側に1輪ずつ、花が咲いています。

 

「選択と集中」の誤り……大学の研究費のお話し

 毎日新聞に『画期的な研究成果は「選択と集中」より… 国の研究費18万件分析』という記事が載りました。私もかつて、大学の教員の端くれで、研究にも携わっていましたが、大学の研究者なら、おおかたは同意するだろうと思います。これは、筑波大学の大庭良介准教授と弘前大学の日比野愛子教授のチームが発表した研究です。記事の興味ある部分を引用します。ちなみに筑波大学によるプレスリリースはこちらにあります。論文は、PLoS ONEというオンラインジャーナルに掲載されています。

 高額な研究費を少人数に集中して投じるより、少額でも多くの研究者に配分する方が、国全体として画期的な成果を効率良く出せるとの分析結果を、筑波大などの研究チームが発表した。1991年以降、国が支給した科学研究費助成事業(科研費)の投資効果を調べた。研究予算は、国が進める「選択と集中」路線よりも「広く浅く」配分する方が効果的としている。

 その結果、少額(500万円以下)の研究費を多くの研究者に配る方が、より高額な研究費を少人数に配るより、投資総額に対する論文の数が多くなる傾向がみられたという。また、ノーベル賞級の成果や新たな研究分野に発展するキーワード数でも「広く浅く」の方が勝っていた。

 研究者の側から見ると、1人当たりの受け取る研究費が高額であるほど、多くの成果を得られる傾向がみられた。ただし、5000万円以上になると、論文数などは頭打ちしていた。

 私は、現場で13年ほど働いたのち、公立大学短大部の教員となり、改組により公立大学学部教員、さらに法人化により公立大学法人の大学の教員という経歴をたどりました。法人化するまで、研究費はランクに応じて定額が支給されていましたが、法人化後、それは激減し(1/3以下というか、1/4に近いくらいの額に)、科学研究費などを申請するように強く指導されました。しかし、大学全体で見ると、ある年の採択率は20%も行きません。私も毎年申請していましたが、1度も採択されませんでした。申請に当たってはかなりの分量の書類を書かなければなりませんでしたし、その書式が毎年微妙に変更されるという、意地悪というかいじめのような印象もありました。

 とある国立大学の教員でいらした先生は、ブログに次のように書いておられますが、私もこれに賛成します。簡単にいうと、部分的にマネたために、全体としては(アカデミックな世界や、社会全体という意味)うまく機能しない結果に陥って、衰退しているのだと思います。我が国では、大学院進学者が減り、また、博士号取得者も減っているそうですが、それもある意味当然。博士号を取っても、世の中ではいいことはあまりありません。

 日本では大学専任教員には誰でも一定の研究費を支給する「悪平等」の制度のほうがうまく機能するし、すぐれた論文を増やす効果があると述べた。つまり、「国立大学独法化」以前の制度は日本に合っていたのに、むりにアメリカ的な「申請しないと研究費が出ない」制度を真似たために「大学改革」は大失敗に終わったということだ。

 さらにもう1つ最近知った面白いことは(と書くとお叱りを受けますが)、毎日新聞には『【クローズアップ】「研究負担軽減」国調査に悲鳴 大学教員ら「分量多い」』という記事も載っています。日本の研究力強化に向け、政府がこの夏、全国の大学教員らを対象にアンケートを進めているといいます。研究環境改善のため、研究以外の雑務が日々どの程度負担になっているかを問う内容なのですが、アンケートのあまりの分量の多さ(Excelのシート14枚に、130を越える質問項目があるとか)に「逆に負担が増えた」と研究者側から悲鳴が上がっているそうです。書類仕事が増え、それに忙殺されているのに、まさに「本末転倒」の事態。笑い話のようではありますが、笑っていられません。文科省のお役人さんたち、大丈夫でしょうか? 政治家も、「今だけ、金だけ、自分だけ」などと揶揄されますが、利権や自分のことばかり考えていないでことの本質をよく見ていい加減に気づかないと、取り返しのつかない事態に陥ると考えられます。

 あまり昔、関わっていたことでぼやくのもどうかと思いますので、ここら辺で退散し、以後は慎みます。

2023年8月25日 (金)

3日ぶりの散歩……鳥はいません

Dsc09723c_20230825155001  アメダスのデータでは、今日になってからは朝7~8時台に雨の記録があるだけですが、早朝にも降ったりしていました。9時を過ぎてようやく雨雲が去って行きましたので、9時半から散歩へ。歩き始めは、まだ曇りがちでしたが、次第に晴れてきました。晴れて来たのはありがたかったのですが、蒸し暑いこと。住吉神社、九華公園、中橋、春日さん(桑名宗社)、寺町と4.8㎞どまり。11時前に帰宅。この頃には30℃を超えていました。最高気温は、32.6℃。

Dsc09759c_20230825155001  時間がずれ、しかも蒸し暑くなってきましたので、今日もまた野鳥も、散歩友達もいません。九華公園で元畳職人Aさんに、久しぶりに会ったくらい。しかし、歩いてこないとどうもスッキリしませんし、調子も出ません。汗をかいたほうが体調もよい感じです。途中、わずかにスズメを見ただけで、三の丸水門近くでようやくハクセキレイに出会いました。

Dsc09769c  九華公園についたのは9時45分。夏の、いつもの散歩ならすでに帰宅している時間です。ハシボソガラスがもっともたくさんでした。といっても10羽もいません。ほかにはスズメを少し見たくらい。鎮国守国神社の境内でシジュウカラとコゲラの鳴き声を聞きましたが、姿は見つけられません。きちんと写真に収められたのは、カワウさんのみ。

Dsc09884c  ハシビロガモのオスの姿が見つけられず、公園の中も、外周の遊歩道も全部見て回ってきました。西側の遊歩道からようやく見つけました。一周し終える直前。ハシビロガモのオスがいたところの向こう側も通ったのですが、草の陰になって気づかなかったようです。管理事務所の南にある花菖蒲園のそばで身繕い中でした。

Dsc09901c Dsc09910c_20230825155001  ここから中橋へ。中橋は、旧桑名城の堀にかかっています。ゴイサギが集まっていることがありますので、久しぶりに見に行ったのですが、何もいませんでした(苦笑)。ここまで来ますと、春日さん(桑名宗社)がすぐそこですので、これまた久しぶりにお参り。最近、神社では「夏詣」キャンペーンをしていますが、それに乗ったということではありません。

Dsc09947c_20230825155001  寺町商店街を通っていたら、花甚さんという花屋さんの店頭に「ウツボカズラ」を売っていました(ネペンテスという名前になっています)。食虫植物の1つ。それにしても、捕虫袋が大きくて立派です。

Dsc09926c_20230825155001  Dsc09952c 今朝はいつもより早くに目が覚めたせいもあって、午後からは爆睡(苦笑)。困ったものです。猛暑や、残暑の疲れもあるのかもしれませんが……。午後になって雲は少なくなりましたが、帰宅時の北東の空は右の写真のような感じ。夏らしい気もしますし、大気が不安定なのだろうなとも思います。左の写真は、春日さんに咲いていたサルスベリ。

230825052958311c  アサガオは、2輪咲きました。昨日は、つぼみを1つ見落としていたのです。明日は、天気はよさそうですから、いつものように7時頃から散歩に出られるでしょう。

 

2023年8月24日 (木)

本日も蟄居なり(苦笑)

230824063136460c 082415amedas  今日もどうやら散歩には行けそうもありません。午前中は雨模様。午後もはっきりしない空模様で、こういうときは、無理矢理出かけると途中で降られるのがオチ。というのが経験則です。お昼前に小やみの間を狙って、ちょっと買い物に出ただけで、残りの時間は、後期の授業準備で、パワーポイントをチェック&修正していました。新たに追加した1回分は、まだざっと資料をつくっただけで、寝かせてあります。酒ではありませんから熟成させる訳ではありませんが、一度つくってから時間をおいて、見直した方が客観的に見られるからです。

08241445clouds  午後も散歩に出られないかと、ときどき空を見上げたり、ネットで雨雲レーダーをチェックしたりしていますが、こんな風ではいけません。14時45分のものですが、知多半島~伊良湖水道~渥美半島あたりに強い雨雲が見えています。また、名古屋の東にも強い雨雲があります。風は東風ですから、これがこれから接近してくるかも知れません。それよりも関西地方にはとても強い雨雲があり、雷も多発しています。

230824063050041c 230824063100933c  アサガオは、今日は3輪が一気に咲きました。昨日、短日植物だからこれから期待できるかもしれないと書いたばかりです(2023年8月23日:散歩は断念)。ただ、明日咲きそうなつぼみは1個だけですから、過剰な期待はしないに越したことはありません。一番上に咲いていた花では、萼のあたりから、花びらの一部のようなものが出ています。

230824145843048c  ところで、今日は待っていた本が2冊、届きました。「街道今昔 三重の街道をゆく」(千枝大志編著、風媒社)と、「ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑」(樋口広芳監修、石田 光史著、ナツメ社)。前者は、発売されたばかりで、「東海の街道4」となっています。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も回っていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。後者の野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。

 余談。上記の2冊の本はアマゾンで買ったのですが、うち1冊を買う時に、知らないうちに(と書くと不正確なのですが)「Amazonプライム」に申し込んでしまっていました。「カートに入れる」画面では、「Amazonプライムに申し込む」のチェックをはずしたのですが、その後、「注文を確定」するまでのどこかで引っかかったのでしょう(「引っかかった」と書くのは不謹慎かも知れませんが)。実に巧妙に誘導してくれます。本が届いてから、Amazonプライムをキャンセルしたのですが、これも最終的にキャンセルするまでには何回もしつこく確認され、面倒なことこの上なし。アメリカでは、連邦取引委員会(FTC)が2023年6月21日、消費者をプライム会員に不当に登録させたとしてワシントン州の連邦裁判所にアマゾンを提訴しています(こちら)。この訴訟で、FTCは、アマゾンは「何百万人もの消費者を故意に騙し、無意識のうちにAmazonプライムのサービスに加入させた」と主張しているそうですが、まったく同感。

2023年8月23日 (水)

散歩は断念

230823070102249c 0823clouds  曇りのち雨という天気予報でした。朝は冒頭の写真のようによく晴れていましたので、これなら散歩に出られるかと思っていたのですが、あに図らんや。南東の方角をよく見ると、黒い雲が見えます。念のためにと思って、雨雲レーダーを見ると、右のような画像。これはちょっとヤバいかも(苦笑)。散歩に出る前に、ちょっとした用事で外へ出たら、ご近所の方が、「mamekichiさん、真っ黒の雲が湧いてきているから、散歩はダメですよ」と。確かにそのようです。

0823amedas 230823152314475c  15時半まででは、アメダスには8時台に少し降った記録があるのみですが、わが家あたりでは、ほかの時間帯にも降っています。13時半くらいには、「この分なら散歩に行けるか」と思う空模様も見えたのですが、段々と雲が厚くなってきた感じ。

082315clouds  空模様だけでなく、雨雲レーダーをときどき見ていたのですが、またもや、真っ赤に映った雲が南東の空に現れ、15時半の時点で、散歩はようやく諦められました。往生際が悪いと自分でも思うのですが、「散歩依存症」ですからまぁこんなもの。

230823063943163c  アサガオは、今朝も1輪だけ咲きました。記事に載せてはいませんが、昨日も1輪。アサガオは、「短日植物」だそうですから(こちら)、日が長くなる季節には茎や葉が繁り、日が短くなり、 夜が一定時間より長くなると花芽ができて花がさく性質があります。同じ仲間には、ダリア、キク、コスモスなど秋にさく花があります。そうすると、まだこれから花が期待できるかも知れません。

20231007miemu  もう1つ、これは自分の記憶のための内容ですが、三重県総合博物館で10月7日から12月10日まで「第35回企画展 鳥のひみつ調べ隊! みて・きいて・ふれて」が開かれます。「鳥ってどんないきもの?」「飛べる秘密を調査せよ!」「いろいろな鳥」「文化のなかの鳥」といったさまざまな視点からの展示があるほか、「野外へ鳥を見に行こう!」と題して、フィールドへ出て観察する企画もあるそうです。これは見逃せません。また、講義の帰りに寄り道してくることにしましょう。

「1歳時のスクリーンタイムが2歳・4歳時点の発達特性の一部と関連」という研究が発表されています

 Gigazineを見ていたら、「1歳時のスクリーンタイムが2歳・4歳時点の発達特性の一部と関連」という研究が東北大学東北メディカル・メガバンク機構の栗山進一教授らのグループが発表しているという記事がありました(こちら)。東北大学のプレス・リリースはここにあります。

 東北メディカル・メガバンク計画三世代コホート調査に参加している7,097名の子どもを対象に、1歳時のスクリーンタイムと2歳時および4歳時の5つの発達領域における発達特性との関連を調査しました。その結果、スクリーンタイムの長さが、2歳時および4歳時のコミュニケーション領域および問題解決領域の発達の遅れと特異的に関連しているという結果を得ています。この研究成果は、小児科学の専門誌JAMA Pediatrics に2023年8月22日(日本時間)にオンライン掲載されています(こちら)。ただし、英文です。「スクリーンタイム」とは、テレビの視聴やビデオゲームのために画面を見たり、スマートフォンやタブレットなどの電子機器を使ったりして過ごす時間のことです。

 1つの研究報告があったからといって、こういう事実が確定するわけではありません。追試をしてほかにも同様の所見が得られて初めて、科学的事実として確かなものと見なされるからです。

 しかし、WHOが子どもが十分な身体活動に参加できるように、2~5歳の子どものスクリーンタイムを1日1時間に制限することなどをガイドラインで推奨していますが、このガイドラインを守っている子どもはほとんどいないことがすでに明らかとなっています。さらに、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる外出制限で子どものスクリーンタイムが長くなっていることから、スクリーンタイムが子どもの発達に与える影響が懸念されていますから、無視できない報告と思われます。

 詳細は、それぞれのリンク先をご覧ください。発達については、日本語版ASQ-3乳幼児発達検査スクリーニング質問紙を用いています。スクリーンタイムの発達への影響は領域によって大きく異なっていることも明らかにされています。コミュニケーションと問題解決以外にも、手と指を使った細かな運動能力である「微細運動」や「個人的・社会的スキル」についても調査しており、2歳の時に観察されたこれらの領域の発達の遅れは、4歳の時には確認できなくなっていたとのこと。また、手足の大きな動きである「粗大運動」ではどの時点でもスクリーンタイムとの関連性がなかったといいます。

2023年8月22日 (火)

ヒヨドリにムシクイ@九華公園

Dsc09375c  相変わらず熱中症警戒アラートが発令されています。猛暑日にはなっていませんが(最高気温は34.6℃)、湿度が高くて参ります。例によって7時過ぎから住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.6㎞。汗だくになります。鳥はいません。同じようなことばかり書いていますが、今日はあとからちょっと変化があった話が出て来ます。

Dsc09421c_20230822160801  昨日気づいたのですが、たぶん九華公園の旅ネコのニューフェイス(野良ネコを勝手に旅ネコと呼んでいます)。4匹。北門を入ったあたりの東屋近くにたむろしています。どこから来たかなどは、全く不明ですが、今まで見たことがない色、模様なのです。

Dsc09451c_20230822160801 Dsc09478c_20230822160801  アオサギさんが来ていました。九華橋のところの樹上です。毎日でも来てほしいところ。アオサギは好きな鳥の1種なのです。鎮国守国神社の境内に先に行ってみたら、シジュウカラが数羽。なかなか撮らせてくれず、証拠写真。

Dsc09534c_20230822160801  奥平屋敷跡で、散歩友達のYさん、前管理人のOさんと、結局1時間も鳥待ち(苦笑)。暑いのによくやります。「何か来ないかなぁ~」とウロウロしていると、けっこうな時間間隔で何種類か来たのです。しかし、写真はここでもまたもや上手く撮れず。左は、カワラヒワ。何羽もやって来たのですが、すぐに飛び立ったり、木の葉っぱの上側に行ったりして、よく見えません。若者のようです。

Dsc09558c Dsc09584c  さらにヒヨドリが登場。これも若いような感じがします。ヒヨドリは、2羽。夏前からほとんど見なくなっています。もう来ないかということになってほかへ回ろうとしたら、前方の木に小型の野鳥が2羽、見えました。これも苦労してやっと撮れたのが、右の写真。ムシクイと思われます。九華公園で普通に見るのは、センダイムシクイですが、はっきりとは特定できていません。これら2種類が、初めに書いた「ちょっとあった変化」です。

Dsc09591c_20230822160801 Dsc09604c_20230822160801  ハシビロガモのオスは、危うく所在不明とするところでした。なかなか見つけられなかったのですが、吉之丸堀にかかる橋の上の東屋の橋脚のところで休んでいました。見つけられて、一安心。このあとの公園では、ほとんど鳥はおらず。

Dsc09666c  寺町商店街から、住吉入江の南端に来たら、ギンヤンマが交尾&産卵しているのを、今シーズン初めて見ました。今年は、ギンヤンマを見る機会が少ない印象があります。

Dsc09644c Dsc09681c_20230822160801  午後からは、後期の授業の準備をボツボツとやっています。先日も書きましたが(2023年8月18日:九華公園にアオサギさん登場)、1回分を追加して準備しないといけないのです。基本的なインプットはほぼ終え、レジメをつくり始めています。後期は、人間関係論の授業で、追加しつつある内容は、攻撃行動についてです。現役時代、心理学の教養コースも担当していましたから、基本的な知識はありますが、あまり古くさい話ではいけませんので、アップデートが必要なのです(苦笑)。

2023年8月21日 (月)

銭湯「七里のわたしゆ」が閉湯

Dsc09122c_20230821145201 Dsc09131c_20230821145201  今日もまた熱中症警戒アラートが発令され、猛暑日。そろそろウンザリしてきました。毎日歩いていますから、暑さには慣れているつもりですが、こうも暑い日が続くと、いい加減にしてもらいたいと思うのです。今日も、7時過ぎから寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、七里の渡し跡、桑名七里の渡し公園と5.6㎞。ヒマワリは吉津屋町にて。

Dsc09147c_20230821145201  内堀南公園の近くでハクセキレイ。いつぞや何日か続けてファミリーでいるのを見たあたりです。少し離れたところで、もう1羽、若者を見ました。やはり同じあたりによくいるのでしょう。公園では、8時前くらいからクマゼミが鳴き始めますが、お盆前に比べ、その数はかなり少なくなりました。

Dsc09176c_20230821145201 Dsc09194c  九華公園も、鳥は少なく、スズメもほとんど見ません。見るのは、ムクドリくらい。ハシビロガモのオスは、左の写真に写っている、野球場の南の堀に今日もいました。野球場では、桑名三重信用金庫理事長杯争奪桑員中学校野球大会が行われ、中学生達が元気にプレイしていました。

Dsc09228c_20230821145201 Dsc09276c_20230821145201  奥平屋敷跡では、ハシボソガラスが集まっています。先日も来た、片足が不自由なハクセキレイ1羽もやって来ました。歩きにくいのでしょうか、あまり移動しません。ほかにはムクドリと、カワラヒワが数羽。今日は、カワセミの姿はありません。

Dsc09321c_20230821145201 Dsc09339c  桑名七里の渡し公園のところでカワラヒワ。若者のようです。右の写真は、公園内のせせらぎのところ。たぶん水浴びに来たのでしょうが、邪魔をしてしまいました。

230821052610544c  ところで、最近アサガオの話を書いていませんでした。忘れいてたとかではなく、花が咲かないのです(苦笑)。昨日、大きな鉢の方で1輪咲いたのに続き、今日はようやく小さい方の鉢(こちらは育ちが悪いのです)で初めて花が咲きました。かなり小ぶりの花です。こちらも薄い紫の花。今年はこの色しか咲かないようです。来年は、数年前、最初に育てたときに取って保存してある種を蒔こうと思います。このときは3色くらいあったはずだからです。

Dsc09316c_20230821145201 230821091631663c  最後に残念な情報。わが家から徒歩数分のところ(船場町)にあった銭湯「七里のわたしゆ」が、最近、閉湯となってしまいました。年配のご夫婦が営んでおられたのですが、ご主人が体調を崩されたためと伺っています。大正時代に創業され、100年の歴史のある銭湯。脱衣場にビールサーバがありました。家内は、ずいぶん前、入浴しに行った際にスイカをいただいて帰ってきたことがありました。スーパー銭湯のようなものを除いて、これで桑名市内から、昔ながらの銭湯は消えてしまったのではないかと思います。下深谷部に「共同浴場 さざれ湯」が、また、長島町十日外面にも「松ヶ島共同浴場」がありますが、これらは共同浴場ですから「銭湯」ではありません。ちなみに松ヶ島共同浴場は、天然温泉だそうです。 

2023年8月20日 (日)

20230820寺町クラフトビールフェア

368803236_621719900086607_24165459204967  昨日のブログの最後に追記しましたが、今日は11時から16時まで寺町商店街で「寺町クラフトビールフェア」が開催されています。「行きたいなぁと思っているのですがねぇ……」と書きましたが、実現しました(微笑)。

230820114106762c 230820114255762c  散歩からいったん戻り、さらに所用を1つ済ませ、11時半過ぎに行ったら、すでに大賑わいでした。寺町商店街の北の端にある荷さばき広場が、その会場。ビールは、細川酒造のビールを扱っているbeer bar TOBIRA(右の写真で向かって左のブース)と、長島ビール園が出店。右の写真で向かって右のブースは、後藤酒造。

230820114308439c 230820114706135c  迷ったものの、「5種類飲み比べセット」に惹かれ、長島ビール園でそれを¥1,500でゲット。長島ビール園のビールはいくつか味わったことはありますが、5種類飲み比べられるというのは、魅力的。

230820121755709c  さらに晩酌用に後藤酒造の「青雲 樽酒」(¥1,300)をお買い上げ。樽酒を瓶詰めしたもので、木の香りがして堪らないのです。青雲の樽酒、5年ぶりくらいです(2018年4月7日:風雨をついて、灯街道・桑名宿イベントへ……「青雲 樽酒」をゲット(笑))。

230820114617731c 230820114548059c  長島ビール園の「5種類飲み比べセット」は、つまみも購入して、現地でいただいてきました。これで、夏休み気分をしっかり味わってきたという次第。

【追記(8/20夜)】 後藤酒造の「青雲 樽酒」はやはり美味しい。有名で、美味しい日本酒は世の中にたくさんありますが、「樽酒」を瓶詰めしてあり、ほのかに木の香りがするのは、堪りません。1本全部飲んでしまいそうな勢いでしたが、明日にも少し残してあります。

長良川河口堰と九華公園でカワセミ

Dsc08722c_20230820144901  今日も熱中症警戒アラートが発令されました。最高気温は、35.3℃になり猛暑日。昨日行けませんでしたので、長良川河口堰へ。クルマで朝6時45分出発。河口堰のあとは、九華公園へ。暑いので、どちらもあまり期待していなかったのですが、結果的には大満足。

Dsc08271c_20230820144901 Dsc08309c_20230820144901  河口堰には6時50分に到着。東側(長良川右岸)の魚道には、アオサギが、上流側、下流側にそれぞれ1羽。カメラを向けても逃げませんでした。

Dsc08317c  下流側には、カワウも4羽。写真はそのうちの1羽。普段ならカワウの写真はほとんど撮りませんが、何もいないといけませんので、いわば「保険をかけた」ということ。

Dsc08357c Dsc08384c  西側では、閘門へのアプローチの下流側にアオサギ2羽、コサギ2羽、カワウ数羽。左の写真は、そのうちのコサギ。右の写真は、魚道の上流側にいたダイサギ。上流の魚道には、アオサギ1羽、ダイサギ1羽、コサギ6羽が集まっていました。

Dsc08433c_20230820144901  親水広場の方に降りていく途中、上流側の魚道の端にカワセミを発見。ただし、いかにも遠い(苦笑)。小魚をくわえ、コンクリートに打ち付けて弱らせていました。証拠写真ではありますが、載せておきます。

Dsc08470c Dsc08508c  親水広場の入り口の木にはホオジロのオス。虫をくわえています。アユの孵化試験をする水路には、ハクセキレイ。合計で3羽ほどいました。

Dsc08559c_20230820144901 Dsc08654c_20230820144901  その水路の北端のところでは、イソシギ。イソシギはもう1羽いましたが、逃げられました。親水広場を回っていると、西を流れる揖斐川の上空をコサギが飛んでいきました。

Dsc08743c  このあと長島町内の水田も見てきたのですが、期待したアマサギはいませんでした。ダイサギやコサギも見られず。稲刈りがもっと本格化するとやってくるかも知れません。しかし、まぁ、河口堰でけっこう楽しめましたから、良しとしましょう。

Dsc08804c Dsc08822c  続いて九華公園に移動。ところが、こちらは、今日も野鳥はほとんどいません。スズメ、ムクドリ、ドバト、ハシボソガラスを見られたくらい。アオサギも今日は、来ていません。公園の中と、外周の遊歩道を一回りしたのですが、状況はあまり変わりません。もう一度、鎮国守国神社の社務所の裏を見ていこうかと思って、そちらに回ったら、これが大正解。

Dsc09086c_20230820145001  カワセミ嬢が登場してくれたのです。今日は、飛び回ることはほとんどなく、2~3ヶ所を移動したくらいでそれなりの写真を撮らせてくれました。カワセミを撮影して帰ろうとしたところに前管理人のOさんがやってこられ、「カワセミがいました」とお伝えしたら、残念がられることしきり。

Dsc08809c_20230820145001  江戸橋での講義の成績もすでに提出しましたし、今週は、とくにこれという予定は今のところありません。8月22、23日には追試験が予定されていますが、先週末までに連絡がありませんでしたから、私の科目で追試を受ける学生はいません。こちらのカワウは、九華公園にて撮影。

2023年8月19日 (土)

桑名市博物館で桑名盆、刀剣、算盤の展覧会を見てくる

Dsc07903c_20230819152001  今日は、三重県には熱中症警戒アラートが発令されています。桑名では、最高気温は35.0℃ちょうど。猛暑日。お盆も過ぎましたから、そろそろ暑さは勘弁してもらいたいところです。長良川河口堰などに行こうかと思っていたのですが、やや寝坊した結果、朝の段取りがスムーズに行かなくなり、結局、いつものコースへ。7時過ぎから住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.2㎞。その後、クルマで出直して、桑名市博物館へ。

Dsc08136c_20230819152001 今日もまた、野鳥も散歩友達もあまりいませんでしたが、九華公園には2日連続でアオサギさんが登場。アオサギは、私の大好きな鳥の1つです。アオサギが見られたのですから、私としては、まあ良し。

Dsc08125c_20230819152001 Dsc08155c_20230819152001  カワウさんも、越夏中のハシビロガモのオスも元気そうです。これも、私的にはまあ良し。もう少し涼しくなったら、いろいろと鳥たちが戻ってきてくれるでしょう。

Dsc08083c_20230819152001 Dsc08028c  奥平屋敷跡では、ハクセキレイが1羽。歩き方がちょっとヘンだなと思ったら、左足の指先が欠けているようでした。吉之丸堀の上を通る電線には、ツバメが1羽。最近、九華公園あたりではツバメを見ることが減っています。

Dsc08166c Dsc08202c  スズメ、九華公園の外周遊歩道で撮りました。内堀南公園の近くでハクセキレイ。いつぞやよく見たファミリーのメンバーのような気がします。

230819102638624c 230819105513533c  さて、桑名市博物館では、8月27日まで2階展示室で学習支援展示「かぶら盆?それだけじゃない 桑名盆」と、「刀剣セレクションⅡ―メイクデビュー桑名―」が開催されています(こちら)。中学生以上は、一人¥150。「桑名盆」は、江戸時代より続いている桑名の漆塗りの伝統工芸品です。桑名藩主・松平定永の父 松平定信が、桑名盆にかぶらの絵を描かせて幕府へ献上したことから、かぶらの絵が描かれるようになりました。そのころから、桑名盆は「かぶら盆」とも呼ばれるようになっています。今回は、桑名盆の、かぶらだけではない、草花や鳥などが描かれたものが出展されています。出品リストは、ここにあります。よだんですが、蕪の「丸」は家庭円満を、また「根ひげ」は子孫繁栄をあらわすともいわれます。

230819103807527c  同時開催の「刀剣セレクションⅡ―メイクデビュー桑名―」では、相州伝の綱廣や、伊勢国桑名で鍛刀した廣房など、収蔵品の中から新たに展示デビューする刀剣6振と、村正の短刀1振が紹介されています。「廣房」は、今も桑名市鍜冶町で「廣房打刃物店」として続いています。写真は、今回撮影可能であった「短刀 銘 村正」です。博物館へはスマホしか持って生きませんでしたので、スマホ写真。刃文がきちんと撮れなかったのは残念。

230819105519572c 230819103940771c  さらに、1階の展示室では、16日から明日まで「ABACUS 算盤展2023」が行われています(入場無料)。桑名珠算学園と、そろばん同好会の主催。一昨日の中日新聞朝刊に記事が載っていて、この展覧会を知りました(こちら)。そろばん教室を主宰しながら、世界のそろばんを収集してきた桑名市三ツ矢橋の曽我和三郎さん(95)のコレクションです。133桁の計算ができる長いものや珠が真珠のそろばんなど150丁が出展されています。

230819104015424c 230819105015403c  左の写真の中央上にあるものが、133桁の計算ができる「長桁算盤」。向かって右手前にあるのは「欅のそろばん」。縦56センチ、横82センチ、重量18.6㎏という大きなもの。右の写真のそろばんは、「宇宙に行った算盤」。2008年に宇宙飛行士・星出彰彦さんがスペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙に持っていたもののレプリカ。

230819104535803c  この写真は、「そろばん電卓」。シャープが昭和56(1981)年に発売した「Soro-cal」というもの。説明には、「当時は電卓が正しいか不安な人が多く、算盤で検算して確かめていた」とあります。私は、目にした記憶はありますが、自分で実際に使ったことはありません。なかなか興味深い展覧会でした。

368803236_621719900086607_24165459204967  【追記(8/19夜)】 明日、寺町商店街で「寺町クラフトビールフェア」が開催されます。行きたいなぁと思っているのですがねぇ……。長島ビール園ビールも気になりますが、後藤酒造の樽酒も飲みたいですねぇ。青雲の樽酒、美味しいんですよ(2018年4月7日:風雨をついて、灯街道・桑名宿イベントへ……「青雲 樽酒」をゲット(笑))。

2023年8月18日 (金)

九華公園にアオサギさん登場

Dsc07868c  午前中は晴れ間もありましたが、午後からは薄曇り。ずっと最高気温が気になっていますが、今日は 33.5℃。空は、夏空のような微妙な空のような感じ。今朝は7時10分過ぎから住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、寺町と5.6㎞。今日も汗だくでした。

Dsc07624c_20230818161601 Dsc07652c  たまにスズメやハシボソガラスがいるくらいでした。柿安コミュニティパークでシジュウカラの若者が3羽ほど。なかなか撮らせてくれず、これが精一杯(笑)。どこもセミは静かになっています。ところどころでクマゼミが鳴いているくらい。見かけるのはアブラゼミの方が多くなっています。

Dsc07693c_20230818161601  九華公園では久しぶりにアオサギが来ていました。8月5日以来(2023年8月5日:朝5時から散歩に行くと、鳥はたくさんいるか? ……石取祭、始まりました)。アオサギが来て喜んだのですが、ほかの鳥たちは相変わらず少ない状況です。カワセミは、お盆明け、昨日も今日も見ていません(2023年8月12日:猛暑にウンザリしつつ、台風7号が気になります)。

Dsc07729c Dsc07788c_20230818161601  吉之丸堀にカワウ。たぶん若者。神戸櫓跡育ちかも知れません。奥平屋敷跡は、初めは、ムクドリのパラダイスでした。スズメ、ハシボソガラスは来たものの、ほかはなかなか。ハクセキレイがいたのに気づかずに接近して逃げられました。右の写真は、逃げて立教小学校側に行ったところ。

Dsc07813c_20230818161601 Dsc07749c_20230818161601  ハシビロガモのオスは、野球場の南の堀のところにいました。暑さに慣れたのか、このところここにいるのをよく見かけます。今日のバードウォッチングは、以上(微苦笑)。トンボもなるべく見ているのですが、トンボ図鑑は増えません。九華公園にいるのは、ウチワヤンマ、シオカラトンボ、コシアキトンボに赤とんぼの仲間。赤とんぼは、たぶんアキアカネと思います。ウスバキトンボも見たことがあります。

230818161041600c  お盆明けの昨日から、夏休み気分を残しつつ、後期の江戸橋での授業の準備を始めています。去年は、校舎の工事で講義は14回でした。今年は、前後期とも授業は15回ですので、1回分を新たに用意する必要があるのです。現在のところは、文献を読み、ネタを仕込み中。アウトプット(授業内容を考え、パワポのプレゼンを準備すること)は、これから。

2023年8月17日 (木)

1年半ぶりの「祝! ご当選」

Dsc07579c_20230817151401  よく晴れた時間帯もありましたが、薄曇りという感じです。最高気温は33.4℃ですが、湿度が高く蒸し暑い。お盆も終わりましたので、今日からいつも通り。散歩は7時過ぎから、寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、赤須賀漁港、住吉神社と6.1㎞。蒸し暑いせいか、散歩友達には会わず。台風のあとで、ひょっとしたら珍鳥が飛ばされてきていないかと、ほのかに期待したものの、いつもよりも少なく、やはり期待は裏切られる運命にあるようです(苦笑)。

Dsc07439c Dsc07460c  その台風の影響で、九華公園ではソメイヨシノの古木が、幹の途中から折れて倒れていました。ソメイヨシノは、古い木が多いので、ほかにも倒れる危険性がある木がたくさんあります。ほかに、公園内には松ぼっくりやマツの枯れ葉がたくさん落ちていました。

Dsc07294c Dsc07304c  途中、いつもなら割と見るスズメもほとんどいません。貝塚公園ではキジバトの鳴き声が聞こえたくらいで、それまでほとんど野鳥は見ませんでした。九華公園に来て、吉之丸堀にカワウが2羽。

Dsc07448c_20230817151201  ハシビロガモのオスも、カワウの近くを元気に泳ぎ回っていました。お盆を過ぎましたから、この様子であれば、無事に夏を越してくれるのではないかと思います。ハシボソ、ハシブトを含め、カラスが20羽以上集まっているシーンはありましたが、ほかには、カワラヒワ、ハクセキレイを見て、コゲラの鳴き声を聞いたくらい。カワセミは影も形もありません。

Dsc07413c  台風のあとのせいか、トンボも少なく、ウチワヤンマ、シオカラトンボがいましたが、お盆前より数が減っています。お盆は過ぎたものの、まだひたすら修行の日々という感じ。

 Dsc07481c_2023081715120110日前に赤須賀漁港で越夏キンクロを見ましたが、その後が気になり、見てきました。しかし、工事の台船のあたりは写真のように増水した上に、大量のゴミが集まっています。ここには鳥影はありません。台船の遙か向こうの堤防にアオサギとコサギとが1羽ずつ見えましたが、カワウもいません。せっかく足を伸ばしたのに、ガッカリ。

Dsc07544c_20230817151201 Dsc07559c_20230817151201  三の丸水門まで戻ってきたら、ハクセキレイが1羽。かわいいしぐさで和ませてくれました。蒸し暑いので、住吉神社や、揖斐川右岸の堤防では、ほとんど歩いている人はありませんでした。

230817053004528c  余談。久しぶりに「祝! ご当選」です。宮崎本店キンミヤを買ったときに応募した懸賞で、¥2,000のQUOカードが当たりました。日本蒸留酒酒造組合中部北陸支部が主催した「焼酎甲類特別キャンペーン」に応募していたのです。クイズに回答し、正解者250名にこのQUOカードが当たるのです。「おうちで焼酎甲類」という、焼酎の楽しみ方のパンフレットも添付されています。ちなみに、前回の「祝! ご当選」は、去年の2月(2022年2月15日:今日はカワセミさんの感謝デー……コロナワクチンの第3回接種を終え、久しぶりに祝ご当選もあり)。このときは、冠婚葬祭業者さんの会報誌の読者プレゼントでアイリスオーヤマの「ふとん乾燥機カラリエFK-C3」が当たりました。これで当分の運を使い果たしていたのでしょう。中日新聞サンデー版のクロスワードは毎週必ず応募していますが、こちらは5年前に当たって以来、まったくダメです(2018年5月16日:江戸橋は5回目を終了……久しぶりの当選に、ブログ掲載の写真を桑名宗社の紹介に使っていただいたお話し)。

2023年8月16日 (水)

初盆は無事に勤められました

Img_9786c_20230816192001  実家生活4日目です。昨日の台風7号の影響は昨日書いたとおりで(2023年8月15日:台風7号は、無事に済みそうです)、お陰様でほとんどありませんでした。ただ、朝、散歩に出たとき、川の水はかなり増量していました。左の写真は、湯香里橋から見た榊原川。朝の散歩は、6時50分から3.9㎞ほど。今日は、10時からお寺で初盆法要が予定されていましたので、時間制限。昼食を済ませ、午後から桑名に戻ってきました。

Img_9772c_20230816192001 Img_9778c_20230816192001  まずは、散歩写真から。ヒヨドリをところどころで見ます。桑名では、暑くなってからはほとんど見ませんが、山里にいるようです。今日もまた、ハグロトンボ。

Img_9845c_20230816191901 Img_9944c_20230816191901  昨日と同じく、農民研修所の近くの電線でコシアカツバメが休んでいました。その数、10数羽。そういえば、今シーズンは、いつもの散歩コースではコシアカツバメを見ていません。

Img_9931c_20230816191901Img_9826c_20230816192001 コシアカツバメには、普通のツバメも混じっています。農民研修所から道を挟んで向かい側に大龍山林性寺という天台真盛宗のお寺があります。そこで、イソヒヨドリのオスが2羽ほど飛び交っていました。

Img_0027c_20230816191901 Img_0040c_20230816191901  このあともイソヒヨドリのオス、メスを見ています。オスは3羽くらい、メスは1羽。メスは、湯元榊原館のあたりにて。

230816110202007c 230816105420037c  10時からはお寺へ。今年から、初盆を迎えた檀家の方を一堂に集めて、初盆法要が行われるようになりました。昨年までは、ご住職が、初盆を迎えた檀家を回っておられたのですが、それも大変なのでしょう。法要は、1時間ほどで無事に勤まりました。午前中までは、よく晴れて蒸し暑く、大変でした。お寺にはまだハスの花が咲いています。

230816123352392c  午後、13時過ぎから豪雨になりました。昨日の台風の雨よりかなりひどい雨でした。津のアメダスでは8.5mmの雨量でしたが、もっとよく降った印象。

230816114914178c  実家あたりでは、セミは、ヒグラシ(左の写真)、ツクツクボウシが優勢です。クマゼミの鳴き声も聞こえますが、少数派。

230816120354382c  オマケは、食べ物の話し。まずは、初盆法要を予定していましたので、今日の昼は、町内にある「キッチンしろ」さんのオードブルを頼んでおきました。ローストビーフを売り物にしておられます。美味しいローストビーフでした。肉はしっとりとしています。けっこう人気のお店です。

230816175511429c 230816175930285c  夕食は、珍しくジャンクフード(微苦笑)。マックの「ハワイやんバーガーズ」から、ガーリックシュリンプ(¥470)。ハワイの名物料理に「ガーリックシュリンプ」があるそうですが、エビカツにサクサクとしたフライドガーリックのピリ辛の特製ソースが合わせてあります。エビの旨みにガーリック風味のスパイシーなソースがよく合います。ピリッと辛く、夏の味です。

230815153901308c230815154011749c  もう1つ。パスコ(敷島パン)の「生なごやん」。亡くなった義母が「なごやん」が好きでしたので、お盆の仏壇のお供え。創業100周年を記念して社員の方のアイデアで生まれた商品だそうです。カステラ生地中の小麦粉として、愛知県産小麦きぬあかりを100%使い、黄味あんにはクリームが混じっています。これまでのなごやんとは違って、しっとりやわらかな食感でした。

Img_9816c_20230816192001  お盆は無事に終わりましたので、明日からはいつも通りの生活に戻ることにします。なお、江戸橋での非常勤先の成績報告については、今日、受け取り、確認したという連絡がありました。これで本当に前期の仕事はコンプリート。

2023年8月15日 (火)

台風7号は、無事に済みそうです

081514amedasc  台風7号襲来による被害を心配しましたが、家内の実家あたりではとくにこれということはなかったようです。朝5時前に潮岬あたりに上陸した頃から雨風が強まりましたが、それも午前中でほぼ収まりました。実家にいますので、スマホに津市の緊急情報メールがたびたび届き、とくに高齢者には早めの避難が何度も呼びかけられていました。わが家で高齢者は、私一人。周囲にとくに異常はありませんでしたし、一人で近所の小学校まで避難するのもむしろ危険ですから、蟄居しておとなしく過ごしています。緊急情報メールはもちろん必要なのですが、大きな音でチャイムが鳴りますので、心臓に良くありません。

230815122612747c  昨日のブログ記事に(2023年8月14日:雨の止み間に散歩……ヒマワリと田んぼアート)「こちらは、裏がすぐにちょっとした山になっており、小さな谷もありますから、そこから水が出ると困るなと思っています」と書きました。結局、谷筋からの水は多かったものの、以前、ある施設に駐車場として貸していた場所(もともとは畑でした)が少し水没したくらいで、大げさなことは起こらずに済みそうです。

230814152439425c 230814152431113c  左の写真は、実家の裏山。右の写真は、その東にある小さな谷。かなり以前、台風か何かのとこにはここからかなりの量の水が流れてきて、ちょっとした洪水になったことがあったと、亡くなった義母に聞いたことがあり、それで心配していたのです。

230815122911965c 230815122855772c  谷筋からは、細い水路というか、溝というか、があります。普段、好天が続くと、水はほとんど枯れているのですが、今日はそれに比べると、激流でした。谷の奥から「山の水」を引いて貯めてあるタンクがありますが、今日は、そこから水の音がボコボコと聞こえていました。皆様のところではいかがでしたでしょうか。無事にお過ごしのことと思います。

Img_9632c_20230815152501  明日は、曇りときどき雨の予報。午前中に、義母の初盆法要がお寺でありますが、この分でしたら、無事に勤められると思います。この写真は、昨日、そのお寺で撮影しました。まだ蓮のつぼみがいくつかあります。

2023年8月14日 (月)

雨の止み間に散歩……ヒマワリと田んぼアート

Typhoon7coursec 0814cloudc  台風7号の進路などが気になりますが、和歌山県の潮岬の南東の海上を北西へ進んでいて、15日の午前中には東海から近畿にかなり接近し、上陸する見込みのようです。また、関東甲信から四国、中国地方にかけては15日にかけて「線状降水帯」が発生する可能性があるというので、十分に注意が必要です。津あたりは、時折強い雨が割と短い時間降るというのを繰り返しています。最高気温は、今のところ30.5℃ですが、湿度が高いので蒸し暑くなっています。

Img_9378c_20230814144101 Img_9374c_20230814144101  今朝は、雨の止み間がしばらくありそうでしたので、7時10分から1時間半あまり散歩してきました。5.6㎞ほど。家内の実家にいるときのほぼ恒例のコースです。このあたりには栗の木が割と多く、すでにたくさんの実がついています。路上に落ちて、そのままという実も多く、もったいない感じ。

Img_9402c_20230814144101  途中まで野鳥はあまり見ず、道沿いではハグロトンボをよく見ました。こちらではごく普通に見ます。

Img_9421c_20230814144101 Img_9418c_20230814144101  氏神様の射山神社。実家で散歩するときには、必ず立ち寄ってお参りしています。拝殿にはすでに台風に備えて、雨水が入らないようにビニールがかけてありました。

Img_9424c_20230814144101  射山神社のすぐ東にあるのが、神湯館(しんとうかん)。昔からある温泉旅館なのですが、最近、あれこれ新しい試みをしておられます。その1つが、eスポーツ。スタジオ、トレーニングルーム、配信設備を設けて活動しているそうです。私が興味があるのは、最近始められた旅館ランチ。神湯館のお庭は素晴らしいそうですが(拝見したことはありません)、これを見ながらランチがいただけるのだそうです。実家には、割引券付のチラシが届いています。9月10日まで、20%オフという魅力的な条件。メレンゲ卵かけご飯、鯛茶漬け、旬の干物&とろろの3セット。いずれも限定数があります。

Img_9465c_20230814144101 神湯館を過ぎたあたりでホオジロ。ただし、曇天でしたので、暗くて、イマイチクリアには撮れません。今回持参してきているのは、超望遠コンデジのみ(Canaon パワーショット SX60HS)。

Img_9482c_20230814144101 Img_9518c_20230814144101  その先の農民研修所のところで、イソヒヨドリのオスと、コシアカツバメたち。ここにはいくつかコシアカツバメの巣があります。コシアカツバメは、10数羽があたりを飛び交っていました。

Img_9608c_20230814144101 Img_9626c_20230814144101  しばらく雨は降りそうにありませんでしたので、実家のお寺に行って、墓参りをしてきました。今年は義母の初盆ですが、16日にお寺に集まって法要があります。今日は、このあと、午前中に盆提灯を納めに行きました。

Img_9668c_20230814144101 Img_9686c_20230814144101  さらに、昨日から考えていたとおり、田んぼアートへ。「榊原温泉田んぼアート2023」として、約2,900平方メートルに5種5色のイネで「ウサギの餅つき」が描かれています。今年でこの田んぼアートは、14年目だそうです。

Img_9713c_20230814151801  田んぼアートを見ての帰り道、実家近くまで来たら、水田にダイサギが計4羽。あまり天気が良くない中で、これだけ鳥が見られましたから、まあ満足。

Img_9636c_20230814144101  明日は、台風7号の影響で、朝早くから大荒れの天気となるでしょう。線状降水帯が発生するかもしれないということですからよほど注意しないといけません。自宅の方は、ベランダにあるものはすべて室内に入れて、こちらに来ています。こちらは、裏がすぐにちょっとした山になっており、小さな谷もありますから、そこから水が出ると困るなと思っています。十分に注意することにします。どちら様もお気を付けください。

2023年8月13日 (日)

早朝散歩でホオジロ……ハシビロガモのオスもいました

Dsc07187c Dsc07197c_20230813082701  8月13日となりました。旧のお盆です。家内の実家へ行くことにしていますので、朝6時半から、住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、京町、寺町と1時間20分ほど散歩してきました。4.6㎞。寺町商店街では、ちょうど三八市でしたが、7時半頃には、まだ開店準備中の店も多く、お客さんはあまりいませんでした。鬼灯は、三八市のお店で売っていたもの。

Dsc07004c  七里の渡し跡近くでホオジロのオス。船津屋さんの裏手あたりでよく見るホオジロのオスと思います。

Dsc07076c  九華公園には6時50分頃到着。管理事務所の近くにあるベンチでカラスの親子が食事中。何を食べているかというと、猫にやるつもりで置かれた猫用のエサ。「九華公園あるある」なのですが、猫用に置かれたエサをカラスが食べているのは、日常茶飯事。もちろん公園にいる旅ネコにエサをやるのは御法度。

Dsc07120c_20230813082701 Dsc07135c  ハシビロガモのオスは、管理事務所南の花菖蒲園のところに上陸していました。これは、盲点でした。今度からは探す際に、上陸している可能性も考えないといけません。元気そうです。奥平屋敷跡では、ハクセキレイが1羽。ほかにはドバト、ハシボソガラスくらい。

Dsc07154c_20230813082701  早めの時間帯でしたが、鳥は少なく、カワセミは今日は見られませんでした。スズメの若者は、野球場のフェンスに止まっていました。

Dsc07164c  今週は、16日に義母の初盆の法要がお寺であります。台風7号は過ぎ去った後と思われますので、なんとか無事に勤められるでしょう。週末は、また管理組合の理事会にオブザーバーで出席することになっています。

Img_9346c_20230813162101  Img_9324c_20230813162101追記。午後からはこちらに来ています。今のところよく晴れ、日差しも強くて、桑名と変わらず暑くなっています。最高気温は、桑名は37.4℃、津は36.0℃でした。実家の前の電線には、コシアカツバメのヒナが2羽止まって、親から餌をもらっていました。

Img_9352c_20230813162101 230813154033879c  さらに、田舎ですので家の周りや、中にまでいろいろの生き物がやって来ます。アマガエルは勝手口の外で、キリギリスの仲間は、台所にある神棚にお参りしていました(微笑)。キリギリスには、夜鳴かれるとやかましいので屋外へ退出してもらいました。明日、こちらは、午後から雨という予報。朝早い内に散歩に行きたいところ。田んぼアートを見てきたいと思っています。今年は餅をつくウサギだとか(こちら)。

2023年8月12日 (土)

猛暑にウンザリしつつ、台風7号が気になります

Dsc06927c  今日は、最高気温が38℃か39℃になるという予報でしたが、36.1℃にとどまっています。しばらく出かけていませんでしたので(2023年7月22日:あちこち見て回る……コアジサシ、コチドリその他)、朝6時半過ぎから長良川河口堰へ。その後、九華公園に行ってきました。赤須賀漁港も気になったのですが、9時過ぎの時点ですでに30℃を超えていましたので断念。クルマで周り、歩いたのはトータルで5.8㎞。

Dsc06425c_20230812150201 Dsc06432c  長良川河口銭は6時45分に到着。暑い日が続いていますので、あまり期待はしていませんでしたが、サギたちがそれなりにいました。右の写真は、河口堰の東側、上流の魚道のところにいたアオサギとコサギ。ほかにもう1羽、コサギがいたのですが、私の姿を見てすぐに逃げていきました。見て、写真を撮るだけですから、そんなに嫌わなくてもいいのに。

Dsc06550c Dsc06594c  管理橋を渡る途中にいたのは、スズメ、ハシボソガラスに、飛んでいるアオサギ1羽。西側では、下流側に合わせてアオサギが3羽、コサギが4羽、ダイサギが1羽。左の写真は、ダイサギ。先月半ばくらいまでは、オオヨシキリの鳴き声がよく聞こえていましたが、もうまったく聞こえません。親水広場では、まずは、ホオジロのオス。ほかには、ハクセキレイ2羽、カワラヒワ、キジバトなど。暑いせいか、やはり野鳥はあまりいません。

Dsc06674c  Dsc06698c 河口堰の東へ戻る途中、あちこちでアオサギ。今日は、河口堰へはアオサギを見に行ったような感じ。左の写真のアオサギは、西側上流の魚道のところで。右の写真は、管理橋の途中の柵にいたもの。背景は、管理事務所の建物。

Dsc06734c_20230812145501 Dsc06762c_20230812145501  さらに、東側の魚道のところでもアオサギ2羽。左の写真は、下流側でエサ待ち中のアオサギ。右の写真は、上流側の堤防の上にいたもの。河口堰で見たアオサギは、13羽(一部はたぶん重複しています)。

Dsc06891c 九華公園には7時45分着。結論的には、カワセミは3回も見たのに、今日も写真は撮れず、ひたすら苦笑。ハシビロガモのオスは、またもや所在不明。今日は、本当にくまなく回ってみてきたのですが、見当たりませんでした。スズメはそれなりにいましたが、ムクドリ、ドバト、キジバト、ハシボソガラスはほとんどいません。

Dsc06829c Dsc06902c_20230812145501  まともに見て、写真を撮ることができたのは、ハクセキレイのみ。2枚写真を載せていますが、ひょっとしたら同一個体かも知れません。左の写真は、奥平屋敷跡にて。右のハクセキレイは、堀を挟んで立教小学校側で撮ったもの。

Dsc06775c Typhoon7  猛暑続きですが、夏バテになったり、疲れたりはしていませんが、ウンザリしている気がします。挙げ句の果てに来週になると台風7号が直撃するかもしれないということでは、まさに踏んだり蹴ったりという気がします。今年のお盆は、義母の初盆を迎えます。お寺での法要などいくつか行事もあるのですが、なんとか無事に務めさせてほしいところです。

2023年8月11日 (金)

カワセミはまたもや、残念ながら証拠写真……成績評価は完了

Dsc06053c  天気予報では、猛暑日になるということでしたが、今のところ34.7℃。まぁ、大した差ではありませんが、暑いことには変わりなし。屁理屈をこねているだけ。そのついでに、今日は、山の日。昔は、旗日といいました。小学生くらいの頃は、あちこちのお宅に日の丸が掲げられていましたが、今はほとんど見ません。今日歩いたところで、国旗が掲げられていたのは、外堀のお宅1軒だけ。そもそも国旗などを掲げられる設備が付いていません。

Dsc06080c  屁理屈はさておき、今朝は7時過ぎから寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、赤須賀漁港、住吉神社と7.1㎞。暑いと文句をいっているのによく歩きました。外堀でハクセキレイの若者を見ましたが、写真は撮れず。貝塚公園でウスバキトンボ。ちょっと離れたところから撮りましたので、イマイチ。

Dsc06259c Dsc06267c  九華公園では、今日もカワセミを見られました。朝日丸跡と野球場南のあたりを往復していたのです。野球場の南の堀のところでは、すぐ近くにまで行けたものの、さすがに気づかれ、朝日丸跡へ逃げられました。これらの写真は、堀を挟んで50mほど先にいたものを撮ったもの。故に証拠写真。

Dsc06110c Dsc06154c  ハシビロガモのオスは、今日はいました(微笑)。ときどきいなくなりますが、よそへ行ってしまうということはなさそうです。その近くでスズメの若者。

Dsc06214c_20230811145901  今日も野鳥は少なく、奥平屋敷跡で見たのは、ハシボソガラス。黒くてさぞ暑いだろうなと思います。ほかにここで見たのは、スズメ、ムクドリ。上空をツバメが何度か通過したくらい。散歩友達のYさんと30分くらい粘ったものの、ほかに来そうな気配はなし。

Dsc06297c_20230811145901 Dsc06275c_20230811145901  暑かったのですが、越夏キンクロが気になりましたので(2023年8月7日:赤須賀漁港でキンクロハジロのメスとウミネコ……九華公園でカワセミも撮影)、赤須賀漁港まで足を伸ばしました。が、いたのはカワウ数羽と、カルガモ1羽。日陰のない堤防上をけっこう歩いてきたので、愕然。

Dsc06362c_20230811145901 Dsc06412c  赤須賀漁港から住吉神社へ。1.2㎞ほど、揖斐川右岸の堤防をトボトボ歩いて行きます。そこから揖斐長良川の中州を見たら、その昔、「アオサギの集合場所」だったところに、アオサギが1羽いるのが見えました。左の写真で手前は揖斐川、奥が長良川と長良川河口堰。右は、さらにクローズアップしたもの。さすがに暑いのでしょう、日陰にいます。ここは、数年前前アオサギやダイサギがよく集まっていたところです。

Dsc06345c_20230811145901  ところで、期末試験の採点結果は、ダブルチェックを完了。成績評価もできあがり、何度も確認した上で、非常勤先にメールで送付。私としては、前期の仕事はコンプリートなのですが、3連休ですから、非常勤先がこれを確認するのは来週。

Dsc06269c_20230811145901  余談ですが、今回の成績評価は、演習のレポートの点数と、期末試験の点数とを合わせた100点満点で行います。昨日書きましたように、60点以上に単位が与えられます。出席管理からレポートや試験の点数、成績評価はすべてExcelのワークシートで行っています。出席管理は学生ごとに○×を入力すれば、出席回数の合計や、試験受験資格の有無などが出力されます。また、合計点数から成績評価をするのには、条件式を入力してありますので、点数を入力すればたちどころに成績(不可も含め)が現れます。全く初歩的な使い方ですから威張れませんが、入力ミスさえしなければ、楽チンです。

Dsc06085c  オマケ。九華公園の外周遊歩道の南で見つけました。ピンク色できれいな花だなと思って調べたら、ニオイクサギ。漢字では、「牡丹臭木(ボタンクサギ)」と書くようです。ちょっとかわいそうな名前だなと思ったのですが、花はわずかに甘い香りがしていました。葉っぱを触ると臭いがするそうです。明日は39℃になるという予報。桑名は、7月18日に39℃を記録して、全国ランキングのトップでしたが(2023年7月18日:今日の最高気温39.0℃は、全国トップ)、ああいうのはもう勘弁してもらいたいですねぇ。

2023年8月10日 (木)

強風で野鳥はいません……期末試験の採点は一通り、完了

Dsc06009c  昨夜20時頃、少しだけ雨が降りましたが、その後は降っていません。ただ、南寄りの強い風が朝から続いていて、今日もまた蒸し暑い日です。気温は34.4℃。朝7時15分から、いつものように散歩へ。寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社と6.6㎞。赤須賀漁港にも行きたかったのですが、川沿いの堤防は特に風が強かったので、断念。

Dsc05791c_20230810154001 Dsc05929c_20230810154001  結論的には、風が強すぎて、野鳥はほとんどいません(苦笑)。左の写真は、内堀南公園の近くで見たハクセキレイの若者。いつぞやのファミリーの一員と思います。右は、九華公園で見たスズメ。ハシビロガモのオスもいませんでしたし、カワセミは影も形もありませんでした。ところどころでキジバト、ドバト、ムクドリ、ハシボソガラスを見たくらいです。散歩友達も、貝塚公園でSさんに会ったのみ。

Dsc05892c  セミの鳴き声はピークを過ぎたような気もしますが、分かりません。アブラゼミが、マツの葉に止まっていました。赤とんぼ、たぶんアキアカネと思いますが、ちょくちょく見るようになりました。飛んでいるところの写真を撮ろうとチャレンジしましたが、敢えなく敗退。また改めて、と思っています。

Dsc05750c  ところで、昨日実施してきた期末試験の採点は一通り終えられました。履修登録をしたのに、途中で出席日数不足で失格になった学生もいますので、実際に受験したのは30名弱。採点内容は、もう一度見直し、また、点数も検算をしないといけません。最近、思わぬミスをしでかし、しかもそれに気づかないことがあるからです。自分を信用できないわけではありませんが、少なくとも過信はいけません。加齢によってワーキングメモリーが低下するとされますが、ワーキングメモリーが弱いと、実行した作業の結果について、異なった視点からチェックして誤りに気づくことが苦手になるのです。

Dsc05998c_20230810154001  成績評価は、これらのダブルチェックが終わってから行う必要がありますが、今のところ、可と不可のボーダーライン上にある学生もいて、悩ましいところです。ちなみに、数年前から、成績評価は、秀・優・良・可・不可の5段階で行われています。点数でいうと、90点以上が「秀」で、80~89点は「優」になります。良や可は、昔と変わらず、70~79点が「良」、60~69点は「可」。新たに「秀」が導入されたのは、大学生の成績評価にGPA制度が導入されたためです。GPAは、私の現役最後の頃に導入が始まりました。写真は、ゼフィランサスというようです(間違っていたら、ご教授ください)。住吉入江沿いの桜並木の根元に咲いています。

Dsc06015c_20230810154001  アサガオは、今日もまた、紫色の花が1輪だけ咲きました。明日は、祝日だそうですが、私が退職してから創設された祝日ですから、ほとんどその実感がありません(苦笑)。まぁ、いつも通りですが、成績評価をしなくてはなりません。

2023年8月 9日 (水)

今日は期末試験

230809093105366c  天気予報では、雨模様ということでしたが、幸いにも通勤時には降られませんでした。桑名では午前中、にわか雨があったようですし、帰宅してしばらくしたら豪雨でした。今日は、予定通り、江戸橋での非常勤の授業の期末試験を実施してきました。とても蒸し暑く、桑名でも、江戸橋でも駅への往復では、汗だく(苦笑)。

230809131228066c 230809111534530c  期末試験は、○×式問題も含めてありますが、大半は記述式。用語説明や、ある事柄について具体的な例を挙げなさいといった形式の問題です。1時間を予定して、10時35分に開始。30分経過した時点で退出可能としていますが、半数近い学生達は、この時点で退出。残っていた学生達も、次々に退出してしまい、右の写真にあるように11時15分には全員が退出しました。以前は、何人かは制限時間いっぱいまで粘っていたのですが、去年くらいから、皆、割と早くに退出するようになっています。かといって、回答できないからサッサとあきらめたというふうでもありません。学生気質の変化か、という気がしますが、問題がやさしすぎたのでしょうか??

230809114053971c  授業をしているときよりも2本も早い電車に乗れました。12時半過ぎに帰宅して、昼食を済ませ、小休止してから採点に着手したところ。まだまだ途中ですが、出来具合はさまざま。当然といえば、当然ですが、今のところほぼ満点という学生もいれば、大丈夫かな?と気になる学生もあります。明日か、明後日には採点、チェックを終えたいと思っています。成績は、演習のレポートの点数と合算して評価。後期の授業が始まるのは、9月の最終週。成績を提出すれば、それまでは、夏休み気分

230809074423027c  オマケ。アサガオは、今日も紫の花が1つ。もう1鉢は、生育状況が極めてよろしくなく、花は咲きそうもありません。明日は天気がよさそうですから、いつものように散歩に出かけてから、採点に励むつもり。

2023年8月 8日 (火)

九華公園にササゴイ飛来

Dsc05740c_20230808143901  今日は、暦の上では立秋ですが、猛暑日一歩手前の34.7℃という暑さ。散歩をしてきても、秋の気配はほとんど感じられませんでした。写真は撮れなかったのですが、アキアカネらしきトンボを見たくらいです。7時10分から、寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、赤須賀漁港、住吉神社と6.6㎞。

Dsc05219c  九華公園では初めて見ました。ササゴイ(笹五位)です。長良川河口堰(2022年6月4日:長良川河口堰でササゴイ……コアジサシはゼロ【追記あります(6/5)】)や、柿安コミュニティパーク西の堀(2016年10月19日:ササゴイの幼鳥に、今シーズン初のジョウビタキ(メス)……九華公園のカモは9羽)では見たことがあります。外周遊歩道の南に飛んできて降り立ち、またすぐ飛び去ってしまいました。見つけたときには、ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)かと思いました。

Dsc05468c_20230808143901 Dsc05340c_20230808143901  ほかに九華公園で見た鳥は少なかったのですが、今日は久しぶりにカワラヒワ2羽が奥平屋敷跡にやって来ました。2羽とも幼鳥です。写真はありませんが、エサをやりとりしているような様子もありました。ツバメの幼鳥も1羽。吉之丸堀の上を通っている電線で休憩&身繕いをしていました。

Dsc05251c_20230808144001  ハシビロガモのオスも元気に過ごしています。カワセミも北門を入ってすぐの堀のところで見たのですが、あいにく写真は撮れず。さらに、すぐに姿を隠してしまい、しばらく待ったものの、再登場はありませんでした。ほかに九華公園で見たのは、スズメ、ドバト、ハシボソガラス、ムクドリくらいです。ここまで、ほかの公園でもほとんど鳥は見ません。内堀南公園近くによくハクセキレイがいたのですが、今日は成鳥が1羽のみでした。

Dsc05645c  Dsc05627c 赤須賀漁港へ今日も行ったのですが、かなりの強風。吹き流しの具合からすると、風速10m/sくらいの印象。工事現場にいたのは、カルガモ3羽、カワウ多数と、キンクロハジロのメスらしきカモ(右の写真)。キンクロハジロのメスは、港の防波堤の方に向かって泳いでいました。双眼鏡で見たら、確かにキンクロハジロのメスでした。

Dsc05636c_20230808143901 Dsc05707c_20230808143901  カルガモも証拠写真。これだけ風が強いといけません。アオサギその他は、今日は影も形もありませんでした。赤須賀漁港からは、揖斐川の堤防を歩いて住吉神社へ。鳥影はありません。船津屋さんの裏手でアゲハ(ナミアゲハ)

Dsc05212c  明日は、江戸橋での授業の前期期末試験。桑名での予報は、曇りのち雨ですが、津は雨。ただし、小雨のようです。台風6号の影響はありますが、さほどではなさそうです。補講期間がありましたので1週間、間が空いて、ちょっと調子が狂った感じ。学生諸君にはしっかり準備してきて、勉学の成果を発揮してもらいたいと思っています。センニチコウは、吉津屋町あたりで撮影。

2023年8月 7日 (月)

赤須賀漁港でキンクロハジロのメスとウミネコ……九華公園でカワセミも撮影

Dsc04421c  未明に雨が降りましたが、日中は今のところ降っていません。しかし、空模様は台風の余波のためか、スッキリしません。 石取祭は終わり、午前中はあちこちの町内で祭や、祭車の後片付けが行われていました。家事を済ませ、8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、赤須賀漁港、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.4㎞。今日もまた蒸し暑い日です。最高気温は、33.3℃。

Dsc04425c_20230807134701  諸戸氏庭園にイソヒヨドリのメス。カメラを向けた途端飛び立つ態勢に入りましたので、こんな写真です。このあと、住吉水門(七里の渡し跡のところ)でアオサギを見ましたが、遠くてよい写真にはなりませんでしたから、割愛。

Dsc04708c_20230807134701  九華公園では、今日もカワセミを目撃。2回。いずれも鎮国守国神社の社務所の裏の堀のところにて。昨日よりはかなりマシな写真が撮れました。下の嘴が赤く見えますから、メスと思われます。Yさんも私が行く前に奥平屋敷跡の周囲でご覧になったそうです。これでカワセミが九華公園に戻ってきたのは、確実です。

Dsc04783c Dsc04555c_20230807135301  ハシビロガモのオスは、今日は、野球場の南の堀のところにいました。今日はあまり日が当たりませんので、過ごしやすいのではないかと思います。枝かぶりの証拠写真ではありますが、本丸跡でシジュウカラ。3羽が一緒にいました。九華公園でほかに見た鳥は、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハクセキレイ。

Dsc05065c_20230807134601 Dsc04903c_20230807134701  ここから今日は、赤須賀漁港へ。Yさんが、工事現場のところにアオサギやカルガモ、キンクロハジロのメスがいるという情報をくださったのです。確かにキンクロハジロのメスが1羽いました。パッと見たところ、九華公園にいるハシビロガモのオスのように、翼が傷んでいるようではありません。しかし、何らかの理由で帰りそびれたのでしょう。こちらもときどき見回ってみたいと思います。

Dsc04869c_20230807134701 Dsc05092c_20230807134601  ほかには、まず、アオサギ。ほぼ毎日、ここに1羽が来ているようです。その近くには、ウミネコ。ウミネコは何度か見ていますが、3年前に城南地区でその鳴き声を聞いています(2020年8月29日:猛暑日一歩手前、プチ遠征……コンバイン祭、アマサギ、ウミネコ、カワウはエイを捕らえる)。本当に「ミャー、ミャー」と猫のような鳴き声をしていました。

Dsc04860c_20230807134701  カルガモは2羽。写真のカルガモはマッタリしていましたが、もう1羽はキンクロハジロの近くを泳いでいました。赤須賀漁港へ寄り道をした成果は、大いにありました。このあとの公園ではとくにこれという鳥はいませんでした。内堀南公園の近くで最近、ハクセキレイ・ファミリーを見ていましたが、今日はおらず。

Dsc05158c  京町公園で小休止していたら、ベンチの傍らにあった灰皿にコカマキリ。茶褐色の小ぶりのカマキリで、以前はよく見かけたと思うのですが、この頃はあまり見られなくなっています。敵に会うと死んだふりをすることがあるそうです。

Dsc05126c_20230807134601  赤須賀を歩いていたら、こんな花を見つけました。調べてみたら、ゲンペイカズラのようです。赤いのが花で、白いところは萼だそうです。その対比が美しく、源氏と平氏に見立てたことが名前の由来だとか。

Dsc04419c  ところでベランダ園芸のアサガオ。今日も1輪のみ。色は、紫。やはり紫色の花しか咲かないような感じです。暦の上では、明日が立秋だそうです。まだまだ暑い日が続きますが、お盆明けの頃には秋の気配が少しずつ感じられるようになるかと期待します。

2023年8月 6日 (日)

九華公園で2ヶ月ぶりにカワセミを目撃

Dsc04417c_20230806140701  今のところ、最高気温は33.9℃(12時49分)にとどまっていますが、湿気を帯びた南風が吹いていてとても蒸し暑くなっています。少しでも暑さを避けようと思い、今朝も7時から散歩へ。寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社と5.8㎞。

Dsc03800c Dsc03846c_20230806140901  内堀南公園の先でハクセキレイ2羽。先日から見かけるハクセキレイ・ファミリーの若者と思います。今日は、この2羽のみ。人に対する警戒心がまだ薄いのか、2m以内に行っても逃げません。道路からは低くなった溝のところによくいます。

Dsc03908c_20230806140701  九華公園ではまずは、ハシビロガモのオスの所在を確認。今日は、辰巳櫓跡近くの松の木に。この松の木は、よく登場しますが、辰巳櫓跡と神戸櫓跡の間からほぼ水平に吉之丸堀に突き出るように生えています(段々と傾いてきて、この状態になっていますから、いずれ堀に倒れ込むかも知れません)。

Dsc04139c_20230806140701  奥平屋敷跡で散歩友達のYさんから「今日もカワセミを2回見た」と聞いて、とてもうらやましかったのですが、その後、私も2回、目撃。ただし、ご覧のような超証拠写真しか撮れませんでした。これは、朝日丸跡から野球場の南の堀端にいるのを見つけ、撮ったもの。カワセミのいる方に回り込んだら、カワセミは逆に朝日丸跡の方に逃げてしまいました。もう一度朝日丸跡に戻ったのですが、行き先不明。九華公園でカワセミを見たのは、今年6月20日以来(2023年6月20日:九華公園で7ヶ月ぶりにカワセミを目撃……サギソウは計5輪に)。ただし、このときは写真は撮れていません。写真を撮ったのは、河口堰では5月(2023年5月28日:河口堰でカワセミ、長島町内でコチドリのヒナ)、九華公園では去年11月(2022年11月15日:今日もカワセミ、しかもオスもメスも)のことでした。明日以降の散歩&バードウォッチングにいっそうの楽しみができました。

Dsc04039c_20230806140701 Dsc04197c  九華公園の北門近くでは、イソヒヨドリのオスに遭遇。夏場、フナムシが堀端や、堀の石垣にたくさんいますので、それを食べに来たようです。昨日のコサギも同様と思われました。さらに、久しぶりにコゲラも見られました。最初は、奥平屋敷跡で見たのですが、この写真は相撲場の近くで撮れました。今日は、カワセミも見られ、イソヒヨドリのオス、コゲラにも出会い、上出来の散歩です(微笑)。

230806142812674c 230806142833362c  石取祭は、今日が本楽。13時から北市場整列ということで八間通や、わが家近くの市道に祭車が集まってきています。写真は、ベランダからスマホで撮影しました。ここに並ぶ祭車はもう少し増えるのではないかと思います。今年は40町内すべてが参加します。こちらに参加する町のリストと、渡祭の順番表があります。花車(一番)の福江町は、18時30分から桑名宗社(春日さん)に渡祭です。今年はもう見に行かないことにします。

Dsc03633c  Dsc03671c ところで、8月第2週になりますが、水曜日には江戸橋の非常勤授業の前期期末試験。台風6号の予想進路は次第に西寄りに変わっていますから、無事にこの日に試験が実施できると思います。わが家のアサガオは、今朝、ようやく4輪目。今年は、この紫しか咲かないかも知れません。イチジクの実が大きくなってきました。寺町堀沿いのお宅です。子どもの頃はよく食べました。

2023年8月 5日 (土)

朝5時から散歩に行くと、鳥はたくさんいるか? ……石取祭、始まりました

230805110852952c 230805022305591c  11時半現在で33.4℃です。蒸し暑くなっています。今日の0時から、石取祭が始まりました。この時刻が「叩き出し」。桑名宗社での合図とともに参加する各町の祭車の鉦・太鼓が一斉に鳴り始めます。と書きましたが、音が合図ですから順番に伝わっていきます。この時刻、ベランダにいると、鉦・太鼓の音が次々と広がっていくのが分かります。右の写真は、今朝2時過ぎにベランダから南を見たスマホ写真。祭車が練り歩いているのが写っています。YouTubeに動画をアップロードしてありますので、ご興味がおありでしたら、こちらをご覧ください。午前2時過ぎに鉦・太鼓の音で目が覚めました。叩き出しでは、いくつかの町内で組を作り、組ごとにそれらの町内を練り歩きます。わが家の近くには2つの組があり、2時過ぎにはわが家の近くにその2組が集まってきたのです。3時半から4時頃まで鉦・太鼓の音が聞こえていました。窓を閉め切って、エアコンを使っていても音はよく聞こえてくるのです。結局、寝られず、そのまま起きていました。

Dsc03125c_20230805114601  こういうこともあって、朝5時15分から散歩へ。日の出は、名古屋で5時4分。日の出頃から散歩に行けば、いつもより鳥がたくさんいるか、確かめたいということもあったのです。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.7㎞。2時間ほどで帰宅。1年以上ぶりに会った散歩友達もありました。

Dsc03147c  Dsc03202c_20230805114601 住吉神社のところでスズメ数羽。さらに七里の渡し跡や、柿安コミュニティパーク(右の写真)でもスズメ。コミュニティパークではムクドリも30羽ほど。7時過ぎから歩くときよりも、スズメやムクドリはたくさんいました。しかし、ドバトはさほどいませんし、ヒヨドリは全く見ませんでした。ツバメは数羽がエサをとりながら飛んでいます。

Dsc03291c Dsc03327c  九華公園には5時半過ぎに到着。スズメ、ムクドリのほか、ハシボソガラス、ドバトも少しいました。鎮国守国神社の社務所裏の木や、相撲場近くの堀に合わせて4羽のコサギがいました。早い時間だからいたのか、今日、たまたまいたのかは分かりません。

Dsc03437c Dsc03233c_20230805114601  さらに九華橋近くの樹上には、アオサギが1羽。このほか、鎮国守国神社の社務所裏から飛び立つアオサギも別に1羽。ほかにはキジバトが少しと、上空をツバメが飛んでいたくらい。メジロ、シジュウカラなどの小型野鳥はまったくいません。グラウンドでは、カラスたちが22羽ほど集まっていました。エサを探しているようでしたが、ときおり写真のようにトラブっています。

Dsc03517c_20230805114501  ハシビロガモのオスは、今日は、二の丸堀の南、二の丸橋の袂のソメイヨシノの下にいました。暑くなってからの定位置の1つ。この直前には、堀を泳ぎ回ったり、身繕いをしたりしていましたから、元気と思います。

Dsc03539c  貝塚公園では、キジバトのほか、ムクドリ。内堀南公園の近くでは、昨日までの2日連続でハクセキレイ・ファミリーを見ましたが、今日はいません。

Dsc03161c  いつもより2時間ほど早く散歩に出ましたが、スズメやムクドリは確かにたくさんいました。しかし、それ以外の鳥たちの種類、数は変わらない印象です。コサギ、アオサギは、早い時間の方がよいのか、いつも通りでも同じなのか、判断がつきません。散歩を2時間早めると、生活リズムがかなり変わりますので、毎日というふうにはいかないところです。ただ、景色は違いますし、歩いている人たちもいつもとは全く別の方達で、散歩友達のTさんには1年以上ぶりに会えました。たまにはいいかもしれません。

Dsc03599c_20230805114501  冒頭に書きましたように石取祭が始まりました。今日の夕方は試楽、明日が本楽です。暑いのでたぶん見に行かないと思います。リソースによって予報が異なりますが、明日は雨模様という予報も出ています。本当は、大四日市まつりを一度見てみたいと思うのですが(毎年、石取祭と同じ日程なのです)、暑い中四日市まで行ってというのは、石取祭を見に行くよりはるかに大変です。大入道を見てみたいのですがねぇ……。

Dsc03630c_20230805114501  オマケ。アサガオは、ようやく3輪目が今朝咲きました。10日くらい間が空きました(2023年7月25日:アサガオが咲きました)。

2023年8月 4日 (金)

九華公園にコサギ登場

Dsc02474c  8月1日以来、微妙な温度差で猛暑日にはなってはいませんが、暑い日が続きます。今日は、34.9℃(12時57分)。そして、今日は、24時にいよいよ石取祭の叩き出しを迎えます。窓を閉め切って、エアコンを使っていても、鉦・太鼓の音が聞こえてきます。子どもたちが幼い頃は、知人の町内に入れていただいて参加し、私も一緒に練り歩いたりしましたが、最近は、ビミョーです。30代後半で桑名に転居してきましたので、いわば「よそ者」。地元の方には申し訳ないのですが、石取祭にもともとさほど思い入れがないのです。8月5日(土)は18時頃から試楽、6日(日)は13時から「北市場整列」(わが家のマンション近くまで祭車が並びます)、18時30分から「花車渡祭」となりますが、祭事はたぶん見に行かないでしょう。暑いですし、人も多いですから。

Dsc02436c_20230804155601  さて、今朝も7時10分から散歩へ。寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社と、例によって逆回り。8時頃に散歩友達の方と九華公園で会えるよう、早く出たときには逆回りをしています。わが家を出てすぐ、玉重橋近くでハシボソガラスが3羽ほど。黒服ですから、余計に暑そうです。その後、ずっと鳥はほとんど見ません。

Dsc02659c_20230804154701 Dsc02698c_20230804154701  内堀南公園の東で、昨日も出会ったハクセキレイ・ファミリーに再会。昨日と同じ4羽がいます。ということは、この近くで繁殖したのでしょうか? 枯れ草や植物の根を使って家の隙間や地上のくぼみに巣をつくるそうですが見たことはありません。貝塚公園ではキジバトが鳴いていたくらい。

Dsc02751c_20230804154701 Dsc02982c  九華公園では、まずは、ハシビロガモのオスの所在を確認。今日も、野球場の南の堀にいました。ミドリガメが甲羅干しをしているところに混じっています。今日は、鎮国守国神社の社務所裏にコサギが1羽来ていました。春先以来と思います。ほかには、これという鳥は見ませんでした。わずかなスズメ、ムクドリ、ハシボソガラスくらい。ツバメはまだ上空を飛んでいます。昨日Yさんがカワセミを見たというので、期待したのですが、残念な結果でした。

Dsc03043c_20230804154701  それにしても、空と入道雲がモクモクとしているのを見るだけで、いかにも夏だなとか、今日も暑いんだろうなとか思えてきます。この年になりますと、暑い日が続くと、疲れがたまってくるような気がします。今日も午後から、ちょっと昼寝をしようと思ったら、爆睡していました。

230804122616397c 230804115451198c  それはさておき、11時過ぎ、家内が出かけようというので行き先を告げられないまま、クルマで外出。たどり着いた先は、こちら。愛知県蟹江町大字須成にある「うなぎ屋しばた」さん。土用の丑の日には、食卓に鰻は登場しませんでしたが(2023年7月30日:赤福氷)、それから1週間も経たないで、鰻にありつけました。ここは、家内の知人推薦の店。わが家からは車で40分ほど。東名阪道の蟹江インターの東にあります。

230804120452004c  家内の知人のお勧めである「長やき定食(¥3,500)」をチョイス。鰻は炭火焼きで香ばしく、中はふんわりしています。鰻の臭みは感じられません。タレは甘めの濃いめで、私の好みに合い、ご飯が進みます。 

Taifu6  ところで、台風6号が再び動き出し、あれこれ方向を変えながら、来週には東海地方にも接近しそうになってきました。来週水曜(8月9日)には、非常勤先で期末試験がありますが、今日メールが届き、試験が実施できなかった場合には、追試験を予定した日に行うということでした(お盆明け)。本来予定した8月9日に無事実施できるとありがたいところです。

2023年8月 3日 (木)

ハクセキレイ・ファミリー

Dsc02417c_20230803123101  雲が広がっていますが、これまでのところ、雨は降っていません。最高気温は14時半に34.2℃。朝は家事を済ませ、8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、新築公園、常盤町、常信寺、御坊さん、寺町と5.4㎞。蒸し暑くて、汗びっしょりで、今日も今日とて修行。

Dsc02142c_20230803123101 Dsc02171c_20230803123201  船津屋さんのところでホオジロ。堤防の道沿いの木にいたのにカメラを向けた途端に船津屋さんへ。それ故、証拠写真。三の丸水門では、ハクセキレイ1羽。このあたりまででほかに見たのは、スズメ数羽。

Dsc02189c  九華公園には8時半過ぎに到着。相撲場近くの堀にミドリガメの子ども。一人前に甲羅干しをしていました。昨日も同じカメを見た気がします。鳥はいません。スズメもほとんど見ません。ムクドリ、カワウ、ハシボソガラス、キジバトを少し見ただけ。

Dsc02241c_20230803123201  ハシビロガモのオスは、今日は、野球場の南の堀にいました。色がかなりくすんできました。前管理人のOさんから、「Yさんが今日、カワセミを見た」という情報がありました。これは楽しみ。

Dsc02268c Dsc02307c_20230803123201  ほかの公園ではほとんど鳥はいませんでしたが、内堀南公園近くの用水路にハクセキレイの家族と思います。4羽。

Dsc02282c Dsc02369c_20230803123301  これらは幼鳥と思いますが、左の写真のハクセキレイは、何故かきれいではありません。

Dsc02406c Dsc02395c  常信寺でヤマボウシ。鳥も散歩友達もいませんが、花もネタ切れ気味です(苦笑)。ムラサキルエリアは、新築公園近くのお宅にて。土曜日くらいまでは猛暑が続くようです。ネタ切れはまぁいいのですが、息切れしないように気をつけないといけません。

2023年8月 2日 (水)

修行は続くよ(微苦笑)……赤福の水ようかんは美味

Dsc01895c  相変わらずの暑さですが、今日はかろうじて猛暑日にはなっていません。34.8℃。朝のうちは大気が不安定だったようで、入道雲がモクモク。散歩途中、九華公園あたりでYahoos天気からは「間もなく雨が降ります」といわれました。結局、散歩コースあたりでは降らず、助かりました。朝7時15分からいつものように、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、寺町と5.7㎞。汗だくで修行した気分。

Dsc01693c_20230802144201  今日は、スズメもほとんど見ないくらいでした。ムクドリもわずかで、ヒヨドリはこのところ見ていません。それ故、今日もまたトンボなどを注意して見てきました。諸戸氏庭園前でシオカラトンボのメス。珍しくもなんともありませんが、被写体がいないのです。

Dsc01745c  柿安コミュニティパークでこちらの昆虫。調べてみたら、シオヤアブ(塩屋虻)だそうです。草原や林の周辺の、日当たりの良い場所でよく見られる普通種というのですが、今までは気づいていません。甲虫やハエ、アブなど、他の昆虫を捕まえて食べます。これはオス。オスの腹端には白い毛の束があります。

Dsc01794c_20230802144101  九華公園では、スズメ。管理事務所南の花菖蒲園のところで。奥平屋敷跡で見たのは、ハシボソガラス5羽。上空を通過したのは、カワラヒワ1羽、ムクドリ数羽。ツバメも見ません。子育てがほとんど終わっているのでしょう。ハシビロガモのオスは、二の丸橋の南の袂のソメイヨシノの下にいるのは確認したのですが、そちらへ回ったときにはどこかへ行ってしまっていました。

Dsc01822c_20230802144101Dsc01852c_20230802144101  トンボは、コシアキトンボ(左の写真)や、ウチワヤンマ(ウチワヤンマ)、シオカラトンボのメス。シオカラトンボはオスもいたのですが背景がゴチャゴチャしたところでしたから、割愛。これらの3種類のトンボは、九華公園でもポピュラー。

Dsc01943c Dsc01979c_20230802144101  貝塚公園では鳥も、トンボもいませんでしたが、内堀南公園のところでハクセキレイ3羽。成鳥のオス1羽に、幼鳥が2羽。これは、幼鳥のうちの1羽。シオカラトンボのメスも内堀南公園にて。以上が、今日の観察結果(苦笑)。鳥が少ないのに耐える修行もしているといえます。というか、セミの鳴き声に耐える修行も合わせて行っている気がします。

Dsc02008c_20230802144101 Dsc01987c  代わりに花の写真をと思うのですが、あまり珍しいものはありません。吉津屋町のお宅でデュランタと、キバナコスモス。 わが家のサギソウは終わってしまいました。アサガオは、次のつぼみは出て来たものの、まだかなり小さいのでしばらくお休み。

Dsc01769c_20230802144101  水曜ですが、今週は補講期間でお休み。明日は曇りの予報。台風の余波かも知れません。沖縄地方では、長い時間台風の影響を受けておられるようで、被害が出ないことを願っています。ちなみに、赤福の水ようかんは、今朝7時に冷蔵庫に移して、解凍中です。食レポは、またのちほど。

230802165619060c 230802165648878c   追記。赤福の水ようかん、17時過ぎに解凍完了で、早速食べてみました。パッケージは、8個入りの折箱の赤福餅と同じです。赤福餅を食べるときの木製へらも同じ。

230802165915764c  こちらが赤福の水ようかん。折箱に流し込まれた「一枚流し」となっています。それを好みの大きさで切り分けられます。甘さはすっきりしていて、瑞々しい水ようかんに仕上がっています。一箱全部、一度に食べられそうな感じでした。

2023年8月 1日 (火)

ハシビロガモのオス、再登場……オマケは赤福の水ようかん

Dsc01630c 2307temp  8月になりました。今年の梅雨は7月20日に明けましたから10日あまり。「梅雨明け十日」といいますから、そろそろ少し暑さが和らいでほしいところですが、今日も35.8℃と猛暑日。熱中症警戒アラートも発令されました。暇つぶしに気象庁のデータを調べ、桑名の7月の最高気温と最低気温の推移を折れ線グラフにしてみました。どちらも多少の変動はありますが、月初めから月末にかけて上昇傾向でした。7月18日に記録した39.0℃は、その日の全国の最高気温ランキングのトップでした(2023年7月18日:今日の最高気温39.0℃は、全国トップ)。今朝も、暑さを少しでも避けようと、7時15分から寺町、京町、吉津屋町、外堀、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社と5.2㎞を歩いてきました。2時間ほどで帰宅。野鳥も散歩友達もほとんどいません。散歩友達に会ったのは、九華公園でYさんだけ。

Dsc01133c_20230801152501  寺町までの住吉入江でギンヤンマ。以前はここでよく見かけたのですが、今年は、毎日1頭を見るか、見ないかくらい。今朝は、1頭だけでこのような行動をしていて不思議だったのですが、メスが単独で産卵することもあるようです(こちら)。私自身は、結合して産卵するものだと思っていました。

Dsc01171c_20230801152501  貝塚公園でスズメ。今日は、スズメもほとんど見かけません。ドバト、ムクドリも同様。ここ数日、ヒヨドリはまったく見ていません。

Dsc01253c_20230801152501 Dsc01325c_20230801152501  九華公園では、心配していましたが、ハシビロガモのオスが再登場していました。昨日もいたそうですから、日曜の午前中だけいなかったということです。花火の大音響などの影響があったのでしょう。何もいませんので、ムクドリの写真も。若い個体のように見えました。アオサギは、その後は来ていません。

Dsc01348c  トンボも同じ種類しか飛んでいませんので、今日は、アメンボを撮影。九華公園の二の丸堀にて。実はカメムシの仲間だそうです。体に飴のような甘いにおいがあるのでこの名がついています。水面に落下した小昆虫などの体液を吸い、長距離を飛んで移動することもあるといいます。虫の世界もいろいろあって、面白そうです。

Dsc01478c Dsc01562c_20230801152501  柿安コミュニティパークでは、ムクドリ、ハシブトガラスのほかにハクセキレイ。船津屋さんの裏手で、ホオジロ。幼鳥もいたのですが、それにはすぐに逃げられました。幼鳥はまだ撮影できていません。

Dsc01635c  散歩中、九華公園にいるとき、短時間、弱い雨にが降りました。それまでは曇りがちでしたが、雨が上がってからは夏空が戻ってきて、いっそう暑くなった感じがします。わが家では、たいてい昼くらいまでは、玄関とベランダの窓を開けておくと風が通り、それなりに過ごせるのですが、昼前後からは風もなくなり、気温も上がってきて、耐えられなくなります。もちろんエアコンなしでは過ごせません。

Dsc01141c_20230801152501 Dsc01281c_20230801152501  今日から8月ですが、日本気象協会の1ヶ月予報では、東海地方は、平年に比べ晴れの日が多く、平均気温は高い確率70%。日照時間は、平年並または多い確率ともに40%だそうです(こちら)。仕事は、8月9日(水)に江戸橋での期末試験があるのみ。これを済ませますと、前期の授業は、任務完了。ほかには、義母の初盆の法要が、旧盆のときに菩提寺であります。熱中症にならないよう、また、夏バテしないように気をつけて過ごすことにします。カンナは外堀にて、サルスベリは九華公園にて。

230801170115269c Yokan_img1  オマケ。夕方、待ちに待ったものが届きました。赤福水ようかんです。赤福オンラインショップ限定、また、夏季限定商品です。7月14日に発注したものが、今日届いたのです。各日個数も限定で、この日に申し込んでもっとも早いのが、今日到着なのです 。ヤマト運輸のクール便(冷凍)。1つ¥1,000で、1回に購入できるのは8個まで。限度いっぱい買ってしまいました(微笑)。冷蔵庫で解凍すると約10時間、常温では3~4時間で解凍できますが、17時頃届いたので、残念ながら今日は食べられません。右の写真は、赤福のWebサイトからお借りしました。

« 2023年7月 | トップページ | 2023年9月 »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

マイブックス

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)