20230702美濃街道(養老街道)ウォーキング「美濃青柳~大垣」(その3)……常楽寺、大泉寺、誓運寺、常隆寺から御朱印地遮那院跡を経て大垣駅にゴールで「完」
7月2日に行った美濃街道(養老街道)ウォーキング「美濃青柳~大垣」の本編その3です。ルートマップはまだ2の範囲をウロウロしています(苦笑)。講釈や屁理屈がすきなものですから、あれこれ調べたりして、時間もかかっています。その3では、船町7丁目交差点の東にある常楽寺から。大泉寺、誓運寺、常隆寺を経て奥の細道むすびの地に至ります。ここは、去年6月12日の「大垣ウォーキング」で訪ねています(2022年6月12日:20220612水の都・大垣ウォーキング(予告編))。このあたりも美濃路を歩いていますが、この先、ほとんどの見どころはすでに回りました。1ヶ所、見逃していた御朱印地遮那院跡を訪ねて、大垣駅に向かいます。
照徳山雲光院常楽寺。浄土宗のお寺。元和3(1617)年、戸田氏鉄(うじかね)が近江国膳所藩から摂津国尼崎藩に国替えされた際に、尼崎の地に菩提寺として建立されたのが始まり。寛永12(1635)年、美濃国大垣藩初代藩主に命ぜられた戸田氏鉄は、開山である乗誉春把を本尊とともに同行させ、大垣八幡神社の境内にあった寒松寺に仮寺務所を置きました。のちに現在の大垣市宮町に伽藍を造営しています。さらに2代藩主氏信が大垣城の裏鬼門除よけとして現在地に移転。この間、一時、中絶もあったようですが、延宝5(1677)年に単誉流源が中興しました。また享保年間(1716~1736年)に4代藩主氏定が初代より代々尊崇していた空海作と伝えられる毘沙門天尊像を奉安。山門がなかなかユニークでした。
常楽寺から道を挟んで北側に真宗大谷派の大泉寺。このお寺の詳しいことは分かりませんでしたが、このあたりは、美濃路沿いに設けられた寺町のような感じです。
船町4丁目の交差点の南にお寺が見えました。ルートマップを描くのにネットにある「キョリ測」というサイトを使っていますが、ネット上の地図は表示させるサイズによって、あるはずの建物や施設が上手く表示されないことがあります。ルートを調べたとき、この誓運寺は表示されず、清念寺が表示されていただけ。現地で気づいて、「見つけたなら行かなくっちゃ」と立ち寄ってきました。事前調査からはもれていました。五乗山誓運(せいうん)寺は、寛正5(1464)年の創建で、大垣城下町の整備に伴い元和6(1620)に現在地へ移転しました。真宗大谷派。
この寺に生まれた南條文雄(なんじょうぶんゆう)は、ここ誓運寺に生まれ、サンスクリット語による仏典研究に力を尽くし、明治21(1888)年、わが国初の文学博士となり、境内にはその功績をたたえる顕彰碑が建てられています。南條は、幼時より漢学・仏典の才に優れ、慶応2(1866)年、大垣藩の僧兵隊に参加。明治元(1868)年、京都東本願寺の高倉学寮に入り翌年帰郷。明治4(1871)年、高倉学寮で教鞭を取っていた福井県の金剛山憶念寺(おくねんじ)南条神興(じんこう:1841~1887年)の養子となり南条姓に改姓、再び学寮に赴き護法場(慶応4(1868)年に、キリスト教研究の目的で学寮内井波屋敷に設置されたのが「護法場」である)でキリスト教など仏教以外の諸学を修めています。明治9(1876)年には東本願寺から派遣されてイギリスに留学し、マックス・ミュラーに師事してサンスクリット語学を学び、明治17(1884)年に帰国。東京大学講師、真宗大学(大谷大学の前身)教授などを歴任し、大正3(1914)年から大正12(1923)年まで大谷大学の第2代学長を務めています。
誓運寺の裏手に浄業山清念寺。地図に出て来ていたのは、こちらのお寺でした。しかしこの写真は、誓運寺の墓地から見たもので、清念寺には行っていません。浄土宗のお寺。ここの詳しいことも不明。
誓運寺から出たところの角に三輪酒造。天保8(1837)年創業だそうです。同級生K氏は、ここの酒を飲んだような気がするといっていましたが、この日は暑くて、店先を覗いただけで立ち寄らず。ひょっとしたら惜しいことをしたのかも知れません。
奥の細道むすびの地記念館の手前に日蓮宗の常隆寺。無住のようですが、寺には珍しく竜宮門があります。竜宮門というのは楼門の一種で、1階部分が漆喰塗籠めの袴腰になっている門です(こちらを参照)。浦島太郎の絵本で竜宮城の城門として描かれているのがそれです。常隆寺の門は、1階部分にも屋根がある二重門タイプの竜宮門で、ことさらに珍しいそうです。1階部分には屋根がない楼門タイプの竜宮門のほうが一般的ということ。
こちらが奥の細道むすびの地。ここから先も美濃路をたどっていくのですが、初めの方に書きましたように、主なところは去年6月12日の「大垣ウォーキング」ですでに訪ねていますので(2022年6月12日:20220612水の都・大垣ウォーキング(予告編))、今回はほとんどをパス。
この先、ルートマップはその3へ。美濃路大垣宿本陣跡などがありますが、去年しっかり拝見し、説明もしていただきました。そのほか問屋場跡などありますがパス。
御朱印地遮那院跡(ごしゅいんちしゃないんあと)。ここは、去年、パスしたところ。遮那院は天武天皇の勅願所として白鳳年間に百済の王子沙門金珠が創立し、のち天長年間(824~834年)に弘法大師が来訪、真言宗有縁の聖地であるとして大日如来・不動明王・愛染明王を彫刻し本尊とし、以後真言宗牛屋山大日寺遮那院と称したといいます。江戸時代には朱印地でした。現在、跡地はホテル・住宅・墓地などになっており、墓地の一隅に「御朱印地遮那院跡」の石碑があります。
もう一ヶ所は、
大垣城東惣門跡。美濃路はここを右折して名古屋方面に向かいます。われわれはここで美濃路に別れを告げ、左折して新大橋を経て大垣駅方面に進みます。
大垣駅にゴールする前に金蝶製菓総本家大垣駅前本店で水まんじゅうを土産に購入。今日は、けっこうな賑わいでした。
店頭では、このように器に入った水まんじゅうが冷やされています。注文を受けると店員さんが、器から水まんじゅうをはずし、パッケージに入れて販売しています。
このあと、JR大垣駅ビルにある「おらが蕎麦」で昼食。去年と同じ(微苦笑)。「ちくわ天おろしぶっかけ蕎麦」をチョイス(¥690)。見た目よりも蕎麦の量も多く、満足。食べ過ぎではありません。ここは、津駅ビルのチャムにある「そじ坊」と同じ系列のフランチャイズ店で、私は好きな店の1つ。非常勤の授業のあと、津駅の別所書店に立ち寄るときがありま。そういうときそじ坊さんでお昼を食べたいと思うのですが、昼はいつも賑わっていて店の前で待っている人も多く、なかなか食べられません。
養老鉄道大垣駅には、14時15分頃到着。ここが今日のゴールであり、われわれの「美濃街道(養老街道)ウォーキング」のゴールでもあります。14時26分に桑名行き普通電車がありましたので、それに乗車。桑名には15時38分に到着。
今日の土産は、こちら。金蝶製菓総本家大垣駅前本店で買った水まんじゅう。「3種セット」と「オオガキ珈琲水まんじゅう」。いずれも4つずつ入っています。合わせて¥1,120。これを買うのが、今日最大のミッションだったのです。
こちらはこの日のGoogle Fitのデータ。トータルで14㎞を歩いたことになっていますが、過大評価かも知れません。ルートマップ上では、8.7㎞。自宅から桑名駅往復は、せいぜい2.5㎞ですので。歩数は21,603歩。
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