河口堰、長島町内へ……コアジサシは6羽、サギの狩猟シーン、ケリに威嚇された話
雨は午後からという予報でしたので、曇天にもかかわらず、長良川河口堰、長島町内、上之輪新田に行ってきました。7時前には河口堰に到着。朝早いので、すれ違った人は合計3名。サギはたくさん集まってきていましたし、コアジサシも数は少なかったものの見られました。
まずは、河口堰東側の魚道。下流側にはカワウしかいませんでしたが、上流側にはダイサギ、アオサギ、コサギとそろい踏み。なかなかの好スタートです。
管理橋を少し渡ったところで下流側を見て、驚きました。 何と、キンクロハジロのオスが2羽にメスが1羽いたのです。5月も半ばに、です。ただ、親水広場まで行って戻ってきたら、もういませんでした。管理橋を渡る途中、2度、コアジサシがいずれも堰の上流側から下流側に向かって飛ぶのが見えました。
河口堰の西側にもアオサギ、ダイサギ、コサギが合計20羽近く。繁殖を終えたサギたちが、戻ってきたということなのでしょう。
今朝は、サギたちがエサをとるシーンがよく見られました。まずは、アオサギさんの狩猟シーン。魚道を小魚が遡上していくところを狙っているのです。
そして、今日はいるかいないか気になっていたのが、こちら。コアジサシ。前回は、飛んでいるところを1回見ただけでしたが、今日は、合計6羽がいました。オスが小魚を捕ってくるのですが、求愛給餌シーンは確認できませんでした。
飛んでいるところも見られたのですが、写真はイマイチ。天気が良かったら、もう少しマシな写真になったかもしれません。残念ながら、ダイビングシーンは見られませんでした。昔に比べると、やってくる数は激減しました。大規模営巣地がなくなってしまったのでしょう。
西側の魚道では、イソシギの姿も見えました。オオバンを1羽(右の写真)、さらにカルガモも1羽見られました。ホオジロのオスもいたのですが、カメラを向けた途端に逃げられ、失敗。オオヨシキリは、管理橋の西あたりから下流のほうの中州で鳴き声がしています。親水広場の西側からは、声はまったく聞こえず、姿も見えませんでした。再チャレンジが必要です。
東側に戻りながら、サギを見ていきます。閘門の上流側の橋にアオサギ。ここ、サギが割とよくいます。その近くでハクセキレイ。ハクセキレイは、親水広場にもいました。
東側の魚道に戻ってきて、アオサギさん。左の写真では、上が下流側です。写真はリサイズしていますので、よく見ないと分かりませんが、アオサギの足元に小魚が遡上しているのが見えます。サギたちは、こういう小魚を狙っています。
上流側にはコサギが何羽も、漁をしていました。河口堰の様子は、ここまで。コアジサシと、オオヨシキリは、さらにチャレンジをしたいと思っています。
続いて、長島町内某所を巡回。まずは、某所その1。抱卵していていたり、ヒナがいたりする様子はないのに、ケリに烈しく威嚇されました。
威嚇していたケリの近くには、コチドリ。前回(2023年5月3日:某所でケリ、コチドリが営巣……長良川河口堰のコアジサシはほとんど空振り)は、コチドリが抱卵しているようでしたが、今日はそういう雰囲気はありませんでした。さらに、ヒバリも1羽。
少し離れたところでは、カワラヒワが数羽いました。次の場所に向かおうとしても、まだケリは威嚇してきていました。
続いて某所その2(番号は、5月3日の記事と同じです)。ケリが1羽、座り込んでいました。卵を抱いているのかも知れません。もう1羽は、道を挟んだ水田にいたのですが、威嚇したあと、ここ、その2に降りてきました。
その2には、コチドリも1羽いました。前回は、ケリ2羽、コチドリ2羽で、営巣している様子はありませんでした。ケリが安心して営巣し、抱卵するのはなかな難しそうですし、それを見て、判断するのも難しい。
某所その3は、今日も何もいませんでした。その近くの某所その3’(その3ダッシュとしました)には、ケリが1羽(左の写真)。ここは1羽のみ。
某所その4では、前回と同じように、ケリが草が生えたところに座り込んでいました。クルマの中から見ていた間は、座り続けていたのですが、クルマからちょっと出たら威嚇してきました(右の写真)。卵を抱いている可能性が高いように思います。
長島町内の最後、某所その5。前回の記事で、間違いなく抱卵中と書きましたが、今日も同じあたりに座り込んでいました。残念ながら、今日はケリのヒナも、コチドリの雛も確認できませんでした。
帰宅前に上之輪新田へ。前回、ケリをたくさんとムナグロ2群、計40羽以上を見たのですが、今日は遠くにケリが2羽いたのみ。田植えはまだ行われていませんが、トラクターで土起こしが行われたようでした。写真は、例によってついでの「俄撮り鉄」。揚げ雲雀も見られましたが、下に降りてくると、見つけられなくなります。ツバメは飛んでは来るものの、もう泥をとっていくものはいません。
北東エリアに麦を作っているところがあります。そこに案山子の集団。「へのへのもへじ」が顔に書かれた案山子もありましたが、今の子どもたち、「へのへのもへじ」を知っているのでしょうか。
オマケは、アサガオの発芽の記録。5月8日にアサガオの種を蒔きました(2023年5月8日:市民大学郷土史学科の講座が始まる……ツバメは3ヶ所で巣に就いています)。今朝、発芽がはじまっているのを確認できました。
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ひらいさん、こんばんは。
今もよく降っていますが、明日も雨という予報ですね。
河口堰、サギたちで賑わっていましたし、多くのサギが魚を捕っていました。
コアジサシは、今日も6羽。
最初に見た頃と同じ数だと思います。
堰の上流側から来て、下流側に行ったコアジサシはN里の方へ行くように思います。
ケリの繁殖はなかなかよく分かりませんが、その4、その5では卵を抱いているように思えます。
投稿: mamekichi | 2023年5月13日 (土) 21時03分
mamekichiさん、こんばんは!
河口堰も賑やかですね、しかもコアジサシも6羽と増えてますね、求愛行動は見られなかったとの事で残念ですが、ここに来ているという事はどこかで子育てしようとしてるのかなとは思っています。
ケリは順調っぽく見えますが、どうなのでしょうか、威嚇=守るべきものがあるとは思いますが、その真相は中々確認出来ないですよね。
自分は先週のゴタゴタが、まだ落ち着いてないのですが、そろそろ定番コースの確認に行かなければと思っています、と言っても明日は雨、自転車散歩は難しそうです。
投稿: ひらい | 2023年5月13日 (土) 20時48分