桜を散らす犯人を現行犯で押さえる(笑)……コゲラ、今日は巣作りに専念
夏日にはなりませんでしたが、それでも24.2℃になりました。昨日の雨はやはり「催花雨(さいかう)」になったようで、九華公園その他のソメイヨシノが一気に開花した感じでした。散歩はいつものように、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と6.3㎞。鳥を見たり、あちこちの桜を撮りまくったりで、3時間以上もかかりました。冒頭の写真は、貝塚公園の東門のところのソメイヨシノ。このとき、よく晴れてきて、今日見たソメイヨシノの中でもっともきれいでした。
今日はこちらから。桜の木の下に、花がそのままたくさん落ちているのを見ることがあります。ご存じない方は、「咲いたばかりなのに、もう散っている」などと思われるようですが、そうではありません。実は、スズメの仕業なのです。
メジロは、舌の先が筆のようになっていて花の蜜が吸いやすくなっていますが、スズメはそうではありません。スズメが花の蜜を吸おうとすると、「花柄(かへい)」と呼ばれる部分を折り取って、そこから蜜を吸うのです。
似たような写真ばかりですが、これの方が良く分かるかも知れません。蜜を吸い終わると、そのまま花を放り出します。これらの写真は、内堀公園で撮ったもの。
もう1つ。九華公園内某所にあるコゲラの巣作り現場。今日は私が8時頃見に行ったとき、懸命に穴を掘っている場面に遭遇しました。10数分、作業をしていました。「やるときはやる」、「やらないときはやらない」という風のようです。作業をした後は、たぶんつがいであちこちの木で食事をしていました。
穴はかなり深くなり、頭は十分に入るくらいになっています。ここまで深くなりますと、つつく音はあまり響きません。コゲラが現場を離れた後、巣穴を撮影したのが、右の写真です。散歩友達が動画も撮ったらというので、撮ってみました。こちらにYouTubeへのリンクを張っておきます。30秒ほどの動画ですが、三脚を持っていなかったので、手持ちで撮りました。そのため、最後の部分は画面が揺れます。
さて、散歩の初めから。揖斐川には、シラウオ漁の船も出ていたのですが、カンムリカイツブリも4羽ほど見られました。この個体は、まださほど夏羽にはなっていませんが、ほかの個体ではほぼ夏羽というものも見えました。右の写真は、蟠龍櫓とソメイヨシノ。このソメイヨシノが満開になったとき、このアングルから見える景色、私の好みです。もう少し経つといい感じになりそうです。
九華公園の奥平屋敷跡、最近、鳥が余り来なかったのですが、今日はかなり楽しめました。曇天で色が出ていませんが、メジロと桜。「サクジロー」と呼ばれることもあるようですが、「ウメジロウ」というネーミングにはちょっと及ばない気もします(あくまでも個人の感想ですが)。カワラヒワも出てきました。巣材にする、木の根のようなものをくわえています。
続いて、ジョウビタキのオス。もういなくなったのかとも思っていました。さらに、ヤマガラ。今日は1羽しかいませんでした。
シジュウカラは数羽。ちょっと暗い、証拠写真です。ほかには、シメも来たのですが、証拠写真以下で割愛。ハシボソガラスも来ているものの、巣には寄りつきません。上空をツバメが飛ぶ様子も見られました。
本丸跡のエノキの下に、久しぶりにシメがいました。ムシャムシャと食べていて、そっと近づいても逃げませんでした。鎮国守国神社の境内でシロハラ。
カモは、今日は合計72羽。キンクロハジロが57羽、ハシビロガモが7羽、ホシハジロとヒドリガモは2ペアずつ。ソメイヨシノとのコラボが撮れないかと思って歩き回った結果が、この写真。ヒドリガモとソメイヨシノ。ユリカモメは2羽ほどが飛んでいただけです。カンムリカイツブリは見なくなりました。最後に見たのは、3月16日(2023年3月16日:薄墨桜はほぼ満開、九華公園ではしだれ桜が咲き始める)。
九華公園の桜の様子。左の写真は、朝日丸跡から吉之丸堀にかかる橋のところ。北を見ていて、奥の方が本丸跡、野球場。右の写真は、いつもの、本丸跡の藤棚の西側のソメイヨシノ。もうここだけでなく、公園全体が3分咲きくらいの印象。
野球場南のしだれ桜。右は、九華公園の外周遊歩道の東から、二の丸橋の南の袂の桜並木を見たもの。写真中央あたりが、花のボリュームがあって、かなり見応えがあります。
その近くで、ローアングルから撮ったもの。天気がよかったらもっときれいに映えたのに、ちょっと残念。月曜くらいには天気がよくなるという予報ですから、再チャレンジしましょう。
貝塚公園でもシロハラ。九華公園で時間を使いすぎて、ここに来たのが9時40分。家を出てから2時間以上(苦笑)。鳥はほとんどいなかったのですが、このシロハラのみ。内堀公園では、初めに載せたスズメが桜の花を折り取る現場を押さえたほか、「サクジロー」。枝かぶりで余りよくありません。
諸戸氏庭園の前まで戻ってきました。「マイ・ソメイヨシノ」もかなり咲いてきました。3~4分咲きくらいでしょうか。老木ですが、頑張っています。
諸戸氏庭園の修復工事はほぼ終わったようで、マイ・ソメイヨシノと本邸(主屋)とのコラボ写真。修復工事がほぼ終わったというのは、右の写真で中央の広場に現場事務所があったのが片付けられているからです(拙宅玄関前からの写真)。中央に見える煉瓦の塔は、諸戸水道の給水塔です。諸戸水道は、リンク先に詳しい説明がありますが、明治時代後期に豪商諸戸清六(初代)が独力で敷設した上水道です。写真にある給水塔は貯水槽で、邸内への給水と余剰水を公衆に開放するためのものと考えられています。
明日、明後日は雨模様という予報。ソメイヨシノが散ってしまうということはないと思います。明日は、午後から、菰野町にある社会福祉法人の評議員会に出席してきます。月曜からはまた晴れるようですから、野鳥とソメイヨシノの景色を求めて、散歩三昧といきたいところ。
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