雨読の日にて、市民大学の講義のまとめ
冷たい雨の日になっています。関東地方などでは、午前中から雪が降り、大雪注意報も出ているようです。わが家あたりも6時過ぎから、小雨。アメダスでは、8時台から1時間あたり2mm程の雨が記録されています。モットーの1つが「晴歩雨読」ですので、今日は「雨読」の日。
昨年の「くわな市民大学ゼミナール郷土史学科」のまとめを一通り仕上げましたが、そのチェックをしています。去年のテーマは、「桑名の史跡を深掘りするー「久波奈名所図会」を中心にー」でした。
「久波奈名所図会(くわなめいしょずえ)」は、長円寺の学僧魯縞庵義道が編集した桑名の名所、霊跡、神社、仏閣、風俗、行事、その他を京都の秋里籬島の著した諸国名所図会本に倣って作ったものです。享和2(1802)年に完稿したもの。地方都市で、このような名所図会は珍しいといえます。上梓の予定があっての版下であったようにも考えられています。
文章のチェックのほか、図については自分がもっている「久波奈名所図会」の陰影本や、「東海道分間延絵図(とうかいどうぶんげんのべえず) 桑名」の複写本から取り込んで入れ替えたり、脚注を確認したりもしています。「東海道分間延絵図」は、江戸幕府が東海道の状況を把握するために、道中奉行に命じて作成した詳細な絵地図です。絵図には、沿道の主な建造物では、問屋、本陣、脇本陣、寺社などのほか、一里塚、道標、橋、高札なども描かれています。縮尺は、実際の1里を曲尺の7尺2寸に縮尺して描かれていますので、細かいのですが、ルーペを使って眺めているとなかなかおもしろいものです。
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