お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2023年8月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2018年1月以降の記事を残し、2017年12月以前の記事は削除しました(2018年1月1日から2023年8月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2023年2月

2023年2月28日 (火)

いろいろいましたが、パッとはせず

Dsc00679c  昨日より気温はさらに上がって、16.2℃。朝のうちは北風でしたが、10時くらいからは南風に変わっています。3月下旬くらいの陽気でしょうか。いつものように、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、アピタ桑名店、寿町、八間通と6.7㎞。アピタ桑名店の新光堂書店では、欲しいと思っていた文庫・新書計3冊をすべて入手できました。

Dsc00880c_20230228154101  最近、揖斐川では水鳥が以前ほどはいなくなりました。カンムリカイツブリも、今日も2羽くらい。カモたちが浮かんでいるのもめったに見なくなっています。暖かくなって、鳥たちの行動が変わってきたのでしょうか。

Dsc00781c_20230228154101 Dsc00797c  七里の渡し跡には、コガモが6羽とヒドリガモが4羽。今日は、上陸しているかもはなく、皆、餌を探して食べていました。

Dsc00820c  三の丸公園のソメイヨシノの木には、ホオジロのオス。公園の西の端に立つ、かなり高い木で、反対側は川口堀となっていて、回り込めません。写真が実に撮りにくいところ。ここにはツグミも1羽。

Dsc00924c Dsc00903c  柿安コミュニティパークでは、ハクセキレイが1羽に、ヒヨドリやドバト、ムクドリ、スズメ。西にある堀では、コガモのオスが1羽にメス2羽。今日は、オオバンやキンクロハジロはいません。

Dsc00992c Dsc00976c  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏の木にゴイサギが1羽のみ。お休み中。ほかにはゴイサギもホシゴイもいない模様でした。相撲場のところでツグミ。

Dsc01051c Dsc01114c_20230228155001  奥平屋敷跡では、いろいろと来たのですが、なかなか上手くは撮れず。カワラヒワは、3羽が一緒に行動していて、どういう組み合わせなのか、よく分かりません。ハクセキレイは、この頃、ペアではなく単独でやって来ます。ハシボソガラスは、ときどき巣材を運んできますが、懸命に巣作りに励んでいるとはいえないような印象。

Dsc01141c_20230228154001  ツグミもやって来ますが、奥平屋敷跡の南西隅のところにいて、なかなか近くへは行けません。シロハラも、このあたりに来るのですが、ツグミよりも警戒心が強く、すぐに逃げられて、後ろ姿の写真しかありませんので、割愛。

Dsc01224c_20230228154001 Dsc01351c_20230228154001  ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラの混群が来ました。奥平屋敷跡にしばらくいたのですが、松の木の高いところに上がって休んだり、しばらくして降りてきたりはしたものの、なかなかいいところには来てくれません。

Dsc01312c Dsc01322c_20230228154001  これはいささか余談のような写真ですが、オスのコゲラ。図鑑などには「オスは耳羽の上あたりに赤色羽がある」と書かれています。これら2枚の写真には、それが写っています。肉眼ではとても見分けられません。

Dsc01532c Dsc01558c  本丸跡では、シメとジョウビタキのオスが1羽ずつ。このところ、辰巳櫓跡の近くでよく見ます。シメは、この間までは、エノキの下によくいました。

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Dsc01715c 辰巳櫓跡の松の木には、今日は、アオサギのみ。コサギは、見かけませんでした。カンムリカイツブリは、今日も来ていました。確か2月13日からずっと来ていると思います。

Dsc01705c  カモは、今日は合計64羽。キンクロハジロが43羽、ハシビロガモが16羽、ヒドリガモが2ペア。ホシハジロはオスが1羽。

Dsc01858c  貝塚公園でジョウビタキのメス、内堀公園でジョウビタキのオスを見たものの、写真は撮れず。こちらは、新築公園で見たツグミ。ツグミは2羽いました。アピタからの帰り道、精義小学校の校庭でジョウビタキのメスを目撃したのですが、「出会い頭」でお互いにビックリ。ジョウビタキはすぐに逃げて写真は撮れず。

Dsc01643c  今日で2月も終わり。2月は過ぎ去るのが、本当に速く感じます。明日からは3月。後半になったら、新学期の授業の準備をしないといけないなと、早くも思ってしまいいます。非常勤講師の定年は70歳だそうですから、不始末などをしでかさなくても、残り2年となります。写真は、鎮国守国神社の豊後梅。かなりよく咲いてきました。

Dsc00726c_20230228154101  余談。旅館山月の解体現場の様子。2階部分は南側の壁を残すのみ。1階も半分ほど壊されています。蟠龍櫓の方からは藤原岳がよく見えるかと思ったら、船津屋さんの建物にさえぎられていました。

2023年2月27日 (月)

今日は、カラスの話題とウメジロウ

Dsc00677c_20230227162201  風は強いものの、今日の最高気温は、14.7℃と暖かくなりました。昨日の近鉄ハイキング酒蔵みてある記は、アップダウンのきついコースで、疲れたのか、よく眠れました。普段平らなところを歩いていますから、運動量が半端なかったということです。それでも、今朝も7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と7.6㎞。

Dsc09592c Dsc09551c  揖斐川にはシラウオ漁の漁船が4組ほど出ていました。川面は静かでしたが、カンムリカイツブリが2羽見えたくらい。七里の渡し跡では、コガモ11羽が上陸してお休み。堀には、ヒドリガモが16羽と、ホシハジロのオスが1羽。

Dsc09691c Dsc09654c_20230227162301  柿安コミュニティパークでは、ツグミ。西の堀には、オオバンが1羽、コガモが4羽上陸、キンクロハジロのオス1羽とホシハジロのオスも1羽。ほぼいつも通りのラインアップ。

Dsc09703c  九華公園の北門を入ってすぐにあのハクセキレイ。いつも単独行動していますが、この容姿では、モテないのかもしれないなどと思ったりします。ヤマガラが2羽いたのですが、上手く撮れず。堀には、オオバンとハシビロガモのオスが1羽ずつ。

Dsc09748c_20230227162301 Dsc09825c  鎮国守国神社の社務所裏の木には、ゴイサギが4羽。このところ、割とよくここに集まっています。最近、私は中橋を見ていませんが、知人によれば、そちらにもゴイサギやホシゴイがいるようです。

Dsc09577c  奥平屋敷跡では、まずはツグミ。というか、シロハラ、ジョウビタキのオス、シメも来たのですが、イマイチの写真ばかり。イマイチ写真も載せることがよくありますが、さすがに控えておきます。

Dsc09650c Dsc09640c  奥平屋敷跡でハシボソガラスが巣を作り始めていると書きました。場所を書いても差し障りはないと思いますが、左の写真の松の木のかなり上の方。よく見えないのですが、無理矢理写真を撮ると、右のようになっています。去年は、ここにある別の松の木に営巣していました。

Dsc09608c_20230227162301  巣材となる木の枝は、ここ奥平屋敷跡で調達していることもありますが(左の写真)、ほかから運んでくることの方が多いように思われます。

Dsc09953-2c  ついでに神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣の様子。カワウは、巣のあたりに入るのですが、ずっと巣に就いている様子はありません。さて、卵があるのかどうか、よく分かりません。

Dsc09728c_20230227162301 Dsc09688c_20230227162301  アオサギさんは、今日もまた辰巳櫓跡の松の木の上。嘴はわずかにピンク色になっているようにもみえますが、ハッキリとはしません。コサギも、いつもと同じく、その松の木の下の方にいます。こちらもまだ繁殖期のサインは見られないようです。

Dsc09776c  本丸跡では、シメに大接近。歩いていて気づいたら、たまたますぐそこにいたという次第。うまい具合に気づかれなかったのですが、木陰でちょっと暗かったのは残念。

Dsc09881c Dsc09931c  さらに本丸跡で、ハシブトガラスの食事シーンに遭遇。食べているのは、たぶん誰かが置いたネコの餌。以前より少なくはなったものの、猫用のペットフードを置いていく人がいます。器用に一度に数個をすくって食べて、あっという間に平らげました。近くで写真を撮っていても平気なのにもビックリします。

Dsc09868c Dsc00007c_20230227162301  カモ、今日は合計56羽。ハシビロガモが16羽、キンクロハジロが36羽、ヒドリガモが2ペア。ホシハジロは今日はいませんでした。ほかにオオバンが1羽。カンムリカイツブリは、私は見ませんでしたが、散歩&鳥見友達のYさんはご覧になったそうです。ユリカモメもゼロ。

Dsc00019c  野球場南の堀の石にカメが甲羅干し。今シーズン第1号です。ミシシッピアカミミガメではなく、イシガメか何かです。

Dsc00045c_20230227162201 Dsc00121c  貝塚公園では、まずはメジロ。このあと、オスのジョウビタキも見たのですが、イマイチ写真で割愛。ツグミは、木陰でちょっとくらい写真。シロハラの鳴き声も聞いたものの、姿は確認できませんでした。

Dsc00170c_20230227162201  新築公園で、ジョウビタキのオスの証拠写真。最近は、ここでもよく見るようになりました。

Dsc00337c_20230227162201 Dsc00448c  常信寺で、ウメジロウ。常信寺には、梅の木が3本あり、メジロが割とよくいるので、これを狙って行くのです。今日は、鎮国守国神社でもウメジロウが撮れたのですが、イマイチでした。

Dsc00614c_20230227162201 Dsc00572c_20230227162201  寺町商店街の河津桜は、もう2~3日でかなり咲きそうな感じです。早い年には、2月の半ばにはもっと咲きます。河津桜の花も楽しみであるのは間違いありませんが、満開になるとメジロもやってくるのも楽しみ。「サクラジロウ」を撮るのです。

Dsc09934c  今週はとくにアポイントはありませんが、非常勤先からメールで授業評価の結果についてのコメント依頼が届いています。今日は、教育委員会からも来年度のある委員就任依頼の電話をいただきました。ありがたくお引き受けしす。週末・土曜日には、JRさわやかウォーキングに出かけるつもり。JR参宮線・松下駅がスタートの「早春の開運&良縁祈願で運気up! 海辺の海獣・ひな祭とふれあい神宮参り前の『禊』へ」です(リンクは当日まで有効)。ひな祭はともかく、夫婦岩で有名な二見興玉神社賓日館に行きたいとかねてから思っていたのです。伊勢夫婦岩水族館(旧二見シーパラダイス)も興味はあるのですが、大人一人¥2,100はちとお高い。夫婦岩と二見興玉神社は昔行ったような記憶もあるのですが、不確か。写真は、鎮国守国神社の豊後梅。

【付記】 いったん記事を書いてから、授業評価のデータを見たのですが、回答している学生数が極端に少なく、ウ~ンと唸ってしまいました。非常に限られた数の学生しか回答していないのです。支障があるかも知れませんが、有り体にいえば、事例報告に毛が生えたようなもの。サンプルが少なすぎて、何とコメントするか、迷います(苦笑)。最近は、授業評価もオンラインで行われます(以前は、講義の時に紙を配っていましたので、出席者はほぼ全員回答していました)。手軽に回答できそうですが、面倒と思うと、わざわざアクセスして回答はしないでしょう。

2023年2月26日 (日)

20230226近鉄ハイキング酒蔵みてある記「銘酒『神楽』神楽酒造をたずねて」(一回完結)

Img_0116c_20230226160401  冬の寒さに加えて、桑名では、最大風速7.1m/sという強風の1日でした。天気は良かったので、予定通り、近鉄ハイキング酒蔵みてある記銘酒『神楽』神楽酒造をたずねて」に行ってきました。同級生K氏と二人で、です。

Img_0007c_20230226160501  近鉄桑名駅9時2分発の松阪行き急行に乗車。四日市駅に9時14分着、9時29分発の湯ノ山行き普通に乗り換え。伊勢松本駅には、9時34分着。¥380。われわれが着いたとき、受付には、すでに100人をはるかに超える大行列。去年も来ましたが、その3倍くらいの人が並んでいる感じ。

Img_0017c_20230226160502 Img_0022c_20230226160502  しばらく並んで、コースマップを受け取り、スタートできたのは9時45分を過ぎた頃。もらったコースマップについた番号は、#165でした。去年は#52ですから、やはり3倍以上。コースは、去年と同じ。

6d7149c3_20230226162301  こちらが歩いたコースを描いたもの(去年のものを流用しています)。立ち寄り先は、ほぼ神楽酒造のみ。途中、春の丘、夏の広場を通ります。去年はどちらにも立ち寄りませんでしたが、今年は夏の広場で小休止。この2箇所は、「四郷地区風致地区 ふるさとの道」として整備されています。ただし、夏の広場近くで標高が68メートルあり(キョリ測によるデータ)、アップダウンはかなりキツく、運動量はけっこうなもの(苦笑)。

Img_0027c_20230226160501 Img_0034c_20230226160502  左の写真は、松本街道から右折したときわ4丁目あたりの住宅街。このあたりは、住宅で風もさえぎられ、平坦なところでしたから、歩きやすい。右の写真は、鹿化川沿いを歩いているところ。去年は、ダイサギやカワセミを見たのですが、今年は、ムクドリとハクセキレイくらいしかいませんでした。

Img_0045c_20230226160501 Img_0049c_20230226160501  吉田橋で左折し、橋を渡るとだんだんと上り坂になります。この写真は、某老人ホームの手前あたり。登り道になっているのがお分かりかと思いますが、この先で右折して、春の丘、夏の広場に向かうところは、さらにキツくなります。同級生K氏いわく、「采女の杖衝坂に負けないな」と。確かに。

Img_0068c_20230226160501 Img_0069c_20230226160501  坂登りの途中は、余り写真を撮る余裕もありませんが、こんな竹林の中も通っていきました。右は、夏の広場。まさに広場になっています。写真にある小高いところからは、木々の間から伊勢湾などが眺められるようでした。ここで水分補給などのため、小休止。ここに着いたのが10時半少し前。ここからは神楽酒造はさほど遠くはありません。

Img_0085c_20230226160501 Img_0091c_20230226160501  ただし、このような竹林の中の急な坂を下っていかねばなりません。去年も書きましたが、高齢者には足元に十分注意しないと危ないところ。10分もかからず、右の写真のように眺望が開けたところに来ます。神楽酒造の裏手、四日市市室山町に来ました。かつて住んでいた笹川団地の方がよくみえるところ。

Img_0101c_20230226160501 Img_0105c_20230226160401  道を回り込んで神楽酒造に行こうとしたら、手前の交差点の手前から(日本語がヘン)行列。受け付けや、抽選のためにならんでいるようでした。今日は、最初の受付から大行列。並ぶようになっている日のようです(苦笑)。角を曲がってもまだ右の写真のように、行列は続いています。

Img_0109c_20230226160501 Img_0113c_20230226160401  ここまで来るのに10分以上、並んだというか、待機したというか(苦笑)。それなのに、抽選会では、はずれ。かすりもしませんでした。コースマップの番号で抽選なのです。来るときの電車で、K氏が「今度も当たらないだろうなぁ」といったからかも(苦笑)。

Img_0123 Img_0130c_20230226160401  試飲も行列。今回は、濁り酒をチョイス。写真は、飲む前なのにピンボケになりました(ご愛敬)。酒粕の感じがするというとヘンな表現ですが、そんな感じ。試飲のあとは、即売会場へ。ところが、ここでも10分以上行列。普段なら並んで何かを食べたり、買ったりすることなどあり得ませんが、酒蔵は例外。いつもと同じく、「神楽 特別純米生酒」(720ml入り、¥1,320)を買ってきました。あわせて300ml入りの「神楽」を1本買って、K氏とシェアして、ささやかな宴会をしてきました。「火入 本醸造」のもの。これもおいしいお酒でした。

4c7145f4  小宴会をして、満足。ゴールの四日市あすなろう鉄道西日野駅に向かいます。もう立ち寄るところはありません。途中、左手に四郷郷土資料館が見えます。私は、5年あまり前のJRさわやかウォーキングで来たことがありますが、今は耐震工事で入れません(2017年12月19日:雪もちらつく中、JRさわやかウォーキング(関西線・南四日市駅)へ……10.9㎞コース(その3、完))。写真は、このときのもの。四日市の四郷地区は、見どころがたくさんありますから、改めて歩きに来てもいいかも知れません。

Img_0152c_20230226160401Img_0160c  西日野駅には、11時27分に到着。次の四日市行きは11時半で、すでにホームに電車が待っています。四日市あすなろう鉄道もいわゆるナローゲージで、小さい電車です。1年半あまり前からICカードが使えるようになり、便利になりました。四日市駅には11時39分着。¥270。

Img_0171c_20230226160401Dsc_0535c  食事をしようと、以前も来た近鉄四日市駅南改札口の外にあるうどん・そばの「四日市庵」を探したら、去年3月末で閉店していました(こちら)。ちょっとウロウロしたのですが、北口の外にあるふれあいモールへ。ここに餃子の王将四日市ふれあいモール店があります。「餃子の王将ラーメン」(¥572)をいただいてきました。

Screenshot_20230226135900c Img_0182c_20230226160401  近鉄四日市駅を13時28分に出る名古屋行き急行で帰宅。桑名には、13時40分着。¥300。今日歩いた距離と歩数は、左の画像の通り。Google Fitのデータですが、歩いたのは7.9㎞、歩数は、14,281歩。去年よりどちらもやや多めでした。右の写真は、今日の土産。「神楽 特別純米生酒」(720ml入り、¥1,320)。今日の晩酌(微笑)。

2023年2月25日 (土)

梅にカワラヒワ

Dsc09058c_20230225150901  よく晴れたのですが、北西の風が強くて身にしみます。気温は11.5℃で日差しは暖かいのですが……。今日もまた、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と7.1㎞。風が強いのに、九華公園の野球場では、少年野球の試合が行われていました。「子供は風の子」とはよくいったものです。

Dsc08148c_20230225151301 Dsc08209c  住吉入江や、揖斐川には水鳥は少なく、住吉水門の外側にキンクロハジロのペアが1組。揖斐川には、カンムリカイツブリが2羽ほど。七里の渡し跡には、今日はコガモのオスが1羽だけ。コガモは8羽ほどが、柿安コミュニティパーク西の堀で石垣に上がってお休み。同じ堀には、キンクロハジロのオスが3羽。

Dsc08527c_20230225151001 Dsc08542c_20230225151001  九華公園の奥平屋敷跡、たいてい土曜日は、鳥の出具合がよくありません。今日も、きちんと見たのは、ジョウビタキのオスと、シメくらい。シロハラもやって来たのですが、「ちょっとだけよ」でオシマイ。

Dsc08439c  ハシボソガラスは、今日も枝を運んできて、巣作りをしているのですが、これがまた写真が撮りにくいところ。一応、現場の写真を撮ってきましたが、たぶん分かりにくいでしょう。写真の中央の奥に枝が組まれたようなところがあります。それがハシボソガラスの巣作り現場。

Dsc08967c_20230225150901 Dsc08958c  朝日丸跡でツグミを見たものの、遠くて写真にはなりません。本丸跡でも、ジョウビタキのオスに出会ったのですが、これも上手くいかず。ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラの混群も神戸櫓跡と辰巳櫓跡の間にいましたが、撮れたのはヤマガラのみ。ヤマガラは、餌を探しているものもいたのですが、木についた苔を集めてくわえているものもいました(右の証拠写真)。ヤマガラは、これを巣材に使うと思います。ということは、九華公園のどこかで営巣するのでしょうか??

Dsc08687c Dsc08716c_20230225151001  辰巳櫓跡の松の木には、今日もまた、アオサギ1羽とコサギが1羽。これまた、最近の「いつもとおなじ」です。

Dsc08597c_20230225151001 Dsc08426c_20230225151001  カンムリカイツブリは今日もいました。吉之丸堀の西側のエリアです。カモ、今日は合計60羽。キンクロハジロが39羽、ハシビロガモが16羽、ヒドリガモが1ペア、ホシハジロのオスが1羽にメスが2羽。ユリカモメは、今日は見ませんでした。

Dsc09091cDsc09142c  貝塚公園も静かで、ヒヨドリはほとんどいません。いたのは、まず、ツグミが1羽。四阿の近くで、シロハラが2羽。かなり接近していたのですが、片方がもう一方にちょっかいを出して追い払っていました。

Dsc09325c_20230225150901  常信寺では、ときどき紅梅にメジロが来ます。今日もメジロはいたものの、「ウメジロウ」は撮れず。やむなく梅にいたカワラヒワ(苦笑)。

Dsc09362c_20230225150901  という次第でバードウォッチングは、今ひとつ(微苦笑)。左の写真は寺町商店街の河津桜。咲いているのはまだ数えるほどですが、つぼみはどれも準備万端という感じでした。週明けに暖かくなると、一気に咲くように思います。

Dsc09045c_20230225150901  明日は、近鉄ハイキング酒蔵みてある記に出かける予定。「銘酒『神楽』神楽酒造をたずねて」ということで、四日市の神楽酒造に行きます。去年も、2月27日に出かけたところ(2022年2月27日:20220227近鉄ハイキング「銘酒『神楽』神楽酒造をたずねて」へ(完)……ほぼ2年ぶりの近鉄ハイキングに参加、オマケはKINGの自販機の話)。写真は、鎮国守国神社の紅梅。

2023年2月24日 (金)

イカルがいたものの、遠かった

Dsc06075c  雨は昼頃からという予報でしたが、散歩中、貝塚公園にいる頃から小雨になりました。いつものように、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園とあるいていたのですが、そのまま内堀公園を経由して、京町、寺町と帰ってきました。それでも6.8㎞を歩いたのですが、三の丸公園で鳥を見つけて、かなりの距離を戻ったのと、九華公園の奥平屋敷跡で鳥を撮るのにかなり歩き回ったのです。

Dsc06079c Dsc06128c_20230224141101  住吉水門の内側にヒドリガモが1ペアと、オオバンが1羽。揖斐川には、シラウオ漁の漁船が3組。水鳥はいません。七里の渡し跡では、ヒドリガモが50羽ほど。大半は、右の写真のように、上陸して草を食べていました。上陸した中には、コガモも3羽ほど混じっています。

Dsc06204c Dsc06213c  柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロのオスが2羽と、コガモが4羽上陸してお休み。ほかにオオバンが2羽。

Dsc06226c  公園の方にはスズメが群れをなして、ソメイヨシノの木に止まっていました。ほかには、ハクセキレイがいるなと思ったら、どこかからイカルの鳴き声のような声が聞こえてきました。

Dsc06246c_20230224141801  あちこち探し回ったところ、すでに通り過ぎた三の丸公園のソメイヨシノにそれらしき姿が見えました。あわてて200mほど戻ったのですが、最終的には逃げられてしまい、戻る途中で撮ったこの写真のみ(苦笑)。この写真は少しトリミングしましたが、写真で見る限り、イカルは16羽が写っていました。12月に九華公園で(2022年12月17日:九華公園にイカルとシロハラ)、1月に貝塚公園でも(2023年1月16日:七里の渡し跡にオカヨシガモ、貝塚公園にはイカル)見ています。去年も冬から春先にときどき見ました。

Dsc06346c_20230224141801 Dsc06402c  九華公園では、まず、鎮国守国神社の社務所裏にホシゴイが1羽。写真には撮れなかったのですが、この直前、白い物体を発射して、すっきりしたところ(のはず)。右は、神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣。特に変化はないようです。

Dsc06457c_20230224141001 Dsc06536c  奥平屋敷跡、今日は、久しぶりにいろいろとやって来ました。シロハラとシメが同時に登場。そのあとに来たのはシロハラ。シロハラは、いつも私がここに足を踏み入れようとすると、逃げていくことが多かったのですが、今日はバッチリ。これらは、奥平屋敷跡の南西エリア。春から晩秋までは、濡れた落ち葉などを乾かすのに置いておくところ。土に栄養が含まれ、ミミズなどが多いのかもしれないと思っています。ちなみに、シメは2羽、いたように思えます。

Dsc06603c Dsc07098c_20230224141001  続いて、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラ、メジロの混群も来ました。曇天でしたので、写真はイマイチです。シジュウカラ、メジロは上手く撮れず。

Dsc07378c  ハクセキレイも来ました。写真はありませんが、ハシボソガラスは巣材を運んできて、松の木の高いところで、巣作りをしています。カワラヒワもペアで行動しています。

Dsc07476c Dsc07673c  二の丸跡でも、シメ。ここにもシメがよくいます。朝日丸跡まで行ったら、二の丸堀に今日もまた、カンムリカイツブリがいました。

Dsc07816c_20230224140901 Dsc07529c_20230224141001  コサギは今日も、辰巳櫓跡の松の木にいたのですが、途中、揖斐川からの導水路のところへ移動して、魚を捕っていました。ただ、残念ながら、遠かったので、ハッキリとは写っていません。

Dsc07738c_20230224140901 Dsc07823c  アオサギも、辰巳櫓跡の松の木の、いつものところにいます。今日、見つけたときは、なぜか足を伸ばして、立っていました。毎日、いろいろと楽しませてくれます。本丸跡にもシメが1羽。これまたいつものように、えのきの木の下で餌を拾っていました。しかし、九華公園にいったい何羽のシメが来ているのか、時になります。いつぞやのシーズン、どう考えても4~5羽がいるとしか思えないこともありました。ほかにジョウビタキのオスに遭遇。鎮国守国神社の境内では、シロハラを目撃したのですが、見失いました。

Dsc06661c Dsc07591c_20230224140901  ユリカモメは、10数羽がいたのですが、奥平屋敷跡の南の堀にダイビングしていました。膨大な毎週を撮ったのですが、ものになった写真はほとんどありませんでした。小魚のようなものを採っているようです。

Dsc07390c_20230224141001 Dsc07761c_20230224140901  カモは合計55羽。キンクロハジロが30羽(今日もまたもやオスが大半)、ハシビロガモが18羽、ヒドリガモは2ペア、ホシハジロはオス1羽にメス2羽。

Dsc08053c_20230224140901  貝塚公園では、シロハラ1羽。ほかにヒヨドリ、メジロの鳴き声もしていました。冒頭に書きましたが、貝塚公園を出たところで雨が落ちてきました。アメダスの記録には出ないくらいの小雨ですが、散歩は断念。

Dsc07905c_20230224140901 Dsc07963c_20230224140901  鎮国守国神社の豊後梅、昨日、綻び始めたと書きましたが、今日は、花が開いてきていました。ここにある梅の花の内、豊後梅がマイ・ベストです。右は、天守台跡の脇に咲いている白梅。若い木です。

Dsc07938c  明日からは好天で、来週になると暖かくなるそうです。来週は、早くも3月になります。

2023年2月23日 (木)

鎮国守国神社の豊後梅がほころぶ

Dsc06073c  アメダスの記録には出ていないのですが、午前中は冷たい雨模様。散髪のついでに散歩をと思ったものの、雨で、散髪だけして帰宅。午後、晴れ間も見えてきましたので、13時半から船場町、田町、九華公園、内堀公園、京町、寺町と5.7㎞。

Dsc05623c_20230223153701  九華公園には10分ほどで到着。休日で、午後は晴れて暖かくなったこともあってか、お子さん連れや、カップル、高齢のご夫婦がたくさん。九華公園にこんな沢山の人が遊びに来ているのを見たのは、実に久しぶりです。北門を入ってすぐのところに、あのハクセキレイ。パッと見て分かります。

Dsc05655c Dsc05663c_20230223153701  吉之丸堀の西側エリアに今日も、カンムリカイツブリがいました。本当に常連さんになりました。右の写真は、あのカワウの巣。今日も親カワウ(たぶん)は、巣に就いていました。それにしても、糞で真っ白なのは、どうもいただけません。

Dsc05819c_20230223153701 Dsc05844c_20230223153701  奥平屋敷跡、二の丸跡、朝日丸跡などには鳥はいませんでしたが、朝日丸跡を歩いていたら、ミサゴが登場。二の丸堀の東側エリアから飛び上がったようにみえました。ダイビングしたものの、獲物は得られなかったようです。飛びものついでに通過したヘリコプター(微笑)。機体番号から、中日本航空のもの。アエロスパシアル AS350 エキュレイユ/エイスターという機種だそうです。

Dsc05727c_20230223153701 Dsc05721c  カモたちは、餌をやる人がいて大騒ぎ。数が数えられませんので、ちょっと落ち着いてからカウント。キンクロハジロが25羽(今日もオスが大半)、ハシビロガモ(右の写真)が12羽、ホシハジロはオス(左の写真)、メスとも2羽ずつ。ヒドリガモは2ペア。合計45羽。やや少なめ。

Dsc05889c Dsc05946c  辰巳櫓跡の松の木には、コサギが1羽。ユリカモメは、7羽のみ。野球場のフェンスに5羽、堀に2羽。

Dsc06011c_20230223153701 Dsc06000c  公園の外周遊歩道を回って、内堀公園に向かおうとしたら、南西のところでジョウビタキのオスと、ハクセキレイに出会いました。

Dsc05922c Dsc05902c_20230223153701  鎮国守国神社の梅。豊後梅が咲いているかと期待したのですが、綻び始めたところでした。右は、二の鳥居の東側に2~3年前に植えられた梅。ここは日当たりもよく、かなり咲いてきました。

Dsc05908c  本殿の東側、桑名城の天守台跡の梅も咲いてきています。石組み(桑名城の天守台ではありません)に建つのは「戊辰殉難招魂碑」。戊辰戦争の犠牲者を追悼して、明治20(1887)年に建てられました。

Dsc_0527c  余談。散髪は、いつものS理容院さんでお願いしたのですが、この「みえ生活衛生サービスクーポン」を使わせてもらいました。三重県が発行しており、前回、散髪をしてもらった時に申請を勧められたのです。理容院、美容院、クリーニング店、銭湯などでも使える優れもの。ですが、申請はすでに終了し、使用可能期間も今月いっぱいです。

2023年2月22日 (水)

カンムリカイツブリは九華公園の常連さんになったようです

Dsc05565c_20230222152101  朝は冷えましたが(-1.3℃)、日中は晴れて、風もなく、暖かくなり、絶好の散歩日和です。いつもの通り、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、内堀、新築公園、アピタ桑名店、寿町、八間通と、今日は7.2㎞も歩いてきました。アピタでは、ノートと新書を1冊購入。

Dsc04217c  揖斐川にはオオバンが、あちこちに数羽浮かんでいたくらいで、ほかの水鳥は見えません。七里の渡し跡でも、川口水門の外にヒドリガモ8羽とオオバン1羽が見えたくらいで、水門の中には何もおらず。三の丸公園では、ツグミ2羽とムクドリ、ヒヨドリ。

Dsc04304c  柿安コミュニティパークでは、南東の隅のソメイヨシノの木で何かがさえずっていましたので、いつもはそちらに行かないのに、大回りしてみてきました。予想通りにホオジロのオスでした。去年から七里の渡し跡や、ここコミュニティパークで見ていましたが、このあたりで繁殖するのでしょうか。

Dsc04257c_20230222152301 Dsc04273c  コミュニティパーク西の堀には、コガモ7羽が上陸してお休み(左の写真)。ほかには、ヒドリガモのオス(右の写真)が2羽にメスが1羽、キンクロハジロのオスが2羽。

Dsc04349c Dsc04438c  ツグミを追いかけたり、ホオジロを見に行ったりして、九華公園到着は、8時直前。鎮国守国神社の社務所裏の木に、まずはアオサギ。さらにゴイサギが2羽。ゴイサギを撮っていたら、ホシゴイ2羽が飛び出して行きました。

Dsc04364c Dsc04380c  同じ木には、コサギも2羽。前はここにアオサギもコサギもよく来ていました。この堀のところで、翼を傷めたコサギが猫にやられたようでしたが、それ以来、コサギはしばらく来ていませんでした。コサギの写真を撮っていたら、アオサギとコサギ1羽が飛び立っていってしまいました。

Dsc04521c Dsc04572c  奥平屋敷跡では、まず、モズ。久しぶりです。シメもこの頃、ここでよく見ます。ときに2羽がいると思われることもあります。今日もよく見たのですが、1羽なのか、2羽なのかはよく分からず。

Dsc04825c Dsc05032c  ジョウビタキのオスもやって来ました。さらに、ハクセキレイ。ハクセキレイ、以前はペアで毎日のように来ていたのですが、この頃はあまり見なくなっています。

Dsc04878c_20230222152101 Dsc04889c_20230222171601  ツグミも常連になっています。奥平屋敷跡を回りながら、餌を探しています。今日は、結構大きいミミズを地中から日パリ出していました。左の写真、ピントがちょっと甘いのですが、決定的瞬間。シロハラも確認したのですが、写真は撮れずじまい。

Dsc05125c_20230222152101  カンムリカイツブリも、九華公園の常連になりました。ハシビロガモが休んでいるあたりを悠々と泳いでいます。すっかり馴染んだ感じ。2月13日に九華公園で初めて見ましたが(2023年2月13日:九華公園にカンムリカイツブリが初登場(たぶん))、それ以来、毎日いるのを確認しています。

Dsc05206c_20230222154201 Dsc05154c  辰巳櫓跡の松の木には、アオサギとコサギが1羽ずつ。アオサギは、写真を拡大してみると、鎮国守国神社の社務所裏にいたアオサギと、目元の模様が同じ。社務所裏から飛び立ってここへ降りたと思われます。コサギの方は、似ているかどうか判別はできません。

Dsc04501c Dsc05171c_20230222154801  カモ、今日は少なく、合計44羽。キンクロハジロが21羽ですが、大半がオス。オッサンばっかりが集まっているように見えます(苦笑)。ハシビロガモ(左の写真)は18羽。ヒドリガモは1ペアしか見ませんでした。ホシハジロは、オス1羽にメス(右の写真)が2羽。

Dsc05266c_20230222152101 Dsc05402c_20230222152101  ユリカモメは16羽。吉之丸堀の東側エリアに浮いていたのですが、いつの間にかいなくなっていました。本丸跡でも、シメが1羽。奥平屋敷跡にいたのとは、別ではないかと思いますが、確信はありません。

Dsc05469c Dsc05532c  このあと、貝塚公園ではツグミを見たのみ。内堀公園でもツグミ(左の写真)。さらに、新築公園でようやくジョウビタキのオスを撮影できました。あまり人になれていない感じで、少し近づくとすぐに逃げます。

Dsc05421c Dsc05440c  鎮国守国神社の豊後梅の花が咲いているかと期待したのですが、まだでした。九華招魂社のところにある枝垂れ梅は、ご覧の通り、よく咲いています。

Dsc05563c_20230222152101  帰宅して玄関先から北東の方角を見たら、今日も、木曽御嶽山や乗鞍岳がよく見えていました。向かって右の高い山が御嶽山、左の冠雪したところが乗鞍岳です。

Dsc04178c_20230222152301 Dsc04233c_20230222152301  余談その1。旅館山月は、鉄筋コンクリート造りの3階建て部分がなくなっていました。昨日は、東側の壁が残っていましたが、西側に倒して落とし、地上で細かくしているようでした。右は、蟠龍櫓の方から見たところ。この建物がなくなると、ここから藤原岳がよく見えるようになりそうです。

Dsc04674c_20230222152201 Dsc04680c_20230222152201  余談その2。九華公園の奥平屋敷跡の景色です。今年、ハシボソガラスは、左の写真で向かって右にある松の木に巣を作り始めています。去年は、写真の左手奥の松の木で営巣し、雛が巣立ちました。今日も、短めの木の枝を咥えてきて、作業をしているのですが、これがまた観察しにくいところ(苦笑)。右の写真がそれですが、中央の太い枝の向こう側で巣作り中なのです。

Dsc04704c_20230222152201 Dsc04780c  余談その3。このところ、メジロが松の木の高いところから飛び上がって、小さい虫でも捕らえているような様子が見られます。試しにカメラを向けて、撮ってみたら、驚きの光景が展開されていました。不出来な写真で、ご愛敬なのですが、メジロの周りに小さな虫が無数に飛んでいるのが写っていたのです。まさかこれほどたくさんの虫が飛んでいるとは思ってもみませんでした。大げさに表現すれば、新しい世界を垣間見た感じ(爆)。

 

2023年2月21日 (火)

豊後梅のつぼみが膨らむ

Dsc04154c_20230221144901 Dsc02592c  北風が強く、冷たい気候の日になっています。今のところ(15時現在)、最高気温は7.5℃、最大風速は6.4m/s。朝は、藤原岳など鈴鹿の山並みには久しぶりに雪が積もっていました。いつも通りに7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、大央町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と6.6㎞。

Dsc02603c_20230221145601 Dsc02596c_20230221145101  住吉水門の内側にキンクロハジロのオス1羽(左の写真)と、ヒドリガモが1ペア(右の写真はオス)。そういえば、今シーズンはここにカンムリカイツブリが入ってきていません。ハジロカイツブリが来たこともあります(2021年1月18日:ハジロカイツブリに2回も遭遇……エレベーター点検で9階まで登山(笑))。

Dsc02690c_20230221145101 Dsc02760c  揖斐川には、貝採りの船が5隻、シラウオ漁の漁船が1組など。そのため、水鳥の姿はありません。七里の渡し跡には、ヒドリガモが40羽以上と、コガモが10羽ほど。ヒドリガモの大半は水に浮いており、コガモは上陸して休んでいました。

Dsc02822c_20230221145001 Dsc02842c_20230221145001  柿安コミュニティパーク西の堀では、コサギが1羽(左の写真)、キンクロハジロのオス3羽、メス2羽、コガモ3羽(上陸、)、オオバン1羽、ホシハジロのオス2羽(右の写真)と賑やか。最近、三の丸公園やコミュニティパークには、ツグミなどはほとんどいませんが、堀には水鳥が毎日います。

Dsc02870c_20230221145001 Dsc02911c_20230221145001  九華公園についたら、こんな光景が目に入りました。北門を入ってすぐの堀にアオサギが降りていました。鎮国守国神社の社務所裏の木には、ゴイサギが2羽。ほかにホシゴイも1羽。

Dsc02950c Dsc03072c_20230221145001  筏橋のところにヤマガラ、シジュウカラ、コゲラ(左の写真)、メジロ(右の写真)の混群が来ていました。最近、この4種類が一緒にいるのはほとんど見なくなっていました。

Dsc03456c Dsc03123c_20230221145001  神戸櫓跡の松の木のカワウの巣の様子。カワウは一方が必ず巣に就いていますし、そばにもう1羽がいることがほとんど。卵を抱いているのかという期待が高まっています。その南の堀には、今日もカンムリカイツブリが来ていました。日が陰ったときの写真で、暗い(苦笑)。

Dsc03215c Dsc03311c  奥平屋敷跡は、今日も静か。ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトはほとんど来ないのです。来たのは、ジョウビタキのオスと、ツグミ。ツグミは毎日いる、若い個体。ほかにここに来たときにシロハラが飛び去るのを目撃。これ、昨日の再現。

Dsc03715c_20230221144901  二の丸跡で、ビンズイ3羽。少し前には、九華公園では見ず、貝塚公園にいました。2つの公園の間は、直線距離で300mほどですので、十分行き来しているのではないかと思います。

Dsc03486c_20230221144901 Dsc03513c  辰巳櫓跡の松の木には、今日も、アオサギとコサギが1羽ずつ。どちらも「定位置」にいます。いるべきものが、いつもいるところにいるのは、なかなかよいことです。

Dsc03193c_20230221145001  カモは今日は、合計64羽。キンクロハジロが49羽、ハシビロガモが8羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロのオスが1羽にメスが2羽。このところ、キンクロハジロはオスが大半を占めています。

Dsc03385c_20230221145001 Dsc03471c  ユリカモメは、31羽。餌をやる人があって、寄ってきたところが左の写真。

Dsc03946c  特別出演は、カワウ。たいていは写真は撮りません(微苦笑)。このカワウは、婚姻色を呈しています。よく見ると、きれいなのですが、真っ黒というイメージがあるかも知れません。

Dsc03997c  貝塚公園に行く途中、はあぶ工房のところで、ジョウビタキのオス。このあと、貝塚公園や、新築公園でもジョウビタキのオスを見ましたが、写真は撮れず。新築公園でジョウビタキのオスを見たのは、今シーズン初めて。新築公園では、ツグミも見ました。

Dsc03799c_20230221144901 Dsc03874c_20230221144901  ところで、鎮国守国神社には豊後梅の木が1本あります。毎日見ていたのですが、ようやく今日、つぼみがかなり膨らんできていて、そろそろ咲きそうだなという感じでした。右は、いつもの枝垂れ梅。

Dsc04068c_20230221144901 Dsc04079c  貝塚公園の白梅。昨日は曇っているときできれいに撮れませんでしたから。今日もメジロが来ていたのですが、残念ながら「ウメジロウ」は撮れず。

Dsc01392c_20230221152601 Dsc02628c  オマケ。七里の渡し跡に隣接する旅館山月の様子。左の写真は、昨日(2月20日)のもの、右の写真は今日のもの。今朝は、3階部分は東側の壁を除いて、ほとんど壊されていました。

2023年2月20日 (月)

河津桜のつぼみ、膨らむ……今日も、ジョウビタキのオス・デー

Dsc02586c  よく晴れましたが、北風が強くなっています。最大風速は、7.7m/s(10時50分)。気温は12.4℃。ただし、夜は雪がちらつくかもしれないという予報です。いつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と、これまたいつも通り、6.1㎞。冒頭の写真は、散歩の帰りに撮ったものですが、多度山から雲が流れているという、真冬の北風が強い日の典型的な空。

Dsc01340c  住吉ポンプ場の東の入江にヒドリガモが3羽。今日は、かなり水量が多くなっていましたが、明日から大潮となっていました(こちら)。

Dsc01406c Dsc01487c  七里の渡し跡には、今日もカモたち。コガモは、堤防に上がって休んでいます。その数、10羽。ヒドリガモは水に浮かんでいました。こちらは12羽。ほかにはオオバンが2羽。三の丸公園では、ツグミが2羽。久しぶりにここで見ました。三の丸水門のところにも、ヒドリガモが24羽。この辺りにヒドリガモが集まってくるのは、毎年2月後半から3月頃、よく見ます。

Dsc01587c Dsc01855c  九華公園は静かでした。ヒヨドリやムクドリがほとんどいませんでした。鎮国守国神社の社務所裏の木には、ホシゴイが1羽。例のカワウの巣は、毎日見ていますが、1羽が必ず巣にいます。ということは、卵があるのでしょうか。

Dsc01698c_20230220143001 Dsc01717c_20230220143001  奥平屋敷跡で、今日も1時間ほど鳥待ち。ツグミが1羽、屋敷跡を回りながら、餌探し。シメは、ときどきやって来ますが、なかなか地上には降りてきません。見ていると、2羽がやって来ていたように思われます。ほかにシロハラもいたのですが、私がここに来たときに飛び去ってしまい、戻ってきませんでした。シジュウカラやメジロもいたのですが、いずれも松の木などの高いところでした。カワラヒワもけっこう見かけました。

Dsc01944c Dsc02028c  本丸跡でも、シメ。エノキの下で餌を拾っています。辰巳櫓跡近くには、ジョウビタキのオスが登場しました。今日は、アオサギや、コサギは来ていません。

Dsc01889c_20230220142901 Dsc01916c  カモは、合計70羽。キンクロハジロが48羽、ハシビロガモが14羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロも2ペア。あちこちに散らばっていました。

Dsc02116c_20230220142901  カンムリカイツブリは、今日も来ていました。餌が採れるのでしょう。揖斐川にいるよりも、餌は採りやすいのだろうと思います。ユリカモメは、1~2羽が飛んでいるのを見ましたが、それだけ。どこかに降りて止まっているところは見られず。

Dsc02143c Dsc02174c  貝塚公園には9時半に到着。ここも静かでした。ヒヨドリはいません。ツグミと、ジョウビタキのメスを1羽ずつ。

Dsc02239c  貝塚公園では、白梅が咲いてきていました。あいにくこの時は、雲がかかっていて、超証拠写真(苦笑)。「ウメジロウ」も見られたものの、ピンボケやら、暗い写真やらで、載せられません。

Dsc02247c_20230220142901  内堀公園でもジョウビタキのオス。普段ならもっと近くまでやってくるのですが、他の人が通って、これを撮っただけで、姿を消してしまいました。

Dsc02418c_20230220142901  常信寺でも、ジョウビタキのオス。最近、ここ常信寺でジョウビタキのオスをよく見かけます。その代わりというか、新築公園では今シーズンは、ジョウビタキのオスはまったく見なくなりました。

Dsc02452c Dsc02523c  寺町商店街の河津桜は、ほとんどのつぼみが膨らんで、今にも咲かんばかり。今度暖かくなったら、一斉に咲くのではないかという気がします。

Dsc02335c Dsc02380c  常信寺では、毎年、楽しみにしているのですが、ミツマタの花がようやく咲き始めました。ここの紅梅は、満開ですが、ほかに白梅や、ピンク色の梅もよく咲いてきています。

Dsc02390c  ところで、昨日、江戸橋での非常勤の授業の追試験の成績をメールで報告しましたが、今日の午後、受け取ったという連絡がありました。これで、今年度の江戸橋での非常勤の仕事は完了です。

2023年2月19日 (日)

雨読の日で市民大学のまとめは完成し、次を考える(微笑)

Dsc01334c_20230219143901 0219rain  朝から雨模様の天候です。昼過ぎには上がるという予報でしたが、結局、夕方まで降り続きそうです。雨でなければ、近鉄ハイキング酒蔵みてある記で「銘酒早川酒造部をたずねて」に行こうと思っていたのですが、断念。早川酒造部は、川越町高松にある、明治6(1873)年創業の酒蔵。これまでにも何度か訪ねたことがあります(2020年2月9日:20200209近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」へ(完))。今年は、3年ぶりの酒蔵公開だったので行きたいと思ったのですが、雨の中7㎞を歩くのも大変ですから。

Img_9894c_20230219144001 Img_9889c_20230219144001  という次第で、「晴歩雨読」の日です。ずっと、去年のくわな市民大学ゼミナール郷土史学科の講義のまとめを作っていました。去年のテーマは、「桑名の史跡を深掘りする-『久波奈名所図会』を中心に-」でした。講義内容をもとに、関連する内容を調べ、文章化したもの。取り上げられた史跡のうち、自分が訪ねたことがあるところは、その写真を載せてありますし、脚注もかなり付けてあります。自分でいうのも何ですが、「力作」です(苦笑)。去年の講義では、資料が多かったこともあって、このまとめ、全290ページという膨大なものになってしまいました。配付資料のうち、『久波奈名所図会』や『桑名市史』、『東海道分間延絵図』など自分が持っているものについては、別途スキャンして取り込んで、見やすくしています。

Img_9898c_20230219144001 Img_9902c_20230219144001  この市民大学のまとめをするなかで、以前から持っていた『東海道分間延絵図』を改めて見たのですが、これが実におもしろいものでした(今更ながら、ではありますが)。私が持っているものは、昭和58(1983)年に東京美術が刊行した『《五街道分間延絵図全百三巻之内》 東海道分間延絵図 全二十四巻之内 第十六巻 桑名 七里渡海』です。古本で買ったもの。たぶん10年あまり前に、おもしろそうだと思って入手したもの。いくらだったかも記憶にないくらい。右の写真は、桑名城や、七里の渡し、川口町あたりの部分。桑名は、第二次大戦のとき、空襲に遭って町のかなりが焼けてしまっていますが、道路や寺社などは昔のものがそのまま残っているといえます。右の写真で、太く描かれているのが、東海道なのですが、これは現在も同じルートです。

Img_9933c_20230219144001 Img_9936c_20230219144001  こちらの写真は、右上の写真の上(西)の部分。中央にした(東)に向かって突き出ているところは、私が散歩でほぼ毎日通る住吉神社(鳥居が描かれています)。その奥に向かって、川というか、入江というかが入り込んでいます。ここは当時は、桑名城の惣堀。今は、住吉入江として整備されています。この惣堀/住吉入江が左に曲がっているあたりにわが家があります。右の写真は、これを描き直したもの。東京美術刊の『東海道分間延絵図』の『解説編』に載っています。

Img_9918c_20230219144101  さらに『東海道分間延絵図 解説編』は、左の写真のように構成されています。最上部に右上の写真のように絵図を写したものが載っており、その下に該当部分に含まれる名所の写真や、関連資料(たとえば久波奈名所図会など)があり、もっとも下に地図に出てくる場所の説明があります。『久波奈名所図会』も、釈文を手がかりに閑があるときに少しずつ読み解いていますが、この『東海道分間延絵図』もおもしろそうです。悪い癖が出て、あちこちに手を出そうとしているのは十分自覚しているのですが、いずれにしてもまぁ暇つぶし。どなたにも迷惑をかけない限り、おもしろそうなことをするに限ります(笑)。ものになろうが、なるまいが、極端な話、まったく構いません。さて、どうなりますか??

Dsc08626c Dsc08651c_20230219151701  ところで、昨日届いた追試験の採点、成績評価は確認を終え、午前中にメールで報告を済ませました。これで江戸橋方面での非常勤の仕事は、受領確認が届けば完了。今年度残された仕事は、菰野方面の社会福祉法人の評議員会。3月下旬に予定されています。今週は、とくにアポイントはありません。次の日曜には、近鉄ハイキング酒蔵みてある記で「銘酒「神楽」神楽酒造をたずねて」に行くことにしています。神楽酒造へは、去年も、酒蔵立ち寄りハイキングで行っています(2022年2月27日:20220227近鉄ハイキング「銘酒『神楽』神楽酒造をたずねて」へ(完)……ほぼ2年ぶりの近鉄ハイキングに参加、オマケはKINGの自販機の話)。写真は、一昨日、常信寺で撮ったミツマタと白梅。

2023年2月18日 (土)

ホオジロのオスがさえずる

Dsc00482c_20230218143001  夕方から小雨という予報です。気温は11.1℃。朝のうちは晴れ間もありましたが、散歩をしている内に曇ってしまい、肌寒い日になりました。今朝も7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と6.6㎞。

Dsc00665c  揖斐川には、あちこちに合計9羽ほど、カンムリカイツブリが浮いていました。今朝は、風も弱く、波もほとんど立っていませんでしたし、赤須賀漁港の漁船も出ていませんでしたが、ほかの水鳥は見えず。

Dsc00544c  七里の渡し跡では、コガモのオス3羽とメス2羽が集まっています。こちらのブログのキジによれば、ひょっとしたら求愛行動の最中だったのかも知れません。もっとしっかり見てくれば良かった。ほかには、ヒドリガモのオスが1羽、オオバンが1羽、ホシハジロのオスが1羽、キンクロハジロのオスが1羽に、上陸して休んでいるコガモが4羽、餌を食べていたコガモが3羽。

Dsc00723c_20230218142501  柿安コミュニティパークでは、東側のソメイヨシノにホオジロのオス。さえずっていました。昨日はウグイスのさえずりを聞きましたし、いよいよ鳥の世界では、春です(微笑)。堀には、キンクロハジロのオスが3羽、ヒドリガモのメス2羽とメス1羽と、コガモが3羽上陸して休んでいます。

Dsc00891c Dsc00911c  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏の木に、今日はゴイサギが1羽のみ。休んでいました。相撲場のところでシジュウカラやメジロの小さな群れに出会いました。九華橋では、ハクセキレイ。

Dsc01016c Dsc01041c_20230218142501  奥平屋敷跡、最初はほとんど何も来ませんでしたが、それでも待っていたら、ボツボツと出て来ました。ツグミは、屋敷跡を少しずつ移動しながら、餌拾い。ハクセキレイは2回ほど飛んできました。

Dsc01093c_20230218142501 Dsc01127c  シメも何度もやって来ましたが、地上に降りたかと思ったら、見失ってしまいました。シロハラも、ちょっと遠いところでしたが姿を見せてくれました。

Dsc01149c Dsc00963c  最後に登場したのは、ジョウビタキのオス。また、今日よく見かけたのは、カワラヒワ。たいてい2羽がペアで行動していました。つがいだろうと思います。そろそろ巣を作る行動が見られるようになるかも知れません。ハシボソガラスも5~6羽が飛び回っていました。先日、木の枝を運んできた松の木に、今日も枝をくわえてきているようでした(2023年2月14日:九華公園に今日もミサゴとカンムリカイツブリ……花のない梅に「ウメジロウ」とはこれいかに?)。

Dsc01211c Dsc00932c  今日も、九華公園の堀にはカンムリカイツブリが来ていました。上手く巡り会うと、目の前で見られます。カモは、合計76羽。キンクロハジロが58羽、ハシビロガモが13羽、ホシハジロのオスが1羽にメスが2羽、ヒドリガモは1ペア。オオバンも1羽。

Dsc01293c  このあとは、貝塚公園でシロハラに出会ったくらいで、ほかはスズメやヒヨドリ、カワラヒワくらい。

Dsc01253c_20230218142501  散歩から帰宅したら、非常勤先から昨日実施してもらった追試験の答案用紙が届いていました。最近、郵便は同じ市内でも3日はかかるようになっていますが、さすがに速達は翌日届きました。本試験には15名が欠席しましたが、追試を申請しなかった学生もいたようです。午前中に一通り目を通しました。明日は昼過ぎまでは雨のようですから、もう一度見直し、採点結果を確認して仕上げることにしましょう。写真は、鎮国守国神社の境内にある枝垂れ梅の花。満開に近づいてきました。

Dsc00521c_20230218142601  余談というか、記録というか。七里の渡し跡の隣にある旅館山月、コンクリートの建物の解体も始まっていました。この様子では、昨日から始まったように思われます。

2023年2月17日 (金)

20230217町屋川遠征……町屋橋~町屋川大橋~日の出橋

Dsc_7039c Dsc08739c  暖かくなるという予報通り、気温は13℃を超えました。午後からは風が強くなってきたのですが、午前中はほとんど風はなく、絶好の圓整備より(微笑)。四日市港潮汐表では、午前中の干潮は、10時3分。これを待っていたのです。ということで、町屋川へ遠征。三交バスで桑名駅前から日の出橋行きに乗車。今日は、終点の日の出橋までは行かず、城南口で下車。9時10分発、定刻では9時19分着、¥210。往きのバスは、マイクロバスタイプ(左の写真)。

230217machiyariver  これが現地で歩いたルート。城南口から国道1号線に出て、町屋橋の手前で堤防道路へ。国道23号線の町屋川大橋を超え、日の出橋の先へ。伊勢湾岸道の手前でUターン。日の出橋を藩部ほど渡って中州をチェック。

Dsc08745c Dsc08758c  国道1号線の町屋橋。ここから南東へ(写真では左へ)。町屋川緑地公園あたりの町屋川にカワアイサがいることがあるということでしたが、今日は見当たりませんでした。モズのオス1羽を見たほか、猛禽類2羽も見ましたが、気づくのが遅れ、判別は出来ませんでした。さらに、ウグイスのさえずりが何カ所からも聞こえていました。

Dsc08965c Dsc08983c_20230217161101  30分余りで国道23号線の町屋川大橋のところへ。橋の下を通る道があるのですが、現在は工事中で通れませんので、1本北側の国道をくぐるルートへ迂回。そこから5分足らずで、日の出橋。この間、カラスやヒヨドリを見たくらい。

Dsc09010cDsc09174c  日の出橋を過ぎて、アオサギを見つけたのですが、30m以上も離れていたにもかかわらず、逃げられました(苦笑)。写真を撮るだけなのに、どうしてもう少しフレンドリーにしてくれないのでしょう。その先の中州のところにダイサギが1羽。

Dsc09075c Dsc00293c_20230217161201  歩いていたのは、町屋川の左岸の堤防道路。割と近いところに、チドリ。小さいので、証拠写真なのですが、せっかくなので載せておきます。イカルチドリと、シロチドリと思われます。

Dsc09263c_20230217161101 Dsc09302c  さらに行くと、セグロカモメが2羽。これらも堤防道路にほど近いところにいましたので、クリアに捉えられました。

Dsc09397c_20230217161101 Dsc09410c  ハクセキレイはあちこちにいます。福岡町あたりまでくると、川幅はかなり広くなり、気持ちのよい、私の好きな景色が広がっています。

Dsc00028c_20230217161201 Dsc09683c  ハマシギが3羽、護岸のところで移動しながら餌をついばんでいます。遠くから気づけましたので、そっと覗き込むと、気づかれずに写真を撮ることができました。

Dsc00028c_20230217161201  イソシギもすぐ近くにいます。カモたちは、余り多くはおらず、しかも川の中央から対岸の方にいたのですが、それ以外がそれなりにいて、楽しめます。

Dsc00129c Dsc00192c  カモでもっとも多かったのは、ヒドリガモでした。次いで、コガモがたくさんいたように思います。

Dsc00154c_20230217161201Dsc09757c_20230217161101  ほかには、オナガガモもけっこうたくさんいます。左岸堤防の近くに来ていましたので、これもきれいに見えました。

Dsc00110c_20230217161201  また、オカヨシガモも近いところにいるのが見えました。

Dsc09990c  オオバンは、見えた範囲ではこの1羽。ユリカモメも少数が、川の中央に浮いているのが確認できました。川の中央から対岸近くにカモを中心とした群れは、遠くて、何がいるかよく分かりませんでした。

Dsc00424c Dsc00442c_20230217164801  日の出橋まで戻って、途中まで渡って葦原を見てきましたが、スズメがいただけ。バスまで時間がありましたので、バス停近くの萱町神明社で一休み。お茶を飲んでいたら、少し離れた畑にモズがやって来ました。

Dsc00430c_20230217161201  帰りは、日の出橋を11時44分に出る桑名駅前行きのバス。桑名駅前には、12時1分着、¥350。三重交通のバス料金は、3月から値上げだそうです。何から何まで値上げで痛いですねぇ。今日利用した桑名駅前~日の出橋のバス、利用者も多くはありません。日の出橋まで行くバス、昼間は2~3時間に1本に減っています(途中のヨナハ総合病院までは1時間に1本あるのですが)。本数が減って、料金が上がったら困ります。

2023年2月16日 (木)

ジョウビタキのオス・デー

Dsc08701c  今朝も、住吉入江の一部には、氷が張るほどでしたが、寒さが緩むという予報の通り、10℃を超えました。朝は家事を済ませ、8時20分から散歩へ。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と5.8㎞。

Dsc07681c Dsc07725c  住吉水門の内側にはヒドリガモが5羽にオオバンが1羽。七里の渡し跡では、ヒドリガモが22羽、土手に上がって草を食べていました(写真)。私にとっては、春の景色の1つです。ヒドリガモたちがこのように土手や高水敷で草を食べるようになると、北の国へ帰っていくのも遠くないと感じるのです。ここにはコガモも5羽が上陸して休んでいました。

Dsc07735c Dsc07754c  柿安コミュニティパーク西の堀でも、ヒドリガモ3羽とオオバン2羽が、石垣についた苔を食べていました。ここには、今日もキンクロハジロのオスが3羽。

Dsc07837c Dsc07925c  九華公園到着は、8時35分。いつもより40分くらい遅いのもあって、鳥の姿はあまりありません。奥平屋敷跡でも、ジョウビタキのオスとシメがチラッと姿を見せただけ。そういう中、アオサギ1羽とコサギ1羽は、いつものように、辰巳櫓跡の松の木にいました。

Dsc08063c_20230216142701 Dsc08295c  本丸跡で、ジョウビタキのオス。奥平屋敷跡でチラッと見た個体かも知れません。シメは、本丸跡中央にあるエノキの下にいました。定位置といえます。この北側にある歌碑の大きな石の陰から回ると、気づかれずに比較的近くに行けます。

Dsc08255c_20230216142701  このハクセキレイも本丸跡にて。時々見かけますが、失礼ながら、余りきれいではありません。いつ見ても、こういう色ですから、もともとこういう色なのでしょう。

Dsc07873c Dsc07947c  今日もカンムリカイツブリが来ていました。吉之丸堀を悠然と泳いでいます。カモは、今日は71羽。キンクロハジロは53羽とやや増え、ハシビロガモが11羽とやや減りました。ホシハジロはオスが2羽にメスが1羽と復活。ヒドリガモはいつも通り、2ペア。ユリカモメの姿は見当たりませんでした。

Dsc08340c_20230216142601  貝塚公園では、ツグミ。ジョウビタキのメスも出て来たものの、ズームが間に合わず、撮り逃がしました(苦笑)。

Dsc08401c_20230216142601 Dsc08464c  続いて内堀公園。ここでもジョウビタキのオス。割と近くまで寄ってきました。次へ行こうとしたら、ツグミも登場。

Dsc08600c_20230216142601  寺町の常信寺で、梅やミツマタを見ていたら、ここでもジョウビタキのオス。今日は、ジョウビタキのオス・デーです。

Dsc08279c Dsc08671c  梅も河津桜も開花状況は、さほど変わりませんが、気になって見に行ってしまいます。左の写真は鎮国守国神社の枝垂れ梅、右の写真は寺町商店街の河津桜。

Dsc08724c  今日も遠くがよく見えていました。写真は、木曽御嶽山と乗鞍岳です。

 

2023年2月15日 (水)

今日は、「寒さの底」だそうです

Dsc07578c  朝のテレビの天気予報で、「今日は寒さの底」といっていましたが、まさにその通り。アメダスでの最低気温は0.3℃となっていましたが、住吉入江の一部は凍っていましたし、最高気温は6.6℃。5m/s前後の強い北風が吹いています。7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.3㎞。揖斐川の堤防の上は、とくに強風で、たまりませんでした(苦笑)。

Dsc06532c_20230215143501 Dsc06579c_20230215143501  住吉水門の内側にヒドリガモが9羽。最初に見たのは1羽でしたが、護岸近くから湧き出るように出て来て、驚きました。揖斐川はかなり波立っていましたが、今日もシラウオ漁の船が3組ほど出ていました。船が出ていると、水鳥はほとんどいないのですが、カンムリカイツブリが1羽だけ見えました。

Dsc06660c Dsc06641c_20230215143501  七里の渡し跡にもカモたちがたくさん。ヒドリガモは10羽、コガモが1ペア。ここは今は、堤防に囲まれ水門の奥になっていますが、それでもけっこう波が立っています。カモたち、懸命に餌を食べていました。

Dsc06706c_20230215143501 Dsc06676c  コミュニティパーク西の堀では、キンクロハジロのオスが3羽、オオバンが2羽、ヒドリガモが5羽。

Dsc06764c_20230215143501  さらに、今日はここにカンムリカイツブリが来ていました。昨日、一昨日と九華公園にいたカンムリカイツブリであろうと思います。

Dsc06832c_20230215143501 Dsc06819c  九華公園では、北門を入ってすぐの堀にコガモのペアが1組。コガモは水に潜りませんから、餌を採るとき、右の写真のように逆立ちすることがあります。ペアがそろって逆立ちしているところが見られました。

Dsc06851c  鎮国守国神社の社務所裏の木にゴイサギ。最初は、手前にいる1羽だけが目に入ったのですが、その奥にもう1羽がいるのに気づきました。2羽だと思っていたのですが、帰宅してパソコンで写真を見たら、左の方にもう1羽がいました(苦笑)。時々書きますが、「見れども見えず」です。鳥でないものが鳥に見えたりもしますし、まぁいろいろ。

Dsc06961c_20230215143401  管理事務所の近くで、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラの混群に出会ったのですが、写真が撮れたのは、コゲラのみ。しかし、証拠写真に近い。南の方に飛んでいったので、奥平屋敷跡かどこかでまた見られると思ったのですが、これっきりでした。

Dsc07244c Dsc07188c_20230215143401  その奥平屋敷跡では、今日も鳥は少なく、寒い中30分余りウロウロ。最も近くで見られたのは、ツグミ。何かの実か、種かをくわえたところ。ジョウビタキのオスもやって来ました。

Dsc07271c_20230215143401 Dsc07137c  さらに待つと、モズも登場。シメは、遠いところで見られただけ。ハシボソガラスは、今日も来ていたのですが、とくに何もしていませんでした。巣を作り始めたように見えたのは、フェイントだったのでしょうか?

Dsc07370c_20230215143401  朝日丸跡でもツグミを見たのち、辰巳櫓跡の松の木のところにいたアオサギをチェック。奥平屋敷跡に行くときには、コサギがいるのも見えましたが、どこかへ行ってしまっていました。鎮国守国神社の境内では、シロハラを一瞬見たものの、写真は撮れず。

Dsc07296c_20230215143401 Dsc07093c  カモたち、今日は合計65羽。キンクロハジロが43羽、ヒドリガモが2ペア、ハシビロガモは18羽。ホシハジロは、今日もいませんでした。右の写真のハシビロガモ、身繕いの最中。ユリカモメは、今日は1羽も来ていませんでした。

Dsc07385c_20230215143401 Dsc07429c  貝塚公園でもジョウビタキのオス。ちょうど目の前に出て来てくれました。そして、ツグミ。

Dsc07479c_20230215143401  一回りして、次へ行こうと思ったところに、ジョウビタキのメスも登場。メスを見たのは久しぶりです。内堀公園では、スズメがいただけ。

Dsc07529c_20230215143401 Dsc07553c_20230215143401  桑名市博物館の前で長い花穂にたくさんの黄色い花が咲いているのに気づきました。Googleの画像検索で調べ、確認すると、たぶんヒイラギナンテン。寺町商店街の河津桜は、少しずつ花が増えていますが、まだまだ。

Dsc07435c_20230215143401 Dsc07442c  余談。桑名市シルバー人材センターでは、毎週水曜日、生産者直売で野菜が売られています。会員の方が育てているものを格安で手に入れられます。江戸橋に非常勤に行っている間は来られないのですが、最近、「何があるか見てきて」という指令が下っています(微苦笑)。写真を送ったら、「ワケギを買ってくるように」と。100円で一束、ゲットしてきました。

Dsc07587c  明日までは寒いそうですが、明日は10℃まで気温が上がるとか。三寒四温というのはよくよく承知しているつもりですが、いったん暖かくなったあとの寒さは、身にしみます。

2023年2月14日 (火)

九華公園に今日もミサゴとカンムリカイツブリ……花のない梅に「ウメジロウ」とはこれいかに?

Dsc04777c_20230214180001  寒さが戻って、最高気温は9.1℃。北風も強く(最大風速は7.4m/s)、寒さが身にしみます。いつものように7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と6.2㎞。九華公園で2時間近く過ごし、後半はちょっと急ぎ気味(苦笑)。

Dsc04819c_20230214175901  強風で揖斐川はかなり波立っていましたが、住吉水門のところでは波に翻弄されながら、ヒドリガモが15羽、オオバン1羽が堤防についた苔を食べていました。ほかにはキンクロハジロも2羽いましたし、セグロカモメが1羽飛んでいました。いつもならたいていいるカンムリカイツブリは、今日は見えませんでした。

Dsc04868c Dsc04895c  七里の渡し跡でもヒドリガモが15羽、ホシハジロのオス(左の写真)が2羽、コガモのオスが2羽、メス(右の写真、メス)が2羽、オオバンも1羽。

Dsc04921c_20230214180001 Dsc04967c_20230214175901  三の丸水門のところでハクセキレイが目の前に降りてきました。柿安コミュニティパークではツグミ。西の堀には、オオバン1羽とキンクロハジロのオスが2羽。

Dsc05014c_20230214181001 Dsc05004c_20230214175901  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏にゴイサギが1羽だけ見えました。が、見ている間に次々と飛び出てきてビックリ。写真のゴイサギ以外にゴイサギ5羽とホシゴイ2羽が隠れていたのです。北門を入ってすぐの堀にはオオバンが1羽。

Dsc05187c Dsc05206c  奥平屋敷跡は、今日も比較的静か。ステージの裏にアオサギがいたのですが、逃げられました(辰巳櫓跡の松の木へ)ヒヨドリやムクドリは現れません。スズメとドバトは数羽。やって来たのは、まず、ハクセキレイ。そして、モズのオスも。

Dsc05088c Dsc05287c  証拠写真ではありますが、ツグミとシメ。ほかにシロハラもいたのですが、チラッと見かけただけ。最近、奥平屋敷跡には、木の実など野鳥たちが食べるものがほとんどありませんから、鳥たちも余り寄ってこないのだろうと思います。

Dsc05125c  そういう中、カラスが巣作りを始めたかも知れません。時期的にちょっと早い気もしますが、松の木の中で左の写真のように、枝をくわえてウロウロ。去年もここ奥平屋敷跡で営巣しましたが、それとは別の木。去年の木から20mほど離れたところ。これもまた要観察。

Dsc05333c Dsc05487c_20230214175801  二の丸跡には、今日もシメ。最近、二の丸跡によくいます。朝日丸跡では、ツグミ。どちらも証拠写真気味ですが……。

Dsc05306c  そう思っていたら、堀には今日もカンムリカイツブリが来ていました。気に入ってくれるといいのですが、どうでしょう。

Dsc05435c Dsc05821c  奥平屋敷跡から逃げたアオサギは、辰巳櫓跡の松の木にいました。松の木のやや奥まったところにいますから、方角によっては見えません。その下の方には、今日もコサギ。

Dsc06128c  鎮国守国神社の境内には、豊後梅の木が1本あります。花はまだ咲いていないのですが、今日はメジロが数羽やって来ていました。花もないのに「ウメジロウ」とは、これいかに? という感じ。

Dsc05956c Dsc05789c_20230214175801  九華公園に2時間近くいたと書きましたが、その理由がこれら。1つは、ミサゴが今日もやって来たのです。さすがに猛禽類。鋭い目つきをしています。もう1つは、ユリカモメ。今日は、40羽くらいいたのですが、うまい具合に一斉に飛んでくれたのです。

Dsc05066c  カモ、今日は合計51羽。キンクロハジロが32羽、ヒドリガモが2ペア、ハシビロガモが15羽。ホシハジロは、見当たりませんでした。

Dsc06203c Dsc06291c  貝塚公園では、ツグミ1羽と、ビンズイも1羽。今日は、シメや、シロハラは見かけませんでしたが、すでに10時を過ぎていましたから、活動時間を過ぎていたのかも知れません。

Dsc06345c Dsc06435c_20230214175601  さらに、貝塚公園でメジロ。サザンカの蜜を吸っていました。常信寺では、カワラヒワ2羽。ウメジロウを狙って行ったのですが、メジロは来ません。

Dsc06179c_20230214175701 Dsc06188c_20230214175701  ところで、鎮国守国神社の梅。昨日も撮ってきましたが、枝垂れ梅。九華招魂社のすぐ西にあります。咲き始めたのは早かったのですが、寒さがぶり返したりして、よく咲いてきたのはここ数日。

Dsc06387c Dsc06425c  こちらは、常信寺の紅梅。ほぼ満開です。何度か書きましたが、私の散歩コースでは、ここの梅が最も早く咲きます。白梅派、ちょっと勢いがないかも知れません。

Dsc06406c_20230214175701  ミツマタは、花が咲きそうで、なかなかです。ミモザもここにあるのですが、まだつぼみ。

Dsc06448c_20230214175601 Dsc06497c  寺町商店街の河津桜も、気になって、散歩に行くたびに見に行ってしまいます。あちこちで咲いてきているのですが、こちらもなかなか開花が進みません。通りかかる人も、河津桜に花が付いているのに気づかないことがほとんどです。

Dsc06516c_20230214175601  天気は良いようですが、木曜あたりまでは寒そうです。体調を崩さないように気をつけないといけません。

 

2023年2月13日 (月)

九華公園にカンムリカイツブリが初登場(たぶん)

Dsc03842c  早朝に少し降って、その後8時くらいから昼頃まで雨でした。午前中は用事があったので、駅方面へ。用事に行った先で、人が多くて座る席がなかったのですが、若い男性が譲ってくださいました。こういうとき、「年寄り扱いするな」などと逆ギレする高齢者もいるようですが、私は親切は素直に、ありがたくいただくことにしています。午後からはもう降りそうもありませんでしたから、14時から1時間あまり、住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、京町、寺町と歩いて、合計5.0㎞。

Dsc04252c  今日のハイライトは、こちら。といっても、珍しくもないカンムリカイツブリの写真なのですが、九華公園の堀にいたのです。記憶では、九華公園の堀でカンムリカイツブリを見たのは、初めて。「九華公園野鳥図鑑+1」です。これで九華公園で確認した野鳥は68種類。

Dsc03907c Dsc03923c  さて、散歩の初めから。揖斐川でもカンムリカイツブリを1羽見たのですが、後ろ姿で遠いところ。七里の渡し跡でも、カンムリカイツブリ。ここでは、以前にもカンムリカイツブリを見ていると思います。ヒドリガモが5ペアいたほか、コガモのオスも1羽。柿安コミュニティパーク西の堀でも、ヒドリガモ1ペアと、コガモ2ペアが餌を食べていました。

Dsc04021c  九華公園には14時20分に到着。スズメ、ドバト、ヒヨドリが、先日までより少し多い印象。サギたちは今日はいません。左の写真は、先日から注目している神戸櫓跡の松の木。繁殖期のカワウが2羽ずっといますので、営巣か? と思っているところ。この写真は、いつもとは別角度の西から撮ったもの(いつもは南側から見ていました)。やはり巣のようなものがあるのは、確実なようです。観察を続けることにしましょう。

Dsc04358c_20230213164601 Dsc04667c  本丸跡のエノキの下には、今日もシメがいます。近くには、カワラヒワのペアも降りてきて、餌を探しているようでした。

Dsc04455c Dsc04548c_20230213164601  さらにグラウンドに近いところでは、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラの混群。ヤマガラは数羽、コゲラは2羽、シジュウカラは10羽近くですので、今シーズンよく見る、例の混群と思います。最近、メジロは一緒にはいません。

Dsc04623c Dsc04585c_20230213164001  鎮国守国神社の境内では、シロハラ。気づかずに近づいて、逃げられたのを探しました。尾がちょっと枝かぶりになりました。ここにずっといるようです。枝垂れ梅は、かなりよく咲いてきました。明日は天気がよさそうですから、また梅の写真もとることにします。

Dsc04077c Dsc04168c  カモたちは皆活発です。午後の方が活動性が高まるのかも知れません。キンクロハジロが23羽、ハシビロガモが16羽、ホシハジロが2ペア、ヒドリガモも2ペアで、合計47羽。

Dsc04194c  ユリカモメは、22羽。さすがに散歩をする人は少なく、餌はもらえていません。

Dsc04711c  今週は、とくにアポはありません。金曜に江戸橋での非常勤の授業の追試験が実施されるはず。試験問題の原稿と実施方法はすでに渡してありますので、専任の先生が試験をしてくださり、その後、答案用紙が届きます。日曜は、「近鉄ハイキング酒蔵みてある記」で早川酒造部を訪ねる企画がありますが、今のところ、週間予報では雨。追試の採点をすることになるのかも知れません。明日からは寒の戻りとか。相変わらず「散歩生活ときどき仕事」「淡々と飽きもせず…」のモットーで行くことにします。

2023年2月12日 (日)

20230212近鉄ハイキング酒蔵みてある記「水郷 蟹江散策と山田酒造『醉泉』・『最愛』」へ(一回完結)

20230212c  今日は、今シーズン2回目の「近鉄ハイキング酒蔵みてある記」へ。近鉄蟹江駅をスタート&ゴールとする「水郷 蟹江散策と山田酒造『醉泉』・『最愛』」という企画です。近鉄の「酒蔵みてある記」は人気企画でしたが、コロナ禍でハイキングそのものの企画がほとんどなくなっていました。昨シーズンは、「酒蔵立ち寄りハイキング」として少し復活し、今シーズンはさらに本格的に戻ってきました。昨年12月10日に弥富の青木酒造へ行きましたが(2022年12月10日:20221210近鉄ハイキング「青木酒造の銘酒『米宗』を訪ねて(酒蔵みてある記)」(1回完結))、それに続いて2回目の参加。この時は一人で参加しましたが、今日は、いつもの同級生K氏と二人で。桑名での最高気温は15.9℃。曇りがちでしたが、暑いくらいでした。今回の記事は、一回完結です。

Img_9642c_20230212153601  近鉄桑名駅発9時4分の名古屋行き急行に乗車。近鉄蟹江駅には、9時15分着、¥300。受付は9時半開始なのですが、われわれが着いたときにはすでに70人くらいが並んで待っていました。駅前の歩道は狭く、受付開始頃には、2列縦隊で待つことになりました。

Kanie0  こちらが実際に歩いたルートマップ。配られたコースマップでは、約8㎞となっていましたが、立ち寄り先で歩いた、細かいところを除けば、「キョリ測」では7.7㎞でした。蟹江では、JRさわやかウォーキングもよく開催されますので、過去に5回も来ていますから、初めて訪ねるところはありません。今日の目的地の山田酒造も、5年前に訪れています(2018年3月4日:今日は、JRさわやかウォーキング「老舗造り酒屋できき酒と蟹江のまちを散策」へ(予告編))。

Img_9659c_20230212153601  近鉄蟹江駅を9時半にスタートし、西に向かいます。細い道沿いの昔ながらの商店街を抜けていくのですが、たぶん昔の駅前商店街だろうと思います。

Img_9668c_20230212153601 Img_9683c_20230212153601  スタートから15分ほどで銭洗尾張弁財天富吉神社。私自身は、4回目の訪問。尾張で唯一の銭洗弁財天です。室町時代、永享年間、北条平八郎時満が蟹江城を築くにあたり神のご加護を頂くため、鎌倉より銭洗弁天を勧請し、黄金の井戸銭洗いを造り、その浄水で軍資金を洗い、この福銭をもって蟹江城を築城したと伝えられています。100円玉4個を洗ってきました。同級生K氏が、「今までお金を洗って、金持ちになったか?」と聞きます。「小銭しか洗っていないので、大金持ちにはなっていない。せいぜい小金持ちだ」と返すと、そばにいた女性まで大笑い。洗ったお金は、大切にしまっておくのではなく、使わないといけないそうです。

Img_9690c_20230212153501 Sweetsmarchec  記念橋で蟹江川を渡ります。去年11月にも訪ねた甘強酒造が北の方に見えます。今日は、あとで訪ねる観光交流センター祭人でマルシェが開催され、ここの「純米吟醸 大寒仕込み 朝しぼり」という、今朝絞ったばかりの生原酒の販売もあるのですが、酒ばかり買って帰ると叱られそうです(微苦笑)。

Img_9698c_20230212153501 Img_9702c_20230212153501  1㎞を過ぎて、源氏島公園の近くで右折し、北へ向かいます。このあたりも昨年11月のJRさわやかウォーキングで歩いていますが(2022年11月5日:20221105JRさわやかウォーキング「地酒と文化に触れる蟹江町散策」(一回完結))、「大相撲ストリート」があります。二子山部屋・高砂部屋の力士16名の足型が路上に設置されていますが、今回は、道路の反対側を通過。その先に「足湯かにえの郷」があります。これも見ただけ。

Img_9705c_20230212153501 Img_9719c_20230212153601  学戸公園を回って、町役場の近くにある「蟹江町まちなか交流センター楽人」へ。一通り見て回り、コースに戻って北上。JR関西線を超え、須西小学校のところで、水分補給と小休止。途中、タイミング良く公園などがありませんので、道路脇のスペースにて。

Img_9723c_20230212153501  天王橋のところに「蟹江町観光交流センター祭人」。ここもよく立ち寄りスポットになります。上記のように、ここでスイーツマルシェが行われ、「純米吟醸 大寒仕込み 朝しぼり」を売っていたのですが、購入は泣く泣く断念。スイーツも、買わず。

Img_9727c_20230212153501 Img_9747c_20230212153501  2階に「須成祭」の展示がありますので、それを見てきました。須成祭は、このすぐ近くにある冨吉建速神社(とみよしたけはやじんじゃ)・八剱社(はっけんしゃ)両社の祭礼。津島の天王祭と同じく、まきわら舟が出るのです。こういうお祭りは見たことがありませんので、1回は見てみたいものです。

Img_9770c_20230212153501  天王橋を渡ったところに、その冨吉建速神社・八剱社と蟹江山常楽寺龍照院がありますが、ここも昨年11月のJRさわやかウォーキングで来ましたので、パス。

Img_9774c Img_9778c_20230212153501  蟹江川を下って、いよいよ今日のメイン・イベントである山田酒造へ。ところが、行列(笑)。たぶん試飲の行列だろうとおとなしく並びます。

Img_9795c_20230212153501  途中で試飲用のカップを配ってもらい、その際、「何倍でも、何種類でもどうぞ」と。太っ腹。2種類試飲した上で、「もうちょっとほしいよなぁ。せっかくだから」ということで、有料の「大吟醸 酔泉」の試飲をしてきました(左の写真)。さすがに有料(¥300)だけあってコップにいっぱいついでもらえました。無料試飲は、もう少し小さめのカップでしたが、そちらも2種類(計2杯)いただいてきました(微笑)。試飲は大賑わいでした。

Img_9803c_20230212153501 Img_9801c_20230212153501  例によって、土産を買うべく、直売所へ。ここも賑わっていました。右の写真にある「本醸造酔泉 しぼりたて生原酒」(720ml)を買ってきました。税込みで¥1,100。「敷地内飲食禁止」で、小宴会はできないかと思っていたのですが、山田酒造さんの東の空き地にキッチンカーンも来て、飲食できるスペースがありました。が、試飲を3杯飲んだので、今回は断念。

Img_9815c_20230212153501 Img_9808c_20230212153501  山田酒造の隣に真宗大谷派の江閣山善教寺がありますので、ちょっと立ち寄ってきました。敷地も広く、立派なお寺ですが、由緒書などはありません。ネット検索では、これという情報はありません。これで、立ち寄り先はコンプリート。蟹江川に沿って南下、県道29号線に出て左折し、東へ。消防署のあるところで右折し、近鉄蟹江駅方面へ。

Img_9827c_20230212153501  近鉄蟹江駅には、12時20分過ぎに到着。3時間弱で、キョリ測では7.7㎞を歩いてきました。立ち寄り先が少ない(パスしたところも多々あります)ので、比較的早くゴールインできました。

 Img_9833c_20230212153501 Img_9830c_20230212153501 今日は、蟹江駅で抽選会があるということでしたので、ちょっと楽しみにしてきました。コースマップに付された番号が抽選番号。私は、「71」。しかしながら、「清酒720ml」のところには、私も、同級生K氏も番号はなし。近かったのは「77」。「しまかぜふぁいる」「ひのとりものさし」もはずれ(苦笑)。

Img_9838c_20230212153401  ガックリしつつ、昼ご飯を食べられるところを探したものの、駅のすぐ近くにはありません(居酒屋は、それなりにあるのですが、ランチ営業はしていないのです)。最近、やむなく桑名まで戻って食べることに。桑名駅の周りも同じような状況なのですが…。12時37分発の四日市行き準急に乗車。桑名駅には12時53分に到着。¥300。

Img_9852c_20230212153401 Dsc_7036c  前回の美濃街道ウォーキングのときと同じく、桑名一番街にあるエンシュウヤで、日替わりランチ。¥750。今日は、味噌カツ。ここは人気の店のようで、大賑わいです。われわれも気に入りました。

Screenshot_20230212135810c Img_9869c  14時前に帰宅。Google Fitで見ると、13㎞あまりを歩いたことになっています。歩数は、18,879歩(こちらは妥当な数値だろうと思います)。土産の純米生原酒は、今日の晩酌(微笑)。来週は、伊勢朝日駅から川越の早川酒造部へ行く「銘酒早川酒造部をたずねて」がありますから、それにも行こうと思っています。同級生K氏とは、再来週の伊勢松本駅から神楽酒造を訪ねる企画(銘酒「神楽」神楽酒造をたずねて)に行く約束をしています。

2023年2月11日 (土)

九華公園でホシゴイのバトル

Dsc02216c_20230211153601  建国記念の日です。ときどき北風が強く吹きますが、気温は16.1℃まで上がって春の陽気です。散歩日和。今朝もいつも通り、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と6.0㎞。

Dsc02345c  揖斐川にはカンムリカイツブリが2羽。それなりに波立っていて、カンムリカイツブリがもっといてもいい雰囲気なのですが、今日は、川には水鳥はほとんどいませんでした。ほかには、住吉水門のところにコガモのオスが1羽いたのみ。

Dsc02365c_20230211153601 Dsc02376c  七里の渡し跡では、オオバン3羽のほかは、コガモが2ペア、上陸して休んでいました。コガモは、柿安コミュニティパーク西の堀でも上陸(左の写真)。キンクロハジロもオスが2羽。

Dsc02421c Dsc02386c  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏にゴイサギ2羽と、ホシゴイが2羽。しばらく見ていたら、ホシゴイ2羽の間でおもしろいことが起きました。

Dsc02483c Dsc02484c  場所をめぐるトラブルだと見えたのですが、1羽がもう1羽の近くに寄ってきたのです。右手からホシゴイ1羽が、近寄ってきて、左にいたホシゴイは何となく「臨戦態勢」という感じ。直接攻撃を交えることはなく、一が入れ替わったのが、右の写真。

Dsc02501c_20230211153501 Dsc02508c  こちらはその続き。近寄ってきたホシゴイの方が向きを変えて、さらに威嚇というか、攻撃というかする感じ。最初左にいたホシゴイは、上の方に逃れたのですが、さらに威嚇しています。直接攻撃し合うことはなかったのですが、なかなかおもしろいシーンを見られました。

Dsc02600c Dsc02702c  奥平屋敷跡に行く途中でメジロ2羽。奥平屋敷跡の入り口あたりの木に、ヤマガラとコゲラ、シジュウカラの混群がいました。メジロは、これらの混群とは別行動をしていました。ちょっと遠かったので、なかなか上手く撮れませんでしたが、右はヤマガラです。

Dsc02732c Dsc02812c_20230211153401  コゲラは2羽がいましたので、いつものグループと思われます。同じ木には、シメの姿もありました。今日は、なかなかよい感じです(微笑)。

Dsc02980c Dsc03029c  奥平屋敷跡は、今日も静かです。ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、スズメなどが食べるものがないのでしょう。これらはほとんど来ていません。1時間ほど待ってきたのは、ツグミとジョウビタキのオス。モズのオスも通過しました。

Dsc03175c  神戸櫓跡の松の木の上。繁殖期のサインを示すカワウがいつも2羽いるところです。カワウは、今日は松の葉の向こうにいました。自然の松の枝などだけではなさそうなものがあるように見えます。引き続き、よく観察することにします。ひょっとして、ここで繁殖する??

Dsc03570c_20230211153301  アオサギさんは、辰巳櫓跡の松の木。これは東側から撮った写真。西側から見ると、上手く見えないところに「隠れています(というのは、主観的な表現ですが)」。よほどお気に入りの場所です。

Dsc03385c Dsc03496c  本丸跡では、シメ。中央にあるエノキの下によくいます。ビンズイも2羽。昨シーズンは、ここ本丸跡や、野球場のグラウンドにツグミがいたのですが、今年はツグミは少ない。

Dsc03181c Dsc03169c  カモ、今日は少なくて、38羽。キンクロハジロが23羽、ハシビロガモが8羽とこの2種類がかなり減っています。ヒドリガモは2ペア、ホシハジロはオスが1羽にメスが2羽。

Dsc03585c-2  ユリカモメは、12羽とこれもまた少ない。九華公園でのバードウォッチングは以上。このあと、貝塚公園ではヒヨドリ、キジバト、カワラヒワくらいでした。内堀公園その他でもスズメなどだけ。

Dsc03815c_20230211153201 Dsc03776c_20230211153201  住吉入江まで戻ってきたら、ツグミとジョウビタキのオスが同時に登場。こういうとき、どちらを優先するか迷います。幸い、近いところに来ましたので、対応可。

Dsc03713c_20230211153201  ハクセキレイも来ていました。という次第で、バードウォッチングのラインナップはなかなかでした。

Dsc03150c_20230211153301 Dsc03263c  九華公園では、こちらの白い花が咲き始めていました。たぶんユキヤナギ。鎮国守国神社の境内では、しだれ梅の花がようやく増えてきました。

Dsc03695c_20230211153201 Dsc03676c_20230211153201  寺町の河津桜は、わずかずつ花が増えています。まだ気づく人は極めて限られています。

Dsc03278c_20230211153301 Dsc03287c  余談が多くなりますが、鎮国守国神社にご覧のような掲示がされていました。「御遷座二百年」です。桑名城址の中にあります。もとは天明4(1784)年、松平定信が、白河城内(現福島県白河市)に松平定綱(鎮国公)を祀ったのが始まりです。文政6(1823)年、久松松平家が白河から桑名へ移封となったのにともない桑名城本丸に移っています。天保5(1834)年、定信が守国公として祀られています。

Dsc03832c_20230211153201 Dsc03838c  玄関前からの眺め。左の写真は、名古屋方面からその向こうの中央アルプスあたりが見えています。右の写真は、伊勢大橋方面。国営木曽三川公園の展望タワーが見えますし、たぶん岐阜・福井県境の山が見えています。

Unyuenc 780ff369  さらなる余談(苦笑)。昨年、高田本山専修寺のお七夜のとき、庭園の雲幽園を拝観しました(2022年1月10日:20220110勝手にハイキング「高田本山専修寺のお七夜」へ(予告編))。まったく知らなかったのですが、木村拓哉さんの「レジェンド&バタフライ」の撮影が、この雲幽園で行われたのだそうです。高田会館のあかりのインスタに載っていて知りました。

2023年2月10日 (金)

雨読の日にて、市民大学の講義のまとめ

Img_9595c_20230210120501 0210cloud  冷たい雨の日になっています。関東地方などでは、午前中から雪が降り、大雪注意報も出ているようです。わが家あたりも6時過ぎから、小雨。アメダスでは、8時台から1時間あたり2mm程の雨が記録されています。モットーの1つが「晴歩雨読」ですので、今日は「雨読」の日。

Img_9629c_20230210120301  昨年の「くわな市民大学ゼミナール郷土史学科」のまとめを一通り仕上げましたが、そのチェックをしています。去年のテーマは、「桑名の史跡を深掘りするー「久波奈名所図会」を中心にー」でした。

Img_9621c_20230210120301 Img_9624c_20230210120301  「久波奈名所図会(くわなめいしょずえ)」は、長円寺の学僧魯縞庵義道が編集した桑名の名所、霊跡、神社、仏閣、風俗、行事、その他を京都の秋里籬島の著した諸国名所図会本に倣って作ったものです。享和2(1802)年に完稿したもの。地方都市で、このような名所図会は珍しいといえます。上梓の予定があっての版下であったようにも考えられています。

Img_9607c_20230210120301  文章のチェックのほか、図については自分がもっている「久波奈名所図会」の陰影本や、「東海道分間延絵図(とうかいどうぶんげんのべえず) 桑名」の複写本から取り込んで入れ替えたり、脚注を確認したりもしています。「東海道分間延絵図」は、江戸幕府が東海道の状況を把握するために、道中奉行に命じて作成した詳細な絵地図です。絵図には、沿道の主な建造物では、問屋、本陣、脇本陣、寺社などのほか、一里塚、道標、橋、高札なども描かれています。縮尺は、実際の1里を曲尺の7尺2寸に縮尺して描かれていますので、細かいのですが、ルーペを使って眺めているとなかなかおもしろいものです。

2023年2月 9日 (木)

貝塚公園でシロハラ2羽、シメ、ビンズイ……確定申告を完了

Dsc00575c  風は冷たいものの、よく晴れました。室内にいれば暖かく過ごせます。朝は家事を済ませ、8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と6.1㎞。2時間半コース。

Dsc00624c Dsc00633c  諸戸氏庭園前のソメイヨシノにシジュウカラが2羽。よく響く声で鳴いています。住吉水門の内側にヒドリガモが3ペア、休んでいました。オオバンも、2羽います。水門のすぐ外側から漁船のエンジン音が響いていますから、漁船を避けてここに来ているのでしょう。

Dsc00653c_20230209143401  揖斐川には、今日もシラウオ漁の船が2組出ていました。ユリカモメが今日も、漁船のそばを飛んでいます。おこぼれがあるのでしょうか。

Dsc00735c_20230209143401 Dsc00723c  七里の渡し跡では、ヒドリガモが38羽。ほとんどは上陸して休んでいますが、草を食べているカモもいます。休んでいる中には、コガモも4羽ほど混じっていました。

Dsc00701c_20230209143401 Dsc00704c_20230209144501  ここには、さらにオカヨシガモのオスと、ホシハジロのオスも1羽ずつ。最近、ホシハジロのオスがよくいます。三の丸水門のところにも、ヒドリガモが1ペア、柿安コミュニティパーク西の堀にはキンクロハジロのオスが3羽。

Dsc00757c Dsc00892c  九華公園には8時40分に到着。コミュニティパークで会った散歩&鳥見友達のYさんが「ほとんど何もいなかった」といっておられたのですが、その通り。北門を入ったところの堀にオオバンが1羽。奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオスが1羽のみ。今日は、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、スズメも見ませんでした。

Dsc00969c Dsc01009c  辰巳櫓跡の松の木には、コサギが2羽。コサギも最近、ここによくいます。ほかに上空を2羽のコサギが通過。アオサギは今日は来ていません。

Dsc01075c  本丸跡のエノキの下ではシメが盛んに餌を拾っています。落ちたエノキの実と思われます。近くにはハクセキレイが2羽。

Dsc00788c Dsc00814c_20230209143301  カモ、今日は、60羽。キンクロハジロが35羽、ハシビロガモが20羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロのオスが1羽。最近、ハシビロガモが増えています。

Dsc01157c  ユリカモメは50羽。餌をやる人もあって、飛び回っている様子も見られました。九華公園での鳥見、残念ながら、今日は以上でした。

Dsc01633c_20230209143301Dsc01582c  貝塚公園に着いたときも、静かでしたので、あまり期待しなかったのですが、見事に裏切られました(微笑)。四阿の近くにもともとは池だったくぼみがあります。そこにまずは、シロハラとビンズイが2羽。すぐ近くで餌を探していました。

Dsc01618c_20230209143301  暗いところでしたから、南側に回り込んで明るい写真を撮ろうと思ったら、別の鳥もいるようでした。ツツジの植え込みに隠れてそっと行ってみたら、シメがいました。最近、貝塚公園でときどきシメを見ていたのですが、地上に降りているところは初見。

Dsc01695c  四阿の周囲でも、ツツジの下からシロハラが出て来ました。上に載せたシロハラとは、別の個体。写真だけ撮って、邪魔をしないよう迂回して四阿へ。

Dsc01752c_20230209143301 Dsc01806c_20230209143301  四阿のところでも何かがいるのが見えました。シジュウカラ数羽と、コゲラ2羽、さらにメジロも混じっていました。

Dsc01995c Dsc02024c  南西の門に向かうところで、またもやシロハラ。ただし、このシロハラは、四阿のところで見たシロハラと同じ個体のようです。ちょっと遠いところにジョウビタキのメス。昨シーズンまでは、貝塚公園には、この時期、あまり鳥はいなかったのですが、最近は結構いるようになってきました。

Dsc02071c_20230209143301 Dsc02178c  内堀南公園ではヒヨドリとスズメ。ここは上手くタイミングが合うと、メジロやジョウビタキのメスに出会えます。新築公園は、昨シーズンまではジョウビタキのオスが来ていたのですが、今年は来ません。常信寺では、もう一度ウメジロウをと思ったのですが、来たのはカワラヒワでした。住吉入江まで戻ってきたら、ツグミ。このあたりでときどきツグミを見ます。

Dsc02134c Dsc02123c  ところで、準備だけしてそのままにしていたのですが、今朝は早くに目が覚めましたので、e-TAXを使って、確定申告を済ませました。途中、ちょっと勘違いして余分な手間をかけてしまったのですが、1時間ほどで終了。これほど簡単に済むなら、もっと早くにやればよいのにと毎年思います(微苦笑)。お陰様で還付金があるはず。写真は、寺町商店街の河津桜。今日、新たに咲いていた花です。ほころんできたつぼみもほかにいくつかあります。

2023年2月 8日 (水)

今シーズン初のウメジロウ……九華公園には今日もミサゴが登場

Dsc08590c_20230208163701  午後から北西の風が強くなりましたが、気温は上がって暖かい日です。いつも通り、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と6.6㎞。九華公園で時間を費やしてしまい、3時間15分もウロウロしていました(微笑)。

Dsc08601c_20230208163701 Dsc08644c_20230208163701  諸戸氏庭園前でハクセキレイが2羽。揖斐川には今日もシラウオ漁の船が3組、出ていました。カンムリカイツブリが2羽見えたのですが、遠くて写真にならず。七里の渡し跡では、ヒドリガモが18羽、休んでいました。ほかにはオオバンが1羽。柿安コミュニティパーク西の堀には、今日もキンクロハジロのオスが3羽。

Dsc08672c_20230208163701 Dsc08733c_20230208163701  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏の木にアオサギと、ゴイサギが2羽。ゴイサギ、最初は1羽しか気づかず、右の写真を撮ったときも、奥にもう1羽いたのは、肉眼では見えていませんでした。アオサギもゴイサギもこのあと飛び立って初めてゴイサギが2羽いるのに気づいた次第。

Dsc08705c  近くの堀には、今日もコガモのペアが1組。最近、ここによくいます。

Dsc09072c Dsc08872c  奥平屋敷跡は、今日も静かで、ヒヨドリやムクドリはまったく来ませんでした。ドバトも2羽のみ。スズメは数羽。ここについた8時頃、ツグミとシメが、それぞれ1羽。

Dsc09140c  しばらく待っていると、モズのオスが登場。奥平屋敷跡では、これがすべて。ここで鳥たちが食べるものがないためでしょう。

Dsc09228c_20230208163701 Dsc09309c_20230208163701  朝日丸跡で、ジョウビタキのメス。アオサギさんは、今日も辰巳櫓跡の松の木にいます。このあと、コサギも近くに2羽来たのですが、写真は撮れず。近づこうとしたら逃げられました。

Dsc09380c Dsc09424c  本丸跡でジョウビタキのオス。花菖蒲園の柵にやって来ました。すぐ近くにシメもいたのですが、樹上に逃げました。木陰に入ってしまい、暗い写真に。本丸跡の中央にエノキの大木があり、その下で餌をよく拾っています。

Dsc09705c Dsc09599c_20230208163601  このとき、堀の上空にミサゴがやって来ました。数100枚の写真を撮ってしまいました(苦笑)。最初は1羽のみでしたが、あとからもう1羽が登場。残念ながらダイビングシーンは見られませんでしたが、しっかりと楽しめました。

Dsc08848c_20230208163701 Dsc08994c_20230208163701  カモ、今日は、合計47羽。キンクロハジロが33羽、ハシビロガモが10羽、ヒドリガモが1ペア、ホシハジロのオスが2羽、メスが1羽。右の写真は、奥平屋敷跡の南の堀での様子。堀に落ちた枝が休憩場所にちょうどよいようで、ハシビロガモやヒドリガモが集まってきます。

Dsc09273c_20230208163701  Dsc00021c ユリカモメは、17羽。堀に浮かんでいたり、野球場のフェンスに止まっていたりです。

Dsc00092c  貝塚公園では、まず、ツグミ。先日も書きましたが、昨シーズンは何話書いたのですが、今シーズンは、今のところ1羽しかいないようです。

Dsc00184c_20230208163501 Dsc00263c_20230208163501  シロハラは、今日も2羽を確認。左のシロハラは、四阿近くによくいます。右のシロハラは、南西側のエリアにたいていいます。

Dsc09942c Dsc09978c_20230208163601  昨日、梅や河津桜の写真を撮ってきましたが、曇天でしたので、今日、リベンジ。まずは、鎮国守国神社のもの。九華招魂社の参道脇にあるものです。昨日と同じ梅です。

Dsc00506c Dsc00476c  こちらは、寺町商店街の河津桜。左の写真は、昨日と同じ木の花。右の写真は、今日新たに咲いた、別の河津桜。写真を撮っていたら、そばを通った方が、「あ、咲いていますね」といっていかれました。

Dsc00383c Dsc00361c_20230208163501  常信寺では、今シーズン初の「ウメジロウ」。常信寺の紅梅はよく咲いてきて、けっこう見応えがあります。

Dsc09912c  オマケ。ミサゴの写真をパソコンで見ていたら、こちらに視線を向けているものがありました。よくいえば、カメラ目線なのですが、猛禽類からにらまれたとなると、ちょっとビビります(微笑)。

2023年2月 7日 (火)

寺町商店街の河津桜が咲き始めました……午後から散歩

Dsc07966c  曇りの1日でしたが、最低気温が6.0℃もあった上に、最高気温は14.9℃となり、暖かい日でした。午前中は、予定通り、市役所の会議に出席してきました。詳細は書けませんが、子どもたちの発達(心理的にも、運動面でも)に、コロナやスマホ・タブレットの使用(というより、これらへの依存)が大きく影響してることを痛感してきました。また、経済的に苦しいご家族では、子どもたちのことを気にする余裕がない様子も見受けられ、社会全体で支援していく必要があると考えられます。14時から、住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、京町、寺町と4.4㎞ほどを散歩してきました。

Dsc08505c Dsc08531c  まずは、こちらから。寺町商店街に河津桜の並木がありますが、1本の木で5~6輪咲いているのを見つけました。去年は、2月11日に一輪、ほころんでいるのを見つけましたから(2022年2月11日:河津桜、一輪綻ぶ暖かさかな)、それに比べるとやや早い開花。5~6輪咲いていますから、例によって、勝手に開花を宣言します(微笑)。明日は晴れる予報ですから、もう一度行ってもっとキレイに撮ってくることにします。

Dsc07970c  Dsc08086c 午後からの時間、野鳥たちはさほど多くはありません。拙宅前の住吉入江には、ハシビロガモが1羽。ここでハシビロガモを見たのは、ひょっとしたら初めてかも知れません。揖斐川では、カンムリカイツブリが2羽。ほかにキンクロハジロのオスばかり、6羽ほどが、2ヶ所に点在していました。

 Dsc08038c_20230207162301 Dsc08061c_20230207162301 七里の渡し跡では、ヒドリガモのオスが1羽と、メスが3羽。この時期、つがいになっていることが多いのですが、どうなっているのでしょう。

Dsc08019c_20230207162301  さらに、ホシハジロのオスも1羽がいました。あとでも書きますが、九華公園の堀に、教は、ホシハジロのオスの姿がありませんでしたから、いつもはそちらにいる個体かも知れません。柿安コミュニティパーク西の堀では、オオバンが2羽。

Dsc08248c Dsc08271c_20230207162201  九華公園では、奥平屋敷跡でツグミの鳴き声を聞き、また、シロハラが飛ぶのを確認しましたが、いずれもこの時点では姿は見えず。朝日丸跡で、シメが1羽。さらに、野球場のグラウンドにもシメ。距離が近いので、同じ個体かも知れません。

Dsc08393c Dsc08458c  鎮国守国神社の境内でシロハラ。ここによくいますが、今シーズン、ここで撮ったのはたぶん初めて。公園の外周遊歩道を回って、歴史を語る公園に向かうため奥平屋敷跡の南側に来たら、奥平屋敷跡にシロハラがいました。見るからに違う個体であることが分かります。九華公園には、シロハラは2羽いると考えられます。

Dsc08141c Dsc08156c  カモたち、今日は暖かいためか、皆、活動的でした。合計55羽。キンクロハジロ(左の写真)が37羽、ハシビロガモ(右の写真)が12羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロは、オスはおらず、メスだけが2羽でした。

Dsc08445c_20230207162201  ユリカモメは、45羽。何組か餌を与える人があり、賑やかでした。今日は、午後からということもあってか、サギたちはまったくいませんでした。アオサギ、コサギなどは午前中しかいないのかも知れません。

Dsc08365c Dsc08351c_20230207162201  ところで、鎮国守国神社の境内では、梅がさらに開花してきました。紅梅は、拝殿のところや、旧桑名城天守台跡のところで咲いてきているのですが、九華招魂社の参道の脇で白梅や、ピンクの梅がかなり咲いていました。立春を過ぎ、暖かくなってきて、いよいよ季節が移ろいつつあるのを実感できます。恩師のお一人が、私の趣味を形容して、「レンズを通した自然観察」とおっしゃったことがありますが、これにも改めて納得しています。もっと多様な視点で、さまざまなものに目を向けていきたいと思っています。

2023年2月 6日 (月)

九華公園にミサゴ

Dsc05640c  朝は0.9℃と冷えましたが、日中は12.9℃で、風も弱く、散歩日和です。まったくいつもと同じく、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.5㎞。やや短めでしたが、九華公園と貝塚公園で鳥に引かれてウロウロしたため、時間切れとなったのです。概ね10時半頃には帰宅というのを目安にしています。

Dsc05762c  拙宅マンションの玄関を出て、敷地内のプレイ・ロットにさしかかったら、シロハラがやって来たのですが、すぐに茂みに入ってしまい、見ただけ。ときどき、シロハラが来ています。その後、しばらく鳥影はなし。揖斐川では、今日はシラウオ漁の船が4組も出ていました。多いということは、たぶん豊漁なのでしょう。

Dsc05673c Dsc05687c_20230206164201  漁船の周りに数羽のユリカモメが飛んでいて、なかには図々しく、漁船に止まるものもいます。見ていると、川にダイビングするユリカモメもいますが、何かをとったのかどうかまではよく見えません。はまぐりプラザにある「食堂はまかぜ」では、この時期限定で(3月上旬くらいまで)「しらうお丼」が食べられます(¥1,500)。一度しか食べたことはありませんが(2015年2月5日:はまぐりプラザでしらうお丼を食し、ユリカモメを堪能……カンムリカイツブリ、今日も登場)、もう一度食べたい気がします。

Dsc05800c_20230206164201 Dsc05838c_20230206164201  七里の渡し跡では、ヒドリガモが15羽も休んでいました。ほかにはオオバン2羽にコガモが2羽。柿安コミュニティパーク西の堀には、今日もキンクロハジロが4羽。オオバン1羽もいましたし、ツグミも登場したのですが、写真は撮れず。

Dsc05932c_20230206164201 Dsc05971c  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏にゴイサギとホシゴイ。初めは、ゴイサギ2羽しか見つけられなかったのですが、別のところから糞が落ちてきて、よく探したら、ホシゴイが1羽いました。鳥を見つけるとき、動くか、鳴くかするとその存在に気づくのですが、糞で分かるのはサギくらいかも知れません。

Dsc05879c  北門を入ったところの堀には、コガモのペアが1組。九華公園にコガモはたまにやってくるのですが、いるのはたいていここの堀で、吉之丸堀や二の丸堀などには行きません。三ツ又池公園などでは、広いところにも平気でたくさんいるのですが、ほかのカモたちと相性が悪いのかなどと思ったりしますが、本当のところは不明。

Dsc06038c Dsc06059c_20230206170101  管理事務所近くでメジロが2羽。管理事務所あたりから奥平屋敷跡の入り口まで追いかけて、ジョウビタキのオス。今日は、なかなかよい感じです(微笑)。

Dsc06199c Dsc06257c_20230206164301  しかし、奥平屋敷跡では、シジュウカラがいたのと、モズが、写真の撮りにくい位置に出て来たくらい。シメもいましたが、超証拠写真でしたから、割愛。小1時間待ったものの、ヒヨドリもドバトもムクドリもほとんど来ませんので、諦めて、次へ向かったところ……。

Dsc06534c_20230206164301  ミサゴが二の丸堀の上空に出現。しばし、九華公園の堀の上空をゆっくりと回っていたのですが、獲物は見つからなかったようで、数分で姿を消してしまいました。しかし、ミサゴが見られましたから、それなりに満足。今度は、ダイビングして獲物を捕るシーンを見たいものです。

Dsc06930c Dsc06915c  辰巳櫓跡の松の木には、アオサギとコサギが1羽ずつ。アオサギさんはすっかり恒例のメンバー。コサギも、ときどきここにいます。

Dsc07039c_20230206164301  本丸跡でジョウビタキのオス。松の木の高いところからは、カワラヒワの鳴き声があちこちから聞こえてきますが、姿は見つけられず。

Dsc07125c_20230206164401 Dsc07341c  公園の外周遊歩道の南で、ヤマガラの小さな群れに出会いました。5羽ほど。最近、シジュウカラやコゲラと一緒ではありません。少しずつ移動しながら、エサ探しをしていましたので、しばらくこれについて、膨大な枚数の写真を撮ってしまいました(苦笑)。

Dsc06241c Dsc06822c  カモたち、今日は合計64羽(コガモは別)。キンクロハジロが40羽、ハシビロガモが18羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロが1ペア。ハシビロガモのオスたち、多くが左の写真のように「男らしく」なってきました。

Dsc07083c_20230206164301  ユリカモメは、26羽。餌をやる人は、今日はなく、野球場のフェンスで待機していました。

Dsc06853c  覚えのためのメモですが、数日前からカワウが木の枝をくわえて飛んでいるのを見るようになりました。神戸櫓跡の松の木にたむろしているのですが、その中に繁殖期を迎えた2羽がいつも一緒にいるところがあります。ここの松の木の枝以外にも、枝が置いてあるようにも見えるのですが、今ひとつハッキリはしません。しばらく注意して観察を続けようと思っています。

Dsc06808c_20230206164301  もう一つ。ツツジをよく見たら、芽のようなものが出て来ていました。冬芽(とうが)というのか、頂芽(ちょうが)というのか、花芽なのか、もう少し調べてみないといけませんが、ちょっと嬉しくなったので、とりあえず載せておきます。

Dsc07632c Dsc07697c_20230206164401  貝塚公園では、今日もビンズイを見られました。今日見たのは、2羽。また、シロハラも。先日見たシロハラは幼い感じだったのですが(2023年2月 3日:城東地区でケリ……余談は節分の鬼と、ヴィアティン三重デザインの飛び出し坊や)、今日見た個体は大人のようで、別の個体と思えます。ほかにいたのは、カワラヒワとハクセキレイ。カワラヒワはあちこちで計10羽くらい。ハクセキレイは1羽。

Dsc07810c  内堀公園に入ろうとしたら、ジョウビタキのオスが出迎え。懸命に餌を探していましたので、出迎えてくれたわけではありませんが……。ほかにはカワラヒワ、スズメ。そういえば、カワラヒワをあちこちで見るようになりました。そろそろ繁殖の準備をするのでしょうか。

Dsc07887c  寺町商店街には、河津桜の並木があります。いつも、今頃になると、いつ咲くかがとても気になります。今日のつぼみは、この写真のような感じで、咲くまでにはもう少し時間がかかるように思います。

Dsc07905c  住吉入江まで戻ってきたら、今日もまたオオバンが2羽。これも恒例のメンバーというかんじです。

Dsc06628c  午後からも暖かかったので、定例の内科受診へ。いつもの同級生&主治医なのですが、今年から本格的に電子カルテを導入しています。診察を終えて会計までの時間がかなり短縮されていましたが、入力には苦労しているようで、今日もまた「タッチタイピング、どうしたら速く、正確にできる?」「コーチングに来いよ」などといわれました。「ホームポジションをきちんと身につけ、あとは、何ごともトレーニング」と答えてきましたが、「どうしても我流が出るよなぁ」といっています。明日、午前中は、教育委員会の会議。午後、雨が降っていなければ、散歩に行きたいところ。写真は、上と同じミサゴの別シーン。

2023年2月 5日 (日)

貝塚公園でビンズイを確認……揖斐川に「しろちどり」登場(微笑)【シロチドリの写真を追加(2/6)】

Dsc04007c  今日も暖かい日になっています。気温は12.5℃、風は弱く、散歩日和です。7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、歴史を語る公園、中橋、江戸町、川口町、七里の渡し跡から住吉神社経由で帰宅。6.5㎞。出がけに藤原岳を見たら、珍しく雲が湧いてきて、南の方に流れていました。

Dsc04019c Dsc04030c_20230205150801  揖斐川には今日も、シラウオ漁の船が出ていました。2組。船が出ていると、水鳥はほとんどいません。カンムリカイツブリだけが、船のいないところに5羽ほど。

Dsc04071c Dsc04112c  こちらは、しろちどり。といっても鳥ではありません。三重県警水上警察隊の警備船。木曽三川でも活動できるよう小型の船で、四日市港に配属されています。本日の伊勢大橋での不発弾処理のために出動してきたのかと思います。長良川にも航行規制がかかるのです。

Dsc04153c  Dsc04166c 柿安コミュニティパーク西の堀まで来たら、ようやく鳥。コガモのオスが4羽、メスが3羽、上陸してお休み中。堀には、キンクロハジロのオスが2羽。

Dsc04257c_20230205150801 Dsc04317c  8時前に九華公園に到着。鎮国守国神社の社務所裏にアオサギさんがいました。ここでアオサギの写真が撮れたのは久しぶり。アオサギの手前には、ホシゴイもいます。ここにいたゴイサギは3羽、ホシゴイも3羽でした。

Dsc04381c Dsc04516c  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオスとハクセキレイ。ヒヨドリ、ドバト、ムクドリはほとんど来ず。メジロが通過したり、カワラヒワが少し姿を見せたりしたくらい。

Dsc04645c  アオサギさんは、辰巳櫓跡の松の木にもいました。鎮国守国神社の社務所裏にいたアオサギと比べると、目のあたりの青い模様が異なりましたから、別個体。

Dsc04539c_20230205150801 Dsc04527c_20230205150801  カモ、今日は、82羽と今シーズンでも多い方でした。キンクロハジロが58羽、ハシビロガモ(右の写真)が17羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロのオス(左の写真)が1羽にメスが2羽。

Dsc04680c  ユリカモメは、合計35羽。今日は、九華公園で見た野鳥は以上。

Dsc04671cDsc04663c  鎮国守国神社では、表参道に「華まつり」の提灯が掲げられていました。昨年から始まったのです。紅梅は少しずつ花が増えています。

Dsc04757c_20230205152801 Dsc04995c  貝塚公園では、まずはツグミ。昨シーズンは、複数いたのですが、今年はまだいても1羽くらい。カワラヒワも、何組か見られました。

Dsc04933cDsc04975c_20230205150701  貝塚公園で初めて確認したのは、ビンズイ。3羽が一緒に行動していました。ビンズイは、林の縁や草地にいますから、貝塚公園にいても不思議はないのですが、ここで見たのはたぶん初めて。そーっと、ゆっくり動くと数mあとをついて行けました。

Dsc05122c Dsc05232c  さらに証拠写真ながら、ウグイス。苦労したのですが、ちょっとピントが甘い(苦笑)。シロハラも、今日は証拠写真。逃げられたのを追いかけました。ほかに見たのは、ヒヨドリ、ハクセキレイ。内堀南公園では、ジョウビタキのメスを見たのですが、近寄ろうとしたら逃げられて、行方不明。内堀公園では、ムクドリだけ。

Dsc05326c Dsc05291c  歴史を語る公園の堀では、オオバンと、キンクロハジロのオス2羽。ここの堀には、たいてい、少数ながら、オオバン、キンクロハジロがいます。カワセミを見たこともあります。この歴史を語る公園に来たのは、中橋のゴイサギ&ホシゴイを久しぶりに確認しようと思ったからです。

Dsc05342c Dsc05355c  そのゴイサギ&ホシゴイたち、1月半ばに見に来たときには、この歴史を語る公園の東側の木にいました(2023年1月16日:七里の渡し跡にオカヨシガモ、貝塚公園にはイカル)、今日は、以前よくいた、中橋の北の木に移動していました。歴史を語る公園の向かいは、念仏宗のビルの陰になって日当たりが悪かったり、葉がすっかり落ちたりして居心地がよくないのかという気もします。

Dsc05429c_20230205150701  今日は、堀の東側の木に13羽のゴイサギとホシゴイ、西側の木にホシゴイが1羽。

Dsc04178c_20230205150801 Dsc05505c  江戸町を通ったのは、柿安料亭本店が改装中だという話を聞いたので、一応見ておこうと思った次第。1月16日から3月2日まで改装休業中だそうです。自分でも撮った写真がどこかにあるはずですが、探すのが大変ですから、リンク先をご覧下さい。まぁどなたかにでもご招待いただかないと、ご縁はないお店です(微苦笑)。

Dsc05543c_20230205150701 Dsc05550c  川口町では、旅館山月を見てきました。南側からの様子はまだ見ていませんでした。コンクリート造りの建物の西側、門から入ったところには和館とでもいうべき和風の建物がありましたが、それはもう完全に解体されていました。ということはメインの建物も取り壊しなのでしょう。跡地は、どのようになるのでしょう?

Dsc05529c  ついでに七里の渡し跡にある伊勢一の鳥居を東海道側から撮影。いつもの散歩では、伊勢一の鳥居の向こう側を通って、右端に見えている蟠龍櫓の方へ行くのです。

Dsc05637c_20230205150601 Screenshot_20230205114628c  不発弾処理についての余談。9時過ぎに市役所から通行規制、航行規制を開始したというメールが届きました。伊勢大橋東詰交差点付近が現場ですから、散歩コースやわが家の玄関先からは見えません。帰宅したときに撮った伊勢大橋の写真が左。通行止めで車はまったく走っていません。11時半頃に不発弾処理は無事に終わったようで、11時42分に右のようなメールが届きました。無事に終わって、何よりです。市役所や自衛隊の皆様には大変お疲れ様でした。

Dsc05634c_20230205150601  今週は、定例の内科受診に行ってこないと、常用薬が切れてしまいます。火曜日午前中は、教育委員会の会議があります。市役所まで出かけなくてはなりません。土曜日は、マンションの管理組合の理事会にオブザーバーで出席する予定。日曜は、近鉄ハイキングの酒蔵みてある記へ行こうと思っています(水郷 蟹江散策と山田酒造「醉泉」・「最愛」)。蟹江の山田酒造。山田酒造さんは、JRさわやかウォーキング(2018年3月4日:今日は、JRさわやかウォーキング「老舗造り酒屋できき酒と蟹江のまちを散策」へ(予告編))で訪ねたことがあります。早いもので、もう5年も前でした。写真は、木曽御嶽山と、その向かって左に見える雪山は乗鞍岳。

1ffd226b 5f131b3c 【追記(シロチドリの写真)】 シロチドリ(白千鳥)の写真を追加しておきます。左の写真は、町屋川にて(2022年1月29日:今シーズン初の町屋川プチ遠征……コロナワクチンの第3回接種の予約をしました【鳥名を修正しました(1/30)】)、右の写真はなばなの里の駐車場にて(2020年9月27日:プチ遠征でミサゴ、モズ、シロチドリ、ひのとり)、それぞれ撮影したものです。シロチドリは三重県の鳥ですが、数が減っているといわれます。

2023年2月 4日 (土)

ミコアイサとケリ……ヌートリアも(笑)

Dsc04002c_20230204160501  朝は氷点下になりましたが、日中は晴れて、気温も11.9℃と暖かく、立春らしい気がします。今日は、三ツ又池公園と長良川河口堰へプチ遠征。7時半過ぎに出発、10時半に帰宅。歩いたのは、合計5.4㎞。

Dsc02706c Dsc02653c  三ツ又池公園は、宝川の遊水池を利用した公園ですが、8時過ぎに着いたときには、かなり広い範囲で薄く、氷が張っていました。そのためかどうかは分かりませんが、水鳥は、前回来たときよりかなり少なくなっていました。しかし、目的のミコアイサは、到着してすぐに4羽(オス3羽、メス1羽)を見つけられました。

Dsc02694c_20230204160301 Dsc02731c  左の写真はミコアイサのオス、右はメス。最初は、中之島の南側にいたのですが、ちょっと目を離した隙にいなくなってしまいました。が、池の周囲の遊歩道を歩いて行くと、北側のエリアに移動していました。ただし、そちらはかなり広い池になっていますので、観察したり、写真を撮ったりするにはちょっと困ります。

Dsc02767c_20230204160301 Dsc03030c  三ツ又池公園名物のカイツブリも元気で、あちこちで声を上げていました。今日はメモ帳はもったものの、ボールペンを忘れてしまい、詳しい記録が取れていませんが、あわせて5羽ほどを見たと思います。

Dsc02787c  カモは、ほとんどすべてがコガモ。しかも、コガモも少なく、残念。ハシビロガモと思われるカモも見たのですが、遠くて、確信はありません。ヒドリガモは見当たらず。オオバンは20羽近くがいました。

Dsc03410c  コガモのオスにそっと近づいてみました、ちょっと驚いたようでしたが、足がすくんだのか、すぐには逃げていきませんでした。なかなかおもしろい表情でした。

Dsc03045c_20230204160401 Dsc03005c  カンムリカイツブリも10数羽いました。中之島の北側にたくさんいます。カイツブリとのコラボ写真も撮ることができて、満足(微笑)。

Dsc02803c Dsc02887c_20230204160301  公園の西では、ツグミとモズ。モズは、5ヶ所で目撃しました。すべてが、オス。最初の2ヶ所は同じ個体でしたが、ほかの3ヶ所は写真を見比べると、違う個体のように見えます。

Dsc03187c Dsc03382c  ジョウビタキのオスもいました。ここで見たのは初めてのような気がします。右は、中之島の四阿で見たモズのオス。地上に降りたり、手すりに戻ったりを繰り返していました。

Dsc02635c_20230204160201  さらに、最近、三ツ又池公園に行くと必ず出会うのが、こちら。ヌートリア。3匹を確認。以前は、親子連れだったのですが、子どももすっかり成長したのかも知れません。三ツ又池公園の新名物に認定したいくらいです(笑)。

Dsc03520c  長良川河口堰に行く前に臨時駐車場に立ち寄ってきました。ブロ友のひらいさんの情報で、ケリがいるということでしたから、確認に行ったのです。ケリは、2羽いました。ペアであろうと思います。

Dsc03560c_20230204160401  続いて、長良川河口堰。9時半ころ到着。今日は、ウォーキングなどをしている人はほとんどいませんでした。そういえば、三ツ又池公園でも少なかったですね。

Dsc03597c_20230204160401 Dsc03618c  堰の東側には、サギもカワウも皆無。管理橋を西へ少し行ったあたり、両側にカモたち。キンクロハジロが大半で、ホシハジロが混じっています。今日は、数は数えていません。

Dsc03650c Dsc03666c  堰の上流側には、カンムリカイツブリとカルガモ。カンムリカイツブリは10数羽、カルガモは40~50羽くらい。前回来たときの方がたくさんいました。

Dsc03715c Dsc03862c  サギは、閘門への南側からのアプローチのところに、アオサギが6羽ほどいたのみでした。これまたひらいさん情報でサギ山が始まっているということですが(2023.01.25~29 はなすい~週末、お散歩週報)、それと関係があるのでしょうか? 親水広場に降りていくとき、目の前をカワセミが飛んだものの、写真は撮れず。中州の方へ飛び去りました。親水広場にも鳥はいません(ムクドリを除いて、ですが)。アシハラでオオジュリンらしき鳥を見たのですが、写真はピンボケ(苦笑)。管理橋に戻るときに、ハクセキレイが1羽。

Dsc03879c_20230204160501  管理橋の西の端の南の木に猛禽類らしき姿。ちょうどまったくの逆光の位置である上に、枝かぶり。チョー証拠写真ですが、悔しいので載せておきました。

Dsc03212c  という風で、河口堰ではあまりパッとしませんでしたが、ミコアイサは見られ、ヌートリアもいましたし(苦笑)、ケリも確認できましたので、まあ良し。

Dsc03974c_20230204160501 Dsc03981c  余談。明日は、伊勢大橋の架け替え工事現場で見つかった不発弾処理が9時から行われます(こちら)。処理終了まで、伊勢大橋を挟んで国道1号線は広い範囲で通行止めとなります(こちら)。太平洋戦争中に米軍が投下したとみられる米国製の2,000ポンド普通爆弾(長さ180cm、直径60cm)の不発弾。場所は、桑名市長島町十日外面で、長良川と揖斐川を渡る国道1号の伊勢大橋東詰交差点のすぐ南西。右の写真で、看板がいくつか並んでいるのが、伊勢大橋東詰交差点。その手前に白い囲いで囲われたところがありますが、ここに不発弾があるのではないかと思います。

Dsc03992c Dsc06198c-2  河口堰から帰る途中、伊勢大橋東詰交差点で信号停止したときに見たら、自衛隊のトラック1台とジープ2台が止まっており、自衛隊員の方を含め数名の方が打ち合わせをしているのが見えました。右の写真は1月19日に桑名市有楽町で撮影したもの。

2023年2月 3日 (金)

城東地区でケリ……余談は節分の鬼と、ヴィアティン三重デザインの飛び出し坊や

Dsc01304c  2月3日、節分です。朝は0.4℃でしたが、風がなく、暖かく感じました。しかし、昼くらいからは雲が多くなり、9℃を超えましたが、陽が当たりませんので、室内にいても冷えてきます。毎日のように藤原岳の写真を載せていますが、今日も雪が見えます。今朝は家事を済ませ、8時15分から散歩へ。昨日より暖かそうでしたから、ちょっとコースを変えました。住吉神社、九華公園、貝塚公園から城東地区へ。その後、貝塚公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、寺町と、なんと7.0㎞も歩いてきました。

Dsc01360c Dsc01436c_20230203151801  住吉水門や揖斐川には鳥影がありません。十万山の南端にアオサギとカワウが並んでいるのが見えたくらい。七里の渡し跡、今日は、ヒドリガモが1ペア、オオバン2羽、ホシハジロのオス1羽、コガモが2ペア、キンクロハジロのオス1羽、メス1羽といろいろ。三の丸公園ではメスのモズがいたものの、枝かぶり写真しか撮れず。柿安コミュニティパークではハクセキレイ1羽のほか、スズメ、ヒヨドリ。

Dsc01453c Dsc01459c_20230203151701  九華公園には8時35分に到着。いつもより40分遅れ。鎮国守国神社の社務所裏の木には、今日はゴイサギが1羽のみ。ただし、お休み中。管理事務所近くでハクセキレイ1羽。失礼ながら、汚れた感じですが、このハクセキレイさん、この色模様のお陰で、いつも見るハクセキレイだと認識できるのです。

Dsc01515c Dsc01553c_20230203151701  奥平屋敷跡では、いろいろと来たのですが、チラッとということが多くて、ちょっと残念。それでも、まずはヤマガラ。2羽くらい。続いて、ジョウビタキのオス。奥平屋敷跡の周囲を回っていた感じ。

Dsc01505c Dsc01590c_20230203151701  ハクセキレイは2羽。証拠写真ではありますが、シメも来ました。このほか、シジュウカラやコゲラも来たものの、ちょっと止まっただけでまたよそへ行ってしまいました。

Dsc01686cDsc01759c_20230203151701  アオサギさんは今日もまた、辰巳櫓跡の松の木にいました。よほどここがお気に入りのようです。アオサギがいた木の1本西の松には、コサギ。コサギといえば、先日、翼が傷ついたのではないかと心配したコサギは、猫か何かに襲われたようで、公園の北門を入った堀に骨や翼が散乱していました。

Dsc01729c Dsc01679c  本丸跡でツグミと、ジョウビタキのオス。どちらも寒くて、まん丸。ジョウビタキは、ここで2羽同時に見たことがありますが、今日のジョウビタキたちも、別個体のように見えます。目の大きさが違う気がするのです。

Dsc01567c Dsc01575c  カモ、今日は70羽。キンクロハジロが54羽、ハシビロガモが13羽、ホシハジロのオスが1羽(左の写真)、メスが2羽(右の写真)。今日はヒドリガモはおらず。

Dsc01780c Dsc01787c  ユリカモメは、35羽。これまたいつもと同じく、野球場のフェンスに止まっていました。中に、コサギが1羽混じっています。

Dsc01849c  このあと吉之丸を通って、赤須賀方面へ。市営住宅のところで、ジョウビタキのメスが出て来ました。けっこう愛想を振りまいてくれます。

Dsc01905c Dsc01912c  途中で東野神社。赤須賀神明社の境外社。ご祭神は、火産霊室神天津彦根命大物主神の三社で明治40(1907)年12月に赤須賀神明社へ合祀されたのですが、昭和29(1954)年5月、分祀独立しました。

Dsc01956c_20230203151601 Dsc02087c  その先で城東小学校、城東保育所のあたりの水田へ。このあたりに昨シーズン、ケリがいましたので、確かめに来たという次第。かなり遠かったのですが、7羽いるのを確認しました。ここで営巣すると、徒歩で見に来られますから、ありがたいのですが……。

Dsc02360c Dsc02266c_20230203151601  城東から貝塚公園へ。気になったのです。立ち寄って、ラッキーでした。シロハラを撮影できたのです。ほかにコゲラ2羽と、シジュウカラも来ていました。

Dsc02424c Dsc02499c  内堀南公園まで歩きづめでしたから、一休みしていたら、ジョウビタキのメスが登場。さらにサザンカにメジロが蜜を吸いに来ました。

Dsc02547c_20230203151501  住吉入江まで戻ってきたら、今日も、オオバンが2羽。今シーズンは、カンムリカイツブリとか来ないかと思ってしまいます。

Dsc01917c_20230203151601  余談その1。節分ですが、城東小学校の近くで、山伏と鬼たちに出会いました(笑)。赤鬼、青鬼、緑鬼がそろっています。大福田寺から回ってきているのです。あらかじめ申し込むと、家まで来てくれるようです(こちら)。

Dsc01834c  余談その2。これは、吉之丸の市営住宅の近くで見つけたもの。いわゆる「飛び出し坊や」ですが、ヴィアティン三重のデザインです。調べてみたら、社会連携活動の一環で、無償で提供していただけるようです(こちら)。ただし、自治会やPTAから申し込むことが必要ということです。

Nekoakubi  もう1つ、余談。このブログを載せているココログで、以前も紹介していただいたのですが(2022年1月30日:@niftyの「ピックアップブログ」で紹介していただきました)、今日もこのブログの紹介をしていただいていました。先週で江戸橋での非常勤の授業は終了したのですが、どうも今週後半、曜日感覚がズレています。行かなくなって「ロス」ということではありませんが、生活リズムを立て直した方がよさそうです。

2023年2月 2日 (木)

ホオジロのペアと、ヤマガラ・コゲラに大接近

Dsc01297c  朝のうちは曇っていて、冷え冷えとしていましたが、昼前後から晴れ間が覗くようになると、暖かく感じられます。最高気温は9.0℃。いつものように、朝7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、大央町、新築公園、老松公園、寺町と回って6.7㎞。よく歩きました。

Dsc09450c Dsc09503c  諸戸氏庭園前のソメイヨシノにシジュウカラが1羽。最近ここで鳥を見るのは、珍しい。住吉入江には、オオバンが1羽。このほかにヒドリガモが1ペア。

Dsc09897c  揖斐川は、やや波立っていて、鳥影はあまりありません。カンムリカイツブリが4羽ほど。今日も、十万山の南端には、アオサギがいるのが見えます。ただし、三の丸水門のところから見て、400m以上も先ですので、写真は無理。

Dsc09850c Dsc09834c_20230202154101  七里の渡し跡、今日は賑わっていました。オカヨシガモは今日もペアでいました。ヒドリガモは、30羽も! ほかにオオバンが1羽、コガモのオスが1羽、キンクロハジロが5羽。

Dsc09722c  旅館山月の裏手で、ふと振り返ったら、ホオジロのペア。ちょうどよい感じに並んでくれました。手前にいるのが、オス。以前から、このあたりではときどき、ホオジロを見かけていたところです。柿安コミュニティパークでは、スズメやハクセキレイがいたほか、西の堀にキンクロハジロが2羽、オオバンが3羽。

Dsc00051c_20230202154001  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏の木にゴイサギとホシゴイ。見に行く前にホシゴイが1羽飛び出してきました。その後見えたのは、ゴイサギが1羽だけだったのですが、このゴイサギとともに、別のホシゴイも飛び立ったのです。さらに、パソコンで写真を見ていたら、左の写真の左端にもゴイサギが写っていました(トリミングしてしまいましたので、ここには見えません)。寒いからといって、テキトーに見ていてはいけないということです(苦笑)。

Dsc00350c  相撲場のところでヤマガラやコゲラに出会ったのですが、曇天であったこともあり、これはという写真は撮れず。奥平屋敷跡では、ツグミとシメ。シメは木のてっぺんにて上手く撮れませんでしたので、写真は載せていません。ほかにはヒヨドリが少しとドバトが来たくらい。

Dsc00491c Dsc00560c  朝日丸跡で、ヤマガラとコゲラ。今日は、よく出会いました。コゲラは2羽で、ヤマガラは数羽。シジュウカラも少しいました。この混群が移動していくタイミングに、あちこちで上手くあったということでしょう。

Dsc00590c_20230202154001 Dsc00415c  カワラヒワも、この頃朝日丸跡にたくさんいます。アオサギさんは、今日も辰巳櫓跡の松の木にいましたが、声をかけても起きず(苦笑)。ユリカモメは、私が九華公園を歩いている間には、やって来ませんでした。

Dsc00819c_20230202154001 Dsc01241c_20230202154001  さらに今日は、もう一度、ヤマガラたちの混群に遭遇。九華公園の外周遊歩道の東あたりで、です。とくにヤマガラとコゲラは、まさに目の前にやって来たのです。左のヤマガラの写真はほとんどトリミングしていません。右のコゲラは、ノートリミングです。寒かったのですが、今日はけっこう恵まれました。ほかに、ミサゴも九華公園の堀の上空を旋回していたのですが、曇天で上手く撮れなかったのは、ちょっと残念。

Dsc01281c  ほかの公園では、これという鳥には出会いませんでした。寺町を歩いていたとき、トビが旋回していたのですが、これも上手く撮れませんでした。住吉入江まで戻ってきたら、オオバンが1羽。出がけに見たオオバンと同じかも知れません。

Dsc01298c  昨日、老害にならないようにというようなことを書きました。PRESIDENTオンラインを読んでいたら、漫画家の弘兼憲史さんが、「これができないと孤独な老後が待ち受ける ……75 歳・弘兼憲史が『60代になったら徹底すべし』と説く会話中の態度」という記事を書いておられました(『弘兼流 60歳から、好きに生きてみないか』(三笠書房)の一部を再編集したものです)。その中で、産婦人科医・昇幹夫さんの「逆らわず いつもニコニコ 従わず」ということばを紹介しています。高齢者がこれを実践していたら、嫌われることはないし、自分を見失うこともありませんと書かれています。また、「人間とは補完し合う関係ではないでしょうか。おたがい、足らないものを補い合う関係です。その典型が夫婦・男女ですが、『若者と老人』という関係も大いなる補完関係にあると思います」とも述べられています。後者は、人間関係論では「相補性」といわれますが、対人魅力に影響する要因の1つ。「逆らわず いつもニコニコ 従わず」、これ、私のモットーの1つにくわえようかと思ったりしています(微笑)。

2023年2月 1日 (水)

2月に入ったのに、氷

Dsc09321c  予報では気温が上がるということでしたが、7.5℃止まり。朝は氷点下で、氷が張っていましたし(冒頭の写真は、御坊さん(桑名別院本統寺)にて)、ほぼ曇りで冷たい1日です。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、常信寺、御坊さん、寺町と6.0㎞。

Dsc08493c Dsc08497c  揖斐川には、鳥影はなく、十万山の南端にアオサギがいるのが見えたくらい。七里の渡し跡では、オカヨシガモ。住吉水門や、ここでときどき見かけます。

Dsc08503c_20230201153901  七里の渡し跡にはほかに、ヒドリガモが10羽と、コガモのオスが1羽、オオバンのオスが1羽。

Dsc08581c_20230201153901 Dsc08646c  柿安コミュニティパークに、珍しくシメがいました。幸い気づかれずに割と近寄れました。シジュウカラとメジロも桜の木に。

Dsc08535c_20230201153901  コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが3羽。

Dsc08695c  九華公園で、鎮国守国神社の社務所裏にはゴイサギが1羽のみ。危うく見逃すところでしたが、通り過ぎてから振り返ってみて気づいた次第。

Dsc08796c Dsc08910c  奥平屋敷跡、昨日より一段と静かでした。ヒヨドリも、ドバトも、ムクドリも、ハクセキレイも来ません。スズメが少しと、メジロが3羽ほど。ほかにいたのは、ヤマガラが3羽くらいとシメ1羽。こういう風ですと、寒さがより身にしみる気がします。

Dsc09089c Dsc08992c  本丸跡では、ツグミが1羽。このツグミ、最初は地上に降りて餌をとっていました。遠くから見たら、ツグミとハクセキレイしか目に入らなかったのですが、シメが今日も片隅に写っていました(苦笑)。右は、その失敗の証拠写真。

Dsc09105c  そのハクセキレイも一応載せておきます(笑)。

Dsc08972c  アオサギ、今日も辰巳櫓跡の松の木にやって来ました。「やって来ました」というのは、われわれが二の丸跡を歩いていたら、ちょうど飛んできてここに降りたということ。

Dsc08714c Dsc08841c  カモ、今日は合計74羽。キンクロハジロが51羽と増えました。ハシビロガモは16羽といつも通り。ヒドリガモは2ペア。ホシハジロは、今日はオス1羽にメスが2羽。

Dsc09129c  ユリカモメは、45羽。餌をやる人があったので、大騒ぎのシーンもありました。

Dsc09168c_20230201154001  九華公園の外周遊歩道を歩いて行ったら、南東にある照明灯にアオサギが乗っていました。辰巳櫓跡にいたアオサギがこちらに移動したのです。この写真、10mほどのところから撮ったのですが、アオサギはすでに私に気づいていて、いつ逃げるか、タイミングを計っているとき(笑)。

Dsc09220c Dsc09291c  貝塚公園も静かでした。ヒヨドリがほとんどいないからです。鳥はなかなかいなかったのですが、あちこち歩いていたら、ジョウビタキのメスに遭遇。たまにここで出会います。内堀公園、新築公園では、いずれもわずかなヒヨドリやスズメのみ。常信寺の山門のところで、ジョウビタキのオス。

Dsc09343c_20230201154001 Dsc09392c_20230201154001  住吉入江まで戻ってきたら、まずはカワラヒワのペア。そして、ジョウビタキのメス。ただし、入り江の対岸の2階建てのお宅のてっぺんに。

Dsc09251c  寒い日でしたが、常信寺では紅梅の開花が少し進みました。明後日が立春ですから、そろそろ少しは暖かくなってほしいものです。

Dsc09306c  ところで、今日は水曜日。散歩友達から「あれ? 講義は?」とたずねられましたが、先週で終了。「大雪があったから、追試がある」といったら、「それには給料が出るのか?」と聞かれました。どうなのでしょう? 学校まで行かないので、たぶん出ないのでしょうねぇ。常信寺には、ミモザもあります。近いうちにこちらも咲くでしょうか。

 余談を追記。岸田首相、このところ、リスキリングやら、政務秘書官の公用車観光やら、あれこれ問題となっています。土産を買うのが、政務秘書官の公務であるという見解にはひっくり返ります。個人的には、安部さんや菅さんより少しはマシかと期待していたのですが、不明の至りでした(私自身が、ということ)。岸田さんは、コモンセンスがずれている人だなと思っていたのですが、むしろ問題の本質に気づかない(気づけない)人なのではないかという気がしてきました。つまり、大変失礼ながら、浅慮ではないかと思います。別の表現をすれば、浅はかです(どちらもほぼ同義語ですから、いいかえる意味はほとんどありません)。さらに、今いろいろと問題になっていることは、個々に問題になる/すべきことではなく、背景に構造的な問題があるように思います。そうだとすれば、小手先の対応をいくら重ねても、解決にはなりません。それこそ、問題の本質は何かを見極めて議論することが必要不可欠です。政治家の皆さんは、いつまでも昭和のパラダイムにとらわれているように見えてしまいます。パラダイム転換をするには、世代交代が手っ取り早い気がします。かくいう私も、「老害」などといわれぬよう十分に自覚しなくてはなりません。

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  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

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  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

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    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)

  •  佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)

    佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)
    史跡や、寺社、町並み、城、美術工芸品等の見方がやさしく解説されている本です。「事典」となっていますが、いわゆる辞書とは違って、普通の本のスタイルです。索引が充実していますので、事典としても十分に使えます。最初の版をもっていますが、40年ぶりに改訂され、写真、図版も多く、歴史散歩の最強の味方です。 (★★★★★)

  • 日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)

    日下部理絵: 60歳からのマンション学 (講談社+α新書)
    今年1年、何の因果か(などと書くとお叱りを受けること必至ですが)、住んでいるマンションの管理組合の理事長を仰せつかっています。今年は、エレベーターリニューアル工事が最大のイベントで、それは無事に済んだのですが、前理事長から8年後に迫った第3回大規模修繕に向けて、修繕積立金が不足する見込みと申し送られました。確かにかなりの金額が不足しそうで、頭を悩ませていました。マンションに住みながら、そもそも基本的な知識が不足しており、管理会社のフロントマンの方の協力を得ながらシミュレーションなどをしていました。ネットであれこれ調べてはいたものの、それで得られる知識は体系的なものではありませんでした。この本は、事例を元にマンション管理について必要な知識が得られるように書かれており、まだすべて読み終えてはいないものの、とても役に立っています。任期残り2ヶ月半となって付け焼き刃ではあるものの、次の理事会に具体的に課題を申し送ることができるよう勉強中(笑)。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)

    宮口 幸治: ドキュメント小説 ケーキの切れない非行少年たちのカルテ (新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」や「どうしても頑張れない人たち」の著者である宮口幸治さんの新刊です。前2著の内容をよりよく理解できるよう、「ドキュメント小説」として書かれたものです。主人公は、精神科医の六麦克彦。医局から派遣されて要鹿乃原少年院に勤務して5年。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちでした。この内容は、前の2冊のように普通の新書では書き尽くせるものではなく、物語の形を借りざるを得なかったのでしょう。ただし、普通の小説として読むのには少し苦労するかも知れません。特別支援教育が普及して、知的障害や、発達障害のある子どもへの教育や支援は、以前に比べれば改善されてはいますが、最近は、家族の養護能力が十分でなかったり、親など家族自身に支援が必要なケースもたくさんあります。こうした中には、この本で取り上げられたような結末に至ることがあっても不思議ではないという気がします。極端な事例が集められていると思われるかも知れませんが、社会全体として真剣に取り組むべき課題が突きつけられています。 (★★★★)

  • 本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)

    本田秀夫: 学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち (SB新書)
    本田秀夫先生によるこのSB新書の4冊目のシリーズ。今回は、発達障害のあるお子さんの学校選び、学級選び、友達関係、学習や学力の悩み、不登校など、発達障害のあるお子さんの学校生活全般にわたって、どのような考え方に基づいてサポートしたら良いかについてまとめられています。それぞれ、親と先生とが、どのように取り組むことが基本となるか、解説されています。対策よりも予防的な工夫をコミュニケーション(要求ではなく)に基づいて行う、「学校の標準」を緩める、登校や成績を気にしすぎず、社会に出るための土台作りを考える、発達の特性には寛容になる、学びを大切にするが学力にこだわりすぎない、親と先生とが気づきを伝え合い相談、調整する、子どものモチベーションを重視するなど、具体的に書かれていて、分かりやすくなっています。発達障害のあるお子さんが小中学校で充実した学習が進められるための基本的な考え方やヒントが詰まっていますので、親御さんにも、先生方にもお勧めできます。 (★★★★★)

  • 佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?

    佐々木秀斗: 小学生博士の神社図鑑 ぼくの近くにはどんな神さまがいるの?
    サンドウィッチマン&芦田愛菜ちゃんMCの「博士ちゃん」に「三国志博士ちゃん」、「日本の神様博士ちゃん」として2回出演した佐々木秀斗君の自由研究を本にしたもの。何故これをここに取り上げたかというと、私のブログに載せた立坂神社の緑色の鳥居について、写真を提供して欲しという依頼が出版社からあったのです。私が提供した写真は、本書の162ページに「提供:猫の欠伸研究室」として載っています。ざっと読みましたが、大人でも、古事記や神社についてよく知らない方が、最初に手に取って基本的なことがらを知るには、わかりやすくて良い本だと思います。 (★★★★★)

  • 森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)

    森 博嗣: 読書の価値 (NHK出版新書)
    ネットで見つけ、新刊かと思って購入したのですが、4年前の本でした(微苦笑)。 若い頃に森博嗣さんの小説をすべて読んでいました。いつの頃からか、小説は読まず、森さんのエッセイだけを読むようになっています。「読書の極意を教える」と帯にはあります。もちろんそれについて書かれているのですが、私にはある種の知的生産の技術について著者の方法を開示していると読めます。「何でも検索できる時代にも、本を読む意味がある」というのは、よく首肯できます。また、「教養とは保留できる能力をいう」というのも確かにそうだと思います。自分の問題として抱続けられ、また、考え続けられるのは、容易ではありませんから。 (★★★★★)

  • 井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)

    井川香四郎: 別子太平記 : 愛媛新居浜別子銅山物語 (文芸書)
    愛媛県新居浜市にあった別子銅山は、元禄3(1690)年、伝説の切上り長兵衛によって発見されてから、昭和48(1973)年の閉山まで、283年間にわたり、累計65万トンの銅を産出しました。これは、世界の銅の産出量の1/6にも達するといいます。巨大財閥住友の礎となっただけでなく、日本の貿易や近代化にも大きく貢献したのがこの別子銅山です。江戸時代には貨幣改鋳にも深く関わった世界屈指の鉱山を舞台に、そこに関わった人達を鮮やかに描いた、本当の意味での大河小説です。徳間時代小説文庫で読みました。  (★★★★)

  • 養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

    養老孟司, 池田清彦: 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    養老孟司先生と池田清彦先生の対談であれば、外れはありません。サブタイトルのように、「はみ出し日本論」ではありません。ど真ん中の日本論といってもよい本で、楽しみながら読めます。しかし、それは、自分のアタマできちんと考えているからこそ論じられる内容だと思います。常識や、マスコミで報道されることがらだけをフォローしていては、こういう風に考えることはできません。きちんとした理論、知識、データに基づかなければなりません。さらには、物事を捉える大きな枠組み、私の世代にとっては「パラダイム」といえるものが必要。それも、確固たるパラダイムが必要です。私にとってそれはある種の理想なのですが、なかなか難しい。しかし、まぁ、年寄りになったからこそ見えるものや、年寄りなりの知恵も働くようになるということもありますから、養老・池田の「怖いものなし」コンビを1つの目安として、言うべきこともいえるようになりたいものです。 (★★★★★)

  • 土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)

    土井 善晴: 一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書)
    先に同じく土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を挙げましたが、入手したのはこちらが先。「一汁一菜でよい」というスタイルに至るまでの土井さんの修行、出会い、発見、迷いなどなどが書かれています。「家庭料理に失敗なんて、ない」、「すべては人を幸せにする料理に繋がる」というのが基本。具だくさんの味噌汁はおかずの1つになる。余裕があれば、食べたいものや、食べさせたいものをその都度調べてつくればよい。一汁一菜を入り口にして、一つ一つおかずをつくってみて、10種類ほどでもできるようになれば、それで幸せに一生やっていける。といった話があり、へぇーと感心させられました。これだけで健康に健やかに自足できるとも述べられています。一汁一菜なら、私にもできる、でしょうか?? (★★★★★)

  • 土井善晴: 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

    土井善晴: 一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)
    著者の土井善晴先生は、私と同世代。そして、私の世代にとってはあの土井勝さんの息子というイメージが強くあります。テレビなどにもよく出ておられ、なかなか面白い視点でものを見る人だなと思っていました。この本は,出版された当時(2016年秋)から知っていたのですが、手に取ったのはごく最近。文庫本を探していたのですがなかなか遭遇しなかったのです。「一汁一菜でよい」というのは、ご飯と具だくさんの味噌汁があればよいということです。家庭料理についての提案なのですが、実は、この本はもっと奥深いことを述べています。一言で言えば、日本文化や日本人の哲学について述べる中で、食や生活、生き方などについても論じられています。解説を書いておられる養老孟司先生は、それを「自足の思想」と表現していらっしゃいます。優しい、わかりやすい本ですが、実は奥が深い。著者の端正さもよく表れています (★★★★★)

  • 奥山 景布子: 流転の中将

    奥山 景布子: 流転の中将
    幕末の桑名藩主・松平定敬を描いた歴史小説。定敬は、実の兄で会津藩主である容保とともに徳川家のために尽くそうとしたものの、最後の将軍・徳川慶喜に振り回され、裏切られてしまいます。定敬は、それでも抗おうとしたのですが、国元の家臣たちはいち早く恭順を決め、藩主の座も追われてしまいます。朝敵といわれ、越後、箱館から上海まで流浪した定敬の波乱に満ちた人生と、秘めたる思いが生き生きと書かれています。定敬については、歴史講座で学んだり、本で読んだりしてきましたが、小説家の手にかかるとこのように立体的に、活き活きと動き出すものなのだと実感します。 (★★★★★)

  • サトウタツヤ: 臨床心理学小史 (ちくま新書)

    サトウタツヤ: 臨床心理学小史 (ちくま新書)
    たまには専門のアカデミックな本も取り上げます(微笑)。本屋でみつけ、購入。この本は、同じ著者が東大出版会から昨年刊行した「臨床心理学史」で果たせなかったことを果たそうと構想されたもの。果たせなかったのは、日本の臨床心理学史に触れることと、コンパクトな歴史記述だそうです。東大出版会の本は、読んでみたい気もしますが、¥7,000もしますし、内容もハードそうです。こうして臨床心理学の歴史を俯瞰してみますと、やはり実験心理学を抜きにしては臨床心理学も語れないといえます。私個人の考えでも、臨床心理学を学び、実践するには、実験心理学を学び、実験・調査などの方法で研究をした経験が必須です。臨床心理士、公認心理師の資格に関わり、心理学を志す人は多く、また、大学でも臨床心理学部や臨床心理学科もあります。しかし、私は、自分自身の経験からもやはり、実験心理学などの基礎心理学を抜きにして、臨床心理学は成り立たないと考えますし、学生も実験心理学を含めた基礎心理学を、少なくとも学部段階ではきちんと修得した方がよいと思います。本書を読んで、その考えはいっそう強くなりました。 (★★★★★)

  • 昭文社 旅行ガイドブック 編集部: 三重のトリセツ

    昭文社 旅行ガイドブック 編集部: 三重のトリセツ
    本屋に別の本を買いに行って見つけ、即買い(微苦笑)。私の好むタイプの本です。三重県の地形や地質、歴史、文化、産業などを、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント本。地図も歴史も文化も好きなのです。地図で読み解く三重の大地、三重を駆ける充実の交通網、三重の歴史を深読み!の3部構成。2017年11月にたまたまみつけたJRさわやかウォーキング「~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き」に行って以来、JRさわやか、近鉄ハイキング、勝手にハイキングで県内や近郊のあちこちに電車で行って電車で帰るハイキング/ウォーキングをしています。それによって訪ねたあちこちのことが改めてまとめられていて、とても楽しめます。各県のバージョンが出ているようです (★★★★★)

  • 磯田道史: 歴史とは靴である (講談社文庫)

    磯田道史: 歴史とは靴である (講談社文庫)
    歴史家・磯田道史さんが、鎌倉女学院高校で行った特別授業の記録と、ビリギャルの小林さやかさんなどとの対談を収めてあります。基本的には、「歴史の見方」についての本なのですが、それに留まりません。ものの見方、考え方を説いた内容です。むしろ、ものの見方、考え方を学びたい方にお勧めしたいと思うくらいです。ちなみに、タイトルは、「歴史は好きか嫌いかの嗜好品ではなく、安全に世の中を歩くためのむしろ実用品である」という意味です。これは、歴史の見方について、あまりよく理解されていないポイントと思います。講義録ですから、読みやすく、しかも大変おもしろい本です。 (★★★★★)

  • 久住 祐一郎: 江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩「江戸日記」 (インターナショナル新書)

    久住 祐一郎: 江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩「江戸日記」 (インターナショナル新書)
    この著者の前著「三河吉田藩・お国入り道中記」で読んだ、三河吉田藩(豊橋)の参勤交代の話も大変おもしろく読めましたし、江戸時代の藩邸の様子、殿様や家臣の仕事、暮らしなどに興味があったので、読んでみました。三河吉田藩に残る「江戸日記」などの古文書から、江戸の大名屋敷がどのようなところであったか、江戸で働く武士の状況、江戸の藩邸で起きた事件のいろいろ、藩邸の奥向きの様子、さらには、明治維新後の藩邸から子爵邸への変化について、リアルな武士の暮らしのもろもろがまとまっていて、とても興味深く読めました。三河吉田藩は、現在の愛知県豊橋市にあり、松平伊豆守家が長く藩主を務めています。松平伊豆守家は、「知恵伊豆」の異名を持つ松平伊豆守信綱を初代とし、忍藩、川越藩、古河藩、吉田藩、浜松藩と国替えを繰り返した後、寛延2(1749)年から明治維新まで三河吉田を治めています。 (★★★★)

  • 安藤 優一郎: 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ (朝日新書)

    安藤 優一郎: 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ (朝日新書)
    サブタイトルに「大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ」とあり、さらに、オビには「300年前は えっ!? 今よりもっと愉快な旅行天国」ともあります。ただし、旅行を心から楽しめたのは、庶民に限られていたようです。参詣者を増やしたい各地の寺社、温泉、宿泊業者が積極的に営業したからです。一方、武士や大名は、トラブルメーカーだったといいます。公用で旅行したり、参勤交代したりなのですが、宿泊料のダンピング、備品の破壊などなどトラブルをまき散らしながらの旅であったり、権威を笠に着たりで、あまり歓迎されなかったようです。江戸時代の旅のエピソード満載で、楽しめる本です。 (★★★★)

  • 藤田 和弘, 熊谷 恵子, 熊上 崇, 星井 純子, 熊上 藤子: 心理検査のフィードバック

    藤田 和弘, 熊谷 恵子, 熊上 崇, 星井 純子, 熊上 藤子: 心理検査のフィードバック
    この本は、WISC-ⅣやKABC-Ⅱなどの知能検査の結果(アセスメント情報)を「子どもの自立と社会参加」により役立つものにしていくには、どのように伝えたらよいか(フィードバック)についてまとめられています。過去には、保護者、学校の担任、子どもたち自身に知能検査の結果を伝えることはされていませんでした。しかし、現在では、苦戦している子どもたちが、自分のことを理解し、自分なりにも工夫して、学習や生活スキルを向上させ、将来の自立と社会参加につなげるために、知能検査の結果(アセスメント情報)を子どもたち自身にも伝えるようになってきています。私も、相談では、お子さんに直接、フィードバックを行い、子どもたち自身が自己理解を深め、意欲的、積極的に取り組めるようにしています。この本は、子どもと支援をつなぐ、支援者をつなぐという視点から、心理検査のフィードバックについて基礎から応用、事例を含んでその全体像を把握できる、優れたものとなっています。 (★★★★★)

  • 新潮文庫: 文豪ナビ 藤沢周平 (新潮文庫)

    新潮文庫: 文豪ナビ 藤沢周平 (新潮文庫)
    藤沢周平の作品案内、小説に見られる名言集、映像化された作品の出演者や、関係者による評伝などによって藤沢周平の作品についてすべてとはいいませんが、かなりが分かります。私は、藤沢周平の小説が好きで、たぶんほとんど読んだと思います。ただそれは、15~6年以上前のことで、リストアップもしていませんから、すべて読んだかどうかについては、不確か。こういう本を読むと、もう一度読もうかという気になります。この本では、娘の遠藤展子さんの「父にとっての家族」がもっとも興味深く読めました。また、藤沢周平の言葉で私が気に入っているのは、「普通が一番」です。ほかにも、「挨拶は基本」「いつも謙虚に、感謝の気持ちを忘れない」「謝るときは素直に非を認めて潔く謝る」「派手なことは嫌い、目立つことはしない」「自慢はしない」という言葉が、遠藤さんが父から言われて心に深く残っていることばだそうです。 (★★★★)

  • 千正康裕: 官邸は今日も間違える(新潮新書)

    千正康裕: 官邸は今日も間違える(新潮新書)
    新型コロナのまん延にともなって、政治的な判断や、もろもろの政策は、迷走したといってもよいと思います。突然の全国一斉休校要請、いわゆるアベノマスクの配布や、閣議決定をやり直した一律給付金など、なぜああいうドタバタになるのか、国民の信頼が得られなかったというか、失ったというのか、ずっと疑問を抱いていました。著者は、元厚生官僚で、社会保障・労働分野で仕事をし、現在はコンサルティング会社を経営。この本では、最近のコロナ禍での出来事の背景を記述する中から、官僚主導から官邸主導への変化に、政治の仕組みの変化がついて行けていないからだとしています。これに関して、政治家、官僚ともに仕事のやり方を変えることが必要であるとともに、国民の側にも良い政策をつくるためには望まれることがあるといいます。 (★★★★)

  • 嶋田 哲郎, 森本 元: 知って楽しいカモ学講座 : カモ、ガン、ハクチョウのせかい

    嶋田 哲郎, 森本 元: 知って楽しいカモ学講座 : カモ、ガン、ハクチョウのせかい
    「観察するのが面白くなる! ガンカモ類のひみつ」というキャッチコピーです。私がほぼ毎日散歩に行く九華公園の堀には、秋が深まるとカモたちがやってきます。キンクロハジロが最も多く、次いでハシビロガモ。他にはヒドリガモやホシハジロも数少ないものの来ています。カルガモ、カイツブリ、オオバンなども来ることがあります。これらカモやその仲間、近縁種についてもっとよく知り、観察のポイントを増やしたいと思って、この本を読んだ次第。著者は、宮城県の伊豆沼・内沼をフィールドとする専門の研究者。形態的な特徴と行動との関連性、渡り、繁殖地での暮らし、越冬地での生活など、ガン・カモ類について、ちょっと専門的な部分も多いものの、一通りの知識を得られ、また、行動観察などの方法についても知ることができました。 (★★★★)

  • 田中優子: 遊廓と日本人 (講談社現代新書)

    田中優子: 遊廓と日本人 (講談社現代新書)
    「江戸学の第一人者による「遊郭入門」の決定版!」と帯に書かれていて、ついつい手に取ってしまいました。遊郭にはとても興味があります。などと書くと「好色な人物か」と思われるかも知れません(苦笑)。遊郭や遊女は、今日の人権やジェンダーの観点からすると、許されない存在です。これは間違いのないことですが、一方で、たとえば、江戸時代の吉原遊郭の花魁と呼ばれたようなハイクラスの遊女は、高い教養を持ち、芸事や生け花、茶道にも通じていました。ある意味で日本文化の守り手でもあったという面も持っているのです。こうした観点から著者は、「遊郭は二度とこの世に出現すべきではなく、造ることができない場所であり制度である」と述べています。ちなみに、「好色」ということばの意味は、平安時代以来、和歌や琴、舞などの風流、風雅を好む人を「色好み」と呼んでいたことによります。「色」には恋愛や性愛という意味もありますが、もともとは恋愛と文化的美意識が組み合わさったものだそうです。 (★★★★)

  • 養老孟司: ヒトの壁(新潮新書) 「壁」シリーズ

    養老孟司: ヒトの壁(新潮新書) 「壁」シリーズ
    養老先生が、コロナ禍の2年間でお考えになったことの集大成です。新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めた頃、NHKのBSの番組「まいにち 養老先生、ときどき まる」だったかで、「老人は、もともと不要不急の存在だ」とおっしゃった気がしますが、この本は「人生は不要不急か」という章から始まっています。これがたぶんコロナ禍や、養老先生ご自身のご病気(心筋梗塞)を経験し、お考えになった結論の1つ。さらに、不要不急の人生ではあるものの、それでも生きる価値はどこにあるか様々な視点から考察されています。「人生とはそんなもの」と思いつつ、自分に居心地の良い場所をつくりながら、万事テキトーに終わるのが良さそうです。 (★★★★★)