お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年8月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年8月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

« 2022年12月 | トップページ | 2023年2月 »

2023年1月

2023年1月31日 (火)

「ウメジロウ」ならぬ「松メジロ」……ジョウビタキのオスにも接近

Dsc07230c_20230131143301  天気は良いのですが、朝は、-1.6℃と冷えました。日向は暖かく感じますが、最高気温は7.2℃。少し家事をして、7時50分から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、寿町、八間通と6.3㎞。

Dsc07296c Dsc07279c  天気がよいのでもう少し鳥がいるかと思ったのですが、揖斐川までは、何も見ず。揖斐川にも、カンムリカイツブリが3羽くらいと、キンクロハジロが1羽で、少ない。七里の渡し跡には、ヒドリガモが8羽。

Dsc07317c Dsc07328c  柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが3羽、コガモのメスが2羽に、ヒドリガモが1ペア。

Dsc07376c  しかし、小型の野鳥はほとんどおらず、メジロ1羽に出会ったくらい。

Dsc07393c  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏の木にゴイサギが2羽にホシゴイが1羽。ほとんどが上手に隠れていて、ホシゴイが1羽、飛び出して気づいた次第。

Dsc07547c  奥平屋敷跡は、極めて静か。ヒヨドリも2羽しか見ず、ドバトやムクドリもほとんど来ません。コゲラが2羽。先日も、すぐそばで一緒に2羽が行動しているところを見ましたが(2023年1月23日 :久しぶりにヤマガラたちの混群に遭遇)、同じような感じ。

Dsc07665c Dsc07655c  メジロは、「オン・ステージ」かと思うほど、ずっといました。いわば「松メジロ」(微少)。現場でもよく見て、たくさん撮ってきた写真も見てみると、松ぼっくりの下の樹皮をつついているようです。食べ物になるのでしょうか。

Dsc07579c Dsc07621c  シメもやって来たのですが、あまりよいところには来てくれず、証拠写真。ハクセキレイは、今日は1羽のみでした。

Dsc07928c_20230131145801  朝日丸跡では、ジョウビタキのオスが大接近してくれました。少し離れて写真を撮っていたのですが、私が動かずにいたら、だんだんと近づいてきて、最終的には1mちょっと先に来ました(微笑)。

Dsc08189c Dsc08252c  鎮国守国神社の境内でも、ジョウビタキのオス。本丸跡では、ツグミ。見つけたときには、カワラヒワも数羽、近くにいました。

Dsc08136c_20230131143201 Dsc08102c  神戸櫓跡には、コサギが2羽。奥平屋敷跡にいるときに見つけたのですが、ちょっと遠かったので、本丸跡の花菖蒲園のところから撮影。

Dsc07794c_20230131143301 Dsc07781c  カモは、合計82羽。キンクロハジロが増えて65羽、ハシビロガモが13羽、ヒドリガモが1ペア、ホシハジロも1ペア。

Dsc07973c  ユリカモメは、一時的に11羽が飛来したものの、すぐにいなくなってしまいました。この写真で右手奥にある野球場のフェンスにいつもいるのですが、いません。中央左に写っている照明灯にはカワウが集まっているのですが、今日はカワウもここにはいません。

Dsc08291c Dsc08319c  貝塚公園でも、ジョウビタキのオスと、ハクセキレイ。ほかにヒヨドリやカワラヒワ、メジロもいましたが、やはり少ない。

Dsc08355c  新築公園。先日も書きましたが、昨シーズンは、ジョウビタキのオスがよくいたのですが、やはり今年はここには来ていないようです。ときどき、ハクセキレイを見ます。

Dsc08183c Dsc08169c  ところで、鎮国守国神社の境内の紅梅、いったん咲き始めたものの、その後寒くなり、雪も積もりましたから、開花は進んでいません。拝殿前にあるドウダンツツジが、芽吹いてきました。

Dsc08394c Dsc08397c  帰宅して玄関前から撮った写真。名古屋駅方面に向かって左の奥に見えるのは、たぶん中央アルプスの山並み。冬、天気がよいと見えます。木曽御嶽山も、今日はよく見えます。御嶽山に向かって、左手には乗鞍もうっすらと見えました。

2023年1月30日 (月)

鎮国守国神社でしだれ梅が開花……「花なしウメジロウ」の写真も(笑)

Dsc06411c Dsc06414c  晴れときどき曇りという予報でしたが、朝から雪でも降りそうな雲。多度山の方は雪が降っていたかも知れません。藤原岳は、このところずっと麓の方まで白くなっています。今朝は、7時45分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町とほぼいつも通り。5.1㎞というデータですが、ちょっと少ないような気がします。

Dsc07082c  こんな冷たい感じの日ですが、鎮国守国神社の境内では、しだれ梅が一輪、開花していました。温まる感じがして、ホッとします(微笑)。

Dsc06417c_20230130130101 Dsc06436c  さて、バードウォッチングについて。まずは、住吉ポンプ場のところでカワラヒワのペア。カワラヒワの大半はペアで行動していますが、まだ巣材を運んでいるのは見ません。住吉水門の内側には、ヒドリガモが2ペアと、キンクロハジロのオスが1羽。

Dsc06457c_20230130130801 Dsc06524c_20230130130101  揖斐川には今日もシラウオ漁の漁船が何組か出ていました。数が多いということは、今年は豊漁なのでしょうか。漁船が多いので、カンムリカイツブリは2羽のみ。住吉水門のところには、ヒドリガモが11羽ほど。川にいたのは、これですべて。

Dsc06494c_20230130130901 Dsc06537c  七里の渡し跡には、コガモのオスが4羽にメスが2羽。柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが3羽。三の丸公園からコミュニティパークあたりには、ムクドリが10羽くらいいたのみ。今日はヤマガラなどの姿はありません。

Dsc06633c Dsc06642c 九華公園には8時10分頃に到着。寒いので歩いている人は極めて少なくなっています。奥平屋敷跡、今日は静かで、ヤマガラ、コゲラ、メジロはいたものの、松の木の高いところにばかりで、写真が撮れません。ほかに見たのは、ハクセキレイとシメ。シメも、くぼんだところにいたので、上半身のみの証拠写真です(苦笑)。

Dsc06810c Dsc06933c_20230130130201  二の丸跡では、ツグミ。ほかに、奥平屋敷跡からジョウビタキのオスと、シメがいるのが確認できたのですが、遠くて、証拠写真以下。朝日丸跡では、ウグイスを一瞬だけ目撃。しかし、写真はとても撮れませんでした。アオサギは、今日もまた辰巳櫓跡の松の木にいました。先日も書きましたが、日によっている位置が微妙に違います。

Dsc06951c Dsc07014c  本丸跡でもツグミ。何か丸いものをくわえていますが、ダンゴムシのようなものかと思われます。ビンズイ2羽もいました。

Dsc06875c  朝日丸跡で、モズのオス。昨日と同じあたりで、同じモズのような気がします。

Dsc07107c_20230130130201  鎮国守国神社の境内で、「花なしウメジロウ」。しだれ梅の花を撮っていたら、近くの梅の木にやって来たのです。ウメジロウの季節も間もなくと思うと、期待が高まります。

Dsc06549c Dsc06564c  カモたち、今日は合計51羽。キンクロハジロが27羽、ハシビロガモが18羽、ホシハジロはオス、メスとも1羽ずつ、ヒドリガモは2ペアというラインナップ。キンクロハジロが減っています。

Dsc06573c2  こちらは、ハシビロガモ。近くで、ちょうどよいアングルで撮れました。何がちょうどよいかというと、嘴にあるブラシのようなものが撮れたのです。ハシビロガモは、水面に嘴をつけて水ごと食物を吸い込み、嘴にあるこのブラシのようなもので食物だけを濾し取り水だけを吐き出して採餌するのです。

Dsc07159c  ユリカモメは、30羽ほど。こんな寒いウイークデイでは、誰も餌をやりに来ませんから、ずっと野球場のフェンスの上などで待機しています。

Dsc07190c  貝塚公園ではヒヨドリやカワラヒワがいたものの写真を撮るほどではありません。こちらは、内堀公園にいたジョウビタキのオス。これまでのところ(13時半現在)、今日の最高気温は7.6℃ですが、13時には5.6℃。日も当たっていませんから、このあとは、暖かくして過ごすことにしましょう(微笑)。

2023年1月29日 (日)

ウ~ン、一通りいたので良しとするか(微笑)

Dsc04901c_20230129142001  1月も29日になりました。散歩友達のWさんが「早いな。もう1月が終わろうとしている」といっていました。本当に早いものです。という次第で、今朝も7時半からいつものように散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、寺町と5.6㎞。今朝も氷点下まで冷え、藤原岳は麓まで雪が積もっているのが見えます。天気は良いのですが、風はやはり冷たい。

Dsc04948c_20230129142001 Dsc05009c_20230129141901  揖斐川では、シラウオ漁が行われていました。住吉神社から柿安コミュニティパークまでの間で見たのは、2組の漁船。このあたりで見たのは、住吉入江にいたキンクロハジロのオス1羽、住吉水門のところにいたヒドリガモが数羽。漁船が出ていたため、カンムリカイツブリは少なく2羽のみ。

Dsc04969c Dsc04974c  七里の渡し跡では、ヒドリガモが1ペア、コガモのメスが1羽のほか、オオバンとキンクロハジロが1羽ずつ。

Dsc05083c_20230129141901Dsc05129c  柿安コミュニティパークでは、今日もヤマガラが2羽。一緒に行動していたのは、メジロ2羽。シジュウカラやコゲラは、見当たりません。

Dsc05041c_20230129141901Dsc05058c_20230129141901  ヒヨドリもいたのですが、その数は少なく、皆おとなしいのが、かわいそうではあるものの、笑えてしまいます。日頃の「暴れん坊」ぶりは、なりを潜めています。食べられないためでしょう。ツグミもいたのですが、藤棚の陰でちょっとくらい写真。

Dsc05074c  西の堀には、キンクロハジロが3羽とオオバンが1羽。コガモのペアが石垣に上陸して休んでいました。

Dsc05155c Dsc05167c_20230129145301  九華公園には8時前に到着。北門を入ったところの堀にはオオバン1羽。毎シーズン、1月になってから九華公園でオオバンを見るようになります。しかし、数はせいぜい1~2羽。たぶんオオバンが食べるものはあまりないのでしょう。鎮国守国神社の社務所裏の木には、今日もゴイサギが1羽。

Dsc05233c Dsc05551c  奥平屋敷跡は、今日も比較的静か。ヒヨドリはわずかで、ドバトもときどき来るくらい。スズメはほとんど来ません。待っていたら、ようやくツグミが登場。ジョウビタキのオスもやって来たものの、写真がちょっと撮りにくいところでした。

Dsc05303c Dsc05498c  さらに待つと、コゲラ、シジュウカラ、メジロの群れが登場。コゲラは、最初は木の高いところにいたのですが、かなり長い時間滞在している間に低いところまで降りてきて、そばで写真を撮っていても気にしない様子でした。食べ物を探すのに夢中という感じでした。

Dsc05780c  メジロは、松の木にたくさんたかっていました。花が少ない時期ですから、松の実に嘴を突っ込んで、何かを食べているようです。鳥たちにとって、この大寒の頃は、食べ物探しに苦労するようです。

Dsc06016c_20230129141901 Dsc06068c_20230129141901  アオサギさんは、今日も辰巳櫓跡の松の木にいましたが、じきに飛び立って、吉之丸堀の北東隅にある揖斐川からの導水口のところへ移動。今日は、揖斐川から水を入れていて、カワウもたくさん集まり、ユリカモメも騒いでいましたから、魚が入ってきていたのだろうと思います。ただし、どの鳥たちも、魚を捕まえたところは見ていません。

Dsc06003c Dsc06145c  二の丸跡では、木陰にシメ(左の写真)。また、本丸跡にもシメがいました。たぶん別の個体だろうと思います。

Dsc06165c Dsc06239c  本丸跡には、ツグミも1羽。しかし、ちょっと遠かったので、こんな証拠写真。このあと、鎮国守国神社の境内でシロハラが水たまりで水を飲んでいるのを見つけたのですが、写真には収められませんでした。残念。ユリカモメは、今日は23羽ほど。

Dsc05186c_20230129145301  カモたち、今日は合計44羽。ちょっと減少傾向でしょうか。キンクロハジロが25羽、ハシビロガモは17羽、ヒドリガモは今日は1ペア。キンクロハジロが減っていますし、ホシハジロはいませんでした。日取りももいつもは、2ペアいたのに、今日は1ペアのみ。

Dsc06258c  貝塚公園では、ジョウビタキのオス。ほかにヒヨドリ、カワラヒワがいたのですが、数は少ない。ツグミは鳴き声を聞いたものの姿は見られず。シロハラもいません。内堀公園でも、ヒヨドリとスズメのみ。新築公園では、ハクセキレイ1羽とスズメ。昨シーズン、ここにはジョウビタキのオスがよく来たのですが、今シーズンはまったく見ていません。

Dsc06351c_20230129141901 Dsc06330c_20230129141901  常信寺では、紅梅とミツマタの花をチェック。紅梅は、前回よりも花が増えてはいましたが、大雪や寒さのせいでしょうか、思ったほどは増えていませんでした。ミツマタも、開花が止まったかのような感じです。

Dsc06409c  ところで、この間で江戸橋での非常勤の授業は、試験を終えましたので、私の仕事としては、追試験の採点とその成績評価を除いて、完了。学校まで出向く機会は、4月までありません。したがって、今週は特にスケジュールはなし。来週の日曜には、伊勢で近鉄ハイキングがあり(全国新酒鑑評会金賞受賞蔵「伊勢萬内宮前酒造場」をたずねる)、行きたいなと思うのですが、ただ、伊勢萬内宮前酒造場では、甘酒のふるまいがあるものの、酒蔵見学はできないというので、思案のしどころ(微苦笑)。試飲もなさそうなのです。また、この日(2月5日)は、朝9時から伊勢大橋の架け替え工事現場で見つかった不発弾処理が予定されていますので(こちら)、要注意。三ツ又池や長良川河口堰方面に行くと、帰りは国道23号線を回ってこないといけなくなりかねません。

2023年1月28日 (土)

鎮国守国神社で紅梅が咲く……九華公園でミサゴとトビ

Dsc03283c_20230128153701 Dsc04813c_20230128153701  今朝も冷え、氷点下でした。日中も天気はよいものの、北風は冷たくなっています。藤原岳は麓の方まで白くなっていますし、多度山もうっすらと雪化粧。住吉入江の南の端は、凍っていました。寒かったのですが、いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と5.7㎞。

Dsc03935c  寒かったのですが、鎮国守国神社の境内では、紅梅が数輪、咲いていました。毎年同じことを思うのですが、厳しい寒さが続く中でも、季節は少しずつ移ろいつつあります。寺町にある河津桜も、つぼみが少しだけ大きくなってきたように見えました。

Dsc03351c Dsc03338c  住吉水門のところには、オカヨシガモのペアが1組。ときどきここで見ます。普段はどこにいるのか、ちょっと気になります。ほかに、ヒドリガモが13羽、キンクロハジロが2羽、オオバンが1羽、同じあたりにいました。

Dsc03378c Dsc03391c_20230128153801  揖斐川には、カンムリカイツブリが3羽ほど。波が荒いときにもよく来ています。七里の渡し跡の西側にある旅館山月では、建物の周囲に足場が組み上がってきています。写真の奥にある和風の建物にもシートがかかっています。解体工事なのかと思っていますが、まだ分かりません。

Dsc03438c Dsc03517c_20230128153801  柿安コミュニティパークでは、ヤマガラとコゲラ。 ヤマガラは数羽いたのですが、コゲラは右の写真の1羽だけでした。ほかにはヒヨドリが少しとスズメたち。西の堀には、キンクロハジロが4羽。

Dsc03559c  九華公園では、昨日まで北門を入ったところの堀に翼を傷めたコサギが1羽いたのですが、今日はどこにも見当たりませんでした。鎮国守国神社の社務所裏の木には、ゴイサギが1羽。公園は、全体に静かな印象。これは、ヒヨドリやムクドリ、ドバトが少ないから。

Dsc03611c_20230128153801 Dsc03668c  奥平屋敷跡も静かだったのですが、いつものように1時間ほど鳥待ち。まずは、メジロが3羽ほど。植え込みの中にいて、あまりよく見えませんでしたが、一応写真に収められました。ツグミも登場。

Dsc03703c  シメもちらっとやって来ましたが、地上には降りてきませんでした。ほかに来たのは、ヒヨドリが少しと、ドバト。今日は、ハクセキレイは来ません。

Dsc03767c_20230128153801  朝日丸跡では、久しぶりにモズのオス。秋にこのあたりにやって来た頃は、よく見るのですが、冬本番になるとあまり見なくなるのは、なぜなのでしょう。

Dsc03846c  本丸跡で、ジョウビタキのオス。ビンズイ2羽も見たのですが、逃げられてしまいました。

Dsc04020c_20230128153801  鎮国守国神社の境内では、シジュウカラ2羽。何かを懸命に食べているところ。

Dsc03571c Dsc03599c  カモは今日は、少なく、合計38羽。キンクロハジロが激減して、18羽。ハシビロガモも18羽。ヒドリガモは1ペア。ホシハジロは見当たりませんでした。ユリカモメは、80羽以上。野球場のフェンスに止まっていったのですが、写真を撮ろうとしたら、飛び立ってしまい、失敗。

Dsc04190c Dsc04436c  本丸跡を歩いていたら、堀の上空にミサゴ。奥平屋敷跡にいるときも、ちらっと見たのですがすぐにいなくなってしまっていたのです。ミサゴは2羽が飛んでいました。ミサゴが飛び去ったら、続いてトビが登場。今日は、三ツ又池や河口堰に行こうかとも思ったのですが、いつものコースにして大正解(微笑)。

Dsc04527c_20230128153701  コサギは、吉之丸堀に水平に突き出た松の木に3羽。これがもっともよく撮れた写真。今日は、アオサギはどこにもいませんでした。

Dsc04640c Dsc04599c  貝塚公園では、ジョウビタキのメスと、メジロ。ほかにヒヨドリとカワラヒワ。シロハラをいつも探すのですが、今日はまったく見られませんでした。

Dsc04767c_20230128153701 Dsc04883c  内堀公園では、ジョウビタキのオスが待っていました。ここのジョウビタキは、特に愛想がよい感じです。住吉入江まで戻ってきたら、オオバンが3羽。2羽はペアで行動しています。

Dsc03281c_20230128153801  明日も天気は良く、気温はもう少し上がりそうな予報です。昨日、水曜に実施した試験の成績を報告しましたが、夕方、事務から受け取った旨の連絡があり、本試験についてはこれでdutyは完了。追試験は、本試験から1週間以内に申請が必要です。学生たち、きちんと手続きをとっていることと思います。追試験の日程は、2月中旬に3日間予定されていますが、具体的にはまだ決まっていません。

2023年1月27日 (金)

みぞれに降られて、九華公園往復のみ

Dsc03275c_20230127122001  雨か雪が降り始めるのは、昼頃という予報でしたので、いつも通り、7時半から散歩に出たら、9時にはみぞれのようなものが降ってきました。やむなく九華公園から戻ってきました。住吉から九華公園を往復しただけで、3.7㎞。ちょっと歩き足らない気分ですが、天気には勝てません。

Dsc02693c Dsc02681c  住吉神社前の揖斐川には、カンムリカイツブリ1羽と、ヒドリガモが数羽(水門などの陰でよく見えず)。揖斐川には、ほかに鳥影は見えません。

Dsc02734c_20230127122001  七里の渡し跡には、コガモのペアが1組。三の丸公園や、柿安コミュニティパークにはムクドリがたくさんいます。コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが1羽。こんな天候ですから、鳥もいません。

Dsc02782c  九華公園では、火曜くらいから、北門を入ったところの堀にコサギがいます。あの翼を傷めたと思われるコサギが、堀の隅の浅くなったところでほとんど動きません。昨日は、猫が襲おうとしていたという目撃情報がありました。ちょっと心配です。

Dsc02815c_20230127122001  相撲場あたりには、ツグミが3羽ほど。地上に降りてきてはいるのですが、けっこう神経質でこちらの姿を見つけると、樹上に逃げます。

Dsc02842c Dsc02870c_20230127122001  鎮国守国神社の社務所裏の木には、アオサギ。今月半ばくらいから、ときどきここにいるのを見るようになりました。ずっと以前は、毎日のようにいたところです。ゴイサギがいるのも見えました。

Dsc02910c  最初は、ゴイサギは2羽だけだと思っていたのですが、帰宅してパソコンで写真を見たら、もう1羽隠れているのと、ホシゴイがいたのに気づきました。観察力あるいは注意力が鈍ったのか、と気になります(苦笑)。

Dsc03093c Dsc03211c  奥平屋敷跡では、ツグミとシメ。ツグミはそれなりに近寄って撮れたのですが、シメは、今日はほとんど樹上にいて、このような証拠写真のみ。

Dsc03117c Dsc03133c  ほかにやって来たのはハクセキレイが2羽。ヒヨドリはほとんど来ませんし、来ていても、元気がなく、鳴き声もあまり聞かれません。本当に食べるものがなくなってきて、苦しい時期なのだろうと思います。右の写真のヒヨドリ、このあと目の前にある雑草を食いちぎっていました。

Dsc02965c_20230127122001 Dsc03163c  九華公園にいる途中から、みぞれ模様になり、カモはすべてを見て回ってきませんでした。いつものように、キンクロハジロ、ヒドリガモ(2ペア)、ホシハジロのオス・メス1羽ずつ、ハシビロガモの4種類がいるのは確認。左の写真はホシハジロのオス、右はヒドリガモのオス。ヒドリガモのオスの頭、何回見ても、侍が月代をそった頭に見えます。

Dsc02979c_20230127122001  ユリカモメは、数えた範囲では58羽。今日は餌をやる人がいて、カモ、ユリカモメ入り交じって大騒ぎでした。

Dsc03022c  いささか余談で、証拠写真。8時頃、辰巳櫓跡の松の木にアオサギさんが、出勤してきました。ちょっと遠いところからでしたので、クリアな写真は撮れませんでしたが、なかなかおもしろいシーンです。

Dsc03268c  もう1つ余談。七里の渡し跡の西に旅館山月があります。脇本陣の駿河屋があったところです。「あります」と書きましたが、もうずいぶん前から営業はしていません。先日から、何かの工事業者の方が入っており、今日は建物の周囲に足場を組み始めていました。

Dsc02895c  一昨日の試験、今朝早くに採点などをチェックし、成績評価も済ませました。散歩から帰ってから、その成績評価をチェックし、報告書に転記。それもチェックし終えましたので、メールに添付して提出完了。来月半ばには、追試が行われますが、これはすでに問題を預けてありますので、非常勤先の先生方が試験を実施してくださいます。

2023年1月26日 (木)

かなり冷えた今日は、ジョウビタキ・デー……「目白押し」もどきも(微笑)

230126temperature Dsc01410c_20230126151101  今朝、少し早くに目が覚めたら、昨日よりも冷えるなという気がしました。散歩から帰ってから調べたら、最低気温は、なんとマイナス5.7℃! 四日市では、マイナス8.9℃でこれまでに最も低かったといいます。寒いわけです。ベランダから見える鈴鹿の山並みも真っ白でした。とはいえ、いつものように、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、寺町と5.7㎞。散歩友達にはほとんど会わず。寿司屋の女将さんだけ。

Dsc01431c_20230126151101 Dsc01498c_20230126151201  雪はまだ残っています。左は諸戸氏庭園の本邸と大門。いい感じの景色になっています。諸戸氏庭園の近くで、ハクセキレイ。何かをくわえています。

Dsc01477c  諸戸氏庭園の東の端で、ジョウビタキのメス。寒いので、ふっくら、モフモフ。朝日に当たってキレイ。

Dsc01555c Dsc01584c  揖斐川には、シラウオ漁の漁船が出ていました。漁のときには、2艘の漁船がゆっくりと大きく、長い網を引いていきますが、この写真では2艘が接近して、打ち合わせでもしているようでした。このあと、再び分かれて網を引き始めました。右は、船津屋さんの裏手あたりから揖斐川の上流方向を見たもの。今日は、さすがに揖斐川には鳥影はありません。

Dsc01640c Dsc01669c_20230126151101  柿安コミュニティパーク西の堀にはキンクロハジロが3羽。コミュニティパークには、ツグミ、ムクドリ、スズメなど。九華公園に着いて、北門を入ったところの堀にコサギが4羽。右の写真のコサギは、先日、翼を痛めていたもの。他の子サギは飛び去ったのに、飛ぶ様子はありません。やはり飛べないように思えます。

Dsc01696c_20230126151101 Dsc01719c  近くの堀にある石の上にコガモのペアが上がっています。管理事務所の近くでジョウビタキのオス。

Dsc01788c  奥平屋敷跡で鳥待ちをしたのですが、きちんと見られたのは、ハクセキレイ2羽だけ。ツグミとシメにも出会ったのですが、遠かったり、植え込みの下だったりして、これという写真は撮れず。足元から冷えてくる感じで、散歩友達も現れないので、今日は30分で撤退(苦笑)。

Dsc01909c Dsc01928c  その代わり、二の丸跡でビンズイと、シロハラを見られました。ビンズイは2羽が一緒にいました。シロハラはちょっと遠かったものの、なんとか写真に収められました。

Dsc02133c_20230126151001 Dsc01743c_20230126151101  公園の堀には、氷が張っていました。それと寒さもあってか、カモたちはおとなしくしています。カモ、今日は合計71羽。キンクロハジロが53羽、ハシビロガモが13羽、ヒドリガモ(右の写真)が2ペア、ホシハジロのオスが1羽。

Dsc01846c_20230126151001 Dsc02044c_20230126151001  ユリカモメは、合計19羽。堀に浮いているのと、野球場のフェンスに止まっているのとが、ほぼ半々。本丸跡でも、ジョウビタキのオス。先にジョウビタキのオスを見た管理事務所からは直線で100mほどのところですから、同じ個体かも知れません。

Dsc02138c  九華公園の外周遊歩道の南にあるレストランの裏手では、太いパイプからつららのようになった氷。話は飛びますが、寺町商店街の裏手では、水道管が破裂したのか、かなりの勢いで水がもれているところもありました。それだけ冷えたということです。

Dsc02150c Dsc02176c_20230126151001  貝塚公園に行ったら、ベンチに小さな雪だるまが4つ並んでいました。微笑ましい。その貝塚公園では、今日はそれなりに鳥に出会えました。まずは、オスのジョウビタキ。

Dsc02230c_20230126151001 Dsc02308c  さらにシメ。貝塚公園ではあまり見ません。そして、植え込みの陰でちょっと暗かったのですが、ジョウビタキのメス。ほかにシロハラもいましたが、ピンボケ写真でした。

Dsc02454c  内堀南公園でおもしろいシーン。2羽のメジロがくっついています。向かって右は身繕いをしていました。2羽だけでは、「目白押し」とはいえませんよねぇ(笑)。

Dsc02491c Dsc02602c_20230126151001  内堀公園でも、ジョウビタキのオスが登場。ジョウビタキは年が変わってからさほど見なかったのですが、今日は、大サービス。拙宅近くまで戻ってきたら、住吉入江のところにツグミ。このあたり、ときどきツグミを見ます。

Dsc02055c_20230126151001  今朝は早くに目が覚めましたので、昨日の試験の採点の続きを行い、一通り終えました。時間をおいて、もう1度目を通して、誤りがないか、採点基準が一貫しているかなどを確認します。夜から曇りの予報で、明朝は今日ほどは冷えないようですが、明日日中は曇り、一時みぞれとなっています。

2023年1月25日 (水)

大雪の中、後期の定期試験

Dsc_6999c  予報通り、三重県北中部は大雪となりました。桑名ではアメダスに積雪の記録はありませんが、わが家あたりは5㎝くらい積もった感じ。冒頭の写真は、出勤の際に撮ったもの。最低気温は-4.0℃、最高は0.6℃でした。通勤に使う近鉄名古屋線は、出かける前にチェックしたら、30分以上の遅れとなっていました。定刻では8時4分発の伊勢中川行き急行が約30分遅れで来ましたので、それに乗車。途中、踏切障害で緊急停止したのが3回ほどあり、江戸橋駅までいつもなら40分ほどで着くところが、小1時間かかりました。

Dsc_7000c  途中、四日市から鈴鹿あたりは吹雪いていましたが、江戸橋駅前は、ご覧のような状況。上天気。ただし、積雪は津で最大11㎝。11時現在の積雪は、NHKによれば、津で6㎝、菰野町潤田で28㎝、四日市市曽井町で21㎝。非常勤先までの道路は、日陰は凍っていました。

Dsc_7007x  さて、今日は試験ですので、大雪になって、自分が出かけられるかということともに、学生たちがきちんと来られるか心配しましたが、結果的には、出席したのは約60%の学生。試験開始を予定した時刻には、55%しか来ておらず、10分待つことにしました。遅れてきた学生はいずれも「電車が遅れました」といっていました。その後、遅れてきた学生はいませんでしたので、10分遅れで試験を開始。交通機関の遅延による場合は、追試験を受けられます。遅延証明書が必要ですが、今は、ネットから入手します。学生たち、ちゃんとゲットしたでしょうか。

Dsc_7005c  帰りもまだ近鉄のダイヤは乱れており、30分遅れくらいで動いていました。定刻11時42分の名古屋行き急行は、12時10分頃江戸橋駅に来ました。帰りは、前に普通電車が走っているということでスローペースだったり、特急の待避がいつもより長時間かかったりで、朝と同じく小1時間かかって桑名まで戻ってきました。これから採点作業です。答案枚数は少ないのですが、2月になったら、追試験が実施され、それが届くと思います。

【追記】 学生たちには、大雪の影響で欠席した場合には、教員に連絡するよう非常勤先から伝えられたようで、メールで欠席したことや、その事情について連絡が届いています。私もGoogle Classroomのストリームで連絡を入れました。今日は1コマ目は休講で、2コマ目から授業・試験が実施されたようです。本日の欠席者のほとんどが追試験の対象になると思います。

2023年1月24日 (火)

ジョウビタキ、ツグミ、シメにビンズイ……まあまあの鳥果

Dsc01393c  昼前くらいから、時折強風が吹いています。16時過ぎに北の空を眺めたら、多度山の方は雪が降っているようでしたし、藤原岳は雪雲の中。16時半頃には、わが家あたりでも白いものが降っていました。さて、明日、雪はどうなるでしょう。江戸橋まで出かけなくてはなりませんので、ちょっと心配です。それについて、非常勤先から「もし雪のために来学が困難で、休講される場合には、できましたら午前7時までにメールにてご連絡をいただけますと幸いです」という連絡が届きました。「休講を学生に知らせる」ということでしたが、試験ですから、休みというわけには行きません。

Dsc09797c_20230124163201  さて、今朝は曇っていたので、さほど冷えませんでした。いつものように7時半から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、御坊さん、寺町と6.1㎞。歩いている人は、この大寒の時期、少なくなります。しかし、九華公園では、散歩友達のWさん、前管理人のOさんと出会いました。

Dsc09893c Dsc09824c  揖斐川には、鳥影はほとんどありませんでしたが、カンムリカイツブリが2羽。七里の渡し跡では、コガモ2ペアが上陸し、その下をキンクロハジロが泳いでいました。ほかにヒドリガモが2ペア、オオバンが1羽。まあまあのスタート。柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが5羽。

Dsc09946c_20230124163001 Dsc09978c_20230124163601  九華公園では、まず北門を入ったところの堀にコサギが1羽。このコサギさん、右の翼が垂れ下がっていて、変です。折れたのでしょうか。私の姿を見ても、飛んで逃げたりしません(できないのかも知れません)。鎮国守国神社の社務所裏の木には、コサギが3羽とアオサギが1羽。写真を撮っていたら、皆飛び出して行きました。アオサギの写真は撮れず。

Dsc00148c Dsc00160c  管理事務所の南の花菖蒲園にオスのジョウビタキが2羽。かなり接近した場面も見られたものの、トラブったりはしませんでした。

Dsc00299c_20230124163001 Dsc00280c_20230124163001  奥平屋敷跡の鳥小屋の裏手に、シメとシロハラ。これらもかなり近くにいたのですが、互いに干渉はせず。

Dsc00313c Dsc00558c_20230124162901  奥平屋敷跡では、ハクセキレイとツグミ。ツグミも、大木の陰に隠れてかなり接近できました。たぶん私が力を抜いて行くと、気づかれにくいようです。

Dsc00444c_20230124162901  ツグミはヒヨドリと接近遭遇。こういうとき、たいていヒヨドリがちょっかいをかけて追い払うのですが、今日はそういうシーンはありません。ヒヨドリ、たぶん腹が減っていて、勢いがないのではないかと思っています。今日も、九華公園ではヒヨドリはほとんどいませんでした。

Dsc00377c_20230124163001  奥平屋敷跡すぐ北の花菖蒲園には、ビンズイが2羽。花菖蒲園の中を移動しながら、餌を探しています。これも、木の陰から、力を抜いて接近したら、数mのところまで行けました(微笑)。

Dsc00565c_20230124162901  こちらのアオサギさんは、いつも辰巳櫓跡の松の木にいるアオサギ。同じ松ノ木に来ているのですが、止まる位置は毎日微妙に異なります。

Dsc01025c Dsc00705c_20230124162901  本丸跡でもシメとツグミ。ツグミは今ひとつの写真でしたから、割愛。シメにも、藤棚の柱に隠れて接近してみました。神戸櫓跡で、オスのジョウビタキ。花菖蒲園にいたものの内の1羽かも知れません。

Dsc00905c Dsc00941c  さらに、神戸櫓跡のところでヤマガラ、コゲラ、シジュウカラ、メジロの混群。ヤマガラとコゲラは撮れたのですが、ほかは見ただけ。ここには、ウグイスもいました。超ピンボケ写真は撮りましたが、とても載せられません(苦笑)。

Dsc01252c  ユリカモメは、今日は、58羽。野球場のフェンスにもいましたし、この写真を撮った二の丸橋の欄干にも少しだけ並んでいました。

Dsc00064cDsc00010c_20230124163001  カモは、今日は60羽。キンクロハジロが39羽、ハシビロガモが14羽、ホシハジロはオス、メスとも1羽、ヒドリガモはオス2羽にメス3羽。ときどきメスが余分に1羽います。このあとの公園では、少数のヒヨドリ、カワラヒワ、スズメなど。

Dsc01368c_20230124162901 Dsc01352c   常信寺では、まず紅梅。これは本堂に向かって左手にあります。右の写真は外から見て、咲いているのに気づき、お墓の方で撮ってきました。桜の一種のように思いますが、どうなのでしょう。Googleレンズでは、十月桜が検索されたりしました。冒頭の写真は、常信寺のミツマタ。一時は、もっと咲きそうな感じだったのですが、寒くなってきたせいか、止まってしまったかも知れません。

Dsc01334c_20230124162901  今日は合間を見て、確定申告の準備も行っていました。まだ控除関係の書類で届かないものもあります(いつも決まって遅い役所があるのです)。このあと、医療費の計算に取りかかります。国税庁のサイトからフォーマットをダウンロードしてありますので、それに入力。真面目にやれば、さほど時間はかからない見込み。写真は、散歩友達の女性が女将をしている寿司屋さんに貼ってあったもの。恵方巻きを食べる習慣はありませんが、恵方がどちらかは、一応気にしています。

20230121美濃街道ウォーキング「多度から石津」(その3)……山除川沿いの地蔵尊、天白神社から国道258号線を渡って杉生神社にお参りし、石津駅にゴールで「完」

Tado3  1月21日にってきた美濃街道ウォーキング「多度~石津」の本編その3です。その2では、願超寺まで来ました。その前に訪ねた御鍬神社は、標高約45mでしたが、一気に下って、願超寺あたりでは標高は8mほど。願超寺を過ぎると山除川に出ます。しばらくこの川沿いに北上して、途中、子安・延命地蔵尊と、天白神社に立ち寄ります。

Img_9335c_20230121184901 Img_9368c_20230121184901  こちらは、願超寺から山除川沿いに出たあたり。川の名前をなんと読むのか疑問だったのですが、表示板がありました。「やまよけがわ」でした。海津市南濃町太田から松山を経て、三重・岐阜県境をなし、県境付近でUターンして揖斐川に注ぐ川です。ネットで調べると、バス釣りのポイントがあると出て来ます。

Img_9352c_20230123074001 Img_9400c_20230121184901  護岸がコンクリートやブロックで固められているところも多いのですが、上流方向に進むにつれ、昔のままの土になっているところもありました。春や夏になると、いろいろな生き物が見られそうです。カルガモ、キンクロハジロ、オカヨシガモ(と思われる)などカモも何種類か見ましたし、同級生K氏はカワセミが飛んだといっていました。

Img_9343c_20230121202701  Img_9346c_20230123074201 スタートから5㎞のところ、山除川の右岸に地蔵堂があります。「子安・延命地蔵尊」で、傍らの石柱には「四國第十九番立江寺子安延命地蔵尊」と刻まれています。立江寺は、四国八十八箇所巡りの19番札所。ここから勧請したものなのだろうと思います。立江寺は、聖武天皇の勅願寺で、天平19(747)年に行基菩薩が光明皇后のご安産の念持仏として、勅命により「延命地蔵尊」を本尊として建立開基した寺です。

Img_9341c_20230123075001  山除川沿いには立ち寄りポイントは少ないのですが、キョロキョロしているといろいろなものが目に入ります。「庭園都市 海津市」という看板があります。「庭園都市」とはなかなかのキャッチフレーズと思って調べたら、平成17(2005)年3月28日、海津町、平田町及び南濃町の3町が合併して「海津市」が誕生することに伴い、海津市の将来像に「光と風と水のふれあい庭園都市」を掲げたようでした(こちら)。

Img_9358c_20230123075401 Img_9365c_20230121184901  山除川には、こんな昔風の橋も残っていました。「石津橋」で、昭和28年12月竣工とありました。われわれが子どもの頃、故郷の小さな川にもこういう橋がたくさんかかっていました。ちなみに、この石津橋には、下流側にライブカメラが設置されています(こちら)。山除川、石津橋、さらにこの東にある三切池が見えます。

Img_9375c_20230121184901 Img_9393c_20230121184901  地蔵尊からさらに1㎞ほど歩くと、やはり山除川から少し西に入ったところに天白神社があります。ご祭神は、天白神。創立は不詳ですが、社殿にある棟札には「宝永4(1707)年6月22日奉造営天白大明神」とあり、これ以前に創立されたと考えられます。一説には、三重県員弁郡藤原から遷したといいます。天白神は、海や川を鎮める神様とされます。

Tado4  天白神社の先で国道258号線を超えます。スタートから7㎞。ここからコースマップはその4へ。もうゴールは目と鼻の先ですが、石津駅の手前で杉生神社に立ち寄ります。

Img_9414c_20230121203701 Img_9410c  国道258号線太田交差点。交差点の手前の美濃街道沿いに、右の標識があります。「桑名16㎞ 大垣23㎞」と書かれています。大垣まではかなり距離があると思っていましたので、けっこう近いものなのだなというのが、この標識を見たときの印象。

Img_9431c_20230121184901  最後の立ち寄り先である杉生(すぎお)神社。南側の参道が、社の正面ですから、こちらが表参道と思います。御祭神は、須佐之男命。創建年月は不詳ですが、この郷は元多芸郡河戸庄太田郷と称し、建久元(1190)年、当時上野河戸に居を構えた平家の士・河戸七郎が社殿を造営したといいます。ちなみに、河戸七郎については、次のようなエピソードがあります。海津市南濃町上野河戸にかつて、平治元(1159)年頃、河戸七郎によってつくられた河戸城(こうずじょう)という城がありました。河戸城は河の関所と呼ばれて、かなり重要視されていたそうです。その守りを任されていた河戸七郎は、平家の者でありながら平治の乱では、敗れて柴船に乗って落ちてゆく源義朝(源頼朝の父)を、調べもせずに見逃してやったといいます。そのため、建久4(1194)年、源頼朝が平氏の残党を追悼した際、河戸七郎は見逃されています。この話、どこかで聞いたぞと思ったら、去年11月5日に参加したJRさわやかウォーキング「地酒と文化に触れる蟹江町散策」で訪ねた源氏塚公園でのエピソードとつながりました(2022年11月5日:20221105JRさわやかウォーキング「地酒と文化に触れる蟹江町散策」(一回完結))。源氏塚公園のあたりは、平安時代の末期ころは海だったそうです。平治元(1159)年、平治の乱で平清盛に敗れた源義朝一行が、東国に落ちに延びる折、美濃の国⻘墓(現在の大垣市⻘墓)から養老、荷の上を通り、内海の庄野間へ船で向かう途中、ここにあった⼩島にしばし船を⽌め休息し、蟹江の漁⺠のもてなしを受け、漁船により内海に送り届けられたという話。

Img_8359  さらなる余談。河戸城は、海津市にある日本武尊の杖衝坂あたりにあったそうです。杖衝坂といえば、四日市市采女と思っていたのですが、このあたりにもそういう話があったとは、まったく知りませんでした。海津市南濃町上野河戸にも「日本武尊の杖衝坂」があると伝わっています。海津市のWebサイトの説明では、日本武尊の杖衝坂とは、日本最古の歴史書「古事記」に日本武尊が伊吹山で冷たい氷雨に合い重病になり、養老山地の東側にあった伊勢街道を通って故郷・大和国に帰る途中、このあたりが急な坂道だったので杖にすがりつきながらあえぎあえぎ進んだという言い伝えのある場所だとなっています。南濃町上野河戸は、養老鉄道美濃山崎駅の北西にあります。次のときにできれば立ち寄ることにしましょう。写真は、こちらからお借りしました。

Img_9453c_20230121184901  杉生神社の話に戻ります。上述のように、平治元年頃、河戸七郎によってつくられたとされますが、元々は、太田郷総社と言われましたが、度重なる戦乱や水害等によって記録は少なく、わずかに残る棟札等に「元久元暦甲子卯月(1204年)」「永録元年戊午葵月(1558年)」等の年号が記されているといいます。

Img_9461c_20230123083101 Img_9464c_20230123083101  境内には、八幡神社(ご祭神:誉田別命(応神天皇))、春日神社(ご祭神:建御賀豆智神外三柱神)、住吉神社(ご祭神:上筒男神外二柱神)、津島神社(ご祭神:素盞男命)、山神神社(ご祭神:大山祇神)も祀られています。

Img_9483c_20230123083801  こちらは、「柑橘翁伊藤東太夫碑」。明治10(1877)年、みかん苗木200本余りを和歌山より購入し、急斜面を開墾してミカン園をつくり、同村石津地区の特産となる南濃みかん栽培の基礎を作ったのが、伊藤東太夫(弘化3(1846)~大正6(1917)年、明治~大正時代の殖産家)。その業績を讃える石碑が、大正9(1920)年、地元有志により、杉生神社境内に建立されたものです。伊藤は、ここ美濃太田村の庄屋から太田戸長となりました。

Img_9515c_20230121184901 Img_9508c_20230123084301  東参道には、ケヤキの大木があり、ご神木になっています。岐阜県天然記念物にも指定されています。樹齢800年以上といい、樹高約25m、根元幹周囲約6.2m。このほか、海津市天然記念物のヒトツバタゴ(通称、ナンジャモンジャ)もあったのですが、見逃しました。余談ですが、東参道から杉生神社にお参りするには、養老鉄道の踏切を渡っていかなければなりません。養老鉄道沿線の寺社には、こういうところがたくさんあります。寺社があるところに鉄道を後から通したということです。

Img_9527c_20230121185001 Img_9556c_20230121205001  ゴールの養老鉄道石津駅には、12時半少し前に到着。多度駅からは2駅。7.8㎞を3時間あまりで歩いた計算(途中、八幡神社で小休止しましたから)。12時34分発の桑名行き普通に乗車。桑名には、12時58分着。¥420。

Dsc_6985c Img_9578c_20230121185001  今日は途中、食堂も、コンビニも1軒もないルートでした。弁当を買っていってどこかで食べようかとも思ったのですが、寒風吹きすさぶ中、冷えた弁当を食べるのもどうかということで、結局、昼食は、桑名に着いてから。何回か行った目利きの銀次に行こうと思ったら、営業していません。そこで、桑名一番街にあるエンシュウヤで、日替わりランチ。¥750。昭和の雰囲気が残る店で、賑わっていました。

Screenshot_20230121141025c  Google Fitによるこの日のトータルの歩行距離と歩数。11.9㎞は、過大評価のような気もします。歩数は、18,773歩ですが、「からだメイト」で見ると20,000歩を超えていました。今日のハイライトは、「ブッシュ・ウォーキング」だなぁと同級生K氏と話していました。

2023年1月23日 (月)

久しぶりにヤマガラたちの混群に遭遇

Dsc08753c  明日から木曜にかけて、冬型の気圧配置が強まり、今季最強の寒波に見舞われるという予報です。日本海側を中心に全国的に大雪となり、太平洋側では、九州から東海にかけての平地でも雪が積もると予想されていますが、桑名の天気予報を見ると、明日は曇り、明後日は晴れ一時雪となっており、明日から大雪が続くということはなさそうな気がします。今朝は、アメダスの記録には出ないほどの小雨。9時前には上がりましたので、9時10分くらいから散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町と5.6㎞ほど。1時間半くらい。

Dsc08809c Dsc08824c  住吉神社の前の揖斐川沿いにアオサギがいました。近寄ろうとしたら住吉水門に逃げられ、その後の写真。揖斐川には、カンムリカイツブリ。3羽ほどが見えました。ほかには、ヒドリガモの群れが20羽以上見えましたが、これはかなり遠くでした。七里の渡し跡ではコガモが1ペア、柿安コミュニティパーク西の堀にはキンクロハジロが5羽とオオバンが1羽。

Dsc08903c_20230123151601 Dsc08931c  九華公園には9時25分に到着。今日も北門を入ったところの堀にコサギが1羽。ヒヨドリはかなり少なく、公園全体が静かな印象です。ヒヨドリたちは、けっこう地上に降りてきて、餌を探しています。

Dsc09160c Dsc09222c  時間も遅く、また、雨上がりですからさほど鳥はいないかと思い、奥平屋敷跡もざっと一回りと思ったら、ヤマガラやコゲラの鳴き声が聞こえてきました。ヤマガラは久しぶりですから見なくっちゃ(微笑)。ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラの混群でした。

Dsc09389c_20230123151501 Dsc09403c_20230123151501  コゲラは、2羽が接近して出て来ました。もっと近づいていたタイミングもあったのですが、その時は上手く撮れず、残念。コゲラの写真がたくさん撮れたのですが、中にはジョウビタキのオスが写り込んでいるものもありました。現地では、コゲラにばかり注意が向いて、まったく気づかず(苦笑)。

Dsc09430c_20230123151501 Dsc09538c_20230123151501  奥平屋敷跡では、ツグミも1羽。二の丸跡へ移動したら、シメの鳴き声。探したら、樹上にいました。割と接近して撮ることができ、幸運。

Dsc09563c Dsc09734c  アオサギさんは、いつものように、辰巳櫓跡の松の木に。よほど気に入った場所のようです。本丸跡に行って、辰巳櫓跡の北側でビンズイ。2羽いたと思います。

Dsc09658c Dsc09639c  ユリカモメは、33羽。吉之丸堀の橋の上で、私が不用意に両手を挙げて伸びをしたら、餌がもらえるかと思ったのか、何羽もが急いでやって来ました。ユリカモメは、例年よりも少なくなっています。

Dsc09453c Dsc09474c  カモは合計86羽。キンクロハジロが66羽、ハシビロガモが15羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロのオスが1羽。数はほぼ例年並みに増えましたが、ヒドリガモやホシハジロは、やや少なくなっています。

Dsc09713c  本丸跡ではハクセキレイも。貝塚公園ほかでは、少数のヒヨドリや、スズメ、カワラヒワなど。

Dsc09679c_20230123151501  水曜日が江戸橋での非常勤の後期最終日。試験を行いますので、天候が気になってしまうのですが、なるようにしかなりません。

 

20230121美濃街道ウォーキング「多度から石津」(その2)……柚井遺跡、難儀した「ブッシュ・ウォーキング」を経て八幡神社、御鍬神社から願超寺へ

Tado2 1月21日に出かけた美濃街道ウォーキング「多度から石津」の本編その2です。その1では、多度駅をスタートし、空念寺と宇賀神社を回ってきました。その2では、NTN多度製作所の先にある柚井遺跡を眺めた後、「ブッシュ・ウォーキング」を経て、県境を越え、岐阜県海津市へ。海津市南濃町松山あたりで八幡神社、御鍬神社さらに願超寺と回ります。

Img_9156c_20230121184701  スタートから2.2㎞ほど、NTN多度製作所の南で美濃街道は左折します。その先に、柚井(ゆい)遺跡。昭和3(1928)年、耕地整理の際、木簡が出土しています。日本で最初に見つかった木簡です(くわな史跡めぐり)。ほかに、「萬」「福」などの吉祥句を書いた墨書土器も多く、近隣の多度神社及び多度山と関係する祭祀品一括と考えられています。木簡の材質は杉材と思われ、上端と下端に切り込みをもつ典型的な付札木簡で、「櫻樹郷守部春□□□籾一斛」の墨書があるそうです。この向こうの堤防に伊勢国と美濃国の国境を示す石柱があるそうです。「くわな史跡めぐり」によれば、伊勢国側の堤防の中央部に15㎝ほど突き出た石柱があるといいます。江戸時代に堤防の高さをめぐる争いがあり、伊勢国側の堤防の高さを制限する定杭とされます。場所が、わかりにくそうでしたのでパスしてしまいました。

Img_9160c_20230121184701 Img_9164c_20230121184701 柚井遺跡の先にある三叉路で、美濃街道は向かって左の道をたどります。当初、勘違いをして向かって右が美濃街道と思い込んだのですが、前日にGoogleマップを見ていて、勘違いに気づいた次第。左の道に入ってすぐのあたりには、紅梅がたくさん咲いていたりして、いいところだななどと話していました。

Img_9175c_20230122164101  家畜の飼育でも行っていたと思われるところの片隅に、小さな地蔵堂。背後には、飼料を保管していたと思われる大きな容器が残っています。

Img_9180c_20230121184801 Img_9192c  ここまではよかったのですが、この先でとんでもない事態が待ち受けていました(爆)。勝手に同級生K氏を登場させましたが、「ブッシュ・ウォーキング」でした。200mあまりでしたが、最近はほとんど人が通っていないような印象。右はここを通り抜けたあと、振り返ってみた写真。トゲのあるつる性の植物も多くて、まさに難儀しました。

Bush1c Bush2c  そういえば、Googleのストリート・ビューを見たとき、こんな画像が載っていました。左の画像は、2021年12月とあり、しばらく前だから大丈夫かと思ってしまったのです(これ、「正常性バイアス」の一種だったかも知れません)。右の画像は、その先のあたり。ただし、こちらは2013年1月の画像でした。2021年にはこの先、ストリート・ビューの撮影ができなかったということなのでしょう。丁寧に確認しておけばよかった。

Img_9229c_20230121184801 Img_9246c_20230121184901  ブッシュを乗り越え、スタートから3㎞を過ぎると、三重・岐阜県境を越えます。この先、標高数mくらいから40mほどを登る、かなりキツい坂みちになります。その途中に八幡神社。ご祭神は、応神天皇。創立は不詳であるものの、300年以上前と考えられています。1時間半ほど歩いてきましたので、ここで20分ほど小休止。境内には、五穀神社と、山神神社があります。ちなみにこの八幡神社あたりで、標高は36m(キョリ測による)。

Img_9268c_20230122170801  八幡神社のすぐ裏手で美濃街道は右折し、もう少し登っていきます。この写真のあたりが、この日の最高地点。標高45mほどのところ。東側(向かって右)は、なだらかな斜面になっていて、眺望がよく利きました。西側(向かって左)は、養老の山並み。多度山の北側になります。

Img_9261c_20230121184901 Img_9264c_20230121184901  東を眺めた写真。かなりズームアップしてとっていますが、左の写真の中央には、木曽御嶽山が見えます。右は、名古屋方面。名駅前の高層ビル群などがよく見えています。

Img_9273c_20230122171101 Img_9277c_20230122171101  同じあたりから広角21mmで撮ると、こんな景色が見えます。揖斐川、長良川から濃尾平野が一望できるのです。

Img_9304c_20230122171301 Img_9293c_20230121184801  さらに進み、スタートから4㎞を過ぎたところに御鍬神社。鳥居は、神社から東に下ったところにあります。元は、松山村下組の氏神だったのですが、ここのすぐ北にある諏訪神社が創立されたときに創立されたといいます。

Img_9287c_20230121184801  社頭には、この写真のような由来が書かれた案内板がありました(下記の引用の通り)。神亀元(724)年、聖武天皇が養老に行幸されたとき、天皇の御後にが安産なさったことに由来するといいます。この神亀元年に聖武天皇は、元正天皇から譲られて即位し、天平感宝元(749)年、娘の阿倍内親王(のちの孝謙天皇)に譲位するまで26年間在位。聖武天皇は、天平12(740)年10月に伊勢へ行幸。11月に美濃国多度山の美泉をご覧になり、不破郡の宮処寺・曳常泉・美濃国府・不破関を巡幸されたといいますが、神亀元年に美濃国に行幸されたかどうか、私が調べた限りでは不明。ちなみに、元正天皇は、霊亀3(717)年9月、近江国を経て美濃国当耆郡(多芸郡)にいたり、多度山の美泉を見、駕に随う国司らに物を与え、不破・当耆・方県・務義諸郡の百姓に減税などの恩恵を施した。同年11月には詔勅を出し、この多度山の美泉について、病が癒えるなどの効験が大きく、これは大瑞であると述べ、養老への改元を布告しています。

 さらに、下記の引用中、「御後」ということばがあります。これもよく分かりません。「後(あと)」を調べると、コトバンクに「後妻。のちぞい」という意味が載っています(精選版 日本国語大辞典)。聖武天皇は藤原不比等の娘光明子を妃としたこと、また、県犬養広刀自を夫人としたことが「朝日歴史人名辞典」に載っていますが、よく分かりません。聖武天皇が神亀元年に養老に巡行されたかなどについて詳しい方がいらっしゃれば、ぜひともご教示くださるようお願いいたします。

 奈良朝時代(紀元724年)神亀元年第45代聖武天皇が、養老の霊泉へ行幸の途路、天皇の御後がこの地に於いて安産なされた。

 (旧暦8月12日)このとき湯をいやために御後が鍬にて泉を掘られ召し上がられたるところ、神秘的に母乳が豊となり慈後の、お肥立ちも健やかなるを拝し付近住人、その鍬を拝領し御霊として、御鍬神社を興し信仰を高めた、その御神徳は、古くより五穀豊穣家内安全の、乳神様として、その霊験灼かなることが知られ遠近をとわず母乳不足の婦人が参詣されるようになり、以来氏子と崇敬し居る社なり、ほかに同境内に八幡神社、及び山の神社も併せてお祭りされ、春夏秋冬を通して、郷土一帯の山川を治め賜ふ御社として鎮座されてゐる。

Img_9331c_20230121184801Img_9317c_20230121184801  御鍬神社から東へ下ったところに松壽山願超寺。真宗大谷派のお寺。ここもいろいろとネットで調べたものの、詳しいことは分かりませんでした。

Img_9320c_20230121184801  このお寺にも見事なロウバイが咲いていました。この日歩いたコースのあちこちでロウバイが咲いていました。この寒い時期、花が少ないので、ロウバイの花は目を楽しませてくれます。

Img_9308c_20230123072501  願超寺付近で見た民家の石積み。さほど大きくない石を丁寧に積んであります。コンクリートやモルタルなどはほとんど使ってありませんので、かなり昔のものと思われます。ここまで、傾斜地に建つお宅や、ミカン畑など、こうした石積みがあちこちで見られました。願超寺から東に進み、山除川沿いを歩いて行きますが、それは、その3にてということで、その2はここまで。

2023年1月22日 (日)

20230121美濃街道ウォーキング「多度から石津」(その1)……多度駅をスタートし、空念寺と宇賀神社へ【空念寺について追記(1/29)】

 1月21日に行ってきた美濃街道ウォーキング「多度から石津」の本編その1です。一般に美濃街道とは、尾張の東海道宮宿と美濃の中山道垂井宿をつなぐ脇街道のことをいいますが(こちらは「美濃路」とも呼ばれています)、江戸時代には、桑名から長良川に沿って美濃へと通じる街道を美濃街道と呼んでいました。美濃街道は、すでに桑名から多度までは歩きましたが、その先は未踏(2021年2月27日:20210227勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道再び(川口町~下深谷)」(完)、2021年3月14日:20210314勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道再び(下深谷~多度)」(完))。同級生K氏と話し合い、今年は、美濃街道で養老まで行き、そこから養老街道、美濃路を経て大垣まで歩こうということになり、今日がその第1回。桑名市多度町から海津市石津町までを歩いてきました。今回は、その予告編。なお、美濃街道は、美濃国では伊勢街道あるいは桑名街道と呼ばれたようです。

Tado0  こちらは歩いたコースの全体図。養老鉄道多度駅から石津駅まで、現地で歩いたのは、7.8㎞ほど。多度川にかかるみどり橋まではこれまでに歩きましたから、ここが実際にはスタート地点。空念寺、宇賀神社、柚井遺跡、八幡神社、御鍬神社、願超寺から山除川沿いを北上。子安・延命地蔵尊、天白神社と周り、石津駅の手前で杉生神社に立ち寄ってゴール。

Img_9026c_20230121184601 Img_9015c_20230122062701  桑名駅を8時45分に出る大垣行きに乗車。今日のスタートである養老鉄道多度駅には、8時58分着。¥310。そういえば同級生K氏が最初に近鉄ハイキングに行ったのは、この駅から細川酒造を訪ねるハイキングでした(2020年1月26日:20200126近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 細川酒造の銘酒『上げ馬』と多度大社・追儺祭」へ……祝ご当選!でめでたく「完」)。

Tado1  詳しいコースマップその1。多度駅の来たから小山の尾津神社の前を経てみどり橋へ。もちろん江戸時代には、橋はかかっていません。ここまで前回(2021年3月14日)、来ていますので、ここがこの日の実際のスタート地点。橋を渡って養老鉄道の高架をくぐって空念寺。西に向かい、いったん美濃街道からはずれ、宇賀神社にお参り。街道に戻って北上。NTN多度製作所の先で美濃街道は左折していきます。

Img_9042c_20230121184701 Img_9045c_20230121184701  多度川にかかるみどり橋です。三重県では「みえの歴史街道」というサイトがあり、県内の街道についての詳しい情報があります。多度までは美濃街道の詳しい情報がありますが、多度から先はいろいろと調べたものの、美濃街道についての情報はネットではあまり載っていません。岐阜県に入ってからのルートを特定するのにもかなり苦労しました。また、たとえば「美濃街道(美濃国での伊勢街道)を歩いた」というブログにも行き当たりませんでした。その意味では、美濃街道(伊勢街道)を歩くのは、かなりオリジナリティが高いかも知れません。

Img_9075c_20230122064101 Img_9072c  養老鉄道の高架をくぐって空念寺に向かうところにこのような立派な長屋門のあるお宅がありました。前回の美濃街道ウォーキングで見てきた西田家住宅に似た作りのお屋敷です(2021年3月14日:20210314勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道再び(下深谷~多度)」(完))。西田家は、戸津村の庄屋を代々世襲されたお宅です。こちらもそういうお宅かと思うのですが、詳細は不明。多度町内、あちこちのお宅でロウバイがよく咲いていました。

Img_9096c_20230121184701 Img_9089c_20230121184701  般若山空念寺。真宗大谷派のお寺。元来は天台宗の聖徳山空然寺として多度山中にあったという伝承を持つといいます。山中より当地に下りて後、顕如上人により浄土真宗に改宗して現在に続いています。本堂余間に蓮如上人の木像を奉安しています。また、外陣狭間には中国の二十四孝(24の孝行話)の故事を題材にした装飾彫刻(江戸時代)を掲げるそうです。

Img_9093  空念寺で目を引いたのは、本堂に向かって右手にある建物(書院でしょうか)の2階部分。左の写真で中央に写っています。花頭窓(火灯窓とも)があります。長島の願證寺(真宗本願寺派)でも同じものを見ています(2022年12月26日:20221223長島ウォーキング(本編その2)……正敬寺、花林院、善明寺、蓮生寺、明治の東海道道標、又木神明社、願證寺、深行寺から水辺のやすらぎパーク・旧久我屋敷へ)。

Img_9099  空念寺の先で美濃街道は右折して、北に向かいます。そこに宇賀神社の一の鳥居。ここは、多度山への登山口の一つにもなっています。オレンジ色の看板に「入り口 多度山上公園/自然教室・水郷展望ハイキングコース」と大書されています。一昨年10月、多度山に登ったときも、ここから入って行きました(2020年10月14日:20201014勝手に養老鉄道ハイキング「多度山に登ろう」)。

Img_9131c_20230121184701 一の鳥居から西へ200mほど行くと、宇賀神社があります。美濃街道からは少しはずれますが、立ち寄っていきます。元々は、有力者を祀っていたのが、後に農耕神として宇迦之御魂神を祀るようになったといわれています。正面にはシイの巨木群があります。主祭神は、宇賀御魂神。相殿神は、大山津見神火之迦具土神、火之夜芸速男神、火之炫毘古神(以上の2神は、火之迦具土神に同じ)、表筒男神、中筒男神、底筒男神(以上の3神は、いわゆる住吉大神)、大己貴命少彦名命。住吉大神が祀られているということは、このあたり、昔は舟運で栄えたのかも知れません。

Img_9109c_20230121184701  古くは「天田社」といい、天田はあがたの訛ではないかとされています。「県の神」として農耕神を祀り五穀豊熟を祈つた社ではなかったかと推測されるのです。延喜式内社で明治43(1910)年、境内、区内の神々を合祀し、現在の宇賀神社となっています。大正年間に村社より郷社に昇格したのですが、遠く、仁寿元(851)年すでに神階正六位に叙せられています。農事、山と火の安全、舟便、医薬の神として崇められているといいます。地元では、「椎の宮さん」と呼ばれているそうです。

Img_9109c_20230122072801 Img_9121c_20230122072801  ちなみに、正面にシイの巨木群があります。拝殿の前にも、ご覧のように巨木が立っています。教育委員会による「シイの巨樹からなる宇賀神社の森」という説明板もありました。

Img_9135c_20230121184701 Img_9140c_20230121184701  宇賀神社の近くで、白梅が咲き始めていました。日当たりのよいところです。右の写真は、宇賀神社から美濃街道に戻ったあたり。これからこの北の方角に歩いて行きます。その1は、ここまで。その2は、柚井遺跡から。

【追記(1/29)】空念寺で興味を持った建物(書院?の2階部分)は、形としては、太鼓楼に似ています。真宗系のお寺にはよくあるそうです。

ジョウビタキ&ツグミ・デー

Dsc07171c  朝は氷点下になりました。いつも通り、7時半に散歩に出たのですが、その頃からしばらくは曇りがちで、冷えました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と回って、6.9㎞。鳥はそれなりにいたのですが、散歩友達にはほとんど出会わず、2時間半で帰宅。

Dsc07300c Dsc07293c  揖斐川には、ヒドリガモの群れ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリなどがいましたが、いずれも遠い上に、曇っていて、写真はありません。七里の渡し跡まで来たら、ヒドリガモが1ペアと、コガモが3羽、上陸して休んでいました。ほかには、オオバンガモ2羽。柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが5羽。

Dsc07388c Dsc07459c  九華公園では、北門を入った堀に、まずはコサギが1羽。すぐ近くの木には、ゴイサギも1羽。ゴイサギは、ここにいなければ、中橋へ見に行こうと思っていたので、ラッキー。

Dsc07448c Dsc07452c_20230122152801  さらにコガモのペアもやって来て、エサをついばんでいました。コガモはたまに九華公園の堀にやって来ますが、二の丸堀や吉之丸堀など、広い堀には来ず、ここ鎮国守国神社の社務所裏の堀にいることがよくあります。

Dsc07648c Dsc07708c  奥平屋敷跡では、ビンズイ。4羽がいました。九華公園には、いったんやって来てから、一時見なくなっていましたが、居着いたのかも知れません。

Dsc07745c_20230122152801 Dsc07544c_20230122152801  ビンズイの近くには、ジョウビタキのオス。ハクセキレイは、今日は1羽だけで来ていました。いつもはペアで行動しているのに、珍しい。

Dsc07836c_20230122152801  ほかには、ツグミ。今日は、ほかでも地上に降りてエサを探しているところを見ました。最近になってようやく降りてくるようになりました。シロハラも見かけたのですが、枝かぶりの後ろ姿の写真しか撮れずじまい。

Dsc07890c_20230122152801 Dsc07923c  ヒヨドリたち、いよいよ食べるものがなくなってきたようで、今日は、地上に降りてきて、センダンの実が落ちたのを拾って食べたりしているのを見かけました。写真は、奥平屋敷跡にあるステージの上にて。ちなみに、普段から比べると、ヒヨドリの数は、激減。

Dsc08297c Dsc08413c  本丸跡では、シメが地上でエサを拾っていました。ツグミも近くにいたのですが、ツグミには逃げられました。本丸跡でも、ジョウビタキのオスが出て来ました。

Dsc08224c  アオサギさんは、今日も辰巳櫓跡の松の木の上にいました。今日は、全身が割とがよく見える位置に止まっていました。碑によって、止まっている位置が微妙に異なります。気分によるのでしょうか。

Dsc08158c Dsc07569c_20230122152801  カモは、今日は合計91羽と、今シーズン最多をカウント。キンクロハジロが66羽、ハシビロガモが18羽(左の写真はオス)、ヒドリガモが2ペア(右の写真)、ホシハジロのオスが1羽にメスが2羽。

Dsc08495c  ユリカモメは、10羽のみ。たまに1羽が、堀の上空を飛ぶくらいで、野球場のフェンスでお休みというか、待機というか。このあと貝塚公園では、ウグイスの鳴き声が聞かれました。シロハラやメジロも見たものの、しゃしんはとれず。

Dsc08610c_20230122152701 Dsc08730c  内堀公園では、ジョウビタキのオス。しばらく近くを移動し、遊んでもらった感じ。さらに、拙宅前の住吉入江まで戻ってきたら、ここでもツグミが登場。

Dsc08638c_20230122160001  今週は強い寒気が襲来し、平野部でも雪の降る可能性があるといわれます。先週半ば頃の予報では、今週の火曜から木曜まで、三重県北中部でも大雪ということでしたが、今日は、水曜に曇りときどき雪というくらいの予報になっています。その水曜日は、江戸橋での非常勤の授業の試験。荒れた天気にならないことを願っています。写真は、常信寺の紅梅。

2023年1月21日 (土)

20230121美濃街道ウォーキング「多度から石津」(予告編)

 気温は8.7℃と低く、風も強かったものの、天候には恵まれましたので、予定通り、美濃街道ウォーキング(多度~石津)に行ってきました。一般に美濃街道とは、尾張の東海道宮宿と美濃の中山道垂井宿をつなぐ脇街道のことをいいますが(こちらは「美濃路」とも呼ばれています)、江戸時代には、桑名から長良川に沿って美濃へと通じる街道を美濃街道と呼んでいました。美濃街道は、すでに桑名から多度までは歩きましたが、その先は未踏。同級生K氏と話し合い、今年は、美濃街道から養老街道、美濃路を経て大垣まで歩こうということになり、今日がその第1回。桑名市多度町から海津市石津町までを歩いてきました。今回は、その予告編。なお、美濃街道は、美濃国では伊勢街道あるいは桑名街道と呼ばれたようです。

Tado0  こちらが今日歩いたコース。養老鉄道多度駅から石津駅まで、現地で歩いたのは、7.8㎞ほど。多度川にかかるみどり橋まではこれまでに歩きましたから、ここが実際にはスタート地点。空念寺、宇賀神社、柚井遺跡、八幡神社、御鍬神社、願超寺から山除川沿いを北上。子安・延命地蔵尊、天白神社と周り、石津駅の手前で杉生神社に立ち寄ってゴール。

Img_9026c_20230121184601  桑名駅を8時45分に出る大垣行きに乗車。今日のスタートである養老鉄道多度駅には、8時58分着。¥310。そういえば同級生K氏が最初に近鉄ハイキングに行ったのは、この駅から細川酒造を訪ねるハイキングでした(2020年1月26日:20200126近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 細川酒造の銘酒『上げ馬』と多度大社・追儺祭」へ……祝ご当選!でめでたく「完」)。

Img_9042c_20230121184701 Img_9045c_20230121184701  多度川にかかるみどり橋です。以前、桑名から多度まで美濃街道を歩いたときのゴールがここでした。三重県では「みえの歴史街道」というサイトがあり、県内の街道についての詳しい情報があります。多度までは美濃街道の詳しい情報がありますが、多度から先はいろいろと調べたものの、美濃街道についての情報はネットではあまり載っていません。「美濃街道(美濃国での伊勢街道)を歩いた」というブログにも行き当たりませんでした。

Img_9089c_20230121184701 Img_9096c_20230121184701  多度川を越えてまずは、般若山空念寺。真宗大谷派のお寺。元来は天台宗の聖徳山空然寺として多度山中にあったという伝承を持つといいます。山中より当地に下りて後、浄土真宗に改宗して現在に続いています。本堂余間に蓮如上人の木像を奉安しています。また、外陣狭間には中国の二十四孝(24の孝行話)の故事を題材にした装飾彫刻(江戸時代)を掲げるそうですが、それは見られません。

Img_9131c_20230121184701 Img_9109c_20230121184701  空念寺の西には宇賀神社。多度山登山口に位置します。2020年に多度山に登ったとき、参拝しています(2020年10月14日:20201014勝手に養老鉄道ハイキング「多度山に登ろう」)。創祀並に由緒については不詳。式内社。濃尾平野を見下ろすあたりにあります。主祭神は、宇賀御魂神。相殿神は、大山津見神、火之迦具土神、火之夜芸速男神、火之炫毘古神(以上の2神は、火之迦具土神に同じ)、表筒男神、中筒男神、底筒男神(以上の3神は、いわゆる住吉大神)、大己貴命、少彦名命。正面にシイの巨木群があります。

Img_9135c_20230121184701 Img_9140c_20230121184701  宇賀神社の東で、白梅が咲いていました。日当たりのよいところ。右の写真は、宇賀神社から美濃街道に戻ったあたり。これからこの方角に歩いて行きます。

Img_9156c_20230121184701  NTNの多度製作所の先に柚井遺跡。昭和3(1928)年耕地整理の際、木簡が出土しています。確か日本で最初に見つかった木簡だったと思います「萬」「福」などの吉祥句を書いた墨書土器も多く、近隣の多度神社及び多度山と関係する祭祀品一括と考えられています。材質は杉材と思われ、上端と下端に切り込みをもつ典型的な付札木簡で、「櫻樹郷守部春□□□籾一斛」の墨書あるそうです。この向こうに伊勢国と美濃国の国境を示す石柱があるそうですが、わかりにくそうなのでパス。

Img_9160c_20230121184701 Img_9164c_20230121184701  この先で道が二股に分かれています。向かって左が美濃街道。グーグルのストリートビューで予習したとき、細い道でけっこう雑草が繁っているのを見たのですが、何とか行けそうでしたのでそちらに進みます。すぐのところには紅梅も咲いていて、気楽に歩いていたのですが……。

Img_9180c_20230121184801 Img_9192c  その先で、とんでもないことに(爆)。勝手に同級生K氏を登場させましたが、「ブッシュ・ウォーキング」でした。200mあまりでしたが、最近はほとんど人が通っていないような印象でした。右はここを通り抜けたあと、振り返ってみた写真。トゲのあるつる性の植物も多くて、まさに難儀しました。

Img_9229c_20230121184801 Img_9246c_20230121184901  柚井遺跡の先で県境を越え、岐阜県に入ります。岐阜に入ってすぐ、八幡神社。ご祭神は、応神天皇。創立は不詳であるものの、300年以上前と考えられています。ここで小休止。

Img_9261c_20230121184901 Img_9264c_20230121184901  八幡神社から坂道を上り、本日の最高地点を過ぎると、御鍬神社に至るのですが、そこから東の眺望が素晴らしい。今日の最高地点で、「キョリ測」によれば、標高約45mほど。木曽御嶽山や、名古屋駅前の高層ビル群がよく見えます。

Img_9287c_20230121184801  御鍬神社です。Img_9284c_20230121184801 元は、松山村下組の氏神だったのですが、ここのすぐ北にある諏訪神社が創立されたときに創立されたといいます。右の写真にあるように、神亀元(724)年、聖武天皇が養老に行幸されたとき、天皇の御後にが安産なさったことに由来するといいます(ただし、聖武天皇が養老に行幸されたのが史実かどうかは、不明)。本編を書くまでにもう少し調べることにします。

Img_9317c_20230121184801 Img_9331c_20230121184801  御鍬神社から東に下ると、松壽山願超寺。真宗大谷派のお寺。ここもいろいろとネットで調べたものの、詳しいことは分かりませんでした。

Img_9320c_20230121184801  願超寺の境内に咲いていたロウバイ。今日歩いたコースのあちこちでロウバイが咲いていました。この寒い時期、花が少ないので、ロウバイの花は目を楽しませてくれます。

Img_9335c_20230121184901 Img_9368c_20230121184901  願超寺からすぐに山除川沿いに進みます。なんと読むのかと思ったら、途中、右のような看板があり、「やまよけがわ」と判明。先ほど触れた諏訪神社に大楠があったのですが、通り過ぎてしまい、戻るとしたら500m。ちょっとなぁということで、断念。

Img_9343c_20230121202701  養老鉄道美濃松山駅の西を通って、地蔵尊。「子安・延命地蔵尊」とあります。傍らに「四国第十九番札所立江寺延命・子安地蔵尊」という石碑が建っています。立江寺は、四国八十八箇所巡りの19番札所。ここから勧請したものなのだろうと思います。

Img_9400c_20230121184901  山除川は、ところどころで護岸が昔のままの土でした。いい感じです。川には、カルガモ、キンクロハジロ、オカヨシガモなどたくさんのカモがあちこちにいましたし、同級生K氏はカワセミが飛んでいたといいます。

Img_9375c_20230121184901 Img_9393c_20230121184901  6㎞を過ぎて、天白神社。ご祭神は、天白神。創立は不詳ですが、社殿にある棟札には「宝永4(1707)年6月22日奉造営天白大明神」とあり、これ以前に創立されたと考えられます。一説には、三重県員弁郡藤原から遷したといいます。

Img_9410c Img_9414c_20230121203701  この先で国道258号線を横断します。太田交差点。その手前に左の標識。桑名からは16㎞、大垣までは23㎞。大垣までも、けっこう近いなというのが、この標識を見たときの印象。

Img_9431c_20230121184901 Img_9453c_20230121184901  石津駅の手前に杉生(すぎお)神社。御祭神は、須佐之男命。創建年月は不詳ですが、この郷は元多芸郡河戸庄太田郷と称し、建久元(1190)年当時上野河戸に居を構えた平家の士河戸七郎が社殿を造営したといいます。

Img_9478c_20230121184901  境内には摂社末社もいくつかありました。こちらは、「柑橘翁伊藤東太夫碑」。明治10(1877)年、みかん苗木200本余りを和歌山より購入し、南濃みかん栽培の基礎を作ったのが、伊藤東太夫で、その業績を讃える石碑。大正9(1920年)地元有志により、杉生神社境内に建立されたものです。

Img_9515c_20230121184901  境内にはケヤキの大木があり、ご神木になっています。岐阜県天然記念物にも指定されています。樹齢800年以上といい、樹高約25m、根元幹周囲約6.2m。余談ですが、杉生神社にお参りするには、養老鉄道の踏切を渡っていかなければなりません。養老鉄道沿線の寺社には、こういうところがたくさんあります。寺社があるところに鉄道を後から通したということです。

Img_9556c_20230121205001 Img_9527c_20230121185001  養老鉄道石津駅には12時半少し前にゴール。多度駅からは2駅。7.8㎞を3時間あまりで歩いた計算(途中、八幡神社で小休止しましたから)。12時34分発の桑名行き普通に乗車。桑名には、12時58分着。¥420。

Img_9578c_20230121185001 Dsc_6985c  今日は途中、食堂も、コンビニも1軒もないルートでした。昼食は、桑名に着いてから。何回か行った目利きの銀次に行こうと思ったら、営業していません。そこで、桑名一番街にあるエンシュウヤで、日替わりランチ。¥750。

Screenshot_20230121141025c  Google Fitによる今日のトータルの歩行距離と歩数。11.9㎞は、過大評価のような気もします。歩数は、18,773歩ですが、「からだメイト」で見ると20,000歩を超えていました。今日のハイライトは、「ブッシュ・ウォーキング」だなぁと同級生K氏と話していました。本編はまたボチボチ書きます。

 

 

2023年1月20日 (金)

ビンズイにシロハラ……余談は九華公園のスタンプ

Dsc06215c_20230120143101  朝は冷えましたが、日中は13℃を超え、大寒とは思えない暖かさです。しかし、来週は極寒になるといいますから、油断してはなりません。今朝もいつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、常信寺、御坊さんと5.6㎞。ちょっと短かったのですが、あちこちで鳥に引っかかって、時間がかかったのです。3時間あまりの散歩。

Dsc06292c  揖斐川は、今日も川面が静かで、カンムリカイツブリが5羽ほど見られました。七里の渡し跡では、コガモが5羽上陸してお休み中。オオバンも2羽。三の丸公園では、電線にツグミが止まっています。コミュニティパーク西の堀にはキンクロハジロが3羽。ほぼいつもの光景ですが、ヒヨドリやムクドリは、普段の賑やかさからすると、ほとんどいないも同然。食べるものがなくて、困っているのでしょう。

Dsc06417c_20230120143101 Dsc06424c_20230120143201  九華公園には7時50分に到着。北門を入ってすぐの堀にコサギが1羽降りていました。さらに、鎮国守国神社の社務所裏の木にもう1羽のコサギ。その木には、ゴイサギ、ホシゴイたちもいます。

Dsc06461c_20230120143201 Dsc06488c  ここにいたのは、ゴイサギが計3羽にホシゴイが1羽。先日も、ここにホシゴイがいましたし、その前にはゴイサギ&ホシゴイが7羽もいました。中橋あたりにたくさんいるのですが、ここにもときどきいるようになっています。

Dsc06530c_20230120143201 Dsc06579c_20230120143201  奥平屋敷跡では、ツグミがときどき出て来ました。ただし、地上には降りてきません。シメも姿を現したのですが、残念ながら、証拠写真以下の写真で、割愛。メジロやカワラヒワも姿を現すものの、食べ物がないためか、すぐに他所へ移動してしまいます。諦めて次へ移動しようとしたら、花菖蒲園にビンズイが2羽。

Dsc06680c_20230120143201 Dsc06718c_20230120145701  こちらのカワラヒワは二の丸跡にて。先日も書きましたが、カワラヒワはこのところ、ペアで行動しています。アオサギさんは、いつものように、辰巳櫓跡の松の木に。よほどお気に入りの場所のようです。

Dsc06686c Dsc06692c_20230120143201  カモたち、今日は合計、63羽。キンクロハジロが41羽、ハシビロガモが15羽、ホシハジロはオス、メス(右の写真)とも1羽、ヒドリガモは2ペア。

Dsc06736c Dsc06764c_20230120143201  ユリカモメ、今日は少なく4羽のみ。野球場のライト側フェンスあたりにいます。そこに、コサギも1羽。本丸跡でウグイスの鳴き声がしたのですが、姿は見えず。

Dsc06787c_20230120143301 Dsc06820c_20230120143301  貝塚公園でも、ヒヨドリ、ムクドリはほとんどいません。ツグミを2羽ほど見たものの、いずれも樹上。メジロも2羽。ほかにいたのは、カワラヒワ。

Dsc06910c  内堀公園に向かおうと思ったら、シロハラの鳴き声が聞こえてきました。かなり追いかけて、ようやくこのショット。シロハラをこれくらいきちんと取れたのは、今シーズン初めてと思います。

Dsc06998c  内堀公園では、ジョウビタキのオス。口から、種か何かでしょうか、ペッと吐き出したところ。ほかには、ヒヨドリ、ツグミ、スズメ。

Dsc07034c_20230120143301 Dsc07099c_20230120143301  紅梅の様子を見るために寺町にある常信寺に立ち寄ってきました。チラホラという感じ。ミツマタの花も咲き始めていました(右の写真)。去年より1ヶ月くらい早いので、驚き(2022年2月28日:今シーズン初の「ウメジロウ」……春の陽気で、ミツマタの花も咲きかけています)。

Dsc07119c_20230120143301 Dsc07138c  拙宅近くの住吉入江まで戻ってきたら、オオバンが2羽。水草を食べています。そばにあるソメイヨシノの木には、カワラヒワのペア。

Dsc06510c  余談。九華公園にご覧のようなスタンプが置かれていました。個人的には、「ようやくできたか」と思います。というのも、ときどき前管理人として登場するOさんが現役の頃、スタンプの原稿を作ってしかるべきところに作成するよう話をしたものの、なしのつぶてであったと聞いているのです。デザインは市の花である花菖蒲でしょうが、そうであれば黒インクではなく、紫の方がよいような気がします。明日は、美濃街道ウォーキングに出かける予定。明日は、まださほど寒くはなさそうです。

2023年1月19日 (木)

20230119町屋川遠征……タヒバリを見て鳥図鑑+1

Dsc04956c Dsc_6980c  今日は、こちらへ。今シーズン初めての町屋川への遠征です。桑名駅前を9時10分に出る日の出橋行きの三交バスで、終点の日の出橋まで。9時半に到着、¥350。天気予報では、暖かく、風も弱いということでしたし、四日市港潮汐表では、9時57分が干潮という好条件。これを逃す手はない、という次第です。実際、最高気温は12.6℃。川沿いでもまったく寒くはありませんでした。

Dsc04647c  まず、日の出橋を途中まで行ってみたら、すごい光景。ダイサギさんたちが、大集会。向こうに見えているのは、国道23号線の町屋大橋ですが、その先にも集まっています。写真の範囲外にもいて、合計50羽を超えるくらいのダイサギがいました。

Dsc04720c_20230119175501 Dsc04808c  このあと、町屋川左岸を下っていきます。まずは、マガモ。かなりたくさんいました。堤防の上にハクセキレイ。すぐ近くにいて、逃げませんでした。

Dsc04833cDsc05368c  中州の向こうにセグロカモメ。このあたり、川幅は230mほど。けっこう遠いので、こんなもの。今日もっともたくさんいたのは、ヒドリガモたち(右の写真)。

Dsc05139c Dsc05600c  イソシギもあちこちで見ました。移動していたので、実数は2羽くらいかも知れません。お尻フリフリをしながら、エサをついばんでいました。

Img_8782c_20230119175501 Dsc05182c  伊勢湾岸道の橋をくぐった先に大きな流木があります。ここによくミサゴがいますが、今日は2羽。この写真は、超望遠コンデジ(Canon Powershot sx60hs)にて。ミサゴを見て、日の出橋方面に戻ります。

Img_8822c_20230119175401 Dsc05425c_20230119175401  ホシハジロもいました。数はさほど多くはありません。さらに、オカヨシガモ。こちらも、あちこちにいました。

Dsc05575c_20230119182801  そして、こちらは「鳥図鑑+1」です。タヒバリ。鳥図鑑は、113種類になるはず(微笑)。

Dsc05667c_20230119175401 Dsc05694c_20230119175401  カンムリカイツブリは少なく、2羽。マガモをもう一度。マガモはかなりいました。

Dsc05729c_20230119175401  こちらは、オナガガモ。体長40㎝くらいの大型で、尾がシュッとしていて、カッコいい。

Img_8871c  アオサギは2羽見ました。これも超望遠コンデジ(Canon Powershot sx60hs)にて。

Dsc05786c  こちらもセグロカモメですが、最終的には2羽を確認。ただ、これも遠い。歩いている途中、ほかにも猛禽類が飛ぶのを見ましたが、気づくのが遅く、写真は撮れず。比較的小型で、オオタカやハイタカのような形でした。

Dsc05880c_20230119175401 Dsc05982c  日の出橋まで戻ってきました。橋を川越町川まで渡って、中州や右岸側にいる鳥を見てきます。左の写真は、オオジュリン。全長18cm。ホオジロの仲間。オスは、夏には頭部と喉が黒くなります。川越町側でオオバン。オオバンは桑名側にもいました。

Dsc05999c_20230119175401 Dsc06011c_20230119175401  さらに、カルガモ。カルガモは、伊勢湾岸道まで往復する途中でも、あちこちで見ています。右は、ダイサギ。日の出橋の上流側にいました。ここに来たときにはダイサギが50羽以上いましたが、1時間半くらい経っていますからさすがにもうそれだけはいません。

Dsc06059c_20230119175301 日の出橋を往復して桑名の方に戻っている途中、ダイサギ2羽が飛んでいました。次のバスまで(最近、昼間の桑名~日の出橋のバスは、2時間に1本しかなくなっています)30分くらいあり、国道23号線の方へ往復したり、萱町神明社の境内で時間を潰したり(苦笑)。日の出橋を11時44分発の桑名駅前行きで帰ってきました。桑名駅には12時過ぎに到着。いやぁ、なかなか充実した町屋川遠征でした。

Dsc06198c_20230119175301  余談。桑名市長島町で不発弾が発見され、2月5日(日)10時からに処理作業が行われます(こちら)。不発弾が発見されたのは、伊勢大橋東詰交差点の南。私がいつも、長良川河口堰に行くときに通るあたり。桑名側でも、伊勢大橋に向かう道路には、このような看板があちこちに立てられています。

2023年1月18日 (水)

江戸橋での非常勤も14回目を無事終了、来週は試験……【加賀乙彦さんご逝去について追記しました(1/19)】

Dscn5784c  水曜日、江戸橋での非常勤の授業の第14回目でした。今日で講義そのものは、終了。来週は、いよいよ後期試験となりました。気を抜かず、試験まで無事に終えて、責任を果たしたいと思っています。今日は、出席率も89%と過去最高に匹敵。今日は気温は13℃を超えていますが、北風が寒くて身にしみます。来週は、今日よりも一段と寒くなるという予報。学生諸君も、私も体調に気をつけて試験に臨みたいもの。

Dscn5785c  Dscn5787c 今日も、帰りは志登茂川へ。四日市港では、8時41分が干潮、満潮は14時6分というコンディション。ちょっとどうかなとは思ったのですが、カモはかなりの数がいました。左の写真は、上流方向。右の写真は、おぼろタオルから堤防に上がった、近くにいたカモたち。ヒドリガモが多かったのですが、ホシハジロや、オナガガモが見えます。

Dscn5813c  上流の遠くには、アオサギと、ダイサギ(おそらく)、オナガガモなどが堤防の下に上がっているのが見えます。

Dscn5793c Dscn5811c  こちらは下流側。私が、江戸橋駅に向かって歩く、右岸の堤防下には、たくさんのカモが上陸してきています。右の写真では、ヒドリガモが大半ですが、オナガガモもいます。

Dscn5815c  別のところでは、コガモが集まっています。Dscn5809cまた、オナガガモが多いところもあります。

Dscn5818c  左岸の方にはセグロカモメかと思えるカモメもいました。ほかには、カイツブリ、キンクロハジロ、オオバンなども。

Dscn5823c  帰宅後はいつものように昼食を摂って、出欠確認を済ませ、一休みしたところです。これから、例によって、Q&Aに着手します。非常勤講師控え室で、同じ時間に教えておられる先生と、「いよいよ来週は試験で、後期も終わりますが、ホッとするのと、寂しい気がするのと両方ですね」といった話をしていました。

【追記(1/19)】 加賀乙彦さんが亡くなられたというニュースがありました(こちら)。世間では、作家として有名と思いますが、私自身には、精神科医・小木貞孝(こぎさだたか)さんのイメージの方が強くあります。東京大学を卒業。東京大学脳研究所を経て、昭和40(1965)年に東京医科歯科大学犯罪心理学研究室助教授、昭和44(1969)年~54(1979)年には上智大学文学部教授を務めていらっしゃいます。メルロ・ポンティの「知覚の現象学1」の訳者であり、「死刑囚と無期囚の心理」の著者です。これらの本は、学生・院生時代に読んだものです。

2023年1月17日 (火)

常信寺で紅梅がほころんできました

Dsc04515c  寺町にある常信寺では、紅梅がほころんできました。先日も見に行って、もう少しかなと思ったら、今日午前中に2輪ほどが咲いていたのです。去年は2月に入ってからでしたので、かなり早い開花です(2022年2月8日:紅梅が咲き始めました……九華公園にホシハジロのオスがカムバック)。散歩は、7時半から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、八間通郵便局と6.4㎞。

Dsc03391c Dsc03384c  住吉入江には、今日もキンクロハジロのオス1羽と、オオバンが1羽。ただし、諸戸氏庭園や、その南の桜並木、桑名七里の渡し公園あたりでは、あまり鳥を見かけなくなりました。ヒヨドリが少しいるくらい。12月半ばくらいまでは、桜並木にヤマガラが出て来たのですが、最近はサッパリです。

Dsc03426c_20230117150001 Dsc03594c_20230117150001  揖斐川は、今日はほとんど波がなく、あちこちにカンムリカイツブリ。数えた限りでは、12羽。セグロカモメらしき鳥も1羽、浮いていたのですが、遠くて証拠写真以下(苦笑)。

Dsc03545c_20230117150001  七里の渡し跡には、今日は、ヒドリガモのペアが1組。お食事中。三の丸公園では、ツグミらしき鳥が見えたものの、ハッキリせず。コミュニティパークの藤棚にはメジロが2羽やって来ました。

Dsc03749c  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏にホシゴイが1羽。ただし、堀の対岸からは、枝かぶりの写真しか撮れません。ヒヨドリやムクドリはいるものの、しばらく前に比べると、激減。食べるものがなくなったためでしょう。実際、公園内のセンダンの木を見て回ると、実が食べ尽くされています。

Dsc03920c Dsc03972c  奥平屋敷跡では、いろいろと出て来たものの、なかなか近くには来ず、ちょっと欲求不満。左はシロハラ。右はシメ。シロハラは、昨日も見ていますが、今日も何度か姿は見たものの、いずれも遠い。シメは、昨日も2度ほど見ました。今日は、花菖蒲園にも降りてきてエサを拾っていました。

Dsc04002c_20230117145901 Dsc04123c  ツグミも、花菖蒲園に降りてきました。ジョウビタキのオスも、花菖蒲園のところに来たものの、これまた遠いところ。

Dsc03978cDsc04160c_20230117145901  ほかには、カワラヒワとハクセキレイ。公園のあちこちにいます。これは、奥平屋敷跡にて。

Dsc04207c  二の丸跡でもジョウビタキのオスが出て来ました。

Dsc04130c Dsc03832c  カモは合計59羽。キンクロハジロが39羽、ハシビロガモが15羽、ヒドリガモが4ペア、ホシハジロのオスが1羽。キンクロハジロが減っています。

Dsc04323c Dsc04178c  ユリカモメは、14羽で、かなり少なめ。アオサギさんは、今日もまた、辰巳櫓跡の松の木にいました。

 Dsc04163c_20230117145901 九華公園の堀では、カワウのこんな行動が見られました。魚を捕まえたのかと思ったら、くわえていたのは、堀に落ちた木の枝でした。このカワウの後からは別のカワウが追いかけています。そのためか、慌てて枝をくわえたまま水面を蹴って飛び立とうとしているところ。エサと間違えたのか、巣でも作るつもりなのか(このカワウ、わずかに婚姻色を呈しています)。

Dsc04448c_20230117145801 Dsc04428c  貝塚公園でもヒヨドリはほとんどいません。カワラヒワは、ペアで行動しています。ここでも、ジョウビタキのオスが出て来たのですが、なかなか良いところには来てくれませんでした。

Dsc04473c Dsc04368c_20230117145801  これら2枚は、証拠写真かそれ以下(今日は、そういうのが多い)。左の写真はシロハラと思います。右の写真は、ウグイス。これでもけっこう粘ったのですが、なかなか(苦笑)。

Dsc_6970c  郵便局では、お年玉付き年賀葉書の切手シートを引き換えてきました。かわいらしいウサギのデザイン。わが家は喪中でしたので、いただいた年賀状は少なかったのですが、切手シートが4枚あたりました。

2023年1月16日 (月)

七里の渡し跡にオカヨシガモ、貝塚公園にはイカル

Dsc02718c_20230116152501  一昨日、昨日と行われた「大学入学共通テスト」は、大きなトラブルもなく終わったようです。去年は、刺傷事件や、スマホ利用の不正などいろいろありました。私も、その昔、「大学入試センター試験」に従事したことがありました。世間では無事に終わって当たり前と思われるでしょうが、全国一斉にこういう試験を同じ手順で実施するのは、大変であったことを思い出します。今日もいつも通り、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、歴史を語る公園、中橋、柿安コミュニティパーク、住吉神社と回って、6.7㎞。冒頭の写真は、住吉神社から見た揖斐川の下流方向。左下にカンムリカイツブリが浮かんでいるのが見えます。

Dsc02666c Dsc02729c_20230116152501  住吉ポンプ場の東の住吉入江で、オオバンが食事中でした。石垣についた藻をそぎ落として食べているのをよく見ますが、潜ってこういう水草を採ってきて食べることもあります。揖斐川は波静かで、あちこちにカンムリカイツブリがいます。その数5羽ほど。今日も、シラウオ漁の舟が出ています。

Dsc02770c Dsc02815c_20230116152601  七里の渡し跡では、珍しくオカヨシガモ。手前がオスで奥がメス。奥のカモ、最初はコガモかと思ってしまいました。去年2月に住吉入江で見たことがあります(2022年2月13日:鎮国守国神社で枝垂れ梅が開花)。コミュニティパーク西の堀にはキンクロハジロが5羽(右の写真)とオオバンも1羽。歩いていたら、ジョウビタキのメスが目の前にやって来たのですが、さすがに向こうも驚いたようで、すぐに逃げられました。

Dsc02828c_20230116152601 Dsc02838c  九華公園では、鎮国守国神社の社務所の裏の木にホシゴイが3羽。昨日も、ゴイサギ&ホシゴイが7羽もいました。中橋の南、というより歴史を語る公園の近くと、2箇所に分かれてい滞在中と見た方が良いのかも知れません。

Dsc02927c_20230116152601 Dsc02998c  奥平屋敷跡や朝日丸跡でシメを目撃したのですが、どちらも一瞬のできごとですぐにどこかに行ってしまい、今日はこれという鳥を見られず。ヒヨドリやムクドリも、エサがなくなったのか、ほとんど来ていません。ヒヨドリの中には、地上に降りてきてエサを探しているように見えるものもいました。ドバト、スズメもごくわずか。奥平屋敷跡に来たのは、ハクセキレイが2羽。アオサギさんは、いつものように、辰巳櫓跡の松の木に。

Dsc03011c Dsc03116c  ユリカモメもあまり多くなく、二の丸橋にも整列したものの、これくらいの数で、物足りません。ユリカモメの数、合計15羽くらい。野球場のフェンスにいたものの、近くをヘリコプターが通過したら、一斉に逃げてしまいました。

Dsc02965c Dsc02908c  カモ、合計は54羽。キンクロハジロが33羽とかなり少なくなっていました。ホシハジロのオスが1羽、ハシビロガモは18羽、ヒドリガモ(右の写真)は1ペア。左の写真の中央に写っているのはホシハジロのオス、周囲にるのはハシビロガモ。

Dsc03103c_20230116152601  公園内でシロハラやツグミの鳴き声は聞いたものの、姿は見えません。外周遊歩道に向かう時、野球場の近くでコゲラ。ほかにシジュウカラやメジロも一緒にいました。しかし、ヤマガラはいないようです。

Dsc03152c  貝塚公園も静かで、ヒヨドリがほとんどいません。諦めて次へ行こうとしたら、イカルが10羽あまりいるのが見えました。残念ながら、この1枚を撮ったところで、イカル達は一斉に飛び立って、南の方へ去ってしまいました。

Dsc03293c_20230116152601 Dsc03221c  歴史を語る公園。東海道五十三次をモチーフに作られた公園で、片町というところにあります。堀に面しており、その堀の石垣は桑名城のものといわれています。堀では、カワセミを見たこともありますが、今日は、ゴイサギ&ホシゴイを見に来たのです。写真で奥のところが、中橋から南に見えるあたり。

Dsc03255c_20230116152601 Dsc03271c  実にたくさんのゴイサギとホシゴイがいます。数えた限りでは、ゴイサギが9羽、ホシゴイが8羽。ほとんどは、目を閉じてじっとしています。中橋では、北側にある木に、ずっと以前たくさんのゴイサギ&ホシゴイが集まっていたことがありますが、これほど多くはなかったと記憶しています。これほどたくさんゴイサギたちがいるなら、ここも定例の散歩コースに入れた方がよいかも知れません。

Dsc03202c Dsc03239c  歴史を語る公園の堀では、ほかに、キンクロハジロ2羽と、オオバンが1羽。キンクロハジロも、オオバンも余りたくさんは来ません。

Dsc03318c Dsc03340c  帰り道の七里の渡し跡では、コガモのオスが2羽、上陸して休んでいました。また、揖斐川には、往きと同じく、あちこちにカンムリカイツブリの姿が見えます。

2023年1月15日 (日)

桑名市博物館の特別展「こうなる徳川将軍家-家康と千姫-」へ

Dsc01609c  午前中はよく晴れて、最高気温はなんと15.5℃(13時31分)にまで上がりました。散歩には、ダウンジャケットを来て出たのですが、後半はそれがいらないくらいでした。いつものように、7時半から住吉神社、中橋、九華公園、貝塚公園、内堀公園、桑名市博物館、京町、寺町と6.5㎞。博物館では、特別展「こうなる徳川将軍家 家康と千姫」を見てきました。

Dsc01622c_20230115155301 Dsc01709c  住吉水門の内側に、ヒドリガモが4ペア、休んでいました。これまで、水門の外側でよく見たのですが、毎年、1月半ばくらいから水門の内側に入ってくるようになります。揖斐川にはカンムリカイツブリが4羽ほど。

Dsc01684c Dsc01699c_20230115155301  七里の渡し跡では、コガモのメスが2羽と、オオバンが2羽。

Dsc01941c  三の丸公園の東側エリアでコゲラの鳴き声が聞こえましたので、探しに行ったら、2羽がいました。あまりよく撮れなかったのですが、頭頂部に赤い色が見え、オス。

Dsc01776c Dsc01805c  ほかには、モズのオスと、ジョウビタキのオスも出て来ました。なかなか良いスタート(微笑)。追いかけて公園の南西エリアまで行ってしまいましたので、柿安コミュニティパークには行かず、そのまま中橋方面に行くことに。コゲラと一緒にシジュウカラも数羽見かけています。

Dsc01997c_20230115160001 Dsc01982c_20230115160001  中橋では、南側の木にゴイサギ&ホシゴイが12羽(もっと隠れているかも知れません)。以前は、たいてい中橋の北側の木に集まっていたのですが、ここしばらくは南側にいるようになりました。

Dsc02038c Dsc02049c_20230115160301  九華公園には8時に到着。相撲場の近くでツグミ。地上に降りていました。この1枚を撮ったら、逃げられました。カワラヒワがおもしろいスタイル。「下半身デブ」のように見えます。このあと、鎮国守国神社の社務所裏の木を見に行ったら、ゴイサギ&ホシゴイが7羽飛び出て、逃げました。コサギも1羽。最近、こちらにはいないかと思ったら、宗でもなさそうです。

Dsc02117c_20230115160501  奥平屋敷跡では、シメの証拠写真のみ。ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトがいたほか、ツグミをちらっと見たのみ。今日は、ハクセキレイも来ません。

Dsc02205c_20230115155301  こちらは、神戸櫓跡と辰巳櫓跡の間にある松の木。下の方を見ていただくと、ほぼ水平に幹が伸び、先端が曲がって吉之丸堀に浸かっているのが見えます。この松の木が、最近、アオサギさんとハシビロガモさんの人気スポット。この写真にも上の方にアオサギ、松が堀の水に浸かっているところにハシビロガモたちがいるのが写っています。

Dsc02228c Dsc02213c  そのアオサギと、ハシビロガモたちの写真がこれら。ここのところ、毎日のようにこのブログに登場する写真ですが……。余談ですが、この堀に突き出た松の木、ずっと以前に比べ、徐々に傾いてきています。以前から垂直の位置からたぶん70度とかそれくらいの傾きだったのです。散歩友達の中には、「珍百景」に投稿しろという人がいるくらい。

Dsc02153c_20230115155301 Dsc02111c  カモ、今日は、合計66羽。キンクロハジロは47羽、ヒドリガモは2ペア、ハシビロガモが13羽、ホシハジロが1ペア(左の写真)。右の写真は、ハシビロガモのオス。渡ってきた頃に比べ、頭部の青色がきれいになってきて、男前になりつつあります。

Dsc02176c_20230115162201 Dsc02374c_20230115155301  ユリカモメは、30羽。野球場のフェンスで待機中というのがほとんど。今日は、エサをやる人が2組ほどあり、それを見つけると一斉にそちらに急行します。

Dsc02184c_20230115155301  野球場のフェンスの北の方にコサギ2羽の姿も見えました。

Dsc02238c_20230115155301  本丸跡の高い松の木にメジロが10羽近くてきていました。葉っぱに嘴を当てているように見えたのですが、高いところですから、単眼鏡で見ても何をしているのか、よく分かりませんでした。このあと、鎮国守国神社の境内でシロハラを見たものの、写真は撮れません。

Dsc02583c  貝塚公園で、カワラヒワ。最近、ほとんどがペアで行動しています。鳥たちの世界では、春が進んでいるようです。ほかにはヒヨドリくらいで、シロハラやツグミは見ず。内堀公園では、ヒヨドリとスズメ。

Dsc02602c_20230115155301 230115hakubutukantokugawac  このあと、桑名市博物館へ。初めに書きましたように昨日から始まった特別展「こうなる徳川将軍家-家康と千姫-」を見てきました。失礼ながら、桑名市博物館としてはけっこうな賑わい。村正の展覧会には及びませんが、最初の展示室には10名以上の方がいらっしゃいました。桑名宗社が所蔵する「東照神君画像(狩野探幽、17世紀)」や、千姫が桑名宗社に奉納したという「徳川家康座像(17世紀)」、村正作の太刀(銘が、勢州桑名郡益田庄藤原朝臣村正作、天文12(1543)年)のなどのほか、立坂神社所蔵の本多忠勝画像(江戸時代、17~19世紀)など、さまざまな興味のあるものが出品されていて、45分もじっくり見てきました。

Dsc02627c  今回、写真撮影が許されていたのは、2点。左の写真は、「脇指 銘 勢州桑名藤原勝吉 於播州姫路作之」。勝吉は、村正を祖とする千子(せんご)派の刀工・正重の門人で、桑名藩工。本多家が姫路に転封となる前後(元和3(1617)年)につくられたものと考えられています。「姫路」の銘を見るため、通常とは逆に展示されているということでした。

Dsc02609c  もう1つは、「焼夷弾・爆弾破片」。右側の細長く破裂しているものがM69焼夷弾で、左側の破片は爆弾のものと伝わっています。焼夷弾の方は、昭和20(1945)年7月17日深夜にB29から投下されたもの。爆弾は、同じく7月24日の昼間爆撃で投下された1トン爆弾のものといいます。昨年末、伊勢大橋の架け替え工事現場で見つかった不発弾も、この7月24日の爆撃で投下されたものであろうと書かれていました。

Dsc02642c Dsc02339c  オマケ。鎮国守国神社(左の写真)と、寺町の常信寺(右の写真)で梅がどうなっているか、見てきました。つぼみが少し膨らんだという印象。梅が咲くのは、もう少し先のようです。

Dsc02659c  ところで、今週は明日月曜午後に歯科受診。年末に入れてもらった上のブリッジの点検。水曜は、江戸橋での非常勤の授業の14回目。講義は、この日で終了予定。土曜日は、今年のウォーキング始めに出かける予定。

2023年1月14日 (土)

専修寺のお七夜へ……義母の百か日法要を済ませ

Dscn5769c Dscn5765c  今日は義母の百か日法要があり、昨晩から今日の夕方まで家内の実家へ出かけてきました。法要は、午前中に無事に勤められ、午後からは、帰宅途中に高田本山専修寺お七夜にも行ってきました。専修寺に着く頃には、雨もほぼ上がり、こちらも無事にお参りし、義父のお骨が納めてある納骨堂にも参ってきました。お七夜には、何度か行っていますが、去年は、同級生K氏とともに出かけています(2022年1月10日:20220110勝手にハイキング「高田本山専修寺のお七夜」へ(予告編))。

Dscn5769c Dscn5746c  左の写真は御影堂、右は如来堂。いずれも国宝に指定されています。御影堂には、親鸞聖人の木像が中央須弥壇上に安置され、歴代上人の画像を両脇壇および両余間に敬置するお堂。 畳780枚が敷かれており、全国の国宝木造建築の中でも5番目の巨大なお堂です。如来堂は、「証拠の如来(リンク先の法話第42話にあります)」と呼ばれる阿弥陀如来立像(快慶作 国指定重要文化財)を本尊とし、教義上この堂が伽藍の本堂となっています。

Dscn5755c Dscn5750c  こちらは、納骨堂。初めに書きましたように、義父のお骨が納めてあります。義母も近いうちにここに納骨に来る予定です。納骨堂に行く途中、去年拝観した雲幽園が見えます(右の写真)。ここには安楽庵という茶室もあります。わが家(私の実家)の宗旨は同じ真宗でも大谷派なのですが、私自身は専修寺に親近感を感じており、いいお寺だと思っています。

Img_8684c_20230114170101 Dscn5744c  お参りした後で、土産を購入。高田本山に来て、お七夜にお参りしたとなると、私にとってはこれしかありません。桜おこしです。今回は、境内に出店していた春乃舎(はるのや)さんのものを買ってきました。桜おこし、玉お古し、鶯宿梅の3種類がセットになったもの(¥550)。このおこしは、年1回、お七夜での土産に売り出されるおこしなのです。ほかにも、進納所で高田派の仏事や、教えについての本も買ってきました。

2023年1月13日 (金)

中橋の南にもゴイサギ&ホシゴイの集合場所

Dsc01043c  夜には雨という予報です。気温は、12.7℃と昨日並み。今朝も、いつもと同じく、7時半から散歩。住吉神社、中橋、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、八間通郵便局と5.5㎞。揖斐川は、波立っていて、水鳥は少なく、遠くにカンムリカイツブリが1羽のみ。住吉水門のところには、ヒドリガモ5羽とキンクロハジロのメスが1羽。

Dsc01099c Dsc01133c_20230113144601  七里の渡し跡には、コガモが3羽(オス1羽、メス2羽、左の写真)に、ヒドリガモが11羽(オス5羽に、メス6羽、右の写真)。七里の渡し跡から続く堀にも、コガモのオスが4羽。

Dsc01159c_20230113144601  九華公園に行く前に中橋に立ち寄って、ゴイサギたちの様子を見てきました。が、橋の北側の木などには、まったくその姿はありません。まだ来ていないのかと、あたりを見回したら、今日は、橋の南側にいました。

Dsc01164c_20230113145701 Dsc01170c  その数、15羽ほど。ほとんどは南を向いており、中橋からは背中しか見えません。南側にいることがあるのは、新しい発見。それに、中橋付近でこれほどたくさんいるのを見るのは、初めて。散歩の定例ルートに組み入れないといけません。

Dsc01248c Dsc01216c  九華公園では、北門を入った相撲場あたりの樹上にツグミが5~6羽。近くの堀には、オオバンが1羽。先日も1羽が来ているのを見ました。

Dsc01309c Dsc01357c_20230113144601  奥平屋敷跡に行くところで、木の上にシメ。とりあえず1枚撮って、回り込もうと思ったら、逃げられ、証拠写真のみ。さらに出て来たのは、ジョウビタキのオス。

Dsc01326c  ほかには、ツグミが花菖蒲園のところに降りてきていました。このとき、シメもいたのですが、写真は撮れず、残念。いつものように1時間ほど、待ったものの、ほかに見たのはヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、メジロ。

Dsc01271c_20230113144601 Dsc01483c  神戸櫓跡には、今日もコサギが1羽。しかし、じきに東の方へ飛び去ってしまいました。二の丸跡、朝日丸跡では、カワラヒワの鳴き声を聞いたくらい。 アオサギさんは、どこかから辰巳櫓跡の松の木に飛んできました。

Dsc01391c_20230113144601 Dsc01462c_20230113151101  カモたちは、今日は、合計79羽。かなり増えました。増えたのは、キンクロハジロとハシビロガモ。キンクロハジロは51羽、ハシビロガモは21羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロも1ペア(左の写真)。ハシビロガモは、最近、吉之丸堀に突き出た松の木が、水面に下がっているところがお気に入りのようです(右の写真)。ここに集まって休んでいます。

Dsc01410c Dsc01533c_20230113144501  ユリカモメは、20羽。野球場のフェンスに集まって休んでいます。今日は飛ぶシーンは見られず。ユリカモメに混じって、コサギが中央にいました。コサギは、左の写真からさらに左の方にも1羽がいました。

Dsc01551c  野球場のフェンスにいたコサギさん。コサギも、このところ毎日、九華公園にやって来ています。

Dsc01583c  このあと回った公園ではこれという鳥はいませんでした。貝塚公園で、ヒヨドリ。サザンカにやって来たところ。食べ物がなくなってきたのか、花などをついばんでいるように見えました。

Dsc01593c_20230113144501  ところで桑名市博物館では明日から特別企画展「こうなる徳川将軍家 家康と千姫」が開催されます。今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」に関連した企画です。桑名は徳川四天王の一人本多忠勝が初代藩主を務め、徳川に祟るといわれた村正の作刀地でもあるととともに、家康異父弟の久松松平家によって治められるなど家康と大変ゆかりの深い地です。また、家康の孫・千姫はここ桑名の地で夫・本多忠刻(忠勝の孫)と出会っています。大河ドラマはともかく(個人的な感想)、展覧会はぜひ見に行こうと思います。

Dsc01603c Dsc01605c  余談。散歩から帰って、ベランダから西を眺めたら、開発工事をしているのが見えました。かなり大規模です。

Westc  眺めていて思い出したのですが、これは去年(2022年)12月3日に出かけた「20221203桑名駅西&諸戸水道ウォーキング(1回完結)【カワセミについて付記(12/17)】」のとき、西方寺あたりから見えた工事現場でした。この記事では触れていませんが、かなり広く開発しているなと思ったところです。ひょっとしたら、その前の桑名駅西ウォーキングで出くわした竹林の中の宅地開発とも関連しているかも知れません(2022年10月9日:20221009桑名駅西ウォーキング(一回完結))。人口が減り始めている時代に、また、市街地でも空き家が増えているのに、これほど大規模な開発が必要なのでしょうかねぇ。私には、いろいろな面で、昭和の時代のやり方を未だに引きずっているような気がしてなりません。昭和が終わって34年も経つのですから、いい加減にパラダイムを根底から転換してほしいもの。

 さらなる余談。新潮社の「考える人」というWebサイトに南直哉(みなみじきさい)さん(恐山菩提寺院代(住職代理)、福井県霊泉寺住職)が、「お坊さん、らしくない」というエッセイを書いていらっしゃいます。1月9日 付けで掲載された「二十一、「宗教2世」と「カルト2世」」は、なかなか興味深い内容でした。ご関心がおありの向きは、是非ともリンク先でお読みいただければと思いますが、最後が「信仰を捨てる自由を無条件で保障せず、その決断を妨害する教団は、間違いなく「カルト」である。」ということばで締めくくられていたのが、印象に残りました。

2023年1月12日 (木)

ユリカモメの飛翔シーンの撮影を練習中

Dsc09648c_20230112165101 Dsc09667c_20230112164601  今日も朝は冷えたものの、日中は暖かくなりました。最高気温は13℃以上です。朝早く目が覚めましたので、昨日の授業のQ&Aを半分あまり書いて、食事、身支度を済ませ、7時半から散歩へ。この時刻、気温はまだ1℃台で寒い! 諸戸氏庭園の前の桜並木には、シジュウカラが1羽。小さい体には似合わないくらい、大きな鳴き声で、いったいどこにいるのか?と、かえって探してしまいました。散歩は、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園からアピタ桑名店で文房具を買い、寿町、八間通から住吉入江と6.5㎞。

Dsc09775c Dsc09805c  七里の渡し跡にはヒドリガモ14羽とコガモが4羽。ヒドリガモは皆、上陸して休んでいたり、草を食べていたり。コガモは一部は上陸し、一部は堀に浮いています。

Dsc09816c  さらには、オオバンも1羽やって来ていました。柿安コミュニティパークでは、ムクドリ、ドバトのほかにハクセキレイが1羽。昨シーズンまでは、ここや三の丸公園でツグミをよく見たのですが、今シーズンはこれまでのところ、ほとんど見ません。

Dsc09886c  揖斐川は波立っていましたが、シラウオ漁の舟が出ていました。1月7日の中日新聞朝刊にはシラウオ漁が始まり、競りが行われたという記事が載っていましたが、漁をしているところ、私は今シーズン初めて見ました。2隻の漁船で長く、大きな網をゆっくり曳くのですが、川岸から撮った写真でそれを分かりやすく表現するのは難しい(苦笑)。

Dsc09977c Dsc00190c_20230112164501  九華公園に着いて、鎮国守国神社の社務所裏を通ったら、コサギが飛び立っていきました。神戸櫓跡にコサギが2羽いました。奥平屋敷跡の入り口で、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラ、メジロの混群に久しぶりに出会ったのですが、藤棚の近くの松の木の中に入ってしまい、静かになりました。かなりたくさんの写真を撮ったのに、ものになったのはシジュウカラのもの1枚。

Dsc00124c_20230112164501  奥平屋敷跡では、シロハラらしき鳥がいたのに、堀の向こう、立教小学校の方に逃げてしまい、証拠写真。このほか、今日は奥平屋敷跡にはヒヨドリ、ムクドリ、ドバト以外は姿を現しませんでした。

Dsc00234c_20230112164501 Dsc00621c_20230112171401  アオサギがいないと思っていたら、野球場南の堀のところに。散歩友達のYさんは、最近、ここによくいるといっていました。今日は、揖斐川から堀に水を入れていましたので、魚が一緒に入ってくるのを狙っていたようです。右は、この後、そっと回って近づいて撮ったもの。獲物が来ないか、夢中になって、警戒心がおろそかになったのでしょう。

Dsc00458c_20230112164501 Dsc00487c_20230112164401  鎮国守国神社の境内でもヤマガラたち混群の鳴き声がしていたのですが、ここで撮れたのは、メジロとコゲラ。

Dsc00528c_20230112164401  本丸跡に出て来たら、ツグミが樹上にいました。何度も書きますが、例年ならあちこち地上に降りてエサを探しているのですが、今年は数も少なく、しかも樹上にいることが多いので、不思議。

Dsc00151c_20230112172001 Dsc00170c  カモ、今日は、合計77羽。キンクロハジロが62羽、ヒドリガモが2ペア、ハシビロガモは11羽。ホシハジロは、今日はいません。今年はなかなか居着いてくれません。

Dsc00658c  ユリカモメは27羽。今日も飛びもの撮影の練習。動くものにピントを合わせ続けてくれますから、カメラを上手く追随させるとそれなりのものが撮れます。が、「それなり以上」にするには練習して、何かしらのスキルアップを図らねばなりません。左の写真は、ダイビングして魚をゲットし、横取りされないよう、ほかのユリカモメから離れていくところ。

Dsc00712c Dsc00715c_20230112164401  こちらは、何羽かが飛んでいるところを狙ってシャッターを切ったもの。ブルーインパルス並というか、ブルーインパルスがユリカモメ並なのか、分かりませんが、2羽が接近して飛んでいるシーン。

Dsc00600c  もう1枚、ユリカモメの写真。野球場の南の堀端にある柵に降りていました。嘴を大きく開いて、何かしゃべっているかのよう。このあと、貝塚公園その他では、ヒヨドリ、スズメなどしかいません。何もいないかも知れませんが、行ってみないことにはわかりませんから、ルーチンのコースは回ってくるのです。

Dsc09674c_20230112164601 Dsc09679c  ところで、昨日、桑名宗社のインスタに住吉神社の手水舎の龍の水口が盗難に遭ったと載っていました。ほぼ毎朝、散歩で通り、参拝しています。確かに龍の水口は根元から、難というか根こそぎ盗られたという感じでした。あちこちでこういう被害が起きていますが、私の感覚では「バチあたりめ」です。散歩写真の控えを見たら、1月8日にはあったのに、9日の写真には写っていませんでした。住吉神社は、桑名宗社の境外末社です。桑名宗社の宮司さんには面識がありますから、お知らせしておこうと思います。

Dsc00934c_20230112164401  昨日の授業のQ&Aは、昼過ぎに完成し、チェックも終えましたので、メールで送って印刷をお願いしました。残り2回、体調を整えて、最後まで無事に務めたいと思っています。

2023年1月11日 (水)

散歩日和でしたが、非常勤の授業

Dscn5675c  水曜日ですので、江戸橋での非常勤の授業でした。今日で13回目。残りは試験1回を含め、2回となりました。今朝は0.1℃と冷えたものの、日中はよく晴れ、11.7℃。散歩日和ですが、そういうわけにはいきません。授業では、試験も近かったので、特別に「記憶の過程と試験勉強」についても取り上げ、説明してきました。出席率はさすがに80%台後半。ちなみに今日の講義は、「幸福感に関わる人間関係」でした。

Dscn5676c Dscn5679c  授業が終わってからはいつものように、志登茂川へ寄り道。今日は潮の具合が今ひとつで(干潮が14時17分@四日市港)、鳥たちはいないかと心配したのですが、それなりにいました。左の写真は志登茂川の上流方向。割と近いところにいたのは、ヒドリガモ達。

Dscn5680c  合流部分の、遠いところにはダイサギらしき姿、2羽。ほかにはカルガモやキンクロハジロかなと思います。単眼鏡を忘れてしまったので、イマイチよく分からず。

Dscn5692c Dscn5693c  こちらは下流方向。こちらも近いところにはあまりいません。目についたのは、やはりヒドリガモ。

Dscn5704c Dscn5707c  江戸橋駅に向かうため、下流方向に向かって進むと、堤防の下に上がっているアオサギ、カモがいました。カモは、オナガガモとホシハジロ。この写真を撮るのに覗き込んだら、驚かせてしまい、皆、逃げました。

Dscn5708c 対岸の方には、セグロカモメとカルガモ。今日の写真は、やたら青っぽく写っています。いつものようにNikon coolpix S7000。もともと青が強調される画像だった気がします。それにファインダーがないと、やはり野鳥の撮影にはちょっと不向き。

Dscn5716c  こちらは江戸橋駅。良い天気。風も弱く、暖かくてマフラーや手袋はいらないくらいでした。帰宅後はいつものように昼食を摂ってから、出欠確認と、今日実施した幸福感の尺度の整理を済ませました。これからQ&Aに取りかかります。

2023年1月10日 (火)

九華公園上空にミサゴ

Dsc09645c_20230110143201  冷たい北風が吹く日になっています。気温も、昨日より低く10℃くらい。いつものように、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.4㎞。距離が少し短いのは、かなりの鳥を見て満足したのと、北風が身にしみ、少し早めに帰ろうと思ったから(微笑)。藤原岳は、少し前よりは少なくなったものの、まだ雪が残っています。

Dsc08246c Dsc08240c_20230110143501  住吉神社の前の揖斐川では、まずはカンムリカイツブリ。今日はあまりたくさんはいませんでした。キンクロハジロや、写真はありませんが、コガモも浮かんでいました。住吉水門のところには、ヒドリガモが3ペア。

Dsc08362c_20230110143401  七里の渡し跡には、ヒドリガモとコガモ。ヒドリガモは水に浮いていたものと、陸に上がってエサをついばんでいるものとがいます。コガモは4羽ほどが陸に上がって休憩。

Dsc08443c Dsc08416c  柿安コミュニティパークでは、ツグミ(左の写真)のほかにモズのオスや、シメがいるのを確認。ただし、どちらも遠いところにいて、証拠写真以下の写真しか撮れず。西の堀には、今日もキンクロハジロが3羽。

Dsc08467c Dsc08501c_20230110143401  九華公園に行く前に中橋に寄って、ゴイサギ&ホシゴイを見てきました。ゴイサギの姿はありませんが、ホシゴイが合計8羽。西側に1羽(左の写真)、東側に7羽。左の写真に写ったホシゴイは、日当たりで気持ちよさそうに目を閉じています。

Dsc08777c Dsc08799c_20230110143401  九華公園には8時頃到着。奥平屋敷跡で鳥の出待ちをしていたら、二の丸堀の上空にミサゴがやって来ました。去年も今頃、よくやって来たのを思い出します(2022年1月7日:九華公園にミサゴが4羽も登場……ダイビングシーンも見られ、ジイ様バーダーたちは大興奮(微苦笑))。

Dsc08936c Dsc08848c  奥平屋敷跡では、今日はまずは、ジョウビタキのオス。何回も登場(別のところと行き来していました)。さらに、オスのモズ。タイミングが悪く日陰のところしか写真に撮れず。

Dsc08980c Dsc08590c_20230110143401  ツグミもやってきました。相変わらず樹上にいます。ほかには、ハクセキレイのペア。写真はありませんが、辰巳櫓跡の松の木にダイサギが止まっているのも見えました。

Dsc08610c_20230110145001  ヒヨドリやムクドリは、奥平屋敷跡にあるセンダンの木にやって来て、今日も実をついばんでいきました。ただし、鎮国守国神社の境内にあるセンダンの木には、誰も来ていません。記によって違うのか? よく分かりません。

Dsc09231c  朝日丸跡に足を踏み入れたところで、東側にダイサギがいるのが見えました。50mほどの距離。もう少し近づいても大丈夫だろうと思って、一歩進んだら逃げられました(苦笑)。ダイサギに続いて、アオサギも飛び立ったのにはビックリ。アオサギの写真は撮れず。

Dsc09329c Dsc09403c  本丸跡では、シメとツグミ。どちらも、地上に降りてエサを採っていたのですが、樹上に逃げられたのを追いかけました。本丸跡の中央に大木がありますが、シメはその下によくいます。今日もそこにツグミとともにいたのです。

Dsc09493c  Dsc09521c_20230110143201 さらに本丸跡でも、ジョウビタキのオスが登場。今日は、なかなか良い日です(微笑)。ハクセキレイも出て来ました。

Dsc09204c Dsc09012c  カモ、今日は合計73羽。ホシハジロが、オス(左の写真)、メス(右の写真)とも1羽いました。久しぶりにオス・メスそろいました。キンクロハジロは56羽、ハシビロガモは11羽、ヒドリガモは4羽。

Dsc08566c_20230110143401 Dsc09240c_20230110143301  ほかに、オオバンを今シーズン初めて確認しました。水鳥たちも、メンバーがそろったというところです。九華橋から鎮国守国神社の社務所裏方面を眺めたら、コサギが2羽いました。ちょっと遠いので、証拠写真。

Dsc09040c Dsc09111c  ユリカモメは、エサをやる人があって、堀の上空などを飛び回っていました。が、数を数えることができないまま、揖斐川方面に飛び去ってしまいました。たまには飛びものを撮る練習でもするかと思って、撮ってみたのがこれら。左の写真は、たまたま上下に重なって飛んでいるところが撮れていました。

Dsc09561c_20230110143201 Dsc09569c  野球場の裏手に揖斐川からの導水路があります。その奥にコサギ。この頃、コサギをよく見ます。公園の外周遊歩道の東では、またハクセキレイ。メジロの姿も見えました。というふうで、今日は九華公園でたくさんの野鳥が見られたのです。貝塚公園ではヒヨドリとカワラヒワのみ。内堀公園ではスズメのみ。

Dsc09299c Dsc09588c_20230110143201  インスタで乙女椿の写真が投稿されているのを見ました。鎮国守国神社の境内にもあるので、見てきましたが、普通の椿は咲いていたものの、乙女椿はまだまだつぼみでした。右は、ハクモクレン。つぼみが膨らんできています。

2023年1月 9日 (月)

キンクロハジロ、魚を食べる

Dsc07067c_20230109145301  3連休の最終日、成人の日ですが、いつもと同じく、朝7時半から散歩三昧(微笑)。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と6.4㎞。たまに毎日、飽きもせず、よく続けるなと思うこともあります。冒頭の写真は、出がけに見たカワウの大群。揖斐川上空を上流の方へ飛んでいきました。まさに続々と。今日も暖かくて、散歩日和でした。

Dsc07072c_20230109145301 Dsc07188c  揖斐川は今日も穏やかで、カンムリカイツブリが4羽ほど。ほかにヒドリガモが9羽、オオバンが2羽ほど浮かんでいます。住吉水門のところには、アオサギさん。朝日に当たっているのですが、黄昏れているような感じもあります。

Dsc07240c_20230109145301 Dsc07306c  柿安コミュニティパーク西の堀では、コガモ3羽が石垣に上がってお休み中。堀には、キンクロハジロが8羽ほど。堀端には、ジョウビタキのメスが出て来ました。メスは、久しぶりに見ました。

Dsc07366c Dsc07385c  九華公園の北門を入ってすぐ、ツグミ。このところ樹上にいるところばかりを見ます。このあと、奥平屋敷跡でも木の上にいました。神戸櫓跡の松の木にダイサギ。

Dsc07435c_20230109145301 Dsc07592c  奥平屋敷跡には、今日はほとんど野鳥は来ませんでした。来ないといっても、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、スズメは来ています。ムクドリが、センダンの実をついばんだところが撮れました。ほかに来たのは、ハクセキレイ2羽と、カワラヒワ3羽。

Dsc07553c  今日は、キンクロハジロのスクープ写真があります。散歩&鳥見友達のYさんが「カモが魚を食べてる」というので見たら、キンクロハジロが魚をくわえて、飲み込もうと格闘しているところです。偶然か、ほかにもう1羽のキンクロハジロも、魚をくわえていました。普段、ほとんど見ない光景です。もう10年近く前でしたか、コミュニティパーク西の堀でキンクロハジロがエビをくわえているところを見たことがありました(2016年12月31日:キンクロさん、エビを食べる……散歩納めのスクープ)。

Dsc07903c_20230109145101 Dsc07640c  カモたち、今日は合計65羽。珍しいところでは、ホシハジロのメスが1羽。キンクロハジロは49羽。ハシビロガモが11羽、ヒドリガモが2ペア。最近、奥平屋敷跡の南の堀に落ちた大きめの木の枝のところで、ヒドリガモやハシビロガモが身繕いをしているのをよく見ます。

Dsc07749c  アオサギさんは、辰巳櫓跡の松の木に。最近は松の葉に隠れるようにしていることが多かったのに、今日は、立って、全身を見せていました。

Dsc07809c Dsc07849c_20230109145101  ユリカモメは、25羽。右の写真のように、野球場のフェンスに整列しているのがほとんど。よく見ると、先頭の柱に立っているのは、コサギ。もう1羽、反対側にもコサギが1羽止まっていました。

Dsc07861c  そのコサギさんの正面顔をいただきました(微笑)。下から見上げた位置ですから、パッと見、いったい誰? と思え、笑えました。

Dsc08076c_20230109145101 Dsc08104c_20230109145101  貝塚公園では、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラの混群に遭遇。この混群は久しぶり。シジュウカラは上手く撮れず。ほかには、シロハラもいて、追いかけたものの、ピンボケ写真で残念。

Dsc07743c_20230109153501  という次第で、鳥のバリエーションはあまりなかったものの、キンクロハジロが魚をくわえたところや、コサギの正面顔などもあって楽しめました。1月4日に「御用始めで、鳥図鑑+1」という記事を書きましたが、そもそも、これまでにいったい何種類の鳥を見たのか、よく分からなくなっていました。野鳥図鑑への書き込みなどを手がかりに、過去のブログ記事を検索して確認しています。作業途中ですが、今のところ110種類を超えるのは確実かと。しかし、この作業をしながら、人の記憶はあてにならないなと痛感もしているのと、初めの頃はとんでもない間違いをしでかしていたなと反省しています。

2023年1月 8日 (日)

九華公園でイソシギにビンズイ

Dsc06029c  日中は13℃を超え、暖かくなりました。朝7時半からいつものように、散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.6㎞。今日の日の出は7時1分。散歩に出るころの北の空が、冒頭の写真。まだ日はさほど昇っていませんので、バローあたりには日が当たっていますが、ほかは陰。ちょっと寒そうな景色。

Dsc06078c  Dsc06155c_20230108145201 揖斐川は、今日は風もなく大変穏やかでした。そのためか、カンムリカイツブリが合計9羽も出て来ていました。中には接近しすぎたためか、トラブったものもいました。右の写真は、そのトラブル後の一方の様子。姿勢を低くして泳いでいます。こちらの情報では、このあと求愛ダンスが始まったり、ライバルを威嚇したりする行動が見られるとあります。

Dsc06198c  七里の渡し跡では、コガモが4羽上陸して休んでいました。Dsc06185c_20230108145201堀には、キンクロハジロのメスが1羽だけ浮かんでいます。ここは、川口水門から入ったところで、川が波立っていても、静かですから、コガモ、ヒドリガモ、オオバンがよくやって来ています。

Dsc06221c_20230108145201  柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロたち。6羽。ときどき潜水して、エサを探しているようでした。

Dsc06284c_20230108145201 Dsc06298c_20230108145201  今日は、九華公園に行く前に中橋へ立ち寄って、ゴイサギたちがいるか見てきました。先日、散歩&鳥見友達のYさんが8時前に行ったら、ゴイサギ・ホシゴイがいたとおっしゃっていたからです。今日は、堀の東にホシゴイが4羽、西に1羽、計5羽。ゴイサギは見当たりません。

Dsc06342c  中橋のところには、メジロも5~6羽。サザンカの木や、その周りを移動していました。

Dsc06376c  九華公園には7時55分に到着。ヒヨドリがやや少ない印象。北門を入ったあたりで、シジュウカラやヤマガラ。1~2羽ずつ。まだ日が当たらないところにいたので、証拠写真。

Dsc06487c Dsc06754c  奥平屋敷跡へ行こうとしたら、花菖蒲園でイソシギが歩き回って、エサ探し中。大木に隠れて近づいたら、気付かれずに済みました。数メートルのところから写真が撮れ、ラッキー。さらに、二の丸跡へ移動しようとしたら、ビンズイが3羽ほどやって来ました。三度目の正直で、なんとかそれらしく撮れました。ビンズイ、滞在してくれるとありがたいのですが。

Dsc06581c_20230108145101  奥平屋敷跡では、今シーズン初めて、ヒヨドリやムクドリがセンダンの実をついばんでいるところを見ました。例年なら、12月くらいからセンダンを食べ始めます。実をついばむ決定的瞬間は撮れませんでしたが、記録のために。

Dsc06426c_20230108145201 Dsc06834c  カモは、今日は合計48羽。キンクロハジロは31羽、ハシビロガモが13羽、ヒドリガモは2ペア。奥平屋敷跡からカモを見ていたら、ヒドリガモ1ペアが、よそから飛んできました。ヒドリガモは、ずっと滞在しているのではないかも知れません。

Dsc06902c_20230108145101  ユリカモメは、今日は少なく、15羽ほどしか来ていません。エサをくれる人がほとんどいないので、あまりやってこないのではないかと思っています。

Dsc06846c  本丸跡でハクセキレイ。1羽のみ。ツグミの鳴き声も聞こえたのですが、姿は見えませんでした。鎮国守国神社の境内も回ってきたのですが、ヒヨドリがいただけ。ツグミ、シロハラ、シメ、いったいどこにいるのか? と思えます。

Dsc06983c_20230108145101  貝塚公園でもヒヨドリ。カワラヒワもいたものの遠い。内堀南公園も、ヒヨドリがいただけ。ここは、スズメ、ヒヨドリくらい。ごくごくたまにシジュウカラやメジロを見ます。内堀公園では、期待通り、ジョウビタキのオスが出て来てくれました。

Dsc07005c_20230108145101 Dsc07017c  寺町商店街で珍しくちょっと買い物をして戻ってきたら、拙宅前の住吉入江でホシハジロのメスと思います。ベンチで一休みしていたら、ハクセキレイが登場。以前は、このあたりによく来ていたのですが、最近はあまり見なくなっていました。

Dsc07051c  その拙宅前の住吉入江の周りにはベンチがあります。散歩帰りは、たいてい一休み。冬はこの写真のところが、日が当たって暖かいのです。風もよほど強くなければ、北側の諸戸氏庭園の森でさえぎられ、休むのにちょうど良いところ。

Dsc06817c  今週は、月曜が成人の日で祝日。水曜は、江戸橋での非常勤の授業の13回目。土曜日の午前中は、義母の百か日法要。夜は、マンションの管理組合理事会。理事長はお役御免となりましたが、オブザーバーとして出席するように依頼されています。法要を済ませたら帰ってこなくてはなりません。

2022年ウォーキング/ハイキングのまとめ

 2022(令和4)年も新型コロナウィルス感染症はまだ治まらず、JRさわやかウォーキングや近鉄ハイキングの企画は、コロナ禍以前ほどたくさんはありませんでした。そこで、2021年同様、「勝手にハイキング」も行いつつ、JR、近鉄のウォーキング/ハイキングにも参加するということで計17回のウォーキングに出かけました。以下、時系列に沿ってそのまとめをしています。リンクは、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」の記事に貼ってあります。

1.2022年1月10日:高田本山お七夜

2022年1月10日:20220110勝手にハイキング「高田本山専修寺のお七夜」へ(予告編)

2022年1月11日:20220110勝手にハイキング「高田本山専修寺のお七夜」へ(その1)……専修寺でまずはお庭を拝見し、太鼓門、御影堂、如来堂、通天橋へ

2022年1月12日:20220110勝手にハイキング「高田本山専修寺のお七夜」へ(その2)……専修寺で御廟、御廟拝堂、納骨堂、外へ出て窪田の常夜燈、一身田寺内町の館、一御田神社からランチ

2022年1月13日:20220110勝手にハイキング「高田本山専修寺のお七夜」へ(その3)……専修寺を出て、聖俗の結界を抜け、仲之町商店街から橋向通を経て、臼井織布さんを見てゴールの伊勢鉄道・東一身田駅

89e63e82 D4041c75  真宗高田派の本山である専修寺は、私の好きなお寺です。その周囲は一身田寺内町を形成していて、なかなか良い感じの街になっています。さらに、専修寺のお七夜(大谷派でいう報恩講。親鸞上人のご命日の法要)もたびたび出かけるほど気に入っています。一度、庭園を拝観したいと思っていたら、この年のお七夜では、一身田寺内町の館のほっとガイド会の方が雲幽園(うんゆうえん)と茶室である安楽庵を案内してくださるということで、ぜひ見たいと思って出かけたのです。同級生K氏と2人旅。近鉄高田本山駅から高田本山へ。専修寺境内を周り、少し足を伸ばして、窪田の常夜燈、一身田寺内町の館、一御田神社、高田会館にある和彩あかりで昼食、土産を買って、釘貫門から中之町商店街を経て、道標1基を見て、黒門跡から伊勢別街道へ。伊勢木綿の臼井織布の建物を見て、伊勢鉄道・東一身田駅にゴール。歩いたのは9.6㎞。電車賃が計¥1,560、昼食は高田会館和彩あかりで「まぐろとろろ丼」(¥1,300)、土産は「高田山サブレ(定価¥850のところ、賞味期限が近いということで35%ディスカウントで¥595)」と、昔ながらのお七夜土産である「桜おこし」。岡田屋さんで¥800。

2.2022年2月5日:東海道ウォーキング「日永の追分~加佐登(かさど)」

2022年2月5日:20220205東海道ウォーキング(日永の追分~加佐登)(予告編)

2022年2月9日:20220205東海道ウォーキング(日永の追分~加佐登)(その1)……四日市あすなろう鉄道・追分駅から、三寺めぐりを済ませ、内部川へ

2022年2月10日:20220205東海道ウォーキング(日永の追分~加佐登)(その2)……杖衝坂で日本武尊や芭蕉に思いを馳せ、采女一里塚跡から鈴鹿に入り、自由が丘でランチ

2022年2月11日:20220205東海道ウォーキング(日永の追分~加佐登)(その3)……石薬師宿に入り、北町地蔵堂、小澤本陣跡、佐佐木信綱記念館へ

2022年2月12日:20220205東海道ウォーキング(日永の追分~加佐登)(その4)……浄福寺、石薬師寺、蒲冠者範頼之社、蒲桜を見て石薬師一里塚跡からゴールの関西線加佐登駅へ(完)

04b27b42_20230107172201 C2aaf39f  2021年は、同級生K氏と17回に分けて桑名・七里の渡し跡から伊勢神宮・内宮まで歩いて参拝しました(2022年1月5日:2021年「東海道・伊勢街道歩いて伊勢参りツアー」のまとめ)。「今年はどうしようか?」と考えた結果が、まずは、四日市の日永の追分から関宿あたりまで東海道を歩こうということでした。私自身、この区間は、部分的には歩いていますが、通して歩いたことがありませんでした。この東海道ウォーキングも、同級生K氏と二人旅。初回のこのときは、四日市・日永の追分から杖衝坂を上り、石薬師宿を通って、庄野宿の手前の鈴鹿・加佐登まで東海道を歩いて来ました。歩いたのは、12.6㎞。電車賃は計¥1,080、昼食は自由が丘のレストランミヤコで日替わりランチ(¥990)。このあたり、実は、大学院を修了して就職した病院からほど近いところで、懐かしいところ。レストランミヤコのランチも何度も食べました。近くのレストランスオーや、来来憲(とんてきで有名)にも来ていました。いわば、ちょっとしたセンチメンタルジャーニー(微笑)。

3.2022年2月17日:四日市市立博物館「昭和のくらし 昭和のおもちゃ」展

2022年2月17日:20220217勝手にハイキング「四日市博物館で”昭和のくらし 昭和のおもちゃ”展を見て、鵜の森公園」へ

4f9001fc  四日市市立博物館で「昭和のくらし 昭和のおもちゃ」展が開かれていましたので、それを見たついでに鵜の森公園に行ってきました。四日市市立博物館では、毎年、新年に「昭和の暮らし」などを巡る展覧会が開かれますので、私はここ数年、毎年見ています。小学生向けの学習支援展示ですが、昭和生まれの私にとっては懐かしいものが見られるのです。展覧会を見たあと、鵜の森公園へ。ここは浜田城跡で、現在は、泗水庵という茶室と鵜の森神社があります。同級生K氏と出かけてきました。歩いたのは、5.6㎞。電車賃は計600円。昼食は、寒かったので、諏訪の商店街にある東京荻窪ラーメン・えびすや四日市店で、「おぎくぼラーメン」(¥795)。四日市近鉄百貨店に立ち寄って、土産に出張販売に出ていた木村屋の「季節のあんぱん」5種類の詰め合わせ(¥1,182)。

4.2022年2月27日:近鉄酒蔵立ち寄りハイキング「神楽酒造(神楽)」

2022年2月27日:20220227近鉄ハイキング「銘酒『神楽』神楽酒造をたずねて」へ(完)……ほぼ2年ぶりの近鉄ハイキングに参加、オマケはKINGの自販機の話

6d7149c3 C0599c6b  ほぼ2年ぶりに近鉄ハイキングに参加してきました。この前に行ったのは、新型コロナウィルス感染症が蔓延し始めたころ出かけた「酒蔵みてある記」でした(2020年2月9日:20200209近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」へ(完))。「酒蔵みてある記」は人気があり、再開希望がたくさん寄せられたようで、2022年、「酒蔵立ち寄りハイキング」として復活しました。神楽酒造は、四日市市室山町にあります。近鉄湯の山線・伊勢松本駅から、春の丘、夏の広場を経て神楽酒造に立ち寄り、四日市あすなろう鉄道・西日野駅がゴール。歩いたのは7.4㎞。電車賃は計¥950。試飲を1杯、土産は「神楽」という特別純米生酒の4合瓶1本(¥1,320)。昼食は、自宅にて。

5.2022年3月5日:近鉄酒蔵立ち寄りハイキング「丸彦酒造(三重の寒梅)」

2022年3月5日:20220305近鉄酒蔵立ち寄りハイキング「銘酒『三重の寒梅』丸彦酒造をたずねて」へ(1回完結)

107c9837 726e5edf  丸彦酒造さんの「三重の寒梅」はなかなかの銘酒と思います。四日市市川島町にある酒蔵です。同級生K氏と2人旅。伊勢松本駅から南へ。松井神社を経て(このあと鹿化川沿いに出るまで、境内で寄り道をし、少しコースを外れています)、鹿化川沿いを歩いて、上布田遺跡の説明板、鹿化川千本桜並木を歩いて、丸彦酒造さんへ。その後、コースマップでは伊勢川島駅へ向かうのですが、「もうちょっと歩いても良いな」ということになり、西福寺、伊勢三郎首塚、河島御厨神明神社まで足を伸ばしてきました。丸彦酒造さんで、1杯¥100の有料試飲を2杯。内緒ですが、小宴会(微笑)。歩いたのは、8.8㎞。電車賃は計¥910。直売所では、「三重の寒梅 初しぼり」(¥1,400)と、ワンカップ(¥300)を購入。昼食は、近鉄四日市駅で途中下車して、駅ナカにあるうどん・そばの「四日市庵」で天ぷらきしめん(¥380)。

5.2022年3月19日:東海道ウォーキング「加佐登~井田川」

2022年3月19日:20220319東海道ウォーク「加佐登~井田川」(予告編)

2022年3月22日:20220319東海道ウォーク「加佐登~井田川」(その1)……加佐登駅から庄野宿へ

2022年3月23日:20220319東海道ウォーク「加佐登~井田川」(その2)……汲川原から西冨田の福萬寺へ

2022年3月24日:20220319東海道ウォーク「加佐登~井田川」(その3)……西富田町から井田川駅にゴール(完)

05ea0822 E916bc31  2月5日の東海道ウォーキングの続きとして、鈴鹿市加佐登町から亀山市井田川町まで。JR関西線・加佐登駅から庄野宿に入ります。善照寺、庄野宿資料館、妙法寺、集会所・本陣跡、常楽寺、川俣神社でスダジイの大木(ちなみに、川俣神社という名前の神社が、このあたりには4社あります)、平野道道標、いぼとり地蔵、真福寺、神戸藩領界石・女人堤防碑、川俣神社・中冨田一里塚跡碑、清光寺、常念寺、福萬寺、道標(ひろせ道)、川俣神社・無上冷水井戸跡、弘法井戸、川俣神社、和泉公民館で地蔵尊、道標(のゝぼり道)、地蔵尊、明治天皇御小休所碑・観音堂跡、地福寺と実にたくさん見て回って、JR関西線・井田川駅がゴール。歩いたのは10.1㎞。電車賃は計¥1,100。昼食は、国道1号線沿いの「すき家1国亀山店」で、「クリーミーオニサラ牛丼」にお新香セットをつけて、計¥700。
 このときは、途中の庄野町集会所にいらした女性から「お茶でもどうですか?」と呼び込まれ、温かい梅昆布茶を頂き、いろいろと話を伺っていたら、「庄野 寄っといで音頭」をつくったといって、生歌を聴かせていただき、さらにそれを収録したCDまで頂戴してきました。炭坑節の替え歌でした。

6.2022年4月23日:東海道ウォーキング「井田川~亀山」

2022年4月23日:20220423東海道ウォーク「井田川~亀山」(予告編)

2022年4月25日:20220423東海道ウォーク「井田川~亀山」(その1)……井田川駅を降りて、和田一里塚跡へ

2022年4月26日:20220423東海道ウォーク「井田川~亀山」(その2)……能褒野神社二の鳥居・露心庵跡から姫垣外苑まで

2022年4月27日:20220423東海道ウォーク「井田川~亀山」(その3)……亀山城址にて多門櫓、明治天皇行在所旧蹟、亀山演武場などを見て、亀山駅にゴール(完)

066e6f35  「東海道ウォーク」の3回目。JR関西線・井田川駅から西信寺、正福寺、谷口法悦供養塔、幸福寺、福禅寺、石上寺、和田一里塚、巡検道との追分、亀山宿の江戸門口跡、福泉寺、法因寺、弘法院、樋口本陣跡、高札場跡、大手門跡、亀山城跡、亀山神社、石井兄弟亀山敵討石碑からJR関西線亀山駅がゴール。亀山駅前では、リニア開通を見越して、駅前の整備とともに、マンションの建設などが行われていました。歩いたのは、10.2㎞。電車賃は計¥1,270。昼食は、亀山駅前で食べるところがなかなか見つからず、ウロウロしましたが、結局、駅前にあった「瑞宝軒」という和菓子屋さんがやっているカフェで。最初は、和菓子屋さんだから昼ご飯はないなと思って、いったん通り過ぎたものの、ほかに飲食店はなく、戻って来て「食事ができますか?」と聞いたら、ランチがありましたので、それをチョイス。コーヒー付きで¥1,100。サワラのフライとハンバーグ。

7.2022年5月7日:東海道ウォーキング「亀山~関」

2022年5月7日:20220507東海道ウォーキング「亀山宿~関宿」(超予告編)

2022年5月11日:20220507東海道ウォーキング「亀山宿~関宿」(その1)……亀山駅をスタートし、武家屋敷などを見て、京口門跡あたりまで

2022年5月12日:20220507東海道ウォーキング「亀山宿~関宿」(その2)……野村から太岡寺畷へ

2022年5月13日:20220507東海道ウォーキング「亀山宿~関宿」(その3)……いよいよ念願の関宿へ

2022年5月14日:20220507東海道ウォーキング「亀山宿~関宿」(その4)……念願の関宿はおもしろい(完)

602d8e55 3de10ec1  関宿は、江戸時代の町並みがよく保存されていますので、ずっと以前から一度は訪ねてみたいと思っていた、念願の地です。JR関西線・亀山駅から、加藤家屋敷、西之丸庭園、青木門跡、飯沼慾斎生家跡と道標2基、旧舘家住宅、善導寺、西之丸堀跡、京口門跡、梅厳寺、照光寺、旧佐野家住宅、光明寺、慈恩寺から野村の一里塚、亀山藩大庄屋打田権四郎昌克旧宅跡、毘沙門天、布気神舘大神社、昼寝観音、清福寺、太岡寺畷と回って、いよいよ関宿へ。関宿では、関の小萬の碑、関宿東の追分(伊勢別街道との追分)、長谷屋資料館、宝林寺、御馳走場跡、関の山車会館、延命寺、関まちなみ資料館、百六里庭(ひゃくろくりてい)・眺関亭(ちょうかんてい)、関宿旅籠玉屋歴史資料館、深川屋(銘菓関の戸を製造販売)、高札場跡、福蔵寺、地蔵院と回って、道の駅・関宿で昼食を摂って、JR関西線・関駅にゴール。歩いたのは、11.7㎞。電車賃は計¥1,450。昼食は、道の駅・関宿にある「定食屋みくら」で「冷やし海老おろしうどん」(¥840)。土産は、深川屋関の戸。和三盆と抹茶の6個ずつの詰め合わせ(¥1,118)。ちなみに、深川屋さんは創業約380年で、「忍びの隠れ蓑」だそうです。「関の戸」は、忍者の末裔・服部伊予保重が考案した餅菓子です。

8.2022年5月22日:JRさわやかウォーキング・近鉄ハイキング合同企画「四日市けいりんバンク特別開放と四日市の鉄道・バスグッズマルシェ」

2022年5月22日:20220522JRさわやかウォーキング・近鉄ハイキング共同企画「四日市けいりんバンク特別開放と四日市の鉄道・バスグッズマルシェ第2弾!!」(完)

2de6d852 41b22aed  この日は、JRさわやかウォーキング・近鉄ハイキングの共同企画である「四日市けいりんバンク特別開放と四日市の鉄道・バスグッズマルシェ第2弾!!」に娘と2人で参加してきました。近鉄富田駅をスタートし、浜園緑地、四日市港ポートビル、霞ヶ浦緑地、四日市競輪場、稲葉翁記念公園、JR貨物四日市駅を経て、JR四日市駅がゴールというコース。四日市競輪場で、バンクが特別開放されたのですが、そのためにこのウォーキングに参加したようなもの(微笑)。バンクは1周400m。直線コースが62.4mと、他の競輪場に比べ長いそうです。ここのバンクの傾斜角度(カント)は、コーナーでは32° 15′ 07″だそうですが、見た目では45°くらい傾いているように見えました。このバンクを歩いて1周。もう1つの楽しみは、JR貨物四日市駅での鉄道・バスマルシェ。ここに松阪の駅弁屋さんである「あら竹商店」さんが出店。あの「モー太郎弁当」を是非とも買いたかったのです。娘はゴールが近づくにつれ、早足になっていました。歩いたのは11.2㎞。電車賃は計¥500。モー太郎弁当は、1個が¥1,500を3個お買い上げ。

9.2022年5月28日:勝手にハイキング「松阪ウォーキング」

2022年5月28日:20220528松阪ウォーキング(予告編)

2022年5月30日:20220528松阪ウォーキング(その1)……縁切り不動、八雲神社、松阪大映、松阪撫子を見て来迎寺へ

2022年5月31日:20220528松阪ウォーキング(その2)……樹敬寺で本居宣長墓・原田二郎墓所、松阪三珍花の発祥地をめぐり、原田二郎旧宅、松阪工業高校の赤壁校舎から御城番屋敷へ

2022年6月1日:20220528松阪ウォーキング(その3)……本居宣長ノ宮、松阪神社、松坂城跡から不二屋で焼きそばにて「完」

533749d7 Bb254857  2022年は、東海道ウォーキングとして、四日市の日永の追分(東海道と伊勢街道との追分)から関宿まで歩きましたが、この先は、JR関西線と東海道とが離れてしまい、「電車で行って歩き、電車で帰る」というスタイルで行けるのは関まで(三重県にはもう1箇所、坂下宿があり、その先は鈴鹿峠越えになります)。次のウォーキングはと考え、取り敢えず、この日は松阪へ。松阪駅から八雲神社、来迎寺、常教寺、樹敬寺(本居宣長の墓があります)、御城番屋敷、松坂城跡などを巡ってきました。同級生K氏との二人旅。歩いたのは、8.7㎞。電車賃は計¥1,920。昼食には不二屋の焼きそば(¥800)。土産は、いつもの柳屋奉善老伴。6個入りで¥1,140。

10.2022年6月12日:勝手にハイキング「水の都・大垣ウォーキング」

2022年6月12日:20220612水の都・大垣ウォーキング(予告編)

2022年6月17日:20220612水の都・大垣ウォーキング(その1)……大垣城、郷土館、藩校敬教堂跡から八幡神社へ

2022年6月18日:20220612水の都・大垣ウォーキング(その2)……四季の路を通り、円通寺から船町川湊、奥の細道むすびの地へ

2022年6月21日:20220612水の都・大垣ウォーキング(その3)……船町川湊から美濃路を歩いてゴールの大垣駅へ(完)

74eecb4c Beac5431  当初は前日に予定していたものの、天気があまり良くないという予報で、この日に延期しました。大垣は、水の都といわれますが、まさにその通りで、とても良いところでした。養老鉄道大垣駅がスタート&ゴール。大垣城、郷土館、大垣藩校敬教堂跡、八幡神社、円通寺、奥の細道むすびの地、住吉神社、船町港跡・港灯台、船町道標、美濃路大垣宿本陣跡、大手門跡、堀抜井発祥の地、愛宕神社・岐阜町道標などを回ってきました。現地で歩いたのは、6.3㎞ほどでしたが、あちこちで資料館なども見て回り、4時間半も滞在。この日も同級生K氏と二人旅。歩いた合計距離は、8.7㎞。電車賃は、養老鉄道の1日フリー切符を購入し、¥1,500。昼食は、大垣駅ビルのアスティ大垣にある「おらが蕎麦」でちくわ天おろしそば(¥660)。土産に「金蝶園製菓総本家」で、大垣名物水まんじゅう。

11.2022年7月17日:勝手にハイキング「堀川・宮の渡し・熱田神宮ウォーキング」

2022年7月17日:20220717堀川・宮の渡し跡・熱田神宮ウォーキング

2022年7月18日:20220717堀川・宮の渡し跡・熱田神宮ウォーキング(その1)……アオサギを見つけ、松重閘門から堀川沿いを下り、闇之森八幡社、堀川橋梁へ

2022年7月19日:20220717堀川・宮の渡し跡・熱田神宮ウォーキング(その2)……尾頭橋他から断夫山古墳、白鳥古墳へ

2022年7月20日:20220717堀川・宮の渡し跡・熱田神宮ウォーキング(その3)……被爆堤防・空襲跡、宮の渡し跡、円通寺、熱田神宮から神宮前駅でゴール(完)

41cc9858 5551fb0d  同級生K氏と二人で、名鉄名古屋本線山王駅から松重閘門、そこから掘川沿いを歩いて下り、熱田神宮公園で断夫山古墳と、すぐ近くにある白鳥古墳を見て、宮の渡し跡へ。その後、円通寺と熱田神宮にお参りしてきました。歩いたのは合計10.5㎞。電車賃は計¥1,300。昼食は、熱田神宮内にある宮きしめん神宮店で、冷やし宮きしめん(¥800)。ここできしめんを食べたかったのですが、これまでは大賑わいで諦めていました。ようやくリベンジ。土産は、定番のきよめ餅。5個入りで¥750。

12.2022年9月2日:勝手にハイキング「壬申の乱1650年記念大矢知ウォーキング」

2022年9月2日:20220902勝手にハイキング「壬申の乱から1350年記念 霞ヶ浦~大矢知ウォーキング」(予告編)

2022年9月5日:20220902勝手にハイキング「壬申の乱から1350年記念 霞ヶ浦~大矢知ウォーキング」(その1)……霞ヶ浦駅から志氐神社、明円寺そして大膳寺跡へ

2022年9月7日:20220902勝手にハイキング「壬申の乱から1350年記念 霞ヶ浦~大矢知ウォーキング」(その2)……浄恩寺、南北伊賀留我神社、荒木十兵衛頌徳碑から浄恩寺道道標へ

2022年9月8日:20220902勝手にハイキング「壬申の乱から1350年記念 霞ヶ浦~大矢知ウォーキング」(その3)……久留倍官衙遺跡・くるべ古代歴史館、長倉神社、照恩寺、忍藩大矢知陣屋跡から龜屋佐吉でかき氷を食べて大矢知駅にゴール(完)

78c5b717 5b2cfbe1  2022年は、壬申の乱(672年)から1350年ということで、「壬申の乱から1350年記念 霞ヶ浦~大矢知ウォーキング」と銘打って出かけてきました。霞ヶ浦駅をスタートして、志氐(しで)神社、明円寺、大膳寺跡、浄恩寺、南北伊賀留我神社、荒木十兵衛頌徳之碑、天武天皇迹太川遙拝所跡、久留倍官衙遺跡・くるべ古代歴史館、長倉神社、照恩寺、大矢知興譲小学校(忍藩陣屋跡)、亀屋佐吉などを回って、三岐鉄道三岐線大矢知駅まで。歩いたのは、10.2㎞。電車賃は計¥710。暑い時期に大矢知に行くなら、何が何でも立ち寄ってかき氷を食べなくてはと思って、亀屋佐吉で「白玉和三盆金時みるく」(¥870)をいただいてきました。昼食は、桑名駅コンコースにある伊勢ノ国食堂しちりで、「天ぷら中華そば」(¥850)。同級生K氏と二人旅。

13.2022年9月24日:勝手にハイキング「笠寺観音を訪ねて」

2022年9月24日:20220924笠寺ウォーキング(超予告編)

2022年9月26日:20220924笠寺ウォーキング(その1)……名鉄桜駅をスタートし、桜神明社、富部神社、呼続公園の頼朝公旗掛松

2022年9月29日:20220924笠寺ウォーキング(その2)……長楽寺、東海道、笠寺観音へ

2022年9月30日:20220924笠寺ウォーキング(その3)……法性寺、笠寺公園で見晴台考古資料館、住居跡観察舎、笠寺高射砲陣地跡、きんさん桜・ぎんさん桜、笠寺一里塚跡、七所神社を巡る(完)

63d8472e 361873db  同級生K氏と前日に計画していたのですが、台風15号の影響で雨になりましたので、この日に順延。まさに台風一過で、よく晴れました。名鉄名古屋本線桜駅をスタート。桜神明社、富部神社、呼続公園、長楽寺から東海道を少し歩いて笠寺観音へお参り。続いて笠寺公園にある見晴台考古資料館から笠寺一里塚跡と七所神社を経て、名鉄名古屋本線本笠寺駅まで。名鉄線では1駅分でしたが、ぐるぐると回って、歩いた距離は8.5㎞。電車賃は計¥750。昼食は、笠寺駅近くの「珈琲ミハル」へ。創業60年を超えている、まさに昭和風の喫茶店で、和風ハンバーグランチ、コーヒー付きで¥850。

14.2022年10月9日:勝手にハイキング「桑名駅西ウォーキング」

2022年10月9日:20221009桑名駅西ウォーキング(一回完結)

C9f59c3f 0cf02eed  桑名駅集合で、円妙寺、大福田寺、円妙寺墓地、立坂神社𦾔跡、聖衆寺、秋葉三尺坊大権現から竹林を歩いて、式部泉を見て、高塚山古墳の麓へ行くつもりだったのですが、竹林が住宅工事で通れなくなっていて、予定変更。北別所神明社へショートカットし、さらに、旧桑名市民病院跡地を見て、岸西山へ。大正寺、岸西山遺跡、尾野神社北之社、尾野神社・立坂神社・舟着社、専明寺、照源寺と歩いてきました。歩いたのは、8.6㎞。全行程徒歩です。昼食は、目利きの銀次桑名駅前店であじフライ(¥700)。この日も名コンビの同級生K氏と。

15.2022年10月29日:JRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」

2022年10月29日:20221029JRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」(予告編)

2022年10月30日:20221029JRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」(その1)……関西線河曲駅をスタートし、鈴鹿市考古博物館、伊勢国分寺跡、冨士山1号古墳、高岡山中央公園から高岡城跡へ

2022年11月1日:20221029JRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」(その2)……常夜灯2基、神戸の見附跡、観音寺、龍光寺、神戸宗社、神戸城跡を経て伊勢鉄道・鈴鹿駅にゴール(完)

60828a9e 8d8aad39  JR関西線河曲(かわの)駅から鈴鹿市考古博物館、伊勢国分寺跡、冨士山1号古墳、高岡山中央公園、高岡城跡、常夜灯、神戸の見附跡、観音寺、龍光寺、神戸宗社、神戸城跡と回ってきました。長丁場でしたが、3箇所ほど寄り道をしてきました。今回も同級生K氏と二人旅。歩いたのは合計15.2㎞。電車賃は計¥1,060。昼食は、鈴鹿市駅の手前で、京都北白川 ラーメン 魁力屋 鈴鹿矢橋店に立ち寄り、「特製醤油味玉ラーメン(¥869)」。伊勢国分寺跡と、鈴鹿市考古博物館は訪ねてみたかったところです。高岡城跡からの眺めはかなりよいものでした。こういうところに城をつくりたくなるのはよく分かります。

16.2022年12月10日:近鉄ハイキング「青木酒造の銘酒『米宗』を訪ねて(酒蔵みてある記)」

2022年12月10日:20221210近鉄ハイキング「青木酒造の銘酒『米宗』を訪ねて(酒蔵みてある記)」(1回完結)

Ec25e466 F252419a  近鉄ハイキングでは、3年ぶりに「酒蔵みてある記」が復活し、今日がその初回。これはやはり行くしかありません。弥富駅を出て途中、薬師寺、難畑地蔵尊、興善寺地蔵に立ち寄り、東名阪自動車道を越えて、愛西市へ。青木酒造で試飲、抽選会、即売会。その後は、ひたすら弥富駅に戻るコースですが、帰り道に源空寺と聖覚寺にちょっとだけ寄ってきました。今回は1人。ちなみに、4年前に同じコースで青木酒造に行っています(2018年12月9日:20181209近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 青木酒造の銘酒「米宗」をたずねて」へ(予告編)……いよいよ「酒蔵みてある記」の季節到来)。歩いた距離は、11.7㎞。電車賃は計¥520。青木酒造で「純米米宗」の720mmlを1本買ってきました(¥1,600)。昼食は、自宅にて。

17.2022年12月23日:勝手にハイキング「長島ウォーキング」

2022年12月23日:20221223長島ウォーキング(予告編)

2022年12月25日:20221223長島ウォーキング(本編その1)……近鉄長島駅から光岳寺、長島八幡社、小田江神崎神社、大智院、光栄寺、稲荷阿岐波神社、長島城跡へ

2022年12月26日:20221223長島ウォーキング(本編その2)……正敬寺、花林院、善明寺、蓮生寺、明治の東海道道標、又木神明社、願證寺、深行寺から水辺のやすらぎパーク・旧久我屋敷へ

2022年12月27日:20221223長島ウォーキング(本編その3)……長島川遊歩道を歩いて日神神社にお参りしなばなの里へゴールして地ビールで乾杯(完)

31bdc6b8 2953d50f  同級生K氏と二人で桑名市長島町をウォーキング。2022年のウォーキング納めです。近鉄長島駅から南のあたりの歴史散歩という次第。光岳寺、長島八幡社、小田江神崎神社、大智院、光栄寺、稲荷阿岐波神社、長島城跡、正敬寺、花林院、善明寺、蓮生寺、神明社、崇泉寺、願證寺、皇大神社、深行寺、旧久我屋敷・水辺のやすらぎパーク、長島川遊歩道、日神神社と回って、なばなの里がゴール。なばなの里では、今年のウォーキング納めを祝して、ビールで乾杯してきました(微笑)。「長島ビール園」で冬季限定のビールである「ボック」で祝杯を挙げた次第。歩いたのは、合計12.6㎞。電車賃・バス代は合計¥640。

2023年1月 7日 (土)

ミコアイサはオス1羽のみ

Dsc05049c  近鉄ハイキングの酒蔵みてある記(四日市・伊藤酒造)に行こうか、迷ったのですが、プチ遠征としました。伊藤酒造さんには、何回かお邪魔しましたし、途中、一生吹山に上るコースになっていますので、「まぁ、いいか」ということです。8時前に出て、弥富の三ツ又池公園と長良川河口堰、上之輪新田に行ってきました。10時半頃帰宅で、5.8㎞ほど歩いてきました。いつもと同じくらい歩けましたし、まあ良し。冒頭の写真は、三ツ又池公園。

Dsc05111c_20230107143601  三ツ又池公園に行ったのは、ミコアイサが来ているか確かめたかったからです。オスはパンダに似ていますので、「パンダガモ」という通称もあります。いつものように遊水池を一周して見てきましたが、オスが1羽いただけ。このオスも、すぐにどこかに行ってしまいました。

Dsc05614c_20230107143701 Dsc05623c  三ツ又池公園でもっともたくさんいたのは、コガモ。遊水池の西側のエリアに、南から来たまであちこちにいます。

Dsc05441c_20230107143701  コガモの行動を見ていたら、オスが、「ピロッ ピロッ」と発声しながら首を伸び縮みする様子が見られました。これは求愛行動かと思って、帰宅後調べてみたら、まさにそのようでした(こちら)。

Dsc05603c_20230107143701 Dsc05213c  三ツ又池公園といえば、カイツブリ。今日見たのは5~6羽でしたが、元気よく鳴き声を上げていました。右の写真は若い個体と思いますが、若いカイツブリが多い印象でした。

Dsc05229c Dsc05271c  今までここであまり見た記憶がないのですが、マガモも4ペアほどがいました。木曽川にもマガモはいますが、ここほど近くでは見られません。マガモは青首とも呼ばれますが、まさにそれらしい写真が撮れました。

Dsc05541c_20230107143701 Dsc05301c  カンムリカイツブリも7~8羽が、あちこちにいます。互いに近づきすぎて、トラブっている様子も見られました。

Dsc05432c  2~3年前には、ハシビロガモがたくさん来ていたのですが、今日はさほどでもありませんでした。ほかにはヒドリガモの姿もありましたが、池の中央あたりに集まっていて、きれいな写真は撮れません。

Dsc05163c Dsc05059c  カルガモも数羽。こちらのカルガモさんは、カイツブリが繁殖のときに使う浮き巣に乗ってお休み中。伸びをしたり、リラックスしているようでした。オオバンもけっこうたくさんいます。これはいつも通り。

Dsc05506c Dsc05499c_20230107143701  ハクセキレイは、ペアが1組。睡蓮池の近くにて。今日は、モズやツグミの姿はありませんでした。

Dsc05356c_20230107143701  そして、三ツ又池公園の隠れた主であるヌートリアも親子が1組。元花菖蒲園の近くにいました。この頃、三ツ又池公園に行くと必ずその姿を見るのです。

Dsc05754c  続いて、長良川河口堰へ。ほぼ1ヶ月ぶり(三ツ又池公園も同様でした)。ところが、河口堰東側の魚道付近にいたのは、オオバン1羽のみ。ちょっと当てが外れた感じで、嫌な予感もしました(苦笑)。

Dsc05693c_20230107143701 Dsc05699c_20230107143701  この季節、いつもなら管理橋の東側、下流にキンクロハジロホシハジロの大群が浮かんでいるのですが、今日は見当たりません。キンクロハジロが10羽くらい見えたのみ。しかし、管理橋の中程近くまで行ったら、いました。合わせて160羽ほど。東の方にいなかったのは、堰のゲートを越えてくる水が激しく流れていたので、それを嫌ったためと思われます。

Dsc05781c  上流側には、あちこちにカルガモがいます。合計100羽近く。ふゆになると、ここ長良川河口堰の上流側に集まってくるのです。

Dsc05742c Dsc05760c_20230107143701  カンムリカイツブリも上流側のあちこちに小さい群れで浮かんでいます。右のような体勢になっている個体もいます。これは、おそらく保温のための体勢と思います。

Dsc05916c Dsc05809c_20230107143801  西側の閘門のところまで行ったら、下流側にアオサギさんが並んでいました。今日、河口堰で見たサギは、これがすべて。

Dsc05844c  親水広場も静かでした。何もいないかと思ったら、アユの孵化試験を行う水路の北側エリアでイソシギ。エサを探していました。この近くでハクセキレイもいたのですが、カメラを向けたら逃げられ、写真には撮れず。

Dsc05933c_20230107143801  せっかくクルマで出て来ましたから、上之輪新田にも立ち寄ってきました。が、いたのはハシボソガラスばかり。ヒバリらしき小型の野鳥も数羽いたのですが、不用意にクルマから降りたら、逃げられました。上之輪新田についた頃、電車は普通や急行ばかりで、今日は撮り鉄はなし。ただし、左の写真、奥の方にJR貨物のレッドベアが引く貨車が写っています。

Dsc06010c  近所のお宅のお庭でロウバイが咲き始めていました。今朝の中日新聞には、揖斐川でシラウオ漁が始まり、赤須賀漁港では初競りが行われたという記事が載っていました。季節は少しずつ進んでいます。

2023年1月 6日 (金)

久しぶりにシメを見る

Dsc05042c  曇りがちで何となく寒く感じられます。今年最初の授業のQ&Aは、昨晩完成し、今朝チェックした上で送って、印刷などをお願いしました。今回は、試験も近づきましたので、オマケとして「記憶と試験勉強」について付記してあります。記憶について説明した上で、試験勉強のヒントが書いてあるのです。さて、散歩はいつも通り、7時半から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、御坊さん(桑名別院本統寺)、寺町と6.8㎞。冒頭の写真は、藤原岳。このところずっと雪景色です。

Dsc04424c  拙宅前の住吉入江にキンクロハジロのオスが1羽。ほかにオオバンも2羽いましたが、曇っていた上に遠かったので、写真は割愛。

Dsc04479c_20230106150201 Dsc04483c  揖斐川には鳥影は少なかったものの、カンムリカイツブリが3羽ほど見えました。住吉水門の上流側には、アオサギさん。何かをにらんでいるような感じ。七里の渡し跡、今日は、鳥はまったくいません。三の丸公園にはヒヨドリ。柿安コミュニティパークでは、ツグミの鳴き声があちこちから聞こえるのですが、いずれも樹上にいます。今年は、なかなか地上に降りてきません。コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロ5羽と、オオバンが1羽。

Dsc04601c_20230106150201 Dsc04644c  九華公園ではヒヨドリが賑やか。ほかの鳥はあまりいません。奥平屋敷跡も、今日は、ヒヨドリが少しいたほかは、閑古鳥が鳴くという感じ(苦笑)。1時間近く粘っていたら、コサギとツグミ2羽。次へ行きかけたら、ハクセキレイが来たくらい。

Dsc04673c Dsc04715c  二の丸跡でもツグミ。ツグミの近くに動くものがいて、よく見たらシメ。シメは久しぶりに見ます。シメも一時はよく見たのに、あまり見なくなりましたし、地上に降りているところをほとんど見ません。このシメ、何かをムシャムシャと食べていました。

Dsc04665c Dsc04948c_20230106151701  カモは、合計53羽。ハシビロガモが15羽もいました(左の写真はオス)。ヒドリガモ(右の写真)は2ペア、キンクロハジロは34羽。

Dsc04625c  ユリカモメは少なく、33羽。3日に来た時には、エサをやる人がいましたが、昨日、今日は見ません。正月は、お子さん連れや普段見ない方達が散歩していて、そういう方がエサをやっていたのです。

Dsc04826c Dsc04901c  辰巳櫓跡の松の木に、今日もアオサギ。ちょっと奥まったところに隠れているかのような感じ。今日もビンズイを見ましたが、またもや証拠写真。ビンズイも辰巳櫓跡の近くにて。 

Dsc04847c  本丸跡では、ハクセキレイが3羽。この1羽は、何かを食べていました。このあと、貝塚公園ではヒヨドリとメジロ、内堀公園ではヒヨドリのみ。新築公園、昨シーズンはオスのジョウビタキがよく来ていたのですが、今年はサッパリ見ません。

Dsc04991c_20230106150101 Dsc04984c_20230106150101  御坊さんにも、初詣。わが家の宗旨が、真宗大谷派だから、ここにお参りに行きます。ここの檀家になっているわけではありません。寒空だったせいか、どなたもお参りの方はいません。

Dsc05024c_20230106150101  拙宅近くの住吉入江に戻ってきたら、ホシハジロがいました。昨シーズンもときどきやって来ていました。

Dsc04423c Dsc04456c  ところで今朝は、遠くの山がよく見えていました。左の写真は、木曽御嶽山。冬はよく見えます。右の写真の奥に見える雪山は、岐阜・福井県境の山であろうと思います。景色は良いのですが、寒く感じられます。

Dsc04967c  余談。このココログの容量の残りが少なくなりましたので、今日午後から、2017年の記事と写真を削除しました。途中で誤って今年初めの写真もいくつか削除したりしましたが、これは回復し、作業は無事終了。このブログは、2005年10月末から書き始めましたが、その開始当初から昨年末までの記事は、ライブドアブログの「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移動して保存してあります。2018年1月~2022年12月の記事は、両者にあります。写真は、常信寺のミツマタ。

2023年1月 5日 (木)

九華公園にビンズイ登場……春日さんにも初詣して神社DXに遭遇

Dsc04416c_20230106144401  1月5日です。今日から仕事が始まるというところもあるかと思います。私は、いつも通り。7時半過ぎから散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、桑名宗社に初詣で5.9㎞。最低気温は2.9℃でしたが、藤原岳はご覧のように雪景色。

Dsc03667c_20230106144401  そういえば、住吉神社にも初詣でした。一昨日は、クルマで長島から九華公園方面に行きましたので。赤須賀漁港の漁船も、初出漁のようです。揖斐川でみえる範囲には5隻の漁船がでていました。シジミ漁をしているようでした。まもなくシラウオの漁も始まると思います。

Dsc03678c_20230106144401  七里の渡し跡では、コガモが7羽。オス3羽にメス4羽。上陸してお休み中。これは保温体勢。

Dsc03747c Dsc03767c_20230106144501  蟠龍櫓あたりから揖斐川や、十万山を見ますと、カンムリカイツブリが2羽ほど見えました。十万山の南の端には、アオサギさん。

Dsc03782c_20230106144501  柿安コミュニティパークに来たら、あちこちでツグミの鳴き声が聞こえるのですが、姿が見えたのは1羽のみ。今年はあまり見かけませんし、樹上にいるのがほとんどで、地上にいるのも見ません。コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが4羽。


Dsc03834cDsc03868c_20230106144501  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏にゴイサギ3羽にホシゴイ2羽。社務所裏と書きましたが、社務所の裏よりやや北の木の上。ただし、この写真を撮ったあと、次々に飛び立ってしまいました。

Dsc03908cDsc03913c   飛び立ったあとは九華公園の近くを旋回しています。5羽が飛んでいました。このあと、北西方向に飛び去っていきました。管理事務所近くで、久しぶりにカワラヒワ。最近、九華公園ではあまり見ません。

Dsc04061c Dsc04038c  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス。鳥小屋の裏に鳥小屋からの排水がでてくるのですが、そこに来て水を飲んでいました。

Dsc04025c  奥平屋敷跡のところの花菖蒲園の北にある木にツグミ。2羽やって来た内の1羽。このほか、ウグイスも姿を見せたのですが、一瞬の出来事。写真にはとても撮れませんでした。

Dsc04191c Dsc03998c_20230105181901  カモたち、今日は合計64羽。キンクロハジロが46羽、ハシビロガモは13羽、ヒドリガモは2ペア+オス1羽。右の写真はキンクロハジロを上から撮ったところ。右は、奥平屋敷跡の南。大きな木の枝が折れて堀に沈んでいます。そこが、最近、ヒドリガモやハシビロガモの休憩スポットになっています。

Dsc04215c  ユリカモメは、きちんとは数えられませんでしたが、確認できた範囲では38羽。堀に浮いていたり、野球場のフェンスで休んでいたり、です。

Dsc04236c  辰巳櫓跡でビンズイ。今シーズン初見、初撮影です。ただ、角を曲がったところにいましたので、気付くのが遅れ、樹上に逃げられた証拠写真(苦笑)。

Dsc04289c  さらに鎮国守国神社の境内でもジョウビタキのオス。木の実をついばんできたところ。このあと、丸呑みしていました。貝塚公園、内堀南公園、内堀公園では特にこれという鳥はいません。ヒヨドリ、スズメ、カワラヒワなど。

Dsc04397c Dsc04401c  春日さん(桑名宗社)ももう空いているだろうと思って、初詣に行ってきました。1月3日には、駐車場に入るのに渋滞していたといいますが、さすがに今日は空いていました。会社でまとまって参拝という方達が複数組ありました。宮司さんは走り回っておられたくらい。

Dsc04403c_20230106144701 Dsc04405c  中臣神社(向かって左)と桑名神社(右)にお参り。この2社を合わせて桑名宗社と呼んでいます。拝殿には、桑名高校書道部の高校生が書いた「卯」の文字が奉納されていました。これもぜひ見たいと思ったのです。

Dsc04407c  ところで参道を歩いていたら、掲示板が新しくなり、しかも一部は液晶でタッチパネルになっているのに気付きました。春日さんは御朱印などにも力を入れておられ、俗な言い方で恐縮ですが、ずいぶん儲けたのではないかと思われます。液晶パネルの上半分は、春日さんの案内、参拝の仕方などが表示されるようになっています。下半分は協賛企業のPR.

Dsc_6954c  試しに「境内案内」をタッチしたら、この表示が出て来ました。なかなかおもしろい試みで、神社DXの先取りといえるかと思います。ただし、ブログやSNSと同じで、内容を更新していく必要があるという気がします。

Dsc04163c  昨日の授業のQ&Aを書いています。今日夕方で8割方終了。このあともう少しやって、今日中に一応完成させ、明日の朝チェックして、明朝一番に送らないといけません。来週月曜は、成人の日で休みですから、遅れると迷惑をかけてしまうからです。

2023年1月 4日 (水)

御用始めで、鳥図鑑+1

Dsc_6934c  1月4日になり、私は今日が御用始め。江戸橋での非常勤の授業、新年第1回目にして、通算12回目でした。いつものように、8時40分の五十鈴川行き急行に乗って出勤したのですが、朝8時半頃の桑名駅は、ご覧のようにガラガラ。そういえばご近所の方も明日まで休みとおっしゃっていました。電車も空いていて、出勤は楽ちんでした。

Dsc_6935c  非常勤先は、校舎棟の改修工事が行われていて、昨年最後の授業の時は、まだ、足場が組まれ、シートで覆われていましたが、今日は、ご覧のようにすっきりしており、校舎もきれいになっていました。今日は「ストレスと人間関係」という話をしたのですが、建物が足場やシートで覆われているのは、長期間に及びますから、結構なストレスになります。

Dsc_6937c  学生諸君は、「正月4日からもう授業かよぉ」とでも思ったのか、出席率は79.5%と後期2番目の低さ。近くにあるM大学は、まだ冬休みのようでしたから、気持ちは分かりますが、きょういんとしてはやはりここは頑張って出て来て欲しいところ。残りは3回ですが、最終回は試験ですから、実質2回。6回以上欠席すると、成績評価の対象外になります。コロナ感染はボチボチと出ているようで、出席停止になる学生があります(ただし、これは私は公欠に準ずると見なして対応しています)。

Dscn5645c   さて、帰りにはいつものように、志登茂川へ道草。四日市港潮汐表では10時22分に干潮、満潮は15時56分ですから、まあまあの条件。しかし、おぼろタオルの工場脇から上がった堤防のところには水鳥はほとんどいません。左の写真は上流方向。遠いところに集まっています。授業に行くときには、NikonのCOOLPIX S7000という光学20倍のコンデジしか持って行きませんので、野鳥撮影にはまったく不向き(微苦笑)。パソコンを担いでいかねばなりませんので、超望遠コンデジを持つ余裕はないのです。

Dscn5648c  光学20倍で撮ったものがこれ。リサイズ前の写真で判別できるのは、アオサギ、ユリカモメ、ヒドリガモ、オナガガモです。この写真には写っていませんが、ほかにみえたのは、コガモ、カルガモ。

Dscn5655c  堤防に上がったあたりの正面に見えたのが、こちら。「ヘンなカモがいる!」と思ったら、ホオジロガモのメス。やりました! 正月早々、御用始めに合わせて「鳥図鑑+1」です。すなわち、初見&初撮影。ちなみに、いったいいくつになったか、最近は正確に数えていませんので、一度きちんと整理しないといけません。オスは、近くには見当たらないようでした。

Dscn5653c Dscn5662c  さらに対岸の方には、ヒドリガモ達。少し下流側に進むと、こちら側に近いところにオナガガモ達が結構たくさんいました。

Dscn5659c Dscn5657c  ここでアクシデント(苦笑)。今日持っていったコンデジは、最近あまり使わないので、バッテリー切れ。予備に切り替えたら、それもまたすぐバッテリー切れ。予備は1個しか持っていません。ホシハジロのメスを撮って、下流側の全景を撮ったところでアウト。

Dsc_6942c  帰りには、津駅まで行って別所書店に立ち寄って、今日発売の文庫本2冊をゲット。津駅から名古屋行き急行に乗車し、14時前に帰宅。写真は、12時25分頃の江戸橋駅。いつもなら、帰宅する大学生がかなりいるのですが、初めに書いたようにM大学はまだ休みのためと思われます。帰宅後は出欠をチェックし、授業で実施した「大学生用対人ストレスコーピング尺度」の結果を集計し終えたところ。このあと、いつものようにQ&Aに着手します。

2023年1月 3日 (火)

赤須賀漁港の大漁旗と鎮国守国神社への初詣

Dsc01889c  今朝の最低気温は1.6℃でしたが、実家にいるよりも寒くは感じませんでした。今日は、朝7時半から木曽川方面、赤須賀漁港、城東地区、九華公園と、あちこちへ。歩いたのは、合計で5.7㎞。冒頭の写真は、おなじみ、わが家から北の朝の景色。

Dsc03007c_20230103150401 Dsc03045c  まずは、これも正月恒例の赤須賀漁港の大漁旗。天気は良かったものの、8時50分頃、赤須賀漁港についたときは、ほぼ無風(苦笑)。これは失敗したかと思ったものの、しばらく待ってみることにしました。すると数分のうちに、風が出て来て、大漁旗はそれなりにはためいてくれました。赤須賀漁港の大漁旗を初めて撮ったのは、8年前(2015年1月3日:初歩きは、赤須賀漁港、九華公園へ……大漁旗、ユリカモメ、新たな屋根上の鍾馗さんなど)。それ以来、毎年見ています。

Dsc03193c Dsc03213c  大漁旗を掲げる船は減ったものの、やはり正月に欠かせないシーンです。私にとっては、初日の出(本来は、拙宅マンションから見るか、住吉神社から見るもの)と、辰水神社のジャンボ干支と合わせて3つが、「正月吉例3点セット」です。3つの写真をセットにして、散歩友達などに差し上げたこともありました。ただ、このところ、正月は家内の実家で過ごしますので、初日の出は撮れないでいます。

Dsc03083c Dsc03247c_20230103150301  赤須賀漁港には、キンクロハジロのほかに、オオバンや、カンムリカイツブリがいました。ユリカモメやほかのカモメがいることもありますが、今日は見かけず。

Dsc01983c Dsc01993c  話の順序は逆になりますが、久しく行っていませんでしたが、木曽川方面の様子も見てきました。堤防道路から高水敷へ降りるところで、ハクセキレイが出迎えてくれました。

Dsc02055c Dsc02055c  川にもっともたくさんいたのは、コガモたち。あちこちにいます。

Dsc02063c_20230103150401  続いては、ヒドリガモ。これも結構たくさんいるのがみえました。

Dsc02133c_20230103150501 Dsc02154c  写真としてのできは良くないのですが、マガモもいました。マガモを見ると、なんだか嬉しくなります(理由は定かではありません……苦笑)。

Dsc02009c  もう1種類は、カンムリカイツブリ。1羽が浮いていました。サギは、コサギが1羽飛んでいるのを見ただけで、今日出かけたあたりでは、ほかにサギはいませんでした。長良川河口堰にも立ち寄りたいところですが、防災資料館アクアプラザながらが、年末年始で今日まで休み。駐車場には入れないのです。

Dsc02985c  臨時駐車場に立ち寄って、ケリ1羽を確認。ひらいさん情報で、ケリやヒバリがいるということでしたので。 城東地区へ行ったのは、先日会った知人が、保育所近くの水田にケリ数羽が来ていたといっていたからです。今日は、ハクセキレイとムクドリがいたのみ。また、機会を改めて出かけましょう。

Dsc03419c  最後に九華公園を半周。九華公園に着いたのは、9時40分を過ぎた頃。鎮国守国神社の社務所裏にコサギ。アオサギさんは、辰巳櫓跡の松の木に。お休み中でした。

Dsc03441cDsc03474c  奥平屋敷跡、この時間ではあまり鳥はいません。ハクセキレイが2羽いたのみ。シロハラの鳴き声が聞こえて探したのですが、姿は見えませんでした。

Dsc03510c_20230107054901  カモたちは、今日は合計64羽。キンクロハジロが55羽、ハシビロガモが8羽。そして、左の写真は、ホシハジロのメスのようにみえます。ヒドリガモは今日は見当たりませんでした。

Dsc03534c  ユリカモメは、24羽。今日は、あちこちでエサをやる人がいて、あっちへ行ったり、こっちへ来たりと大騒ぎ。写真が撮りにくいのです。

Dsc03568cDsc03574c_20230107054901  ところで、鎮国守国神社にも初詣をしてきました。今日と明後日は、かるた会が開かれます。今日は百人一首、明後日・5日は、桑名のみに伝えられ、保存されてきた「詩かるた」があり、「かるたとり」が開催されます。観光三重のサイトにも案内があります(こちら)。

Dsc03581c_20230107055001  拝殿やそのあたりも清められ、正月らしい飾り付けもされています。ただ、宮司さんの奥様に伺ったら、初詣の方は、だんだんと減ってきているそうです。

Dsc03595c Dsc03616c  こちらが、今年のウサギの飾り。いつものように、氏子の方の手作りと思います。昨日見てきた辰水神社のジャンボ干支のウサギのお尻にはハートマークがありましたが、こちらは久松松平家の家紋である「梅鉢紋」があしらわれています。

Dsc03621c Dsc03630c  さらに、今年はこういう照明が登場していました(なんと呼ぶものでしょう?)。これも手作りのようにみえました。

Dsc03014c  明日は、仕事始め。2週間ぶりの授業になりますから、このあとで予習をしないと(苦笑)。このはためく大漁旗の勢いで講義をしてくることにします(微笑)。

2022年散歩記録

 毎年、恒例の散歩記録です。個人的な記録として令和4(2022)年の散歩記録を載せています。歩数は毎日、また、散歩などに出かけた日は歩いた距離を記録しています(雨天、非常勤の講義に出かけた日などは距離の記録がありません)。歩数は、スマホのアプリ(からだメイト)を利用しました。歩数については、毎日の記録があります。一方、歩いた距離は、インターネットの「キョリ測」というサイトを利用して、測定していましたが、10月18日からはGoogle Fitに変更しました。雨が降ったり、所要があったりした日を除いて、毎日歩いた距離の記録があります。去年1年間で、歩いた距離の記録があったのは315日。

2022walkingmeandistance  こちらのグラフは、月ごとに毎日の平均散歩距離を示したものです。平均の範囲は、4.9(SD=2.1)㎞(7月)~6.8(SD=1.9)㎞(12月)となっていました。天候が悪い時は出かけません。昨年も、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、JRさわやかウォーキングも、近鉄ハイキングも開催回数はかなり少なくなっていました。私もほとんど行っていません。年間トータルでの1日の平均散歩距離は、6.0㎞でした。昨年(2022年)と一昨年(2021年)は6.1㎞、2020年と2019年は6.0㎞、2018年は5.9㎞、2017年は5.0㎞でした。2018年以降は、毎日ほぼ6.0㎞を歩いていました。なお、各グラフとも平均値を折れ線グラフで示しています。

2022walkingdistancemonth 2022walkingdistancec  次のグラフは、月ごとの合計散歩距離となっています。当然のことながら、最初のグラフとはほぼ似た傾向になります。その範囲は、108.1㎞(7月)~190.6㎞(12月)でした。7月は22日、また、12月は28日歩いています。年間総散歩距離は、1,880.1㎞でした。一昨年の1,971.6㎞には及びませんでしたが、昨年の1,826㎞は上回っています。桑名駅を起点に直線で行くと、台湾の台北市より少し先まで行ける距離です。

2022walkingmeansteps  さて、こちらは、月ごとに毎日の平均歩数をグラフにしたものです。平均の範囲は、7,705.8歩(SD=4160.9)(7月)~11,900.2(SD=3211.2)(2月)でした。1年を通じての日々の平均歩数が10,509.9歩でしたから、7月はかなり少なくなっていました。いずれの月も標準偏差(SD)がかなり大きいので、日によって歩数の差が大きいといえます。

2022walkingstepsmonth  最後のグラフには、月ごとの合計歩数を示しました。231,175歩(7月)~365,670歩(3月)という範囲に散らばっています。去年1年の総歩数は、3,825,274歩でした。一昨年(2021年)は3,527,615歩、2020年は3,431,445歩、2019年は3,369,625歩、2018年は3,199,573歩でしたので、増加傾向にあります。ただし、歩幅が小さくなっている可能性もあります。

 以上から、令和4(2022)年は、平均して毎日、6.0㎞、10,509.9歩を歩いていたことになります。年間315日、散歩またはウォーキングとして歩きました。距離の長短、歩数の多寡などはともかく、それなりにしっかり歩いたと思っています(自画自賛あるいは自己満足の世界ですから、スルーなさってください)。新型コロナウィルス感染症は、現在、第8波といわれ、まだ収束の見込みが立ったとは言い難い状況です。今年も基本的な感染対策をしっかり採った上で、日々の散歩&バードウォッチング、歴史散歩を続け、引き続きしっかり歩くことにします。

2023年1月 2日 (月)

バードウォッチングは本格始動

Img_7901c_20230102201501  夕方、我が家に帰ってきました。4日ぶりのわが家ですが、帰宅して最初の感想は「マンションはやはり暖かいなぁ」でした。山間の古い戸建ての実家はさすがに寒くて溜まりませんでした。その意味では、ここは天国です。

Img_7877c_20230102201501 Img_7638c_20230102201501  さて、今朝も、実家方面で7時半から2時間ほどで7㎞の散歩をしてきました。これまでとは逆回りにしてみたら、これが正解。色々な鳥に出会えました。左の写真は、金毘羅山。去年の正月に18年ぶりに登った山ですが(2022年1月3日:シカとの接近遭遇、18年ぶりの金比羅山登山にいつもの散歩)、今年は遠慮しておきました。右の写真は、朝散歩に出るときに実家の庭に出て来たジョウビタキのメス。

Img_7721c_20230102201501 Img_7759c_20230102201501  続いて、壺の木あたりの榊原川にて。まずは、キセキレイ。ちょっと日陰になっていてピントも甘い写真です。セグロセキレイも2羽がいました(右の写真)。

Img_7823c Img_7791c_20230102201501  下流方向にはダイサギが1羽いると思って写真を撮っていたら、その向こうにさらにダイサギが2羽に、アオサギまでいました。ここでこんなにたくさん、一度に見たのは初めて。

Img_8032c_20230102201501 Img_8007c_20230102201501  榊原温泉病院の方に出て東山の集落を通り抜けて、山角橋へ。ここでもセグロセキレイ2羽とハクセキレイ1羽を見ましたが、遠かったので写真は割愛。ファミマの近くでトビが2羽、電線にいました。近寄るといったん飛び立って、また戻ってきます。このあとも別のトビが舞っているところを見ています。

Img_8053c_20230102201501  スズメたち。これはアジサイの上に止まっています。ここはスズメにとって居心地が良い場所のように、毎朝のようにここでスズメを見ています。

Img_8096c_20230102201501Img_8113c_20230102201501  今朝もお寺に立ち寄って、墓参りをしてきました。寺が見えたあたりでモズの鳴き声が聞こえてきました。山門近くにオスのモズ。右は山門の写真。これを捕っているときにはまったく気づかなかったのですが、山門の上、向かって左に鳥が写っています。

Img_8177c  それはこちら。イソヒヨドリのオスでした。ときどき書いて反省していますが、「見れども見えず」です。どこを見ているのか、と我ながら不思議に思うことがあります。

Img_8227c_20230102201501Img_8294c_20230102201501  榊原川の湯の瀬橋で、アオサギ。このすぐ近くには、ツグミが川にある石に降りてきて、水を飲んでいるようでした。射山神社近くでは、ジョウビタキのオス。

Img_8401c_20230102201501 Img_8461c_20230102201501  射山神社を過ぎて、湯香里橋のところでエナガの群れに出会いました。20羽くらいいたでしょうか。シジュウカラも混じっていました。

Img_8545c_20230102201501  湯元榊原館の裏手の水田では、セグロセキレイが2羽。今日は、昨日と変わってそれなりの種類と数の野鳥に出会え、まあ満足です。

Img_8556c_20230102201501  明日からはいつも通りの生活。水曜日には、早くも御用始め。江戸橋での非常勤の授業が1月4日スタートなのです。土曜日には、近鉄ハイキングの酒蔵みてある記があります(銘酒「鈿女」伊藤酒造をたずねて)。たぶんこれまでに3回くらいは歩いたコース(2020年2月8日:20200208近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 銘酒「鈿女」伊藤酒造と智積養水をたずねて」へ(一回完結))。「鈿女」は魅力的なのですが、コース通りに歩くと一生吹山を越えていかなければならないのがどうもねぇというところ。この日は天気予報も「曇時々雨か雪」で、出かけるかどうか思案中。

2023年辰水神社のジャンボ干支…ウサギ

Img_8560c_20230102135201 Img_8635c_20230102135201  毎年、正月の恒例となっています辰水神社(津市美里町家所)のジャンボ干支を見てきました。こちらに中日新聞の記事がありますが、全長3m、高さ2.8m、重さ200㎏のまさにジャンボサイズ。地元の「ふるさと愛好会」が作り始めて、38回目になるそうです。鉄骨で骨組みを作り、発泡スチロールで成形し、色が塗られています。右の写真のように大賑わい。臨時駐車場が設けられ、キッチンカーも出ているくらい。

Img_8576c_20230102135201  皆さん、あまり気づいていないようでしたが、お尻にハートマークがあります。これがカワイイ。

Img_8604c_20230102135201 Img_8626c_20230102135201  ジャンボ干支のほか、ウサギの顔出しパネルとアマビエの人形や、ミニサイズのウサギもおいてありました。顔出しパネルや、ミニサイズのウサギは、お子さん連れの家族に大人気。隙間を狙ってやっと写真が撮れたくらいでした。

Img_8660c_20230102135201  ジャンボ干支のウサギは、私はこちらのアングルの方が良いかなという気がします。ジャンボ干支のウサギは開運潜門となっていて、ここをくぐって神社に初詣に行きます。ただし、神社は山の上で、180段ある階段を上っていかなければなりません。3年前に1回だけ登って参拝しました(2020年1月4日:津市・辰水神社のジャンボ干支……金色のネズミ)。ちなみにご祭神は、鵜草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと;神武天皇の父とされています)。

 なお、今日も散歩に行き、バードウォッチングをしていますが、その記事は、後ほど別に書くつもりです。

2023年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます

Img_7209c_20230101113401  明けましておめでとうございます。皆様には良き年をお迎えのことと思います。本年もどうぞよろしくお願いします。冒頭の写真は、実家の氏神様である射山神社に飾られていたウサギの開運絵馬。かなり大きなものですが、辰水神社のジャンボ干支ではありません。ジャンボ干支はまだ見に行っておりません。

Img_7391c_20230101113401  今朝は、檀那寺で蓮の鉢に氷が張っていました。津のアメダスでは、最低気温は3.6℃となっていますが、津地方気象台は実家あたりからは13㎞あまり東に行った伊勢湾沿いのところにありますので、気象状況はかなり違うはずです。

Img_7147c_20230101113401 Img_7156c  さて、昨日のブログでも書きましたように、令和5年も、昨年に引き続き、「淡々と飽きもせず……」「晴歩雨読」「散歩生活、ときどき仕事」で行きますので、今朝も7時半から散歩へ。左の写真は実家前から見た初日の出。日の出は7時1分ですが、山陰になりますので、この写真は7時35分頃のもの。西の方は、朝日に照らされ、元旦かと思うとちょっと神々しい感じです。

Img_7137c_20230101113401  実家の庭にあるサザンカに毎日、メジロがやってきて賑やかに蜜を吸っています。なかなか写真に撮れなかったのですが、今朝、ようやくこの1枚。

Img_7178c_20230101113401 Img_7181c_20230101113401  こちらは近くのお宅の入り口。これは、たぶん門松なのだろうと思います。土を盛ったところに松や南天などが立てられています。竹は使われていません。今は竹が目立ちますが、「門松」ですから、本来は松が主役と思います。古くは松などの常緑樹を飾っていましたが、鎌倉時代以後、竹も一緒に飾るようになったといいます(こちら)。

Img_7216c_20230101113401  射山神社へ初詣。Img_7206c_20230101113401式内社の一つで、大己貴命(おおあなむちのみこと)(大国主命の別名)と少彦名命(すくなひこなのみこと)(大国主命と協力して国作りをしたといい、穀霊、酒造りの神、医薬の神、温泉の神として信仰されています)の二座を温泉大明神として古くから祀っています。去年と同じく、「福餅」のお下がりをいただいてきました。

 Img_7229c_20230101113401 こちらは誓願寺。Img_7232c_20230101113401真宗高田派のお寺。その創建は不詳ですが、古くから信仰の対象になっておりで、十一面観音像(本尊)や三十三観音像、閻魔像、阿弥陀如来像が安置されています。これらは、江戸時代初期から中期に彫り込まれたものだそうです。今朝、お参りに立ち寄ったら、鏡餅に干し柿を添えたものが対で上がっていましたし。賽銭投入口のところには、御神酒が供えられていました。

Img_7289c_20230101113401Img_7277c_20230101113401 ラムちゃんパークへの入り口の手前でトビの鳴き声が聞こえてきました。探すと、南の高い木に2羽のトビが止まっています。新年早々、証拠写真もどうかとは思いますが、載せておきます。飛ぶときにだけあの「ピーヒョロロ」という鳴き声を発するのかと思っていたのですが、止まっているときにも同じように鳴くようです。

Img_7359c_20230101113401 Img_7371c_20230101113401  湯の瀬橋で榊原川の下流を見たら、アオサギが1羽いたのですが、案の定、カメラを向けたら逃げられました。ちょっと遠いところへ行ったものの、ズームで左の写真(少しトリミングしています)。さらに周りをよく見たら、もう1羽のアオサギもいました。

Img_7443c Img_7466c_20230101113401  菩提寺でお墓に参ったあと、昨日、コガモを見た榊原川の山角橋へ回ってみましたが、コガモはいません。昨日はこの近くにカワガラスとキセキレイがいましたが、それらも不在。代わりにアオサギが1羽。このアオサギもすぐに逃げたのですが、追いかけました(微笑)。このあと、西の空をトビが旋回しているのを見つけました。

Img_7488c_20230101113401  Img_7512c_20230101113401 さらに、コゲラの証拠写真。これも榊原川沿いで撮ったもの。実家に戻る途中、あるお宅のところにイソヒヨドリのオス。オスは、久しぶりに見ました。昨年の春、実家の玄関先にツバメが巣をつくるように板をおいていたところにイソヒヨドリが巣を作って、巣立っています。そのイソヒヨドリかと勝手に思うのです。

Img_7553c_20230101113401  実家に帰ってきたら、あのジョウビタキのメス。2階の軒先から出てきましたが、そのあたりに棲んでいるのか? と思えます。正月ですから、午後からはユルユルと過ごすことにしましょう。

1672539649624c 1672539650406c  オマケ。昨日、大晦日恒例で蕎麦を打っております。とはいえ、いかんせん素人仕事ですから、不出来は隠せず。正しくは「蕎麦もどき」というべき代物。細く切るのが苦手なのです。まぁ、年に1回くらいしか蕎麦を打ちませんから、こんなもの。亡くなった義母の希望で大晦日には手打ち蕎麦というのが、ここ数年の恒例でしたので、それに倣ったという次第。

Dsc_6920c 1672539650535c  さらなるオマケ。これも昨日の話。娘が勤務先で、忘年会代わりに京町柿安の牛肉をもらってきました。12月初めに半分はすき焼きにし、昨日は、しゃぶしゃぶでいただきました。まったく個人的には、あちらの柿安さんの肉より京町柿安さんのものの方が好みです。

« 2022年12月 | トップページ | 2023年2月 »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

マイブックス

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)