今日も弥富方面へ(笑)……三ツ又池公園と長良川河口堰、寄り道2箇所
今日も15℃を超えています。師走とは思えませんが、火曜日に雨が降ってからは、冷たい空気が入り、木曜くらいから寒くなるそうですから、用心しないといけません。今朝は7時に出て、またもやまずは、弥富方面へ。三ツ又池公園が目的地。ミコアイサが来ていないか見に行こうという次第。その後、2箇所に寄り道して、長良川河口堰へ。歩いたのは合わせて5.2㎞。冒頭の写真は、朝7時頃のもの。今日の日の出は、6時52分です。
三ツ又池公園には7時半に到着。曇りがちで、ちょっと暗いので、野鳥撮影には早すぎたか(苦笑)。コガモや、カルガモ(右の写真)、オオバンが出迎えてくれました。しかし、コガモや、オオバンは黒っぽく写ってしまいました。
中之島の近くまで来たら、青い小鳥が見えます。カワセミです。九華公園では、このところ、サッパリご無沙汰でした。もうちょっと明るいとよかったのですが、贅沢はいえません。
例によってたくさん撮ったのですが、その中にこんな写真が混じっていました。ダイビングしたあとの様子。水滴を飛ばすのに、頭を高速で振り回したところ。シャッタースピードは、1/250秒でした。まぁ、余興のような写真。
カンムリカイツブリがあちこちに合計5羽ほど。揖斐川や、長良川河口堰と違って、割と近くでも見られます。
三ツ又池公園といえば、カイツブリなのですが、今日も10羽弱を確認。
上右のカイツブリを撮っていたら、ちょうどこちらを向いて、ほぼ正面の顔が撮れました。カイツブリの正面顔は、今まで写真に撮った記憶はありません。これも余談。
公園の北側エリアで、モズのオス。秋から冬にここへ来ると、たいていモズが見られます。
今日は、結論からいいますと、ミコアイサはいなかったのですが、マガモが5羽いました。オスが2羽にメスが3羽。マガモは別に珍しくはありませんが、私のいつもの行動範囲では木曽川に行かないとみられませんでした。
今日、ここにもっともたくさんいたのは、コガモ。池のあちこちにいます。去年までは、ハシビロガモもたくさんいたのですが、今日は見当たりません。
オオバンもまあまあたくさんいました。他には、ハクセキレイ。今日見たのは、1羽のみ。ミコアイサがいなかったのは、残念。まだ、時期が早かったためかもしれません。月末くらいにもう1度来てみたいもの。
三ツ又池公園でのさらなる余談は、ヌートリアの親子。ヌートリアも、ここで毎回見ますから、ここに住んでいるのは確かでしょう。
寄り道の話は、後ほどとし、長良川河口堰。カモやカルガモはかなりたくさんいたものの、他には、期待したほど、鳥たちはいませんでした。
カモは、ほとんどがキンクロハジロで、一部にホシハジロが混じっていました。合計で250羽以上。ちょっと壮観です。
カルガモも、150羽ほど。これほどたくさんここに集まっているのは、見たことがありません。カンムリカイツブリは7~8羽。
管理橋を渡って西側へ。閘門へのアプローチの下流側にはアオサギ7羽にダイサギが1羽。西側の魚道、下流側には、アオサギが3羽。3羽とも、若いアオサギでした。
アオサギたち、やはり神経質で、少し近寄って写真を撮ろうとすると、逃げます。決定的シーンとはいいがたいのですが、まあそれなりに撮れました。
親水広場には、ムクドリがたくさんいたほかは、モズのオスのみ。ハクセキレイもいません。アユの孵化試験を行う水路に水が入っていて、網がかかっていますから、エサも採れないためかも知れません。今日のバードウォッチングは、以上。
ここからは寄り道編。早くに出たため、三ツ又池公園を一回りし終えたのが8時半でした。以前から弥富で行ってみようと思っていたところ2箇所に寄ってきたのです。まずは、「おみよし松」。妙な名前だと思ったのですが、漢字で書くと「御神葭松」。
この松は、正保3(1646)年、平島新田が開拓された当時に植えられたと伝わっています。名前の由来は、筏川の岸に津島神社の天王祭の御葦舟(葦で編んだ小舟)が流れ着いたのを記念して植樹し、名付けたとされます。この兄弟松が平島地内にあったそうですが、今は枯れてしまいました。現在の樹高は約21m、幹回りは5.25mといいます。昭和33(1958)年から平成20(2008)年までここに弥富中学校があり、松は校庭にあったため生徒達にも親しまれったそうです。
おみよし松のところには、「水難の碑」もあります。このあたりは昭和34(1959)年の伊勢湾台風で水没したのですが、その当時の水深を碑面に標し、長く子孫に伝え、再びこのような惨禍を繰り返さないために昭和34(1959)年12月に建てられています。ちなみに当時の岸信介総理が揮毫したもの。
寄り道その2。前ヶ須蓮如堂。今から400年ほど前、美濃の大垣城主であった伊藤彦兵衛盛宗(盛正とも)は、関ヶ原の戦いで敗れて安八郡の満福寺(現在の大垣市)に逃げ延びたのですが、そこで、安八郡の女人衆から蓮如上人直筆の画像を託されました。その後、盛宗は木曽川河口の前ケ須にたどり着き、そこに草庵を造り画像を本尊として祀っています。明治時代には、本尊の管理が村に託され、村の寺として蓮如堂ができたのが、この蓮如堂です。昭和26(1951)年、前ケ須の大火で蓮如堂は焼失したものの、本尊は無事で、寺は翌年、旧佐織町勝幡の光坊堂の建物を譲り受け、移築して現在に至っています。毎年4月に開催される蓮如まつりの期間中は、本尊を見学することができるそうです。
蓮如堂の前には、明治の東海道を整備し、前ケ須の宿駅の完成にも尽力した村田宗之助の墓石があります。村田は佐屋より前ヶ須に移住した元宿役人。前ヶ須の人々とともに新政府に請願し、明治5(1872)年、前ヶ須が公認の宿場となり、また、「新東海道」がつくられました。前ヶ須から平島、六条、筏場福田を経て、熱田、鳴海に最短距離で至る道で、前ヶ須には渡し場と宿駅が設けられています。昭和8(1933)年、尾張大橋が開通するまで前ヶ須は交通の要所だったのです。
さて、今週は水曜日に非常勤の授業。金曜は、5回目のコロナワクチン接種を予約しています。そして、土曜日はいよいよ管理組合の総会。これを無事に乗り切ると、1年間務めてきた理事長業務から解放されます。
« 20221210近鉄ハイキング「青木酒造の銘酒『米宗』を訪ねて(酒蔵みてある記)」(1回完結) | トップページ | ゴイサギは中橋にいました »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- シロバナヒガンバナ(2023.09.30)
- 20230929中秋の名月(2023.09.29)
- 今日も平穏というか、鳥はおらず(2023.09.29)
- 今日は(も?)、野鳥の少ない日……桑名では史上もっとも遅い猛暑日(2023.09.28)
- 後期の講義が始まりました(2023.09.27)
「散歩」カテゴリの記事
- シロバナヒガンバナ(2023.09.30)
- 今日も平穏というか、鳥はおらず(2023.09.29)
- 今日は(も?)、野鳥の少ない日……桑名では史上もっとも遅い猛暑日(2023.09.28)
- 今日はメジロとカワラヒワくらい(2023.09.26)
- カワセミにかなり接近……コサメビタキもいます(2023.09.25)
「野鳥」カテゴリの記事
- シロバナヒガンバナ(2023.09.30)
- 今日も平穏というか、鳥はおらず(2023.09.29)
- 今日は(も?)、野鳥の少ない日……桑名では史上もっとも遅い猛暑日(2023.09.28)
- 今日はメジロとカワラヒワくらい(2023.09.26)
- カワセミにかなり接近……コサメビタキもいます(2023.09.25)
「歴史散歩」カテゴリの記事
- 20230915「養老の滝ウォーキング」(美濃街道ウォーキングオプショナルツアー#1)その2……北原白秋歌碑、豆馬亭、元正天皇行幸遺跡、養老寺、養老説教場から横綱鬼面山谷五郎碑を見て養老駅に戻って「完」(2023.09.18)
- 20230915「養老の滝ウォーキング」(美濃街道ウォーキングオプショナルツアー#1)その1……養老駅をスタートし、聖武天皇巡幸記念碑、せせらぎ街道から妙見堂を経て養老の滝から養老神社へ(2023.09.17)
- 20230915「養老の滝ウォーキング」(美濃街道ウォーキングオプショナルツアー#1)(予告編)(2023.09.15)
- 20230909近鉄ハイキング『三重県で一番小さな町「朝日町」を歩く』(その3)……浄泉坊、朝日小学校の円形校舎、朝日町資料館から語らいの広場で抽選会を経て伊勢朝日駅にゴールにて「完」(2023.09.13)
- 20230909近鉄ハイキング『三重県で一番小さな町「朝日町」を歩く』(その2)……井後神社、若松園、稲垣酒造場、朝日町歴史博物館へ(2023.09.12)
「名所旧跡」カテゴリの記事
- 20230915「養老の滝ウォーキング」(美濃街道ウォーキングオプショナルツアー#1)その2……北原白秋歌碑、豆馬亭、元正天皇行幸遺跡、養老寺、養老説教場から横綱鬼面山谷五郎碑を見て養老駅に戻って「完」(2023.09.18)
- 20230915「養老の滝ウォーキング」(美濃街道ウォーキングオプショナルツアー#1)その1……養老駅をスタートし、聖武天皇巡幸記念碑、せせらぎ街道から妙見堂を経て養老の滝から養老神社へ(2023.09.17)
- 20230915「養老の滝ウォーキング」(美濃街道ウォーキングオプショナルツアー#1)(予告編)(2023.09.15)
- 20230909近鉄ハイキング『三重県で一番小さな町「朝日町」を歩く』(その3)……浄泉坊、朝日小学校の円形校舎、朝日町資料館から語らいの広場で抽選会を経て伊勢朝日駅にゴールにて「完」(2023.09.13)
- 20230909近鉄ハイキング『三重県で一番小さな町「朝日町」を歩く』(その2)……井後神社、若松園、稲垣酒造場、朝日町歴史博物館へ(2023.09.12)
コメント
« 20221210近鉄ハイキング「青木酒造の銘酒『米宗』を訪ねて(酒蔵みてある記)」(1回完結) | トップページ | ゴイサギは中橋にいました »
ミリオンさん、こんにちは。
三ツ又池公園は、おっしゃるとおり、川の遊水池ですので、風通しがよいところです。
一周すると2㎞のコースになっていて、歩いたり、ジョギングしたりする人がたくさんいます。
カワセミはたまにしか見ませんが、ちょうどよいところに出てくれました。
頭を振っているところは、かなりのスピードだったので、このように写りました。
長島の不発弾は、伊勢大橋東詰交差点の南側にあるようですね。
処理などについては、たしか今日くらいに話し合いがあるはずだそうです。
投稿: mamekichi | 2022年12月12日 (月) 14時01分
三ツ又池公園は川沿いだから風が強いですね。
カワセミ綺麗に撮れてますね、首を振ってる所は渦巻のように映って面白いです。
そう言えば、長島の1号線近くで不発弾が発見されたそうですね。
いつ処理するのだろう、する時は1号線通行止めになるのかな。
投稿: ミリオン | 2022年12月12日 (月) 13時36分
ひらいさん、おはようございます。
ミコアイサは、影も形もありませんでした(笑)。
去年は12月5日に行ったときはやはりいませんでした。
カワセミは、かなり以前、睡蓮園の近くで見たことがありますが、おっしゃるように珍しいですね。
河口堰も久しぶりでした。
カモたちは、大半はキンクロハジロでしたが、200数十羽もいますね。
カルガモもたくさんで驚きます。
投稿: mamekichi | 2022年12月12日 (月) 11時37分
mamekichiさん、おはようございます!
ミコアイサ、もう来てる頃だと思いますが不在だったんんですね、近づくと良く逃げて行くので、どこか別の場所に滞在してるのかもしれませんね、自分も近々行ってみたいです
ミツマタ池でカワセミは珍しいですね、どちらかというと木がたくさんある池の近くに滞在してるイメージです
河口堰も賑やかですね、自分も昨日昼少し前に行って来ましたが、同じようなメンツでした
投稿: ひらい | 2022年12月12日 (月) 07時59分
しばっちゃん、おはようございます。
カワセミ、久しぶりに見ました。
九華公園にもいるはずですが、この頃はちっとも出会いません。
管理組合理事長は、いろいろとあって大変でした。
なんとか無事に引き継ぎを済ませたいところです。
投稿: mamekichi | 2022年12月12日 (月) 04時09分
カワセミ、きれいですね。土曜日の管理組合の総会が無事に終わるといいですね。
投稿: しばっちゃん | 2022年12月11日 (日) 20時04分