お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年9月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年9月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2022年11月

2022年11月30日 (水)

志登茂川でユリカモメ、ヒドリガモ、ホシハジロなど……寒くなってきました

Dsc_6869c  朝までに雨は上がりましたが、終日、ほぼ曇り。最高気温も夜中に記録した19.1℃(0時5分)。その後はやや低下し、15時59分に13.9℃。これが今のところ、最低気温(16時10分現在)。北西の風が強く、夜にかけてまだ気温は下がりそうです。明日は、晴れるものの、12℃くらいにしかならないようです。12月に入り、いよいよ冬の到来というところでしょうか。先週は、勤労感謝の日で休みでしたが、今日は、後期8回目の非常勤の授業。今日の出席率は、82%ほど。同じ時間に居住環境コースの授業を担当していらっしゃる先生が「ときどき10人くらい休むんですが、何なのでしょう?」とおっしゃっていました。私も同じような疑問を抱きます。コロナに感染する学生はあるものの、一度にこれだけの感染者は出ていません。ほかの授業でも、5回連続で休んだ後、復活してきた学生がいるという話も聞きます。これで全15回の授業も、半分を越えました。

Dscn5549c Dscn5547c  さて、四日市港潮汐表では11時33分に満潮でしたので、あまり条件は良くなかったものの、例によって志登茂川を見てきました。おぼろタオルの工場の脇から堤防に出ます。左の写真が上流方向。カモやユリカモメがわずかに見えます。右は、下流側。カモがチラホラいます。

Dscn5563c  上流側にいたユリカモメ。今日見たユリカモメは、この1羽のみ。上流側には、ほかに2羽ほどカモが見えたのですが、ズームしたときには、遠ざかってしまい、米粒くらいの大きさでなんだか判別は不能。

Dscn5551c Dscn5566c  下流側には、まずはカルガモが20羽あまり。堤防の下にあがってきているカルガモもいましたし、そのそばにはホシハジロのメスもいました。

Dscn5555c Dscn5572c  川に浮いていたのは、ヒドリガモのオスと、ホシハジロのオス。写真はありませんが、ホシハジロのメスもいました。今日のバードウォッチングは、以上。

Dscn5577c  江戸橋駅を12時42分に出る名古屋行き急行に乗って帰宅。12月17日から時刻表を改定するという掲示がありました。ざっと見たところ、現在のものと大きくは変わらないようでしたが、一度、きちんとチェックしておいた方がよさそうです。昼食後は、いつものように出欠をチェックし、さらに、今日の授業で実施した社会的スキル尺度の結果を整理。Q&Aは、これから着手します。社会的スキルは、人間関係を形成・維持・発展するために重要で、人間関係を開始する、自己主張する、葛藤を処理する、他者を配慮する(他者の気持ちが分かる)といった内容です。

Dscn5576c  明日からは寒くなりますから、散歩の時も冬バージョンの服装にしなければなりません。ただ、明日の予想気温では、ダウンジャケットを着るかどうか、ちょっと迷うところです。寒くなると、冬鳥は増えますから、それを楽しみに歩くのです(微笑)。写真は、伊勢街道と伊勢別街道との追分にある高田本山専修寺への道標。「高田本山道」と刻まれています。高田本山専修寺へはここから北へ、伊勢別街道をたどっておよそ3㎞。明治22(1889)年に「愛知縣名古屋市別院下請講中」によって再建されたと刻まれています。

Sakagura_20221130200101  余談。帰りに近鉄桑名駅で12月から来年3月までの近鉄ハイキングのパンフレットを見つけ、もらってきました。「酒蔵みてある記」が本格的に復活していました(喜)。これはと思い、早速、Googleカレンダーにその予定を転記。12月10日から来年3月25日まで、東海エリアでは8箇所の酒蔵ウォーキングが企画されています。全部制覇したいところですが、伊勢方面も2箇所あります。どうでしょう?

2022年11月29日 (火)

雨の今日は「紙ゴミ製造業」に専念(苦笑)

1129amedas1129clouds  天気予報通り、雨模様の1日になっています。アメダスには記録がない時間帯でも、実際には小雨が降っています。右の画像は、朝8時40分の雨雲レーダーのもの。わが家のあたり、雨雲があったり、なかったり、湧いてきたりしていました。昨日の予報では9時以降、曇りとありましたので、散歩に出られるかと期待したのですが、無理でした。

Img_4548c_20221129152001Img_4554c_20221129153901  窓の外を眺めてウロウロしたりしていましたが、これらの写真を撮った9時前には、雨はほとんど降っていませんでしたが、諸戸氏庭園前から揖斐川方面を眺めても(右の写真)、歩いている人もほとんどいません。無駄な抵抗をしばらくしていたら、家内から「雨の日は、片付けでもしたら」という指示。

Img_4564c_20221129152001  やむなく、資料その他の整理整頓作業に取り組みました。私の勝手な命名では「紙ゴミ製造業」。資源ゴミにできるものは、もちろん資源ゴミに分別しましたが、非常勤講師や相談業をしていますから、マル秘扱いのものもそれなりにあります。確定申告に使った資料も過去4年分ほどそのまま保管してありました。小さなシュレッダーはあるものの、ずいぶん古くて、あまり役に立たず。それ故、午前中は、録りためたビデオをみながら、マル秘資料を手で細かくちぎって、可燃ゴミ袋に放り込むという作業に専念(苦笑)。能率は良くありません。

Img_4570c_20221129152001 Img_4567c_20221129152001  多少は片付いたのは、このあたりだけ(爆)。パソコンデスクは、畳1畳くらいのサイズですが、そこに載っているカラーボックスです。ビフォア・アフターを載せれば、「少しは片付いたね」と思ってもらえるかも知れませんが、アフターのみでは分かりません。趣味の歴史、歴史散歩、カメラに関する本や資料、桑名市博物館等で購入した図録、市民大学郷土史学科の講義内容をまとめた資料などが並んでいます。

Dsc09820c  夜中には雨は上がって、明日は晴れるという予報です。非常勤の授業ですからありがたいのですが、風が強そう。それに雨が上がった後は、冷たい空気に入れ替わり始めるとか。まぁ、明後日から12月ですから、寒くなるのも当然です。冬鳥も増えてくるでしょうから、そちらに期待しましょう。写真は、11月27日の日曜に行ってきた諸戸氏庭園で撮ったもの。

2022年11月28日 (月)

九華公園でウグイス、ジョウビタキ、カイツブリ

Dsc00265c_20221128140401  朝は10℃を下回り、しかも少し冷たい風が吹いていて、寒く感じました。昼前後には晴れ間もあり、19℃を超えました。この暖かさも今週半ばまでで、週の後半からは冬の気候だそうです。例によって7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と7.5㎞。こんなに歩いたかな?と思いますが、Google Fitのデータでは、ということ。最近は、これを信用することに決めています。

Dsc00329c_20221128140401 Dsc00345c_20221128140401  住吉水門のところでもコガモを5羽ほど見ましたが、上手く写真には撮れず。七里の渡し跡にも、コガモがいました。ここにはオス、メス合わせて8羽。冬になると、ここでよくコガモやヒドリガモ、オオバンを見ます。今日もオオバンが1羽。

 Dsc00367c_20221128140401 柿安コミュニティパークでは、駐車場にハクセキレイが2羽。西の堀には、今日もキンクロハジロのメスが1羽(写真は割愛)。ここに常駐しているようです。

Dsc00572c Dsc00582c_20221128140401  九華公園の奥平屋敷跡。着いたときは、ヒヨドリの天下。実に賑やか。こんな風では、ほかの小鳥は寄ってきません。40分ほどの間に見たのは、まずは、ウグイスとシメ。ウグイスは、ここにあるステージの裏の植え込みにて。シメは、奥平屋敷跡北側の木に。この木とそばにある松の木とを移動しています。まだまだ地上には降りてきません。

Dsc00672c  次いで、モズのオス。ステージの裏にそっと、黙ってやって来て止まっていました。あやうく見逃すところ。もう縄張りを確保したのか、「高鳴き」は聞かなくなりました。このモズ、しばしここに滞在していました。

Dsc00390c Dsc00711c  カモは、今日は、キンクロハジロ(左の写真)が35羽、ハシビロガモが11羽、ヒドリガモ(右の写真)が6羽の計52羽と多かったのですが、途中でキンクロハジロ10羽あまりが、揖斐川方向へ飛んでいってしまいました。

Dsc00744c  ユリカモメは、最多で25羽ほどがいましたが、じきに姿が見えなくなりました。今日は、外周遊歩道の南側でエサを与える方があったようで、たくさん集まっていました。ときどき、二の丸跡にあるクスノキにたかって、実をついばんでいる様子も見られます。

Dsc00698c_20221128140401 Dsc00852c  アオサギは、辰巳櫓跡の松の木にやって来ました。コサギも、公園内を飛んでいたのですが、鎮国守国神社の社務所裏に止まったところを撮影できました。

Dsc00753c_20221128140401  そのコサギがいたところの下には、カイツブリ。魚らしきものをくわえているように見えます。色模様は、先日、二の丸堀で見たカイツブリに似ています。清掃をしておられる女性が、「カモの赤ちゃん?」とおっしゃったのですが、違います。

Dsc00960c Dsc00995c_20221128140301  野球場の南でハクセキレイ。さらに九華公園の外周遊歩道の南のお宅でジョウビタキのオス。写真が撮りやすいようにフェンスに出て来てくれたように思えてしまいます。以前、このあたりではキセキレイがよく見られたのですが、最近はいません。そうそう、書き忘れましたが、最初に九華公園に着いたとき、鎮国守国神社の社務所裏でイソシギを見ました。というよりも気づかずに接近してしまい、逃げられましたというのが、正解。北門から入ると、堀の手前にサザンカの木々や、ツツジの植え込みがあり、何かいるかよく分からないのです。いつも慎重に近づいたつもりでも、脅かしてしまうことが多いのです。

Dsc01052c_20221128140301  貝塚公園ではヒヨドリとメジロのみ。内堀公園では、たぶん毎週月曜日に、私より年配の方が集まって「桑名すこやか体操」をしておられます。今日もちょうどその集まりに遭遇し、迷ったのですが、邪魔しないよう、見て回ったところ、ジョウビタキのオスを発見(微笑)。こちらもポーズを撮ってくれました。新築公園、老松公園にはヒヨドリくらい。

Dsc01139c  ところで、拙宅マンション近くまで戻ってきて、散歩友達のワンちゃんの相手をしていたら、これまた私より高齢の男性から「諸戸水道の給水塔はどこにありますか?」と声をかけられました。伺ったら、「諸戸水道ウォークラリー」が現在行われていて(12月4日まで)、近代化遺産を訪ねて写真を撮ると、文化遺産カードがもらえるのだそうです。諸戸水道は、リンク先に詳しい説明がありますが、山林王といわれた初代諸戸清六氏が、明治34(1901)年に完成させた自然流下式の自家用水道で、明治37(1904)年には東方の丘陵地の地下水を集めた貯水池を築き、桑名町周辺に共用栓55ヶ所、消火栓24ヶ所を設置し、無償で市民に提供したもの。給水塔は、わが家の北の諸戸氏庭園にあるのですが、現在は、修復工事の現場事務所が周囲に建っていて、塀に囲われ、わかりにくいのです。写真は、拙宅玄関前から見下ろしたもの。中央やや右手にある煉瓦造りの円筒形のものがその給水塔。西側の見えるところまで案内したら、たいそう感謝され、かえって恐縮しました。

Dsc01095c Dsc01101c  その諸戸氏庭園内の紅葉は、昨日見てきましたが、今日は外側。この男性を給水塔が見えるところまで案内しましたから、ついでに撮ってきたという次第。

Dsc01135c  場所は、この写真の中央に写っているあたり。逆光の位置から撮っています。そういえば、土仏山聖衆寺の紅葉も見たいと思っていたのですが、難しいかも。同級生K氏と行ったとき、「ここで紅葉を見ながら、ワンカップで一杯やるといいよなぁ」と話していたのですが(微苦笑)。

2022年11月27日 (日)

20221127諸戸氏庭園の紅葉

Dsc09665c_20221127145001  散歩帰りに諸戸氏庭園の紅葉を見てきました。いつもの年は、事前に知人から「紅葉情報」を得て、見に行くかどうか決めているのですが、今年はぶっつけ本番。情報なしに、そろそろいいかな? と勝手に思ったのです。諸戸氏庭園の秋の特別公開は、12月4日の日曜まで。大人は¥500(六華苑との共通券は、¥750)。10時から開園なのですが、9時半過ぎに行ったら、「掃除をしていますけど、いいですよ」ということで入れていただけました。お陰様で、独占状態で見てきました。

Dsc09719c Dsc09732c  入園した頃は、まだ日がさほど高く上がっておらず、日陰になっているところもたくさんありました。まだ主屋などの修復工事が終わっていませんので、煉瓦蔵の西の端が入り口になっていて、東から反時計回りに見て回ります。煉瓦蔵の裏(北)側は、この時間帯は、写真撮影には向いていません。これら2枚は、藤茶屋のあたりで撮ったもの(こちらに諸戸氏庭園の園内案内があります)。ドウダンツツジも、もっと赤くなるはず。

Dsc09740c_20221127145101 Dsc09781c  菖蒲池に来て撮ったもの。左の写真は、西を向いています。江戸時代につくられたという草庵・推敲亭が、向かって左に見えています。手前は菖蒲池。菖蒲池の少し北側に行ったところから、南を見ると、右の写真のようになります。中央奥には、拙宅マンションが少しだけ見えます。いいところにあると自己満足し、自画自賛しています(微苦笑)。

Dsc09812c Dsc_6855c  もっとも西に御殿があります。修復は終わっていますが、まだ拝観はできません。この御殿の北側に六華苑との境をなす水路があります。この水路沿いに見える六華苑の紅葉が、マイベスト。ここはスマホのカメラで撮った方が横長に撮ることができて、見栄えがします。

Dsc_6855c Dsc_6861c  ちょっと違うアングルから撮ったものがこれら。諸戸氏庭園に紅葉を見に行ったのに、六華苑の紅葉を見て楽しむというのも、どうかという気もしますが、「一粒で二度美味しい」ということ(笑)。

Dsc00007c Dsc00018c_20221127145201  御殿の前を通って、推敲亭あたりへ。左の写真で推敲亭の手前にあるのは、ドウダンツツジ。右は、いつものように、推敲亭に座って窓越しに見たつもりの写真(推敲亭には入れないのです)。

Dsc00032c Dsc00110c  左は、推敲亭の南側から眺めた菖蒲池の方向の写真。右の写真は、す高低の南東側から見た景色。左隅に推敲亭が見えます。

Dsc00171c  こちらは、公開エリアの南側から北を見たもの。ご覧のように、諸戸氏庭園のお庭には、紅葉する木は必ずしも多くはありません。

Dsc00191c Dsc00218c_20221127145301  入り口の煉瓦蔵方面に戻る途中で見上げたのが、左の写真。右は、その煉瓦蔵のすぐ南に戻って、藤茶屋の方を撮ったもの。ドウダンツツジはまだかなという気がしましたが、紅葉はかなり紅葉していて、まあ楽しめたと思っています。

Dsc00258c Dsc08670c  諸戸氏庭園の紅葉を見に行ったのは、たぶん3年ぶり。前回は2019年11月29日(2019諸戸氏庭園の紅葉)。庭園について詳しいことは、この3年前の記事に書いてあります。右の写真は、今朝、散歩に出るときに見下ろして撮った諸戸氏庭園の様子です。

九華公園でアトリ

Dsc08666c_20221127142801  良い天気で20℃近くになり、暖かい日です。いつもより少し早く、7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀から京町、南魚町、三崎通、諸戸氏庭園に立ち寄って7.1㎞。諸戸氏庭園では、紅葉を見てきましたが、それはまた別の記事にします。

Dsc08715c_20221127142801  住吉神社前の揖斐川では、カモメの仲間が飛んでいましたが、種類までは分からず。写真もイマイチで、割愛。波がかなり立っていたのですが、負けずにオオバンが1羽。揖斐長良川の中州近くにカンムリカイツブリの姿が2羽見えましたが、いかにも遠い。

Dsc08768c Dsc08773c  七里の渡し跡で、ヒドリガモのオス2羽とメス1羽と、コガモのオス3羽。柿安コミュニティパーク西の堀では、今日もキンクロハジロのメス1羽がいました。

Dsc08909c  九華公園について、相撲場の近くで見慣れない鳥を見つけました。アトリのメスでしょう。今年1月に諸戸氏庭園で見ています(2022年1月21日:諸戸氏庭園でアトリ、九華公園にはミサゴ)。九華公園では4年前に目撃(2018年11月17日:九華公園でアトリのメス)。それ故、世間的には普通種ですが、散歩コースでは珍鳥。

Dsc08994c Dsc09068c_20221127142901  アオサギが7時50分に飛来。九華橋近くの樹上に降り立ちました。ほかには、コサギが3羽来ていました。このところ、堀の水はけっこう深くなっているのですが、堀に落ちた石の上などに降りたりしています。

Dsc09002c Dsc09635c  カモは、34羽。キンクロハジロが24羽、ハシビロガモは今日は4羽。ヒドリガモはオス2羽にメス3羽。ちょっと少なめ。ホシハジロのメスは、先日、1回姿を見ただけですし、カイツブリもあれ以来見ません。ユリカモメは7羽ほど飛んでいたのですが、すぐにいなくなりました。

Dsc09455c Dsc09416c  奥平屋敷跡には今日は、これという鳥は来ませんでした。ツグミの鳴き声を聞いたものの、姿は見つけられず。朝日丸跡に来て、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、コゲラの、いつもの混群に出会いました。

Dsc09351c Dsc09546c_20221127142901  こちらはコゲラ。今日も賑やかでした。カワラヒワも近くにたくさんいて、一段と賑やかでした。

Dsc09172c_20221127142901  朝日丸跡では、ほかにハクセキレイ。鎮国守国神社の境内にも行ったのですが、ここはヒヨドリ天国(苦笑)。あれではほかの鳥はいません。貝塚公園では、ヒヨドリとメジロのみ。これが今日のバードウォッチング。

Dsc09566c  鎮国守国神社の境内の紅葉。あの「なんちゃって紅葉」でまだまだ粘ってみました。ドウダンツツジは、きれいに赤くなる年もあるのですが、今年はどうも今ひとつです。

Dsc09641c_20221127142901  三崎通あたりの街路樹は、イチョウ。諸戸氏庭園に向かっています。最初に書きましたように、諸戸氏庭園の紅葉は、別のキジにします。今週は、水曜日に非常勤の授業があります。週の後半は、早くも12月。寒くなるという予報です。土曜日に桑名市内をウォーキングの予定。

2022年11月26日 (土)

揖斐川のカンムリカイツブリ……くわなメディアライブで市民芸術文化祭鑑賞も

Dsc07882c  太陽が顔を覗かせることもありましたが、ほとんど曇りの1日でした。気温は18℃を超えたものの、寒く感じます。いつものように7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園からくわなメディアライブへ。桑名市民芸術文化祭の美術部門展を見て、新築公園、常盤町、寺町と回って、7.1㎞。それでも2時間45分くらいでした。

Dsc07913c  住吉神社前の揖斐川で、目の前にカンムリカイツブリがやって来ました。ようやくまあまあの写真が撮れました。揖斐川には、この個体を含め、5羽のカンムリカイツブリが見えました。

Dsc07980c Dsc08004c  柿安コミュニティパークでは、ジョウビタキのメスとオスが、相次いで同じソメイヨシノの木に登場。繁殖しない今の時期は、縄張り意識が強く、オスとメスであっても排斥し合います。この2羽も、バトルを展開しつつ、どこかに行ってしまいました。けっこう激しいバトルでした。

Dsc08019c  近くでそれを見守っていた(?)のは、ハクセキレイ。コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロのメス1羽と、オオバンが3羽。今日は写真はありません。

Dsc08462c_20221126161301 Dsc08234c  九華公園の奥平屋敷跡には、ヤマガラシジュウカラ、コゲラ、メジロの混群が滞在。初めは、松の木の中にいて出てこなかったのですが、時間が経つにつれ、動きはじめました。しかし、こんな天気ですので、写真はイマイチ。まぁ、割と長い時間、間近で見られたので、満足。

Dsc08398c  ヤマガラは数羽、シジュウカラは10羽以上、コゲラは2羽、メジロは多数(数えられず)。メジロの写真は、今日はなし。ほかに、奥平屋敷跡や、二の丸跡にはシメ。2羽はいるように思えます。今日も写真を撮ったものの、遠かったり、枝かぶりだったり。ツグミの鳴き声も聞こえるのですが、姿ははっきりとは確認できません。

Dsc08034c Dsc08331c  カモは、今日はなぜか少なくて、合計22羽。キンクロハジロ(左の写真)は12羽、ヒドリガモ(右の写真)は5羽、ハシビロガモは5羽。

Dsc08629c_20221126161301 Dsc08585c  ユリカモメは、24羽が飛来。今シーズン最多です。二の丸跡にあるクスノキにたかって、実を食べています。写真は、野球場のフェンスのところに止まっているところ。

Dsc08644c Dsc_6847c  さて、こちらがくわなメディアライブ。中央図書館や、市民活動センター、多目的ホールなどがある複合施設。メディアライブ1階の多目的ホールで、昨日から明日まで第31回桑名市民芸術文化祭の美術部門展が開かれています。

221126bunka  同じマンションの知人で、写真を趣味としていらっしゃる方に案内をいただきましたので、見に行ってきたという次第。同じ会場で、日本画、洋画、版画、書道などとともに展示されています。写真のところを重点に見てきましたが、皆様、さすがに本格的に取り組んでおられ、私のようなテキトー写真では比べものになりません(苦笑)。

Dsc08559c  明日は、すっきりと晴れるという予報です。しばらく長良川河口堰に行っていませんし、一度、三つ又池公園の様子も見たいなと思っています。その一方で、紅葉も気になります。諸戸氏庭園や、土仏山聖衆寺など。まぁ、明日の朝、どうするか決めることにします。

2022年11月25日 (金)

今日は、オオバンデー

Dsc06917c  朝は10℃以下にまで冷えましたが、日中は、18.9℃と暖かくなりました。例によって例のごとく、7時半から散歩へ。今日は10時半から所用がありましたので、時間制限法。10時帰宅を目指して、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.5㎞。時間制限をした割によく歩きました。

Dsc06977c_20221125144701 Dsc07008c_20221125144701  七里の渡し跡にオオバンが4羽いました。冬になるとここでよく見ます。揖斐川には、今日は赤須賀漁港の漁船が出ていましたが、カンムリカイツブリが3羽浮かんでいるのが見えました。右の写真には2羽、写っています。ただ、今日も遠い(微苦笑)。

Dsc07098c  柿安コミュニティパークの西の堀にも、オオバンがいました。ここにも4羽。今日は、オオバンデーかも(笑)。オオバンは、このあたりでは秋の半ばくらいにやって来て、春まで滞在します。

Dsc07166c  九華公園、今日は、コサギが神戸櫓跡の松の木のてっぺんにいました。カワウたちの真ん中、最も高いところに、です。白と黒、好対照。

Dsc07344c_20221125144601 Dsc07356c  奥平屋敷跡、今日は時間短縮のため、40分ほどで切り上げました。あまり多くは来ませんでしたが、まずは、ジョウビタキのオスが登場。ここによく現れます。続いてシジュウカラ。

Dsc07682c Dsc07435c  さらに8時半近くになって、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラの混群。あまり来なかったものの、まあまあの鳥果。ほかに、シメも一瞬姿を見せてくれたのですが、残念ながら、遠い上に枝かぶり写真でした。

Dsc07131c Dsc07813c  カモたち、今日は合計40羽。ハシビロガモが、なんと11羽に増加! ヒドリガモが3ペア。3ペアいたのは、今シーズン初。ほかには、キンクロハジロが23羽。これはやや少ない。ユリカモメは3羽が飛んでいたのですが、降りては来ませんでした。

Dsc07785c Dsc07852c_20221125144601  九華公園の外周遊歩道の東、野球場のフェンスのところで、ジョウビタキのメス。ジョウビタキのメスは、このあたりでよく見かけます。貝塚公園ではヒヨドリ、カワラヒワ、内堀南公園でメジロ。右の写真のメジロは、帰りに住吉入江まで来たときに出て来たもの。このあたりではジョウビタキの鳴き後がしていたのですが、姿は見えず。

Dsc07198c  午前中のアポイントメントは、マンション管理について知人から情報収集。色々と教えてもらいました。建設単価が最近うなぎ登りだそうです。長期修繕に響きそうです。集合住宅(鉄筋コンクリート造)の10月の工事原価は、前月比1.2%上昇しているとか(こちら)。夕方、もう1つ、管理組合の仕事があります。どうなるかちょっと心配なことですが……。写真は、九華公園の吉之丸堀にて。イチョウの黄葉が、水鏡になってきれいでした。

Dsc07876c_20221125144601 Dsc07112c  木曽御嶽山です。Yahoo!ニュースによれば、すでに10月6~7日にかけて初雪が降ったとか(こちら)。道理で山頂付近が真っ白に見えるはずです。右は、九華公園にて。このあたりの紅葉はとくに、逆光で撮った方がきれいに見えます。

2022年11月24日 (木)

九華公園にホシハジロのメス

Dsc05996c_20221124142801  雨は昨晩のうちに上がりました。今日は朝からかなり強い北西の風が吹いています。気温は20.8℃。朝一番に家事を済ませ、8時15分から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常信寺、御坊さん、寺町と5.9㎞。まあまあの距離。

Dsc05957c Dsc06134c_20221124142801  揖斐川には、カンムリカイツブリが2羽。この間よりも、近い所にいたものの、まだまだ証拠写真。そのうち、住吉入江にも来たりするでしょう。柿安コミュニティパークのところにホオジロのオス。しかし、今日はソメイヨシノの木にいて、枝かぶり(苦笑)。

Dsc06072c_20221124142801  三の丸水門には、ハクセキレイ。こちらはクリアに撮れました。かなり近くの絶好のポジションに来たのです。

Dsc06141c  九華公園には8時40分に着きました。いつもより45~50分くらいの遅れで、散歩友達にはほとんど会えませんでした。鎮国守国神社の社務所裏の木にコサギ。

Dsc06257c Dsc06161c  相撲場の近くには、コゲラとシジュウカラの交じった群れ。陰になったところでよく動き、これまた撮りにくい(苦笑)。奥平屋敷跡では、ヒヨドリがいたくらい。他に目立ったのは、ムクドリ多数。そうそう、ウグイスの地鳴きも聞こえましたが、今日は、探さず。

Dsc06454c Dsc06368c_20221124142801  カモ、今日は、ホシハジロのメスが1羽、来ていました。今シーズン初見。ホシハジロは、去年も少し来ていました。カモは、合計44羽。ホシハジロの他には、ヒドリガモが1ペア、ハシビロガモが6羽、キンクロハジロが33羽でした。

Dsc06391c Dsc06421c  こちらはハシビロガモ。くちばしの側面には歯を思わせるくし状のものがあり、このくちばしを水面に付け、水を吸い込み、水とともに入ってくる植物プランクトンなどを濾しとり、水を排出するのです。くし状の部分を撮りたいと思ったのですが、上手くいかず。

Dsc06612c Dsc06696c_20221124142801  ユリカモメが3羽いたので、それを撮ろうと思ったところへ、この大群。毎年、今頃から揖斐川、長良川あたりでものすごい数が見られます。カワウさんたち。いったい何羽いるのか? と思うほど。おかげでユリカモメはどこかへ逃げてしまいました。このあとの公園では、ヒヨドリがいたくらい。

Dsc06518c Dsc06718c  「なんちゃって紅葉」その他。左の写真は、元祖「なんちゃって紅葉」。鎮国守国神社の拝殿前。右は、貝塚公園で撮ったもの。名所ではありません。モミジの木も少ししかありませんから、あくまでも「それなりに」です。

Dsc06778c_20221124142801  今週は、非常勤の授業が休みで、Q&Aを書かなくてよいので、楽ちん(微苦笑)。先週月曜日にあった市民大学郷土史学科の講義内容のまとめは、一通り完成しました。プリントアウトして、しばらく寝かせてから、内容をチェックし、加除修正します。午後からは室内で過ごしていますが、日がよく差し込んで暖かく、居眠りしそうでいます(笑)。

2022年11月23日 (水)

雨読の日は、博物館で工芸鑑賞と郷土史の勉強

1123amedas  Img_4514c_20221123130101 予報通り、朝から雨になっています。モットーの通り「晴歩雨読」で、今日は、雨読の日。なのですが、桑名市博物館で開催されている“特別企画展「華ひらく近代工芸の美−板谷波山と香取秀真−」”を見てきました。会期が次の日曜日までと迫っていて、見逃しかねなかったからです。

Dsc_6834c 1123museum  この特別企画展で取り上げられている陶芸家・板谷波山(いたやはざん/明治5(1872)~昭和38(1963)年)と鋳金家・香取秀真(かとりほつま/明治7(1874)~昭和29(1954)年)は、日本の近代工芸界を牽引した第一人者で、昭和28(1953)年には工芸家として初の文化勲章を2人同時に受章した方たちだそうです。「だそうです」というのは、私は工芸にはほとんど詳しくないのです。というより、正直に書けば、工芸には絵画などほどの関心がありませんでした。板谷波山は、日本の近代陶芸の開拓者であり、香取秀真は、鋳金工芸作家、歌人であると同時に、学問としての金工史を確立し、研究者としても優れといいます。

Dsc_6830c  この展覧会では、両者の珠玉の名品が見られるとともに、波山に師事した桑名の陶工・加賀月華(明治21(1888)~昭和12(1937)年)や、秀真と親交のあった多度の郷土史家・伊東富太郎(明治9(1876)~昭和33(1958)年)などの桑名地域との関わりも紹介されています。加賀月華は、大正11(1922)年より桑名の物産として知られていた万古窯の再興を図り、地元の赤須賀に築窯して古万古の作風を受け継ぎました。左の写真は、加賀月華の「葆光彩磁唐華文花瓶(ほこうさいじからはなもんかびん)」。「葆光彩磁」は、板谷波山が編み出した技法で、艶消しの効果によって霧が立ちこめたような幻想的な釉調が得られるといいます。伊藤富太郎は、七取郵便局長や村長を務めるなど公職を歴任するかたわら、郷土史・金工史の研究者として全国の研究者と交流するなど多度地域に留まらず、全国的にも知られる存在だったそうです。この特別企画展は、11月27日(日)まで。

Img_4532c_20221123130101 Img_4538c_20221123130101  博物館に出かけた以外は、先日の市民大学郷土史学科の講義内容のまとめを少しずつ行っています。先日は、長嶋一向一揆の話も含め、お寺の話でした。配付されたレジメとノート(左の写真)をもとに、「桑名市史 本編」(右の写真)などを参考にボチボチとやっているところ。

Img_4521c_20221123130101  という次第で、雨読の日は、博物館で工芸鑑賞と、郷土史の勉強。諸戸氏庭園の紅葉は、雨に濡れて一段ときれいに見えます。秋の特別公開が12月4日(日)まで。こちらにも出かけて紅葉を見てきたいと思っています。

 

 

2022年11月22日 (火)

九華公園にカイツブリ登場

Dsc04695c_20221122154301  午前中はよく晴れて、気温は今日も22.0℃。午後からは曇ってきました。まったくいつもと同じく、7時半から散歩。前にも書きましたが、判で押したような生活で、我ながら笑えます。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞。午後からは、歯科受診。ブリッジを作るための型取り。年内には、ブリッジを入れてもらえるでしょう。写真は、諸戸氏庭園。紅葉がそれなりになってきましたから、そろそろ見頃になっているかも知れません。情報を仕入れないといけません。

Dsc04728c Dsc04801c  その諸戸氏庭園のところで、ジョウビタキのメス。しばらく前は、諸戸氏庭園からヤマガラやシジュウカラが出て来たのですが、最近はサッパリ。知人が、諸戸氏庭園の前の桜並木にヒマワリの種を置いているのですが、減らないそうです。揖斐川の堤防、船津屋さんの裏手でホオジロのオス。昨日もこの近くで、ホオジロのオスを見ていますから、同じ個体かも知れません。

Dsc04892c Dsc04936c_20221122155901  揖斐川には、今日もカンムリカイツブリが1羽見えたのですが、遠い。これを撮ったときは、たぶん200mくらい先。アオサギが1羽飛んできたものの、堤防から見えない、高水敷の下の石垣に降りてしまいました。三の丸水門には、ハクセキレイ。いつもこのあたりに2ペアくらいいますが、今日はこの1羽のみ。

Dsc04959c_20221122155901  柿安コミュニティパーク西の堀には、オオバンが1羽。石垣に着いた藻のようなものを食べています。

Dsc04975c_20221122155901  九華公園では、アオサギが久しぶりに九華橋近くの樹上にいました。背後にあるモミジが紅葉していて、ちょっと違ったイメージ。

Dsc05056c_20221122154301 Dsc05137c  管理事務所近くでヤマガラ、メジロ、シジュウカラの混群。今日は、コゲラはいません。目の前にやって来たのですが、かえって近すぎて写真には撮りにくい。贅沢ばかり言います(苦笑)。

Dsc05283c_20221122154201  奥平屋敷跡から二の丸堀を眺めていたら、カイツブリがいるのに気づきました。先日から、散歩&鳥見友達のYさんが「カイツブリがいた」とおっしゃっていたのですが、私は今シーズン初めて。去年も、今頃ときどきやって来ていました。若いカイツブリのように見えます。カイツブリは、ここには棲み着いたことはありません。

Dsc05189c  奥平屋敷跡では、今日もシメがいました。近くの松の木の中にいることが多いようで、ときどきこの写真の木に出て来ます。さらに、このあたりで今日は、ツグミを3羽目撃しました。木から木へと移っています。ツグミもまだまだ地上には降りてこないでしょう。写真は残念ながら撮れていません。

Dsc04991c Dsc05083c_20221122154301  カモたちは、今日は堀のあちこちに散らばっていました。合計41羽。キンクロハジロが29羽(左の写真はオス)、ハシビロガモが8羽、ヒドリガモが4羽(2ペア、右の写真)。

Dsc05346c_20221122154201 Dsc05697c  ユリカモメは、今日は、7羽が飛来。野球場のフェンスの上に止まっています。飛翔シーンにもチャレンジしましたが、もう少し練習して、勘を取り戻さないといけません。

Dsc05327c  吉之丸堀にコサギが1羽。九華公園に来たとき、鎮国守国神社の社務所裏から飛び立ったコサギと思います。堀の水が抜かれたときにはたくさん来ていましたが、いまは元通りの水量になっていますので、あまり来ません。

Dsc05894c Dsc05933c  内堀公園で、メジロとジョウビタキのオス。メジロは、身繕いの途中で、ヘンな風(笑)。イメージダウンかも知れません。ジョウビタキのオスは、毎年この公園でよく見られます。

Dsc05402c_20221122154301  散歩途中、家内からLINEが届き、「マンションの管理人さんが、帰りに寄って欲しいといっている」という連絡。「また何かあったか?」と思ったのですが、すぐに解決してホッと一安心。理事長の任期が残り1ヶ月弱になりました。無事にこのまま任期満了を迎えたいと願っているのです。明日は水曜ですが、勤労感謝の日で、授業は休み。ただし、雨の予報で、ちょっと残念。

2022年11月21日 (月)

シメとツグミもやって来ました

Dsc04685c_20221121144001  雨は朝6時には上がり、次第に晴れてきて、暖かい日になりました。22.6℃にもなっています。いつものように、朝7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町、御坊さんと6.2㎞。3時間コース。というのも、九華公園でいろいろと出て来たのです(微笑)。

Dsc03123c Dsc03138c  まずは、住吉神社あたり。義母の四十九日も終えましたので、久しぶりに住吉神社にもお参りしてきました。その住吉さんのところには、ハクセキレイが2羽。さらにアオサギの若者が飛んできて、少し上流のところに降りました。

Dsc03183c_20221121144101  揖斐川沿いを歩いていると、何度かカワウの群れが上流方向から飛んでくるのが見えます。ちょっと数える気にはなりませんが、かなりたくさん。

Dsc03206c Dsc03230c  住吉水門の下流側でホオジロのオス。ホオジロは、春から夏にかけてこのあたりでよく見ましたが、久しぶり。近くにツグミ(右の写真)。シャッターを押そうとしたら、逃げられ、全くの証拠写真。それも後ろ姿。それでも、今シーズン初見。全国的には、見られるようになったのは早かったものの、数は少ないという話が伝わっています。

Dsc03285c_20221121144101  Dsc03423c 三の丸公園ではセグロセキレイを見たのですが、ちょっと遠くて、ピンボケ写真でした。三の丸水門のところでも、ハクセキレイが2羽。柿安コミュニティパークではモズ。見つけたときは近くにいて、何かエサをくわえていたのですが、なかなかうまく撮れず、追いかけた挙げ句、ちょっと離れたところで撮れた写真。

Dsc03478c Dsc03524c_20221121144101  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏にコサギ。この子サギが止まっていた木には、アオサギの若者もいたのですが、逃げられました。奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス。

Dsc03822c Dsc03657c_20221121144101  奥平屋敷跡北の花菖蒲園のところでは、今日も、ヤマガラ、メジロ、シジュウカラ、コゲラの混群に出合いました。上手くタイミングが合うと、必ずといって良いほど九華公園でこれらの混群に巡り会います。シジュウカラとコゲラの写真は、上手く撮れませんでした。

Dsc03705c  ヤマガラたちの混群のすぐ近くには、これまた今シーズン初お目見えのシメ(左の写真)。先週の金曜も鳴き声を聞いた気がしたのですが、その時には見つけられませんでした。ツグミも、シメもやって来て、いよいよ冬鳥も増え、バードウォッチングの楽しみが増して来ました。

Dsc04356c_20221121144001  奥平屋敷跡や、二の丸跡でウグイスを追いかけました。今の時期、地鳴きをしながら植え込みなどを移動しています。リンク先でさえずりと地鳴きとが聞けます。さらに辰巳櫓の近くでも、ウグイスが見えました。たぶん同じウグイスが移動しているのだろうと思います。何100枚か撮った中に写っていたのがこれ。

Dsc04500c_20221121144001 Dsc04514c  近くにはジョウビタキのオス、カワラヒワ、メジロもいました。このあたりですでに9時半を過ぎていました。いつもならとっくに貝塚公園に行っている時刻です。

Dsc04595c Dsc04606c  九華公園では、カモは、今日は合計47羽。ハシビロガモが8羽にキンクロハジロが39羽。ヒドリガモは見当たらず。

Dsc04573c_20221121144001  ユリカモメは、今日は2羽が飛来。このあと回った公園では、ヒヨドリやスズメくらいしかいませんでした。鳥たちの活動も一休みの時間帯なのでしょう。

Dsc03088c_20221121144101 Dsc04343c  近くの紅葉。まずは、諸戸氏庭園。主屋に向かって左(西側)、水路沿いのところ。右は、今日の「なんちゃって紅葉」(鎮国守国神社の境内)。そろそろ見頃も終わりという感じ。

Dsc03850c_20221121144001  こちらは、九華公園の管理事務所の南にあるイチョウの木。奥平屋敷跡の方にある橋の南から撮ったもの。

2022年11月20日 (日)

マラソン応援というか見学というか

Img_4344c_20221120192901  実家あたりでは、雨模様の日曜日になりました。朝方と、午後から雨でした。雨なのと、今日は「第25回ひさい榊原温泉マラソン」でしたので、散歩は控えました。マラソンは9時から順次スタートですので、参加者の迷惑になるといけないと思ったのですが、そうでもなかったようです。

Img_4351c_20221120192901 Img_4410c_20221120192901  実家のちょうど前が、ハーフマラソンの19㎞地点でした。その先、左の写真で奥の方に右のような看板。ハーフと10㎞は、この看板の先100mで右折の指示。昨日、散歩で行ってきた善福寺さんの方へ曲がるということ。

Img_4465c_20221120192901 Img_4482c_20221120192901  実家の少し西には係の方が詰めています。ここは三叉路になっていて、中学生対象の3㎞コースでは、西から来てこの交差点で右折して、ゴールの榊原小学校に向かいます。5㎞、10㎞、ハーフの参加者は手前方向に直進し、実家の前を通過していきます。もっと参加者が多いかと思ったのですが、3㎞の中学生は、数名のみ。5㎞以上の高校生、一般の部はそれなりにでした。ハーフマラソンでは、スタートから2時間経過しても、実家の前を通過していくランナーがボツボツとありました。

Img_4382c_20221120192901  雨模様であったのとマラソン応援でブラブラしていました。見た野鳥はトビとジョウビタキのメス。ジョウビタキは、どうやら実家あたりを縄張りにしたようです。今週は、火曜日午後に歯科治療。江戸橋での非常勤は祝日で休み。JRさわやかウォーキングや、近鉄ハイキングがあるのですが、今のところ雨の予報。

221121marathon  11月21日の中日新聞朝刊「三重 みんなのスポーツ」に記事が載っていました。参加者は、総計616人だったといいます。コース途中で見ていましたのでそんなに沢山の方が走ったという実感はありませんでしたが、新聞記事にあるハーフマラソンのスタートの様子を見ると、全く違う印象です。コロナ禍のため、参加人数も制限されたそうです。ハーフマラソンの一般・高校男子の1位の方の記録は、1時間17分3秒。

 

2022年11月19日 (土)

四十九日法要は無事に務められました…昼食はラムちゃんパーク湯の瀬にてラムの焼き肉

Img_3970c_20221119164901  義母の四十九日法要のために家内の実家に来ています。実家に来ても、毎朝の恒例である散歩は欠かせません。法要が10時からですので、いつもより30分早く、7時から町内一周、約5㎞の散歩をしてきました。1時間半弱で帰宅。山間にありますので、日が当たってくるのは、今の時期、7時過ぎです。ちょっと寒かったものの、日が当たり、少し歩くと体も温まってきます。

Img_3997c_20221119164901 Img_3999c_20221119164901  桑名あたりよりも、冷えますから、紅葉が見頃でした。写真は、実家から西の方。貝石山や、榊原川にかかる湯香里橋の近くで撮ったもの。

Img_4023c_20221119164901  いつもなら氏神様の射山神社にお参りしますが、まだ忌明けになっていませんので、今日は通過。

Img_4026c_20221119165101 Img_4029c_20221119165001  湯元榊原館の裏手を歩いていたら、旅館の裏に桜らしき花が咲いているのに気づきました。かなり遠くで、近くまではいけませんでしたし、桜の種類の判別は難しいので、よく分かりません。今頃咲く桜には、四季桜、十月桜、不断桜などがあります。

Img_4075c_20221119165001 Img_4049c_20221119165001  歩き続けて、榊原口のバス停あたりでジョウビタキのメスに遭遇。今日は、ここまでこれという鳥には出会いませんでした。

Img_4100c_20221119165001  さらに再び榊原川を渡るのですが(この川、町内でかなり蛇行しています)、モズのオス。けっこう遠かったのですが、明るかったのでそれなりに撮れました。

Img_4102c_20221119165001 Img_4109c_20221119165001  四十九日法要のあとで、また来ることになるのですが、お寺にも立ち寄って墓参りをしてきました。真宗高田派の圓浄寺。

Img_4144c  さらに散歩を続けます。こちらは、同じく高田派の善福寺。ここに、大きな銀杏の木があるので見に立ち寄ったのですが、すでに葉がほとんど落ちていました。そういえば、ここは黄葉も、落葉も早かったのを思い出しました。

Img_4166c_20221119165001 Img_4170c_20221119165101  榊原温泉の泉源地の近くに沈下橋がありますので、いつも散歩の時によってきます。ここも榊原川。あまり意識していなかったのですが、ここにも銀杏の木がありました。セキレイやアオサギがいることがあるのですが、今日は、ヒヨドリばかり。

Img_4178c_20221119165101 Img_4186c_20221119165101  実家近くまで戻ってきたら、電線にセグロセキレイ。3羽が一緒にいました。このあたりですと、セグロセキレイが普通に見られます。

Img_4247c_20221119165101 Img_4251c  ちょっと足を伸ばして、湯元榊原館の方へ。榊原館の南にも、見事な紅葉がありました。

Img_4278c_20221119165101  実家に戻ってきて、ジョウビタキのメス。先日、娘が来たときにも、実家のところにジョウビタキのメスがいたといいます。

Img_3976c_20221119170801  四十九日法要は10時から圓浄寺のご住職に来ていただき、無事に務められました。法要を終えて、お寺に行って、納骨。実家の墓への納骨は初七日の後に行ったのですが、今日は、檀那寺にある信徒一同の共同墓地に納骨してきました。また、いずれ高田本山専修寺にも納骨に行くことになります。

Dsc_0462c Dsc_0484c  ここからは余談。法要の後は、かねて予定していたのですが、リニューアルしたラムちゃんパーク湯の瀬に行って、食事をしてきました。ラム肉の焼き肉を食べさせる店が、新たに出来たのです。

Dsc_0473c Dsc_0470c  「生らむ焼肉セット150g(2,200円)」を食べてみました。内容は、生らむ肉150g、地元野菜4種類~6種類、おばあちゃんのこだわりの漬物、おばあちゃんのおばんざい1品、おばあちゃんの古代米ごはん(1杯おかわり可)がセット。勝手に生ビールも追加(微笑)。たれは普通のジンギスカン用のたれと、甘だれと2種類。普通のたれの方が焼き肉には合う感じ。そこにオリジナルのスパイスを入れてみたのですが、これがなかなか良い感じ。

Dsc_0476c  ご飯は、古代米ご飯。これも地元でとれた古代米を使っています。古代米のご飯は、初めて食べましたが、もっちりしていておいしいものでした。

Img_4123c Img_4115c_20221119165001  余談その2。明日は、「第25回ひさい榊原温泉マラソン」が予定されています(雨天決行とのこと)。以前は2月頃、雪の舞い散る中で行われていました。ハーフが250名、10kmが200名などと限定して募集されていました。今日も練習で走っている方を見かけています。要項を見ますと、距離によって違いますが、旧JA榊原支所や榊原農民研修所がスタート。3キロコース(中学生対象)が9時にスタートし、これがマラソン大会の開始。その後は、距離毎に順次スタートするということです。実家の前の道路もコースになっています。義母もよく応援していたそうですから、私もそれに倣うことにしましょう。

2022年11月18日 (金)

「なんちゃって紅葉」はそれなりになってきました

Dsc02281c_20221118142501  今日も風は弱く、暖かい日になりました。よく晴れて日差しがありますので、昨日より暖かい感じ。いつも通り、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町と5.6㎞。揖斐川には、赤須賀漁港の漁船が出ています。こういう日は、揖斐川には鳥影はありません。

Dsc02336c  柿安コミュニティパークの西の堀にオオバンが2羽。昨日は揖斐川で、「オオバンか?」という程度でしたが、今日ははっきり確認しました。これだけしっかり見たのは、今シーズン初。

Dsc02356c  九華公園ではヒヨドリが出迎え。相撲場近くの樹上には、カワラヒワたち。歩いていると、堀の上をホシゴイが飛んでいくのが見えましたが、写真は甘いピントで載せられる代物ではありませんでした。

Dsc02591c Dsc02431c  奥平屋敷跡の入り口で、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、コゲラの群れに遭遇。うれしいのですが、皆、よく動いて、賑やかなので、写真を撮るのは難しい。

Dsc02547c_20221118142501 Dsc02946c  メジロは、赤い実をついばんでいる所が撮れました。今年はヤマガラの当たり年と書きましたが、九華公園ではたいていこの4種類の混群で移動しています。

Dsc02768c_20221118142401  奥平屋敷跡では、他にジョウビタキのオスも登場。

Dsc02373c Dsc02675c_20221118142401  カモは合計38羽。キンクロハジロ(左の写真)が27羽、ハシビロガモ(右の写真)が8羽、ヒドリガモが3羽。堀の水は、以前とほぼ同じくらいに入りましたが、キンクロハジロの数は、やや少ないままです。今日は、ユリカモメは見ませんでした。

Dsc02953c  吉之丸堀の橋を渡っていたら、神戸櫓跡にダイサギが降りてきました。続いて、コサギも降りたのですが、近くにいたカワウの陰になってよく見えず。反対側に回ってみたものの、すでにおらず。ダイサギを見ていたら、若い女性から声をかけられました。最近は、めったにない経験で、緊張します(微笑)。鳥が好きで文鳥を飼っているというお話しでした。公園の野鳥について少しおしゃべり。

Dsc03072c_20221118142401  貝塚公園にはヒヨドリがいたのみ。内堀南公園、内堀公園には何もいません。写真は、内堀南公園。細長い公園で、古いソメイヨシノの木が何本かあります。あまり人はいません。ときどき、ここのベンチで小休止。

Dsc03035c_20221118142401 Dsc02810c  昨日、歩きすぎましたから、今日はほどほどにしておきました(笑)。写真は、鎮国守国神社の境内にある「なんちゃって紅葉」。それらしくなってきました。右は、奥平屋敷跡にあるイチョウの木。明日は、義母の四十九日の法事を務めます。早いものです。

2022年11月17日 (木)

九華公園に冬の使者・ユリカモメ登場……円通寺の大イチョウの黄葉はまだ早かった(苦笑)

Dsc01144c_20221117172201  今日は17.3℃と最高気温もやや低くなりましたが、風は強くはなく、日中は寒いということはありません。まったくいつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園から今日こそということで、柳原、新屋敷を通って円通寺へ。大イチョウを見て、伝馬公園、一色町、大央町、老松公園、寺町と、なんと7.6㎞の「大散歩(今、勝手につくった名前です)」。

Dsc01897c Dsc01978c  大イチョウの話はあとから書きますが、そのほかに今日はこちらから。待望のユリカモメが、九華公園にやって来たのです。去年は11月7日の立冬に来ていますから(2021年11月7日:立冬に冬の使者ユリカモメが飛来)、10日遅いことになります。今日来ていたのは、4羽。私にとって、ユリカモメはまさに「冬の使者」というイメージ。余談ですが、昨日の授業の最後に学生たちにユリカモメの写真を見せたら、「ユリカモメという鳥は実在すると知って驚いた。電車の名前としてつくられたのだと思っていた」というコメントがあって、驚かされました。

Dsc01158c_20221117172201 Dsc01181c_20221117172201  さて、最初から。諸戸氏庭園、桑名七里の渡し公園あたりにはヒヨドリや、キジバトしかいませんでした。住吉神社前から揖斐川をよくよく眺めたら、遠くに白い点のようなものが浮かんでいます。単眼鏡で見て、カメラのズームで見て確認したら、カンムリカイツブリでした。今シーズン初見(といっていいのか?)。さらに揖斐長良川の中州近くに、カモが40羽くらい見えました。キンクロハジロが大半のようでしたが、ホシハジロのオス、メスも混じっていました。ホシハジロも今シーズン初見。

Dsc01199c  また、オオバンらしき姿も見えています。オオバンも今シーズン初。ということで、超証拠写真が3枚続きましたが、観察記録という意味で、ご容赦ください。

Dsc01219c  住吉水門のところには、アオサギの若者。機嫌が良くないのか、怖そうな表情をしていますし、アタマがモシャっています(「モシャる」は仲間内のジャーゴン。ボサボサ状態をこう呼んでいます)。ここなど、水門のところや高水敷の下の堤防にときどきアオサギやダイサギがいます。柿安コミュニティパークでジョウビタキのオスを見たものの、写真は撮れず。

Dsc01429c Dsc01394c  九華公園は、今日はなんだか静かでした。ヒヨドリが少なかったのです。奥平屋敷跡に入るあたりで、ヤマガラ、シジュウカラ、コゲラの混群に遭遇。ヤマガラとコゲラはなんとか撮れたものの、シジュウカラの撮影は上手くいかず。奥平屋敷跡では、今日は、ヒヨドリ、ドバト、ハシボソガラスがごく少数。今日は、鳥たちはあまりいません。

Dsc01965c Dsc01841c  九華公園の堀には、再び水が入れられています。そのためか、キンクロハジロも戻ってきていて、18羽を確認。ハシビロガモも8羽いましたが、ヒドリガモは今日は姿が見えませんでした。

Dsc01872c  堀の水が入っている/いないと関係があるのかどうか良く分かりませんが、アオサギさんも戻ってきていました。水が少ない間には、いなかったのです。辰巳櫓跡の松の木の中。最近、お好みの場所。貝塚公園も今日は静かで、ヒヨドリの鳴き声も聞こえませんでした。

Dsc02042c  途中、端折りますが、法城山円通寺。真宗本願寺派のお寺。元亀3(1572)年、江場城主の子・佐藤秀道が出家して教円と名乗り、開基したと伝わります。去年も大イチョウを見に来ています(2021年11月19日:円通寺の大イチョウ……法盛寺で渡部平太夫の墓、顕本寺でもイチョウを見てきました)。高さは30m、幹囲は5.7m、樹齢は400年以上だといいます(7年前に尋ねたとき、お寺の方に400年以上と伺いました)。六華苑の長屋門のところにも大きなイチョウがありますが、円通寺の方が大きいと思います。

Dsc02056c  こちらがその全景。比べられると思い、右端に乗用車を入れて撮影したもの。黄葉にはまだ早かった感じ(苦笑)。去年も、同じ失敗をしています。学習しません。このイチョウの木、わが家のベランダからも見えるのですが、けっこう黄葉しているように見えたのです。今月末か、12月に入る頃が見頃かも知れません(2020年12月9日:円通寺の大イチョウを見てきました)。

Dsc02117c Dsc02133c  本堂側の様子。風格が感じられます。いつものように木に手を当てて、そのパワーをいただいてきました。

Dsc02207c  このあと、旧桑名城惣構(もっとも外側の堀)に沿って、伝馬公園、一色町西の遊歩道と歩いて帰宅の途に就いたのですが、もう1月になっているものがあり、中央公園に立ち寄って見てきました。それは、この写真の中央に写っているもの。NTT西日本桑名ビルにあるタワーが、たぶん塗装工事か何かでシートに覆われているのです。

Dsc02223c Dsc02274c_20221117172001  アップで見るとこんな感じ。わが家のベランダからは右の写真のように見えていて、先日からズーッと気になっていたのです(微苦笑)。右の写真の中央に写っています。

Dsc02252c_20221117172001  ところで、昨日の授業のQ&A、まだ書き終えていません。他にすべきこともあったりして、作業が進んでいないのです。これを書いている時点で80%くらいの状況。来週は祝日ですから、いつものように金曜日に送る必要はないのですが、サッサとやってしまいたいと思います。夕食後にもやることにします。

2022年11月16日 (水)

江戸橋での非常勤は、ほぼ折り返し点

Dsc_0453c  水曜日ですので、江戸橋での非常勤の日です。今年度は、前期・後期ともに試験を含めて15回の授業で、今日は7回目。ということは、試験を除けば、今日で折り返し点ということになります。出席率は、89%と前回並。最初の方の授業を続けて欠席して、11月になってから登場したという強者も複数あり、気になっていますが、今のところ、欠席回数超過で失格になる学生はいません。学生には、出欠については自己責任、6回以上の欠席になったらいきなり「失格を宣告する」と告げてあります。

Dsc_0457c  今日は、実家方面で用事があった家内が、授業が終わる時刻にクルマで迎えに来てくれましたので、寄り道その他は一切なし。というか、不可能(微苦笑)。昨日書いたように、四日市港では、11時28分が満潮でしたから、鳥果はあまり期待できません。クルマで江戸橋を渡るときに志登茂川を眺めてみたら、カモが10羽くらい浮いていましたが、遠かったので種類までは判別できませんでした。

Dsc_0456c  帰宅後、昼食を済ませ、出欠確認をして、Q&Aに着手したところです。今日のテーマは、「親密な人間関係」。対人魅力などの話ですが、心理学から見た「愛」についても。「愛の三角理論」とかいろいろ。学生諸君には興味深かったようです。来週水曜日は、勤労感謝の日ですので、お休み。ですが、Q&Aは、いつも通り、明日中には完成させ、金曜には助手の先生に送ります(予定では)。

 

2022年11月15日 (火)

今日もカワセミ、しかもオスもメスも

Dsc09768c  最高気温19.5℃、風も弱く、暖かい1日でした。まったくいつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町と6.5㎞。今日も、結局、円通寺の大イチョウは見に行かず? 行けず? 

Dsc09887c Dsc00006c  4日連続となりました(笑)。しかも、オスもメスもです。左がオス、右がメス。メスは、下の嘴が赤いので、よく見ると区別できます。いずれも、奥平屋敷跡の周囲にて。今日もダイビングシーンは見られたのですが、魚も、写真もゲットできず。

Dsc01050c Dsc01071c_20221115162401  コサギ、今日は3羽とやや少なめ。掘りのあちこちを移動しながら、エサ探し。しかし、今日は、エサを採るところは見られませんでした。アオサギ、ダイサギは、今日は不在。

Dsc00726c_20221115162501 Dsc00704c  奥平屋敷跡から管理事務所近くにある自販機にお茶を買いに行ったら、ヤマガラ(左の写真)、シジュウカラ(右の写真)、コゲラ、メジロの混群に遭遇。ここは日陰になりがちで、なかなか上手く撮れません。

Dsc00441c Dsc00813c  こちらはコゲラとメジロ。どちらもほぼ証拠写真(苦笑)。この混群、なかなか落ち着いて止まってくれず、せわしないのです。九華公園に他にいたのは、ヒヨドリ、ムクドリ、ドバト、カワラヒワ。

Dsc01057c Dsc00037c_20221115162501  カモは、今日もハシビロガモとヒドリガモのみ。ハシビロさんは8羽、ヒドリガモは2ペアと、オス1羽。キンクロハジロは、メスが柿安コミュニティパーク西の堀に1羽だけ。去年は、ホシハジロも来たのですが、今年はまだ。また、ユリカモメも見ていません。今頃、シメが来ていた年もあったのですが、それもまだ。そういえば、去年の今日は、九華公園でツグミを見ています(2021年11月15日:ダイサギの獲物はボラか?……九華公園にツグミが来たものの、写真は撮れず残念)が、ツグミも見ていません。

Dsc01129c  貝塚公園、内堀公園、新築公園ではヒヨドリ、カワラヒワくらい。老松公園で、ハクセキレイが2羽。

Dsc00934c  鎮国守国神社の境内にあるイチョウの木。今年は、早くにギンナンが落ちてしまいました。向かって右に見えるイチョウ、すでに葉っぱがかなり落ちています。鎮国守国神社では、今日は、11月15日は、高竈神社のお祭り。水神様というか、龍神様というか。松平定綱公が、本丸に井戸を掘り、高竈神を崇め、桑名城鎮護、延命長寿、子授け、子育てを願って祀ったといいます(2021年11月15日:ダイサギの獲物はボラか?……九華公園にツグミが来たものの、写真は撮れず残念)。散歩友達のYさんは、神社の役員で、今日はそちらへ。カワセミが見られず、残念がることでしょう。

Dsc01089c  貝塚公園のイチョウ。落葉がかなり進んでいます。やはり円通寺の大イチョウを見なくっちゃとは思うのですが、今日も、カワセミその他で時間超過(苦笑)。やはり、円通寺に先に行った方が良さそうです。少し早めに出て、円通寺から九華公園というコースですね。

1668468514073c  余談。毎年、九華公園の前管理人のOさんからいただいています。干支の縁起物。来年は、うさぎ年。手作りです。先日から作り始めたと伺って、楽しみにしていたのです。明日は、江戸橋での非常勤。天気は良さそうですが、気温が今日より低めの予報。潮の具合が、ちょっとねぇというところ(四日市港での満潮が11時28分なのです)。

2022年11月14日 (月)

3日連続でカワセミ登場@九華公園

Dsc08844c  最低気温は13.3℃、最高気温は20℃を超えましたが、とくに午前中は北寄りの風が強く、寒く感じました。例によって7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.8㎞。昨日、円通寺の大イチョウを見に行きたいと書きましたが、今日は九華公園で時間を使いすぎ、あきらめました。

Dsc09114c Dsc09245c  今日は、九華公園に着くまでに見た、これという鳥は、ヒドリガモ3ペアのみ。三の丸水門のところにて。8時頃は、7m/sくらいの風でしたから、小型の野鳥は出てこられないのでしょう。九華公園でも、まずはヒヨドリに出迎えられましたが、そのほかの鳥は、鳴き声も聞こえません。奥平屋敷跡でも、メジロやカワラヒワ、ヒヨドリ、シジュウカラが少しいたくらい。待って、待っていたら、今日もカワセミが登場してくれました(喜)。ダイビングも目の前で2回ほどしてくれ、エサをくわえたシーンも見られました。ただし、逆光の位置だったのがちょっと残念。ちなみに、ダイビングシーンも撮ったものの、超ピンボケ(苦笑)。とても載せられません。

Dsc09232c Dsc09481c_20221114173301  堀の水は、理由は定かではないものの、明日までは入れないそうです。今日もサギたちが集まってきていました。ダイサギが1羽にコサギが6羽。サギたちも、移動しながらエサを探しています。

Dsc09702c_20221114173301 Dsc09494c  カモは、やはりキンクロハジロはゼロ(ただし、今日も柿安コミュニティパークの西の堀にメスが1羽いました。ここは九華公園の堀とは直接つながっていません。揖斐川に直結しています)。ハシビロガモが6羽に、ヒドリガモが2ペアとオス1羽。

Dsc09007c  カルガモさんもいました。あのアーちゃんです。堀の水は減っていても、元気そうに泳ぎ回っていました。

Dsc09466c Dsc09514c_20221114173301  本丸跡で、ヤマガラ、シジュウカラとコゲラの混群、また、ジョウビタキのメス1羽がいたものの、上手く撮れず。外周遊歩道の東で、ジョウビタキのメス。このジョウビタキ、本丸跡にいたものかも知れません。遊歩道の南では、セグロセキレイ。ゴミが溜まっているところで、きれいな写真でないのが、これまた残念。キセキレイは今日は見当たらず。

Dsc09601c_20221114173301  二の丸橋の南側の袂近くには、イソシギさん。今年は、九華公園や三の丸水門あたりでよく見ます。貝塚公園ではヒヨドリのみ。内堀南公園に何もいません。内堀公園では、スズメだけ。

Dsc_0449c Dsc_0450c  午後からは、パブリックセンターで開催されている市民大学ゼミナール郷土史学科へ。今日は、長嶋一向一揆の話も含め、お寺の話でした。桑名では、浄土真宗の寺が多いのですが、そのうち、高田派はなぜか少ないようです。天台宗、真言宗などから浄土真宗に宗旨替えした寺がかなりあるということでした。この市民大学も、残すところ1回。12月5日が最終回となります。今日で7回のうち6回出席しましたので、修了証書はいただけるはず。

Dsc09024c Dsc09036c  円通寺の大イチョウは見に行けませんでしたが、九華公園の奥平屋敷跡のイチョウを。鎮国守国神社の境内にはかなり大きなイチョウがありますが、九華公園内にはさほどの大木はありません。これら2枚の写真は、いずれも奥平屋敷跡にあるイチョウ。

Dsc09745c_20221114173301  今日は、義母の初めての月命日でしたので、御坊さん(桑名別院本統寺)にお参りしてきました。以前は、境内にもイチョウがありましたが、今は、同朋会館の南西側にあるだけです。まだ、黄葉はあまりしていません。余談ですが、家内の実家のお寺からいただいた百か日法要までの予定表に「帰り日」というものが書かれていました。私は、よく知らなかったのですが、最初の月命日を「帰り日」というようです。馬齢を重ねてきたものの、知らないことがたくさんあり、愕然とします。いや、むしろ知らないことの方が膨大にあるというべきかも知れません。

Dsc09031c  明日は、円通寺に行きたいと思っていますが、どうなりますか? 先に円通寺に行くという手もあるのですが、わが家から円通寺までは2㎞。九華公園に着くのが遅くなると、鳥見が気になります。イチョウは逃げませんから、九華公園に行った都合ですね。写真は、九華公園の奥平屋敷跡です。

 

2022年11月13日 (日)

九華公園で今日もカワセミ……さらにコサギ8羽、キセキレイ2羽といずれも最多記録

Dsc07321c Dsc07453c_20221113161601  朝の内は晴れ間もありましたが、11時過ぎから雨が降り始めました。7時半からは、いつものように散歩に出られ、ラッキー。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、アピタ桑名店、寿町、堤原と7.6㎞も歩いてしまいました(笑)。住吉神社あたりには、ハクセキレイが3羽。揖斐長良川の中州の近くには、キンクロハジロが10数羽見えていました。幡龍櫓のところで小型の猛禽類がハシボソガラスにちょっかいを出されて、中州方面に飛ぶのが見えましたが、ピンボケ写真。右の写真のキンクロハジロのメスは、柿安コミュニティパーク西の堀に1羽だけでいました。

Dsc08038c Dsc07956c  九華公園では、今日もカワセミがよく出て来ました。奥平屋敷跡の南東側のあたり。昨日と同じく、オス。右の写真のように、片足をちょこんと上げたかわいらしいシーンも撮れ、大満足。

Dsc08300c  Dsc08293c さらに、今日は初めてという経験がありました。石垣の修理のために堀の水がほとんど抜かれていると書いていますが、コサギが合計8羽も飛来。今までは、せいぜい2羽くらいでしたが、最多記録を更新です。

Dsc07717c  しばらく見ていたら、小魚をゲットするシーンも見られました。ハゼに似た魚ですが、種類までは私には分かりません。石垣の修理は終わったようですが、潮位が低いので、水はまだ入れられないのではないかと思います(揖斐川から導水しています)。

Dsc07830c  奥平屋敷跡では、今日も、ウグイス。他には、メジロも来ていましたが、今日は、ヒヨドリ以外は静かでした。カワラヒワは上空を通過していったのみ。

Dsc07702c Dsc07886c_20221113162801  カモは、相変わらずキンクロハジロはいません。ヒドリガモが2ペアと、ハシビロガモが8羽。水が入ったら、キンクロハジロは戻ってくると期待しています。

Dsc08333c  九華公園の外周遊歩道の南で、キセキレイが2羽。九華公園でキセキレイを2羽、同時に見たのも初めてでした。堀の水を抜くのも悪くありません。他にセグロセキレイも来ていたのですが、あいにくカメラのバッテリー切れで、電池交換をしている間に見えなくなってしまいました。

Dsc08575c_20221113161401Dsc08756c  貝塚公園ではジョウビタキのオスも見たのですが、撮れず。ヤマガラ、シジュウカラがいたものの、曇天で上手く撮れず。一応観察したという記録で載せておきます。今日は、カワセミとウグイス、コサギの撮影に夢中になり、かなり鳥を見たように思ったのですが、バードウォッチングは以上。ちなみに、写真は1,500枚以上も撮ってきました。

Dsc07325cDsc07332c  紅葉。左の写真は、諸戸氏庭園。イチョウの大木が見えます。これはわが家の玄関先からの「借景」。右は、六華苑の入り口にある、同じくイチョウの大木。桑名七里の渡し公園越しに見たもの。イチョウと云えば、円通寺の大イチョウも見に行かねばなりません(2021年11月19日:円通寺の大イチョウ……法盛寺で渡部平太夫の墓、顕本寺でもイチョウを見てきました)。

Dsc07349c Dsc08148c  桑名七里の渡し公園には、ドウダンツツジがたくさん植えられています。いい感じの色合いに紅葉してきています。鎮国守国神社のものは、まだというか、色づき具合が今ひとつです。右は、九華公園の本丸跡。野球場のすぐ西側のあたり。個人的には、ここも気に入っています。

Dsc08161c  鎮国守国神社の境内にある「なんちゃって紅葉」(と命名しています。名所ではないのですが、見方、撮り方によっては、それらしく見えるという意味)。

Dsc08123c Dsc08171c  余談その1(石垣の修理の続き)。石が4つ余ってしまったようで、堀の底に放置されています。積み方も、右の写真で向かって右にある、以前からきちんと積まれた石垣とはかなり違います。

Dsc08667c  余談扱いすると、お叱りを受けるかも知れませんが、その2。桑名では、今日、市会議員選挙が始まりました。午前中は、候補者の皆さんは地元を回っておられるようでした。

Dsc07327c  今週は、月曜に市民大学郷土史学科、水曜は、いつものように、江戸橋方面での非常勤、土曜は義母の四十九日法要が予定されています。紅葉は、諸戸氏庭園の東側にて。

2022年11月12日 (土)

久しぶりのカワセミ

Dsc05637c  22℃を超えて、暖かくなっていますが、明日は雨の予報で、その後は平年並みの気温になるといいます。いつものように、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、中央町、京橋、寺町と6.4㎞。少々汗ばんだくらい。

Dsc05653c_20221112145501 Dsc05674c_20221112145501  昨日と同じく、散歩に出てすぐ、諸戸氏庭園の高木にモズ。ここにモズがいると、諸戸氏庭園前の桜並木に、ヤマガラやシジュウカラが出てこない気がします。揖斐川には何もいません。そろそろカンムリカイツブリが来ないかと期待しているのですが、まだ。七里の渡し跡にある桜の木も、葉っぱが色づいてきています。

Dsc05686c  三の丸公園には、ハクセキレイ。2羽がいました。今日は、ここにはモズはいません。昨シーズンは、七里の渡し跡から三の丸公園、柿安コミュニティパークあたりでジョウビタキをよく見たのですが、今シーズンはまだ。

Dsc05737c_20221112145501 Dsc05761c_20221112145501  九華公園。アオサギさんは、久しぶりに九華橋の近くの樹上にいました。相撲場近くの記の上には、メスのモズ。昨日、このあたりにいたモズは、オスでした。縄張りは、どうなっているのでしょう?

Dsc07111c Dsc07191c  石垣の修理は昨日中には終わらなかったようで、堀はまだ水がほとんどありません。

Dsc05855c Dsc07090c  堀に水がないため、コサギやダイサギがやって来ています。たぶん、1羽ずつだと思いますが、場所を移動したり、姿が見えなくなったと思ったら、再び現れたりで、自信はありません。

Dsc06442c Dsc06030c_20221112145401  奥平屋敷跡では、今日も、カワセミが頻繁にやって来ました。今日は、同じ場所に留まっていることが多く、たくさんの写真が撮れました。久しぶりに、カワセミのそれなりの写真です。

Dsc06098c Dsc06284c  他に奥平屋敷跡にやって来たのは、まずは、ジョウビタキのオス。そして、コゲラ。カワラヒワや、メジロも来ています。

Dsc06557c_20221112145401  さらに、こちら。ウグイス。地鳴きをしながら、木の中などを移動(リンク先で鳴き声を聞けます)。かなり粘り、大量の写真を撮りました。撮りやすい、明るいところには出て来ませんので、これという良い写真ではありませんが……。

Dsc05808c Dsc05902c  カモは、ハシビロガモが8羽と、ヒドリガモが2ペア。キンクロハジロはいません。キンクロハジロは潜水性のカモで、潜ってエサを採ります。水がないので、潜れなくなり、エサが採れないため、いなくなったのではないかと思っています。九華公園で他に見たのは、ハクセキレイ。散歩友達のYさんによれば、キセキレイもいたそうですが、私は見られず、残念。九華公園では、以上。

Dsc07210c  貝塚公園では、ヒヨドリ、カワラヒワ、メジロのほかに、ジョウビタキの鳴き声も聞こえたのですが、姿は見えず。貝塚公園の北門を胚ってすぐのところに、このアツバキミガヨラン。キミガヨランは学名の種小名「グロリオサ(栄光のある)」という意味を「君が代は栄える」という風に解釈して名付けられたそうです。アツバは葉っぱ厚いという意味です。漢字では、「厚葉君が代蘭」。リュウゼツラン科の北アメリカ原産の常緑性低木。日本には明治時代に渡来し、庭園樹として広く利用されています。

Dsc07262c Dsc07276c  新築公園に着いたら、シジュウカラやメジロの鳴き声が、桜の木から聞こえてきました。例によって、賑やかで良く動きます。左の写真のシジュウカラ、何か虫を見つけたようですが、この後落としてしまっていました。

Dsc07103c  余談その1。九華公園の石垣修理の様子。向かって左の部分は、昨年崩れて、水道工事業者がなおしたところ。向かって右は、もともとの石垣。比べてみると、ちょっと無理しているなという印象。苦労して積んでいるとは思うものの、もとの石垣とはやはり違います。

Dsc07197c  余談その2。はあぶ工房Togetherのところの無人販売所に早生ミカンが登場。1袋が¥350。今日は買っていません(微苦笑)。いずれ、家内から「購入指令」が出るでしょう。

Dsc05816c  その他のオマケ。抜歯したところは、痛みもなく過ぎています。今晩は、管理組合の理事会と、それに先だって、来期理事会のメンバーにも集まっていただき、役員分担を決める会合。理事会では、12月の総会の議案書確認など、いくつかの議事があります。なんとか無事に終えたいところ。写真は、九華公園の奥平屋敷跡北にある花菖蒲園のところにて。

2022年11月11日 (金)

モズの日で、散歩コースの紅葉チェックも

Dsc04068c_20221111164701  今日も天気が良くて、暖かい気候が続いています。日中は、21.7℃になりました。水曜日は仕事、昨日は散髪でしたので、いつも通りの散歩は、火曜日以来。7時半にスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と6.9㎞。立ち寄り箇所が少ない割に、距離は伸びました。九華公園の奥平屋敷跡で、鳥を追いかけ、「あっちだ」「今度はこっちだ」とかなり歩き回ったためと思います。「牛に引かれて善光寺参り」ではありませんが、鳥を追いかけていると歩数&距離が増え、うれしい悲鳴。

Dsc04080c Dsc04128c  マンションから出てすぐ、諸戸氏庭園にある高い木の上にモズのオス。諸戸氏庭園前の桜並木には、シジュウカラが1羽。これは、今日は幸先が良いかも知れないと、勝手に期待を高めます。

Dsc04150c_20221111164701  住吉神社の前から揖斐長良川の中州方面を見たら、カモか何かが泳いでいるのが見えました。よくよく見ると、オオバンたち。9羽。オオバンは、今シーズン初めて見ます。証拠写真のような、まぁ記録写真。

Dsc04192c Dsc04257c  三の丸水門のところで、ハクセキレイが2羽。柿安コミュニティパークから三の丸公園の方を見ると、電柱のてっぺんにモズ。これは、メス。

Dsc05521c  九華公園では、今日、朝日丸跡の石垣の修理作業が行われます。そのため、今朝もポンプで水を排出しており、ご覧のように、堀の水はかつてみたことがないくらい少なくなっています。この写真は、公園の外周遊歩道の東南の隅から朝日丸跡(向かって右)、二の丸橋などの方向を見ています。堀とはいえ、泥もかなり堆積しているようで、さほど深くはありません。

Dsc04373c  アオサギは、どこかから飛んできて、奥平屋敷跡の西側の松の木に降りました。こんなところにいるのは、初めて見ます。堀の水が減っているためかという気がします。この西側の堀にはまだ水があって、カワウも魚を捕ったりしていたのです。

Dsc04478cDsc04860c  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオス、シジュウカラ、ウグイス(地鳴きをしていました)、メジロ、カワラヒワなどがきたのですが、なかなか写真が撮れません。撮れたのは、シジュウカラとハクセキレイのみ(苦笑)。

Dsc04707c_20221111164701  さらに、奥平屋敷跡から二の丸跡のあたりをカワセミがさかんに移動していました。カワセミも、エサが採りにくくて、ウロウロしているようです。久しぶりにカワセミの写真を撮ったのですが、残念ながら、イマイチ。

Dsc05090c Dsc05285c  公園内を半周して、九華橋のところに戻ってきたら、管理事務所の方にモズのオス。イチョウの木のてっぺんにいたものが、桜の木へ急降下。よく見たら、カマキリを捕らえて食べていました。モズは、カマキリを食べ終えてから、近くの別の木に移動。

Dsc05309c_20221111164701 Dsc05203c_20221111164701  このとき、管理事務所のあたりにヤマガラ(左の写真)、シジュウカラ、メジロ(右の写真)、コゲラの混群も登場。このグループが来ると、忙しいというか、せわしないというか(笑)。観察したり、写真を撮ったりしたいのですが、じっとしていないので、振り回されます。

Dsc05102c Dsc05325c  コゲラの姿は久しぶり(鳴き声は聞いていました)。それ故、あまりよい写真ではありませんが、載せておきます。私がウロウロしていると、近くにジョウビタキのオスまでやって来ました。これまた良い写真ではありませんが、せっかくですから載せます。

Dsc05552c_20221111164801 Dsc05541c_20221111164801  堀の水が極端に減ってしまい、カモたちには大きな影響が出ています。キンクロハジロが、全員どこかへ行ってしまいました。今日は、ゼロ。ハシビロガモは10羽、ヒドリガモは2ペアにオス1羽。それにカルガモのアーちゃん。泳ぐことができる範囲が限られていて、皆、苦労していました。

Dsc05483c_20221111164801  ちなみに、石垣修理の様子は、こちら。市役所の担当者の方も来ていました。業者さんは、土木工事が専門のところで、昨年、市内下深谷に設立された会社のようです。素人考えでは、石屋さんに頼むのが良いように思うのですが、最近行われた3回の石垣の修理では、いずれもそうではありません。

Dsc05562c Dsc05608c_20221111164801  貝塚公園では、ヒヨドリ以外にメジロ。内堀公園ではスズメのみ。拙宅近くの住吉入江まで来たら、シジュウカラとジョウビタキのオス(右の証拠写真)。

Dsc04160c Dsc05409c  散歩コースの紅葉チェック。まず1枚目は、船津屋さんの裏手。ここは穴場。案外きれいになるのです。右は、毎年載せている「なんちゃって紅葉」スポット。鎮国守国神社の拝殿前。

Dsc05582c Dsc04073c_20221111172701  続いて、貝塚公園の西側。ここもまあいい感じ。右の写真は、諸戸氏庭園。今も、修復工事が続いていますが、ここは主屋や大門のあるところの西側。水路沿いのあたり。諸戸氏庭園は、12月4日まで秋の特別公開期間ですが、また旧地の歴史案内人の方などに様子を窺って、タイミングを見計らって、庭園の紅葉を見に行こうと思っています。

Dsc05366c  オマケ。午後から歯科の予約を入れていました。が、1週間ほど前から上の右の歯がぐらついて、歯茎が腫れていました。「これはヤバい」と思っていたら、案の定、「こっちを先にやらないといけません。これは抜くしかない」という宣告(苦笑)。ということで、本来のブリッジを架ける治療は先延ばしで、歯を抜いてもらってきました。まさに「歯抜けジジイ」。嫌になりますが、加齢効果の1つ。無駄な抵抗はしません。この紅葉も「なんちゃって紅葉」のところ。

2022年11月10日 (木)

散髪のち散歩で鳥は少なし

Dsc03717c  概ね晴れて、気温も19.9℃になりました。朝のうちは風もあって少々寒い感じもしたのですが、日が昇るにつれて暖かくなりました。行くチャンスを逃していましたが、ようやく散髪に行ってきました。いつもは偶数月の終わりに出かけるのです。朝8時過ぎからS理容院さんへ。毎回書きますが、「いつもの通りでお願いします」で済むのがベストなのです。9時過ぎ、S理容院さんから散歩開始。九華公園、内堀南公園、外堀、京町公園、寺町と、今日は3.6㎞。11時にマンションの管理組合の仕事で在宅している必要があったのです。

Dsc03948c_20221110164301 Dsc03973c  いつもよりほぼ1時間遅れですので、九華公園では、散歩友達も、鳥も少なくなっています。明日、朝日丸跡の石垣の修理が予定されていますので、堀の水はほとんど抜かれています。カモたちは水が残っているところに散らばっています。今日は合計51羽。ハシビロガモが6羽、ヒドリガモは2ペアにオス1羽、キンクロハジロが11羽。

Dsc03965c_20221110164301  これだけ水が減ってもそのままいてくれるのは、ありがたい(微笑)。どこかへ行ってしまわないかと心配したのです。散歩友達のSさんに二の丸跡で出会い、話を聞いたら、昨日、ユリカモメのような鳥(Sさんは、鳥には詳しくありません)が10羽くらいいたといいます。今日は見当たらず。したがって、まだユリカモメは確認できていません。

Dsc03795c_20221110164401 Dsc03755c  奥平屋敷跡ではヒヨドリが賑やかでした。他の鳥はあまり来ず、来たとしても上手くとれずで証拠写真。左は、あのムシクイの仲間。まだいました。右はメジロ。メジロとシジュウカラが混じった数羽の群れでした。

Dsc03914c  二の丸跡では、松の木のてっぺんに鳥1羽。「モズか!?」と思ったのですが、カワラヒワでいささか脱力。ウグイスの鳴き声(地鳴き)も聞こえましたが、姿は見えず。ヤマガラの群れが来たものの、Sさんと話していて、上手く撮れず。この後、九華公園の外周遊歩道でキセキレイを見つけ、追いかけたのですが、逃げられてしまい、写真はなし。今日は、バードウォッチングはあまり成果なし(苦笑)。

Dsc03996c Dsc04008c_20221110164301  時間制限がありましたから、貝塚公園には寄らず。拙宅近くの住吉入江まで戻ってきたら、いきなりジョウビタキのオスがちょっと離れた所に登場。これも証拠写真に近い。この1枚を撮ったら飛び去ったのですが、まだ近いところでジョウビタキの鳴き声が聞こえました。少し北にメスがいたのが、右の写真。

Dsc03938c  管理組合の仕事は、管理会社の担当者と今週末の理事会の打ち合わせ。いよいよ12月の総会準備なのです。ということは1年の任期もゴールが見えてきたという訳。まだ任期満了ではありませんから気を抜けませんが、いろいろとあり、結構大変でした。管理員さんは、「理事長さん、今までになくいろいろとありましたね」というくらい。

Dsc03982c  昨日の授業のQ&Aは、15時過ぎに一応完成。今回は、比較的スムーズにできあがりました。プリントアウトして寝かせてあります。もう少し時間が経ってから確認して、修正するつもりです。こうしないと、わかりにくいところ、ヘンなところには気づきにくいのです。

2022年11月 9日 (水)

潮は引いていたものの、鳥は少なくがっかり……何をしに行っているのか!?【鳥名を訂正しました(11/10)】

Dscn5508c  水曜日ですので、江戸橋方面での非常勤の授業の日。後期6回目になりましたが、今日も、出席率は90%を超え、快調です。学生諸君には、この調子で授業に出て欲しいと切に願っています。終わってから助手の先生に「今日は、寄り道せずにお帰りですか?」と確認されましたが、志登茂川だけには寄り道。四日市港では、昼頃が干潮ですから、川の水も引いて、鳥がいるのではないかと期待したからです。

Dscn5528c  Dscn5512c ところが、ご覧のような様子。貝を採る人が4人。鳥は、遠くにチラホラと見えただけ(苦笑)。期待が大きかっただけに、少々落胆。上流側に見えたのは、カルガモばかり(右の写真)。

Dscn5525c Dscn5516c  おぼろタオルの工場脇から堤防に上がった正面には、アオサギ、ダイサギ、コサギがそれぞれ1羽ずついただけ。それも対岸側でよく見えず。エサを探していたようです。

Dscn5539c  下流側の対岸には、ハマシギらしき鳥が5~6羽集まっていました。イソシギかと思ったのですが、イソシギは、これまで単独行動をしているところしか見たことがありませんでした。ということで、期待しすぎたのが良くなかったかも知れません。

Dscn5545c  おとなしく12時40分に江戸橋駅を出る名古屋行き急行で帰宅。出欠確認と、今日実施した「自尊感情尺度」の結果の集計を終え、補足説明(Q&A)を書き始めたところです。

【鳥名についての付記(11/10)】 イソシギかと思った鳥は、pnさんからハマシギではないかというご指摘をいただきました。嘴の形状からそのように考えられることと、イソシギは集団行動はしないということからです。

2022年11月 8日 (火)

20221108皆既月食

202211081734  晩酌をしましたが、今のところ、寝てしまわず、月食をときどき見ています(笑)。適当な設定で、月が欠け始める前から、皆既月食になり、食の最大になる少し前まで、4枚の写真を撮りました(もちろん、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる方式で、実際にはもっと沢山撮っています)。カメラはSONYのDSC-RX10M4です。左の写真は、17時36分に撮影。600mmズームで撮ったものをトリミングしています(以下の写真はすべて同じ)。3枚目の写真までは、手持ち撮影。この写真は、f/8、ISO感度400、シャッタースピード1/800秒で撮っています。

202211081844 202211081910  2枚目は、18時46分に撮影。f/6.3、ISO感度400、シャッタースピード1/200秒です。右は、皆既月食に入る直前のもの。19時12分の撮影。f/6.3、ISO感度800、シャッタースピード1/100秒で撮っています。

202211081947  皆既月食の状態。19時47分の撮影です。さすがにこの写真を撮るには、三脚とレリーズを使用。f/5、ISO感度1600、シャッタースピード1秒。赤い月の左下に写っている「光点」が天王星ではないかと思います。1秒間露光していることもあって、ブレて写っています。これで、今回の撮影は終了。

オスのジョウビタキ・デー&コザクラインコのワンマンショー

Dsc02740c  概ね晴れていますが、ときどき雲が広がっています。今晩は、皆既月食・天王星食ですが、無事に見られるか気になるところです。一応、撮影するつもりですが、その前に晩酌をしてしまうと、どうなるか分かりませんが(苦笑)。今朝も、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、寺町と5.6㎞。このところやや短めです。

Dsc02812c Dsc02904c_20221108151901  今朝は、諸戸氏庭園前にも、七里の渡し跡や、三の丸公園あたりにもこれという鳥はいませんでした。写真のメジロは、九華公園の奥平屋敷跡にて。ジョウビタキのオスがちらっと登場しました。このほかは、カワラヒワの姿が、高木の上の方に見えていたくらい。

Dsc02981c Dsc02859c  奥平屋敷跡で、今日は、コザクラインコのワンマンショーでした。例のコザクラインコと思います。8時過ぎに登場して、それから50分ほど出ずっぱりでサービスしてくれたのです。右の写真のように、木の実も採っていき、松の枝に止まって食べてい した。そのあとは、左の写真のように日向ぼっこに40分あまり滞在。

Dsc02954c_20221108151901  こちらは、アングルを変えて撮った写真。背中の後ろがきれいなブルーだったのが、印象的でした。コザクラインコは、エサも採って、元気に過ごしていますが、これから冬を迎えた時、どうなるか心配です。知人は、ここにある鳥小屋(セキセイインコ、オカメインコ、文鳥が棲んでいます)のフェンスの外側に止まっているのを見たといっていました。仲間入りしたいのでしょうか?

Dsc03074c_20221108151901 Dsc03009c  九華公園のカモ、今日は合計54羽。ヒドリガモは、2ペア。ハシビロガモ、私が確認したのは7羽でしたが、散歩友達は8羽かも知れないといっています。キンクロハジロは、45羽。

Dsc03015c_20221108153601  ハシビロガモのオスの1羽は、エクリプスからかなり抜けてきているように見えました。時期的にかなり早いと思います。

Dsc03329c  堀には、コサギがやって来ていました。二の丸橋の南の袂あたりです。堀の水が少ないとやって来ます。どうやって水が少ないのを知るのでしょう? ときどき上空を飛んでいるのを見ますから、パトロールしているのかも知れません。

Dsc03204c  モズは、二の丸跡にあるクスノキのてっぺんで高鳴き。ここは見晴らしが良く、九華公園の広い範囲を見渡せます。そうそう、あのムシクイ??とした鳥、今日は見かけませんでした。

Dsc03402c_20221108151801 Dsc03465c  貝塚公園でも、オスのジョウビタキ。さらに、内堀公園でも、オスのジョウビタキ。

Dsc03557c_20221108151801  今日のバードウォッチングは、内堀公園のメジロでオシマイ。

Dsc03356c_20221108151801  明日は、江戸橋方面で非常勤の授業。後期も6回目になります。天気は良さそうですし、四日市港潮汐表では12時9分が干潮。これは、帰りはまた志登茂川で道草してこないといけません(微笑)。

2022年11月 7日 (月)

ムシクイ、まだいます

Dsc01744c  朝は8.1℃と冷えましたが、日中は今日も良い天気です。朝、家事を済ませて8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、寿町、老松公園、寺町と6.0㎞。九華公園であまり歩き回らなかったので、距離が伸びていません。

Dsc01748c_20221107150001 Dsc01823c  住吉神社の前から揖斐川を眺めると、川口水門の少し上流側にアオサギさん。近くにカモの姿も見えましたが、逆光で種類までは不明。揖斐川上空を下流方向に向かって飛ぶ鳥、1羽。ウミネコのように見えます。

Dsc01835c  柿安コミュニティパークの西にある堀には、コガモが2羽。このところ、ここや七里の渡し跡で見ます。

Dsc01913c Dsc02241c  九華公園には8時半過ぎに到着。ヒヨドリが賑やか。最近、ドバトや、ムクドリはほとんど来ません。奥平屋敷跡で、散歩友達のYさん、前管理人のOさん。鳥はあまり来ませんでしたが、あのムシクイがきょうはここに。ジョウビタキのオスもちらっと登場。他には、カワラヒワやメジロ。

Dsc02400c Dsc02315c  堀は、ようやく朝日丸跡の石垣の崩れたところを修理するとかで、水が抜かれています。この石垣が崩れているのに気づいて、管理人さんに連絡したのは、7月の半ばでした(2022年7月7日:サルスベリ、ムクゲ咲く七夕)。今日、カモは合計55羽。キンクロハジロが44羽(右の写真)。

Dsc02451c Dsc02344c  ハシビロガモは7羽と、1羽だけ増えています。ヒドリガモは、今日も2ペア。堀は全体に浅くなっていますが、少しでも深いところに集まっていました。

Dsc01947c Dsc02359c_20221107145901  奥平屋敷跡西の堀にはコサギ。堀の水が浅いとやって来ます。アオサギは、先日と同じく、辰巳櫓跡の松の木に。やはり隠れるように止まっています。

Dsc02496c  貝塚公園では、オスのジョウビタキもいたのですが、上手く撮れず。メジロが数羽、柿の実を食べにやって来ていました。内堀公園ではスズメのみ。新築公園や老松公園には何もいません。

Dsc02338c Dsc02581c  紅葉が気になります。名所に見に行きたい気もしますが、混雑するのが嫌で、めったに出かけません。近所で見てきましたが、まだ色づき始めたか? というくらい。左の写真は九華公園、右の写真は貝塚公園。

2022年11月 6日 (日)

ムシクイの仲間か??再び

Dsc00885c  今日も好天で、散歩日和です。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社前、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.4㎞。10時過ぎに帰宅。

Dsc00930c Dsc00957c  諸戸氏庭園前でカワラヒワ、住吉神社近くでジョウビタキを遠くに見つつ、七里の渡し跡に近づいたら、ヒドリガモのオスの鳴き声が聞こえてきました。ヒドリガモは、3ペア。他にコガモも2羽。

Dsc01058c_20221106145101  九華公園の奥平屋敷跡で、今日は、カワセミを数回目撃。しかし、大変残念なことに、目撃しただけでオシマイ(苦笑)。ジョウビタキのオスも一瞬見ただけ。土日は、案外鳥が少ないのです。諦めて二の丸跡へ移動しようと思ったら、管理事務所近くのイチョウの木でオスのモズ。モズの鳴き声は、二の丸跡にあるクスノキの上の方からも聞こえたのですが、姿は確認できず。

Dsc01081c Dsc01639c  九華公園にいたカモの数、今日は、37羽。ちょっと減っています。その要因は、キンクロハジロ。27羽しかいません。一昨日は、46羽いたのに。左の写真はオス。ハシビロガモは、変わりなく、3ペア。右の写真はオス。

Dsc01620c Dsc01628c  ヒドリガモは、2ペア。一昨日よりも1ペア、減っています。去年の今頃は、ホシハジロのオスもたまに姿を見せていたのですが(2021年11月5日:今日はダイサギの日)、今年はまだ見ていません。また、ユリカモメは11月7日にやって来ていました(2021年11月7日:立冬に冬の使者ユリカモメが飛来)。今年はどうでしょう?

Dsc01177c Dsc01597c_20221106145101  九華公園の外周遊歩道の東を歩いていたら、目の前にジョウビタキのメスがやって来ました。近くにシジュウカラも登場。

Dsc01322c_20221106145101  さらに、一昨日も見たムシクイの仲間か??と思われる鳥にも再遭遇(2022年11月 4日:コザクラインコ、再び……アオジのメスと、ムシクイの仲間か??)。桜並木を移動しながら、虫を捕まえて食べているところ。今日も鳴き声は聞かれませんでしたが、頭の上部が見えました。頭央線はありませんでしたから、センダイムシクイの線は消えました。

Dsc01683c Dsc01667c_20221106145001  貝塚公園(右の写真)ではヒヨドリとメジロ、内堀公園ではカワラヒワとスズメ。内堀公園では、トンボがまだいました。アキアカネと思います。秋は深まってきています。

Dsc01109c_20221106145101  しかし、鎮国守国神社境内にある「マイなんちゃって紅葉」スポットは、まだこんな感じ。色づき始めた程度です。

Dsc01722c  今週は、水曜日に非常勤の講義、金曜に歯科治療、土曜日夜は、管理組合の理事会。そうそう11月8日(火)の宵に皆既月食が起こるそうです。時間帯や月の高度、継続時間などが好条件で見やすい月食である上に、月食中に月が天王星を隠す天王星食も起こるといいます。この月食中の惑星食は、非常に珍しい現象とか。写真は、なばなの里のアイランド富士と、木曽御嶽山。御嶽山に向かって左手には乗鞍岳も見えます。

2022年11月 5日 (土)

20221105JRさわやかウォーキング「地酒と文化に触れる蟹江町散策」(一回完結)

221105jrwalkingkaniec 20221105jrwalkingkaniec  朝は8.4℃と冷えましたが、日中は20.8℃になり、天気も良くウォーキング日和でした。予定通り、JRさわやかウォーキング「地酒と文化に触れる蟹江町散策」に行ってきました。今回も、同級生K氏と。私自身は、蟹江でのJRさわやかウォーキングは、今回で4回目。前回は、2年前、コロナ禍が少し収まった時に行っています(2020年11月8日:20201108JRさわやかウォーキング「蟹江町を散策。寺社・史跡巡り」へ(完))。その時とコースはほぼ同じ。左は、JRさわやかウォーキングのコースマップ、右は実際に歩いたルートマップ。ほぼ同じです。コースマップ上は、約8.2㎞となっていましたが、キョリ測で調べると、現地では8.6㎞を歩いてきました。今回は、1回完結の記事です。立ち寄り先の詳細については、上記のリンク先にある、前回のJRさわやかウォーキングの記事をご参照ください。

Img_3597c_20221105171501 Img_3594c_20221105171501  桑名駅を8時25分に出るJR関西線の名古屋行き普通に乗車。蟹江には8時45分に到着。¥240。2年前に行った時は、JR蟹江駅はまだ工事中でしたが、その年の年末から新しくなり、桑名駅などと同じく橋上駅になっており、自由通路が設けられていました。南口で受け付け。コースマップを受け取り、8時55分にスタート。

Img_3606c_20221105171501 Img_3613c_20221105171501  蟹江駅から南下し、県道29号線に出て右折します。途中、歴史民俗資料館・蟹江城趾などを案内がありますが、こちらは今回はルートに入っていません。その先、県道65号線との交差点で右のような標識。「今(いま)」という名前の交差点です。

Img_3616c_20221105171501 Img_3635c_20221105171501  スタートから800mあまりで蟹江川に行き当たります。ここを左折し、しばらく蟹江川左岸を歩いて行きます。1.2㎞で蟹江神明社。北条時任が蟹江城築城の際、城の本丸南の守護神として清洲から御薗神明社を迎えて祀ったのが始まり。天正12(1584)年、蟹江合戦で兵火に遭い、すべてが焼失し、元和5(1619)年に社殿を再興しました。御祭神は、天照大神。

Img_3723c_20221105171601 49e35f2328b647a8392f0c3ed6dd731f1c  蟹江神明社の先、スタートから1.5㎞で甘強酒造。強のわれわれのウォーキングの主たる目的の1つ(微笑)。みりんで有名ですが、みりん醸造とともに、日本酒もつくっています。JRさわやかウォーキングにあわせて、今日は蔵開きが行われています。文久2(1862)年創業。江戸時代末期です。左の写真にある旧本社事務所の建物は、昭和12(1937)年建築で、登録有形文化財。

Img_3661c_20221105171601 Img_3664c_20221105171601  まずはともかく試飲コーナーへ(爆)。いっこく(純米吟醸酒)、名古屋正宗(本醸造)、紅麹梅酒などがありました。過去には、3種類とも試飲したこともありますが、今回は、純米吟醸酒のいっこくを飲ませてもらいました。いつものように、本当にちょっとだけ試すくらい。喉を湿らせた程度(微苦笑)。

Img_3667c_20221105171601  直売コーナーで、試飲した「いっこく」の4合瓶をお買い上げ。本来は、1本¥1,000のところ、受付でもらった「蔵開き」のパンフレットを提示すると、¥100引き。さらに左の写真にも写っているように、「お米の甘み」という「濃い煮切りみりん」の試供品までいただきました。ちなみに、いっこくは、常温、ぬる燗、熱燗のいずれでもよいそうですが、燗をつけた方が良さそうな印象でした。

Img_3729c_20221105171701 Img_3736c_20221105171701  甘強酒造を出たところで蟹江川を渡り、西へ。蟹江町役場へ行く途中、小さな田んぼがあり、そこに今は懐かしい「稲架(はさ)掛け」がしてあるのを見ました。今は稲刈りは、コンバインでしてしまいますが、われわれが子どもの頃は手作業。稲を刈った後は、田んぼにこのような稲架をつくって、そこに刈った稲をかけて乾燥させていました。懐かしい。

Img_3743c_20221105171701Img_3746c_20221105171701  町役場を過ぎて、立ち寄りポイントの「蟹江町まちなか交流センター楽人」を通過(立ち寄っていません……微笑)。その先、3キロを過ぎて左折し、学戸小学校と学戸公園の間を南へ。源氏塚公園に向かいます。

Img_3753c_20221105175301 Img_3760c_20221105171701  こちらが源氏塚公園。ここには始めてきました。このあたり、平安時代の末期ころは海だったそうです。平治元(1159)年、平治の乱平清盛に敗れた源義朝一行が、東国に落ちに延びる折、美濃の国⻘墓(現在の大垣市⻘墓)から養老、荷の上を通り、内海の庄野間へ船で向かう途中、ここにあった⼩島にしばし船を⽌め休息し、蟹江の漁⺠のもてなしを受け、漁船により内海に送り届けられたと言い伝えられています。これによって、このあたりは源氏島と呼ばれるようになったといいます。ここで、スタートから3.7㎞、時刻は10時頃。小休止。

Img_3775c_20221105171701 Img_3779c_20221105171701  足湯かにえの郷に向かう途中、尾張温泉通りに大相撲ストリートがあります。二子山部屋・高砂部屋の力士16名の足型が路上に設置されているのです。第65代横綱貴乃花、第68代朝青龍などの足型もあります。その昔、享和元(1801)年7月、海東郡須成村龍照院で、大日堂復旧を記念して勧進相撲が興行されたという文書があり、また大関朝青龍誕生の伝達式も龍照院客殿で行われたりと、相撲に縁があるのです。

Img_3788c_20221105171701 Img_3784c_20221105180001  足湯かにえの郷。尾張温泉かにえ病院のところにあります。源泉掛け流しの足湯で、無料で利用できます。ウォーキング参加者でも足を浸している方もありましたが、今日も(前回も)パス。

Img_3799c_20221105171701 Img_3795c  ここからしばらくは立ち寄るところはありません。再び県道29号線に出て、今度は東へ。蟹江川に突き当たるところまで。右の写真がそこ。ここは、蟹江駅から来て蟹江神明社に向かう時に左折した交差点。ここでスタートから5.9㎞。時刻は10時45分を過ぎた頃。立ち寄り先が少ないので、早いこと(苦笑)。

Img_3822c Img_3842c_20221105171701  蟹江川の上流に向かいます。11時を5分くらい過ぎて、「蟹江町観光交流センター祭人」に到着。7.2㎞。ここで蟹蟹フェアが行われています。

7407c  こちらが蟹蟹フェアのパンフレット。蟹江駅でスタートの時にいただきました。この蟹蟹フェアは、毎回、JRさわやかウォーキングにあわせて開催されています。甘強酒造のところにも店が出ていました。これが今日の2つめの主たる目的です。ここで酒とつまみをゲットして……と密かに企んできていたのです。

Img_3890c_20221105171701 Img_3894c_20221105171701  ゲットしたのは、これら。左は、今日は立ち寄り先になってはいませんが、山田酒造さん(蟹江町)の「酔泉」のスパークリング日本酒。アルコール度数は9。¥660。右は、昭和食堂蟹江店さんの「蟹だし巻」(¥600)と、サバヲ食堂さんの「蟹稲荷」(¥200)。酔泉のスパークリング日本酒は、祭人のショップのお姉様の推薦。「昼に飲んでも大丈夫。すっきりして美味しい。足らなかったらまた買いにおいで」ということでした(笑)。山田酒造の直売があるかと思ったのですが、今回はそれはなし。冨吉建速神社・八剣社・龍照院にお参りしてから、境内の端っこを勝手にお借りして、いただいてきました。ちなみに、酒とつまみの写真を家族に送ったら、「蟹だし巻が美味しそうだから、土産に欲しい」という指令が届きました。

Img_3851c_20221105171701 Img_3855c_20221105171701  その冨吉建速神社・八剣社。両社とも、天平5(733)年に創建、木曽義仲が再建、織田信長が社殿を造営したといわれます。この両社の祭礼として須成祭という川祭が行われます。津島神社の天王祭りと似たお祭です。

Img_3875c_20221105171701 Img_3872c_20221105171701  隣接して蟹江山常楽寺龍照院真言宗智山派のお寺。天平5(733)年に行基菩薩によって、本尊に十一面観世音菩薩を奉安し創建されたといわれています。御本尊十一面観世音菩薩像は、寿永元(1182年)年、仏師僧教円によって造立されたといい、国の重要文化財となっています。今日も、特別にご開帳があり、拝観してきました。

Img_3886c_20221105171701 Img_3866c_20221105171701  境内には、大日如来堂があり、木曾義仲の菩提を弔うために巴御前が安置したといわれる大日如来坐像があります。また、寺の奥には、豊臣秀吉が植えたと伝わるイチョウの大木があります。「龍照院の大イチョウ」として、蟹江町の天然記念物。町内一、二の巨木といいます。秀吉御手植えとすれば、樹齢は400年を優に越えるでしょう。平成6(1994)年時点の樹高は23m、幹回りは3.5mだったそうです。これで、すべてコンプリート。ゴールの蟹江駅に向かいます。

Img_3916c_20221105171701 Img_3912c_20221105171701  蟹江駅北口のゴールには、12時20分を過ぎたくらいに到着。ここまで約8.6㎞を歩いてきました。ゴール受付では、先日ゲットした「さわやかウォーキングアプリ」でポイントをゲット。

Img_3921c_20221105171701  こちらが蟹江駅北口。12時30分発の四日市行き普通に乗車。桑名には12時45分に到着。¥240。

Img_3956c_20221105171801 Img_3959c_20221105171801  今日の歩数は、18,597歩。現地で歩いたのが8.6㎞でしたが、トータルでは10.7㎞(Google Fitによる)。自宅から桑名駅往復が2.2㎞くらいですから、10.7㎞という数値は、たぶんかなり正確。

Img_3966c_20221105171801  こちらが「さわやかウォーキングアプリ」。アプリに登録してもらえるポイントが5ポイント、今日の参加ポイントが10ポイントで合計15ポイント。また、ボチボチとためていくことにしましょう。 

2022年11月 4日 (金)

コザクラインコ、再び……アオジのメスと、ムシクイの仲間か??

Dsc09419c_20221104152001  22℃を超え、暖かい日になりました。水曜日の授業のQ&Aは、昨晩できあがったものを今朝早くにチェックし終え、印刷などをお願いしました。これで安心して、いつも通りに散歩に行けます。ということで7時半から、住吉神社前、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、新築公園、常磐町、老松公園、寺町と6.1㎞。

Dsc09595c Dsc09702c  今日はまずはこちらから。そうです、あのコザクラインコです。9月30日にも今日と同じく、九華公園の奥平屋敷跡で見ています(2022年9月30日:コゲラがスゴい勢いで木をつつく……九華公園でコザクラインコも)。そのあたりにいる種類のインコではありませんから、1ヶ月ほど前に見たのと同じ個体だろうと思います。この間、どうしていたのかは分かりませんが、見ていたら、木の実をついばんでいましたから、それなりにたくましく生きているような気がします。

Dsc09460c Dsc09522c_20221104152001  さて、散歩に出てすぐ、諸戸氏庭園の前の桜並木にシジュウカラがいたものの、上手く撮れず。住吉神社前で西の空をダイサギが通過。九華公園に着いて、相撲場あたりでヤマガラ、シジュウカラ、メジロの混群がいたものの、撮れたのは、シジュウカラのみ。

Dsc09797c  奥平屋敷跡では、聞き慣れない鳥の声がすると思って探したところ、上述のように、コザクラインコがいたのです。他には、ジョウビタキのオスが何度かやって来ました。ヒヨドリが賑やかだったほか、カワラヒワ、メジロも姿を見せました。さらに、この時点では正体不明の鳥を見ています。これについては、後で。

Dsc09862c Dsc09882c  二の丸跡へ行く途中、神戸櫓跡の方を見たら、コサギが1羽、吉之丸堀にいました。しかし、写真を撮っている途中で飛び立って、東の揖斐川の方へ行ってしまいました。アオサギさんは、辰巳櫓跡にある松の木に、隠れるように止まっています。最近は、ここが好みの場所のようです。

Dsc09919c Dsc09905c  カモは、今日は合計56羽。今日も増えていたのは、キンクロハジロのみ。46羽になっていました。ハシビロガモは、6羽(3ペア)で変わらず。

Dsc00669c_20221104152001  ヒドリガモは、今日は4羽のみ(2ペア)。ヒドリガモは、たいてい二の丸堀の東側のエリア、キッチン寿さんの近くにいます。

Dsc00621c  九華公園の外周遊歩道の東では、モズのオスを見たものの、野球場のフェンスにいて、しかも後ろ姿。遊歩道の南で、2種類の鳥。この写真は、奥平屋敷跡でも見た「正体不明」の鳥。奥平屋敷跡では、遠くに後ろ姿しか見えませんでした。アオジのメスと思います。アオジは、大山田川や町屋川でたまに見ますが、九華公園や貝塚公園では珍鳥。

Dsc00228c_20221104154101  もう1種類は、こちら。よく動いて苦労しました。苦労したのに、あまりよい写真は撮れず。写真のように、ソメイヨシノの木の高くて、明るいところを移動していました。鳴き声は聞かれませんでした。根拠はありませんが、ウグイスではないような気がします。センダイムシクイなどとしたら、11月にいるのはどうかと思います。それ故、はっきり書くとお手上げ。ネットで検索すると、11月以降に見られるムシクイの仲間のほとんどは、オオムシクイという情報がありましたが、それだと判断する材料もありません。

Dsc00857c_20221104152001  このあと、貝塚公園でオスのジョウビタキ、老松公園で雌のジョウビタキを見たものの、いずれもピンボケで残念。住吉入り江まで戻ってきて、イソヒヨドリのメスの証拠写真です。

Dsc00881c  明日から諸戸氏庭園は、秋の特別公開が始まります。紅葉がきれいであれば、是非とも見に行きたいと思っています。明日は、またJRさわやかウォーキングに行く計画。「地酒と文化に触れる蟹江町散策」。甘強酒造さんがコースに入っていて、試飲と直売があります。

2022年11月 3日 (木)

ジョウビタキとモズ

Dsc8881c  11月3日、世間では文化の日ですが、私にはほとんど関係しません(微苦笑)。かなり昔風の言い方ですが、「サンデー毎日(という毎日新聞社が発行している週刊誌があります。そこから毎日、休みのことをこう表現したのです)」に近いからです。今日もまた、いつも通り、7時半から散歩。住吉神社前、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常磐町、常信寺、御坊さん、寺町と6.1㎞。

Dsc08914c_20221103195101  住吉神社前から眺めたら、河口堰方面の中州にアオサギらしき姿が1羽。遠すぎます。アオサギは、川口水門の上流の所にもいましたが、ちょうど逆光もいいところ。三の丸公園には、モズが出て来ましたが、毎度のことながら、私が通り過ぎてから。遠すぎました。

Dsc08963c Dsc09263c_20221103195001  九華公園では、今日はカモは52羽。微妙に増えていますが、増えているのはキンクロハジロ。今日は40羽.ハシビロガモ、ヒドリガモともに3ペアずつ。

Dsc09127c_20221103195101 Dsc09168c  奥平屋敷跡では、今日はジョウビタキのオスが何度も登場。奥平屋敷跡の周りや、三の丸の町内、立教小学校の方とあちこち移動。そのたびに追いかけて、歩数が増えました(苦笑)。最後には、モズが登場。近くで見られました。

Dsc09210c Dsc09314c_20221103195001 アオサギさんは、辰巳櫓跡にある松の木に。先日もここにいました。このあと、すぐに飛び立ってどこかに去ってしまいました。シジュウカラは、九華公園の外周遊歩道の東にて。目の前に来たのですが、あまりにも近いとかえって上手く撮れません。このあたりにもジョウビタキのオスが来たものの、野球場のフェンスとやはり遠い。貝塚公園ではヒヨドリとカワラヒワ。内堀公園で、ジョウビタキのオスを見たものの、高い電線の上にいました。また、拙宅前まで戻ってきたら、玉重橋近くのお宅のテレビのアンテナにジョウビタキのメスがいましたが、これもまた遠い。

Dsc09369c  いったん帰宅して、多度にある花広場と長島の花市場へ。家内が欲しい花があったのですが、これはというものは見つかりませんでした。代わりにではありませんが、花市場でエアプランツを3つほど購入。帰宅後から夕方にかけて、昨日の授業のQ&Aに大車輪で取り組んでいました。なんとか仕上げられましたので、明日の朝、早く起きたらチェックして送るつもり。花梨の実は、立教交番の近くにて。

2022年11月 2日 (水)

今日の寄り道は志登茂川ではありません……三重県総合博物館で「三重の円空」を見てきました

Dsc_6822c  昨日から一転して、好天。気温も24.1℃と上がりました。水曜ですから、江戸橋方面で非常勤の授業。今日は後期5回目です。ようやく受講登録者のリストが届きました。44名が登録しており、今日は出席率91%と今期最高。その一方で1回も来ない学生や、今日初めて出席した学生もいて、気をもみます。

Dsc_0405c  さて、いつもなら授業終了後、志登茂川方面へ寄り道して、バードウォッチングをしてくるのですが、今日は、逆方向へ。しかも珍しく正門から出て、こちらの道を行きます。正門を通るというのは、初めて行ったときと、その後数えるくらいの回数。正門を出て、南東に進むと伊勢別街道に行き当たります。写真は、その伊勢別街道。この街道は、関宿東追分から津市芸濃町椋本(むくもと)、津市一身田(いっしんでん)を通り、伊勢街道と合流する江戸橋までの総距離およそ四里二六町(約18.5㎞)の街道です。北西に向かって歩いて行き、JR紀勢線を超えていきます。

Dsc_0409c Dsc_0411c  目的地に行く前に、腹ごしらえ。東海地方ではおなじみのコメダ津・県総合文化センター前店です。ちなみに、今を去ること40年以上前の、大学生の頃、すでにコメダは名古屋市内にいくつか店があり、よく行っていました。非常勤先から歩いて、10分あまり。今日は、昼コメプレートをチョイス。ミックスサンド コメチキ2ケ付きです(¥600)。これにアイスコーヒー(¥480)をセット。結構なお値段になりますが、まあやむを得ません。

Dsc_0430c  13時頃食事を終え、最終目的地はこちら。三重県総合博物館(MieMu)。コメダからは10分弱。10月8日(土)から12月4日(日)まで「三重の円空」という展覧会を開催しています。チラシのpdfはこちらに、また、出品リストはここにあります。先日のJRさわやかウォーキングのとき、鈴鹿市考古博物館でパンフレットを見つけ、非常勤の時に行ける!と思ったのです。

Dsc_0426c  円空は、よく知られていますように、江戸時代の初め、仏像をつくりながら諸国を旅した僧侶です。円空は、志摩地方を訪れたこともあり、そのとき、円空は大般若経を修理し、見返し部分に釈迦説法図を描いています。これらは数少ない円空の絵画作品です。最初は仏像を丁寧に描いていますが、やがて簡略で奔放な絵に変わっていきます。この時期、絵画の作風に合わせるように、仏像も変化することが指摘されているそうです。円空仏について考える時、志摩地方をはじめ三重の地は意外に重要な場所だというのが、この展覧会のテーマです。この大般若経に描かれた絵の他、三重県内にある円空仏が展示されています。円空が釈迦説法図など、絵画を描いてるのは、不勉強にして知りませんでしたが、いかにも円空と思え、なかなか興味深く見てきました。ウォーキングで尋ねたことのある津の閻魔堂にある円空仏も展示されており、十一面観音立像を間近で拝観できました。高さ約3mで、奈良法隆寺の百済観音に似た感じの優しいお姿。飛鳥時代の仏像の影響を受けたと思われる円空初期の力作といわれています。

Dsc_0416c Dsc_0422c  三重県総合博物館に行くと、ミエゾウとさんちゃんを見てこなくては、気が済みません〈微笑)。ミエゾウは三重県津市で化石が発見され、この名前となっています。高さ3m以上の全身復元骨格が展示されています。さんちゃんは、サンショウウオ。三重県総合博物館で唯一の生きた展示物。体長114㎝。平成4〈1992〉年の夏、名張市で発見され、博物館に保護されました。食事は、1ヶ月に重さ100グラムの魚3匹を丸呑みにするそうです。

Dsc_0432c Dsc_0434c  博物館には1時間ほど滞在。総合文化センター前のバス停から、14時8分発の三重交通のバスに乗って津駅へ。10分弱で、¥220。帰り発駅から近鉄の名古屋行き急行に乗って帰宅。江戸橋からと料金は同じですので、オフピークチケットがそのまま利用できます。せっかく津駅に来たから、平治煎餅でも買って帰ろうと思ったのに、ホームに降りたらちょうど急行が来てしまい、土産は買えずじまい。ちなみに、蜂蜜まんは、水曜定休。帰宅後は、出欠確認を済ませたところ。非常勤先から三重県総合博物館までは徒歩。そのため、今日歩いた距離は、6.7㎞といつもの散歩並(苦笑)。

2022年11月 1日 (火)

雨読の日……余談は、パンデミックで人々の性格が変わったという話

1101amedas 1101rader  アメダスの記録には出ていませんが、朝6時前から小雨が降り始めました。雨の記録は、9時台からになっています。右の画像は、12時の雨雲レーダー(気象庁のナウキャスト)。夜まで雨のようですが、明日は晴れるというので、今日はおとなしくしていましょう。

Dsc08871c Dsc08877c  北の空。あまり強くは降っていません。右の写真は、諸戸氏庭園の様子。主屋やその向こうに付属する洋間のあたりの修復工事は、ほぼ終わったようです。11月5日から12月4日まで秋の特別公開がありますが、主屋や御殿などはまだ公開はされないでしょう。紅葉を見に行くのですが、去年はあまりよくないという話で取りやめました。今年の様子が気になります。

 朝から、喪中葉書をつくるための準備をしています。パソコンを替えたことが影響していると思うのですが、住所録の年賀状などのやりとりデータが消えていました。バックアップでも、同じ現象となっており、やむを得ず、今年の年賀状をつくるときに印刷しておいた控えをもとに今年の分だけ手で入力(苦笑)。ついでに住所録も整理し、やりとりがなくなった方のデータは別ファイルに移動し、スリム化を図りました。

 余談を1つ。先日、Gigazineを眺めていたら、「パンデミックは人々の性格をどのように変えてしまったのか?」という記事がありました。年齢や雇用不安、生活スタイル、経済状況などのさまざまな要因が性格に影響を及ぼすことが知られています。フロリダ州立大学の研究チームが行った調査では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック前と後で人々の性格が変わった」という結果が示されたというもの。

 原典は次の2つの論文:

1)Differential personality change earlier and later in the coronavirus pandemic in a longitudinal sample of adults in the United States 


2)Has the pandemic changed our personalities? New research suggests we're less open, agreeable and conscientious

 フロリダ州立大学の研究チームが、パンデミックがより基本的な性格に影響を及ぼした可能性について調べるため、南カリフォルニア大学が実施したUnderstanding America Study(UAS)というオンライン調査のデータを分析しています。UASはオンラインで被験者の性格テストを縦断的に行ったものであり、研究チームはパンデミック前の2014年~2020年2月、パンデミック初期の2020年2月以降、そして2021年または2022年にテストに回答した7000人以上のデータを使用しています。対象者は、いずれもアメリカ在住であり、年齢は18~109歳。

 ビッグファイブ性格特性に基づいて被験者の性格を測定する検査を使用。ビッグファイブ性格特性とは、人間の性格を「外向性」「協調性」「誠実性」「神経症的傾向」「開放性」という5つのスケールで分類する方法です。データを分析した結果、パンデミック前とパンデミック初期の2020年における性格特性にはあまり差が見られなかったのに対して、パンデミック前とパンデミック後の2021年~2022年の性格を比較したところ、パンデミック後は外向性・開放性・協調性・誠実性が大幅に低下していることが判明したといいます。

 もともと人々の外向性・開放性・協調性・誠実性は低下する傾向にあったといいますが、2021年~2022年は通常の低下傾向を超えていたことから、パンデミックのトラウマが人格変化の自然なプロセスを加速させた可能性が示唆されています。また、性格の変化は特に若年層において大きく、2021年~2022年に協調性と誠実性の著しい低下と神経症的傾向の増加がみられたことも指摘されています。この要因は、約2年間にわたりこれまでとは違う生活を強いられた後に社会復帰することへの不安が考えられるそうです。

20221029JRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」(その2)……常夜灯2基、神戸の見附跡、観音寺、龍光寺、神戸宗社、神戸城跡を経て伊勢鉄道・鈴鹿駅にゴール(完) ……

Kawano2  10月29日のJRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」の本編その2です。その1では、河曲駅を出発して、高岡城跡まで来ました。ルートマップは、その2の途中です。高岡城跡を西に回って下り、関西線を超えて、鈴鹿川を高岡橋で渡ります。渡ったところに階段付きの常夜灯。

Img_3265c_20221029183301 Img_3268c_20221029172901  高岡橋を渡っている途中で見た、鈴鹿川の上流方向。良い天気で気持ちが良い景色が広がっています。橋の途中で振り返ると、先ほど訪ねた高岡城跡にある休憩所が高岡山の中腹に見えています。

Img_3283c_20221029172901  橋を渡り終え、鈴鹿川に沿って少し上流方向に戻ると、階段付きの常夜灯があります。この常夜燈には、点火用の階段がついているのです。「太神宮常夜燈」「国土安穏」などと刻まれています。文化4(1807)年の建立。よほど高い常夜灯でないと、点火用の階段は付いていません。階段部分は傷んでしまったようで、平成11(1999)年に修復されています。「平成十一年十月吉日修復 大泉源之」とありました。

Img_3286c_20221029172901  この先は高岡町内の旧伊勢街道を進んでいきます。水田地帯。「みえの歴史街道」の伊勢街道のマップの説明には、このあたりは「古代条里制の面影が残り、一直線に進んでいる」という説明があります。条里制とは、7~8世紀頃、全国的に平野部を区画した地割のこと。幅六町(約654メートル)の直交する条と里(り)によって、大区画を作り、これで囲まれた正方形の各辺を六等分した幅一町の線で面積を36等分します。この一辺一町の小区画が面積一町で、これをさらに長地形、半折形に10等分して一段になります。

Kawano3  この辺から実際に歩いたルートマップは、その3へ。7㎞を過ぎると、十宮(とみや)の常夜灯、さらにその先に神戸の見附跡。近鉄鈴鹿線を終えて行きます。

Img_3302c_20221029172901  こちらが、十宮の常夜灯。文化14(1817)年に建立されたもの。大正9(1920)年に再建されています。十宮村三軒屋の入り口にあります。去年の「歩いて伊勢参りウォーキング」のとき、ここで、同行のK氏が、「常夜燈の内側はどうなっているんだろう?」と尋ねてきたのを覚えています(2021年7月19日:20210717「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第5回「日永の追分~鈴鹿・神戸」(その2)……鈴鹿市に入り、階段付常夜燈や神戸見附跡を訪ねる)。このときは、暑い中を歩いていましたっけ。

Img_3309c Img_3318c_20221031172101  続いて、神戸の見附跡。草ボウボウで、ちょっと興ざめ。去年は、ここで小休止していました。伊勢街道の両側に土塁と石垣を築いたものが残っています。ここが神戸宿の入り口。町の治安を守るために番人がいて、夜間遅くには木戸を閉じて通行を禁じたといわれています。街道の両側の石垣には木戸の柵を支えた溝が今も残っています。右の写真にある神社の社号標は、阿自賀神社(あじか)のもの。ここから東へ300mほどのところにあります。

Img_3337c  神戸の町には、まだ古い建物が残っており、城下町、宿場町の雰囲気が味わえます。卯建が上がった家もたくさん残っています。神戸見附跡のすぐ先に、創業250年以上の旅館加美(かみ)亭があるのですが、今回は気づかずに通過してしまいました。

Kawano4  ルートマップは、早くもその4へ。鈴鹿市駅の西で近鉄鈴鹿線を越え、神戸小学校のところで六郷川を渡ります。札の辻を経て、観音寺に寄り道をしてから、龍光寺へ。龍光寺の隣に神戸宗社がありましたので、ここにも立ち寄り、神戸城跡へ。神戸城跡が、この日の最終目的地。昼食を摂ってから、ゴールの伊勢鉄道・鈴鹿駅に向かいます。このあたりは、以前に来ていますので、それらの記事もご覧ください(2019年5月13日:20190504近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅4日目~伊勢街道、旅人気分で伊勢平野の鈴鹿から海運で栄えた白子へ」(その1)……近鉄鈴鹿市駅をスタート、2019年5月14日:20190504近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅4日目~伊勢街道、旅人気分で伊勢平野の鈴鹿から海運で栄えた白子へ」(その2)……ようやく神戸城跡にたど、2021年7月20日:20210717「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第5回「日永の追分~鈴鹿・神戸」(その3)……神戸の町を歩いて、鈴鹿市駅へゴール(完)

Img_3358c_20221029172901  六郷川にかかる大橋。このあたりは、かつては神戸藩士の水練場であったといいます。今では、こんなところで泳げたのか、という気がするくらいの流れです。

Img_3362c Img_3366c_20221031173401  大橋の先に札の辻。油伊(あぶい)旅館のところ。神戸藩の高札場がありました。油伊旅館の前には、里程標と道路元標があります。右の写真で背の高い石碑が里程標で、その根元にある小さいものが道路元標。どちらも大正3(1914)年の建立です。

Img_3402c_20221031180201 Img_3396c_20221029172901  次の目的地である龍光寺の手前に補陀落山長徳院観音寺があり、ちょっと気になりましたので、立ち寄り。浄土宗。開創は鎌倉時代で、真言宗でした(開創年は不明)。元亀元(1570)年、三蓮社休波観愚老和尚により浄土宗に改宗。神戸城主・本多候が神戸に就封以来、その菩提寺となり、本多氏歴代の位牌が納められています。境内には立派な松の木が2本。向かって左も、以前は大きな松の木だったようで、根元に写真が展示してありました。

Img_3389c_20221031180201 Img_3383c_20221031180201  境内には、本多家2代藩主・忠永公の徳をたたえた「思徳(しとく)の碑」があります。忠永公は、兵法と文学に長けた半面、情けの深い武士で領民の信頼を一身にあつめたといい、領民が慕い頼る様子を見た5代目忠升公が、文化14(1811)年、ここに建てたもの。右の写真は、境内にある位牌堂。

Img_3412c_20221029172901 Img_3427c_20221029172901  続いて、天澤山龍光寺(りょうこうじ)。臨済宗東福寺派別格地という寺格を持っています。ここは、「神戸の寝釈迦」で有名です。京都東福寺の画僧、吉山明兆(きっさんみんちょう)が描いたといわれる日本三幅の一つの大涅槃図(16畳敷きもあるそうです)が開帳されます。一度は拝観したいと思っているのですが、まだかなっていません。龍光寺を初めて尋ねたのは、近鉄ハイキングの「御伊勢さん参りハイキング」の時でしたが、そのときは、たまたまコースミスをしでかして、立ち寄ってしまったのです(2019年5月13日:20190504近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅4日目~伊勢街道、旅人気分で伊勢平野の鈴鹿から海運で栄えた白子へ」(その1)……近鉄鈴鹿市駅をスタート)。詳細は割愛しますので、詳しくはこのリンク先をご覧ください。

Img_3457c Img_3439c_20221029172901  龍光寺の隣に神社がありました。その名は知っていたのですが、ここにあるとは思わず。神戸宗社でした。正式には、神館飯野高市本多神社(こうたついいのたかいちほんだじんじゃ)。ご祭神は、天照皇大御神。相殿神は、豊受皇大御神、高御産巣毘神大御神、本多忠統公など21柱(リンク先をご覧ください)。「鈴鹿市史」によれば、神館、飯野、高市の3社を合祀し、神館飯野高市神社と称し、俗に神戸宗社と呼んでいるといいます。垂仁天皇の御代、倭姫命が巡行された折、この地にしばらく滞在された宮所と伝わっています。そのため「神舘」という名前になっていると思われます。飯野神社、高市神社、本多神社を合祀していますので、ご祭神が多数いらっしゃるということでしょう。神戸宗社でも、石取祭が行われます。

Img_3452c_20221031191601 Img_3462c_20221031192001  神戸宗社で目立ったのは、ご神木。2本のムクノキ。樹齢は不詳ですが、かなり高くそびえています。令和2年に樹木保護事業の助成を受けて、樹勢回復事業が実施されたそうです。神戸宗社も興味があるところでしたので、尋ねられて良かった(微笑)。

Img_3511c_20221029173001 Img_3482c_20221031192701  さて、最終目的地は、神戸城跡。江戸時代には神戸藩の藩庁が置かれていました。神戸氏4代の神戸具盛が天文年間(1532~1555年)に築城したのが始まりです。永禄11(1566)年の滝川一益の侵攻に和睦し、養子にうけいれた織田信長の三男神戸信孝により、より強固に修築されます。その後、城主は度々代わり、関ヶ原の戦い以降は一柳氏(ひとつやなぎうじ)が5万石で入りました。天領となった時期もありましたが、慶安3(1650)年には石川総長(いしかわふさなが)が1万石で当地に封じられ、さらに、享保17(1732)年には本多忠統(ほんだただむね)が2万石で封じられ、城を修築し入城し、これ以降明治維新まで、本多氏7代が居城として用いました。現在城の中心部は神戸公園となり、二の丸跡には、三重県立神戸高等学校が建てられています(詳細については、20190504近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅4日目~伊勢街道、旅人気分で伊勢平野の鈴鹿から海運で栄えた白子へ」(その2)……ようやく神戸城跡にたどをお読みください)。

Img_3486c_20221031192701  本丸には自然石をそのまま積み上げた野面積みの天守台があり、ここに神戸信孝により5重6階の天守が築かれました。北東に小天守と南西に付櫓がある複合連結式の天守であったといいます。しかし、天守は、文禄4(1595)年に解体され、桑名城に三重櫓として移築され、「神戸櫓」と呼ばれました。その後、江戸時代を通して、天守閣は造られませんでした。これでこの日の目的地は、コンプリート。ゴールの伊勢鉄道・鈴鹿駅に向かいます。

Dsc_0399c Img_3523c_20221029173001  ちょうど12時を過ぎた頃。どこかで昼食をということですが、最初に行こうと思ったラーメン屋さんは、店の外まで行列。「並んでいるというのは美味しいのだろうけど、並んでまで食べるのはどうも」と思い、京都北白川 ラーメン 魁力屋 鈴鹿矢橋店へ。特製醤油味玉ラーメン、¥869也。京都背脂醤油を使っているということで、脂っこいかと思ったら、案外サッパリしていて、美味しくいただきました。

Img_3531c_20221029173001 Img_3539c_20221031193401  ゴールの伊勢鉄道・鈴鹿駅には13時過ぎに到着。ここまで、現地では11.3㎞を歩いてきました。JRさわやかウォーキングのスタンプカードを持っていたのですが、その期限が実は、2020年11月29日。コロナ禍で延長されたものの、この10月末で期限切れ(こちら)。スタンプは、今回を含め8つになったのですが、賞品をもらえる10個には至らず。やむなくWebアプリの会員申し込みをもらってきました。帰宅して、早速、新規登録を済ませました。次回からは、Webアプリで参加します。

Img_3577c  ゴール受付で伊勢鉄道の「鉄カード」をいただきました。”JR東海さわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」のゴールとなる伊勢鉄道鈴鹿駅にて、同ウォーキングを踏破された方先着500名様に、伊勢鉄道開業35周年を記念した「鉄カード」を配布します”というレア・アイテムです。

Img_3545c_20221029195101 Img_3534c_20221029173001  鈴鹿駅発13時6分の四日市行き普通に乗車。窓口でJR桑名駅までの切符を買ったら、これが硬券でした(右の写真)。四日市駅に13時19分着。13時26分発の快速みえに乗り換えて、桑名駅には13時37分着。¥640。

Img_3566c_20221029195601 Img_3569c_20221029195601  14時に帰宅。この日の歩数は、左の写真のように、23,450歩。歩いた距離は、Google Fitによれば、15.16㎞ですが(右の写真)、キョリ測で計ると、現地では11.3㎞、自宅から桑名駅往復が2.2㎞ですから、13.5㎞。

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  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)