円通寺の大イチョウ……法盛寺で渡部平太夫の墓、顕本寺でもイチョウを見てきました
朝はやや寒かったものの、日中は今日も18℃を越え、散歩日和。いつも通り、散歩に出たのですが、思いついて、円通寺や顕本寺、法盛寺まで足を伸ばしてきました。円通寺の大イチョウを見てこようと思った次第。というのも、我が家のベランダから見ると、黄葉してきているように見えたのです。法盛寺は、去年行ったときに渡部平太夫の墓を見忘れたので、ついでに立ち寄って来ました。ということで、7時半スタートで、住吉神社、九華公園、貝塚公園から堤原を通って、まず法盛寺へ。次いで顕本寺(ここにも大きなイチョウの木がありましたので)、円通寺といって、帰り道は旧東海道を京町まで。寺町を通って11時に帰宅。何と7.8㎞も歩いてきました。
まずは、円通寺の大イチョウ。我が家のベランダから見ると、黄葉していたのですが、木全体からすると、まだ上の方だけでした。結果的には、ちょっと早すぎました。去年も見に行ったのですが、それは12月9日でした(2020年12月9日:円通寺の大イチョウを見てきました)。高さは30m、幹囲は5.7m、樹齢は400年以上だといいます(リンク先では300年となっていますが、6年前に尋ねたときお寺の方に400年以上と伺いました)。ちなみに、法城山円通寺は、真宗本願寺派の寺。元亀3(1572)年、江場城主の子・佐藤秀道が出家して教円と名乗り、開基したと伝わります。
自栄山顕本寺。日蓮宗のお寺。檀家には桑名藩士が多く、関連する墓が多数現存します。中でも、吉村又右衛門宣充の墓と、水谷九左衛門光勝の墓は桑名市指定文化財に指定されています。また、服部半蔵の墓もあります。「半蔵」は、服部半蔵家の歴代当主の通称の名乗りです。現存するのは、正重(伊豆守)、正啓(正賢)、日記(内記)、正義の墓。顕本寺については、2018年7月10日の記事に詳しくあります(アンパンマンバスに乗って「東海道旧蹟撮影」へ)。ここのイチョウも大きかったのですが、高さは円通寺の方がはるかに高いものでした。
さらに、法盛寺。桑名坊舎柳堂と号し、浄土真宗本願寺派のお寺。東御坊の本統寺に対し、西御坊とも呼ばれます。法盛寺について、詳しいことは、去年の円通寺の大イチョウの記事にあります(2020年12月9日:円通寺の大イチョウを見てきました)。元は三河国矢矧(やはぎ)(現岡崎市)にあり、応仁2(1468)年、桑名郡益田庄に移ったのち現在地に移っています。明治初年まで尾張、美濃、伊勢に末寺200余ヵ寺を数え、境内には寺内寺が7ヵ寺あったといいます。
ここの墓地に渡部平太夫の墓があります。渡部平太夫(天明4(1784)~嘉永元(1848)年)は、「桑名日記」の著者です。桑名藩士、桑名城米蔵の算用係で十石三人扶持の下級武士(十石は、それだけ米が取れる知行地があるということ。三人扶持は、3人分の扶持米が与えられるということ。一人扶持は一日あたり玄米五合、年間で一石七斗七升=5.4石。1石は10斗=100升=約180リットル。 米1石の重さは約140~150kg)。矢田磧八幡瀬古庚申堂近く(現在の桑名市矢田町真教寺の南付近)に住んでいました。平太夫が、桑名藩の飛び領地である柏崎(新潟県柏崎市)に赴任した息子・勝之助に宛てた日記が「桑名日記」です。天保10(1839)~嘉永元(1848)年の10年間、毎日欠かさず書かれています。平凡社新書で「下級武士の米日記-桑名・柏崎の仕事と暮らし(加藤 淳子)」という本が出ています。また、名古屋大学教育学部の教授でいらした小嶋秀夫先生は、この日記から「子育ての伝統を訪ねて(新曜社)」という本を書いていらっしゃいます。法盛寺には、やはり桑名藩士であった高木貞作の墓もあるというのですが、墓地改修があったためか、探したものの分かりませんでした。
さて、散歩前半のバードウォッチング。拙宅マンションを出てすぐ、住吉入江沿いのソメイヨシノにメジロ。3羽ほど。せわしなく動き、なかなか撮れず。桑名七里之渡し公園では、モズのメス。
柿安コミュニティパークでも、メスのモズ。ちょっとピントが甘い(苦笑)。
九華公園では、ダイサギがあちこちに出没。カワウが群れになって漁をするところを追いかけています。魚がいるのが、分かりやすいためと思われます。左の写真は、公園西側(三之丸町側)の堀。右は、神戸櫓跡の木に来たところ。右下にいるのは、コサギ。この2羽、先日から九華公園によく来ているコンビ。
奥平屋敷跡には、いつものハクセキレイのペア。右のメス、いつもは片脚で移動しているのですが、今日は両脚を使って歩いているところも見られました。いったいどうなっているのか? 他には、メジロ、ヒヨドリ、キジバト、ドバト、ハシボソガラス、カワラヒワ。メジロは5~6羽いたものの、高い木の上の方で移動して、うまく撮れず。
カモ、今日は、合計66羽。ホシハジロのオスが1羽(右の写真)、ヒドリガモ、今日は2ペア、ハシビロガモは、オス6羽、メス5羽。他はキンクロハジロ。ハシビロガモのクローズアップでは(左の写真)、嘴にある食物を漉し採る「ブラシ」までよく見えています。
吉之丸堀の東側エリアに、今日も、カイツブリが登場。ただ、遠くにいるのに、すぐに潜って逃げます。それ故、証拠写真(苦笑)。
アオサギは、たぶん1羽。飛び回っていたかと思ったら、神戸櫓跡に降り立ちました(左の写真)。ちょっと目を離したらいなくなり、探したら、鎮国守国神社の社務所の裏へ(右の写真)。たぶん同じ個体。ダイサギにも、アオサギにも振り回されました(苦笑)。
余談というか、本当は重要。九華公園の二の丸跡の南側、石垣が膨らんで一部崩れかけています。木の根が押してきているのか、何ヶ所かで膨らんでいますし、そのうち一ヶ所は崩れかけています。大雨でも降ったら、一気に崩れそう。
| 固定リンク | 2
« 20211106「東海道・伊勢街道歩いて伊勢参りツアー」第14回「櫛田~斎宮」(その2)……壺屋池部清兵衛邸跡、六字名号から祓川を渡って斎宮歴史博物館へ | トップページ | 20211119部分月食は出遅れました(苦笑) »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 散歩コースで桜を求めて漫遊(2023.03.27)
- 菰野で仕事のついでにシデコブシを見てきました(2023.03.25)
- 鳥が少ないので、サクラその他の話題で(2023.03.20)
- 20230311勝手にハイキング「四日市旧港から四日市市立博物館へ……『昭和のくらし 昭和のおもちゃ』展で昔を懐かしむ」(一回完結)(2023.03.11)
- 20230304JRさわやかウォーキング「早春の開運&良縁祈願で運気up! 海辺の海獣・ひな祭とふれあい神宮参り前の『禊』へ」(その3)……賓日館、御塩殿神社を回って二見浦駅にゴール、伊勢市駅で昼食にて「完」(2023.03.09)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 散歩コースで桜を求めて漫遊(2023.03.27)
- サギソウは順調か……世界自閉症啓発デーについても(2023.03.26)
- 菰野で仕事のついでにシデコブシを見てきました(2023.03.25)
- 桜を散らす犯人を現行犯で押さえる(笑)……コゲラ、今日は巣作りに専念(2023.03.24)
- 雨読の日は、新学期の非常勤の授業準備(2023.03.23)
「散歩」カテゴリの記事
- 散歩コースで桜を求めて漫遊(2023.03.27)
- 桜を散らす犯人を現行犯で押さえる(笑)……コゲラ、今日は巣作りに専念(2023.03.24)
- 「河津桜にメジロ」も今シーズン最後か……誕生日を迎えました(めでたくもあり、めでたくもなし)(2023.03.22)
- 九華公園で昨年コゲラが営巣した木が折れて落ちているのを発見!……ケリも見てきました(2023.03.21)
- 鳥が少ないので、サクラその他の話題で(2023.03.20)
「花・植物」カテゴリの記事
- 20230327九華公園の夜桜(2023.03.27)
- 散歩コースで桜を求めて漫遊(2023.03.27)
- サギソウは順調か……世界自閉症啓発デーについても(2023.03.26)
- 菰野で仕事のついでにシデコブシを見てきました(2023.03.25)
- 桜を散らす犯人を現行犯で押さえる(笑)……コゲラ、今日は巣作りに専念(2023.03.24)
「野鳥」カテゴリの記事
- 散歩コースで桜を求めて漫遊(2023.03.27)
- 桜を散らす犯人を現行犯で押さえる(笑)……コゲラ、今日は巣作りに専念(2023.03.24)
- 「河津桜にメジロ」も今シーズン最後か……誕生日を迎えました(めでたくもあり、めでたくもなし)(2023.03.22)
- 九華公園で昨年コゲラが営巣した木が折れて落ちているのを発見!……ケリも見てきました(2023.03.21)
- 鳥が少ないので、サクラその他の話題で(2023.03.20)
「寺院」カテゴリの記事
- 20230311勝手にハイキング「四日市旧港から四日市市立博物館へ……『昭和のくらし 昭和のおもちゃ』展で昔を懐かしむ」(一回完結)(2023.03.11)
- 20230304JRさわやかウォーキング「早春の開運&良縁祈願で運気up! 海辺の海獣・ひな祭とふれあい神宮参り前の『禊』へ」(その1)……松下駅をスタートし、民話の駅蘇民、松下社、太江寺から伊勢シーパラダイス、伊勢夫婦岩めおと横丁へ(2023.03.07)
- 20230212近鉄ハイキング酒蔵みてある記「水郷 蟹江散策と山田酒造『醉泉』・『最愛』」へ(一回完結)(2023.02.12)
- 20230121美濃街道ウォーキング「多度から石津」(その2)……柚井遺跡、難儀した「ブッシュ・ウォーキング」を経て八幡神社、御鍬神社から願超寺へ(2023.01.23)
- 20230121美濃街道ウォーキング「多度から石津」(その1)……多度駅をスタートし、空念寺と宇賀神社へ【空念寺について追記(1/29)】(2023.01.22)
「歴史散歩」カテゴリの記事
- 20230311勝手にハイキング「四日市旧港から四日市市立博物館へ……『昭和のくらし 昭和のおもちゃ』展で昔を懐かしむ」(一回完結)(2023.03.11)
- 20230304JRさわやかウォーキング「早春の開運&良縁祈願で運気up! 海辺の海獣・ひな祭とふれあい神宮参り前の『禊』へ」(その3)……賓日館、御塩殿神社を回って二見浦駅にゴール、伊勢市駅で昼食にて「完」(2023.03.09)
- 20230304JRさわやかウォーキング「早春の開運&良縁祈願で運気up! 海辺の海獣・ひな祭とふれあい神宮参り前の『禊』へ」(その2)……夫婦岩、二見興玉神社から二見浦記念碑へ(2023.03.08)
- 20230304JRさわやかウォーキング「早春の開運&良縁祈願で運気up! 海辺の海獣・ひな祭とふれあい神宮参り前の『禊』へ」(その1)……松下駅をスタートし、民話の駅蘇民、松下社、太江寺から伊勢シーパラダイス、伊勢夫婦岩めおと横丁へ(2023.03.07)
- 20230212近鉄ハイキング酒蔵みてある記「水郷 蟹江散策と山田酒造『醉泉』・『最愛』」へ(一回完結)(2023.02.12)
コメント