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2021年11月 5日 (金)

20211030「東海道・伊勢街道歩いて伊勢参りツアー」第13回「松阪駅~櫛田」(その3)……万人講常夜燈、大日寺寺標、沖玉の夫婦石・禁酒の神、八柱神社、外宮への道標、浄林寺、おもん茶屋跡からゴールの櫛田駅へ(完)

Matsusaka3  10月30日の「東海道・伊勢街道歩いて伊勢参りツアー」、第13回「松阪駅~櫛田」の本編その3です。その2では、JR紀勢本線の徳和駅まで来ました。徳和駅の先は、東に向かい、上川町西交差点の手前で万人講常夜燈と大日寺寺標、その先で、沖玉の夫婦石・禁酒の神、八柱神社、外宮への道標、浄琳寺、おもん茶屋跡、願證寺、光応寺と見どころがあります。

Img_6647c_20211030190801 Img_6664c_20211030190801  真盛川にかかる加茂川橋のたもとにとても大きな常夜燈があります。天保7(1841)年に建立されたもの(みえの歴史街道伊勢街道のマップには、天保2年とありますが、裏を見ると、後述のように天保7年となっていました)。正面には「三社燈籠/万人講」とあります。左側には「講元 河州諸元 松沢作兵衛/諸方 世話人中」と、また、右側には「諸方/神社仏閣」と刻まれています。裏には「干時天保七年/丙申九月吉日」。この常夜燈の南側、加茂川橋のたもとには、「大日寺の町石」があります。「片岡山大日如来是より三丁 願主□」と刻まれています。三丁は、約327m。大日寺は、ここから南西に600mあまりのところにある高野山真言宗のお寺。

Img_6687c_20211030190801  国道42号線松阪多気バイパスの上川町西交差点。その手前に全日本大学駅伝にともなう渋滞予告の看板。今年の全日本大学駅伝は、11月7日。熱田神宮から伊勢神宮・内宮まで走ります。この時期限定のレア看板。

Img_6691c_20211030190801 Img_6706c_20211104180501  スタートから5.5㎞の手前、街道の西側に「沖玉の夫婦石・禁酒の神」がありました。酒井家の敷地内に禁酒の神が祀られていますが、昔は、夫婦石は屋敷東の池のそばにあって、この石にお酒をかけて困りごとをお祈りすると不思議にも願いがかなうということでとても評判になったそうです。この夫婦石はお酒が好きで、ここの神様にお酒をかけ、酒を預かっていただくようお祈りをすると、だんだんお酒を飲まなくなるといわれています。ここは、見学するだけ。間違っても拝んではいけません(苦笑)。なぜならば、K氏も私も酒を嗜むからです。「帰ってからもカミさんには話はしない方がいいな」と約束(笑)。

Img_6722c_20211104181201 Img_6714c_20211030190801  その先に八柱神社。名前からして、五男三女神を祀っていると思われます。小高い丘の上にありましたので、お参りして、休憩。松阪から明和あたりの海まで見えました。古いソメイヨシノの木が、参道にたくさん植わっていて、春はもっとよい景色と思われました。

Img_6730c_20211104181201  この神社の参道の脇には、明和5(1768)年の常夜燈と、青面金剛像をおさめた庚申堂があります。

Img_6746c_20211030190801  そして、いよいよ5.9㎞の手前にこの道標があります。「従是外宮四里」とあります。ここから伊勢神宮の外宮まで4里。15.7㎞。4月9日に桑名・七里の渡し跡をスタートし(2021年4月9日:20210409「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」……第1回「七里の渡し跡~朝日」その1……七里の渡し跡から七曲見附跡)、13回目にしてここまで来たという次第。次回から3回目に外宮、4回目に内宮にそれぞれお参りできる見込みです。

Img_6761c_20211030190801  この道標の先で、また、全日本大学駅伝による渋滞予告の案内板。

Img_6824c_20211105062701 Img_6821c_20211105062701  スタートからほぼ6㎞、12時40分頃に東慮山法音院浄林寺。浄土宗のお寺。参道の入り口には、ご覧のような、石造りの太鼓橋もあって、なかなか風情のあるお寺です。山門も、本堂もなかなかのものでした。しかしながら、ここも由緒書きはなく、ネットで検索してもこれという情報は出て来ません。

Img_6781c_20211105062901  境内には、「武平林」という石碑がありました。そばにあった碑によれば、「去んぬる戦の時 國策により境内風致の樹木盡くを供木 平和となりて元の森の姿を願いつゝ いち早く自ら車を引き出して 汗をのごい 力をふりしぼりて 八八〇本の苗木を運び寄進せらるげに篤実妙好の善男子なり」と、橋本武兵衞翁(明治24(1891)年生まれ)の功績を顕彰しています(平成17(2005)年、第13世悠誉代)。

Img_6799c_20211030190801 Img_6813c_20211105063101  境内はかなり広いのに、手入れが行き届いていました。これで苔生していたりしたら、京都の苔寺にも負けないと思えます。

Img_6859c_20211030190801  浄林寺から1㎞ほど、街道沿いに白壁で、虫籠窓のある旧家があります。ここがおもん茶屋跡。おもん茶屋では、へんば餅を名物にしていたといいます。「へんば餅」は、伊勢市小俣町明野にあるへんば屋の名物。へんば屋は、安永4(1775)年、参宮街道宮川のほとりに茶店として創業。当時駕籠や三宝荒神(馬上に三つの鞍を置いたもの)で参宮する人達がここで休憩し、ここから馬を返し参宮されたため、「へんば(返馬)餅」と名づけられています。ちなみに、私の大好物(微笑)。当時、このあたりには、他にも「おかん茶屋」という店もあったそうです。

Img_6868c_20211105065101 Img_6888c_20211105065101  おもん茶屋跡の西にある路地を入って行くと、慈日山願證寺があります(左の写真)。真宗高田派のお寺。このお寺も詳しいことは不明。無住のようでしたが、境内はきれいになっていました。願證寺の東には、光応寺(右の写真)。臨済宗興聖寺派のお寺。こちらも詳しいことが分かりません。

Matsusaka4  この先からは、詳細なルートマップはその4になります。その3と一部重複しています。予め設定した立ち寄りヶ所はありません。ゴールの近鉄山田線・櫛田駅を目指します。

Img_6916c_20211105065501  光応寺の先で、民家の門柱に櫛田橋の親柱が使ってありました。門柱のように建っているのです。どうしてここにあるのか? それも普通のお宅の玄関先に? 謎なのですが、どなたもいらっしゃいませんし、コースマップにも、伊勢街道のマップにも記載はありません。世の中にはいろいろあるものです(微笑)。

Img_6933c_20211030190801 Dsc_6273c  この櫛田橋の親柱を見たお宅のあたりで13時20分頃でした。櫛田駅にゴールする前に昼食を摂ることとし、いったん伊勢街道から離れ、県道37号線の方へ行きます。伊勢街道は、直進し櫛田交差点を過ぎ、クルクルと回る道になります。そのあたりは、次回のコース。松阪市立揥水小学校の南にあった寿司栄さんへ。ここで、ランチのちらしセット。¥1,100。サンプル写真よりも、実物の方がはるかに分量が多く、満腹(微笑)。

Img_6940c_20211030190801  昼食を終え、県道37号線の交差点に出ると、そこには、「伊勢15㎞」の交通案内板。この日は、「従是外宮四里」という道標もありましたし、いよいよ伊勢の近くまで来たという実感が湧いてきます。今回で、櫛田川を渡る手前まで来ました。

Img_6953c_20211030190801  近鉄山田線の櫛田駅には、14時20分に到着。少し待って、14時34分発の伊勢中川行き急行に乗車。松阪駅に14時40分到着。14時54分の名古屋行き急行に乗り替えて、桑名駅に16時4分。¥1,020。いよいよ、近鉄の片道料金が、¥1,000を越えました。

Img_6977c_20211030190801 Img_8080c_20211105071501  この日の歩数。19,638歩。現地で8.4㎞、自宅から桑名駅の往復が2.2㎞ですので、合計10.6㎞を歩いた結果。次回・第14回では、斎宮まで行く予定。斎宮には、県立斎宮歴史博物館がある他、さいくう平安の杜には昔の建物3棟が復元されていますし、上園歴史広場には斎宮の1/10模型や、いつきのみや歴史体験館もあります。次回のコース設定は、5㎞と短めにしたのですが、かなり見て回るところがあります。

 このその3で歩いたあたりは、2019年10月27日の近鉄ハイキングとほぼ同じコース。そちらの記事もご参照ください(20191027近鉄ハイキング「昔も今もお伊勢参り~旅10日目~伊勢街道、旅人気分で松阪から王朝ロマンをたどる斎宮跡へ」(その2)……加茂川橋のたもとの常夜燈、大日寺町石、八柱神社、浄林寺、おもん茶屋跡、願證寺から櫛田川へ)。

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