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2021年10月17日 (日)

20211009「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第11回「津・高茶屋~松阪・小津」(その3)……道標、常夜燈などを見ながらブラブラ歩いてJR六軒駅にゴールにて「完」

Takachaya4  10月9日の「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第11回「津・高茶屋~松阪・小津」の本編その3です。その2では、松浦武四郎誕生地などを見て、奈良街道と交わる月本追分まで来ました。このあたりの伊勢街道は、JR紀勢線と国道23号線の間を進んでいます。月本追分の先には、道標、常夜燈、山の神が点在しています。

Img_8741c Img_8748c_20211016045501  スタートから6.6㎞、三叉路の手前に道標が1基、建っています。かなり小ぶりですが、「右からす道」と彫られています。左面には「一志驛跡」とありますが、これは後に加えられたもの。「一志驛」は、古代律令制の「駅制」で設けられた駅(30里(約16㎞)ごとに一駅が置かれ、官吏や使者に馬・食糧を提供)。実は、この少し東には、「常夜燈(天保3(1832)年建立)」と、「勅使塚(「吾妻鏡」の中に源氏追討祈願のため伊勢神宮に向かった勅使大中臣定隆が、一志驛で急逝したことが記されており、それを元に大正8(1919)年に碑が建てられたもの)」があるのです。しかし、こちらは見に行っていません。いずれにしても、「勅使塚」の説明にあるように、一志驛は律令制の駅で間違いなさそう。

Img_8768c  その先でY字になった三叉路があり、民家のところに道標、燈籠などが並んでいます。どこかよそにあったものをここに集めて並べたような印象があります。これは、みえの歴史街道の伊勢街道のマップには載っていません。向かって右は常夜燈と思います。「太一」と刻まれています。伊勢神宮では、天照大神を「太一」とする解釈がなされることがあり、実際、遷宮の際行われる御木曳の奉曳車には「太一」と記されています。これはおそらく神宮のことを意味しています。中央の道標には、正面に「左さんぐう道」、右に「津みち」とあります。その向かって左にあるものは、山の神と思われます。左端のものは、形を見ると、橋の親柱かという気がします。穴のあいている部分には高欄が通っていたように思います。「山神松」という文字が見えますが、さらに下に文字が隠れている気がします。

Img_8778c_20211016063101 Img_8783c_20211016063201  中道公会所のところには、道標、金毘羅大権現、山の神2基などがあります。伊勢街道は、右の道。石柱が1基と、道標が2基立っています。伊勢街道のマップには、常夜燈もあると書かれていたのですが、それは見当たりません(リンク先のマップは、平成23(2011)年2月現在のもの)。石柱の表には「天白村中道青年團」、裏には「昭和十二年十月建之」とありました。「天白村」は、このあたりにかつてあった村。中道もここの付近の地名ですから、地元青年団が建てたもの。

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Img_8792c  中央にある道標。「右さんぐう道」とあります。この道標、中央に穴があいているという珍しいタイプ。もう一本、向かって右にある道標には、「右からす道」と刻まれていますが、ちょっと不鮮明になっています。「天白村中道青年團」の石柱の東に金毘羅大権現と、山の神が2基あります。由来などは、説明板もなく、不明。

Img_8795c  中道公会所のすぐ先、民家のブロック塀の角に埋まるようにして、もう1基、道標があります。「左からす道」とあります。「からす」は何度も出て来ますが、「香良洲」。平成18(2006)年旧・津市など10市町村で合併するまでは、一志郡香良洲町でした。雲出川古川、雲出川、伊勢湾に挟まれた小さな町。郊外通勤農村といわれます。伊勢神宮の御薗で、塩を奉納していたところ。香良洲神社の参詣者で賑わいましたので、あちこちに道標があると思われます。香良洲神社の御祭神は、天照大御神の妹神とされる稚日女命(わかひるめのみこと、天稚日女命とも)。このため「お伊勢詣りをして加良須に詣らぬは片参宮」とされました。

Takachaya5  詳しいルートマップも、いよいよ最後、その5になります。中道公会所の先には、その昔的屋などがあったところ。国道23号線南濃バイパスをくぐったところに小津一里塚跡。小津公会所の先に道標と常夜燈があり、今回の伊勢街道歩きはここまで。右折して、この日のゴールに設定したJR紀勢線・六軒駅に向かいます。

Img_8802c_20211016064201  国道23号線南勢バイパスをくぐる手前のあたりの様子。この附近は、街道沿いにからくり的、射的、文楽などがあり、土産も売られていたといいます。国道23号線は、このあたりで中勢バイパスから南勢バイパスへと変わります。中勢バイパスは、鈴鹿市 北玉垣町交差点からここ松阪市小津町交差点まで(鈴鹿市内の一部が未開通)。中勢バイパスは、家内の実家に行くときに利用しています。

Img_8808c_20211009192701 Img_8812c_20211009192701  小津一里塚跡は、本当に小さいので、見逃しそうです。国道23号線の高架を潜って200mも行かないところに「小津一里塚跡」の碑があります。これまで見てきた一里塚跡の碑はかなり大きくて、目立つものばかりでしたので、気付かずに通り過ぎそうです。「一里塚龍宮橋より南凡そ95メートル」と刻まれています。昭和54(1979)年に再建されたもの。

Img_8819c_20211009192701 Img_8835c_20211009192701  今日のゴールに予定していた六軒駅の東、スタートからは7.7㎞のところに道標と常夜燈。常夜燈は、明治45(1912)年建立。入母屋型竿長。明治の終わり頃、参宮鉄道が開通しても、白装束の参宮客は六軒駅で降り、ここを曲がって伊勢まで歩いて行ったといいます。道標はかなり読みにくくなっていますが、「右松阪及山田○○」「左津及香良洲○○」とあります。下部が埋まってしまっていて、文字は一部不明。大正3(1914)年の建立。この日の伊勢街道歩きは、ここまで。右は、この常夜燈・道標のところから、歩いてきた道を振り返った写真。道中、ずっと晴天。「日に焼けると疲れる」とか、「それは陽に当たると疲れるのだ」とかいいながら歩いてきました。

Img_8843c_20211009192701Img_8860c_20211016064901  ゴールのJR紀勢線・六軒駅。スタートからは8㎞、時刻は、13時40分。いってはいけませんが、いかにも田舎の駅。味というか、風情があります。建物があるだけで、切符の販売機も、飲料の自販機もありません。

Img_8857c_20211016064901 Img_8872c_20211009192701  JR紀勢本線とはいうものの、普通電車しか止まりません。津方面の亀山行き普通は14時ちょうど。1時間に1本が基本ですので、すぐに電車がなければ、近くの近鉄山田線伊勢中原駅に回ろうかと思っていたのですが、14時の電車に乗ることにします。スタートした高茶屋駅からはたったの1駅。下っていくと、次の駅は松阪駅。いよいよ遠くまでやって来た気がします。

Img_8878c_20211009192701  こちらの写真は、跨線橋から津方面を見た写真。気持ちの良い景色が広がっています。

Img_8893c_20211009192701 Img_8893c_20211009192701  津駅には14時18分に到着。¥240。3回連続になりますが(笑)、津駅の駅ビル・チャムで昼食。今回は、豚そば・ぎんやでつけ麺。¥850。つけだれはちょっと辛かったものの、美味しく食べられました。

Img_8897c_20211009204101 Img_8909c_20211009192701  昼食を済ませ、津からは近鉄。15時16分発名古屋行き急行で、桑名には16時4分着。今日の歩数は、19,444歩。現地で8㎞、自宅~桑名駅往復が2.2㎞で、計10.2㎞。天気もよかったので、いささか日に焼け、ちょっと疲れたかなと思っています。

Img_8887c_20211016065601 Img_8889c_20211016065601  出発前に桑名駅の切符売り場で、同級生K氏がしみじみと路線図を眺めていました。「毎回歩く距離は知れているが、回数を重ねるとずいぶん遠くまで来たんだな」と。その通りです。次回は、いよいよ松阪駅まで。全行程の2/3を越えたはず。年内に伊勢神宮・内宮まで達するでしょうか?

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