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2021年9月25日 (土)

20210925「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第10回「津・栄町~津・高茶屋」(予告編)……今日も雨に降られる始末

Tsu0   天気予報が微妙でしたが(微妙というのは、桑名など三重県北勢地域は晴れか曇り、津から南は弱い雨)、エイヤッと、「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」の第10回に行ってきました。前回、降雨コールドゲームではありませんが、途中、津駅までで断念しましたので、今日は津駅からスタート(津駅は栄町にあります)。前回の残りで津市の岩田川あたりまでがプラス。ゴールは、高茶屋。JR紀勢線・高茶屋駅に設定。冒頭の画像は、今日歩いたコースの全体像。現地で歩いたのは、9.9㎞+α。スタートした津駅あたりでは晴れ間もあったのですが、途中、5㎞地点の閻魔堂・市杵島姫神社に着く前から雨が降り始め。その後は、強弱はあったものの、ゴールの高茶屋駅までほとんど雨。前回の再現フィルムのような感じ。今日は、予告編。同級生K氏と二人旅が続いています。

Img_2551c_20210925184901  桑名駅を8時42分に発車する五十鈴川行き急行に乗車。津駅には9時24分着。いつも非常勤に行くときと同じ時間帯。津駅東口に出て、9時半にスタート。東に向かい、国道23号線の1本手前を右折し、伊勢街道に入ります。スタートしたときは、ご覧のように青空。

Img_2580c_20210925184901  右折してまもなくさらに右折し、寄り道。馬寶山蓮光院初馬寺真言宗御室寺派。聖徳太子が厄除け、病気平癒のため開創したという伝承があります。通称は、津の初午さん。三重四国八十八ヶ所第64番札所。津藩主が藤堂高虎の時、藩主祈願所となっています。

Img_2634c Img_2667c_20210925184901  伊勢街道に戻って、スタートからほぼ1㎞で、塔世山四天王寺。曹洞宗。推古天皇の勅願によって、聖徳太子が建立したといいます。戦火で荒廃と復興を繰り返していましたが、安濃津城主だった織田信包が再建し、織田信長、信包の母でもある土田御前の墓があります。その他、藤堂高虎夫人の九芳院の墓、斎藤拙堂らの学者・文化人の墓、幕末の写真家で藩校有造館で化学を講じた堀江鍬次郎(くわじろう)の墓などがあります。さらに、芭蕉翁文塚など詩文に関係深い碑も数多い。

Img_2671c_20210925184901  こちらは、織田信長、信包の生母である、土田御前のお墓。土田御前(どたごぜん/つちだごぜん、?~ 文禄3(1594)年)は、天正18(1590)年、信包を頼って伊勢安濃津城に移り、文禄3(1594)年に死去、ここ四天王寺に祀られました。

Img_2834c_20210925185001 Img_2805c_20210925184901  四天王寺からは、伊勢街道に戻らず、そのまま安濃川へ出て、塔世橋を渡ります。しばらく国道23号線を進み、松阪肉の朝日屋のところから国道を外れ、東へ。スタートから2㎞を過ぎると、恵日山観音寺。通称、「津の観音さん」。真言宗醍醐寺派。和銅2(709)年の建立とされ、室町時代の永享2(1430)年に将軍・足利義教が勅命で三重塔などを建立しています。

Img_2840c_20210925185001  観音寺の南には、大門商店街がありますが、ご多分に漏れず、往時の賑わいはありません。観音寺のすぐ南に道標が1基。「すぐ こうのあみだ 左 げこうみち・右 さんぐうみち 左 こうのあミだ」とあります。この近くには、平治煎餅本店蜂蜜まん本店天むすの千寿などがあります。今日は、どれも食べてはいません(笑)。

Img_2860c_20210925185001 Img_2865c_20210925185001  大門商店街には、津宿の本陣跡と、脇本陣跡があります。ただし、今はまったく別の店になっています。本陣跡は百五銀行、脇本陣跡はニューマツザカヤというブティック。

Img_2872c_20210925185001 Img_2882c_20210925185001  フェニックス通りを越えて、観音橋を渡ります。観音橋は岩田川にかかっており、この近くには、百五銀行本店や、松菱百貨店があります。岩田橋の南たもとに出て、そのまま国道23号線をしばらく進みます。

Img_2960c Img_2963c_20210925185001  津球場を超えた、国道23号線岩田交差点の先で、伊勢街道は左折し、柳山に入っていきます。スタートから5㎞程のところに、阿古木山真教寺(通称、閻魔堂)と、市杵島姫神社が並んでいます。閻魔堂には、閻魔王座像や円空作十一面観音立像などがあります。江戸時代、このあたりは津の南の端で、津藩2代藩主・藤堂高次公が建立したものです。津の城下に悪霊や疫病が入り込まないようにという願いが込められています。市杵島姫神社は、通称「べざいさん」。建武年間(650年程前)からこの地にあり、伊勢の国司であった北畠氏が守り本尊としていたご神体が、ここに遷ったといいます。主祭神は、市杵島姫命。

Img_3010c_20210925185001  阿漕町神明神社。江戸時代、悪病が流行して町中がとても苦しんだとき、人々が相談して阿漕町中心部に神社を祀って、祈祷したところ、病が治まったといいます。ここの通称は「まんどさん」。拝殿の天井中央あたりに天窓があり。その向こうに 大日孁貴命(おおひめむるちのみこと:天照大神の異称)が祀られています。

56aa99c5 50fe27db  こちらがその「まんどさん」。拝殿の内部を撮影したものです。天井の中央あたりに天窓があり、そこだけ明るくなっているのがお分かりいただけると思います。拝殿の手前にしゃがみ込んで、見上げて撮った写真が右のもの(これらの写真は、2019年5月10日に撮影したもの:20190428近鉄ハイキング「『阿漕』砂浜ハイキングと津グルメ散策」へ(その2)……教圓寺、神明神社、山二造酢を経て結城神社へ)。

Img_2996c_20210925185001  「まんどさん」がどんな風になっているのか疑問だったのですが、以前はこの両側に家が建っていて裏側は覗けませんでした。今日は、向かって右が更地になっていましたので、裏に回れました。この写真のようになっていました。これって、バラしたらマズい情報でしょうか?

Img_3032c_20210925185001 Img_3035c_20210925185001  神明神社の先には薬師庵跡、松原寺と続きます。薬師庵跡は、この山門をくぐったところ。地蔵堂と、空き地の奥に石碑が建っており、北畠国主の祈願仏であった薬師如来の庵があったのです。永禄12(1569)年、兵乱により家士等が如来様をゆかりのある一志郡松崎村の船乗りを業とする者に預け、厨子に入れたまま小船に乗せ、ここ八幡の地に安置すべく、新たに庵室を建てたのですが、平成18(2006)年に、この南にある松源寺とともに火災で焼失してしまいました。その松源寺は、天台真盛宗のお寺で、代々の津藩主の位牌が祀られているそうです。ここの山門と地蔵堂は、以前に来たときから一新されていました(2019年9月12日:20190907近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅7日目~伊勢街道、旅人気分で津のまちから垂水へ」(その3)……山二造酢、薬師庵跡、松源寺地蔵堂、明治天皇津八幡町御小休所碑、香良洲道との追分を経て、やっとの思いで昼食にありついて後、南が丘駅にゴール(完))。山門は、簡素化されたというとお叱りをいただくかも知れませんが、そんな印象。地蔵堂は、山門脇にあったものが奥に新設。地蔵は、弘法大師作と伝わります。宝暦年間(1751~1761年)、松源寺に立ち寄ったあと、富士参りに向かった度会郡の人が富士山中で道に迷っていたら、旅僧に姿を変えたこの地蔵に助けられたという逸話が伝わっています。

Img_3048cImg_3074c_20210925185001  その先で、「史跡明治天皇津八幡町御小休所」という石碑が、民家の敷地内に建っています。さらに進み、国道23号線南垂水交差点の手前に、小さな橋と追分。右の写真で、小さな橋(これが思案橋)の手前から左に入る道が、香良洲(からす)道といい、香良洲神社に行けます。「からす詣らな片参宮」といわれ、伊勢参宮の往路か復路に多くの人が香良洲神社を訪ねたといいます。この橋のところで、香良洲神社に参ろうかどうか思案したところから、思案橋と呼ばれたのです。

Img_3088c_20210925185001 国道23号線を越えてしばらく行くと、このような表示のある信号に出ます。このあたりの伊勢街道は、道幅が狭く、また、バス路線にもなっています。そのため、この信号機は、交互通行式になっています。赤の時は、4分間待つ必要があり、そのように表示されています。

Img_3114cImg_3100c_20210925195701  この「4分間待つ信号」は、さらに先の成就寺のところの信号とも一体となっています。成就寺は、真言宗醍醐寺派。ご本尊は大日如来座像。白河法皇によって建立され、七堂伽藍の大きな寺でした。水に恵まれなかったここ垂水で、良質な水が出て、街道を通る人も水を求めて立ち寄ったといいます。西行法師も立ち寄り、歌を残しています。

Img_3118c_20210925195701 Img_3122c_20210925195701  成就寺の先には、かつて成就寺の塔頭であった金剛寺と南昌寺があります。理由は定かではありませんが、どちらも現在は、真宗高田派となっています。このあたりでは、雨がけっこう降っていましたので、先を急ぎ、ゆっくりお参りはしていません。

Img_3131c_20210925195701 Img_3134c_20210925195701  南昌寺から南へ150mほどのところに須賀神社があります。ここは、近鉄ハイキングの伊勢詣りツアーで来たときもパスしました。また来る機会があるだろうと思ったのですが、今日も雨で、結局パス。「垂水の産土神」です。その先、伊勢街道脇に、石柱と、青銅製の常夜燈があります。ここは加良比乃神社(からびのじんじゃ)への参道の入り口。石柱には、「式内加良比乃神社」とあります。常夜燈は、明和元(1764)年の建立。加良比乃神社は、ここから西へ150mほど入ったところにあります。近鉄ハイキングできたこともあり、今日は雨でもありでパス。こちらに近鉄ハイキングで来たときの記事があります。垂仁天皇の御代、皇女倭姫命が天照大神を奉戴し、神殿を建築して鎮座したところとされます。

Img_3161c Img_3194c  雨で先を急いでしまっています。天神橋を渡ると、すぐ右手に(西側に)、寳福山雙樹院称念寺。浄土宗のお寺。称念寺のすぐ先に高茶屋神社。高茶屋という名前は、高台にあり、周辺に茶屋が多かったことに由来。鳥居のところに常夜燈があります。文久3(1863)年のもので、「十三社 常夜燈」とあります。

Img_3186c_20210925201101  ここも、2019年9月22日に来ていますので(20190922近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅8日目~伊勢街道、旅人気分で垂水から雲出へ」(その1)……南が丘駅をスタート、成就寺、金剛寺、南昌寺から元伊勢の一つである加良比乃神社、称念寺、高茶屋神社へ)、拝殿の下まで行って、後はパスしてきました。

Img_3206c_20210925201601 Img_3207c_20210925201601  雨の中、JR紀勢線・高茶屋駅には、13時15分に到着。ところが、津方面に向かう亀山行き普通は、13時13分に出たばかり。ここには普通しか止まりません。紀勢本線と呼ぶにもかかわらず、基本的に1時間に1本(爆)。「次は?」と時刻表を見たら、何と14時8分。やむを得ません。待合室で、おやつを食べながら、話をして待つことに。

Img_3214c_20210925201601 Img_3249c_20210925201601  駅は、明治26(1893)年に参宮鉄道が、津~相可(現・多気)~宮川間で開業した際に設置されたという歴史のある駅。ご覧のように、昭和30~40年代にでもワープしたかのようなレトロ感たっぷりの駅です。同じ紀勢線の駅では、一身田駅に似ています。14時8分の亀山行き普通に乗車。本来は、ワンマン運転ですが、乗った電車には係の方も同乗。整理券は取る必要がなく、車内で精算してもらえました。津駅までは200円。14時18分着。ということは、今日、雨も降る中、3時間45分もかけて歩いてきたのに、10分で戻ってしまうことになります(苦笑)。

Img_3259c_20210925201601 Dsc_6237c  今日もまた、津駅ビル2階のチャムで昼食。今日は、信州そば処「そじ坊」。雨にも濡れてしまいましたので、温かいそばをということで、にしんそば。税込み¥950。時分時をはずれ、客は我々二人のみ。

Img_3269c_20210925201601  食事を済ませ、近鉄で帰ります。14時56分発名古屋行き急行に乗車。桑名駅には15時40分に到着。¥700。帰宅は、16時頃。今日の歩数は、ご覧のように、22,540歩。現地で9.9㎞+α、自宅から桑名駅往復が2.5㎞ですから、合計12.4㎞を歩いてきました。これだけ歩くと、さすがにしっかり歩いたなという気がします。本日は、予告編ということで以上。本編はまたボチボチ書くことにします。

Img_2848c_20210925185001  余談を1つだけ。ブロ友のひらいさんの好物(微笑)。TASTERという会社が、KINGのブランドで展開しているオリジナル自販機オリジナル商品は安いのです。180mlの缶コーヒーは¥80。大門商店街の一角に置いてありました。

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コメント

ひらいさん、おはようございます。

予定通り、伊勢詣りツアーを強行しました。
多少の雨は覚悟していたものの、あれほど降るとは思いませんでした。
帰りの電車で車窓から景色を眺めていたら、雨が降ったり、地面が濡れたりしていたのは、津から南だけでした(苦笑)。

さて、津から向こうは、よほど用事か何かないと普通は行きませんよね。
しかし、街道沿いにはいろいろとおもしろいもの、ところがあります。

まんどさんは、拝殿の屋根に天窓が開いています。
拝殿から見ると、その天窓越しに 大日孁貴命を祀った小さなお社があるのが分かります。
以前は、拝殿の裏に回れなかったのですが、昨日、見たところでは、神明神社の4枚目の写真のように、屋根の上に小さいお社が、突き出すように設置されていた、ということです。
この屋根の上にあるお社を、拝殿の内側からは天窓越しに拝むという仕組みです。

KING自販機は、たまたま見つけたのですが、小躍りしました(微笑)。
実物を間近で見たのは、たぶん初めてです。

投稿: mamekichi | 2021年9月26日 (日) 08時16分

mamekichiさん、おはようございます!

昨日は予告通りの遠征ですね、津から南側は免許更新以外で行った事の無い未踏地帯、4分待ち信号や、まんどさん、1時間1本しかないJRなど、興味深く読ませて頂きました。まんどさんは写真を見ても良く判らないですが、小さな屋根みたいなのが天窓なのでしょうか。同じ三重県でも天候は違うようですね、こちらは夕方まで雨も降ること無く、散歩を楽しめましたよ。
KING自販機は本社のある愛知とその周辺に設置されてる所が多い感じ、支社は関西~福岡にも有るので、西日本なら設置されているところが有るかもしれないですね。いつもの排水工場近くの自販機、先日確認した時には、子供が大勢集まって購入していました、安いので子供にも人気が有るようです。そのお陰で自販機写真撮影出来なかったですけどね。(笑)

投稿: ひらい | 2021年9月26日 (日) 08時00分

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