« 午後から散歩では鳥はいない……スズメ、カルガモ、ダイサギ | トップページ | 20210912「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第9回「津・一身田~津駅」(その2)……三重大学前から江戸橋を渡り、上浜の町を通って津駅へゴール(完) »

2021年9月12日 (日)

20210912「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第9回「津・一身田~津駅」(その1)……雨にも負けず、高田本山駅から巡礼道との追分、孟夏の常夜燈を経て、三重大学前へ

210912takadahonzan0  今日は、三重県知事選挙と三重県議会議員桑名市・桑名郡選挙区の補欠選挙の投票日ですが、昨日から順延した「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」の第9回に行ってきました。連絡不十分があって、出発が少し遅れました。さらに、桑名ではあまり降らなかったのですが、津では、雨も本降りとなり、「津・一身田~津新町駅」を歩く予定が、津駅までで打ち切りにしました。4㎞しか歩いていませんので、予告編はなしで、本編を2回に分けて書くつもりです。

Img_6936c_20210912171301  桑名駅を9時2分に出る松阪行き急行に乗車。高田本山駅まで行くのですが、普通電車しか停車しませんので、白子駅で乗り換え。白子には、9時32分着。白塚駅まで行く普通電車は9時36分にあったのですが、高田本山はあいにく白塚の一駅先。9時54分の津新町行き普通まで待って、高田本山駅には10時10分に到着。途中、鈴鹿市内からポツポツと降り始め、「ヤバいかな」と思っていました。高田本山駅で降りた時点では、傘が必要(苦笑)。

Img_6939c_20210912171301 Img_6945c_20210912171301  高田本山駅から志登茂川を渡って(左の写真)東へ。国道23号線の栗真町屋交差点(右の写真)へ。前回は、この交差点のところまで伊勢街道を歩いています。冒頭のマップにも書いてありますが、このあたり、旧伊勢街道は、国道23号線で分断されています。

Img_6956c_20210912171301 Img_6959c_20210912171301  国道23号線に出ると、右手(西側)に前回、昼食を摂った餃子の王将三重大前店があります。その手前の細い道が伊勢街道。この先、国道の東側にあるファミリーマートのところから伊勢街道に入ります。右の写真で、ファミマに向かって左に入っていく道が、伊勢街道です。

Img_6963c_20210912171301  しばらく立ち寄るところはありません。雨の中、淡々と歩いて行きますと書きたいところですが、同行のKさんとあれこれしゃべりながら、であります。

Img_6993c_20210912171301  スタートから1.3㎞で、巡礼道との追分に来ます。写真はいったん通り過ぎて、南側から撮っています。向かって左の道が伊勢街道。奥から手前に向かって歩いてきました。向かって右の道が、巡礼道。巡礼道は、8月22日に白子から千里まで歩いたとき(2021年8月22日:20210822「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第7回「鈴鹿・白子~河芸・千里」(予告編))、あの甕釜冠地蔵の手前(北)に「伊勢街道と巡礼道との追分がある」と書きましたが、その巡礼道とここで合流するのです。巡礼道は、古伊勢街道です。下街道、浜街道とも呼ばれます。巡礼道は、甕釜冠地蔵のある津市河芸町千里から白塚を経てここに通っています。

Img_6970c_20210912171301 Img_6986c_20210912171401  ここには、常夜燈、名残の松、忠魂碑そして道標があります。常夜燈は、高さ4.2m、笠の南面に「両宮常夜燈」、東面に「天保10(1839)年巳亥正月」と刻まれています。武州(武蔵国)の木綿業者が寄進したもので、西面に「武州 岩槻 木綿問屋中」と彫られています。当時の伊勢国は、木綿の産地として有名だったようで、武蔵国の木綿問屋が伊勢にも来ていたのかもしれません。常夜燈の写真は、西から東を向いて撮ったもの。道標には「右 白塚豊津道」、「左 上野 白子 神戸 四日市道」とあります。「青年會町屋支部」が建てたもの。道標の写真は、南から北向きに撮りましたので、「右 白塚豊津道」とある方が、巡礼道を示しています。

Img_6975c_20210912171401  石碑の碑表はほとんど読めませんでした。碑陰の撰文(左の写真)をざっと読むと、数名の兵士の名前と、日清戦争(1894~95年)に従軍した旨が刻まれていました。明治35(1902)年5月に建立されています。日清戦争に参戦された方の顕彰碑か、忠魂碑と思われます。ネットでも調べてもこれについての情報は出て来ませんでした。碑表の写真は撮り忘れました。雨のせいということにしておきます。

Img_6997c_20210912171301 Img_7002c_20210912171301  この先、スタートから1.5㎞あたりに「孟夏の常夜燈」があります。一身田中学校国児分校の西。かなり荒い彫りの山燈籠で、高さは約2.8m。正面に「両宮常夜燈」とあります。「嘉永四年辛亥孟夏 五穀成就」とあります(1851年)。飢饉が続いたあと、ようやく穀物が実った喜びの表現と思われます。ちなみに「孟夏」とは、初夏あるいは陰暦4月の異称だそうで、これが「孟夏の常夜燈」といわれる所以でしょう。このような山燈籠には何か親しみを覚えます。

Img_7006c_20210912181801 Img_7010c_20210912181801  孟夏の常夜燈の先はすぐに、国道23号線三重大学前の交差点になります。この交差点を東に入ると、三重大学の正門になります。右の写真で、正面奥が正門。正門近くには、確か教育学部や生物資源学部の校舎があるはず(キャンパスマップ)。教育学部には、昔、三重県臨床心理士会の会議や、教育学研究科での集中講義のために何度も来ました。余談ですが、右の写真、交差点の向こう、左側にパン屋さんがあります。「パン工房パンリッチ」といい、愚息が学生時代から大好きなパン屋さんです。私が臨床心理士会や集中講義で通った頃からあるパン屋さんなのですが、愚息が三重大学に入るまで食べたことはありませんでした。

Img_7013c_20210912181801  ウィークデイ、このあたりの国道23号線は渋滞の名所。三重大学前の交差点で国道23号線の西側に渡って、さらに進みますが、その1はここまで。今回は、4㎞しか歩いていませんので、次回のその2で完結の見込み。

| |

« 午後から散歩では鳥はいない……スズメ、カルガモ、ダイサギ | トップページ | 20210912「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第9回「津・一身田~津駅」(その2)……三重大学前から江戸橋を渡り、上浜の町を通って津駅へゴール(完) »

旅行・地域」カテゴリの記事

散歩」カテゴリの記事

歴史散歩」カテゴリの記事

名所旧跡」カテゴリの記事

勝手にハイキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 午後から散歩では鳥はいない……スズメ、カルガモ、ダイサギ | トップページ | 20210912「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第9回「津・一身田~津駅」(その2)……三重大学前から江戸橋を渡り、上浜の町を通って津駅へゴール(完) »