六華苑で古代ハスとカルガモ……九華公園には久しぶりにアオサギが登場
今日も、曇り空。6月30日の中日新聞北勢版に「六華苑で古代ハス見ごろ」という記事が載っていて、気になっていましたので、今日散歩の帰りに見に行ってきました。ということで、朝7時半スタート。いつもとは逆回りに住吉入江、三崎通、田町、京町、吉津屋町、九華公園、住吉神社、六華苑、桑名七里の渡し公園と5.3㎞。10時半帰宅。
まずは、古代ハスから。この古代ハスは、平成9(1997)年3月に「桑名市市制施行60周年」を記念し、友好都市である埼玉県行田市より寄贈されたものです。桑名市は平成10(1998)年11月9日、埼玉県行田市、福島県白河市と友好都市提携を結んでいます。3市間には江戸時代の国替え(文政6年(1823年)、桑名藩・忍藩(行田)・白河藩)で藩主が入れ替わったという歴史的なつながりがあるからです。
行田市の「古代蓮(行田蓮)」は、天然記念物であり、また、市の花でもあるそうです。行田には「古代蓮の里」という公園もあると言います。古代蓮は、公共施設建設工事の際に蓮の種子が掘削地の池で自然発芽し、昭和48(1973)年に開花したものです。出土した地層の遺物や木片の放射性炭素年代測定から、約1,400年から3,000年前のものと推定されたので、古代蓮と呼ばれるようになったようです。今日は、3輪が開花していました。ハスの花の命は4日間と言われ、朝に開き、午後には蕾の状態に戻ります。これを繰り返し、4日目に花弁が散るのです。
帰ってきてから、六華苑のインスタを見たら、「古代蓮は3輪開花しました。つぼみは0個でした。今年は、今咲いているお花で見納めになりそうです」とありました。何とか間に合った、というところでした(微笑)。
六華苑でもう1つ見たかったものがあります。左に古代ハスとのコラボ写真を載せましたが、小さくて分かりにくいかも知れません。それは実は、カルガモ。珍しくもなんともない鳥ですが、6月に入ってからこのカルガモのペアが飛来し、それ以来居着いているそうです(こちら)。私が行ったときには、池の端に上陸してお休み中。
ちなみに、古代ハスは、このマップに描き入れたところにあります。池の西の端、防空壕のある近くです。今年はもう花には間に合わないかも知れませんが……。入苑料は大人一人¥460。開苑は、午前9時~午後5時(ただし入苑時間は午後4時まで)、原則として、月曜休苑。
六華苑は、もう何度も取り上げていますが、山林王として知られた実業家・二代目諸戸清六の新居として明治44 (1911)年に着工、大正2(1913)年に竣工しました。揖斐・長良川を望む約18,000 ㎡の広大な敷地に、洋館と和館、蔵などの建造物群と「池泉回遊式」庭園で構成されています。一部の改修と戦災を受けたものの、創建時の姿をほぼそのままにとどめています。中でも洋館は、鹿鳴館やニコライ堂などを手がけ「日本近代建築の父」とも呼ばれたイギリス人建築家 ジョサイア・コンドルが設計したもの。コンドルが設計した建物で地方に残っているのは、この六華苑の洋館のみといいます。
こちらは、入り口の長屋門を望んだもの。塀の上には諸戸家の家紋である「違い鷹羽」が入った瓦が乗っています。桑名市は平成3 (1991)年に土地を取得し、建物は諸戸家からの寄贈を受け、整備工事の後、平成5(1993) 年に「六華苑」という名称で一般公開しています。そのうち、洋館および和館が平成9(1997)年に国の重要文化財に指定され、他の6棟は三重県の有形文化財に指定されています。また庭園は、平成13(2001)年に国の名勝に指定されました。それにしても、入館者数はかなりのもの。驚きました。
さて、散歩は、帰りに六華苑に寄ろうと思いましたので、いつもとは逆回り。まずは、田町の商店にあるツバメの巣。ヒナ4羽はとても元気。ツバメらしくなってきています。親ツバメは、相変わらずせっせとエサを運んで来ます。このあと、京町Mのツバメの巣も覗いたものの、親ツバメは不在。
九華公園に行く途中、歴史を語る公園も覗いてきました。このあたりは、片町。桑名城の堀に面していて、町が片側にしかなかったので、この名前。昔の石垣が残っているのですが、船が係留してあったりして、景観は今ひとつ。いつも残念に思うのですが、船を係留する権利もあるのだとか(聞いた話で、確実かどうかは不明)。
九華公園には立教小学校の体育館の方から入ろうと思ったのですが、奥平屋敷跡から西側の堀をアオサギが飛んでいくのが見えました。アオサギは、管理事務所から奥平屋敷跡へ行くところの花菖蒲園の西側に降り立ちました。九華公園でアオサギを見たのは、久しぶり。これをきっかけに戻って来てくれると、楽しみが増えるのですが、どうでしょう。例年、7月半ばくらいから復帰してきます。
奥平屋敷跡で散歩友達のWさん、Mさん、前管理人のOさん、現管理人のNさんと遭遇。コゲラを見たものの、撮影には失敗。ハクセキレイのヒナと思いますが、ちょっと白っぽい感じ。ハクセキレイは、この他にオスの大人とヒナが1羽ずつ。写真は撮ってきませんでしたが、セキセイインコは46羽になったそうです。「九華すずめ食堂」は相変わらずの人気。右は本店の写真ですが、朝日丸跡にある支店も賑わっていました。
いつもと逆回りですので、九華公園から柿安コミュニティパークを経て揖斐川の堤防へ。三の丸水門から見ると、中洲にアオサギの姿が見えます。さらに、住吉神社の近くでは、ダイサギが見えました。九華公園にもアオサギが来ましたし、そろそろ繁殖シーズンを終え、あちこちにサギが出てくるのかも知れません。
三の丸公園で草刈り作業が行われていました。子どもみたいでお恥ずかしいのですが、こういう「働くクルマ」が気になります(笑)。一度乗ってみたいというか、これで草刈り作業をしてみたいと思うのです。草刈りが終わったところには、ツバメやムクドリが早速やって来ていました。
帰宅後は、昨日の郷土史講座のまとめと、明日の予習。明日は、今のところ、曇りの予報になっていますが、蒸し暑そう。まぁ、雨が降らなければ、それだけでもありがたいと思います。明日は、傾聴の演習のレポート提出。どんなレポートが出てくるでしょうか、楽しみでもあり、不安も若干ありというところ。
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