お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年5月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年5月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2021年6月

2021年6月30日 (水)

今日は、「傾聴の演習」……講師控え室の前の巣にツバメがいました【ツバメの名前について付記(7/2)】

Dscn4260c Dscn4223c  水曜日で、江戸橋での仕事の日でした。1日、ほぼ曇りで、授業の後半から帰宅してしばらくの時間帯は晴れ間も見えていました。今日で11回目。通勤に使っている回数券(パールカード11)は、今朝で使い切りました。帰りは、オフピークチケットが使えます(平日の10~16時と土休日の終日)。オフピークチケットの方は12回分ですから、来週まで。残りの出勤は、試験を含め5回。回数券の買い方が難しいところ。有効期間は3ヶ月ですから、来週出かける7月7日にパールカード11を1枚買って、再来週からは帰りもこれを使うことにします。そうすると、前期中に9回使い、残り2回。後期は、9月29日から始まりますので、この残り2回は期限内に使えます(10月6日まで)。と書きながら思ったのですが、こんなことを考えているのは、暇だなとか、年寄りじみているなとか(笑)。

Dscn4230cDscn4241c  さて、今日は、予定通り、「傾聴の演習」を実施。授業開始時刻になると、まず、前回の補足説明資料、出席票などを配るのですが、今日はいつもと違って、私語が全くなし。学生諸君、演習ということで緊張していたようです。やり方を一通り説明したあとで、その場で3人一組のグループに分け、小1時間の演習。右の写真は、演習風景(授業の写真ですが、これくらいなら支障はないかと思います)。演習に入ったら、皆、けっこう楽しそうにやっていました。出席票の感想を読むと、「もっとやれるかと思ったが、難しかった」という感想がほとんど。「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、調べて見たら、これには続きがあるそうです。「百聞は一見にしかず」は、「漢書(かんじょ:前漢の歴史を紀伝体で記した書。80年ころ成立)」の「趙充国伝」にある言葉で、その続きは、次に引用したとおりといいます(こちらを参照しました)。

百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず、百行は一果にしかず、百果は一幸にしかず、百幸は一皇にしかず

 平たく訳すと、「たくさん聞くよりも、一回見た方がよい。たくさん見るよりも、一回考えた方がよい。たくさん考えるよりも、一回行動した方がよい。たくさん行動するよりも、一回成果を出した方がよい。たくさん成果を上げるよりも、一回幸福を得た方がよい。たくさん幸福を得るよりも、一回周囲の皆の幸せを考えた方がよい」だそうです。

 屁理屈はともかく、やってみると分かるというか、やってみないと分からないことはたくさんあります。来週、レポートを提出してもらうのですが、そこに成果や、それぞれの課題をまとめてもらいたいと期待しています。

Dscn4244c  余談ですが、時節柄、演習をするにあたって「簡易飛沫防止衝立」を用意していただきました。専任の先生は、「100均で買ってきます」とおっしゃっていたのが、これです。100円で(税込みは110円になりますが)これだけのものが買えるとは驚き。しかも、入手が困難だったそうです。入荷するとすぐに売れてしまうのだとか。どこの100均ショップで購入したかまでは、聞いておりません。

Dscn4220c  ところで、非常勤講師控え室の前にツバメの巣があると何度か書きました。今日も出勤したとき、ルーティンワークのように写真だけ撮ったのですが、帰宅してパソコンに取り込んでから見てビックリ。ツバメが顔を出しているのが写っていたのです。肉眼ではまったく気づかず(苦笑)。ここは軒下で、薄暗いからということにしておきます。イワツバメかと思ったのですが、pnさんのご指摘ではコシアカツバメではないかということです。顔に縞があるように見えますし、巣も徳利状ですから、コシアカツバメの可能性が高いかも知れません。来週行ったときに確認できればいいのですが。

Dscn4250c  話を戻して、授業の後片付け、出席票待ちで12時10分になって退勤。12時20分の急行に乗ろうと思うと、ちょっと苦しい時間。四日市港の潮汐表を見たら、満潮は9時13分、干潮は15時51分とちょっと中途半端でしたが、志登茂川に立ち寄り。ご覧のようでした。カワウが1羽飛んでいるのが写り込んでいます。

Dscn4254c Dscn4256c  他には、上流方向の遠くにカワウの群れや、貝拾いでもしていると思われる人がいたくらい。残念。ちょっと覗いただけで、江戸橋駅に向かいました。

Dscn4246c  帰宅して、食事を取った後、出欠確認。さらに、今日のQ&A書き。今回も、学生諸君の感想その他をすべて列挙。夕方には作業を終えました。あとはプリントアウトして、チェックし、仕上げるつもり。明日は雨予報。といいますか、しばらくは梅雨空。歩きにいけないのは、ちょっと辛いところ。散髪にでも行ってくることにしますか。

 

2021年6月29日 (火)

久々の真夏日……イソヒヨドリのメス、ホオジロ、トビなどなかなか(微笑)

Img_6142c_20210629160401 Img_6175c  暑いなと思ったら、午後から32.3℃にまでなっていました。久々の真夏日。身体がついていきません(苦笑)。好天はありがたいのですが、いきなりこうも暑くなるのは勘弁してもらいたいです。朝、家事を済ませたものの、小雨が降っていて、散歩に出たのは8時半。いつ戻り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、南魚町、田町、三崎通、宝殿町、船場町と5.5㎞。もっと長く歩いた気がしたのですが、暑くて疲れただけだったのかも知れません。

Img_6169c_20210629160401 Img_6265c_20210629160501  いつもなら、鳥はいないとぼやき始めるところですが、今日は、七里の渡し跡でイソヒヨドリのメスに出遭いました。揖斐川の方から飛んで来て、七里の渡し跡の前にある電柱へ。身繕いをしていました。さらに、三の丸水門から揖斐川の高水敷を覗いたら、ホオジロのオスを発見(微笑)。珍しく、高水敷の地面を移動。餌でも探していたのでしょうか。

Img_6216c  もう一つ、ラッキーなことが。ホオジロを見ていたら、何やら頭上にいるような気がして、見上げたら、トビが旋回。かなり低空。ということは近いところ。いつものように、超望遠コンデジしか持っていませんでしたが、これくらいの写真が撮れました。

Img_6297c Img_6300c_20210629160501  九華公園には、9時過ぎに到着。いつもより1時間以上遅かったのですが、北門を入ってすぐの水たまりでスズメが水浴び。少し離れたところから見ていましたが、左の写真のようにバシャバシャと水を浴びた後、右の写真のように顔を上げ、周りを見回します。たぶん警戒しているのだと思います。基本的には、この2つを繰り返すパターン。今日は、ここまででいろいろと楽しめました。散歩時間もワンパターンではいけないかも知れません。

Img_6427c_20210629160401  奥平屋敷跡の「九華すずめ食堂」本店。餌は少し残っていて、スズメもチラホラとやって来ていました。Oさんのクルマはありましたので、たぶんいつもの時間に餌を補給されたと思います。時間が遅いこともあって、他に鳥は見られません。

Img_6542c_20210629160401 Img_6488c_20210629160401  朝日丸跡へ。「九華すずめ食堂」支店をチェック。こちらも餌は、少し減っていました。まだ本店ほどたくさんスズメは来ませんが、それでも多いときには4羽くらいが同時に餌を食べにやって来ています。開店が、この前の金曜でしたから、もう少しすると、大繁盛になると期待しています(2021年6月25日:「九華すずめ食堂」に支店が開業し、鳥小屋にはニューフェースが登場)。

Img_6577c_20210629160301 Img_6578c_20210629160301  今日も、吉之丸堀の上を通る電線には、ツバメが来ていました。ヒナは2羽。そのうち、1羽の給餌シーンを捉えることができました。親ツバメは、虫を捕まえてきたようです。いつ、どこで見ても同じですが、ヒナは、親を呑み込みそうな勢いで餌をもらっているのが、笑えます。

Img_6601c_20210629160301 Img_6609c_20210629160301  公園内の野球場で、カラス。暑くてぐったりしているように見えました。それに、右のクローズアップ写真を見ると、何かを訴えかけてきているように思えてしまいます。ハシボソガラスのようです。ちなみに、人を襲うのは、ハシブトガラスばかりだそうです(三上 修:電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?)。

Img_6616c_20210629160301 Img_6627c_20210629160301  公園内を半周して、いつものように、柿安のところから北門へ。公園に来たとき、スズメが水浴びをしていた水たまりのところにスズメのヒナ。「スズメのヒナの水浴びも見られるか」と思ったのですが、期待はずれ。公園の外周遊歩道東で、ハクセキレイ3羽。何れも若い鳥のようでした。

Img_6659c_20210629160301 Img_6666c_20210629160301  貝塚公園では、カワラヒワ。たぶんヒナ。昨日もここでカワラヒワのヒナを見ました。コゲラも鳴いていたのですが、姿は見つけられず。他に、最近、貝塚公園にはヒヨドリが数羽います。九華公園その他では、ヒヨドリはまったく見ません。

Img_6691c_20210629160301  京町Sのツバメの巣。ヒナ2羽は元気でした。親ツバメがエサを運んで来たのですが、クルマや自転車が通ったりして、チャンスを逃しました(苦笑)。京町Mの方は、留守。

Img_6754c_20210629160301 Img_6761c  田町の商店の巣。県道に面しています。大型トラックやダンプが通ると、「餌くれコール!」をするようです。メモを書こうとノートを取り出すと親がやって来ます。という風で、ちょっと気を緩めたり、何か他のことをしようとしたりすると、シャッターチャンスがやって来るようです(まるでマーフィーの法則)。

Img_6501c_20210608165801  ところで、散歩に出てすぐ、諸戸さんの仕事をしておられる知人から呼び止められました。何かと思ったら、「今朝7時半頃、池のコイに餌をやろうと思ったら、カワセミが来ていたよ」という話でした。「きれいな鳥やなぁ。居着いてくれるか?」とも。前々から諸戸氏庭園にバードウォッチングに行ってみたいと思っているのですが、実現は難しいでしょう(特別公開の時に入園料を払って入るしかありません)。写真は、今年6月8日に花菖蒲を見に行ったときのもの(20210608諸戸氏庭園の花菖蒲)。

Img_6678c_20210629160301 Img_6683c  吉津屋町辺りでの余談を2つ。ブロ友のひらいさんが、ときどき「KINGの自販機」を載せておられます(たとえば、2021.06.27 KING散歩!)。それに対抗してではありませんが、NPO法人千姫のところにある自販機。あられや、ジャガイモを売っていることもあります(2020年8月17日:39.2℃のもと村正史跡めぐりスタンプラリーへ……3時間で7.9㎞を歩き村正の鍔の形のピンバッジをゲット)。自販機の全体像を載せたことはなかったかと思います。七里の渡あたりが、浮世絵風のイラストで描かれています。また、その近くにあった仏壇屋さんの跡地には、マンションが建ってきています。2年前(2019年)の6月12日に廃業され、跡地にマンションが建つと聞いていたのですが、それが姿を現してきたということです。

Img_6402c_20210629160401  明日は、江戸橋での仕事。天気予報は、曇りのち雨。微妙ですねぇ(苦笑)。演習の予定。その結果でレポートを提出です。レポートは20点満点で採点し、期末の成績評価に繰り入れます。何年か前には、大雨で心折れたのか、休んでしまった学生もいました。休むとレポートが書けませんので、期末試験を受けたとしても、80点満点で成績評価を受けることになります。合格基準は60点ですから、こうなるとけっこう苦しいと思います。欠席がないようにと祈っています。祈るというのもヘンに思われるかも知れませんが、成績評価をするというのは、案外気を遣うからです。つまり、悩ませないでくれるとありがたいということなのです。写真は、九華公園にて。

2021年6月28日 (月)

春日さんで「夏越しの大祓」……「九華すずめ食堂」本店は大賑わい

Img_5438c_20210628163501  台風崩れの低気圧は、北海道の東にあり、梅雨前線は南の海の上。午前中は良く晴れていましたが、昼からは雲が多くなってきました。夜は雨になるようです。いつも通り、7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、春日さん(桑名宗社)、京町、寺町商店街、御坊さん(桑名別院)、田町、宝殿町、船場町と回って、6.7㎞。ほぼ3時間。春日さんにまた行ったのは、茅の輪が設置されたとインスタに上がっていたからです。

Img_5922c_20210628163201  まずは、春日さん。土曜日に来たばかりですが……(2021年6月26日 :「九華すずめ食堂」支店に早速、来客あり……午後からはコロナワクチン2回目)。「茅の輪くぐり」というか、「夏越しの大祓」は、最近、私にとっては欠かせない行事になっています。この半年の間に、知らず知らずに被ってしまった罪や穢れがありますし、去年からは、新型コロナウイルス退散も願っていますし、何れにしましても、我が身を祓い清め、残り半年を清々しく、幸せに過ごせるように祈るのです。

Img_5961c_20210628163201 Img_5965c  毎年のこともあって、もう唱え文句もかなり暗唱しました。「水無月の夏越の祓ひする人は 千歳(ちとせ)の命 延(の)ぶといふなり」と唱えながら、8の字を書くように、左、右、左とくぐり、拝殿にお参りします。ちなみに、桑名宗社の拝殿は、向かって右に桑名神社、左に中臣神社があります。

Img_5950c_20210628163201  いきなりの余談になりますが、茅の輪くぐりをして、さぁお参りをしようと思ったら、イソヒヨドリのメスがやって来ました(微笑)。茅の輪くぐりで御利益というのもおかしな話しですが、ラッキーでした。ちなみに、土曜日にみた新しい「映えスポット」は、まだ工事は進んでいませんでした。

Img_5560c_20210628163401 Img_5592c_20210628163301  さて、話を戻しますが、九華公園までは(九華公園もですが)、鳥はほとんどいません。わずかにスズメ。ムクドリ、ドバトは最近ほとんどみないのですが、桑名七里の渡し公園にはなぜかムクドリ集団(写真は撮りません)。そこで、いきなり「九華すずめ食堂」の話へ。本店というか、一号店というか、餌を置くとすぐさまスズメたちがやって来て、ご覧のような賑わい。みていたら、多いときには10羽ほどがやって来ています。そのため、餌を置いてから25分後には、右の写真のように、ほぼ食べ尽くされてしまいました。これには、Oさんも、散歩友達のYさんも、私もビックリ。Oさん、ちょっと迷ったものの、「かわいそうだから、少しだけ追加するか」と。

Img_5465c_20210628163401 Img_5786c_20210628163201  「九華すずめ食堂」の支店の方も朝、確認すると、餌は完食されています。散歩中に見ている限りでは、スズメたちがたくさん来る様子はまだありません。知られていないのか、新奇なものですからまだ警戒されているのか、どちらかでしょう。今日はOさんが餌を置いてから、1時間近く経ってから見に行ったところ、右の写真のように、最多で4羽が来ていました。そのうち、ヒナが3羽。スズメも若い方が好奇心が旺盛なのか、それとも怖さを知らないためなのか、はたまた、「楽して食べよう」と思うのか??

Img_5606c_20210628163301 Img_5476c_20210628163401  この他、奥平屋敷跡では、今日もコゲラが見られました。ちょうど良く晴れていましたので、昨日よりははるかに綺麗に撮れています。みた印象では、若い個体のように思えます。奥平屋敷跡から二の丸跡にかかっている橋の南の堀にも電線が通っています。そこにツバメのヒナが1羽。ときどき親ツバメがエサを運んで来ています。これから、空中で餌の受け渡しをするなど、飛行訓練というか、自律訓練が始まるでしょう。

Img_5452c_20210628163401 Img_5456c_20210628163401  ツバメは、吉之丸堀の上にある電線にも来ています。左の写真は、親子。向かって右が親ツバメ。右の写真は、子ツバメの方をクローズアップしたもの。今日は、この2羽のみ。

Img_5566c_20210628170101  奥平屋敷跡の鳥小屋に来たオカメインコ(2021年6月25日:「九華すずめ食堂」に支店が開業し、鳥小屋にはニューフェースが登場)。登場して丸3日経ち、慣れてきたようです。鳥小屋内を飛び回ったり地面に降りて来て餌を拾ったりしています。

Img_5909c_20210628163201  貝塚公園では、カワラヒワのヒナ。合計4羽はいました。この他には、ヒヨドリが2羽。このところ、ヒヨドリもほとんどみません。このあと、春日さんへ。

Img_6011c_20210628163201 Img_6051c_20210628163201  春日さんから京町へ。京町Sの巣のヒナ2羽は、元気。親ツバメがせっせとエサを運んで来ます。ここには、他に2つの巣があります(1つは今年崩落、もう1つは最近使われていません)。使われていない方の巣に、親ツバメが止まっているのを目撃。ただし、営巣しようとしているのか、単に止まって休んでいたのかなどは不明。右は、京町Mの巣。今日も親ツバメが巣に就いていました。

Img_6078c Img_6094c  田町の商店にあるツバメの巣。ヒナは5羽。目は開いてきたようで、少し鳥らしくなった気がします。ときどき親が来ていなくても、「餌くれコール!」をしています(黄色い嘴を開けて、鳴き声を立ててアピール)。音が聞こえたり、何かが動いたりすると、これをする気がします。親ツバメは交代でエサを運んで来ますが、5羽のヒナがいると、餌運びも大変でしょう。

Img_5406c_20210628163501 Img_6120c  アサガオ日報。小バエが寄ってくるのを嫌がられ、ベランダの外側の方へ追いやられています(苦笑)。大きい鉢の方は、今日午後から、リング付支柱を立てました。今のところ、アサガオ4本を残しています。もうちょっと減らした方が、見栄えが良いと思いますので、さらに減らすことを考えています。種を蒔いてから2ヶ月ほどで花が咲き始めるといいますから、あと半月ほどと思われます。大きい鉢から1本を抜いて小さい鉢の方へ植え替えています。小さい鉢は、まだ育ってきていませんので、もう少し大きくなってから摘芯の予定。

Img_5985c_20210628171101  午後からは、定例受診。いつものクスリを処方してもらって来ました。こちらもコロナワクチン接種で土曜日に行ったばかり。玄関先にツバメの巣があって、ヒナ(多分、二番仔)が4羽、しばらく眺めてきました。

2021年6月27日 (日)

上之輪新田でケリのヒナ、九華公園と貝塚公園でコゲラ……「茅の輪」は赤須賀神明社のものでした

Img_4858c_20210627143501  昨日午後、新型コロナワクチンの第2回接種を終えました。散歩友達のほとんどの方によれば、1回目よりも2回目の方が接種部位の痛みがきついという話でした。しかし、私の場合、2回目の今回の方が痛みは楽でした。昨晩から接種してもらったところはやや張った感じがしますが、少し痛いくらいで済んでいます。左側を下にして横になると、接種部位に当たってちょっと痛いなと思うくらい。左腕をあげるとやや痛みを感じますが、1回目ほどではないという状況です。個人によって違いがあるということかと思っています。これを書いているのは、丸1日を過ぎた27日の14時半過ぎ。痛みは軽いので、1回目よりも楽に過ぎそうです。

Img_4566c_20210627143501 Img_4572c_20210627143501  さて、昨日、ブロ友のひらいさんが「上之輪新田にケリのヒナがいた」と書いておられましたので(2021.06.26 食堂!)、早速見に行きました。6時45分にクルマで出発。5分弱で到着。ケリはあちこちにいました。合計10羽以上。巣は、前回来たときには2ヶ所ありましたが(2021年6月20日:河口堰にてオオヨシキリとホオジロ、上之輪新田でケリの巣2ヶ所発見【オマケ:ロバのパン屋さん】)、今日は、ひらいさんが昨日書いていたように1ヶ所しかありません。

Img_4770c_20210627143501 Img_4786c_20210627143501  巣がある(あった)エリアでは、ケリの親が警戒、威嚇の鳴き声。これは、ヒナがいるに違いないと、よくよく探したら、いました。ちょっと苦労しましたが、3羽のヒナを発見。いつも思うのですが、小さい内は、とれもケリのヒナとは思えない、かわいらしさです。

Img_4815c_20210627143501  親が呼んでいたようで、少しずつ親鳥の方に近づいていって、最終的には、親のお腹の下に隠れました。

Img_4557c Img_4688c_20210627143501  上之輪新田では、他に、カルガモ2羽とダイサギ。ダイサギまではちょっと距離があったのですが、その周囲にもケリがいました。写真には、6羽写っていますが、この左手にも3羽いたのです。

Img_4664c_20210627143501 Img_4598c_20210627145101  上之輪新田へ行くと、なぜか電車の写真を撮りたくなります(微苦笑)。私のような素人にはちょうど良い撮り鉄スポット。水田の北の端へ行くと、JR、近鉄とも線路がグッとカーブしていますから、もっと迫力のある写真が撮れそうです。いつか試してみましょう。

Img_4551c_20210627143501  7時半を過ぎて、いったん戻って、クルマを駐車場に入れ、いつものように徒歩にて散歩。上之輪に行く頃は晴れていたものの、この頃には曇ってきました。住吉神社、九華公園、赤須賀神明社、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、南魚町、田町、桑名七里の渡し公園。合計6.3㎞。

Img_5194c_20210627143601 Img_5184c_20210627143601  まずは、こちら。昨日、鎮国守国神社でつくられていた「茅の輪」は、ここ赤須賀神明社で使うものだったようです。鎮国さんの宮司さんが赤須賀神明社も兼務しておられるのです。残念ながら、まだ「茅の輪くぐり」はできないようになっていました。

Img_4907c_20210627143501  今日も、散歩コースでは鳥は少なく、サッサと歩けます(苦笑)。九華公園までで見たのは、スズメ、ムクドリ、カワラヒワと相変わらず。九華公園・奥平屋敷跡の「九華すずめ食堂」本店。昨日、ひらいさんもご覧になったそうですが、10時半には「完食」だったそうです。Oさんが餌を置いてから2時間足らず。「モーニングサービス専業」といった感じ。

Img_4947c_20210627143501 Img_5140c_20210627143601  朝日丸跡の「九華すずめ食堂」支店。Oさんが、止まり木を追加するとともに、支えの板を黒く塗っておられました。ちなみに、昨日は、お客はあまりいませんでしたが、Oさんがいらしたときには、完食されていたそうです。予想外に早く、スズメたちに知られたようです。ただし、今日、私が、前後2回、合計20分あまり見ていた範囲では、下に落ちたエサを拾いに来たスズメばかりでした。

Img_4917c_20210627143601 Img_4986c_20210627143601  今日は、珍しく、奥平屋敷跡でコゲラの鳴き声。追いかけていったら、二の丸跡でキャッチできました。九華公園でコゲラを見たのは、久しぶり。吉之丸堀の上空の電線には、今日も巣立ってきたツバメのヒナが集合。たぶん2組。4羽と3羽。曇天であまりきれいには撮れません。

Img_5058c_20210627143601 Img_5099c  この間も冗談半分に書きましたが、最近は「スズメ写真家」(苦笑)。神戸櫓跡と辰巳櫓跡の間のベンチで休んでいると、スズメがよく寄って来ます。持ってきたパン屑を与えると、くわえてちょっと離れたところへ移動して食べます。左右の写真で、ヒナは同じ個体。時分で食べられるのに、親からももらっています(笑)。

Img_5274c_20210627143601  赤須賀神明社に立ち寄ったあとで貝塚公園へ。ここでもコゲラの鳴き声がしていました。半分枯れたような木で、移動しながら幹をつついていました。後ろ姿の写真ばかりでしたが、中にこんなものも。幼いコゲラのような印象があります。

Img_5292c_20210627143701 Img_5298c_20210627143701  京町Sのツバメの巣。2羽のヒナが元気。かなり成長してきて、ツバメらしさが見えてきました。親ツバメがやって来ると、右の写真のように、それぞれ猛アピール。黄色の嘴も精一杯開けていますし、目も見開いているような気がします。

Img_5280c  京町Mの巣では、今日も親ツバメがマジメに巣に就いています。

Img_5352c_20210627143701 Img_5377c_20210627143701  田町の商店にあるツバメの巣。ヒナはやはり5羽でした(左の写真でお分かりになります)。ここでもちょうど親ツバメが2羽続いて、エサを運んで来ました。餌やりシーンは撮れませんでしたが、「記念写真」(微笑)。ヒナたち、まだ目は完全には開いていない感じです。

Img_5325c_20210627143701  冒頭に書きましたように、新型コロナワクチンの接種は、お陰様でどうやら無事に終えられたと言えそうです。しかし、昨日の記事にも書きましたように、これでオールマイティではありませんので、引き続き感染予防はきちんとしなければなりません。今週は、水曜日にいつものように江戸橋での仕事。この日は、「傾聴の演習」をする予定。木曜には、早くも7月に入ります。散歩友達のWさんと、今朝、「もう今年も残すところあと6ヶ月と言えますねぇ」などと話していました(笑)。ワクチン接種に行ったばかりですが、常用薬が切れますから、できれば週の前半には定例の受診に行かねば。

2021年6月26日 (土)

「九華すずめ食堂」支店に早速、来客あり……午後からはコロナワクチン2回目

Img_4530c_20210626153501  曇りの一日。午後からは、2回目の新型コロナワクチン接種を受けてきました。これを書いている時点では、接種後3時間あまり経ちますが、今のところとくに変わったことはありません。昨日も書きましたが、すでに2回の接種を終えた散歩友達の方では、2回目の方が、接種部位の痛みがやや強いそうです。ただ、それ以上の副反応があったという方は今のところありません。「1回目のワクチン接種から免疫が働くまでには10日間から2週間は、感染防御能はまずない。そこから少しずつワクチンの効果が出てくる。2回目の接種から1週間ぐらいして中和抗体ができることで感染や重症化を抑える強い免疫になる」そうです。しかし、2回、ワクチンを接種したとしても、必ずしも100%感染を抑えるわけではないので、油断してはいけないともいわれています。

Img_4045c_20210626153601  さて、散歩はいつも通り。7時20分から約3時間。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、吉津屋町、桑名宗社、田町、桑名七里の渡し公園と6.3㎞。薄日が差す時間帯もありましたが、ほぼ曇り。風がなくなると、蒸し暑い。今日も鳥はいません。ここ数日よりも、さらにいない印象。スズメも、ムクドリも、ドバトもほとんどいません。船津屋さんの裏手でホオジロの鳴き声がしたものの、姿は見つけられませんでした。

Img_4088c_20210626153601  九華公園の奥平屋敷跡の元祖「九華すずめ食堂」、Oさんが来られるのが遅く、今日は私がいったときにはまだ餌が補給されていませんでした。しかし、お客はけっこうやって来ています。あれこれ眺めるものの、食べるものはなく、諦めて帰っていくというシーンが繰り返されます。

Img_4154c  朝日丸跡の「九華すずめ食堂」支店。開店2日目。8時前に見たときは、スズメは来ておらず。餌を食べた形跡もありませんでした。しかし、8時半過ぎにもう一度見に行ったら、チラホラ様子を窺うスズメが出現。

Img_4252c_20210626153701 Img_4201c  さらに見ていると、そのうちに餌台に上がってきて、餌を啄んでいくスズメも登場。餌台で餌を加えてきて、餌台が取り付けてある木に降りて食べていったりするスズメもありました。

Img_4207c_20210626153701 Img_4210c_20210626153701  もっと良いシーンがとれるかもと淡い期待を抱いて、見続けていると。稲穂に興味を持ったスズメがいました。飛び上がって、ホバリングといってよいのかどうか分かりませんが、羽ばたきながら、稲穂についている米を啄んでいったのです。稲穂、どうやって食べていくのかと思っていたのですが、まさかの方法でした。という次第で、「九華すずめ食堂」に助けられています(微苦笑)。

Img_4098c_20210626153601 Img_4131c_20210626153701  この他、九華公園で見た鳥は、ほとんどがスズメ。ハクセキレイもいたものの、遠いところでした。ムクドリ、ドバトもいましたが、まぁパス。

Img_4279c Img_4292c_20210626153601  ツバメは、今日も吉之丸堀の上空の電線に来て、自律訓練。今日は、合計6羽でしたが、4羽と2羽とに分かれていましたので、2家族のように思います。

Img_4343c_20210626153601  ちなみに、気になり始めている「茅の輪くぐり」について、鎮国守国神社では、今日、茅の輪をつくっておられました。鎮国さんでは、茅の輪くぐりは、例年、7月20日に行われます(2020年7月20日:散歩が修行に変わりゆく季節(苦笑))。

Img_4369c Img_4394c_20210626153601  貝塚公園、内堀公園の話は例によってパス(鳥はいません)。左の写真は、京町Sの巣。ヒナ2羽は元気です。右は、京町Mの巣。親ツバメは、マジメに巣に就いていました。

Img_4428c_20210626153501  このあと、久しぶりに桑名宗社(春日さん)へ。たぶん3月末に金龍桜とドウダンツツジを見に来て以来(2021年3月29日:春日神社の金龍桜とドウダンツツジが咲き始めました……ツツジの花芽も大きくなる)。何といっても「桑名総鎮守」ですから、たまにはお参りしないと行けません。

Img_4415c_20210626153601 Img_4410c_20210626153601  といいつつ、石取祭に関わることが気になっていたのです。左は、令和3年の石取祭ポスター。日付は入っていません。というのは、今年も祭車曳き回しは休止なのです(右の写真)。それ以外の祭典、神事は行われると書かれています。鉦鼓稽古、本来の祭礼日(7月31日、8月1日)の鉦鼓打囃子は行わないと宮司さんと保存会の会長さんの連名で通知されています。ちなみに、ポスターは、無料配布中だそうです。

Img_4419c_20210626153601  もう1つ、チェックしたかったのは、こちら。桑名宗社のインスタで、「7月に新しい『映えスポット』ができる」と投稿があったのです。いったいなんでしょう? まだよく分かりませんでした。

Img_4479c_20210626153501 Img_4497c  田町の商店にあるツバメの巣も気になっています。ヒナはいったい何羽いるのでしょうか。ここに着いたとき、ちょうどタイミング良く親ツバメがエサを運んで来ました。ヒナは、まだ目も開いていないようです。右の写真で見ると、4羽か5羽、ヒナがいるように見えます。

Img_4503c  余談。宝殿町を歩いていたら、先日、古い家屋を解体した跡地で中古車を売っていました。ホンダの軽トラ、こんな錆びた物が38万円もするのか?! と思ってよく見たら、こういう塗装がしてあるようでした。まぁ、こういうのが好きな人もいるかも知れません。以前は、軽トラは白いものばかりでしたが、カラフルになっていますし。

2021年6月25日 (金)

「九華すずめ食堂」に支店が開業し、鳥小屋にはニューフェースが登場

Img_3564c  曇りときどき雨の予報でしたが、まさにその通りの天気。降られるかも知れないと思って歩いていたら、九華公園などで小雨に遭遇。アピタ桑名店で本屋も覗いてこようと思ったものの、新築町あたりで降ってきましたので、諦めて帰宅。いつも通り7時半から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、新築町、常磐町、京町、吉津屋町、寺町商店街を通り抜けて10時半に帰宅。6.4㎞。

Img_3798c Img_3740c_20210625171701  九華公園の「九華すずめ食堂」、連日、大賑わいが続いています。そこで、制作&設置者の前管理人のOさんが、ついに「支店開業」を決意されました(微笑)。これまでの奥平屋敷跡に加えて、朝日丸跡にも「九華すずめ食堂」が本日開店しました(右の写真)。奥平屋敷跡のすずめ食堂の経験では、1週間ほどするとスズメたちがやって来ると思われます。Oさんのお陰で、散歩やバードウォッチングをする方たちの楽しみが増えたというワケ。

Img_3663c_20210625171601 Img_3819c_20210625171601  もう1つ。奥平屋敷跡にあるセキセイインコの鳥小屋にニューフェースが登場しました。それがこちらのオカメインコ。左右の写真のタイプが、それぞれ2羽で、計4羽。オウムの仲間だそうです。体長32㎝、体重は95gとか。セキセイインコ(体長18~23㎝)に比べ、かなりデカい! 購入すると¥10,000~¥50,000もするようですが、餌を買っている鳥獣店からの寄附。セキセイインコは現在40羽ほどで、かなりの量の餌を購入するそうで、たぶん鳥獣店さんも相当の儲けが出たのでしょう(微笑)。

Img_3590c_20210625171701  さて、話を戻しますが、相変わらず鳥は少ない。昨日はホオジロを見ましたが、今日は九華公園までで見たのは、カワラヒワ(拙宅マンションの前)、スズメ、ムクドリ、ツバメ(揖斐川沿いや、柿安コミュニティパークなどに餌を採りに来ています)くらい。数も少ないですし、ドバトは今日は見ませんでした。

Img_3846c_20210625171601 Img_3872c  そんな中、今日は、九華公園の吉之丸堀の上空に通っている電線にツバメのヒナ。巣立ってきて、飛行訓練に連れてこられたようです。写真には4羽しか写っていませんが、いたのは5羽。毎年お馴染みの光景なのですが、今日が今シーズン初めて。

Img_3891c_20210625171601  超望遠コンデジでは、なかなかピント合わせが難しい。親鳥もやって来るのですが、ヒナに餌を与える瞬間や、ヒナが誘導されて飛び立つところはとれません。

Img_3905c_20210625171601 Img_3912c_20210625173501  公園内を半周し、いつも鎮国守国神社の裏手にある柿安本社の駐車場を通り抜けて、北門や相撲場の方に回ります。今日は、その駐車場で、スズメのトラブルに遭遇。これはとか、どうなっているかがよく分かるシーンはありません。トラブっていたという証拠写真。スズメ同士のこうしたトラブル、ときどき見かけます。

Img_3935c  九華公園の外周遊歩道の東辺りで、ハクセキレイ。ヒナのように見えます。最近、九華公園内では、ハクセキレイの成鳥は見かけていましたが、ヒナは久しぶり。「オ~イ、元気にやってるかい?」と声をかけたい気がします。貝塚公園、内堀公園では今日も、これという鳥はいません。

Img_3955c_20210625171601 Img_3966c  京町Mのツバメの巣。今日は、親が巣に就いているのを確認。右は、京町Sの巣。親が餌を運んでくるのですが、あいにくこのあたりに来たときにはそれなりに降っていたので、ヒナを確認しただけで撤退。寺町商店街のアーケードが近いので、そちらへ。

Img_3534c Img_3544c  アサガオ日報。久しぶりになります。この前の日曜日に摘芯をしました(2021年6月20日 :河口堰にてオオヨシキリとホオジロ、上之輪新田でケリの巣2ヶ所発見【オマケ:ロバのパン屋さん】)。2~3日前から脇芽が伸びてきているのがよく分かるようになっています。もう少し伸びてきたら、リング付支柱を立ててそれに沿わせ、いよいよ行灯仕立てへというつもり。

Img_3523c_20210625171701  全体はこんな感じであまり代わり映えはしません。

Img_3600c_20210625171701 Img_3618c_20210625171801  ところで、明日はいよいよ新型コロナワクチンの第2回接種を受ける予定。午後1時の予約です。すでに2回の接種を終えた散歩友達の方から伺うに、2回目の方が、接種部位の痛みがやや強いそうです。ただ、それ以上の副反応があったという方は今のところありません。私も、無事に終えたいものです。左はユリ?(ハマカンゾウ?)、右はアジサイを見上げた写真。

2021年6月24日 (木)

解約に印鑑間違い、二度手間に(苦笑)

Img_3436c  今日も梅雨の晴れ間。気温は28.5℃。朝のうちは北の風でしたが、8時過ぎからは南風。歩いてきたら、けっこう汗をかきました。汗をかくと、いかにも歩いたぞ!という気分になります(苦笑)。まったくいつもの通り、7時半から3時間ほどの散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、吉津屋町、新築町から、今日は銀行に行く用があって八間通へ。結局、銀行の用事は済ませられず、北寺町から住吉入江を通って帰宅。銀行には、午後から出直し。トータルで6.9㎞。冒頭の写真は、九華公園にて。

Img_3188c_20210624161201 Img_3224c_20210624161801  住吉神社でカワラヒワ。ときどき見かけます。ここは、揖斐川に面しています。まさに川原にいるヒワ(しょうもないギャグ)。屁理屈をこねたくなるほど、鳥がいないので、ご容赦あれ。船津屋さんの裏手では、ホオジロのオス。棒の上にいたのですが、あまり高くないところで、探すのにキョロキョロしました。

Img_3239c_20210624161201  いつものように、途中で見たのは、スズメ、ムクドリ、カワラヒワ、ツバメくらい。最近、ドバトをほとんど見なくなっています。写真は、柿安コミュニティパークの駐車場にあるクチナシ。花がほとんど咲いていません。いつもなら、満開の頃なのに。いつぞや推測したように、昨シーズン、剪定の時期を誤ったのだと思います。去年の今頃の写真を見ると、もっと咲いていました(2020年6月18日:降られるために散歩に行ってきました(微苦笑))。どうも最近、植栽の管理がちょっといい加減のような気がします。

Img_3333c_20210624161201 Img_3379c_20210624161201  九華公園の「九華すずめ食堂」。公園内も鳥は少ないものの、ここだけは大繁盛。今日は、Oさんが餌を置いたらすぐにたくさんのスズメがやって来ました。餌台の奥、屋根の下まで入り込んで食べているスズメもいます。見る見るうちになくなっていったのですが、「あまり甘やかしたらいかん」ということで、今日は追加はありません。

Img_3387c_20210624161201  他には、公園内で見たのは、ハシブトガラス、カワラヒワ、ハクセキレイ、シジュウカラくらい。散歩友達のMさんが、「シジュウカラは、何でシジュウカラというんだ? 始終いるからか?」と。サントリーのサイトによれば(こちら)、「たくさん群れるから、という説や、スズメ40羽分の価値があったことから名付けられたという説もある」そうです。漢字では四十雀。

Img_3245c_20210624161201 Img_3255c_20210624161201  管理事務所の南では、黄色のユリ(? ハマカンゾウにも似ていますが、私には判別不能)が咲いて来ました。花菖蒲が終わってしまった今、公園内で見られる花は限られています。ここ管理事務所の南にあるユリ、アガパンサス、アジサイくらい(鎮国守国神社の境内は別として)。

Img_3268c_20210624161201Img_3424c_20210624161101  アジサイ、遊んでみたのですが、よく見たら萼が傷んできていました(苦笑)。右は、鎮国守国神社境内でアガパンサスの花を見上げた写真。もっとぶっ飛んだ発想や、着眼ができたらいいのにと我ながら思います(笑)。

Img_3441c_20210624165701  半夏生か? と思った花。葉っぱは白くはなってきていませんでした。貝塚公園その他では、これという鳥はいません。

Img_3482c_20210624161101  京町Sのツバメの巣。ヒナはやはり2羽だけのようです。元気に育って欲しいところ。京町Mの巣は、今日見たときは、親は不在。

Img_3465c_20210624161101  昨日の授業のQ&A、DVD鑑賞で、質問はあまりありませんでしたので、すべての学生の質問、感想などを掲載。質問には回答を書きましたが、その他の感想などには必要な場合のみコメントを添付。他の学生たちが、どこに着目し、どういうことを考えたかを知ることは、かなり勉強になると思いますので、このようにした次第。昨年の遠隔授業のときや、今年のこれまでの経験では、他の学生たちの書いたことに啓発されたとか、他の学生の質問、感想にコメントを書いてくれ、「紙上交流」が生じているので、さらにそれが進むのを期待しています。

Img_3513c_20210624161101  ところで、銀行には結局2回出かける羽目に。口座を解約しようと思ったものの、最初に行ったとき持っていった印鑑が違ったのです。「本人確認のため」届け印を持って来るようにとなっていますが、キャッシュカードに暗証番号だけでなく、指紋、手掌紋で取引ができますし、ネットバンキングでも用が済む時代です。どこの金融機関であっても、運転免許証で本人確認できるのに、固いなぁとぶつぶつ言いながら、午後から出直してきました。そもそもが、自分が印鑑を間違って持参したので、「八つ当たり」のようなものです(爆)。メインバンクにしている銀行(と書くと大袈裟ですが、要するに謝金その他の振込先にしているだけです)、パソコンからのネットバンキングは使えるのですが、スマホからのネットバンキングは、案内にしたがってトライしたのに、何度もうまく行かず(苦笑)。ワンタイムパスワードアプリ導入のところでつまずいて、そのまま放置。説明が分かりにくく、その通りにやったつもりなのに、うまく行かず、なのです。最近は、既存の銀行はやめて、ネット銀行だけで十分と考え始めています。

2021年6月23日 (水)

帰る頃には晴れ、先週と大違い

Dscn4160c  朝、出勤する頃は曇天で、天気が思いやられましたが、授業をしていた11時過ぎからはよく晴れてきました。冒頭の写真は、退勤のときのもの。真夏のような空になっています。これで4勝3敗、引き分け3であります(微笑)。桑名のアメダスでは、最高気温は、28.7℃。

Dscn4135c  出勤の車中では、まずは、当日の授業内容や、補足説明の確認をしていきます。これ、必須です。というのも、授業のレジメはこれまで使ってきたものを少しずつバージョンアップしていますので、ミスはほとんどありません。しかし、補足説明は、授業が終わった水曜の午後と、木曜で仕上げています。メールで送る前には、印刷して確認するものの、最近、入力ミス、変換ミスを見逃すことが増えているのです。老化のせいと思っていますが、どうでしょう? 今日も2ヶ所を発見。電車でパソコンを取り出して、修正し、赤字に直し、授業で学生たちに「お詫びして訂正」します。

Dsc_0143c  今日は、DVD視聴。最初に前回授業の補足説明をしてから、DVDで確認する内容などについて話をして、合計40分ほどのDVDを使い、途中、質問などを確認したり、補足をしたりして、授業を行ってきました。DVDがきちんと稼動することは前回授業終了後、チェックしたのですが、パソコンのパワポとの切り替えが、何やらヘン(苦笑)。思わぬ敵に遭遇した気分。どちらかを電源OFFにするか、パソコンに接続したHDMIケーブルを抜くと、切り替えられました。後から考えるに、どちらもたぶんHDMIを使っていたので、競合したのだろうと思います。年を取って鈍感力がついたのか、若い頃ほど、トラブっても焦らなくなりました。喜んでよいのか、悲しむべきなのか、複雑。

Dscn4165c Dscn4169c  帰り際にスマホで四日市港潮汐表を確認。干潮が10時41分でしたし、天気はよくなって来ましたので、志登茂川を覗いてきました。が、ご覧の通り。それでもよく見たら、ダイサギらしき姿が1羽(右の写真)。もう少し江戸橋に近いところにアオサギが1羽いたものの、カメラを向けたら逃げられました。まったく愛想なし。持っていたのは、普通のコンデジでしたので、写真撮影には失敗。

Dscn4145c  他に、出勤途中、非常勤先近くの住宅街でハクセキレイ1羽。非常勤講師控え室前の軒先にあるツバメの巣、今日も見て来ましたが、ツバメの姿はありませんし、ヒナの鳴き声も聞こえませんでした。

2021年6月22日 (火)

京町のツバメのヒナは2羽……オマケは、布団屋さん店頭の東海道案内と、半夏生か?という植物の話

Img_2612c_20210622153101  朝のうちは晴れ間もありましたが、昼頃からは薄雲がかかっています。ちょっと蒸し暑い感じ。いつものように7時半から歩き始め、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、吉津屋町、新築町、吉津屋町、京町、南魚町、田町、住吉入江と6.1㎞。吉津屋町がダブっていますが、間違いではありません。いったん通過して新築町でUターンし、吉津屋町から京町へと歩いたのです。

Img_2614c_20210622153101 Img_2638c_20210622153101  鳥は少なかったものの、いつもは見ない鳥に遭遇。三の丸水門あたりから揖斐長良川の中洲を見たら、アオサギがいました。散歩コースでアオサギをそれなりに見たのは久しぶり(先日、京町辺りで上空を旋回するのは見ましたが)。以前は、住吉神社から東の中洲にアオサギの集合場所があったのですが、最近はサッパリです。また、柿安コミュニティパーク西の堀で、イソヒヨドリのメス。「何か飛んで来た!」と思って撮ったら、イソヒヨドリだったという次第。どちらもかなり遠かったので、証拠写真なのは残念。

Img_2643c_20210622153101  さらに、柿安コミュニティパークではスズメのヒナ。きょうだいでしょうか。この直前、空いたスペースのところには親スズメもいたのですが、飛び去ってしまいました。最近は、何だか「スズメ専門写真家」にでもなった気がします(苦笑)。

Img_2652c_20210622153101  コミュニティパーク駐車場にあるクチナシ、なかなか花が増えません。去年どうだったか、あまりはっきり記憶がないのですが、もっと一斉に咲いた気がします。剪定の仕方が影響しているのかも知れません。時期が遅かったのかなぁと思うのです。つまり、花芽も一緒に切ってしまったとか。

Img_2697c_20210622153101 Img_2706c_20210622153101  九華公園の話は、今日も、「九華すずめ食堂」から。管理人のKさんのお話では、昼には「完食」しているそうです。右は、まだ今日の分の餌が置かれる前。すでに様子見のお客が多数来ています。

Img_2902c_20210622153101Img_2887c_20210622153101  こちらは、餌が置かれてしばらくの頃の写真。全景を入れて撮ってみました。餌台にも3羽ほどがいますが、その下に10羽あまりのスズメが集まっています。いつかも書きましたが、地面でエサを広うのが基本的な行動パターンで、それにしたがうスズメの方が多いのです。

Img_2767c_20210622153101 Img_2798c_20210622153101  餌台に来るのは、ヒナか、ヒナをつれた親が多い印象です。今日は、また、昨日ほどは賑わってはいませんでした。昨日は、餌をやってから45分ほどで、半分以上食べ尽くされたのですが、今日はそれほどの減り具合ではありませんでした。

Img_2715c_20210622153101  九華公園では、今日も鳥は多くはありませんでした。あまりにもいなかったので、ムクドリ(苦笑)。手前にある木の切り株の残骸の辺りをつついていました。何か餌になるものでもあった(いた)のかと思います。

Img_2947c_20210622155301 Img_2932c_20210622155301  そして、カラスと、たぶんカラスの巣。ハシブトガラスと思います。両側が今年生まれたヒナで、まん中が親と思います。親がエサを運んで来て、ヒナに与えた直後の写真。右は、カラスの巣と思います。今まで気づきませんでした。カラスたちがいた松の木の、少し上の枝にあります。白いビニールのようなものもたくさん使われています。真下から見上げる位置でないとよく見えません。

Img_2661c_20210622153101 Img_2666c_20210622153101  アジサイも、そろそろ盛りを過ぎつつあります。あまり工夫できたとは言えない写真で、我ながら笑えますが……。花菖蒲はすっかり終わってしまい、公園内で撮る花がほとんどないのです。跡は、管理事務所の南で、黄色いユリが咲くのを待っているところ。

Img_2702c  そうそう、公園内ではミドリガメが産卵に上がってくるが、カラスが食べてしまうという話を書きました。散歩友達が、これを防ごうとして、産卵したところにコンクリート破片を置いたのですが、カラスの方が上手でした。これくらいのコンクリート破片はものともしませんでした。もっと大きなものを置いてもよいのですが、「卵から孵ったカメが出てこられないぞ」という話になっています。

Img_3032c  京町から田町で今日もツバメの巣チェック。まずは、京町Mの巣。昨日は、写真を撮ろうと思ったら、親ツバメが巣から飛び出してしまったのですが、今日は、きちんと巣に就いていました。抱卵期間は13~17日といいますから7月上旬にヒナが孵ると思われます。

Img_3049c_20210622153001 Img_3077c_20210622153001  京町Sの巣。ようやくヒナの姿を捉えられました。2羽のようです。一腹卵数は3~7個といいますので、やや少ない気がします。向かって右のヒナ、口の中にトンボの翅のようなものが見えます。右の写真は、田町の商店にある巣。今日も親はやって来ましたが、やはり巣には就かず、中を覗き込んでいました。ヒナがいるように思うのですが、巣が深いので、ヒナが成長してこないと見えないでしょう。

 いささか余談。Img_3017c_20210622153001吉津屋町にある布団屋さん・笹治本店の店頭。以前、九華公園前管理人Oさんが手作りの「東海道案内看板」掲げられたところ(2021年1月29日:強風で寒さが身にしみる(苦笑)……一応、ジョウビタキ・デー)。この笹治本店、創業は嘉永3年(1850年)。リンク先にも書きましたが、もともとは桑名藩9代藩主・松平忠啓(ただひら)の時代(1760年代)に尾張から来た刀師・刀商で、刀の鞘、鍔、刀の装飾品等も扱うようになり、さらに、1840年頃からは町衆にも呉服、和装小物の商いを始めたそうです。この店頭に、またもやOさん作の東海道案内が置かれたというので、見てきたのです。

Img_3027c  こちらがそれ。玄関入り口に向かって左手に置いてありました。今日、九華公園でお目にかかったとき、「あとで吉津屋町の布団屋に行って、作業をする」とおっしゃっていたのです。

Img_2993c_20210622153001  ところで、九華公園の外周遊歩道で、バードウォッチング仲間の女性に会って、立ち話をしていたら、その方が「半夏生(ハンゲショウ)かしら?」とおっしゃった草があります(今まで、まったく気づいていませんでした。そういうことは多々あり、苦笑するばかり)。七十二候の「半夏生」の頃に花が咲くからとか、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼ばれたのが「半夏生」になったからとか言われます。よく知られているのは、葉っぱも半分くらい白くなった姿。七十二候の半夏生、今年は、7月2日からですから、その頃には白くなっているかも知れません。要継続観察です(微笑)。

Img_3013c_20210622153001  明日は、江戸橋での仕事の日。今のところ、曇りときどき晴れの予報で、ありがたい(微笑)。明日は、DVDを使った授業。先週チェック済みですから、大丈夫でしょう。明日は、授業15回のうち10回目で、2/3を終えられます。写真は、ランタナの花に来たツマグロヒョウモンのメス。

2021年6月21日 (月)

夏至の今日も「九華すずめ食堂」に慰められる……鳥の餌台に名前がついたのです

Img_1660c_20210621165701  今日は夏至。四日市港で日の出が4時39分、日の入りが19時10分だそうです。午前中は、8時台はよく晴れていましたが、それ以外は割に雲がたくさん出ていました。最高気温は、28.6℃。歩き始めた頃は北の風でしたが、昼くらいからは南風。いつものように朝7時半から散歩開始。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、南魚町、田町、住吉入江と5.6㎞。帰宅は11時過ぎ。3時間半もかかったのですが、実は九華公園で久しぶりに会う方が3組4名。小1時間もしゃべっていたのです(苦笑)。

Img_1758c_20210621165701 Img_1743c  九華公園の鳥の餌台が設けられて3週間。設置者のOさんによって「九華すずめ食堂」と命名されました。開店前からやって来て待っている子スズメもいるくらい人気店となっています。Oさんが公園に散歩に来られるのは8時15分を過ぎた頃なのです。

Img_1930c Img_1977c_20210621165801  餌が置かれると、九華すずめ食堂にまずやって来るのは、今年巣立った幼鳥。数分もしないうちに、餌台にはスズメが集合。大人のスズメたちは、餌台の下にこぼれたエサを広うことから始めます。餌台の下にも、多いと7~8羽位スズメが集まって来ます。

Img_2045c_20210621165801 Img_2090c_20210621165801  しばらくすると大賑わい。左の写真では、6羽がおり、中には餌台の屋根の下にも入り込んでいるスズメもいます。見ていた限りでは最多で8羽くらいがやって来ます。他にもそばの枝で順番待ちをしていたり、時には、順番をめぐってトラブルが起きたりもします。見ていて退屈しません。というか、鳥の少ないこの時期、「九華すずめ食堂」は、バードウォッチングにとって救いの神。Oさんが餌をやってから45分ほどで、半分以上のエサがなくなりました。「しょうがないなぁ、今日は特別サービス」ということで、9時頃に追加。しかし、この勢いですと、昼くらいにはなくなってしまうかも知れません(微苦笑)。

Img_1700c_20210621165701 Img_1706c  さて、話を戻して。諸戸氏庭園前、桑名七里の渡し公園、揖斐川沿い、三の丸公園、柿安コミュニティパークあたりには、ほとんど鳥はいません。スズメ、ムクドリ、ドバトが少数いるくらい。左の写真は、柿安コミュニティパークにいたスズメのヒナ。たぶんきょうだい。コミュニティパークの駐車場にあるクチナシの花は、ボチボチ増えてきています。

Img_1712c_20210621165701 Img_1723c_20210621165701  九華公園。管理事務所の南ではアガパンサスが咲いてきました。「九華公園にはアジサイはないの?」と聴かれることがありますが、公園内でアジサイが咲いているのは、管理事務所の南に10本ほど。3種類。鎮国守国神社の境内にもありますが、他には、外周遊歩道沿いにそれぞれのお宅が植えているものがあります。

Img_1780c_20210621165701 Img_1879c_20210621165701  奥平屋敷跡では、シジュウカラや、カワラヒワ、ハクセキレイも来ました。シジュウカラは、この頃はすっかり単独行動になっています。カワラヒワは、一頃に比べ、来る数は少なくなっています。

Img_1883c_20210621165701  ハクセキレイは、一時期、たぶん子育てで忙しかったのでしょうが、姿が見えませんでした。このところ、少しずつ戻って来ている印象。

Img_2220c_20210621165901  公園内を半周して、鎮国守国神社の境内を抜け、再び、北門辺りから相撲場に来たら、神社の方にゴイサギを発見。先日もいたゴイサギと同じような気がします(2021年6月14日 :九華公園にゴイサギ登場……2ヶ月ぶり)。ちょっと分かりにくいところですので、動いてくれなかったら見逃していたと思います。

 貝塚公園に行く途中、陽和幼稚園のところでユリ。Img_2352c 今まであまり見たことがないタイプ。貝塚公園には、10時20分過ぎ。いつもより1時間くらい遅い(苦笑)。九華公園の外周遊歩道で久しぶりに会う散歩友達に会って、立ち話を小1時間(爆)。3組4名でしたが、時間差でついつい長くなったのです。オッサンなのに井戸端会議ならぬ「堀端会議」。

Img_2356c_20210621165601 Img_2377c_20210621165601  貝塚公園では、カワラヒワ3羽。親子連れでした。ヒナ(左の写真)はもう1羽いました。いつもよりはるかに遅いので、貝塚公園で出遭う散歩友達とは会えず。内堀南公園から外堀を通って、吉津屋町へ。

Img_2391c_20210621165601 Img_2396c_20210621165601  外堀でカンナ。これも夏の花というイメージ。子どもの頃はあちこちのお宅にあった気がしますが、最近はあまり見ません。吉津屋町から京町へ。京町Hのツバメの巣。見たときは親ツバメが巣にいたのですが、写真を撮る直前に飛び出してしまいました。営巣してくれそうです。

Img_2418c_20210621165601 Img_2460c_20210621165601  京町Sのツバメの巣。午前中は逆光の位置で、しかも車庫の中であまりクリアには撮れません。ヒナがいるのですが、なかなか姿を捉えられません。左の写真ではかろうじて嘴が見えています。親鳥は頻繁にやって来て、エサを与えているのですが、なかなかタイミングがうまく合いません。というのも、ここは、京町交差点から寺町商店街に行くところで、人、自転車、クルマとも交通量があるのです。道をはさんだところから撮っているのですが、なかなかなのです。

Img_2511c_20210621165601  田町の商店のツバメの巣。親ツバメが2羽とも来て、「巣に就いている」のではなく、巣の端っこに止まって巣の中を覗き込んでいる風でした。ひょっとしたら、ヒナが孵ったのではないかという気がしますが、今日のところはそこまでは確認できていません。

Img_2485c_20210621165601  ところで、最初にも書きましたが、今日は夏至で、日照時間はこれから短くなっていきます。が、真夏はまだ先で、日照時間が短くなるというのは、あまり感じられません。七十二候は、第二十八候の「乃東枯(なつくさかれる)」。「乃東(だいとう)」は、夏古草とも言われる「靫草(うつぼぐさ)」だそうです。靫草は冬至の頃芽を出し、夏至の頃枯れるのだそうです。実物は見たことがありませんが、カンナやノウゼンカズラのように、色鮮やかな夏の花が咲く一方で、ひっそりと枯れていく珍しい花に向けられた昔の人々のまなざしを想像させることばのように思います。

Img_2569c_20210621190401 【オマケ】 夏至で日の入りが19時10分だということで、日が沈むところを撮ろうと思ったものの、19時前に西の空を見たら、すでに太陽は藤原岳の向こうに。夕焼け空だけでした(苦笑)。それにしても、夏至というだけあって、かなり北の方に日が沈むものです。

2021年6月20日 (日)

河口堰にてオオヨシキリとホオジロ、上之輪新田でケリの巣2ヶ所発見【オマケ:ロバのパン屋さん】

Img_0809c Img_1200c_20210620144201  朝7時くらいまでは雲が多かったのですが、次第に晴れてきました。ちょっと考えて、長良川河口堰、長島町内、上之輪新田などへクルマで。駐車場にクルマを置いてから、歩いてアピタ桑名店(新光堂書店)と寺町、京町を回って帰ってきました。締めて5.1㎞。7時15分出発、10時半過ぎに帰宅。冒頭の写真は2枚とも、長良川河口堰にて撮ったもの。いつもながら、広々とした空間に長良川、揖斐川が流れ、空は青く、気持ちの良いところ。最高気温は、ほぼ予報通りの29.4℃。

Img_0886c Img_0937c_20210620144201  鳥はあまりいないだろうとは思っていましたが、オオヨシキリだけは何としても見たいと「決意」して出かけた甲斐がありました(微笑)。親水広場の北の方で、割と見やすいところに出て来てくれました。2枚とも、同じオオヨシキリの個体。他のところからも、鳴き声は聞こえて来たものの、姿が見られたのはこの個体のみ。見やすいところを移動しながら、さえずっていました。テリトリーを見回っている感じ。

Img_0888c_20210620144201 Img_1163c_20210620144201  他に、親水広場では、ホオジロを延べ5回見ました。中洲の葭に来たり、親水広場の脇の木に出て来たりと、それなりにサービスしてくれた感じ。

Img_1103c_20210620144201  管理橋の西の端から親水広場に降りる坂道でもホオジロ。若いオスのように見えました。親水広場には、いつもなら、ハクセキレイや、たまにイソシギ、まれにコチドリがいるのですが、今日はスズメを見たのと、ダイサギが1羽上空を通過して行ったくらい。他はサッパリ。

Img_0789c_20210620144301  サッパリと言えば、東側の魚道にも、西側の魚道にもサギがまったくいませんでした。いたのは、どちらもカワウが3~4羽くらいずつ。そうかも知れないとは思っていたものの、これにはちょっとガッカリ。そういえば、散歩する人に出遭ったのも1人だけでした。

Img_0778c_20210620144301 Img_1275c_20210620144101  管理橋の上では、往きにも、帰りにもハクセキレイに遭遇。ハクセキレイは、管理橋によくいます。他に見たのは、スズメとドバト。という具合で、オオヨシキリとホオジロはしっかり見たものの、鳥果が上がったのかどうか、微妙。

Img_0817c_20210620144301 Img_1264c_20210620144101  昨日よく降ったためか、長良川の水量は多く、河口堰のゲートを越えた水は、白波を立てていました。ただ、ゲートは上がってはおらず、そこまで水量は多くはなかったようです。ちなみに、ゲートがどうなっているかや、水量は、こちらで確認できます。ライブ画像も見られます。吹き流し代わりの「アユのぼり」はまだ出ており、アユの遡上が続いていることが分かります。アユ・サツキマスの遡上情報は、ここにあります。

Img_1236c_20210620144101  管理橋を東に戻る途中、近鉄の揖斐長良川橋梁を大阪行きの特急ひのとりが通過。どうも、ひのとりを見ると、反射的にカメラを向けてしまいます。このあと、臨時駐車場2ヶ所、長島町内の県道7号線あたりと見て回ったのですが、これという鳥はおらず。アマサギが見たかったのですが、確認できませんでした。

Img_1298c_20210620144101 Img_1323c_20210620144101  桑名に戻って、上之輪新田へ。ここでは、名古屋行きの特急ひのとりがちょうど通って行きました(苦笑)。上之輪神社の北から水田の中を往復してチェック。道ばたには、ケリの、たぶんカップル。ケリ、クルマの中から見ていると、かなり近づいても平然としています。

Img_1414c_20210620144101 Img_1429c  いったん北の方までいって戻って来たら、西側エリアにケリの巣、2ヶ所を発見。そういえば、先日、鳥見の大先輩Sさんがここに来られたとき、農家の方から「ケリの巣? あったけど田植に邪魔だったので、壊した」と言われたそうです。田植が終わってから、つくった巣と思います。

Img_1465c_20210620144101 Img_1474c_20210620151701  向かって右の巣のケリ、50~60mほど離れたところから見ていたのですが、クルマから出た途端に警戒されました(苦笑)。威嚇するような鳴き声を発し、いったん巣を離れていきました。左の写真は、巣から立ち上がったところ、右は、いったん離れてから、私がクルマに戻ったので巣に帰ってきたところ。ケリには迷惑をかけてしまいましたが、お陰で卵があるのが見えました。2~3個あります。これは、また上之輪新田に定期的に来ないと行けませんねぇ(うれしい悲鳴)。

Img_1376c_20210620144101 Img_1384c  さらに、水田の中の農道にイワツバメたちが降りて来ていました。不通のツバメも混じっています。見ていると、泥を咥えて飛んでいきます。今から、巣をつくるか、巣の修復をするということでしょうか。イワツバメは、日本では4~8月に繁殖するといいますから、まだこれから繁殖するということなのでしょう。大山田川の新宮西橋のところでは、イワツバメが営巣しますが、今日も、盛んに飛び回っていました。

Img_1529c_20210620144001 Img_1558c_20210620144001  このあと、クルマを駐車場に戻し、徒歩にてアピタ桑名店へ。新光堂で最近発売の文庫本を1冊ゲット。その足で寺町、京町へ。ツバメの巣を見てきました。京町Sでは、ヒナの姿はよく見えないのですが、親ツバメはエサを運んで来ています。巣をよく見ると、エサに与えたトンボの翅のようなものが見えたりしています。

Img_1540c  京町Mの巣は、修復はできあがったように見えるのですが、親ツバメはいません。どちらも、まだしばらくは観察が必要です。今日は、田町の商店の巣は見に行っていません。

Img_1591c_20210620144001  ところで、一昨日写真を載せましたこちら(2021年6月18日:京町のツバメの巣にヒナ……他は、ムクドリのヒナ・デーというところ)。アメリカノウゼンカズラか、マダム・ガレンかと書きました。マジマジと見てきたのですが、花序が垂れ下がらずひと固まりになって上を向いて花を咲かせていること、萼は橙色から赤色で、切れ込みが浅いことから、アメリカノウゼンカズラではないかと思います。マダム・ガレンは、両者の特徴を持ち、萼の切れ込みはノウゼンカズラ同様に深く、そして長いのですが、色は淡い橙色をしているといいます(たとえば、こちら)。と書きましたが、自信はありませんので、詳しい方がいらっしゃれば、是非ともご教示をお願いいたします。

Img_1622c Img_1627c_20210620144001  アサガオ日報。大して代わり映えはしません(苦笑)。本葉が8枚くらいになったら、摘芯するとあります(こちらを参考にしています)。摘芯すると、脇芽が3本くらい伸びてきて、それを使って行灯仕立てにするとよいのだそうです(去年のような「ジャングル」は邪道らしい)。本葉はまだせいぜい6枚くらいなのですが、芽がかなり伸びてきて、どうしようかと思っていたのですが、取り敢えず、本葉5枚の先で摘芯をして見ることにしました。その結果が右の写真。これまた、左の写真と大して代わり映えはしません(爆)。これで脇芽が元気よく出てきたものをセレクトして、行灯仕立てにすることにしました。

Img_0842c_20210620144301  ところで、今週は、水曜日に江戸橋での仕事の他、土曜日にはいよいよ2回目の新型コロナワクチンの接種をしてもらう予定。散歩友達その他ですでに2回目を終えた方はお二人。二人とも、1回目より、接種部位のあとからの痛みがちょっと強いくらいとおっしゃっています。そのうちお一人は、かなりの酒好き。接種を受けるとき、「酒はどうだ?」と聞いたら、「ホドホドに」と言われたので、ホドホドに晩酌をなさったそうです(笑)。

Img_1585c  余談。寺町商店街の北の端で、若い女性が行列。これまで気づかなかったのですが、5月末からここで「おかしのとこち」がここで営業しているようです。毎日ではなく、ときどきのようです(それ故、気づかなかったと思います)。Facebookには「次回は6月20日」と書いてありました。Webサイトを見ると、クッキー、シフォンケーキなど、若い女性が好みそうなメニューが並んでいます。ネットショップもありました。ジジイが並ぶのは憚られます(苦笑)。故に、今日は寺町商店街の大黒屋さんで水饅頭をお買い上げ。

Img_1319c_20210620144101 【業務連絡】 2018年の秋、上之輪新田にコスモス畑が出現したことがありました(2018年10月17日:休耕田のコスモス畑発見……モズ、カワセミ、ゴイサギ、ムシクイ、ヤマガラ、エゾビタキ、ミサゴ、ジョウビタキと鳥も盛りだくさん(微笑)、2018年10月18日:上之輪新田のコスモス再チャレンジ……河口堰で魚道観察室からコサギ撮影、木曽川へも)。今年は、その場所は、田植が行われていました。今年は、コスモス畑はなさそうです。

Img_1637c_20210620174301 【オマケ】 夕方、外から「ロバのパン屋さん」の音楽が聞こえて来ました。巡回車は2台で、岐阜市を中心に半径1時間の範囲内を回っているとWebサイトにありましたから、そうそう見かけるわけではなさそうです。子どもの頃見た記憶はないのですが、あの音楽は何となく懐かしさを感じさせます。蒸しパンですから、好き好きがありそうで、ネットで検索すると、「ロバのパン まずい」という用語が候補に挙がって来ます。

2021年6月19日 (土)

雨読の日は、「久波奈名所図会」の解読他

0619amedas Img_0744c_20210619161801  日付が変わってから降っていますが、よく降っています。15時50分現在の24時間雨量は、53mm。午前中を中心にかなり強く降った時間帯もありました。右の写真は、朝7時頃、諸戸氏庭園、六華苑、長良川河口堰の方向を撮ったもの。雨に煙っています。

Img_0672c_20210619161801  ということで、今日は、「雨読」の日であります。午前中は、窓ガラスや風呂の掃除をしながら、しばらく前に始めた「久波奈名所図会」の読解作業を細々と続けていました。午後からは、予定通り、菰野の社会福祉法人の評議員会に出席してきました。

Img_0748c_20210619162901 Img_0756c_20210619162901  久波奈名所図会の解読は、影印校注本の釋文(右の写真)をスキャナで取り込み、OCRソフトで文字化したものを、原典の釋文と照らし合わせたものをまずつくり、これはこれでWordのファイルに保存します。続いて、ここからコピー&ペースとした別のファイルをつくり、それを現代文に直しています。読むのは読めますが、今では使わないことばや、それこそ、歴史的用語やら、歴史的な単位(長さ、重さ、お金)、和歌その他が出て来ますから、それを調べつつ、解読中。現在、原典のページ数で言うと51ページあたり(左の写真)。最初書は、影印部分を読もうと思ったのですが、私にはちょっとハードルが高いので、釋文を読むことにしたのです。

Img_0759c_20210619162901  以前にも紹介したことはあると思いますが、「久波奈名所図会」には、こうした絵や地図なども載っています。そちらは、今のところ手をつけていません。調べて見ると、パブリックセンターの講座で「解読 久波奈名所図会」というものがありました(こちら)。いずれは、こういう講座に参加するのもよいかも知れませんが、「一人でコツコツやるタイプ」なので(よく言えば)、取り敢えずは今のやり方で。物好きの暇つぶしです(苦笑)。

Img_0683c_20210619161801  評議員会は、13時半からでしたが、余裕を見て(どのルートで行けば、短時間で、渋滞にも遭わないかを探索中なのです)、12時過ぎに出発。今まで選んだルートでは渋滞に巻き込まれたり、ナビの言うとおりに走ったら、田舎の集落の細くて曲がりくねった道を案内されたりしていて、懲りたのです(苦笑)。今日は、ナビには頼らず、地図で見て、自分で選んだルートを採用。これが正解。片道45~50分で行けました。会議は1時間20分ほどで無事終了。今日の評議員会までが、前の任期。終了後からが新しい任期だそうです。

Img_0692c_20210619161801  という次第で、散歩には行けていません。アサガオ、サギソウ以外のベランダ園芸について。まずは、シラサギカヤツリ。以前は、メダカの睡蓮鉢に入れていましたが、それは止めました。最近、花が咲いてきています。といっても、本当の花は中心部の小さいもの。花のように見える、白く色づいている細長い三角形のものは苞(ほう)です。白いサギが飛んでいるように見えます。茎葉は繊細で、風に揺れて咲く様子は風情があり、涼しさを感じます。

Img_0728c_20210619161801  こちらは万年青(おもと)。昨年までより、葉っぱが青々として、元気になった感じ。芽が出て来ていましたので、つぼみも出て、花が咲かないかと期待したのですが、それは今年もありませんでした。調べると言いつつ、そのままですから、本当に調べないといけません。

2021年6月18日 (金)

京町のツバメの巣にヒナ……他は、ムクドリのヒナ・デーというところ

Img_0156c_20210618161101  昨日とは一転して、曇り空。梅雨らしいと言えば、そうなのですが、あまりの変わりようです。アメダスのデータでは、日照はほとんどありません。最高気温は24.1℃。いつも通り、7時半から散歩開始。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、吉津屋町、新築町、常磐町、再び京町、南魚町、田町、三崎通と6.3㎞。途中、薄日も差したりしましたが、湿度は高く、汗をかきました。

Img_0190c_20210618161101 Img_0199c_20210618161101  今日は、あちこちでムクドリ、しかもヒナをつれたムクドリをたくさん見ました。拙宅マンション内の小公園でも見ました。これらは、柿安コミュニティパークで見た光景。他にも2~3ファミリーがいました。羽毛の色が薄めなのが、ヒナたち。

Img_0221c_20210618161101 Img_0230c_20210618161101  九華公園について、鎮国守国神社の社務所の裏手を見たら、ビワの木にムクドリのひなが集まって大騒ぎ。ビワの実をつついていました。あまりマジマジとここのビワの実を見ていませんでしたが、鳥がつついた跡がけっこうたくさんあります。記事にはしませんでしたが、昨日は、この近くでハシブトガラスのヒナがビワの実を食べているのを見ています。

Img_0301c_20210618161201 Img_0391c_20210618161201  九華公園も鳥は少なく、頼みの綱は、こちらの鳥の餌台(微苦笑)。前管理人のOさん、8時に過ぎに登場。「用事があるけど、餌だけはやらないとイカンと思って来た」そうです。現管理人さんによれば、夕方には空っぽになっているそうです。餌が置かれるとじきにスズメたちがやって来ます。多いときには5羽くらい。「早く場所を空けろ!」という感じで、小競り合いになることもあります。

Img_0435c_20210618163001 Img_0262c_20210618161001  なかには、餌台の奥、屋根の真下まで入り込んで食べているヒナらしきスズメもいます。飾りにつけてある稲穂についたものもほとんど食べられていることは、以前にも書きました。しかし、よく見ると、残っているものがあります。食べ残しかと思って、沢って確かめたら、実が入っていないものでした。スズメ、なかなか賢い!

Img_0244c_20210618161101 Img_0248c  九華公園では他に見たのは、ハクセキレイ、ムクドリ、カワラヒワ、ツバメくらい。ツバメと言えば、今シーズンは、九華公園の堀の上空に来て、ヒナが飛行訓練をする姿を見ていません。去年など、6月に入るとそういう姿を何度か見かけたのに、ちょっと寂しい気がします(2020年6月1日:九華公園で巣立ってきたツバメのヒナ)。左の写真は、アガパンサス。咲き始めたばかり。右はアジサイ。いずれも管理事務所の南にて。

Img_0477c_20210618161001  貝塚公園では、巣立ってきたスズメのヒナが花壇のところに。貝塚公園では他に、ムクドリ、カワラヒワ、ヒヨドリなど。コゲラの鳴き声も聞こえたものの、姿は確認できません。

Img_0597c_20210618161001 Img_0611c_20210618161001  京町でのツバメの巣のチェック。京町Sでは、ヒナがいるのを確認できました。親鳥が、交代でやって来て、左の写真のような動作を繰り返していたのです。ここは信号交差点や寺町商店街の近く。三八市もあって車が混んでいましたので、新築方面を回って来てもう一度見たら、右の写真にかろうじて写っているようにヒナの姿。少なくとも2羽はいるようです。

Img_0582c_20210618161001 Img_0629c_20210618161001  京町Mの巣は、さらに修復が進んでいました。親ツバメがこのあたりを飛んでいるところも見ますが、昨日も、今日もそれはなし。右の写真は、田町の商店の巣。昨日と変わりなく、親ツバメが巣に就いていました。

Img_0519c_20210618161001  京町交差点で信号待ちをしているとき、かなり上空をアオサギが旋回していました。65倍ズームで撮ったものをトリミングして、これくらいの証拠写真。

Img_0651c_20210618161001 Img_0655c_20210618161001  鳥がいませんので、あちこちで花を見てきたのですが、左は、寺町交差点北のお宅にあるノウゼンカズラ。右の写真はその近所で咲いています。私にはよく判別がつかないのですが、アメリカノウゼンカズラか、ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの雑種である「マダム・ガレン」なのか?

Img_0637c  こちらは、ノウゼンカズラを見てきたお宅にある、たぶんヤマボウシ。ここのお宅には、いろいろの花木があり、いつも勝手に楽しませてもらっています。

Img_0489c_20210618161001  明日は、雨の予報ですが、午後から、菰野町にある社会福祉法人の評議員会が予定されています。昨年3月から依頼されて評議員となったのですが、それは前任者の残りの期間ということでした。今月、6月から4年間が新たな任期。ありきたりの表現ではあるものの、微力を尽くしたいという所存です。

2021年6月17日 (木)

梅雨の晴れ間は、夏の空

Img_0098c_20210617172001 午前中は、夏のような空でした。最高気温は、わずかに30℃には届かず、29.3℃。午後4時を過ぎて、通り雨。16時台に3mmの記録がありますが、短時間でしたのでけっこう降った印象があります。朝一番に家事を済ませ、今日は8時20分から散歩を開始。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、吉津屋町、南魚町、田町、桑名七里の渡し公園と、最近の定番コース。5.8㎞。10時40分頃に帰宅。鳥はあまりおらず。散歩する人も、いつも出遭う散歩友達の他はあまり見かけませんでした。冒頭の写真は、桑名七里の渡し公園にて、

Img_9710c_20210617171801  諸戸氏庭園前や、桑名七里の渡し公園、揖斐川沿いではほとんど鳥を見かけませんでした。スズメとムクドリが少しいたくらい。柿安コミュニティパークでは、駐車場沿いでクチナシの花が、少しずつ増えてきています。離れたところまであの甘い香りが漂ってきます。ただ、クチナシの花は、けっこう痛みやすく、また、下を向いて咲いていることも多くて、写真を撮るのには苦労します。

Img_9739c_20210617171801 Img_9778c_20210617171901  九華公園には8時40分頃到着。幸い、散歩友達のYさん、前管理人のOさんと会えました。公園内某所の鳥の餌台は、スズメの幼鳥専用と化しています。「子どもの頃から、こんな贅沢をしてもよいのか?」といって笑い合っていますが、楽しみであることに間違いはありません。前管理人のOさんは、もう1つ造って置こうと考えておられるようです。

Img_9815c_20210617171901  奥平屋敷跡ではスズメのみといってよいくらい。あまりに鳥が少ないので、たまにはカワウさん。といっても、冬頃から九華公園に来るカワウの数も激減しています。最近は1羽いるかいないか。冬から春咲きにかけては、2,3羽から数羽くらいでした。最近、揖斐川から水を入れることがほとんどなくなっていますので、エサとなる魚が入ってこないためではないかと思っています。

Img_9849c Img_9871c_20210617171901  鎮国守国神社の境内で、メジロやシジュウカラの鳴き声がしていました。メジロは久しぶり、シジュウカラは最近ヒナも単独行動をしているようで、見かけることが少なくなっています。それ故、証拠写真レベルではありますが、載せておきます。撮るのには、けっこう苦労しました(苦笑)。

Img_0011c  貝塚公園、内堀南公園は相変わらず。貝塚公園には、スズメ、カワラヒワくらい。内堀南公園には何もおらず。恒例によって、京町でツバメの巣のチェック。京町Hでは、一昨日の予想通り、ヒナはいませんでした(2021年6月15日:特に変わらず(苦笑)……カワセミは見たものの、写真には撮れず仕舞い)。巣立ったものと思います。

Img_0015c_20210617171901 Img_0029c_20210617171901  京町Sでは、今日も親が交代で巣に就いていました。もうそろそろヒナが孵ってもよい時期なのですが、どうでしょう。京町Mでは、巣の修復が着々と進んでいます。それにしても、奥の巣で一度ヒナを育てたツバメがこちらを使っているのか、それとも別のツバメのペアが来ているのか、分かるものなら知りたい(微笑)。

Img_0077c  田町の商店の巣でも、親ツバメが巣に就いていました。こちらは、ヒナ誕生には、もう少し時間がかかる気がします。

Img_0056c_20210617171901 Img_0064c_20210617171901  ちょっと話が戻りますが、記憶のために(笑)。仏眼院でヤマボウシが咲いていました。さらに、西魚町の角にあるお宅でノウゼンカズラが満開と言って良いくらい。よく見て歩くと、あちこちにヤマボウシやノウゼンカズラがあります。

Img_0068c_20210617171901  この西魚町のお宅には、たぶんアジサイと思いますが、ちょっと珍しいかと思います。鳥がいませんから、花を見て歩いているのです(苦笑)。本当は、弥富の三ツ又池公園でカイツブリ、また、東員町の万助溜でチョウトンボなどを見に行きたいのですがねぇ。平日は、娘が車を使っていますし、三重県にはまん延防止等重点措置(四日市だけ適用ではありますが)、愛知県にはまだ緊急事態宣言が続いていますから。

Img_9700c Img_9938c_20210617171901  午後からは、昨日の授業のQ&A書きの続き。一応仕上げ、プリントアウトしてあります。夜、チェックし、修正が必要なら直して完成の見込み。学生たち、皆熱心に質問や感想を書きますので、その熱意に応えようとついついたくさん取り上げてしまいます。そうすると、補足説明の分量が増えてしまう始末(苦笑)。写真は蟠龍櫓。遠くに七里の渡し跡にある伊勢一の鳥居も見えます。せっかくの梅雨の晴れ間。気持ちよい写真をと思ったのですが、いかがでしょう?

Img_9649c_20210617171801 Img_9656c_20210617171701  アサガオ日報。先日数えたときは、本葉は5~6枚でした。が、蔓はかなり伸びてきて、放っておくと、となりにある金のなる木に絡みついています。そろそろ間引き、摘芯をして、リング付支柱を立ててそれに沿わせた方がよいかも知れません。小さい方の鉢のアサガオはまだこれから。

Img_9660c_20210617171701  サギソウも順調と思います。7月に入る頃には、つぼみが伸びてくると期待しています。

Img_0001c_20210617171901  明日は、日中は曇りの予報。散歩はできそうです(微笑)。写真は、九華公園近くのお宅で見かけた植物。寺町の花甚さんで同じようなものを売っていた記憶があるものの、名前その他が思い出せません。

2021年6月16日 (水)

帰りは大雨(爆)

0616rain  大方のご期待を裏切らず(?)、雨になりました。しかも、帰り道には大雨(爆)。帰りは、江戸橋駅を12時42分発の名古屋行き急行に乗車。桑名には、13時22分着。アメダスの記録でお分かりのように、桑名では、13時台にかなり降っています。しかし、途中、四日市駅を出てから近鉄富田駅あたりまでは、土砂降り。バケツをひっくり返したようなと言うか、前が見えないくらいの豪雨でした。それに比べればマシではあります。リモートワークをしていた息子が、合間を見て桑名駅まで迎えに来てくれ、助かりました(微笑)。

Dscn4124c  今日で、江戸橋での仕事も9回目。昨日も書きましたように、これで、晴れ・曇り・雨とも3回ずつとなりました。残りは試験を含め、7回。さてどうなりますか? 授業の方は、今日もエアコンが入っていて快適で、やや時間が押し気味だったものの、順調(というのは、主観的評価ですが)。来週は、DVD視聴、再来週は演習と、具体的、実践的な内容に進んでいます。

Dscn4126c  今日は授業終了後、来週に備えてDVDがきちんと投影できるか、チェック。非難しているわけではありませんが、機材が古いので、動作にイマイチ信頼性がおけないという状況。試してみたら、映像はきちんとしていたのに、音量がバカでかい! 頭が痛くなりそう(苦笑)。音量調整をどこでするかしばらく分からず、ちょっと困りました。が、マイクのアンプの下の方にあるつまみに「ビデオ音量」と小さい文字があるのを発見(微笑)。これでたぶんオーケー。

Dscn4119c  ツバメの巣が2ヶ所にあります。校舎にある方は、一部崩れていて、ツバメもヒナも見ないようです。こちらの写真は、非常勤講師控え室の前の軒下にある巣。何度か見たものの、ツバメが来ているところには出遭わず。ヒナの声もしていないようでした。ウ~ン、残念。

Dscn4112c  さて、通勤電車から見た風景。前にも書きましたように、一昨年通っていた時に比べ、電車は空いていますので、往復ともたいてい座れます。どちら側に座れたか、クロスシートか、ロングシートかによって多少景色が違います。クロスシートの窓側に座れると、写真も撮れますが、ロングシートではちょっと憚られます。塩浜から江戸橋まではけっこう水田風景が続きます。ところどころにダイサギ、コサギ、アオサギがいるのが見えます(今日は、うまく写真は撮れていません)。

Dscn4115c  往きに白子駅で止まったとき、「夏越大祓」のポスターが目に入ってきました。昨日、ブロ友さんのブログの記事で関連する内容があったのですが、今日はもう6月16日。いつの間にか、夏越しの大祓も間近になっています。これは、鈴鹿市にある椿大神社の夏越しの大祓の案内。椿大神社、鈴鹿で働いている時にはときどき出かけましたが、もう30年以上お参りしていません。6月30日に夏越しの大祓式が行われるとありました(こちら)。直径3mの茅の輪が設けられるそうですが、あいにくこの日は、江戸橋での仕事。

Dscn4117c  白塚駅には車両基地があります。正式には、「明星検車区白塚車庫」だそうです。ここにあの「つどい」が留置されています。近鉄2000系電車なのですが、2018年7月に近鉄エリアキャンペーン「開湯1300年 ゆこうよ 湯の山」の実施に合わせて「足湯列車」に改良されました。近鉄ハイキングで湯の山に出かけたときにも、湯の山温泉駅で見てきました(乗ったことはありません)(2018年10月20日:20181020近鉄ハイキング「芸術の秋!鈴鹿山脈を望み湯ったりウォーキング」へ……菰野駅をスタート、五郎兵衛地蔵、三滝川ジョギングコース、大羽根園運動公園から湯の山温泉駅、観光列車「つどい」もしっかり見てきました(完))。残念ながら、昨年からは新型コロナの影響で、運行されなくなってしまっています。

Dsc_0135c  帰りの名古屋行き急行が江戸橋駅に入ってきたとき、小躍りしました(微苦笑)。近鉄志摩線開通90周年を記念した、三重交通志摩線時代の塗装を再現した復刻塗装列車です(こちら)。2019年7月18日から運行されています(こちら)。2019年12月14日、名古屋で出張相談会をした帰りに1度乗ったことがあります(出張相談の行き帰りに俄鉄ちゃん)。まだこの塗装で走っていたとは思いませんでした。乗ったのは2回目。

 明日は、朝から晴れの予報。暑くなりそうですが、例によって散歩生活をしたいところ。そのためにも、今日の授業のQ&Aを早めに仕上げるか、仕上げられる見通しをつけたいところ。

2021年6月15日 (火)

特に変わらず(苦笑)……カワセミは見たものの、写真には撮れず仕舞い

Img_9233c_20210615170701 Img_9596c_20210615170701  29.2℃と真夏日の一歩手前でした。晴れは、今日まで。今夜から木曜の朝まで雨という予報です。いよいよ、江戸橋に出かける日は雨……(苦笑)。まぁ、それは明日のこと。今日は、今日でいつも通り、7時半から散歩。コースもまたいつもと同じく、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、吉津屋町、南魚町、田町、桑名七里の渡し公園と5.8㎞。天気はよかったものの、散歩する人は少なめ。蒸し暑いためかも知れません。アジサイは、田町交差点付近で。

Img_9228c_20210615170701  行きがけに桑名七里の渡し公園の前で、シジュウカラ。これは大人。九華公園では、つい先日までヒナをつれて、ファミリーで移動していましたが、最近は、ヒナも単独行動をするようになった印象。この他、九華公園までで見たのは、スズメ、ムクドリ、カワラヒワ、ドバト、ハシボソガラスなど、いつも通り(苦笑)。

Img_9286c_20210615170801 Img_9381c_20210615170801  九華公園内某所の鳥の餌台。昨日はOさんが来ず、鳥たちは「欠食児童(歴史的用語!)」(ご本人の弁)。今日はOさんが登場し、餌を置くとすぐにスズメたちがやって来ました。多いときには、同時に3羽がこの餌台に来ており、そばで順番待ちが起きるくらいの人気スポットになっています。この餌、たぶん午後まで持てばよい方。

Img_9454c_20210615170701 Img_9466c_20210615170701  九華公園では、鎮国守国神社の社務所裏でカワセミが飛ぶのを目撃したものの、一瞬の出来事。おおよそどこへ行ったか見当をつけてしばらく待ったものの、現れず。写真も撮れず仕舞い。九華公園でカワセミを見たのは、3月12日以来(2021年3月12日:九華公園では珍しいコガモ……シメ・デーも開催、カワセミも登場)。他に見たのは、スズメ、カワラヒワ、ハクセキレイのメス、ムクドリ、ドバト、ハシボソガラスくらいで、いつも通り(苦笑)。写真のカワラヒワは、いずれも奥平屋敷跡にて。しばらくここにはやってきませんでしたので、久しぶり。

Img_9503c_20210615170701 Img_9529c_20210615170701  貝塚公園、内堀南公園ではこれという鳥はいません。京町Hのツバメの巣へ。親と変わらない体つきになってきましたが、まだエサをもらっています。

Img_9533c  しかし、こんなシーンも見られ、今にも飛び立つか!と思ったくらい。今度見に行ったら、もう巣立ってしまっているかも知れません。

Img_9546c_20210615170701  桑名市博物館のところには、スズメも巣をつくっているようです。カメラはいつも手持ちで、三脚など持って歩きませんので、なかなかよいシーンは撮れませんが、これが証拠写真。博物館の看板の上に瓦屋根が載っています。その隙間から出入りしているのです。

Img_9568c_20210615170701 Img_9572c_20210615170701  左の写真は、京町Sの巣。まだヒナの姿は見えません。右は、京町M。巣の補修が進行中ですが、まだ完成には至っていません。

Img_9608c_20210615170701  こちらは田町の商店の巣。親はマジメに巣に就いています。ここの巣が修復されているのに気づいたのは、うかつにも6月1日(2021年6月1日:鳥の餌台は、来客ゼロ)、親が巣に就いているのを確認したのは6月5日(2021年6月5日:コロナワクチン接種、第1回目終了【ワクチン接種その後について追記(6/6)】)。近いうちにヒナが孵る可能性が高いと思います。

Img_9586c_20210615170701  鳥が少なく、カワセミも見ただけで終わりました(苦笑)。何かおもしろいもの、ことはないかと思って歩いていたら、南魚町で、「屋根の上の鍾馗様」を発見。と書いてきて、前にも「見つけた」ような気もすると思って調べたら、ありました。2017年3月22日の記事で触れていたのです(ツバメ見参……エナガの尾曲がり、屋根の上の鍾馗様も)。長期記憶は保たれているようです(爆)。屋根の上の鍾馗様、京都など関西方面で多いようですが、桑名でもときどき見かけます。

Img_9599c_20210615170701  冒頭にも書きましたが、明日は江戸橋での仕事。雨予報です。今シーズン、これまでの8回(いつぞや9回と書きましたが、それは勘違い)のうち、晴れ、曇りがそれぞれ3回、雨は2回となっています。こんなところでバランスを取ってくれなくてもよいのですがねぇ。まぁ、「淡々と飽きもせず……」のモットーで行ってくることにしましょう。

Img_9624c_20210615170701 【大いなる余談】 東京オリンピック・パラリンピックは、何があっても開催する方向に進んでいるようで、最近は、何だか気味が悪くなってきました。管総理は、G7サミットで「各国首脳から東京オリンピック・パラリンピックの開催に力強い支持を得た」と語っていますが、G7の声明では、「新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴として、安全・安心な形で2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催することに対する我々の支持を改めて表明する」と述べているに過ぎません。このどこに「力強い支持」があるのでしょう。「安全・安心に開催することに対する我々の支持を改めて表明」しているだけです。コミュニケの和訳全文はこちらにあります。しかも、コミュニケの最後の70番目になってようやく、東京オリパラについて触れられています。「安全・安心」はお題目のように唱えられているだけ。安全は、客観的に、科学的に保証されるもの(ただし、私自身は、ゼロリスクを求めているものではありません)。それに対して、安心は心理的な問題。安全がかなりの確率で保証されるが故に安心できるのです。

Img_9247c_20210615170701  前にも書きましたが、政府分科会の尾身茂会長が、「今の状況で(五輪を)やるというのは、普通はないわけですよね、やるということであれば、オーガナイザー(主催者)の責任として、開催の規模をできるだけ小さくして、管理の態勢をできるだけ強化するというのは、私はオリンピックを主催する人の義務だと思う」「そもそも、今回のオリンピック、こういう状況のなかで、一体何のためにやるのか。目的ですよね。そういうことが、ちょっと明らかになってないので。このことを私はしっかりと明言することが、実は人々の協力を得られるかどうかという、非常に重要な観点だと思う」と語っておられます。これに尽きると、不詳私めも考えます。それなのに、説明はしない、辻褄の合わないことばかり言ったり、やったり、やろうとしたりしています。管総理も、丸川オリパラ大臣も、橋本委員長も、言うことに説得力はまったくありません。開催都市の知事である小池さんは、何を考えているのか、オリンピックについてはあまり何もいいません。これも不気味。ことは、日本だけの問題ではありません。パンデミックが収まっていない国・地域は多数ありますし、日本以上にワクチンが行き渡っていないところも多いのに。

 というぼやきは、私などが書いても「屁の突っ張りにもなりません」ので(失礼)、現時点では、これ以上は書かないつもり。あとは、これまで通り、淡々と飽きもせず……、晴歩雨読、散歩生活ときどき仕事の3つのモットーで暮らすことにします。

【追記(6/16)】 これ以上書かないと書いたのに追記するのもどうかとは思いますが、日刊ゲンダイの記事によれば、「英米加3カ国は日本の『努力』への支持にとどまる“塩対応”。菅首相との会談で『開会式への出席を楽しみにしている』と踏み込んだのは、マクロン仏大統領のみ。フランスは次の夏季五輪の開催国。その点を差し引いて考える必要がある」「独伊の両首脳から開催支持の言質を取れなかったことも踏まえれば、『全首脳から力強い支持を得た』なんて表現は、いくら何でも誇張が過ぎる」「サミットはよほどのことがない限り、各国の利益に配慮して進みます。五輪開催がサミットのメインテーマではない以上、支持の文言は言ってみれば“飾り”みたいなもの。『力強い』かどうかは菅首相の主観に過ぎず、胸を張れるほどの内容ではないのです(名古屋大学大学院特任教授・春名幹夫氏)」。『結語』だけに盛り込んだのは、サミットで正式な議論を経ていないからで、声明をまとめる最終段階で、日本政府の事務方が文言を調整して差し込んだのではないかと推測されるそうです。誤魔化しですねぇ。日刊ゲンダイも、「要するに、菅首相が『安全・安心な五輪開催』と言っている以上、“やりたければどうぞ”。G7として特段、否定するつもりはないということだ」とまとめています。

2021年6月14日 (月)

九華公園にゴイサギ登場……2ヶ月ぶり

Img_9187c_20210614180201  未明に降り始めた雨も、7時半頃には上がりました。天気予報では、次第に晴れてくるという予報でしたから、7時40分頃から散歩を開始。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、吉津屋町、南魚町、田町、住吉浦休憩施設、東太一丸公園からバローへ行って帰宅。6.6㎞。バローでは、またもや100均ショップ・ワッツへ。アサガオの鉢に小バエがたかっていますので、小バエ取りを購入。気温は27.8℃。晴れてきたら、少々暑い感じ。

Img_8889c_20210614180301  今日のトップは、こちら。鎮国守国神社の社務所裏に、久々にゴイサギが登場。九華公園では、今年4月12日以来(2021年4月12日:昨日のホシゴイは留守番ではなく「先触れ」でした……貝塚公園でコゲラの姿を捉える)。今日は、この1羽のみ。例年の観察からすると、梅雨入り頃からゴイサギが戻って来ます。楽しみがちょっと増した感じ。

Img_8790c_20210614180301 Img_8810c_20210614180301  さて、話を戻して、最初から。拙宅マンション内の小公園にハクセキレイ。見た感じでは、幼鳥。ベンチにいました。この他、スズメのヒナも。スズメのヒナは、諸戸氏庭園前の桜並木の下にもいました(右の写真)。最近、巣立ってきたのかも知れません。だとすると、二番仔のようです。

Img_8819c Img_8855c_20210614180301  住吉神社の前では、カワラヒワが2羽。珍しいと思われるかも知れませんが、実は、住吉神社あたりには、カワラヒワはよく来ています。三の丸水門近くの揖斐川の高水敷では、ホオジロのオス(右の写真)。このあたりでときどき見かけます。

Img_8882c_20210614180301 Img_8927c_20210614180301  九華公園には8時5分頃到着。相撲場近くには、スズメの親子。巣立ったヒナを連れてきているようでした。やはり、スズメたち、二番仔の巣立ちシーズンと思われます。ゴイサギはいたものの、今日も全体としては、鳥はあまりいません。奥平屋敷跡でハクセキレイ。他にはスズメ、ムクドリが少し。

Img_8964c_20210614180201 Img_8998c_20210614180301  公園内を半周して、再び北門のあたりへ。近くの堀にツバメが2羽。「今頃?」と思うのですが、巣材を取りに来ているようでした。枯れ草や、枯れた銀杏の葉っぱを咥えて飛んでいきました。

Img_9022c_20210614180301 Img_9033c_20210614180201  鎮国守国神社の境内、稲荷社の近くでカワラヒワのペア。写真はピンぼけでしたので割愛しますが、もう1羽が羽毛を集めていました。このペア、これから営巣するのでしょう。外周遊歩道で、チラッとシジュウカラのヒナ。この間まで、ファミリーでまとまって移動していましたが、今日はこのヒナ1羽のみ。

Img_8914c_20210614180301  公園内某所の鳥の餌台。今日は、Oさんは現れず。それ故、スズメたち、餌はもらえず。今日から明日にかけては、自力で餌を採ってもらいましょう(微苦笑)。それにしても、今日は、雨上がりということもあってか、散歩する人はきわめて少なし。歩いている途中で出遭った散歩友達は、一人のみ。

Img_9079c_20210614180201 Img_9097c_20210614180201  京町でツバメの巣のチェック。京町Hの巣のヒナは、もう親と同じくらいの大きさ。見た目もすっかりツバメらしくなりました。巣立ちは近いと思いますが、まだ餌をもらっています。右の写真は、京町S。まだ親が巣に就いています。ヒナは孵っていない様子。

Img_9113c_20210614180201 Img_9125c  京町M。車庫の天井に2つ巣があります。手前の方の修復が進んでいました。ツバメの姿は、私がいったときにはありませんでした。右の写真は、田町の商店の巣。ここも親ツバメが巣に就いています。ヒナが孵るまでには、もう少し日にちがかかるでしょう。

Img_9146c_20210614180201 Img_9171c_20210614180201  バローのワッツに行ったのですが、バローは10時開店。時間調節と、歩く距離を稼ごうと、住吉神社脇の住吉浦休憩施設から六華苑の外側を半周(東側から北側)。左の写真は、長屋門と大イチョウ。洋館の塔屋も少し見えています。右の写真は、北側の門から覗いて撮ったもの。今日、六華苑は休苑。ちなみに、住吉浦休憩施設では、リンク先にもありますように、桑名名物・アイス饅頭(マルマン製)を売っています。もう少し暑くなったら、食べたいと思うのですが、アイス饅頭は固いので、要注意。

Img_9181c_20210614182901  バロー桑名東店。たまに出かけます。冒頭の写真にも写っていますが、拙宅から徒歩5分もあれば十分に行けます。私が行くのは、100均ショップくらい。ごく希にスーパーバローや、赤のれん、併設のスポーツDepoにも登場します。冒頭に書いたように、100均ショップ・ワッツで小バエ取りを購入してきました。昼に置いて、夕方見たら、すでに小バエがけっこう入っていました。ちなみに、散歩途中、住吉神社近くで会った散歩友達に、ここでも遭遇(苦笑)。「おい、待ってたぞ」と言われました。

Img_9116c_20210614180201  明日は、午前中は晴れるという予報ですが、水曜日はアヤシい(苦笑)。ジンクス再来かと……。

 

2021年6月13日 (日)

鳥の少ない時期、「餌台」が救いの神

Img_8409c_20210613134201  梅雨空が続いています。今日は最低気温が22.0℃、最高気温は今のところ(14時頃)、24.3℃とほとんど変わらず。河口堰方面でオオヨシキリや、万助溜でチョウトンボが出ていないかなど行きたいとは思うものの、雨に降られるのもイヤだと思い、普段通り。しかし、今日も散歩中に小雨に見舞われました(苦笑)。懲りないというか、少々降っても平気というか。いつも通り、7時半から散歩開始。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、吉津屋町、新築町、アピタ桑名店(新光堂書店へ)、常磐町、御坊さん、寺町と6.5㎞。今朝も、96歳の方に出遭いました。お元気です。

Img_8420c  拙宅マンションを出てすぐにハクセキレイが1羽。しかし、写真は撮れず。昨日と同様、揖斐長良川の中洲からはオオヨシキリの鳴き声。三の丸水門のところまで来たら、揖斐川のまん中あたりにカルガモが2羽。一昨日、三の丸水門近くの高水敷にもカルガモが上がってきていました。同じカルガモかも知れません。

Img_8450c Img_8463c_20210613134101  九華公園までほぼ15分。今日も途中では、鳥がほとんどいませんので、超スピード散歩(本当は、1㎞あまりですから、まぁ普通に歩くペースなのですが)。鳥の餌台、行ってみたら餌はスッカラカン。離れて見ていると、スズメたちが「まだか」とばかりに、入れ替わり立ち代わり、チェックに来ます。

Img_8536c_20210613134201 Img_8588c_20210613134201  Oさんが餌を補給してくれると、しばらくして、スズメがやって来ます。餌台にすぐにやって来るのは、ヒナが多いようです。大人たちは、まずは下にこぼれた餌を拾っています。次第に餌台まで上がってくる大人のスズメも出て来ます。鳥が少ない今の時期、バードウォッチングにはこの餌台は、救いの神(微苦笑)。

Img_8506c_20210613134101 Img_8494c  ところで、梅雨空ですと、産卵に上がってくるミドリガメは少ない印象があります。昨日は見かけず、今日は、左の写真の1匹のみ。奥平屋敷跡にあるステージの裏手で穴を掘っていました。しかし、毎度同じことを書きますが、卵を産んでもかなりの確率で、カラスにほじられ、食べられてしまいます。

Img_8639c_20210613134101 Img_8695c_20210613134101  鎮国守国神社の境内でカワラヒワ。ペアでいて、もう1羽は羽毛をたくさんくわえていました。まだこれから営巣するようです。外周遊歩道の南側で、ヒヨドリ。あまりにも鳥がいないので、ヒヨドリの写真も撮ったというワケ(苦笑)。

Img_8734c_20210613134101 Img_8744c  内堀公園は側を通過したのみ。京町Hの巣では、1羽のヒナが元気でした。羽ばたいていましたので、巣立つのも遠くはないかも知れません。京町Sの巣、留守かと思ったのですが、いました。そろそろヒナが孵ってもよいと思うのですが、どうでしょう。

Img_8670c  このあと、アピタの本屋へ。新聞広告に載っていた、欲しいと思った本はまだ入っておらず。代わりに文庫本を1冊。その後、御坊さんにお参りして、三八市を覗いて帰途へ。住吉入江あたりまで来たら、また、ポツポツと降ってきました。散歩友達のYさんに久しぶりに会ったものの、ゆっくりと話すこともできず。Yさん曰く、「コロナのワクチンを打つのを迷っていた」とか。ちょっと話をしたら、「それじゃ、明日予約するか」ということに。

Img_8661c Img_8654c  余談。先週、九華公園ではツツジの剪定作業が行われていました。しかし、ごく一部ではバッサリ切られていました。また、切り方が荒っぽいところもたくさんあります。神戸櫓跡のあたりでは、バッサリ切られ、見通しがよくなっていました。「切り方が荒っぽい」ところは、前管理人のOさんに伺ったら、エンジントリマーで刈るときに、機械を速いスピードで動かしたから、「ぶった切った」ようになったのだそうです。ゆっくり動かせば、切り目はもっときれいになるそうです。このように「ぶった切って」しまうと、来年、花が咲かない可能性も高いとか。それは、ぶった切っただけでなく、木全体(根っこも含め)を揺さぶってしまう結果になるので、よくないのだそうです。来年のツツジが心配になります。

Img_8371c_20210613141001 Img_8376c_20210613141001  アサガオ日報。順調です(とはいえ、今の時期、水やりをきちんとすればよいだけ)。大きい鉢の方は、本葉がもう3~4枚出てから、丈夫そうな苗を選んで、他は間引く積もり。さらに、先日書いたように摘芯して、脇芽を伸ばします。小さい鉢の方も、同じようにすると思いますが、去年のように「藪仕立て(爆)」でもおもしろいかなどと思ったりしています。

Img_8430c_20210613134201  明日は、市民大学郷土史学科の第2回の予定でしたが、先日、パブリックセンターから連絡があり、「まん延防止等重点措置が出ているので、6月は中止。次回は、7月」となりました。その後、桑名市のまん延防止等重点措置は、今日までになりましたが(こちら)、今さら元には戻せないようで、連絡はありません。水曜は、いつも通り、江戸橋での仕事。土曜日は、社会福祉法人の評議員会で菰野へ出かける予定。

2021年6月12日 (土)

梅雨空、戻る……鳥の餌台は大繁盛

Img_8368c_20210612171601  梅雨空が戻って来ましたし、散歩中にいささか降られました。プチ遠征も考えたものの、雨に降られるとイヤだと思って、いつものように、朝7時半から歩き始め、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、寺町商店街、住吉入江と5.8㎞を歩いて、10時15分頃帰宅。貝塚公園あたりから、ときどき小雨に降られました。散歩に出てすぐ、諸戸氏庭園前のベンチに、ずいぶん久しぶりにお目にかかる男性の姿がありました。今は、たぶん御年96歳になられたはず(私のオヤジが生きていれば、同い年)。以前は、住吉神社から柿安コミュニティパークあたりでよく出遭っていました。「若い頃(90歳くらい)は、伊勢大橋を渡って、河口堰を回って歩いていた」とおっしゃった方。「最近は、あまり歩けなくなったので、このあたりを一周して、1㎞くらいしか歩いていない」とはおっしゃるものの、矍鑠としておられます。こういう出会いがありますと、元気が出てきます(屁理屈を言いますが、元気は「もらう」ものではありません。「出てくる」あるいは「湧いてくる」ものです)。

Img_7882c_20210612171601  さて、揖斐長良川の中洲からはオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえてくるものの、相変わらず鳥影はあまりありません。九華公園に着くまでに見たのは、スズメ、ムクドリ、ドバト、カワラヒワ、ツバメくらい。我が家から九華公園の北門までは1㎞あまりありますが、20分足らずで到着します(苦笑)。

Img_7942c_20210612171601  九華公園でも鳥は少なく、今日も楽しみは、某所の餌台観察。昨日の朝、餌を補給してもらったにもかかわらず、今朝8時頃には、すべて食べ尽くされていました。「一粒も残っていない」と言っても過言ではありません。Oさんには、皆さんが、「毎日、餌やりに来てもらわないいけませんね」と言っています。

Img_7993c_20210612171701  私に少し遅れて、Oさんがいらして、餌を補給。餌を置いてすぐは、スズメたちは、餌台には来ません。その下にこぼれ落ちた餌を啄んでいます。そのうちに、餌台の方にもやって来るというパターン。見ていますと、餌台に同時に来るのは、3羽くらい。最初の内は、餌台に来て、餌をくわえては離れたところへ行って食べていましたが、最近は、ここにしばらく滞在して食べていきます。

Img_7993c_20210612171701 Img_8012c_20210612171701  今日、見ていたら、ヒナを連れてきて、親がくわえた餌をヒナに食べさせるという場面も見られました。親スズメ1羽にヒナ2羽というときもありました。

Img_8109c_20210612171601  朝日丸跡で、ハクセキレイのオス。餌になる虫を捕まえたようでした。ハクセキレイ、この頃少しずつ見る機会が増えています。

Img_7903c_20210612174601 Img_7907c_20210612174601  九華公園の花菖蒲は、すっかりオシマイという感じです。写真を載せると、イメージダウンになりかねませんので、止めておきます。公園内にはアジサイはさほどありません。管理事務所の南あたりに10数本。

Img_8175c_20210612171601 Img_8182c_20210612171601  貝塚公園、内堀南公園では鳥は、やはりあまりいません。小雨が降ってきました。折りたたみカサは持っていましたが、ちょっと急ぎ足でツバメの巣のチェックへ進みます。京町Hの巣を見て、ビックリ。大丈夫か? と思ったら、親鳥が来たら動き出しました。寝ていただけのようでした。

Img_8195c_20210612171601 Img_8204c_20210612171601  左は、京町Sの巣。今日は、親ツバメが巣に就いていました。5月25日頃、修復を終えていました(2021年5月25日:今日も、シジュウカラのヒナ【オリンピックについて余計なつぶやきを追加(5/25)】)。ツバメの抱卵日数は、13~17日といいますから、そろそろヒナが孵ると思います。右は、京町Mの巣。2つある内、手前のもの。修復は続いているようですが、顕著に進んだとはいえない印象でした。

Img_8224c_20210612171601  寺町商店街のベンチで一休みしてから住吉入江方面へ。昨日、寺町交差点の北のお宅で、ノウゼンカズラのつぼみがあったと書きましたが、今日は早速、4輪とも咲いていました。去年は6月15日に咲き始めました(2020年6月15日:九華公園の珍客とベランダの新住人……メダカの赤ちゃんも生まれました)。毎年同じことを書きますが、強烈なオレンジ色ですから、まさに夏の花というイメージ。

Img_8239c_20210612171601 Img_8311c_20210612171601  住吉入江。実は、寺町のベンチで休んでいたら、散歩の時にときどきお目にかかる女性から声をかけられました。「よく歩いていますね」と(苦笑)。「鳥を見ながら歩いている」と答えたら、「最近、きれいな鳴き声が聞こえる」とおっしゃいます。たぶんイソヒヨドリのこと。寺町、吉津屋町、京町、八間通、拙宅あたりと出没しています。そういう話をしたあと、住吉入江でイソヒヨドリに遭遇。メスばかり。ヒナもいました。見たのはたぶん、合計3羽。

Img_8352c_20210612171601  諸戸氏庭園。春の特別公開は明日まで。今日、明日と、10時半から12時、また、13時から15時、藤茶屋でかき氷のサービスがあるそうです。この間訪ねたときにもして欲しかった(苦笑)。メロン、桃、レモン味のシロップの甘くておいしいかき氷だそうです。

Img_8146c_20210612171601  ところで、あちこちに緊急事態宣言や、まん延防止措置が出ていますので、JRさわやかウォーキングは、6月20日まで中止。新型コロナが流行し始めた去年以来、中止がほとんどで張り合いがありません。近鉄ハイキングも、名古屋地区は常設コースの応用パターンという感じ(こちら)。あんなに入れ込んだのにという気がします。来年くらいになれば、コロナも落ち着いて、またJRさわやかウォーキングや近鉄ハイキングに行けるでしょうか。明日も、午前中、ときどき雨という予報。微妙ですねぇ。

2021年6月11日 (金)

柿安コミュニティパークでクチナシの花が咲く……リニューアルオープンしたワッツを偵察

Img_7855c_20210611161501  最高気温は26.5℃に留まりましたが、南寄りの風で湿気が多い感じ。天気がよいのは今日まで。明日以降は、梅雨空が戻ってくるという予報。去年は、昨日・6月10日に梅雨入りしています。7時半から、いつものように散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、新築町、常磐町、御坊さん、寺町、スーパー・バローにあるワッツ(100均ショップ)と、6.8㎞。よく歩きました。ワッツは、元ミーツでしたが、5月末にバージョンアップ。パソコン教室のあったところにも進出して、売り場面積を拡大し、ブランド名をワッツにしたのです。偵察を兼ねて行ってきたという次第。

Img_7595c_20210611161601 Img_7602c_20210611161601  例年通り、また、いつものことながら、鳥は少ない。三の丸水門につくまでに出遭った鳥は、スズメ、カワラヒワ、ムクドリなど。それも、今日も少数。三の丸水門のところから揖斐川方面を眺めて、ビックリ。高水敷にカルガモが2羽! こんなところでカルガモを見たのは、たぶん初めて。写真を撮っていたら、こちらに気づいたようで、慌てて揖斐長良川の中洲(十万山)方面へ逃げていきました。

Img_7626c_20210611161501 Img_7622c_20210611161501  柿安コミュニティパーク。駐車場の周囲にクチナシが植えられています。昨日はまだでしたが、今日は花が少し咲いて来ていました。火曜日に訪ねた諸戸氏庭園では、その時、すでに咲いていました(2021年6月 8日:20210608諸戸氏庭園の花菖蒲)。

Img_7687c_20210611161501  九華公園でも鳥は少なく、スズメ、シジュウカラ、ハシボソ&ハシブトカラス、カワラヒワなど。もっともよく見たのは、スズメ。シジュウカラには、朝日丸跡で出遭ったのですが、写真はうまく撮れず仕舞い。サンゴ樹の木にいたのですが、なかなか表側には出てこなかったのです。

Img_7647c_20210611161501  公園内某所の鳥の餌台。昨日、制作者のOさんが餌を補給して行かれたのですが、減っています。それに、あの飾の稲穂、ほとんど食べ尽くされていました。こちらの方が、スズメの好みなのでしょうか。稲穂の方を食べているところを見てみたいものです。

Img_7741c_20210611161501 Img_7749c_20210611161501  これは毎日見ているキッチン寿さんのところのアジサイ。毎日見ていますが、それでも少しずつ紫っぽくなっている気がします。またいずれ、何日分かの写真を並べて、比べてみましょう。その近くで、コシアキトンボ。メスか、未成熟のオスか。かなり前から飛んでいたのですが、なかなか止まってくれなかったのです。

Img_7769c_20210611161501 Img_7773c  はあぶ工房Togetherでは、最近、野菜直売が始まりました。冬にミカン、春先にタケノコを売っていたところ。昨日、気づきました。今は、玉ねぎ(3~4玉で¥200)、大根(3本で¥100)、ジャガイモ(約1㎏で¥250)。大根は、鮮度を保つため、注文してから持ってきてくれるとありました。いずれも有機栽培だそうです。

Img_7785c_20210611161501 Img_7819c_20210611161501  貝塚公園、内堀公園にもスズメくらい。途中、割愛して、京町Hのツバメの巣。ヒナは1羽ですので、「両親の愛情を一身に受けて……」ではなく、「両親の餌を独占して……」すくすく成長しています。ここの親ツバメ、エサを運んで来たとき、すぐ目の前に電線などで休んでいく様子をよく見ます。子育ては、大変だよねぇと声をかけたくなります。

Img_7827c_20210611161501  京町Sの巣は、不在。写真は、京町Mの巣。ここには2つの巣があり(車庫になっていて、手前と奥。この間まで奥の巣にヒナがいました)、手前の崩落していた巣を修復しているようでした。しばらく前に4羽のツバメが来ていましたので、奥の巣を使ったのとは別のツバメが直しているように思います。

Img_7836c_20210611170601 Img_7840c_20210611161501  御坊さんに立ち寄ったのは、菩提樹の花が終わったかと、スイレンが咲いていないか気になったのです。菩提樹の花は、さすがに盛りは過ぎていました(左の写真)。スイレンは、その後つぼみも出て来ません。池の端には、アジサイ(右の写真)。

Img_7845c_20210611161501  寺町交差点の北のお宅。いつもノウゼンカズラが咲くのですが、早くもつぼみが出て来ていました。去年は6月14日に咲きそうになっていました(2020年6月14日:久しぶりにヒバリ、ノウゼンカズラが咲きそう……止み間散歩で、シラサギカヤツリを買ってしまう)。

Img_7859c_20210611172101  バローにあるワッツを偵察してきたと書きました。もともとミーツというブランドで営業していたのですが、向かいにあったパソコン教室がなくなり、そちらのスペースにも進出。店の広さは倍くらいになり、ワッツ桑名東バロー店としてリニューアルオープン。売り場が広くなって、品揃えも豊富になりました。一通り見て、今日は、液肥とリング支柱を買ってきました。

Img_7556c  そのリング支柱を使おうと思っているのが、アサガオ。大きい鉢の方のアサガオをよく見ると、いずれも本葉が4~5枚くらい出て来ています。去年は、何本ものアサガオが繁るに任せて(=ほぼ放置状態)いたのですが、調べて見たら、それはダメでした(たとえばこちら)。「本葉が8枚~10枚くらいになったら、摘芯を行います。摘芯を行うことで脇芽が生長し、つるの本数が増えて花数も増えます。下から5枚目の本葉の上でつるを切り、その下から伸びてくる脇芽を育てます。伸びてきた脇芽は、上から1つ~3つだけ残し、あとは摘んでしまいます」とありました。なるほど(苦笑)。1本の苗で、摘芯を行い、脇芽を育てる。自分のためのメモです(笑)。もう一度よく勉強してやります。

Img_7564c_20210611161601  となると、こちらも、同様にしないといけません。何ごとも、自己流ではいけません。基本はきちんと押さえましょう(微苦笑)。

2021年6月10日 (木)

鳥の餌台は人気スポット?……鍛冶町常夜灯跡を確認してきました

Img_6960c_20210610170501  今日は、29.2℃と真夏日の一歩手前。朝、家事を済ませて、8時20分から散歩開始。その頃には今日も25℃くらいになっていました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀から入江葭町を経て、鍛冶町へ。その後、吉津屋町、京町、南魚町、田町、三崎通から住吉入江を通って帰宅。6.1㎞。エレベータ点検がありましたので、それが終わった11時過ぎ。9階まで階段を登ることはできるものの、できれば避けたいのです(苦笑)。

Img_7077c_20210610170601  今日はまず、九華公園某所の鳥の餌台の話題から。左の写真、すでに餌を追加したあとのものなのですが、注目すべきは、飾につけた稲穂。半分ほどは食べられています。餌台の餌はもちろん、すっかり食べ尽くされていたそうです。飾の稲穂まで食べるとは、よほどの人気スポットになったのかも知れません(笑)。

Img_7116c_20210610170601Img_7127c_20210610170501  スズメも来ています。それも大人のスズメも入れ替わり立ち代わりやって来るようになりました。2羽が同時にやって来て、並んで餌を啄んでいる様子も見られました。ただ、スズメたち、やって来てしばらく餌を食べると、いったんここから離れます。これは、寄って来たスズメに餌をやると、くわえて離れたところまで飛んで行って食べるのと同じような行動パターンと思います。

Img_7150c_20210610170501  さて、と書いたものの、九華公園に行くまでに見た鳥は、スズメ、ムクドリ、ハクセキレイ。それも数は少ない(苦笑)。少し前に揖斐川の堤防にいたホオジロも、オオヨシキリも最近はサッパリ。九華公園も静か。北門を入ったところで、メジロやシジュウカラの鳴き声は聞こえたものの、姿は見えず。奥平屋敷跡でも、スズメとハクセキレイのオスが1羽。吉之丸堀の上を通る電線で、ツバメが一休み。

Img_7193c_20210610170501 Img_7235c_20210610170501  参ったなぁと思いながら、鎮国守国神社へ。いつもお参りしていきます。が、今日は御利益がありました。シジュウカラ・ファミリーが、ここにいたのです。親鳥は見当たらず、幼鳥ばかりのようでした。さらにおもしろいことに、ヒナたち、燈籠に入って、遊んでいるように見えたのです。

Img_7261c_20210610170501 Img_7281c_20210610170501  いやぁ、おもしろい。まさかこんなシーンに遭遇するとは、やはり毎日歩くものです。何といっても「犬も歩けば棒に当たる」と言うくらいですから(苦笑)。

Img_7321c_20210610170501 Img_7344c_20210610170401  鎮国守国神社でアジサイ。花菖蒲は、個人的には、今シーズンはオシマイなのです。

Img_7352c_20210610170401  こちらは、九華公園の外周遊歩道南にあるキッチン寿さんのところのアジサイ。色が変わっていくのがよく分かるので、毎年チェックしています。このあと、貝塚公園ではスズメ、ムクドリくらいでした。

Img_7387c_20210610170401Kajimachijouyato  珍しく鍛冶町へ行ったのですが、それは「鍛冶町常夜灯跡」というプレートがあるというのを知ったので、確かめるため。物好きです。自覚しています(苦笑)。「ハヌルはチビのブログ」さんの記事「七里の渡跡の常夜燈」にあったのを拝見しました。現物を見ると、市内の名所旧跡に立てられている案内板に使ってある銘板を地面に埋めたもののようでした。東海道の鍛冶町にある枡形の東、街道の北側にあります。何度も通っているところですが、地面に埋められていては気づきませんねぇ。

Img_7401c_20210610170401  この写真に矢印を入れたところが、その場所。民家の敷地と道路の境目あたり。駐車場に出入りするところですから、案内の標柱が立てられなかったためではないかと思えます。

Img_6023c_20210610181101  七里の渡し跡にある常夜燈は、元はここ鍛冶町にありました(左の写真は、2018年6月12日の撮影)。天保4(1833)年に建立された多度大社の常夜燈でしたが、戦後、車社会を迎え、道路拡張のために七里の渡し跡に移設されています。移転された後、台風で破損して一部補修されています。

 ちなみに、ここにあるプレートには次のように記載されています:

鍛冶町の七ッ屋橋の近く、東海道北側にあり、天保4年(1833)に、江戸、名古屋、桑名の人たち241名が寄進して建立された多度神社常夜燈である。しかし、戦後に道路拡張のため、七里の渡し跡に移転されて、一部補修されて現存している。なお七ッ屋橋は外郭堀にかかっていたが、現在は堀も 橋もない。

Img_7526c_20210610170401  常夜燈跡を確認した後、東海道を北へ。紺屋町の西は吉津屋町、その北は京町に至ります。京町と言えば、ツバメの巣チェック。京町Mは、不在。左の写真は、京町S。最初にみたときは不在。京町Hを見てからもう一度見たら、戻って来ていました。

Img_7462c_20210610170401 Img_7470c_20210610170401  京町Hのヒナ。この間までは、あまりツバメのヒナには見えませんでしたが、だんだんツバメらしくなってきました。親が、餌を運んで来ます。そういうときは、1羽でもかなり賑やか。

Img_7544c_20210610170401  田町の商店にある巣。先日訪ねたときには、親はいませんでしたが、今日はマジメに巣に就いていました。

Img_6986c_20210610170601 Img_6989c  午後からは、予定通り、市役所の会議。Zoomで開催。それまでに、昨日の授業のQ&Aを仕上げ、メールで送信。これらで一区切り。左の写真は、余談ですが、七里の渡し跡で見た光景。プーさんなのですが、娘によれば、UFOキャッチャーで取ったのではないかといいます。誰か、置いていったのでしょうか。

Img_6948c_20210610170501 Img_6954c_20210610170501  アサガオ日報。あまり代わり映えしません。大きい鉢の方は、蔓が出て来ていますから、そろそろ支柱を立てないといけません。小さい鉢の方、発芽したのは7つ。

2021年6月 9日 (水)

梅雨はどこへやら……非常勤先に新たなツバメの巣

Dscn4097c  好天続きで、梅雨はどこへやら(微笑)。桑名の最高気温は、ジャスト30℃。出勤の頃にはすでに25℃を越えていたようです。江戸橋駅から非常勤先まで往復するにもちょっと暑いくらい。帰りに桑名駅から自宅まで歩いたら、汗をかきました。授業は9回目。お陰様で今日から、教室ではエアコンが稼働していて、先週までよりは楽でした。ただ、コロナ対策で、窓もドアもオープンして換気されていますので、効き具合は今ひとつ。マスクをして1時間半の講義をするのは、けっこう難行というか、修行というか。つらいものがあります。

Dscn4058c Dscn4055c  「何をしにいっているんだ!?」といわれること必定ですが、今日も、非常勤先ではツバメの巣が気になりました(苦笑)。まずは、非常勤講師控え室の前の軒下。先週までは、崩落した巣が2つ並んでいたのですが、今日見たら、片方が修復されて、完全なものになっていました。ずっと見ていると不審人物に思われるといけませんので、出入りの時に見ただけですが、近くにツバメの姿が1羽。普通のツバメのようでしたが、巣のつくりは、コシアカツバメのそれに似ています。

Dscn4064c  もう1つ。校舎にあった巣は、今日はこんな風でした。入り口が若干崩れている印象。ヒナの鳴き声は聞こえませんでした。助手の先生に伺っても、姿は見ないということでしたが、学生の一人は、ヒナがいたと言います。真相は不明。弁当でも持っていって、授業が終わってから、巣の下で食べながら見ていればいいのですが、そんなアヤシいことをしたら、クビになるかも知れません(爆)。やむを得ませんから、週1回、出講の時にチラッと見るだけにします。あとは助手の先生の観察が頼り。

Dscn4068c  帰り道、志登茂川へ寄り道。出かける前に四日市港潮汐表をみたら、11時20分頃が干潮ということでしたので。ご覧のように、潮は引いていたものの、鳥影はほとんどありません。マンガで貝採りをしている人が二人。漁業をしている人なのか、趣味なのか分かりませんでしたが、道具立ては本格的のようでした。

Dscn4079c Dscn4084c  わずかにいたのは、マガモのオス。先々週もいました。琵琶湖あたりには夏もいるようですが、帰らなかった理由は不明。遠くからしか見ていませんが、外見的には異常はなさそうでした。もう1羽は、ダイサギ。近寄って写真を撮ろうと思ったら、逃げられました。

Dscn4034c Dscn4037c  アサガオ日報。朝6時半過ぎの写真。大きい鉢のアサガオは、青々として、葉っぱも大きくなってきました。追加して蒔いた種からは、7つ芽が出て来ました。まあまあの発芽率と思います。

Dscn4099c  明後日までは天気は良さそうです。明日は、午後から市役所のオンライン会議。私の出番は、30分くらいのはず。午前中は、散歩に行ってこようと思います。その合間に、今日のQ&Aを仕上げないと。

2021年6月 8日 (火)

20210608諸戸氏庭園の花菖蒲

Img_6927c_20210608185501 今日の散歩帰りに、諸戸氏庭園に立ち寄って、花菖蒲を見てきました。去年は、新型コロナのため春の特別公開が行われませんでしたので、2年ぶり。今年の春の特別公開は、6月13日(日)まで。開園は10時~17時(入園は16時まで)。大人一人¥500。諸戸氏庭園は、江戸時代の豪商・山田彦左衛門の隠居所として造園され、その後、明治17(1884)年に初代諸戸清六氏が買い取って、御殿と池庭を増築しています。さらに、二代目の諸戸精太氏が手を加え、現在に至っています。春の特別公開では、私はいつも花菖蒲を見に行っています。一昨年(2019年)は、6月4日に訪ねています(諸戸氏庭園で花菖蒲を楽しむ……濡れ燕という珍しい品種も咲いていました)。

Img_6219c_20210608165601 Img_6237c_20210608165601  10時20分頃入園、1時間ほど過ごしてきました。園内のマップは、ここにあります。現在、主屋は半解体修理中で、煉瓦蔵から入ります(冒頭の写真)。もとは、明治20(1887)年頃に木造で建てられましたが、明治28(1894)年に火災で焼失。その後、煉瓦で再建されています。昭和20(1945)年の戦災で2棟が失われ、現在残るのは、3棟。左の写真は、煉瓦蔵から園内に入ったところ。その先、順路にしたがって進むと、藤茶屋があります(右の写真)。山田家時代には、藩主が藤を愛でるために訪れたといわれる茶室です。昭和20(1945)年の戦災で焼失し、昭和43(1968)年に再建。

Img_6244c Img_6254c  左の写真は、藤茶屋のに子にある藤棚。藤が咲いたら、見事な眺めと思います。右は、茶室。上右の写真では、向かって右にあります。

Img_6288c_20210608165601 Img_6290c_20210608165601  藤棚の奥に見える門の先に花菖蒲池があります。池を中心とした回遊式庭園になっています。ここは、専属の庭師さんがいらっしゃって、手入れをしておられますので、見事です。今日も訪ねた折には、花がら摘みの作業中。右の写真は、同じあたりから見た北側の景色。蘇鉄が植わった小高い丘があります。「久波奈名所図会」の「山田氏林泉図」にも描かれています。このあたりは、室町時代には「江の奥殿」と呼ばれ、既に邸宅・庭園の設けがあったといいます。貞享3(1686)年に豪商山田彦左衛門が下屋敷・隠居所としてこれを買い求め、庭園を造りました。

Img_6294c_20210608172801 Img_6298c_20210608172701  左の写真のように、池には石橋が渡され、回遊できるようになっています。右は、少し進んだところから藤茶屋の方を見た写真。

Img_6363c_20210608165701 Img_6376c_20210608165701  蘇鉄山の方へ進むと、茶室・推敲亭が見えます。覚々斎原叟(かくかくさいげんそう;延宝6(1678)~享保15(1730)年))作と伝えられている草庵。ここから菖蒲池へと続く低い地形を水面に見立てて沢飛石が打たれ、山間の渓流のような雰囲気を醸し出しています。この推敲亭と、それを含んだ景色、私の好みなのです。

Img_6392c_20210608165701 33f6d4a3  以前教えていただいた「濡れ燕」がないか、かなり探したのですが、今日は見当たらず。右に、2年前の写真を再掲しておきます。これで咲いた状態だそうです。すでに咲き終わったのか、まだこれからなのか、はたまた失われてしまったのか、気になります。

Img_6402c_20210608175001 Img_6428c_20210608175201  神社。明治時代に改築。金毘羅神社・住吉神社・伏見稲荷・玉船稲荷・菅原神社が祭られているそうです。六華苑の方にも神社があります。神社の先から、池越しに御殿(広間)が見えます。御殿は、明治24年(1891年)の上棟。もともと水田であったところに揖斐長良川の中洲である十万山から 山砂を運んで盛土をして建物を建てたといいます。

Img_6454c_20210608165801  神社の先で、クチナシ(梔子)の花が咲いているのを見つけました。柿安コミュニティパークにもあるのですが、そちらはまだです。甘い香りがあたりに漂っています。クチナシというと、毎回書きますが、どうしても渡哲也さんの「くちなしの花」の歌が浮かんできます。昭和48(1973)年のものですので、大学に入った年。

Img_6485c_20210608175901 Img_6489c_20210608175901  こちらが御殿。ずっと昔(今の保存修理事業が平成20年度から調査が始まっていますので、それ以前)、見学にきて、この御殿にも上がったような記憶がありますが、それは不確か。右の写真で、電灯がついていますが、この御殿、桑名で電気が通る前から、自家発電装置を導入して電灯を使っていたそうです。初代諸戸清六氏は、米相場財をなしたそうですが、自家発電装置で精米器を動かし、さらに御殿の電灯も灯したという話を、歴史案内人のKさんから伺いました。

Img_6501c_20210608165801  御殿の東には、池があります。上述のように、ここは水田であったのを埋め立てて作られています。そのため、もとは、水門から流れ込む揖斐川の干満の影響を受け、池の水位が上下し、刻々と変わり行く景観を味わう汐入りの池となっていました。御殿の庭は、松と石を配した、前述の江戸期の庭園とは全く趣の異なった造りとなっています。鳥羽や志摩から運んできた見ごたえのある大石や、青石などが置かれています。長島城、桑名城から運んだ庭石もあります。宮内省技師であった小平義近が設計。琵琶湖を模してつくられています。

Img_6719c_20210608165901 Img_6730c_20210608170501  さらに順路にしたがって進むと、推敲亭に出ます。前述のように、覚々斎原叟(かくかくさいげんそう;延宝6(1678)~享保15(1730)年))作であれば、17世紀末か、18世紀初めのもの。立ち入り禁止なのですが、いつも一度でいいからここに入って景色を眺めてみたいと思います。右は、そのつもりになって推敲亭の西側から撮った写真。

Img_6741c_20210608170501 Img_6762c_20210608170501  推敲亭は、このように3畳の広さの草庵。写真に向かって右が東。右の写真は、推敲亭の東から撮ったもの。諸戸氏庭園のサイトに、「ここから菖蒲池へと続く低い地形を水面に見立てて沢飛石が打たれ、山間の渓流のような雰囲気を醸し出している」とありますが、それが感じられる景色と思います。

Img_6793 Img_6808  庭園の南側に進みます。最初の花菖蒲池のところに戻って来ています。ここ諸戸氏庭園の花菖蒲池は、回遊式庭園になっていて、高低差、池、流れがありますので、変化に富んだ景色の中で花菖蒲が楽しめます。これは、九華公園の花菖蒲園にはない魅力。

Img_6825c  石橋のところに来ました。ここを奥に向かって渡っていくと、もう一度回ってこられます(微笑)。これで花菖蒲を含め、一通り回って、楽しんできました。諸戸氏庭園は、まだ主屋、石取祭車庫の修理が進んでいますので、全部を見ることはできません。煉瓦蔵も修理するとともに、5棟に戻すという話を聞いています。早く、全体を見られるようになって欲しいと思っています。

Img_6856 Img_6875c_20210608185501  石取祭車庫が修理中と書きました。いつもは表から見ていますが、裏からの様子。基礎部分と建物部分とが、分離され、建物はジャッキアップされていました。

7a6e595c  ちなみに、ここには、太一丸の祭車が保管されているのです。明治30(1897)年のもの。代表彫刻は「四神」、「雷獣」で、彫刻は高村光雲の工房によります。飾は神鹿。左の写真は、桑名七里の渡し公園のオープニングセレモニーで公開されたときのもの(2015年11月3日:「桑名七里の渡し公園」オープニングセレモニー)。

Img_6358c_20210608165701 Img_6208c  ということで、ほぼ1時間、諸戸氏庭園と花菖蒲を見てきました。御殿の前で歴史案内人のKさんにお目にかかり、今日も、諸戸氏庭園や、建物、庭、さらには、撮影スポットまでいろいろと教えていただきました。春の特別公開は、残り5日間。週末は雨予報ですが、お近くの方には一度お尋ねになることをお勧めします。

Img_6942c_20210608170701  ちなみに、拙宅玄関前から見下ろすと、こんな感じ。右端に煉瓦蔵が見えています。中央の大きな覆いは、主屋の半解体修理現場。その向こうの森の中に庭園があります。左端に見えている屋根が、御殿(広間)。玄関先からは花菖蒲池も、潮入池も見えませんが、それにしても、よいところに住まいを構えたものだと思います(自画自賛故、ご容赦ください)。

餌台に来客を確認

Img_5829c_20210608161601  最高気温が、33.4℃(13時14分)だそうです。朝9時にはすでに25℃を越え、歩いていても暑いこと。いつも通り、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、アピタ桑名店で書店、常磐町、老松公園、寺町から諸戸氏庭園へ。花菖蒲を見て、11時過ぎに帰宅。6.7㎞+αを歩いてきました(諸戸氏庭園内では、正確に測れません)。諸戸氏庭園の花菖蒲は、別の記事にします。

Img_5839c  今日も鳥は少なく、九華公園に着くまでに見たのは、スズメ(左の写真、桑名七里の渡し公園前にて)、カワラヒワ、ドバト、ムクドリ。揖斐長良川の中洲からは、今日も、オオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。が、最近、桑名側では、鳴き声はしなくなってしまいました。

Img_5909c Img_5946c_20210608161701  九華公園某所の鳥の餌台。餌は、ほとんど減っていないようでしたが、今日は、観察している間にスズメがやって来ました。右の写真で餌台を覗き込んでいるのは、大人のスズメ。しかし、大人は、警戒しているのか、餌台までは行きませんでした。

Img_5957c Img_5980c_20210608161701  この直後、ヒナがやって来ました。幼いだけあって、警戒心は弱い一方で、好奇心は強いのでしょう。お腹も空いていたのかも知れません。

Img_6004c_20210608161701  しばらく餌台で餌を食べていました。最初、こちらのポジションが悪かったので、少しずつ移動して、この写真。今日は、散歩友達のYさん、Wさん、制作担当者の前管理人Oさんと4人組で観察していましたが、Oさんは満足げ(微笑)。

Img_6077c_20210608161701 Img_6092c_20210608161701  この他、奥平屋敷跡で1羽の、また、相撲場近くで2羽のハクセキレイ。子育てを終えて、戻って来たという感じです。本丸跡の時計台のところで、シジュウカラ・ファミリーも見たのですが、写真は撮れませんでした。

Img_6051c_20210608161701 Img_6055c_20210608161701  九華公園内では、あちこちでカメが上陸して、穴を掘り、産卵しています。今シーズンは、まだ、穴を掘っている最中のところしか見ていません。ずっと待っていれば、見られるのですが、ツバメの巣など、他に見たいものもあるからです。

Img_5938c Img_5931c_20210608161701  しかし、この間も書きましたが、「♫権兵衛が種蒔きゃ、カラスがほじる」ではありませんが、「♫ミドリガメが卵を産みゃ、カラスがほじる」です。この景色も、公園内のあちこちで見られます。右の写真は、ミドリガメの卵の殻。カラスがほじりだして、食べた痕跡です。

Img_6119c_20210608161701 Img_6123c_20210608161701  九華公園の外周遊歩道、キッチン寿さんのところのアジサイ。「七変化」するものです。少し色が変わってきているように見えますが、まださほどはっきりしていません。要継続観察です。このあと、貝塚公園を通過して、内堀公園から京町へ。

Img_6136c_20210608161701 Img_6144c_20210608163401  こちらは、桑名市博物館のところにあるアジサイ。右は、その博物館のツバメの巣。ヒナ1羽は、元気。親は餌を与えにやって来ますが、ここで散歩友達の女性に出遭って、話をしていて、その写真は撮れず。京町S、京町Mの巣は、留守。

Img_5885c_20210608161601  このあと、アピタ桑名店の新光堂書店へ。文庫本2冊を購入。常磐町、老松公園、寺町と歩き、拙宅前を通過して、諸戸氏庭園へ。

Img_6927c_20210608185501  こちら、諸戸氏庭園の入り口。春の特別公開が、6月13日まで行われています。知り合いの歴史案内人のKさんが「そろそろ花菖蒲が見頃」とおっしゃっていたので、見てきました。冒頭に書きましたように、それは、別の記事にします。

Img_5813c_20210608161601 Img_5819c_20210608161601  アサガオ日報。今朝7時過ぎの写真。大きい鉢は、順調。小さい鉢の方も、6箇所から芽が出て来ました。発芽率は、50%位でしょうか。

Img_5462c_20210608164001  明日は、江戸橋での仕事。明日も天気はよく、暑そうです。桑名では、30℃の予想。まだエアコンは入らないでしょう(苦笑)。コロナ対策の換気で、窓とドアはオープンされていますが、暑いだろうなぁ。

2021年6月 7日 (月)

餌台の餌、食べ尽くされていました

Img_5768c_20210607171201  14時過ぎに30.3℃になりました。真夏日です。日向を歩いていると暑く、日陰が恋しくなります。いつも通り、7時半から散歩を開始。住吉神社、九華公園から故あって、江戸町、風呂町、船場町からいったん帰宅。用事を済ませ、散歩再開(苦笑)。住吉入江から寺町商店街、京町、外堀、吉津屋町、寺町、田町、桑名七里の渡し公園を歩いて、2回目の帰宅。計6.4㎞。用事は、家内から「出かける前にヘアアイロンのスイッチを切ったか、心配だ」という連絡が入ったので、確認のため。きちんとしてありました。いつもやっていることは、たいていはきちんとしてありますし、サーモスタットで加熱しないようになっているとは思ったのですが、念のため。冒頭の写真は、桑名七里の渡し公園。

Img_5495c  相変わらず野鳥はいません。九華公園に着くまでに見た鳥は、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ドバト。しかも、どれも数は少ない。揖斐長良川の中洲からは、今日もオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえて来ます。今年はまだきちんとは見ていませんので、機会を見て、再挑戦したいところ。

Img_5500c_20210607171301 Img_5508c_20210607171301  九華公園では、管理事務所の南でアジサイが咲き始めました。3種類ほどあります。昨日はまだでしたが、今日は、その3種類ともほぼ同時に開花。しばらく楽しめます。

Img_5523c_20210607171301 Img_5214c_20210606182501  公園内某所の鳥の餌台。餌がほぼなくなっていました。昨日午後は、右の写真くらい残っていました。昨日の夕方から今朝早くにかけて、鳥(たぶんスズメでしょう)がやって来て、食べていったものと思います。

Img_5575c_20210607171301  この餌台、今日、制作者のOさんが、餌を補給するとともに、少しバージョンアップ。稲穂が飾られました。看板代わりということですが、スズメたちに通じるか(笑)? このあと、しばらく離れて見ていたのですが、2~3羽がやって来ました(ただし、写真は撮れませんでした)。設置して1週間が経ちましたから、警戒心も多少は薄れてきたのでしょう。

Img_5553c_20210607171301  奥平屋敷跡では、スズメ数羽とハクセキレイのオスが1羽。今日は、ドバトも現れません。他には、ハシボソガラスがときどき、上空を通過したくらい。鳥は、ホントに少ない。二の丸跡では、ツツジの剪定が今日もあり、エンジン刈り込み機の音が響き渡って、鳥は寄って来ません。

Img_5595c_20210607171301 Img_5599c_20210607171301  ここで、初めに書きましたように、いったん帰宅。途中、江戸町の歌行燈本店と風呂町の美容室で、アジサイをチェック。これら2枚の写真は、歌行燈本店さんのアジサイ。早くから咲いていましたので、よく見ると、さすがに傷んでいる花もあります。

Img_5608c_20210607171301 Img_5612c_20210607171301  美容室のアジサイも、同様に、遠目にはよいものの、一部では痛み始めています。これら2箇所のアジサイ、今年も楽しませてもらいましたが、鑑賞にはそろそろ限界かという気がします。

Img_5640c_20210607171201 Img_5684c  いったん帰宅したあと、再度散歩。京町でツバメの巣チェック。左の写真は、京町S。今日も親ツバメが巣に就いていました。右の写真は、京町H。ヒナは、昨日と同じく1羽。昨日は大人のツバメが4羽来ていましたが、今日はたぶん2羽。入れ替わりやって来て、餌を与えていきます。それにしても、あの3羽のヒナはどこへ? 下に落ちているということもありませんでした。

Img_5725c_20210607171201 Img_5752c_20210607171201  さらに、京町M。写真が小さくて分かりにくいのですが、巣は2つあります。向かって左に写っている、奥の巣にヒナがいたのですが、昨日同様、今日もいません。手前、右に写っている巣、崩落しているのですが、1羽のツバメが状況を調べているように見えました。さらに右の写真は、田町の商店にある巣。今日は、私が見たときは親ツバメは不在。

Img_5756c_20210607171201 Img_5764c_20210607171201  帰り道、桑名七里の渡し公園へ。平日は空いています。小型の野鳥が水浴びをしていないかと思って、覗きにいったのですが、いたのはキジバト1羽のみ。逸れも、水浴びはしてくれず、水を飲んだだけ。

Img_5779c_20210607171201  諸戸氏庭園前の桜並木には、カワラヒワが2羽。初めにも書きましたが、本当に野鳥が少ない。例年のことですが、ちょっと張り合いがありません(苦笑)。

Img_5449c_20210607171401 Img_5454c_20210607171401  アサガオ日報。大きい鉢の方はますます元気という感じ。そろそろ間引きして、支柱を立てる準備をした方がよいかも知れません。右は、種を追加して蒔いた小さい鉢の様子。5つ、発芽してきています。いずれも今朝6時過ぎの写真。

Img_5806c_20210607171201  こちらは、小さい方の鉢の夕方の写真。17時過ぎに撮ったもの。発芽してきた苗は、けっこうな勢いで成長しています。

Img_5504c_20210607180201  今週は、水曜日の江戸橋での仕事の他、木曜午後には、市役所の会議が予定されています。ただし、今回は、Zoomによるオンライン会議。Zoomによる会議、最初は恐る恐る取り組みましたが、すっかり慣れました。主催すると大変でしょうが、一参加者としては、出かける必要もありませんので、楽チン。

Img_5658c_20210607171201 0cdc83d8 【余談】 九華公園前管理人Oさんが、京町から先の東海道筋に「東海道案内板」をいくつか設置しておられます。京町交差点にあるお茶屋さん「茶茂」の店頭にも1基(2021年1月25日:シラウオ漁の様子、ジョウビタキのオス、メス、ヤマガラ……河津桜のつぼみ、1つだけ膨らむ 右の写真がこの1月に設置されたオリジナル)。しばらく前から、「もう少し目立つよう、蛤を使った装飾をつける」とおっしゃっていましたが、今日、そのバージョンアップ作業をしておられました。蛤の殻を使って「東海道桑名宿」と書かれていますし、「涼風はまぐり風鈴(2017年8月3日:ヒョウタンとハクセキレイ この記事に言及があります)」も下げられています。さらに、広重の「東海道五十三次」の浮世絵。この裏側には、桑名市内の東海道の案内図があり、両面が使えるのです。

2021年6月 6日 (日)

鳥の餌台に来客あり(喜)……午後から散歩【ワクチン接種その後の2を追記(6/7)】

Img_5125c_20210606182501  午前中、ときどき雨が降っていたものの、アメダスを見ると9時台に1.0mmの記録があるだけでした。メダカの水槽の水替えをしていたら、10時頃に雨は上がりましたので、カインズみえ川越インター店へ。これまで使ってきた椅子が不調。何かのきっかけで座面が下がってしまうようになったのです。もう長い間使ってきましたので、たぶんガスが抜けて来たのでしょう。買い替え。その他、ユニクロ、丸亀製麺などに寄って帰宅。午後は、ちょっと昼寝でもと思ったら、2時間近く爆睡を貪っていました(まさに爆)。ワクチン接種疲れではないと思います。その後、15時から1時間半ほど、散歩。住吉神社、九華公園、京町、寺町と4.1㎞。知人3人に会ったのですが、皆さん異口同音に「今日は、昼から散歩ですか?」(苦笑)。行動パターンを熟知されています(苦笑)。

Img_5239c_20210606182601 Img_5241c  今日のトピックスは、こちら。九華公園某所に設置した鳥の餌台、来客があるのを確認。外周遊歩道の南側(立教小学校の体育館のところ)を歩いているときに気づきました。スズメの親と、ヒナがやって来ていました。写真にはありませんが、餌台の中に入っているのも目撃。

Img_5214c_20210606182501  その前に見たとき、餌台はこんな風。昨日とはまた異なった様子で、誰か来て、餌を食べたと思われたのです。移転という話も出ていましたが、このまましばらく様子を見ればよいと思います。

Img_5153c_20210606182501 Img_5174c_20210606182501  さて、15時過ぎからでは、鳥は期待できません。スズメ、ムクドリ、ドバトくらい。左の写真は三の丸水門のところで撮ったスズメのヒナ。すっかり自立しているはず。九華公園に着いて、相撲場近くでハクセキレイのオス。これは大人。この頃、ハクセキレイの大人も見るようになりました。子育てが終わったということでしょう。

Img_5189c_20210606182501  スズメのヒナ。写真には2羽ですが、すぐ上にもう一羽(尾羽の先が写っています)。ツバメ以外の鳥は、今日はこれだけ(苦笑)。シジュウカラの鳴き声も聞いたものの、姿は見えず。

Img_5198c_20210606182501  花菖蒲園の写真はもう載せないと宣言しましたが、例外。というのも、今日の午後は、揖斐川堤防、柿安コミュニティパーク、九華公園ともに散歩する人がたくさんいたのです。

Img_5227c_20210606182601 Img_5230c_20210606182601  九華公園の外周遊歩道で、アジサイ。これらは、二の丸橋のたもとのお宅のところで撮ったもの。貝塚公園方面には回らず、そのまま三の丸、南大手橋、宮通から京町へ。

Img_5333c_20210606182601 Img_5321c_20210606182601  京町Hのツバメの巣。不思議でした。昨日までは、それなりに成長したヒナが3羽いたのですが(2021年6月5日:コロナワクチン接種、第1回目終了【ワクチン接種その後について追記(6/6)】)、今日いたのは、このヒナ1羽。そして、大人のツバメが4羽、近くを舞っていたのです。昨日までいた3羽のヒナは、巣立ったのでしょうか? このヒナは、孵ってからさほど時間が経っているとは思えません。今日やってきていた親ツバメの内、1羽は、泥を咥えているように見えました。ということは、これまでここで営巣していたのとは、別の大人のツバメ??

Img_5366c_20210606182601 Img_5378c  京町Sの巣。昨日と変わらず、親ツバメが巣に就いていました。右の写真は、京町M。ここも昨日は、ヒナが1羽いたはずなのに、見当たりません。大人のツバメ2羽がやって来て、巣を確かめている様子。ウ~ン、訳が分かりません。京町Kで巣を作れなかったツバメが近くの巣を奪おうとしている?? 推測というか、当てずっぽうです。

Img_5149c_20210606182501  ワクチン接種をしたところは、昨日の夜から痛みがあります。これを書いている19時前も続いているものの、痛みのピークは、朝から午前中一杯だった気がします。「爆午睡」のあとは軽減した感じ。このまま収まるのではないかと期待しています。

Dsc_0134c 【余談】 丸亀製麺に寄って来たと書きました。珍しくテイクアウトをして来たのです。チョイスは家内と娘に任せたのですが、「2種の天ぷらと定番おかずの肉うどん弁当並(¥650)」。「どこで食べても丸亀食感」というキャッチコピーですが、その通りでした。すぐにお腹が空くかと思ったのですが、案外腹持ちがよくて、満足。

【ワクチン接種、その後の2(6/7)】 コロナワクチン接種部位の痛みは、6月7日朝にはほとんどなくなりました。左腕をあげるときにも、痛みはほとんどありません。左肩がどこかに当たると、少し痛みを感じるくらい。

2021年6月 5日 (土)

コロナワクチン接種、第1回目終了【ワクチン接種その後について追記(6/6)】

Img_4611c_20210605144501  午前中は割とよく晴れていましたが、午後からは薄い雲が広がってきました。午後からは、新型コロナのワクチン接種を予約してありますが、いつも通り、7時半から散歩。住吉神社、江戸町、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町から桑名七里の渡し公園を回って、6.3㎞。最高気温は25℃でしたが、湿度が高めでやや汗をかきました。

Dsc_0129c Dsc_0131c  まずは、コロナのワクチン接種の話。13時の予約でしたが、10分前に受け付け。しばし待って、予診。とはいえかかりつけ医ですからさほど時間はかかりません。予診が終わって、診察室ですぐに看護師さんに接種してもらいました。インフルエンザの予防接種と同様、ほとんど痛みは感じません。その後、待機室(かかりつけ医では、処置室兼化学療法室。ここが広いのです)で15分待機。受付で予約券の1回目のところに「済」という印を押してもらって終了。受付から終了までは、30分。ニュースではあれこれいろいろなことを言っていますが、予診から接種、待機までは、何もなければ、このようにあっけないくらい。今のところ(15時現在)、特に副反応はありません。ちなみに、今日は、入浴は可ですが、アルコールは不可。散歩友達の方で接種済みの方に伺うと、翌日(人によっては翌日から2日目くらいまで)、接種した部位が張ったり、腕が上げにくかったりするようです。

Img_4584c_20210605145901 Img_4628c_20210605144501  さて、散歩の話。コースに書いてはいませんが、往きにも桑名七里の渡し公園のところを通ります。ただ、開園が9時なので、外から覗くだけ。今日は、ハクセキレイのヒナ、ムクドリのほかに、カワラヒワ。草をくわえていました。揖斐川の堤防、旅館山月の裏手で、ホオジロのオス。木のてっぺんでさえずっていました。ときどきこのあたりで見ます。今日も、揖斐長良川の中洲からは、オオヨシキリの鳴き声がよく聞こえてきます。

Img_4671c_20210605144501 Img_4662c_20210605144501  江戸町では、歌行燈本店さんのアジサイを見てきました。今がもっとも見頃かも知れません。お近くの方は、是非どうぞ(もちろん、報酬その他はいただいておりません)。

Img_4667c_20210605150501 Img_4635c  左の写真のように、店頭にもっともたくさん飾られているのですが、北側の美濃街道沿いのところや、南側の駐車場のところにアジサイがあります。右の写真は、北側の美濃街道側のもの。

Img_4692c_20210605144601 Img_4717c_20210605144601  九華公園では、今日も、ハクセキレイのヒナ。相撲場の東あたりにいました。ずっと同じヒナがいるような気がします。管理事務所近くでは、シジュウカラ・ファミリー。このところ、九華公園や柿安コミュニティパークあたりにいるファミリーと思います。ただ、ヒナもよく動くようになってきて、写真は撮りにくくなりました。

Img_4743c Img_4750c  花菖蒲園。今日は、3ヶ所すべてをお見せします。まず左の写真は、管理事務所の南のところ。パラパラッと咲いているという印象。もっとも見事で、見応えがあるのは、奥平屋敷跡の北の花菖蒲園(右の写真)。ただし、ここは、花の種類のバリエーションがやや限られています。

Img_4819c_20210605151001 Img_4783c_20210605144601  こちらは、本丸跡の花菖蒲園。今年植え替えたのですが、率直に言って、パッとしません。たぶん新しく植えるだけでなく、土の手入れ、施肥などが必要なのでしょう。右は、奥平屋敷跡の北のところでとったもの。九華公園の花菖蒲について、今シーズン取り上げるのは、たぶんこれが最後。

Img_4763c_20210605144601 Img_4799c_20210605144601  公園内の他のところでは、野鳥はほとんどいませんでした。スズメ、ハシボソガラスくらい。カメは上がってきていますが、今日見たのは1匹のみ。こちらは、奥平屋敷跡で見つけた穴。左の写真をよく見ると、右下にカメの卵の殻が、割れた状態(実は、鶏の卵のように殻は固くなく、柔らかいので、破れた状態といった方が正確)で落ちています(右は、そのクローズアップ)。ミドリガメが卵を産んで、埋めたのをカラスが掘り出して、食べた跡と思われます。これも毎年恒例。もっともカラスが食べないと、九華公園の堀は、ミドリガメで溢れる気がします。

Img_4756c_20210605144601  鳥の餌台。ごく近くまでいって確認。置いた餌の量が減り、回りに少し散らばっていますので、何かが食べに来たと思われます。しかし、観察している間には、何もやって来ません。来客ゼロは返上したはず。

Img_4812c_20210605151801 Img_4816c_20210605151801  余談気味の話。先日から、ツツジの剪定作業が行われていると書きました。神戸櫓跡のあたりでは、かなりバッサリ(短く)刈り込まれています。管理人さんの話によれば、市役所からの指示だそうです。防犯上の理由があるかも知れません。しかし、それにしても素人目には、こんなに短く刈り込んで大丈夫か、つまり、来年も咲くのか、と心配になります。

Img_4829c_20210605144601 Img_4834c_20210605144601  九華公園の外周遊歩道でアジサイ。これは、キッチン寿さんのところにあります。このアジサイ、咲いてから色が「七変化」とは言いませんが、変化していきます。ときどき載せますので、ご興味がおありの方は、是非ご記憶ください。貝塚公園では、スズメ、ムクドリくらい。

Img_4881c Img_4930c_20210605144601  京町では、毎度お馴染み、ツバメの巣チェック。左の写真は、京町Hの巣。ヒナは3羽が、変わらず元気。親は、10分弱おきくらいにエサを運んで来ます。右の写真は、京町S。最初に見た時は不在でしたが、すぐに戻って来ました。卵を抱いているものと思います。

Img_4910c_20210605144601  こちらは、京町K。やはり、先日つくりかけていた巣は、壊されたようです。しかし、ツバメは諦めきれないようで、今日も、ここにやって来ていました。京町Mにもヒナがいましたが、今日も1羽のように見えました。

Img_4961c  田町の商店の巣。油断してしばらく見に行かなかったら、修復されているのに気づきました(2021年6月1日:鳥の餌台は、来客ゼロ)。今日は、親ツバメが巣に就いているところを確認。

Img_4999c_20210605144701 Img_5005c_20210605144701  帰りに再び、桑名七里の渡し公園へ。雨の後は、せせらぎに水がたまって、小型野鳥が水浴びに来るのではないかと期待して、です。スズメ1羽と、カワラヒワが1羽。濡れネズミならぬ、濡れスズメ。もうちょっと派手に水滴が飛んでいるシーンを撮りたかったものの、うまく行かず。

Img_5051c_20210605144701 Img_5056c_20210605144701  カワラヒワも同様。枚数だけはたくさん撮ってきたものの、なかなかこれはというシーンは撮れません(苦笑)。まぁ、めげずに「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で……。

Img_4549c_20210605153901  アサガオ日報。もちろん、目だった変化はありません。大きい方の鉢の苗は元気そうです。

【ワクチン接種その後(6/6)】 新型コロナワクチン接種から一夜明けました。目だった副反応はありませんが、先に接種した方たちから聞いていたとおり、夜から、接種部位(左肩)に痛み。今朝も続いています。痛くて堪らないというほどではありません。左腕を上に上げようとすると、痛みが若干増すくらいです。今日は、いつも通りのコースで控えめに散歩してこようと思っています。 

 

2021年6月 4日 (金)

アサガオの種、追加して蒔きました……久波奈名所図会に挑戦(さてどうなる?)

Img_4480c_20210604162001 210604  15時から16時過ぎには止んでいますが、ずっと降っています。もっとよく降るかと思ったのですが、16時現在の24時間雨量は、24.0mmです。モットーにしたがい、「雨読」の日。止み間が見えた時には、歩きにいけるかと一瞬思ったものの、気象庁の「ナウキャスト」を見たら、しばらくしたらまた降ってくるということで、断念。

Img_4483c_20210604162001 Img_4492c_20210604162001  朝は、まず、アサガオの種まきの追加。昨晩、芽切りをして水につけておきました。小さめの鉢の方が、こんな状態でしたので、こちらに追加して、種を蒔いたという次第。種を蒔いただけですので、写真を載せても、機能と見た目はまったくといってよいほど変わりません(微苦笑)。まぁ、乞うご期待(笑)。

Img_4505c_20210604162001  その他の時間は、この間から考えていたことを実行に移してみました。桑名には、「久波奈名所図会」という江戸時代の本が伝わっています。ときどき、このブログでも触れています。長円寺の僧・魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)が書き、挿絵は工藤麟溪。桑名の名所、霊跡、神社、仏閣、風俗、行事、その他を京都の秋里籬島の著した諸国名所図会本に倣って作ったものです。5年ほどかけて、享和2(1802)年8月に完稿。
地方都市でこうした克明な趣味本的名所図会は珍しいと言います。今まで、あちこちつまみ読みをしていたのですが、もう少し本格的に読んでみようと思ったのです。久波奈古典籍刊行会が、昭和52(1977)年に影印校注本として刊行したものを古本屋で買って、持っています。

Img_4509c_20210604162001 Img_4546c_20210604164001  上中下の3巻構成で、挿絵と文章からなっています。しかし、江戸時代の本ですから左の写真のような文字。これに挑戦することも考えたのですが、途中で挫折しそう(苦笑)。幸いこの本には、活字で「解題・校注・釋文」がついています。そちら(右の写真)を手がかりにすることに。さて、どれくらい続くか、自分でも楽しみです(苦笑)。

Img_4499c_20210604162001  余談。家内の母から、御在所ロープウェイの割引券をもらいました。「老人クラブ連合会の皆様へ」と入っているのが、ちょっと気になりますが(まぁ、前期高齢者ですから、老人会にも入れる年齢と思います)、往復料金¥2,400が¥1,500というのはありがたい。有効期限は年末。4名まで利用できます。お土産も10%割引。

Img_4495c  明日は午後から、新型コロナのワクチン接種を予約してあります。散歩友達、知人でも何人かすでに接種を受けていますが、接種もあっという間に終わり、皆さんほとんど副反応もなかったようです。私もそう願いたいもの。そうそう、諸戸氏庭園の花菖蒲も見に行きたいのですが、昨日あたりで5分咲きという情報。来週かなぁ?

【つぶやき】 東京オリンピック・パラリンピックをめぐっては、混迷しています。政府の分科会会長の尾身先生は「パンデミックの中での開催は普通でない」と強調し、「開催するのであれば、政府や関係者が強い覚悟で感染対策などに取り組む必要がある」という認識を示しておられます。専門家がこうおっしゃるからには、尾身先生、たぶん相当怒っておられると思います。オリンピックについては、IOCが超優位な契約になっているなど、そもそもどうかと思うこともありますが、それにしても、現下の状況に鑑みて、オリンピックを開催するのであれば、その意義、感染対策その他について、総理、都知事あるいは組織委員会委員長がきちんと説明しなければなりません。説明しない中で、筋道の通らない、あるいは、一貫性のないことをしていますから、我々も愛想が尽きて、自粛要請にしたがわない人が増えているということになっていると、不詳私めは考えています。

 また、尾身先生の発言について、自民党幹部が不快感を示しているというニュースが出てます。しかし、「幹部」とあるだけで実名は出て来ません。幹部でありながら匿名で批判するというのは、論外。今、なぜオリンピックなのかを語る必要があるのに、匿名で不快感を示すというのは、無責任極まりないと思います。オリンピックという一大イベントをやれば、国民の目はそちらに向き、もろもろ忘れて喜び、それによって管さんや自民党への支持が上がるとでも思っているとしたら、ずいぶん人を舐めた話。追記:「この段階で言うのは遅すぎる」とか「ことばが過ぎる」などだそうです。さらに田村厚労大臣は「自主的な研究」といったとか。丸川大臣の言っていることは、私には意味不明(「我々はスポーツの持つ力を信じてやってきた。全く別の地平から見てきた言葉を言っても、なかなか通じにくいのは実感するが」云々)。

 説明をしないで、「ご飯論法」で誤魔化しながら、時が過ぎるのを待つというのは、安倍さん以来の自民党の「伝統」。加計学園問題、森友問題、桜を見る会、河井元法務大臣夫妻の1億5,000万円、菅原前経産大臣の公選法違反などなど、まともに説明しない(たぶん、できないのだと確信していますが)ことのオンパレード。

 「今だけ、自分だけ、金だけ」に巻き込まないでもらいたいと切に願います。いやはや。雨で散歩に行けないと、余分なことを考え、ついついぼやきたくなるだけですので、ご寛恕ください。

2021年6月 3日 (木)

淡々と散歩(苦笑)……鳥はいません

Img_4458c_20210603173601  午前中は晴れたものの、南寄りの湿った風が数m/s。日向はやや蒸し暑く、日陰で風が通るところは少し涼しい。朝一番は、家事従事(笑)。散歩スタートは8時半といつもより1時間遅れ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、吉津屋町、新築町、常磐町、寺町と5.8㎞。それなりに汗をかいてきました。

Img_4186c_20210603174701 Img_4214c_20210603174701  拙宅マンション内の小公園に、今日はムクドリ。最近、鳥がいないので、保険をかける意味で1枚撮ってきました(苦笑)。案の定、九華公園に着くまでに見た鳥は、スズメとムクドリだけでした。右の写真のスズメのヒナは、三の丸水門のところにて。

Img_4253c_20210603174701  九華公園内某所に設置した鳥の餌台。今のところ、餌台としては機能していません(爆)。月曜(5/31)に設置しましたので、4日目。

Img_4296c_20210603180001  奥平屋敷跡では、シジュウカラ・ファミリーがいたものの、難敵。なかなか写真が撮れるところへ来てくれません。なので、証拠写真(笑)。九華公園で撮れた野鳥写真、今日はこれだけ。堀の上空をコシアカツバメが飛ぶのを見たものの、写真には収められず。

Img_4239c Img_4356c_20210603173601  花菖蒲園。毎日のように見ていますので、慣れてしまいました(苦笑)。今年はたぶん、こんな風でオシマイ。左の写真は、奥平屋敷北の花菖蒲園。今年はここがもっと見事です。他の2ヶ所は、パラパラという感じ。やはり毎年、きちんと手入れ、世話をしてもらう必要があります。それも、以前、KMI桑名が管理していた時のように、専門の造園業者さんがやる方がはるかによいと思います。

Img_4341c_20210603174601 Img_4258c_20210603174701  この他に目だったのは、ミドリガメたち。公園内で見た限りで5匹が上陸して来ていました。ここに載せた2枚の写真は、いずれも奥平屋敷跡や、その周辺で撮ったもの。どちらもまだ穴を掘り始めたところで、産卵に至るには、かなり時間がかかりそうでした。それ故、今日も産卵シーンは待たず、散歩を継続。

Img_4362c_20210603173601  九華公園の外周遊歩道沿いにもアジサイが咲いているところがあります。名前を調べようと、あるサイトにアクセスしたら、何と300種類もあると書いてあって、断念しました。それ故、全部「アジサイ」と書きます(苦笑)。貝塚公園では、散歩友達二人に久しぶりに出会い、しばし歓談。

Img_4412c_20210603173601 Img_4405c_20210603173601  京町でツバメの巣チェック。京町Hの巣では、ヒナ3羽が元気そうでした。5~10分に1回くらい、親ツバメがエサを運んで来ます。親は、ホントに大変です。九華公園や、三の丸公園、柿安コミュニティパーク、揖斐川の高水敷などでツバメが盛んに飛び交って餌を採っています。

Img_4424c_20210603173601 Img_4436c_20210603173601  左は、京町Sの様子。写真には写っていませんが、この右手の巣を使っていたものの、そちらは崩落。この古い巣を修復して、再チャレンジ中。右は、京町Mの巣。今日は、ヒナは1羽しか見えません。最初は4羽、その後3羽で、今日は1羽。まだ巣立ちには早いはずですが、どうしたのでしょう? 気になります。

Img_4370c_20210603173601  内堀公園に行く途中、三の丸あたりのお宅で、タチアオイ。今の時期に咲くのだったかなと思って、調べたら、梅雨入り頃開花し、梅雨明け頃に花が終わるとありました。花は下の方から順次、咲き上がっていくそうです。

Img_4443c_20210603173601  散歩、家事以外の時間は、昨日の授業のQ&A書きに勤しんでいました。これ、実は、授業の準備をするよりも大変なのです。授業は、すでに何回もやっているということもありますし、担当しているのは入門科目ですから、標準的に取り上げる内容はさほどバリエーションはありません。学生の質問や、感想は実にさまざま。単なる疑問や、誤解、勘違いから、どうしてそういう発想になるの? と思えるものまであります。1・2年生、つまり19~20歳前後の学生に分かるように書かねばなりませんので、調べて、かなり考えて書かないといけません。アタマを使う結果になっていて、良し悪し。

 明日はこの地方、昼前後に大雨という予報。気をつけましょう。

2021年6月 2日 (水)

コシアカツバメの巣と思われました……江戸橋での仕事日

Dscn4024c  お陰様で今日も、薄曇りで雨には降られずに済みました(微笑)。気温は、桑名のアメダスで25.6℃でしたが、湿度が高い感じで、やや蒸し暑い。いつも通り(かなりのことがいつも通りなのは、自分でも笑えます)、8時40分の電車で出かけ、1時間半の授業をしてきました。学生諸君の出席率、今日は95%とこれまでの最高を記録。授業中も皆マジメで、居眠りをしたり、スマホをいじったり、飲食をしたりする学生は皆無です。これに助けられてなんとか無事に進められていると思います。今日で8回目でしたので、ちょうど半分が終わったことになります。

Dscn3963c_20210602181701  さて、私には前回の仕事のときからの宿題がありました。それは、校舎2階の通路にある、このツバメの巣はいったい誰の巣か、ということです。さすがに授業の前に見に行くことはしていません。授業終了後、助手の先生と学生さん一人を連れて、確認へ。残念ながら、私が見に行った時にはツバメの姿はありませんでしたが、助手の先生の観察によれば、腰のところが、赤褐色、または、オレンジ色をしているツバメが来ているということでしたので、コシアカツバメの巣で間違いなさそうです。ヒナもいるそうで、ときどきエサを運んで来ているようです。自分では見ていませんので、完全に「一件落着」とは行きませんが……。

Dscn4020c  授業の片付けにちょっと時間がかかり、また、コシアカツバメの巣を見ていましたので、いつもの12時20分の電車には間に合わず。ということで、お約束の道草(笑)。志登茂川を覗いてきました。江戸橋の上流側あたりですが、ご覧のような状態。ここは、河口部からほど近いので、潮の干満の影響があるのです。四日市港潮汐表では、今日は10時40分に満潮でした。引き潮に入って1時間半ほど。12時40分の電車で帰宅。

Dscn4006c  前にも書いたことがありますが、往きの電車では、当日の授業レジメや、補足説明の資料をまずは、チェックします。案外変換ミスをしています(苦笑)。それが終わると(たいてい四日市駅に着く頃には終了。20分ほど)。昔は、通勤電車に乗っている間は、読書タイムでしたが、老眼&ショボショボ感が進み、細かい文字を見るのは苦痛。それ故、残り20分ほどは、外を眺めていきます。左の写真は、四日市市楠町の水田。「田んぼアート田植え体験 2021年大会マスコットとこまる」というイベントが行われたところで、田んぼアートになります。「とこまる」は今年行われる三重とこわか国体と三重とこわか大会のマスコットキャラクターですが、見る限りそれはまだよく分かりません。

Dscn4012c  こちらは、鈴鹿市長太町にある「長太の大楠」。近鉄電車からも、国道23号線からもよく見えます。県の天然記念物。樹齢1,000年を越えると言い伝えられます。嘉永年間(1848~53年)の「勢国見聞集」の名木之部に「河曲郡北堀江村 楠 当村の西の方にあり 是を大木神社と云 式内の社なり」とあり、楠の木そのものが神社であったそうです。樹高約23m、目通り約7.8m。

Dscn4013c  さらに、今の時期、水田にサギがいるのがよく見られます。コンデジで走行中の車内から撮りましたので、サギが画面の端っこにかたまって写ってしまっていました(苦笑)。背景に伊勢鉄道の線路が写っています。高田本山駅から江戸橋駅の間、西側の水田で撮ったもの。以上、今日の通勤電車の楽しみでした。

Dscn4027c  帰宅後は、昼食を摂ったあと、出欠確認を済ませ、出席票に書かれた質問、感想、コメントに目を通します。その後、補足説明書きの作業。これが現在進行形。半日では終えられません。けっこうアタマを使うのです(微苦笑)。明日は、昼は晴れそうですから、午前中は散歩に出かけるつもり。なので、完成は明日午後の予定。帰宅後、非常勤先からメールで、前期の期末試験についてのアンケート。試験は8月なのですが、準備を始めなくてはなりません。

【余談というか、ぼやきというか(爆)】 東京オリンピック・パラリンピック、何となく、何があっても開催されるのかな、という雰囲気になりつつある気がします。私自身は、元々このオリンピック・パラリンピックを東京で開催する意味はないと思っていました。「復興の証として」という理屈が成り立たないと考えるからです。それでも、また、このコロナ禍の中で開催するというのであれば、それなりに説明がなくてはなりません。が、説明はなく、壊れたレコードの如く、「安全安心の大会」と唱えています。ここまでくると、「大バクチを打つ」積もりなのではないかと思えてきます。管さんが、自分だけで勝手にバクチを打つなら構いませんが、我々を巻き込まないでもらいたいと強く願うものです。

 さらに言えば、管さんもいい加減に安倍さんの尻ぬぐいを止めたらどうかとも思います。菅さんがコロナ対応で失敗を重ねているのは、経済重視で感染対策が中途半端な安倍路線を引き継いだからだという指摘があります。オリンピックも、赤木ファイルも、安倍さんの尻ぬぐい。しかし、安倍さんを守るのももう限界ではないかと思えます。去年12月に書きましたが(2020年12月15日:田中真紀子さんの管さん評が傑作)、田中真紀子さんが去年の安倍さん後継を選ぶ自民党総裁選挙を「菅政権なら「安倍家の生ゴミのバケツのふた」と評していました。この際、中曽根康弘さんが恩人である田中角栄を裏切って、自前の政権をつくったのに倣って、『全部、安倍のせいだ』と明らかにして安倍支配の闇から抜けたらどうかという気がします。以上、余談はまったくのつぶやき、ぼやき。スルーなさってください。

2021年6月 1日 (火)

鳥の餌台は、来客ゼロ

Img_3671c_20210601144701  好天続きです。最高気温は、26.2℃ですが、朝から気温の上がり方が早かったようで、歩き始めてしばらくから暑く感じました。まったくいつも通り、住吉神社、江戸町、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、寺町のあと、田町、三崎通を回って、6.3㎞。3時間あまり。

Img_3623c_20210601144701 Img_3666c_20210601144701  住吉神社近くの住吉水門のところでホオジロのオス。先日出かけた長良川河口堰の方にはよくいるのですが、ときどきこのあたりでも、ホオジロを見ます。住吉水門の下流側まで高水敷の草刈りが終わっており、スズメやムクドリ、ドバトがエサを拾いに来ています。スズメのヒナもやって来ています(右の写真)。スズメのヒナ(一番仔)たちは、すでに皆自立したようで、親とは離れて行動しています。

Img_3693c_20210601144701 Img_3703c_20210601144701  九華公園に行く前に歌行燈本店でアジサイを見てきました。この時期、鳥の種類、数が少ないので、オッサンでも花に目が向くのです(微苦笑)。その昔、タモリさんが何かの番組で(ブラタモリだったような記憶がありますが)、「男が、花鳥風月を見るようになったら、それは男としてはオシマイだ」と言っていました。けだし名言だと思えます。

Img_3707c_20210601144701 Img_3724c_20210601144701  九華公園。北門を入ったところの四阿近くで、シジュウカラ・ファミリー。ソメイヨシノの木を移動しています。賑やかな割に姿を捉えにくい。葉っぱが繁っている影響がかなりあります。相撲場の近くでは、今日もまた、ハクセキレイのヒナが1羽。今日は、この1羽しか見当たりません。いつまでもきょうだいで一緒というわけにも行かないのでしょう。

Img_3821c_20210601144701  奥平屋敷跡では、ずいぶん久しぶりにハクセキレイのオスが登場。カワラヒワの中には、羽毛を拾い集めているものもいました。今から巣をつくるのでしょうか?

Img_3846c_20210601144701  カワラヒワの幼鳥もやってきました。この他には、ムクドリ、スズメなど。ハシボソガラスも来ますし、ここの上空はツバメがよく飛んでいます。

Img_3774c  公園内某所に設置した餌台。今のところ、来客ゼロ。営業自粛も、時短もしていません。口の悪い散歩友達は、「ネオンサインでもつけろ」とか「開店祝いの花がいるんじゃないのか」、「呼び込みはいないのか?」、「モーニングサービス実施中はどうだ?」などなど勝手なことを言っています(笑)。新しい人工物を置いたのですから、警戒されている可能性が高いと思います。

Img_3789c_20210601144701 Img_3805c_20210601144701  奥平屋敷跡や、その周辺で、今日はミドリガメ3匹を目撃。産卵のため、堀から上がってきています。写真のカメは同一個体。後ろ足を交互に使って穴を掘っています。昨年までの経験上、もっと深い穴を掘らないと卵は産み始めません。まだかなり時間がかかると思ったので、今日は、産卵シーンはパス。九華公園を歩いていれば、またいずれ産卵シーンには遭遇するでしょう。

Img_3765c_20210601151401 Img_3752c  花菖蒲園ももちろん見てきましたが、毎日見ていますので、あまり代わり映えしません。右の花菖蒲は、「除夜の鐘(肥後系)」という品種。どこが除夜の鐘なのか、私には、残念ながらサッパリ分かりません(苦笑)。

Img_3738c  ツツジの剪定作業は、今日も続いていました。3~4名でやっておられますので、1週間くらいかかるのではないかという気がします。貝塚公園には、スズメ、ムクドリ、カワラヒワがいたくらい。内堀南公園はめったに鳥はいません。

Img_3893c_20210601144701 Img_3955c_20210601144801  京町ではいつものように、ツバメの巣を見て回ります。まずは、京町H。左の写真のように、ヒナは3羽いました。右は、京町S。相変わらず親ツバメが巣に就いています。

Img_3972c_20210601144801  京町Mでは、ヒナは昨日と同じく、3羽。やはり1羽はいなくなったと思えます。この巣は、2階建ての1階にある車庫の奥にあります。面識のないお宅なので、聞くこともできません。

Img_4012c_20210601152301 Img_4007c_20210601144801  京町K。何度か壊されたものの、今日もまた、建築中。すごい執念というか、ここがよほど気に入った様子。親ツバメが右の写真のように、泥や草など、巣材を運んできています。

Img_4103c_20210601144801  今日は、久しぶりに田町や、三崎通にあるツバメの巣も見てきました。田町の商店にある巣は、崩落していたのですが、今日見たら、修復されていました。「いつの間に?」と思ったくらい。たぶん5月6日以降(2021年5月6日:九華公園で「スズメとカメの鑑賞会」(笑)……ツバメの巣チェックも)、見ていませんでした。油断しました(苦笑)。「ツバメの巣チェック」に復活させねばなりません。三崎通あたりの2ヶ所、3つの巣は不在。

Img_4091c Img_4096c_20210601144801  田町の商店近くで、アジサイとアガパンサス。アジサイは銀行の近く、郵便局の向かいの歩道の街路樹の根元にあるのです。どなたか世話をしていらっしゃるのか、分かりませんが、毎年、この青い花をつけます。アガパンサスは、眼科医院のところ。もう1輪も咲いてきており、2輪。

Img_4117c_20210601144801  三崎通から住吉入江を通って帰宅。途中で、シジュウカラのファミリー。なかなかよい写真は撮らせてもらえません。これも、ソメイヨシノの木にて。

Img_4021c_20210601153301  明日は、江戸橋での仕事。7回目。天気は良さそうで、安心。まだ7回目ですから、半分まで行きません(今年度は講義15回プラス筆記試験1回=計16回)。パブリックセンターから電話があり、今月の市民大学郷土史学科は、「まん延防止措置が出ているので、中止」だそうです。残念。次回は、7月5日。

Img_4179c_20210601144801  アサガオ日報。毎日載せるほど著しい変化はありませんが、それでも一応、「日報」。小さい植木鉢の方は、1本はそれなりに育っていますが、他が芳しくありませ。追加して種を蒔こうと思います。

 

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  • 本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)

    本郷 和人: 東大生に教える日本史 (文春新書)
    別に「東大生に教える」でなくてもよいのですが、この本の元になったのが、東京大学教養学部の学生たちに「暗記不要、歴史を考えるおもしろさを伝えたい」ということで行った連続講義ですから、そういうタイトルになっています。歴史、とくに高校時代に学んだ歴史は、やはり暗記科目でした。あれから50年以上経った今でも、そこから抜けきっていない気がします。そういう意味では暗記ではなく、時代を動かす原動力は何か、誰が時代を変えていくのかという視点から歴史を見て、考えるのは、新鮮です。史実は変わりませんが、それを材料に、自分の視点から、自分の見方で論理を組み立て、自分なりの歴史像を造ってみることを愉しめばよいという著者の考え方をしっかりと身につけられたらよいなというのが、読後感です。 (★★★★★)

  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)