待ちに待ったヒナたち登場……散歩の終わりに博物館にて「能ある鷹は文化を残す―松平定信の文化史―」を見てくる
昨日はよく歩いてきましたが、今日は今日でいつも通りに散歩です。ただし、時間はちょっと遅く8時から。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町あたりと回って、桑名市博物館へ。5月30日まで「能ある鷹は文化を残す―松平定信の文化史―」を開催中なのです。今日は、午前中に26.7℃となり、半袖でで歩いている人もよく見かけました。
まず、タイトル通り、鳥のヒナたち。「いよ、待ってました! パチパチ!!」という感じ(微笑)。船津屋さんの裏手からシジュウカラの鳴き声が盛んに聞こえて来ました。よく探したら、木々の間に親子。餌をもらっていたのですが、決定的瞬間はピンぼけ連発。ヒナが餌になる虫をもらって、一所懸命食べているところが何とか撮れました(ちょっと画像は粗いのですが……)。近くには、オスのシジュウカラがいました。
貝塚公園では、何気なく撮ったカワラヒワが、ヒナでした。このところ、九華公園では、カワラヒワのヒナは見かけなくなりました。カワラヒワの鳴き声はしていますから、いないということはないと思います。
博物館で展示を見て、まさに帰り道、住吉入江の南の端で、スズメのヒナを見つけました。1羽のみ。左右の写真は、同じヒナです。嘴が黄色く、頬の黒い部分もまだ色が薄い。待ちに待ったスズメのヒナです。近くには、なぜか大人のスズメが3羽。
餌をもらうシーンも確認できました。上右の写真に雑草が写っていますが、それについている実をもらっているように見えました。去年は、九華公園で「スズメの学校」と名づけたシーンを見ましたが、今年も見たいものです(2020年5月22日:ミドリガメの産卵と「スズメの学校」……今年は桑名水郷花火大会も中止で残念至極)。なお、スズメのヒナは、三の丸公園でも樹上に2羽、止まっているのを見ました。
さて、揖斐川の堤防を歩いていると、揖斐長良川の中洲からオオヨシキリの鳴き声が盛んに聞こえてきます。「また、河口堰に見に行くか」と思っていたら、三の丸公園のところで、オオヨシキリの鳴き声が聞こえてきました。西側の堀(七里の渡し跡の奥)に近いところ。公園内や、七里の渡し跡の方などから探したのですが、結局、オオヨシキリは見つけられませんでした。このあたりにも来てくれるなら、うれしい。弥富のM池公園でも、公園の外周遊歩道にある木で鳴いているのを見たことがあります。
九華公園では、北門を入ってすぐのところの水たまりで、スズメが水浴び。今日は、2羽が同時に来ています。割と無警戒で、側を人が通っても、私が少し近づいても逃げません。おもしろい写真が撮れないかと思って、何枚もシャッターを押したのですが、なかなかこれはという写真はありません。
左の写真は、パッと見では、スズメとは思えない気がします。スズメの水浴びを見ているとまずは、頭を下げ、水にくぐらせながら翼を羽ばたいて、身体を水にくぐらせるようにしているようです。動画で撮ってスロー再生して確認するとよいかも知れません。
九華公園、ツツジは本当にオシマイ。気が早いので、花菖蒲が気になります。去年は、5月7日につぼみが福良なものがありました(2020年5月7日:スズメのヒナが親からエサをもらっていました)。写真は、本丸跡のところの花菖蒲園。春先に全面的に植え替えをしました。一部でつぼみが出て来ていました。去年、ここは貧弱だったのですが、この分なら咲きそうです(というか、全部植え替えて咲かなかったら却っておかしな話しになります)。
こちらは、サツキ。咲き始めは早かったのですが、その後がスローペースのように思えます。ツツジも、咲くのは早かったのですが、咲きそろわず、また、満開に至らなかった木もありました。
京町では、この時期恒例、ツバメの巣チェック。左の写真は、京町H。右の写真は、京町S。どちらも、ときどきいないこともありますが、ほぼ巣に就いていますので、卵があるのではないかと思います。今日は、京町Mにも親ツバメがいましたが、京町Aは不在。
ツバメの巣を見て回ってから、桑名市博物館へ。娘が付き合ってくれました。5月30日まで「能ある鷹は文化を残す―松平定信の文化史―」展を開催しています。桑名市博物館は、その前身である桑名市立文化美術館の開館から数え、今年が開館50周年です。桑名藩関係資料や古萬古、茶道具などのコレクションがありますが、その中心は、松平定信に関する資料です。文政6(1823)年に定信の嫡男定永が、白河から桑名へ国替えとなったことから、定信に関するものが多く桑名に伝わっているのです。定信が亡くなったのが5月ということで、定信の業績と、桑名にもたらした文化を振り返る展覧会という趣旨で企画されています。
2階展示室では、併せて、「越川(えっせん)の文化交流 ―長島藩主増山雪斎と桑名―」と、「刀剣コレクションⅠ」が行われています。前者について、桑名と長島は揖斐川や長良川に隔てられていますが、古くから交流も深く、江戸時代にも文化の交わりがありました。文化人として知られる長島藩主増山雪斎と、長島藩校設立を助けた十時梅厓(とときばいがい)、桑名の文化人魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)による、川を越えた3人の文化交流が紹介されています。増山雪斎は、先日、三重県立美術館で「若冲と京の美術―京都 細見コレクションの精華―」を見てきたときにも、出品されていました。
これは、毎回の展覧会で1点ある「撮影可」の展示物。赤楽茶碗は、定信作。茶入れ(銘「あり明」)は、松平家伝来のもので、定信が命名。手前に半分写っているのは、楽字香合。これは、定信が青木木米(あおきもくべい:江戸後期を代表する京都の文人陶工、南画家)に注文してつくったもの。
明日は、市民大学郷土誌学科の今年度第1回。開講式などがありますので、早めに行かないといけません。そして、桑名では、新型コロナのワクチン接種の予約開始日。私自身は、主治医&友人から、少し落ち着いた頃予約してくれといわれましたから、もう少し先でと思っています。
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