花祭(灌仏会)
20℃近くになりました。外を歩いて来たら少し汗ばんだのですが、室内はけっこう肌寒い気がします。今日も今日とて、いつもどおり(笑)。朝7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町、御坊さん(桑名別院本統寺)、三八市と5.5㎞。鳥は少なかったものの、散歩友達にたくさん出会い、話し込み、帰宅は11時15分頃。オッサンも世間話に勤しむのです(爆)。三八市では、去年11月以来、みたらし団子を購入(2020年11月23日:九華公園でカワセミをじっくり観察……寺町・三八市でみたらし団子を久しぶりにゲット)。
今日は、4月8日で花祭。お釈迦様の誕生日を祝う行事が行われます。そのため、御坊さんに寄って来たのです。花御堂の中に仏様を安置し、灌仏偈(かんぶつげ)を唱えながら香湯または甘茶を注ぎます。花祭は、「灌仏会(かんぶつえ)」ともいいますが、この季節になると、なぜか、高校時代、古典の授業で習った徒然草の一節が浮かんできます。間違うといけませんから、きちんと調べ、次に引用してあります。「灌仏」には「くわんぶつ」とカナが振ってあった記憶もあります。第19段の「折節の移り変わるこそ、ものごとにあはれなれ」で始まるところにあります。
「灌仏の比(ころ)、祭の比、若葉の、梢涼しげに茂りゆくほどこそ、世のあはれも、人の恋しさもまされ」と人のおほせられしこそ、げにさるものなれ。五月、あやめふく比、早苗とるころ、水鶏(くいな)のたたくなど、心ぼそからぬかは。六月(みなづき)の比、あやしき家に夕顔の白く見えて、蚊遣火(かやりび)ふすぶるもあはれなり。六月祓(みなづきばらえ)又をかし。
大意は、以下の通り:
「四月の灌仏会のころ、葵祭のころ、若葉の梢が涼しげに茂っていく頃こそ、世のあはれも、人恋しさも高まるものだ」と、ある人がおっしゃっていたが、まったくその通りだ。五月、屋根にあやめを葺く端午の節句、六月の早苗を取って田植えするころ、水鶏(くいな)のたたく声など、心細くないことがあろうか。みすぼらしい家に夕顔の花が白く見えて、蚊遣火をいぶしているのも趣深い。六月の夏越の祓も味わいがある。
さて、冒頭にも書きましたが、今日も鳥は少なく、住吉入江にオオバンが1羽いましたが、諸戸氏庭園、桑名七里の渡し公園には何もいません。揖斐川では、珍しく、4月になってもシラウオ漁をしている漁船が1組。4月になって見たのは、記憶にありません。七里の渡し跡では、ヒドリガモが13羽。堤防の法面に上がって、草を食べていました。柿安コミュニティパークの堀にはキンクロハジロが1羽。
九華公園では、北門を入ったところにツグミ1羽。昨日は、どこでも見なかったのですが、今日はこのあとあちこちで目撃。昨日まで残っていた露店はすべて撤収されていました。花もほぼ散り、歩く人はいつも散歩している人だけ。管理人さんは、花見期間中にたまったゴミ処理に大わらわ。業者さんが来るのはまだ先だそうで、大変です。
奥平屋敷跡。今日は、待てど暮らせど、シメが現れず。シロハラだけはずっといました。他には、スズメ、カワラヒワ、ドバトが少数。ハクセキレイは上空を通過。ツバメも時折、飛んで行きます。シジュウカラ2羽が来たものの、松の木の高いところに入ってしまい、どこにいるか見分けがつきません。散歩友達とは、「今日は、スズメ&ドバト鑑賞会だなぁ」とぼやくことしきり。二の丸跡、朝日丸跡でも、カワラヒワ、ヒヨドリ、スズメなど。ツグミは、本丸跡からも鳴き声が聞こえましたし、鎮国守国神社にもいました。
カモは、合計37羽。昨日と同じく、ヒドリガモが2ペア、ハシビロガモが1ペア、他はキンクロハジロ。二の丸堀の西側エリアに集まっています。ユリカモメ、例年、4がつに入るとほとんど姿を見せませんが、今日は1羽だけが飛来。
桜は八重桜以外、見るところはありません。ツツジは、公園のあちこちで咲き始めました。本丸跡の藤棚の藤もそれなりに咲いてきました。ずっと以前は、房が垂れていましたが、手入れも施肥もされませんから、そういう光景はしばらく見ていません。
野球場前の堀で、甲羅干しをしていたカメ。頬に桜の花びらをつけていました。面の皮が厚いのか、花びらがついていても気にはならない様子。何食わぬ顔で甲羅干し中なので、笑えます。
貝塚公園では、珍しくメジロが数羽。シロハラを2羽同時に目撃。複数いるような気がしていましたが、今頃になって確認できました。このほか、写真は撮れなかったのですが、ツグミも少なくとも3羽。内堀公園でも、ツグミが3羽、飛び出して、どこかに飛び去りました。
京町では、呉服屋さんの巣のところに、ツバメが2羽。電線や、近くのお宅の軒先で休んでいるのですが、時折、巣のあるところにも入って行きます。そろそろ巣の修復や手入れをするのではないかと思っています。田町付近や、京町の別のお宅ではまだツバメはやって来ていません。
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