« 九華公園でイカルの群 | トップページ | 3日連続でイカルの群……「ダブルウメジロウ」とイソヒヨドリのオスも »

2021年3月 7日 (日)

今日もイカルの群に遭遇……散歩帰りに博物館で「新収蔵品展―陸軍大将立見尚文を生んだ桑名藩町田家―」を見る

Img_8375c_20210307154201 昨日とは打って変わって、雲が多く、気温も上がらず、寒い感じの1日です。が、今日の散歩でも大いに成果ありで、微笑。というのも、昨日に引き続き、イカルの群に遭遇できたのです。まずは、三の丸公園。遠目には、ムクドリかと思ったのですが、イカルが5~6羽、柿安コミュニティパークの方からやってきたのです。ここでは、残念ながらすぐに南西の方へ飛び去ってしまいました。

Img_8496c_20210307154201

Img_8490c_20210307154201  しかし、これだけではありませんでした。九華公園について奥平屋敷跡近くでYさんに会い、「三の丸公園にイカルがいた」という話をしながら、ふと見たら、ここにもイカルがいるではありませんか(喜)。奥平屋敷跡にあるセキセイインコの鳥小屋の裏手に10羽以上(たぶん15~6羽)。

Img_8507c_20210307154201

Img_8531c_20210307154101  結局、いつものように奥平屋敷跡には1時間ほどいたのですが、イカルたち、人が通ると樹上に逃げるのですが、その間ずっとここにいました。見ている途中で気づいたのですが、シメも混じっていました。どちらもアトリ科の鳥です。イカルの方が大きいのですが、あまり違和感なく一緒に行動している感じでした。

Img_8602c Img_8613c_20210307154101  イカルが、人を避けて木に逃げたところですが、この木に残っていた実を探して、それを食べているようでした。シメと同じく、ムシャムシャとズーッと食べ続けているように見え、笑えます。

Img_8273c_20210307154201 Img_8290c_20210307154201  さて、今日も散歩は、朝7時半から。住吉神社、九華公園、貝塚公園、外堀から今日は、桑名市博物館に立ち寄って展覧会を見て、京町、寺町商店街と回って来ました。博物館に行ったこともあって、4時間もウロウロ。歩いたのは、5.7㎞。

Img_8293c_20210307154201Img_8296c  諸戸氏庭園や、住吉入江(左の写真)には鳥はおらず。桑名七里の渡し公園で、スズメ、カワラヒワ。揖斐川には、今日もカンムリカイツブリ。ただし、見えたのは1羽のみ。

Img_8314c_20210307154201Img_8332c  七里の渡し跡では、コガモが2ペア。最近、このあたりまででヒドリガモは見ません。三の丸公園には、今日もメスのジョウビタキ1羽。他にはツグミ1羽。ツグミは三の丸水門のところにも1羽。柿安コミュニティパークには、ヒヨドリのみ。

Img_8414c 九華公園には8時前に到着。北門近くにはカワラヒワ。カワラヒワは、最近、あちこちにいます。中には、巣材を探していると思われるカワラヒワのペアもいます。以前は、エナガが巣材を運んでいるのも見ましたが、最近、九華公園ではエナガは見られません。コゲラも、このところすっかりご無沙汰。

Img_8451c_20210307154201Img_8617c_20210307154101  奥平屋敷跡ではイカルの他に、いつものようにシロハラ。ハクセキレイのペアも、いつも通りにやって来ました。シジュウカラ2羽も見ましたし、メジロの鳴き声も聞こえます。ハシボソガラスのペアは、今日もせっせと巣の材料にする木の枝や、根っこのあたりをくわえてやって来ます。

Img_8535c_20210307154101 シメがいたのは、初めの方にも書きましたが、イカルに混じって、2羽いたように見えました。いつも来るジョウビタキのオスは、今日は姿が見えません。

Img_8679c_20210307154101 二の丸跡ではツグミ1羽にカワラヒワ。朝日丸跡ではウグイスの地鳴きが聞かれましたし、ツグミ1羽(左の写真)とジョウビタキのオスも1羽。ジョウビタキは、カメラに気を取られた隙にどこかに逃げられました(苦笑)。

Img_8803cImg_8695c  カモは、今日は、43羽。ハシビロガモは7羽、ホシハジロのオスが2羽。ヒドリガモは、イカルを見ているときに鳴き声が聞こえたものの、姿は確認していません。他はキンクロハジロ。

Img_8655c_20210307154101Img_8668c  ユリカモメは、8羽。元アヒル小屋の屋根などにやって来ていました。今日は、ときどき餌をやる人がいました。右のユリカモメ、エサのパン屑(というには大きいのですが)をもらって、少し離れたところまで来て、ゆっくりと食べています。ちょっと大きい気もしたのですが、このあと、一気に呑み込みました。

Img_8718c_20210307154101Img_8745c  鎮国守国神社の豊後梅で、ウメジロウ。梅の花も盛りを過ぎつつありますから、ウメジロウのシーズンもそろそろ終わりを迎えるでしょう。そこで、ウメジロウ「番外編」として、右の写真(笑)。名づけて、「お尻ウメジロウ」。

Img_8812c_20210307154101 神戸櫓跡の東で、いつものように一休みしようとベンチに腰を下ろした途端に、ジョウビタキのオスが登場。ジョウビタキは、わざわざ姿を見せようとしている、あるいは、挨拶にでも来ているような気がします。

Img_8866c_20210307154101Img_8827c_20210307154101  貝塚公園では、ツグミ2羽に、シロハラ1羽。ヒヨドリやキジバトもいました。西側のエリアで、チラッと見えたのは、アオジのような気がしましたが、超証拠写真しか撮れず(右の写真)。追いかけたものの、逃げられました。

Img_8902c_20210307154001 Img_8905c_20210307162401  寺町商店街、花見客多数。商店街にある和菓子屋さんが、北側の荷捌き広場で「みたらし団子実演販売」。つまり、そこで焼いて売っているということです。「甘辛いタレがクセになる」とあったのですが、残念ながら、私の好みのみたらし団子ではありません。メジロはほとんどいませんでした。ヒヨドリとスズメ。スズメの写真はうまく撮れず、今日は「河津桜にヒヨドリ」。

Img_8956c_20210307154001  住吉入江沿いのお宅では、モクレンがもうすぐにでも咲きそうでした。紫色の花が咲きますので、「紫木蓮(シモクレン)」ともいわれるそうです。

Img_8870c_20210307154001 Human_07  ところで、桑名市博物館では、昨日から「春の企画展 新収蔵品展―陸軍大将立見尚文を生んだ桑名藩町田家―」という展覧会が開催されています(4月11日(日)まで。高校生以上¥150)。2階では、【特集陳列】として、「ブラ桑名/収蔵刀剣展Ⅳ」が併催。立見尚文は、桑名藩士町田伝太夫の3男で、同藩士立見家の養子。戊辰戦争で、雷神隊の隊長として、薩長軍、とくに山県有朋を翻弄しました。のち陸軍に入り西南戦争、日清戦争に出征、日露戦争では第八師団長として、黒溝台の会戦で活躍しました。これによって明治39(1906)年、陸軍大将。薩長政権では、維新の敗者であった桑名出身者に対しては低い評価しか与えられませんでしたが、立見は、日露戦争の功績で、実力で大将に昇進したのは素晴らしいと思います。立見の写真は、桑名市のサイトからお借りしました。

Img_8891c_20210307154001  今回の展覧会は、「新収蔵品展」とありますように、近年、寄贈あるいは寄託されたものから初公開資料約70点が出展されていました。中でも、町田家から寄贈された立見尚文に関するものに興味がありましたので、今日、見てきたという次第。立見尚文や、その家族の写真などもおもしろかったのですが、私としては、手紙をもっとも興味深く見てきました。軍人ということから謹厳実直な人かと思っていたのですが、けっこうユーモアやウィットに富んだ人物であったことが伺えました。今回は、「解説パネル小冊子」が1部¥300で販売されていましたので、それを入手してきました。立見の系図、年表の他、彼の手紙の翻刻が載っていますので、じっくり読んでみようと思っています。

Img_8873c_20210307154001  併催されている「ブラ桑名」では、「桑名日記(県文化財)」、「久波奈名所図会(市文化財)」、広重の東海道五十三次のうち「宮 熱田の駅 七里の渡口」や「桑名七里之渡舩」などが出ています。写真は、毎回1点だけある撮影可能な展示。今回は、「脇指 銘 勢州住 千子正重」。正重(まさしげ)は、室町後期、桑名で活躍した村正を祖とする刀工集団「千子(せんご)派」の一人。

| |

« 九華公園でイカルの群 | トップページ | 3日連続でイカルの群……「ダブルウメジロウ」とイソヒヨドリのオスも »

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

散歩」カテゴリの記事

花・植物」カテゴリの記事

野鳥」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 九華公園でイカルの群 | トップページ | 3日連続でイカルの群……「ダブルウメジロウ」とイソヒヨドリのオスも »