雨読にて、4月からの授業準備をしつつ、昔の大学の授業を思い出す
昨日の散歩では、3回ほど雨宿りを強いられましたが、今日は終日、雨予報。雨雲レーダーを眺めていても、時折、雲の隙間はあるものの、出かけたら、雨に見舞われること間違いなしという感じ。それ故、早々に散歩は諦めました。
我がモットーにしたがい、「雨読」の日。ということで、火曜日に引き続き(2021年3月2日:結局、終日、蟄居……午前中は4月からの授業準備に着手)、4月からの授業の準備。授業は、パワーポイントを用いています。もうこれなしでは話ができないかも知れません(笑)。必要な図表、話のポイントなどがすべて入れてあります。昔、大学のセンセイは、古びたノートを毎年、繰り返しそのまま使って、読み上げていたなどという話がありますが、少しずつバージョンアップを図っています。
今、自分が書いた話から思い出したのですが、私が大学に入学したのは昭和48(1973)年。初めの2年間は、教養部に所属し、一般教育を中心とした授業。2年生の後半からは専門過程の授業が始まりました。文学部哲学科心理学専攻というところです。当時、教授でいらした先生方は、戦前の旧東京帝国大学のご卒業。心理学概論の授業に初めて出席して、ひどく驚いたことがありました。それは、教授が教室にいらっしゃったかと思うと、おもむろにご自分のノートを開いて、読み上げて行かれるのです。3、4年生の先輩方は、さも当然という風にそれをひたすら筆記しています。あとからあれこれ見聞きして分かったのは、あのやり方はたぶん戦前の旧帝大ではデフォルトの授業スタイル。今もそのノートは残してあります。ところどころ、メモがとれず、あとから同級生で、それぞれのメモを付き合わせて空白を埋めたり、ミスを訂正したりした跡があります。今の授業スタイルとは、まさに隔世の感があります。
午前中の雨量はさほどでもありません。アメダスには記録が出ないくらい。「これなら歩けたかも」と思いつつ、パソコン画面とにらめっこ。11時くらいからは本格的な雨。散歩は、また明日。
| 固定リンク | 0
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 桜を散らす犯人を現行犯で押さえる(笑)……コゲラ、今日は巣作りに専念(2023.03.24)
- 雨読の日は、新学期の非常勤の授業準備(2023.03.23)
- 「河津桜にメジロ」も今シーズン最後か……誕生日を迎えました(めでたくもあり、めでたくもなし)(2023.03.22)
- 九華公園で昨年コゲラが営巣した木が折れて落ちているのを発見!……ケリも見てきました(2023.03.21)
- 鳥が少ないので、サクラその他の話題で(2023.03.20)
「大学」カテゴリの記事
- 大雪の中、後期の定期試験(2023.01.25)
- 江戸橋での非常勤も14回目を無事終了、来週は試験……【加賀乙彦さんご逝去について追記しました(1/19)】(2023.01.18)
- 散歩日和でしたが、非常勤の授業(2023.01.11)
- 御用始めで、鳥図鑑+1(2023.01.04)
- 年内最後の非常勤の授業(2022.12.21)
コメント