お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年10月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年10月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

最近のコメント

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2021年1月

2021年1月31日 (日)

シメに接近遭遇(微笑)

Img_1865c_20210131151601  晴れの予報でしたが、朝の早い時間は、雲がけっこう多く、寒く感じました。昼前からはよく晴れてきて、気温も10℃を超え、陽がよく入るリビングでは暖かく過ごせます。いつも通り、7時半から散歩を開始。住吉神社、九華公園、中橋、九華公園、貝塚公園、内堀公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、南魚町、寺町、桑名七里の渡し公園と6.8㎞を歩いて回って来ました。

Img_1870c_20210131152101  諸戸氏庭園、相変わらず静かでヒヨドリの鳴き声はほとんどしません。住吉ポンプ場の前でハクセキレイ。こImg_1882c_20210131151601 のあたりや住吉入江沿いによくいます。住吉水門の内側には、ヒドリガモが17羽にオオバンが1羽。ヒドリガモは、水門外の揖斐川にも5羽。最近、この住吉水門あたりに集まっています。

Img_1903c  揖斐川には、シジミ漁の漁船1隻と、シラウオ漁の漁船が1組。波はけっこうImg_1911c_20210131151601 あります。カンムリカイツブリが、波乗り中(微笑)。波があるときの方が、よく見る気がします。

Img_1919c_20210131151601  七里の渡し跡には、コガモが3羽、上陸しImg_1938c て身繕い。三の丸公園には鳥はおらず。三の丸水門で、ツグミ。ツグミは柿安コミュニティパークにもいました。コミュニティパークでは、スズメもたくさん降りて来て、エサを拾っていました。スズメは、正月過ぎはあまりいなかったのですが、最近また見るようになっています。

Img_1961c_20210131151601  九華公園には7時50分に到着。歩いている人、少し。アオサギは、今日は、鎮国守国神社の社務所裏の「定位置」にいました。ゴイサギ、ホシゴイは、このところはいません。ツグミ、カワラヒワ、メジロなども見られませんでした。

Img_1967c_20210131151601  奥平屋敷跡では、シメ。互いに気づかないうちに、10m以内に大接近していました(微笑)。大きな動きをImg_2016c_20210131151601 しないようにして見ていたら、シメもそのまましばらくエサを拾って食べ続けています。こういうことはなかなかありません。力強い嘴で、ムシャムシャという感じで食べるので、見ていて飽きません。

Img_2063c_20210131151601  他にやって来たのは、シロハラ。ただし、遠くて、曇っていたので、証拠写真。これら以外には、カワラヒワとドバト、ハシボソガラス。今日は、ハクセキレイも来ません。

Img_2086c_20210131151601  カモは、合計57羽。ヒドリガモのオスが2羽にメスが1羽(今日は、メスは1羽しか見当たらず)、ホシハジImg_2104c_20210131151601 ロのオスは1羽、ハシビロガモは合計15羽。他はキンクロハジロ。カルガモは2羽。ユリカモメは、16羽いたものの、エサをくれる人がなく、早々にほとんどが退散してしまいました。

Img_2116c Img_2135c_20210131151601  シメに接近遭遇できたのはよかったのですが、他がなかなかいません。鎮国守国神社や、本丸の跡でカワラヒワ。相撲場のところで、樹上にツグミ。ヤマガラの鳴き声も聞こえたものの、姿は見えず。

Img_2139c_20210131151601  最近、社務所裏にゴイサギがいませんので、中橋のところにいるか、確認に回りました。しかし、まったく姿はありません。ちなみに、中橋と多聞橋の間に赤須賀の漁船が3隻やって来て、シジミを採っていました。他にも、片町堀の方にも1隻が入ってきていました。揖斐川ではよほど採れないのでしょう。

Img_2144c_20210131151601  九華公園に戻って、外周遊歩道を歩いて、貝塚公園へ。こちらも静か。カワラヒワ、メジロ、ヒヨドリが少しと、一瞬だけモズ。これまた証拠写真。このシーンを撮ったとたんに逃げられました。内堀公園では、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、シジュウカラ。お目当てのジョウビタキのオスは出てこず。

Img_2169c_20210131151601 Img_2222c_20210131151601  南魚町を歩いていたら、この間まで見ていたのとは別のお宅でも(これは西魚町)、ミカンがぶら下げてあり、メジロがやって来ていました。メジロ用にミカンをぶら下げてあるお宅は、案外あるのかも知れません。ちなみに、西魚町のお宅も見てきましたが、ミカンは食べ尽くされ、乾燥してしまっていました。

Img_2238c  寺町の河津桜は、その後、変わらず。もう少し歩こうと、今日も、桑名七里の渡し公園へ。キセキレイがいないかというほのImg_2271c_20210131151601 かな期待もあって、ですが、残念ながら、ドバトとカワラヒワのみ。左の写真は、住吉入江をはさんで南側から見たところ。奥は六華苑。

Img_2250c_20210131151601  モチベーションが湧かず、サボっていますが(苦笑)、確定申告と、成績報告をしなくてはなりません。明日から2月ですから、2月になったらということにしておきましょう。

2021年1月30日 (土)

薄ら雪化粧……今日もジョウビタキ・デーにして、モズのオスとビンズイにも遭遇、空腹のヒヨドリはパンジーを食べる

Img_1059c_20210130151701  バスに乗ってウォーキングに行こうかと考えていたのですが、朝起きたら、冒頭の写真のような光景。予報通りに雪が降りましImg_1061c_20210130151701 た。いったんは止んでいたのですが、5時過ぎからまた降ってきました。北から西の空には、雪雲。雨雲レーダーを見ていても、藤原岳と関ヶ原の間から雪雲が流れ込み続けています。やむなく、中止。8時前からは晴れてきましたので、いつも通りのコースを歩くことに。

Img_1073c_20210130151701 Img_1075c  住吉神社、九華公園と来たところで、雪雲が空一面を覆って、チラチラ降り始めましたので、内堀公園を通って帰宅の途へ。しかし、京町、寺町と歩いて来ると、再び青空。住吉入江から、桑名七里の渡し公園を回って、散歩距離を稼いで(苦笑)、10時過ぎに帰宅。5.3㎞。

Img_1080c_20210130151701 Img_1101c_20210130151701  拙宅前の住吉入江には、キンクロハジロのメスが1羽、ヒドリガモが15羽、オオバンが1羽。ほぼいつものメンバーですが、今日はホシハジロのオスが見えません。

Img_1084c_20210130151701 Img_1113c  左の写真は、往きに通った桑名七里の渡し公園。大した積雪ではありません。舗装されたところは、濡れているだけ。残念ながら、鳥影はなし。右の写真は、住吉神社前から見た、揖斐川の下流方向。蟠龍櫓が小さく見えます。川にもオオバンが1羽いるだけ。

Img_1116c_20210130151601  七里の渡し跡では、ヒドリガモとコガモとが、8羽ずつ。ヒドリガモは堀に浮いていて、コガモは上陸して、Img_1119c_20210130151601 お休み中。三の丸公園には鳥はおらず、三の丸水門のところでハクセキレイ。川には、1羽のみカンムリカイツブリ。

Img_1157c_20210130151601  柿安コミュニティパークには、まずは、ツグミが2羽。さすがにわずかであっても雪が降るImg_1166c_20210130151601 と、鳥は少ないなと思って、駐車場脇を歩いていたら、ジョウビタキのメスが出て来ました。いやぁ、ちょっとうれしくなります。まるで、挨拶に出て来てくれたような感じ。しばらく付き合ってくれ、たくさんの写真を撮らせてもらいました。

Img_1199c_20210130151601  九華公園には8時20分に到着。いつもより20分あまり遅いのですが、散歩する人は数えるほど。メジロは、相撲場のところのImg_1227c_20210130151601 サザンカに蜜を吸いに来ています。ヒヨドリは、食べるものがなくて困っている様子。木の幹に生えている草を見て、食べられるか考えているように見えます。

Img_1233c_20210130151601 Img_1264c_20210130151601  九華橋でいつものように、カモの数を数えようと思ったら、先客の若い女性がカメラを持って橋に立ちました。すると、ユリカモメたちがスゴい勢いで飛んで来て、彼女はビックリ。「エサをもらえると思ったんですよ」と説明するとニッコリ。その後、しばらくカモやユリカモメの写真を撮っていました。カモは、今日も少なくて、合計39羽。ハシビロガモが増えて16羽に。ヒドリガモは2ペア、ホシハジロのオスが1羽。ということは、キンクロハジロが減っていることになります。ユリカモメは、17羽。

Img_1275c_20210130151601  奥平屋敷跡、いつもなら散歩友達が必ずいるのですが、今日は話しをする知人はゼロ。南西エリアには、ツグミが1羽。ふっImg_1323c_20210130151601 くらしています。最低気温は-0.8℃でしたし、最高気温も15時に5.0℃になっただけ。ハクセキレイのペアは、いつものようにやって来ていました(右の写真は、オス)。

Img_1290c_20210130154301  屋敷跡を回って、二の丸跡が見えるところに来たら、二の丸跡の南西隅にアオサギがいるのImg_1295c_20210130154301 が見えました。珍しいところにいます。色の濃さからすると、いつも鎮国守国神社の社務所裏に来ているアオサギのような気がします。

Img_1308c_20210130151601 Img_1389c  ここに着いたときには、鳥はあまりいなかったのですが、念のためしばらく待ってみたら、これが大正解でした。まずは、ジョウビタキのオス。このジョウビタキも、かなり近いところまで来て愛嬌を振りまいてくれた感じ。続いては、モズ(右の写真)。鳥小屋の前から、南側の木に何か動いたのが見えましたので、そっと近づいたらモズのオスでした。モズは、久しぶり。

Img_1424c Img_1471c  さらに、東側では、ビンズイ。これまた久しぶり。左の写真は、二の丸跡に移動し、明るいところに出たところを撮ったもの。二の丸跡へ移動しようとしたら、どこかに行っていたジョウビタキのオスが、再登場。今日は、ジョウビタキに恵まれています。

Img_1522c_20210130151501Img_1516c_20210130151501  二の丸跡に移動して、アオサギさんをそっと覗いてみました。近寄ると逃げられること必至ですから、ちょっと遠回り。このアオサギさん、実は、このあと、九華公園を出る時にも外周遊歩道の南から見ても、同じところに佇んでいました。「動かざること木鶏のごとし」。

Img_1538c_20210130151501  二の丸跡でもジョウビタキのオスが登場。ひょっとしたら、となりの奥平屋敷跡にいたジョウビタキかも知れません。ちなみImg_1488c_20210130151601 に、奥平屋敷跡から二の丸跡にかかる橋、右の写真のような感じで、手すりにまだ雪が残っていました。

Img_1608c_20210130151501  鎮国守国神社の境内、枝垂れ梅があります(九華招魂社の西)。この枝垂れ梅も咲いてきまImg_1623c_20210130151501 した。ただ、まだ全体としては、咲いている梅は少なめ。普通の椿は咲いていますが、毎年見ている乙女椿はまだ。

Img_1648c  柿安本社のところを通って、再び九華公園の北門のとこImg_1643c ろへ。北門を入ってすぐ、桜の木が中央に植わった花壇があります。ヒヨドリが、パンジーの花を食べていました。ヒヨドリ、食べるものがなくなる今頃、雑草を食べていたりすることもあります。

Img_1700c_20210130151501  本丸跡の花菖蒲園のところで、またもやジョウビタキのオス。これもふっくらというか、真ん丸。今日はジョウビタキによく出遭います。このあたりでは、まだ晴れていたのですが、このあと雪がちらつき始めたのです。

Img_1752c_20210130151501  いつもなら、貝塚公園に行きますが、今日は、このまま京町、寺町方面に行くことに。途中、内堀公園に少しだけ寄り道。しかし、鳥はいません。写真は、京町交差点。正面の建物は、お茶屋の「茶茂」さん。オリジナルの写真では、雪がちらついているのが見えるのですが、このリサイズしたものでは分からないかも知れません。

Img_1774c_20210130151501  寺町では、河津桜をチェック。3日前と変わらない印象(2021年1月27日:河津桜が咲きました@寺町商店街)。寒くなったので、蕾も縮こまったのでしょう。最初に見つけた、膨らImg_1797c んだ蕾は(2021年1月25日 :シラウオ漁の様子、ジョウビタキのオス、メス、ヤマガラ……河津桜のつぼみ、1つだけ膨らむ)、まだ咲いていません(右の写真)。

Img_1788c Img_1808c_20210130151401  「河津桜が咲いた」「蕾が膨らんだ」と書いていますので、勘違いされる方もいらっしゃるかも知れませんが、実態はこちら(苦笑)。この木にも、2輪ほどだけ。ご覧のようによく晴れてきましたし、歩き足らない感じでしたので、住吉入江の南側を通って、桑名七里の渡し公園へ行くことに。キセキレイがいないかと期待して、です。日陰のベンチには、まだ雪が残っていました。

Img_1821c_20210130151401Img_1846c  桑名七里の渡し公園。雪はすっかり解けていましたが、いたのは、ドバト多数と、ツグミ1羽で、残念ながら、キセキレイの姿はなし。午後からは、読書。 

2021年1月29日 (金)

強風で寒さが身にしみる(苦笑)……一応、ジョウビタキ・デー

Img_0496c_20210129163201 Img_0501c_20210129163201  強風の1日でした。5~8m/sが朝からずっと吹いています。気温は、8.6℃になったのですが、体感的にはもっともっと寒い(苦笑)。7時半からいつものように、散歩に出たのですが、冒頭の2枚はその時の写真。見るからに寒い。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、吉津屋町、新築公園、常磐町、老松公園、寺町、西魚町と6.8㎞を歩いて、10時過ぎに帰宅。鳥見で待っていると冷えてきますから、知人と少し話した以外は、歩いていました。

Img_0508c_20210129163201  拙宅前の住吉入江の堤防で、カワウが翼を広げて、バッサバッサしていました。ここにカワウはけっこうよく来るのですが、堤Img_0530c 防に上がってこんなことをしているのは、珍しい。住吉水門の内側にヒドリガモ19羽、キンクロウズ2羽(オス、メス1羽ずつ)、ホシハジロのオス1羽。

Img_0533c_20210129163201  こちらは、住吉神社前から見た北の方。揖斐川の堤防ですから、吹きさらしで寒いことこの上Img_0536c なし。「こんな日に出てこなければよかった」と反省するスポット(苦笑)。多度山も、今日は上の方は白くなっています。 

Img_0549c_20210129163201  揖斐川には、カンムリカイツブリが1羽(左の写真)と、ヒImg_0566c_20210129163201 ドリガモが8羽浮いています。風が強く、波立っているのにと思います。七里の渡し跡では、ヒドリガモ9羽と、コガモが4羽。さすがに散歩する人は、ほとんどありません。

Img_0593c_20210129163201  三の丸公園にはツグミ、ハクセキレイ、ヒヨドリ。三の丸水門でジョウビタキのメス(左の写真)。今日は、強風の上、寒いので、さすがにふっくらしています。柿安コミュニティパークには、ツグミが5羽ほど。西の堀には、コガモ2羽、キンクロハジロ1羽、オオバンが3羽。

Img_0667c  九華公園では、相撲場近くでジョウビタキのオス(左の写真)。他に、ハクセキレイ、ドバト、メジロなどImg_0714c_20210129163101 がいたものの、アオサギ、ゴイサギは見当たりません。奥平屋敷跡でYさん、Wさんに出会ったものの、「今日は、立ってると寒くてたまらないな」ということで、「鳥見」は早々に解散。ドバト、カワラヒワ、ハクセキレイの他に来たのは、シメのみ(右の写真)。ちょっと遠くて、今ひとつはっきりしません。

Img_0744c  カモは、少なくて、39羽。ハシビロガモが13羽、ヒドリガモが2ペア、ホシハジロのオスは1羽で、他はキンクロハジロ。オImg_0860c_20210129163101 オバンとカルガモも1羽ずついますが、カモの少ないこと。ユリカモメは、21羽。堀に浮いていたり、もとアヒル小屋のところに並んでいたり(右の写真)。

Img_0847c_20210129163101  鎮国守国神社の境内でシロハラに出会ったものの、ピンぼけ写真。柿安の方を回って、再び、九華公園の北Img_0915c_20210129163101 門へ。ジョウビタキのメス。こちらも、真ん丸。辰巳櫓跡で、ハクセキレイ。

Img_0930c_20210129163101  貝塚公園に入ったところで、シロハラが登場。追いかける形になってしまい、証拠写真。他には、ヒヨドリがいたのみ。内堀公園は、メジロが通過したくらい。新築公園にも、老松公園にも、鳥はいません。

Img_0943c_20210129163101  ところで、吉津屋町にある布団屋さん・笹治本店で、九華公園前管理人Oさん作の「東海道案内看板」を発見。そういえば、先日お目にかかったとき、他にも東海道看板を2箇所ほど置かせてもらったとおっしゃっていました。ちなみに、この笹治本店、「創業嘉永三年(1850年)」といいます。調べたら、もともとは桑名藩9代藩主・松平忠啓(ただひら)の時代(1760年代)に尾張から来た刀師・刀商で、刀の鞘、鍔、刀の装飾品等も扱うようになり、さらに、1840年頃からは町衆にも呉服、和装小物の商いを始めたそうです。

Img_0950c  寺町で河津桜を見てきましたが、寒くなったためでしょう、その後、花は増えていない感じでした。曇天では、河津桜のピンク色も映えません。

Img_1032c_20210129163101  市役所から源泉徴収票が届き、これで、確定申告の準備は完了。医療費控除の計算書も作成完了。あとは、Img_1018c e-TAXで実際に申告書を作成して、送るだけとなりました。非常勤の授業の成績評価も終えました。これは、大事なことですから、時間をおいてもう一度確認してから提出するつもり。来週はもう2月ですが、節分、立春を迎えます。暖かくなるのが待ち遠しい。最後の2枚の写真は、桑名七里の渡し公園。キセキレイがいないかと、散歩終わりに行ってみたのですが、鳥影はありませんでした。

2021年1月28日 (木)

九華公園にアオサギ2羽登場

Img_0158c_20210128153601  今日は、終日、曇天。雨は降りませんでしたが、日照時間はゼロ。気温は9.4℃まで上がりましたので、さほど寒いわけではありません。7時半から散歩。いつものように住吉神社から歩き始めたのですが、今日は、九華公園から貝塚公園まで。4.5㎞。中途半端なところで終わっていますが、ちょっと買い物に行くため、家内に迎えに来てもらったのです。そこからはクルマ。

Img_0165c_20210128153601  曇天で写真は、イマイチ。超望遠とはいえ、コンデジですから、こういうときに弱い(苦笑)。桑名七里の渡Img_0166c し公園では、ツグミの他に、キセキレイがいたものの、証拠写真で(右の写真)、残念。先日も、見たので、ここにはよく来ると思われます。

Img_0170c_20210128153601  住吉水門の内側。奥に見えているのは、船津屋さん。向かって左に水門があImg_0176c_20210128153601 ります。ヒドリガモが11羽の他、キンクロハジロのオス・メスがそれぞれ1羽、ホシハジロのオスが1羽、オオバンが1羽いました。ヒドリガモが多かったもののいつものメンバー。水門の外側にも、ヒドリガモが5羽見えました。揖斐川では、今日もシラウオ漁の漁船が1組、操業。

Img_0202c_20210128153601  三の丸公園では、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハクセキレイ。柿安コミュニティパークでは、ツグミが1羽(左の写真)。三の丸水門の外側、揖斐川にはキンクロハジロのオスが1羽。

Img_0215c_20210128153601  九華公園には8時前に到着。鎮国守国神社の社務所裏には、アオサギのみ。他には、ハクセキレイ、ドバト、ムクドリがいたくらい。ゴイサギは、今日はいません。こんな天気で散歩する人もあまりありません。

Img_0241c  奥平屋敷跡で、40分以上鳥待ちをしたものの、めぼしいのは、ツグミとシロハラのみ。あImg_0273c とは、カワラヒワ2羽、ハクセキレイ2羽、ハシボソガラス2羽、ドバトくらい。今日のような天候では、鳥の出はよくありません。

Img_0283c_20210128153601  奥平屋敷跡から二の丸跡へ向かうとき、アオサギが1羽飛Img_0356c 来。神戸櫓跡の松の木におりました。色が薄いので、社務所裏にいたものとは別のアオサギ。若者。ここにアオサギが来るのは珍しい。すぐ近くには、カワウのたまり場があるのです。

Img_0231c_20210128153601  カモは、47羽とやや少なめ。ハシビロガモは合計13羽、ホシハジロのオス(左の写真)は今日Img_0290c も3羽、ヒドリガモは2ペア。他はキンクロハジロ(右の写真)。オオバンも1羽、混じっていました。

Img_0409c_20210128153701  ユリカモメは13羽。何度も書いていますが、今シーズンは、本当に少ない。このまま二の丸橋の欄干に数10羽が並ぶというところは、見られないかも知れません。このあと、本丸跡でジョウビタキのオスを見たものの、写真には撮れず仕舞い。鎮国守国神社の境内では、シメの鳴き声が聞こえて来ました。

Img_0335c  九華公園北門の方から回って、再び、相撲場近くでサザンカの花にメジロ。一度にたくさんは来ないのですが、1~2羽で来ているのをよく見ます。

Img_0446c_20210128153701  公園の外周の遊歩道を歩いていると、南側で、シメが桜並木から歩道に降りて来ました。このあたりでシメImg_0464c_20210128153701 を見るのは初めて。続いて、シロハラも登場。ただし、右のような写真。今日は、写真は丼店もあり、枝被りも多く、イマイチばかり(苦笑)。

Img_0490c_20210128160101 Img_0472c_20210128160101  貝塚公園では、ムクドリ、ヒヨドリだけで、今日は、シロハラは見つけられず。明日は、晴れるものの、最高気温が6℃ほどという予報。多少寒くても、晴れた方がありがたい(微笑)。

 ちなみに、珍しく買い物に行ったのですが、買ったのは、散歩用のショルダーバッグというのか、ボディバッグというのか。ブランド品にはおよそ縁がありません故、最初はしまむら、続いてスポーツDEPOと見て回り、結局、あかのれんで購入(笑)。Valorに隣接しているあかのれん。

2021年1月27日 (水)

河津桜が咲きました@寺町商店街

Img_0117c_20210127155301 Img_0138c_20210127155301  寺町商店街の河津桜で、蕾が膨らんでいたと一昨日書きましたが(2021年1月25日:シラウオ漁の様子、ジョウビタキのオス、メス、ヤマガラ……河津桜のつぼみ、1つだけ膨らむ)、今日、すべて見て回ってきたら、すでに4~5本の木で2~3輪ずつ花が咲いていました。250mほど、河津桜(一部は、枯れてしまい、ソメイヨシノに置き換えられています)の並木になっています。まだ河津桜が咲いていると思う人はいないようで、桜並木を見上げながら歩いていたのは、私一人。酔狂というか。自覚は、一応あります(微苦笑)。

Img_0129c_20210127155301  ちなみに、一昨日のつぼみは、まだつぼみのままでした。

Img_0147c_20210127155301  さて、今朝は、目が覚めた頃には雨は上がっていました。いつも通り、7時半から散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町、西魚町と6.6㎞ほど歩き回ってきました。出がけはまだ雲が多かったのですが、9時頃からはよく晴れてきました。ただ、風が強く、6~8m/sほどの風がずっと吹いています。

Img_9642c_20210127155501  住吉入江では住吉キンクロウズが4羽(オス、メス2羽ずつ)、他には、ホシハジロのオスが1羽にヒドリガモが1ペア。いつものメンバーです。今日も諸戸氏庭園は静か。桑名七里の渡し公園にも鳥はいませんでした。風が強いためなのでしょう。

Img_9648c_20210127155501 Img_9669c_20210127155601  揖斐川では、今日もシラウオ漁の船が2組出ていました。シラウオ漁の様子は、毎年書きますが、なかなか絵にはなりません。左の写真では、「漁船が2隻並んで進んでいるだけ」ですし、右の写真では、「何を訴えたいのか分からない」となります(苦笑)。説明を書けば、2隻の漁船が長い袋状の網を曳いて、ゆっくりと進みます。網は、赤線を入れた長さ。赤丸をつけたところに最後尾の印で、浮子が付いているのです。「曳き網漁」あるいは「船曳漁」というかと思います。

Img_9690c_20210127155501  七里の渡し跡。今日もヒドリガモが集まっていました(左の写真)。その数24羽。今日は上陸はしていません。中に、コガモが1羽(右の写真)と、オImg_9696c_20210127155501 オバンが3羽混じっています。

Img_9699c_20210127155501  三の丸公園にはムクドリとスズメ。三の丸水門では、イソシギらしき鳥を目撃。不用意に高水敷を覗いたら、逃げられました(苦笑)。柿安コミュニティパークでは、ツグミ(左の写真)、ムクドリ、スズメ。西の堀には、キンクロハジロのオスが1羽。

Img_9739c_20210127155401 Img_9736c_20210127155401  九華公園では、相撲場あたりで、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワを1羽ずつ目撃。アオサギも、ゴイサギも見えません。しかし、奥平屋敷跡へ行くと、ステージの裏(南東側)のところにアオサギさんがいました。かなり以前は、ここによくいました。奥平屋敷跡では、今日は、カワラヒワ、ハクセキレイ、ハシボソガラスのみ。ヒヨドリもドバトも来ません(苦笑)。

Img_9745c_20210127155401  カモ、今日は合計51羽。ホシハジロのオスが3羽、ハシビロガモは7羽、ヒドリガモは1ペアで、他はキンクロハジロ。オオバImg_9765c_20210127155401 ンが1羽だけいました。ユリカモメは、鳥見の大先輩のSさんが餌をやっているときには、3羽。今シーズンは少ない。

Img_9857c  二の丸跡、朝日丸跡では、ドバト、ツグミくらいで、これという鳥はいません。鎮国守国神社の境内で、ジョウビタキのオス。他に、シロハラ、メジロ、カワラヒワも見たものの、クリアな写真は撮れませんでした。

Img_9937c_20210127155401  再び、北門から鎮国守国神社の社務所裏へ。相撲場のところのサザンカには今日も、2羽ほImg_9947c_20210127155401 どのメジロが蜜を吸いに来ました。さらに、シロハラも出て来ました。

Img_0043c_20210127155401  九華橋を渡り、神戸櫓跡へ向かおうとしていたとき上空にゴイサギが3羽。どこから来たかは、不明。九華公園の上空を何回か、旋回した後、鎮国守国神社の社務所裏方面へ降りていくのが見えました。

Img_0047c_20210127155301 Img_0058c  再び、社務所裏へ戻ってみると、3羽が降りて来ていました。木の下の方、水面に近いところ。しかし、折からの強風で、しっかり足を踏ん張っています。足の大きいこと。

Img_0069c_20210127155301Img_0081c  野球場のグラウンドでは、ツグミが1羽だけ(左の写真)。貝塚公園ではキジバト、ヒヨドリ、内堀公園では、ヒヨドリ、カワラヒワにスズメ(右の写真)。今日は、天気は回復してきたものの、この強風では、鳥見にはよろしくありません。

Img_0095c_20210127155301 Img_0092c  余談。ちょうど1年ほど前、九華公園の堀の水をかなり抜いて(2020年1月27日:堀の水、ほとんど抜きました@九華公園)、ちょっとした清掃やら、石垣の修理やらが行われました。「池の水ぜんぶ抜く大作戦」が取材に来るという話もあったものの、実現しませんでした。九華公園の朝日丸跡の石垣修理には、ガッカリしたことも書きました(2020年2月10日:初雪、薄氷の中、ウグイスにカワセミ……九華公園の石垣修理は、どうもねぇ)。寺町堀を歩いていたら、稲荷橋のところで、石垣の石が1つ、堀に転がっているのを見つけました。早めに修理しないと、他も崩れてくるような気がします。まぁ、大きなお世話なのですが(苦笑)。

2021年1月26日 (火)

住吉入江でイソヒヨドリのオスとカンムリカイツブリ……ジョウビタキオスの弾丸写真(笑)

Img_9221c_20210126150801  天気は早くも下り坂ということで、曇りのち、夕方から雨という予報。しかし、昼過ぎまでは晴れ間もありました。今日もまた、7時半から散歩開始。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町、桑名別院本統寺と6.1㎞。気温は、13.0℃。陽が当たっていると暖かいのですが、陰るとやや寒く感じます。3時間ほどで帰宅。冒頭の写真は、住吉神社前にて。

Img_9196c Img_9205c  諸戸氏庭園は、今日も静か。ヒヨドリの鳴き声はほとんど聞こえません。桑名七里の渡し公園では、ツグミが1羽と、メジロが2羽。メジロ、昨日もいました。諸戸氏庭園と往復しているようです。住吉ポンプ場の東の住吉入江には、住吉キンクロウズが4羽(オス、メスとも2羽)、ホシハジロのオス1羽、ヒドリガモのペアが1組。ほぼいつものメンバー。

Img_9226c_20210126150701Img_9240c_20210126150701  七里の渡し跡まで来たら、堤防の上にヒドリガモが16羽。ほとんどが上陸しています。上陸しているヒドリガモたちは、思い思いに草を食んでいる様子。この光景、例年、春先によく見られます。蟠龍櫓の東にある揖斐川の高水敷に数10羽のヒドリガモが集まっていることもあります。今年初めて、この様子を見ましたが、いつもより時期が少し早いと思います。七里の渡し跡には、他にオオバンが3羽。

Img_9264c_20210126150701  三の丸公園には、ツグミが1羽とスズメ。柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロのオスが1羽。このあたり、他にはあまり鳥がいませんでしたが、一瞬、シメらしき姿を見かけ、追いかけたものの、駐車場の西の大木のところで見失います。残念。ヒヨドリは少しだけいました。

Img_9267c_20210126150701 Img_9275c_20210126150701  九華公園には8時に到着。静か。わずかにヒヨドリの鳴き声が聞こえます。いつもなら、北門を入ったあたりには、ドバトやハクセキレイがいるのですが、今日は何もおらず。アオサギも、ゴイサギもまったく姿は見えません。相撲場の周囲で、カワラヒワとメジロが1羽ずつ。

Img_9370c  奥平屋敷跡へ行く途中、鳥見の大先輩のSさんに遭遇。Sさん、何を思ったか、持っていた食パンの袋を私に渡して、「おい、たまにはお前さんもカモに餌をやれ」と(爆)。食パンの袋を持ったまま散歩&鳥見を続けるわけにも行かず、カモ、ユリカモメにパンをちぎって放り投げてきました(微苦笑)。カモも、ユリカモメも集まってくるものの、自分がエサを投げていますから、写真は撮れず。

Img_9287c_20210126150701 Img_9298c_20210126150701  奥平屋敷跡では、ハクセキレイ、カワラヒワ、ドバト、ハシボソガラス、メジロなど。遠くに出て来たのは、シメとシロハラ。今年来ているシメは、この奥平屋敷跡の南東側エリアが好みの様子。昨日も同じあたりにいたのです。片や、シロハラは、西側エリアが落ち着く様子。最初、ここにいていったんどこかに飛び去ったものの、また戻って来ました。ここでいつものYさん、Mさんと40分ほど鳥見というか、鳥待ち。しかし、これ以上現れる様子はなし。

Img_9315c_20210126150701  カモは、57羽。今日は、ホシハジロのオスが3羽。ヒドリガモは1ペア、ハシビロガモは13羽。ハシビロガモは、野球場の南Img_9327c_20210126150701 に集まっていました。カモの数は、最近は、50数羽~60羽くらい。今シーズンは、これくらいの数ということなのかも知れません。

Img_9331c_20210126150701  ユリカモメ、私がパンを投げているときにはもう少しいたような気がしましたが、野球場のImg_9339c フェンスにいたのは、6羽。その野球場にいたのは、ツグミ1羽。鎮国守国神社の境内は静かでした。また、鎮国稲荷社の参道からゴイサギがいないか見たのですが、今日はゼロ。

Img_9353c_20210126150701  柿安本社の方を回って、相撲場のところへ。サザンカに、メジロが1羽のみ。鎮国守国神社の社務所裏にはやはり、アオサギもゴイサギも見えません。

Img_9424c_20210126150701  貝塚公園で、久しぶりにシロハラ。左の写真は、積もった落ち葉を蹴散らしてエサを探している時の1シーImg_9415c ン。ヒョイッと体全体を前に動かし、嘴を落ち葉溜まりに突っ込んで、葉っぱを散らすということを繰り返していました。右は、その直前、少し離れたところにいた同じ個体のシロハラ。ふっくらしていました。

Img_9458c  内堀公園では、ジョウビタキのオス。内堀公園に行く途中、立教小学校のところ(200mほど離れています)でもジョウビタキのオスに出遭いました。近くですから、同じジョウビタキかも知れません。

Img_9461c_20210126150701 Img_9462c_20210126150701  このジョウビタキでおもしろいシーンが撮れました。写真として、決してできはよくないのですが……。左の写真を見てから、右の写真を見れば、どういう写真か分かると思いますが、右の写真だけ見たら、「何じゃこれ!?」と思います。「下手な鉄砲も数打つ」と、こんなところにも「当たる」という次第で、まぁ楽しんでおきます(笑)。

Img_9513c_20210126150701  新築公園、老松公園ではスズメ、メジロ、カワラヒワくらい。三崎見附跡から住吉入江の南エリアを歩いてきますが、途中でImg_9508c イソヒヨドリのオス。きれいな鳥です。とくに明るいところで見ると、ブルーとオレンジが鮮やか。2枚も載せてしまいます(苦笑)。

Img_9610c_20210126150701  さらに、拙宅前の住吉入江には、カンムリカイツブリが1羽。毎シーズン、2~3回はやってImg_9587c_20210126150701 きます。すでに夏羽になってきているようです。何度も潜っていましたが、エサを捕まえた様子はありませんでした。

Img_9626c_20210126150701  仕事の方は、昨日で一区切りが付いています。次は、来週、市役所の会議がありますが、時節柄、Zoomで行うという連絡をいただきました。資料は事前に郵送されてくるようです。小説、新書を並行して読んでいます。非常勤の授業の成績のチェックをしなければなりませんが、明日、午前中は雨のようですから、これはまた明日にでも。市民大学郷土史学科のまとめのチェック&修正もしたいところ。

2021年1月25日 (月)

シラウオ漁の様子、ジョウビタキのオス、メス、ヤマガラ……河津桜のつぼみ、1つだけ膨らむ

Img_8655c_20210125152001  先週木曜(1/21)以来、よく晴れ、3月並みの陽気になりました(14.1℃)。風もありません。前の通り、朝7時半から散歩開始。その時点では、5℃くらいだったと思うのですが、寒くは感じません(微笑)。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、寺町と6.2㎞。やはり、歩くと気分もよく、あれこれと見て、気づくこともあります。

Img_8697c_20210125152001  今日は、今シーズン初めて、シラウオ漁の船を見ました。2隻の漁船がペアとなり、長い網をゆっくりと曳いていきます。今日Img_8730c は、2組の漁船が出ていました。左の写真では、手前の2隻、奥の2隻がそれぞれペアとなっています。小型の船が見えますが、それぞれのペアにこうした小型漁船が付いています。右の写真は、1組の漁船が河口堰西でUターンして、下流方向に向いてきたときのもの。

Img_8664c_20210125152001  さて、話を戻して、初めから順番に。散歩に出てすぐ、我が家前の住吉入江には、住吉キンクロウズが2羽(オImg_8677c_20210125152001 ス、メス1羽ずつ)、ホシハジロのオス1羽、ヒドリガモのペアが1組。キンクロハジロのオスが、バッサバッサーを披露。ただし、後ろ姿なのが、残念。

Img_8689c Img_8737c_20210125152001  諸戸氏庭園からヒヨドリの鳴き声はほとんど聞こえません。桑名七里の渡し公園では、キジバトの他、メジロ。この頃、ここにメジロがよくいます。メジロは、本当に愛嬌があります。揖斐川には、漁船が出ていましたので、水鳥の姿はありません。船津屋さんの裏手の高水敷には、ツグミが1羽。

Img_8751c_20210125152001  七里の渡し跡では、コガモが4羽。川口町の方の堀には、蜆採りの船が2隻。三の丸公園には、鳥影なし。柿安コミュニティパークに来て、気づかなかったのですが、足元にジョウビタキのメスがいました。向こうも私もビックリ。ジョウビタキは、樹上へ。地上で虫か何かを捕まえていたようでした。他にはスズメ、ツグミ。西の堀には蜆採りの船が1隻。以前は、七里の渡し跡や、ここ柿安コミュニティパーク西の堀で蜆を採ることはありませんでした。揖斐川では採れなくなっているのでしょう。

Img_8801c  九華公園には8時頃到着。アオサギさんは、いつものように、鎮国守国神社の社務所裏の木に。近くには、ゴイサギの姿があります。その数6羽ほど。ホシゴイも1羽。ただし、逆光で、皆、真っ黒に見えます。

Img_8856c_20210125152001  奥平屋敷跡は、静かだったのですが(鳥も少なく、散歩友達もおらず)、待っていたら、シメが出て来ましImg_8882cた。何かを咥えているのかと思ったのですが、そうではなく、エサを拾っているときに土が付いたようです。他には、カワラヒワたち。ドバト、ハクセキレイ、ヒヨドリはいたものの、他の鳥たちは来ません。

Img_8931c_20210125152001  二の丸跡では、ヤマガラが5羽ほど。今日は、ヤマガラだけで、シジュウカラは一緒ではありません。このヤImg_8956c_20210125151901 マガラさんも、餌になる虫か何かを捕まえたようです。左足でそれを押さえています。他にここでは、カワラヒワが数羽。

Img_8949c  カモ、今日は合計56羽。ヒドリガモのペアが2組、ホシハジロのオスは1羽、ハシビロガモImg_8977c_20210125151901 は8羽でした。やや少なくなっています。他にカルガモは2羽。ユリカモメは、たった3羽。昨シーズンは、100羽以上やって来たのですが、今年はこれまでのところせいぜい40羽くらい。二の丸橋の欄干に数10羽が並ぶというシーンは見ていません。

Img_8971c_20210125151901  朝日丸跡では、ハクセキレイ1羽。他にジョウビタキらしき鳥影も見たものの、確認できませんでした。鎮国守国神社の境Img_8997c_20210125151901 内、鎮国稲荷社のところでシロハラ。ちょっと暗かったので、ややピントが甘い。

Img_9010c_20210125151901  いつものように、稲荷社の参道から西を見て、ゴイサギを確認。います、います。はっきりImg_9032c_20210125151801 見えるだけで6羽のゴイサギ。宮司さん宅の屋根に止まっているのもいます。もう1羽、隠れているように思います。鳥好きにはありがたい光景なのですが、宮司さんのご家族にはさぞ迷惑でしょう。右の写真は、屋根にいたゴイサギ。

Img_9015c_20210125151901  順光で光もよく当たり、ゴイサギたちがよく見えます。お稲荷さんの参道には、たいてい朱い鳥居が並んでいますが、これらImg_9019c_20210125151901 の写真は、その合間から覗いて撮っています。

Img_9037c_20210125151801  柿安本社の方を通って、再び、九華公園の北門から鎮国守国神社の社務所裏の方へ。相撲場Img_9058c_20210125151801 のところのサザンカにメジロ2羽。花はかなり傷んできているのですが、まだ蜜が吸えるのでしょう。神戸櫓跡近くで、ジョウビタキのオス。挨拶に出て来てくれたような感じ。

Img_9074c  本丸跡では、ツグミやカワラヒワ、ドバトなど。ツグミは、シーズン始めには数10羽いたのですが、最近はずいぶん減りました。あの時は、渡ってきて、揃って休んでいたということかも知れません。このあと、貝塚公園では、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリくらい。内堀南公園、いつもほとんど鳥はいません。いてもヒヨドリかスズメ。内堀公園では、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。卿は、ジョウビタキやメジロは来ず。

Img_9089c_20210125151801  京町にあるお茶屋さんの「茶茂(ちゃも)」。今日、月曜は定休日ですが、店頭にあるものを見てきました。京町交差点の南西角にあるImg_9097c お店。今日、九華公園で、前管理人のOさんにお目にかかったのですが、「茶茂のところにも東海道の案内板を置かせてもらった」とおっしゃったので、確認。お茶屋さんの店頭らしく、茶箱が使ってあります。今では、茶箱は普段ほとんど目にしなくなりました。さすがOさん、器用に、きれいにつくってあります。

Chamo  場所はこちら。東海道は、東から来て、京町交差点を過ぎてすぐに左折し、南下します。Oさん作の「東海道看板」、もう1つ、近くにあります。茶茂本店の丸をつけたところの西(2021年1月13日:ユリカモメ・オン・アイス)。ちなみに、京町交差点の南には桑名市博物館。京町公園は、京町見附跡。左上には、寺町商店街や寺町堀があります。京町公園の北あたりが、南魚町、もとの魚の棚。

Img_9110c_20210125151801  その南魚町の住宅地で、ロウバイ。京町公園の東の細い道沿いには、庭のあるお宅が並んでいるのです。この先で、メジロのエサにと、ミカンを下げているお宅もありますし、仏眼院というお寺もあります。

Img_9130c_20210125151801  寺町商店街に河津桜の並木があることは、このブログをずっと読んでくださっている方はご存じかと思いまImg_9139c す。その北の端、寺町交差点のところの荷捌き広場で、何気なく河津桜を見上げたのですが、1つだけ膨らんでいる蕾がありました。周りの木、数本を確認したのですが、まだこれ1つ。すぐ咲くということではなさそうですが、来週は立春となります。季節は確実に進んでいるなと思えました。

Img_8703c_20210125152001  帰宅して、簡単な仕事を2つ。1つは、非常勤の遠隔授業第13回の補足説明をGoogle Classroomにアップロード。後は、成績評価の結果を確認して、提出しなければなりません。が、これは慎重に、何度か確認します。もう1つは、来月予定されている特別支援教育支援員養成講座のレジメを確認、修正して、送付。レジメそのものは早くにつくってありましたが、今日が締切なのでした(今朝、思い出したのです……苦笑)。思い出してよかった。なのですが、新型コロナウィルスで、愛知県には緊急事態宣言。2月7日までとはなっていますが、講座は2月下旬。まだまだ収束は難しいかも知れません。 

【余談】 国語学者の金田一秀穂さん(杏林大学教授)が、最近おっしゃっていたこと2つ、なるほどと思いました。

 その1つ。外国語教育というか、バイリンガルというか、これについて。「人間をコンピュータやスマートフォンに例えるなら、母国語というのはOS(オペレーションシステム)。OSという基盤を強固にしなければ、外国語というアプリケーションをインストールしてもうまく動いてくれないんですよ」(みんなの介護 賢人論 第130回)。また、「日本でバイリンガル教育を行っても大抵失敗すると思います。というのも、日本には習得した言語スキルを持続させるための環境がないのです」とも。さらに、「12歳か13歳くらいまでは母国語を徹底的に教える必要があると僕は考えています。特に漢字ですね。漢字は単に文字というだけでなく、「語彙」なんです。その語彙が少ないと、相手への情報伝達に支障をきたすだけでなく、物事を理解し認識できる範囲も狭まってしまう。私たちは、知らない名前の花をうまく認識することができないのです」。

 その2。「仮定のことは考えない」という「管語録」について。1月7日の緊急事態宣言会見で、「1か月後には必ず事態を改善させる」と語った翌日、テレビ朝日の『報道ステーション』で「結果が出なかった場合、緊急事態宣言の対象拡大や期間延長があるか」を問われ、管総理は、「仮定のことは考えない」と答えています。これについて、金田一先生は、次のようにおっしゃっています:

『仮定のことは考えない』という菅総理の話法の特徴は、議論の前提をなくし、議論にもちこませないでやり過ごすことです。これを『姑息』といいます。本来は“その場限り”という意味で、手の内をさらさないで当座をしのぎ、丸く収める方向に持っていこうとするもの。こういう手法を取る人は交渉役には向くが、有事には向かない。新型コロナは未曾有のことで、ウイルスは交渉で丸く収まる相手ではない。その場しのぎの話法に効力はなく、菅総理の発言は国民にわからない、伝わらないということになる

 学術会議の問題は、コロナの感染者数が増え、緊急事態宣言も出て、マスコミには出てこなくなりました。しかし、やはり専門家の意見はきちんと受け止め、よく考えて対応してもらいたいと思います。ただ、安倍さんもそうだったようですが、管さんも本を読まないようです。昭和から平成の初め頃の総理大臣の動向では、書店に行ってどういう本を買ったというのがよく出ていたと思いますが、安倍さん以降、まったく見聞きしません。「会食」と称して人に会って、話を聞く意義も否定しませんが、耳学問だけでやろうとすると、耳障りのよい、おもしろそうな話に飛びついて、失敗につながるような気がします。きちんとした知識があり、自分で考える習慣がある人なら、「耳学問」も有効だと思いますが、そうでないとアヤシい……。

2021年1月24日 (日)

3日連続雨で居職……授業の補足説明を仕上げ、成績評価と確定申告の準備作業が進行中

Img_8650c_20210124163201  3日連続の雨。参ります。参るというのは、私の場合、散歩に出られないのがその最たる要因(苦笑)。多動だとか、落ち着き0124weather がないとか、そういう自覚はありませんが、体を動かしたり、歩いたりしたい気持ちはかなりあります。7~9時台には、アメダスに雨の記録はありませんでしたが、細かい雨が降っていましたので、散歩は諦めました。

Img_8641c  午前中は、まずは、遠隔授業第13回の補足説明を確認し、修正をしていました。これは無事完成し、学生配布用にpdfに変換しました。明日にでも、Google Classroomにアップロードします。余談ですが、お陰様で、学生たちからはかなりの好評でした。話す声や、そのトーン、スピードがよい、快適だというお褒めを複数もらっています(お世辞という可能性は限りなく100%に近いのですが……)。その後、第13回の課題を読み、その成績を評価。最終的な成績は、第2回~第13回の課題の評価の合計点をもとにつけることにしています。A評価が15点ですから、15点×12回=180点が満点になります。これを100点満点に換算し、成績をつけます。その成績、最近は、秀・優・良・可・不可の5段階評価を求められます。ちなみに、秀は90~100点、優は80~89点、良は70~79点、可は60~69点となっていて、59点以下は不可。Excelで処理していますので、個々の学生について、毎回、A・B・Cを入力すれば、その後の処理は自動的に進むようにしてあります。5段階評価になっているのは、GPA(グレード・ポイント・アベレージ)制度の関係でこうなっています。GPAとは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと。秀=4、優=3、良=2、可=1というポイントがつき、各科目の(単位数×ポイント)の合計÷総単位数(履修登録単位の総数)で成績表価値が求められます。私自身の現役時代の終わり頃、導入するという話がありましたが、在職中は導入されませんでした。

Img_8647c_20210124163201  午後からは、いよいよ確定申告の準備作業。1月22日に税務署からお知らせメールが届いたからです。最近はずっとe-TAXで済ませています。税務署に行かなくてもよいのが最大のメリット(以前、何度か不愉快な思いをしましたから)。それにe-TAXでは、今からでも申請もできますし、還付金があった場合の処理も速いのです。あとは、市役所関係の源泉徴収票がまだ来ていません(大きな声で言ってはいけませんが、実は、昨年分の謝金振り込み忘れが2件あったのです)。医療費控除の計算書も完成しています。合間には、メダカ水槽の清掃作業。冬は水は入れ替えませんが、ときどき掃除をして、減った分だけ水を足しています。

0124weatherforecast  明日は、久しぶりに晴れるという予報。先週木曜(1/21)の町屋川プチ遠征以来の散歩に出られそうです。予報では、かなり暖かくなりそうです。風も弱いようですから、絶好の散歩日和。あとは、鳥たちがいてくれるかどうか(笑)。

2021年1月23日 (土)

今日も雨にて終日居職

0123amedas  Img_8615c_20210123172801 今日は、終日雨。さほどの雨量ではありません。1時間あたり、0.5~2.5mmくらいの雨。しかし、まぁ、散歩はなし(苦笑)。昨日も書きましたが、傘を差して歩くほど酔狂ではありません。午前中は、市民大学郷土史学科「歴史を裏から見る」のまとめの続き。今日は、遠隔授業第13回の出席(回答)の期限が正午。午後からは、出欠確認を行い、質問・感想を整理して、その補足説明を書いていました。両者とも、一応は完成。補足説明は、明日、再確認して仕上げるつもり。今回も課題を課していますので、その評価も明日の予定。これが終わると、あとは成績評価をしなくてはなりません。

Img_8626c_20210123172801  こちらは、郷土史学科のまとめ。膨大な量になりました(苦笑)。202ページ。講義録と、配付資料、年表からなっています。Img_8629c 配付資料は、図表。これはスキャナで取り込んでWordに貼り付けてあります。年表もスキャナで読み込み、最終的にはWordの表になっています。その他、人名、地名、出来事などについては、必要な脚注をつけています。これをこれからチェックするのです。目がショボショボなのによくやると、我ながら思うのですが、せっかく聞いた講義、聞きっぱなしではねぇと思うのです。

210115sirauo  余談というか、オマケというか。1月15日の中日新聞朝刊の記事。ネタ切れの時に使おうと思っていたもの(微笑)。季節ネタですが、例の「シラウオ丼」の話し。はまぐりプラザ2階の食堂はまかぜで14日から、販売が始まったというニュースです。蛤の吸い物か蜆の味噌汁がついて1,500円。去年と同じ(2020年1月14日:貝塚公園でツグミ4羽、真ん丸のジョビボールも……多度の八壺豆をいただきました、オマケにシラウオ丼の話)。今年のシラウオ漁は1月5日に始まったそうですが、私はまだ見ていません。

 明日も昼過ぎまでは雨の予報。ウ~ン、3日も雨が続くとはねぇと思うのですが、天気ばかりは自分の努力その他では何ともなりません。早くに雨が上がったら、午後からでも散歩に行きたいと思っています。

 余談。マイブックスに先日、“「日本の伝統」の正体(藤井青銅著、新潮文庫)”を載せました。今日、他のことで調べていたら、法政大学総長の田中優子先生が、選択的夫婦別姓制度に関連して、次のようなことを述べておられることを知りました。いや、はっきりとものをおっしゃいます。その通り。参りました(爆)。

日本人の夫婦が同姓になったのは1898(明治31)年。それまでは夫婦別姓だったので、この時も日本の伝統に合わない、と反対があった。このように「伝統に合わない」という言葉は「私の意見と違う」という意味に使われる(「伝統」という言い訳、毎日新聞、2017年12月13日)。

2021年1月22日 (金)

はっきりしない空模様で蟄居し、市民大学郷土史学科の講義のまとめ

Img_8608c  アメダスに記録はほとんど出ないくらいの雨の1日。日照はなく、10℃を超えたものの、寒い1日です。散歩に出かけるチャンスを狙って、何度も雨雲レーダーを見たり、外を眺めたり(苦笑)。しかし、結局は、終日蟄居にして、居職。「居職」とはいえ、仕事はしていません。市民大学郷土史学科の昨年の講義のとりまとめをしています。7回の講義でしたが、6回目までを終え、最終回に取り組んでいます。「歴史を裏から見る」というテーマでしたが、最終回は、「朝廷と本能寺の変」という内容。一般的にはあまり取り上げられないと思います。年表を駆使したものでしたので、まとめに当たっても、ノートと年表とを首っ引き、合間にコトバンクなどで必要なことを調べるということの繰り返し。体力がなくなってきたことが関わっていると思いますが、根気が続かなくなっていますから、一休みも多く、我ながら笑えます。効率低下は甚だしい。どこかの政府がいうように、70歳まで働けといわれても、続かないでしょう(苦笑)。

Img_8595c_20210122163101  新聞を取りに降りただけで、外には行っていません。最近の在庫写真から。左は、昨日のプチ遠征の帰りに見てきた近所のお宅のロウバイ。かなり咲いていました。

Img_6619c  こちらは、よく立ち寄ってくる新築公園。過去に言及したこともありますが(2020年8月19日:
またもや九華公園でカワセミ……プチ歴史散歩も、2020年10月14日:20201014勝手に養老鉄道ハイキング「多度山に登ろう」)、ここは「桑名米穀取引所跡」。この公園の全域に、明治27(1894)年12月29日から昭和6(1931)年12月、同所が閉鎖となるまで、37年間桑名米穀取引所がありました。桑名米穀取引所では、他の市場が閉店した後、夕市が開かれ、大阪堂島、東京蛎殻町、山口赤間関(下関)の3ヶ所とともにとくに注目されたといいます。この一帯は、明治13(1880)年、田地5,000坪を埋め立てたところで、取引所を中心に40数軒の仲買店が軒を並べ、さながら別世界の賑わいをみせ、相場通信連絡には旗信号を利用し、多度山を中継所として名古屋に報じました。

Img_6612c_20210118174901  今までまったく気づかなかったのですが、こんな看板が西側に立っていました。桑名市の指定文化財(史跡)になっているので、当たり前といえば当たり前なのですが、西側にはほとんど行かないので、この看板の存在を知らなかったのです。

Img_6360c_20210118174901  余談三題噺のようなことですが、もう1つ。どうでもいい話。左の写真は、1月18日に九華公園で見かけた白いドバト(真っ白ではありません)(2021年1月18日 :ハジロカイツブリに2回も遭遇……エレベーター点検で9階まで登山(笑)Img_7664c_20210122165601。その2日後(1月20日)、貝塚公園で同じ個体と思われるドバトに遭遇。見たのは、直線で300mほど離れたところ。300mくらいなら、ドバトにとってはひとっ飛びなのでしょうが、ちょっと興味深かったのです。

Img_8214c_20210122170301  明日も、曇りのち雨の予報。日曜まで散歩は、難しいかも知れません。以前は、雨の日には、ホームセンターへ行って歩いたこともありましたが、今はコロナのこともありますから、そういうのはダメですねぇ。傘を差してまで歩くつもりはありませんし。写真は、昨日撮って来たもの。伊勢湾岸道をくぐった先から見える、JERA川越火力発電所。今日まで中部電力の発電所と思い込んでいましたが、昨年(2019)年4月からJERAになっていました。

2021年1月21日 (木)

今シーズン初めて、町屋川へプチ遠征……オカヨシガモ、オナガガモ、ハジロカイツブリなど

Img_8554c_20210121173201 Img_7870c_20210121173401  今日も気温が上がって、日中は暖かいという予報でしたので、虫がウズウズ(苦笑)。今シーズン、まだ行っていませんでしたので、町屋川プチ遠征を敢行(微笑)。桑名駅前から日の出橋行きの三重交通バスで17分、¥350。時刻を調べたら、8時ちょうどと9時10分。8時ではちょっと早いので、これまで通り、9時10分に乗車。昨シーズンから、右の写真のように、マイクロバスで運行。定刻は9時27分着ですがやや遅れ、9時半頃。昼間、バスは2時間に1本。11時44分に桑名駅前行きがありますから、2時間ほど、日の出橋から伊勢湾岸道の辺りまで往復。風は1~2m/sと弱く、最高気温は11.9℃。

Img_7911c_20210121173401  町屋川と書いていますが、正式には、員弁川。鈴鹿山脈の御池岳麓に発し、桑名と川越の間で伊勢湾に注いでいます(延長370121walk ㎞)。桑名あたりでは、町屋川と呼びます。本多忠勝による「慶長の町割」によって現在の流れになっていますが、それ以前は、走井山の麓、現在の近鉄益生駅あたりの町中を流れていた事に由来する名前という説もあります。今日歩いたのは、右の地図のあたり。中央やや左上にある橋が日の出橋、その側に○をつけたところが日の出橋バス停。日の出橋を渡って、川越町側にも行っています。現地で歩いたのは約5㎞。

Img_7888c  歩き始めてすぐ、日の出橋の北東のお宅の屋根にモズのメス。ちょっと遠くて(60mあまり)、逆光気味。日の出橋の下流には、中洲がありImg_7906c_20210121173401 ます。その中洲にセグロカモメ。このあたり、町屋川の川幅は、約220m。セグロカモメまでは、120mほど。

 セグロカモメがいた中州の向こう側には、オカヨシガモImg_7914c_20210121173401。肉眼でも、単眼鏡でも分からず、Img_7981c_20210121173401 パソコンで見て確認した次第。今日は、町屋川に行くと、カモなど水鳥がたくさんいると思って出かけたのですが、ちょっと要求水準が高すぎたようです(微笑)。引いて写真を撮ると、右のような感じ。

Img_7954c_20210121173401 Img_7955c_20210121173401  今日、もっとも多かったのは、ヒドリガモ。数取り器は持っていったものの、とても数えられません。たくさんいますし、遠いところにもいますし。中洲にもいますし、私が歩いていた町屋川左岸の堤防の下にも多数。いきなり覗いて、驚かせてしまっこと度々。

Img_7999c_20210121173301  セグロカモメは、もう1羽いました。中洲の南の橋あたり。その近くにマガモがいました。と書きつつ、実は、現地でははっImg_8003c_20210121173301 きり確認したのではなく、パソコン画面で「マガモだ!」と気づいた次第。さすがに川幅が広く、上にも書きましたが、川の中央あたりまでは100~120mあるのです。

Img_8029c_20210121173301  こちらはオナガガモ。全長75cm(オス)、53cm(メス)と、カルガモよりやや小さいくImg_8127c_20210121173301 らい。オスの尾は、冬に長くなるといいます。白い胸も目立ちます。オナガガモは、中洲や、川面にもいますが、対岸(右岸)の川越町側の堤防の斜面にも多数が上がっているのが見えました(とはいえ、これも肉眼でも、単眼鏡でも判別できず、パソコンで見て分かったのです)。

Img_8141c  萱町から福岡町に入るあたりで、イソシギ。川へ降りる階段のところでお尻を振り振りしながら、エサ探し中。普段、長良川河口堰や、大山田川で見ると、神経質ですぐに逃げるのですが、このイソシギは、エサ探しに夢中なのか、15mあまりに近づいても平気。この近くには、ハクセキレイも。

Img_8037c_20210121173301  さらに、左岸堤防のところには、ヒドリガモの集団に混じって、コガモも。その先には、ホシハジロImg_8199c_20210121173301 や、キンクロハジロもいました。ただし、それらの数はさほど多くはありません。上にも書きましたが、ヒドリガモばかりのところに他のカモが混じっているという感じ。

Img_8204c_20210121173301 Img_8230c_20210121173301  伊勢湾岸道を潜ります。潜った先、南側には中部電力JERA川越火力発電所が目の前に見えます(昨年(2019)年4月からJERAになっていました。この日の町屋川遠征の翌日調べるまで気づかず。こういうことがありますので、「爺は遅れている」といわれるのでしょう……苦笑)。さらに、少し行くと桑名市の南端に達します。ここから東を見ると、ナガシマスパーランド、ホテル花水木。いずれも、初めの方に示したマップの範囲外です。

Img_8288c  この辺には、オオバンが数羽とヒドリガモ。もう少し潮が引いていると、ダイサギやアオサギがいるところなのですが、今日Img_8298c_20210121173301 は見当たらず。マップに示した緑の矢印の先端あたりで、一休み。10時20分頃ですので、ここまで約50分。休んだ後、同じコースを戻ります。再び、伊勢湾岸道の下を潜ってきたところで、ハジロカイツブリ。以前来たときも、このあたりで見たことがあります。

Img_8317c_20210121173301  さらに戻ります。中洲の南端にセグロカモメがいたと書きましたが、そのセグロカモメ。何かをつついていました。その周囲には、ハシボソガラスがたくさん集まっています。さすがのカラスたちも、セグロカモメには負けるようで、セグロカモメがここを離れるまでは、見ているだけでした。

Img_8370c_20210121173301  日の出橋のすぐ南東で、ホオジロのオス。全長16.5cm。澄んだ声で囀っていました。このように、木や草Img_8375c_20210121173301 のてっぺんで、胸を張っているところをよく見ます。さらに堤防の下東、池のところにアオサギ。このアオサギ、町屋川から飛んだのが見えたのです。アオサギ、今日はこれを含め、ここから日の出橋あたりで合計4羽を目撃。

Img_8397c_20210121173301  日の出橋まで戻って来たのは11時を少し過ぎた頃。まだ、バスが出るまで40分もあります。国道23号線の方へ少し歩いたものの、いたのはヒヨドリくらい。アオサギが飛ぶのも見えました。日の出橋を渡って、川越町側まで行くことに。日の出橋の下流側に、カンムリカイツブリが1羽。渡った先では、オオバンが4羽。

Img_8463c_20210121173201 Img_8482c_20210121173201  日の出橋を渡って、桑名側に戻る途中、中洲の葦原にオオジュリン。頬のあたりがやや黒くなり始めている気がします。夏羽に換わりつつあるのかも知れません。カワラヒワも出て来ていました。

Img_8511c_20210121173201  日の出橋あたりには、上述のように、アオサギ3羽。こちらは、左岸(桑Img_8544c_20210121173201 名側)の中洲にいたアオサギ。川原では、ツグミも。桑名側に戻って来て、11時25分。まだ時間があります。

Img_8552c  そこで、萱町神明社の周りで休憩&鳥探し。メジロやムImg_8560c_20210121173201 クドリ、ハシボソガラスのほかにもいるものですねぇ。まずは、ツグミ。

Img_8585c  さらにジョウビタキのオスも出てきました。いったんはツグミとヒヨドリに追われたものの、すぐに再登場。ジョウビタキを撮影しているうちに11時40分も近くなりました。バスは、11時半頃桑名駅前からやって来て、時間待ちをしています。

Img_7874c  バスの車内はこんな感じ。座席は13席、往きも帰りも、お客はもっとも多くて7人(私を入れて)。ただし、ヨナハ病院前~日の出橋は、私の専用バスでした(苦笑)。11時44分発で、桑名駅前には定刻で12時1分。わずかに遅れて到着。12時20分帰宅。歩いたのは、トータルで7.0㎞ほど。いやぁ、けっこう楽しんできました。

2021年1月20日 (水)

カワセミ嬢、シメ、メジロの食事の探求、カワウの大群と、大寒の鳥見は恵まれました……桑名七里の渡し公園の休憩所も探訪

Img_7171c_20210120153201  大寒です。朝は、-1.2℃と冷えましたが、日中は風もなく、9.4℃まで上がり、とても大寒とは思えないくらい穏やかな日になImg_7204c_20210120153201 りました。いつも通り、朝7時半から散歩をスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、西魚町、寺町と回ったあと、桑名七里の渡し公園へ。6.4㎞、3時間余り。藤原岳は白く、遠く見える木曽御嶽山も雪化粧。帰りに通った三崎見附跡近くの住吉入江では、一部に薄い氷が張っていました。

Img_7185c_20210120153201  住吉入江には、ヒドリガモが5ペア、10羽。住吉キンクロウズは、3羽。そして、何と今日もまたハジロカイツブリ。ただし、Img_7194c_20210120153201 右の写真のように、超証拠写真。今日は「追いかけては逃げられ」の繰り返しでした(苦笑)。その挙げ句が、ピンぼけ&後ろ姿なのです。

Img_7223c_20210120153201  住吉水門の外側には、ヒドリガモ6ペア、12羽。オオバンも1羽。揖斐川には、カンムリカイImg_7270c ツブリが点在。バードウォッチングのスタートとしては、まあまあか、ちょっといい感じか。

Img_7232c_20210120153201  七里の渡し跡に来たら、旅館山月のところにイソヒヨドリのオス。陽がよく当たって、きれいな色が出ました。イソヒヨドリ、このあと、旅館山月(休業中)の2階の上にあるベランダへ上がっていきました。ひょっとして、このあたりに棲んでいるのかも知れません。このあたりでよく見かけますし。七里の渡し跡には、コガモが4羽、ハクセキレイが1羽。三の丸公園には何もいません。柿安コミュニティパークでは、ヒヨドリ。

Img_7311c_20210120153201  九華公園まで30分を要しました(苦笑)。ハジロカイツブリを追いかけたりしたからです。アオサギさんは、いつものとこImg_7315c ろにいたものの、お休み体勢に入る直前。このあと、完全に頭を下げ、寝てしまったかも知れません。ゴイサギは、写真に写っている5羽の他にもう1羽で、計6羽。

Img_7357c_20210120153201  奥平屋敷跡で、散歩&鳥見友達のYさん。そして、今日は、シメが登場。最初は、中央の高い松の木の下(いつもヤマガラ、シジュウカラが来る木)。いったん逃げた後、南西エリアに。珍しく明るいところにやって来ました。ラッキー! ジョウビタキのオスも出てきたものの、今日は後ろ姿やピンぼけ。

Img_7397c_20210120155001  他には、カワラヒワや、メジロ。メジロ、最近、奥平屋敷跡では、松の木にやって来ます。Img_7402c_20210120153101 何をしているのか、ずっと疑問でした。今日のメジロ写真は、メジロをきれいに撮るのではなく、メジロがどこに行って、何をしているのかがテーマ(笑)。

Img_7422c_20210120153101  ずっと見て、写真を撮って、Yさんとも話し合ってみた結果、どうもこのあたImg_7405c_20210120153101 り。これは、たぶん松のつぼみ。もう少し観察を続けてみようと思っています。

Img_7628c_20210120155601  今日は、カモの写真を撮り忘れました(苦笑)。が、数は数えてきました。合計52羽。今思うともっといたかも知れません。ハシビロガモが13羽、ホシハジロのオスが1羽、ヒドリガモが2ペアとキンクロハジロ。ユリカモメは5羽。今シーズンはせいぜい40羽くらいしか来ません。餌をやりに来る人が、例年よりかなり少ないためと思いますが、これもコロナの影響でしょうか?

Img_7512c_20210120153101  本丸跡で、ヤマガラやシジュウカラの混群。シジュウカラはうまく撮れず。ヤマガラは5羽ほどいました。鎮国守国神社の境Img_7532c 内でもメジロ。これはスギの木と思います。ここにもエサ探しに来ていると思うのですが、スギでもつぼみにきているのでしょうか? ここではメジロをあまり見かけないので、今ひとつ不明。

Img_7473c  本丸跡を歩いていた、南西の方から「バサバサ」という音が。思わず振り返ったら、カワウの大群が北東の方向へ飛んで行くのが見えました。しばし、呆然(苦笑)。長良川の上空を1,000羽を越えると思われる大群が飛ぶのを見たことはありましたが、頭上をこんなにたくさん飛ぶのは初めて。

Img_7555c  鎮国稲荷社の参道から見たゴイサギ。午前中は、こちら側の方が日当たりがよいので、よく見えます。6羽いるのが見えましImg_7572c_20210120160801 た。宮司さんのお宅の屋根にいるゴイサギもいます。これは迷惑千万。今日もこのあと、追い払われていました。私はのんきに眺めているだけなのですが、洗濯物や布団を干すには大変そうです。

Img_7583c_20210120153101  柿安本社のところを通って、再び北門から入ったところの堀へ。何と、カワセミ嬢が飛ぶのが見えました。鎮国守国神社の社務所裏に止まったところ。

Img_7607c_20210120153101  カワセミを撮って、歩き出したら、社務所裏からゴイサギたちが一斉に飛び立ちました。ものを叩く音がしましたので、宮司さん宅から追い払われた様子。写真には11羽が写っていますが、このほかにもゴイサギが1羽、ホシゴイが1羽飛び出てきました。やはり、見えているゴイサギの倍くらいの数のゴイサギ・ホシゴイが潜んでいるようです。

Img_7613c_20210120153101  本丸跡、再び。ツグミや、カワラヒワが降りて来ていました。カワラヒワは、ペアで行動しています。すでにカップルができているように思えます。辰巳櫓跡と神戸櫓跡の間、多聞櫓があったところで一休み。ここも日当たりがよく、背後にツツジの植え込みがならび、風も通らないところなのです。

Img_7643c_20210120153001  貝塚公園では、モズのオス。逆光の位置で、こんな写真。さらにカワラヒワ。2羽いました。このほかは、ヒImg_7656c_20210120153001 ヨドリとメジロ。内堀南公園には何もいません。内堀公園では、カワラヒワとヒヨドリ。

Img_7697c_20210120153001  西魚町のお宅を今日も見て来ました。今日は、ジョウビタキは現れませんでしたが、メジロが2羽やって来ました。半分に切ったミカンが4個、ぶら下げられていますので、メジロには絶好の食事スポット。機能、今日見た限りではヒヨドリはやって来ないようです。

Img_7746c  拙宅前まで戻って来たのですが、ハジロカイツブリがいないか、再確認するためと、桑名七里の渡し公園を見てこようと思Img_7752c_20210120153001 い、住吉入江沿いを歩いてきました。ハジロカイツブリの姿は、ありませんでした。桑名七里の渡し公園では、南側に新しく門ができたと書きましたが、ここも利用できるようになっていました。そして、あの休憩所です。

Img_7755c_20210120153001  建物に南門から近づくと、このような水栓があります。同じものが、公園北側エリアの湧水部にもあります。諸戸水道で使われていた共用水栓を再現したもの(2015年11月3日:「桑名七里の渡し公園」オープニングセレモニー)。諸戸水道は、初代・諸戸清六氏が、明治37(1904)年に開設したもので、街路の辻など554e1a098d 箇所に共用栓が設けられ、当時、皆がここで水を汲んで自宅に持ち帰ったということです。右の写真は、2015年11月3日の記事に載せたもの(湧水部にある共用水洗の説明)。

Img_7764c_20210120153001  休憩所には、入れるようになっていました。暖房も効いています。テーブルと4脚の椅子がImg_7780c_20210120153001 4セット置かれています。どなたもおらず、独占状態(微笑)。せっかくですから椅子に座って眺めてみました。建物には、西に向かって、大きな窓があります。なかなか落ち着いた、いい眺め。散歩帰りにここで休憩するというのも、十分ありかと思います。いいところを作ってもらいました(何だか、自分専用のようないい方で、恐縮)。ちなみに、裏側にはトイレもあります。ホント、ここはいいところ。

Img_7812c_20210120153001  午後からは、リビングによく陽が入り、室温は25℃にもなりました。暖かくてボーッとしています(苦笑)。遠隔授業最終回は、今日、午前中が指定された受講時間。私の方は、学生たちの出席確認待ち。しばし(いつもではないかというツッコミは十二分あり得ますが)ノンビリ。去年の今頃も同じことを書いた記憶がありますが、昨年の市民大学郷土史学科の講義のまとめが滞っています。ボチボチ再開して、仕上げたいところ。

2021年1月19日 (火)

カワウの大漁、メジロの食事そして今日もハジロカイツブリ登場

Img_6701c_20210119162001 Img_6723c_20210119162001  風も強く、気温も5.9℃までしか上がらず、寒い1日でした。明日は大寒ですが、すでに相当寒い(苦笑)。藤原岳は雲の中、多度山には薄ら雪が積もっていました(右の写真は、住吉神社のところから撮った多度山)。故あって、家事を一通り済ませ、散歩に出たのは8時20分。いつものように、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と回って、5.4㎞。2時間ほどで帰宅。風が強くて、鳥も余りおらず、散歩友達も少なかったので、早い帰宅。

Img_6932c_20210119162101  鳥は少なかったのですが、おもしろい写真は何枚か撮れました。まずは、九華公園の二の丸堀の東側エリアで、カワウさん。かなり大きなフナか、コイを捕まえて、格闘しているのを見つけました。この後、どうなったかといいますと、さすがに大きすぎたのでしょう、すぐに諦めて飛び去ってしまいました。残念ながら、魚がどうなったかは不明。

Img_6999c_20210119162101  西魚町のあるお宅にて。メジロ用に半分に切ったミカンがいくつかつり下げてあります。ときどきメジロが来Img_7009c_20210119162101 ないか、確かめに通るのですが、今日はうまい具合に2羽がやって来ました。右の写真をご覧ください。ミカンに嘴を突っ込んだ直後の写真です。嘴の先にミカンの粒をくわえているのが見えます。

Img_7044c_20210119162201  もう1枚も、スクープ写真(というと大袈裟かも)。メジロが嘴を開けていますが、舌が写っています。舌先は、蜜を吸うのに便利なように、筆のようになっています。ブログに載せたこの写真では、解像度をかなり下げていますので、さすがにそこまで判別は難しいのですが、オリジナルの写真では、それらしく(筆のように)見えます。

Img_7096c  さらに、もう1つ。昨日、2回も出会ったハジロカイツブリ。今日も、散歩から帰ってきて拙宅マンション前の住吉入江を覗いたら、またもややって来ていました。2日連続で会えるとは、ラッキー。昨日より遅く、寒風吹きすさぶ中散歩に出た甲斐がありました(微笑)。

Img_6714c_20210119162001  さて、散歩の初めから。諸戸氏庭園、桑名七里の渡し公園あたりは、ヒヨドリもほとんどおらず、静か。住吉ポンプ場のところで、カワラヒワ1羽と、ハクセキレイ1羽に遭遇。ハクセキレイは撮り逃がしたのですが、カワラヒワは近くで撮ることができました。住吉キンクロウズは3羽。他のカモやオオバンは、今日は見られず。

Img_6731c_20210119162001  揖斐川は、今日は強風でかなり白波が立つくらい。カンムリカイツブリの姿は見られなかったのですが、住吉水門の外側にヒImg_6743c ドリガモが18羽と、オオバンが1羽。七里の渡し跡では、コガモが7羽上陸して休んでいました。ここには、オオバンも1羽。三の丸公園にはムクドリとハシボソガラスが3羽。柿安コミュニティパークでは、スズメとヒヨドリ。

Img_6840c_20210119162101  九華公園には8時40分。ハクセキレイが2羽、出迎えてくれましたが、他の小型野鳥の姿はなし。ゴイサギImg_6862c_20210119165301 は、到着したときに見えたのは3羽。その後もう一度見にいったら、5羽がいるのを確認。右の写真は、南にある九華橋から撮ったもの。赤丸をつけたところにゴイサギがいます。昨日の例からすると、他にもいるように思いますが、観察できる場所が限られるため(西側から堀越し(約20m)、この写真のように南から(約60m)、鎮国稲荷社の参道から(約30m))、どうしても見逃しがあります。

Img_6766c  カモは、67羽とやや多くなっていました。ヒドリガモのペアが2組、ホシハジロのオスが1羽、ハシビロガモが9羽とキンクロハジロ。キンクImg_6771c ロさん、強風で寝癖が一段と乱れていました。カルガモは4羽を確認できました。ユリカモメは、1羽が吉之丸堀に浮いていたのですが、すぐにどこかに行ってしまいました。

Img_6812c  奥平屋敷跡では、カワラヒワとヒヨドリのみ。いつもより時間が遅いのと、強風で寒いためでしょう。本丸跡では、ジョウビタキのオス1羽とツグミ、他にはカワラヒワが地上に降りてきて、あちこちでエサを拾っています。シメもいたように見えたのですが、確かではありません。

Img_6947c_20210119162101  カワウの漁を見たあたりでも、ツグミ。ツグミといえば、一時期、九華公園で数10羽がいるのを見ましたが、最近はさほど多くはありません。きちんとカウントできているわけではありませんが、印象としては10羽くらい。

Img_6953c_20210119162101  貝塚公園。ムクドリとヒヨドリのみ。シロハラはこの頃見なくなりましたし、去年はツグミがけっこういたのですが、今年は1~2回、1羽がいるのを見ただけ。ツツジの植え込みがヘンな風に刈り込まれてしまったので、鳥にはよくない気がします(下半分を丸刈りにするような刈り込みです)。内堀公園では、スズメのみ。

Img_6983c_20210119162101  初めに書いた西魚町のお宅で、メジロが出てくる前にジョウビタキのメス。しばらく同じところにいて、いろいろとポーズを取ってくれ、楽しめました。昨日もジョウビタキのメスは見たものの、きちんと写真には撮れませんでしたので、リベンジ(微笑)。

Img_7115c_20210119162201  拙宅前の住吉入江。ハジロカイツブリの他に、ヒドリガモのペアが1組。オスは階段のところへ上陸していまImg_7141c_20210119162201 した。しばらく見ていたら、オスも降りて来ました。さらにしばらく見ていると、ヒドリガモとハジロカイツブリのコラボ写真が撮れました。

Img_6797c_20210119162001  ところで、今日は、遠隔授業最終回(第13回)の資料、音声ファイルをアップロードする日。いつも通り、16時頃、作業は完了。課題の締切は、1月23日(土)の正午。学生諸君には、最後まで健闘してもらいたいところです。試験や、特別な課題は実施せず、毎回の課題の評価を集計して、成績評価を行います。

Img_6783c_20210119162001  オマケ。というか、記憶、記録のため。超ピンぼけ写真なのですが、九華公園を歩いているとき、上空に猛禽類らしき姿。慌ててカメラを向けて撮れたのが、これ(苦笑)。

Img_7085c_20210119171701  初めにも書きましたが、明日は大寒。寒さがさらに厳しくなり、1年中でもっとも寒い時期。小寒から立春までの30日間は「寒の内」といわれますが、大寒はそのまん中。明日の朝は、氷点下になるそうです。寒稽古というのは御免被りたいと思いますが、「寒仕込み」のお酒ならありがたい(苦笑)。寒くても散歩には行くつもり。

2021年1月18日 (月)

ハジロカイツブリに2回も遭遇……エレベーター点検で9階まで登山(笑)

Img_6041c_20210118175001  朝は0.7℃と冷えましたが、日中は9.0℃となりました。日向にいれば、まあまあ暖かく感じられました。いつも通り、7時半から散歩をスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常磐、老松公園、八間通から住吉入江と回って来ました。寺町はパスです(微笑)。6.0㎞。久しぶりに会った散歩友達と話していて、帰宅は10時45分(笑)。

Img_6111c_20210118175001  今日は、年に1~2回出遭うかどうかという鳥に2回も出会った話から。それは、ハジロカイツブリ。まImg_6627c_20210118174801 ずは、柿安コミュニティパーク西の堀にいるのを見つけました。遠目にはよく分からなかったのですが、近寄ってよく見てコーフン! 続いて、散歩のほぼ終盤、住吉入江まで戻って来たら、ここにもいました。確信はないものの、柿安コミュニティパークで見たハジロカイツブリのような気がします。

Img_6053c_20210118175001  さて、散歩の初めに戻って、住吉入江。住吉キンクロウズはオス3羽。ホシハジロのオスも1羽。これは、散歩から帰ったときも同Img_6067c_20210118175001 様。揖斐川には、カンムリカイツブリがあちこちに計7羽。オオバンも2羽。カンムリカイツブリは、波がないときには余り出てこず、今日のように少し波立っている時に多いような気がします。七里の渡し跡では、ずいぶん久しぶりにジョウビタキのメスに遭遇したものの、ピンぼけ&後ろ姿の写真しか撮れず、きわめて残念。柿安コミュニティパークでは、上述のようにハジロカイツブリの他、キンクロハジロが2羽、スズメ、ツグミ、ヒヨドリなど。

Img_6163c_20210118175001 Img_6156c  九華公園には7時55分に到着。鎮国守国神社の社務所裏にはゴイサギが4羽と、アオサギ1羽。ヒヨドリはいるものの、今日も静か。ということは、数が少ないのです。ゴイサギは、このあと、公園内を半周してから再び見に来たら、トンでもないことに(それについては、後ほど)。

Img_6345c_20210118174901  奥平屋敷跡では、今日も散歩&鳥見友達のYさんと一緒に鳥見。8時過ぎから9時頃までImg_6242c_20210118175001 (笑)。ヤマガラが5~6羽。いつもは松の木の上の方にいるのですが、今日は視線よりやや上くらいまで降りて来ました。そして、メジロ。たくさんきていました。松ぼっくりの下の樹皮をつついているように見えます。新しいジャンル「松メジロウ」を開拓できました(爆)。

Img_6401c  奥平屋敷跡では他に、ハクセキレイ。いつものように、オス・メスペアで登場しています。さらに、カワラImg_6421c ヒワも数羽。樹上にいるだけではなく、地上にも降りて来ています。

Img_6428c_20210118174901  さらに、奥平屋敷跡北の花菖蒲園のところには、ツグミ。しばらく花菖蒲園にいて、エサをImg_6360c_20210118174901 拾っていました。今日は、ジョウビタキやシロハラは出てこず。しかし、真っ白ではないものの、ほとんど白いドバトが登場。初めて見たと思います。

Img_6435c_20210118174901  もうそろそろ他には出てこないかと思って移動しようと思ったら、アオサギが飛んできて、ステージの裏というか、南東側のところに降りて来ました。ここは、昔、勝手に「お立ち台」と呼んでいたところ。鎮国守国神社の社務所裏にいたアオサギさんと思います。

Img_6182c_20210118175001 Img_6517c_20210118174901  カモは、今日は合計61羽。九華橋の南、二の丸堀の西側エリア、吉之丸堀の西側エリアに集まっています。ホシハジロのオスが2羽、ヒドリガモのペアは2組、ハシビロガモは11羽。他はキンクロハジロ。カルガモは5羽、オオバンは1羽。右の写真のように、最近、ハシビロガモは辰巳櫓跡と神戸櫓跡の間に、水平に伸びている松の木のところに集まっています。カルガモもこの頃は、ここで休んでいるのをよく見ます。

Img_6591c  その「水平の松」はこちら。以前にも書きましたが、散歩友達のWさんは、この「水平松」を「ナニコレ珍百景に投稿しろ」といいますが、自分でしてくださいと私はいっています(微苦笑)。

Img_6520c_20210118174901  鎮国守国神社の境内では、カワラヒワ。カワラヒワは、公園内のあちこちで見かけます。地上に降りて来ているところもよく見ます。鎮国守国神社では、先日、梅が咲いているという記事を書きましたが、その後は余り咲いて来ません。大きな声では言えませんが、余り手入れや、施肥がされていないのです。

Img_6531c  鎮国稲荷社の参道から見たゴイサギ。ここから見えたのは4羽。このあと、相撲場の方に回Img_6546c って、バードウォッチングをなさる女性と出会い、二人で見たのですが、見えたのは6羽ほど。しかし、どういうわけか次々とここからゴイサギが飛び立っていきました。飛び立ったゴイサギと、残ったゴイサギを合わせると12羽ほど。ハトを出す手品みたい(笑)。見えているゴイサギの倍くらいの数がいると考えた方が良さそうです。ゴイサギは隠れ上手で、忍者のような存在です。

Img_6587c_20210118174901  その後、本丸跡でもツグミ。一頃のように何10羽はいませんが、九華公園のあちこちで見ます。ユリカモメ、今日は、少なImg_6595c_20210118174901 くて6羽しか来ていませんでした。今までですと、100羽をはるかに超える数が来ていたこともありますが、今年は少ない感じ。

Img_6602c  九華公園の外周遊歩道では、キジバトの他に、ハクセキレイ。ソメイヨシノの枝に止まりました。貝塚公園では、ヒヨドリ、メジロ、キジバト、ムクドリ。内堀公園ではスズメとヒヨドリ。新築公園では、ジョウビタキのメスがいたものの、ピンぼけ写真(苦笑)。今日は、2回もジョウビタキのメスを見たものの、まともな写真が撮れず、ガックリ。老松公園では、ヒヨドリ、カワラヒワ、ツグミ、ハクセキレイ。このあと、住吉入江では、初めに書きましたように、ハジロカイツブリを見ました。他には、キンクロハジロ2羽、ホシハジロのオス1羽、オオバン2羽など。

Dsc_0053c  午後からは、定例の歯科検診&クリーニング。14時からでした。これが「♫往きはよいよい、帰りは怖い♫」でした(苦笑)。Dsc_0054c というのも、14時~16時にエレベーター点検。歯科は30分ほどで終わります。帰りには三洋堂書店桑名店に寄って来たものの、15時頃帰宅。エレベーターは動いていません。出かける前から覚悟はしていたものの、階段を9階まで登る羽目に陥りました(苦笑)。

Dsc_0057c  5階の踊り場で一休み。息切れしたり、膝がガクガクしたりはしませんでしたが(爆)。左の写真は、その5階の踊り場で撮った写真。いつも9階から撮るものとは景色が違います。こういう楽しみをつくらないと、9階まで歩いて登る等という芸当は成し遂げられません。

Img_6034c_20210118175001  帰宅後は、遠隔授業第12回のQ&Aのチェック。多少、修正して終了。課題の評価は、朝早く目が覚めたので、その時に終了。明日にでも、再確認の予定。明日は、いよいよ最終回(第13回)の授業資料と音声ファイルとをアップロード。ゴールが見えてきました。

2021年1月17日 (日)

曇天で寒い1日……証拠写真ばかりで我ながら苦笑

Img_5581c_20210117171101  ほとんど日が差さない、寒い1日でした。最高気温も8.6℃。夜からはさらに寒気が入ってくるといいます。火曜まで寒いそうです。今日は、大学共通テストの2日目でしたが、無事に終了したでしょうか。今日の朝刊には、昨日の第1日目の問題が載っていました。今やっても解ける問題があるのか、ちょっと気になります(苦笑)。ただし、この記事、普段の新聞の活字よりさらに細かい文字で印刷されていますから、まず読むのに一苦労しそう(爆)。という言い訳で、チャレンジはしていません。

Img_5594c  さて、ほぼいつも通り、7時40分から3時間近くの散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、寺町と6.0㎞ちょうど。写真は、桑名七里の渡し公園。南側に門が新設されました。先日までフェンスで囲われていたのですが、昨日くらいにそれは撤去。ここからも入れるようになったのかも知れません。ただし、施設紹介にはまだ載っていません。ちなみに住吉キンクロウズはオス2羽にメス1羽でした。揖斐川にはまったく鳥影なし。

Img_5601c_20210117171101  柿安コミュニティパーク西の堀にはコガモが1羽。他にはヒヨドリ、スズメくらい。曇天で寒いためか、鳥も、人もいません。Img_5608c_20210117171101九華公園には8時前に到着。何もいないと、ここまで我が家から15分。ヒヨドリの声はほとんどしません。数も少ないうえに、食べ物がなくて元気がないのかも知れません。北門を入ったところで、カワラヒワがエサを拾っています。

Img_5622c_20210117171101  鎮国守国神社の社務所裏には、ゴイサギが4羽。アオサギさんは、いません。相撲場あたりには、いつもならツグミなど小型野鳥がいるのですが、今日はサッパリ。いやぁ、今日は鳥はあまりいないのかも知れません。

Img_5675c_20210117171101  奥平屋敷跡では30分余りいたのですが、まずは、超証拠写真ではあるものの、シメの姿。遠くて、曇っていImg_5767c_20210117171101 て、こんな写真。鳴き声が聞こえてきて探した結果。そして、堀端のツツジの植え込みの下にシロハラ。枯葉などをひっくり返しながら、食べ物を探しています。何やら黒い実を飲み込んでいました。

Img_5715c_20210117171101  そして、ツグミも登場。さらに、ヒヨドリも。ヒヨドリは、何だか元気がありません。地上に降りてきて、Img_5724c 木の実を拾っています。普段は、ヒヨドリのことを「暴れん坊」と呼んで、あまり好んではいませんが、この時期だけは、いささか同情もします。ヤマガラが短時間来たものの、例によって木の高いところで、いるのを確認できたのみ。ハクセキレイもいつも通り、2羽がペアでやって来ていました。

Img_5657c  カモは合計54羽。日曜で、普段とは異なった人が餌をやりに来たりします。ハシビロガモが少なくとも9羽、ホシハジロのオスが2羽、ヒドリガモのペアが2組にキンクロハジロ。カルガモが5羽と、オオバンも1羽。

Img_5800c  カルガモたち、このところ辰巳櫓跡と神戸櫓跡から吉之丸堀に伸びた松の木(倒れてきて、Img_5941c 現時点では幹が水平になっています)の枝のところで休んでいます。ハシビロガモたちがこれまで占有していたところに入り込んでいます。枝に上がっているカルガモもいるくらい(右の写真)。カワウが上にいます。

Img_5831c  朝日丸跡でメジロに遭遇。こんな天候ですから、モノクロ写真のようになってしまっていますが、嘴の下が赤か、オレンジに染まっています。どこかで蜜を吸ってきたようです。オレンジ色のものは、たぶん花粉。

Img_5967c_20210117171201  ユリカモメは、今日は30羽ほど。ほとんどは野球場のフェンスにいました。吉之丸堀にかかる橋(四阿のあImg_5814c_20210117171101 る橋)を渡ろうとしたら、アオサギさんがやって来て、辰巳櫓跡近くの松の木に降りて来ました。しかし、四阿を過ぎたところで見ると、すでに不在。

Img_5896c Img_5858c  鎮国守国神社の境内、九華招魂社のところで、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロにジョウビタキまで混じった群に遭遇。いや、たくさんいてどっちを向いて、どれを撮ろうか迷うくらい(爆)。どの鳥も良く動くので、ウロウロ、オロオロ(苦笑)。それもあり、イマイチ写真オンパレード。

Img_5885c_20210117171201  ジョウビタキのオスの写真は、ご覧のとおり、枝被り(苦笑)。メジロはうまく撮れず、載せられる写真はありません。

Img_5905c_20210117171201  柿安本社の方から九華公園北門を経て、鎮国守国神社の社務所裏へ再び。アオサギ、こちらへ来ていましたImg_5935c_20210117171201 (たぶんさっきのアオサギ)。ゴイサギも見えましたが、2羽ほど。九華橋のところで、ハクセキレイ。

Img_5978c_20210117171201  今日は、証拠写真ばかりですが、立教小学校の屋上のテレビアンテナにモズのオス。貝塚公園では、カワラヒワ、メジロ、キジバト。最近、シロハラに会えません。

Img_6009c_20210117171201  内堀南公園には何もおらず。内堀公園では、メジロ。このメジロさんも、嘴の下が黄色くなっています。どこかで蜜を吸って、花粉をつけてきたようです。

Img_5986c_20210117171201  帰宅後から午後にかけては、遠隔授業第12回のQ&A書きと、質問紙・尺度の得点の集計。集計は、平均値や標準偏差を求めるのには何も問題はありません。度数分布をチェImg_5996c ックするのに手間取っていたのです。結局、階級を1点ごとにして、昨日と同じネットのフリーソフトで集計し、それをもとに手計算(苦笑)。ちょっと手間と暇がかかったものの、何とか終了。これで、Q&Aも書き終えられました。あとは、課題の評価。これは明日の仕事にしましょう。今週は、いよいよ遠隔授業も13回目で、最終回。本来であれば15回の授業をしてから試験となりますが、コロナで遠隔授業となって短縮。短縮はされましたが、手間はかなりかかり、学生諸君には毎回課題を課しましたから、対面授業以上に勉強したと思っています。スイセンは立教小学校近くで、また、白梅は貝塚公園にて。 

2021年1月16日 (土)

1月も早くも後半に……いつも通りの散歩

Img_5575c_20210116171601  1月16日になりました。1月も早くも後半ですし、今日、明日は、大学入学共通テストが行われています。センター試験の時代に関わったことがありますが、たいてい寒かったり、雪が降ったりということが多かった気がします。今年は、新型コロナのこともあり、受験生の皆さんも、大学の教職員の方々も大変な思いをなさっておられると拝察いたします。と思いつつ、私は、いつも通りの散歩。朝7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町商店街と5.3㎞ほど。午前中は割と暖かく、楽に歩けました。夜から明日にかけては寒くなるという予報。

Img_5213c_20210116171501 Img_5206c_20210116171501  諸戸氏庭園は、今日も静か。わずかにメジロの鳴き声がしたくらい。住吉入江には、ホシハジロのオス2羽、ヒドリガモ1ペア、キンクロハジロのオスが1羽。

Img_5224c_20210116171501  揖斐川は波もなく静かでしたが、見えた水鳥はカンムリカイツブリが2羽のみ。三の丸公園にImg_5234c_20210116171501 はドバト、ムクドリ、ヒヨドリ。柿安コミュニティパークでツグミ(右の写真)。堀にはキンクロハジロも1羽います。

Img_5246c_20210116171501  九華公園には8時前に着きました。相撲場近くでメジロ。山茶花にやってきたものの、もう吸える蜜はなさそうな感じ。鎮国守国神社の社務所裏には、後ろ姿のゴイサギが1羽のみ。

Img_5375c_20210116171501  奥平屋敷跡で30分余りブラブラしながら、待機&鳥見。待っていたら、ヤマImg_5402c_20210116171501 ガラ4羽ほどが来ました。しかし、今日もまた高いところにいることが多いので、なかなか撮れません。シジュウカラも群れできたものの、こちらは不出来な写真ばかり。他へ行こうとしたら、ジョウビタキのオスが登場。

Img_5284c_20210116171501  その他は、いつものメンツ。ツグミは、1羽があちこち動きながら、エサを探していました。ハクセキレイは、例のペアが必Img_5254c_20210116171501 ずといってよいほど来ます。

Img_5264c  今日は珍しくカワラヒワも降りて来て、しばらくエサを探していました。初めは1羽のみ。その後、3~4羽ほどが。

Img_5433c_20210116171501  カモ、今日は合計52羽。ただし、餌をやる人(中には、袋に入った食パンを何袋も持ってくる人もあり、驚き)が2組あり、カウントはかなりアヤシい。ホシハジロのオスが2羽、ヒドリガモ2ペア、ハシビロガモ10羽あまりと、キンクロハジロ。餌をやる人があると大騒ぎになって、数えられなくなります。タイミングの問題もあるのですが、歩き回りながら数えますので、途中で餌やりをされると、訳が分からなくなります。

Img_5519c_20210116171601  ユリカモメは、20羽+α。20羽は野球場のフェンスで待機していた数。ほぼ同時に、別のところでエサ争奪戦に参加しているユリカモメが10羽弱いました。

Img_5448c_20210116171601  公園内を半周してから、鎮国守国神社の社務所裏に行くと、アオサギさんがやって来ていました。今日は、Img_5284c_20210116171501 重役出勤。この時、ゴイサギはおらず。ツグミはあちこちにいます。皆地上に降りてきて、エサを探しています。

Img_5539c_20210116171601  貝塚公園では、鳥はヒヨドリ、カワラヒワ、メジロくらいでしたが、散歩友達のSさんに2ヶ月半ぶりに出会いました。体調を崩しておられたと聞いており、心配していましたが、かなり減気になったようで一安心。

Img_5549c_20210116171601  寺町商店街。「三重県地域活性化キャッシュレスモデル実証事業」とかで「お支払いはキャッシュレスで」という幟旗や、ポスターがそこかしこに出ていました。全店で使えるのでもなさそうですが、クレジットカードやPayPayでの支払いで柿安の黒毛和牛や、時雨煮が当たるキャンペーンをしています。

Img_5557c  ポスターの隣に春日神社の節分祭のお知らせもありましたが、今年は、新型コロナウィルス感染防止のため、豆まきは中止。代わりに景品付福豆を配布だそうです。2月2日午後3時から。と書きつつ、春日神社にも、大福田寺にも節分行事には行ったことはありません(苦笑)。ああいうタイプの人混みは、苦手なのです(子どもの頃は、氏神様の「餅投げ」には毎回、必ず行ったのに)。

Img_5425c_20210116171501  今日は土曜で、遠隔授業第12回の出席確認の締切。午後から、出欠チェックと、授業で実施した主観的幸福感の質問紙や、心理的Well-being尺度の得点の整理。この整理のプロセスで妙なことに気づいてしまい、滞っています。昔、現役の頃は、SPSSという統計パッケージを利用していました。これは信頼性の高いソフトなのですが、とても高価で、リタイアした今は手が出ません。それ故、ネットのフリー統計解析サイトを使っています。得点の度数分布をカウントするところで、得点の最高値・最低値をチェックした結果と合わないところがあるのに気づいてしまったのです(苦笑)。気づいてしまったからには、放置できません(知らぬが仏)。たとえば、最高値=28なのに、度数分布を見ると、25までに収まっているというような集計結果。老眼で目はショボショボ、今さら手計算する気力はありません(爆)。困りましたねぇ……。他のフリーソフトを引っ張り出すしかないかと思案中。

Jr  余談。コロナで緊急事態宣言が出されましたが、そのお陰でJRさわやかウォーキングは中止。行きたい企画もあったのですが、こればかりはやむを得ません。取り敢えずは、2月7日まで中止だそうですが、1ヶ月で収まるとは素人の私にもとても思えません。街道歩きか、城跡巡りか、寺社仏閣巡りか。人が少ないところで楽しむことを考えましょう。

2021年1月15日 (金)

大山田川あたりでバードウォッチングとプチ歴史散歩……大正寺と尾野神社について付記、修正しました【1/18】

Img_5183c_20210115165901  今日までは暖かいという天気予報でした。遠くに出かけるのは憚られますので、近場でいつもと違うところへと考え、久しぶりに大山田川あたりを歩くことにしました。大山田川は、大山田団地にある光陵中学校の北あたりから東に流れ、東名阪道、国道258号線の下を通って、播磨から伊勢大橋の北で揖斐川に注ぐ一級河川。たぶん6㎞足らずの長さ。いつものように、播磨にある日物谷の市営住宅近くから歩き始めました。まずは、播磨橋まで。今日はここから南に少し下り、岸西山(がんさやま)へ。ここは遺跡になっており、また、大正寺という浄土宗のお寺と尾野神社北之宮があります。初めて訪ねました。その後、大山田川に戻り、沢南橋あたりまで下って、上之輪新田を覗き、大山田水門から伊勢大橋、福島地内と歩いて、六華苑脇から住吉神社へというコース。6.9㎞。最高気温は12.4℃と暖かく、風も弱かったので、今日もまた散歩日和。

Img_4457c_20210115165601  日物谷の市営住宅近くから播磨郵便局近くの間では、まずは、セグロセキレイ。いつもの散歩コースで見るセキレイは、ハクセImg_4477c_20210115165601 キレイがほとんど。セグロセキレイは、大山田川に来るとたいてい見られます。キセキレイもときどき見られますが、今日は出遭いませんでした。右の写真は、コガモ。大山田川の今日歩いた範囲のあちこちで見られます。とくに多いのは新宮西橋のところ。

Img_4480c_20210115165601  播磨郵便局の南あたりで、アオジ。ただし、超証拠写真(苦笑)。ちょっと距離があり過ぎました。さらにImg_4491c_20210115165601 その近くで、ハクセキレイも。

Img_4626c_20210115165701  播磨橋から南へ。岸西山へ向かいます。教育委員会の文化財のサイトによれば、ここは弥生~古墳時代の遺跡で、弥生土器が出土したといいます(岸西山遺跡)。左の写真は、岸西山の南西側から少し登ったところから、大正寺の山門方面を撮ったもの。

Img_4548c_20210115165601  まずは、大正寺へ。浄土宗のお寺。岸西山と号します。こちらのサイトや「くわな史跡めぐり」によれば、江戸時代中期の開基といいImg_4509c ますが(桑名市史によれば、明和(1764~1772年)の頃)、他にネット検索では詳しい情報は出て来ません。お寺は、岸西山の東北側の斜面に建っており、山門から境内へは下っていきます。

Img_4514c_20210115165601  山門を潜って、境内の右手には鳥居とお社がありました。お社の中は暗かったのですが、覗いてみると、狐が見えましたので、おそらく稲荷社と思われます。しかし、社号、由緒を示すものはなく、詳細は不明。

Img_4521c_20210115165601  大正寺に来たのは、野村増右衛門の供養塔があることを知ったからです。野村増右衛門は、桑名藩島田代官所(桑名藩領の員弁郡嶋田村、現桑名市島田)の手代(8石2人扶持という記録があります)という軽輩の身から藩を左右する実力者にのしあがっています(郡代となり、700石を得ています)。その権力は家老をも凌ぐと言われたこともあります。新田開発、河川改修、焼失した城の修理など藩への貢献は大きかったのですが、宝永7(1710)年、突然公金横領等の嫌疑で捉えられ、弁明もむなしく処刑されました。処罰は増右衛門だけでなく一族の老人や、わずか1歳の子どもを含む44人が死刑、関係者数100名が追放または罷免にされたという、桑名藩では前代未聞の大事件でした。藩の公式記録が、後年、すべて焼却されているために不明な点が多いのですが、敏腕を振るう野村に対して長期間ないがしろにされた(と思った)譜代家老らの憎悪(私怨)によるものとされています(こちらも参照)。この失政の責任を問われ、藩主・松平定重(久松松平家)は越後高田(現在の新潟県上越市)に国替えになっています。久松松平家が文政6(1823)年に桑名に再封されると、増右衛門の罪は許され、文政10(1827)年に供養塔が建立されました。最初は、大山田川川原の処刑場に建てられたのですが、明治42(1909)年、ここに移転されています。なお、増右衛門の墓は、現在は、島田の共同墓地にあります。

Img_4562c_20210115165601  大正寺の南に尾野神社北之宮があります。由緒書きなどはありません。尾野神社は、この南西にもあります。今は、そちらが本社のように思います(後の付記をご覧ください)。尾野神社は、孝昭天皇の子で春日臣の祖・天押帯日子命(あめのおしたらしひこのみこと)と衝立船戸神(ついたてふなとのかみ)を祀っています。衝立船戸神は、杖の神や曲がり角の神で、桑名では川が曲がっているところに祀られていることが多いようです。尾野神社は、舟着明神とも呼ぶ。古くはこの付近が海岸線であったといわれ、その境内に舟繋松と称する松があります。この北之宮については、詳細不明(付記したように、桑名市史の記述によれば、もともと尾野神社は、このあたりに鎮座していたものを、後に船着大明神の社へ奉遷して相殿としたという説があります)。

Img_4582c_20210115165601  岸西山を頂上まで登ると(といっても標高は40m足らず)、魚藍(ぎょらん)観音堂があります。「久波奈名所図会」の泡Img_4585c_20210115165701 州崎之部によると、元禄2(1689)年11月、掛樋通の堀さらへをした時、水底より出現したものといいます(現在、久波奈名所図会を確認中)。唐、元和12年の作とも、また伝教大師の作ともいうが定かではありません。昭和50(1975)年3月、市指定文化財。これと時を同じくして、愛染明王、役行者の脇侍佛とともにここに安置されたといいます。今は、ちょっと手入れが行き届いていない感じがしました。

Img_4588c Img_4591c_20210115165701  観音堂に向かって右手には、「魚藍観音碑」と、水谷孟生の歌碑があります。魚藍観音碑には、ここに魚藍観音が納められた経緯が記されています。魚藍観音は、「元禄2(1689)年、掛樋の御堀さらへの時、水中より出現し、一時は、不破義幹氏の手もとにあった」とあります。不破義幹氏は先々々代の春日神社の宮司さんにして、郷土史家。水谷孟生氏は、和菓子の花乃舎の4代目主人。歌碑には、「ちちと鳴く 間遠の浦の 群千鳥 母ともしたふ むらさきの雲」とあります。この歌は、ここ魚藍観音の山号「紫雲山」に因んだものといいます。

Img_4621c_20210115165701  こちらは、岸西山の頂上あたり。このあたりが岸西山遺跡かと思います。建物の礎石らしきものがありますが、詳細は不明。水谷孟生の歌碑の他、小林雨月庵句碑があると「くわな史跡めぐり」にはあったのですが、しばらく歩き回ったものの、こちらは分からず。ちなみに「箒めの とどかぬもよし 苔の花」という句だそうです。雨月は、本名、慶治郎で志知の人。本統寺にある冬牡丹句碑建立に尽力したといいます。

Img_4605c_20210115165701  岸西山の頂上からはそれなりに眺望が利きました。揖斐・長良川まで見えます。長良川河口堰も見えますし、手前にはエディオンなども。今ほど木々が茂っていなかった頃なら、もっとよく見えたと思います。

Img_4653c_20210115165701  岸西山を下りて、NTNの産業機械技術開発センター近くの水路の方へ。愚息が、この水路にコガモがいるとImg_4685c_20210115195401 いっていましたので、見に行った次第。今日は、メスが2羽のみ。ここからは、養老鉄道播磨駅南あたりへ戻ります。「戻る」というのは、播磨橋のすぐ東に出るからです。

Img_4681c 今までは、播磨橋からは、大山田川右岸を下っていくのですが、養老鉄道Img_4705c_20210115165701 の踏切のすぐ東から通行止め。災害復旧工事のためです。堤防道路の下が崩れたようですが、河床の方も草木を取り除いたりしたようです。鳥見という視点からすると、ちょっとなぁと思いますが、まぁ治水が優先ですね。

Img_4721c_20210115165701  その先、新宮西橋付近は、コガモがたくさんいるところ。橋の上流側に集まっています。その数20羽を越えるくらい。ここ新宮Img_4734c_20210115165701 西橋は、橋の下にイワツバメが営巣します。去年のブログを見ると、今頃すでにイワツバメが来ていたとあります(2020年1月18日:大山田川沿いから福島あたりでバードウォッチング……カワセミ、ケリ、芸達者なアオサギたち、そしてイワツバメが来て白梅が咲いて、春の雰囲気)。今日はまだイワツバメ之姿は見られませんでした。

Img_4755c_20210115165701 Img_4779c  新宮西橋からJR/近鉄の鉄橋までの間で、オオジュリン。左の写真はメス、右の写真はオスと思います。たくさんとはいいませんが、このほかにも数羽いましたし、このあと、沢南橋の上流でも見ました。オオジュリンも、普段の散歩コースでは見られません。

Img_4827c_20210115165801  沢南橋のすぐ上流にある人・自転車専用橋のところで、カワラヒワにツグミ。カワラヒワは、Img_4835c_20210115165801 護岸のスロープにも止まっていたりします。また、このあたりでは、メジロも出て来ました。ウグイスの地鳴きも聞こえていたのですが、さすがに姿は見られませんでした。オオジュリンは、このあたりにもいます。

Img_4823c_20210115165801  人・自転車専用橋のところでは、再びアオジらしき鳥。アオジは、証拠写真もどきばかり(苦笑)。

Img_4872c_20210115165801  沢南橋から下流側を見たら、ダイサギが3羽にアオサギが1羽。ただし、アオサギは葭の陰に隠れています。近くにはオオバンも浮いていましたし、イソシギらしき鳥も逃げていくのが見えました。イソシギは逃げ足は速いのです。このあたり、以前、コガモもいましたし、カワセミをよく見るところですが、今日はどちらもいません。コサギやジョウビタキも見られませんでした。

Img_4883c_20210115165801 Img_4888c_20210115165801  ここから、上之輪神社を経て、上之輪新田へ。ケリがいないか探そうと思ったのです。単眼鏡で2回ほどチェックしたのですが、ケリの姿はありません。

Img_4902c_20210115165801  南側の水田にセキレイたち。セグロセキレイとハクセキレイが1ペアずつ。写真はセグロセImg_4911c キレイ。ここで実は、10時10分を回った頃。ふと「ひのとりが来るかも知れない」という考えが浮かんできました。しかし、セキレイたちの向こうにオスのモズが登場し、そちらに気を取られました。

Img_4934c_20210115165801  これが不覚のもと。気づいたら、ひのとりがすぐ近くまでやって来ていました。左の写真、パッと見にはそれなりに撮れたと思えるかも知れませんが、実は、これは大阪行き。つまり、進行方向は向かって左で、最後尾の写真(苦笑)。

Img_4974c  大山田川が揖斐川に注ぐあたり、大山田水門の先にアオサギが1羽。さらにその南、甚内ポンプ場の排水口のImg_4994c ところにもアオサギがやって来ました。

Img_5032c  伊勢大橋西詰交差点を越えて、揖斐川沿いの堤防。先日も、伊勢大橋架け替え工事で杭打ちが行われていましたが、今日もその準備のようでした(午後から、杭打ちが行われ、音が響いてきていました)。

Img_5065c  福島(ふくじま)の水田でケリ。以前は、上之輪新田や、ここ福島の水田ではよくImg_5072c_20210115165801 ケリを見たのですが、ここ2~3年はあまり見なくなってきています。さらにこのあたりでは、ツグミがけっこういました。

Img_5080c_20210115165801  福島というか、諸戸苑から水路をはさんでその北にちょっとした梅の木畑があります。ここには、白梅と紅Img_5088c_20210115165801 梅とがありますが、毎年早めから咲いています。ここでも紅梅の方が早くから咲いたようです。

Img_5123c_20210115165801  このあとは福島のポンプ場のところから六華苑の北を通って、揖斐川の右岸堤防へ。セグロImg_5135c_20210115165801 カモメが飛んで来て、揖斐川に降りたと思ったら、何か魚を捕まえて食べているのが見えました。さらに、最近はあまり触れていませんが、揖斐長良川の中洲にある「アオサギの集合場所」には、今日は、アオサギが4羽やって来ていました。余りにも早い時間にはやって来ないようです。

Img_5153c_20210115165801  住吉神社には、11時10分頃到着。8時半から歩き始めましたから、ここまで2時間40分くらい。ほぼ7㎞ですから、まあよく歩いてきました。住吉神社の前では、久しぶりに散歩友達のTさん。今年初めて出会ったと思います。

【大正寺と尾野神社についての付記(1/18)】 いずれも桑名市史によって付記します。まず、大正寺については、桑名市史(本編pp.469~470)では「岸西庵(一雲寺=大正寺)」という見出しで言及されています。

東方村北岸西山にある。本尊阿弥陀如来、開基は本梁、宝暦9(1759)年松平下総守の家臣奥平宗右衛門の次男宅之丞定盈が美濃国庭田村の浄土宗円満寺の弟子となり、法号を本梁と称し、明和頃当庵を創建した。

境内の観音堂紫雲山一雲寺は、空也上人(元禄3寂70)の開基と伝うる古刹で、もと今一色堤原の南、会下(えんげ、えか)にあったのを安永3年(1774)当所に移した。<中略>明治5年(1873)に廃庵となったが、信徒の来賽多く、愛知県市江の浄円、善戒等により仏道として継がれ、明治末期から妙香尼の代になって信徒益々増え大正14年(1925)大正寺となった。昭和30年(1955)1月9日浮浪人の放火にて全焼、31年4月落成、本尊は照源寺末の廃寺北楠の玄忠寺より迎えた。現住職水谷祐愼、前期の火災にて什物伝記等一切焼失したので詳細は知ること困難である。

 次に尾野神社について。桑名市史(本編pp.51~52)に、「市内大字東方、小野山の北方、字西場様に鎮座し俗に船着大明神と称する」とあります。さらに、以下のように記述が続きます。

この地は往古に尾津浦また小野入江・小野古江・船戸村とも云い、町屋川と西別所川の落ち合った処でここを往来する船の停泊所であったと伝う。西方は走井山の給料に連らなり、東は田野に民居し、その山嶺(尾)に続いた野であったので尾野と称し、転じて小野とも書かれているが、一説には上代の名族、小野氏族民の占拠地であったとも伝えられている。<中略>一説には尾野山の北の鼻山に鎮座してあったのを、後に船着大明神の社へ奉遷して相殿としたという。

この社の祭神については、異説多く、通説素戔嗚尊(午頭天王)とし、また野槌神とし、また衝立船戸神とし、相殿を宇賀御魂神・八幡神・春日神・神明神・山神の五神とし、または小野臣の祖神、天押帯日子命として、相殿に天照大神・宇賀神・春日神・八幡神を祀るとも云う。

社はその西方丘陵に奉祀する高御前に対し、江御前とも称する。郷司家旧記には第53代淳和天皇の天長年中、僧空海が伊勢へ来錫した時、疫病が流行してこの社に参拝したと云い、館家日記には、この社の祭神を素戔嗚尊とするには、織田氏の兵乱にこの社を天王に擬して兵火を免れようとした名残であろう。往古は東富津御厨、内宮若江御厨等あり、今の字に畝若江之内・若之尻等あるは御厨田なるべく、依って天照大神を祀って村名を田宮村と云い、船戸村に船戸神を祀ったとある。

 以上の記述によると、大正寺の南にある尾野神社北之宮は、最初のパラグラフにある「一説には尾野山の北の鼻山に鎮座してあった」社のことかという気がします。

 なお、尾野神社のある大成小学校の北の丘は、尾野山城跡とされますし、この尾野山城跡と、大成小学校を挟んだ南側のところは、白山鼻ヶ城跡とされます(こちら)。

2021年1月14日 (木)

ぽかぽかと暖かく散歩日和……ジョウビタキ・デーにして、常信寺でも紅梅が咲く

Img_4438c_20210114154401  今日は、暖かくなりました。最高気温は、12.2℃になっています。風もさほど強くはなく、今の時期としては絶好の外出日和。本当は、高田本山専修寺お七夜に行きたかったのですが、愛知・岐阜には緊急事態宣言、三重県からも「緊急警戒宣言」。専修寺ならば、県境を越えての移動ではありませんし、昨年までも平日なら空いていたので、大丈夫とは思うものの、時節柄控えることにしました。ということで、7時45分から散歩。いつものように、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、南寺町で常信寺、寺町と6.2㎞。

Img_3962c  諸戸氏庭園は今日も静かで、ヒヨドリ、カワラヒワの声もほとんど聞こえてきません。住吉入江には、住吉キンクロウズも不Img_3959c_20210114154601 在、その他のカモ、オオバンもいません。揖斐川には、カンムリカイツブリが3羽、オオバンが4羽。思ったほどの水鳥はいません。旅館山月の裏で、堤防にツグミが1羽。

Img_3971c_20210114154601  ツグミのいたところの高水敷側には、たぶんホオジロ。こんな写真しか撮れませんでした。もう1羽、同じような鳥がいました。ホオジロは、このあたりでもたまに見かけます。七里の渡し跡にはキンクロハジロが1羽、三の丸公園にはドバト、ムクドリ。

Img_3984c_20210114154601  柿安コミュニティパークまで来たら、西側の堀のところにコガモが4羽。上陸していました。Img_3987c_20210114154601 昨日も、このあたりにコガモがいました。堀には、キンクロハジロが2羽。柿安コミュニティパークには、ツグミ1羽の他、スズメ、ハシボソガラス、ヒヨドリ。

Img_4009c_20210114154601  九華公園、鎮国守国神社の社務所裏には、ゴイサギが3羽。昨日、宮司さん宅から追い立てられたためか、数Img_4025c が減ったようです。ただし、西側からは見えないところにいるかも知れません。忍者のように、巧みに隠れているのです。ちなみに、このあと、鎮国稲荷社の参道からも確認したのですが、今日は見えず。

Img_4053c  奥平屋敷跡で、散歩友達Yさん、Mさん、九華公園前管理人Oさんと遭遇。今日もしばし、Img_4096c_20210114154501 一緒に鳥見。今日はまずは、シジュウカラが久しぶりに10羽以上やって来ました。左の写真では、虫の卵のようなものをつついています。右では、木の皮をくわえ、めくってエサとなる虫を探しているようです。食べ物探しに必死の様子。

Img_4084c_20210114154601  さらに待つと、ヤマガラが3羽。昨日は、高い松の木の上にいて、降りてこなかったのですが、今日は割と見やすいところにImg_4107c もやって来ました。また、しばらくすると、今後はメジロも登場。メジロも松の木にやって来ました。メジロは花の蜜や果汁を好み、ヒナを育てる頃には虫なども捕まえて食べる雑食性なのですが、この写真、虫でも探しているのでしょうか?

Img_4155c_20210114154501  そして、今日も、ジョウビタキのオスが1羽登場。ほぼ毎日やって来ます。最近は、この奥平屋敷跡で30分Img_4088c_20210114154501 近く鳥見&世間話をしているのですが、巡り合わせがよいとけっこうたくさんの種類の鳥がやって来る、いわばマイ・バード・ウォッチングスポットになっています(微笑)。ちなみに、ハクセキレイさんもちゃんっと揃ってやって来ました。

Img_4142c_20210114154501  奥平屋敷跡での余談。ヒヨドリが食べるものがなくて、困っていると書いていますが、今日は珍しくOさんImg_4324c が「あられの余ったのを持ってきた」とカモやハトに餌をやっておられました。ヒヨドリまでが近くにやって来て、様子見(笑)。われわれが少し離れたところに移動したら、早速やって来て食べていました。鎮国守国神社の社務所裏では、堀に落ちた木の上にヒヨドリが入れ替わり立ち代わりやって来て、水を飲んでいきます。

Img_4117c  今日は、さすがに氷は張っておらず、カモたちはあちこちに散らばっていました。合計53羽。ハシビロガモが14羽、ホシハImg_4178c ジロのオスが1羽、他はキンクロハジロ。氷が張るようになって以来、ヒドリガモは見なくなりました。他には、カルガモが4羽。吉之丸堀の四阿の下で橋脚に乗ってお休みでした。

Img_4187c_20210114154501  二の丸跡を歩いていて、本丸跡の方を見たら、何とアオサギさんがいるではありませんか。本丸跡にある花菖蒲園の東南の堀。珍しいところにいます。いつも鎮国守国神社の社務所裏にいるアオサギのような気もしますが、確かではありません。

Img_4240c_20210114154501  朝日丸跡でもジョウビタキのオス1羽。このところ、九華公園ではジョウビタキのオスをよく見ます。先日は2羽同時に見ました。2羽なのか、3羽いるのか不明。メスのジョウビタキは九華公園を含め、散歩コースではまったく見なくなりました。

Img_4214c_20210114154501  朝日丸跡の東の堀で、カワウが魚を咥えていました。久しぶりに見た、カImg_4224c_20210114154501 ワウの狩猟シーンです。このあと、さほど苦労もせず丸呑み。

Img_4275c_20210114154401  鎮国守国神社の境内では、今日もシロハラ1羽と遭遇。奥平屋敷跡では見なくなりましたから、こちらが気に入ったのかも知れません。鎮国さんの境内の方が、シロハラの好みの場所のような気がします。

Img_4314c_20210114154401  相撲場の近くで、もう1羽、ジョウビタキのオスに遭遇。これまた人懐っこくて、しばらく遊んでもらえた感じ。それにしてImg_4367c_20210114154401も、きれいな鳥です。何度見てもそう思います(微笑)。

Img_4335c_20210114154401  ジョウビタキを見ていたら、メジロの鳴き声。相撲場の近くにサザンカの花が2本あるのでImg_4347c す。花はだいぶ傷んできてしまっていますが、それでもたまにメジロが来ます。 相変わらず忙しい鳥(苦笑)。ちっともじっとしていません。

Img_4384c  本丸跡の辰巳櫓跡のところで、またもやジョウビタキのオス。実数なのか、延べなのかは分かりませんが、本日4羽目です。このあと、貝塚公園ではメジロやカワラヒワは見たものの、シロハラはいませんでした。内堀公園では、カワラヒワとメジロのみ。

Img_4427c_20210114154401  常信寺(南寺町、真宗高田派)に立ち寄ったのは、近くまでいったら、「そう言えば、ここに割と早くから咲く梅があったな」と思い出したからでImg_4420c_20210114154401 す。紅梅が咲き始めていました(微笑)。

Img_4395c_20210114154401  再び緊急事態宣言も発出され、コロナの収束も容易ではないと思われ、厳しい世の中になっていますが、こういうささやかな楽しみもある、楽しみ方を見つけることもできると思っています。生物学者の池田清彦さんが、近著(騙されない老後、扶桑社新書)で、「老人こそがあまり先の心配などしないで、適当に『今ここ』を生きるべきだ」と書いておられます。

2021年1月13日 (水)

ユリカモメ・オン・アイス

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 1週間ぶりに最高気温が10℃を超えました(前回は、1月6日の10.6℃)。今日は、10.4℃。風も弱く、午前中はよく晴れて暖かく感じられました。いつもと同じく7時半過ぎから散歩に出ました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園から京町、吉津屋町、新築公園、常磐、老松公園、寺町と、後半はちょっと変則コースで、6.2㎞。10時半過ぎに帰宅。やはり、これくらいは歩かないと調子が出ません(笑)。

Img_3427c_20210113162201  今日も、諸戸氏庭園や、拙宅前の住吉入江あたりは静かでした。何といってもヒヨドリがほとんどいないのです。カワラヒワ、メジロ、ハクセキレイなどは、いつも通りくらいに見かけます。我が家前の住吉入江から住吉水門までのところ、今日いたのは、オスのキンクロハジロが1羽のみ。

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 揖斐川には、赤須賀漁港の漁船が数隻出ていたものの、私は、今シーズン、まだシラウオ漁の漁船は見ませImg_3446c_20210113162201 ん。シラウオ漁では、2隻の漁船が大きく、長い網をゆっくりと曳いていきます。左の写真は、去年(令和2(2020)年)2月27日に撮ったもの。その揖斐川、川面は静かだったのですが、見かけた水鳥はカンムリカイツブリ1羽と、オオバンが3羽ほどだけでした。

Img_3449c_20210113162201  七里の渡し跡には、キンクロハジロのメス1羽。三の丸水門の外側にコガモのオスが2羽、上陸(左の写真)。さらに、柿安Img_3460c_20210113162201 コミュニティパーク西の堀にも、コガモのオス、メスが1羽ずつ。これらも上陸していました。この堀には、キンクロハジロが2羽。柿安コミュニティパークには、ツグミ1羽(右の写真)の他、ヒヨドリが3羽ほどとスズメ。あまり鳥は多くはありません。

Img_3531c_20210113162201  九華公園には8時前に到着。今日も堀には氷が張っていました。そういえば、今日はあちこちに霜が降りていました。柿安コミュニティパークも一面、薄らと白くなっています。霜が降りる回数は、昔に比べると減ったきがします。霜柱が立つのも子どもの頃はよくありましたが、最近は記憶にありません。

Img_3511c_20210113162201  鎮国守国神社の社務所裏には、アオサギが1羽とゴイサギが6羽。あとで分かったのですが、ゴイサギは10羽Img_3514c_20210113162201 以上いたようでした。というのも、宮司さんの奥様が、ベランダに布団を干すのに手すりを叩いて音を立て、追い払ったら、次から次へと10数羽が出てきたのです。ちょっと驚きました。ゴイサギ、先日も宮司さん宅の屋根に止まっている写真を載せましたが、屋根やベランダの手すりにいて、糞をするので困るというのを聞いたことがあります。

Img_3553c_20210113162201 Img_3565c_20210113162201  九華公園の堀の氷は、さほど厚いものではありませんが、それでも吉之丸堀はほぼ全体が凍ってしまい、二の丸堀も東側はすべて、西側も半分くらいは氷が張っていました。カモたち、氷は嫌いなようで、凍っているところは避けています。右の写真で、キンクロハジロたちの向こう側には薄氷が張っているのが見えます。そして、カモはかなり少なく、合計37羽しかいませんでした。ハシビロガモは12羽、ホシハジロのオスは2羽いたのですが、ヒドリガモの姿はありませんでした。残りは、すべてキンクロハジロ。カルガモは、このほかに3羽。

Img_3629c_20210113162201  ユリカモメは、8羽。カモたちがいたところに近い氷の上に降りて来ました。ユリカモメは、氷は平気なようです。同じ水鳥Img_3650c_20210113162201でも、違うのがおもしろいところ。

Img_3572c_20210113162201  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオスが1羽。今日は、散歩友達Yさんと話していたら、われわれから2m以内のところまで近寄ってきました。他にImg_3603c_20210113162201 は、ヤマガラがやって来たのですが、このところ、奥平屋敷跡の中央にある高い松の木の上の方にしか来ません。それ故、証拠写真が撮れただけ。その後、メジロも来たものの、写真は撮れません。

Img_3589c_20210113162201  奥平屋敷跡には、たいていハクセキレイがペアでやってきます。こちらも数m以内まで近づいてきImg_3593c_20210113162201 ます。このほかには、ドバト、ツグミ、キジバトなど。セキセイインコは相変わらずというか、寒さにもかかわらず賑やかです。

Img_3704c  奥平屋敷跡から二之丸跡に行くとき、シメが地上に降りていました。慌てて、取り敢えず撮った写真がこれ。このすぐ後、どこかへ飛び去ってしまいました。去年は、3羽ほどが来ていたと記憶しています。シメも好みの鳥なので、もっとよく見られるようになってもらいたいですねぇ。

Img_3757c  鎮国守国神社の九華招魂社近くで、シロハラ。動き回って、エサを拾っていました。左の写真では、ちょうど何かの種のようなものを飲み込もうとしているところ。連写機能のお陰、ということは、あの「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式のお陰(苦笑)。

Img_3881c_20210113162201  貝塚公園では、モズのメス。日曜にも見ています(2021年1月10日:シロハラ&ジョウビタキ・デー……課題のチェックで悩ましい(苦笑))。他にImg_3898c はカワラヒワ、メジロ。内堀公園では、カワラヒワのみ。貝塚公園に着いたのは、9時45分。そろそろ鳥たちが活動をいったん終える時間ですから、やむを得ません。

Img_3908c  吉津屋町に先に回ったのですが、それはこれを見るため。九華公園前管理人のOさんのお手製の「東海道案Img_3911c
内標識」。桑名市内の東海道に、東海道の案内がない(正確には、ないのではなく、桑名市が設けた石柱が、あちこちに立ってはいるのですが、目立たないのです)のを嘆いて、設置されたもの(これは、2代目。以前もここに同様のものを立てておられます(2019年7月15日:ツバメもスズメもヒナは自立に向けて訓練中……吉津屋町に知人が手作りの東海道案内板を掲示【桑名空襲慰霊之碑の写真を追加(7/16)】)。

Img_3928c_20210113172101 その後、新築公園、老松公園ではとくに鳥はおらず。拙宅前まで戻って来たら、ツグミが1羽いたくらい。午後からは、定例の内科受診へ。主治医&同級生S氏は、顔を見るなり「変わりないな。いつもと同じ処方で」といってから、診察(笑)。その後しばし、世間話。大晦日の雪、正月のことなどなど。看護師さんが不思議そうな表情で見ていました。

Img_3733c_20210113172101
 遠隔授業第12回は、時間割上は、今日午前中の2コマ目になっており、学生たちにはなるべくこの時間帯に聴講するよう伝えられています。が、ファイルをアップロードした昨日の夕方から今朝までに数名が、すでに聴講し、課題を報告していました。「幸福感と人間関係」というテーマが興味を引いたかも知れません。

2021年1月12日 (火)

結局、蟄居&居職

0112weather  曇天で、寒い1日でした。昼過ぎまでは雨か、雪という予報でした。雨雲レーダーを見ても、ずっと雨雲がかかり続けていました。実際には、雨はほとんど降らなかったのですが、こういうときに散歩に出ると、途中で降られることが多いので、午前中の散歩は断念。それにしても、寒い日だと思ったら、最低気温が1.6℃、最高気温は4.3℃と、余り変化がありませんでした。日照時間も、アメダスのデータではこれまでのところ、わずかに2分! 道理で寒いわけです。室温は、20℃ほどあるのですが……。

Img_3417c_20210112164001  16時を過ぎて、太陽も出て来たものの、この時間は、非常勤の遠隔授業第12回の資料、音声ファイルをアップロードする必要がありましたので、結局、終日、蟄居&居職生活。午前中から午後にかけては、昨年の市民大学郷土史学科の講義の復習をしつつ、講義録をつくっていました。せっかく話を聞いたのに、そのままでは中身が忘却の彼方に行ってしまいます。講義のレジメ、資料、年表、メモをもとに、自分でも資料を調べ、文章化するという作業をします。第4回までは終えていたのですが、残りの第5~7回の分が、途中になっていたのです。今日は、第5回の分(本能寺の変 余波)をなんとか終了。そうそう、昨日の記事に書いた、博物館で見てきた「寫眞館・笛橋堂(てっきょうどう) レンズ越しの桑名」展の「笛橋堂」のあった場所についても調べ、付記する作業もしました。「魚之棚」は、現在の南魚町。笛川という小川があり、石の橋がかかっていたというのですが、それらは今はないと思います。

Img_3222c_20210112165801  さて、明日は晴れて、気温も9℃くらいになるといいますから、午前中はいつも通り、散歩に出ないといけません。散歩依存症ですから、歩かないとどうも調子が出ないのです(苦笑)。まぁ、一度に2日分、歩くというほど重症ではありませんが……。

2021年1月11日 (月)

カワセミ、新年初登場……桑名市博物館で新春企画展「おひなさまと雛道具―新春の華やぎ―」、「寫眞館・笛橋堂 レンズ越しの桑名」を見る【魚之棚の場所について付記しました(1/12)】

Img_3408c_20210111152301  日照がほとんどなく、体感的には寒い日が続いています。今朝は、-0.4℃。それも7時22分に記録。最高気温は5.4℃でした。ベランダのメダカの水槽には氷はありませんでしたが、九華公園の堀には今日も氷が張っていました。それにはめげず、今日も7時40分から散歩開始。風は強くはありませんでしたので、寒くてたまらないということはありません。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園から今日は、桑名市博物館に立ち寄って展覧会を鑑賞。京町、寺町を通って11時前に帰宅。5.4㎞。

Img_3060c_20210111152401  今日は、遅れてお年玉をもらった気分(笑)。九華公園で、久しぶりにカワセミ嬢を見られたのです。実は、気づかず、何気なく堀に近づいてしまったのですが、足元近くから飛んだのがカワセミだったのです。鎮国守国神社の社務所裏あたりを移動しつつ、ときどきダイビングするのが見えました。

Img_2997c_20210111152401  さて、話を戻して、諸戸氏庭園、今日も静かです。ヒヨドリはほとんどいません。カワラヒワの声が少し聞こえるだけ。住吉水門の内側に、住吉キImg_3000c_20210111152401 ンクロウズが8羽、オオバンが2羽。揖斐川は、今日は赤須賀漁港の出漁日であちこちに漁船がいて、水鳥はまったくいません。シラウオ漁が1月5日に解禁されたのですが、まだ、漁をしているところは見ていません。

Img_3019c_20210111152401  途中、ほとんど鳥影を見ないまま三の丸公園。ようやくヒヨドリを見かけました。広い公園なのに、数は多くはありません。3羽ほど。皆、地上に降りてきています。が、食べるものはなかなかないようです。九華公園では、今日も堀の水を飲んでいるヒヨドリを数羽見かけました。

Img_3072c_20210111152301  九華公園には8時頃到着。カワセミを見たあと、ゴイサギをチェック。今日は、6羽。ホシゴイは見えませImg_3054c ん。もともと夜行性ですし、この寒さで、皆、保温体勢でお休み中。アオサギとは違って、声をかけても顔は上げてくれません(苦笑)。

Img_3113c  カモ。堀が凍っていて、九華橋近くにはまったくいません。二の丸堀にたImg_3208c_20210111152301 いてい集まっているのですが、今日はそこには14羽しかいません。一瞬、ガーン!! いなくなったのか? と思ったのですが、二の丸堀の西側には氷が張っていたためのようで、吉之丸堀の東側エリアに40羽以上がいました。

Img_3199cc  という次第で、カモは合計64羽。ハシビロガモはオス9羽、メス6羽。オスは、羽毛が男らしくなってきました。そして、ホImg_3350c_20210111152301 シハジロのオスが、今日は4羽もいたのです。その代わりなのか、ヒドリガモは見当たらず。他はキンクロハジロ。ユリカモメは、わずかに5羽ほど。寒いせいか、餌をやりに来る人は皆無。

Img_3090c  管理事務所近くで、オスのジョウビタキが登場(左の写真)。奥平屋敷跡では、ヤマガラ、Img_3184c_20210111152301 シジュウカラ、メジロが来たものの、高い松の木の上の方にいて、なかなか下の方には来ず。写真を撮ったものの、遠くて、暗くてダメ写真を量産。右は、ヤマガラの証拠写真。

Img_3118c_20210111152301  奥平屋敷跡では、ジョウビタキのオスもやってきました。しばらく割と近いところを移動していたので、楽しませてもらいました。

Img_3259c_20210111152301  鎮国守国神社にお参りし、社務所の裏も再チェックし、再び本丸跡へ。ここで、ヤマガラと、ジョウビタキImg_3316c_20210111152301 のオス。今日のジョウビタキのオスたち、皆、「ジョビボール」になっています。われわれも暖かくしたいもの。

Img_3344c_20210111152301  外周遊歩道では、メジロに出遭った後、ハクセキレイ。いつも地上にいるImg_3359c_20210111152301 気がしますが、ソメイヨシノの枝にやって来ました。貝塚公園に着いたのは、9時45分。いつもよりかなり遅く、静かでした。どこでウロウロしていたのか? メジロ、ヒヨドリがいたほか、シロハラも。ただし、ご覧のように証拠写真(苦笑)。内堀公園には何もおらず。

Img_3369c_20210111152301  桑名市博物館。新春企画展「おひなさまと雛道具―新春の華やぎ―」が1月9日から2月14日まで開催されています。お雛様や20210107185925 雛道具にも興味はあるのですが、今回もっとも興味があったのは、2階展示室で併催されている「寫眞館・笛橋堂(てっきょうどう) レンズ越しの桑名」という展示。笛橋堂は、写真師・納屋才兵衛が、明治12年(1879)に桑名・魚之棚で開いた写真館。桑名で初の写真館だそうです。変わった名前の写真館ですが、店の前に笛川という小川が流れ、石の橋がかかっていたことに因むといいます。納屋は、後に東京に出て、写真館・春光堂を根岸にて開業。正岡子規の晩年の姿を撮影した人物としても知られています。納屋の撮った写真が展示されており、その中に、現在の諸戸氏庭園(山田氏庭園)の写真もあり、興味深く見てきました。2階展示室では、「収蔵刀剣展Ⅲ」も行われていて、刀剣7振が展示されています。担当者のおススメは《太刀 無銘(伝千手院)》だそうです。素人の私がざっと見た中では、やはり村正に目が行ってしまいます(短刀)。ポスターは、博物館のサイトからお借りしました。

Img_3382c  博物館の展覧会では、毎回、ロビーに「写真撮影可」のものが1点、展示されています。今回は、「脇指 銘 桑名住国吉(くわなじゅうくによし)」。説明によれば、「身幅が補足大切先という少し変わった姿の脇指」とありました。国吉は、幕末期の桑名の刀工とされますが、作例は少ないといい、今後の研究が必要だそうです。

 余談。遠隔授業第11回の課題のチェックは、何とか終了。どのような課題を課すか、どのくらい説明をした上で回答を求めるかなどなど、けっこう難しいところです。

Genrokukuwana 【付記(1/12)】 笛橋堂の場所について、確認しました。「魚之棚」というのは、現在の南魚町のようです。左の画像は、「目でみる桑名の江戸時代(桑名市教育委員会・桑名市立文化美術館、昭和58(1983)年発行)」に掲載されている「元禄年間桑名街区復元図(pp.10~11)」。緑丸をつけたところが、「魚之棚」です。元禄年間は、1688~1704年ですから相当古いのですが、江戸時代を通して大きな変化はなかっただろうと思います。実際、「久波奈名所図会(享和2(1802)年頃の成立)」にも「魚町 油町の西町なり 南魚町といふ 又 魚の棚ともいふ」とあります(「影印校注 久波奈名所図会(久波奈古典籍刊行会、昭和52(1977)年))」、中巻、p.64)。「久波奈名所図会」にはさらに、「当町肴屋多し故に町名とす 魚店には四時とともに魚鰕夥敷ありて 絶る事なし 当所海浜の漁猟のみならず 紀州熊野浦・志州 鳥羽浦・南勢其外尾州・三州・近国の嶋々より運送し来て 肴の市は毎朝ゝ賑なり 依て当所より濃州・江州・越前・北国等の国々へ歩荷を仕立て運送す 冬分には白魚・蛤雁・鴨の類京都・大阪へも日々送り登あり しかし 当町の所属にあらす」と続きます。

 さらに、「桑名市史 本編」の「第4編 近世封建時代」の「第10章 城下町桑名の形成」にも言及があります(p.230)。「南魚町 俗称魚之棚 南北一条の街区、南は京町、北は桑名神社の西裏にて田町に、東は油町に接し、西は溝渠を限って今一色の寺町に界する。古来、魚菜の市場あり。西側に小路二条あり、旧藩士宅二区あり。(中略)当町は西側ことごとく魚肆にて、伊勢海は勿論、紀州熊野浦、志州鳥羽浦、南西から尾張三河地方の島々より漁獲物入荷して、毎朝市が賑やかに開かれ、又江濃北陸地方へ出荷し、陶器には白魚蛤雁鴨の類いが京阪地方へも日々需給した」とあります(久波奈名所図会の記述に依拠しています)。以上から、魚之棚は、南魚町で間違いないと考えられます。それにしても、江戸時代、魚之棚は賑やかなところだったようです。ちなみに、Googleで「江戸時代 魚之棚」で検索しますと、あちこちの城下町などで、魚屋が集まったところの名称として「魚の棚」が用いられていたことが伺えます。

Minamiuomachi  こちらの画像は、キョリ測を使った現代の地図。赤丸をつけたところが、南魚町。寺町商店街の東に位置しています。私も散歩でときどき通ります。「魚の棚」、地元の人たちは「うおんたな」というようです

2021年1月10日 (日)

シロハラ&ジョウビタキ・デー……課題のチェックで悩ましい(苦笑)

Img_2988c  今朝も-2.7℃と冷え、住吉入江も、九華公園の堀も氷が張っていました。ベランダのメダカの水槽にも薄氷がありました。しかし、風はなく、よく晴れて、日向にいると暖かく感じられます。最高気温は、5.8℃。明日は氷点下からは抜けるという予報です。今朝も、無事に7時半から散歩を開始(微笑)。別に意地になっているとか、そういうことではありません。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、外堀、入江葭町、吉津屋町、京町、南魚町、寺町と6.1㎞。10時半過ぎに帰宅。

Img_2830c_20210110172601  まずは、こちら。九華公園の相撲場近くでの光景。公園を半周して、再びここに来たとき、ジョウビタキのオス2羽が同時にやって来たのです。これ以前に、奥平屋敷跡、朝日丸跡、辰巳櫓跡の3箇所でジョウビタキを見ていました。縄張り意識の強い鳥というものの、この場面ではトラブっている様子はありません。ただ、向かって左のジョウビタキの方が低姿勢で、向かって右にいるジョウビタキに向かって順位が低いというのをディスプレイしているようにも見えます。それとも、ジョビボールの見事さを競って、負けたか?(勝手な想像ですから、お気になさらず)。

Img_2497c_20210110172701 Img_2502c_20210110172701  さて、話を戻して。諸戸氏庭園は、今日もきわめて静か。ヒヨドリの声はほとんど聞こえません。ツグミ、カワラヒワの声が聞こえてきます。ハクセキレイは1羽、出て来ました。住吉入江では、住吉キンクロウズが8羽。他には、ホシハジロのオス1羽とオオバン1羽。だいたいいつものメンバー。

Img_2507c_20210110172701  揖斐川、今日は波も立たず、鏡面のようでした。冬にしては珍しい。ただし、水鳥は多くはなImg_2517c_20210110172601 く、住吉神社の東から、中洲の切れ目までの間のあちこちにカンムリカイツブリが合計9羽。単独でいたり、3羽が近くにいたりといろいろ。七里の渡し跡には、キンクロハジロが1羽、ハクセキレイが1羽、奥の堀にはオオバンが2羽。柿安コミュニティパークには、ツグミ、ヒヨドリ、スズメ。西の堀にはオオバンが1羽。

Img_2572c_20210110172601  九華公園には7時50分に到着。初めにも書きましたが、堀は凍っています。左の写真は、北門を入ったところ、鎮国守国神社の社務所裏あたりです。水鳥はいません。

Img_2531c  社務所裏には、ゴイサギが6羽。中橋は、ここ数日見に行っていませんが、最後に見に行ったときには、ゴイImg_2556c_20210110172601 サギもホシゴイもいませんでした。こちらに移ってきているように思います。写真にはゴイサギは5羽しか写っていませんが、他にもう1羽。糞が落ちてきて「もう1羽いる」と気づき、探して見つけました。

Img_2576c_20210110172601  管理事務所近くでカワラヒワ。カワラヒワはこのあともあちこちで見ます。地上に集団で降りてきて、何かImg_2624c_20210110172601 の種か実を拾って食べているところをよく見ます。奥平屋敷跡でしばらく待っていたら、ジョウビタキのオスがやって来ました。最近、ここで毎日見られます。他には、ツグミ、ハクセキレイなど。ヤマガラの鳴き声も2箇所から聞こえて来たのですが、姿は見つけられませんでした。

Img_2654c_20210110172601  カモは、合計61羽。堀の半分くらいが凍ってしまっていますので、昨日と同じく、二の丸堀の西側エリアに固まっていましImg_2648c_20210110172601 た。ハシビロガモのオスが13羽、メスが2羽(増えました)、ヒドリガモは2ペア、ホシハジロのオスは2羽。他はキンクロハジロ。カルガモも3羽。2箇所で餌をやる人があり、右往左往して大騒ぎ。ユリカモメは、今日はまったく見ませんでした。

Img_2740c_20210110172601 辰巳櫓跡でジョウビタキのオスを見ましたが、写真はちょっとイマイチ。写真といえば、今日は、散歩の初めの頃、カメラのピントが合わない現象が頻発。余りに寒かったためでしょうか? 本丸跡や、鎮国守国神社の境内でもカワラヒワ。

Img_2777c  さらに、九華稲荷社の近くでシロハラに接近遭遇。割と近くに出てきたものの、すぐに逃げたりはしませんImg_2788c_20210110172601 でした。エサを拾っているところも見られました。九華稲荷社の参道からゴイサギのいるところを見ると、2羽が見えました。

Img_2797c  このあと、いつものように、柿安本社の敷地を通り抜けて、九華公園北門から再び鎮国守国神社の社務所裏へ。この時もゴイサギは6羽。九華公園に来 たときに見たのといる場所が変わっています。ずっと同じところにいるのではありません。1羽は、宮司さんのお宅の屋根に。いつぞや、宮司さんの奥さんが、屋根にいたり、ベランダの手すりにいたりするし、糞をするので困るとおっしゃっていました。

Img_2869c  神戸櫓跡の東で一休みしていたら、櫓跡にメジロが降りて来ました。最近、このあたりで地上に降りてきているのをよく見まImg_2865c_20210110172601 す。何かを拾って飲み込んだように見えました。帰ってパソコンで見たら、何かの種か実かを飲み込んでいるところが写っていました。今日は、小型野鳥が何かを食べるところをよく見ました。

Img_2887c_20210110172601  貝塚公園では、ツグミ、ムクドリ、カワラヒワ、ヒヨドリ、メジロと今日はそれなりに鳥がImg_2876c_20210110172601 いました。その中で、久しぶりにモズが出て来ました。メスのモズです。九華公園や三の丸公園でもこの頃まったくモズを見ませんでした。

Img_2912c_20210110172601  さらにさらに(苦笑)、貝塚公園でもシロハラ。よくいるのは、南側エリアや、西側のエリアなのですが、今日いたのは中央あたり。内堀公園ではヒヨドリのみ。

Img_2958c_20210110172601  拙宅前の住吉入江まで戻って来たら、カワラヒワとシジュウカラ。そして、何とまたもやシロハラが登場。我が家のあたり、ときどきシロハラを見ます。諸戸氏庭園から出てくるのです。

Img_2477c  帰宅後と午後からは、遠隔授業第11回の課題のチェック。ある質問紙を実施し、その結果に基づいて書くよう求めたのですが、自分の得点と既知の平均値、平均的な範囲とを比較し、自分の特徴を述べ、どのようにしたらよいかという課題を課しました。しかし、こういう数値的データを読み取り、それを解釈してまとめるというのは、どうも難しかったようです。それが課題提出がスローペースだった要因と思われました。さらに、データの読み取りでつまずいている学生がたくさん。これはちょっと予想外でした。比較できないものを比較したり、こういう意味ではありませんとわざわざ注意したにも関わらず、間違って解釈した回答も予想以上にたくさん。ちょっとアタマを抱えました。学生の不出来に帰してしまえば楽なのですが、そういうわけにもいきません。卒論でもその出来具合の半分は教員の責任と考えてきたということもあります。悩ましいところ。

2021年1月 9日 (土)

九華公園の堀も、住吉入江も凍る

Img_2412c  昨日に比べわずかな差ではありますが、最低気温は、-2.7℃と今シーズン最低でした。風は弱いので、昨日の方が体感的には寒く感じました。しかし、九華公園の堀や、拙宅前の住吉入江には氷が張っていました。昨シーズンは、2月7日に初氷、2月10日には-2.9℃となって、やはり九華公園の堀に氷が張っていました(2020年2月7日:九華公園の堀に初氷……石垣の修理工事が行われていました、2020年2月10日:初雪、薄氷の中、ウグイスにカワセミ……九華公園の石垣修理は、どうもねぇ)。

Img_2472c_20210109170801  「寒さをものともせず」ということではありませんが、7時45分スタートで散歩。今朝は、いつもより起床が遅く、また、スマホの充電をしていて遅れました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、老松公園、寺町商店街、西魚町、三崎通と6.3㎞。3時間弱。昨日より散歩する人は増え、いつも通りの散歩友達にも出逢えました。

Img_2114c_20210109170701  諸戸氏庭園前のソメイヨシノには、カワラヒワが数羽。ヒヨドリの鳴き声は聞こえてきません。メジロは少しImg_2124c_20210109170701 いたようですし、ハクセキレイは飛んで来ました。住吉キンクロウズ、今日は、住吉水門のすぐ内側に5羽。ホシハジロやヒドリガモの姿は見えません。

Img_2138c  揖斐川、風は弱いのでさほど波立ってはいませんでしたが、水鳥でいたのImg_2149c_20210109170701 は、カンムリカイツブリのみ。あちこちに姿が見え、合計8羽ほど。七里の渡し跡で、イソヒヨドリらしき鳥を一瞬。三の丸公園には鳥はいませんでしたが、三の丸水門のとお路にツグミ。

Img_2187c_20210109170701 Img_2165c_20210109170701  九華公園には8時10分。冒頭の写真のように堀が凍っていて、水鳥はいませんでしたが、アオサギと、ゴイサギとが1羽ずつ。アオサギは、声をかけると顔を上げますが、この直前には顔を胸に埋めてお休み体勢でした。ゴイサギは、完全にお休み中。寒いので、防寒でしょう。

Img_2213c_20210109170701 Img_2234c_20210109170801  奥平屋敷跡で30分近く鳥見。初めは、ドバトしかいませんでしたが、そのうち、シロハラ1羽が登場。ツグミも何羽かやってきました。みんなふっくらしています。

Img_2253c  メジロもやってきました。このほか、カワラヒワ、ハクセキレイなどは、奥平屋敷跡恒例のメンバーで、今日も登場。恒例といえば、散歩友達Yさん、Wさん、管理人Kさん、前管理人Oさんも集まってきました。Mさんは、「土曜日は仕事だから、来ないからな」といっていました。5人組です(笑)。

Img_2224c_20210109170801  二の丸堀の西側(二の丸跡の南)は、凍っておらず、カモは皆ここにいました。その数、合計65羽。ハシビロガモは8羽、ヒImg_2268c ドリガモ2ペア、ホシハジロのオス2羽とキンクロハジロ。毎日書く必要がないくらい、ほぼ固定メンバー。ユリカモメも7羽ほど浮いていましたが、餌やりの人が来ず、しばらくしてどこかに行ってしまいました。

Img_2307c_20210109170801 Img_2350c_20210109170801  二の丸跡ではカワラヒワがいたのみ。朝日丸跡にはカワラヒワとハクセキレイ。本丸跡は静か。2回目に通過したときには、ヤマガラの鳴き声が聞こえたものの、姿はチラッと見えたのみ。鎮国守国神社の境内で、ジョウビタキのオス。

Img_2387c_20210109170801  鎮国稲荷神社の参道から西を見ると、ゴイサギが3羽にホシゴイが1羽。宮司さんのお宅の向こうなので、あまり見ているとImg_2408c 失礼かも知れませんが、よく見えますし、ついつい気になって見てしまうのです(苦笑)。このあと、外周遊歩道を歩いていると、西の空にトビが飛んでいましたが、写真は撮れず。

Img_2437c_20210109170801  貝塚公園ではヒヨドリ、カワラヒワ、ムクドリのみ。シロハラは、四阿のところで見たもの  の、樹上に逃げられました。このあたりは、立教小学校のすぐ南側。九華公園から貝塚公園に行くときも、貝塚公園から内堀公園に行くときも、立教小学校の敷地の近くを通ります。立教小学校でジョウビタキのオスが登場。すぐ目の前に来たものの、向こうも驚いたようでしたが、こちらもとっさの対応ができず、写真としては今ひとつ。

Img_2447c_20210109170801  内堀公園ではメジロがやって来ました。珍しく地上に降りてきて、エサ探し。このあと、何かの実らしきものを咥えていきまImg_2453c_20210109170801 した。少し待ったら、ジョウビタキのオスが登場。立教小学校から200m足らずのところですから、同じジョウビタキかも知れません。新築公園ではスズメとメジロ、老松公園ではヒヨドリのみ。最近、三崎見附跡近くの住吉入江あたりでは、ジョウビタキのオスは見なくなっています。

Img_2466c  散歩から帰って、我が家の玄関先から北の空を見ますと、伊勢大橋の向こうの方に山並みが2列、見えます。伊勢大橋の向こうは、近鉄、JRの鉄橋、緑の橋は東名阪自動車道。その向こうに山並みが見えます。今まで余りしっかりと認識していなかったのですが、2列になっているのに気づきました。手前の、雪は積もっていないのは大垣の向こうあたりかと思います。奥の高い山並みは、前から行っているように、岐阜・福井県境の両白山地かなという気がしています。詳しい方がいらっしゃれば、是非ともご教示いただいたいと思います。

Img_2463c_20210109170801  余談その1。遠隔授業第11回は、本日正午が出席確認の締切。出席確認がスローペースで心配しましたが、最終的な出席率は83%でいつも通りでした。もっとも高いときは、90%ほどですのでやや低いかも知れません。昨晩から今朝、そして締切直前の駆け込みがけっこうありました。私自身も、学生時代、主任教授の先生から「君たちの卒論の実験は、スローペースで心配しました」と言われた身ですので、学生のことを余りいえないかも知れません。

Img_2417c_20210109170801  余談その2。今日、九華公園を歩いていたら、某少年野球チームの指導者と子どもたち、お母さん方がやって来て、子どもたちは公園内をランニングしていました。子どもたちはすれ違うと、半数余りが挨拶をしてくれるのですが、たむろしている(と敢えて書きますが)指導者の男性数名や、お母さん方は、無視なのですねぇ(今の若者風にいうと、「無視してくる」という感じです)。私は散歩中、出遭った人は、知らない人でも会釈くらいはするのですがねぇ(もちろん、散歩している人でも、無視する人や、睨んでいくような感じの人など、さまざまです。そういう人は何となく雰囲気で分かりますから、会釈しないで通過します)……。年を取って僻みっぽくなっただけかも知れませんが(爆)。

2021年1月 8日 (金)

冷えましたが、鎮国守国神社では梅が咲き始め

Img_2072c  雪は降りませんでしたが、大寒波襲来を実感しました。-2.4℃という最低気温。さらに、ベランダに出てみれば、現在5つあるImg_2068c_20210108161501 メダカの住まい、すべて凍っていました。氷の厚さは、5mmくらい。手で軽く叩いても割れません。北国にお住まいの方からすれば、お叱りを受けそうなエピソードです(苦笑)。

Img_1656c  氷点下の気温でしたが、いつも通り7時40分から散歩に出ました。しかし、揖斐川沿い、三の丸公園あたり、どなたも歩いていません(爆)。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、殿町、住吉入江と6.5㎞。九華公園でも、散歩友達はほとんどいませんでした。

Img_1875c_20210108161401  今日のトピックスは、何といってもこちら。鎮国守国神社の境内で、梅の花が咲き始めていまImg_1830c した。2本の梅です。いずれも、九華招魂社の鳥居のところ。特に日当たりがよいところではありません。寒に入って間もないのですが、季節は少しずつ進んでいると思え、少しうれしくなります。

Img_1651c_20210108161301  さて、話を戻して。諸戸氏庭園や桑名七里の渡し公園は、今日も静か。散歩コースでは、ヒヨドリの数が激減Img_1665c_20210108161301 しているのです。住吉入江には、オオバンが計4羽、キンクロハジロが3羽、ヒドリガモのペアが1組。揖斐川にも、水鳥は少なく、見つけたのはカンムリカイツブリ1羽のみ。冷えて(気温が0度を超えたのは、10時前)、風が強い(8時で4m/s)ためでしょう。

Img_1686c_20210108161301  九華公園には8時頃到着。今日は、アオサギもいませんし、カルガモも見当たりません。ゴイサギとホシゴイがImg_1692c_20210108161301 1羽ずつ、鎮国守国神社の社務所裏の木から飛び出し、少し北にあるビワの木に移動。ヒヨドリや、カワラヒワの鳴き声はわずかに聞こえてきますが、相撲場あたり、鳥影は少なし。ツグミが1羽やって来たくらい。

Img_1731c_20210108161301  奥平屋敷跡。散歩でときどきお目にかかる女性にすれ違ったのみで、散歩友達は誰も来ず。Img_1766c 代わりにイソヒヨドリのオスが登場。かなり近づいても大丈夫でした。さらに、ジョウビタキのオスもやって来ました。奥平屋敷跡にはよく登場します。いやぁ、寒くてもでてきてよかったと思えます。

Img_1713c  カモは、75羽。ヒドリガモのペア2組、ホシハジロのオス1羽、ハシビロガモはよく移動しImg_1708c_20210108161301 て、きちんと数えられなかったものの12羽ほど。他はキンクロハジロ。ユリカモメは20羽。今日は、堀に浮かんでいました。

Img_1789c_20210108161301  本丸跡では、ツグミ1羽と、ジョウビタキのオス。ジョウビタキのオスは、昨日もここで見Img_1793c_20210108161301 ました。このあと、鎮国守国神社にお参りし、梅が咲いているのを見つけ、再び北門から相撲場近くへ。

Img_1901c_20210108161401  社務所裏の木には、ゴイサギが潜んでいました。その下Img_1881c では、ヒヨドリが堀に浮いた木の上にやって来て、水を飲んでいました。鳥も水は飲むのですが、何となく、「茶腹も一時」かという連想が湧いてきました。食べるもの、ないんでしょうねぇ。

Img_2001c_20210108161401  貝塚公園ではヒヨドリ、メジロ、内堀公園ではジョウビタキのオスを見ました。内堀南公園では、鳥はいませんでした。ここImg_2018c_20210108161401 では、スズメ、ヒヨドリがいることがありますし、たまにメジロがやって来るくらい。南魚町のあるお宅でメジロ。メジロ用に、みかんが切っておいてあるのを見つけ、少し待っていたら、期待通りやって来てくれました(微笑)。

Img_2038c  今日は、冷えた中散歩に出た甲斐があったなぁと思って、住吉入江まで戻って来たら、さらにラッキーなことがありました。今日2羽目のイソヒヨドリのオスに遭遇。バードウォッチング吉日です。

Img_1934c  金曜日で、遠隔授業から2日経ち、明日正午が第11回の出欠確認の締切なのですが、出席&課題の提出の出足が遅くて気を揉んでいます。課題が難しかったのか、学生諸君が正月気分から抜けないのか、はたまた別の理由があるのか? 写真は、九華公園本丸跡で出遭ったジョウビタキのオス(上と同じジョウビタキと思います)。ジョビボールになっています。

Img_2061c_20210108161501  ところで、新型コロナウィルスに関連して、首都圏に緊急事態が宣言されました。愛知県も、緊急事態宣言を要請するというニュースもありますし、三重県では今日の感染者数がとうとう40名を越えたといいます(42名+県外発表1名)。管総理は「先手、先手」といっておられましたが、どう見ても、対策は後手に回り、小出しして来たツケが一気に出て来た感じです。「勝負の3週間」などといいながら、何もせず見ていただけでしたし。緊急事態は、1ヶ月という期間が設定されましたが、この間に収まるとは到底思えません。ニュースはチラッとしか見ませんでしたが、管総理は、相変わらず原稿を読むのに専念しておられる様子。重要なことだから間違いのないようにということだろうとは思うのですが、「緊急事態宣⾔を決断致しました」といったポイントでは、視線をあげ、カメラに向かって(ということは、われわれ国民に向かって)、語りかけて欲しかったと思います。そうしないと、コロナ対策に邁進することや、真摯に国民に協力を求めていることなどが伝わりません。

Img_2077c_20210108161501  これに関連して、プレジデント・オンラインに「緊急事態宣⾔でさえ刺さらない」リーダーの⾔葉が国⺠の感情を逆なでする本当の理由」(作家・政治史研究家・瀧澤 中)という記事があり、興味深い指摘がありました。「言葉が届くかどうかは『人望』次第」とした上で、その人望をなし、ことばが心に届くためには、①言行一致、②正しい志(倫理性)、③仁の心(利他心、慈愛)の3つが必要だといいます。今の管内閣の閣僚や、国会議員など政治家にはきわめてアヤシい。宴会にコンパニオンを呼んでおいて、「感染予防のためだ」など戯言をいっていた地方議会の議員さんもいましたが、これでは誰も信用しません。これら3条件を欠くと、「上から目線」になりがちともいいます。まぁ、他人に文句をいっているだけでなく、自分自身も十二分に留意したいと思います。お粗末な余談でした m(_ _)m

お知らせ……平成27(2015)年の記事を削除しました

 ブログの容量確保のため、新たに平成27(2015)年の記事を削除しました。削除した記事は、Livedoor Blogの「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」にあります。

 このココログの「猫の欠伸研究室」には、平成28(2016)年1月1日以降の記事があります。また、Livedoor Blogの「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」には、ブログ開始当初の2005年10月26日から令和2(2020)年12月末日までのすべての記事があります。

2021年1月 7日 (木)

貝塚公園でシメ……多度土産に八壺豆をいただく(微笑)

Img_1250c_20210107142101  大寒波が襲来するという予報ですが、午前中は、よく晴れて、気温も8.5℃まであがりました。しかし、昼頃からは雲も増え、鈴鹿の山並みには雪雲らしき雲が厚く垂れ込めて来ました。今日も朝7時40分から散歩開始。寒に入っても続けられています(微笑)。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園と進み、京町から南魚町、寺町商店街と5.9㎞、ほぼ2時間。

Img_1257c_20210107142101  拙宅マンション前にはヒヨドリが3羽。最近にしては珍しい。諸戸氏庭園は、今日も静か。聞こえて来た鳥のImg_1260c_20210107142101 鳴き声はヒヨドリ1羽とカワラヒワ2~3羽。住吉入江には、住吉キンクロウズが6羽。今日は、オオバンも、ヒドリガモも、ホシハジロもいません。揖斐川上空には、カワウの列。

Img_1265c  住吉神社の境内にツグミの姿がありました。スズメやカワラヒワがいることはあったものの、ツグミは珍しい。

Img_1275c_20210107142101  七里の渡し跡奥の堀。川口町あたり、最近は、赤須賀漁港の漁船がここまで入ってきて、蜆採りをしていきます。見ていると、万牙(マンガ;漁具)にはさほど貝は入っていないようです。昨日の朝刊に、1月5日からシラウオ漁が解禁されたという記事が載っていましたが、今日は、シラウオ漁の漁船は見当たりませんでした。

Img_1277c_20210107142101  三の丸公園にもツグミが1羽。ヒヨドリは2~3羽しかいません。最近は、ジョウビタキには遭遇しなくなりました。三の丸水門Img_1284c_20210107142101 の先の揖斐川には、カンムリカイツブリ。漁が行われる日には、水鳥はほとんどいません。

Img_1298c_20210107142101  九華公園。今日は、アオサギはおらず。カルガモも1羽のみ。鎮国守国神社の社務所裏には、ゴイサギの後ろ姿。ただし、これも1羽のみ。

Img_1303c_20210107142101 Img_1312c_20210107142101  奥平屋敷跡で、散歩&鳥見友達のYさんと出会い、しばし、鳥見。これ、最近の習慣。ここに他の散歩友達Mさんや、前管理人のOさんが加わることもあります。鳥見ならまだ良いのですが、時に、オッサン4人でセキセイインコに見入っていることもあります(苦笑)。絵にはなりません。

Img_1361c_20210107142201 Img_1345c_20210107142201  上の2枚の写真のように、シジュウカラ、ツグミの他、カワラヒワ多数。メジロも多数通過していきました。そのうち、ジョウビタキのオスが登場。よくやって来ます。ハクセキレイは、常連。いつもペアでやって来ています。

Img_1315c_20210107142101  二の丸跡からカモ、ユリカモメ、ドバトに餌をやる人があります。大騒ぎになりますが、最Img_1318c 近、ユリカモメも地上に降りてくるのが見られます。その数は多くはありませんが。

Img_1342c_20210107142201  ちなみに、奥平屋敷跡のセキセイインコ、巣立ったヒナが4羽加わって、合計20羽。年末には、卵が5個あったという話ですから、さらに増えそうです。

Img_1398c_20210107142201 カモは、合計56羽。日々変動があります。ヒドリガモは今日は、3ペア。Img_1418c_20210107142201 ホシハジロのオスは2羽、ハシビロガモは合計15羽。他はキンクロさんたち。ユリカモメは、19羽。

Img_1443c_20210107142201 Img_1435c_20210107142201  鎮国守国神社にお参りし、稲荷社の参道を通りながら、西を見ますと、社務所裏の木にゴイサギが2羽いるのが見えました。左の写真のゴイサギも、このあと、目を閉じてしまいました。日当たりがよく、風も避けられて気持ちよいのでしょう。

Img_1452c_20210107142201  本丸跡の南西、神戸櫓跡のところで再び、ジョウビタキのオスに出会いました。このあたりも、ジョウビタキがよく出てくるところ。

Img_1490c_20210107142201  九華公園の外周遊歩道の東でメジロ2羽。時期的に花が少なくなっていて、食べ物に困るのか、小さな実や花Img_1495c_20210107142201 にもやって来るようです。私は、何の実なのか分かりませんが、食べていったようです。

Img_1508c  こちらでは、紫の小さな花の蜜を吸おうとしていたようでした。

Img_1541c_20210107142201  貝塚公園には、10時頃到着。鳥見には遅く、公園から聞こえていたのは、メジロとヒヨドリの鳴き声のみでした。しかし、今日は、草刈りや清掃作業のない日。西側エリアをそっと歩いて探したら、いました! シロハラです。こんなにクリアな写真が撮れたのは、今シーズン初めて(微笑)。内堀公園にはツグミがいたのみ。

Img_1567c_20210107150301  続いて、南魚町へ。今日届いた「くわな新聞」に、県道613号線沿いにオオスミフルーツさんがフルーツタルトとサンドイッチの専門店をオープンしたと載っていたので、場所を確認してくるようにという指令が下ったのです(微苦笑)。「BELIER」という、昨年12月15日にオープンしたテイクアウト専門店だそうです。和菓子の花乃舎さんの向かいにありました。勝手に買って帰ると注意を受ける可能性が大ですから、今日のところは、場所を確認し、写真を撮っただけ。

Img_1580c  冬の散歩の帰り、天気がよいときは、諸戸氏庭園前の住吉入江沿いにあるベンチで一休みしてきます。西を向いて撮っています。南側(写真の左手)は入り江で、さえぎるものがなく、日当たりは良好。北側(写真の右手)は諸戸氏庭園の森があり、風はほとんど当たりません。日向ぼっこに最適スポットなのです。

Img_1586c_20210107142201  ところで、これらは、昼頃の空。左の写真で右中央あたり、天気がよいと鈴鹿山脈の御在所岳あたりが見えImg_1589c るのですが、雪雲のような雲に覆われています。右は、北から北西の空。こちらも雪雲の感じ。多度山は見えていますが、藤原岳などは雲の中。雪はちらつくかも知れないという予報ですが、寒くなりそうです。どちら様もお気をつけください。

1609983504194c  余談。散歩友達のAさんが、「多度大社に初詣に行ってきた」と、お土産をくださいました。昔ながらのImg_mame 「八壺豆(やつぼまめ)」です。毎年、これを買ってきてくださいます。実は、私の好物(微笑)。江戸時代に多度大社参詣者のための土産物として考案され、今日に受け継がれています。大豆を核にして、きな粉と砂糖水を混ぜたもので固めて3倍程度の大きさの球状にし、その後、白砂糖で包み込んで作られています。素朴な豆菓子。多度山の清流(八壺渓谷)は、禊の場として信仰され、その滝の飛沫(しぶき)を形取ったものとか。多度大社前の丸繁さんのもの(右の写真は、丸繁さんのサイトからお借りしました)。ちなみに、1月4日に初詣に行かれたそうですが、人出は例年の半分くらいだったということでした。

 

 

2021年1月 6日 (水)

九華公園でシメ、シロハラにジョウビタキのオス3羽……紅梅、枝垂れ梅の蕾が膨らむ

Img_1242c_20210106163601  寒に入りましたが、今日は暖かい日でした。最低気温は4.2℃、最高気温は10.6℃。よく晴れて、ソーラーパワーも一杯(微笑)。散歩のスタートは今日も7時40分。いつものコースで、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、歴史を語る公園、中橋、三崎通、住吉入江と、6.4㎞。10時半頃まで。

Img_0902c_20210106163601  出がけに玄関先から眺めたら、木曽御嶽山がよく見えていました。かなり低いところまで白くなっているのがImg_0906c 見て取れます。冬によく見えます。北にある多度山も、よく見ると、上の方が少し白くなっています。明日は、寒気が入ってきて、我が家あたりでも午前中は、雪がちらつくかも知れないといいます。

Img_0918c_20210106163601  さて、散歩、鳥見の話し。住吉ポンプ場の東の入江にヒドリガモが3ペア入ってきていました。ヒドリガモは、住吉水門の内側にいたり、外の揖斐川にいたりしますが、ここまで入ってくることはあまりありません。水門の内側には、キンクロハジロが2羽と、もう1組のヒドリガモがいました。揖斐川には、今日は、水鳥の姿はまったくありませんでした。七里の渡し跡には、コガモが8羽。三の丸公園、柿安コミュニティーパークあたり、ヒヨドリが1~2羽ずつ。年末に比べると、激減しています。

Img_0963c_20210106163601  九華公園には8時前に到着。アオサギさんは、このところずっと定位置に(鎮国守国神社の社務所裏)。アオサImg_0955c_20210106165301 ギのいる下の堀、そこは最近、カルガモのお気に入りの場所のようで、今日も3羽が休んでいました。カルガモはたいてい3羽がいます。

Img_0968c  管理事務所の北にある筏橋のところで、ツグミ。割と近くに出て来ましImg_0978c た。管理事務所の周りで、シジュウカラとメジロの混じったグループ。

Img_0988c_20210106163601  奥平屋敷跡でシメ。ようやくクリアな写Img_1045c 真が撮れました(微笑)。まだ、樹上を移動しており、地上には降りてきません。シロハラもいたのですが、こちらは証拠写真を抜けていません(苦笑)。

Img_1034c  同じく奥平屋敷跡にジョウビタキのオスもやって来ました。しばらく奥平屋敷跡を移動して、楽しませてもらえました。ここImg_1005c_20210106163601 には、ハクセキレイのペアもよく来ています。このほか、カワラヒワもたくさん出て来て、今日は、バードウォッチングがしっかり楽しめたという訳。

Img_1053c_20210106163601  カモは合計73羽とやや増えました。ヒドリガモのペアは2組、ホシハジロのオスは2羽、ハシビロガモは12羽。その他はキンクロハジロ。ハシビロガモは、泳ぎ回って餌をとった後は、神戸櫓跡と辰巳櫓跡の間から伸びた松の木(多聞櫓跡から水平に伸びているのです)の枝葉のところで休んでいます。最近、ハシビロガモはここがお気に入り。

Img_1049c_20210106163601  ユリカモメは、33羽。野球場のフェンスのところに集まって、待機。餌をやる人が現れると、ここから一斉に飛び立って、Img_1066c_20210106163601 そこへ急行するのです。本丸跡でも、ジョウビタキのオスが登場。ひょっとすると、奥平屋敷跡にいたジョウビタキかも知れません。

Img_1085c  鎮国守国神社の境内では、カワラヒワが数羽~10羽くらいの群で、地上に降りてきているのがよく見られました。たいてい、鎮国守国神社にお参りしてから、柿安本社の方を回って、九華公園の北門に行き、社務所裏&相撲場あたりを再チェックしています。カワセミがよく見られますし、アオサギ、ゴイサギたちが良くいるところだからです。北門を入ってすぐのところにサザンカの木が2本。最近、メジロがよく蜜を吸いに来ています。

Img_1123c_20210106163601  8時頃にはいなかったのですが、ゴイサギとホシゴイが見えました。ゴイサギが2羽、ホシゴイが1羽。ホシゴイ(左の写真)Img_1131c_20210106163601 は後ろ姿、ゴイサギは木の奥の方に(右の写真)。

Img_1149c  もう1羽は、よく見えませんでしたので、鎮国稲荷社の参道に回って確認。日当たりのよいところで、熟睡しているように見えます。風も当たらないでしょうから、気持ちよさそうです。

Img_1211c_20210106163601  貝塚公園に向かう途中、九華公園の外周遊歩道の南で、ジョウビタキのオス。今日は、ジョウビタキに恵まれました。貝塚公園ではヒヨドリとメジロ、内堀南公園にはスズメ、内堀公園ではヒヨドリとムクドリくらい。歴史を語る公園の東の堀には、オオバンとキンクロハジロが1羽ずつ。

Img_1235c_20210106163601  中橋を久しぶりに見に行ったのですが、ゴイサギもホシゴイも見えませんでした。昨日、九華公園の上空をゴイサギたち10数羽が舞っていて、鎮国守国神社の社務所裏に降りて来たものもいました。あの時に、中橋にいたゴイサギたちもそこを離れたのかも知れません。鎮国守国神社の社務所裏にゴイサギたちがいると、ここ中橋にはいないことが多い気がします。

Img_1164c Img_1179c_20210106163601  ところで、一昨日、近所のお宅で蝋梅がほころんでいるのを見てきました。鎮国守国神社には梅がたくさんありますので、梅はどうかと思って良く見て回ってきました。紅梅や、枝垂れ梅のつぼみが少し膨らんで来ているところがありました。コロナや、人間世界のあれこれとは別に、季節は着実に進んでいるということです。

Img_1245c_20210106163601  今日は、遠隔授業第11回の授業日(時間割があり、水曜の2コマ目になっています。学生たちには、一応、この時間帯に聴講するように伝えられています)です。17時にチェックしたら、出欠確認をしたのはまだ5名。ちょっとスローペースかなという気がしています。

2020JRさわやかウォーキング・近鉄ハイキング・勝手にハイキングの記録

 令和2(2020)年のJRさわやかウォーキング、近鉄ハイキングおよび勝手にハイキングなどの記録です。令和2年は、新型コロナウィルス感染症に翻弄され、JRさわやかウォーキングと近鉄ハイキングは2月下旬から10月まで中止されました。11月から再開されたものの、近鉄ハイキングはあちこちでの企画はなく、常設コースのみの開催(一部でアプリを利用できるようになりましたが)。JRさわやかウォーキングも回数は少なく、遠くに行くのが憚られる感じで、再開後は、11月に1回参加したのみ。この間、市内の旧街道を中心に勝手にハイキングを企画し、一人であるいは友人と歩きました。この記事は、それらの記録です。それぞれのハイキング・ウォーキングの主な立ち寄り箇所、スタート~ゴール時刻、現地で歩いた距離、かかった費用が併記してあります。

    1. 2020/01/11 JRさわやかウォーキング「あいち・なごや生物多様性EXPOと宮の渡し跡から熱田神宮」 名鉄ハイキングとの共催、JR笠寺駅をスタートし、松重閘門、名古屋国際会議場(あいち・なごや生物多様性EXPO)、白鳥庭園、白鳥公園、宮の渡し跡、秋葉山円通寺、熱田神宮を経て、名鉄神宮前駅がゴール。9時33分~13時13分、8.4㎞、¥1,300
    2. 2020/01/12 近鉄ハイキング「高田本山専修寺『お七夜』と寺内町散策へ」 近鉄江戸橋駅をスタートし、勝久寺、魚歳食品(はんぺいの試食あり)、石積神社、窪田の常夜燈、高田本山専修寺(「お七夜」が行われていました)、一身田寺内町の館、おぼろタオル、江戸橋駅がゴール。9時25分~13時15分、11.2㎞、¥1,400、お昼は、専修寺でお非時をいただきました
    3. 2020/01/26 近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 細川酒造の銘酒『上げ馬』と多度大社・追儺祭」 同級生K氏の近鉄ハイキングデビュー(酒蔵みてある記が魅力の様子)。養老鉄道多度駅をスタートし、鯉料理の大黒屋、多度大社、細川酒造へ。試飲ののち、即売会でワンカップと焼き蛤を入手し、小宴会で満足。岩や姫から三重交通の臨時バスで多度駅へ、ゴール。9時50分~13時40分、6.3㎞、養老鉄道が¥620、バスが¥350。細川酒造では、お楽しみ抽選会で「純米酒 上げ馬720ml」が当たりました。ワンカップ、つまみで¥1,000、2時間も滞在(微笑)。岩や姫で軽い昼食(焼きそば、¥350)
    4. 2020/02/01 JRさわやかウォーキング「加納城下町と節分の巨大赤鬼が立ち並ぶ中山道をぶらり散策」 JR岐阜駅南口から清水緑地、加納城跡、玉性院、加納天満宮、芝生広場で丸窓電車を見て、岐阜駅北口にゴール。9時35分~11時25分、5.7㎞、¥1,640。昼食は、岐阜駅ビルのASTY岐阜にある「赤い鳥」という焼き肉店で「鶏(けい)ちゃん炒めランチ」(税別¥800)
    5. 2020/02/02 JRさわやかウォーキング「~新春キャンペーン~令和2年2月2日に、津の真ん中ウォーク 藤堂高虎ゆかりの地と日本三観音『津観音寺』を訪ねて」 チラシに「ツゥ、ツゥ、ツゥの日にツゥの真ん中ウォーク」とありました。JR津駅東口をスタートし、津偕楽公園、比佐豆知(ひさずち)神社、お城公園(津城跡)、高山(こうざん)神社、観音橋、大門商店街、津観音寺、四天王寺を経て津駅がゴール。9時35分~12時40分、9.7㎞、JRさわやかウォーキングなのに、往復とも近鉄利用で¥1,400。昼食は、津駅ビルのChum2階にある「美濃味匠」で「きまぐれ総菜弁当(¥648)」。イートインすると、味噌汁がサービスでつくのがありがたい
    6. 2020/02/08 近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 銘酒『鈿女』伊藤酒造と智積養水をたずねて」 近鉄高角駅をスタート、一生吹山(いっしょうぶきやま:標高109m)を上り、毘沙門天に参拝。大師堂、椿岸神社、智積養水、西勝寺から伊藤酒造へ。ゴールは近鉄桜駅。酒蔵見学、試飲のあと、同級生K氏と現地にて小宴会(熱燗一合(¥300)と、おつまみセット(酒粕入り特製チヂミと枝豆;¥250))。9時55分~12時20分、4.3㎞、¥860
    7. 2020/02/09 近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」 連日の酒蔵みてある記(微笑)。近鉄伊勢朝日駅をスタートし、旧東海道を少し歩いて、朝日町歴史博物館、若松園(和菓子屋)、川越町に入り、朝明川沿いを歩いて早川酒造部で酒蔵見学、高松八幡神社、山武食品を経て、近鉄川越富洲原駅がゴール。9時25分~12時15分、8.2㎞、¥470。早川酒造部では、「しぼりたて 本醸造 蔵出し生原酒」と「純米酒 天一」の2種類を試飲。さらに、「純米酒天一」のワンカップ(¥200)と山武食品が出店している店で焼きたて鯛蒲(¥300)で一人宴会。その後、高松八幡社でも御神酒として「天一」をいただきました
    8. 2020/03/01 勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道を歩く(川口町~下深谷)」 新型コロナウィルスで、鉄道会社のハイキング/ウォーキングも軒並み中止となってしまい、「勝手にハイキング」を企画。まずは、美濃街道を多度まで、2回に分けて歩くことに。桑名市川口町の歌行燈本店脇にある東海道と美濃街道の追分をスタート、三崎通、堤原を経て北へ(福島縄手)、上之輪、汰上(ゆりあげ)を通って深谷まで。深谷で南楽寺、角の地蔵、深江神社、雨尾山味光院飛鳥(ひちょう)寺を回り、養老鉄道下深谷駅がゴール。8時35分~11時10分、7.5㎞、¥260
    9. 2020/03/06 勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道を歩く(下深谷~多度)」 播磨駅から養老鉄道に乗り下深谷駅へ。そこから、法光寺、三砂川、森大明神社、明光寺、大淀の松跡、徳蓮寺、延柳寺、野志里(のじり)神社、肱江川を渡り、船着社、尾津神社(戸津)、尾津神社(小山)を経て、養老鉄道多度駅がゴール。多度の町の中で迷い、旧戸津村の庄屋屋敷・長屋門を見られず(美濃街道ウォーキングマップにミスがあったためと判明)。8時55分~11時30分、7.9㎞、¥520
    10. 2020/03/15 勝手に三岐鉄道ハイキング「桑名の員弁街道を歩く(三ツ矢橋から三岐鉄道北勢線・星川駅)」 「勝手にハイキング」企画の第2弾。「桑名の員弁街道を歩く」に出かけてきました。員弁街道(濃州道)は、桑名市の三ツ矢橋町から、東員町鳥取、いなべ市員弁町笠田、いなべ市北勢町阿下喜、いなべ市藤原町川合などを通り、いなべ市藤原町山口で巡見道と合流して濃州(今の岐阜県)へ向かう街道。近鉄益生駅に集合し、有王塚・俊寬塚を見たあと、員弁街道起点の三ツ矢橋交差点へ。馬道辺りで善龍寺、走井山勧学寺、玉三(たまみつ)稲荷神社、いくつかの地蔵堂、額田神社標柱を見て、員弁川の堤防から星川駅にゴール。9時~11時25分。6.6㎞、¥400。昼食は、昨年7月に閉館した桑栄メイトのエベレストでカレーランチ、¥700
    11. 2020/03/29 勝手に三岐鉄道北勢線ハイキング「桑名の員弁街道を歩く(星川~東員)」 三岐鉄道北勢線星川駅をスタートし、星川城跡、星川神社、安渡寺、森忠名神明神社、天皇八幡神社、クロガネモチの木(市天然記念物)、大日堂と地蔵堂、弁天橋、穴太徳(あのうとく)の碑、延命地蔵堂、そりみ坂の句碑、鳥取塚と珪化木の碑を経て、三岐鉄道北勢線東員駅にゴールするのですが、その直前、カフェレスト・ラフィーネで昼食。オムライス・ランチセット(¥980)。10時55分~13時40分(朝方、雨模様でスタートを遅らせました)、8.4㎞、¥580
    12. 2020/04/03 勝手に養老鉄道ハイキング「専通寺のしだれ桜と羽根谷だんだん公園(養老鉄道・駒野駅)」 散歩友達の勧めで海津市にある専通寺のしだれ桜と、羽根谷だんだん公園の桜などを見てきました。養老鉄道駒野駅がスタート&ゴール(往きは播磨駅から乗車、帰りは桑名駅まで)。駅のすぐそばに市神神社、ナイガイテキスタイルの工場脇から薩摩カイコウズ街道と国道258号線を渡り、専通寺へ。しだれ桜を見たのち、羽根谷だんだん公園。ソメイヨシノの見応えある桜並木を眺め、上流にあるさぼう遊学館方面へ。ヨハネスデレーケが指導してつくったという「巨石積み堰堤(砂防ダム)」を見て駒野駅に戻りました。9時20分~11時35分、5.7㎞+α、¥940
    13. 2020/04/11 勝手に三岐鉄道北勢線ハイキング「員弁街道を歩く(東員~楚原)」 員弁街道ハイキングの第3弾。三岐鉄道北勢線東員駅をスタートし、チリン坂・律師智傳之碑を見て、員弁街道に入り、大谷神社、大泉駅に併設された「うりぼう(農産物直売所)」、大谷神社(通称長宮)、神明社、石仏墓地(美濃国守護・土岐大膳太夫父子の墓)、ヨシヅヤ員弁店のスガキヤで昼食。「直火焼き塩豚カルビ丼・サラダセット(¥350)」。その後、ねじり橋・めがね橋を見て、楚原駅にゴール。9時10分~13時45分、11.3㎞、¥770
    14. 2020/05/01 「ご近所神社めぐりその1その2」 目先を変えて気分も変えようと、「ご近所神社めぐり」と銘打って歩きました。国道1号線沿い、市役所から南あたりにある立坂神社、神舘神社、八重垣神社、若宮町から大福を回って、旧東海道にある一目連神社、本願寺跡・梅花仏鏡塔、天武天皇社、伝馬公園、金刀比羅社と巡ってきました。8時20分~11時10分、6.9㎞、全コース徒歩のため¥0
    15. 2020/08/17 「村正史跡めぐりスタンプラリー」 桑名宗社の「宝刀村正特別公開」に合わせて、8月13日から31日まで「村正史跡めぐりスタンプラリー」が企画されていました。うちわ型スタンプラリー台紙を持って、市内8か所の村正にゆかりあるチェックポイントを回り、コンプリートしたら村正の鐔(つば)の形をした記念ピンバッジがもらえるのです。桑名宗社に集合し、京町交差点、走井山勧学寺へ。ここで最初のスタンプを押し、ゴールに向かいます。和菓子屋さん・玉川軒、旧東海道を通って天武天皇社、寺町近くの仏眼院、我が家近くの浄土寺、七里の渡し跡と歩き、最終ポイントの柿安コミュニティパーク入り口にある本多忠勝像を経て、桑名宗社にゴール。9時過ぎ~12時、7.9㎞。全コース徒歩にて、¥0。39.2℃という猛暑のもと、玉川軒で葛アイス(¥200)を食べ、あちこちで休憩し、水分補給
    16. 2020/10/03 勝手に三岐鉄道北勢線ハイキング「員弁街道を歩く(楚原~阿下喜)」 雨で予定が狂ったり、猛暑を避けたりして、前回からずいぶん日にちが経ちましたが、員弁街道ハイキングの第4弾。楚原駅をスタートし、いきなり寄り道(楚原神社、天白神社、真養寺)ののち、1㎞あまり歩いて、員弁街道(濃州道)に戻り、瑞龍院観音堂、寝覚めの橋、文治の墓から大聖不動。山田橋あたりまでは員弁街道を辿っていきましたが、旧・員弁街道はここから現在の員弁街道(県道5号線)の方へ回るため、別ルートへ。久保院・麻績塚古墳・戦没者紀念碑に立ち寄り、麻生田(おうだ)で旧・員弁街道に戻り、いなべ市北勢町阿下喜へ。阿下喜では、大西神社の御旅所、献燈籠を見て、巡見道(枝道)との分岐点まで。昼食を摂るのに、ちょっと歩いて「カドヤ食堂」にてカツ丼(¥700)。その後、阿下喜駅まで下ってゴール。途中、萬笑院にも立ち寄ろうと思ったものの、ちょっと行き過ぎてしまい、断念。9時10分~13時28分、約9㎞、¥940。
    17. 2020/10/07 「桑名城惣構ツアー」 ネットで知り合った方のご依頼で桑名城の惣構を案内。夏に何度か下調べをしました。惣構(そうがまえ)とは、城や砦の外郭、またはその囲まれた内部をいいます。今回は、惣堀を一周。ご一行4名の方とは、柿安コミュニティパークにある本多忠勝銅像で待ち合わせ。九華公園(桑名城址)、中橋から歴史を語る公園あたりの桑名城城壁、春日神社の青銅鳥居、志るべ石、貝塚公園を経てはまぐりプラザへ。ここで昼食(焼きはまぐり定食(¥2,000)をご馳走になりました)、赤須賀漁港のところから、東野神社、桑名税務署北、日進小学校南、伝馬公園、掛樋・一色町・鍛冶町辺りの遊歩道、吉津屋見附跡から東海道を京町見附跡(京町公園)へ。一部、寺町商店街を通って、桑名別院本統寺で芭蕉の句碑を見て、本多忠勝の菩提寺である浄土寺へ。その後、拙宅前の住吉入江まで。ご一行は、このあと六華苑をご覧になって、揖斐川沿いを歩いて、七里の渡し跡、蟠龍櫓から本多忠勝銅像に戻られました。「ブラタモリ」みたいでおもしろいといっていただいたので、素人ツアコンとしては一安心
    18. 2020/10/31 勝手に三岐鉄道北勢線ハイキング「員弁街道を歩く(山口~阿下喜)」 員弁街道ハイキングの最終回。これまでの続きからすると、三岐鉄道北勢線阿下喜駅から員弁街道の終点(巡見街道との合流点)まで歩くのですが、そうすると、帰りに困ります。それ故、阿下喜駅からいなべ市藤原町山口の巡見街道と員弁街道が合流する辺りまでタクシーで行き、阿下喜駅に戻るコース。合流点近くの常夜燈までタクシー(¥2,990)。本郷社、円琳寺、猪名部神社、徳円寺、川合神社、春日神社、うどん釜田で土曜限定ランチ(天ぷらランチ、¥980)、大西神社と回り、阿下喜駅にゴール。10時35分~15時、8.9㎞、三岐鉄道¥1,020、タクシー割り勘¥1,000
    19. 2020/11/08 JRさわやかウォーキング「蟹江町を散策。寺社・史跡巡り」 JR蟹江駅をスタートし、蟹江城跡、蟹江神明社、甘強酒造(残念ながら試飲軽く1杯のみ)、銭洗尾張弁財天富吉神社、まちなか交流センター「楽人」、尾張温泉かにえ病院のところにある「足湯かにえの郷」、観光交流センター「祭人」、富吉建速神社・八剣社と蟹江山龍照院、ゴールは蟹江駅そばにある「はつらつ公園」。昼食は、蟹蟹フェアでゲットした魚屋バーガーの「蟹コロバーガー(蟹みそ入り、¥600」をはつらつ公園にて。9時30分~11時55分、8.5㎞、¥480
    20. 2020/12/19 「桑名の八風街道を行く(東金井から能部へ)」 JRさわやかウォーキングや近鉄ハイキングの代わりに市内の旧街道を歩こうと考えました。美濃街道、員弁街道に続いて、この八風(はっぷう)街道。本来の八風街道は、四日市市富田一色を起点として東海道と交差し、大矢知、平津(へいづ)を経て菰野町田光(たびか)で巡見道と合流、八風峠を越える道です。桑名では、町屋川右岸の街道を八風街道を呼びます(くわな史跡めぐり)。町屋川右岸の道が田光付近で四日市からの八風道と交わるからとも、桑名の道が、昔は八風道と呼ばれていたからと、諸説があります。桑名の八風街道は、桑名市東金井(ひがしかない)から志知(しち)まで約7㎞、その先は東員町に入ります。志知から先はルートがよく分かりません。この日は、三交バスで桑名駅前から日の出橋行きに乗車、城南口で降りて1㎞ほど歩き、東金井の八風街道起点へ。春日神社、徳元寺廃寺、御講堂、薬師堂、須賀神社を回り、桑部城跡を眺め、桑部の町で教専寺、善徳寺、長谷(ながたに)神社。能部(のんべ)神社にも行く予定が、帰りのバスの時間の都合で、八風バス能部バス停がゴール。9時40分~12時20分、7.0㎞、¥550。昼食は、桑名駅前に戻ってサンファーレ1階にある貝侍で「伊勢津唐揚げ定食(¥780)」

 以上、20回が令和2(2020)年のハイキングのすべて。前半の方が良く出かけていました。去年は、短大の非常勤の授業が、新型コロナウィルス感染症のため、開講が6月24日と遅れ、また、すべて遠隔授業となりました。その方針が定まった6月初旬からはその準備、後処理などに追われていました。また、去年の夏も猛暑でした。今年もまだまだ新型コロナウィルス感染症の収束は難しいでしょう。JRさわやかウォーキング、近鉄ハイキングなどどうなるでしょうか。

お知らせ……ブログをhttps化しました

 令和3(2021)年1月6日から、ブログをhttps化しました。URLは、https://ogasawara.cocolog-nifty.com/ogasawara_blog/となりますが、ブックマークを変更していただく必要はないと思われます。

2021年1月 5日 (火)

久しぶりにシメが登場

Img_0897c_20210105161501  今日は、二十四節気では小寒。寒さが厳しくなる時期というのに相応しく、ほぼ終日曇り模様で、底冷えする感じです。最低気温は1.2℃、最高気温は8.0℃。小寒にもめげず、今日も朝7時40分から散歩をスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、吉津屋町、京町、寺町商店街と5.7㎞。冒頭の写真は、藤原岳。年末に雪が降って以来、ずっと雪化粧をしたまま。いかにも冬と思わせますし、寒さを感じさせます。

Img_0512c  諸戸氏庭園や桑名七里の渡し公園では、ヒヨドリはほとんどいなくなりました。食べるものがないのでしょう。ハクセキレイがImg_0516c_20210105161501 1羽いたのみ。住吉水門の内側には、オオバンが1羽、ホシハジロのオスが1羽。この時間は、キンクロハジロは不在。ヒドリガモもときどきいるものの、今日は見当たらず。

Img_0534c_20210105161501  揖斐川では、今日は、赤須賀漁港の初出漁日で、水鳥はいません。歩きながら川の方を見るImg_0526c_20210105162201 と、何やら列をなして鳥が飛ぶ姿が見えました。ズームアップしてみると、カワウでした。カモかと思ったので、ちょっと残念。

Img_0548c  三の丸公園には何もおらず。柿安コミュニティパークには、ツグミ、ムクドリの他、ヒヨドリ。きょうも、地上に降りていました。これは、寒さが厳しい今頃から、しばらく見られる光景。樹上に食べる実がないためです。かなり以前、歩道の花壇に植えられていたパンジーの花を食べているのを見たこともあります。ヒヨドリには、厳しい季節を迎えます。

Img_0596c_20210105161601  九華公園では、今日は、ゴイサギが鎮国守国神社の社務所裏にいました。初めは、2羽ほどが止まっていたのですが、しばらくするImg_0628c_20210105162601 と6羽が飛んで来て、そのうち4羽が降りて来ました。さらに、その直後、また10羽ほどが上空を舞っているのが見えました。このうち数羽は、鎮国守国神社の拝殿の裏の杜に降りていったように見えました(その後見てきたのですが、時間が経っていたこともあって見つからず)。ここでゴイサギが見られたのは、久しぶり。ゴイサギたち、中橋のところから往き来したのではなさそうでした。

Img_0601c_20210105161601  アオサギさんは、今日もいました。今日は、「変顔」をいただきました(微笑)。このとき、上空をゴイサギが旋回していましたので、それが気になって見上げていたのではないかと思います。

Img_0639c_20210105161601  奥平屋敷跡には、ずいぶん久しぶりにシメが1羽、来ていました。かなり長い時間、同じところに止まってじImg_0660c っとしていました。曇天、逆光の位置でこんな写真しか撮れませんでした。また、ヤマガラとシジュウカラの混群も登場。ヤマガラは、今年初。

Img_0709c_20210105161601  カモは、65羽。今日は、ハシビロガモが12羽もいました。最近、ハシビImg_0687c_20210105161601 ロガモは、吉之丸堀に垂れている松の枝に乗って休んでいるのをよく見ます。ヒドリガモは2ペア、ホシハジロのオスは1羽。他はキンクロハジロ。カモの数、どうもこれ以上にはなりそうはない気がしてきました。

Img_0720c_20210105161601  ユリカモメは、たぶん今シーズン最多の52羽。しかし、今までなら、12月後半以降は100羽を越えImg_0729c_20210105161601 る日もありましたから、まだまだです。餌をやる人がたくさん現れるかどうかが、カギだと思います。

Img_0823c_20210105161601  曇天、寒いということもあるのか、小型野鳥は少なく、淋しい。例外は、ツグミ。公園内のあちこちにいますし、ときどき本丸跡や、野球場のグラウンドに集団でいます。今日は、グラウンドに17羽。

Img_0808c_20210105161601  ビンズイは、昨日に続いて登場。昨日は朝日丸跡で見ましたが、今日は、辰巳櫓跡と神戸櫓跡の間にて。公園のあちこちで、散歩友達に出会い、「正月吉例」の写真3点セットを「年賀代わり」にということで差し上げ、話をしていました。それ故、貝塚公園についたのは、いつもよりかなり遅く、10時過ぎ。もう鳥はいません。内堀公園でもムクドリがいたのみ。

Img_0870c_20210105161601 Img_0880c_20210105161601  京町公園(京町見附跡)で小休止。ここは、エサのパン屑をまいておく人があるようで、スズメ、ドバトが集まって来ます。中にハクセキレイが混じっていました。拙宅前の住吉入江まで戻って来たら、出がけに見たホシハジロのオスと、キンクロハジロのメスが1羽ずつ。新年、まだ鳥見には恵まれないようです。

Img_0895c_20210105161501  夕方、遠隔授業第11回の資料と音声ファイルをGoogle Classroomにアップロードしました。前回から3週間ほど経っていますが、手順はしっかりと覚えています(笑)。アップロードしてから、きちんと視聴できるか確認も終了。今回を含め、授業は残り3回。成績は、毎回の課題で評価しますから、試験や特別なレポートはありません。学生諸君も健康に留意して、最後までしっかり受講して欲しいと思っています。

2020年散歩記録

 毎年、恒例の散歩記録ですが、個人的な記録のための記事です。令和2(2020)年の散歩の記録です。歩数は毎日、また、散歩などに出かけた日は歩いた距離を記録しています。歩数は基本的には、Nintendo Ds Liteの生活リズム計で記録しています。もう10数年になります。一昨年2月からは、スマホのアプリでも記録していますが、同じ計測器を使い続けた方がよいと考え、生活リズム計の記録を残しています。歩数は、毎日の記録があります。一方、歩いたルートは、インターネットの「キョリ測」というサイトを利用して、測定しています。雨が降ったり、所要があったりした日を除いて、毎日歩いた距離の記録があります。去年1年間で、歩いた距離の記録があったのは336日。

2020walk1   こちらのグラフは、月ごとに毎日の平均散歩距離を示したものです。平均の範囲は、5.2(SD=1.0)㎞(7月)~6.4(SD=1.4)㎞(3月)となっていました。雨が降っている時は出かけません。昨年は、新型コロナウィルス感染症の蔓延により、JRさわやかウォーキングも、近鉄ハイキングも2月下旬から10月まで中止。11月に入って、再開されたものの、近鉄ハイキングは、常設コースを歩くようなスタイルのみ。JRさわやかウォーキングには、11月8日に「蟹江町を散策。寺社・史跡巡り」企画に参加したのみ。年間トータルでの毎日の平均散歩距離は、6.0㎞でした。昨年(2019年)も6.0㎞、2018年は5.9㎞、2017年は5.0㎞でした。JRさわやかウォーキング・近鉄ハイキングはほとんどなかったのですが、昨年並みの距離を毎日歩いていました。なお、各グラフとも平均値を折れ線グラフで示し、上下に付いている「ヒゲ」は、平均±1SDの範囲を示しています。

2020walk3

 次のグラフは、月ごとの合計散歩距離となっています。当然のことながら、最初のグラフとはほぼ似た傾向になります。その2020walk5 範囲は、119.8㎞(7月)~187.3㎞(1月)でした。7月の歩いた日数は23日でした。1月は30日歩きましたし、この頃はまだJRさわやかウォーキングも、近鉄ハイキングも開催されていました。年間総散歩距離は、1,971.6㎞でした。2019年が1,762.1㎞でしたから、それよりも200km以上延びています。桑名駅を起点に直線で行くと、台湾中部まで行ける距離です。ちなみに2018年の年間トータルは1,648.3㎞、2017年のそれは1,355.6㎞でした。余り意識してはいませんでしたが、だんだんとたくさん歩くようになっています。

2020walk2  さて、こちらは、月ごとに毎日の平均歩数をグラフにしたものです。平均の範囲は、7274.0歩(SD=3169.5)(7月)~10632.0(SD=3433.0)(1月)でした。1年を通じての日々の平均歩数が9,478.4歩でしたから、7月はかなり少なくなっていました。いずれの月もSDがかなり大きいので、日によって歩数の差が大きいといえます。

2020walk4  最後のグラフには、月ごとの合計歩数を示しました。225,494歩(7月)~329,593歩(1月)という範囲に散らばっています。去年1年の総歩数は、3,431,445歩でした。2019年は3,369,625歩、2018年は3,199,573歩でしたので、これも増加傾向にあります。

 以上から、令和2(2020)年は、平均して毎日、6.0㎞、9478.4歩ほどを歩いていたことになります。年間336日、歩いています。距離の長短、歩数の多寡などはともかく、新型コロナウィルス感染症が蔓延し、JRさわやかウォーキング・近鉄ハイキングもほとんどが中止となった中では、それなりにしっかり歩いたといえると思います(自画自賛あるいは自己満足の世界ですから、ご容赦ください)。今年、新型コロナウィルス感染症の収束が見通せませんが、日々の散歩&バードウォッチングを続け、引き続きしっかり歩くことにします。

2021年1月 4日 (月)

2020~2021年末年始実家de散歩

Img_8937c_20210103172001  年末12月30日から1月2日まで、家内の実家で年越しをしてきました。12月29日の記事に「たぶん散歩納め」とは書いたものImg_8895c の、実家へ行っても、午前中は歩いていました。Wi-Fi環境がありませんので、散歩、読書、ラジオが暇つぶしの主たる手段なのです。辰水神社のジャンボ干支は、1月3日の記事(吉例正月光景2021)に載せましたが、実はこれ、12月30日に実家へ行く途中、立ち寄って見て来たもの。実際には、右の写真のように、「潜り門」になっています。これを潜って、辰水神社に向かう階段へとなります(神社は、小高い丘の上。2020年1月4日:津市・辰水神社のジャンボ干支……金色のネズミ)。

Img_8910c_20210104172001  辰水神社では、ジャンボ干支の丑に向かって左手には、アマビエの像もありました。今年こそ「病魔退散」となりたいものです。

Img_8985c_20210104172001  実家には10時過ぎに到着。少し休んでから昼ご飯まで、町内一周。西に向かって歩いて行きますと、榊原川にかかる湯香里橋のところに貝石山があります。かつてここが海であったことを示す多種多様な貝の化石が見つかっています。標高は162m。今から2,000万年ほど前の地層から形成されているそうで、江戸時代から、ここで多くの貝の化石が産出したといいます。実は、ここ、私にとっては、珍鳥遭遇スポット。2018年にはオシドリを見ています(2018年5月5日:オシドリ発見、歴史散歩と高田本山専修寺へも……家内の実家へ(5/4、5))。今回も、1月2日にカワガラスに遭遇しました(後述)。

Img_8998c_20210104172901  氏神様は、射山(いやま)神社。これまで何度もお参りしています。主なご祭神は、大己貴命少彦名命・天照大神。式内社の一つで、大己貴命と少彦名命の二座を温泉大明神として古くから祀られてきました。神社の北にある射山(貝石山)を御神体とし、今も山腹八合目に御社跡が残っています。伊勢神宮の祭礼では、この地に自生する榊の枝を、神社内に湧く泉「長命水」に一晩浸して奉納する習わしがあり、古くから「神の井」として、伊勢詣でに訪れる人々の信仰を集めてきたといいます。

Img_8991c_20210103172001  拝殿前には、かつてご神木だった長命杉が飾られていました。令和元(2019)年11月に伐採されました。「当地の榊原城主Img_9475c_20210104173501 榊原信濃守興経がここに社殿を再興されたときに植えられた杉の木」だったと伝わります。それが天文19(1550)年だそうですから、樹齢は470年。このご神木を使った「長命お守り」があります(右の写真)。

Img_9009c_20210104172001  途中、コサギが上空を通過。コサギ、アオサギ、ダイサギなどを見ることがあります。

Img_9019c_20210104172001  町内のあちこちに山の神、大日様などが祀られています。左の写真は、三交バス榊原口停留Img_9030c_20210104172001 所の東にあるもの。このすぐそばには、常夜灯も建っています。

Img_9032c  常夜燈は、他にもいくつかあります。これは、同じく榊原病院前バス停の近くにあるもの。隣にはお地蔵様もいらっしゃいます。残念ながら、私には由来などは不明。

Img_9051c_20210104172101  真宗高田派の萬照山善福寺近くの水田に、トビが降りていました。トビもよく見ます。多いときには、一度に30羽くらいが飛んでいます。

Img_9061c_20210104172101  善福寺。実家の菩提寺ではありませんが、立ち寄ることがあります。本堂前に大イチョウ。高田派のお寺で、掲示板には「お七夜」のポスターがありました(1月9~16日)。お七夜は、報恩講で、親鸞聖人のご命日の法要。高田本山専修寺は、我が家の宗旨ではありまImg_9013c_20210104172001 せんが、ここは私が好きなお寺。2~3年、続けてお七夜に行っているのですが、今年は、感染防止のためお非時もないそうです。行きたいのですが、どうでしょうねぇ?

Img_9063c_20210104172101  善福寺から実家に戻る途中、金比羅山(こんぴらさん)への登山口があります。たぶん標高は100mあまり。しかし、頂上まで登ると、伊勢湾まで遠望できます。頂上には金比羅宮がありますので、金比羅山。若いときには何度か登りましたが、今はねぇ……(爆)。

Img_9065c_20210104172101  実家の裏庭には、愚息手製の野鳥の餌台がありました。つくったという話は聞いていたものの、久しぶりに行ったので、見るのは初めて。屋根に鳥の糞がついていましたので、エサを置いておけば野鳥が来るのだと思います。

Img_9071c_20210103172001  12月31日の朝は、銀世界。津市のアメダスでは4cmの積雪といっていましたが、もう少しImg_9083c_20210103172001 たくさん積もった感じ。これらの写真は、朝7時過ぎに撮ったもの。

Img_9102c_20210103172001  この日は、9時45分頃から散歩開始。左の写真は、上右の辺りと同じところを撮ったもの。歩いていても、まだときどき雪が降っていました。

Img_9115c_20210104175601  貝石山、射山神社と、前日と同じコースを回って、射山神社の東にあるお宅で、屋根にコサギを発見。風もかなり強かったので、ご覧のような有様。雪であまり見るべきものはありません。

Img_9123c_20210104175601  こちらは、林性寺。天台真盛宗のお寺。山号は、六龍山。戦国時代の榊原氏(リンク先にある「清和源氏仁木氏流の榊原氏」)の菩提寺。毎年、3月14日から16日まで開帳される涅槃図があります。これは、縦3.4m、横2.58mと大きなもので、室町時代の作。他のものには見られない三毛猫が描かれているという珍しいもの。これは、何度か拝観に行きました(2018年3月14日:林性寺の涅槃図を拝み、稲荷大師堂も拝観)。

Img_9141c_20210104175601  誓願寺観音堂。もとは別の場所の山裾にあったのですが、明治7(1874)年8月に廃寺となり、その開基・由緒などは判りません。廃寺になって残された観音堂は、昭和11(1936)年12月の榊原温泉復興行事の一環として朱色に彩色されて展望のきく貝石山の中腹に移設されました。当時、区会所に移されていた十王堂の閻魔像、湯治場の観音堂にあった三十三体の観音像などをあわせて安置しています。しかし、貝石山に移された観音堂は山道が険しく、参詣に不便なため、昭和40(1965)年頃に地元の方が提供した現在の三交バス林性寺前バス停の南脇の地に移築されています。

Img_9147c_20210104175601  榊原口バス停東の榊原川でアオサギさんを発見。気づかないで歩いていたのですが、向こうが逃げ、葦原の陰に。さらにそのImg_9161c 西、第2区集会所近くの電柱にトビが降りて来ました。

Img_9298c_20210103172001  元旦。初日の出は、吉例正月光景2021に書いたとおりですが、再掲。実家は、山の陰にあります。200mほど歩いて、東が開けたところから。津市の元旦の日の出は7時1分でしたが、やはり山陰になりますから、遅れます。7時25分頃、陽が昇ってくるのが見え始めました。初日の出に向かって右に見えるのは、真宗高田派の萬照山善福寺。

Img_9317c  元旦の散歩は、強風のためもあ利、また、陽が昇って暖かくなってからと思い、10時15分頃から。実家から西の方には、青山高原がよく見えます。青山高原には、風力発電用の風車がたくさん建てられています。

Img_9327c_20210104180901  射山神社で初詣。さすがにちょっとした行列。バス通りに面した鳥居のところから拝殿までの行列。10時半Img_9392c_20210104180901 頃。お参りをしたあとで、お下がりに「福餅」をいただきました。家内の母に聞くと、昔は、紅白の干菓子だったそうですが、今は、このようにお餅でした。

Img_9353c_20210104190501  途中、前日までと同じようなところを通り、また、榊原口バス停東の榊原川へ。前日、アオサギさんがいた橋の下流側でこの日は、ダイサギ。橋のすぐ下にいたのが、私に気づいて、逃げたところ。

Img_9362c_20210104190601  その東辺りのお宅の前でモズのメス。風で少々モシャっています(微Img_9383c_20210104190601 笑)。この日もまた、善福寺の方へ。善福寺近くの水田に小型の野鳥の群。ウ~ン、誰? ヒタキの仲間は間違いなし。

Img_9413c_20210104180901  1月2日の散歩。前日までの3日間は、実家から西へ向かい、反時計回りに回っていたのですが、この日は逆Img_9430c_20210104192001 コース。東に向かい、善福寺から榊原病院前バス停方面へ。重複するところは割愛。榊原口バス停近くの電線でハクセキレイ。さらに西に向かい、榊原幼稚園から少し南へ。式内射山神社一の鳥居跡と榊原信濃守塚跡。去年8月にも訪ねています(2020年8月16日:連日の猛暑……いささかの仕事と昨日の散歩写真@家内の実家)。一の鳥居跡は、昭和63(1988)年に朽ちかけた石柱を立て替えています。榊原信濃守塚跡碑は、「榊原郷土を守る会」(田中萬年会長)が、明治27(1894)年に温泉会所が作成した絵地図を基に、榊原姓の発祥となった榊原城初代城主の榊原信濃守興経(おきつね)の塚跡碑を建立したものです(平成30(2018)年8月)。ここは、現在は、水田のあぜ道となっていますが、温泉に向かう古道沿い。

Img_9438c_20210104192001  県道28号線を西へ。榊原幼稚園の西にも、山の神などを祀ったところがあります。花も供えられ、今でもきちんとお世話をImg_9440c_20210104192001 してくださる方がいるようです。さらにその西へ行くと、県道28号線と県道512号線の分岐に行き当たります。右の写真は、その手前から見た西の空。

Img_9446c  県道512号線は、青山高原に入っていく道。航空自衛隊の笠取山レーダー基地もあります。平成橋を渡って、私はすぐ右折し、榊原の町へ向かいます。

Img_9486c_20210104192001  射山神社近くまで戻って来て、旅館・食堂味楽だったところで、紅梅の花が一輪。他にもほころびかけてきているものもあり、また、つぼみは多数膨らんで来ていました。

Img_9500c_20210104192001  さらにその先、旧・国民宿舎紫峰閣の辺りの榊原川のところ。掛子橋の上流側で、セグロセキレイ。ここは、初めの方に書いた湯香里橋の上流約160mのところ。

Img_9515c Img_9555c_20210104192001  このあと、湯香里橋まで行って、見慣れない鳥が飛ぶのに気づきました。カワガラスのような気がして、掛子橋まで戻ります。2羽がいたものの、鳥はまたもや湯香里橋方面へ。ということを繰り返すこと3回。それ故、掛子橋と湯香里橋の間を3往復(苦笑)。ようやく撮ったのが、これらの写真。ウ~ン、証拠写真ですが、カワガラス。全長22cm。初見、初撮影。もうちょっとクリアな写真を撮りたいもの。

Img_9570c_20210104192001  湯香里橋から実家に戻る途中のお宅にて。こういうものは初めて見ましたが、「正月に歳神を家々に迎える依代として門口にImg_9572c_20210104192001立てる松飾り」という意味では、門松と同じ意味のものなのでしょう。

 という次第で、いつもながら、長々と、しかも、まとまらないものですが、令和2(2020)年12月30日から令和3(2021)年1月2日にかけての実家de散歩であります。

ロウバイがほころび、久しぶりにビンズイやシロハラに出会う

Img_0182c  10時頃になって良く晴れてきて、日もあたるようになり、暖かくなりました。最高気温も10℃を超えています。近所のお宅では、ロウバイがほころんできていました。あの独特の甘い香りもほのかに漂っています。7時40分から散歩を開始(まだ、早朝スタートが続いています)。住吉神社、九華公園から、揖斐川の堤防に上がり、赤須賀漁港方面をチェック(苦笑)。そのまま戻って、貝塚公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、アピタ、常磐、老松公園、寺町、三崎通と、今日も7.4㎞も歩いてきました。

Img_0301c_20210104163001 Img_0472c  九華公園で、散歩&バードウォッチング友達のYさんと「最近、シロハラ、ビンズイ、シメを見ませんね」と話したのですが、その直後、九華公園の朝日丸跡でビンズイが1羽登場。さらに、貝塚公園の西南エリアでシロハラに遭遇。今日は、近くで草刈りが行われていたのですが、それにもめげず出て来てくれました。何ごとも、願い事は口に出してみるものです(微笑)。

Img_0187c_20210104162901  さて、話を戻します。今日も、諸戸氏庭園あたりからは、ヒヨドリの鳴き声はほとんど聞こえてきません。たぶん食べる木の実Img_0192c_20210104162901 がなくなってきたためだろうと思います。住吉水門の内側には、オオバン1羽、キンクロハジロ3羽、ホシハジロのオス1羽。いつものメンバーに会えると、安心します。

Img_0203c  揖斐川に出るといつも北、東、南の方角の写真を撮ります。「定点観測」と密かに呼んでいまImg_0210c_20210104162901 す(が、ブログに載せたことは、これまではありません)。左の写真は、南の方角。七里の渡し跡、蟠龍櫓の方角。揖斐川、水鳥は少なかったのですが、カンムリカイツブリが1羽だけ見られました。このあと、柿安コミュニティパーク西の堀には、キンクロハジロが1羽。

Img_0217c_20210104165401  コミュニティパークでは、ヒヨドリが地上にけっこうたくさん降りて来ているのが見られました。初めの方に書きましたが、食べられる木のみがかなり減っているのだろうと思います。

Img_0229c  九華公園には8時過ぎに到着。北門を入ってすぐのところのサザンカの花にメジロが2羽。良く動きますので、なかなかうまImg_0240c い写真は撮れません。堀には、カルガモが3羽。これもいつものメンバーになっています。鎮国守国神社の社務所裏には、いつものアオサギ。

Img_0274c_20210104163001  カモは、合計63羽。ヒドリガモのペアが2組、ホシハジロのオスが2羽、ハシビロガモは10羽、その他キンクロハジロと、いつものメンバー。堀近くに立つと、ご覧のように寄って来ます。エサをもらえると思うようですが、あいにくと持っていないことがほとんど。

Img_0418c_20210104163001  ユリカモメ、今日はたぶん今シーズン最多。42羽以上。餌をやる人が2組ほどあって大騒Img_0425c_20210104163101 ぎ。その後、野球場のフェンスで休んだりもしたのですが、二の丸堀にたくさん集まって、ご覧のような状況。よく見ると、餌になる小魚がいたようです。

Img_0340c  このほか、カワラヒワもちらほら。ツグミは多く、グラウンドには16羽ほど集まっていました。奥平屋敷跡Img_0398c_20210104163001 や、九華橋などでハクセキレイ。ヤマガラ、シジュウカラには会えません。

Img_0405c_20210104163001  このあと、初めにも書きましたように、赤須賀漁港の大漁旗の様子を見ようと、外周遊歩道の東にあるダイヤパレス九華公園の脇を抜けて、揖斐川の堤防へ。昨日より晴れ間は多かったのですが、風がなく、ご覧のような光景で、断念(苦笑)。次は、来年(鬼に爆笑されますが)。

Img_0492c_20210104163001  貝塚公園では、シロハラの他には、ヒヨドリ。メジロもたくさんいましたが、写真は撮れず。内堀公園で、久しぶりにジョウビタキのオス。

Img_0494c_20210104165601  アピタ桑名店に立ち寄って来ましたが、こういう人の多いところへ行くときは、目的は明確になっています。もともと、何となくとか、暇つぶしとか、そういうことはほとんどありません。今日は、100均ショップで散歩用の手袋を入手することと(100均で買うのかと思われるかも知れませんが、最低1シーズン、うまくすると2シーズン使えるのです)、本屋で文庫本の新刊を買うことが目的。結果的には、他に文庫本、新書それぞれ1冊を買ってきました。滞在時間は10分ほど(苦笑)。

Img_0501c_20210104163001  ところで、明日は、遠隔授業第11回の資料と音声ファイルのアップロードの日。いつも、前回のQ&Aの最後に、私が撮った鳥の写真や、散歩写真を2~3枚載せて、学生たちに見てもらっています。気分転換や、私との交流の一助にもなるかと考えてのこと。今回は、初日の出、辰水神社のジャンボ干支、ジョビボール。授業は残り3回。ゴールが見えてきました。学生たちの「終末努力」も期待しましょう(微笑)。

2021年1月 3日 (日)

吉例正月光景2021

Img_9298c_20210103172001  年越しを家内の実家で過ごしていましたので、正月吉例の初日の出などの写真をまとめて。まずは、初日の出。我が家からは、柿安本社ビルの辺りから陽が昇ってきますが、実家は、山の陰にあります。200mほど歩いて、東が開けたところから。津市の元旦の日の出は7時1分でしたが、やはり山陰になりますから、遅れます。7時25分頃、陽が昇ってくるのが見え始めました。初日の出に向かって右に見えるのは、真宗高田派の萬照山善福寺。

Img_8937c_20210103172001  続いては、津市美里町家所にある辰水神社ジャンボ干支。これも、恒例。毎年、実家に行くときに見ていきます。昭和61(1986)年からふるさと愛好会の皆さんが作り続けておられます。今年の丑は、鉄骨と発泡スチロール製。全長3.6m、高さ2.2m、重さ200㎏だそうです。「この丑のように、視線も上向きで、力強い1年に」という願いが込められているといいます。

Img_0080c_20210103160701  3つめは、赤須賀漁港の大漁旗。1つ前の記事に少し書きましたが、風は吹いていたものの、天候には恵まれず。さらに、数も期待したほどで多くはない印象でした。晴れて、陽が当たった状態ではためいてくれると良かったのですが、確か正月三が日のみだったと思います。もう少し粘っていればよかったのかも知れません。

Img_9327c_20210104180901  オマケ。家内の実家の氏神様・射山神社へ初詣。元旦。10時半頃。式内社の一つで、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなびこなのみこと)の二座を温泉大明神として古くから祀っています。境内の裏手にある湯之瀬川の北岸にそびえる射山Img_9392c_20210103172001 (貝石山)を御神体とし、今も山腹八合目に御社跡が残っています。鳥居から拝殿までは、少し行列。お参りをしたあとで、お下がりに「福餅」をいただきました。家内の母に聞くと、昔は、紅白の干菓子だったそうですが、今は、このようにお餅でした。

Img_8991c_20210103172001  射山神社の拝殿前には、かつてのご神木であった杉の木が飾られていました。樹齢450年だそうで、一昨年(令和元年)11月に伐採されたもの。この「長命杉」を使った「長命お守り」もあるようですが、授与所ではよく分からず(左の写真、中央辺りに小さく写っています)。

Img_9071c_20210103172001  余談。大晦日、前日夜から雪になり、朝7時過ぎにはご覧のような様子。津気象台によれば、積雪は4㎝。実Img_9083c_20210103172001 家辺りはもう少したくさん積もっていたと思います。左の写真、もちろんモノクロではありません。

Img_9102c_20210103172001  こちらは、上右の写真と同じ辺りの様子。こちらは、9時45分頃撮ったもの。なお、実家滞在中も散歩には出ていましたので、それはまた明日以降、まとめて書きます。初見の鳥もあります。

新春初散歩は大漁旗チェック&初詣で、何と8.0㎞

Img_9633c_20210103160601  正月3日になりました。例年、家内の母親に来てもらって年越しをしていたのですが、今回は、実家に来て欲しいということで、12月30日から1月2日まで、実家で過ごし、昨晩戻って来ました。実家には、通りの生活で、朝7時40分から散歩。ワンパターンというか、よくいえば規則正しい生活というか(微笑)。冒頭の写真は、三の丸水門から見たもの。左手前の鳥居は、七里の渡し跡にある伊勢一の鳥居。マンションは、拙宅の北にある某マンション、山は藤原岳。写真を撮ったところからは、24㎞ほど北西にあります。

Img_9606c Img_9615c  7時40分に我が家を出て、いつも通り、住吉神社から九華公園へ。九華公園では、鎮国守国神社に初詣。そこから今日は、赤須賀漁港に。正月三が日恒例の大漁旗を見てこようという訳。その後、貝塚公園、外堀、京町から桑名宗社(春日神社)へ初詣。さらに、寺町で桑名別院本統寺にも初詣。という次第で大漁旗チェック&初詣散歩というつもり。

Img_9590c_20210103160501  諸戸氏庭園は、今日も静かで、ヒヨドリの鳴き声も1、2回聞こえたのみ。カワラヒワも少しだけ鳴いていました。桑名七里の渡し公園では、ツグミが1羽。

Img_9605c_20210103160601  住吉水門の内側には、オオバン2羽の他、ヒドリガモのペアが1組と、キンクロハジロのオス、メス各1羽。Img_9601c_20210103160601 今年も住吉キンクロウズは、健在ということで、一安心。水門の外側にはホシハジロのオス1羽と、オオバンがあちこちに。

Img_9645c_20210103160601  三の丸公園には何もおらず。柿安コミュニティパークでは、ツグミ数羽、ヒヨドリ10羽ほどにドバト、スズメくらい。堤防を歩いたり、走ったりする人はけっこういましたが、このあたりは閑散としています。

Img_9656c_20210103160601  九華公園。8時に到着。ドバト、スズメ、ハクセキレイの出迎えを受け、鎮国守国神社の社務所裏へ。アオサギさん発見。ただし、曇天、逆光でこのような証拠写真。ヒヨドリの鳴き声もけっこう聞こえますが、小型の野鳥は、ほとんどいない模様。

Img_9714c_20210103160601  カモは、合計54羽。ハシビロガモは10羽、ヒドリガモのペアは2組とここまでは年末までと同様。ホシハジロのオスが2羽いImg_9725c_20210103160601 ました。他は、キンクロハジロ。お子さん連れのご家族が、エサを大量に与えており、しばらくは大騒ぎで、きちんと数えられていません。もう少しいたかも知れません。

Img_9792c_20210103160601  そして、今シーズン初めて、セグロカモメが登場。毎年、数回くらいやってきます。さすがImg_9780c_20210103163301 に悠然と辺りを見回しながら、浮かんでいます。貫禄があります。ユリカモメは、10羽ほど(餌やりの時には、この倍くらいいたと思うのですが、とても数えられません)。

Img_9681c_20210103160601  奥平屋敷跡で、今年初めて、管理人Kさん(正月は午前中の半日勤務だそうです)、散歩友Img_9702c_20210103160601 達Y、W、Mさんの3人と出会いました。話題は、セキセイインコ。いい年をしたオッサン5人が並んでインコを眺めていました(爆)。Kさんによれば、ヒナは4羽が巣立ったということです。鳴き声が幼いのと、まだ親からエサをもらっているのとが判別の手がかり。左の写真の白いインコと、右の写真で向かって左にいるブルー系のインコがヒナと思われます。奥平屋敷跡では、ツグミの群10羽ほども見られました。

Img_9819c_20210103160601  鎮国守国神社に初詣。時折、お参りに来る人があるだけで、静かです。9時になってようやく神社の大奥様が出てこられ、かがり火を焚いてくださったので、しばし、暖をとりながら、ここで出会った元管理人Oさんと、散歩友達Kさんと歓談。

Img_9814c_20210103160601  干支の丑の形をした提灯というか、燈明というか。氏子総代の方が器用な方だそうで、去年の干支の子も総Img_9808c_20210103160601 代さんが作ってくださったとか。このあとも公園内を回ったものの、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、シメ、シロハラ、ビンズイなどはまったく見当たりません。

Img_9833c_20210103160601  九華公園の外周遊歩道の東から赤須賀方面へ。風は吹いていたものの、太陽は厚い雲に覆われていて、ご覧のような景色。大漁旗も、昨年に比べ少ないような印象。太陽待ちで45分ほど粘ったものの、雲から出てこず。諦めて、貝塚公園方面に歩き始めたら、日が出てくるというタイミングの悪さ(苦笑)。それでも何とか撮った大漁旗写真は、別記事にて。

Img_9837c  待っている間にバードウォッチング。ユリカモメは多数。上空には、ミサゴが先回。港には、オオバンやキンクロハジロも多Img_9904c 数。ちなみに、私の他にも、大漁旗の写真を取りに来られたと思われる方が、6~7名おられました。

Img_9864c_20210103160601  今朝は、アメダスのデータでは、最低気温は1.2℃でしたが、赤須賀漁港に放置してあった小型の漁船にたまった水が凍っていました。

Img_0094c_20210103160501  このあと貝塚公園ではヒヨドリのみ。外堀を回って、京町から桑名宗社(春日神社)へ。この頃には、快晴。もう少し赤須賀漁港で待っていれば良かったか(苦笑)。

Img_0097c  感染予防策はかなり徹底されていました。楼門下には消毒液。足踏み式でImg_0106c した。一方通行になるようにコースも設定されています。桑名宗社には、中臣神社と桑名神社の2社がありますが、参拝も、中臣神社から桑名神社に回るようになっています。このほか、手水舎では柄杓は撤去され、竹から水が流れ出ているところで清めるようになっていました。

Img_0101c_20210103160501  さすがに3日ですので、さほど混んではいませんでした。しかし、ここでも、皆さん、ソーシャルディスタンスをとって並んImg_0109c_20210103160501 で待っています。

Img_0113c_20210103165101  御朱印(令和3年の特製のものありました)、お守りなどの授与品が並んでいるのですが、私としては、伊勢神宮神宮暦がないか探したものの、ありません。残念。伊勢神宮のサイトを見ると「神宮大麻と神宮暦の頒布について詳しくは、お近くの氏神様や各都道府県にある神社庁におたずねください」とありますから、また、鎮国さんか、春日さんで宮司さんにお目にかかったら尋ねることにしましょう。

Img_0116c_20210103160501  このあと、さらに寺町商店街へ。桑名別院本統寺にもお参りしてきました。商店街の初売りは1月5日ですし、お参りする人Img_0118c_20210103160501 も少なく、静かでした。

Img_0155c  拙宅前の住吉入江まで戻って来たら、カイツブリが来ていました。いやぁ、何となくうれしImg_0138c_20210103160501 くなります。他には、ホシハジロのオス1羽(散歩に出かけたとき、住吉水門にいたものでしょう)、オオバン1羽と、写真はありませんが、キンクロハジロのメスが1羽。

Img_0168c_20210103160501  ということで、年末年始の実家散歩を除いて、新年の初散歩は、何と8.0㎞も歩いてきました。「歩きすぎ!」といわれるかも知れませんが、実家では6.5~4.5㎞くらいしか歩いていませんでしたので。正月吉例の初日の出、辰水神社のジャンボ干支、大漁旗の写真は、後ほど別の記事に載せます(まだ、写真整理が追いついていません)。今週は、早速、1月6日から遠隔授業第11回となります。遠隔授業は、残すところ3回。

2021年1月 1日 (金)

あけましておめでとうございます

Img_8445c  皆様、あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

Img_8461c_20201229144401  昨年は、新型コロナウィルスの影響で、さまざまな困難が生じ、自粛など苦労の多かった年でした。コロナの収束は、まだ見通しがつかず、日常生活などには今年もいろいろと支障が生じるかも知れませんが、私自身は、ブログのタイトルのところにも掲げてありますように「淡々と飽きもせず……」と、「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」をモットーに日々、暮らしていこうと考えています。幸い、短期大学の非常勤講師は新しい年度も続けられる見込みですし、その他の仕事もご依頼をいただけたら続けたいと考えています。そのかたわら、散歩、バードウォッチング、歴史散歩、郷土史の勉強、読書、写真なども続け、いずれに於いても少しでも上達、向上するよう精進できればありがたいと思っています。

Img_8395c_20201229144401  コロナは皆様方のお仕事、日常生活などに大きな影響があるかと思いますが、少しでも良い年になることをお祈りしています。引き続き、このブログなどを通して、ご交誼いただければ、これに勝る幸いはありません。よろしくお願い申し上げます。

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  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)