九華公園にダイサギ……7.2㎞歩いて、惣構調査も
ウロウロしているうちに8月も下旬、23日になっています。本来であれば、地蔵盆だと思うのですが、近所では案内が貼られていませんので、今年は中止なのでしょう。季節の行事も自粛というのは、昨今の状況からしてやむを得ないとは思うものの、残念な気がします。今日は、暑さもやや和らいで、正午現在で、最高気温は31.9℃。朝のうちは、北寄りの風で過ごしやすい感じでした。いつもの散歩に加え、「桑名城惣構」調査も。7時45分スタート、住吉神社、九華公園、貝塚公園から柳原、江場の税務署・消防署辺り、新屋敷の日進小学校、伝馬町(伝馬公園)、掛樋、一色町、西鍋屋町あたり、大央町、鍛冶町、吉津屋町、京橋町、京町、寺町と、何と7.2㎞も歩いてきました(笑)。10時15分頃帰宅。
我が家あたり、最近はセミの鳴き声が聞こえなくなりました。三之丸公園、九華公園まで行くと、聞こえて来ます。変わって、
揖斐川の堤防沿いでは秋の虫の声が聞こえて来ます。九華公園では、今日は、ダイサギが1羽やってきました。アオサギが来る、鎮国守国神社の社務所裏です。九華公園でダイサギを見るのは、久しぶり。しばらくいて、北の方へと飛び去って行きました。
他にはハクセキレイ。奥平屋敷跡でエサを拾っていました。スズメは、神戸櫓跡の東辺りに集
まって来ます。いつもここに自転車で来る男性が、エサを与えているようで、それを学習したと思います。すぐ側にまで寄ってくるスズメもいます。
左の写真は、今年生まれの幼鳥と思うのですが、羽毛が乱れており、色も白
っぽい感じがします。奇形なのかも知れませんが、見ている限り、行動的にはとくに気になるところはありません。他のスズメからいじめられるという様子もなし。右の写真も、今年生まれの幼鳥でしょう。今日は、エサをくれる人がおらず、しばらくウロウロして、また散っていきました。
九華公園の外周遊歩道の南のお宅には、柿の木があります。色づいてきた実もありますし、すでに青いまま落下した実もあります。
このあと、貝塚公園を通過して、柳原へ。マップ上、赤いルートが桑名城の惣構。日進小学校の南西で途切れていますが、ここは東海道とクロスするところで、七曲見附があったところ。土橋でもかかっていたのかも知れません。薄いブルーのラインを歩いてきました。日進小学校のところから西へ行けばよかったのですが、ふと「もう帰ろう」と思ってしまい、北へ。萱町交差点で思い直して、伝馬公園方面に行きました。ちょっと中途半端なことをしました。
惣構については、税務署・消防署辺りで正確にどこにあったのか、まだ私にはよく分かっていません。柳原交差点の少し南か
ら税務署のすぐ北まで桜並木が続いています。ここに惣構があったのは間違いないと思います。左の写真は、桜並木の途切れるところから南を見たもの。この少し先、民家や倉庫が建っているところまでは惣構であったと思われます。中央やや右に消防署の訓練用の塔が見えます。その手前が税務署。右の写真は、税務署の東辺りで南を撮ったもの。コンクリートで固められたところの脇に水路があり、ここらまでが惣構だったような気がします。
左の写真は、右上の写真を撮ったところの少し南から、北を撮ったもの。手前側の水路というか、溝のところは細くなってい
ますから、ここらで惣構は西に向かっていたのではないかと考えています。右の写真は、消防署側の歩道に渡って、左を見たもの。歩道の幅、その向こうの水路の幅から推測すると、ここは惣構ではないように感じられます。惣構は、税務署の北側から西側を廻っていたのではないかと思っています。
消防署の南側の通り(県道401号線)に出て、消防署前から西の方を撮った写真です。向かって右に立つのは、消防本部の建物。惣構は、この向こう(西側)を通っていたと見ています。
消防署の西側には細い道があります。ここが、惣構が通っていたと私が考えているところ。塗装店の向こう
に建っているは東新町の市営住宅。ざっと見たところでは、惣構があったと思わせるようなものはなさそうです。右の写真は、県道401号線をはさんだ南側。住宅街が見えますが、この道路が惣構の跡ではないかと思っています。しかし、こちらにもはっきりとした痕跡はない感じ。
右上の写真の道路に進みます。すぐに変形の四差路。ここを右折すると、右の写真のような道路になります。これは、その広
さなどから、何となく堀の跡のような気がしてきます。この先を西に進むと、日進小学校に行き当たります。
ただし、途中から道は細くなっています。左の写真の中央に高い樹木やフェンスがあります。ここが日進小学校。道路は突き当たりで左折し、すぐに右折します。城絵図で見る惣構の形に似ている気がします。
上記のように進んでいくと、日進小学校の南に出ます。惣構は、日進小学校の敷地内を通っ
ていたようですから、この2枚の写真の辺りよりも北のはず。
日進小学校沿いに行くと、日進小学校南の交差点の北に出ます。西側には、消防団の車庫があります。ここから日進小学校の敷地辺りに七曲見附があり、東海道は枡形になっていたそうです(今は、枡形はありません)。消防団車庫のすぐ前を東海道が通っていました(北から南=写真では右から左)。
余談。日進小学校の敷地内に「泡洲橋」の親柱が1対、保存されていました。ここにあるのは知ってはいたのですが、普段は入れませんので、見たのは初めて。ちょっと読みにくいのですが、「昭和六年七月架橋」とあるようです。天武天皇社の境内にも「あわすはし」と彫られた石柱が1基あります。
ここから西へ惣構跡をたどってみればよかったのですが、上に書いたように、「帰ろう」と思ってしまいま
した。しかし、まぁ時間はありますから、税務署・消防署の北から西側辺りも含め、もう一度調べることにします。県道401号線を通って、伝馬公園(願証寺跡)の前まで来ました。伝馬公園の西側の細い道路、ここも惣構の跡ともいます。
この伝馬公園の西側の道を進み、最初の曲がり角まで行ってみました。この写真は、伝馬公園の南側です。惣構の跡と思います。この先を進むと、長圓寺・報恩寺の南を通って、日進の市営住宅の裏から七曲見附跡の方へ出られます。
伝馬公園から県道401号線を挟んで北側の写真。吉津屋からここまで、城絵図にある惣構の形そのままに緑
地帯というか遊歩道というか、そういう風になっています。左の写真で、建物が建っている向こう側(北)はもう少し幅が広くなっています。建物の手前(南)には、金刀比羅社。宝永7(1710)年、松平忠雅公が備後福山から移封されたとき随伴してきた円覚院の住持が境内に祀られ、維新後廃寺となったものの、金刀比羅社のみが現存しているものといいます。
このあたりから北は、この写真のように、ゆるかなにカーブしつつ遊歩道が続いています。ところどころには、近所の方が花
を育てていたりします。
県道504号線近くまで来ました。遊歩道の北の端。労金や、中央自動車がある近く。県道
504号線をはさんだ向こうには、吉津屋堀にある藤棚が見えます。右の写真は、同じところから南を振り返った写真。この遊歩道は、いかにも堀の跡という感じがします。
県道を渡ったところにある「吉津屋堀・寺町堀」の案内板。堀の名称は、現代になってつけ
られたもの。江戸時代の城絵図には、堀の名前は書かれていません。右の写真は、2つある藤棚を通り過ぎたところから撮った吉津屋堀の様子。寺町堀と同じく、水路と遊歩道とが整備されています。水路に水を流してくれるとよいと常々思うのですが、流れがあるのはほとんど見られません。右の写真の方向に進むと、京町、寺町に行き当たります。
という次第で、いささか暑い中、7.2㎞歩いて惣構調査をしてきたのですが、税務署・消防署辺りと、伝馬公園南から七曲見附跡のところは、宿題が残りました。それは、また近いうちに。週明けからまた遠隔授業が再開されますが、準備は万端のはずですので、午後はゆるりと過ごすことにいたします。
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