連日の猛暑……いささかの仕事と昨日の散歩写真@家内の実家
いわずもがな、連日の猛暑。日々暑くなっています(苦笑)。「わざわざ書くな!」というお叱りもあるとは思いますが、今日は、13時45分に38.3℃だったそうです。一昨日の夜から昨日の夜までは家内の実家へ。日中は猛暑でしたが、山里ですから、日が当たり始めるのは遅く、日が陰るのは早く、自宅にいるよりも涼しい。今日は、7時半前からほぼ2時間、6.1㎞を歩いてきました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園から入江葭町、吉津屋町、新築公園、常盤町、寺町といつも通り。冒頭の写真は、帰宅した9時半頃、拙宅マンション前の光景。
歩き始めた7時半頃にはもう30℃越え。鳥も散歩友達もいません。歩いているのは、よほどの物好きなどと書くと、今日出遭っ
た方々には失礼ですが……(苦笑)。Sさん、Wさん、Yさんにはお詫びします。ツバメは、桑名七里の渡し公園近くにて。今年生まれの若鳥のようです。九華公園、ハクセキレイもいたものの、他はハシボソガラス、ムクドリ、ドバト、スズメが数えるほど。アーちゃんは、今日もいました。
お盆も今日まで、ということで、御坊さんへ。写真は、南門から入ったところ。鐘楼、真宗大谷派の三重教区
が入っている同朋会館の向こうに本堂が少し見えています。桑名別院ですので、今でもかなりの規模がありますが、昔はもっと広かったようです。
ずっと以前、書いたことがあると思いますが、境内には松尾芭蕉の句碑があります。貞享元(1684)年、野ざらし紀行の折、ここ本統寺に一泊し、そのときに詠んだ句「冬牡丹 千鳥よ 雪のほととぎす はせを」の句碑です。市の文化財に指定されています。昭和12(1937)年4月に小林雨月が建立しています。
また、これも以前の記事にありますが、境内には親鸞聖人像が立っています。現在の境内地で唯一戦火を免れたのが、この親
鸞聖人の銅像です(昭和13(1938)年の建立)。聖人が被られている笠を下から見上げると焼夷弾が貫通してできた小さな穴が3つあるのを見ることができます。
散歩から帰宅して、シャワーを浴び、昼までの間に遠隔授業1コマ分の録音作業を済ませられました。これで前期分の授業資料と音声ファイルは、準備完了です。午後からは、珍しく午睡も貪らず(爆)、先週の分のQ&A書きと、課題の回答のチェック&評価。今週は、オープンキャンパスが予定されていましたので、休講(結局、オープンキャンパスも中止になりましたが)。次は来週。
ところで、ここからは昨日の散歩写真。家内の実家辺りの町内一周と、義父の墓参りをしてきました。5㎞ほど。津市郊外の山里です。西に青山高原が望め、風力発電の風車がよく見えます。
歩き始めてすぐ、近所のお宅に栗の木(あちこちにあります)。もう実はかなり大きくなってきていて、道路にも落ちていますし、田んぼに水を入れる用水路を流れていくのを見ることもあります。
用水路脇で、カワトンボの仲間。たぶんアオハダトンボと思います。体が金属的な光沢をしており、ヒラヒラという感じで飛びます。私は、どうもこういうタイプのトンボが好きなようです。
氏神様の射山神社にお参り。大己貴命・少彦名命・天照大神などをお祀りしています。延喜式内社の1つ。境内の裏手にある湯之瀬川の北岸にそびえる射山(貝石山)を御神体とし、今も山腹8合目に御社跡が残っています。
境内には、芭蕉の反故塚があります。江戸時代の「温泉来由記」に掲載されている「榊原湯山図」に描かれているといいます。芭蕉が亡くなった後、芭蕉を慕う俳人がこの地で句会を開いた際に建立しました。かつて芭蕉がこの地で俳諧をした際に出た反故を埋めたと伝わっています。
このあと、誓願寺、林性寺などを巡ってから、少し脚を伸ばして幼稚園近くへ。射山神社の「一の鳥居跡」の石柱(向かって左)と、「榊原信濃守塚跡」の石碑(向かって右)が並んで立っています。射山神社一の鳥居跡の背後は、射山神社の鎮守の森、さらにその後ろは貝石山です。
左の写真が射山神社一の鳥居跡。貝石山は温泉の出る山、湯の山で、この「湯山」が転じて
「射山」になったといいます。それゆえ、温泉の神を祀ったということ。昭和63(1988)年に朽ちかけた石柱を立て替えています。右が、榊原信濃守塚跡碑。「榊原郷土を守る会」(田中萬年会長)が、明治27(1894)年に温泉会所が作成した絵地図を基に、榊原姓の発祥となった榊原城初代城主の榊原信濃守興経(おきつね)の塚跡碑を建立したものです(平成30(2018)年8月)。ここは、現在は、水田のあぜ道となっていますが、温泉に向かう古道沿いだそうです。碑と射山神社と御神体であった貝石山が一直線に並びます。
歩いていると、稲穂がかなり実ってきて、頭を垂れ始めていました。良い景色です。途中、市営の温泉施設近くで、ヒガンバ
ナと思われる花。1輪だけ咲いていました。真っ赤ではなく、ちょっとピンクっぽい気がします。
少し脚を伸ばして、髙福山清淨光院圓淨寺へ。実家の菩提寺。永享元(1429)年に智海法師が開創したという、歴史のあるお寺。当初は、天台宗でしたが、寛文元(1661)年に真宗高田派線に改宗しています。線香も蝋燭も花も持っていなかったのですが、お盆ですから墓参り。ご住職のお孫さんが遊んでいたのですが、帰り際に大きな声で「ありがとうございました」といわれ、思わずニッコリ。
川や水田でダイサギを合計3羽見られました。トビの鳴き声も聞こえて来たものの、姿は見られませんでした。水田を囲う動
物除けの電気柵には、よくトンボが止まっています。右は、全身真っ赤ですから、ショウジョウトンボのオスかと思います。
実家近くに戻って、もう一軒のお寺。萬照山善福寺。こちらも真宗高田派のお寺。最近、掲
示板のことばが気になります(微苦笑)。高田本山作の「『なもあみだぶつ』は弥陀のよび声』というものが貼ってありました。「なもあみだぶつ」は、「南無阿弥陀仏」。「南無阿弥陀仏」とは、大辞林によれば、「阿弥陀仏に帰依するの意。浄土宗などでは、それを唱えることによって阿弥陀仏の浄土に救済されるとする」こと。主体は、個人であり、阿弥陀様ではないと思われますから、「弥陀の呼び声」とは違うんじゃないかというのが、凡夫の浅知恵ですが、いかに?
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