桑栄メイト、新旧桑名駅、桑名駅あたりの繁華街を訪ねる(その2)……桑名一番街、錦通りから桑名市博物館で「よみがえる連鶴」を見る(完)
昨日(2020年7月30日)の桑栄メイト、新旧桑名駅、桑名駅あたりの繁華街を訪ねるの続き、その2です。今回は、桑名駅東にあるサンファーレの裏あたりの繁華街の様子。普段、ほとんど足を踏み入れることはありません。
まずは、桑名一番街。サンファーレ(左の写真で向かって左側にその一部が写って)に沿って南北に19店舗が
あります。ホルモン屋や白木屋など飲み屋さんもありますが、魚屋、八百屋、時計屋、ブティックなどが並ぶ、普通の商店街です。
南側から入ってすぐ右手(東)にあるのが、サムギョプサルの店
「TAROKA」。食べログを見ると「極厚の肉」と書いてありました(微笑)。さらに進むと、左手(西側)に安藤食品サンプル製作所。食品サンプルの他、「桑栄メイトキーホルダー」とか、「アイス饅頭ストラップ」「永餅のストラップ」とかあります。
桑名一番街の北の端から少し東に行くと、銀座商店街があります。ここは、名古屋へ通っていたときときどき通りました。一番街を北に出たところに新光堂書店の支店があったからです。ここにあった新光堂は、店も広くて、桑名随一の品揃えでした。早くに閉店してしまい、残念に思いました。銀座通り商店街には眼鏡屋、ラーメン屋、スナック、食事処などさまざまな店があります。
一番街の東側の通りが錦通り商店街になっています。左の写真は、その北の端。向かって右に焼き鳥屋さん
が写っていますが、このあたりに新光堂書店があったと思います。焼き鳥屋のところに看板があります。その一部に北野武監督作品の映画「龍三と七人の子分たち」の宣伝があります。平成27(2015)年の日本映画。北野武監督の17作目です。引退した元ヤクザの龍三親分がオレオレ詐欺に引っかかったことから、昔の仲間 “七人の子分たち” を呼び寄せ、若者たちを成敗しようと世直しに立ち上がる姿を描いたアクションコメディ。藤竜也、近藤正臣、中尾彬など錚々たるメンバーが出演していました。錦通り商店街は、そのロケ地の一つということなのです。
一番街や、銀座通りとは違って、ここはほとんど来たことがありませんでした。最初の勤務地である鈴鹿で働いていた頃は、 平田町駅前などの繁華街にも出没していましたが、転職して桑名に引っ越してからは、地元で飲み屋さんに行くことはほとんどなくなっていたからです。「熟女キャバクラ」なる店もありましたが、残念ながら、もう用事はありませんねぇ。夜はほとんど外出しませんし、ましてや今のような新型コロナが蔓延していてはもう少し若かったとしてもヤバいところには立ち入らないと思います(苦笑)。
銀座通り商店街の一角に稲荷社。正一位錦稲荷大明神とあります。こういうところの「正一位」はほとんど
自称と聞いたことがあります。京都の伏見稲荷は、正真正銘の正一位ですが、他の勧請された稲荷社は、伏見稲荷にあやかって「正一位」を自称しているのだそうです。
錦通り商店街で唯一足を踏み入れたことのある店はこちら。「日本酒・焼酎BAR やすだ」です。家内と数年前に訪れた記憶があります。好みの日本酒のタイプを告げると、それに合うものをチョイスして飲ませてくれます。ただし、お値段はそれなりでした(微苦笑)。桑名駅東エリアの繁華街探訪はここまで。本来は夜出かけるとよいのでしょうが、夜は最近出かけませんし、新型コロナも蔓延していますから、幸か不幸か、繁華街に用はありません。
銀行に立ち寄り、アピタを通過して、京町公園で一休み。コンビニのくじ
引きで当てたスタバのカフェラテで一息入れました。ちなみに、普段自分では、こういうものは買いません。京町の呉服屋さんのツバメのヒナは、今日も元気そうでした。
桑名市博物館へ。京町交差点角にあります。現在、夏の企画展「よみがえる連鶴」が開かれています(8月
30日まで)。「新史料から『秘伝千羽鶴折形』のルーツを探る」というサブテーマ。『秘伝千羽鶴折形』は、寛政9(1797)年に刊行された日本最古の遊びの折り紙本だそうです。ここには、一枚の紙に切込を入れるだけで数羽の繋がった連鶴を折る方法が49種類紹介されています。これを考案したのは、桑名長圓寺の11世住職義道(1762~1834)です。義道は久波奈名所図会も著しています。この史料を研究・復元するため「素雲鶴研究会」が発足し、魯縞庵義道が考案した連鶴の調査・研究・伝承を行っており、今回の展覧会はこの研究会との共催です。
展示は、小規模で2階展示室のみ。高校生以上は入場料¥150。『秘伝千羽鶴折形』の24種類を系列的に分類して、『素雲鶴』『新撰 素雲鶴』から折った鶴50点が展示されています。私は折り紙には興味はあるものの、自分ではつくりません(つくれませんという方が正しい……笑)。見て楽しんできました。
展覧会に出ていた連鶴はもちろん撮影できませんが、同じフロアにある「桑名の千羽鶴」コ
ーナーは、常に撮影可ですので、そちらの写真を載せておきます。千羽鶴の型紙や、書籍は通販で買えるようになっています(リストはこちら:購入申込方法はここ)。
7月30日に歩いてきた新旧桑名駅、桑栄メイト、桑名駅あたりの繁華街についての話しは、これにて完。県 内の東海道で歩いていないところ(内部~石薬師~庄野~亀山~関:一部は歩きましたが)を歩こうと思って、「ホントに歩く東海道」などで調べていたのですが、ここへ来て新型コロナウイルスの感染者数が急増。ウ~ン、困りましたねぇ。員弁街道ハイキングは楚原で止まったまま。八風道を歩くことも計画しましたが、暑いので8月下旬から9月に日延べしています。市内の寺社仏閣めぐりでもした方がよいか、などいろいろ思案中。
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コメント
おユキさん、こんにちは。
前期の遠隔授業の準備、あとは第11回の録音が残っていますが、ほぼ終了。
第11回は、新しく追加する内容です。
遊びほうけたいところですが、後期も遠隔授業か?という雰囲気ですし、梅雨が明ければ猛暑、新型コロナウイルスの感染者数も増加中で、なかなか思うようには行きません。
桑栄メイト、とうとう閉館の日を迎えてしまいました。
地階には結局、足を踏み入れず。
あそこは、地元の人でもいったことのない人がけっこうありそうです。
飲食店で惜しいのは、ドムドムバーガー桑名店。
浜松か、大阪へ行かないともう食べられません。
エベレストも、移転先を検討中だそうですが、是非近くで再会してもらいたいところ。
跡地には長島観光開発がホテルを建てる予定ですが、鈍なところになるやら、心配もあります。
安藤食品製作所は、このあたりではけっこう有名です。
食品サンプル体験、確かに実物を食べた方が安い(笑)。
映画のロケは、錦通り商店街の方です。
昭和のままの商店街です。
ここには、後で聞いたら、本物のその筋の方の事務所もあるとか。
投稿: mamekichi | 2020年7月31日 (金) 17時20分
mamekichi先生、こんにちは。
前期、遠隔授業の準備も万端、途中から対面授業になることもなくなり、あとは遊ぶだけ、というのに、世情や天候等、諸々制約があって、難しいですねぇ。
桑栄メイト(その1)、途中でOTONAMIEへのリンク記事を読んでいたら、元(猫の欠伸研究室)に戻るのを忘れてしまいました(笑)。
「未踏の地な人が多い地下フロア・まず必要なのは少しの勇気。」というキャッチに笑ってしまったり、
私はどこを通ったんだっけ、ココは通った!見た!など、楽しみました。
桑名一番街の安藤食品サンプル製作所。
リンク先から更にホームページへ飛んでみると、「あれ?食べ物屋さんを見に来たんだっけ?」と、自分に不信感を抱くことになりました(笑)。
食べログのような仕様のページに、美味しそうな”とんてき”がドドーンと載っていたのです。
よくできていますねぇ。
食品サンプルの体験ができないかと調べてみたら、食べた方が安い!となり(苦笑)。
一番街商店街が、映画のロケ地になったとか。
味わいのある通りは、貴重ですね。
投稿: おユキ | 2020年7月31日 (金) 13時41分