お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年9月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年9月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2020年7月

2020年7月31日 (金)

34.0℃で熱中症情報届く……アマビエの病魔退散ミニ行灯をいただきました

Img_0006c_20200731155201  近畿地方は梅雨が開けたそうです。午後からはこんな空も見えたものの、東海地方の梅雨明け宣言はまだお預けのようです。朝0731weather のテレビの天気予報でも、梅雨明けは明日といっていました。それにしても暑い。最高気温は、猛暑日一歩手前の34.0℃。

0731necchuu  午後からは、「熱中症情報」が、たぶん今シーズン初めて届きました。暑さ指数は32.6で、「危険」「運動は原則中止」。午前中に散歩に行っておいてよかった(微笑)。今日の散歩は、8時スタートで、いつものコース。住吉神社、九華公園、吉之丸、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋町、新築公園、常盤町(このあたりは、歩く距離を稼ぐため、やや大回りしています)、京町、寺町と6.5㎞。九華公園から貝塚公園に行くのに吉之丸を回っていますが、いつもの外周遊歩道で草刈り作業が行われていましたので、赤須賀神明社の方を回ったのです。

Img_9727c_20200731155301  今日は、あちこちでアブラゼミを確認。クマゼミに遅れることほぼ1ヶ月で登場。しかし、歩Img_9877c_20200731155201 きながら聞いていても、アブラゼミの鳴き声は聞こえません。左の写真は九華公園にて、右は寺町堀にてそれぞれ撮ったもの。

Img_9723c  これは、毎年梅雨明けくらいから見られる光景。ハシボソガラスが、木陰で嘴を開けています。暑さに耐えているのでしょう。いつぞや下手な川柳を詠んだことがありました。「鳥たちも口を開ける暑さかな」(2015年8月 3日 :鳥たちも口を開ける暑さかな(お粗末))。

Img_9733c_20200731155301  九華公園では、アオサギさんが登場。奥平屋敷跡へ向かう橋のところで、前管理人Oさんがカメラを構えておられたので、その先を見たら、本丸跡の花菖蒲園のところにいました。7月24日以来(2020年7月24日:常盤町のお宅のツバメのヒナ、2羽のみ巣立った模様……ベランダ園芸の話も)。

Img_9739c Img_9743c_20200731155301  そのOさんから、「mamekichiセンセイ、これつくったからあげるわ」といただきもの。帰宅して、早速玄関に置きました。あの「アマビエ」のイラストが入った「病魔退散」のミニ行灯です。Oさんは、DIYの名人であると、このブログにも何度も登場していただいています。「ヒマがあるからねぇ、こういうことでやっていないと時間がつぶせんわ」とのこと。

Img_9750c  鎮国守国神社にヒマワリがあるのは、先日書きましたが、今日見たら、花が何やらヘンでした。「もう枯れてきたのか?!」とも思ったのですが、よくよく見たら、ツマグロヒョウモンのオスが蜜を吸っているようでした。ヒマワリの蜜も吸うんですねぇ。

Img_9772c_20200731155201  公園内、わずかのスズメ、ドバト、ムクドリ、カラスがいたくらい。九華公園の隣には市民プールがあるのですが、新型コロナの影響で休止。今日は、市内の小中学校も一学期の終業式。いつもなら子どもたちの歓声が響き渡っていますが、今年は淋しい限り。

Img_9780c  貝塚公園に行くのに大回りしたと書きました。赤須賀神明社近くの市営吉之丸住宅の一軒で凄い光景を発見しました。植えてあるのは、ゴーヤでしょうか? 日除けにゴーヤやアサガオを植えるのはよくありますが、ここまで大規模とは。これでは「昼なお暗い」部屋であることは確実。いやぁ、ビックリでした。

Img_9806c  入江葭町あたりのお宅でハイビスカス。ずっと咲いていますので、前にも載せました。京町の呉服屋さんのツバメのヒナは、Img_9827c_20200731155201 今日も元気でした。今日見ていたら、親ツバメが入れ替わり立ち代わりやって来ていました。

Img_9948c_20200731155201  今日はあまりにも暑く、九華公園を出てからも、貝塚公園、新築公園、京町公園、住吉入江で何度も休憩(苦笑)。どこもセミが賑やか。数も相当たくさんいますので、休んでいるベンチのすぐ上でも鳴きます。まさにやかましい。石取祭も、「日本一やかましい祭」といっていますが、負けていません。左の写真は、住吉入江にて。クマゼミ6匹が集まっています。

Img_9914c_20200731155201  住吉入江脇、ランタナには今日もチョウが集まってきていました。まさに「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で、連写というか、乱写した成果がこちら(微笑)。このところ、いつ桃って歩くのは、超望遠コンデジのみ。歩きやすいのです。鳥もいませんから、しばらくはこのスタイルで。

Img_9761c  ところで、遠隔授業第6回目は、明日正午が出欠確認&課題の締切。今日16時半現在で、16名。半分弱。「余裕綽々(しゃくしゃく)」ならよろしいのですが、われわれの学生時代のように「余裕クシャクシャ」であれば心配(このことば、作業の取りかかりや進行が遅いわれわれを恩師のお一人が皮肉っておっしゃったもの)。準備の方は、後は第11回の録音作業。明日はいよいよ梅雨明けか。

【付記】 メールをチェックしたら、非常勤先から遠隔授業について改善すべき点があれば、提案して欲しいという連絡がありました。また、後期は、対面授業再開を考えていたものの、現下の感染状況では遠隔授業の準備も同時に進めていく必要があると考えているということでした。この近辺では、名古屋工業大学、南山大学、三重大学は後期もオンライン授業に決めたと聞いています。

桑栄メイト、新旧桑名駅、桑名駅あたりの繁華街を訪ねる(その2)……桑名一番街、錦通りから桑名市博物館で「よみがえる連鶴」を見る(完)

0730walk  昨日(2020年7月30日)の桑栄メイト、新旧桑名駅、桑名駅あたりの繁華街を訪ねるの続き、その2です。今回は、桑名駅東にあるサンファーレの裏あたりの繁華街の様子。普段、ほとんど足を踏み入れることはありません。

Img_9547c_20200730163901  まずは、桑名一番街。サンファーレ(左の写真で向かって左側にその一部が写って)に沿って南北に19店舗がImg_9550c_20200730163901 あります。ホルモン屋や白木屋など飲み屋さんもありますが、魚屋、八百屋、時計屋、ブティックなどが並ぶ、普通の商店街です。

Img_9552c_20200730163901  南側から入ってすぐ右手(東)にあるのが、サムギョプサルの店Img_9556cTAROKA」。食べログを見ると「極厚の肉」と書いてありました(微笑)。さらに進むと、左手(西側)に安藤食品サンプル製作所。食品サンプルの他、「桑栄メイトキーホルダー」とか、「アイス饅頭ストラップ」「永餅のストラップ」とかあります。

Img_9561c_20200730163802  桑名一番街の北の端から少し東に行くと、銀座商店街があります。ここは、名古屋へ通っていたときときどき通りました。一番街を北に出たところに新光堂書店の支店があったからです。ここにあった新光堂は、店も広くて、桑名随一の品揃えでした。早くに閉店してしまい、残念に思いました。銀座通り商店街には眼鏡屋、ラーメン屋、スナック、食事処などさまざまな店があります。

Img_9563c_20200730163801  一番街の東側の通りが錦通り商店街になっています。左の写真は、その北の端。向かって右に焼き鳥屋さんImg_9566c_20200730163802 が写っていますが、このあたりに新光堂書店があったと思います。焼き鳥屋のところに看板があります。その一部に北野武監督作品の映画「龍三と七人の子分たち」の宣伝があります。平成27(2015)年の日本映画。北野武監督の17作目です。引退した元ヤクザの龍三親分がオレオレ詐欺に引っかかったことから、昔の仲間 “七人の子分たち” を呼び寄せ、若者たちを成敗しようと世直しに立ち上がる姿を描いたアクションコメディ。藤竜也、近藤正臣、中尾彬など錚々たるメンバーが出演していました。錦通り商店街は、そのロケ地の一つということなのです。

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 一番街や、銀座通りとは違って、ここはほとんど来たことがありませんでした。最初の勤務地である鈴鹿で働いていた頃は、Img_9569c_20200730163801 平田町駅前などの繁華街にも出没していましたが、転職して桑名に引っ越してからは、地元で飲み屋さんに行くことはほとんどなくなっていたからです。「熟女キャバクラ」なる店もありましたが、残念ながら、もう用事はありませんねぇ。夜はほとんど外出しませんし、ましてや今のような新型コロナが蔓延していてはもう少し若かったとしてもヤバいところには立ち入らないと思います(苦笑)。

Img_9579c  銀座通り商店街の一角に稲荷社。正一位錦稲荷大明神とあります。こういうところの「正一位」はほとんどImg_9584c_20200730163801 自称と聞いたことがあります。京都の伏見稲荷は、正真正銘の正一位ですが、他の勧請された稲荷社は、伏見稲荷にあやかって「正一位」を自称しているのだそうです。

Img_9592c_20200730163801  錦通り商店街で唯一足を踏み入れたことのある店はこちら。「日本酒・焼酎BAR やすだ」です。家内と数年前に訪れた記憶があります。好みの日本酒のタイプを告げると、それに合うものをチョイスして飲ませてくれます。ただし、お値段はそれなりでした(微苦笑)。桑名駅東エリアの繁華街探訪はここまで。本来は夜出かけるとよいのでしょうが、夜は最近出かけませんし、新型コロナも蔓延していますから、幸か不幸か、繁華街に用はありません。

Img_9603c  銀行に立ち寄り、アピタを通過して、京町公園で一休み。コンビニのくじImg_9598c_20200730163801 引きで当てたスタバのカフェラテで一息入れました。ちなみに、普段自分では、こういうものは買いません。京町の呉服屋さんのツバメのヒナは、今日も元気そうでした。

Img_9613c_20200730163801  桑名市博物館へ。京町交差点角にあります。現在、夏の企画展「よみがえる連鶴」が開かれています(8月Img_9616c_20200730163801 30日まで)。「新史料から『秘伝千羽鶴折形』のルーツを探る」というサブテーマ。『秘伝千羽鶴折形』は、寛政9(1797)年に刊行された日本最古の遊びの折り紙本だそうです。ここには、一枚の紙に切込を入れるだけで数羽の繋がった連鶴を折る方法が49種類紹介されています。これを考案したのは、桑名長圓寺の11世住職義道(1762~1834)です。義道は久波奈名所図会も著しています。この史料を研究・復元するため「素雲鶴研究会」が発足し、魯縞庵義道が考案した連鶴の調査・研究・伝承を行っており、今回の展覧会はこの研究会との共催です。

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 展示は、小規模で2階展示室のみ。高校生以上は入場料¥150。『秘伝千羽鶴折形』の24種類を系列的に分類して、『素雲鶴』『新撰 素雲鶴』から折った鶴50点が展示されています。私は折り紙には興味はあるものの、自分ではつくりません(つくれませんという方が正しい……笑)。見て楽しんできました。

Img_9625c_20200730163801  展覧会に出ていた連鶴はもちろん撮影できませんが、同じフロアにある「桑名の千羽鶴」コ Img_9633c_20200730163801 ーナーは、常に撮影可ですので、そちらの写真を載せておきます。千羽鶴の型紙や、書籍は通販で買えるようになっています(リストはこちら:購入申込方法はここ)。

 7月30日に歩いてきた新旧桑名駅、桑栄メイト、桑名駅あたりの繁華街についての話しは、これにて完。県Img_9627c_20200730202501 内の東海道で歩いていないところ(内部~石薬師~庄野~亀山~関:一部は歩きましたが)を歩こうと思って、「ホントに歩く東海道」などで調べていたのですが、ここへ来て新型コロナウイルスの感染者数が急増。ウ~ン、困りましたねぇ。員弁街道ハイキングは楚原で止まったまま。八風道を歩くことも計画しましたが、暑いので8月下旬から9月に日延べしています。市内の寺社仏閣めぐりでもした方がよいか、などいろいろ思案中。

2020年7月30日 (木)

サギソウ2輪目が開花

Img_9185c  昨日の記事で、サギソウ2輪目が咲きそうで咲かなかったと書きました。一晩過ぎて、今朝、起きてみたら、咲いていました。Img_9187c とはいえ、幅約2cmというサイズの花。1輪目は3cmほどありましたから、本当に小ぶり。梅雨がまだ明けず、日照不足の故と思います。

Img_9191c_20200730202701  アサガオも元気。葉っぱはよく繁ってきて、蔓もグングンと伸び続けています。そろそろつぼImg_9197c_20200730202701 みが付いてもよいのではという気がしますが、それはまだ。蔓を整えてリング支柱に巻き付けようとも思ったのですが、もはやそれは無理(苦笑)。なるがままに任せます。

Stamp_20200730203601  ところで、桑名宗社(春日神社)では、8月13日(木)~31日(月)まで、桑名宗社(春日神社)で「宝刀村正特別展示会」があります。それに合わせて、「宝刀村正写し 鍛錬打ち始め式(8/15、16)」や、「くわな村正史跡めぐり」があると、先日このブログにも書きました(2020年7月23日:常盤町でツバメの巣立ちを見損なった話)。個人的には、史跡めぐりに興味があるのですが、桑名宗社のインスタにそれが載っていました。市内8か所の村正にゆかりあるチェックポイントをめぐり、すべてのスタンプを揃えたら村正の鐔の形をした記念ピンバッジがもらえるのですが、これなら8月後半の暑い時期でも1日で回れそうです。

 明日は午前中曇り、午後から晴れという予報。そろそろ梅雨明け宣言かと期待してしまいます。

桑栄メイト、新旧桑名駅、桑名駅あたりの繁華街を訪ねる(その1)……新旧桑名駅、桑栄メイト

Img_9696c_20200730163701  午後からは晴れてきましたが、梅雨明けはまだのようです。気温は、29.2℃でしたが、それにしても蒸し暑い。午前中は、いかImg_9436c にも梅雨という空で、雨が降るかも知れないという気もしたのですが、用事を一つ済ませてから、散歩というか、撮影というか、行ってきました。右の写真のように、桑栄メイト閉館が明日ですので、もう一度見て、写真を撮ろうという次第。桑名駅の工事もかなり進んだといいますので、合わせてその様子も見て来ました。

0730walk  まずは、参宮通から八丁畷を西へ。桑名駅西口へ。こちらは近鉄桑名駅。新しい駅の西口もかなりできていました。南下して、近鉄名古屋線(標準軌)、JR関西線(狭軌)、三岐鉄道北勢線(ナローゲージ)の3つの幅の線路を渡る踏切を越え、駅の東側へ。桑栄メイト、桑名駅東口(新旧)を見て、一番街、錦通りなどの繁華街を通って、アピタを通過。本屋をチラッと覗いてきました。時間があったので、さらに桑名市博物館で連鶴の展覧会を見て帰宅。5.9㎞。もっと歩いたような気がしたのですが……。

Img_9226c  左は、現在の近鉄桑名駅。開発があまりされておらず、乗降客は東口(JR桑名駅)の方がはるかに多い状況。右は、新しい桑名Img_9251c 駅西口。駅舎、東西自由通路はかなりできあがり、駅前ロータリーの工事が進んでいました。景観は一変という感じ。

Img_9229c_20200730164101  現在の駅から南へ約80mほど移動します。これは、近鉄桑名駅の入り口脇にあった新駅舎と自Img_9230c 由通路についての説明板。

Img_9268c  桑名駅の南300mほどのところにある踏切。上記のようにImg_9278c_20200730164001 3種類の線路幅がそろう踏切。西側から、近鉄、JR、三岐鉄道となっています。日本で唯一ということで、鉄ちゃんの間では有名なところ(こちらをご覧ください。動画もあります)。

Img_9292c  三岐鉄道北勢線。ときどき載せていますが、ナローゲージで可愛い電車。右は、北勢線西桑名駅。桑名駅の南にあるのに、西Img_9303c_20200730164001 桑名駅とはこれいかに? 大正3(1914)年、北勢鉄道大山田駅として開業しています。当時は、桑名駅東南側(現バスターミナル)にありました。大正4(1915)年に 桑名町(後の桑名京橋)~大山田間が開業し、昭和6(1931)年、西桑名駅に改称しています。三岐鉄道北勢線も新しい桑名駅に乗り入れればとても便利だと思うのですが、なぜかそれは実現せず。

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 こちらが新しい桑名駅東口。3月下旬以来、電車には乗っていませんので、桑名駅には久しぶりに来ました。最近、市役所でImg_9494c_20200730163901 の仕事に行くとき、前は通っていたものの、じっくり見たのは初めて。新しい駅舎、東西自由通路ともに8月末に供用開始といいます。が、電車に乗って出かけられるのはいつになるやら。

Img_9334c_20200730164001 Img_9329c_20200730164001  さて、今日の目的地である桑栄メイト。正式名称は、桑栄ビル。6階建てで、飲食店・物販店・サービス店・事務所・診療所など商業店舗と、住宅が入居する複合用途ビル。桑名駅前市街地再開発事業の一環として建築が計画され、昭和48(1973)年10月に完成。この再開発事業では、商業ビル「パルビル」も昭和47(1972)年10月に建設されました。パルは平成9(1997)年7月に閉鎖。建替が行われ、店舗・事務所・分譲マンションが入居する「サンファーレ」として平成18(2006)年4月に開業しています。

Img_9343c  桑栄メイトの南側の入り口。平成29(2017)年11月から放送されたNHKのドラマ「マチ工場の女」で須藤泰造役の舘 ひろImg_9462c_20200730163901 しさんがここから出て来て、駅前にある歩行者デッキに上がっていくシーンがありました。昭和の雰囲気たっぷりのビル、景観。

Img_9365c  この左手に階段があり、現在の桑名駅東口に入っていけます。この階段を舘ひろしさんが登っていったのです。階段を上がった先には、駅にImg_9383c 直結している桑栄メイトの出入り口があります。「心ふれあう 桑栄メイト」というキャッチフレーズが大きく書かれていますが、コピーそのものも、ちょっと時代物という感じ。

Img_9388c  寄り道をしますが、桑名駅東口。桑名に来て以来、通勤で何度通ったか。最近では、近鉄ハImg_9394c イキングやJRさわやかウォーキングなど、遊びに行くのに利用することがほとんどになっています。こちら東口が、JR桑名駅。キオスクの売店がありますが、そこのおばちゃんとは知り合い。今でも会えば挨拶します。教員の頃からの知り合いですから、30年近いかも(微笑)。

Img_9371c_20200730164001  桑栄メイトに戻る前に、左の写真は、現在の桑名駅の様子。桑栄メイトへの入り口から西を見たもの。2階建Img_9400c_20200730163901 て部分が駅舎、手前にある平屋はJR桑名駅の事務所。さらに南を見ると、新しい桑名駅と東西自由通路が見えます(右の写真)。

Img_9403c_20200730163901  桑栄メイトの入り口にある案内板。昔、3階にある杉田眼科さんに通っていましたが、今はImg_9407c_20200730163901 もう廃業。2階の飲食店にはときどき来ましたし、あのドムドムバーガー桑名店のハンバーガーは大好物でした。1階にはかつて横井電気という店があり、そこではプラモデルも扱っていました。天津甘栗の店もあり、ときどき甘栗を買ったこともあります。もともと木曜定休だったと思いますが、すでに昨日で閉店し、後片付けをしている店もありました。

Img_9409c_20200730163901  こちらは餃子の新味覚。ここの餃子はおいしいのですが、テイクアウトは昼頃には売り切れImg_9414c_20200730163901 てしまうくらいの人気。四日市市久保田に本店がありますし、ネット販売もあるようですから、まだ食べられます。右は、ネパール料理のエベレスト。移転先を探しているということでしたが、どうなったでしょう? カレーランチ(¥700)は絶品でお得。

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 こちらは1階。医院もありましたし、かつらやという化粧品店もありました。かつらやは、散歩友達Okさんが若い頃、S生堂の営Img_9457c_20200730163901 業担当で受け持っておられたとか。女将は93歳でいらっしゃるそうです(こちらなど)。今日は、レンタカー屋さんだけ開いていました。右の写真は、1階西側の階段。

Img_9440c_20200730163901  地階には飲食店、スナックなどがあるのですが、何となく気後れしてしまい、行ったことはありません。今から思うと、残念なことをしました。

Img_9420c_20200730163901  こちらは、サンファーレに通じている、2階の東入り口。2階の飲食店街を通って、桑名駅東口に行けImg_9426c ます。サンファーレ2階の外側通路から見ると、右のような景色。

Img_9484c_20200730163901  桑栄メイトの北側。現役当時、駅までは徒歩10分あまり。雨が降るとクルマで迎えに来てもらいましたが、そういうときはここにクルマを止めて待ってもらっていました。奥が桑名駅東口を出たところなのです。

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 もう一度、桑栄メイトの南側。奥に見えるのが、サンファーレ。ここにパルビルがありました。パルには、ジャスコが入ってImg_9503c_20200730163901 いて、賑わっていました。子どもたちをつれていったこともあります。本屋さん(ウシオ書房)もありましたし、模型屋さん(シルバー模型、鉄道模型も売っていました)もありました。不二屋や、関西電波(K'sデンキ)もありましたっけ。手前右手は、タクシー乗り場。

Img_9670c_20200730163701  と、いわばちょっとしたセンチメンタルジャーニーという感じもありますが、長くなりましたので、今回はここまで。次は、桑名一番街から。ヒマワリは、城下町筋(南魚町)にて。

2020年7月29日 (水)

散歩はいよいよ本格的に修行ステージへ

Img_9073c_20200729165801  7月も終わりになってきました。梅雨明けは、8月に持ち越しという可能性大です。それ故、微妙な天気でしたが、曇り予報で、朝8時から散歩スタート。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、新築公園、常盤町、京町、寺町商店街と5.9㎞、2時間半。時間がかかったのは、久しぶりに出会った散歩友達が二人あったからです。YさんとOkさん。Okさんは、私より一回り上。「これから暑くなりますので、今度お目にかかるのは秋です」とおっしゃって、分かれてきました(微笑)。

Img_9085c  さて、住吉神社前から揖斐長良川の中洲を眺めていたら、ダイサギが1羽やって来ました。そろそろ中洲あたりにアオサギが集まらないかと期待しているのですが、最近は少なめ。オオヨシキリの鳴き声もほとんど聞かれなくなりました。ちなみに、このあたりを歩いている人は、皆無(苦笑)。朝一番からけっこう蒸し暑いのです。最高気温は、31.9℃。

Img_9106c_20200729165801  九華公園も、歩いている人は少なく、散歩友達も、いつものWさんとOさんご夫婦くらい。Wさんは、「今日歩いているのは、九華公園三羽がらすのオレと、mamekichiさんくらいやなぁ。もうひとりのYさんはもっと後から来るやろ」と(笑)。いつの間にか、「九華公園三羽がらす」になっていました。

Img_9090c  管理人さんが植えたアサガオは、花をつけ始めました。うらやましい。その昔、烏骨鶏やクジャクがいた鳥小屋のところです。見落としていたのですが、ゴーヤらしきものも植えてありました。

Img_9141c  公園内はクマゼミの天下(爆)。アブラゼミの鳴き声は聞こえません。ニイニイゼミも姿なし。この写真のクマゼミ、近づいても逃げませんでしたから、ドアップを撮らせてもらいました。21mmの広角側一杯で撮っています。

Img_9113c  鎮国守国神社にもヒマワリが咲いていました。拝殿前の鳥居の脇。奥に九華天神の牛像の背中と、狛犬、拝殿が見えます。さImg_9119c_20200729165801 らにその近くには、これはダリヤでしょうか? ちょっと自信はありません。神社の大奥様が花好きで、境内にはいろいろと植えられています。

Img_9157c_20200729165801  京町の呉服屋さんのツバメのヒナ。たかだか3日ぶりなのですが(2020年7月26日 :ヒマワリは、青空のもとで見たい)、ずいぶん成長した感じがします。親がせっせとエサを運んだお陰です、きっと。

Img_9163c_20200729165801  ところで、我が家のサギソウ。もう一輪、咲きそうなのですが、なかなか。朝とあまり変わ Img_9177c りありません。夕方までには咲くのか、と思っていたのですが、明日以降に持ち越し。アサガオは、繁ってきましたし、蔓も伸びています。つぼみが出てこないかよく見たのですが、それはまだ。

Img_9150c_20200729180901  午後からは定例の内科受診。少し早めに出かけたら、一番。それに、いつもよりもかなり空いていました。高校の同級生S氏の内科医院です。空いているせいか、診察よりも世間話が長い(微苦笑)。医師会でPCR検査センターを運営していて、そこにも交代で行くそうです。三重県で新型コロナウイルスの感染者数が増えてきてから、検査を受けに来る方が増えたといいます。しかし、そこで陽性が判るという事例は今のところゼロとか。やはり、三密を避けるなど、巷間いわれている基本的な予防策を採るのが良さそうです。

2020年7月28日 (火)

終日、缶詰めで仕事

Dscn3288c  今朝は、かなりの霧でした。6時半過ぎの写真です。諸戸氏庭園の森は見えますが、その向こうの住吉浦休憩所や、桑名七里の渡し公園、揖斐川は霧の彼方。

Dscn3298c  さて、今日はかねてからの予定通り、市役所の仕事で1日中缶詰めでした。9時から5時半まで。しっかり働いてきました。詳細は書けませんが、私にしてはよく働いてきました(と自己評価というか、自画自賛というか……苦笑)。例年であれば、2日間にわたる会議なのですが、今年は例の新型コロナの関係で1日となっていました。しかし、実際にもろもろを担当してくださる方々のご努力のお陰で、いつもの年の9割くらいの情報が集約され、このようなことになりました。まぁ、けっこう大変で目もショボショボ。年を取ってから大量の書類を読み、考えるというのはそれなりに大変なのです。

Dscn3294c  缶詰状態ですと、楽しみは昼ご飯(苦笑)。2種類の弁当からチョイス可能というありがたいご配慮。コロッケ弁当としました。幸い、昼の休憩は50分ほど取ることができましたので、ゆっくり弁当をいただき、その後は、外に出て市役所を一周。歩けるのであれば、少しでも歩きたいと思うのです(散歩依存症というビョーキだろうというご指摘には反論できません。ただし、距離は大したことはありません)。仕事の方は、自分の判断で必要と思うところで発言をしてきました。

Dscn3299c  明日は曇りの予報ですが、30℃を超えそう。午前中は散歩に行き、午後は、定例の内科受診に行きたいと思っています。非常勤先の遠隔授業、今週が第6回。いつもなら今日、火曜日16時にファイルをアップロードし、学生諸君にメールを送るのですが、今回は仕事でしたので、昨日すでにアップロードし、メールはG-mailの予約送信機能を活用。便利で、助かります。

Img_8995c_20200728193601  新型コロナウイルスの感染者数は、今日もかなりあったようです。三重県内の学校、修学旅行は県内限定という指令が出たそうで、今日同席したある校長先生は「県内で修学旅行って、行くところあるのか?」とぼやいておられました。伊勢神宮、鈴鹿サーキット、ナガスパ、志摩スペイン村など観光地は多々ありますが、まさか同じ県内から出かけるというのもねぇという話しです。季節の変わり目で、コロナも増えています故、どちら様もご自愛のほどお祈り申し上げます。ランタナの写真は、一昨日(7/26)の撮影。

2020年7月27日 (月)

前期はすべて遠隔授業が確定

Weeklyweather  7月の最終週を迎えました。週間予報を見るたびに晴れマークが遠のいていく気がします。梅雨明けはどうやら8月に持ち越しという雰囲気になってきました。明日・火曜も曇りときどき雨という予報。東海地方の平年値では、梅雨入りは6月8日、梅雨明けは7月21日となっています(こちら)。リンク先で、過去の記録をざっと見た限り(精査はしていません)、2009年の6月3日から8月3日の2ヶ月が目立ちました。今年の梅雨入りは6月10日でしたから、この2009年よりは短いかも(これを希望的観測といいます……苦笑)。

0727cloud  今日も、続々と雨雲がかかり続け、止み間もあったものの、地面が乾く時間はほとんどありませんでした。午前中は、遠隔授業の録音作業。散歩に行けると思っていたので、臨時(笑)。第11回を飛ばして、最終回の第12回の録音を終えました。ご心配の向きもおありかも知れませんが、大きな失敗はしておりません(あくまでも主観的な話しではありますが)。第11回は、カウンセリングのシナリオを書き起こした記録をもとに話をするという、対面授業ではなかった内容です。それ故、もう少し検討する必要があって、後回し。

Img_9030c_20200727143601  録音作業を終えて、メールを確認したら、非常勤先から、前期はすべて遠隔授業でという連絡が入っていました。状況をよく把Img_9024c_20200727143601 握していなかったのですが12回の授業を4週×3クールに分けて、対面授業に戻すかどうかを検討していたようです。これで、前期は出勤の必要なし。在宅ワーク、テレワークの1種かも知れません。密かにホッとしたのは、準備をほとんど終えていたのに、対面授業に戻すと言われたら、最悪だなと思っていたこと。これで、努力が報われます(微笑)。それにしても、最近、ときどき書いていますが、また新型コロナの感染者数が増えていますので、後期の授業形態がどうなるか、気になります。

Img_9033c_20200727143601  という次第で、ウロウロしていましたので、今日は散歩には行けそうもありません。この夏は、花火も、石取祭もありませんので、ベランダ園芸の話しでお茶を濁すことにImg_9036c します(苦笑)。アサガオは、一段と青々と茂ってきています。昨日の記事で冗談半分に「蔓は夜伸びる」と書きましたが(2020年7月26日:ヒマワリは、青空のもとで見たい)、本当にそうかも知れません。ご覧のようにまたもやググッと伸びていました。ブロ友のこころんさんから、一昨日の記事に「アサガオは行燈にするにはリングに時計回りとか同じ方向に回した方がいいですか?」というお尋ねをいただきました。4年前の記事を調べたのですが(たとえば、2016年8月2日:九華公園、春日神社へ……午後からは試験の採点を確認し、成績をつけました(微笑))、蔓の巻き方は一定にはなっておらず(この時はホームセンターで買ってきたものです)、むしろジャングルのようになっていました。

Img_9037c_20200727143601  そこで、まぁ気にしない、ということにします。というより、すでに左の写真のようになってきているのが、現状(笑)。右Dscn7029_800x600 の写真は、4年前の8月2日の記事に載せた写真です。

Img_9052c_20200727143501 Img_9048c_20200727143501  続いて、サギソウの話し。1輪咲いて、もう1つつぼみがあると書きましたが(2020年7月25日:サギソウが1輪咲きました)、その後変化はありません。つぼみの方は、何となく小さくて、ひ弱な感じがしてなりません。晴れて、太陽が当たった方がよいような気がしています。

Img_9049c_20200727143501  サギソウは4鉢ありますが、残りの2鉢は、こんな感じです。茎が伸びてくる気配がありません。日照不足かなという気がしますが、こればかりは何ともなりません。梅雨明けを楽しみにしています。

Img_9063c  シラサギカヤツリの方も、次から次へと花が付いてきます。水やりをマジメにしているだけで、手がかかりません。とブログの記事を書きながら、ときどき雨雲レーダーを眺めています。現在15時25分、雨雲が切れてきました。落ち着かなくなります(苦笑)。少しだけでも歩いてくるか、どうしようか……。

2020年7月26日 (日)

ヒマワリは、青空のもとで見たい

Img_8781c_20200726164401  午後からはよく降っていますが、午前中は、雨雲レーダーにも雨雲はほとんど写っていませんでしたので、「Go To 散歩」。費用はかかりませんし、人も少ないのです(微笑)。雨が降らないうちにと、7時半スタート。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋町、新築公園、常盤町、京町、寺町と5.9㎞。やはり歩かないといけません。アタマも働かないのです(苦笑)。

Img_8926c_20200726164301  寺町商店街で見つけたヒマワリ。ヒマワリは、やはり青空で太陽が燦々と照る中で見たいものです。

Img_8788c_20200726164401  揖斐川の堤防から見た揖斐・長良川と中洲、長良川河口堰。この間まで中洲からオオヨシキリの鳴き声がよく聞こえていましたImg_8902c_20200726164301 が、最近はサッパリ。九華公園(右の写真)、いつもより時間も早く、梅雨空ですから、散歩する人は少なく、散歩友達もいません。

Img_8817c Img_8832c  鳥も、一昨日はアオサギがいたのに今日は不在。スズメとムクドリくらいで、笑えます。というか、笑うしかありません。それも「苦笑」です。

Img_8852c_20200726164501  力なく公園内を歩いていたら、吉之丸堀の上を通る電線にツImg_8857c バメ! この写真には4羽が写っていますが、全部で6羽がいました。向かって右から3羽目は、親鳥。それ以外は巣立ってきたヒナ。右の写真では、向かって右は親、左はヒナ。親は、尾が短いのでメス。ヒナも大きさは親と同じくらい。

Img_8860c  この写真では、ヒナが興奮しています。親がエサを運んで来たときと同じ行動ですが、実は、同じヒナがやって来ただけ(笑)。見境がないのか、よほど腹が減っているのか? 楽しめます。

Img_8797c_20200726164301  他に九華公園など公園で目立つのは、クマゼミ。立ち寄った公園すべてで、大合唱。公園から出ると、急に静かになります。セミはクマゼミがほとんど。ニイニイゼミの鳴き声もするのですが、まだその姿は見つけられていません。

Img_8910c_20200726164301  途中端折って、常盤町のお宅のツバメの巣を念のため確認。不在でした。残っていた1羽のImg_8914c_20200726164301 ヒナも無事に巣立ったものと思います。京町の呉服屋さんのツバメ、ヒナ2羽が元気そうでした。

Img_8947c  寺町商店街の花甚さんで食虫植物であるウツボカズラを売っていました。こういう珍しいものを見ると、欲しくなったりします(苦笑)。リンク先の「趣味の園芸」のサイトによれば、栽培難易度は5段階の2。熱帯性のものですが、育てられないことはないかも知れません(微笑)。しかし、マンション9階の拙宅では虫はあまり飛んできませんし、これ¥1,000という値段が付いていましたので、断念しました。

Img_8959c  住吉入江沿いの駐車場脇にランタナが咲いています。アオImg_8992c_20200726164301 スジアゲハや、ツマグロヒョウモンが何頭も蜜を吸いに来ていました。よほどおいしい蜜が味わえるのでしょうか?

Img_8771c  帰宅後は、非常勤の授業のQ&Aを書いていました。単純な感想から、けっこうよく考えた質問までさまざまです。対面授業のときと遜色はない印象です。遠隔授業になって学生諸君も学習が難しいかも知れませんが、それぞれにきちんと取り組んでいてくれると思えます。

Img_8761c  ところで、ベランダ園芸のアサガオ。朝起きて、見てみたら、蔓が一段と伸びている感じでした。「蔓は夜Img_8755c_20200726164401 伸びる」のでしょうか? 勝手な想像ですからスルーしてください(微笑)。育て方をちゃんと勉強した方が良さそうです。

Img_8810c_20200726164401  木曜くらいまではスッキリしない天気のようで、梅雨明けはいつもの年より10日ほど遅くなりそうです。新型コロナウイルスの感染者数も増えていて気になります。三重県でも今日、延べ70例に達したそうです(こちら)。安倍首相も、7月24日に「緊急事態を再度宣言する状況にない」とぶら下がり記者会見で一言述べただけだとか。政府の対応はまったくいただけません。「Go To トラベル」を始めて以降、まともな説明がありません。夜の繁華街でのクラスター対策に取り締まりを行うのも、いかがなのでしょうか? かえって問題を隠すことになるような気がします。

 今週は、火曜日に教育委員会の仕事で1日缶詰めの予定。個人的には、感染予防策をしっかり採り、なるべく普段通りの行動をと考えています。普段から人混みにも、夜の飲食店にも出かけませんので。ハイキングやウォーキングにも行きたいところですが、状況をよく見て考えます。

2020年7月25日 (土)

サギソウが1輪咲きました

Dscn3280c  長梅雨になっています。梅雨明けは、来週水曜くらいという週間予報ですが、待ち遠しいですねぇ。今日は、竜巻情報も出たりして心配したのですが、我が家あたりはさほどは降りませんでした。止んでいる時間帯もあったのですが、散歩には出ず、「雨読」に専念。

Img_8731c_20200725171001  それはさておき、今朝起きてベランダを見たら、サギソウが1輪、咲いていました。去年は、8月2日に咲きましたので、少し早め(2019年8月 2日 :サギソウが咲きました……石取祭は明日午前0時から叩き出し)。去年は2輪が同時に咲きました。これは、一昨年7月、寺町商店街の花甚(はなじん)さんという花屋さんで買ってきたもの(2018年7月12日:今シーズン初の熱中症警報)の子孫。今年は、茎がちょっと細い上に、花も小ぶりという気がします。4鉢のうち、2鉢でそれぞれ1つのつぼみですが、本格的な夏はこれからですから、まだまだこれからかも知れません。

Img_8715c アサガオは一段と元気で、蔓も伸びてきました。先日立てたリング支柱に蔓が巻き付き始めています。4年前に家内の実家近Img_8704c くのホームセンターで行灯仕立てになったアサガオの鉢を育てて以来です(2016年8月 4日:余談ばかりの今日の記事……暑さ故と、ご容赦ください(笑))。この時、種を取って、翌年、蒔いたのですが、うまく発芽しませんでした。それ以来の挑戦。

Dscn3275c  ところで、午前中は、遠隔授業の第10~12回までの資料の確認と修正をしておりました。前期は12回ということで、一応、最後まで資料は作成できました。午後からは、第10回の授業の録音。3分割してファイルをつくっていますが、その3でいささか失敗(苦笑)。ポーズを押し忘れて、空白時間が10秒ほどできてしまったのです。録音に使っている「ボイスレコーダー」というアプリでトリミングできるというので、よく分からないままカットしようとしたら、なんとトリミングしたい部分が残って、きちんと録音できていたところは、自動的に消滅(爆)。名前を変えて保存しようとしたものの、それにも失敗(大爆)。結局、10数分を改めて録音し直した次第。まぁ、あれこれありましたが、10回目までの準備はできました。昨日が出席締切の第5回授業、出席率は第4回同様、80%あまり。対面授業では、この数字はやや低め。課題を課さず、質問その他を必須にしましたら、みんな気合いを入れて書いてくれました。整理は済ませましたので、これから熟読して、Q&Aを書きます。課題はやはり負担のようです(微苦笑)。

 明日も天気予報はあまりよくありません。Q&Aが済んでいたら、止み間に散歩に出たいところ。

2020年7月24日 (金)

常盤町のお宅のツバメのヒナ、2羽のみ巣立った模様……ベランダ園芸の話も

Img_8533c_20200724162401  朝方、小雨がぱらつきましたが、その後16時過ぎ現在、まだ降ってきません。今朝は、常盤町のツバメの巣がどうなったかを先Img_8534c_20200724162401 に見ようということで、いつもとは違うコースで。桑名駅から九華公園の方へ通じる八間通を渡り(左の写真)南へいくと、常盤町に行き渡ります。そこから寺町を通って、京町から内堀公園、貝塚公園と回って九華公園へ。七里の渡し跡から住吉神社にお参りして帰宅。5.2㎞。10時半頃帰宅したら、「今日は、早いねぇ」と言われました(苦笑)。右の写真は、老松公園。常盤町の手前にあり、裏は桑名別院本統寺。

Img_8540c_20200724162401  常盤町のお宅にあるツバメの巣。ヒナは1羽だけになっていました。昨日、11時以降、2羽は巣立ったものと思われます。そのImg_8547c_20200724162401 現場に立ち会えなかったのは残念。このあたりで小雨となり、ゆっくりは見ていませんでした。右の写真は、京町の呉服屋さんの巣。ヒナ2羽は、元気。これから3週間近く楽しめるはず。7月下旬までツバメのヒナが観察できたというのは、あまりなかったように思います。

Img_8640c_20200724162301  九華公園でうれしいことがありました。アオサギさんが登場したのです。いつものように、相撲場の近く、鎮Img_8643c_20200724162301 国守国神社の社務所の裏にです。アオサギさんの個体識別はできませんが、前に来ていたアオサギのように思えてなりません。写真を撮っても平気でしたので。

Img_8611c_20200724162301  もう一つ。しばらく姿を見せなかったカルガモさんも再登場しました。シルバーの方が、「アーちゃん」と名づけてかわいがっておられます。いつも作業着の胸ポケットに、エサにするお菓子(ぱりんこ煎餅)を入れておられます。

Img_8593c  さらに、九華公園で、アカミミガメが上陸して来て、産卵用の穴を掘っているのを見つけまImg_8601c_20200724162301 した。たいていは、5月中旬から6月いっぱいくらいがシーズンなので、かなり遅い気がします。後ろ足を交互に、実に器用に使って、かなり深い穴を掘ります。パワーショベルのようですし、後ろ足の爪で泥をしっかりつかんでかきだしてきます。機会があればじっくりご覧になることをお勧めします(微笑)。

Img_8588c_20200724162401  こんな天候ですから、散歩友達にはあまり会いません。貝塚公園でお二人、九華公園ではOさんご夫婦。ご主人は御年88歳で、ほとんど毎日出てこられるという、あの方。ご夫婦ともお元気です。他には、4連休ですが、遠出を控えたのか、小さいお子さん連れで、虫取り網を持ったお父さん何人かに出会います。

Img_8511c_20200724162401  ところで、ベランダ園芸。サギソウは、2鉢でそれぞれ1本ずつつぼみが出て来たということは、最近書きました(2020年7月10日:サギソウにつぼみ、常盤町の巣でツバメのヒナ誕生……余談の方が多い(苦笑))。気になるのは、つぼみの付いている茎が細いこと。ヒョヒョロとはいいませんが、何とも心許ない感じ。2本のうち1本は、近々花が開く感じになってきました。

Img_8525c_20200724162401  アサガオの鉢。一昨日の水曜(7/22)にリング支柱を立てましたが(2020年7月22日:今日も万助溜公園にてチョウトンボ……余談はアサガオの支柱を立てた話とメダカの赤ちゃん)、蔓がそれに巻き付きImg_8522c そうになってきました。いや、ささやかではありますが、楽しみです。いつぞや書きましたが、この年になると楽しみは自分でつくらないと、誰も与えてくれません(微苦笑)。

Img_8577c Img_8569c  帰宅後&午後は読書と、遠隔授業第10回の資料のチェックと修正。遠隔授業第10回は、明日にでも録音をしたいところ。これから明日にかけては、よく降るという予報。梅雨末期には大雨となります。どちら様も気をつけましょう。

2020年7月23日 (木)

常盤町でツバメの巣立ちを見損なった話

Img_7980c 梅雨空が戻って来ました。曇天で気温も上がらず、28.3℃。北寄りの風で暑くはありません。湿度は高いようで、散歩して来たら多少汗ばみました。朝一番に用事を済ませ、8時40分から、結局、11時20分頃まで(笑)。「結局」というところには含みがあります(微苦笑)。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、このあといつもなら内堀南公園を通るのですが、ちょっと遠回りして、柳原から入江葭町へ。さらに吉津屋堀、新築公園、常盤町へ。ここでほぼ1時間滞在したのち、京町から西魚町、寺町交差点と歩いて帰宅。6.2㎞。冒頭の写真は、住吉神社前。例年なら、7月最終土曜日は桑名水郷花火大会で、神社もフェンスで囲われ、このあたり観覧席が準備されるところ。今年は東京オリンピックが予定されたため11月になっていたのですが、新型コロナで中止。

Img_8097c_20200723152401 「結局」と「常盤町で1時間滞在」というところから。場所は、常盤町のお宅にあるツバメの巣。10時頃到着。いつも通り、3羽のヒナが元気Img_8108c にしていたのですが、しばらく見ていたら、エサを運んで来た親ツバメにつられるよう、1羽が巣から飛び立ちました。「オォ! これは巣立ちに立ち会えるかも知れない!」とコーフンしました。

Img_8252c 巣から飛び出たヒナは、その後、私が見ていた道に降りたり、私のいた背後の塀の上に降りたImg_8291c りしていました。まだ危険を知らないのでしょう、私のことなど、まったく警戒する様子はありません。

Img_8194c_20200723152401 Img_8111c この1羽のヒナが巣を出てから、親ツバメは懸命に他のヒナたちにも巣から出るよう促しているように見えました。しかし、他の2羽はなかなかそれに応じません。巣を離れたヒナも、何度か巣を出たり入ったり。

Img_8283c_20200723152401  親ツバメは、私の背後の塀に降りて、一休み(苦笑)。ツバメの親も大変。子どもたちが自立するのは、難しそうです。

Img_8339c_20200723152501  こちらのシーン、実は、親がエサを運んで来たところではなく、巣を出たヒナが、巣に戻ろうとやって来たときのもの。ヒナも、見境がないのかも知れません(というより、巣に近づくものがあると、こういう反応をするようになっているのかも知れません)。

Img_8363c_20200723152501 Img_8364c_20200723152501  結局、巣を離れたと思ったヒナも、最終的には(私が見ていた1時間ほどの間では、ということですが)巣に戻ってきてしまいました。

Img_8375c_20200723152501  結局、この写真のように、「元の鞘に収まった」感じ(苦笑)。1時間のすったもんだの挙げ句、巣立ちを確認することはできませんでした。まぁ、1時間楽しめたのですから、贅沢をいってはいけません。ツバメの巣立ち、もっと簡単に巣から飛び立ってオシマイなのかと思っていたのですが、そう簡単なことではなさそうです。

Img_8401c_20200723152501  このあと、念のため、京町の呉服屋さんを見に行ったのですが、これもヒット! 最近、ここの巣には親ツバメがいたり、いなかったりでしたので、卵はないのかも知れないと思っていました。しかし、ご覧のように2羽のヒナが誕生していたのです。常盤町の巣から、もうヒナは巣立っているかも知れませんので、次は、ここが必須のチェックポイント(微笑)。

Img_7985c  さて、話を戻して、九華公園。鳥も人もいないのですが、北門を入ったところで、シジュウカラ2羽に遭遇。Img_8010c_20200723152401 ときどき鳴き声は聞いていましたが、姿を見たのは久しぶり。管理人Kさんによれば、「昨日(7/22)、カワセミを見た」そうです。今日もよく見るところでしばらく待ったのですが、登場せず。そして、アオスジアゲハ。毎日のように見てはいるのですが、写真を撮ったのは、これまた久しぶり。

Img_8075c_20200723155601  貝塚公園での光景。半隠居のジイ様には関係ありませんが、世間は、今日から4連休。本来なら、東京オリンピックで盛り上がったのでしょうが……。2組の親子連れが、セミ取りに興じていました。

Img_8082c_20200723152401  カンナ。入江葭町の交差点近くの水路脇に生えています。どなたかが植えたのか、かなり前からここで咲いています。この花Img_8086c_20200723152401 を見ると、夏だという気になります。カンナも、私が子どもの頃はもっとあちこちで見た記憶がありますし、オヤジも庭に植えていたと思います。

Img_8425c  あちこちにこういうポスターが貼ってあります。8月13日(木)~31日(月)まで、桑名宗社(春日神社)で「宝刀村正特別展示会」があります(9~16時)。「太刀 村正 2振 三重県重要指定文化財 附 四弁花繋文錦包糸巻太刀拵」や「太刀 正重 2振 三重県重要指定文化財」などが展示されます(こちら)。個人的に、「えっ?!」と思ったのは、「短刀 村正 1振(とらや饅頭所蔵)」というところ。とらや饅頭さんが村正を持っているの? と思ってしまったのです(失礼の段、ご容赦あれ)。展示会に合わせた授与品には、本多忠勝公「勝守」、限定御朱印、ペーパーナイフなどがあるそうです(初穂料を納めねばなりませんが)。これに合わせて、「宝刀村正写し 鍛錬打ち始め式(8/15、16)」や、「くわな村正史跡めぐり」があるそうです。個人的には、史跡めぐりに興味あり。開催期間中、予約なしで参加可能。神社受付でうちわ型スタンプラリー台紙を受け取り、市内8か所の村正にゆかりあるチェックポイントをめぐり、すべてのスタンプを揃えたら村正の鐔の形をした記念ピンバッジがもらえるそうです。

Img_8460c 余談。メダカのいる睡蓮鉢から、メダカの赤ちゃん多数を救出。ネットで調べたら、親が食べてしまうのだそうです(たとえば、こちら)。朝早くから、小さい網で何度もすくい取りました。数は数えられません。まだ睡蓮鉢を泳いでいる赤ん坊もいますから、夕方餌をやるときに再度挑戦。

Img_8051c 余談その2。このところ、また新型コロナ感染者数が増えています。今日、東京では366名、愛知県では96名とか。三重県も今日までのトータルが61例。7月に入ってから15名ほど出ています。感染者数だけを見るなら、緊急事態宣言の頃より増えています。「Go To トラベル」とか、浮かれている場合かという気がしてなりません。「浮かれている」というのは、政府に向かっていっています。国民というよりも、政治献金をくれる人たちの方を向いて仕事をしていると思えてなりません。最近、総理大臣も出て来ません。やる気がないと思わざるを得ませんねぇ。遅い、ちぐはぐ、朝令暮改ではねぇ。しっかりとした基本方針がないから、アタフタと、その場限りのあり得ぬ対応を取ってしまうに違いありません。

Img_8059c  さらなる余談3。非常勤先では遠隔授業が続いているものの、後期の授業をどうするか意向調査があったと書きました(2020年7月21日:今日も梅雨の晴れ間で、修行を継続中)。今朝の中日新聞によれば、名古屋工業大学や南山大学は、後期授業も原則オンラインで実施することを決めたというニュースが載っていました。名古屋大学も原則オンラインとしているそうです。対面授業に戻したいが、今の状況では難しく、悩ましいというところでしょう。微妙ですねぇ。非常勤先も、「いざという時に遠隔授業にもどせるよう準備をしながら、できるだけ対面授業を軸に講義を行っていきたい」というのが基本方針だそうですが、いきなり「来週からは遠隔授業」というわけにも行かないでしょう。まぁ、週1回担当の非常勤講師ですから、基本的には指示にしたがうことになります。

2020年7月22日 (水)

今日も万助溜公園にてチョウトンボ……余談はアサガオの支柱を立てた話とメダカの赤ちゃん

Img_7869c_20200722163301 Img_7915c  梅雨は明けたのではないかと思えるほど、晴れ間が続きましたが、それもどうやら今日まで。明日からは、また梅雨空が1週間ほど続くという予報。そこで、今日は、プチ遠征。万助溜公園へチョウトンボを見に行ってきました。カワセミブームも去ったようで、散歩する人がチラホラ。帰り際に、大砲のようなレンズをつけたカメラを持った方が来られましたが、私と同じく、チョウトンボ狙いのようでした。

Img_0271c_20200722163301  チョウトンボ、いたものの、数はあまり多くはありませんでした。前々回のときの方がはるかに多かった印象(2020年7月12Img_0281c 日:万助溜公園へ……チョウトンボ、ニホンイシガメ、カイツブリの親子)。いつも学校給食センター脇の駐車場に入れ、下溜から歩いて行きます。上溜に至る途中の橋の近くで3~4匹を見つけました。結果からいうと、ここでの写真がもっともよく撮れました(苦笑)。左右の写真、同じ個体であるものの、同じ場所で撮ったものではありません。しかし、比べていただくと、光の当たり方で、輝き方が異なるというのがお分かりいただけるかと思います。

Img_0283c  今日はけっこう風があったので、ピントが甘い写真ばかりになりましたが、こちらも捨てがたい色合いと思います。

Img_7906c  さらに、これは上溜の蓮池でハチスに止まったところを比べたもの。いやぁ、きれいです。輝きが変わって見Img_7909c えるというのに魅入られているのです。動画で撮れないものかと挑戦したものの、残念ながら、うまく行かなかったり、ピントが合わなかったりでした。去年は7月23日が最終確認。そろそろ「これまで」というところかも知れません。今年は、新型コロナの影響で、いろいろなことが思うようには行っていませんから、やむを得ないかも。

Img_0310c_20200722163401  ハスも、かなり終盤という感じでしたが、それでも少し遊んでみました。もう開ききって、散る間際と思える花でも、それなImg_0330c_20200722163401 りに楽しめます。

Img_0303c_20200722163401  それなりに眺められるのは、左の写真のようなところでしょうか。むしろ、睡蓮の方がまだImg_7891c まだ盛んという感じでした。イヤそれにしても暑い(苦笑)。45分ほどで撤退。

Img_7923c_20200722163401  駐車場に戻るのに、いつも公園の東側を回って行きます。笹尾西小学校の下あたりを歩きます。公園の南端に「砂谷川遊歩道」という案内標識があり、ずっと気になっていました。イヌナシを見に行った鳥取神社まで1㎞なのだそうです。ある来たらない感じがしましたので、ちょっと行ってみました。

Img_7925c_20200722163401 Img_7938c_20200722163401  200mほど先、鳥取(沢)の交差点のところにあるコンビニの裏側あたりまでです。ここまでは、木々が生い茂っていて日陰があります。この先は、国道421号線を渡っていくのですが、炎天下を歩かねばならないようでしたので、引き返してきました(苦笑)。砂谷川には、あちこちにハクセキレイ。3~4羽見ましたが、すべて幼鳥のように思われました。

Img_7968c_20200722163401  まだ10時前でしたので、山田溜公園に回ることにしました。いつもなら駐車場が満杯では入れないことがほとんどですが、さすがにこの暑さで、楽勝(微笑)。2台しか止まっていませんでした。公園内を一回り。といっても1.5㎞ほどしかありません。チョウトンボもチラホラ見たのですが、写真には撮れず。

Img_7950c  春、花を見に来たイヌナシ(2020年4月2日:今日も東員町で花見とバードウォッチング……イヌナシの花リベンジ、藤川の桜並木と町天然記念物のトウインヤエヤマザクラ)。青々としています。実がなるのを見ていませんでしたので探したところ、まだImg_7952c 付いていました。直径1cmくらいです。渋みがあり、美味しいものではないということです。

Img_0374c_20200722163401  山田溜公園の南の端のベンチで一休みしていたら、ゴマダラチョウがやって来ました。タテハチョウの仲間。複眼は橙色で、口吻は黄色なのが目立ちます。歩いたのは、3.5㎞でちょっと物足りません(苦笑)。

Img_0343c_20200722163401  ところで、今日は、遠隔授業第5回目。17時現在で出席確認があったのは、7名。今回は課題は休みで、質問を必須としたのですが、出足がよくなったわけではありません。後期の授業については対面授業を希望する旨、連絡しました。最近、また新型コロナウイルス感染者が増えていますので、どうなるか気になるところです。今日はその他、第10回の資料をバージョンアップ。今週末、また録音作業をしたいと思っています。

Dscn3247c  余談。アサガオがかなり成長してきて、蔓も出て来ましたので、リング支柱を立てました。7月4日に九華公園の花菖蒲の株分け会でもらってきて(2020年7月 4日:九華公園の株分け会で花菖蒲とアサガオをいただいてきました)、7月6日に鉢に植えました(2020年7月 6日:市民大学2回目の講義……余談は、マイナポイントの話)。これで、「夏休みの自由研究」がやれます(爆)。とはいえ、非常勤の講義は、夏休みはありません。しかし、まぁ、小学校低学年くらいの自由研究ができれば、御の字。

Dscn3254c  余談その2。睡蓮鉢で、メダカの赤ちゃんがたくさん生まれています。写真を撮るのは、なかなか難しいのですが、それなりに撮れたかと思い、載せておきます。これら、昨日の朝見つけたもの。まだ、まさに針の先くらいの大きさです。親メダカが食べたりしないだろうなと心配しています。動くものを見ると、パクッと食べるという話も聞くのです。

2020年7月21日 (火)

今日も梅雨の晴れ間で、修行を継続中

Img_7690c_20200721170901  梅雨は明けたのではないかという気がしますが、現実には今日も「梅雨の晴れ間」。昨日ほど気温は上がらず、31.9℃。しかし、蒸し暑い。遠くを見ると、霞んでいるというか、煙っているというか、そういう感じがしています。朝一番に用事を済ませ、8時40分から11時半近くまで散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、新築公園、常盤町、京町、寺町商店街と5.2㎞。暑かったので、もっと歩いた気がします。帰りは10時半過ぎには拙宅マンション近くの住吉入江まで来たのですが、そこで散歩友達のYさんに、昨日に引き続き遭遇。Yさんは、市内の某有名観光施設に勤めておられましたが、今日はその頃の裏話を聞かせてもらいました。いやぁ、何ごとも裏話はおもしろい(微笑)。

Img_7694c_20200721170901  住吉入江。ここは諸戸氏庭園前の桜並木のところですが、昨日、草刈り作業が行われ、きれいになりました。最近は、草刈り機Img_7696c_20200721170901 で刈りますから、根っこは丸残り。じきにまた、草が生えてきますが、それはある程度やむを得ません。右は、ヒルガオでしょう。桑名七里の渡し公園の脇に咲いていました。ヒルガオといえば、吉崎海岸のハマヒルガオ、今年はどうだったでしょう? 2年連続、近鉄ハイキングで行ったものの(2019年6月22日:20190622近鉄ハイキング「潮風薫るハマヒルガオと夏のおとずれを感じて」……昨年のリベンジなるか?(完))、一面に咲いているという光景はまだ見ていません。

Img_7698c_20200721170901  その桑名七里の渡し公園には、こんな看板が出ているのに気づきました。現在建設中の休憩施設の完成予想図です。楽しみです。私にとっては、茶屋というイメージですが、具体的にはどうなるのでしょう。休憩所、トイレのほかに店が入ると思うのです。公園の茶屋で休憩するということをしてみたいのです。名古屋の鶴舞公園など、公園内にお茶屋さんがありますが、あんなイメージなのです。

Img_7724c  公園は、どこもセミの大合唱。クマゼミがほとんど。アブラゼミはもう少し経たないと出て来ません。セミの大合唱を聞いてImg_7772c_20200721170901 いると、もう梅雨が明けたような気分になります。それにしても賑やか。我が家あたりでは、早朝から諸戸氏庭園や、住吉入江沿いの桜並木から賑やかな鳴き声が聞こえてきます。

Img_7765c_20200721170901  九華公園、暑いので、鳥はほとんどいません。それでも、ベンチに座っていると、ドバトや、人になれたスズメが寄って来ます。他には、ムクドリとカラスくらい。上空にはツバメが飛び交っています。写真は、鎮国守国神社。茅の輪を通して、狛犬を見てみました。ワンパターン写真からの脱却を考えてはいるのですが、なかなか(苦笑)。

Img_7780c_20200721170901  九華公園の外周遊歩道の南にあるお宅の庭では、柿の実がずいぶん大きくなってきて、気になります。手を伸ばせば届きそうなところに実がなっているのです(微笑)。褒めたらもらえるかも知れません。一度試してみたい気がします。

Img_7794c_20200721170901  貝塚公園も、鳥はほとんどいません。トンボかチョウくらい。左の写真は、ツマグロヒョウモンのオス。汗Img_7808c_20200721170901 をかきながら歩き続け、入江葭町へ。クマバチがアベリアの花にやって来ています。アベリアの和名は、ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)だそうです。ウツギの仲間。街路樹としてよく植えられています。

Img_7831c  今日も常盤町のお宅でツバメのヒナチェック。3羽とも元気。近くのお寿司屋さんの女将さんが「もうすぐ巣立つね」と話しかけてこられました。20分くらい見ていたのですが、親ツバメがなかなかエサを運んでこず、何だか意気消沈したような雰囲気のところ。

Img_7744c_20200721170901  午後からは、エアコンをかけて涼しい中で、遠隔授業第9回目の録音作業。カウンセリングの技法の話しを3回に渡ってしています。無事終了。これで8月末までの分の準備ができました(微笑)。残りは3回。うち1回は、遠隔授業用に新たに資料からつくらねばなりません。

Img_7731c_20200721170901  余談。柿安本店の前に新しい幟旗が出ていました。「九華餃子」だそうです。「九種の食材使用」で、九華公園の「九華」からこの名前なのでしょう。9種類も食材が使われているというのは、気になります。柿安本店、徒歩圏内にあるのですが、めったに行きませんから、食レポはご期待にならないように願います。

【追記(7/21)】 記事をアップして、メールをチェックしたら、非常勤先から、後期の授業形態の希望を尋ねるメールが届いていました。「いざという時に遠隔授業にもどせるよう準備をしながら、できるだけ対面授業を軸に講義を行っていきたい」というのが基本方針だそうです。前期授業も、「様々な感染防止策を講じたうえで、講義開始当初は遠隔授業で始めた科目についても、先生方の同意を得た上で、徐々に遠隔から対面授業に切り換えている」そうですが、これについては今のところ、連絡はありません。新型コロナウイルスの感染状況も気になりますし、この先どうなるか分かりませんので、判断が難しいところですが、基本方針に沿うのがいいか、と思案中。



 

2020年7月20日 (月)

散歩が修行に変わりゆく季節(苦笑)

0720amedas  奄美地方は梅雨明けしたそうですが、去年より7日、平年より21日遅い梅雨明けで、1951年の統計開始以来、もっとも遅い梅雨明けで、しかもこれまでに最も長い梅雨の期間だったそうです。今日の我が家あたり、最高気温が33.5℃で、たぶん今年最高。朝一番に用事を済ませ、8時40分から散歩。この時は曇りがちでしたので、いつものコースへ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、新築公園と公園めぐりをして、常盤町、京町、寺町商店街と6.2㎞。途中から天気もよくなり、蒸し暑くて汗びっしょり。いよいよ散歩が修行になる季節を迎えました(苦笑)。

Img_7549c_20200720154301 Img_7544c_20200720154301  拙宅近くの住吉入江沿いでは、草刈り作業が行われていました。年2回ですから、貴重。雑草がかなり生い茂っていましたので、サッパリします。住吉神社の前から揖斐長良川の中洲を見たら、ダイサギらしい姿。サギたちの繁殖シーズンもそろそろ終了ですから、この中洲や、九華公園にもアオサギたちが戻ってくると期待しています。が、九華公園には今のところ、登場していません。

Img_7567c  昨日と同じような写真ですが、鎮国守国神社の茅の輪くぐり、今日はオープン。昨日の16時から御神事があったと思われます。Img_7576c_20200720154301 私自身は、桑名宗社(春日神社)も行きましたので、2回目ですが、とある方からの依頼でその方の代参も兼ねてくぐってきました。あの「水無月の夏越の祓ひする人は 千歳の命 延ぶといふなり」というフレーズを唱えながら、8の字を書くように、左、右、左と回りました。残念ながら、氏子ではありませんので、祓え串はありませんが、お賽銭をあげてお参り。これで、今年前半の罪、汚れを祓い、残り半年を無事に過ごしたいものです。

Img_7551c_20200720154301  さて、九華公園。暑くて鳥の姿もまばら。代わって賑やかのは、クマゼミ。あちこちで大合唱。足元には、セミが出て来た穴がImg_7564c_20200720154301 無数に空いています。奥平屋敷跡では、ハギの花がチラホラ。毎年のことですが、梅雨明けの頃に少しだけ咲くのです。

Img_7597c_20200720154301  常盤町のお宅のツバメの巣でしばらく遊んでもらえました(微笑)。ヒナ3羽は、相変わらImg_7610c_20200720154301 ず元気いっぱい。5分に1回くらい、親ツバメがエサを運んで来ます。どこの巣で見ても、いつ見ても同じような光景ですが、猛アピール。2回ほどエサを運んで来た写真を拡大してみますと、イトトンボを捕まえてきていました。

Img_7625c  こちら、向かって左端にいたヒナが、巣の外にお尻を突き出しています。決定的瞬間は逃してしまったのですが、ウ○コを巣Img_7637c_20200720154301 の外に排出していました。となりにいるヒナが、「何してるの?」とばかり覗き込んでいます。さらに、傑作だったのは、その後。巣に戻ろうとウロウロしていたときに、バランスを崩して大騒ぎ。もう飛べそうなくらい力一杯羽ばたいていたのですが、まだ自信がなさそう(苦笑)。このところ、超望遠コンデジ鹿持っていきませんので、とっさのときのシャッターチャンスを逃しがち。練習が必要です。

Img_7646c

 京町の呉服屋さんのツバメの巣には誰もいませんでした。近くの電線にはツバメは来るのですが、巣には入ってきません。しばらく親ツバメが巣に就いていたのに、どうしたのでしょう? 

Img_7658c_20200720154201  午後からは、遠隔授業の残り4回分の資料の確認と修正作業。今月中に終えられないかと欲張りなことを考えています(微笑)。左の写真、グラジオラスかと思います。子どもの頃、オヤジが庭に植えていましたが、最近はあまり見かけません。住吉入江沿いの桜の木の根元にどなたかが植えたもの。

2020年7月19日 (日)

鎮国守国神社に茅の輪……土用の丑の日を前に寺町の「うなぎ屋」では良い匂い(微笑)

Img_7438c 梅雨の晴れ間、蒸し暑くなっています。今日は真夏日。31.2℃。湿度も高い。朝一番に、遠隔授業第8回の録音作業を行い、暑いとは思ったものの、10時半から散歩に出ました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋町、京町、常盤町、寺町商店街と5.1㎞。12時に帰宅と駆け足散歩(走ったわけではありません)。柿安コミュニティパークで知人2人に遭遇。このうちのお一人、Yさんに会いたいと思っていたので、ラッキー。冒頭の写真は、住吉神社。

Img_7476c_20200719144901  鎮国守国神社では、茅の輪くぐりの準備が万端。今年は、内輪でやるということなのか、掲示がなく、いつかは分からなかったImg_7472c_20200719144901 のですが、たまたま祓え串を持ってこられた散歩友達に伺ったところ、「今日の4時からじゃない?」ということでした。まだくぐれないように注連縄が貼られていますが、汚れを祓いたいという方は、バーチャルでご利用ください(微笑)。

Img_7467c_20200719144901  この暑い中、九華公園野球場では、野球の試合が行われていました。私も、最初の職場では野球部に所属し(させられ?)、早朝野球やら、職場対抗野球やらに参加しましたが、今はこんな元気はありません。うらやましい(苦笑)。当時は、キョーフの下位打線と呼ばれたことは、一度書いたことがあったような気がします。さらに、まぐれでホームランを打って、新人賞というトロフィーをもらったこともありましたっけ(爆)。

Img_7460c_20200719144901  などと、暑さのせいで昔話を妄想しながら、九華公園を一周。さすがにドバトもへたり込んでいました。他にはスズメを見たImg_7480c くらい。ツバメは少し飛び交っています。いかにも真夏の昼前という感じ。歩いている方はあるものの、時間がずれていることもあって、散歩友達には会いません。右は、九華公園南のお宅で見たムクゲ

Img_7486c  入江葭町のあたりのお宅で、デュランタや、ハイビスカス。デュランタは前から見ていたImg_7488c_20200719144901 のですが、名前を知らず、調べたのです(笑)。日本語では、タイワンレンギョウとか、ハリマツリというようで、熱帯花木として人気だそうです。

Img_7504c_20200719144901  常盤町のお宅のツバメの巣。かなり成長してきましたし、産毛が減ってきて、ツバメらしくなってきました。巣立ちも近いかも知れません。京町の呉服屋さんのツバメの巣は、留守。

Img_7509c_20200719151701  寺町商店街。日曜日でも、三八市が開かれなければ空いています。今日のImg_7510c ように暑い日や、雨の日にはアーケードがあって助かります。陶器屋さんの店頭には、蚊遣り豚。¥2,800という値段。一つ欲しいような気もしますが、マンション9階の我が家には、蚊はほとんど登場しません。

Img_7512c  うなぎ屋さん。いつぞやも載せましたが、店名が「うなぎ屋」なのです。いつも鰻の良い匂いがしているのですが、土用の丑の日を前に、今日は一段と良い匂いがしている気がします(苦笑)。店頭には、「愛知一色産うなぎ」と書かれた段ボール箱が積んであります。さて、今年は、鰻は口に入るのでしょうか??

Img_7522c  そして、このところ朝早くから大合唱を聞かせてくれるクマゼミ。住吉入江脇の桜の木で発見。あちこちにいるものの、まだ、最盛期ほどの数がいませんから、木の高いところに集まっていて、なかなか見つけられないのです。

Img_7440c_20200719144901  冒頭に書きましたように、朝一番に遠隔授業第8回の録音作業を済ませました。8月12日の分です。これで2/3を準備できました。その翌週は、オープンキャンパスで休み。ちょっと安心です。が、気を抜かず、このペースで早めに準備を済ませようと思っています。それにしても、猛暑は覚悟の上で、早く梅雨が明けてくれないものかと思います。

2020年7月18日 (土)

今日も降られました(苦笑)……ちっとも懲りませんというか、反省しないのです

Img_7425c  終日梅雨空という予報でしたが、午後からは晴れ。それもご覧のように真夏の空というイメージ。「梅雨明けか!?」と思いたくなりますし、午前中、無理に散歩に行ってまたもや降られましたので、「慌てて散歩に行くんじゃなかった」と反省(苦笑)。最高気温は、真夏日一歩手前の29.7℃。蒸し暑くなりました。明日も午前中は晴れ、来週は、水・木は晴れるもののその他は、曇天/雨という予報。梅雨明けが待たれます。

Img_7373c_20200718160601  今日は、10時過ぎには雨雲レーダーを見ても、雨雲が切れてきましたので、10時半過ぎに散歩に出ました。が、これ、裏目に出ました。最近は、いつものことですが……。住吉神社あたりまで来たら、霧雨(苦笑)。いったん、住吉橋の下に戻って雨宿り。また止んできたと思い、九華公園に向かったものの、やはり雨。やむなく公園北門の手前で八間通へ。田町あたりでご近所めぐりに変更。北寺町の海蔵寺、堤原の北桑名神社から参宮通を経て帰宅。途中からは止んで来ました。3.3㎞、小1時間の散歩。

Img_7381c_20200718160601  珈琲館はせ川さんの西、多聞橋から見た旧桑名城の堀。奥に見える橋は、北大手橋。向かって右手の石垣は、昔の桑名城のものが残っています。七里の渡し跡の川口樋門から南大手橋に至る堀川東岸に城壁が延約500m残っています。積み石は乱積で、野面はぎ、打込はぎの2つの方法によっています。また、全面的ではありませんが、数十の刻印を刻んだものがあります。しばらく前にも書きましたが、船がつないであるのが残念。桑名城の遺構は少ないので、景観も含めて保存して欲しいと思います。

Img_7383c_20200718160601  北寺町にある曹洞宗法性山海蔵寺。左の写真にも写っているように、「宝暦治水 薩摩義士墓所」があります。宝暦治水は、江戸中期の宝暦3(1753)年、徳川幕府が薩摩藩に濃尾平野の木曽三川の治水を命じ、約1年半をかけて完成させた難工事でImg_7385c す。幕府が薩摩藩の弱体化をねらったとみられています。酷暑と空腹から生水を飲み、赤痢による死者が続出し、90人近くが死亡したとされます。「洪水で苦しむ民を救うのが薩摩武士の本分」と藩士を説き、工事の総奉行に就いた家老の平田靭負(ゆきえ)は巨額の出費の責任をとり、工事完了の翌年に切腹したと伝わっています。私がアオサギのコロニーを見に行く、海津市の治水神社で犠牲となった義士を弔っています。これら義士の墓所は岐阜・三重県下14ヶ寺にあります。市内では、海蔵寺の他、長寿院、長禅寺、常音寺にあります。

Img_7395c_20200718160701  ここ海蔵寺には、割腹した24名の薩摩藩士の墓があります。中央に平田靭負(法名:髙元院殿節岑了操大居士)の墓があImg_7398c り、その周りに藩士23名の墓が配置されています。市指定史跡です。平田靭負の命日である5月25日に毎年、薩摩義士の偉業をたたえる追悼法要が行われます。本堂には、平田靭負の像があるのですが、まだ拝観したことはありません。

Img_7387c_20200718160601  余談。この境内には、「さざれ石」があります。漢字で書くと「細石」のとおり、もともと小さな石の意味です。長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウムや水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化した「石灰質角礫岩」を「君が代」の歌詞にある巌(いわお)であるとされます。桑名宗社(春日神社)の境内にもあります。

Img_7405c_20200718160701  堤原まで行き、北桑名神社。ここは、何度か取り上げていますが、我が家の氏神様です(リンク先の氏子町Img_7408c 内にあります)。その割に、あまりお参りには行きませんので、ここでも反省が必要です。御祭神は、天照大御神、建速須佐之男命、持統天皇他7柱。佐乃富神社、中臣神社、太一丸神明社などを合祀し、現社名に改称しています。写真の向かって左手に写っていますが、「持統天皇御舊跡」の石碑があります。由緒書きによれば、壬申の乱(672年)のとき、大海人皇子(後の天武天皇)が、一族を連れて桑名郡家に着き、妻の莵野皇女(うののひめみこ;後の持統天皇)と幼い草壁皇子をここに残して不破に戦に向かわれたという故事に因むといいます。

Img_7413c_20200718160701  境内の端には、帳付地蔵尊があります。名前の由来は不明。地元の方に一度伺ってみたいと思って、そのまま。この北桑名神社は、美濃街道に面しています(2020年3月1日:20200301勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道を歩く」(川口町~下深谷)(予告編))。

Img_7417c_20200718160701  参宮通、国道1号線に面して、「参宮国道碑」があります。大正時代、木曽・長良・揖斐の三大川は渡船に頼っていたようで、ここに橋を架ける運動が進むとともに、「東海道国道」が新しくつくられることになりました。これが現在の国道1号線です。町屋橋から伊勢大橋までの3.87㎞は、昭和6~7年(1931~32年)にかけて、当時のお金で55万円でつくられました。その竣工記念として西桑名町(当時)によって建てられたのがこの参宮国道碑です。車道はコンクリート舗装で、町中心部は11メートル(車道8メートル)の道幅だったそうです(新桑名歴史散歩)。

Img_7429c_20200718160701  という次第で、散歩は中途半端に。遠隔授業は、今日正午が、第4回の出席確認期限。午後から、青空を眺めながら、出欠を確認し、Q&Aの補足説明を書き、課題のチェック&評価をしています。非常勤先は、一部で対面授業が始まるという情報もありますが、新型コロナウイルスへの感染者がまた増えてきています。われわれの授業は、どうなるか気になりますが、このまま前期は遠隔授業かという気がしています。それ故、明日は、また、録音作業をする予定。

2020年7月17日 (金)

鎮国守国神社で茅の輪作り……散歩は雨に降られ、撤退

Img_7344c_20200717162101  晴れ間のあとは、一転して梅雨らしい天気。8時20分ころから散歩に出たものの、九華公園に入ったあたりから霧雨(苦笑)。アメダスには、10時台から0.5~3mmほどの雨が記録されています。散歩は、住吉神社、京町、常盤町、寺町商店街と4.5㎞ほど。1時間10分あまりで帰宅。傘を差して、カメラ(超望遠コンデジ)が濡れないように歩いてきました。

Img_7357c_20200717162101  鎮国守国神社では、霧雨模様の中、宮司さんと氏子の皆さんが、茅の輪づくりに励んでおられました。まだ掲示が出ていませんが、例年ですと、7月20日。今年は、来週の月曜日。鎮国守国神社の茅の輪くぐりでは、氏子の各戸に「祓え串(はらえぐし)」が配られ、茅の輪くぐりのとき、氏子の方はこれを神社に納めるのです(2019年7月16日:相変わらずの梅雨らしい天候……足を伸ばして新町へ案内板を見に)。笹に御幣が付けられ、カラフルな用紙には住所と名前を書きます。

Img_7350c  雨が降り始めましたので、サッサと撤退することに(苦笑)。鳥も花も見ている余裕はなし。クマゼミだけ、木の低いところにImg_7366c いないか探したものの、見当たらず。写真は、ムクドリ。たぶん幼鳥。右の写真は、常盤町のお宅にあるツバメの巣。ヒナ3羽は、ずいぶん大きくなってきていました。京町の呉服屋さんのツバメの巣には、今日は親は見当たらず。

Img_0125c_20200717164701  早くに帰ってきましたので、資料整理。くわな市民大学歴史講座で配られた資料。昨年、一昨年のものは、すべてスキャナで読み込んで、pdfにしてあります。再確認して、もとのものは廃棄。スペースを取られるからです(「片づけろ! と何度もいわれるということもあります……苦笑)。現在は、一昨昨年のものを読み込み作業中。遠隔授業は、学生さんのところへメールが届かないというトラブルが発生。学生部の担当者の方とのやりとりで、メールを保存するネット上のドライブが一杯になっていたためと考えられました。いろいろあります(苦笑)。第4回の出席確認の期限は、明日正午。そろそろ、課題のチェック、質問・感想へのコメント書きを始めましょう。写真は、昨日、万助溜公園で撮ってきたハス。

2020年7月16日 (木)

万助溜公園でチョウトンボの交尾シーン(ただし、写真はイマイチ)

Img_7152c 梅雨明けは、まだしばらくお預けだそうです。それ故、今日は貴重な梅雨の晴れ間。今の時期、チョウトンボを見に行かねばなりません。が、その前に九華公園に立ち寄って、あの市民大学の歴史講座、一昨年の分(戊辰戦争の話)のまとめを知人に差し上げてきました。管理人Kさん、前管理人Oさん、そして管理事務所用に1冊。わりとさわやかな風も吹いているのですが、さすがに日当たりにいると暑い。気温は29.6℃。

Img_7338c 九華公園に行ったあと、万助溜公園へ。9時15分到着。散歩する方数名の他に、カワセミ狙いのバーダーさんがお二人。上池のImg_7235c_20200716164401 浮御堂にカメラを向けて待機しておられたのですが、今日は、ハスの写真を撮る方2名がそのあたりをウロウロ(微苦笑)。公園ですから、さすがにバーダーさんも「どいてくれ」とはいえず、困っておられました。今日、私は1時間ほど滞在したのですが、朝からこの時間までカワセミの登場はなしだそうでした。

Img_0128c さて、チョウトンボ。今日は、数年かよって初めてのシーンをとらえられました。それはこちらの2枚。交尾シImg_0136c_20200716164401
ーンです。上池、浮御堂の南東側近くで。ただし、どちらもちょっとピントが甘い感じ。ごく短時間でしたので、慌てたのです。交わってすぐ離れてしまい、その後、黒っぽい方のチョウトンボが水面に産卵しているようでした。これは、もっとちゃんと撮れるよう、また出かけなくてはなりません。

Img_0053c  チョウトンボの数は、前回出かけたときの方が多かったのですが、上池南の土手の上あたりにも出ていましたImg_7175c ので、わりと撮りやすかったといえます。左の写真は、土手の上のあたりで撮ったもの。また、上池のハスのつぼみなどにもたびたび来て止まります。今日は、日当たりはよかったものの、チョウトンボとの位置関係がなかなか難しく、きれいなメタリックカラーはなかなかとらえられませんでした。

Img_0195c_20200716164501  南の土手の下、蒲が生えているところでショウジョウトンボのオスとチョウトンボのコラボシーンも見られたのですが、これもイマイチ。気に入りません。「気に入らない写真を載せるか?」といわれそうですが、記録用ということで(微笑)。全身真っ赤なショウジョウトンボと、メタリックカラーのチョウトンボのコラボ、きれいに撮れたら良い写真になると思います(これを取らぬ狸の皮算用といいます)。

Img_0159c_20200716164501  こちらは、ショウジョウトンボ単独のシーン。尾というか腹部を上に上げるのは、緊張しているというか、警戒しているのだそうです。かなり接近して撮りましたので、そのせいかと思います。

Img_0157c_20200716164401  ツチイナゴと思います。土手の上の草原にて。目の下に模様があって、涙を流しているように見えます。右の写真には、ショウリョウバッタが写っています。さImg_0257c て、どこにいるでしょう? 

Img_0123c_20200716164401  ハスもまだ十分鑑賞に耐えます。最初に書いた、ハス狙いのカメラマンさImg_0119c_20200716164401 んも、ずいぶん時間をかけて丁寧にとっておられました。余談ながら、かなり撮った後でこの方、バーダーさんたちに「お宅さんたちは、何を撮っているの?」と聞いておられました(爆)。これにはバーダーの皆さん、さすがに二の句が継げずかと思ったら、「カワセミが出てくるんですけど、お宅がずっと浮御堂にいたので、出てこないんですよ」と正直に告げておられました。別段トラブルにはなりませんでしたが、バーダーさんたちは苦笑い。

Img_0140c_20200716164401  万助溜公園、ウグイスがよく鳴いていますが、これはなかなか見つけられません。上池近くを歩いていたら、ハクセキレイが目の前に登場。色からして、今年生まれの幼鳥のようです。独り立ちしたのでしょう。

Img_7240c_20200716164401  今日はこのあと、三洋堂に立ち寄って「BIRDER」8月号と、新書2冊を購入し、銀行に寄って帰宅。遠隔授業は、昨日が第4Img_7326c_20200716164501 回目。今日17時現在で、出席確認は10数名。まだ半分には達していません。受講状況がどうしても気になりますので、何度もチェックしてしまいます(苦笑)。授業日は水曜日で、出席確認の締切は、3日後の土曜日正午にしてあります。

2020年7月15日 (水)

セミの合唱、あちこちで始まる

Img_7142c_20200715153501  午後からは晴れ間も出て来ましたが、午前中は曇り空。もう少し天気がよければ、万助溜公園へチョウトンボを見に行くかと思ったのですが、今日は、まず散髪へ。いつものようにS理容院さん。10時前に終わり、田町から九華公園へ。貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋町、京町、常盤町、寺町商店街と5.2㎞ほど歩いてきました。午前中、気温は高くなく、風も吹いていたものの、湿度が高く、汗をかくくらいでした。

Img_7022c  九華公園の手前、珈琲館はせ川さんの前の電線に巣立ってきたツバメのヒナが3羽。はせ川さんにもツバメの巣があるのですが、そこから巣立ったかどうかは不明。親が来るのを待っている様子でした。

Img_7035c_20200715153501  いつもは、九華公園の北門から入るのですが、あいにくシルバー人材センターの方々が、草刈り中。そこで、西側の三之丸町内Img_7030c_20200715153501 の方へ回りました。「九華公園」と彫られた石碑がありますから、こちらが正門でしょう。あまりこちらの景色は載せたことがないかも知れません。石碑は、扇橋の西にあります。陸軍中将・福原銭太郎の書。福原銭太郎は、桑名藩士・福原資英の長男。慶応3(1867)年~昭和13(1938)年。陸軍士官学校卒業、日清、日露戦争に出征。その後、桑名町長、三重県議会議員、長島村長も務めました。裏には、「昭和3年5月建之 桑名町会議員一同」とあります。扇橋に向かって左には、城の絵図と公園案内。

Img_7079c_20200715153501 今日は、朝から我が家あたりでも、セミが合唱していました。諸戸氏庭園からよく聞こえて来ます。毎年、今頃から賑やかになります。九華公園でも、あちこちで鳴いています。まだ数が多くはないので、木の高いところなどにいて、なかなか姿は見えません。クマゼミを2~3匹見られたくらい。

Img_7059c 本丸跡では、藤棚で藤の花が咲いていました。時季はずれも良いところ。3ヶ月遅れ。鳥は、毎度のことながImg_7063c_20200715153501 ら、いません。スズメ、ムクドリ、ドバト、カラスくらい。たまに、人慣れしたスズメが寄って来ます。エサをもらうことを覚えているのでしょう。管理人さんは、エサでつって管理事務所の中まで入るようにしたといっておられました。

Img_7098c_20200715153501  京町まで、話が飛びます。左の写真は、呉服屋さんのツバメの巣。今日も親ツバメはいました。ちょっと暗Img_7100c いので不鮮明になっています。右は、常盤町のお宅。ヒナは3羽が健在。親鳥もやってきて、エサを与えていますが、今日は超望遠コンデジのみで、こういうシーンを撮るには不向き(三脚を使って、待ち構えていれば良いのでしょうが、散歩の時は三脚は持ち歩かず、すべて手持ち撮影)。

Img_7110c  今日も寺町商店街へ。今日は、くわなまちの駅に寄ってきました。たまに寄って来ます。今日は、おやつにでもしよImg_7120c_20200715153501 うと思って、「かぶら煎餅」をお買い上げ。かぶ(蕪、かぶら)を模った煎餅。カステラ生地の薄焼き煎餅で、ほんのり甘みがあります。かぶらは、松平定信の故事にちなんだものです。蕪の「丸」は家庭円満、蕪の「根ひげ」は子孫繁栄をあらわすと定信が考え、谷文晃(たに ぶんちょう)に描かせ、縁起物として将軍に献上したといいます。かぶら煎餅も、伝統工芸品の桑名盆もこれによると思われます。

Dscn3214c  かぶら煎餅本店は、南寺町にあります。寺町商店街のすぐ西、ときどき行く常信寺の南。本店では買ったことはありません。道の駅か、我が家近くのバローのサービスカウンターで買います。

Img_7089c_20200715153501  昨日の研修会講師を無事に務め、ちょっと一安心。とくに緊張したわけではありませんが、やはり与えられた役割は果たさねばなりませんので、多少は気を遣っています(微苦笑)。明日は、晴れ間もありそうですから、プチ遠征したいところです。

2020年7月14日 (火)

午前中の研修は無事に終了(と思います)……午後からは止み間散歩【夕焼け写真を追加(7/14)】

200714amedas  アメダスのデータでは分かりませんが、午前中はよく降りました。9時から11時まで市役所で行われた通級指導教室担当の先生Dscn3148c 方の研修会に行っていたのですが、終わって帰ってくる11時半頃には土砂降りでした。研修会は、総勢9人の先生方で、顔なじみばかりですから、和やかに行えました。途中でも質問をどうぞということにしましたら、さすがに普段からWISC-Ⅳなどを使って子どもたちの支援をしていらっしゃる先生方ばかりで、いろいろと実際的なご質問もたくさんありました。これからの実践に少しでもお役に立つ内容であれば、幸いと思っています。しかし、人前で話をしたのは、非常勤先が遠隔授業になりましたので、久しぶり。2月23日の支援員養成講座以来。人前で、大きな声を出してまとまった内容を話すのは、気持ちの良いことで、たぶん健康にもよいということを再確認した気がします。

Dscn3181c  さて、午後からは、雨も上がってきて、雨雲レーダーを見ても雨雲の隙間がありましたので、15時15分頃から散歩に出て来まDscn3194c した。さすがに歩いている人はほとんどありませんでした。住吉神社、九華公園、京町、常葉町、寺町商店街を通過して帰宅。ほぼ1時間で4.2㎞。住吉入江ではカメが流木に掴まって、甲羅干し。揖斐川では、ツバメたちが水面ギリギリを飛んでいました。が、今日は、コンデジ(Nikon coolpixs7000)しか持っていきませんでしたから、それらの写真はありません。

Dscn3195c  九華公園では、スズメ、ドバトくらいしか目にしませんでした。管理人Nさんと、鳥見の大先輩Sさんの同級生Oさんのお二人にDscn3201c 遭遇。Oさんは、御年84歳ですが、歩く姿は颯爽としておられます。見倣いたいと思っています。鎮国守国神社、茅の輪くぐりは7月20日頃と思いますが、まだ、茅の輪はありません。いつぞや製作準備中だったのは、たぶん赤須賀神明社のもの。鎮国さんの宮司さんが、そちらの宮司も兼ねておられるのです。

Dscn3212c  京町の呉服屋さんのツバメの巣では親ツバメが巣にいました。写真はうまく撮れず。この写真は、常盤町のお宅にあるツバメの巣。ヒナ3羽は皆、元気そうでした。

Dscn3215c  寺町商店街。昨日・月曜日が本来の定休日ですが、三八市でしたから、今日・火曜日が休みになっています。ジムなど一部の店はやっていました。

Img_7107c_20200715153501  昔ながらの商店街ですが、最近は海鮮丼の店や、このようなカフェ&雑貨の店もあります。Dscn3219c こちらは「カフェ&雑貨 MAGO 7」という店(左の写真は、7/15撮影のものに入れ替えました)。前は何の店だったでしょう? 家内は友人と一度、紅茶を飲みに行ったといっていましたが、洒落た店で、オッサンにはちと敷居が高い(苦笑)。フランス買い付けの紅茶と雑貨というのがセールスポイント。バールフレンドのYさん(懐かしい。お元気です。クルマを手放し、3輪自転車で寺町まで来ておられます)は、ときどきここでお茶をしておられます。

20200627100037  ところで、桑名市博物館では、明日・7月15日から「 よみがえる連鶴ー新史料から『秘伝千羽鶴折形』のルーツを探るー」が始まります。8月30日まで。自分で折り紙をつくることはしませんが、桑名の連鶴には興味があります。『秘伝千羽鶴折形』は、寛政9(1797)年に刊行された日本最古の遊びの折り紙本だそうです。ここには、一枚の紙に切込を入れるだけで数羽の繋がった連鶴を折る方法が49種類紹介されています。これを考案したのは、桑名長圓寺の11世住職義道(1762~1834)でした。義道は合計100種類の連鶴を考案して『素雲鶴』という小冊子にまとめていたのですが、そこから49種類抽出されたものが『秘伝千羽鶴折形』です。この折り方は桑名市の無形文化財に指定され(昭和51年)、「桑名の千羽鶴」と名付けられました。もとの『素雲鶴』は、長い年月の間に失われたと思われていたものが、長圓寺の現住職によって『素雲鶴』の一部と、『秘伝千羽鶴折形』刊行後も引き続き考案していた連鶴をまとめた『新撰 素雲鶴』、そして、義道が所持していた『秘伝千羽鶴折形』が発見されたそうです。この展覧会も忘れずに見てこようと思っています。

Dscn3164c  明日は曇り、明後日は晴れ間もあるという予報です。散歩に出ないと行けません(微笑)。例年ですと、梅雨明けは7月20日。そろそろでしょうか。猛暑になるかも知れませんが、梅雨が明けて欲しいところ。遠隔授業第4回は、今日の夕方、資料をアップロードして、学生達にメールで連絡。G-mailの予約送信機能を利用して、散歩中の16時に送信。便利です。

Dscn3227c  【追記(7/14)】 普段ならあまり気にもとめませんが、今日は、久しぶりに夕焼けを見ましたので(微笑)。梅雨明けが待たれますが、来週になってからのようです。もう少し我慢しましょう。

2020年7月13日 (月)

デスクワークで紙、プリンタインクの消費量がうなぎ上り

200713amedas  朝一番はさほど降ってはいませんでしたが、9時半前後からはずっと雨模様でした。早めに出れば、散歩できたかも知れません200713rain でしたが、用事もあり、今日は諦めました。気温も20℃前後と上がりません。肌寒いくらいです。午前中は、ホームセンターやエディオンに印刷用紙、プリンタのインクなどを買いに出たほかは、遠隔授業の準備。そんなに準備することがあるのかと思われるかも知れません。対面授業で取り入れていたDVD視聴による実際のカウンセリング場面や、カウンセリングのスキルの確認、さらに、傾聴の演習が実施できませんので、後半の授業では大幅修正を余儀なくされているのです。パワーポイントを使って授業資料をつくっていますが(対面授業のものをベースに)、1枚ずつその内容を丁寧に説明しなければなりませんから、内容の確認、修正にもってこいの機会になっています(微苦笑)。

Img_6997c_20200713194501  さて、このところ時間の余裕があると続けていた、一昨年の市民大学の歴史講座のまとめがようやく完成しました。「戊辰戦争150年-それぞれの戦い-」というテーマ。内容を確認し、年表は配布されたもとの資料と照合し、さらに、重要な出来事、人物などには脚注をつけました。必要なところには、高校生が使う「詳説日本史図録(山川出版)」から図や、地図などを引用して入れてあります。その結果、ページ数が何と196ページにもなりました! これで過去の歴史講座3年分の記録が完成したという次第。

Img_6998c_20200713170201  年表をつくるときに困ったのは、表の枠に余分な空白が入ってしまったことでした。それもあちこちに、です。Excelでつくったものをコピー&ペーストしたのですが、この空白が調節できないでいたのです。あれこれ調べてみたら、「表のプロパティ」に含まれる「【行】タブ」で「高さを固定する」にチェックが入ってしまっていたようでした。これを外したら、余分な空白は一発で消えてくれました。長年、パソコン、Wordを使っていますが、まだ知らないことは多々あるようです(これぞまさに苦笑)。

Img_6995c_20200713170201  授業の準備もそうですが、こうした資料をまとめる場合も、どうしても印刷して確認する必要があります。パソコンの画面上だけで見ていますと、変換ミスなどを見落としてしまいますし、目が疲れるのです。したがって、最近は、印刷用紙とプリンタのインクの消費量が半端ではなくなっています。もちろん、裏紙も使っているのですが、500枚入りの印刷用紙があっという間になくなります。それにともない、紙ゴミも量産中。現役の教員の頃にも「紙くず製造業だ」とぼやいていたのですが、その再現フィルム(苦笑)。これは、確定申告のときに、必要経費で申請しないといけません(笑)。

Img_9817c_20200713173901  明日は、9時から2時間、研修会の講師を務めてきます。準備は、完了(のはず)。通級指導教室の先生方との研修会は3年ぶり、5回目と思います。前回は、KABC-Ⅱの下位検査と実施方法についてでした。最後の写真は、昨日、万助溜公園で撮ったハス。ハスといえば、専修寺や照源寺のハスも見に行きたいところですが、まだまだ雨続きという予報。当分はお預けです。

2020年7月12日 (日)

万助溜公園へ……チョウトンボ、ニホンイシガメ、カイツブリの親子

 九州では水害でたくさんの方がお亡くなりになっていますし、岐阜や長野でも被害が出ています。心からお見舞申し上げます。今年は太平洋高気圧の張り出しが南北ではなく、東西に広くなっているようで、まだ梅雨明けが見込めません。コロナもまた増えてきて、心配です。気をつけましょう。

Img_6847c_20200712181201  さて、スッキリとはしていませんが、梅雨の晴れ間。気温も29.8℃。朝9時頃からは北寄りの風が、強く吹いています。午前中は、遠隔授業の準備と、第3回授業の課題のチェックをしていました。準備は、第7回(8/5分)の録音と授業資料の確認、修正。まさか、対面授業に戻ったりしないよな、などと思いつつです(笑)。課題のチェックもなかなか手強いものがあります(微苦笑)。学生ですから、文章を書き慣れていないのはやむを得ないと思うのですが、何度読んでもアタマに入ってこないものがあります。提出前に読み返すよう伝えたのですが、実行されているのでしょうか?

Img_6855c  午後からは、強風で迷ったものの、こんな晴れ間はしばらく見込めないということで、思い切って万助溜公園へ。例年なら、チョウトンボがかなり出て来ている頃なので、ずっと気になっていたのです。ブロ友のmakoさん(makoの喜怒哀楽)は、この間何度かお出かけになったようで、うらやましく見ていました(微笑)。13時過ぎに到着。散歩の方が2~3組。カワセミはもう出なくなったのか、本格的バーダーの皆さんはゼロ。

Img_9938c_20200712181301  チョウトンボ、いました(微笑)。いつものように、上溜のあたり。蓮池の南側の土手近くには、30匹以上が飛び交っていましImg_9980c た。が、なかなか花や草、葦には止まってくれませんでした。強風のせいもあったかも知れません。結局、1時間近く粘ったのですが、なかなか満足の行くものは撮れませんでした。

Img_9996c  土手の東側の葦や蒲が生えているところでは、1羽がほとんど同じところに止まっていて、それをかなり撮ってきましたが、風に煽られ、ピンぼけも多発(苦笑)。ただ、ごく近くまで寄って行けたのは幸い。週間予報では、1週間先まで雨模様とか。早く梅雨明けしてもらいたいですね。

Img_9825c  午後からでしたので、蓮はイマイチ。雨続きでタイミングを逃したのかも知れません。次Img_9823c_20200712181201 は、午前中に来なくてはなりません。

Img_9814c_20200712181201  睡蓮もわずかに咲いています。ピンク色の花で、可憐なイメージです。

Img_9833c_20200712181201  蓮池の住人達。かなり大きな、色とりどりのコイがたくImg_9846c さんいます。近づくと水しぶきを上げて逃げますので、こちらが驚くほど。そして、今日は、カメも発見しました。アカミミガメではなく、ニホンイシガメではないかと思えました。そうであれば、貴重な日本の固有種です。この時は、蓮池の藻を食べていました。

Img_6960c_20200712181301  さらに、公園を一回りして、駐車場へ行く途中、下溜でカイツブリを発見。しかも、ヒナを2羽つれていました。しかし、強風。超望遠コンデジでもズームアップしていると、カメラが風に煽られるくらいの強風でした。カメラを手すりに固定して撮ったものの、ちょっと距離があり、こんな証拠写真になりました。

Img_6978c_20200712183101  さて、それなりにチョウトンボを見られて、いささか満足しましたが、ついでに山田溜公園も見ていくことにしました。午前中は、小さい駐車場が満車で入れないことが多いので、午後からなら空いているかと思った次第。駐車場はがら空きでよかったのですが、午後からでは鳥もいません。去年は、四阿近くの睡蓮池でチョウトンボを見たのですが、今日は見つけられず。ウォーキングをしに行ったようなものでした(苦笑)。

Img_6861c_20200712183401  帰宅後は、第3回授業の補足説明を最終確認して、仕上げました。今週は、火曜(7/14)午前中に市の教育委員会の研修会があります。通級指導教室を担当していらっしゃる先生方が対象で、ほとんど顔なじみの先生方ばかりです。いろいろとやりとりをしながらの研修にしたいと思っています。梅雨明けはまだ先のようです。皆様もご自愛ください。写真は、万助溜公園で撮ったウチワヤンマ。

2020年7月11日 (土)

午後から晴れ間で散歩……遠隔授業は3回目を終了

Img_6789c_20200711170601  午後から、久しぶりに晴れ間も出て、陽も照ってきました。これは散歩に行かなくては、ということで14時半前から、住吉入Img_6793c_20200711170501 江、寺町商店街、常盤町、京町、内堀公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社と4.4㎞を歩いてきました。スッキリと晴れたわけではありませんが、久しぶりの太陽はありがたい。ノウゼンカズラも、やはり太陽に似合います。

Img_6797c_20200711170501  常盤町にあるツバメの巣。昨日見たばかりですが、気になりますので、見てきました。3羽とImg_6803c_20200711170501 も元気。親も飛び交っていまいた。右は、京町の呉服屋さんのツバメの巣。今日も親が巣についています。

Img_6813c_20200711170501  あまり写真を載せたことはありませんが、貝塚公園。しばらく前に書いたと思いますが、貝塚家の別邸跡。公園の北側エリアには、折り鶴のモニュメントがあります。

Img_6815c_20200711170501  九華公園。外周遊歩道南にあるキッチン寿さんのところのアジサイ。長持ちしています。花の色は、初めは白でしたが、次第に薄い紫になり、今はこのように明るい緑色になりました。公園では、散歩友達のOさんご夫婦に出会いました。「晴れてきたので、せっかくだからと出て来ました」ということです。私も同じ。管理人Kさんにも遭遇。セキセイインコは、卵を取り除いたら、またすぐに産んだそうです。今回は、8個。2回失敗していますが、どうなのでしょう?

Img_6827c_20200711170501  七里の渡し跡でイソヒヨドリのメス。ここまでスズメ、ムクドリ、ドバト、シジュウカラを見ただけでしたから、ちょっとうれしい。

Img_6834c  七里の渡し跡のすぐ前にある「宿場の茶店 一(はじめ)」。今日、リニューアルオープンです。新型コロナウイルスの影響で4月下旬から休業していました。桑名コロッケ、蛤の潮汁など常時10種類のメニューがあるそうです。また、以前は、土産物を取りそろえて販売していたのですが、「回遊性を高める」ため、各店舗を紹介するのに留めることになりました。情報発信に力を入れるそうですが、今の時代、情報はネットでもかなり手に入ります。私は、土産物はここで売って、名所旧跡などを実際に訪れていただくような案内に力を入れた方がよい気がしています。10~14時、月・火定休。

Img_6791c_20200711170501  ところで、今日は、遠隔授業第3回の出席確認の締切。今回は出席率がやや低下し、気になります。課題をこなすのが難しいのでしょうか。遠隔授業で、各科目とも「授業内容を理解したかを確認するために課題を課すように」という依頼が出ています。いくつも重なると大変かも知れません。北大の教授をしておられた「5号館を出て」さんも、非常勤講師として遠隔授業に取り組んでおられ、昨日は15回中の8回目が終わったという記事を書いていらっしゃいます(全15回の8回目終了)。その記事で、次のようなことを書いておられ、同じようなことを感じていらっしゃるものだと思っています。

通常の対面授業と違ってオンラインで提出された課題の内容をめぐってのやり取りがありますので、1時間半の授業とはいってもオンラインでのやり取りも考えると準備時間を除いても週に10時間くらいは学生と付き合っていることになるような気がします。この状況では、対面授業なら話術でごまかせるようなこともしっかりと文字でやりとりしなければならないので、教育的価値は高いかもしれませんが労働時間という意味で考えるとちょっと大変過ぎる気はしています。でもまあ、私のような週に一度の非常勤ならなんとかできるタスクではあります。

Img_6775c_20200711170501  私の授業を受講している学生さんからは、課題への評価をフィードバックして欲しいという希望も出ています。もっともな希望だとは思うのですが、ちょっと大変だなぁというのが正直なところ。授業の補足説明であれこれ解説を試みていますから、それを充実して、学生さん達の反応を見てみましょう。

2020年7月10日 (金)

200万ページビュー近づく

200710c  いつもこの拙いブログをお読みくださる皆様には感謝申し上げております。先ほど(7月10日19時40分過ぎ)に確認したところでは、ページビュー(PV)が1,995,500に達していました。ときどき書いていますが、このブログは、2005年10月26日にスタートしています(Blog事始め)。以来15年近く。当初は、これほど読んでいただけるとはまったく想像だにしませんでした。想像し得なかったといえば、自分の人生もです。何も考えず、定年まで無事に勤め上げられると思っていましたが、56歳にして予定外のリタイア。人生、思うとおりには行かないものですが、自分のために始めたブログが、まさかこれほどたくさん読んでいただけるとは思ってもいませんでした。「自分のために」というのは、自分の活動記録を残しておこうということだったということです。お金をいただける原稿とは異なり、その日撮った写真にあわせて思いついたことを、推敲もせず書き流しております。

2007access  こちらは、令和2(2020)年7月に入ってからの日ごとのアクセス数のグラフ。昨日まで、毎日のPVは160~180くらい。先月(6月)は150~220程度。このペースですと、8月の初めには200万PVを達成できそうです。200万PVに向けて何か特別の企画でも考えないといけないでしょうかねぇ。それとも、モットー通りに「淡々と飽きもせず……」で、素知らぬ顔して、そのまま通り過ぎた方が自分らしいでしょうか? 少し余裕がありますから、考えてみますが、特別企画といっても、差し上げるようなものもとくにありません。

 

サギソウにつぼみ、常盤町の巣でツバメのヒナ誕生……余談の方が多い(苦笑)

Img_6668c  相変わらずの梅雨空で、午前中は小雨模様。遠隔授業の準備、出席確認は、さておき、一昨年の市民大学歴史講座のまとめにある年表をチェックしながら、主な出来事に注釈をつけていました。午後からは雨が上がりましたので、14時半過ぎから16時前にかけて散歩。知り合いに会うことはないかと思ったのですが、3名ほどに出会いました。住吉神社、九華公園、京町、常盤町、寺町、住吉入江と5.0㎞。止み間に歩いたのですから上出来。

Img_6687c  午後から、しかも梅雨空ですから、スズメ、ムクドリ、カワラヒワくらいしか見当たりません。九華公園では、造園業者さんが来て、花菖蒲園の草取り作業をしておられました。3箇所ともやっておられたのですが、株分けしたのはこの2号菖蒲園の半分ほど。来年、きちんと咲くか、大いに気になるところです。

Img_6707c_20200710174401  鳥がいないこともあって、ツバメの巣のチェック。左の写真は、京町の呉服屋さんのツバメの巣。今日は、親Img_6723c_20200710174401 がマジメに(?)巣に就いていました。右は常盤町のお宅にある巣。ヒナが3羽誕生していました。写真には写っていませんが、もう1羽、巣の端っこにぶら下がっていました。たぶんアクシデントで死んでしまったのだろうと思います。親がエサを運んで来て、ヒナがアピールしている間に落下。かわいそうですが、残りのこの3羽が元気に育つことを願っています。

 散歩写真は以上(苦笑)。

Img_6524c  ベランダ園芸の目玉、サギソウ、いよいよつぼみが出て来ました。4鉢のうち2鉢で、それぞれ1つずつ。「サギソウ、咲きそImg_6528c_20200710174501 う」などとオヤジギャグが浮かんできます(爆)。去年咲き始めたのは8月2日でした(2019年8月2日 :サギソウが咲きました……石取祭は明日午前0時から叩き出し)。この様子なら、今年はもう少し早くから咲くと期待しています。

Img_6610c_20200710174501  シラサギカヤツリ。左の写真は、7月7日に苞が出来てきたと書いたもの(2020年7月7日 Img_6603c研修会資料を仕上げ、アサガオを植え付けた「雨読の日」)。写真がイマイチですが、その苞が開いてきました。右は、別の茎に咲いた花と苞。眺めてると、結構おもしろいのです。

Img_6641c_20200710174601  以下は、余談。その1。パソコンで、SONYのPC TV Plusというアプリでテレビや録画を見ています(テレビにつないだSONYのブルーレイレコーダーを使ってです)。テレビのチャンネル権は、放棄はしていないものの、実質上はありません(苦笑)。このPC TV Plus、テレビを見ると多少タイムラグが生じますが、実際には困りません。ただ、これまでは、どうやっても番組表が取得出来なかったのです。SONYのWebサイトにある対応策をすべて、何度も試みたにもかかわらずでした。「SONYのアプリはやっぱりクソだ」と思っていたのですが、今朝、アプリのバージョンアップがあり、それを適用したら、ご覧のとおり、番組表が現れました(微笑)。これで、録画の予約もパソコンから可能。きっとあちこちで不具合が生じていたのを、ナイショで直したのでしょう。ちなみに、SONYのWebサイトには、次のように説明がありました。富士通のパソコンを使っている私の環境は、「特殊な使用環境」だったのでしょう(笑)。

2020年 7月7日 PC TV Plus Ver.4.3.2 アップデート
・特定のグラフィックス・ディスプレイ環境における再生エラーや、特殊な使用環境下で番組表が表示されない不具合の修正、その他アプリの操作性や動作安定性を向上しました。

Img_6648c  余談、その2。6月30日に桑栄メイトのドムドムハンバーガーが閉店したということを書きました(2020年6月30日:雨読の日は、遠隔授業準備に専念……【追記(6/30)桑栄メイトのドムドムハンバーガー、今日閉店】)。昨日、新聞の折り込みで「桑名の遺産『桑栄メイト』~その記憶、消えぬよう~」というくわなラボ×OTONAMIEの無料タブロイド紙が入っていました。桑栄メイトは7月31日に閉館します。このタブロイド紙とほぼ同じ内容が、OTONAMIEのWebサイトで読めます。「【保存版】桑栄メイトの閉じ方~桑名の遺産その記憶消えぬよう〜」がそれです。ドムドムバーガー桑名店の閉店後までのことを書いた記事もあります(47年間お疲れ様でした!!ドムドムバーガーの閉店最終日を密着レポート。)。閉館までにもう一度行って、食事などしてきたいと思いますが、大賑わいかも知れません。

 余談、その3。新潮新書のメールマガジンを購読しています。今日届いたものに、おもしろい内容がありました。「今月の編集長便り」に載っていた「携帯CMの話」です。 

 明らかに年を取ってきたと思うのは、テレビなどで過剰に賑やかな番組やCMを見ると、妙にイライラする傾向が強まっていることです。特に苦手なのは携帯電話のCMで、なんだかよくわからないけれども、やたらと歌い踊り浮かれているようなトーンのものや、一応笑いを誘うつもりのつくりのものなど。
 そもそもおじさんになると、携帯に電話がわざわざかかってくる時は、何か悪いことやトラブルが起きた時のことが多いのです。浮かれられません。「まだ揉めているのか」とか「また誰か死んだのか」などと反射的に思ってしまいます。
 あんなに携帯持って踊っていられるのは、恋愛中の若者あたりでしょうか。
 そんなわけで、携帯電話に望むのは通信料金を下げてほしい、という程度です。私が少数派というわけではなくて、編集部内でも大体そんな感じでした。

 いやぁ、同感です。世の中、歌い踊り浮かれているようなことが多い気さえします。もろもろの組織の名前、商品やサービスの名称などもです。おじさんになると、携帯に電話がかかってくるときは、悪いことやトラブルが起きたときのことが多いというのも頷けます。まぁ、年を取った証拠と半ば諦めてはいますが……。

 ちなみに、上に引用した文章は、新潮新書の7月の新刊『スマホ料金はなぜ高いのか』(山田明・著)の宣伝なのですが、日本の通信料金はやはり世界的に見ても高く、その最大の理由は寡占状態にあるようです。あんなにCMで「お得なプラン」「多彩なプラン」を宣伝する費用があるのなら、こっちに還元してほしいと思うのはセコいのでしょうか、と編集長さんは書いておられますが、我が意を得たりとはこのこと。

 さらに、新潮新書の余談を続けます。7月の新刊に『トヨタに学ぶ カイゼンのヒント71』(野地秩嘉・著)というのもありました。「新型コロナをきっかけに職場のムダを一掃したい、という気持ちを持つ方にお薦めの1冊」だそうです。「リモート会議」をするようになったというニュースをよく見ますが、「『いやそもそもその会議、やる必要あるの?』と問いかけてみる。そんなところからカイゼンを始めてみよう」という内容だそうです。私の前職である大学も、会議の多いところでした。けっこう無駄があると思って、自己点検評価や、FD(ファカルティデベロップメント)など、新しいことを始めるとき、基本方針だけを審議事項として提出し、合意を得られたあとは、ほとんど報告で済ませてみたことがありました。そのうち、某教授がそれに気づいて、「やり方がおかしいぞ、審議しろ!」とクレームをつけられましたが、他の先生からは、そのクレームはあまり顧みられませんでした。「あとで文句をいわれないために会議をしている」と感じていましたが、同様の考えの方も多かったのでしょう。新潮社でも、この数カ月でずいぶん会議のリストラが進んだそうですが、「不要不急」の最たるものは、会議なのかもしれません。

 雨読の日続きで、ネタ切れを来したわけではありませんが、余談ばかりでお後がよろしいようで(爆)。

2020年7月 9日 (木)

ベランダバードウォッチング(微笑)

Img_6499c_20200709170201  大雨は降りませんでしたが、結局、終日雨模様でした。午前中は、遠隔授業の準備。8月に入ってからの授業のレジメ。6月22日スタートでしたから、夏休みはないのです(苦笑)。7~8月の祝日も、旧盆の週も授業。お盆明けの週にオープンキャンパスがありますのでその週は休みですが、9月中旬まで続きます。前期が終わると、1週間おいて後期。午後からは、メダカ水槽の水替え、昨日に続いて、一昨年の市民大学の歴史講座の講義をまとめた資料の修正作業(2020年7月 8日:夜半から朝方にかけてよく降りました)。そして、ベランダからバードウォッチング(微笑)。散歩には出られず、残念でしたが、ベランダバードウォッチングがなかなかでした。

Img_6349c_20200709170101  朝の揖斐・長良川方面、一昨日に続き(2020年7月 7日:研修会資料を仕上げ、アサガオを植え付けた「雨読の日」)、今日もImg_6367c_20200709170101 川に霧が立ちこめていました。左の写真は、諸戸氏庭園、六華苑から長良川河口堰方面を広く見たもの。右は、クローズアップ。左下に見えているブルーの塔屋は、六華苑の洋館のもの。

Img_6338c  埋め草のような内容が続きますが(苦笑、散歩したり、今の時期ですと、万助溜公園でチョウトンボなどを見てこられたらよいのですが)、ベランダ園芸から。万年青(おもと)。その名の通り、常に青々としていますので、縁起がよく、開運のシンボルともいわれる植物。一段と元気になってきて何となくうれしい(微笑)。一度、きちんと育て方を確認しておかないといけません。

Img_6411c_20200709170101  メダカの水槽、水替えをしました。睡蓮鉢も水替えをしました。他の、100均で買ってきた食品保存容器に比べると大きいのImg_6415c で、この水替えにはなかなか手がつけられません(要するに、めんどくささが先に立つのです)。しかし、今日は睡蓮鉢も、メダカ水槽2つも、水替え。ヌマエビとメダカの赤ちゃんが入っている水槽は、大きな食費保存容器に移しました。メダカの赤ちゃんが、まだ小さすぎて水替え作業が困難なのです。夏場にかかりますから、1週間もすると、また水が汚れてくる気がします。

Img_6435c_20200709170201 Img_6455c  いよいよ真打ち登場(笑)。メダカの水替え作業をほぼ終えた頃、道をはさんだ2階建てアパートの方から野鳥のヒナのような鳴き声が聞こえてきました。イソヒヨドリでした。左の写真でいうと、遠目には向こう側にいるのがヒナで、手前は親かと思ったのですが、写真でよく見ると、両方ヒナかと思います。9階にある我が家、ベランダの前をツバメが通過して行くこともありますし、アオサギなどサギが飛んで行くのや、しばらく前にはケリが飛ぶのも見えました。コゲラも諸戸氏庭園にいるようです。ベランダバードウォッチングが楽しめます(微笑)。

Img_6478c_20200709170201  ついでにベランダからの眺め。左の写真は、ほぼ毎日散歩に行く九華公園。向かって左に柿安本社ビルが見えます。ここは、Img_6469c その昔「扇会館」という結婚式場だったそうです。鎮国守国神社で挙式、ここで披露宴というのが定番だったと聞きます。右の写真は、国道23号線揖斐長良大橋(赤い橋)からナガシマスパーランド方面。中央はホテル花水木(泊まったことはありませんが、六華苑和館のように畳廊下だとか)、ジェットコースターなどもこのようによく見えます。右手前の森は、桑名宗社(春日神社)。そういえば、この夏、ナガシマスパーランドの花火はあるのでしょうか? コロナが気になりますが、ジャンボ海水プールなどの営業は始まっていますから、ちょっと期待したくなります。去年は、今日、梅雨が明けました。しばらく雨続きといいますが、早く梅雨が明け、写真を撮りに出歩きたいと願っています。

2020年7月 8日 (水)

夜半から朝方にかけてよく降りました

07080625cloud  我が家のあたりは、夜半から朝にかけてよく降りました。16時現在の24時間雨量は、71.5mm。冒頭の画像は、今朝6時25分Img_6133c_20200708164701 の雨雲レーダー。この頃、我が家の北西にある、別のマンションも雨に煙っているくらいの降り方でした。九州では、この雨雲レーダーに赤く映るような雲が長時間居座ったのですから、想像を絶する雨だったのだと思います。

Img_6161c_20200708164701 Img_6167c_20200708164801  雨は8時過ぎには上がり、レダーにも雨雲はなくなりましたので、8時50分ころ、勇んで(苦笑)散歩に出かけました。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、常盤町、田町、三崎通と6.1㎞。鳥も、散歩友達も少なくて、2時間弱で帰宅。さすがに、揖斐川も長良川も増水。

Img_6170c  住吉神社の前でカワラヒワの巣立ってきたヒナを目撃。この1羽だけで行動していましたから、すでに自立してきたのでしょう。思わず「頑張れ」と声をかけたくなります。

Img_6209c_20200708164801  九華公園の朝日丸跡では、キノコがニョキニョキ。野球場のグラウンドでも生えてきていました。梅雨時限定の景色。管理事務所の前を通りかかったら、管理人Kさんから「大変なことになった」と呼び止められました。事務所内の土壁(古いのです。築何年かは不明。昔は、市の職員の方が泊まり込みで管理していたそうで、その頃からのもの)が見事に崩れ落ちてしまっていました。屋根瓦も傾いていますので、水が漏れてきたためでしょう。

Img_6180c_20200708164801  鳥はいません。スズメ、ムクドリ、ドバト、カラスくらい。散歩友達も、Wさんに会ったくらい。貝塚公園にも鳥はあまりおImg_6258c らず、カワラヒワ、シジュウカラ、キジバト、スズメ、ムクドリくらい。鳥は撮れず、ツマグロヒョウモンのメスの写真。

Img_6281c_20200708164801  京町の呉服屋さんのツバメの巣には、親がいました。いたりいなかったりしますが、卵はあImg_6296c_20200708164801 るのだろうと思います。常盤町のお宅の巣は、今日は留守。京町公園で一休み。ここでは、鳥のエサにパンくずが蒔かれていることがあります。スズメ、ドバトが寄って来ます。右は、京町公園にいたスズメの親子。

Img_6311c_20200708164801  田町の商店のツバメの巣。何と、誰もいませんでした。日曜日(7/5)には2羽しかいませんでした。無事に巣立って行ったのだと思います。あんなに心配したのに、挨拶もないとは、いささか残念(苦笑)。

Img_6326c_20200708164801  昨日、来週の研修会資料も送り、第3回目の遠隔授業資料もアップロードしましたので、ちょっと一段落。今日午後は、一昨年の市民大学の歴史講座(戊辰戦争150年)のまとめの確認作業。ようやく終えられました。講師の先生が作ってくださった年表がたくさん含まれているため、A4で190ページ近くあります。これから修正して印刷をして、知人に差し上げる(押しつけるといった方が正しいかも……爆)つもり。遠隔授業第3回目、受講状況をまだ確認していません。気にはなるのですが、あまり気にすると、日に何度も見てしまうのです(苦笑)。

Img_6330c_20200708164801  しかし、明日以降もまだ雨が続くという予報。梅雨ですから仕方ありませんが、もう大雨は勘弁願いたいところ。チョウトンボやハスを見て、写真を撮りに行きたいのですがねぇ。ベランダにImg_6334c 置いているメダカの睡蓮鉢も、雨が降り込んで溢れそうになっていました。

2020年7月 7日 (火)

研修会資料を仕上げ、アサガオを植え付けた「雨読の日」

Img_6086c_20200707145501  今のところ(15時)、アメダスには朝9時台に雨量が記録されているだけです。これなら散歩に行けたかもしれませんが、1週間後に依頼された研修会が迫っていますから、いい加減にレジメを仕上げなければなりません。ということで、「雨読の日」。雨雲レーダーを見ると、菰野から東員あたりまで雨雲が迫ってきています。

Img_6099c_20200707150301  午前中は、マジメに「在宅勤務」(笑)。講義や会議、相談に行くのを除けば、常に在宅勤務です。内容を考えるところからいささか苦労しましたが、ようやくパワーポイントのプレゼン資料を仕上げ、配付資料を印刷して、研修会を担当してくださる先生にメールでお送りしました。「KABC-Ⅱで測れるもの測れないもの。WISC-ⅣやKABCとの違い、どんな場面で用いるのが効果的か、実際の場面でのノウハウ、両方の検査をする方がよいケースについてなど」というご依頼でしたので、CHC理論、CHC理論から見たWISC-Ⅳ、KABC-Ⅱ、WISC-ⅣとKABC-Ⅱのクロスバッテリー分析などについてお話しすることにしました。通級指導教室を担当していらっしゃる先生方を対象にした研修会です。2015年から始まり、今回で5回目。

Img_6065c_20200707145501  午後からは、まず、アサガオの苗を植え付け。土曜日にいただいてきたアサガオです(2020年7月 4日 :九華公園の株分け会で花菖蒲とアサガオをいただいてきました)。鉢、土は昨日、市民大学の帰りに購入してきたもの(2020年7月 6日 :市民大学2回目の講義……余談は、マイナポイントの話)。もっと時間がかかるかと思っていたのですが、あっという間に終了(苦笑)。あっけなし。もっと伸びてきたら、リングつき支柱を使おうと思っています。さぁ、これでこれからの楽しみがまた1つ増えました。この年齢になりますと、楽しみは自分でつくり出さなければなりません。

Img_6082c  アサガオを植えて、ベランダ園芸、あるいは、100均園芸はご覧の通り。100円をはるかに超える元手がかかっているのは、奥にあるシラサギカヤツリのみ。寺町商店街の花甚さんで¥280(2020年6月14日:久しぶりにヒバリ、ノウゼンカズラが咲きそう……止み間散歩で、シラサギカヤツリを買ってしまう)。

Img_6077c_20200707145501  そのシラサギカヤツリ、ずいぶん伸びてしまった茎がありますが、今日、改めてよく見たら、白く色づいてImg_6072c_20200707145501 花に見える「苞(ほう)」ができてきているのを見つけました(右の写真)。これが広がって、細長い三角形の苞が5~7枚できあがります。苞の長さは5~10cm。中心から半分くらいまでが白くなっています。苞は5~7枚、長さ5~10cmで大小があり、中心から半分くらいまでが白くなっています。

Img_6119c_20200707153101  実際の花は小さく、それほど目立ちません。花の部分をクローズアップしてみました。左の写真は茎がかなり伸びてきているものに咲いていたもの。右は、新しくできた苞のImg_6115c_20200707153101 中心にズームインしたもの。いや、なかなか面白い(と、例によって自己満足、自画自賛……爆)。まぁ、自分の楽しみですから、どうぞお気になさらず(笑)。散歩できなくても、楽しみはあるのです。

Img_6047c_20200707145501  ところで、今朝6時過ぎの揖斐・長良川の光景。川面に霧が立ちこめていました。川霧は、水温が気温Img_6049c より高い場合に生じるそうです。夜間の放射冷却で気温が低くなった空気が、弱い風で水面付近に運ばれると、水温が高いため水面から盛んに蒸発する水蒸気が冷却され、霧粒となります。いささか幻想的な気分を味わいました。

2020年7月 6日 (月)

市民大学2回目の講義……余談は、マイナポイントの話

Dscn3117c  大雨で、熊本ではたくさんの方がなくられたり、行方不明になられたりしています。また、先ほどは、福岡・佐賀・長崎に大雨特別警報が発令されたといいます。テレビで見る光景には、ことばもありません。お見舞申し上げますとともに、くれぐれもお気をつけくださるようお祈りします。我が家あたり、今日16時現在の24時間雨量は36.5mmで、さほどの雨量にはなっていませんが、明日の朝熊では強い雨に注意するよういっています。

Dscn3119c  さて、今日もほぼ終日雨で、「雨読の日」でした。午前中は、第6回目の遠隔授業の録音作業をしていました。幸い、今日は昨日のようなハプニングもなく済ませられました。これで、7月中の授業の準備はほぼ終えられました。あとは、毎回の授業のあと、学生の皆さんから寄せられる質問などへの補足説明を書くことと、課題を課したときには、その評価をすることが必要になります。

Dscn3145c  午後からは、市民大学郷土史学科の講義へ。今年度は「歴史を裏から見る」というテーマで、今日はその第2回目。前回と今回は、「本能寺の変」について。今日は、本能寺の変の前の光秀、光秀が秀吉に敗北した理由、本能寺の変が起きた理由というお話。明智光秀については、必ずしもたくさんの資料があるワケではありませんので、「諸説あり」という状態になっています。一人で調べていると、なかなかアタマの整理ができませんが、こうやって講義を聴くと、よく分かります。次回は、8月。例年なら夏休みなのですが、今年は、新型コロナウイルスの影響で開講が1ヶ月遅れましたので、8月にも開催されます。

Dscn3136c  市民大学が終わってから、Daisoへ行ってきました。土曜日にアサガオをいただいてきたと書きましたが、3本をいっしょに植えられる鉢がDscn3141c ありませんでしたし、土も足りませんので、それらを買ってこようということ。リングつきの支柱も買ってきました。4年前の夏、行灯仕立ての朝顔の鉢を買って、育てたことがありました(2016年8月4日:余談ばかりの今日の記事……暑さ故と、ご容赦ください(笑))。これを自力で再現しようと思っているのです。これで、朝顔も見事and/or無事に「100均園芸」の仲間入り。

Dscn7092_800x600  こちらは、その4年前の朝顔。定価¥1,280のところ、何と¥780ディスカウントの、¥500でゲット(笑)。これは、3色の花Dscn7294_800x600 が咲いていました。さぁ、うまく行くかどうか(微笑)。うまく行ったら、またブログの記事に取り上げます。

Maina1  ところで、余談。6月末で、消費税増税に伴う、キャッシュレスでの支払いの際のポイント還元事業は終了しましたが、7月からは「マイナポイント」という、「マイナンバーカードでマイナポイント」の申込が始まっています。指定されたキャッシュレス決済のうち、1つを選んで最大¥5,000が還元されるというもの。マイナポイントの予約はかなり以前から始まっていて、今月からはマイナポイントの申込が始まったのです。実際には、9月から来年3月の間の利用(チャージまたは買い物)に対して、上限¥5,000分のポイントが付与されます(利用額は、最大¥20,000)。ものは試しと思い、申込をしました。Kips Icocaをいつも使うのですが、それは選択肢にありませんでしたので、au payを選びました。¥20,000のチャージで¥5,000分のポイントが還元されますし、au独自のサービスでさらに¥1,000分のポイントが上乗せされるのが魅力的。つまり、¥6,000分をゲットできるのです。もちろん、マイナンバーカードが必要ですし、指定されているキャッシュレス決済から選ばなければなりません。

Maina2  登録作業は、アクセス集中のため、スムーズに行かないことはあったものの、無事に終了しました。ただし、e-Taxでもそうなのですが、パソコンでのマイナポイントの利用申し込みにおいては、Microsoft Windows8.1または10がインストールされていること、そしてブラウザ「InternetExplorer11」(以下IE11)がインストールされていることが条件となっています(苦笑というべきか、爆というべきか)。国内シェア最大級のブラウザGoogle Chrome(私もこれを使っています)や、Windows 10標準搭載であるMicrosoft Edgeなどでは、申込を行うことができません。ついついChromeからアクセスしてしまうのですが、そのたびにエラーが表示され、エラーが表示されて初めて、「あっ、そうだった」と思い出すのです。総務省では、対応ブラウザの拡張に取り組んでいるそうですが、これでは行政のデジタル化とか、電子政府とか、いったいどこの話しだ?と思えます。ちなみに、この事業では4,000万人分の予算が確保されていて、7月1日時点で約128万人の方がマイナポイントの予約を行っているようです。

2020年7月 5日 (日)

遠隔授業の録音中に恐れていたハプニングが(笑)

Img_6046c  細かい雨がわずかに降ったくらいで、日中は概ね曇り。午後の方が、空は明るい感じでした。予報はあまりよくありませんでしたので、朝、一仕事済ませてから、8時半スタートで散歩。今日は、いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、新築公園、常盤町、京町、田町、三崎通と5.9㎞を歩いてきました。気温は最高28.2℃、湿度が高くやや不快。梅雨の季節で、こんな空模様ですから、大した収穫はありませんでした。しかし、歩くことが重要(微笑)。運動にもなりますし、知り合いにも会えますから。

Img_5971c  九華公園では、今日も花菖蒲の株分け会があり、準備中でした。管理人さんは、忙しそうでしたので、昨日もらった花菖蒲の種類を確認するのは、また後日。花菖蒲園脇では、「スズメの学校」第2弾ともいえる光景が展開されていました(2020年5月22日:ミドリガメの産卵と「スズメの学校」……今年は桑名水郷花火大会も中止で残念至極)。手前の1羽は、親鳥ですが、その剥こうにいる4羽はヒナ。賑やかで、落ち着かず、こんな写真しか撮れませんでした。二番仔たちが巣立ってきたということでしょう。このほかには、ムクドリが見られたくらい。

Img_5987c_20200705172601  貝塚公園では、散歩友達4名と遭遇。しばし話し、雨に降られるとイヤだと思って、早々に次へ。内堀公園の近Img_5992c_20200705172501 くのお宅で、ヒマワリ。最近は休耕田などでたくさん種を蒔くのが多く、普通のお宅ではあまり見なくなった気がします。このお宅では、ムクゲも咲いていました。ムクゲはあちこちで見ます。

Img_5998c_20200705172501  さらに、こちらも。コスモスなのでしょうね。漢字では「秋桜」ですから、秋の花というイメージがあったのですが、調べて見ると、開花期は6~11月とありました(こちら)。リンク先には、さらに「近年は、それほど日の長さに影響されずに開花する早生品種が主流になり、春にタネをまいて夏から開花を楽しむケースがふえている」そうです。なるほど。昔のイメージのままでいると、取り残されそうです(苦笑)。

Img_6000c_20200705172501  常盤町にあるツバメの巣(左の写真)。今日は、親ツバメがやって来て、巣の中をチェックしたあと、巣に就いていました。Img_6036c_20200705172501 京町の呉服屋さんの巣は、私が行ったときは留守。右の写真は、田町の商店の巣。あれっ!?と思ったのですが、ヒナは2羽しかいません。どういうことでしょう? 2羽だけ巣立って行ったということがあるのでしょうか、それとも何かアクシデントでもあったのでしょうか? 不明。気になりますが、たぶん調べようがありません。

Img_5885c_20200705172501  ところで、備忘のために。九華公園の鳥小屋のセキセイインコ、2回目の卵も孵りませんでした。皆さん、祝儀一致するところでは、「無精卵だったのだろう」ということ。それ以外については、両方ともメスかという意見もありますし、高齢化で繁殖能力がないのではないかなど、いろいろ。

Img_5886c_20200705175101  散歩から帰ってからは、7月14日の研修資料の最終的な確認をする一方、遠隔授業第5回目の分の録音をしました。録音中、恐れていたことが起きました(笑)。家族は皆外出しています。来客はたまにしかありません。その上、今日は日曜ですから、よほどの用がないと訪ねてくる方はないでしょう。宅配便が届いたのです。オートロック式ですので、外からの来客や宅配便の配達の方は、インターフォンで連絡してきます。録音中、その「ピロロ~ン」という呼び出し音が! リビングではなく、別の部屋で録音していたのですが、呼び出し音が小さく録音されてしまいました。すぐに録音を停めましたし、聞くのに差し支えありませんでしたから、エイヤッとそのままにすることに(爆)。まぁ、勘弁してもらいましょう。明日は、午後から歴史講座2回目。午前は、遠隔授業第6回の録音をしようと思っています。宅配の方、ご遠慮下さい(微笑)。

2020年7月 4日 (土)

九華公園の株分け会で花菖蒲とアサガオをいただいてきました

 熊本、鹿児島では大変な災害になっており、お見舞申し上げます。新型コロナウイルスも心配な状況である上に、大雨、水害ではさぞ大変な思いをしていらっしゃることと思います。

Happukuwana  今日は、「勝手にハイキング」シリーズの一環として、桑名の八風道ハイキングを計画していたのですが、昼過ぎまでは雨という予報で中止。八風道は、普通は、四日市の富田一色を起点としてすぐに東海道と交差し、大矢知、平津を経て菰野町田光で巡見道と合流する道をいいます。巡見道より西は、八風越の道が八風峠を越え、滋賀県に至り、近江八幡市武佐町(中山道武佐宿)まで続きます。桑名では、町屋川右岸、⻄金井、東金井あたりから、桑部、能部、赤尾、島田、志知を通って、久米に至る道を八風道と呼んだといいます(くわな史跡めぐり)。員弁街道(濃州道)ハイキングが途中ですが、こちらを歩いてみたいと思って計画した次第。国道1号線町屋橋すぐ西から歩こうと思っていました。梅雨明けは猛暑となりそうですから、8月下旬以降に仕切り直しとしました。

Img_5892c_20200704165901  さて、ハイキングは中止したものの、朝8時半過ぎには雨は上がりましたので、散歩に行くことにしました。今日は、九華公園で花菖蒲の株分け会がありますので、そこへ行って花菖蒲をいただこうと考え、いつもとは逆ルートで、株分け会が始まる10時頃に会場の柿安コミュニティパーク駐車場に着こうという次第。住吉入江沿いから、三崎通、田町、京町、入江葭町、内堀南公園、貝塚公園から九華公園へ。株分け会の会場に立ち寄って、七里の渡し跡から住吉神社を通って帰宅。4.9㎞。

Img_5920c_20200704165901  まずは、その株分け会の様子と、いただいてきた花菖蒲。会場は、上記のように、柿安コミュニティパークの駐車場。テントImg_5924c_20200704165901 も張られ、本格的でした。九華公園の管理人さんの他、管理会社の職員の方、九華公園の草取り、清掃に来ておられるシルバー人材センターの方などが待機しておられました。

Img_5946c  花菖蒲は、3個(3株)入ったもの1袋をいただきました。3種類入っているということでしImg_5942c たが、名前をきちんと確認してこず(苦笑)。まぁ、九華公園は散歩コースですから、また管理人さんに聞いてくることにします。プランターでの育てからの資料もいただきました(mamekichiさんは、いらないでしょうと言われたのですが……)。花菖蒲の株は、家内の母親に進呈します。

Img_5955c  「アサガオの苗もあるから持っていって」と勧められ、ありがたく頂戴してきました。いつぞやも書いたかと思いますが、アサガオが欲しかったのです。こちらは、自分でベランダ庭園(俗称100均園芸)の仲間に入れるつもり。

Img_5833c_20200704165901  さて、その他の話題。田町の商店のツバメの巣。親はやって来るのですが、短時間でエサを与えてまた飛び去って行きます。親の姿は捉えられず。京町の呉服屋さんの巣にも親はいたのですが、写真を撮ろうとしたら飛び出して、どこかへ行ってしまいました。警戒されているようです(苦笑)。

Img_5849c  九華公園の南、キッチン寿さんのところのアジサイ。盛りはとうに過ぎ、花もかなり傷んできていますが、色の変化をずっとImg_5851c_20200704165901 見ていました。白から始まり、薄い紫を経て、最終的には薄い緑色になりました。土の酸性度が変化した可能性はきわめて低いと思いますので、これは花の色素が変化したためであろうと思います。

Img_5865c  梅雨空で散歩する人も、鳥も少なく、相手をしてくれるのはスズメくらい。大人のスズメのImg_5871c_20200704165901 中には、エサをもらおうと思うのか、近寄ってくるスズメもいます。

Img_5904c  北門近くの四阿で株分け会の時間待ちをしていたら、ヒナも出て来ました。昨日もこのあたりで見かけました。ヒナは、まだ親にエサをねだっていました。

Img_5828c_20200704171801  ところで、今日は、遠隔授業2回目の出席確認の締切。出席率(聴講率)は、第1回目並みで一安心。散歩から帰ってからと、午後から、質問やコメントへの返事を書き、課題に目を通して評価をつけていました。質問への回答などは、次回の授業資料の末尾につけて、学生の皆さんが確認できるようにします。明日は、5回目、6回目の遠隔授業の録音作業を予定。東京では、新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあり、いったん対面授業を始めた大学でも、遠隔授業に戻したところもあると聞きます。しばらく対面授業が続くかと思います。

 

2020年7月 3日 (金)

赤須賀神明社の茅の輪くぐりと、スズメのヒナたち二番仔か?

Img_5607c  梅雨らしい空。午前中はまだ降らないだろうと思って、8時からいつものコースへ。住吉神社、九華公園、赤須賀神明社、貝塚公園、内堀公園、京町、新築公園、常盤町、寺町、田町と6.9㎞も歩いてきました。最近、梅雨空の下を歩くと、降られることが多かったのですが、今日はセーフ。心がけがよいとか、雨男は返上とかはもうしません。ありがたいことだと思います(ホンとか?)。雨が本格的に降ってきたのは、昼過ぎでした。

Img_5708c  まずは、こちら。相当程度二番煎じという感じもしますが、赤須賀神明社の茅の輪を潜ってきました。6月28日に行ったら、フライング(2020年6月28日:おいおい、もう登場かよぉ!?……早すぎるクマゼミの初鳴き【桑名宗社の茅の輪について付記しました(6/28)】)。6月30日午後4時に夏越しの大祓御神事ということでした。まだそのまま茅の輪が設置してあるだろうと思って、行ったのです。

Img_5715c Img_5716c  赤須賀は室町時代に三河国から渡来した武将たちによって開発された漁業の町です。産土神として、三河より移遷した神明社が祀られています(左の写真)。別宮には一目連神社が寛政3(1791)年に多度大社から勧請されていますが(右の写真)、これは、水難守護のためのようです。

Img_5718c_20200703163701  境内には摂社として恵比寿社と、赤須賀稲荷神社が祀られています。写真は赤須賀稲荷神社。こちらは、昭和41(1966)年、今日との伏見稲荷から勧請しています。恵比寿社の方、写真を撮り忘れましたが、明治39(1906)年、赤須賀村営魚市場の主護神として奉祭したそうです。

Img_5723c  雷様の落ちたと言われる井戸。8年ほど前にも記事に書きましたので、詳細はこちら(2012年6月18日:雷様の落ちた井戸を見に行く……赤須賀神明社へ)をお読みください。井戸に落ちた雷様を助ける代わりに佃煮の作り方を教えてもらい、それが今の蛤の時雨煮になったというお話しです。

Img_5649c_20200703163601  さて、話を戻して、九華公園。散歩する人も少なく、鳥も少ないという、Img_5665c_20200703163601 相変わらずの状況。鳥は、スズメ、ムクドリ、カラスくらい。カワラヒワや、コゲラの鳴き声も聞こえてきます。スズメは、また、巣立ってきたヒナの姿が目立ちました。二番仔くらいでしょうか。まだ自分ではエサは採れませんでしたので、巣立ったばかりと思います。

Img_5672c  体の大きさは親並ですが、これからエサの採り方、食べられるものとそうではないものとの区別など、学ばなければなりません。10日ほどでこれらを学び、自立させられます。

Img_5741c

 このあと、赤須賀神明社、貝塚公園、内堀公園を経て京町へ。内堀公園では、どなたかが植えたと思いますImg_5743c_20200703163701 が、アサガオが咲いています。京町の呉服屋さんのツバメの巣。親ツバメが座っていました。いないこともありますが、今日はマジメに巣に就いていました(微笑)。

Img_5748c  新築公園に行く途中のお宅でユリの花。常盤町のお宅にあるツバメの巣は、近くを親ツバメ2羽が飛び交っていたものの、巣にはおらず、また、巣にはいる様子もありませんでした。私が見ていたから警戒されたのかも知れません。

Img_5756c_20200703163701  常信寺では、ヤマボウシを見てきました。もちろん花(本当は、白い4枚の花弁状のものは、花のかたまりを包む総苞片)が終わっているのは、承知。この球状のところに小さな花がついていたのです。9月頃になると赤い実がつくといいますから、それもまた忘れずに見たいものです。

Img_5777c_20200703163701  ところどころでサルスベリが咲き始めています。新しい梢を伸ばしながら枝先に花芽をつくるので、夏から秋にかけて次々と開花していきます。結果としては長々持ちしますから、「百日紅」。

Img_5793c  田町の商店の巣では、ヒナ4羽が元気。かなり成長してきて、巣から溢れそう。親鳥もエサを運んでくるのですが、今日は20分ほど見ていたものの、これはという写真は撮れず。超望遠コンデジで撮る練習をしなければなりません。

Img_5688c_20200703163701  午後からは、遠隔授業と、7月14日の研修会の準備。遠隔授業は、5回目、6回目の資料を整えました。また、週末に録音作業をしようと思っています。それができあがると、7月中の分の準備が終えられます。今週の第2回授業の出席確認は、今日の17時現在で18名と出席率49%。400字以内の課題は、かなり負担なのかも知れません。しかし、学習成果の評価をしなければなりませんからねぇ……。研修会は、心理アセスメントについて。CHC理論(2015年8月23日:知能のCHC理論(その1))、2015年8月30日:知能のCHC理論(その2))とWISC-Ⅳ、KABC-Ⅱ、これらを使ったクロスバッテリー分析についての予定。

2020年7月 2日 (木)

車検待ちの間に川越町を散歩

3b6cee2f  気温は31.1℃と真夏日になりましたが、湿度が低く、室内にいれば風も通って、過ごしやすく感じます。予定通り、午前中は、愛車コペンの車検。平成17(2005)年に2年落ちの中古車で購入して以来の愛車。2シーター、スイッチ1つでオープンになるという遊びクルマ。64馬力の直列4気筒DOHCツインスクロールターボJB-DETエンジン。大変気に入っていて、乗り換える気はまったくありません(微笑)。写真は平成30(2018)年10月に撮影したものです(2018年10月7日:木曽川でミサゴ、カモたち、長島でトラクター祭……オープンカー日和でした

Dscn2979c  ずっとお世話になっている川越町にある共和モータースさんに今回もお願いしました。立ち会い、短時間の車検ですし、社長さん以下スタッフの皆さんは皆フレンドリーで親切。メカニックの方のスキルも確かで、すっかり頼っています。9時に入庫。30分ほど待つ間に点検をしていただき、その後、説明を受け、整備箇所を決めます。1時間半ほど要するということで、仕上がり予定は11時15分。事務所で待たせてもらってもよいのですが、このあたりは、近鉄ハイキングでも何度か通っていますので(たとえば、2020年2月9日:20200209近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 早川酒造部『天一』」へ(完))、散歩してくることにしました。

Dscn2987c  共和モータースさんは、朝明川左岸、朝明橋の下流にあります。ここから左岸の堤防道路を下り、福崎橋をわたって右岸側へ。Dscn2982c 早川酒造部の前を通って、高松八幡社へ。そこからまた朝明川へ引き返し、今度は右岸を上流に向かって朝明橋まで戻ります。朝明橋を渡って、まだ時間があれば、豊田一色の神明神社や、一色薬師堂を見てこようという算段。日当たりを歩いているとさすがに暑いのですが、日陰に入るとけっこう涼しく感じました。空は、大気が不安定なのか、微妙な感じ。歩き始めてすぐ、朝明川にダイサギの姿があったのですが、写真を撮ったら後ろ姿になっていました。今日は、コンデジ写真(Nikon coolpix s7000)。

Dscn2988c  朝明川を下っていく先には、中部電力の川越火力発電所の煙突が見えます。これ、我が家からも南に見えています(この写真Dscn2986c は、東向きに撮っています)。歩き始めて600mあまりで福崎橋に来ます。朝明橋より1つ下流の橋。福崎橋をわたって、朝明川の右岸へ。

Dscn2990c  渡ったところに大きな工場のような建物が見えてきます。このブログをずっとお読みくださDscn2992c っている方にはご記憶がおありかも知れません。天一などをつくっている早川酒造部。近鉄ハイキングの「酒蔵みてある記」で3回も訪ねたところ。直売所もありますが、今日は立ち寄りませんでした。

Dscn2998c  早川酒造部の先、ちょうど1㎞ほどのところを左折すると高松八幡社の参道。ここも3回目。ここは、なかなかよい感じのお宮さん。御祭神は、応神天皇。相殿神は、菅原道真天目一箇神(あめのまひとつのかみ)Dscn3000c 他5柱。この神社の祭は、「足上げ祭」というユニークなもの。ここの境内で一休み。

Dscn3030c  高松八幡社の少し先にあるコンビニまで足を伸ばして、買い物をして戻ります。コンビニはDscn3032c 四日市市。高松八幡社は、川越町。朝明川の福崎橋まで戻って、約2.3㎞。良いペースです(微笑)。

Dscn3038c  朝明川右岸を上流に向かって歩きます。堤防の下に住宅がDscn3042c 並び、遠くには鈴鹿山脈も見えます。雲は何だかヘン。というか、いつの季節の雲かよく分からない感じ。朝明橋に来ました。この橋は、国道1号線。この時点で3㎞あまり、10時45分。まだ30分ありますから、1号線を渡ってもう少し歩くことに。朝明橋を渡って、再び、朝明川の左岸へ。

Dscn3044c  途中、道路にカミキリムシ。ゴマダラカミキリでした。青みがかった黒地に白い点々もようがある、わりとよく見かけるカミDscn3047c キリムシ。さらに行くと、道路沿いのお宅でムクゲ(木槿)が咲き始めていました。これも夏の花です。

Dscn3052c  近鉄ハイキングでこのあたりは通ったはずなのですが、その時には気づきませんでした。狸の置物が玄関脇に並んでいます。もっとも大きいものは、人よりも背が高いくらい。信楽焼なのでしょうね。

Dscn3054c  川越北小学校近くにある里程元標を確認。これも過去に何度も見ています。「元標 三重縣廰 四二・三二七米 十里廿八町 川越村」と記されていました。左側には、「富田町 三・〇五四米 貳拾八町 四日市々 七・五二七米 壱里丗三町」と、また、右側には、「桑名町 七・二〇〇米 一里丗町 富州原町 二・二九一米 弐十壱町」と刻まれていました。この道路元標は、大正13(1924)年、昭和天皇(皇太子時代)の御成婚記念として建てられたもの。ここで3.4㎞。

Dscn3062c  近鉄名古屋線の踏切の手前に豊田一色の神明神社があります。主祭神は、Dscn3065c 天照大御神。相殿神は、大山祇命(オオヤマツミノカミ)。創祀は、社伝よれば天正年間(1573~92)以前といいます。この神明神社では、7月の最終日曜日とその前日(土曜)に石取祭が行われます(今年は、休祭)。ここの石取祭は、桑名の石取祭を取り入れて、約110年前に豊田一色地区が始めたことをきっかけに、現在では町内3地区に広まっています。神明神社で3.6㎞。

Dscn3071c  神明神社は朝明川の堤防上にあり、その堤防道路を北側に降りたところに一色薬師堂があります。ここに安置されている薬師Dscn3073c 像は、天正2(1574)年春、南福崎の利助という百姓が海辺から拾い、山の神へ捨てた仏像が、庄屋の大塚久太夫の夢枕に立ち、お告げをなしたといいます。時を同じくして、希前武右衛門の枕元にも現れ、両人とも驚き、恐れて仏像を手に取ったところ、まさに夢に現れた薬師如来のお姿をしていたそうです。両人、歓喜の涙を流し、直ちに一宇を建立し、敬い奉ったのだそうです。この薬師如来は、聖徳太子の御作と伝わっています。なお、南福崎は、伊勢湾岸自動車道みえ川越インターチェンジと朝明川の間のあたり。

Dscn3077c  境内には、「神明社𦾔跡」という石碑が建っています。碑陰には、「大正十二年五月 氏子中 社當 大塚嘉太郞書」と彫らDscn3087c れています。神明神社がここにあったということかとは思うのですが、調べた限りではよく分かりません。薬師堂からは、堤防下の道路を朝明橋の方に向かって戻ります。途中で「厄除薬師如来参詣道」という石柱がありました。この堤防下の道は初めて通るので、今までは気づかず。

Dscn3098c  堤防下の道路は、里程元標のところで堤防道路に合流。ここで約4㎞。朝明橋左岸北詰交差点で国道1号線を渡って、共和モータースさんに戻ります。1号線を渡ったところに川越町郷土資料館Dscn3107cがあります。平成6(1994)年6月に開館し、農具や漁具、生活用具、伊勢湾台風の時の写真などを展示しているそうです。一度訪ねたいと思うのですが、事前予約が必要ということで実現していません。

Dscn3111c  11時10分、約4.5㎞を歩いて共和モータースに戻って来ました。車検整備は、予定通り11時15分に終了。いやぁ、車検も無事終えられ、散歩までできて、一石二鳥とはこのことなり(微笑)。

 ところで、遠隔授業2回目、課題を課したためか、出欠確認がスローペース(苦笑)。今日、日中はゼロで、現在10名あまり。私としては、400字以内でもあり、さほど難しい課題ではないと思ったのですが、学生諸君にはそうではなかったのかも知れません。とくに1年生の皆さんには、まだハードルが高いのでしょうか。ちょっと気になっています。

2020年7月 1日 (水)

今日も降られました(微苦笑)

Img_5542c_20200701155001  午後の方が天気がよいという予報でしたので、午後から散歩に行けばよかったと思っています。8時頃は小雨が降っていましたが、8時半くらいには止みましたので、エイヤッとばかりに散歩に出てしまいました(苦笑)。午後からですと、どうしても億劫になるのです。住吉神社から九華公園まで行って、鎮国守国神社にお参りする頃から雨。参集殿でしばらく雨宿り。小降りになってきましたの再スタート。京町あたりでまた明るくなってきましたから、新築公園、常盤町を回って、寺町商店街を通過。アーケードがありますから、暑いときや雨のとき、助かります。田町に回ってツバメの巣を見て、三崎通から帰宅。2時間、5.1㎞。雨に降られたわりによく歩きました。

Img_5552c_20200701155001  揖斐長良川の中洲に、久しぶりにサギの姿が見えました。ダイサギです。この1羽のみ。今日は、ここまでスズメやムクドリもいませんでしたので、ダイサギでも見られてうれしい(苦笑)。写真はありませんが、柿安コミュニティパークではグラウンドゴルフの皆さんが集合していました。「雨にも負けず」のようです。

Img_5554c  九華公園は、静か。野鳥もいませんし、こんな天気では散歩する人もあまりありません。写真は、管理事務所の前に置かれたプランター。管理人さんが株分けされた花菖蒲を早速に植えておられました。2~3日経っているようで、すでに伸びてきています。今日は、肥料を施したということです。来年、たぶんここがもっとも見事に咲きそうな予感がします(笑)。

Img_5558c_20200701155001  朝日丸跡で、キノコがニョキニョキ。梅雨時、毎年よく見られる光景。何というキノコかは不明。散歩友達のOさんの奥さんがImg_5565c_20200701155001 「食べられないよねぇ~」とおっしゃいますが、怖くて手は出せません。外周遊歩道の南で、今日もハクセキレイ。この頃、いつもここにいる若鳥と思います。今日も、虫か何かをくわえていました。

Img_5574c_20200701155001  ズーッと飛んで、常盤町のお宅にあるツバメの巣。京町や田町ほど頻繁に見に来てはいません。しばらく前に巣の補修をしていたところ(2020年6月12日:梅雨らしい1日ながら、「吉日」でした)。今日は、親ツバメが巣に就いていました。これは、要チェックです。

Img_5592c_20200701155001  田町の商店の巣。ヒナ4羽、ずいぶんツバメらしくなってきました。頭部の産毛(?といってよいのか?)も薄くなって来ていましたし、体も大きくなって、狭い巣からはみ出ていました。6月20日に雛が誕生していますので(梅雨の晴れ間にしては気持ちの良い日……午後からは訪問面談)。3週間ほどで巣立ちますから、道半ばというところ。

Img_5580c  さて、今日は、遠隔授業第2回の当日。昨日16時にファイルをアップロードしたら、すでに今朝までに2名の学生が受講済みでした。マジメなのか、気が早いのか、はたまた他の理由があるのか(微笑)。今回は、授業内容に関連して、あることがらについて400字以内で書くという課題が課してあります。そのためか、先ほど16時の時点で受講済みはまだ6名でした。他の授業でもそうでしょうから、毎回、課題が出るというのも、学生たちには大変かも知れませんが、まぁ大学は自分で勉強するところ。頑張ってくれることを期待しています。それに、課題を出すと、私もすべて目を通して、評価をつけなければなりませんからそれなりに大変。したがって、おあいこ(?!)。

Img_5584c_20200701155001  今朝は早めに目が覚めましたので、朝食前に、今月中旬の研修会資料の作成。来週前半にはレジメを送りたいと思っています。まだ少し余裕はありますが、早めに済ませたいと思っています。明日は、愛車・コペンの車検。午前中の予約。

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  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

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    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

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    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

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    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)