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2020年6月21日 (日)

古代ハスとジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベントでフローティングフラワーを見る……六華苑へ

Img_3744c_20200621192001  今日は夏至で、部分日食が見られるはずでした。が、部分日食が見られる時間帯は、雲がかかっていました。残念。今日の散歩は、六華苑で行われている「ジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベント」と、古代ハスの花を見て来ようということで、いつもとは逆コースで、田町、京町、入江葭町、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社から六華苑と回って来ました。6.2㎞+α。8時から11時半の散歩。最高気温は、27.7℃。木陰は風も通って涼しいのですが、日向はやや暑い。

Img_3751c_20200621192601  六華苑の入り口、長屋門。我が家の隣といってよいほど近くにありますが、来るのはせいぜい1年に1回。前回は、去年9月6日Img_3917c (2019年09月06日:九華公園、旧東海道、七里の渡し跡、宿場の茶店「一」から六華苑を漫遊)。それなりに賑わっていました。人気の的は、古代ハスの花と、メモリアルイベントの一環として行われているフローティングフラワー(花手水)でした。後者は、女性に大人気です。

Img_3782c_20200621192101  まずは、古代ハスの花。花弁の数が少ない原始的な特徴を持つそうです。濃いピンクの花を咲かせていまImg_3790c_20200621193501 し た。国名勝に指定されている庭園の池の⻄側に植えられています。中日新聞の記事によれば、今年は約20個と、例年より多くのつぼみが出てきているといいます。

Img_3886c  この古代ハスは、平成9(1997)年、市制施行60年を記念し、友好都市の埼玉県行田市から3Img_3881c 株が寄贈されたものです。行田市が1970年代に行った公共施設造成⼯事により、1,300~1,400年前の地層から出土した実が自然発芽したものだそうです。桑名市でも増殖、維持の努力が続けられたものの、徐々に弱ったため、2年前に行田市から再び寄贈されました。ハスですので、花は早朝に咲き、昼ごろには閉じてつぼみの状態に戻ってしまいます。これを4日繰り返して散ります。散策路から近いところから撮ったのは、上の2枚。花が東向きに咲いていますので、裏から見る感じになります。こちらの2枚は、池を挟んで対岸から望遠で撮ったもの。

Img_4088c_20200621192101  フローティングフラワーは、苑内6箇所にあるということなのですが(これは、帰ってきてからネットで調べて分かりましImg_9390c_20200621192101 た)、3箇所しか気づきませんでした。よく反省して、事前の下調べが必要と書いているのですが、年を取ると学習効果が身につかないようです(苦笑)。こちらの2枚は、和館の南にある手水鉢。ここは人気スポットで、女性の皆さんが群がっておられました。フラワーアレンジメントのように色とりどりの花を浮かべて飾られています。

Img_4195c_20200621192101  左の写真は稲荷社の南のフローティングフラワー。苑内の北西奥にありますので、ここまでいらっしゃらない方も多数。私も6箇所のうち、半分しか気づきませんでしたので、偉そうなことはいえませんが、もったいない。苑内のマップはここにあります。

Img_4214c_20200621192101  こちらは離れ家の近くにひっそりと置かれていた感じ。これ、気づかずに素通りしてしまいそうです。これImg_4222c_20200621192101 もなかなかよい感じです。

Img_3930c  せっかく入場料¥460を支払って入りましたので、建物の中も見てきました。左の写真は、玄関ホールの内側。ここだけで我が家一軒分が入りそうです(苦笑)。

Img_3947c  こちらは、洋館1階の食堂。「ジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベント」の1つとして、テーブルコーディネートが施されています。英国スタイルのテーブルコーディネートになっています。使用されている食器は和洋折衷です。作品は、 一般社団法人ジャパンテーブルコーディネート協会桑名校が提供しています。

Img_4015c_20200621192201  2階のサンルーム。広々としていて、日当たりはとても良く、気持ちの良い空間です。隅にロッキングチェアーが置かれています。許されるのであれば、このロッキングチェアーに座って、しばらくボンヤリとしていたいと思います。ちなみに、このサンルームや、苑内の各所から拙宅マンショが見えます(微笑)。

Img_4006c  六華苑(旧諸戸清六邸) は、山林王・二代諸戸清六の新居として明治44 (1911)年に着工、大正2(1913) 年に竣工しています。揖斐・長良川を望む約18,000 ㎡の敷地に、洋館と和館、蔵などの建造物群と「池泉回遊式」庭園で構成された邸宅です。一部は改修され、また、戦災を受けてはいますが、創建時の姿をほぼそのままにとどめています。洋館の設計は、鹿鳴館やニコライ堂などを手がけたイギリス人建築家 ジョサイア・コンドル。東京以外に、コンドルが設計した建物で残っているのは、ここが唯一。

Img_4036c_20200621195301  和館。廊下は、畳廊下と板張り廊下と2つが並行しています。板張り廊下は、使用人の方が通ったところ。畳廊下は、家族やImg_4046c 客人が歩くところ。世が世なら、私など板張り廊下しか通れなかったでしょう(笑)。建物案内図は、こちらにあります。

Img_3808c  六華苑というと、この景色も忘れてはいけません。庭園の池越しに見た建物です。今日は、天気もよく、風もありませんでしたので、建物が水鏡になってきれいでした。「ジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベント」は、昨日、今日で終了。古代ハスの花は、7月半ば頃まで楽しめるということです。

Img_4228c_20200621200101  余談と申し上げては失礼ですが、和館と番蔵棟の間では、若いカップルの方が、結婚式の前撮り写真を撮影中でした。いやぁ、いいですね。正直、そう思います。

Img_3964c_20200621200501  余談その2。洋館2階の女中室では、「諸戸徳成邸水彩画展」が開かれていました。徳成邸は、もうありませImg_4270c んが、何度も特別公開を見に行きました。たとえば、2017年4月29日には最後の特別公開を見ています(「諸戸徳成邸」特別公開へ……「見納め」になるということで)。ここは、一時、桑名市が買いあげるという話もあったものの、財政難から諦めました。実にもったいないと思います。水彩画展に出展された絵をもとにした「諸戸徳成邸絵はがき(10枚セット、¥500)」を売っていましたので、ゲットしてきました。

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コメント

makoさん、おはようございます。

古代ハスは、私はたぶん2回目だと思います(記憶があやしいのですが)。
古代ハスもフローティングフラワーも人気でした。

花菖蒲は、諸戸氏庭園が見事ですが、今年春の特別公開は中止となり、残念でした。

くわさんのブログは存じ上げませんでした。
おっしゃるように大砲レンズや、デジスコ(望遠鏡にコンデジを取り付けて撮影します)の威力は凄いですね。

私の超望遠コンデジも天気が良くて、明るいとそれなりの威力を発揮してくれますが、いかんせん撮像素子が小さいので、少しくらいと画像が汚くなります。

投稿: mamekichi | 2020年6月22日 (月) 07時38分

おはようございます。

古代ハスのことを私もTVで見ました。
それに、コンデジ時代にも一度、一眼になってからも一度行っています。
コンデジ時代には建物の隅から隅まで徘徊して ^^;
そこで、前撮りの様子も撮らせていただきました。
古いパソコンの中に残っていると思います。
一眼の折は、庭園の花菖蒲を。

ところで大砲レンズの持ち主の「くわ」さんのURL,ご存知でしょうか?
手元にある名刺によると「一期一会の野鳥撮影」というタイトルのブログです。ご存知かも知れませんが。
トップのお写真は、ひまわりの花にとまるスズメのお写真でした。
ポエムのあるお写真です。
で、6月18日の万助溜での翡翠のお写真がすぐその下に^^♪
大砲レンズ、恐るべし、ですね^^;

万助溜では邪魔にならないようにしなければなりませんね。

投稿: mako | 2020年6月22日 (月) 07時11分

こころんさん、おはようございます。

蓮もきれいに咲いていましたし、フローティングフラワー(花手水)もきれいでした。
6箇所見つけられなかったのは不覚を取りました(笑)。
六華苑で6箇所かも知れません。

古代ハスは、最も近いところからですと、花が東向きに咲いていますので、あまり良い写真は撮れません。
北側(和館側)のところか、池の対岸から望遠で狙うか(載せた写真は超望遠コンデジで65倍をトリミングしています)になります。

投稿: mamekichi | 2020年6月22日 (月) 05時01分

ひらいさん、おはようございます。

ハス、きれいに咲いてきました。
他のところも見に行かねばなりません。
賑わうところはイヤですので、船頭平公園や万助溜公園かと思っています。

そう言えば、お嬢様の成人式の写真を撮ったとおっしゃっていましたね。
私は、近いが故に、めったに行きません(苦笑)。
去年も、知人が行ってみたいと名古屋から来ましたので、案内したので久しぶりに行ったような具合です。

投稿: mamekichi | 2020年6月22日 (月) 04時58分

こんばんは
昨日、テレビのニュースでハスが咲いてきたと見ました。
英語でフローティングフラワーというんですね^^;
ハスも綺麗に咲いてますしひのとりじゃなく
こっちに行けば良かったかも(笑)
入り口にでも六ケ所て書いてあればいいのに。
六華苑の六にちなんで六ケ所なのでしょうか^^;

投稿: こころん | 2020年6月21日 (日) 22時23分

mamekichiさん、こんばんは!

ハスの花が綺麗に咲いてきましたね、今日治水神社へ行った時に、立田に有るハス田でも綺麗に咲いているのが見えました、公式ページではイベントが色々中止となっていましたが、結構賑わっておりました。
六華苑は、娘の成人式写真撮影で行ったキリです(笑)、mamekichiさん撮影の室内写真、とても懐かしく感じました。

投稿: ひらい | 2020年6月21日 (日) 21時54分

ミリオンさん、こんばんは。

六華苑、行ってきました。
10時半頃からですが、けっこう賑わっていました。

フローティングフラワーの案内図、女性には配っていたのですが、私はもらえませんでした(苦笑)。
オッサンが見るとは思われなかったのかも知れません。

投稿: mamekichi | 2020年6月21日 (日) 20時52分

こんばんは、六華苑行ってこられましたか。
昨日9時直前に行ったら直後に6・7人ぐらい来てました。
フローティングフラワーは前回行った時2カ所しかわからなくて、
受付で聞いたら花のある場所の案内図をくれました。
案内図があるなら入口で配ってくればいいのにと思いました(笑)

投稿: ミリオン | 2020年6月21日 (日) 20時49分

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