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2020年6月 9日 (火)

「われと来て 遊べや親から 離れたスズメ(字余り)」

Img_1886c_20200609175701  明日は朝から雨という予報で、いよいよ梅雨入りですねぇ。鬱陶しい季節と思うと、気分も滅入ります。梅雨入り前の晴れ、今日も今日とて散歩であります。遠征も考えましたが、明日から雨というのを考えてしっかり歩こうと思い、8時20分から11時頃まで、いつもと若干パターンを変えて、住吉神社、七里の渡し跡、蟠龍櫓から北大手橋、歌行燈本店、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、田町、三崎通と6.1㎞。これくらい歩くと、歩いたという気分になります。

Img_1764c_20200609175901  蟠龍櫓。揖斐川に面した方から撮った写真。「蟠龍」とは、天に昇る前のうずくまった状態の龍のことです。龍は水を司る聖獣として中国では寺院や廟などの装飾モチーフとして使われています。蟠龍櫓についても、航海の守護神としてここに据えられたものと考えられています。

Img_1768c_20200609175901  北大手橋。「大手門」は城の正門。桑名城の着た大手門につながる橋。お城があった頃と同じ場所にかかっています。右に図を示しました。これは、「大鏡院様時代桑名Kitaoote 郭内地図」である。 大鏡院様は、松平定綱(桑名藩主在位は、寛永12(1635)~慶安4(1651)年)。桑名市博物館で開催された「徳川四天王の城-桑名城絵図展-」から採ったもの。右上に「北大手橋」とあります。蟠龍櫓はその右下(南東)、北大手橋の右(東)には七里の渡。北大手橋を渡ると東海道。橋の南側は、枡形になっていますが、これは今でも残っています。左の写真をご覧いただくとお分かりになると思います。ちなみに、赤丸のあたりに歌行燈本店があります(ただし、「志満や」として営業を始めたのは、明治10(1877)年。なお、江戸時代はもちろん木橋でした(今は、石&コンクリート)

Img_1777c_20200609183101  橋には、桑名を描いた浮世絵があります。このあたりの堀の石垣は、昔のものが残っているのですが、ボートなどが係留されていて、景観はちょっとどうかという感じ(私が桑名に来た頃(平成5(1993)年3月)には、すでにボートなどがありました)。観光で売り出すなら、マジメに対策を採ってもらいたいと思います。

Img_1779c_20200609175901  北大手橋を渡ると、旧東海道に出ます。左の写真は七里の渡し跡方面、右は、大袈裟にいえば、京方向。歌Img_1782c 行燈本店、料亭柿安、春日神社、歴史を語る公園、京町と続きます。右の写真の中央あたりに歌行燈本店があります。その手前の三叉路が、東海道と美濃街道の追分。今年の3月1日には、勝手にハイキングでここから下深谷まで歩いたスタート地点でした(2020年3月1日:20200301勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道を歩く」(川口町~下深谷)(予告編))。

Img_1785c_20200609175801  さてまたまた、歌行燈本店のアジサイ。懲りておりません(苦笑)。といいますか、鳥がいませんので、被写体が限られるのImg_1799c_20200609175801 です。そういえば、ズーッと長い間、歌行燈本店に食事をしに来ていません。前を通り、アジサイを見て通過するだけ(苦笑)。我が家は、昔からさほど外食にはこだわりがないということもあります。外食しないというルールがあるワケではありません。行くときは行きますが、普段は、家で食べるというだけです。

Img_1842c_20200609175801  九華公園には8時50分に到着。このところ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラスくらいしかいませんが、今日は奥平屋敷跡でハクセキレイを撮れました。ハクセキレイは、春先からあまり見なくなっていました。たぶん繁殖のためよそへ行っていたのでしょう。5月終わり頃から、ときどき姿を見るようになっています。

Img_1860c_20200609175701  そして、コゲラ。鳴き声はときどき聞いていましたが、姿を見るのは久しぶり。今年は巣穴を見つけ、営巣するかと期待したのですが、それはなりませんでした。相撲場近くの高い木の上にペアでやって来ていました。上の方の何かを気にしています。

Img_8971c  やむなく、スズメをよく見ることにしました。こちらは、九華公園の北門を入ったところにある四阿の近く。このあたりでスズメがよく砂浴びをしている、いわば「砂浴びスポット」。たくさんのスズメが利用するためか、ご覧のように、かなり深い穴になっています。土質が砂浴びに最適なのでしょう。こればかりは、われわれが試してみるわけにもいきませんが……(微笑)。

Img_8976c  その四阿で休んでいたら、ときどきスズメがやって来ます。おやつに持っていたバウムクーヘンをちぎって与えてみました。Img_9005c 寄ってくるスズメと、そうでないスズメとに分かれます。スズメは人が住むところの周りにいますが、人には警戒しているようです。左の写真は大人のスズメ、右は今年生まれの幼鳥。嘴の端っこに黄色い部分が見えています。ということで、今日の散歩はスズメに遊んでもらいに行ったようなもの(微笑)。小林一茶の俳句、「われと来て 遊べや親の ない雀」が思い浮かびます。親のないスズメではありませんが、もう親から自立を迫られ、独り立ちしたスズメでしょう。

Img_9047c_20200609192401  九華公園の野球場の南、カメがよく甲羅干しをしているところを眺めていたら、珍しい魚がいました。たぶんサヨリだと思います。沿岸の海面近くに生息する細長い魚で、刺身、寿司だね、椀だね、天ぷら、塩焼き、干物などに料理され、白身の高級魚として扱われます。「捕まれてくればよかったのに」とおっしゃる方がおありかも知れませんが、さすがに魚を捕まえるような準備はしていません(苦笑)。それに、もう少しきれいな水のところにいれば、食欲も湧きますが、ここではちょっとねぇ。揖斐川から水を入れていますから、それで入ってきたのでしょう。ここで、サヨリを見たのは、長い散歩生活で初めて。

Img_1891c  午後からは、昨日の歴史講座の復習に勤しんでいました。講師の大塚先生が毎回、年表を作ってくださっているので、大変参考になります。今回は、昨日も書きましたが、「歴史を裏から見る」がテーマで、昨日は明智光秀の話(次回に続いています)。興味津々。小さいことからコツコツと、ではありませんが、地道に復習しましょう。江戸橋方面の非常勤先からは、郵便で連絡。個人的には、メールや、Webサイトでの告知でも十分と思います。前期授業、遠隔授業、後期授業などの連絡や、「6月22日から当面の間、遠隔にて講義をしながら、受講者数や座席配置、教室配分等を勘案しながら、遠隔授業から対面授業へと順次切り替えていく」ということでした。この時期、専任教員の先生方、とくに学長や学生部長など重要な職責を担っていらっしゃる先生方にはさぞご苦労がおありと拝察します。モットー通り「淡々と飽きもせず……」の精神で、取り敢えずは遠隔授業の準備を進めることにします。

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コメント

おユキさん、こんばんは。

こちらでは、午前中、少しだけ降りましたが、本格的な雨は午後からでした。
いよいよ梅雨入りですね。

スズメの砂浴びスポット、人気があるようで、必要以上に深い穴になっています。
もう一箇所は、四阿の柱のすぐ脇。
ブロック敷きになっているところに穴があり、そこも人気です。

このアジサイ、かなり大きなサイズで迫力があります。
肉眼で見るとごく薄いブルーがかっています。

投稿: mamekichi | 2020年6月10日 (水) 18時05分

mamekichi先生、こんにちは。

雨ですねぇ。こちらは、予報より遅く降り始めました。
いよいよ梅雨かという感じがしますね。

砂浴び穴のスズメさん、飛べるとはいえ、こんなに大きな穴に落ちてしまって、大丈夫?(微笑)。
「どうしよー」と言っているように思えて、可愛らしいです。

アップのアジサイ、迫力がありますね。
白というのも、良いかもしれません。
白無垢の分厚い迫力を連想したのかもしれません(笑)。

投稿: おユキ | 2020年6月10日 (水) 15時19分

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