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2020年6月 2日 (火)

カイツブリのヒナと、アオサギのヒナ……M池公園とサギ山へ県境を越えて

Img_0425c Img_0525c_20200602171801  三重県では昨日から、愛知、岐阜への移動自粛要請が解除されました。「待ってました」とばかりになりますが(待っていたのは事実です)、早速、弥富まで出かけました。M池公園と、弥富野鳥園の近くのサギ山の様子を見てきたという次第。M池公園には、「公園利用のお願い」として「①少人数 ②すいている時間・場所 ③人と人との距離を適切に」とありますが、芝桜の季節以外、何かイベントでもなければ人が集まるところではありません。今日も、10名ほどの人がいたくらい。サギ山で他の人と一緒になったのは、ずいぶん以前にブロ友のひらいさんとご一緒したときと、2月11日に野鳥園で出遭った女性が「サギ山を見たい」とおっしゃったので、案内したとき(パンダガモと、サギ山確認@弥富……確定申告は無事終了)の2回のみ。

Img_0224c_20200602171501  まずは、M池公園。8時50分到着、1時間あまり滞在。ここでこの時期といえば、カイツブリの営巣やヒナ。それにしても、夏のような空で、歩いているとかなり暑い。桑名では今日は、最高気温29.2℃でしたが、体感的には30℃を超えていた気がします。ここは、遊水池の廻りが散策コース(一周約2キロ)になっていて、私以外の皆さんは、ウォーキングやジョギングに勤しんでおられました。私が1周する間に、3周くらい歩いた方もあります。あんなに真面目には歩けません。きょろきょろしていますし、立ち止まって眺めたり、写真を撮ったりしていますから。

Img_0234c  カイツブリは、6ヶ所で営巣中。歩き始めてすぐに、カイツブリのヒナ1羽を見つけました。もう孵っていたのImg_0372c_20200602173701 です。一周しても見つけられたのは、この1羽。もう親の背中には乗っておらず、自分で泳いでいました。カイツブリは、孵化後1週間くらいで巣から外に出ます(こちら)。

Img_0360c  しかし、まだエサは自分では採れないようで、親からもらっていました。エサの採り方などを教えられ、およそ60~70日で追われるように、自立を促されるそうです。

Img_0337c_20200602171601  他の巣でも親が巣に就いていました。どの巣も、岸の散策コースからは遠く、巣に卵があるかどうかは確認できませんでした。毎年の観察結果からも、繁殖シーズンであることは間違いありませんから、これからたくさん、ヒナが見られると思います。

Img_0339c_20200602171701  その一方で、まだ巣材を運んできているカップルもありました。一方の親鳥は巣に就いていましたから、すでに卵はあるのでImg_0343c はないかと思います。ここのカイツブリは、たぶん管理者の方が入れた発泡スチロールを利用して巣をつくっています。普通は、水辺近くの水生植物や杭などに水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣をつくるといわれます。

Img_8236c  カイツブリの他にいたのは、カワウ。そして、コアジサシが1羽だけ飛来。遠かったので、残念ながら、証拠Img_0288c 写真(苦笑)。公園の北の端でオスのモズ。カイツブリとその日名を確認できましたので、久しぶりの県外遠征の前半は成功(微笑)。

Img_8363c_20200602171901  続いて、弥富野鳥園にクルマを置いて、近くのサギ山へ。近くまで行くと、目の前を通る湾Img_8398c_20200602174901 岸高速や県道を通行するトラックの音に混じって、サギの鳴き声が聞こえてきますし、上空には何羽も飛び交っていました。県道を挟んで南側から見ていますが、見えている範囲では100羽ほど。アオサギが7~8割で、残りがダイサギ。あとで写真を載せますが、ホシゴイも1羽混じっていました。

 ここには1月下旬からまずはアオサギが集まってきます。2月11日に来たときにはアオサギのカップルは何組かおり、巣もつくられていましたImg_0438c Img_0454c_20200602171801 が、さすがに繁殖はまだ。3月12日には、アオサギが巣に就いているのが見られました(M池公園にミコアイサは見当たらず、サギ山はそれなりの賑わい……野鳥園もアクアプラザながらも魚道観察室も「休園」)。今日は、ざっと見ると、孵ってすぐという感じのヒナは見当たりませんでした。ご覧のように、オッサンみたいなヒナがほとんど。アオサギは、抱卵期間は23~28日、ヒナは孵化してから50~55日で巣立つといいます(こちら)。

Img_8308c_20200602175501  こちらの写真の手前にいるヒナたちは、まだ幼いように見えます。もう少しいろいろなニチレイのヒナが見られた方が面白かったのですが、贅沢はいえません。

Img_8328c Img_8341c_20200602171901  ここも、まだ巣材を運んできて、巣をつくっているカップルがありました。巣材を見つけ、運んでくるのはオス。巣をつくるのはメス。

Img_8428c  上にも書きましたが、ホシゴイが1羽混じっていました。色模様はどう見てもホシゴイ。ただし、目は赤く、成鳥(ゴイサギ)に近い感じ。ゴイサギは成熟するのに3年というのですが、このホシゴイさん、ここに来るのはまだ早いんじゃないの?

Img_0299c  ということで、県境を越えてのバードウォッチングは3月12日以来。バードウォッチングなどは、趣味の領域ですから、まさImg_0303c に不要不急のこと。ただし、私の場合は、ウォーキングも兼ねていますので、健康保持目的もあります(などと屁理屈、講釈をこねていますが)。体調には十分に気をつけ、3密にならないよう配慮しながら、細々と続けたいと思っています。写真は、M池公園のアジサイ。

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