お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年4月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年4月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2020年6月

2020年6月30日 (火)

雨読の日は、遠隔授業準備に専念……【追記(6/30)桑栄メイトのドムドムハンバーガー、今日閉店】

Dscn2964c  6月30日です。今年も残すところあと半年となりました(微苦笑)。つまらないオヤジギャグで恐縮です。先だっても書きましたが、新型コロナウイルスのため、自粛していたり、もろもろ中止、延期となったりで、メリハリのない生活を送ってきたせいか、時間感覚がいささかヘンになっている気がします。何と表現したらよいのか、時が経つのが早いような、ゆっくりのような、微妙な気持ちで過ごしてきたように思います。

0630amedas  天気予報通り、朝から雨。朝一番に一つ用事を済ませたのと、郵便を出しに行ったほかは、「雨読の日」を過ごしています。「大雨になって、雷も鳴る」0630rain ともいわれましたが、思ったほどの雨量ではありませんし、雷も今のところは鳴っていません。ときにほとんど止んでいる時間帯もありました。雨は夜半過ぎにはいったん上がり、明日は晴れ間も出てくるといいますから、期待しています。

Dscn2969c  「雨読」の今日は、朝から遠隔授業準備の続き。週末に第4回の分(7/15)まで授業資料と音声ファイルを用Dscn2970c 意しましたが、安心せず、気を抜かず、その先へということです。授業準備に本格的に着手しましたので、ダラダラした生活からも抜けつつあると感じています。やはり、アタマは使っていないと錆びつきます(苦笑)。今日は、5回目、6回目の授業資料の検討、加除修正をしていました。授業回数の関係で、2回分を1回にまとめなくてはならないところもあり、そこは大幅カット。バッサバッサとやり、ちょっと気持ちいい(笑)。この2回分、ほぼできあがってきました。写真は、内容があまり分からないよう撮りましたので、内容につきましてはご想像ください。

Dscn2954c  午後からは、明日の遠隔授業のファイルをアップロードするなどの作業を行い、先ほど、メールで連絡を済ませました。共有設定をするなど、忘れないよう、マニュアルで手順を確認しながらの作業で、気を遣います。まぁ、ときどきは緊張することがあった方がよいでしょう。このあとは、雨読の日の続きの予定。来月依頼されている研修会の資料の検討をしましょう。

【追記(6/30)】Dsc_02415640x427 記事を書いたあと、ブロ友さんのブログを見ていたら、桑名駅前にある桑栄メイトビル(右の写真;2020年4月6日に撮影)Img_1150c_20200630174801ドムドムハンバーガー桑名店が、今日、閉店だという記述を見つけ、ビックリ。桑栄メイトは、桑名駅東口に直結する複合用途ビル。地階から2階は飲食店などの店舗が、3・4階は事務所や診療所などが、5・6階は住宅が入居しています。昭和48(1973)年10月に完成。老朽化が進行しており、はじめは建替を検討していたのですが、桑名駅の改良工事も進んでいたため、今年7月31日をもって全テナント含め閉館することになったのです。ドムドムハンバーガーの店、東海三県ではここだけだったのです。個人的には、マックやモスよりはるかに好きだったので、残念至極。こちらにドムドムバーガー桑名店についての詳しいお話しがあります。店主の方は、御年82歳。前職は和菓子屋さん。桑栄メイトに先だって(昭和47(1972)年10月)と前後して、現在のサンファーレのところにできた「桑名ショッピングシティ・パル」で寿がきやのFC店も営業しておられました。パルは、平成9(1997)年7月末に閉館。パル閉館までは、ドムドムと寿がきやの二足の草鞋だったそうです。いやぁ、閉店するまでにもう一度と思っていたのに。我が家から近いところでドムドムハンバーガーの店を探してみたら、浜松か大阪でした(涙)。気軽に行ってみるというわけにはいきません。

 ちなみに、桑栄メイト跡地には、長島観光開発(本社桑名市長島町)が地上11階建てのホテルなどを建設するといいます。長島観光開発は、あのナガシマスパーランドやなばなの里を営んでいる会社。

2020年6月29日 (月)

桑名宗社にて夏越しの大祓……峰崎部屋は鎮国さんから撤収

Img_5421c_20200629155001  よく晴れて、暑くなりました(31.0℃)。しかし、湿度はさほど高くはなく、風も吹いていますので、不快というほどではありません。いつもどおり、8時に家を出て、住吉神社、九華公園、赤須賀神明社、貝塚公園、歴史を語る公園、桑名宗社(春日神社)、京町、寺町、田町と回り、バローの100均ショップに立ち寄って帰宅。明日からはしばらく梅雨空だそうですから、6.9㎞とよく歩きましたし、あちこちで散歩友達に出会って話をしてきました。それ故、帰宅は11時半(微笑)。冒頭の写真は、蟠龍櫓から七里の渡し跡方向。

Img_5491c  まずは、こちら。桑名宗社(春日神社)の茅の輪くぐりです。昨日の記事に付記しましたように、桑名建築組合の方々の奉仕でImg_5499c_20200629155001 設置されました。新型コロナウイルスの影響か、時間感覚がいつもと違う気がしますが、早くも1年の半分が過ぎつつあります。その間、知らず知らずに被ってしまった罪や穢れを祓い清め、残り半年を清々しく、幸せに過ごせるように祈って来ました。

Img_5501c  「水無月の夏越の祓ひする人は 千歳の命 延ぶといふなり」と唱えながら、8の字を書くように、左、右、左とくぐるという説明が書かれています。これにしたがい、拝殿にもお参りしてきました。ちなみに、桑名宗社の拝殿は、向かって右に桑名神社、左に中臣神社があります。

Img_9701c  さて、話を最初に戻し、三の丸水門近くでは、久しぶりにヒバリを目撃。揚げ雲雀ですので、下から見上げた写真。高水敷の草刈りが実施されましたので、見つけやすくなると思っていたのですが、なかなか見られなかったのです。

Img_5432c  九華公園、花菖蒲園の株分け作業は、先日の写真のところで終了だそうです(2020年6月28日:おいおい、もう登場かよぉ!?……早すぎるクマゼミの初鳴き【桑名宗社の茅の輪について付記しました(6/28)】)。つまり、2号菖蒲園の半分だけ。2号の残りと、1、3号は、草刈りなどをするだけとか。いやしくも花菖蒲は市の花ですし、「花しょうぶまつり」を開催して売り出しているのですから、市ももう少し気合いを入れ、予算をきちんとつけて整備してもよいと思います。今のままでは、恥ずかしく思えます。写真は、株分け作業ででた余剰株。これを7月4、5日の無料配布会で配るそうです。

Img_9737c_20200629155001  公園では、今日もクマゼミが2~3箇所で鳴いているのが聞けました。昨日、早すぎると書きましたが、もうクマゼミが登場する気候になったということでしょう。鳥は少なく、スズメ、ムクドリ、ドバト、カラスくらい。カワラヒワの鳴き声は、聞けました。外周遊歩道では、今日もハクセキレイ。

Img_5450c  鎮国守国神社にお参りに行ったら、大相撲・峰崎部屋の若い衆などが、片付け作業をしていました。今年のImg_5465c 名古屋場所は、東京で無観客で開催されます。さらに、峰崎親方が、来年3月で相撲協会を定年退職されるといいます。その先、峰崎部屋がどのようになるかは承知していませんが、来年以降、鎮国守国神社に宿舎を設け、九華公園相撲場で稽古をすることはなくなったようだと知人から聞いています。夏の風物詩だったのに、残念です。せめて、最後の年くらい、もう一度朝稽古など、見てみたかったものです。

Img_5453c_20200629155001  その鎮国守国神社では、茅の輪作りの準備が始まっていました。茅の輪は、茅萱(チガヤ)または藁(ワラ)でつくります。Img_5461c 集められていたのは、茅萱だと思います。夏越しの大祓、旧暦の6月30日に実施されるのが本来でしょう。鎮国守国神社では、確か7月20日(2019年7月20日:鎮国守国神社の茅の輪……七里の渡し跡南に「伊勢国玄関口 宿場の茶店 一(はじめ)」がオープン)。この日にち、よく調べもせず、土用の頃にやるのかと思っていたのですが、旧暦の6月朔日に合わせていると思えてきました。ちなみに、今年、旧暦では、6月朔日(1日)は7月21日で、6月の晦日(29日)は8月18日です。この時期の方が暑さは本番で、大祓にふさわしいでしょう。

Img_9747c_20200629155001  ツバメの巣も見てきました。京町の呉服屋さんのツバメの巣は留守。卵はあると思うのですが、けっこう不在のときがありまImg_9765c す。写真は、田町の商店にある巣。ヒナは元気で成長しています。親ツバメがエサを運んでくると、皆、猛アピール。左の写真では、奥にいるヒナがトンボをもらっていました。

Img_9770c_20200629155001  こちらは別のシーン。右から2羽目にいたヒナが、やはりトンボをもらいました。トンボはよくエサとして与えられています。

Img_9786c_20200629155001  拙宅マンションまで戻って来たら、敷地の橋を通っている電線に巣立ってきたツバメのヒナImg_9797c が2羽。ときどき、親ツバメがやって来ます。ヒナが止まっているところまで来てエサを渡したり、飛ぶのを促すように、はなれたところで飛んできたヒナに与えたりしています。自律訓練、飛行訓練です。

Img_9711c_20200629155001  余談。遠隔授業、第1回の出席締切は土曜でした。すべてネット上でのやりとりになります。デジタルでの作業ですから楽だと思われるかも知れませんが、授業の準備(資料、音声ファイルの用意)から、ネットへのアップロード作業、共有設定、メールで学生、大学にフォルダのURLを連絡、出欠確認、課題への回答のチェックとありますので、かなり手間暇がかかります。メールが届かない、あるいは、視聴できないということもあり得るということで、第1回に限り締切延長に配慮してもらいたいという連絡が来ていました。それに配慮していたら、今のところ、最終的に出欠確認があったのが、昨日の日曜(第2回からは、厳格に運用します)。大変です(苦笑)。対面授業に行った方が、準備、あとの整理はよほど楽です。小声で訴えておきます(割が合わないなぁ)。

Img_5439c_20200629155001  もう一つ、余談。アカミミガメも橋を渡ることがあるというおハナシ。九華公園の奥平屋敷跡から二の丸跡にかけてかかっている橋にて。写真はありませんが、奥平屋敷跡で私が歩いているのに驚いて、慌てて逃げる途中、段差で落下し、ひっくり返ってしまったカメもいました(助けてやりました。今のところ、カメの恩返しはありません)。アカミミガメにもいろいろいます。土日と遠隔授業の準備でよく働きました(最近の私にしては、ですが)。明日以降、天候不順ですから、今日は休養日。という話で思い出しました。今日、散歩友達のWさんが、「毎日、一服もしないで休憩しているのも大変だ」といっておられました。けだし、名言です。お後がよろしいようで(爆)。

 

2020年6月28日 (日)

おいおい、もう登場かよぉ!?……早すぎるクマゼミの初鳴き【桑名宗社の茅の輪について付記しました(6/28)】

Img_5291c_20200628164201  夜半から朝9時頃まで雨でした。10時になって、もう大丈夫だろうと思い、散歩に出発。住吉神社、九華公園、赤須賀神明社、貝塚公園、入江葭町、京町、田町、桑名七里の渡し公園と5.1㎞。11時半には帰ろうと思って出かけたのですが、こういうときに限って知人によく出会うのです(微苦笑)。困るわけではありませんが、まぁこういうもの。

 九華公園では、ビックリするような出来事がありました。まずは、次の動画をご覧というか、お聞きください。

 朝日丸跡に入ろうとしたら、「シャーシャーシャー」という鳴き声が聞こえてきたのです。早くもクマゼミが登場し、鳴き始めていました。姿は見つけられませんでしたが、確かにクマゼミの鳴き声。例年なら7月に入って、それも中旬になる頃に鳴き始めると思うのですが、いくら何でも6月中から鳴くのは早すぎ。

Img_5299c_20200628164201  その九華公園の花菖蒲園(2号)。管理事務所南のところ。ちょうど半分くらい、株分けを終え、植え替えられていました。あと半分も作業がされると思いますが、これで肥料と水やりをきちんとすれば、来年は見事に咲くと期待しています(微笑)。

Img_5325c_20200628164201  6月26日に茅の輪を確認しようと桑名宗社(春日神社)に行ったものの、フライイングを犯した話を書きまImg_5313c_20200628164201 した(2020年6月26日:今シーズン初の熱中症情報が届く……しかし、散歩は7.1㎞(爆))。諦めきれず、そう言えば、去年は赤須賀神明社でもあったのを思いだし、懲りずに出かけました。しかしながら、右の写真のように、茅の輪を設置すると思われる木枠はあったものの、茅の輪自体はまだありませんでした(苦笑)。またもや、フライイングを犯してしまいました。

Img_5320c_20200628164201  この写真のように、茅の輪くぐりのチラシは掲示されていたのに、惜しいことをしました。6月30日(火)午後2時からだそうです。ウ~ン、これは、6月30日に桑名宗社(春日神社)と赤須賀神明社とを回らないといけません。それに、赤須賀神明社は2時からとありますから、たぶんそれ以前には茅の輪くぐりはできないだろうと思います(2019年6月30日:峰崎部屋朝稽古に芝田山親方登場……桑名宗社で茅の輪くぐり)。天気予報も今ひとつで、気になります。

Img_5335c_20200628164201  赤須賀神明社から貝塚公園に向かう途中、道ばたでツマグロヒョウモンのメスを見つけ、思わずシャッターを切りました。肉眼ではまったく気づかなかったのですが、産卵しているようでした。パソコンで見て分かったような次第。

Img_5354c_20200628164201 Img_5365c_20200628164201  貝塚公園およびその周辺で散歩友達3名に遭遇。皆さん、雨が上がったから出て来たとおっしゃいます。皆、同じです。そのうちSさんと話していたら、近くにコゲラとシジュウカラが登場。鳥の少ない時期ですから、証拠写真ではありますが、載せておきます。

Img_5382c_20200628164201  京町の呉服屋さんのツバメの巣。お尻写真になってしまいましたが、確かImg_5402c_20200628164201 に巣に就いていました。ただし、この直後、どこかに飛び出していきました。田町の商店の巣には、ヒナが4羽。急いでいましたので、今日は、親がエサを運んでくるのは待ちませんでした。

Img_5388c  午後からは、昨日に引き続き、遠隔授業の第4回目の録音作業を挙行(大袈裟な……苦笑)。ちょっと慣れてきたと昨日書きましたが、気が緩むと変なミスをします(爆)。2つめのファイルを録音中、気がついたら、話をして録音していると思ったのに、ポーズボタンを押して、録音を停めてしまっていました。いやぁ、バカみたいではなく、バカそのものでした。何かアプリを使うと、トリミングやら合体やらできると思うのですが、10分ほどのところでしたから、やり直しました。約20分の1つのファイルなら、一気に話をした方が、調子もほぼ同じで、その方が学生の皆さんも聞きやすいだろうと思ったからです。油断大敵であります。何ごとも、慣れたからといって慢心してはなりません。心しましょう。

【付記(6/28)】桑名宗社のInstagramによれば、今日、午前中に茅の輪と七夕の笹が設置されたそうです。明日、行ってこなくっちゃ(微笑)。7月10日まで設置されているそうです。

2020年6月27日 (土)

ヒラヒラ飛ぶトンボ……チョウトンボとハグロトンボ@万助溜公園、中部公園

Img_5118c_20200627185501  今日も蒸し暑く、気温は、31.6℃。もう少しよい天気かと思ったのですが、曇りがちでした。遠隔授業の準備も気になるのですが、もっと気になるのがチョウトンボ(微笑)。そろそろ出てくる頃。ということで、まずは、東員町の万助溜公園へ。最近、上池の浮御堂あたりにカワセミのヒナが登場するようで、本格的バーダーの皆さんが集まっておられました。カワセミももちろん気にはなるのですが、私はどうも本格的バーダーの皆さんには気後れしますので、今日のところはチョウトンボ狙い。

Img_5130c_20200627185501  8時40分頃万助溜公園に到着。上池へ。冒頭の写真のように、すでに大砲のような望遠レンズをつけたカメラが並んでいましImg_5205c_20200627185501 た。バーダーさんは、最多で10名ほど。蓮池&浮御堂の方へは立ち入るのを憚られる雰囲気。その手前の葦が繁るあたりをウロウロ。チョウトンボは、すでに出ていたのですが、このあたりで見えたのは、5匹ほど。遊歩道に近いところにもいたのですが、ほとんどは葦の葉っぱあたり。かなり遠くて、今日のところは、いるのが確認できて、証拠写真が撮れたのみ。やはり7月に入ってからの方が数も増えるのでしょう。

Img_5121c_20200627185501  せっかく来たからには、遠くからでもハスの花を撮影しようということで、超望遠コンデジで。けっこう遠かったのですが、まImg_5221c_20200627185501 ぁそれなりに撮れたかと(苦笑)。

Img_5168c  そのうち、大砲望遠レンズカメラの方からシャッターを切る音が聞こえてきました。気になります(爆)。超望遠コンデジ、65倍ズームで撮れたのがこちら(苦笑)。いかにも非力。ピントもなかなか合いません。スキルはともかく、機材の違いは歴然。たぶんカワセミのヒナ。今の時期、去年まではカワセミを見たことはありません。

Img_9646c_20200627185501  「あの人、何を撮っているのかな?」「虫か花だろう」という声が聞こえてきますが、ここは自主独立路線で(笑)。ご期待に添うようにトンボや花を撮ってきました。左の写真は、ショウジョウトンボのメスと思います。1時間近くウロウロしていたのですが、チョウトンボは近くにはやってこず、撤退。浮御堂近くの葦にも見えましたが、邪魔をしてはいけません。

Img_9611c_20200627185501  下池あたりには、シオカラトンボのオスや、この写真にあるコシアキトンボのオスがたくさん飛んでいましImg_5110c た。もう少し経つと、下池でもチョウトンボが見られるはず。7月に入ったら、また何度か来なくてはなりません。忘れるところでした。万助溜公園では、カルガモさんが出迎えてくれました。

Img_5238c  山田溜公園へ行ってみたものの、駐車場が満車。10台も停められないくらいの小さい駐車場。先ににこちらへとも思ったものの、万助溜公園が気になったので仕方ありません。中部公園へ。アジサイは、やはりちょっと遅かった(苦笑)。そうだろうとは思ったのですが……。遠目にはよいのですが、すでに傷んできた花がかなりあります。

Img_5255c_20200627185501  やむなく、ウォーキングをして帰ることに。ところが、これが幸い。何が幸いするか、分かりません。「転んでもただでは起きない」ではありませんが(苦笑)。ハグロトンボがたくさんいました。中部公園では毎年、たくさん見ます。これも、ヒラヒラとチョウのように飛びます。

Img_5265c_20200627185501  そして、ホオジロ。中部公園の北東の端にて。ここでは、ときどきホオジロを見ます。左はメス、右はオImg_5268c_20200627185501 ス。

Img_9693c  ツバメは、管理事務所の建物に巣が3つありますが、親がImg_5287c_20200627185501 いたのはそのうち1つのみ。これも証拠写真(苦笑)。中部公園、今日は賑わっていました。親子連れの方がかなり多数。遊具で遊んだり、川原で遊んだり。ここには、戸上川が流れていて、浅瀬になっていて、子どもたちも安心して遊べます。

Img_9663c  午後からは、一休みしてから、遠隔授業第3回の録音。ちょっと慣れてきました。娘の部屋を借りて(私は、世帯主でありながら、息子/娘が居候していますから、自分の部屋がなく、リビングの片隅に居候……苦笑)、録音。20分×3ファイルを1時間半ほどかけて録音。初回の高音質ファイルをma4でアップロードしたら、エラーになったという学生さんがいましたので、高音質ファイル・標準音質ファイルともmp3に変換。手間が一つ増えたのですが、まぁ。ネット上で10分もかからずに処理できます。これで、1回分プラスしてストックができました。明日は、さらにもう1回分(第4回の分)を録音しようと思っています。ちなみに、初回の授業、登録者37名でしたが、出席率は今のところ90%ほど。この数値、悩ましいところですが、事務からは、メールが届かないとか、音声ファイルが聞けない/資料のpdfが見られないという学生さんがいるという連絡はありません。

2020年6月26日 (金)

今シーズン初の熱中症情報が届く……しかし、散歩は7.1㎞(爆)

0626necchuushou  午後になって 熱中症情報が届きました。今シーズン初めてです。13時現在の暑さ指数は31.7で、危険(★★★★)、運動は原則中止ということです。確かに午前中から蒸し暑く、最高気温も32.1℃。これは今シーズン最高と思います。

0626cloud  14時を過ぎたら、今度は豪雨の警報。左は、14時43分の国交省「川の防災情報」のサイトで見た雨雲の様子。Img_5103c_20200626152501 東員町と桑名市の境目あたりに真っ赤な雲。その後しばらくして、空が真っ白になるほどの豪雨(14時53分の撮影)。10数分間で15.0mmの降水量でした。

Img_5095c_20200626152601  さて、今日は晴れあり、曇りあり、豪雨ありで蒸し暑い日です。いつも通り、8時過ぎに散歩をスタート。住吉神社、九華公園、シルバー人材センター、貝塚公園、歴史を語る公園、桑名宗社(春日神社)、京町、新築公園、常盤町、寺町、田町、桑名七里の渡し公園と、暑い中を7.1㎞も歩き回ってきました。汗だくです(苦笑)。

Img_5023c_20200626152601  話の順序はバラバラになりますが、桑名宗社(春日神社)に行ったのは、そろそろ夏越しの大祓のために茅の輪が用意されていImg_5025c_20200626152601 る頃だと思ったからです。ところが、左の写真のように、その影も形もありません。いささかガッカリ。そう言えば、去年も6月28日にはまだ茅の輪はなく(2019年6月28日:台風は無事通過、鳥も散歩友達も少なし)、6月30日に行ったら設けられていたのでした(2019年6月30日:峰崎部屋朝稽古に芝田山親方登場……桑名宗社で茅の輪くぐり)。フライイングを犯しました。年を取って気が短くなっているとしたら、気をつけないと(苦笑)。

Img_4886c_20200626152501  元に戻します。桑名七里の渡し公園、建物工事が進んでいると以前書きました。今朝、8時過ぎには左の写真のように、建物の枠組みを組み始める工事が行われていました。普通の家なら上棟式なのでしょう。故郷では、子どもの頃、「建前(たてまえ)」とか「建舞(たてまい)」といっていました。

Img_5086c_20200626152601  こちらは、散歩帰りにもう一度見たところ(11時前)。建物の形はほぼできあがりという印象。今はクレーImg_5088c_20200626152601 ンなどの重機を使いますし、パーツを工場で作って運んできて、組み立てるというスタイルですから、早くに立ち上がって来ます。どんな店になるか、楽しみです(微笑)。

Img_4918c_20200626152501  九華公園。管理事務所南の花菖蒲園(2号だそうです)で、昨日から株分け作業が行われています(先日、悪口を書きましたから、聞こえていったのかも知れません)。昨日、今日の2日間で終える予定だそうです。花菖蒲をすべていったん抜いて、切り分け、種類ごとに入り交じらないよう整理するという面倒な作業です。株分けをした後、植え直して、残った株は7月4、5日の無料配布会で配られるという仕組み。

Img_4930c_20200626152501  その他、今日は、とくに奥平屋敷跡でアカミミガメ多数。5匹ほど見かけました。ごく接近している2匹も。向かって左側のImg_4940c_20200626152501 カメは、すでに産卵用の穴掘り作業中。20分ほど後にもう一度見にいったのですが、まだ穴を掘り終えていませんでした。今日は暑かったので、待っているのは諦めました。鳥はスズメ、ムクドリ、カラス、ドバト、カワラヒワくらい。コゲラも鳴いていたものの、姿は見えず。

Img_4985c_20200626152501  外周遊歩道でハクセキレイ。見るからに若い個体。自立したばかりかも知れません。虫か何かを見つけて咥えたところ。もちろん、邪魔をしないようにはなれたところから望遠で撮っています。

Img_4989c_20200626152601  貝塚公園に向かうとき、桑名市シルバー人材センターの脇を通ります。ここで、同級生K氏に遭遇。退職後、ここで働いているのです。「今日は、時間があるから、コーヒーでも飲んでいけ」ということで、30分弱邪魔してきました(微苦笑)。互いにあれやこれや近況報告などと、ハイキングの計画や、歴史的な街道を歩くことの面白さなどについて。

Img_4995c_20200626152601  貝塚公園。ツバメやムクドリの他はスズメくらい。左の写真、パッと見は変な鳥ですが、たぶんどこかで水浴びをしてきたスズメ。砂浴びをしているようにも見えたのですが、砂浴びができるような場所ではありませんし、窪みもありませんでした。今ひとつ何をしていたか分かりません。

Img_5006c_20200626152601  このあと、歴史を語る公園を通過。桑名宗社に行く通り道なのです。旧桑名城の石垣が見られるのですが、Img_5009c_20200626152601 これまでは漁船やモーターボートなどがたくさん係留されていて、景観が台無しだったのですが、少し隙間が空いています。川口水門のところ(七里の渡し跡)が通れなくなるようで、移動したのでしょう。川口水門から南大手橋まで約500mに石垣が現存しているのです。乱積みで、野面接ぎ、打込み接ぎの2つの方法が用いられ、刻印がつけられた詰み石もあります。

Img_5031c_20200626152601  京町の呉服屋さんの前で、鳥見の大先輩Sさんと遭遇。ふとツバメの巣を見上げたら、親ツバメが巣に就いていました。いたりいなかったりで、最近はずっと見かけなかったのですが、Sさんのお陰かも知れません。ここも再びチェックポイントに復活です。ちなみに、京町のお宅や、博物館の巣は、その後、親ツバメはいません。

Img_5068c  田町の商店の巣では、ヒナが4羽が元気にしていました。見ていると、親鳥は、5分に1回くらいは戻って来て、エサを与えていきます。このまま巣立ちまで無事に過ごして欲しいと願っています。

Img_4913c  午後からは、家族は、招待券を使ってなばなの里へ出かけるといっていましたので、遠隔授業3回目の録音をしようと思っていたのですが、猛暑&豪雨で予定変更(苦笑)。その余波で、録音も明日に変更せざるを得ず、という始末。再来週の分ですから、まだ慌てる必要はありませんが、可能ならストックを作っておきたいのです(貧乏性なのです)。

 

2020年6月25日 (木)

ホームセンターに出没

Dscn2916c  朝のうちは、雨雲レーダーには何も写っていないものの、細かい雨が降っていました。午前中、散歩は諦めて、こちらへ。サンシバークにあるカインズ。昔は、雨が降るとこういうホームセンターに来て歩いていました(苦笑)。今日も多少は運動になるとは思ったのですが、主たる目的はメダカやエビのエサと水草、バクテリアを買おうという次第。ついでに写真に写っている東京靴流通センターで靴も2足ゲットしてきました。

Dscn2919c  水草は、アナカリス(オオカナダモ)というものと思います。成長が早く、丈夫で、多年草。1束で¥398。3束買うと¥1,000でしたが、現状では3束も買うと多すぎますから2束。1束は10本くらい。バラしてメダカ水槽に入れました。

Img_4853c_20200625154501  こちらは、新住人のエビ。2匹いますが、これまでに2~3回脱皮しています。一方は卵を抱えていたはずなのDscn2930c ですが、2日ほど前、朝になったら卵が見えなくなっていました。エサは、メダカに与える乾燥赤虫を与えていたものの、このエサは浮遊性。エビは水面にはほとんど上がってきませんので、これではダメで、専用のものを売っているだろうと思い、探しに行ったという意味もあります。沈下性の「小型シュリンプ専用フード」というものを売っていました。

Dscn2924c  睡蓮鉢。熱帯スイレンは相変わらずつぼみは見られず、葉が生い茂るのみ。ベランダの日当たり良好なところに置いてあるのですが、熱帯スイレンとしては日照不足なのかも知れません。葉がこれだけ出て来ていますから、養分が不足していることはないように思います。

Dscn2936c  カインズの後は、ランドリーに連れて行かれました。洗濯物に乾燥機をかけるから、そのやり方を見て覚えるようにという、ありがたい配慮からです(微苦笑)。仕組みは理解しました。慣れぬことをしたせいか、午後からは爆睡を貪ってしまいました。こういう梅雨時で、蒸し暑いといけません(苦笑)。しばらくは梅雨らしい天候が続き、晴れ間は土曜日にならないと見られないという予報です。

2020年6月24日 (水)

九華公園にアオサギ戻る……遠隔授業第1回は、何とか無事に進んでいる様子(微笑)

Img_4848c  朝早くには少し雨が降っていましたが、散歩途中からはよく晴れて、29.1℃。今日も暑い(苦笑)。8時過ぎから、いつも通り散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町、田町、桑名七里の渡し公園と5.9㎞。毎度お馴染みのワンパターンです。

Img_4762c_20200624163901  九華公園の鎮国守国神社社務所裏、久々にアオサギさんを目撃。しかし、今日は雨が降るといやだと思って、超望遠コンデジしか持っておらず、シャッターチャンスを逃しかけました。テキトーにカメラを向けてシャッターを押したら、一応、アオサギが飛び去るのが写っていました(苦笑)。ご関心がおありの向きには、クリックして拡大の上、ご確認くだされば幸いです。中央から右下にアオサギがいます。

Img_4784c_20200624163901  九華公園では、とくに変わったこともありませんし、鳥もいません。散歩友達Wさん、Oさんご夫婦、前管理人Oさん、シルバImg_4777c_20200624163901 ー人材センターから派遣された方々に出会ったのみ。アオサギの他は、スズメ、ムクドリ、カラスを見て、カワラヒワの鳴き声を聞いたくらい。

Img_4791c  公園外周遊歩道の南のお宅で柿の木を見上げたら、実が結構大きくなってきていました。よそのお宅ですし、知人でもありませんから、熟したらいただける訳はないのですが、何となく気になります。

Img_4795c  貝塚公園。貝塚家の別邸跡です。90歳を超える知人男性は、ここのお屋敷内にあった長屋に住んでいたということで、お目にかかるといろいろ、その頃の話をしてくださいます。池があり、蓮がたくさんあって、戦後の食糧難のときはそれを捕ったとか、魚もたくさんいてこれらも食べたということです。ちなみに、中国史学者で、京都大学人文科学研究所教授を務めた貝塚茂樹(かいづかしげき;1904~1987)は、1945年、妻の実家である、この貝塚家の養子になっています(旧姓は小川。湯川秀樹は弟)。

Img_4798c_20200624170001  寺町商店街の和菓子屋さんで水饅頭をゲット。たまには散歩土産ということです(微笑)。平日の今日は、閑散としていまImg_4825c す。土日や、三八市のあるときはけっこう賑わっていますが。右の写真は、田町の商店にあるツバメの巣。散歩コースで現在、ヒナがいるのはここだけ。4羽が元気にしています。親はせっせと(5分に1回くらい)エサを運んで来ます。

Img_4768c_20200624163901  ところで、今日は、遠隔授業第1回の日。昨日授業資料と音声ファイルをアップロードしました。学生の皆さんには、時間割で割り振られた当日、聴講するようにという指示が出ています。5時過ぎに確認したら、すでに37名の登録者のうち、10数名の学生の皆さんが、聴講した(出席した)という確認をしてくれていました。資料も、音声も概ね好評で、一安心するとともに、力をもらった感じです。授業はやはり、教員と学生とがいて成り立つものだと改めて実感しています。そこに相互作用が生じると、学生の皆さんの学習も深まるでしょう。学生の皆さんの反応を励ましに、遠隔授業を乗り切れたら幸いです。

2020年6月23日 (火)

船頭平河川公園でハスの花、治水神社でサギのコロニー……愛知・岐阜両県へ遠征(微笑)

Img_4407c Img_4399c  よく晴れて、真夏日になりました(30.6℃)。出かけたくなって、ウズウズします(苦笑)。困ったものと思いながら、梅雨の貴重な晴れ間、あまり鳥もいないいつもの散歩コースでは満足できないのです。東員町方面へ行くかとも思ったのですが、治水神社のサギ山が面白いとブロ友のひらいさんが書いていらっしゃいましたので(2020.06.21いつもの遠征コース(ってどこだよ!(解説付き))、愛知・岐阜両県の2箇所へ遠征してきました。とはいえ、目的地は、我が家からはクルマで片道20分ほど。まずは、愛知県愛西市立田町にある船頭平河川公園へ。ここには冒頭の写真のように蓮田があるのです(見えている山は多度山)。次いで、岐阜県海津市海津町にあるC神社へ。8時20分出発、11時過ぎに帰宅。右の写真は、船頭平公園にある船頭平閘門

Img_4412c  船頭平河川公園に蓮は15種類あるそうで、種類ごとに分けられています。先客はお二人。公園は冒頭の写真のように、広々としImg_4431c_20200623165501 ていて気持ちいいところ。咲き具合は、まだまだこれからという感じでした。左の写真は、「漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)」という種類だそうです。半八重咲きで、ピンク色がきれいでした。これがもっともたくさん花がついていました。

Img_9437c  左は、ミセススローカム(すべてに説明板があります)。八重咲きで花弁数が70~100枚もあります。アメリImg_9456c_20200623165601 カのスローカム農場で交配されたため、この名前だそうです。右は、マイヨウレン(毎葉蓮)。一重咲きで、各立ち葉ごとに花が咲くほど花つきがよい品種だそうです。

Img_4502c_20200623172101  シンニョレン(真如蓮)。一重咲き、緑色が強く、全体にふんわりした感じの花(全部、説明Img_4515c 板にしたがっているだけです……微笑)。右は、このシンニョレンでまだ開いていない花。遊んでみました。

Img_4453c  遊びついでに。もっとさまざまなアングル、視点でやっImg_4524c_20200623165601 てみたいとは思うものの、なかなかバリエーションとは行きません。遊び心が足らないのかも知れません。一昔前に流行ったような表現でいえば、「弾ける」必要があるかも。

Img_4493c  船頭平河川公園では、1時間ほど楽しんできました。この咲き具合なら、今シーズンはもう2~3回行って見てきたいと思います。

Img_4566c_20200623165601  ついでに公園の周りも見て回りました。これが正解(微笑)。アオサギさんを発見。本当は、キジがいないImg_9479c かと思ったのですが、そうそううまい話はなし。その他、トンボがかなり飛んでいました。あの憧れのチョウトンボも1匹見たのですが、写真は撮れず仕舞い。右は、ギンヤンマの交尾&産卵のシーン。

Img_4531c  シオカラトンボも、オス、メスともにたくさんいました。蓮田や、その周囲にたくさん飛んでいます。今日Img_9510c_20200623165601 もっともたくさん見たトンボが、このシオカラトンボ。

Img_9514c  左の写真は、全身が真っ赤ですから、ショウジョウトンボ。オス。アキアカネなどの普通のアカトImg_9520c ンボよりもひとまわり大きい体をしています。右は、ショウジョウトンボのメスと思います。

Img_4703c  続いて、こちら、国営木曽三川公園三川センターの近くImg_4735c_20200623165701治水神社へ。毎年、この神社の本殿の背後の鎮守の森でアオサギが営巣するのです。ここもアオサギの営巣や、御衣黄を見に年に何度か来ます。

Img_4752c  遠目に見ると、こんな状況。これまでの年よりもたくさん集まっていますImg_4622c_20200623165701 し、アオサギよりもダイサギがはるかにたくさんいました。裏から駐車場にクルマを入れたのですが、降りた途端に頭上から賑やかな鳴き声が聞こえてきました。まずは、参拝して神様(宝暦治水に携わった薩摩藩の平田靱負翁を祀っています)にご挨拶。

Img_4643c_20200623165701

 アオサギは、やはり役者です(微笑)。実にいろいろ、笑える姿を見せてくれます。左の写真、超望遠コンデジの65倍ズーImg_9583c_20200623165901 ムで撮ったのですが、肉眼ではどうなっているのか、今ひとつよく分からなかったのです。右の写真、アオサギの巣ですが、何やら険悪な雰囲気。親がエサを運んで来たようなのですが、その後、大騒ぎになっていました。遠くて、枝葉の陰で何が起こっているか、今ひとつよくは見えなかったのですが、揉めていたのは確実。

Img_4663c_20200623165801  こちら、アオサギのヒナたち。これだけ成長して、親と変わらぬ大きさになると、いつ見ても、オッサンに見えて仕方ありません(苦笑)。暑いので、嘴を開けて、のど元をブルブルさせています。ときどき書きますが、犬がハアハアするのと同じなのでしょう。

Img_4668c_20200623165801  ダイサギたち。上記のように、アオサギよりもはるかにたくさんいました。神社の宮司さんに伺うと、毎Img_4690c_20200623165801 年、転落するヒナもいるようですが、けっこう人気の繁殖地になって来たのかも知れません。右の写真、ダイサギのヒナ。こちらも、笑わせてくれます。

Img_4712c_20200623175601  いやぁ、愛知・岐阜両県へ遠征、しっかり楽しめました。あまりに暑かったので、木曽三川公園三川センターへ行って、自販機でアイスクリームをゲット(微笑)。

Img_4606c_20200623175901  午後からは、一休みの後、非常勤先の遠隔授業につかうファイルをアップロードし、非常勤先と受講の学生の皆さんへメールで連絡。まずは、つくった授業資料のpdfと音声ファイル(mp3)をGoogleのG  Suiteの共有フォルダにアップロード。共有設定をして、そのURLをメールに貼り付けて、送信します。リンク先を間違えないように、チェックしつつメールを書きます。出欠確認や、質問、課題への回答は同じく、Google Formを用いますので、そのURLも確認して、メールに記載します。

Img_4409c  うまく行くか、トラブルが起きないか、ちょっとドキドキです(苦笑)。非常勤先からのメールでは、初日に遠隔授業の通知メールが届かなかった学生さんが、各授業に数名いたことが判明したといいます。メールソフトのセキュリティ機能が、通知メールを弾いてしったようでした。早急に対処してもらえるはずですが、すべてを洗い出すには若干の時間が必要でしょう。しかし、通知メールが届かない学生は遠隔授業の講義データを視聴できない状態が続きますので、第1回の講義データは、当初の予定のように、1週間程度で削除するのではなく、さらに1週間、閲覧できるようにすることや、出席やレポートの締切についても配慮するようにという依頼が来ています。軌道に乗るには、ちょっと時間がかかるかも知れません。

2020年6月22日 (月)

曇天&ときどき雨で中途半端な散歩【ブログパーツを修正しました(6/22)】

Img_4331c_20200622161801  夕方近くになって晴れ間も出て来ましたが、散歩に出かけた午前中は、曇天でときどき雨が落ちてくるという不安定な天候。散歩も何だか中途半端になりました。8時過ぎにでて、住吉神社、九華公園と廻り、九華公園で散歩友達Oさんご夫婦と話していたら、雨が降り始め、撤退を決めました。公園の外周を回って京町に向かっていたら、雨は止んできました。これならと思い直し、新築公園から常盤町、寺町、三崎通と距離を稼いで桑名七里の渡し公園の近くを歩いていたら、また降り始めるという始末。一応5.5㎞を歩いて、10時半過ぎに帰宅。冒頭の写真は、桑名別院本統寺のアジサイ。

Img_4290c  7月4、5日に行われる花菖蒲の無料配布会のお知らせが出ていました。「九華公園の花菖蒲を株分けした際に出る株を無料で配布する」という趣旨です。ということは、これから公園内にある3つの花菖蒲園で株分け作業が行われるはずですが、さあどうでしょう。ちょっと怪しんでいるような書き方ですが……(微笑)。配布会用に花菖蒲の株を買ったらしいという話も漏れ聞こえてくるのです(苦笑)。もともとの趣旨が、年月を経て忘れられているような気がします。そもそも株分け作業は、花菖蒲を手入れして、次の年もきれいに咲くようにするため、「花菖蒲の株を分割する」というもの。分割したものをまた植えて、翌年に備え、あまったものを市民に配布するということのはず。今のやり方ですと、この基本がおろそかになっているように思えてならないのです。

Img_4297c_20200622161801  ユリの仲間(微笑)。以前ほど熱意を持って調べる気にならなくなっていてよくありません(苦笑)。鮮やか秋色というか、オレンジ色で、目を引きます。それに、アジサイもまだ咲いていImg_4292c ます。

Img_4323c_20200622161801  こちらは、桑名別院本統寺の菩提樹。実がなってきました。確かに数珠などにちょうど良い大きさですし、菩提樹の実ですから、大変ありがたい気がします。

Img_4340c_20200622161801  寺町商店街の北にあるお宅のノウゼンカズラ。ほぼ満開になっていました。漢字で書くと、「凌霄花」だそうです。「霄(そら)を凌ぐ花」の意味で、高いところに攀じ登ることに由来するといいます。確かに電柱などに登っていって咲いているのを見ることがあります。

Img_4355c_20200622161801  田町の商店のツバメの巣、今日も親ツバメがせっせとエサを運んで来ていました。

Img_4372c_20200622170701  さて、今週からいよいよ非常勤の遠隔授業がスタート。私の授業は、水曜日ですので、火曜夕方に授業資料と音声ファイルをアップロードし、学生部や学生諸君にメールを送信します。学生の皆さんには、本来の開講日中に受講するよう指導されています。3日後の土曜までに出席(聴講)確認と、課題への回答、質問を書き込むことになっています。手間がかかりますが、やむを得ません。これでちょっとメリハリのある生活が戻ってくるかと個人的には期待しています。明日は、早速アップロードその他作業の第1回を遂行しないといけません。最後の写真は、夕方、ベランダから南東の方角を撮影。ナガシマスパーランドなどが見えます。

【付記:ブログパーツを加除修正しました(6/22)】

 思いついて、このブログの左右のコラムにありますブログパーツの加除修正をしました(6/22)。長年、同じデザイン、同じブログパーツでやって来ましたが、FlashPlayerを使用したパーツが表示されなくなったこともあって直しました。FlashPlayerを使うパーツを削除するとともに、ブログ名の由来や、モットーを追加しました。並べ方も変えてみましたが、まだ十分に気に入ったものとなっていませんので、しばらく、あれこれ試行錯誤するかも知れません。マイフォトも削除しようかという気もしています。基本的デザインも、昔のままです。リニューアルするとか、改革するというのがよいとは思っていません。しかし、ずっと古いままにこだわるわけでもありませんから、そのうち気まぐれで見た目を大幅に改めるかも知れません。

2020年6月21日 (日)

古代ハスとジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベントでフローティングフラワーを見る……六華苑へ

Img_3744c_20200621192001  今日は夏至で、部分日食が見られるはずでした。が、部分日食が見られる時間帯は、雲がかかっていました。残念。今日の散歩は、六華苑で行われている「ジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベント」と、古代ハスの花を見て来ようということで、いつもとは逆コースで、田町、京町、入江葭町、内堀南公園、貝塚公園、九華公園、住吉神社から六華苑と回って来ました。6.2㎞+α。8時から11時半の散歩。最高気温は、27.7℃。木陰は風も通って涼しいのですが、日向はやや暑い。

Img_3751c_20200621192601  六華苑の入り口、長屋門。我が家の隣といってよいほど近くにありますが、来るのはせいぜい1年に1回。前回は、去年9月6日Img_3917c (2019年09月06日:九華公園、旧東海道、七里の渡し跡、宿場の茶店「一」から六華苑を漫遊)。それなりに賑わっていました。人気の的は、古代ハスの花と、メモリアルイベントの一環として行われているフローティングフラワー(花手水)でした。後者は、女性に大人気です。

Img_3782c_20200621192101  まずは、古代ハスの花。花弁の数が少ない原始的な特徴を持つそうです。濃いピンクの花を咲かせていまImg_3790c_20200621193501 し た。国名勝に指定されている庭園の池の⻄側に植えられています。中日新聞の記事によれば、今年は約20個と、例年より多くのつぼみが出てきているといいます。

Img_3886c  この古代ハスは、平成9(1997)年、市制施行60年を記念し、友好都市の埼玉県行田市から3Img_3881c 株が寄贈されたものです。行田市が1970年代に行った公共施設造成⼯事により、1,300~1,400年前の地層から出土した実が自然発芽したものだそうです。桑名市でも増殖、維持の努力が続けられたものの、徐々に弱ったため、2年前に行田市から再び寄贈されました。ハスですので、花は早朝に咲き、昼ごろには閉じてつぼみの状態に戻ってしまいます。これを4日繰り返して散ります。散策路から近いところから撮ったのは、上の2枚。花が東向きに咲いていますので、裏から見る感じになります。こちらの2枚は、池を挟んで対岸から望遠で撮ったもの。

Img_4088c_20200621192101  フローティングフラワーは、苑内6箇所にあるということなのですが(これは、帰ってきてからネットで調べて分かりましImg_9390c_20200621192101 た)、3箇所しか気づきませんでした。よく反省して、事前の下調べが必要と書いているのですが、年を取ると学習効果が身につかないようです(苦笑)。こちらの2枚は、和館の南にある手水鉢。ここは人気スポットで、女性の皆さんが群がっておられました。フラワーアレンジメントのように色とりどりの花を浮かべて飾られています。

Img_4195c_20200621192101  左の写真は稲荷社の南のフローティングフラワー。苑内の北西奥にありますので、ここまでいらっしゃらない方も多数。私も6箇所のうち、半分しか気づきませんでしたので、偉そうなことはいえませんが、もったいない。苑内のマップはここにあります。

Img_4214c_20200621192101  こちらは離れ家の近くにひっそりと置かれていた感じ。これ、気づかずに素通りしてしまいそうです。これImg_4222c_20200621192101 もなかなかよい感じです。

Img_3930c  せっかく入場料¥460を支払って入りましたので、建物の中も見てきました。左の写真は、玄関ホールの内側。ここだけで我が家一軒分が入りそうです(苦笑)。

Img_3947c  こちらは、洋館1階の食堂。「ジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベント」の1つとして、テーブルコーディネートが施されています。英国スタイルのテーブルコーディネートになっています。使用されている食器は和洋折衷です。作品は、 一般社団法人ジャパンテーブルコーディネート協会桑名校が提供しています。

Img_4015c_20200621192201  2階のサンルーム。広々としていて、日当たりはとても良く、気持ちの良い空間です。隅にロッキングチェアーが置かれています。許されるのであれば、このロッキングチェアーに座って、しばらくボンヤリとしていたいと思います。ちなみに、このサンルームや、苑内の各所から拙宅マンショが見えます(微笑)。

Img_4006c  六華苑(旧諸戸清六邸) は、山林王・二代諸戸清六の新居として明治44 (1911)年に着工、大正2(1913) 年に竣工しています。揖斐・長良川を望む約18,000 ㎡の敷地に、洋館と和館、蔵などの建造物群と「池泉回遊式」庭園で構成された邸宅です。一部は改修され、また、戦災を受けてはいますが、創建時の姿をほぼそのままにとどめています。洋館の設計は、鹿鳴館やニコライ堂などを手がけたイギリス人建築家 ジョサイア・コンドル。東京以外に、コンドルが設計した建物で残っているのは、ここが唯一。

Img_4036c_20200621195301  和館。廊下は、畳廊下と板張り廊下と2つが並行しています。板張り廊下は、使用人の方が通ったところ。畳廊下は、家族やImg_4046c 客人が歩くところ。世が世なら、私など板張り廊下しか通れなかったでしょう(笑)。建物案内図は、こちらにあります。

Img_3808c  六華苑というと、この景色も忘れてはいけません。庭園の池越しに見た建物です。今日は、天気もよく、風もありませんでしたので、建物が水鏡になってきれいでした。「ジョサイア・コンドル没後100年メモリアルイベント」は、昨日、今日で終了。古代ハスの花は、7月半ば頃まで楽しめるということです。

Img_4228c_20200621200101  余談と申し上げては失礼ですが、和館と番蔵棟の間では、若いカップルの方が、結婚式の前撮り写真を撮影中でした。いやぁ、いいですね。正直、そう思います。

Img_3964c_20200621200501  余談その2。洋館2階の女中室では、「諸戸徳成邸水彩画展」が開かれていました。徳成邸は、もうありませImg_4270c んが、何度も特別公開を見に行きました。たとえば、2017年4月29日には最後の特別公開を見ています(「諸戸徳成邸」特別公開へ……「見納め」になるということで)。ここは、一時、桑名市が買いあげるという話もあったものの、財政難から諦めました。実にもったいないと思います。水彩画展に出展された絵をもとにした「諸戸徳成邸絵はがき(10枚セット、¥500)」を売っていましたので、ゲットしてきました。

2020年6月20日 (土)

梅雨の晴れ間にしては気持ちの良い日……午後からは訪問面談

Img_3612c  良く晴れ、気温はそれなりに上がったものの(29.1℃)、北寄りの風が吹き、気持ちの良い日になりました。昨日、江戸橋の非常勤先の遠隔授業2回目の準備を終えられ、少しホッとしています。遠隔授業は来週からスタート。少しでもストックを作っておくと、気が楽になるかと思っています。午前中、8時からいつも通り、散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、田町、桑名七里の渡し公園と6.2㎞。午後からは、相談を承った方のお宅へ訪問して面談をしてきました。

Img_9236c  住吉神社でスズメ。住吉神社あたりは、スズメが良く集まっています。有本芳水の歌碑にスズメがエサをくわえてやって来ました。この碑には、大正5(1916)年につくられた「桑名にて」という詩が彫られています。もちろん、スズメは歌碑や、ここに彫られた詩にはお構いなし。

揖斐乃ながれのしがらみに
にほいあせたる花うきて
波にうたひて波に去る
可もめよ何を鳴き行く可

Img_3627c_20200620163201  船津屋裏あたりで揚げ雲雀を聞きながら、揖斐川の堤防を進みます。鳥はこのほか、スズメ、ムクドリくらい。柿安コミュニティパークで、今日もまたクチナシの花。同じことばかり書きますが、渡哲也さんの歌がアタマの中を回ります(苦笑)。変化というか、進歩というか、ありません(苦笑)。

Img_9278c  九華公園。今日は、土曜日ということもあってか、歩く人はそれなりにたくさんあります。公園内の野球場Img_9283c からは、少年野球チームの子どもたちが、かけ声をかけながらランニングしています。奥平屋敷跡では、アカミミガメ3匹を目撃。この2匹は、産卵場所を探しているようでした。右の写真のアカミミガメは、穴を掘り始めたところ。

Img_9290c  二の丸跡ではシジュウカラ・ファミリー。賑やかなのですが、木々の葉が生い茂ってきていて、その姿はなImg_3660c_20200620163201 かなか捉えられません。ようやく撮れたのは、ヒナの姿。右の写真は、スズメのヒナ。親鳥についていて、エサをもらっていましたので、まだ巣立ってきたばかりと思います。スズメは1回目のヒナが巣立つと、2回目の繁殖に入るといいますが、2番仔かも知れません。

Img_9302c_20200620163201  貝塚公園から田町まで、取りはあまり見当たりません。田町の商店の軒先にあるツバメの巣、雛が誕生していました。親鳥が巣にいたり、いなかったりして心配したのですが、ヒナが4羽いました。京町あたりの巣には、もうツバメは来ていませんので、これは、ちょっとうれしかったですねぇ。

Img_3678c_20200620163201  西船場町で築70年の、空き家になっていた古民家の改築工事をしていたMARUYO HOTEL(2020年6月 1日 :九華公園で巣立ってきたツバメのヒナ)。完成したようです。塀は檜、門の屋根は銅張り。年月を経ると、色が変わって風格が出て来そうな感じです。「一日一組限定(4名まで)の一棟貸しホテル」で、掲示には6月21日オープンとあります(春日神社さんのInstagramによれば、2名×2組とありました。春日神社の宮司さんが開業のお払いをなさったそうです)。2階の窓からは、住吉神社あたりがよく見えるそうです。プライベートシェフを呼んでのパーティーにも利用できるというお話し。

Img_3681c_20200620163201  冒頭に書きましたように、気持ちの良い日で、あまり汗もかかずに歩き終えられました。梅雨の晴れ間とは思えません。午後からは、かねてからのお約束で、ご相談を承っていた方のお宅へ訪問して面談。お母様とお子さんご本人とお話ししてきました。検査結果や事前にいただいた情報から、お子さんの特徴を見立て、それに基づいてお話しをするのですが、お子さんご本人が途中から、笑えててきて仕方ないという風でした。「どうして僕のことをそんなによく分かるの?」ということだそうです。検査結果をよく見て、いただいた情報と詳しく照らし合わせると、お子さんの特徴はかなりよく分かります。お子さんご本人にも特徴を説明し、どうしたらよいか、話をします。お子さん自身、自分のことですから、自分で特徴を承知し、自分でも対応の仕方を工夫していけるとよいので、お子さん自身とも面談をすることに意義があると考えています。

2020年6月19日 (金)

「雨読の日」は、パソコンに向かってしゃべっていました(微苦笑)

Img_3598c_20200619131401  午後から空が明るくなってきて、雨雲も切れてきましたが、午前中はけっこう降っていました。「雨読の日」です。とはいえ、昼前に、100均ショップと郵便局へ行ってきました。散歩は、今日は、無理という感じ。

Img_3589c  雨読の日ということで、江戸橋の非常勤先の遠隔授業の準備。6月7日にも書きましたが(2020年6月 7日:コアジサシのヒナが誕生……余談はアベノマスク、199万PV達成と江戸橋方面の遠隔授業準備について)、「ネット番ラジオ講座」というイメージで、授業資料はpdf、音声ファイルはmp3をアップロードします。午前中、パソコンに向かってしゃべっていました(笑)。Windowsのボイスレコーダーで録音しているのです。オマケのアプリなのに、けっこう使えます。ポーズボタンもあって、時折止めて、のどを潤したり、次を考えたりしながら話をしています。しかし、目の前に学生の皆さんがいないと、何だか調子が出ませんし、とても物足りません(苦笑)。もとよりライブ感はありませんが、「いったい誰に向かってしゃべっているのか?」という気がしてしまいます。受講者名簿は届きました。昨年後期に担当した授業を取ってくれた2年生の皆さんの印象は残っているのですが、1年生については、いい方が悪いものの、お互いに「見ず知らず」な訳です。1年生の皆さんにとっても、同じような感覚だろうと思います。放送大学のラジオ講座を2コマ担当したことがあると、以前書きましたが、これとはやはり別。ラジオ講座は、受講者とは直接出会わないことを前提に、しっかり原稿を書いて、話をしたのです(読み上げた、といった方が良いかも知れません)。パソコンに向かってしゃべるのに慣れた方が良いのか? など余計なことを考えたりしてしまいます。

Img_3567c_20200619131401  話の埋め草に、ベランダ園芸とベランダの新住人など。左の写真は、ベランダ園芸のすべて。あまり場所を取るなというのが、至上命令(苦笑)。右端のネギは、切れ端の根っこを植えたもの。何度が収穫しましたので、さすがに元気がなくなっている気がします。

Img_3569c_20200619131401  こちらは、万年青。ちゃんと世話をすれば、こんなに伸びるんだ、と改めて感心しています。「サボっていImg_3571c_20200619131401 ただけじゃないか」といわれること必至です(苦笑)。右は、サギソウのうちの1鉢。よく見たら、斑入りの葉っぱがありました。いや、これはさらに楽しみになってきました。

Img_3581c  ベランダの新住人、エビ。元気にしています。まだ卵は孵っていません。雑食性のようで、メダカに与える乾燥赤虫(フリーズドライ)を少しずつ与えています。一応食べてはいるようです。

Img_3587c_20200619131401  メダカの睡蓮鉢。卵が孵って、赤ん坊がいると書きましたが、その後見当たりません。親メダカに食べられたのかも知れません。熱帯スイレンは、相変わらず葉っぱばかりが繁っています。Facebookの知り合いに尋ねたら、日当たり不足ではないかといわれました。しかし、ベランダですので、日の出から日没まで陽を当てるのは至難の業。去年、最初についていたつぼみ以外、出てこなかったのも日照不足のせいかという気がします。

Img_3578c_20200619131401  明日は午後から仕事の予定。天気は回復しそうですから、午前中は散歩もと思っています。

2020年6月18日 (木)

降られるために散歩に行ってきました(微苦笑)

Img_3439c_20200618152101  昼くらいまで天気は持つだろうと高を括って散歩に出たら、9時半頃には細かい雨が落ちてきました。まるで「降られるためImg_9206c_20200618152601 に散歩に行った」ようなものです(苦笑)。朝一番に用事を済ませ、8時40分頃から住吉神社を経て、九華公園に向かいました。九華公園には9時頃到着。散歩友達、管理人さんなど3人と出会いました。スッポンは、昨日、堀に返されたそうです。また、鳥小屋のセキセイインコ、管理人さんが巣箱の中を撮影したところ、卵は7個あったということでした。インコの写真は昨日撮影。

Img_3446c_20200618152101  道中から九華公園では、スズメ、ムクドリ、カラスなどを目撃。左の写真のスズメ、遠目には成鳥かと思ったのですが、写真で確認したら、幼鳥でした。頬やのど元が黒くなってきていますので、見間違えたという次第。嘴の端にまだ黄色いところが残っています。

Img_3460c_20200618152101  柿安コミュニティパーク駐車場を半周して、クチナシの花を見てきました。わりと花が傷みやすかったり、小Img_3462c_20200618152101 さい虫がたかっていたりするのです。写真を撮ってからパソコンでよく見て、気づくことがよくあります(後の祭りというわけ)。今日は、開いたばかりか、開きそうなつぼみを探してみました。かなり強い芳香があります。渡哲也さんの歌にも「くちなしの花の 花のかおりが 旅路の果てまで ついてくる」とありますが、肯けます。ちなみに、和名の由来には、「果実が熟しても裂開しないため、口がない実の意味から『口無し』」という説があります。

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 先日も触れましたが、九華公園では、このような光景があちこちで見られます。アカミミガメ(ミドリガメ)が産卵した後をImg_3480c_20200618152201 カラスがほじり孵し、卵を食べてしまった跡です。カラスの行動と関連づけて見ると、ヒナが巣立ってから、こういうシーンをよく見る気がします。カメの卵をヒナのエサに与えているように思えます。大袈裟にいえば、自然の生態系の一部です。アカミミガメには、かわいそうな気がしますが、やむを得ませんし、これがないと、九華公園の堀はアカミミガメで溢れかえる気がします。と思って歩いているうちに雨が降ってきました。スマホで雨雲レーダーを見たら、西から南にかけて、一面の雨雲。これまたやむを得ません、撤退を決定。

Img_3497c Img_3487c  ついでに、最近見ていませんでしたので、江戸町にある歌行燈本店のアジサイと、風呂町にある美容室のアジサイを見ていくことにしました。風呂町の美容室のアジサイは、今日出遭った散歩友達が教えてくださったのです。左右の写真は、歌行燈本店のアジサイ。数は減ったものの、きちんと手入れされていますので、まだまだ十分に鑑賞できます。

Img_3517c_20200618152201  こちらは風呂町にある美容室のアジサイ。赤、白、紺(青)と原色に近いアジサイが並んでいます。セイヨウアジサイでしょImg_3543c_20200618152201 うか。こちらのアジサイの方が、子どもの頃から見慣れた、私の「アジサイ」のイメージに近い気がします。ここはいつも散髪に行くS理容院さんのすぐ裏手。通ったことはあったものの、アジサイがあるとはつゆ知らず(苦笑;オヤジギャグには非ず)。やはり、自分が住んでいたり、普段通っていたりするごく近所でも知らない/気づいていないこと、ところはたくさんあるものです。

Img_3507c  という次第で、1時間半足らずで帰宅。歩いたのは、3.9㎞。何となく物足りませんが、梅雨の季節、歩けただけで良しとしましょう。今日は、新しくアジサイのローカル名所も見つけましたから、まぁまぁの出来としなくてはならないかも知れません。明日は夕方まで雨という予報。「雨読の日」に専念しないと。

2020年6月17日 (水)

クチナシの花が咲きました

Img_3317c_20200617150001  昨日と同じく、湿度があまり高くなく、木陰にいるとさわやかに感じます。気温も、30℃には達しませんでした(12時半に28.9℃)。冒頭の写真は、8時過ぎに撮った長良川河口堰方面の空(揖斐川右岸から)。秋の空のような感じもします。散歩は、8時から住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、京町、田町と回って、10時過ぎにいったん帰宅。11時から駅方面に所要で再び外出、12時前に帰宅。合計7.2㎞を歩いてきました。

Img_9202c  揖斐川右岸からは、この時期にしては珍しく、多度山がよく見えていました。手前に写っている高水敷、先日写真を載せた除草機&集草期の活躍できれいになりました。スズメ、ムクドリが集まっていましたが、ヒバリの姿はありません。草が伸びていたときには、ツバメがエサ取りにたくさんやって来たのですが、それも来なくなりました。

Img_3325c  柿安コミュニティパークの駐車場の西側にクチナシが植栽に使われています。一昨日は気づきませんでしたが、今日はかなりたくさん咲いて来ていました。けっこう強い香りがしますから、一昨日はまだ咲いていなかったと思います。個人的には、「くちなしの花」というと、渡哲也さんの歌が浮かんできます。昭和48(1973)年の発表だそうで、私は大学に入学した年です。ご本人も、石原裕次郎さんもこの曲が流行るとは思わず、石原裕次郎さんは「この曲が流行ったら銀座を逆立ちしてやる」と言ったそうです。

Img_3343c  九華公園は静かでした。天気はよく気持ちよいのに、散歩する人は多くはありません。あのスッポンのその後。今日もまだ保護されていました。管理人さんが調べたり、詳しい方に聞いてくださったりした結果、夜間、産卵に上がってきたものの、それに適した場所がなく、卵を産まず(産めず)に元気をなくしていたのではないかということでした。アカミミガメ(ミドリガメ)ほど、地面を掘る能力は高くないようで、軟らかい土のところに産むという話です。今日にでも、リリースするということでした。

Img_3334c  花菖蒲はほぼ終わり。7月に入ると、柿安コミュニティパーク駐車場で株分け会があるそうです(こちら)。アジサイは、七Img_3336c 変化の名前の通り、少しずつ色を変化させています。

Img_3350c_20200617150001 Img_3352c_20200617150001  コゲラやカワラヒワの鳴き声は聞こえたものの、見るのは、スズメ、ムクドリ、カラスばかり(苦笑)。スズメは、独り立ちした今年生まれの幼鳥たちが目につきます。

Img_9206c_20200617150001  奥平屋敷跡にある鳥小屋のセキセイインコ。その後、皆さん関心を失ってしまったようで、あまり話題になりません。1ヶ月ほど前に、あまりにも卵が孵らなかったので、管理人さんが除去されました。その後またすぐに、メスは巣箱に入ったきりになっています。今日もご覧のような様子。オスは近くにいたり、エサを運んで来たりします。中の様子はうかがえませんので、ヒナがいるのかは不明。ヒナの鳴き声は聞こえません。

Img_9212c  貝塚公園では、カワラヒワ。向かって右がヒナで、左は親鳥という気がします。このあと、京町、田町でツバメの巣も見てきImg_3384c_20200617150001 ました。田町の商店にある巣は、この間まで親ツバメがずっといたのですが、今日は不在。近くにも見当たりませんでした。用事に出るつもりでしたから、5分ほど見てきただけ。

Img_3407c  明日、明後日はまた雨模様の天気予報。どうも今ひとつ気合いが入りませんので、仕切り直しをしないといけません(苦笑)。何か画期的なことでもあれば良いのですが、そうそうおいしい話はありませんから、何ごとも自分で、です。テキトー散歩写真家としては、東員町中部公園のアジサイや、万助溜公園のチョウトンボ、蓮などがそろそろ気になります(アジサイはもう遅いかも知れませんが)。しかし、遊ぶことばかりではいけませんでした(微笑)。

2020年6月16日 (火)

カイツブリのヒナ、親の背中に乗る……コアジサシのヒナはいずこ?

Img_2644c_20200616170701  今日も暑くなりました。31.9℃。まだ暑さに体が十分慣れていない感じです。6月7日以来になりますが、長良川河口堰方面へImg_2652c_20200616171301 行ってきました(コアジサシのヒナが誕生……余談はアベノマスク、199万PV達成と江戸橋方面の遠隔授業準備について)。朝のうちは曇っていたのに、次第に晴れてきました。昨日までのように湿度は高くはありませんから、カラッとした暑さです。8時40分に河口堰に到着。残念ながら、サギはまったくいませんし、他の鳥もです。6月7日にいたオカヨシガモはいませんでした。長良川、水量がかなり多いようでした。

Img_9132c_20200616170701  親水広場の西の中洲には、ホオジロのオス。ちょっと遠かったのと、この写真を撮ったらすぐに逃げられましImg_2706c_20200616170701 た(苦笑)。親水広場の北の方には、オオヨシキリ。いつもこのようによく見通しの利くところに出て来て囀っているオオヨシキリがいます。同じ個体かも知れません。

Img_2667c_20200616170701  コアジサシは、今日は5羽。前回(6/7)よりさらに減りました。求愛給餌をImg_2679c_20200616170701 している様子も見られません。あたりを飛んでいるコアジサシもいましたが、小魚をくわえてはいません。

Img_2689c_20200616170701  ハクセキレイ。幼鳥のように見えます。他Img_2719c_20200616170701 には、ツバメのヒナが3羽。右の写真はそのうちの1羽。以上が、今日の河口堰の成果。暑いのにこれだけかよぉ、という気もしますが、まぁ良しとしましょう。

Img_2763c_20200616170701  続いて、某所へ。6月7日にはここにコアジサシのヒナが2羽いましたが、今日はどこにもいません。代わりにコチドリが2Img_9168c_20200616170701 羽。コアジサシは、「2~3日間はメスが抱雛し、オスが餌を運び、その後は雌雄が雛へ1-2ヶ月間、給餌をする。雛は生後、19-20日で飛べるようになる」というのですが、まだ親からエサをもらっている時期だと思うのですが、どうしたのでしょう。コアジサシは普通は、集団で繁殖し、天敵が来ると集団で対抗するのですが、単独で繁殖していましたから、心配です。

Img_2835c  さらに、弥富のM池公園へ。この時期は、もちろん、カイツブリのヒナが狙いです。巣は7つ、大人のカイツブリは9Img_2784c 羽、ヒナは6羽。右は、池の南側で見かけた光景。巣にヒナが1羽。そこへ親がエサとなる小エビのようなものを撮ってきて、まさに子どもに与えようとしているところ。

Img_3216c  ここでは、このシーンを是非とも撮りたかったのです。そうです、ヒナが親カイツブリの背中に乗っているシーンです。今日も、何ヶ所かで挑戦したのですが、遠かったり、逆光だったりして苦労しました。こういうシーンだけで300枚くらい撮ってきました(苦笑)。

Img_3235c  ヒナは巣立ったときには泳げますが、保温や外敵からの保護のためにこうしています。左のImg_3248c 写真は、上の写真の親子。ヒナは、すでに餌を採る練習をしているのか、右の写真のように何かくわえてきて、親に見せているような感じでした。

Img_3074c_20200616170701  良い写真ではありませんが、こちらはきょうだいのようにともに行動していたのですが、大きさがかなり違います。

Img_3025c_20200616170701  という次第で、河口堰、某所そしてM池公園に遠征してきました。コアジサシがいなかったのと、アオサギなどサギが見られなかったのは残念でしたが、カイツブリのヒナが見られ、まぁ満足。最後の写真は、M池公園のアジサイ。

2020年6月15日 (月)

九華公園の珍客とベランダの新住人……メダカの赤ちゃんも生まれました

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 梅雨の中休みで、晴れたかと思うと、最高気温は31.7℃。湿度も高くて蒸し暑い。風は弱いので、参ります(苦笑)。朝は、用事を一つ済ませて、8時半から散歩。いつものコースで、住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、常盤町、寺町と5.9㎞。11時過ぎに帰宅。散歩する人はさほど多くはありませんでした。午後からは定例の歯科検診。特に変わりはなかったのですが、検診のときに虫歯やら見つかりますから、少々ドキドキ。多少アヤシいところはあったものの、セーフ(微笑)。

Img_9091c  さて、九華公園で4年ぶりに遭遇しました。スッポンです。前回は、平成28(2016)年5月2日でした(金魚祭、遠足日和、ハナショウブ咲く……九華公園のキンクロさんたちは帰ったか?)。この時は、野球場南の堀で甲羅干しをしていましたが、今日Img_9094c は、奥平屋敷跡の鳥小屋の西。遠目にもミドリガメとは違うぞと思って、近寄ったら、スッポンでした。

Img_9103c_20200615162901  逃げる様子もなく、元気がないのかと思えました。なぜか鼻提灯をぶら下げたりしていますImg_2584c_20200615162901 (苦笑)。管理人さんが捕獲。全長は約30cmほどに見えました。「料理屋に売れないか?」とか、「ホントにうまいのか?」などなど。私は、もう40年ほど前に一度だけ、スッポン料理店につれていっていただいたことがあります。就職してしばらく経って、恩師から母校の心理学基礎実験演習の授業で心理検査の話をするように依頼されました。その日の夕食として、当時、名古屋ターミナルホテルにあったスッポン料理店でした。招待していただいたのです。ちなみに、このすっぽん、しばらく保管したあと、堀に放すそうです。

Img_2572c_20200615162901  もう一つ、九華公園の話題。ここはその昔、クジャクや烏骨鶏が飼われていた鳥小屋(現在、セキセイインコがいるところとImg_2569c_20200615162901 は別)にして、以前、「九華公園の野鳥たち」「九華公園を楽しく歩こう」「桑名の東海」などのパネルを展示していただいたところ。左の写真で、手前にある柵の内側に、朝顔が植えられました。

Img_2566c_20200615162901  管理会社の事務所(播磨中央公園)で種を買ってきて、蒔いて、芽が出てここまで育ったものを植えたということです。朝顔、うらやましい。昔、ホームセンターで行灯仕立てになったものを買ってきたことがありますが(2016年8月4日:余談ばかりの今日の記事……暑さ故と、ご容赦ください(笑))、ベランダ園芸の仲間に迎え入れたいところ。

Img_9067c_20200615162901  話を戻して、七里の渡し跡の手前で散歩友達Yさんと出会って話をしていたら、上空にトビ。証拠写真ではありますが(苦笑)。こういうのを載せるということは、それだけ鳥がいないということの証(苦笑)。

Img_9084c_20200615171001  九華公園でも、スズメ、ハシブトガラス、ムクドリばかり。スズメは、お食事中。ガのようなもをくわえ、Img_2574c_20200615162901 振り回していました。久しぶりにカワラヒワの姿を捉えました。カワラヒワ、この数日はあまり見かけません。コゲラの鳴き声もしていましたが、姿は見えず。

Img_2582c_20200615162901  九華公園では、土曜日からツツジやサツキの剪定が始まりました。露の時期までには、剪定をしないと、花芽が出て来ます。剪定が遅いと、花芽を刈ってしまうことになりますので、次の年、花が咲かない結果になるのだそうです。貝塚公園は、今回、これで失敗しています。昨秋から、シルバー人材センターから派遣された方が思いっきり切ってしまわれました。ヘビがいたという話があったためかとは思いますが、花芽がすでにできているというのはご存じなかったようでした。

Img_2592c_20200615162901  外周遊歩道の南東にあるキッチン寿さんのところのアジサイ。真っ白から紫へと、徐々に色が変わっていきますので、通るたびに見て、写真を撮ってきます。今日は、写真を撮っImg_9115c_20200615162901 ていたら、小さな小さなカマキリを発見。どの種類のカマキリなのかは、不明。

Img_9117c_20200615171701  常盤町のツバメの巣。修復は終わったようですが、親ツバメの姿は、巣にも、近くにもありませんでした。また見に行くことにします。

Img_9120c  常信寺にまた行ってきました。アジサイもあるのです。ここのアジサイは、足を踏み入れにImg_9123c_20200615163001 くいところにありますので、ズームアップして撮ってみました。こういう感じもいいかもしれません(と相変わらずの自己満足……苦笑)。

Img_9129c_20200615163001  桑名別院の菩提樹。花は散って、実がなり始めていました。いつぞやも書いたと思いますが、仏教では、菩提樹の実は特別な存在として認識されているそうで、この実の数珠を用いると多くの恩恵が得られるとして、多数の仏典の中でも絶賛されていたり、身につけたり、一目見るだけで心が浄化されるほど、強力なものであると考えられていたりするほどといいます。

Img_2636c_20200615162901 Img_2625c_20200615162901  昨日、咲きそうになっているのを見つけたノウゼンカズラ。今日はかなり咲いていました。青空にこの強烈なオレンジ色ですから、まさに夏の花というイメージ。蒸し暑いのはかないませんが、遠隔授業も本格的に始まりますし、研修会も近づいてきます。気合いを入れ直してやらないといけません。と、ノウゼンカズラのオレンジ色を見て、思っています。

Img_2538c  余談。ベランダの新住人。たぶんヌマエビの仲間と思います。大きさから見て、以前、ホームセンターで買ったことのあるミナミヌマエビではなさそうです。出身は家内の実家近くの用水路。愚息が捕まえて持ち帰ってきたのです。片方は、卵を抱いています。メダカ水槽に入れてもよいのですが、「エビ水槽」になってもなぁと思いますので、当分は、エビ水槽を設けて入れておきます。そして、写真は撮れていませんが、睡蓮鉢にメダカの赤ちゃんが1匹泳いでいました。今年は卵を回収せず、そのままにしていました。親が食べてしまうという話もありますが、それならそれでよいと考えたのです。写真は、また近いうちに。

2020年6月14日 (日)

久しぶりにヒバリ、ノウゼンカズラが咲きそう……止み間散歩で、シラサギカヤツリを買ってしまう

 雨模様の1日です。午前中はほぼImg_2349c ずっと降っていましたが、午後は止み間がありました。午前中は、ご相談を承っている方の面談資料作成に着手。ボーッと遊びほうけているようではありますが、合間に仕事も細々と続けています(微笑)。午睡を貪ったあと、ネットで雨雲レーダーを見たら、しばらくは降りそうもありませんでしたので、15時から1時間あまり散歩して来ました。歩かないことには、始まりませんし、収まりません(^_^) 住吉神社から九華公園を一回り、京町、寺町と3.9㎞。午後からでしたが、散歩友達、知人にも計4人出会いました。

Img_2418c_20200614171201  蟠龍櫓東、三の丸水門近くにこんな機械が置いてありました。左の写真で奥が「除草機(バロネス)」、手前が「集草機(ブッImg_2421c_20200614171201 シュカッター)」とありました。このあたりは、国交省の管轄。去年だったか、一昨年だったかも見た記憶があります。機械、なぜか好きです(微笑)。

Img_2441c_20200614171201  高水敷も草が刈られていました。草が刈られると、虫がたくさん出てくるのか、見つけやすくなるのか、ツバメ、スズメ、ムクドリの他、ヒバリも出てきていました。

Img_2436c  左はスズメの幼鳥。刈り残された草に掴まっていました。右は、ヒバリ。ヒバリはこのあたりImg_2445c_20200614171201 にいるのですが、草が伸びて見つけられなかったということです。いやぁ、久しぶりにヒバリが見られました(微笑)。

Img_2450c_20200614171201  九華公園の相撲場です。例年であれば、大相撲名古屋場所で、峰崎部屋が鎮国守国神社に宿舎を設け、ここで朝稽古ををするのですが、今年は東京で名古屋場所を開催しますから、土俵の準備もされませんし(2019年6月 8日 :カルガモくらいしかいません(苦笑))、お相撲さんも来ません。いつものことがないというのは、やはり残念で、淋しい。

Img_2478c Img_2502c_20200614171301  公園内では、スズメとムクドリくらい。シジュウカラの鳴き声も聞こえたものの、姿は見えず。散歩する人はけっこうたくさんいました。アジサイも堪能した気がしますが、クローズアップでも(微笑)。

Img_2512c  寺町商店街北のお宅にあるノウゼンカズラ。花が開きそうになっていました。去年(2019年は、6月17日に咲き始めました。ほぼ同じ頃です(2019年6月17日:巣立ったツバメのヒナ……ノウゼンカズラが咲き始めました)。毎年書いていると思いますが、ノウゼンカズラ、私にとっては夏の花、暑い時期の花というイメージ。梅雨の間ではあるものの、夏が近いと思えます。

Img_2530c  余談。寺町商店街の花屋さんを覗いたら、シラサギカヤツリが売っていました。去年、メダカの睡蓮鉢に入れた、あのシラサギカヤツリです(2019年7月23日:久しぶりの万助溜公園……チョウトンボの動画も、山田溜公園でもチョウトンボ)。6月11日に「常緑性の多年草で、春から秋遅くまでの生育中に途切れることなく次々と花が立ってくるというのに、今年は茎が伸びてきません。ずっと様子を見ていたのですが、とうとう諦めて取り除きました」と書きましたが(2020年6月11日 :梅雨らしい1日で、今日も散歩途中で降られる(苦笑))、今日、見つけて思わず買ってしまったのです。¥280なり。

Img_2501c_20200614171201  今週は歯科検診(無事に済むことを願っています……笑)に、ご相談ケースの面談を予定しています。遠隔授業の準備や、来月の研修会の準備も進めないといけません。

2020年6月13日 (土)

雨読の今日は、ずいぶん久しぶりに仕事

0613amedasc アメダスで見ると、さほどの雨量ではないのですが、ときどき強い雨が降っています。雨雲レーダーを見ると、黄色~オレンジ色に表示された、やや強い雲が直線上に並んでいます。これが通って行くときに強い雨が降るということでしょう。「雨読」の日にして、ずいぶん久しぶり0613cloudc に仕事の日であります。午前中は、来月に依頼されている研修会のプランニング。来週初めには、テーマを連絡しないといけないのです。あれこれ迷って、出席される先生のお一人に相談し、案をまとめていました。

Img_2306c 午後は、早めに昼食を済ませ、菰野へ。先だっての日曜にも書きましたが、この3月からある社会福祉法人の評議員を引き受けました。その評議員会が午後からあったのです。3月は新型コロナウイルス感染症のため、持ち回りになりましたので、会議に行くのは初めて。さらに、きちんとした仕事に行ったのは、江戸橋の非常勤先で後期試験に行った1月22日以来。3月中旬にも一度、市の教育委員会へ行きましたが、それはごく短時間でした。クルマで行ったのですが、途中、市内大山田から大仲新田あたりで大渋滞に巻き込まれ、開始時刻ギリギリになってしまいました(苦笑)。会議は1時間半ほどで終了、4時過ぎに帰宅。ここの施設長の先生は、旧知の間柄。また、先輩の評議員のお一人は最初の勤務先で知り合った方で、何10年ぶりかでお目にかかりました。「九華公園に行ったら、資料に名前があったので、懐かしかった」と言われました(微苦笑)。

Img_2308c  明日も雨の予報。散歩は難しそうですから、おとなしく「雨読」の日の続きということですねぇ。

2020年6月12日 (金)

梅雨らしい1日ながら、「吉日」でした

Img_2175c  梅雨らしい1日でした。降りそうで降らない、ときに晴れ間があるかと思えば、雨が落ちてくるという風で、今日も歩き始めに少し降られました(苦笑)。8時から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、新築公園、常盤町、寺町と5.9㎞。寺町に達するまでに出合った散歩友達は3人と、九華公園の管理人さん1人。9時40分には寺町商店街を通過したのですが、帰宅は11時過ぎ(苦笑)。寺町でOさん(元管理人さんとは別の方、篠笛の名手にして多趣味の人生の達人)、拙宅前でYさんとお目にかかり、ズーッと話をしていたのです。

Img_2187c  九華公園では散歩する人はほとんどありませんでした。鳥も、スズメ、ムクドリ。ムクドリが多数、しかもヒナをつれているムImg_2202c クドリがほとんどで、賑やかでした。スズメも多かったのですが、ヒナは自立しているものが大半。この頃は空が暗く、雨に降られないようにと、いつもなら各駅停車のペースで歩いているのですが、今日は、急行クラス(苦笑)。

Img_2218c_20200612171201  貝塚公園では、コゲラを目撃。チョー証拠写真しか撮れませんでした。貝塚公園でも、散歩友達お二人に出会Img_2239c_20200612171201 いましたが、さほど話はせず。公園めぐりをして、常盤町へ。常盤町は、寺町商店街の西。総合福祉会館があったり、商店もあったりします。ときどき通るのですが、ツバメが巣の修復をしているのを見つけました。ここのお宅は、数年前にもツバメが来ていたのですが、糞が落ちるのを嫌って、巣を壊してしまわれました。その後、毎年一応見ていたのですが、ずっとツバメは来ていませんでした。先週通ったときも巣は壊れたまま。以前来ていたツバメでしょうか、また、晴れ間を見てチェックしなくては(微笑)。

Img_2277c  寺町の常信寺に今日も行ってきました。ヤマボウシなど、もう一度見ようということだったのですが、境内を見回していたImg_2261c_20200612171201 ら、何と、ここにも菩提樹がありました(苦笑)。「見れども見えず」の典型です。桑名別院しかアタマにありませんでしたから、注意が向かなかったのでしょう。虚心坦懐にものごとを見なければなりません。ここは、さまざまな樹木や草花があります。ユリもいろいろな種類がありました。謙虚に勉強しないといけません。いろいろと反省事項があります。アヤシいと思われたら、ご注意くださるようにお願いいたします。

Img_2287c_20200612171201  寺町でOさんに会ったと書きました。Oさんとは、九華公園で篠笛を吹いていらっしゃるところに出くわし、知り合いになりました。私は、音楽や楽器はまったく才能がありませんが、Oさんの多趣味、飄々とした人生の過ごし方にはいろいろと学ばせてもらっています。本もよく読んでおられますし、私と同じように、歴史にも興味をお持ちです。お互いに出逢えた日は、「吉日」と称して楽しんでいるのです。自分の知らないことを教えてもらえたり、会うたびに新しい話題を聞かせてもらえたりする知人は貴重です。

Img_2255c_20200612171201  さて、明日は雨がよく降るという予報ですが、午後、菰野町まで会議に行ってきます。公共交通機関で行くと、最寄りのバス停(四日市駅からこのバス停まで43分)から徒歩30分! トータルでは2時間近くかかりますから、雨の中ではさすがに辛い。クルマの予定。先日出かけた保々駅からさほど遠くありませんから、クルマで我が家からは40分ほどを見込んでいます。

2020年6月11日 (木)

梅雨らしい1日で、今日も散歩途中で降られる(苦笑)

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 梅雨入りして2日目。昨日の雨は未明までにいったん上がりました。朝から雨と思っていたのですが、曇り空。用事を1つ済ませて、8時40分から散歩。今日もまた、九華公園にいる間から雨が落ちてきました。この時期、やむを得ません。貝塚公園は今日もスルーして、京町、寺町とショートカットして、4.7㎞。10時過ぎに帰宅。

Img_2098c_20200611165001  毎日毎日同じことを書いていますが、今日も鳥はいません。スズメ、ムクドリ、カラスくらい。カワラヒワや、コゲラの鳴き声はしたものの、姿は見えず、です(苦笑)。天気のせいか、スズメなども少なく、今日は遊んではもらえませんでした。

Img_2085c_20200611165001  カメは、このところ毎日、数匹が堀から上がってきて、産卵していたり、卵を産む場所を探していたりします。このミドリガメ、奥平屋敷跡への入り口にある花菖蒲園近くで、穴を掘っていたので、見ていたのですが、なぜか卵は産まず、移動。見ていたのがよくなかったのかも知れません。悪いことをしました。

Img_2087c  一方で、カラスは、カメが卵を産んだところを掘り返しています。いつぞや、「カメが卵産みゃあ、カラスがほぜくる」と書きましたが(2020年6月 6日 :今日も真夏日……鳥はおらず、カメの話でお茶を濁す(苦笑))、まさにその現場。よく見ているのか、あるいは、卵を産んだあとを探す能力に長けているのか、分かりませんが。あちこちで掘り返しています。

Img_2104c  本丸跡にある花菖蒲園、今日、見たら、このような掲示が出ていました。花菖蒲まつりは中止されていますので、花菖蒲目当てのお客さんは例年に比べはるかに少ないのですが、それでも楽しみにしてこられる方はあります。が、このような状況ですから、ガッカリされます。掲示内容は、昨年ここを手入れした業者さんの言い分が書かれています。私などは、「本当かいな?」と疑っていますが、そうしておきましょう。観光客、散歩する方などのクレームに対応されるのは、現場にいらっしゃる管理人さんたちです。そのご苦労が偲ばれます。ちなみに、花菖蒲は、桑名市の花ですから、もうちょっと気合いも入れ、お金も出して整備してもらいたいですねぇ。

Img_2135c  帰宅後は、昼食を挟んで、江戸橋方面の非常勤の講義資料、第2回目の分のチェックと修正。対面授業であれば、パワーポイントのスライドも行ったり戻ったりして話ができますが、遠隔授業では、それぞれにきちんと説明して、始めから終わりまで進める必要があります。それ故、話す内容をよく考えつつ、スライドの内容もチェックし、修正しています。内容を見直すのに、よい機会が与えられたと考えることにしました。

Img_2157c  ベランダ園芸その他。万年青は、新しい芽が出て、それがグングンと伸びてきています(左の写真)。梅雨の時期は高温多湿を避けるためImg_2159c 特に注意して、雨の当たらない場所に置くようにということですから、場所を移動しなくてはなりません。サギソウは、お陰様で今年も順調の様子。今のところ元気です。このまま行けるよう、水やりに注意しましょう。

Img_2163c_20200611172001  睡蓮鉢。熱帯スイレンは、葉っぱはたくさん出てきたものの、つぼみが見当たりません。昨年6月5日に買ってきたのですが(2019年6月5日:江戸橋での仕事は試験を除くと、折り返し点……メダカの睡蓮鉢に熱帯スイレンを導入しました)、その時は、つぼみが2つあって、翌日には2つとも咲いたのですが、どうなっているのでしょう。月1回くらい肥料が必要といいます。先月までは肥料をやっていたのですが、肥料のストックがありません。探してこなくては。睡蓮鉢には、去年7月、シラサギカヤツリを入れたのですが(2019年7月23日:久しぶりの万助溜公園……チョウトンボの動画も、山田溜公園でもチョウトンボ)、常緑性の多年草で、春から秋遅くまでの生育中に途切れることなく次々と花が立ってくるというのに、今年は茎が伸びてきません。ずっと様子を見ていたのですが、とうとう諦めて取り除きました。背の高い水生植物があると景色が違って見えますから、また何かを探してこようと思います。寺町の花屋さんに最近、トクサを売っているのですが、シラサギカヤツリより大きくて、ちょっと不釣り合いかという気がしています。

Img_2152c  明日は、いったん雨が上がって曇りの予報。降らなければ散歩のつもりですが、授業資料の準備と、土曜日の会議資料を予習しないといけません。写真は、我が家近くの玉重橋のたもとに咲いていたランタナです。

2020年6月10日 (水)

梅雨入りかぁ……イソヒヨドリのオス、アジサイ

Img_2047c_20200610164601  今日、東海地方は梅雨入りしたとみられるという発表がありました。去年に比べ3日、平年に比べると2日遅くなっています。これから先1カ月は鬱陶しい日々が続きます。昨日の時点では、朝から雨という予報でしたが、ご覧のような空でしたから、いつものように散歩して来ました。途中、九華公園にいるとき、小雨が落ちてきたのですが、また晴れてきました。8時スタート、住吉神社、九華公園、内堀公園、京町、新築公園、寺町と6.1㎞。冒頭の写真は、桑名七里の渡し公園。

Img_1936c  鳥は、いうまでもなく、ほとんどいません。スズメ、ムクドリが目立ち、ハクセキレイ、ドバト、キジバトなどもいるという感Img_1943c じ。コゲラ、今日も鳴き声は聞けたものの、姿は見られず。

Img_1950c  散歩友達と話していたら、上記のように、小雨が落ちてきましたので、「これは撤退かなぁ」Img_1954c と貝塚公園をパスして、外周遊歩道を歩いて、京町へ向かったのですが、途中でアゲハ。くるりと一回転。花が回ったのについていったということのようでした。

Img_1965c  歴史を語る公園の手前でまた青空が出て来ましたから、内堀公園、新築公園と足を伸ばして、距離稼ぎ(苦笑)。途中、京橋町あたりでイソヒヨドリの鳴き声。オス、メスが道を1本挟んでいました。オスは小屋の上や電柱に、メスは民家の庭。メスは撮れませんでしたが、オスは証拠写真。

Img_1977c  その近く、新築町でアジサイ。ここのアジサイ、毎年、写真を撮って載せていると思いますが、花の色が面白Img_1980c_20200610164601 い。まず、確か同じ木から出ているにもかかわらず、花の色が微妙に違うのです。

Img_1981c_20200610164601  さらに、上右の写真で中央奥に写っている花、1つの花でも微妙に色合いが異なっています。一昨日の記事に書きましたように(2020年6月 8日:今日は「裏」にこだわります……花菖蒲の花を裏から覗き、市民大学郷土史学科のテーマは「歴史を裏から見る」)、土は同じところですから、花の色素が時間とともに変化しているためかと思います。

Img_2005c_20200610170901  寺町では、桑名別院本統寺で菩提樹の花を見てきましたが、すでに満開を過ぎたところでした。今年は見逃さなくてよかったと思います。高田派の常信寺には、この季節もいろいろな花が咲いています。左は、ヤマボウシ。確かここあったような気がして、見に行ったという次第。ただ、ちょっと遅かったのか、花が傷んできていました。自分の記憶強化のために載せておきます(微笑)。このほかにもありますが、まだ調べていません。

Img_2039c_20200610164501  田町交差点にある眼科医院のところでは、アガパンサスが咲き始めていました。さわやかな感じがする花ですから、これからImg_2042c_20200610164601 の季節には最適かなという気がします。田町の商店にあるツバメの巣では、今日も親ツバメが巣に就いていました。この巣の親ツバメ、いつ見てもマジメに巣にいる気がします。

Img_2045c_20200610164601  桑名七里の渡し公園。生コン車もやってきて、建物の基礎工事が進んでいました。公園の南Img_2052c_20200610164601 東エリアです。昔は、ここにおおぜきという釣り具屋さんがありました。

Img_2059c_20200610164501  オマケ。ソメイヨシノにも実がなり、「サクランボ」と言っていいのかとか、食べられるかという話題を書きました。最近、あのマイソメイヨシノ(左の写真)や、散歩コースのソメイヨシノを見ているのですが、実がありません。5月の半ば頃、けっこう実が落ちていましたので、あれでオシマイだったのかも知れません。桑の実は、この間水辺の楽校で食べてみましたが、ソメイヨシノの実を食べるのは、来年に持ち越しのようです。

Img_2030c  江戸橋方面の非常勤、今日は2回目の遠隔授業講習会でしたが、これもパス。夕方メールが来て、「文書ファイル、音声データが視聴可能か確認するため、6月15日までに第1回講義の文書ファイルと音声データをアップロードしてください」ということでした。すでに準備はしてありますから、後ほどアップロードすることにします。2回目以降の分も少しずつやらないといけません。梅雨入りして、しばらく本格的な散歩は難しそうですから、ちょうどよい(苦笑)。

2020年6月 9日 (火)

「われと来て 遊べや親から 離れたスズメ(字余り)」

Img_1886c_20200609175701  明日は朝から雨という予報で、いよいよ梅雨入りですねぇ。鬱陶しい季節と思うと、気分も滅入ります。梅雨入り前の晴れ、今日も今日とて散歩であります。遠征も考えましたが、明日から雨というのを考えてしっかり歩こうと思い、8時20分から11時頃まで、いつもと若干パターンを変えて、住吉神社、七里の渡し跡、蟠龍櫓から北大手橋、歌行燈本店、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、田町、三崎通と6.1㎞。これくらい歩くと、歩いたという気分になります。

Img_1764c_20200609175901  蟠龍櫓。揖斐川に面した方から撮った写真。「蟠龍」とは、天に昇る前のうずくまった状態の龍のことです。龍は水を司る聖獣として中国では寺院や廟などの装飾モチーフとして使われています。蟠龍櫓についても、航海の守護神としてここに据えられたものと考えられています。

Img_1768c_20200609175901  北大手橋。「大手門」は城の正門。桑名城の着た大手門につながる橋。お城があった頃と同じ場所にかかっています。右に図を示しました。これは、「大鏡院様時代桑名Kitaoote 郭内地図」である。 大鏡院様は、松平定綱(桑名藩主在位は、寛永12(1635)~慶安4(1651)年)。桑名市博物館で開催された「徳川四天王の城-桑名城絵図展-」から採ったもの。右上に「北大手橋」とあります。蟠龍櫓はその右下(南東)、北大手橋の右(東)には七里の渡。北大手橋を渡ると東海道。橋の南側は、枡形になっていますが、これは今でも残っています。左の写真をご覧いただくとお分かりになると思います。ちなみに、赤丸のあたりに歌行燈本店があります(ただし、「志満や」として営業を始めたのは、明治10(1877)年。なお、江戸時代はもちろん木橋でした(今は、石&コンクリート)

Img_1777c_20200609183101  橋には、桑名を描いた浮世絵があります。このあたりの堀の石垣は、昔のものが残っているのですが、ボートなどが係留されていて、景観はちょっとどうかという感じ(私が桑名に来た頃(平成5(1993)年3月)には、すでにボートなどがありました)。観光で売り出すなら、マジメに対策を採ってもらいたいと思います。

Img_1779c_20200609175901  北大手橋を渡ると、旧東海道に出ます。左の写真は七里の渡し跡方面、右は、大袈裟にいえば、京方向。歌Img_1782c 行燈本店、料亭柿安、春日神社、歴史を語る公園、京町と続きます。右の写真の中央あたりに歌行燈本店があります。その手前の三叉路が、東海道と美濃街道の追分。今年の3月1日には、勝手にハイキングでここから下深谷まで歩いたスタート地点でした(2020年3月1日:20200301勝手に養老鉄道ハイキング「桑名の美濃街道を歩く」(川口町~下深谷)(予告編))。

Img_1785c_20200609175801  さてまたまた、歌行燈本店のアジサイ。懲りておりません(苦笑)。といいますか、鳥がいませんので、被写体が限られるのImg_1799c_20200609175801 です。そういえば、ズーッと長い間、歌行燈本店に食事をしに来ていません。前を通り、アジサイを見て通過するだけ(苦笑)。我が家は、昔からさほど外食にはこだわりがないということもあります。外食しないというルールがあるワケではありません。行くときは行きますが、普段は、家で食べるというだけです。

Img_1842c_20200609175801  九華公園には8時50分に到着。このところ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラスくらいしかいませんが、今日は奥平屋敷跡でハクセキレイを撮れました。ハクセキレイは、春先からあまり見なくなっていました。たぶん繁殖のためよそへ行っていたのでしょう。5月終わり頃から、ときどき姿を見るようになっています。

Img_1860c_20200609175701  そして、コゲラ。鳴き声はときどき聞いていましたが、姿を見るのは久しぶり。今年は巣穴を見つけ、営巣するかと期待したのですが、それはなりませんでした。相撲場近くの高い木の上にペアでやって来ていました。上の方の何かを気にしています。

Img_8971c  やむなく、スズメをよく見ることにしました。こちらは、九華公園の北門を入ったところにある四阿の近く。このあたりでスズメがよく砂浴びをしている、いわば「砂浴びスポット」。たくさんのスズメが利用するためか、ご覧のように、かなり深い穴になっています。土質が砂浴びに最適なのでしょう。こればかりは、われわれが試してみるわけにもいきませんが……(微笑)。

Img_8976c  その四阿で休んでいたら、ときどきスズメがやって来ます。おやつに持っていたバウムクーヘンをちぎって与えてみました。Img_9005c 寄ってくるスズメと、そうでないスズメとに分かれます。スズメは人が住むところの周りにいますが、人には警戒しているようです。左の写真は大人のスズメ、右は今年生まれの幼鳥。嘴の端っこに黄色い部分が見えています。ということで、今日の散歩はスズメに遊んでもらいに行ったようなもの(微笑)。小林一茶の俳句、「われと来て 遊べや親の ない雀」が思い浮かびます。親のないスズメではありませんが、もう親から自立を迫られ、独り立ちしたスズメでしょう。

Img_9047c_20200609192401  九華公園の野球場の南、カメがよく甲羅干しをしているところを眺めていたら、珍しい魚がいました。たぶんサヨリだと思います。沿岸の海面近くに生息する細長い魚で、刺身、寿司だね、椀だね、天ぷら、塩焼き、干物などに料理され、白身の高級魚として扱われます。「捕まれてくればよかったのに」とおっしゃる方がおありかも知れませんが、さすがに魚を捕まえるような準備はしていません(苦笑)。それに、もう少しきれいな水のところにいれば、食欲も湧きますが、ここではちょっとねぇ。揖斐川から水を入れていますから、それで入ってきたのでしょう。ここで、サヨリを見たのは、長い散歩生活で初めて。

Img_1891c  午後からは、昨日の歴史講座の復習に勤しんでいました。講師の大塚先生が毎回、年表を作ってくださっているので、大変参考になります。今回は、昨日も書きましたが、「歴史を裏から見る」がテーマで、昨日は明智光秀の話(次回に続いています)。興味津々。小さいことからコツコツと、ではありませんが、地道に復習しましょう。江戸橋方面の非常勤先からは、郵便で連絡。個人的には、メールや、Webサイトでの告知でも十分と思います。前期授業、遠隔授業、後期授業などの連絡や、「6月22日から当面の間、遠隔にて講義をしながら、受講者数や座席配置、教室配分等を勘案しながら、遠隔授業から対面授業へと順次切り替えていく」ということでした。この時期、専任教員の先生方、とくに学長や学生部長など重要な職責を担っていらっしゃる先生方にはさぞご苦労がおありと拝察します。モットー通り「淡々と飽きもせず……」の精神で、取り敢えずは遠隔授業の準備を進めることにします。

2020年6月 8日 (月)

今日は「裏」にこだわります……花菖蒲の花を裏から覗き、市民大学郷土史学科のテーマは「歴史を裏から見る」

Img_1731c_20200608165401  今週水曜か木曜には梅雨入りするだろうという予報ですが、今日も暑い(苦笑)。気温は29.6℃に留まりましたが、午前中は風もなく、空も真夏のような空でとても暑く感じました。公園を散歩する人もほとんど見当たりません。8時から住吉神社、歌行燈本店、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町近く、田町、三崎通と歩いてきましたが、出合った散歩友達などは、3組4人のみでした。皆さん「暑いなぁ」「先が思いやられる」「マスクをしていると余計に暑い」という話ばかり。午後からは、予定通り、くわな市民大学郷土史学科での講義に行ってきました。

Img_1675c_20200608165401  歌行燈本店のアジサイ、いよいよ盛りを迎えました。お近くの方、見に行かれるのであれば、まさに今が最適Img_1678c と思います。

Img_8942c  九華公園には、スズメ、ドバト、ムクドリしかいません。傷ついたヒドリガImg_1728c_20200608165401 モのオスも、ここ数日、姿が見られません。本丸跡の花菖蒲園の脇にいたのですが、このあたりの草刈りが行われた前後からいなくなりました。柿安コミュニティパークの堀にもいませんので、どこに行ったかは不明。

Img_1716c  奥平屋敷跡への入り口にある花菖蒲園。ここがもっともよく咲いています。ただ、以前とは違って、花がらを摘まないので、遠景はよいものの、近景になると、咲き終わった花が写り込んでしまうので、いけません。

Img_1698c  そこで、遊んでみました。花菖蒲園には侵入していません。柵から身を乗り出して、カメラを差し出して撮った写真。テキトーに撮っています(微笑)。裏側から見た花菖蒲の花です。いつものパターンを花菖蒲に応用しただけですが、結構面白い(と、これは自画自賛)。

Img_1704c_20200608165401  こちらは、たぶん原種の野花菖蒲。かなり印象が違います。普通は、花を下から覗くなどとImg_1708c いうことはしないでしょうから。太陽の当たり具合など、気にしているとこういう写真を撮れるところがありませんから、それもまたテキトー。「テキトー散歩写真」というジャンルでも開拓しようかと思うくらい(調子に乗りすぎ)。

Img_1687c Img_1691c_20200608165401  九華公園、アジサイはあまりありません。管理事務所の南あたりと、外周の遊歩道沿いに少し(こちらは、周囲のお宅に住んでいる方が植えられたものと思います)。これら2枚は、管理事務所南のところで撮ったもの。「七変化」ということばでアジサイの花の色の変化が喩えられます。よく知られているのは、土の酸性度によって色が異なる現象ですが、それ以外にも「老化現象」ともいわれる現象で花の色が、時間の経過にともなって変わることもあるそうです。老化といってよいのかどうか分かりませんが、花の色素が時間につれて変化することが、アナベルやヤマアジサイであるといいます(こちら)。

Img_8953c_20200608165401  ツバメの巣は、田町にある商店の巣で親がいました。京町の呉服屋さんの巣、ときどき親ツバメがいたのですが、ここ1週間ほどは見なくなりました。どこかで二番仔に挑戦してくれないでしょうかねぇ。

Dscn2913c  午後からは、最初に書きましたように、くわな市民大学郷土史学科での講義がパブリックセンターで今日かDscn2914c ら開講。当初は5月開講でしたが、ご多分に漏れず、新型コロナウィルスのため1ヶ月延期されていたのです。密にならないよう、机、椅子の配置が工夫されて、マスク着用などの対策。13時半から2時間。途中、休憩時間に窓を全開で換気。

Img_1753c  今年のテーマは、「歴史を裏から見る」です。裏側にこそ真実が隠れている」と思います。「歴史は勝者が作る」「疑ってかかれ歴史書」「信用度の高いものは、当時発行された古文書や第三者の日記」ということ。「公家は、儀式や人付き合いが多いので、行事の時に何を着たか、誰にどういう贈り物をしたかなどをきちんと覚えておかないと、恥をかくことになるので、日記をきちんとつけた」のだそうです。その中に朝廷に伝わってきたことも書かれているのです。もちろん、伝聞もありますから注意は必要なのですが、何が起きたかは確認できるということ。今日は、本能寺の変のお話し。NHKの大河ドラマ「麒麟が来る」は、昨日、桶狭間の戦いで中断となりましたが、明智光秀は、生年やら父親やら出自からしてよく分からず、諸説入り乱れています。光秀の時代、よほど高い地位の人であれば、出身地や生年月日ははっきりしているのですが、そうでなければよく分からないそうです。光秀は、本能寺の変で信長を討ったがために超有名になって、皆が注目するのですが、豊臣秀吉でも、生年には複数の説があるそうです。12月まで全7回の講義、楽しみです。今年は、きちんとその日のうちに復習をしようと思っています(学生達にも復習しろといっている立場上、率先して模範を示さないと……苦笑)。

2020年6月 7日 (日)

コアジサシのヒナが誕生……余談はアベノマスク、199万PV達成と江戸橋方面の遠隔授業準備について

Img_1619c_20200607174301  一段と暑くなり、32.2℃。もう真夏です(苦笑)。午前中、長良川河口堰、水辺の楽校など長島方面へプチ遠征してきましたが、暑いこと。日当たりを歩いているとクラクラしそうでした。いきなり7月並の暑さでは、体の調節が追いついて行かない気がします。マジメに熱中症に気をつけないといけません。冒頭の写真は、水辺の楽校にて。南国に来たかのような写真です。

Img_1476c_20200607174301  某所にて、コアジサシが1組営巣していると何度か書きましたが、ついにヒナが誕生していました。左の写真Img_1492c_20200607174301 で、親の下に何かがいるのが分かります。30mくらい先でしょうか。超望遠コンデジ写真です。3羽という情報もいただいたのですが、2羽のように見えます。

Img_1541c  親はエサを運んで来ていました。結構広いところに、この親子1組で、無事に繁殖するか心配していましたが、ヒナの誕生までは来ました。跡は、ヒナが元気に育ってくれるのを願っています。

Img_1355c  そのコアジサシ、長良川河口堰では、今日も親水広場の方の監視塔のところに10羽ほどがやって来ていました。河口堰には8時25分に着いて、親水広場には8時45分頃に行ったのですが、コアジサシたち、8時50分頃、一斉に飛び立って、伊勢大橋を越えて東の方へ飛び去ってしまいました。この方角のどこかに繁殖地があるのか、どうか。気になります。

Img_1236c_20200607174201  さて、その長良川河口堰。サギは、着いたときにアオサギが1羽、なばなの里方向に飛んで行ったのみ。カワウだけが魚道あたImg_1227c りにいました。魚道観察室が開いていないかと期待したのですが、まだ「当分の間の間(と書いてあります)」閉鎖中でした。まぁ、コサギなども魚道にはいませんでしたから、いいのですが、残念。

Img_1417c_20200607174201  管理橋の西側まで行くと、カモが1羽。先日も見かけたオカヨシガモと思われます(2020年5月26日:長良川河口堰でオオヨシキリ【鳥名について付記しました(5/27)】)。冬鳥としてやって来るカモですから、何らかの理由で帰らなかった/帰れなかったと思われます。

Img_1279c_20200607174201  管理橋の西の端から真南、中洲の切れ目に立つオレンジ色の柱には、たぶんダイサギ。他にはカワウもいましたし、柱の根元にはカルガモの姿もありました。

Img_1317c_20200607174201  親水広場では、ホオジロのオスが囀っていました。ちょっと枝が被った写真ですが……。他Img_8708c_20200607181101 には、カワラヒワ。たぶんヒナでしょう。

Img_1398c  中洲からは、相変わらずオオヨシキリの鳴き声が賑やかに聞こえてきます。いつも、親水広場の北の端から西方によく見えるところにオオヨシキリが1羽います。同じオオヨシキリのような気がしますが、もちろん確認はできません。

Img_1445c  管理橋を東に戻る途中、後ろからスゴい勢いでサイクリスト集団。8人ほど(このあとからも走ってこられました)。今日は、ウォーキングしていたのは、私の他に3人。サイクリストはこのグループを含め10人以上に遭遇。自転車をゲットすると、車で来なくても、わりと楽に河口堰まで来られるかも知れません。

Img_1579c_20200607174301  このあと、コアジサシの営巣を見に行ったのですが、すぐ近くでケリ3羽。1羽(右の写真)はヒナかな? という気もすImg_1583c_20200607174301 るのですが、大きさには違いはなし。今ひとつ、はっきりせず。

Img_1620c  さらに、今日もまた水辺の楽校へ。暑い中、草刈り作業が行われていましImg_1613c_20200607174301 た。先日、キジの鳴き声を聞いたあたりもすっかりきれいになっていました。この間とは別のところから、キジの鳴き声は聞こえたのですが、1回のみ。今日も遭えず仕舞い。

Img_8888c_20200607174201  ウグイスの鳴き声は今日もあちこちから聞こえていましたが、姿は見えず。一通り回って来たものの、これといった鳥の写真は撮れず。暑さが余計に身に応えます。途中、猛禽が頭上を舞っていました。先日、ここにチュウヒの巣があるのではないかという話を聞いたので、期待したのですが、これはトビですねぇ。ということで、河口堰と水辺の学校では、暑い中合計4.5㎞ほどを歩いてきました。

Img_1215c_20200607182101  余談その1。「アベノマスク」、我が家にもようやく届きました(昨日、夕方届いたようです)。あちこちで散々話題になっていますので、今さら取り上げる意味はありませんが、会議で言えば「報告事項」です(苦笑)。実物に接しての私のイメージは、やはり「小学校の給食当番のマスク」です。とくに申し上げることは、他にはありません。

200607access  余談その2。お陰様で、今日、このブログのページビューが199万アクセスを越えました。このところ、毎日150PV前後で推移しています。緊急事態宣言がでていた間は、このブログも、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」もアクセスが増えていました。5月には、このブログの方は、1日あたり平均170PV、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」の方は、何と1日平均200アクセスと本家以上に大繁盛。感謝申し上げます。お知らせにも書いてありますが、ココログの容量制限のため、2005年10月26日のブログ開始当初から2014年12月末までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」にあります(こちらの本家からは削除しました)。 このココログの本家「猫の欠伸研究室」には、2015年1月以降の記事を残してあります。2015年1月から2020年5月31日までの記事は、両方にあります。気の向くままの勝手な内容を垂れ流しておりますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

Converter  余談が続き、その3。江戸橋方面の非常勤、今日は、遠隔授業の第1回用のファイルを用意しました。「ネット番ラジオ講座」というイメージです。授業資料はpdf、音声ファイルはmp3と指定されています。音声ファイルの約60分については3つに分割。pdfファイル、音声ファイルとも1ファイルあたりの容量は、5MB以内という制限があります。pdfの方はFoxit PDF Printer(Foxit Readerという無料アプリに付属)でつくると、かなり小さいファイルになります(WordやPowerpointで「pdfで保存」を選ぶと、なぜかかなり膨大なサイズになってしまいます)。音声ファイルは、Windowsに付属するボイスレコーダーというアプリで録音しましたが、デフォルトではビットレートが175kbpsのようで、1時間の音声ファイルが80MB程度になってしまいます(m4aファイル形式)。「音声データ(mp3) は音質を下げて(ビットレート固定で 24kbps を推奨)、データ量を5MB 以内にしたもの」と指示されていますので、サイズを小さくするため、online Audio Converterというweb上の無料サービスを使いました。これで音声ファイルはいずれも5MB未満になりました。次に、私がやる作業は、ファイルを聞き直して、聞き取りにくくないかを確認する必要があります。online Audio Converterでは、詳細設定を選んでも、ビットレートは32kb、サンプルレートは32000khzが最低になります。しかし、音声ファイルの指定サイズは何とかクリアしていますから、まぁいいかと思っています。あとは、試しにアップして、チェックをクリアしないといけません。実際の遠隔授業では、共有フォルダにアップした授業資料と音声ファイルの共有設定をして、学生諸君にメールでそれを通知する必要があります。このあたり、ちょっと手間がかかるという次第。出席、課題への回答、質問などもすべてGoogle Formというアプリの世話になります。これで、たぶん説明会(6/10)に行く必要はないのですが、説明会に行くと、交通費&手当がもらえるようで、気になります(微笑)。

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 明日(6/8)は、くわな市民大学郷土史学科での講義の初日。何も連絡がありませんから、予定通り午後、開催されるはず。今年のテーマは「歴史を裏から見る」です。裏側にこそ真実があるという考え方もありますから、興味深い。その他、土曜日(6/13)には評議員を引き受けたある社会福祉法人の評議員会が午後からあります。3月は新型コロナウイルス感染症のため、持ち回りになりましたので、会議に行くのは初めて。菰野まで出かけます。写真は、九華公園のアジサイ(6/6撮影)。

2020年6月 6日 (土)

今日も真夏日……鳥はおらず、カメの話でお茶を濁す(苦笑)

Img_1099c  今日は雲は多かったものの、またもや真夏日でした(13時46分に30.8℃)。けっこう堪えます(苦笑)。留守番中ですので、一通り家のことを済ませ、8時過ぎから散歩。住吉神社、歌行燈本店、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町、桑名別院、田町、三崎通と回って、6.1㎞。けっこう汗をかき、途中でスポーツドリンクを買って飲んだくらい。冒頭の写真は、揖斐川右岸の堤防から見た揖斐川、揖斐長良川の中洲、長良川河口堰方面。中洲からは、オオヨシキリの鳴き声がよく聞こえてきます。

Img_1138c_20200606171401  今日もまた、歌行燈本店のアジサイを見てきました(微笑)。左は全景。かなり咲いて来ていて、楽しめます。入り口の右手側がImg_1122c_20200606171401 もっともよく咲いています。近くの方は、お出かけになることをお勧めします。

Img_1112c_20200606171401  こちらは、私が気に入ったものをピックアップして撮ったもの。アジサイの品種はたくさんあImg_1117c_20200606171401 り、よく分かりませんが(調べればよいのですが、ちょっと余裕なし)、左はヤマアジサイか、ガクアジサイの系統でしょうか。右はホンアジサイか、西洋アジサイか。詳しい方がいらっしゃったら、是非ご教示ください(と書いて、楽をしようと思っています)。

Img_8597c_20200606173201  九華公園には8時20分到着。今日は、鳥はスズメか、ムクドリしかいません。他にはハシボソガラス。コゲラやカワラヒワの鳴Img_1163c_20200606171401 き声も少しだけ聞こえました。そうそう、最近、またハクセキレイの姿が見られるようになってきています。繁殖期が終わって、再登場という感じ。

Img_8562c_20200606171401  ミドリガメ達は、今日もあちこちを歩いています。こちらは、奥平屋敷跡で見たミドリガImg_8568c_20200606171401 メ。木の根を前に戸惑っていましたが、脇目も振らず、山越え谷越えではありませんが、乗り越えて直進していきました。かようにミドリガメ達は苦労して、産卵に向かうのですが……。

Img_1179c  今日は、九華公園内のあちこちでこのようなシーンを見つけました。これ、ミドリガメの卵の殻です。鶏の卵の殻は固いのですが、これはもうちょっと柔らかいものです。カラスが突いて食べた痕跡です。「権兵衛が種まきゃ、カラスがほぜくる」という「種まき権兵衛」の話がありますが(これは、ちなみに、三重県紀北町に伝わる話で、種まき権兵衛の里という観光施設があります)、九華公園では「カメが卵産みゃあ、カラスがほぜくる」であります。まぁ、カラスがほじってしまわないと、九華公園の堀はミドリガメで溢れると思います。

Img_8601c_20200606171401  ミドリガメ達、いろいろなシーンに登場し、格好の被写体を提供してくれるのですが、いかせん小さい。右は、飲料自販機のImg_1192c_20200606171401 前に来たところ。

Img_8587c  こちらのワンちゃん、実は私の散歩友達なのですが(私を見つけると寄って来て、お腹を撫でてくれと寝転がるのです)、ミドリガメがとても気になっています。九華公園に散歩に来ると、堀沿いを歩いてミドリガメを探して行くのです。今日は、上陸しているのを見つけて、大コーフン。

Img_1161c_20200606171401  花菖蒲、フツーに撮っても面白くないので、遊んでみました。といっても、上から見るか、クローズアップImg_8555c_20200606171401 にするかくらいしかありませんが。花菖蒲園に入れば、下から見上げたショットも可能ですが、さすがにそこまでやるとルール違反。

Img_8637c  貝塚公園も、九華公園同様、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラスくらい。京町の呉服屋さんのツバメの巣には、親の姿はありませんでした。田町の商店では、北側の巣に親が就いていました。次はここでヒナが孵るはず。

Img_1196c_20200606171501  留守番中ですから、家事をする他、仕事もボチボチ進めています。この間に、江戸橋方面の非常勤の遠隔授業の準備も進めたいと思うものの、なかなか。1回目の授業の音声ファイルをつくりたいと思ってはいますが、期待通りに進みますか? 今日は、寺町商店街知人Oさんに遭遇。私より一回り上でいらっしゃいますが、毎日のように散歩しておられます。ご関心が広く、いつもいろいろと教えられています。

 

2020年6月 5日 (金)

コウホネは見つけられず……東員町・中部公園のアジサイもまだ早く、三岐鉄道保々駅で俄撮り鉄(苦笑)

Img_0951c  暑い日が続きますが、今日は真夏日になりました(30.2℃)。7月並の暑さで、参ります。昨日、散歩友達のご夫婦から、四日市方面でコウホネがあるところを教えてもらいました。考えた挙げ句、「やはり行ってこよう」と思い立ち、出かけてきました。場所はこちら三岐鉄道三岐線の保々駅近く。帰りに東員町の中部公園にも寄ってこようということで、クルマで。我が家からは30分ほど。駅に無料駐車場がありますので、そこにクルマを入れて現地を歩いてチェック。

Img_0962c_20200605175401  しかしながら、教えていただいたあたりを1.5㎞ほど歩いて回っても、コウホネらしい植物は見当たりません。ご覧のような景Img_1013c_20200605175401 色で、川には雑草やら葭らしき植物が生い茂ってしまっていました。散歩友達は、何年か前に見に来られ、「その時は地元の方が手入れをしておられ、見事だった。カルガモの親子もいた」といわれたのですが……。ネットで検索すると、数年前の情報ですが、「ホタルなどが生息するとてもきれいな川です。川には、たくさんの植物が生え、水はとても澄んでいます」とあります。年月を経て、状況が変わってしまったのでしょうか、あるいは、私が場所を勘違いした?? リサーチのし直しが必要。

Img_0988c_20200605175401  最初に書きましたように、出かけたところは、保々駅の近く。保々駅には、車両区・施設区・コントロールセImg_1005c ンターが置かれて、三岐線の運転の上では中心的な駅です。ということで、「俄撮り鉄」(笑)。何も予習していませんでしたので、「赤電」が来たものの、ポジションが悪くて証拠写真以下で掲載却下(苦笑)。

Img_1027c  駅舎を見に行ったら、入り口の飲料自販機の上にツバメが止まっていました.近くにいっても逃げませんでしImg_8470c たので、記念に1枚。フレンドリーなツバメかと思ったら、ちょっと違うようでした。

Img_8485c_20200605175401  駅名の看板の奥で、巣の工事中でした。なかなか苦労しているようで、泥をつけた跡が点々と続いていました。それにしても、この体勢で壁にしがみつきながら、泥をつけて巣をつくる苦労は並大抵ではなさそうです。

Img_1031c  30分あまりで撤退。東員町の中部公園へ。クルマで10分あまり。中部公園へは、5月28日以来(5月28日:東員町で公園めぐり……中部公園、神田池公園、万助溜公園)。水景苑の周りにアジサイが植えられていて、咲きそろうと見事な景色になります。前回は早すぎましたが、そろそろよいかと思ったのですが、まだでした(残念)。

Img_1036c  一昨年は6月11日に来ていますが(2018年6月11日:東員町の中部公園と万助溜公園へ……アジサイを楽しみ、チョウトンボをチラッと見る)、このときはちょうど満開で、見応えがありました。去年は、6月24日で、ちょっと遅かった(2019年6月Img_1061c_20200605175501 24日:ヤバい公園を巡って(笑)……鳥取神社のイヌナシも見てきました)。やはり、来週半ばくらいが良さそうです。

Img_8531c  せっかく来ましたので、蒸し暑かったものの、公園内を一回り。2㎞は歩けます。スズメ、ムクドリ、カワラヒワがよくいますが、今日はモズを発見。公園南東側のあたり。ただし、証拠写真もよいところ(苦笑)。2羽で互いに牽制し合っている感じでした。

Img_8515c_20200605184001  管理事務所の隣のトイレのところにツバメの巣があります。廻りや、管理事務所のあたりをツバメが何羽も飛び交ってはいるものの、巣にはいないようです。もう第1回の繁殖を終えたのかも知れませんが、見るのは今日で2回目ですから、分かりません。

Img_1074c_20200605175501  ツバメの写真を撮ってきたのですが、パソコンで見て、ビックリ&ニヤリ。左の写真のツバImg_8544c_20200605184401 メさん、蜘蛛の巣にまみれていました。写真にも写っていますが、背後の壁に蜘蛛の巣が見えます。飛び回っているうちに蜘蛛の巣に絡んだのでしょうが、笑えました。右の写真のツバメさんは、嘴に泥が付いています。どこかで巣作りをしているのでしょうか。

Img_1081c_20200605175501  という次第で、四日市&東員町方面へ遠征。帰りに万助溜公園にも立ち寄りたいと思ったのですが、時間切れ。仕事の方は、現在ご相談をいただいている方の報告書のとりまとめの最終段階。ご本人の困り事にどのようにお答えしようか、あれこれ考えています。江戸橋方面の非常勤の遠隔授業、今日は説明会がありましたが、先日送られてきた説明で理解できたと思っていますので、今日はパス。来週初めに資料をつくり、アップロードしてみようと思っています。それがうまく行かなければ、6月10日にもう1回ある説明会に行こうと思っています。週末は留守番の予定ですから、その間に仕事を進めなくては。そうそう、来週月曜(6/8)は、いよいよくわな市民大学郷土史学科の講義が始まる予定。一昨年のまとめが中断していますが、それはまた、江戸橋方面の遠隔授業が軌道に乗ってからと思っています。それにしても、手際や能率が悪くなっているのに、我ながらイヤになります(苦笑)。

2020年6月 4日 (木)

桑名市博物館で「東海のポスター創世記」展を見る

Img_0788c  今日も28℃を超えました。川沿いは多少風があってよいのですが、公園の中に入ると風が通らないところもあって、だんだんと本格的な「散歩=修行」シーズンが近いことを実感します。朝、用事を1つ済ませて、8時半に散歩をスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園からくわなし博物館を経て、京町、寺町と5.6㎞。2時間半あまり。博物館には30分ほど滞在。

Img_0908c_20200604165401  まずは、桑名市博物館の話。6月2日から再開されました。これもまた、私の「待ってました」の一つ。先日も書きましたが、春の企画展「東海のポスター創世記 神内生一郎-画家として、デザイナーとして-」が6月28日まで開催されています(本来でしたら、5月23日からスタートでした)。高校生以上は¥150。展覧会のポスターに使われているのは、神内生一郎がデザインした「濱乙女」のポスター。

Toukaiposter1c  神内生一郎(かみうち・せいいちろう/1895ー1977)は、東海地方の広告デザインの草分け的存在でした(とはいえ、よく知Toukaiposter2c っているわけではありません。10数年前にも桑名市博物館で、小林研三さんとの展覧会があったような気がします)。神内生一郎は、図案制作を生業とする人が名古屋にはほとんどいなかった大正初期から、東海企業の商品宣伝や海外輸出向けポスター、学習ノートの表紙などの多種多様なデザインを制作していたといいます。そのデザインからは、宣伝する対象を主張しつつも決して押し付けはしない、親しみやすさや温かさを感じることができます。神内生一郎は油彩画も描き、東海美術協会会員でもありました。この展覧会では、氏のデザイナーと画家という二つの顔が紹介されています。

Toukaiposter4c  2階の展示室では中止された「刀剣幻想曲」で展示される予定だった刀剣の一部(収蔵刀剣展)や涼やかなガラス作品の展示(人に寄り添うガラスのかたち)もあわせて開かれていました。「短刀 銘 村正」など七振が見られます。ガラス作品は、昭和以降につくられた「現代ガラス」で動植物がモチーフになっています。カワセミをモチーフにしたものもあり、興味深く見てきました。

Img_0894c_20200604165401  1階ロビーには、毎回のことですが、1点だけ写真撮影可の作品があります。今回は、「短Img_0905c_20200604165401 刀 無銘(伝村正)」。室町時代末期のものとされ、無銘の短刀です。しかし、鞘書きに「某神社奉納之品之永正村正銘消」とあり、村正作として伝わったと思われています。刀、よく分かるわけではありませんが、村正には吸い込まれそうな気がします。

20200524170551  博物館での余談。展覧会のポスターが、新型コロナウィルス感染症の蔓延で各地の博物館に送ることができなかったということで、自由にお持ち帰りくださいと置いていただいてありました。1部、ありがたく頂戴してきました。

Img_0781c_20200604165401  さて、散歩の方ですが、鳥は、スズメ、ムクドリ、ドバト、カワラヒワ、ハシボソガラスくらいしかいません(苦笑)。スズメたちは、ヒナを自立させたようで、親がヒナを連れているところは見ません。左の写真は、成鳥のスズメが砂浴びをしているところ。

Img_0856c_20200604165401  九華公園には、スズメが好んで砂浴びをするところが何ヶ所かあります。左の写真は、スズImg_0858c_20200604165401 メが砂浴びを終えて出て来たところ。スズメの左側に凹んだところがありますが、ここに入れ替わりやって来て砂浴びします。右は、この近くにある別の砂浴びスポット。かなり掘れています。

Img_0807c_20200604165401  花菖蒲は、今が盛りでしょう。奥平屋敷跡への入り口の花菖蒲園がもっとも勢いがあり、見事です。ただ、難点は、ここは品種別には植わっておらず、名札がないことです。そうなりますと、私などはもうお手上げ(苦笑)。

Img_0805c  パターンを変えるべく、こんな写真やら、あんな写真やら。花菖蒲園の中には入れませんので、残念ながImg_0811c_20200604165401 ら、あの「下から見上げるパターン」の写真は撮れません。今日は、超望遠コンデジ鹿持っておらず、ピントがちょっと甘いかも。

Img_0880c  アジサイでは、下から見上げてみました。ただ、これもこうやって撮れるところが限られています。九華公園の外周遊歩道の南あたりにて撮りました。

 ところで今日は、散歩友達のご夫婦から、四日市方面でコウホネがあるところを教えてもらいました。数年前には、カイツブリやカルガモも子育てしていたといいます。これは面白そうです。が、仕事の見通しをつけないといけませんねえ。

2020年6月 3日 (水)

桑名別院で菩提樹の花が咲き始めました

Img_0688c_20200603165701  午後は雲が広がってきましたが、午前中はよく晴れ、陽が当たるところを歩いていると、けっこう蒸し暑く感じました。先日かImg_0699c ら「見逃すといけない」と思って、1日おきくらいに桑名別院本統寺に立ち寄って菩提樹を見ています。その菩提樹の花、今日、咲き始めていました。見て、写真を撮っていたら、お墓参りに来たという女性が、「菩提樹ですね。ようやく咲き始めましたね」といって行かれました。楽しみにしている方、多いようです。ちなみに、お釈迦様がその下で「悟りを開いた」といわれ、お寺によく植えられているのですが、お釈迦様が実際に悟りを開いたのは「インド菩提樹」という別の種類だそうです。

Img_0554c_20200603165701  さて、散歩は、8時過ぎからいつものコース+α。住吉神社、七里の渡し跡から江戸町・歌行燈本店、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、新築公園、寺町、田町、三崎通と6.8㎞。よく歩きました。昨日、定例の内科受診に行ったら、主治医&同級生S氏から、「夏も歩くのか? 今年は暑いといっているから、徐々に慣らさないといけないぞ」と注意されました。暑いのは慣れていますが、今年はマスクをして歩くことも多いので、要注意です(とここに書いて、自覚を促しています……微苦笑)。

Img_0556c  鳥も少ない時期で、花も限られていますから、ワンパターンになりがち(苦笑)。3~5枚目は、歌行燈本店のアジサイ。だんだImg_0572c んと花が増えてきています。アジサイの品種や、名前にほとんどこだわらず、見栄えのよいところをテキトーに撮ってきているだけです。近くの方、そろそろ見頃です(微笑)。

Img_0628c_20200603165701  九華公園では、スズメとムクドリくらいしかいません。コゲラやカワラヒワの鳴き声はするのですが、姿は見えません。巣立って、飛行訓練に来ていたツバメのヒナも1羽のみ。あのヒドリガモのオスは、姿が見えませんでした。

Img_0606c  花菖蒲はそれなりに咲いています。散歩友達の中には、「市役所に写真を送って、情けないImg_0610c 状態だが、知っているか?」と聞けという人も複数ありますが、やりません。朝日丸跡の石垣の破損、修理の経緯から、いうだけ無駄というのがよく分かりましたから。

Img_0669c  貝塚公園も静かでした。ハシボソガラス、スズメ、ムクドリくらい(苦笑)。京町のお宅のツバメの巣。ごImg_0741c_20200603165701 覧のように空っぽでした(左の写真)。一昨日以降、巣立ったのでしょう。ずっと見ていただけにちょっと淋しい。呉服屋さんの巣は、今日は私が見たときは不在。右は、田町の商店の巣。北側の巣に親がいました。

Img_0656c_20200603165701  ほとんど余談。桑名市シルバー人材センターの脇を歩きます。しばらく中断していましたImg_0659c_20200603165701 が、「新鮮野菜直売」が復活。毎週水曜日。8時半から1時間駐車場で開催。その後、玄関ロビーにも品物が並べてあり、売り切れ次第終了のようです。会員の方がつくられたものです。右の写真、左端をよくご覧ください。「布製マスク回収BOX」という明るいブルーの箱がありました。「布製マスクの寄附をお願いします」と書かれています。「布製マスク」とありますから、「アベノマスク」ではないと思いますが……。ちなみに、今日までのところ、我が家にはまだアベノマスクは届いていません(市内でも、届いた地区はあるそうです)。

2020年6月 2日 (火)

カイツブリのヒナと、アオサギのヒナ……M池公園とサギ山へ県境を越えて

Img_0425c Img_0525c_20200602171801  三重県では昨日から、愛知、岐阜への移動自粛要請が解除されました。「待ってました」とばかりになりますが(待っていたのは事実です)、早速、弥富まで出かけました。M池公園と、弥富野鳥園の近くのサギ山の様子を見てきたという次第。M池公園には、「公園利用のお願い」として「①少人数 ②すいている時間・場所 ③人と人との距離を適切に」とありますが、芝桜の季節以外、何かイベントでもなければ人が集まるところではありません。今日も、10名ほどの人がいたくらい。サギ山で他の人と一緒になったのは、ずいぶん以前にブロ友のひらいさんとご一緒したときと、2月11日に野鳥園で出遭った女性が「サギ山を見たい」とおっしゃったので、案内したとき(パンダガモと、サギ山確認@弥富……確定申告は無事終了)の2回のみ。

Img_0224c_20200602171501  まずは、M池公園。8時50分到着、1時間あまり滞在。ここでこの時期といえば、カイツブリの営巣やヒナ。それにしても、夏のような空で、歩いているとかなり暑い。桑名では今日は、最高気温29.2℃でしたが、体感的には30℃を超えていた気がします。ここは、遊水池の廻りが散策コース(一周約2キロ)になっていて、私以外の皆さんは、ウォーキングやジョギングに勤しんでおられました。私が1周する間に、3周くらい歩いた方もあります。あんなに真面目には歩けません。きょろきょろしていますし、立ち止まって眺めたり、写真を撮ったりしていますから。

Img_0234c  カイツブリは、6ヶ所で営巣中。歩き始めてすぐに、カイツブリのヒナ1羽を見つけました。もう孵っていたのImg_0372c_20200602173701 です。一周しても見つけられたのは、この1羽。もう親の背中には乗っておらず、自分で泳いでいました。カイツブリは、孵化後1週間くらいで巣から外に出ます(こちら)。

Img_0360c  しかし、まだエサは自分では採れないようで、親からもらっていました。エサの採り方などを教えられ、およそ60~70日で追われるように、自立を促されるそうです。

Img_0337c_20200602171601  他の巣でも親が巣に就いていました。どの巣も、岸の散策コースからは遠く、巣に卵があるかどうかは確認できませんでした。毎年の観察結果からも、繁殖シーズンであることは間違いありませんから、これからたくさん、ヒナが見られると思います。

Img_0339c_20200602171701  その一方で、まだ巣材を運んできているカップルもありました。一方の親鳥は巣に就いていましたから、すでに卵はあるのでImg_0343c はないかと思います。ここのカイツブリは、たぶん管理者の方が入れた発泡スチロールを利用して巣をつくっています。普通は、水辺近くの水生植物や杭などに水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣をつくるといわれます。

Img_8236c  カイツブリの他にいたのは、カワウ。そして、コアジサシが1羽だけ飛来。遠かったので、残念ながら、証拠Img_0288c 写真(苦笑)。公園の北の端でオスのモズ。カイツブリとその日名を確認できましたので、久しぶりの県外遠征の前半は成功(微笑)。

Img_8363c_20200602171901  続いて、弥富野鳥園にクルマを置いて、近くのサギ山へ。近くまで行くと、目の前を通る湾Img_8398c_20200602174901 岸高速や県道を通行するトラックの音に混じって、サギの鳴き声が聞こえてきますし、上空には何羽も飛び交っていました。県道を挟んで南側から見ていますが、見えている範囲では100羽ほど。アオサギが7~8割で、残りがダイサギ。あとで写真を載せますが、ホシゴイも1羽混じっていました。

 ここには1月下旬からまずはアオサギが集まってきます。2月11日に来たときにはアオサギのカップルは何組かおり、巣もつくられていましたImg_0438c Img_0454c_20200602171801 が、さすがに繁殖はまだ。3月12日には、アオサギが巣に就いているのが見られました(M池公園にミコアイサは見当たらず、サギ山はそれなりの賑わい……野鳥園もアクアプラザながらも魚道観察室も「休園」)。今日は、ざっと見ると、孵ってすぐという感じのヒナは見当たりませんでした。ご覧のように、オッサンみたいなヒナがほとんど。アオサギは、抱卵期間は23~28日、ヒナは孵化してから50~55日で巣立つといいます(こちら)。

Img_8308c_20200602175501  こちらの写真の手前にいるヒナたちは、まだ幼いように見えます。もう少しいろいろなニチレイのヒナが見られた方が面白かったのですが、贅沢はいえません。

Img_8328c Img_8341c_20200602171901  ここも、まだ巣材を運んできて、巣をつくっているカップルがありました。巣材を見つけ、運んでくるのはオス。巣をつくるのはメス。

Img_8428c  上にも書きましたが、ホシゴイが1羽混じっていました。色模様はどう見てもホシゴイ。ただし、目は赤く、成鳥(ゴイサギ)に近い感じ。ゴイサギは成熟するのに3年というのですが、このホシゴイさん、ここに来るのはまだ早いんじゃないの?

Img_0299c  ということで、県境を越えてのバードウォッチングは3月12日以来。バードウォッチングなどは、趣味の領域ですから、まさImg_0303c に不要不急のこと。ただし、私の場合は、ウォーキングも兼ねていますので、健康保持目的もあります(などと屁理屈、講釈をこねていますが)。体調には十分に気をつけ、3密にならないよう配慮しながら、細々と続けたいと思っています。写真は、M池公園のアジサイ。

2020年6月 1日 (月)

九華公園で巣立ってきたツバメのヒナ

Img_0030c_20200601171401  新型コロナウイルス感染症の影響もあってウロウロしているうちに、もう6月になりました。地元の小中学校も今日から、ほぼ平常通りに登校になっています。来週は市民大学郷土史学科も始まるはずですし、再来週には今年になって引き受けた社会福祉法人の会議もあります。江戸橋方面の非常勤も遠隔授業が始まることになっています。気合いを入れ直して、ふんどしを締め直してことに当たらなければなりません。

Img_0042c_20200601171401  終日、ほぼ薄曇りでした。8時過ぎから3時間、住吉神社、歌行燈本店、九華公園、貝塚公園、入江葭町、京町、寺町、桑名別Img_0040c_20200601172301 院、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と6.1㎞を歩いてきました。けっこう蒸し暑く、多少汗をかくくらい。冒頭から3枚の写真は、歌行燈本店のアジサイ。かなり咲いてきました。実にいろいろの種類があって、楽しませてもらえます。

Img_0086c_20200601171501  九華公園の花菖蒲も、かなり咲きました。奥平屋敷跡への入り口にある花菖蒲園がもっともよく咲いています。ここは、一昨年、株分け、植え替えなどを行ったところ(前の管理会社のKMI桑名が実施)。予定では、次に管理事務所南の花菖蒲園の手入れをするはずだったそうですが、管理形態と管理会社が変わり、それは実施されず、今日に至っています。

Img_0070c_20200601171501  九華公園でもアジサイが咲き始めました。管理事務所のすぐ南あたりにあります。散歩友達のWさんが、Img_0073c_20200601171501 「小学生の夏休みの宿題か? 観察日記でも書くといい」と冷やかしますが、負けずに、懲りずに写真を撮ります(苦笑)。

Img_0117c_20200601171501 Img_8042c_20200601171501  吉之丸堀の上を通る電線に巣立ってきたツバメのヒナが来ていました。全部で4羽。1つのファミリーのようで、親がエサを運んで来て与えたり、空中でエサを渡したり。毎年見られる光景ですが、飛行訓練を兼ねていると思います。エサを渡すところを何とか撮ろうと粘ったのですが、難しい(苦笑)。かろうじて見られる写真は右のものくらい。もっとも上にいるのが親で、したの2羽がヒナ。まん中のヒナが、トンボらしきものを受け取っています。

Img_8013c_20200601171601  このほか、鳥は少なかったのですが、ムクドリのヒナらしき鳥を見ました。他は、ドバト、スズメくらい。コゲラ、カワラヒImg_8005c_20200601173101 ワの鳴き声は聞いたものの、姿は見えず。ミドリガメは、今日もまたあちこちに上がってきて、穴を掘り、卵を産んでいきます。先日も書きましたが、今年はカラスが掘り返して、卵を食べてしまうというところを見ていません。

Img_8090c_20200601171601  あのヒドリガモは、いつもの堀端某所にいます。今のところは元気そうですが、やはり左の翼は変形したまImg_8070c_20200601173301 ま。これでは飛べません。夏を無事に越せるか、気になるところ。今日はパンくずを持っていって、与えてみたら、勢いよくやって来て食べていました。

Img_0126c_20200601171501  貝塚公園は静かでした。ヒヨドリ、カワラヒワの声が少ししたくらい。見つけたのは、シオカラトンボの交尾。このまま飛んだりもします。ただ、貝塚公園には池や水路はあるものの、水は入っていません。卵を産むところがないので、どうするのでしょう?

Img_8146c_20200601171601  ツバメの巣も一回りしてきました。左は、京町のお宅の巣。当初5羽だったヒナは3羽に減Img_0138c りましたが、この3羽は無事に育っています。かなりツバメらしくなってきました。巣立つまでにはもう1週間~10日ほどかかると思います。右は呉服屋さんの巣。ここには3箇所の巣があり、先日はもっとも奥を使っていたのに、この1週間ほどは手前の巣に親が就いています。

Img_0173c  こちらは、田町の商店の巣。巣は2ヶ所あります。最初に南側の巣でヒナが誕生したのですが、翌日くらいにはいなくなり、巣も一部壊れていました。今日は、北側にある巣に親がいました。同じ親ツバメかどうかは分かりませんが、無事に卵を温め、ヒナを孵してほしいものです。

Img_0132c_20200601171501  市博物館にも立ち寄って来ました。ヒナがいなくなってから、親は来なくなっています。博物館も、明日から再開され、春の企画展「東海のポスター創世記」が6月28日まで開催されます。館蔵作品の中から、東海地方の広告デザインの草分け的存在であった神内生一郎(かみうち・せいいちろう/1895ー1977)の業績が紹介されます。2階の展示室では中止された「刀剣幻想曲」で展示される予定だった刀剣の一部や涼やかなガラス作品の展示もあわせて開かれるそうですから、是非見てこようと思います。ただし、発熱などの症状がみられる場合は来館を控えるよう呼びかけられています。

Img_0184c  船津屋や、七里のわたし湯の西、我が家からもほど近いお宅でしばらく前から改築工事が行われていました。人は住んでいないようでしたので、何をするのか気になっていたのですが、今日よく見たら、「一日一組限定(4名まで)の一棟貸しホテル」がオープンするという掲示が出ていました。七里の渡し跡に「まちやど桑名宿」というところがありますが、似たような宿泊施設なのかと思います。

Img_0198c  もう一つ、ローカルネタ。桑名七里の渡し公園では年度が替わって工事が再開されたと以前、書きました。建物の基礎工事をImg_0200c しているようです。木曽三川公園のサイトに、「Park-PFI制度を活用してる物販・カフェ・飲食等を提供する便益施設の整備・維持管理・運営を一体的に行って頂く事業者」を募集というのが載っていましたから、ようやくこれができそうです。工事期間は9月30日まで。

Img_8164c_20200601171601  冒頭に書きましたように、早くも6月。もろもろ延期やら中止やらになって、メリハリのない生活を送ってきImg_0177c ましたが、気合いを入れ直してやらねばなりません(微苦笑)。

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  • 木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)

    木村幹: 国立大学教授のお仕事 ――とある部局長のホンネ (ちくま新書)
    未だにこういう本を手にするということは、過去の仕事に未練があるのか、と思われそうです。確かに、健康問題がためとはいえ、定年のはるか前にリタイアせざるを得ませんでしたので、未練がまったくないとはいえません。部局長になったことはありませんでしたが、副学部長に相当する立場や、大学の評議員、セクハラマニュアル作成や、セクハラ実態調査を実施する責任者にはなりました。故に、1つの部局内だけではなく、全学的な立場での仕事も経験しました。ごく小さな研究会の会長をしたこともありますし、いくつかの学会で査読委員も依頼されたこともあります。自慢を書いているのではなく、この本の著者の経験と似たような経験もしてきたということです。世間でもたれている大学の教員のイメージは、著者が書いておられるように、実態に即したものというより、先入観がかなり先行したものと思います。現実には、多岐にわたり、大量の仕事、それも本来の業務である教育研究以外の仕事が占める比率が、年々高まっています。われわれが学生だった頃は、まさに古き良き時代でした。独法化されて以降は、教員受難時代といえるかも知れません。日本人は、大学に限らず、小中校ともに、教員に過剰に期待し、酷使していると私は考えています。専門性を尊重し、それが発揮できるような環境条件を整えてこそ、国も民も栄えるような気がします。大学の教員がどのような人達で、どのように働いているかを理解するには、好著と思います。 (★★★★)

  • デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]

    デジタルカメラマガジン編集部: デジタルカメラマガジン 2025年5月号[雑誌]
    ブロ友さんから教えていただきました。昔は、書店でよく立ち読みしていた雑誌です。2025年5月号の特集は、「野鳥撮影超入門ガイド」。内容はもちろん参考になることがたくさんありますが、載っている野鳥の写真がどれもきれいで、驚くくらい。これを眺めているだけでも楽しめるかも知れません。これで¥1,200なら、安い買い物といえるでしょう。 (★★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)