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2020年5月12日 (火)

再び、コアジサシ

Img_7373c  昨日より雲が多く、気温は26.3℃ですが、蒸し暑い感じがします。朝、用事を済ませたその足で、長良川河口堰へ行ってきました。5月5日に歩いて行って以来です(2020年5月 5日:コアジサシの季節)。コアジサシが気になって再び見に行ったという次第(微笑)。点検作業などをする職員や業者の方の他は、ウォーキングする人が二人。いつもながら空いています。

Img_5694c  東側の魚道、上流側では、前回とは打って変わって、コサギとアオサギが1羽ずつ。少し離れた場所に陣取っImg_5701c_20200512152001 て、漁に熱中。いつもなら、管理橋の上から覗くだけで逃げるのですが、今日は、こちらにはまったく無関心。よほどお腹が空いていたのでしょうか。獲物は小魚で、アオサギにはかなりもの足らないように思います。コサギのメモとはピンク色で繁殖期のようですが、アオサギにはその兆候は見られません。

Img_5394c_20200512151701  東側の魚道、下流には、カワウたちとコサギが2羽。こちらにいるコサギも、目元や足元がピンク色です。前回の時も書きましたが、繁殖期なのにこのあたりでウロウロしていてよいのか?と思います。

Img_5431c_20200512151701  管理橋の中程から西側では、コアジサシたちが盛んにダイビングして、魚を捕っています。例によって、「下手Img_5452c_20200512151701 な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で撮って、比較的マシな写真をセレクトしています(微苦笑)。ダイビングが見られたこともよかったのですが、これなら前回と同じく、河口堰の西側にコアジサシが集まっているのではないかという期待も高まります。

Img_7494c_20200512151901  親水広場に降りて、河口堰の西側・上流側にある監視塔のところへ。オスたちは、河口堰の下流側から入れ替わり立ち代わりやって来ます。コアジサシの数は、少なくとも30羽。けっこう賑やかです。

Img_7422c_20200512151801 Img_7449c_20200512151801  オスが小魚をメスに渡してプロポーズします(求愛給餌)が、見ていると、前回同様、必ずしもうまく行かないケースがたくさんあるようでした。30分近く見ていたのですが、これら2枚の写真にありますように、餌をとってきたものの、渡す相手がいないのか、目指す相手が振り向いてくれないのか、小魚をくわえたまま「どうしよう?」という表情でいるように見えます。

Img_5518c  100mほど先ですので、肉眼でははっきりとは確認できませんが、写真で見る限り、メスにうまく求愛給餌ができたシーンFa5a63d7 は、この左の写真のペアのみ。2014年5月27日に、ここ河口堰の東側で右のような写真を撮っていますが(2014年5月27日:コアジサシの求愛給餌シーン)、これに匹敵するものをもう一度、と思っているのですが、なかなか難しい。ちなみに、この写真は、同年6月の中日新聞三重版の「アングル」という写真投稿コーナに採用していただきました。

Img_7474c_20200512151801  このほか、親水広場で見た鳥たち。まずは、キアシシギ。全長は約25cm、旅鳥。シベリア北東部やカムチャツカ半島などで繁殖し、冬季は東南アジア、ニューギニア、オーストラリアに渡りをおこない越冬しますから、北へ帰る途中。近づいても逃げませんでしたが、よく見ると、片足しかないのかも知れません。

Img_7526c_20200512151901  コチドリ。たいてい1羽がいます。他には、ハクセキレイ。ハクセキレイは、管理橋の上などにもいますし、Img_5588c_20200512151901 親水広場のアユの孵化試験をする水路あたりにも複数いることがよくあります。

Img_5592c  帰り道、アオサギもいました。このほか、イソシギ1羽、トビとカラスのバトルシーン、オオヨシキリなども見たのですが、あいにくシャッターチャンスを逃してしまいました。とくにオオヨシキリは、今シーズン初見でしたので、残念(揖斐長良川の中洲から鳴き声は聞こえてくるのですが)。さらにカワラヒワ、スズメもいました。このあと、臨駐も2ヶ所回って来ましたが、ヒバリを1羽見たのみ。ケリも、コアジサシもいませんでした。

Img_7602c_20200512160101  河口堰で歩いたのは、2.8㎞ほど。少し歩き足りませんでしたから、桑名七里の渡し公園から揖斐川の堤防に出て住吉神社にImg_7606c_20200512160101 お参りしてきました。これでプラス1.8㎞。桑名七里の渡し公園では、小さなお子さん連れのお母さん方が3組。初めて虫取りをするという男の子もいて、思わず応援。見事アゲハチョウをゲット(その後、お母さんにいわれてリリース)。増設部分では、年度替わりで止まっていた工事が再開されるようでした。今年度こそ、建物などができるのでしょう。

Img_7611c  住吉神社にある休憩所からの眺め。鳥居は二の鳥居。向こうに見えているのが、長良川河口堰。住吉神社の社殿は、この左手。御祭神は、底筒之男命(そこつつのおのみこと;中筒男(なかつつのおの)命と表筒男(うわつつのおの)命とあわせて住吉大神とされる。航海の神)、中筒之男命、表筒之男命、息長帯日売命(おきながたらしひめのみこと;神功皇后)、倉稲魂命(うかのみたまのみこと;穀物神。近くにあった玉重稲荷を合祀しています)。江戸時代、住吉浦は廻船の舟溜まりで、全国から多数の廻船業者が集まっていました。航海の安全を祈り、正徳5(1715)年に住吉大社から勧請してこの住吉神社が建立されています。平成15(2003)年に揖斐川防潮堤が高潮対策として回収整備されたため、社殿は新しく建て替えられました。

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