御衣黄、ベゴニアガーデンそして押し寿司……藤が丘デザイン公園となばなの里へ
強風の1日です。5~6m/sほどの北西の風が続いています。最大風速は8m/sを超え、風がまともに当たると寒い。花見にも、バードウォッチングにもあまり適さない日ですが、そろそろ御衣黃、鬱金が咲いているであろうということ、また、なばなの里の招待券をいただいたのですが、明日から当分の間休業ということで、そちらへ。どちらへかといいますと、藤が丘デザイン公園と、なばなの里へ行ってきたという次第。
朝一番に用事を済ませ、そのまま車で藤が丘デザイン公園へ。我が家からは車で15分ほどのところにあります。例年ですと、けっこう賑わっていて、駐車スペースがさほど広くないので、遅いと車が止められないのですが、今日は8時半過ぎについたこともあって楽勝。小高い丘になっていて、その頂上に「ジャックとつたの木」という展望台があり、夜景スポットにもなっています。
まずはこちら。花弁は厚目で、外側に反っており、緑色が濃いので、御衣黃(ぎょいこう)と思います。緑の
花が咲く桜があると知って、いろいろ調べた結果、ここ藤が丘デザイン公園にあることが分かったのが、3年前(2017年4月18日 :御衣黄を見に行く……コアジサシ営巣地と、長良川河口堰もチェック)。それ以来、毎年見に来ています。知っている限りで、この公園内には5本ほどあります。御衣黃はもともと、京都の仁和寺で生み出されたといいます(諸説あり)。
もう1種類、というかもう1品種。こちらにも「御衣黃」という表示があるのですが、これはたぶん鬱金(うこん)ではないかと
思っています。東京の荒川堤で栽培されていた品種です。淡黄緑色の花色が、ウコンという植物の根茎を使って染めた色(鬱金色)に似ていることからこの名がついたといわれます。御衣黄とは系統的に近縁だそうで、御衣黄の枝変わりによって鬱金型の花を咲かせる枝を生じた例も発見されているといいます。
小高いところにあるベンチに座って、御衣黃を眺めていたら、どこかで見た人がやって来ました(微笑)。畏友・M氏です。お互いに「ヘンなオッサンがいるな」と挨拶。しばし、歓談。散歩でこの公園をよく歩くのだそうです。いや、それにしても偶然でした。
この公園には、御衣黃の他、ソメイヨシノ、しだれ桜、八重桜などさまざまな桜があります。品種が違うことは分かりますが、何という名前花までは分からない/知らない桜も多いので、参ります。
Mさんと話していたこともあって、藤が丘デザイン公園には1時間あまり滞
在。続いて、なばなの里へ移動。車で15分あまり。家内の知人から招待券(ベゴニアガーデン入場券付き)をいただいたのですが、明日から当分の間休業ということを知り、「それ行け!」ということにしたのです。白状しますと、自分で入場料金を払って入ったのは数えるほどしかありません(苦笑)。年間パスポートを購入することも考えたのですが、それほど頻繁に来るか自信がなく、未だ手に入れていません(実質無料になっておトクなのですが)。今日は、イルミネーション開催中ですので、入場料金は本来、¥2,300円(¥1,000分 金券付)。
「明日から休みなら、混んでいるんじゃないか」というMさんの予想を見事裏切って(私は、お客さんはかなり少ないと読んでいました)、閑散としていました。確実にスタッフの方の方が多かったのです。植物の手入れの他、明日からの休業に向けて準備している方もたくさんいらっしゃいました。
今日の主たる目的は、こちらのベゴニアガーデン。ここは、なばなの里入場料金とは、別に
入館料が¥1,000かかるのです。ベゴニアをはじめ、世界各国から集めた数百種・1万2千株の絢爛たる花々が4棟からなる大温室なのです。何と、ここを独り占めで見てこられました(微笑)。他のお客さんにはまったく出会わなかったのです。
贅沢な体験でした。1万2千株あるという謳い文句の通りで、実にたくさんの花があります。本当なら、一つずつ名前を確か
めてじっくり見てくるとよかったのでしょうが、あまりにもたくさんあり過ぎて、目移りするというか、ついつい興奮して足の運びが早くなってしまいました。写真だけはあちこちで撮りまくった、という感じ(苦笑)。
今から考えると、もったいないことをしたと反省していますが、後悔先に立たずとはよくいったもの。ま
ぁ、我が家から揖斐・長良川を挟んで見えるところにありますから、その気になれば伊勢大橋を渡って、いつでも行けますから。
ベゴニアガーデンを出て、花ひろばへ。13,000坪の広さがあり、季節によっていろいろな
花が見られます。3月~5月上旬にかけてはチューリップや春の花々となっています。展望台もあり、ここにあがれば花ひろばが一望できますが、今日は、展望台に上がっている人はゼロ。何となく気後れがして、上がらず仕舞い。花ひろばの南には、あの巨大な「イルミネーション」があります。今シーズンのテーマは、「さくら~SAKURA~」でしたが、5月6日までの予定でしたから、今晩が最後でしょう。
花ひろばへ行くところには、イルミネーションが始まる頃、地元のテレビニュースなどによく登場するイル
ミネーションのトンネルがあります。毎日、ここで点灯式があるのです。他には、右の写真のようなところも。今日は、風が強かったものの、よく晴れていたので、花もきれいで、気持ちよく過ごせました。
その他いくつかの写真を。左の写真は、花ひろばの北側エリアにて。チューリップと桜のコ
ラボ写真。右は、「アイランド富士」の写真。ただし、今日は動いていませんでした。地上45メートルまで展望台が上がり、さらに頂上では、展望台が360度回転するのです(¥500)。ナガシマスパーランドや、中部国際空港セントレア、名古屋市街地から、アルプスなどの山々まで見えるはずで、一度は乗ってみたいと思っています。
1時間あまり過ごして、土産にと思って、安永餅のなばなの里限定「さくら安永餅」がないかと探し、聞いたのですが、「今日は、通常商品のみです」ということでした(画像は、なばなの里のサイトからお借りしました)。これだけお客さんが少ないと、そもそもつくらなかったのでしょう。残念。
なばなの里にも緑色の花が咲く桜があります。観光バスなどが入るC駐車場の西側の歩道沿いにあります。去年までは御衣黃と思っていたのですが、今日改めてよく見ると、鬱金ではないかと考え直しました。3本ほどあります。
このあとは、なばなの里にある花市場へ。ここは4月20日から当分、休業。熱帯スイレンの肥料が欲しかったのですが、それはまだ時期的に早かったのか、見当たらず。あの箱寿司(押し寿司)をゲットして帰ってきました。桑名市長島町の郷土料理ということですが、小生の生まれ故郷でも祭りの時などによくつくってもらいました。ときどき食べたくなるのです。
ということで、強風の中、御衣黃、鬱金を見て、なばなの里へ。押し寿司をゲットして、プチ遠征は無事終了。仕事も忘れずに地道に取り組んでおります。明日は、またいつも通りの散歩へと思っています。
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コメント
makoさん、おはようございます。
ネモフィラ、きれいでしたが、なばなの里も今日から当分は休みということで、残念ですね。
なばなの里そのものは、屋外の施設で、感染リスクは高くはないと思いますが、移動その他を自粛ではやむを得ませんね。
昨日も、本文に書きましたように、スタッフの方の数の方が多かったくらい閑散としていました。
さくら安永餅、食べてみたかったのですが、土産物売り場にもお客さんはおらず、あれではつくっても売れません。
投稿: mamekichi | 2020年4月15日 (水) 07時22分
ネモフィラが見ごろだということをホームページで。
こんばんは。
あら、残念です、今年もネモフィラだけは撮りたいと思っていたのですが。
今日までだったんですね。
どのみち今日はいけなかったんですが。
イルミがゴールデンウィークまでの延長になったのは、
当初よりも赤字になったので延長になったとか。
コロナ騒ぎはなばなの里でもあったと最初のころから聞いていました。
なので、二の足を踏んでいました。
飲食さえしなければいいかとも思っていましたが。
この先、バラ園もダメですね。
さくら安永餅、なばな限定なんですね。
これも残念です ^^;
投稿: mako | 2020年4月14日 (火) 21時55分
ミリオンさん、こんばんは。
なばなの里、明日から休業ということで、「それなら今日行くしかない」と思って行ってきました。
もっとも、無料の招待券をいただいたためですが(苦笑)。
屋外の施設なら、あまり神経質になる必要はないように思いますが、万一ということなのでしょうね。
しかし、残念。
ベゴニアガーデンは、本当に素晴らしいところでした。
水に浮かべてあるところは、ゆっくりと水が流れ、花もユラユラと動いていきますので、しばし見とれていました。
花ひろばにあった、あの小さな青い花がネモフィラだそうですね(よく分かっていませんでした)。
きれいでした。
新型コロナウイルス、早く収まって、いつも通りの生活が戻るといいですね。
投稿: mamekichi | 2020年4月14日 (火) 20時26分
こんばんは、なばなの里のイルミネーションが5月まであるのに、
新型コロナウイルスのせいで今夜限りは残念ですね。
ベゴニアは沢山咲いてて圧巻ですね、水に浮かべてあるのも綺麗です。
CMで今は花ひろばにネモフィラが綺麗だそうですね。
青い花が密集して咲いてるのは綺麗ですね、見てみたかったです。
投稿: ミリオン | 2020年4月14日 (火) 19時55分